過去ログ - 【安価】京太郎「冥球島?」睦月「バントをしない2番打者」【咲-Saki-】
1- 20
20: ◆ooZOkpq8Hg[saga sage]
2017/04/08(土) 02:00:57.02 ID:7j+Z2fiu0
久の予感は当たっていた。
ここで普通なら、見逃せばボールとなるそれを見送り、3ボール0ストライクというカウントに持っていくだろう。
しかしながら、久はあえて手を出す。
清澄の悪待ちの異名を取る彼女だ。あえて本来ならばセオリーとされる行動を外す事に、何ら不思議はない。
何より、彼女はその低めに投じられた変化球を打ち返す事に何よりもたけていた。

カキィンッ!!

久「(手ごたえあり!)」ダダッ!!

京太郎「うあっ!?」

そして、その悪待ちは功をなした――かに見えた。
実際、久の振ったバットは的確にボールを捉えて外野へと飛んでいったのだから。しかし――。

睦月「うむ!」ポスッ

久「……えー」

残念ながら、その打球はセンターを守る睦月の真正面。定位置へと飛んでいた。
会心の当たり、もう少しズレていればヒットになっていたかもしれないが、飛んだ場所が悪い。
打球の行方を見て走るのを止め、非難の声を上げる久だったが、京太郎はホッと溜息を吐きつつ、強気にこう言う。

京太郎「甘いっすよ部長! 守備ってのはそこにボールが飛んでくるから定位置ってのがあるんですから!
    例えいい当たりしても真正面に飛ぶように出来てるんですよ!」

久「ヒヤッとした癖によく言うわねー」

京太郎「うぐっ……」

なお強がりなのはバレバレのもよう。

美穂子「久、いい当たりだったわ! ドンマイ!」

久「ええ、ありがとう美穂子」

霞「(福路さん……相手を元気づけてどうするの)」

京太郎「(聖母だから仕方ない)」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/642.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice