過去ログ - 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】
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16:アイン ◆r0cnuegjy.[!nasu_res saga]
2015/03/08(日) 03:22:11.15 ID:P7BK9Q2+o

【剛田から距離ができたことでアインは強力な魔術を放つことができるようになった。ぼろぼろの身体で魔力を集中させて魔法陣を三つ展開】
【雷撃、火炎、暴風の三種が放たれる。数こそ先ほどと同じだが規模がまるで違う】
【眩い輝きを放つ雷撃は円柱状の形となって直進。幅さえ持つ高エネルギーの塊は触れるもの全てを一瞬で消滅させる。火炎もまた同形状で炎の範囲以上に熱の範囲が広く、道中の瓦礫を溶かすほどだ】
【竜巻のように勢いがある渦巻く暴風は巨大な鉄塊をも吹き飛ばしていく】
【それほどの威力の魔術が三つ。四人へと迫り来る。絶体絶命かと思われたそのとき】

【青白い輝きと共に四人の前方に鉄の壁が五十以上も出現。何十枚かを破壊されながらも、三種類の魔術を受け止めきる】


 ────…………っ!?


【アインの表情に驚愕が広がる。渾身の一撃が膨大な防御魔術によってことごとく防がれたのだ】


 『各員、斉射開始っ!!』


【空気を叩くような怒号。続いて戦っていた彼女らの上空、夜空にいくつもの魔法陣が輝きを放ち、夜の戦場を真昼のように照らし出す】
【後方に展開していたのは膨大な人数の部隊だった。全員が警備隊とは比べものにならないほどの装備に身を包み、一糸乱れぬ動きで隊列を組んでいる】
【無数に並ぶ魔法陣の一つ一つに、更に無数の攻撃魔術が展開。驟雨のごとく赤衣の魔術師へと降り注ぐ】
【雷撃に火炎、鉄槍に岩石、強酸や氷塊が隙間なく広場に着弾。瓦礫を粉砕し道路を破砕し砂埃と爆煙で図書館ともどもアインの姿が消える】
【一瞬の静寂】


 ──────ついに来たかっ!!


【圧倒的な魔術の破壊音の中で響く絶叫。煙を引き裂き、無数の魔術が応射を開始した。煙幕の向こうに見えるアインは負傷を更に酷くしていた】
【失った左腕の断面からは大量の出血。身体のあちこちに、掠めた砲撃や近くに着弾したことによる余波で肉が抉れ、皮膚が裂けていた。それでもアインの手は緩まなかった】
【アインの放つ魔術がそれぞれ魔法陣から放たれた魔術を打ち落とし、潜り抜けたいくつかが、また防御魔術によって弾かれる。戦場は一対多の射撃戦に変わっていた】

/もう一つ続きます



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