過去ログ - 15年想い続けた女を諦めた話をする
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1:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)
2012/09/16(日) 01:00:02.86 ID:l8j8QTE00
書き溜めてないけど、連休の暇に任せて書いていく


2:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:04:36.71 ID:l8j8QTE00
スペック

俺:
28歳、フツメン、現在彼女有、都内在住、公務員的な手堅い仕事してる。

以下略



3:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:07:51.31 ID:l8j8QTE00
多部との出会いは中学2年の頃だったんだ。
ちょうどクラス替えの直後で、お互いの関係を探り合ってるような時期。

ちなみにうちの中学は二つの小学校から進学してくる学校で、
それなりに人数もいたから同じ学年でも知らないやつとかは結構いた。


4:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:11:19.47 ID:l8j8QTE00
学年始めって、出席番号順で座らされたりするだろ?
おれと多部はたまたま出席番号が近くてすぐ隣位の所に座ってたんだよ。

でも、当時のおれは多部のことを全然知りもしなかったし、
ましてや田舎の純朴な厨房だったから、「女とかwwww」という感じで異性を異性としてあまり意識してなかったんだ。


5:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:16:12.22 ID:l8j8QTE00
で、最初の多部とのコンタクトは、学年で最初の給食の日だったんだ。

うちの学校では、小学生みたいに机を向い合せて食ってたんだけど、
ほぼ隣り合わせの席だった多部とは、ちょうど向かい合うような形になった。
「早く給食くいてー」ぐらいで何も考えてなかった俺だったが、
以下略



6:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:22:24.01 ID:l8j8QTE00
でも、そいつは何故だか俺の顔を見てへらへらと小馬鹿にするように笑い始めたんだ。

紳士だった俺は、
「は?ww 何笑ってんの?wwwwww デュフフwwwwwwwwwwww」
って尋ねてみたんだけど、相手はひたすら俺の顔を見ながら、嘲笑めいた笑いを続けるばかり。
以下略



7:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:27:07.22 ID:l8j8QTE00
そんなわけで、俺の多部に対する第一印象は最悪だったんだ。

ちなみに俺は、多部のことをその給食で初めて意識するようになったんだけど、
今まで顔も知らないやつだったから、てっきり自分の卒業した南小出身ではなくて
もう一つの中央小出身の奴だと思い込んでいたんだよ。


8:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:35:24.97 ID:l8j8QTE00
ところが、最悪な出会い方をしたにもかかわらず、なぜかその後は多部と仲が深まっていった。

後から聞いたんだけど、多部も南小出身だったらしい。
向こうは俺のことを小学校の時から知ってたらしいんだけど、おれは全然相手のことを認識してなかった。
そんなに大きい小学校でもなかったけど、たまたま6年間一度も同じクラスになったりしなかったっぽい。


9:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:37:15.41 ID:l8j8QTE00
休み時間、多部と喋ってたりする時間も多かった。
多部はバレエとかやってて、休み時間は何故か俺の前で柔軟とかしながら話しかけてきたりしたから、
いくら紳士な俺でも、目の前で大開脚とかされた時には目のやり場に困ったりしてた。


10:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:39:13.62 ID:l8j8QTE00
誰も見てないっぽいな。


11:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:49:57.12 ID:l8j8QTE0o
まあいっか、続ける。

多部には仲のいい女子友達が二人いた。
それぞれ、りょうと尾野真千子に似てる。

以下略



12:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 01:56:08.40 ID:l8j8QTE0o
しばらくして、普通に仲良しになってから多部に
「なんで初めて会ったとき、ずっと俺の方見て笑ってたの?」って聞いてみたら
「なんか、恥ずかしかったから・・・///」みたいなこと言ってて、
その頃から、なんとなく俺の中で多部のことが特別な存在になっていった


13:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:03:32.51 ID:l8j8QTE0o

多部は多部で、おれのことを小学生の頃から知ってたらしい。
実はけっこう病弱だった俺は、小学校で一回もマラソン大会に出たことはなかったんだ。
いつもマラソン当日は保健室待機だったんだけど、その時に、多部もいつも保健室にいたらしい。

以下略



14:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:11:18.92 ID:l8j8QTE0o
多部はほんとにいい子だった。
第一印象の悪さが消し飛ぶくらいにいい子だった。

なにより、純粋だった。
夏前位に修学旅行の委員決めをしたんだけど、その委員に多部と先のりょう&尾野が立候補したのね。
以下略



15:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:17:45.59 ID:l8j8QTE0o
多部との仲は少しずつ深まっていったように思うけれど、
実際には俺の方が一方的に多部に対する恋心を募らせていたばっかりで、
多部は俺のことをどう思ってるか全く分からなかった。

そんなこんなで季節は秋になり、そろそろ、高校受験に向けて周りも勉強を意識しだす時期になった。
以下略



16:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:23:45.86 ID:l8j8QTE0o
ところが、多部の通う塾はレベル別に3つクラスが分かれてて、多部は真ん中のクラスにいたんだ。
パーチクリンの自分が入塾テストを受けて、多部と同じクラスになれるわけがない。

そう思った俺は、唯一勉強らしいこととして小学3年生のころから続けていた進研ゼミのテキストを取り出して
多部と同じクラスになれることだけを目指して、必死で勉強を始めた。
以下略



17:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:26:04.07 ID:l8j8QTE0o
俺、内心歓喜wwwwwwww

多部も「やったー! >>1も同じクラスになれたんだね!!!」と喜んでくれた。
そんな多部の様子を見て、中二心に、これはもしかして多部も俺に気があるんじゃね?
なんて思うようにもなった。


18:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:31:47.16 ID:l8j8QTE0o
それからは必死に勉強をした。

真ん中クラスになったとはいえ、自分はどう考えても真ん中クラスの最下位だった。
クラスが落ちないように、必死で塾の授業についていった。

以下略



19:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:37:23.23 ID:l8j8QTE0o
正直、勉強は超大変だったけど、塾のみんなはいいやつらだったし、
なにより多部と学校外でも会って机を並べたり、バスの中でワイワイ過ごせるのが嬉しかった。

そんな時間がずっと続けばいいのにと思ってた。


20:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:39:46.28 ID:l8j8QTE0o
中学3年に進級してしばらくのこと、相変わらず学校では俺と、多部、りょう、尾野で仲良くしてた。

いつもの休み時間に、突然りょうから相談があるって言われたんだ。
何事かと思いつつ、話を聞くことにしたんだが、多部と尾野も同席して話を聞くことになった。


21:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]
2012/09/16(日) 02:48:03.14 ID:l8j8QTE0o
正直、何を言われるのかドキドキしてたんだが、
要は、りょうが俺と仲のいい男友達のことが好きになったとかいうことだった。
で、協力してほしいと。

そこへ根っからの紳士の俺のことだから、できることは色々したさ。
以下略



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