過去ログ - 魔王「フハハ……裂けよ大地! 轟け雷鳴! 燃え盛れ火炎!」勇者「強すぎる……!」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 00:36:00.04 ID:CRlIFFJDo
もちろん、人類とて手をこまねいているわけではなかった。
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 00:38:31.85 ID:CRlIFFJDo
ところが、いかに勇者といえど、災害の集合体といっていい力を誇る魔王に対しては、
あまりにも無力であった。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 00:41:39.65 ID:CRlIFFJDo
打つ手がなくなりうなだれる勇者に、魔王があざけりの笑みを浮かべる。
「勇者とやら、無駄な抵抗もどうやらここまでのようだな」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 00:45:37.42 ID:CRlIFFJDo
魔法陣から降臨したのは、魔王そっくりな魔族であった。
いや、正確には魔王よりも背は低く、頭髪は薄く、顔にしわがあり、服装も地味である。
そしてなにより、内包している魔力は魔王を遥かにしのぐ。
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 00:47:26.27 ID:CRlIFFJDo
「どこに行ったのかと探しておったら、こんなとこで悪さをしておったのか!」
魔族の拳骨が、魔王の頭に落とされる。
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 00:49:57.10 ID:CRlIFFJDo
魔族が勇者に頭を下げる。
「うちのバカ息子が、本当に申し訳ないことをした。
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 00:52:17.09 ID:CRlIFFJDo
全てを魔王侵略前の状態に戻した魔族は、魔王の首根っこを乱暴に掴んだ。
「さあ、来い! 二度と異世界に悪さできんよう、性根を叩き直してやる!」
以下略
12
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/02/14(火) 00:52:27.63 ID:wleecTeTo
なるほどやられた
13
:
◆mcxM92m71w
[saga]
2017/02/14(火) 00:55:09.39 ID:CRlIFFJDo
かくして、経緯はともかく平和は戻った――
魔王がいなくなった影響か、久しぶりに澄み切った青空を眺めながら、勇者はこう呟いた。
以下略
14
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/02/14(火) 01:10:29.42 ID:/LxhRKfBo
良いオチだ
15
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/02/14(火) 01:26:23.30 ID:ReMm0MTQo
>王国暦214年――
このくだりでバレンタインネタかと思った
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