【デレマス】白雪千夜「おい、アレが出ました」P「アレ?」
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10: ◆2XHIgyr0Jw[saga]
2019/07/09(火) 01:03:14.95 ID:CS0pA7sU0

千夜「あっ、は? 何言ってるんですか? そんなわけ……」

P「……」

千夜「いや、えっと、プロデューサーとしてのお前は尊敬できる人間です……それ以外でも、その」

P「千夜」

千夜「は、はい」

P「これからお前を抱きしめる。嫌だったら突き飛ばしてくれていい」

千夜「は!? 何を言ってるのですかこのばかは!? 変態ですか!」

P「……」ギュッ

千夜「ぁう……」

P「……あっついな千夜」

千夜「誰のせいだと思ってるんですか……!」

P「俺のせいだったら嬉しい。千夜は俺のこと嫌い?」

千夜「……き、嫌い。ではないです……」

P「好き?」

千夜「それは、だから!……察せ! ばか!」

P「察してる」

千夜「……いつから気付いてたのですか」

P「雰囲気で、もしかしたらって。自信はなかったけどね。最初は単純に千夜が心を許してくれてるのかと思ったけど、それでもなんとなく腑に落ちなかったから」

千夜「少し露骨すぎましたか……でもいきなり好きかなんて、自意識過剰だとは思いませんでしたか? それにいつもお嬢さま優先の私がお前のことを好きだなんて……」

P「逆にそれが決め手かもしれないな。普段は離れたら死ぬかのように一緒にいるのに、今日はなぜか違う。ちとせから休みを与えられたにしても、お前がわざわざ俺のところにほとんど一日中いるなんて普通じゃないと思ったんだ」

千夜「よく見ていますね」

P「それは千夜もだよ。二回もコーヒー淹れる機会があって、どっちも砂糖が2つにミルク無し。俺の好み覚えてくれたんだな」

千夜「……」ギュッ

P「どうした?」

千夜「見ないでください……すごく変な顔をしてしまっているので」

P「ははは」

千夜「こんな時ばかり鋭いんですから」

P「感覚派なもんで」

千夜「……本当はすごく不安でした。普段の私は言動が言動ですし、お前に嫌われているかと……」

P「嫌いなら一緒には居ないって」

千夜「頭ではそうだと分かってはいるんです。でもアイドルになるまではお嬢様のお世話をするしか価値のなかった私ですから」

P「そんな卑下しなくても……俺は千夜が居てくれるだけで嬉しいよ」

千夜「……こっちを見るなよ、そんなくさいセリフでニヤついてしまっているのが恥ずかしいですから」

P「はーい。ていうか普段の口の悪さは自覚してたのか」

千夜「お前と居ると、楽しくて自然に出てしまうのです」

P「なんてアマノジャクな」

千夜「すみません、本当は直したいと思っているんです。ですがアイドルを始めた頃の癖が抜けないようで……」

P「いいよ、無理矢理変えなくて。自然に変わればそれが一番良い」

千夜「そうですね……ふぅ、わたしは本当にお前のことが好きだったのですね」

P「え、そこ不安だったの?」

千夜「私は今までお嬢様とそのご家族以外に何かをしてあげたいと思ったことがありませんでしたから。お前にこういった感情を擁きはじめた時、これがどういうことなのか分からなかったのです」

P「そんなこともあるのか」


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