げんきいっぱい5年3組 (オリジナル百合)
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5: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/05/29(日) 15:10:06.36 ID:4yJ+Tv6jO
次に目が覚めた時、喉の痛みは悪化していた。
いつも時計のアラームを二個セットしていて、その二個目で起きる習慣があった。
しかし、アラームはならなかった。
部屋の置き時計は1個になっていて、今まで使っていたものと全く違う時計が枕元に置かれていた。
いや、でも見覚えがある。
これは、昔使っていた――。
と、思い出に浸っている場合じゃない。
風邪だろうがなんだろうが、会社を休むわけにはいかない。
昨日徹夜して作った会議の資料を持っていかなくてはいけないのだから。

「あゆむ? 起きてるの? 学校遅れるわよ」

階下から母の声がした。
珍しい、いつもは遅刻しそうになっても、社会人だからと放っておくのに。
それにしても、学校って。
何言ってるんだろ。
歳も歳だし、ボケたかな。
言い返そうと思ったら、上手く声が出ない。
掠れて、ややハスキーボイス。
喋りにくい。





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