過去ログ - 古泉「何番煎じだと思ってるんですか!?」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:12:45.37 ID:T/QDPCMv0
〜文芸部室〜

古泉「本当に……」

キョン子「……いや、おい」

古泉「困ったものです……」

キョン子「なぁ」

古泉「やれやれ、と言うべきでしょうか……?」

キョン子「なぁ、おいコラ古泉、おい」

古泉「え、あ……すみません。少し取り乱してしまって。何ですか?」

キョン子「そんなに私が女なのはおかしいことなのか?」

古泉「おかしいんですよ」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:13:21.23 ID:T/QDPCMv0
古泉「始まりは今日の放課後、文芸部室」

古泉「珍しく僕が一番に部室に来て、暇つぶしに詰め将棋をしていました」

キョン子「…………(語りだした)」
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:13:49.64 ID:T/QDPCMv0
古泉「仕事の一環ですから。……それはそれとして」

古泉「まぁそれでもまだ『不思議事件の依頼の人かな』とか思ってたんですよ」

古泉「貴女が『古泉だけか』と言うや否や僕の対面に座るまでは」
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:14:15.66 ID:T/QDPCMv0
古泉「今ので僕が取り乱した理由は終わりですが」

キョン子「……………」

古泉「後は貴女の言動から正体を探るのは難しいことではありませんでした」
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:14:42.82 ID:T/QDPCMv0
キョン子「で、つまり私は本当は男だと」

古泉「えぇ、少なくとも僕の知るあなたは」

キョン子「私は生まれてから今の今まで女だった覚えしかないんだが」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:15:11.07 ID:T/QDPCMv0
キョン子「仮にお前の言うとおりだとして私はどうすればいいんだよ」

古泉「その前に聞かせて欲しい事があります。貴女の知る涼宮さんは女性ですか?」

キョン子「あいつが男だったら一回は引っぱたいてるかもな」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:15:43.16 ID:T/QDPCMv0
キョン子「……よくわからんが、結局何もせずにいれば私は男になると」

古泉「さて? それはどうでしょう?」

キョン子「おい」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:16:17.44 ID:T/QDPCMv0
ハルヒ「おっっまたせ〜!」バーン!!

朝比奈「ふえぇぇぇ〜! す、涼宮さん、ドアはもっと優しく開け閉めした方が……」

長門「…………」
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:16:56.04 ID:T/QDPCMv0
ハルヒ「ふ〜ん……何?古泉くんにからかわれでもした?」

キョン子「言ってろ」

古泉「んっふ。心外ですね。僕にそんな度胸はありませんし、そんな酔狂も興味ありませんよ」
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:17:34.37 ID:T/QDPCMv0
古泉(…………)

古泉(僕の見る限り涼宮さんはいつもと大きく変わらないように見えますね)

古泉(あとは――)チラ
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:18:01.08 ID:T/QDPCMv0
古泉(やはりまずは機関に現状を報告してから――)

ハルヒ「っで、古泉くん。悪いんだけど着替えさせるから出てってくれるかしら」

古泉「え? あ、ああ、そうですね。失礼しました」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:18:52.38 ID:T/QDPCMv0
〜廊下〜

古泉「…………」プルルル…♪

古泉「古泉です。――えぇ、少々おかしな事態になっていまして」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:19:24.36 ID:T/QDPCMv0
長門「……」ガチャ

古泉「おや? どうなされたのですか長門さん?」

長門「……貴方は彼女の存在に疑問を抱いている」
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:19:55.74 ID:T/QDPCMv0
古泉「では――――――――――」

古泉「――――――――――と、僕が惑っている理由はこんなところです」

長門「…………」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:20:31.15 ID:T/QDPCMv0
古泉「情報統合思念体すら改変したので無ければ、この事態は……いやこの世界は一つを除いて何ら変わってなどいない」

古泉「つまり変わったのは『彼/彼女』ではなく――――僕ですか」

長門「そう考えるのが自然だと判断する」
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:21:15.03 ID:T/QDPCMv0
ハルヒ「古泉くん、もういいわよ〜」

古泉「……おや、そういえば着替えにしては随分かかりましたね。入りましょうか、長門さん」ガチャ

〜文芸部室〜
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:21:43.24 ID:T/QDPCMv0
ハルヒ「ん? 二人で何小声で――――ってまぁそれはいいわ」

ハルヒ「ほら、キョン! いつまで憮然としてるの!」

キョン子「…………」
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:23:23.65 ID:T/QDPCMv0
キョン子「は?」

古泉(こっちでも映画撮影はしたんですね……しかしこれは)

ハルヒ「今年のはアンタ雑用その他だけで出番なかったけど来年は出演させてみるのもいいかな〜って」
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:23:51.80 ID:T/QDPCMv0
朝比奈「あ、あの、でもでも! キョンちゃんとっても似合ってますよぅ!」

ハルヒ「ま、中々ね」

ハルヒ「わざわざみくるちゃんと有希の三人でキョンでも様になりそうな衣装見繕ったんだから、感謝しなさい!」
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:24:45.70 ID:T/QDPCMv0
古泉(…………鋭い)

古泉(確かに似合っているんですが、どうしても頭の中で『彼』と重ね合わせてしまって正直……)

キョン子「……思いっきり脛蹴ってやろうか、こいつ」
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/10(水) 16:25:22.74 ID:T/QDPCMv0
キョン子「おい、まさか今日からしばらくこれ着ろってんじゃないだろうな?」

ハルヒ「え、そうね……まぁ、着せてみただけだし」

ハルヒ「ま、あんたがそんなに気に入らないって言うなら別の衣装を用意してあげてもいいわよ」
以下略



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