22:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:43:31.59 ID:0NXpMR2c0
「これで終了でーす!お疲れ様でした−!」
P「ありがと未来,おかげで早く片付けが終わったよ」
未来「みんなで力を合わせたおかげですよねっ」
23:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:44:39.32 ID:0NXpMR2c0
帰りの車内
未来「……」
P「どうした,ボーッとして?」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:46:05.32 ID:0NXpMR2c0
未来「プロデューサーさんは私を見てくれているようで,見てくれてなくて。でもやっぱり見てくれていて」
未来「でも私だけみていてほしくて」
未来「……だから,プロデューサーさん魔法をかけちゃいます。私から目を離せなくなる魔法です!……なーんて」
25:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:46:57.76 ID:0NXpMR2c0
そんな中,例の友達からメールが届いた。その内容は私をもっと悩ませるものだった。
未来「おはよー静香ちゃん,翼ぁ……」
静香「分かりやすく元気ないのね,何かあったの?」
26:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:47:38.98 ID:0NXpMR2c0
未来「プロデューサーさん!友だちの悩みなんですけど……えっと」
翼が教えてくれた言葉から始めたけど,うまく続きの言葉が出てこない。
だけどプロデューサーさんは私の方を向いて待ってくれている。
27:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:48:10.21 ID:0NXpMR2c0
未来「その友達は好きな人がいるんです。だけど付き合うことはできないらしくって,そもそも付き合うというのもよく分からなくって。でも一緒にいたくって。でもでもいつかは一緒にいられなくなって……」
自分が何を言っているのかも分からなくなってしまった。
そのときプロデューサーさんから思いもよらない質問がとんできた。
28:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:48:58.48 ID:0NXpMR2c0
脳裏に浮かんだのはファンの人たちの笑顔。
未来「それは……ファンの人たちのがいるから。ライブでいつも私のことを応援してくれて。不安になるときもあるけど,みんなの声がするから勇気がわいてきて」
P「未来らしい,いい答えだ。じゃあアイドルを目指すきっかけもそうだった?」
29:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:49:50.96 ID:0NXpMR2c0
P「なら,それでいいんじゃないか?」
P「その悩みをすぐ結論を出す必要はないんだろ?だったらさ,その気持ちを抱えて進んでいけばいいさ」
P「そのうちにその気持ちの正体もつかめてくるだろうし,自分がどうしたいかも分かってくるはず」
30:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:50:37.78 ID:0NXpMR2c0
小鳥「お疲れさまです,プロデューサーさん。やけにモテてますね」
P「盗み聞きですか?趣味悪いなぁ……」
小鳥「たまたまですって!」
31:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:51:20.29 ID:0NXpMR2c0
P「でもなんかうれしいなぁ」
小鳥「未来ちゃんから好意を持たれてたことが,ですか?」
P「あれは未来の友達の話ですよ」
32:名無しNIPPER[saga]
2017/05/12(金) 01:51:59.67 ID:0NXpMR2c0
小鳥「ではこれからの未来ちゃんに期待ですね」
P「ええ,彼女には……未来がありますから」
おわり
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