過去ログ - 藤原肇「実家での夜、隣の部屋には彼」
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16: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2017/04/21(金) 00:21:06.44 ID:jwvtHNfB0

「アイドルになって芸能界に行くということは、普通の若者が経験するはずだった青春を犠牲にする、ということでもあったからな」

地元の高校に毎日通い、友達と遊び、勉学に励み、そして恋愛の一つや二つでも経験しただろう。
陶芸という特殊な道に進みたいと思っている肇だからこそ、本格的にその道に進む前は、普通の女性らしい青春を謳歌してほしかった、と。

Pさんはその言葉を聞いて頭を下げようとします。
おじいちゃんは、そうじゃない、君を責めてるわけでは全くないから、と制します。

「肇にとっては、アイドルになるという道の方が正しかったのだろう」

それでもアイドルというのはかなり特殊だがなと言って、おじいちゃんはフンと笑いました。
おじいちゃんはPさんの猪口にお酒を酌みます。

「しかし、肇がまっとうな青春を犠牲にしたのは確かだ」
床に猪口を置こうとしたPさんの手が止まります。
おじいちゃん、私は青春を犠牲にしたとか、そんなふうには思ってないから別にいいのに。




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