2011年にクイーン結成40周年を記念して、音源をクリアにしたリマスター盤のオリジナルアルバムおよびベストアルバムが随時発売されているが、7月現在まだ3分の1ほどしかリリースしていないにも関わらず、日本円にして56億7600万円以上もの売上を記録し、改めて未だ人気が衰えていないことを証明した。 さらにメイとテイラーによると「今、フレディとマイケル・ジャクソンが共同制作した大量の未発表音源をいじっているんだけど、近いうちに2人のコラボアルバムが発売できたらいいなと思うんだ」と述べており、世紀のスーパースターであるフレディ・マーキュリーとマイケル・ジャクソンのコラボアルバム発表間近かと世界中で注目されている。ちなみに先日行われたNMEの「世界最高のヴォーカリストは?」という1000万人以上を対象とした大規模アンケートで1位にマイケル、2位にフレディが輝き、この2人が他のアーティストを大きく離していたことが発表された。 メイはイギリスの女性ミュージカル歌手ケリー・エリスとアルバムを制作したり、全英ツアーを行ったりと相変わらず積極的な音楽活動を続けている。 また、2011年5月23日に発売された世界的ポップスシンガーであるレディー・ガガの3rdアルバム『ボーン・ディス・ウェイ』にメイとのコラボ曲「ユー・アンド・アイ」」が収録された[5]。 メイはバックボーカルとリードギターで参加している。2011 MTV Video Music Awardsでは、男装したガガとメイがステージ上で「ユー・アンド・アイ」を披露し、ガガの受賞が発表された際には2人が抱擁する場面が映し出された。 このことをきっかけにガガの実力を確信したメイは、NMEのインタヴューでクイーンの新ヴォーカル候補として彼女の名前を挙げている。この提案には、熱烈なクイーンファンであるガガの方も乗り気なようで、近いうちにガガがクイーンのメンバーに加入する可能性がある。しかし唯一無二のヴォーカリスト、フレディの存在は大きく、抜群の歌唱力を誇るポールが加入した時でさえファンから複雑な反応を受けたため、メイは「テレビの特番でいろんなアーティストをヴォーカルに迎えて演奏してみたい」と付け加えており、新ヴォーカリスト選びには慎重な姿勢を見せている。一方、テイラーの方は「2012年のロンドンオリンピックに合わせてポールともう一度組む可能性がある」と発言しており、今後どのような形でクイーンとしての活動を進めていくのかが注目されている。さらにテイラーは2012年に一般応募から選考した若い才能のある歌手を迎えて、クイーンのトリヴュートツアー Queen Extravaganza を北米で行っている。また、前述のようにクイーンがロンドンオリンピック関係でメディアに露出することが確認されており、メイもインタヴューで五輪の閉会式にクイーンが参加するという趣旨の内容をほのめかしている。