21: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/12/15(木) 23:01:06.50 ID:JDLLcw/GO
そんな風に思ってくれていたんだ。
あ――今ならいけるかも。
少し顔を上げる。
「ねえ」
「ひゃッ」
どさりと尻もちを着いた。
すぐ目の前にちあきさんが座っていた。
「だから、ひろ君は私にいつも見張られてるように感じちゃったのかな……そうなのかな」
制服の襟首を掴まれて揺さぶられる。
「ちょ、ま、やめ」
「ひろ君、ごめんね! お姉ちゃんが悪かったからッ」
左右に視界が踊る。
この細い腕になぜこんな怪力が宿っているのだろう。
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