過去ログ - 藤原肇「実家での夜、隣の部屋には彼」
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◆kBqQfBrAQE
[saga]
2017/04/21(金) 00:25:20.88 ID:jwvtHNfB0
嫌なわけがありません。むしろ万々歳です。
それに彼の出かかった言葉、本心でしょうか。本心だったら飛び上がってしまいそうな言葉です。
良いぞおじいちゃんもっと言って、などと心の中で煽っていたけど、いざ私に求められると何も言えない。
顔を赤くしたまま、私は何も言わずにただ伏し目がちになるだけです。
「あいつがどう思ってるかは知らないが、頑張ることだ」
おじいちゃんは笑いながら、仰向けで眠るお父さんの方を見遣りました。
ちらりとPさんの方を見てみると、彼と目が合ってしまいました。
私たちはすぐに互いの目線を外し、それから顔の火照りが覚めるまで下を向くことしかできませんでした。
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