36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/10/13(火) 23:28:32.23 ID:B+/O1yEoO
夢魔が眠りについた事を何となく確認して、馬の走る先を見つめる。
剣士「素直になれ。か」
特別に難しい事を言われているわけではないというのは、夢魔の計らいで分かった。
しかし特別にむず痒い事になってしまっているのは、俺が目を背けてきた交友関係のせいだろう。
相手だって選ぶ。
町の人間の頭なぞ撫でたいとも思わないし、険しさが刻まれてしまった俺の人相を喜ぶ人間などいない。
…………。
向こうから馬が来た。
何頭かいて、その分だけ人が乗っている。
恐らくは、野盗。
手綱を引き、馬を止めた。
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