過去ログ - とんでもない彼女は強盗
1- 20
16:名無しのパー速民
2008/04/16(水) 05:03:07.74 ID:uFfIaCso
167 名前:1[] 投稿日:2008/04/15(火) 12:28:21.27 ID:8ChvwtkW0
公園に到着すると華はこの間のベンチにポツンと座っていた。
下を向いて寂しそうな姿だった。
この辺は特別治安が良いわけではない。
女の子1人はヤバかったなぁ〜。などと考えていた。
事実俺も襲撃された・・・。

この目の前の華に!

俺は近づいて声を掛けた。
「・・・お待たせ」

顔を上げた華。
それは意外にも涙でぐちゃぐちゃに泣き腫らした顔だった。

俺は華の横に座った。結構長い沈黙・・・。
すると華が突然
「ごめん・・・なさぃ・・・」
と言ってクシャクシャになった1万円札と数枚の千円札を差し出してきた。
その手は震えていた。

172 名前:1[] 投稿日:2008/04/15(火) 12:36:12.05 ID:8ChvwtkW0
俺はその札束を受け取った。そして聞いた
「DSが欲しかったんやろ?両親に頼むことはできひんかったんか?」
華は無言で首を横に振るだけ。
「あんな華。お前・・・こんな事を繰り返してたら・・・誰からも信用なくなるで
それは分かるか??」
コクンと頷く華。

俺はさらに突っ込んで聞いた。
「DSが欲しいってだけじゃないやろ?華が金盗んだ理由」
俺にはどうしても分からなかった。
あんなに楽しかった後に、その時間を共有した相手から
金を盗む心理が。そしてその後の電話で平気で笑っていたことが。

「ぅち・・・ぅち・・・なぁ」
華が話出す。
「ぅち・・・なんでか分からへんねん・・・。なんでか盗んでしもてん・・・」
「1回目に俺を殴った時もか?」
華は答えた
「ちゃぅ・・・あの時はぉ金が欲しかったねん・・・。
でも今回は・・・自分で分からへんねん・・・。」

そして華は「ごめん・・・ごめん」と呟きながらまた泣き出した。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
394Res/171.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice