【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
↓ 1- 覧 板 20
24: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/03(土) 20:38:50.34 ID:GYQ2bJfeo
その声の主が誰なのか陽乃は分からない。
もしかしたら悪魔囁きかもしれない。
この事態がそもそもその声の主によって引き起こされた可能性だってないわけではない
そう疑ってしまうほどに、怪しくて
けれど
今、この状況を打開できるのなら――と陽乃は思った。
鬼が出るか蛇が出るか。だとしても
陽乃「お願い……力を貸して」
『よいのかや? その判断で良いのかや?』
怪しく、惑わすようにそれは声を聞かせてくる
頭の中を震わせるような、少し気味悪くさえ感じるような声色
なにより――愉しんでいる声を。
陽乃「助けられるのなら、助けたいから」
『くふふっ、せからしい小娘じゃ。良いのう、良いのう……どれ、死ぬ出ないぞ』
1002Res/512.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20