初夏のアライ実験
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/27(金) 00:09:09.99 ID:pXx8816O0



祖父と再び畑作業をして、夕飯を食べた。



俺「おじさん、作業小屋ってまだ使ってる?」


祖父「うん?あそこで何かすんのか?今はもう使ってないが道具は残ってるよ」



作業小屋というのは畑のすぐ隣にあるちょっとした作業場である。祖父は休憩所として使ったり、車をいじったりするために使っていた。今は物置のようになっているがそこそこ広い小屋だ。



俺「アライさんたちを処理するのに作業小屋を使わせてもらおうと思って…」


祖父「かまわないよ。しかしアライさんって頭が悪すぎて、どうにも苦手でね…。あれを相手にするならシカやイノシシのほうがましだ。」


俺「…ふふ。たしかに。ありがとう。使わせてもらうよ」



祖父のトラックを走らせ、畑に向かう。トラックを路駐させて車から降りるとどこか非日常感が感じられ、わくわくした。アライさんたちは作業小屋の屋根下に置いてきた。電灯はあたりにほとんどない。暗くなってきたので懐中電灯を点けた。







夜風が心地よく通り過ぎる。








俺「やあ、アライさんたち。誰から死にたい?」









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