【五等分の花嫁】風太郎「五つ子と無人島ライフ」【安価・コンマ】
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◆Apm3hr9XbLXp
[saga]
2020/01/02(木) 00:08:40.52 ID:SPbsqjWP0
ここらへんのジャングルは、俺たちが寝床を見つけた場所と違い、足元がぬかるんでいる。
そして生暖かい嫌な風が、鬱蒼と生い茂った樹木の向こう側から流れてくる。
俺は身震いをした。とてもここでサバイバルはしたくない。多分、二乃も同じように感じるはずだ。
引き返そうと何度も思ったが、万が一二乃がここらへんに寝床を見つけている可能性を考えると時間いっぱいは探してみようと思った。
注意深くあたりを見渡す。
風太郎「ん?」
なにかの足跡のようだ。人間の顔ほどの大きさ。あまり時間は経っていない。
背筋が凍る。
遠くでなにかが蠢く音がした。大きな何かが、密林の低木をかき分けるような音だった。
ここに長居してはいけない。そう直感した。
俺はゆっくりと踵を返して、三玖との待ち合わせの場所に戻ることにした。
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