過去ログ - ドクオが聖杯戦争を戦うようです
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1:聖杯戦争 ◆YhrftnhMQI
2008/11/18(火) 00:00:44.44 ID:Wfh6lOA0
ここはブーン小説スレッドです。
VIP規制がはげしいため、こちらでやらせてもらうことにしました。




 2年もの長きに渡り続けてまいりました当シリーズも、ついに今回で最終回となります。
芸さん、読者のみなさん、本当にありがとうございました。
それでは、「('A`)ドクオが聖杯戦争を戦うようです」その3&エピローグをお送りします。

作中の疑問やWATANABEさんへの質問もどしどし募集中です。『わた☆ちゃん』は後日ですが。


まとめサイト:boonsoldier.web.fc2.com




2:全体的なあらすじ
2008/11/18(火) 00:06:30.30 ID:Wfh6lOA0
 聖杯。それは手に入れた者のどんな願いをもかなえるといわれる伝説の魔術道具。これを求め、7人の魔術士がそれぞれ
7人の使い魔“サーヴァント”を従え、命懸けの戦いを繰り広げる“聖杯戦争”がVIP市で行われようとしていた。

 魔術士見習いの中学生ブーンはある日、ふとした事から死んだ母親によく似た女性、『騎兵<ライダー>』のサーヴァント
クーに命を救われる。魔術の師匠である従姉妹のツンや聖杯戦争の管理人ショボンの説明を受け、
以下略



3:主に『Fate』を知らない人のための用語解説
2008/11/18(火) 00:08:52.57 ID:Wfh6lOA0
魔術士:魔術を操る人間。基本的に祖先に魔術士がいないと魔術士になることはできない。“魔法使い”ではないので注意が必要。
魔法使い:現代の技術で不可能な事(例:時間跳躍)を魔術で実現できる魔術士のこと。
聖杯:あらゆる願いを叶えるといわれている、伝説の魔術道具。早い話がドラゴンボール。
   現在は“長門由希”の姿をとり、現界している。
聖杯戦争:7人の魔術士(マスター)が聖杯をめぐり、サーヴァントとともに繰り広げる殺し合い。早い話がバトロワ。
以下略



4:簡易登場人物紹介
2008/11/18(火) 00:11:01.93 ID:Wfh6lOA0
('A`) ドクオ:正体不明のサーヴァント『狂戦士<バーサーカー>』。いちおう主人公。
十話くらい前に阿部に敗北し、それ以後出番がない。
ξ゚听)ξ ツン:ブーンの従姉妹で、一流魔術士女子高生。サーヴァントは『凶戦士<バーサーカー>』ドクオ。

( ^ω^) ブーン:亡き母に似た『騎兵<ライダー>』クーとともに聖杯戦争に参加している見習い魔術士中学生。
以下略



5:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:14:18.56 ID:Wfh6lOA0
 これで何度目だろうか。
阿部の投げつけたスパナがミサイル群にぶつかって誘爆をおこし、爆風の中へクーが飛び込んでいく。
『突撃槍<ランス>』をガットゥーゾの膝(?)部分にたたきつけ、そのまま相手の背後へと駆け抜ける。
その攻撃を意にかえさずに足をあげ、阿部を狙うガットゥーゾ。踏みつけと同時に無造作に放たれた魔術兵器のうち
三人の魔術士、二人のメイドが撃墜できずにいたものが街中に着弾し、大気をゆるがしていた。
以下略



6:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:16:31.81 ID:Wfh6lOA0
从'ー'从「やっぱりあの時間止めれるメイドさんに残ってもらったほうがよかったんじゃない?」

ξ゚听)ξ「さっきみたいな野次馬に出てこられるよりはマシでしょ。
   あの人に町中の一般人を避難させてもらってるから、こうして私たちは……」
以下略



7:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:18:08.56 ID:Wfh6lOA0
(;^ω^)「ちょ、アヤカさん殺しちゃダメだお」

从'ー'从「例えば、の話だよブーン君。私が聖杯に『ガットゥーゾをこの世から消してくれ』ってたのんで
   消えてくれるのなら。それもアリかもよ」
以下略



8:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:19:44.86 ID:Wfh6lOA0
ξ゚听)ξ「ともあれ対策よ。アヤカ、あんたたちの調子はどう?」

从'ー'从「体はとくに問題ないよぉ。ただ、阿部さんの宝具じゃアレに大ダメージは無理かなぁ

从 ゚∀从「前、屋敷でウチにつこうたアレを、あのデカブツにキめるっつーのはどうや?
以下略



9:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:22:25.05 ID:Wfh6lOA0
 相手の懐にもぐりこんで腕の付け根に一撃を入れ、離脱しようとしたクーに頭部からの悪意の光が突き刺さる。
腕から『突撃槍<ランス>』が落ち、彼女自身も地上数Mから地面にむけた落下する。


( ゜ω゜)「!!」
以下略



10:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:25:22.85 ID:Wfh6lOA0
从 ゚∀从「よっしゃ! 入った」

从'ー'从「やったぁ!」

ξ#゚听)ξ「やったぁ、じゃないわよ! アヤカ、クー……ライダーが!!」
以下略



11:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:28:17.60 ID:Wfh6lOA0
 二発目の同時攻撃はガットゥーゾの腕の一振りで四散される。


(´・ω・`)「セイバー、援護を!」
以下略



12:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:34:38.30 ID:Wfh6lOA0
 自らのメイド服のエプロンをちぎり、高岡が傷口を抑えて応急処置をはじめる。
その様子をブーンは黙ってみていた。遠くから聞こえる激しい戦闘音も、聞こえていても頭には入っていない。
流れ弾一発でこの場の全員が簡単に死んでしまうという現実離れした状況など、
母親の姿をした女の、実の親のように接した仲間との離別に比べてしまえば何ということもない。
以下略



13:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:37:53.90 ID:Wfh6lOA0
 無言でアヤカスフィールが放った魔翌力弾が流れてきた攻撃を遊爆させる。
そして、静寂があたりを支配した。


以下略



14:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:39:14.83 ID:Wfh6lOA0
        _,、=:ニ;‐、、--――‐y、,_     ,,r;;;;''''=―--、、,_
       /´  ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j   /∠,,.r_;'゙-‐-,<゙゙ヽ,'i、'‐、,
      ./_   .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'|  /jフ,r-、ヽ、  _,,>.゙'ー;゙' ーi,. |'i,
      j.ヾ!  ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉| ./ .(゙   _>゙'゙ r''゙´'i,゙l, ,j レ! .|:|
      .|il,  __  j .j゙ .l  ト,゙',/ j.゙ r;| .レ'゙''‐ニ'''゙r''゙´ .゙l,ヽ,. ,ノ ゙ r''1.jノ
以下略



15:チラシの裏[sage]
2008/11/18(火) 00:40:20.89 ID:Wfh6lOA0



(-_-)「ヒッキーです。何でこんないいシーンでキンクリなんですかね……」
以下略



16:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:43:34.84 ID:Wfh6lOA0
ξ゚听)ξ「ブーン、あんたまだ令呪があるでしょ?」

( ^ω^)「確かに、まだあと1画あるお」

ξ゚听)ξ「最後の1画に込められた力を使えば、完全復活といわなくてもそれなりに回復するはずよ。
以下略



17:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:46:52.53 ID:Wfh6lOA0

ξ;゚听)ξ「……ま、まぁいいわ。今ので決心ついた。うん、大丈夫。みんな聞いて」

从'ー'从「ふぇ?」
以下略



18:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:50:59.73 ID:Wfh6lOA0
川 ゚ -゚)「確かに、宝具を傷口に直接叩き込めば突き破ることは不可能じゃないだろう。
   ただ……今の私にはビーワンがいない」

(;^ω^)「あ……」
以下略



19:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:54:35.52 ID:Wfh6lOA0
川 ゚ -゚)「それはかまわないが……何故だ。もちろん守り抜く自信はあるが、危険に変わりはないぞ」

ξ゚听)ξ「ショボンと阿部さんがいれば懐にもぐることはおそらく、容易にできるわ。
   でも。もしアレに肉薄した時にもうひとつ防衛ラインがあったら面倒よ。あたしなら……いいえ」
以下略



20:その3[sage]
2008/11/18(火) 00:58:31.84 ID:Wfh6lOA0

ξ゚听)ξ「何かがあったらすぐに令呪で『狂戦士<バーサーカー>』ドクオを召還する。
   邪魔がなくなったら──後はたのんだわよ、クー」

川 ゚ -゚)「……任せてくれ。残るすべての魔翌力を注ぎ、あの巨体の急所を打ち穿とう」
以下略



21:その3[sage]
2008/11/18(火) 01:01:29.81 ID:Wfh6lOA0
ξ゚听)ξ「ブーン、あんたも知っての通りクーはサーヴァント。人間じゃない。ましてや、母親でもない。
   令呪があろうとなかろうと、いつかはいなくなる存在。聖杯戦争に参加するときめたときからそれはわかっていたはずよ」

( ^ω^)「………知ってるお。だから、クー」
以下略



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