過去ログ - |w´‐ _‐ノv空に軌跡を描くようです
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◆vVnRDWXUNzh3
[saga]
2017/03/26(日) 22:14:48.46 ID:ark0cRN00
「お疲れ様なのね〜♪」
(;´Д`)「あ、ありがとう……っふぅ」
矢継ぎ早に指示を出し終えて一息ついた僕の眼前に、湯飲みに入ったお茶が置かれる。龍驤さんが前線に出ているため代理秘書艦となっている、伊19さんの入れたものだ。
(´Д`)「……あ」
しまった、伊19さんの入れたお茶が普通であるはずg
(´Д`)・∴゚。「ブボハァッ!!」
「にしし、唐辛子入りなのね。つかれてそうだったから、お気遣いなのね♪」
(;´Д`)「そりゃどーも。
あ、辛い凄い辛い。辛すぎて逆に冷静になるぐらい辛い」
「喉にダメージがいかないように強烈だけどあっさりめの辛さにしたの」
(;´Д`)「その気遣いをもう少し進めて普通のお茶を入れるという選択をしてほしかったかなぁ」
「肩の力を抜くときは、笑いが1番なの。それに、唐辛子が疲れに効くのは本当なの」
(´Д`)「……うん、ありがとう」
………他の伊19の例に漏れず、この子もまた危ない言動やいたずらが多い。尤もいたずらの大半は本当に子供の遊びのようなもので、今のように僕の緊張をほぐそうと思って仕掛けてくることも多々ある。決して悪い子ではないのだろう。
(´Д`)「あ、伊19さん、そろそろ」
「龍驤さん達に渡す補充の艦載機や弾薬は既に輸送可能なように集積してるの。あとは帰ってきたところにお渡しするだけなの。
イクもあと10分もしたら、イムヤ達を率いてしんがり艦隊の支援に向かうの。提督の補佐は妙高さんに任せるのね」
(´Д`)「流石」
何より、彼女は優秀だ。いたずらでは無いことに対しても、その頭の回転の速さは十二分に発揮される。
今では龍驤さんに次ぐ練度も相まって、名実共に青ヶ島鎮守府所属艦娘のNo.2だ。
「それにしても、この作戦考えた人凄いのね〜。やっぱり、自衛隊でも名前が売れてる人なのね?」
(´Д`)「うーん……僕が中央のそういう事情に興味がないせいもあるけど、少なくとも有能だとか人望があるとか、そういう話は聞いたことが無いなぁ」
「……そうなの?」
僕の言葉に、伊19さんはきょとんとかわいらしく首をかしげてみせた。
(´Д`)「うん。
あ、でも“有名”なのは間違いじゃないよ。悪い意味で、だけど」
「悪い意味、なの?」
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