過去ログ - |w´‐ _‐ノv空に軌跡を描くようです
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13: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/26(日) 22:08:46.31 ID:ark0cRN00
(;´Д`)「─────よぉおおお〜〜〜〜〜かっっっっったぁああああーーーーー………」

その報告を聞いて僕────青ヶ島鎮守府提督、八頭進(はっとう・すすむ)一等海佐相当官は、ようやく安堵の息をついて椅子に座り込んだ。

小躍りどころの話じゃない。ずっと早鐘のように鼓動していた心臓が、今の報告を聞くや肋骨の中で跳ね回り始めている。
正直今すぐ司令室から飛び出して、困難な戦闘を成功させた皆にキスをして回りにいきたいぐらいだ(勿論そんなことをすれば僕のクビが飛ぶのだが)。

(*´Д`)「勿論皆もう下げていいんだよな!?というか下げるぞ!!誰がなんと言おうと下げるからな!?高速修復材あるだけ入渠にぶち込んでくれ!」

《落ち着きーな君!まだ作戦は序の序の序やで!?》

(;´Д`)「アッ、龍驤サン……」

意味も無くレッドゾーンを振り切る僕のテンションをおさめてくれたのは、頼れる我が鎮守府の総旗艦殿である。

《心配してくれるのは嬉しいけど、今は作戦中や!冷静に頼むで!!》

(´Д`)「……うん、そうだね」

彼女の厳しくも暖かい檄を受けて、沸騰していた脳が冷静さを取り戻す。

そうだ、今はまだこの【作戦】の第一段階が終わったに過ぎない。ここで僕が下手な指揮をすれば、今までの苦労は一瞬で水の泡になる。

(´Д`)「龍驤さん、瑞鶴さん、艦載機の残余は?!」

《ウチの方はもう10機もないわ!甲板は無事やけどこのままやと戦えへん、ごめんな!》

《私の方も素寒貧よ!秋月ちゃんが頑張ってくれたおかげで甲板は無事だけど!》

(´Д`)「わかった、補充を送る!

基地航空隊に配備していた部隊の内、艦載機隊はどれだけ使える!?」

「96式が40機弱、温存していた最終予備戦力の零戦21型が40機!

艦攻、艦爆はそもそも出していないので無傷です!」

報告を聞き頷く。

何機なのか数えることすらバカらしくなる、あの大空襲を迎え撃ってそれだけ戦力が残っていれば上等なんてものじゃない。


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