10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/11(日) 21:46:29.61 ID:vxDSk+pvO
そうしてそれから。私の唇全部がすっかり濡れて、プロデューサーさんの耳がどっぷりふやけてしまってから、それから囁き。
熱くて、興奮して。鼓動も吐息も何もかもが荒くなって。そんなふうになりながら、プロデューサーさんへの想いに溢れて焼かれながら、そっと囁きを贈って注ぐ。
ぴちゃぴちゃ。熱い吐息と一緒に声を漏らす度、唇と耳とを触れさせて音を立てて。触れる度、囁く度、その度に私の身体を抱き締めてくれているプロデューサーさんの腕の力がぎゅうっと強くなるのを感じながら、何度も何度も続けて尽くす。
好き。大好き。愛しています。……そんな言葉を、何度も。
「……愛梨」
「はぁい……なんですか、プロデューサーさんー……だいすき、ですよぉ……」
「ありがとう、僕も愛梨のこと大好きだよ」
「えへへ……嬉しいです……。……嬉しいから、もっと……誘惑の、ちゅー……」
「……もう、すっかり蕩けちゃって。……愛梨」
「んーうー……?」
「服、脱げてきてるよ」
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