【ゆるゆり】あかり「ちなつちゃん、どうしたの?」
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9:165106[saga]
2018/04/03(火) 06:25:29.80 ID:MV3v5yFz0
「うぐっ…」
「お前、何てことしてんだ!!」
ぶたれてぼうっとしている京子に、結衣が物凄い剣幕で怒鳴る。
10:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 06:55:24.59 ID:MV3v5yFz0
↑トリ付けました
「駄目だ…反応が無い」
結衣がちなつの冷たくなってきた頬をペチペチと叩くが、ちなつはひと言も発しない。
11:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 07:06:42.00 ID:MV3v5yFz0
足音が止まり、表の扉が景気のいい音をたてて開く。
「としのーきょーこー!!」
「お邪魔しま〜す」
12:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 07:37:16.65 ID:MV3v5yFz0
京子は俯いたままだ。
「いや、もう一緒に帰るよ」
結衣がちらっと京子の方を見て言った。
13:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 07:52:24.43 ID:MV3v5yFz0
「で、ここからどうするか」
結衣が座り直して言った。
「自首…?」
14:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 08:47:51.10 ID:F5T4g+/oO
しかし、あかりの心が揺れていることもまた事実であった。
(どうしよう…)
自首するか、しないか。あかりの心の天秤は、揺れ動く。
15:名無しNIPPER[sage]
2018/04/03(火) 11:07:40.37 ID:XjN1uN9QO
いきなりしゅじんこうがいなくなった!
16:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 18:38:30.14 ID:MV3v5yFz0
結衣が口を閉じると、部室に沈黙が訪れた。
卓袱台の上で、どす黒い狂気と保身欲がゆっくりと渦巻く。
突然、押し入れからガタっと音がした。
17:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 19:49:01.49 ID:MV3v5yFz0
ちなつの遺体を見ることに堪えられなくなり、結衣は押し入れの襖を閉めた。
「もうこんな時間…綾乃に帰るって言っちゃったし取り敢えず帰らないとヤバいな…」
結衣が独り言のようにぽつりと言う。
18:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 22:22:00.73 ID:MV3v5yFz0
帰り道。いつもなら笑いが絶えない、楽しい時間だ。
しかし今日は3人とも能面のように無表情で押し黙っていた。その姿はさながら囚人の行列のようだった。
とうとう誰もひと言も発さず、結衣の部屋に着いた。
19:165106 ◆YHsW8CyiHE[saga]
2018/04/03(火) 22:47:25.35 ID:MV3v5yFz0
「そういうこと」
結衣が頷き、京子の方をちらりと見た。
「改めて、京子はどうしたい?」
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