東郷あい「あちらを立てればこちらが立たず」
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1: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:22:59.34 ID:mFpjnES+0
18禁かつ若干もどかしい内容になっておりますのでご注意ください


2: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:24:46.54 ID:mFpjnES+0



アウトロの余韻がレンガ造りの壁に染み入ってゆく。
静寂の三秒前、そこここから控えめだが心地の良い拍手が起こった。
以下略 AAS



3: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:25:50.83 ID:mFpjnES+0

バックヤードで着替えと化粧直しを済ませて数十分ぶりに客席に戻ったのだが、テーブルの上は私がステージに立つ前と変わっていなかった。
どうやら私のステージ中、彼はおつまみにも飲み物にも手を着けていなかったらしい。


以下略 AAS



4: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:26:55.82 ID:mFpjnES+0
あい「Pくん」

P「はい、なんですか…?」

あい「……………」
以下略 AAS



5: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:27:40.76 ID:mFpjnES+0


可笑しい。
Pくんの声量は十分であったと思うのだが、言葉の内容が理解できない。
この文脈で何故そんな言葉が出てくるのだろう。
以下略 AAS



6: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:28:13.36 ID:mFpjnES+0


あい「く……っ!」


以下略 AAS



7: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:29:39.66 ID:mFpjnES+0





以下略 AAS



8: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:31:00.62 ID:mFpjnES+0


マンションのエントランスを抜けエレベーターホールへ。

胸は高鳴り続けている。
以下略 AAS



9: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:32:15.74 ID:mFpjnES+0
Pくんの不意を突いて彼をベッドに押し倒すのは実に容易かった。
すかさず鼻先同士が触れ合うくらいの間近に顔を近づける。
…近づけて彼の動きを牽制するつもりだったのだが…。


以下略 AAS



10: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:33:44.89 ID:mFpjnES+0
体を折り、彼に抱き付く。当然、意識して胸を押し付ける。
顎にキスをし、首を甘噛みし、鎖骨を唾液で濡らす。
少しづつ下へ…。
彼を抱きしめた腕を解き、手のひらで胸を摩りながら脇腹を押し、腹筋の硬さを味わう。
もっと下へ…。
以下略 AAS



11: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:34:55.19 ID:mFpjnES+0


あい「P…くん……?」


以下略 AAS



12: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:35:59.61 ID:mFpjnES+0


あい「Pくん」

P「………なんですか、あいさ」
以下略 AAS



13: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:36:52.09 ID:mFpjnES+0

P「…あの、あいさん…そろそろ胸を隠してください」

あい「ん?」

以下略 AAS



14: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:37:59.56 ID:mFpjnES+0


―――――
―――

以下略 AAS



15: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:40:09.57 ID:mFpjnES+0

俺の足元に至るまで歩み続け、そのままぶつかるように彼女は抱き着いてきた。
頬を撫でる黒の艶髪から漂うかぐわしい香り。
華奢なくせに柔らかいという半矛盾。
融けてしまいそうなくらい心地の良い彼女の体温。
以下略 AAS



16: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:41:21.57 ID:mFpjnES+0


あいさんの囁きが一段落したらしく、耳にかかる吐息が無くなったことで意識を取り戻すことができた。
もしかすると心臓が止まっていたかもしれない。
相変わらず抱き着いたままのあいさん。
以下略 AAS



17: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:42:22.11 ID:mFpjnES+0
P「はぁ〜〜…………あいさんがあんなことをするなんて…なんでこんなことに…」


とりあえず言いたいことを吐き出すと脱力してしまい、がっくりとうなだれてしまった。
あいさんは俺が叩いた頭を形容しがたい表情で撫でている。これは彼女のニヤケ顔なのだろうか…。
以下略 AAS



18: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:43:18.06 ID:mFpjnES+0
P「俺は…実のところ…嬉しいです。あいさんの恋人になれたことが…。あいさんが俺のことを考えてくれるのが…」

P「あいさんとなら…俺も普通に戻れるのかもしれないと期待もしています。あぁ…俺、最低ですね。そんなにヤリたいのかって話ですよね…」

あい「……」
以下略 AAS



19: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:44:10.22 ID:mFpjnES+0



―――――
―――
以下略 AAS



20: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:45:22.22 ID:mFpjnES+0
テレビのリモコンを掴もうとしていた手を、そのまま同じくテーブルの上のオーディオのリモコンに伸ばし操作する。
トラックを何曲分か送りゆったりとしたジャズを出し、音量を調整するまで彼女の手は俺の手に重ねられたままだった。
そしてその操作中、顔に彼女の視線を痛いくらいに感じていた。
あいさんの顔が近くにあり過ぎて、逆にこちらから彼女の方へ向き難い。
リモコンをテーブルに置き、妙な緊張感を感じていると…。
以下略 AAS



21: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:46:28.59 ID:mFpjnES+0
あい「よし…こっちの手はこのくらいかな…」


手のひら全体が満遍なく揉み解されると、彼女の手が止まった。
次は左手かと期待したところで、右手が彼女の口元まで持ち上げられ…。
以下略 AAS



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