6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/10/12(月) 08:13:48.33 ID:p0a2tvJnO
娘「おはようございます、剣士さん! 今日は早いんですね」
剣士「……ああ」
夢魔「その子は?」
ああ。頭から話しかけられるのか。
俺は、ある村の小さな宿に住んでいる。
1年ほど前にこの村で行き倒れてから、宿を切り盛りする小さな娘に懐かれ、それ以来世話になっている。
夢魔「そうやって説明してくれると助かるわ」
娘「朝ごはんはどうしますか?」
剣士「買った干し肉がある。行きながら食べるだろう」
娘「そんなんじゃダメです。精をキチンと付けてください」
夢魔「そうよ、精はつけなきゃねえ。宿主様?」
剣士「む……」
娘「やめてくださいよ……咄嗟に力が出なかったせいで、帰ってこないだなんて。お金の事なんて良いから、ご飯くらい包ませてください」
剣士「……昼の弁当を頼んでも良いだろうか。討伐は昼過ぎになるから、朝は軽くていい」
娘「はいっ!」
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