過去ログ - 花陽「死を視ることができる眼」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 21:53:07.31 ID:Hhhi1HzW0
花陽「…………」

真姫「まあいいわ。話したくないことは誰にだってあるもの……でもこれだけは忘れないで──」


以下略



23:名無しNIPPER[sage]
2016/12/28(水) 22:02:15.24 ID:CThF9suT0
花陽「死を視ることができる眼」 [無断転載禁止]©2ch.net・
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:07:48.26 ID:Hhhi1HzW0
/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。

いわゆる、遅刻寸前というやつです。

以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:09:18.66 ID:Hhhi1HzW0
花陽「──っ!?」


瞬間、心臓を鷲掴みされたような錯覚に陥りました。

以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:10:07.78 ID:Hhhi1HzW0
/10
あの化物が私を襲う前に口にしていたことが、昼休みになっても頭から離れませんでした。

迎えに行く。

以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:10:54.80 ID:Hhhi1HzW0
弁当箱から取り出したおにぎりを視ていると、我ながら会心の出来だと惚れ惚れします。

最高級の南魚沼産コシヒカリを贅沢に使い、先進の技術を用いて生み出された新型の炊飯器で炊き上げられ少し硬めに調整されたお米は、邪なものを寄せ付けない輝きを放っていました。

色、艶、香り──どれをとっても一級品であることに間違いありません。
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:12:03.38 ID:Hhhi1HzW0
花陽「はーむっ!」


口に運んだ段階から、舌の上で米が躍るように──

以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:13:16.65 ID:Hhhi1HzW0
花陽「うん、じゃあこのおにぎりをあげるね」

凛「やったー!かよちんのおにぎりゲットにゃ!じゃあ凛は……最後に食べようと思って残してた一番大きい鶏の唐揚げをあげるにゃあ」

花陽「ありがとね、凛ちゃん」
以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:14:09.73 ID:Hhhi1HzW0
照れた真姫ちゃんとじゃれ合う凛ちゃんを横目に、私は交換してもらった唐揚げを一口だけ齧り、味わってみました。

──少しも味がしない。

どうやらおにぎりの作り方を失敗した訳じゃなくて、私の味覚に問題があるようです。
以下略



31:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:15:16.98 ID:Hhhi1HzW0
/11
穂乃果「よーし、今日は遊ぶよ!」


放課後、病院に行こうとしていた私を引き止めたのは、なにを隠そうμ'sのみんなでした。
以下略



32:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:16:09.01 ID:Hhhi1HzW0
なにせ、私は一番最初に言わなくちゃいけないことを、ずっと先送りにしているんですから。


ことり「海未ちゃん」

以下略



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