【ゆるゆり】あかり「ちなつちゃん、どうしたの?」
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1:165106[saga]
2018/04/02(月) 21:22:55.67 ID:tfXz5sKF0
※鬱注意


2:165106[saga]
2018/04/02(月) 21:40:42.50 ID:tfXz5sKF0
放課後の教室。

だいだい色の夕陽はちなつの物憂げな顔を照らし出す。

照明の消えた教室に居るのは、あかりとちなつだけだ。
以下略 AAS



3:165106[saga]
2018/04/02(月) 21:50:06.96 ID:tfXz5sKF0
「そ、そうかな…」

あかりは答えながら、思い当たる節が無いか必死に考えていた。
しかし、あかりには何も思い当たる節が無かった。あかりには、最近の京子もいつもの京子も変わらないように思えた。

以下略 AAS



4:165106[saga]
2018/04/02(月) 21:56:47.42 ID:tfXz5sKF0
「取り敢えず…部活行こ?結衣ちゃんや京子ちゃんも心配するよ」

重い空気を振り払うように、あかりは敢えて明るい口調で言った。

「うん…」
以下略 AAS



5:165106[saga]
2018/04/02(月) 22:03:13.35 ID:tfXz5sKF0
↑最後の「あ」はミスです


いつになく辛そうなちなつに、あかりは胸がモヤモヤするような感覚を覚えた。

以下略 AAS



6:165106[saga]
2018/04/02(月) 22:17:52.77 ID:tfXz5sKF0
「来たよ〜」

部室に入ると、やはりと言うべきか結衣と京子が"部活動"を楽しんでいた。

「おう、遅かったな」
以下略 AAS



7:165106[saga]
2018/04/02(月) 22:32:32.57 ID:tfXz5sKF0
「京子ちゃん…」

あかりは、京子の顔を覗きこんだ。


以下略 AAS



8:165106[saga]
2018/04/02(月) 22:45:11.37 ID:tfXz5sKF0
「ぎゃぁぁぁ!!」

「ちなつちゃん!?」

突然、ちなつが悲鳴をあげた。
以下略 AAS



9:165106[saga]
2018/04/03(火) 06:25:29.80 ID:MV3v5yFz0
「うぐっ…」

「お前、何てことしてんだ!!」

ぶたれてぼうっとしている京子に、結衣が物凄い剣幕で怒鳴る。
以下略 AAS



10:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 06:55:24.59 ID:MV3v5yFz0
↑トリ付けました

「駄目だ…反応が無い」

結衣がちなつの冷たくなってきた頬をペチペチと叩くが、ちなつはひと言も発しない。
以下略 AAS



11:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 07:06:42.00 ID:MV3v5yFz0
足音が止まり、表の扉が景気のいい音をたてて開く。

「としのーきょーこー!!」
「お邪魔しま〜す」

以下略 AAS



12:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 07:37:16.65 ID:MV3v5yFz0
京子は俯いたままだ。

「いや、もう一緒に帰るよ」

結衣がちらっと京子の方を見て言った。
以下略 AAS



13:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 07:52:24.43 ID:MV3v5yFz0
「で、ここからどうするか」

結衣が座り直して言った。

「自首…?」
以下略 AAS



14:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 08:47:51.10 ID:F5T4g+/oO
しかし、あかりの心が揺れていることもまた事実であった。

(どうしよう…)

自首するか、しないか。あかりの心の天秤は、揺れ動く。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage]
2018/04/03(火) 11:07:40.37 ID:XjN1uN9QO
いきなりしゅじんこうがいなくなった!



16:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 18:38:30.14 ID:MV3v5yFz0
結衣が口を閉じると、部室に沈黙が訪れた。
卓袱台の上で、どす黒い狂気と保身欲がゆっくりと渦巻く。

突然、押し入れからガタっと音がした。

以下略 AAS



17:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 19:49:01.49 ID:MV3v5yFz0
ちなつの遺体を見ることに堪えられなくなり、結衣は押し入れの襖を閉めた。

「もうこんな時間…綾乃に帰るって言っちゃったし取り敢えず帰らないとヤバいな…」

結衣が独り言のようにぽつりと言う。
以下略 AAS



18:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 22:22:00.73 ID:MV3v5yFz0
帰り道。いつもなら笑いが絶えない、楽しい時間だ。
しかし今日は3人とも能面のように無表情で押し黙っていた。その姿はさながら囚人の行列のようだった。

とうとう誰もひと言も発さず、結衣の部屋に着いた。

以下略 AAS



19:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 22:47:25.35 ID:MV3v5yFz0
「そういうこと」

結衣が頷き、京子の方をちらりと見た。

「改めて、京子はどうしたい?」
以下略 AAS



20:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 23:06:20.75 ID:MV3v5yFz0
朝、起きたら昨日にワープ…誰もが憧れることだが、残念ながらそんなことは起きなかった。

いつも通り目覚まし時計が鳴り、いつも通りの朝を迎えた。

朝ご飯を作ろうと布団を出た結衣を、追いかけてくる足音。
以下略 AAS



21:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/04(水) 00:23:57.42 ID:d+h+G3TW0
あかりが起きてきた。

「おはよう!」

「あ、おはよう」
以下略 AAS



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