20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 21:51:26.64 ID:Hhhi1HzW0
真姫「……花陽」
確かに大変で、おまけに凄惨でした。
それでもこうして生きているなら、また元の日常に戻ることができるはず。
犯人だって左腕を失っているんですから、好き勝手することなんて──
花陽「あっ──」
できる。
普通の人間なら、腕を切り落とされた時点で致命傷です。
ですが、もし私の眼が間違っていなかったとすれば。
──あれが、本物の化物だとしたら。
まだ生きている。
とどめを刺すことができていないんだから、また人に手を出すかもしれない。
可能性は捨てきれません。
それにアレが私を襲おうとしたとき、なにか嫌なことを口走っていたような気がします。
確か──
真姫「花陽……ねえ、聞いてる?」
花陽「あ、うん……ごめんね、なんの話をしてたんだっけ」
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