過去ログ - 【五月病】ここだけ世界の境界線★19【パンデミック】
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16:ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】[sage]
2017/05/14(日) 23:58:37.87 ID:B9caf25eo
>>13
「っ」
「ぐッ……ゥ……!!」

アンカーが腹にブッ刺さり、飛び出る臓物。巻き取られるそれの返しが肉に食い込んでジョシュアは引きずられる。
踏ん張り、コンクリートを砕きながら、やがてα-12のもとまで引き寄せられてしまった。
結果的にオンモの放った範囲攻撃を躱すこととなったが、ジョシュアとしては納得のいく結果ではない。

「うるっせ……!!邪魔……すんなッ!!」
「俺はアイツを殺さなきゃならねェんだ……」

頭部を狙った剣は左手で捕えた。人間を超越した剛力でそれを捩じる。
剣から手を離さなければ、手首から腕をへし折られてしまう程のだ。

「奴等がこの世に居たら……お前等アラズァヘッドが安心して暮らせねェンだよ……ッ!!!」

アンカーのケーブルを右手の手刀で断裂させ、傷を修復させて再びオンモへと向かう。
修復にエネルギーを費やした所為かα-12と言葉を交わしたお蔭か、先ほどよりも暴走からは遠のいている。

>>14
が、依然として憎しみに支配された危険な状況だ。
まるでラウンド終わりに引き離されたボクサーの如く、再びリングの上で対峙する両者。

「ぐ……がァァアアァッッ……!」

メキメキと全身に血管を浮き上がらせ、血眼でオンモへと肉薄。
振りかぶったジョシュアの右腕は、やがて恐ろし気な黒い粒子へと変換されて霧散した。
否、それは消えた訳ではない。ヒトとしてのカタチを保てず結合が崩壊したのだ。

それは意思を持ったおぞましきスウォームとなり、面攻撃としてオンモへと迫る。
よくよく観察すれば、それがジョシュアを形成している無数のグリードだと判るだろう。
触れたものを食い荒らし、骨も残さない。まさしく”恐怖の群れ”。


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