過去ログ - 【たったひとつの】能力者スレ【絶対条件】
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21:名無しのパー速民
2011/04/09(土) 22:52:41.92 ID:URDLXAVSO
>>988

…………………ふぅ、ん

【初めてだ。】
【初めて相対する相手、ヴュネルド……その実力は、“予想以上”だった】
【端から見て、山本やロウの実力はかなり高い域にあると思われる。ミストドラゴンやデイドリィムもまた、二人にはやや劣るかもしれないが……幾つもの修羅場を通り抜けた、“それなり”の使い手】

【その三人を相手取り、尚も劣らない力と……何より、その“精神”】
【間違いなく、“本物の強者”】

(……いざとなれば……“能力”もある、けど……“不意打ち”で倒せる相手とは思えない……)

(…………来るか)

【少し離れた距離から観察していた彼は】
【掻き消された“不和”の塊……そして、こちらに迫って来るヴュネルドを】

(いや……違う、ッ!?)

【いや違う……!】
【“デイドリィムに向かった”……ヴュネルドの動き、目線から……“多分そうだ”と! そう考えた!】

…………っ

【気付けば身体は動いていた】

……“避けろ”ッ!! デイドリィィィィィムッ!!!!

『はっ……!?』

【デイドリィムの前に踊り出。避けろ、という言葉は、自然に出た物】
【あろうことか、斧ギターを“ギターとして”では無く“斧として”持ち……ヴュネルド相手に、接近戦闘≠挑もうと言うのか?】

【デイドリィムはその言葉に、屈めていた身体を、素早く起こして】
【地面を蹴り、後ろに跳ねて。ミストドラゴンから、2m程後方に位置する】

【今度は“それだけ”では無い】
【腹からも、黒い包帯が溢れ出し、それもまた、触手のように。】

『(“包帯”……っ、少しでも……少しでもミストの支援を……ッ)』

【ミストドラゴンの背後から、蛇のように地を這い、向かって来るヴュネルドの脚を……“搦め捕ろう”とする】
【“あくまでも支援”だ。気を逸らせればそれで僥倖】


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