テオノーマルさんの集い

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278 ：以下、名無しにかわりましてA雑民がお送りします [sage]：2022/01/19(水) 03:47:06.88 ID:3uFPBVGno

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波が風を消す/ストルガツキー兄弟

今シリーズは選択について描かれてると思ってるけど、選択肢を把握することそれ自体が選択を行うことを内在化してしまう本作は、もう、なんというか……
そして、結局のところ、対象が自己に可能な認知を超える存在であることを前提としており、事態の把握は原理的に不可能である
答えのない問いに対して、私達が下す解釈が、一つの回答として選択され世界に影響を行使する

私が、言葉を与えたとき、言葉は事物に対する一つの回答としての姿を顕す
はじめにロゴスありき
語り得ぬことについて、私達は沈黙することを許されない
私達は選ばなければ、前に進めないから
私達は言葉にすることで世界を認識、解釈し、選択することを可能とする
私達は認識することが不可能な事物に対しても言葉を与えるべきなのか？それでもなお前に進むべきなのか？
前に進む、ただそれだけのために、言葉を紡ぐ、その根源的選択を私達は行わないといけないのか？
なにも担保しない言葉を与えよう、私達はそれでもなお、自らの手で未来を選び取らなければならないから