過去ログ - 甘くてとろける百合バス  私と――。
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7:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 14:00:59.17 ID:bGKhngeS0
ポニテは、私たちを見てにっこり笑って、歩いていく。
ヤンキーちゃんは少し経ってから、相変わらず私の腕をがっちり掴み、なんとポニテの後をつけだした。
あのね、ヤンキーちゃん。
ヤンキーちゃん?
おーい。
ヤンキーちゃんは、何か意を決したような顔でしたね。
さすがの私も、ようやくそこで気づいた。
ヤンキーちゃんは、ポニテに――。
ただ、問題がひとつある。
ポニテはすでにお相手がいるのだ。

私は、このままヤンキーちゃんが玉砕するところ見るしかないのである。
見たくないのである。
誰だってそうだろう。
この腕を離して欲しい。
うわああ、いやだ、心が痛過ぎる。
やめて、ヤンキーちゃん、察して。
ヤンキーちゃんの腕を私は掴みなおした。
彼女が、強張った表情で、私を睨んだ。
私ってば、いつも誰かに睨まれてる気がする。
言え、言ってしまえ。
今回に限っては、心の声は漏れ出てくれない。
私は彼女の手のひらを強く掴み、だいじょうぶ、だいじょうぶ、なんて、
心にもないことを言ってしまったのだった。




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