【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」灼「29ageは流石に長……」【咲・muv-luv】
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10: ◆muvluv2f9BFn[saga]
2016/10/06(木) 22:27:39.89 ID:u9IJmlapO
京太郎「大丈夫かっ!?」


自分の身体が湯船にダイブする前に、何かガッシリと、かつ優しく明華を支えるものがあった。
暫くして、ボーっとする意識の中で、それが須賀京太郎だと気がついた。


明華(少、佐…………?)

京太郎「あー、もう…………随分とのぼせたな」


そのまま呆けていると、突然、自分の身体が浮き出した。
その浮遊感に身を委ねていると、暫くして京太郎によって横抱きで抱えられている事に気がついた。
所謂、お姫様抱っこというやつだ。


明華「え…………?」

京太郎「少し、体を冷ました方が良い」


京太郎に抱きかかえられ、洗い場まで連れて行かれると、優しくぬるま湯をかけられた。
それが心地よくて、幾分か楽になった。

それでも、やはり意識はまだハッキリしていなくて。
自分でも不思議な感覚なのだが、奥底の意識は明瞭なのに、表の判断能力はまだ霧がかかっているような、そんな奇妙な状態。
でもそんな曖昧な状況に身を委ねるのも不思議と不快では無く、むしろ心地良いと感じていた。


京太郎「悪かったな、無理矢理みたいに風呂にいれてしまって…………」

明華「………………」


京太郎の謝罪が耳に届き、その顔は申し訳なさげに力が抜けていた。


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