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ナナリー「私が妹です!」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:24:36.04 ID:BOhnVwAO
ルルーシュ「俺は全てを失った」を書いている者です
本スレの合間を縫って、もう一つSSやります!
本スレメインですので、亀になると思いますが、よろしければこちらも読んで頂けると嬉しいです!
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中日ドラゴンズ応援A雑倶楽部10 @ 2024/05/23(木) 07:10:38.60 ID:eI49gj3Yo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716415837/

ミートウィークだ! @ 2024/05/22(水) 18:54:34.16 ID:oa3Fli280
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716371673/

【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 6 @ 2024/05/21(火) 23:03:45.14 ID:LycZD2yqo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1716300225/

開くと貯金が増えるスレ @ 2024/05/20(月) 21:35:55.08 ID:MOxGLALr0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716208554/

イケパンみっちん39 このスレには可愛いパンダが居るにぇ! @ 2024/05/19(日) 19:47:17.65 ID:skVyN/3XO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716115637/

僕の記憶が全て消えても生まれ変わったらまた君を探す @ 2024/05/18(土) 22:27:06.84 ID:7xX40cGt0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716038825/

グレみんと快楽の座 @ 2024/05/17(金) 22:24:15.47 ID:DUS3Z54Xo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715952254/

【習作】安価コンマでワンピース @ 2024/05/16(木) 21:19:27.48 ID:QUcgFIEu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715861966/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:27:24.19 ID:BOhnVwAO
ナナリー「お兄様。お話があります」

ルルーシュ「何だ?遂に働く気になったか?」

ナナリー「はい」

ルルーシュ「違うなら…は?」

ルルーシュ「…俺の聞き間違いかも知れないから、もう一度聞くぞ?」

ルルーシュ「今はいって言ったのか?」

ナナリー「はい」

ナナリー「私、働きます!」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:28:29.51 ID:BOhnVwAO
ナナリー「正直、私って美少女じゃないですか?」

ルルーシュ「は?」

ナナリー「しかもロリで妹属性。最強です!」

ルルーシュ「おい…何を言っている?」

ナナリー「こんなハイスペックな美少女からお兄様なんて呼んで貰えるんですから、感謝して下さいよ?」

ルルーシュ「…」

ナナリー「お兄様は勝ち組です♪」

ルルーシュ「…それとお前が働く事と何の関係がある?」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:29:28.12 ID:BOhnVwAO
ナナリー「私、アイドルになります!」

ルルーシュ「は?」

ナナリー「この可愛さを生かしてお金を稼ぐんです!」

ナナリー「私なら成功間違いありません!」

ルルーシュ「…」

ナナリー「世のロリコン共はこぞって私に貢ぐはずです!」

ルルーシュ「…」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:30:17.90 ID:BOhnVwAO
ルルーシュ「ダメだ」

ナナリー「ど、どうしてですか!?」

ナナリー「もしかして私のファンに嫉妬してますか!?ジェラシーですか!?」

ナナリー「でも大丈夫です!ファンは大切ですが、一番はもちろんお兄様ですから♪」

ルルーシュ「…そういう問題じゃない」

ルルーシュ「現実を見ろ。アイドルなんてなれるはずないだろう」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:31:50.21 ID:BOhnVwAO
ナナリー「私なら問題ありません!絶対成功します!」

ルルーシュ「その自信が何処からくるのか不明だが…」

ナナリー「だって美少女ですから!」

ルルーシュ「可愛いだけではアイドルにはなれない」

ルルーシュ「歌やトークやダンスも上手でなければダメだ」

ルルーシュ「お前は歌も下手だし、話も面白くない。ダンスなど、運動神経皆無のお前に踊れるはずがない」

ルルーシュ「諦めろ」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:34:45.08 ID:BOhnVwAO
ナナリー「そんな…」

ルルーシュ「全く…やっと前向きになってくれたと思ったら…」

ルルーシュ「寝言は寝て言え。さて夕食の準備を…」

ナナリー「お兄様は悪魔です!!」

ナナリー「たった一人の可愛い妹が、ようやく見つけた夢を全力で否定するなんて…」

ナナリー「それでもシスコンですか!!」

ルルーシュ「俺はシスコンじゃない。お前のそれは夢じゃなくて、ただの妄想だ」

ルルーシュ「言っとくが、アイドルが楽な仕事だと思っているなら大間違いだ。むしろ、普通の仕事よりハードだと言えるだろう」

ルルーシュ「何の覚悟も魅力もないお前が通用する世界じゃない。諦めろ」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:35:28.24 ID:BOhnVwAO
スザク「なるほど…ルルーシュがそんな事を…」

ナナリー「ビドイです…お兄様…せっかく働いてやろうと思ってやったのに…」

スザク「…ルルーシュの言う事も一理ある」

ナナリー「!!」

スザク「いや…正しいと言っても良いだろう」

スザク「アイドルは、そんなに簡単なモノじゃない…」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:36:18.11 ID:BOhnVwAO
スザク「歌、トーク、ダンス…」

スザク「アイドルになる以上、これらは必須事項だ。ナナリー、君はこの中で得意な物はあるかい?」

ナナリー「…」

ナナリー「…でも最近のアイドルはどれも下手じゃないですか!」

スザク「…無いんだね。それでは、オーディションに合格するのは難しい」

ナナリー「オーディション?」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:37:11.71 ID:BOhnVwAO
スザク「プロダクションに所属する為の試験みたいなものだね。歌の上手さや、演技力なんかを試される。これに合格しないとアイドルにはなれない」

ナナリー「そんな…てっきり可愛いければ誰でもなれるものだと…」

スザク「…それは間違いだ。それに例えなれたとしても、更に問題がある」

スザク「仮に君がアイドルになれたとしよう。当然君にはファンが付く事になる。どうする?」

ナナリー「どうするって…もちろん応援して下さるんですから、大切にします!」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:38:14.24 ID:BOhnVwAO
スザク「…君も知っていると思うけど、アイドルのファンになる人達はいわゆるキモオタと呼ばれる人種だ」

ナナリー「!!」

スザク「彼らあってのこそのアイドル。君は彼らに笑顔で接しなければならない。出来るかい?」

ナナリー「…」

ナナリー「が、頑張ります…」

スザク「…」

スザク「…それだけじゃない。握手など、直接触れ合う機会もあるだろう。君は彼らに…触れられるかい?」

ナナリー「無理です!絶対無理!気持ち悪いです!」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:41:49.02 ID:BOhnVwAO
スザク「だが、これらの事も今から言う事に比べれば些末な事に過ぎない」

ナナリー「そ、それは一体…」

スザク「それは…個性だ。他人にはなく、自分にしか無いモノ」

スザク「一流のアイドルには皆、それがある。それを武器に闘っているんだ。逆に言うとこれがなければ、アイドルにはなれない」

スザク「ナナリー…君にはそれがあるのかい?」

ナナリー「…」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:42:33.99 ID:BOhnVwAO
スザク「…話は終わったみたいだね。ナナリー、君にアイドルは…」

ナナリー「妹が…」

ナナリー「私には妹があります!!」

スザク「…」

スザク「妹か…」

スザク「いい答えだ」

ナナリー「そ、それじゃ…」

スザク「だが…残念だけど、それは不可能だ」

ナナリー「!!」

ナナリー「どうしてですか!?」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:43:46.95 ID:BOhnVwAO
アーニャ『お兄ちゃん♪だーい好き♪』

キモオタ『うおおおおおおおっ!!!!』

キモオタ『俺も大好きだああああああっ!!!!』

キモオタ『アーニャちゃああああああん!!!!』

アーニャ『〜〜〜♪〜〜〜♪』

ナナリー「こ、これは…」

スザク「妹系アイドル、アーニャちゃん。通称アーにゃんの武道館ライヴの映像だ」

スザク「現在のアイドル界のトップにして、妹系の全ての需要は彼女が独占している」

スザク「妹系を目指したとしても、彼女がいる限り、もはや付け入る隙はない」

ナナリー「そんな…」

ナナリー「こんな女のどこが妹だっていうんです!キモいだけじゃないですか!」

スザク「何だと!?」

スザク「アーにゃんを馬鹿にするな!!アーにゃんはお前なんかよりずっと妹なんだよ!!」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:45:19.34 ID:BOhnVwAO
ナナリー「…」

スザク「あ、いや…少し興奮しちゃったね…ごめん…」

スザク「この現実を知っても君はまだアイドルを目指すつもりかい?ナナリー?」

ナナリー「私は…」

ナナリー「私は認めません!こんな女が私より妹だなんて!」

スザク「だからアーにゃんを馬鹿にするなと…」

ナナリー「私は十五年間、妹をやってきたんです!こんな作られた妹とは格が違います!」

ナナリー「私、絶対アイドルになります!この女に勝って、皆さんに私の方がずっと妹だって事を思い知らせてやります!」

スザク「…」

スザク「アーにゃんを侮辱したのは頂けないが…君の覚悟は分かった」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:46:37.21 ID:BOhnVwAO
スザク「僕もアーにゃん以上の妹が存在するなら、見てみたい…」

スザク「君がそれを目指すというなら…僕は応援しよう」

ナナリー「スザクさん!」

スザク「来週の日曜日に、このアイドルプロダクションでオーディションが開催される」

スザク「君にその気があるなら、受けてみると良いだろう…」

ナナリー「ありがとうございます!スザクさん!」

スザク「いいよ。それより頑張ってね。ナナリー」

ナナリー「はい!」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:52:33.40 ID:BOhnVwAO
ルルーシュ「まさかナナリーがあんな事を言い出すとは…」

スザク「血は争えないか…」

ルルーシュ「俺は普通に働いてニートを脱却して欲しかったのに…」

ルルーシュ「…まぁ良いだろう。アイドルはそんなに甘くない。すぐに諦める」

スザク「…」

スザク「…来週、あるプロダクションのオーディションをナナリーに教えた」

ルルーシュ「!!」

ルルーシュ「まさか…スザク…お前…」

スザク「僕は道を示しただけだ。決めるのは君だよ。ルルーシュ」

ルルーシュ「ナナリー…」
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:53:28.97 ID:BOhnVwAO
ナナリー「えーと…ここですね。ブラックリベリオンプロダクション」

ナナリー「長いからブラプロにしましょう」

ナナリー「すみません!」

セシル「はい。どうされました?」

ナナリー「アイドルになりたいんですけど…」

セシル「オーディションの方ですか?それでしたら、会場はこちらになります。ご案内しますね」

ナナリー「ありがとうございます!」

ナナリー「うわぁ…たくさん居らっしゃいますね…」

ナナリー「…私ほどの美少女は居ないので大丈夫だと思いますが、気は抜けません!油断大敵です!」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:54:22.78 ID:BOhnVwAO
ローマイヤ「ただいまより、オーディションを開始します」

ローマイヤ「まずはそちらの方から自己紹介をお願いします」

ニーナ「に、ニーナです…趣味はオナニーです…大人しい自分を変えたくてアイドルになろうと思いました…よろしくお願いします…」

ローマイヤ「お帰り下さい」

ニーナ「えっ?」

ローマイヤ「我々は貴女の自己啓発のお手伝いをするのではありません。そのような自己に乏しい人間は必要ありません。お帰りを」

ニーナ「そ、そんな…」

ローマイヤ「次の方」

ナナリー「(まぁ当然ですね。それにあの顔でアイドルとか (笑) お疲れ様でした)」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:55:34.89 ID:BOhnVwAO
ローマイヤ「次の方」

ナナリー「ナナリー・ランペルージです。趣味はハッキングと中傷。皆さんの妹になりたいです!よろしくお願いします!」

ローマイヤ「意味が解りません。次」

ナナリー「ま、待って下さい!」

ローマイヤ「何か?」

ナナリー「意味が解らないってなんですか!」

ローマイヤ「そのままの意味ですが?貴女の言ってる事が理解出来なかった。以上です。次」

???『待て』
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:56:38.49 ID:BOhnVwAO
ローマイヤ「社長」

ゼロ『ナナリーと言ったな。妹と成りたいとはどういう意味だ?』

ナナリー「そのままの意味です!アイドルになって、皆さんの妹になるんです!」

ゼロ『…』

ナナリー「アーニャさんより私の方が妹に相応しい存在だって、皆に認めさせてやるんです!」

ゼロ『ほう…あのアーニャに勝つつもりか?面白いな…』

ゼロ『良いだろう。君は一次試験合格だ。次も頑張りたまえ』

ナナリー「当然です」

ローマイヤ「社長!」
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 21:58:17.03 ID:BOhnVwAO
ローマイヤ「二次試験は皆さんの得意な物をアピールして貰います。別に歌やダンスでなくても構いません」

ローマイヤ「その評価が二次試験の結果になります。それではそちらから一人ずつお願いします」

ナナリー「(マズイですね…パソコンがあればハッキング出来るのですが…)」

ナナリー「(他に何か得意な事…)」

ローマイヤ「それでは次の方」

ナナリー「は、はい…」

ナナリー「えっと…」

ナナリー「ToLOVEるのヤミちゃんの物真似します」

ナナリー『えっちぃのは嫌いです…』

ローマイヤ「…」

ナナリー「…」

ナナリー「え、えっと…次は古手川唯を…」

ナナリー『ハレンチなっ!』

ローマイヤ「…」

ローマイヤ「…次の方」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 22:24:39.33 ID:BOhnVwAO
ローマイヤ「それでは最終試験を始めます」

ナナリー「(い、生き残ってる?)」

ローマイヤ「最終試験は歌、ダンス、演技の全てをやって貰います」

ローマイヤ「それではまずは歌から。何を歌っても構いません」

ナナリー「(どうしよう…歌なんて…全然知りません!)」

ローマイヤ「ではまずは貴女から」

ナナリー「わ、私からですか?」

ローマイヤ「はい」

ナナリー「…」

ナナリー「きーみーがーあーよーおーはー」

ローマイヤ「(君が代!?)」

ナナリー「ちーよーにーぃぃやーちーよーに〜」

ナナリー「さーざーれ〜いーしーの〜」

ナナリー「いーわーおーとなーりてぇ〜」

ローマイヤ「…」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 22:42:04.80 ID:BOhnVwAO
ローマイヤ「次はダンスをお願いします」

ローマイヤ「では貴女から」

ナナリー「ま、またですか?」

ローマイヤ「はい」

ナナリー「(ダ、ダンスなんて、躍れません!)」

ナナリー「あ、あの…」

ナナリー「ダンスは躍れないので…代わりに『敦盛』をやります…」

ゼロ『舞えるの!?』

ナナリー「にぃぃんげぇぇんごじゅぅぅうねぇぇん〜」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 22:42:41.46 ID:BOhnVwAO
ローマイヤ「最後に演技をお願いします」

ローマイヤ「好きなシチュエーションで自由に演じてみて下さい」

ローマイヤ「そ、それでは貴女から…」

ナナリー「はい!」

ナナリー「ルパンルパン〜♪」

ローマイヤ「!!!?」

ナナリー「チュチュルチュ〜チュチュチュ〜♪チュチュルチュ〜…」

ローマイヤ「(オ、オープニング…?)」

ナナリー『なに〜?交替しただぁ〜?』

ローマイヤ「(ど、どういうシチュエーションなのでしょうか?)」

ナナリー『ばっかも〜ん!!』

ローマイヤ「(銭形!?)」

ナナリー『それがルパンだ!!』

ナナリー『ごぉ〜めぇ〜んな〜とっつぁぁん〜』

ローマイヤ「(に、似てない…!)」

ナナリー『チュチュチュチュチュ〜チュチュチュチュ〜』

ローマイヤ「(古畑○三郎!?)」

ローマイヤ「あ、あの一つで結構ですよ」

ナナリー「えっ?」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 22:43:21.76 ID:BOhnVwAO
ゼロ『それでは合格者を発表する…』

ゼロ『ナナリー・ランペルージ』

ゼロ『おめでとう。厳選な審査の結果、君は我がプロダクションに所属する事が決定した』

ナナリー「やったぁ♪」

ナナリー「あ!お兄様に知らせしないと!」

ゼロ『お、おい…』

ナナリー「失礼します!」

ゼロ『…』

ローマイヤ「本当に良かったのですか?あの様な素人…」

ゼロ『ふっ…君も認めた事だろう?』

ローマイヤ「…確かに個性があるのは認めますが…」


ナナリー「これで私もアイドルです!」

ナナリー「全国の皆さんに、本物の妹を教えてあげます♪」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/04(木) 03:39:45.28 ID:q5kk5OIo
ナナリイイィ〜〜〜〜!
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/04(木) 08:05:40.09 ID:uEgYjTc0
こっちもカオス臭がwwwww
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/07(日) 20:13:41.83 ID:qahmKYAO
age
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/10(水) 02:03:22.12 ID:ZNOLh1M0
ひでえw
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/10(水) 23:08:37.52 ID:d1YwNMAO
保守
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/14(日) 14:57:19.63 ID:ZFRn/sAO
ぬる保゜守
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/15(月) 21:42:08.24 ID:HICdYSAo
こっちはナナリーがダメな子かwwwwwwww
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 02:50:04.19 ID:QXCq5YAO
ナナリー「えっ?セシルさんじゃないんですか……?」

ローマイヤ「はい。私がナナリーさんのマネージメントを担当する事になります、ローマイヤと申します。以後よろしくお願いします」

ナナリー「………」

ローマイヤ「それではまず、ナナリーさんにはレッスンを受けて頂きます」

ナナリー「レッスン?」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 02:51:11.29 ID:QXCq5YAO
ナナリー「あの……」

ローマイヤ「何ですか?」

ナナリー「コンサートがやりたいです!」

ローマイヤ「………」

ローマイヤ「……ナナリーさんは先日、我がプロダクションのオーディションに合格しましたが、=デビューした訳ではないと五十回はお話したはずですが、覚えていますか?」

ナナリー「はい!」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 02:52:00.33 ID:QXCq5YAO
ローマイヤ「貴女には、歌唱力、ダンス、演技力等、あらゆる能力が絶対的に不足しています」

ローマイヤ「と言うか、ぶっちゃけ素人です」

ナナリー「えっ?そうなんですか?」

ローマイヤ「………」

ローマイヤ「……ですから、まずはそれらを少しでもマシなレベルにして頂かなくてはn」

ナナリー「あっ!お兄様からメールが……」

ローマイヤ「テメェ!!人の話全く聞く気ねぇだろ?!!」

ナナリー「私も愛してます……っと」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 02:53:04.68 ID:QXCq5YAO
ナナリー「とりあえず使ってみて下さい。私を」

ナナリー「すぐに結果をお見せしますよ?」

ローマイヤ「(何なんでしょうか……この自信は一体何処から……)」

セシル「あっ、ローマイヤさん。お疲れ様です」

ローマイヤ「……お疲れ様です」

セシル「ナナリーさんもお疲れ様」

ナナリー「お疲れ様です!セシルさん、今お時間大丈夫でしょうか?私、コンサートをやりたいんですけど……」

セシル「ごめんなさいね。今からあの娘に付いて、ラジオの収録スタジオに行かないといけないの」

ナナリー「あの娘?」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 02:54:03.75 ID:QXCq5YAO
アーニャ「……セシル。車まだ?」

ナナリー「お前は……?!」

セシル「もうすぐ来るわ。ごめんなさいね……ナナリーさん。また今度、ゆっくり時間が取れる時に……」

ナナリー「アーニャ・アールストレイムッ!!」

セシル「えっ?」

アーニャ「……誰?」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:00:27.53 ID:QXCq5YAO
ナナリー「ナナリー・ランペルージです!私を知らないなんて……貴女こそ誰ですか!!」

アーニャ「アーニャ・アールストレイム」

ローマイヤ「(今思いっきり名前を呼んでいましたが……まさか!痴呆?!)」

ナナリー「貴女がアーニャですか……この偽りの妹が」

アーニャ「偽りの妹?」
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:01:14.35 ID:QXCq5YAO
ナナリー「そうです。失礼ですが、貴女は妹を売りにされているとか」

アーニャ「………」

ナナリー「ライヴを観させて頂きましたが……ふふっ!」

ナナリー「あはははははははっ!!」

アーニャ「……何が可笑しいの?」

ナナリー「はははははは!……っと、失礼しました。つい、思い出してしまい……(笑)」

アーニャ「………」

ナナリー「我慢出来なくて(笑)」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:01:55.34 ID:QXCq5YAO
ナナリー「まず、最初に言っておきますね?」

ナナリー「貴女……アイドル辞めた方が良いですよ」

セシル「えっ!」

ローマイヤ「お前!何言ってんだよ!」

アーニャ「………」

ナナリー「ハッキリ言って、向いてませんよ」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:02:54.39 ID:QXCq5YAO
ナナリー「何ですか?あのテンプレ通りの、何の面白味もない、妹キャラは?」

アーニャ「………」

ナナリー「お兄ちゃん!大好き!とか……今時それは有り得ないって(笑)」

アーニャ「………」

ナナリー「ギャグかと思いましたよ(笑)」

ナナリー「媚るにしろ痛すぎでしょう。しかし、そんな痛いセリフにも狂喜し、乱舞するオタ共の更に痛いこと痛いこと」

アーニャ「………」

ナナリー「あれはもう、完璧に洗脳完了されちゃってますね。あれ?何かコレってライヴじゃなくて、集会じゃないですか?(笑)」

アーニャ「………」

ナナリー「信者を洗脳する為の。貴女アイドルじゃないんですか?何教祖やっちゃってるんですか(笑)」

アーニャ「………」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:04:03.17 ID:QXCq5YAO
ローマイヤ「ナナリーさん!いい加減に……」

ナナリー「何ですか?アーニャビームって(笑)」

ナナリー「私にも撃ってみて下さいよ(笑)」

アーニャ「………」

ナナリー「しかも!歌がまた壊滅的に下手過ぎます!これは流石にダメですよ!アイドルと言っても限度ってモンがありますよ?」

アーニャ「………」

ナナリー「あと、ダンスですが、私の目から見ても、素人だという事が一目瞭然です!」

ナナリー「アレは、ハルヒダンスをギリギリ、ニコにうp出来るレベルですね」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:09:14.18 ID:QXCq5YAO
ナナリー「貴女が主演の映画も観ましたが……」

アーニャ「………」

ナナリー「何あのスィーツ(笑)レイプ(笑)されちゃってましたよね?」

アーニャ「………」

ナナリー「正直アレは無い(笑)十分で観るの止めましたよ」

アーニャ「………」

ローマイヤ「」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:09:57.32 ID:QXCq5YAO
ナナリー「お分かり頂けましたか?貴女が如何にアイドルとして適していない人間か」

アーニャ「………」

ナナリー「どうせファンなんて金ヅルとしか思ってないんでしょ?」

セシル「(それはナナリーさんじゃ……)」

ナナリー「奉仕の心が感じられないんですよ!貴女からは!」

ナナリー「妹アイドルたる者、ファンをお兄様と思って思って、誠心誠意尽くさせばなりません」

ナナリー「ファンをただの金ヅルとしか見ていない貴女に、アイドルをかたる資格はありません!」

ナナリー「消えなさい!このエセ三流崩れクズアイドルッ!!」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:10:45.63 ID:QXCq5YAO
アーニャ「………」

アーニャ「お前……」

ナナリー「ビクッ」

セシル「(マズイ?!)」

アーニャ「さっきから何様?[ピーーー]よ?」

ナナリー「ひっ……」

セシル「アーニャ!落ち着いて!」

ローマイヤ「申し訳ありません!」

アーニャ「[ピーーー]」

ナナリー「ふ、ふん!ようやく本性を現しましたね!貴女のその言動はとてもアイドルのモノではありませんよ?ましてや妹n」

ローマイヤ「お前もう黙れッ!!」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:11:49.51 ID:QXCq5YAO
アーニャ「そもそもお前は何なの?」

ナナリー「私ですか?アイドルですよ?貴女と違って一流の」

ローマイヤ「(お前まだアイドルじゃねぇだろうが!!)」

アーニャ「聞いた事ない」

ナナリー「これだから偽物は……」

アーニャ「新人?」

セシル「えっと……」

ナナリー「来週には武道館でデビューライヴを予定しています」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/16(火) 03:12:41.85 ID:QXCq5YAO
ローマイヤ「は?」

セシル「ホ、ホントですか!?」

ナナリー「ええ。よろしければいらっしゃいますか?貴女との格の違いを見せてあげますよ」

セシル「そ、そんな話聞いてない……」

アーニャ「………」

アーニャ「……来週のいつ?」

ナナリー「に、日曜日です。別に無理しなくて良いんですよ?貴女が死んでも代わりはいるもn」

アーニャ「分かった」

ナナリー「えっ?」

ローマイヤ「えっ?」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:14:33.50 ID:QXCq5YAO
アーニャ「日曜のスケジュール、全部キャンセルして」

セシル「わ、分かりました」

ナナリー「え……えっ?」

アーニャ「私の事……あれだけ言えるんだから、きっと凄いステージのはず」

ローマイヤ「ア、アーニャさん!実は……」

アーニャ「もしこれで期待外れだったり……」

アーニャ「ライヴ自体、無かったりしたら……」

ナナリー「?!」

アーニャ「お前は原形も残さない」

ナナリー「!!!!!!」

アーニャ「来週の日曜日……楽しみにしてる」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/16(火) 03:15:06.73 ID:QXCq5YAO
ナナリー「………」

ローマイヤ「………」

ナナリー「………」

ローマイヤ「………」

ナナリー「………」

ローマイヤ「………」

ナナリー「あ、あの……」

ローマイヤ「馬鹿なの?死ぬの?」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 04:02:25.12 ID:9aoLSaIo
>>1か?
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:38:47.53 ID:QXCq5YAO
>>51 そうです。こちらもずっと放置だったんで、少しずつ更新していきます


ゼロ『………』

ローマイヤ「………」

ナナリー「あの……」

ゼロ『これは……素直に謝るしかないだろう』

ローマイヤ「ですよね」

ナナリー「嫌です!あの女だけにh」

ローマイヤ「黙れ」

ナナリー「………」

ゼロ『……私がとりなそう。アーニャも鬼ではない。ちゃんと謝れば許してくれる……はずだ』

ナナリー「あの……」

ゼロ『何だ?』

ナナリー「ライヴがしたいです」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:39:28.20 ID:QXCq5YAO
ゼロ『………』

ローマイヤ「………」

ナナリー「この機にデビューしたいです!」

ゼロ『………』

ローマイヤ「………」

ナナリー「武道館で盛大にしたいです!」

ゼロ『………』

ローマイヤ「………」

ナナリー「私ならきっと!!」

ゼロ『………』

ローマイヤ「………」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:40:24.10 ID:QXCq5YAO
スザク「………」

ナナリー「社長もローマイヤさんも頭が固すぎます!そんな考えだから、未だにブラプロは、アーニャ以上のアイドルが出ないんですよ!」

ナナリー「私ならこの現状を変えられるのに!」

スザク「これはもう、アーにゃんに土下座するしかないだろう」

ナナリー「スザクさん……私どうすれば……」

スザク「土下座しろ」

ナナリー「スザクさんのトリビアでまた何とかなりませんか?」

スザク「いくら僕でも武道館は無理だ」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:41:17.95 ID:QXCq5YAO
ナナリー「そんな……」

スザク「ごめんよ……ん?」

スザク「待てよ……何とかなるかもしれない」

ナナリー「えっ?」

スザク「僕の従兄妹なら可能かもしれない」

ナナリー「ほ、本当ですか!?」

スザク「日本人は嘘つかない」

スザク「早速頼んでみるよ!」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:42:09.35 ID:QXCq5YAO
ナナリー「ふふふ……やっぱりスザクさんは使えますね」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「それで、もし武道館が押さえられたとして……」

ルルーシュ「セットリスト、舞台の設営、メディアへの告知、集客……諸々は一体どうするつもりだ?」

ナナリー「もちろん私がやります!」

ルルーシュ「えっ?」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:46:54.69 ID:QXCq5YAO
スザク「やぁ!ルルーシュ!ナナリー!」

ナナリー「あっ、スザクさん!」

ルルーシュ「………」

スザク「ナナリー、武道館の件だけど……」

スザク「見事押さえちゃったよ!」

ルルーシュ「………」

ナナリー「わぁ!本当ですか!ありがとうございます!スザクさん、大好きです♪」

スザク「あはは!お礼ならアーにゃんの写真とサインでいいよ!」

ナナリー「………」

スザク「ところでナナリー。君は何を歌うんだい?」
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:47:57.36 ID:QXCq5YAO
ナナリー「もちろん決まってます!徹夜でセットリストも作ったんですよ!」

スザク「へぇ〜!もうそこまで考えてたのか!すごいよ!ナナリー!」

ナナリー「えへへ///」

スザク「これがセトリかい?どれどれ……」

スザク「オープニングに『古畑任三郎のテーマ』?」

スザク「………」

スザク「一曲目に『君が代』独唱」

スザク「………」

スザク「二曲目にSEを挟んで、『敦盛』披露……」

スザク「………」

スザク「ルルーシュ……ちょっと……」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:48:42.00 ID:QXCq5YAO
ルルーシュ「……何だ?」

スザク「ざっと目を通したけど……あれは、アイドルのコンサートでやるモノじゃない」

ルルーシュ「……分かっている」

ルルーシュ「しかし、お前もナナリーの歌の下手さは知っているだろう?」

ルルーシュ「中途半端にアイドルソングなんて歌わせたら……それこそ惨め過ぎる……」

スザク「………」

ルルーシュ「ならばまだ、ナナリーの個性を少しでも生かしてやった方が……」

スザク「ルルーシュ……」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/16(火) 06:49:42.98 ID:QXCq5YAO
ルルーシュ「ハコが押さえられたなら、メディアへの宣伝も含め、俺が何とかする」

ルルーシュ「あとは来週の日曜日までの一週間弱……ナナリーには少しでもマシになるよう、練習してもらう」

スザク「あのナナリーが真面目に練習するだろうか……」

ルルーシュ「その心配は要らない。ふざけたステージだったらアーニャに殺されるからな」

ルルーシュ「……どの道殺されそうだが。まぁ、熱意が伝われば、あるいは助かるかもしれない……」
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:50:38.69 ID:QXCq5YAO
スザク「けど、ルルーシュ。これはもしかしたらイケるかもしれないよ」

スザク「事前に何の告知もなく、いきなり武道館で、デビューライヴ」

スザク「アーにゃんですら有り得なかった事だ。これはすごい話題性だよ!」

ルルーシュ「あぁ……」

スザク「……後はナナリー次第か」

ルルーシュ「失敗したら、ブラックリベリオンプロダクションは終わりだ」

スザク「……君らしくない賭けだね」

ルルーシュ「まぁな。だが成功すれば、アーニャ以上のアイドルが手に入るかもしれない……」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 06:57:36.83 ID:KDslvwAO
来てたwwwwwwこっちもおもしろそう期待。無理しないでマイペースでもいいから最後まで書き上げてくれ
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:01:02.62 ID:QXCq5YAO
ルルーシュ「正直今のプロダクションの気運は好ましくない」

ルルーシュ「現在プロダクションの収益の殆どはアーニャだ」

ルルーシュ「アーニャがいれば常に黒字だが、逆にもしアーニャが移籍でもすれば、我がプロダクションは終わりだ」

ルルーシュ「俺達はいつもアーニャのご機嫌を伺っていなければならない。だが、それによって今度は他のタレントが横を向く」

ルルーシュ「アーニャはどんどん特別化され、他のアイドルはやはりアーニャには敵わないと、モチベーションが下がる」

ルルーシュ「だが、もしアーニャに匹敵する者が現れたら?」

ルルーシュ「問題は全てクリアされる」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:01:39.61 ID:QXCq5YAO
スザク「確かに……アーにゃんも含めて、皆のモチベーションも上がるだろうね……」

ルルーシュ「あぁ。停滞した気運も吹き飛ばされ、利益も今の何倍にもハネ上がる」

スザク「……ナナリーに全ての命運が懸かっているな」

ルルーシュ「あぁ」

ナナリー「きぃーみぃーがぁーあーよぉー」

ルルーシュ「………」

スザク「………」
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:02:22.76 ID:QXCq5YAO
ディートハルト「このコが例のコね?ゼロちゃん?」

ゼロ『そうだ。歌はさっき聴いてもらった通りだ。あと一週間しかないが……よろしく頼む』

ディートハルト「良いわよん。ゼロちゃんの頼みなら何だって聞いちゃうんだから!」

ナナリー「あの……社長。こちらのケツアゴはどなたですか?」

ゼロ『ディートハルト・リート。超一流のボイストレーナーだよ。ウチのアーニャを始め、銀河の妖精や、超時空なんとかも彼女の指導を受けている』

ゼロ『君にも同様に、これから一週間、毎日ボイストレーニングを受けてもらう』

ナナリー「えっ……」

ディートハルト「よろしくねぇ♪」
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:03:04.55 ID:QXCq5YAO
藤堂「注文通り、仕上げてきたわよ!」

ゼロ『流石に仕事が早いな。藤堂』

ナナリー「……あれは?」

ゼロ『藤堂鏡志郎。異色の天才作曲家だ。今回君が選んだ、君が代を始め、全30曲の作曲・アレンジをお願いした。君は彼の曲を歌う事になる』

ナナリー「えっ?」

藤堂「ちょっとアンタ!アタシの曲を汚したら、[ピーーー]わよ!」
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:03:59.41 ID:QXCq5YAO
扇「ダンスの基本は腰よ!とにかく振って鍛えなさい!」

ナナリー「………」

ゼロ『ダンサー扇要。世界トップレベルのダンサーであり、数々のアーティストの振り付けも担当してきた、まさにダンスの申し子。君のダンスレッスンと、曲の振り付けをお願いした』

扇「見てないでアンタも振りなさいよ!ちょっとゼロ!このコ大丈夫なの!?」

ナナリー「………」

ゼロ『さぁ、君も振りたまえ』
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:06:16.98 ID:QXCq5YAO
ゼロ『君のバックバンドのメンバーも紹介しておこう。入りたまえ』

ゾロゾロ……

ゼロ『まずはドラムのYOSHIKI』

YOSHIKI「よろしく」

ゼロ『次にベースは英国からリカルド君』

リカルド君「よろしく」

ゼロ『次にギターの松本さん』

松本さん「よろしく」

ゼロ『最後にキーボードのムギちゃんだ』

ムギちゃん「よろしくお願いします!」

ゼロ『以上が君のバックバンドのメンバーになる』

ナナリー「………」
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:06:53.16 ID:QXCq5YAO
ゼロ『今日からスタッフ総動員で仕上げていくぞ!デビューライヴが終わるまで、君に休息はないと思え!』

ナナリー「は、はい!」

ゼロ『このステージに我がプロダクションの今後が懸かっていると言っても過言ではない!諸君!全力を上げて取り組んで欲しい!』

一同「「「イエス!ユアハイネス!!」」」
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/16(火) 09:44:54.80 ID:zg7GP22o
すごい勢いで溜めたのを吐き出してきたな・・・
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:09:17.84 ID:gy/7WgAO
復活キタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!!

やっと書ける。
嬉しいです。
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:11:15.03 ID:gy/7WgAO
リヴァル「おーい!スザク!」

スザク「やあ!リカルド!どうしたんだい?」

リヴァル「ナナリーの事知ってるか!?」

スザク「アイドルデビューの話かい?」

リヴァル「そうそう!驚いたぜ……いきなりCMでデビューしますって……」

リヴァル「ルルーシュに確認したらマジだって言うし……」

リヴァル「まさかあのナナリーがアイドルだなんて……」
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:12:18.42 ID:gy/7WgAO
リヴァル「しかも武道館でデビューライヴだろ?」

スザク「チケットも販売開始2分で全て売り切れたそうだよ」

リヴァル「ホント、ナナリーどうしちゃったんだよ……」

スザク「アーにゃんを超えるアイドルになりたいんだそうだ」

リヴァル「アーにゃんを超える?」

スザク「僕は正直無理だと思っていたけど、これだけの勢いを見せられて、もしかしたらと思い始めているよ」
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:13:29.07 ID:gy/7WgAO
ナナリー「………」

ローマイヤ「お疲れ様です。体調は大丈夫ですか?」

ナナリー「ローマイヤさん!」

ナナリー「ありがとうございます!」

ローマイヤ「本番まで後三日ですが……順調なようですね」

ナナリー「はい!皆さんの期待が懸かっていますから!頑張ります!」

ローマイヤ「(あれ?こんなキャラでしたっけ?)」

ローマイヤ「私も全力でフォローします。デビューライヴ、必ず成功させましょう」

ナナリー「はい!」

セシル「ナナリーさーん!」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:14:36.88 ID:gy/7WgAO
ナナリー「セシルさん!……とニセモノ」

セシル「順調そうね!でもまさか、本当に武道館でデビューライヴするなんて……」

ナナリー「当たり前じゃないですか。私クラスなら当然です」

ローマイヤ「………」

アーニャ「とりあえず嘘じゃなかったんだ。そこだけは褒めてあげる」

ナナリー「……はい?そんな事を言うためにわざわざいらっしゃったんですか?随分とお暇なんですね?」

アーニャ「……お前」

セシル「い、今は次の仕事までの休憩で一旦戻ってきたの。そしたらナナリーさんが居たから……」

セシル「げ、激励のつもりで声を掛けたのよ?」

ナナリー「ちっ。余計なお世話です」
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:15:38.52 ID:gy/7WgAO
アーニャ「……まぁ精々頑張って。見苦しかったら消すだけ」

ナナリー「……誰に向かって口を利いてるんですか?貴女のキモいステージと一緒にしないで下さいよ」

ナナリー「本当のアイドルと妹を見せてあげますよ」

アーニャ「………」

ナナリー「………」

ローマイヤ「(やっぱりダメだコイツ……)」
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:17:51.51 ID:gy/7WgAO
ディートハルト「エクセレント!最高よ!ナナちゃん!」

ナナリー「はい。当然です」

ディートハルト「ふふ……サビの所もう一回いくわよ」

ナナリー「はい」

藤堂「これは……」

扇「ヤるじゃない……」

ゼロ『驚いたか?』

藤堂「何なのよ!アイツ!一週間前とは別人28号じゃない!」

ゼロ『私も正直驚きを隠せない。まさかこれ程になるとは……』

扇「コッチも歌に勝るとも劣らない出来よ。あのコ……ホンモノだわ」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:18:44.08 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「(まさか、ナナリーにこんな才能があったとは……)」

ルルーシュ「(いつも何をやってもダメで……無能だと決めつけていた)」

ナナリー「お兄様!聞いてるんですか!」

ルルーシュ「あ、あぁ……ごめん。何だ?」

ナナリー「もう!愛してるって言ったんです!」

ルルーシュ「あぁ……俺も愛してるよ」

ナナリー「もういいです!」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「……明日はいよいよデビューライヴだな」
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:19:57.51 ID:gy/7WgAO
ナナリー「はい!明日はお兄様も観に来て下さるんですよね?」

ルルーシュ「勿論だ。スザクと一緒に観に行くよ」

ナナリー「じゃあ、明日はお兄様の為に歌いますね!」

ルルーシュ「楽しみにしてるよ。緊張はしてないか?」

ナナリー「はい!全然!」

ルルーシュ「……そうか。それは頼もしいな」

ルルーシュ「明日はリハーサルや準備で早いんだろう?今日はもう休んだ方が良いな」

ナナリー「はい!分かりました!」

ナナリー「おやすみなさい!お兄様!」

ルルーシュ「おやすみ。ナナリー」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:21:05.82 ID:gy/7WgAO
――――当日


ルルーシュ「………」

スザク「おーい!ルルーシュ!ここだよ!」

ルルーシュ「!!」

ルルーシュ「スザク……その恰好は……」

スザク「物販で買ったんだ。ナナちゃんTシャツに、ナナちゃん陣羽織」

スザク「こっちはナナちゃんの槍とナナちゃんの盾。あとナナちゃんの袴だ」

ルルーシュ「………」

スザク「僕らのナナリーがここから出発するんだ。これ位当たり前だろ?」

スザク「もちろん君の分もちゃんと購入してるよ」

ルルーシュ「えっ?」

???『ルルーシュ殿とスザク殿ではござらぬか?』
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:22:20.85 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「お前は……」

スザク「剣心!」

剣心「久しぶりでござる」

スザク「心配したよ!ずっと消息不明だったから」

剣心「済まぬでござる。シェリルのツアーに帯同してちとギャラクシーまで行ってたでござるよ」

スザク「剣心もナナリーの応援かい?」

剣心「左様!ナナリー殿のデビューライヴと聞いて、居ても立ってもいられず、戻ってきたでござるよ!」

ルルーシュ「……今は何をやってるんだ?」

剣心「ハハハ。相変わらず流浪人でござるよ」
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:24:58.19 ID:gy/7WgAO
剣心「拙者、今のブラプロの現状を憂う者」

剣心「確かにアーにゃんは大好きでござるし、一流のアイドルであるというのは今更疑いようのなき事実」

剣心「しかし、他のコも全然可愛いし、負けていないでござるよ!」

剣心「アーにゃんがいるが故に日の目を見れぬ、今の状態は決して良いモノではござらぬ!」

剣心「それ故に!ナナリー殿にここまで力を入れ、現状を打開しようとしたゼロ殿に、拙者は賞賛と感謝の言葉を贈りたいでござる!」

ルルーシュ「………」

剣心「このイベント、何としても拙者達が成功させねば!!」
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:26:19.99 ID:gy/7WgAO
アナウンス『ただいまより、ナナリー・ランペルージ、デビューイベント、優しい世界〜私の彼はテロリスト〜を開催致します』


〜♪古畑任三郎のテーマ(Todo rimix ver.)〜


『うおおおおおおおおおおっ!!』

スザク「おおおおおおおおっ?!!」

剣心「うおおおおおっ!!龍追閃!!龍翔閃!!」

古泉イツキ「飛ばし過ぎですよ!剣心さん!」

ルルーシュ「………」

アナウンス『国歌斉唱』

アナウンス『皆様、ご起立下さい』
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:27:29.30 ID:gy/7WgAO
『ナナリィィイイイイイイッッ!!!!』

ナナリー『皆も一緒に歌って下さいね☆』


〜♪君が代(nanary ver.)〜


ナナリー『きぃ〜みぃ〜が〜あ〜よ〜お〜WA☆』

スザク「し、信じられない……これがナナリー……?」

スザク「この心に染み渡るかのような……」

ルルーシュ「良い声だ……」

剣心「さーざーれーいーしーのー」

古泉「いーわーおーとーな〜りて〜」


セシル「す、すごい……」

アーニャ「これは……」
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:29:02.34 ID:gy/7WgAO
ナナリー『紅に染まった〜♪この俺を〜♪』

ナナリー『愛のままに♪ワガママに♪僕は君だけを傷つけない〜♪』

ナナリー『キミを見てると〜♪いつもHeartドキドキ☆DOKI♪』

スザク「これは……」

スザク「バックバンドのメンバーの曲をアイドルソング風にしたのか!」

スザク「しかも完璧に歌いこなしている!」

スザク「ナナリー……恐ろしい子……」

ナナリー『次の曲は私のオリジナル曲です!聴いて下さい!ボロ雑巾♪』

『ナナリィィイイイイイイイッ!!!!』


セシル「す、すごい一体感……とても初めてのイベントとは思えない……」

セシル「しかも、この盛り上がりは下手をすると……」チラッ

アーニャ「綺麗な声……」
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:31:07.39 ID:gy/7WgAO
キ○ン「ビーム!ビーム撃ってくれぇっ!!」

ナナリー『そんな恥ずかしい真似出来ません☆』

ナナリー『え?え?撃っちゃってる人いるんですか?(笑)』

ナナリー『私はお兄様たちに一生懸命尽くすだけです♪』

『フォォォオオオオオオオ!!!!』

剣心「今こそ天翔龍閃を発動させる瞬間……」

古泉「まだ早いですって!ラストまで我慢しましょう!」

ナナリー『この曲を会場にいる、全てのお兄様に捧げます……』

ナナリー『ゼロレクイエム』
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:33:09.47 ID:gy/7WgAO
ナナリー『皆さん!今日は本当にありがとうございました!』

ナナリー『皆さんのお陰で最高のデビューイベントになりました!』

ナナリー『来月にはデビューシングル、君が代をリリースします。絶対買って下さいね★』

ナナリー『最期に一言だけ……』

ナナリー『お兄様!!愛しています!!』

『うおおおおおおおおおおっ!!』

ルルーシュ「ナナリー……」

スザク「ナナちゃあああああああん!!」

キ○ン「俺も!俺も愛してる!!」

剣心「  天  翔  龍  閃  」

古泉「ふんもっふ!ふんもっふ!」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:34:05.77 ID:gy/7WgAO
剣心「ナナちゃん最高だったでござる」

古泉「デビューシングルも当然買いでしょう」

キ○ン「ん?古泉じゃねぇか」

古泉「これはこれは……貴方もいらしてましたか」

キ○ン「まぁな」

古泉「いかがでしたか?僕はもうこの猛りを鎮める為なら、無関係の人間なら壊してもいいかなって気分ですよ」

キ○ン「オイオイ、危ねーな」

キ○ン「もちろん最高だったぜ!これから俺はナナちゃんに人生を捧げる事になりそうだな」

古泉「ほう。そこまでですか」

キ○ン「一つ不満があるとしたら、ビームを撃ってくれなかった事だが……まぁデビューライヴだしな」
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:35:04.79 ID:gy/7WgAO
古泉「もしかしてMCの時にビーム要求してたの、貴方ですか?」

キ○ン「おう」

古泉「通りで聞き覚えのある声だと思いました(笑)」

古泉「僕等はこれから打ち上げですが、ご一緒にいかがです?」

キ○ン「いいな。邪魔させてもらおうか」

剣心「ルルーシュ殿とスザク殿はどうするでござるか?」

ルルーシュ「……俺達はナナリーの所へ行かないと」

剣心「左様でござるか。それではナナリー殿によろしくお伝えして欲しいでござる!」

ルルーシュ「分かった」

剣心「それでは御免」

古泉「失礼します」
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:35:53.31 ID:gy/7WgAO
ナナリー「あっ、お兄様!スザクさん!コッチです!」

ナナリー「どうだったでしょうか?私上手に出来てたでしょうか……?」

スザク「最高だったよ!今日のナナリーは僕の中でアーにゃんを超えてたよ!」

ルルーシュ「あぁ。とても素敵だったよ。お疲れ様。ナナリー」

ナナリー「お兄様……スザクさん……」

ナナリー「ありがとうございます!」

ゼロ『お疲れ様。ナナリー』
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:37:36.43 ID:gy/7WgAO
ゼロ『そちらが君のお兄さんかな?初めまして。ブラックリベリオンプロダクションの代表を務めています。ゼロです』

ゼロ『妹さんのライヴは大成功でしたよ。これで彼女も名実共にアイドルの一人です』

ルルーシュ「……ありがとうございます。これからも妹をよろしくお願いします」

ゼロ『こちらこそ』

ローマイヤ「(お兄さんの方は常識のある方のようですね……)」

ディートハルト「ナナちゃん!アナタ最高にエレガントだったわ!惚れちゃいそう(笑)」

藤堂「ふ、ふん!一応褒めてあげるわ!お、お疲れ様///」

扇「文句のない腰使いだったわ!ただ、アンタならまだまだ成長出来るわ!もっと磨いてあげるから、覚悟しなさいよね!」

ゼロ『彼女達も今回のライヴで君に惚れ込んだらしいな。今後とも君をサポートしたいと言ってくれている』

ナナリー「えっ?」
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:39:48.36 ID:gy/7WgAO
松本さん「もうB'z辞めて、コッチでやろっかな?」

YOSHIKI「俺もなんかX復活させちゃったけど、正直メンドイし、ソロは元々やる気ないし、ナナちゃんのバックの方が楽しいよ」

リカルド君「僕はとにかく仕事が見つかって良かったですよ」

松本さん「ムギちゃんは流石に……ねぇ?」

ムギちゃん「はい。とっても楽しかったんですけど、私のバンドもデビューしたばかりなので……。ごめんなさい……」

YOSHIKI「小室君呼ぶ?」

松本さん「馬鹿野郎(笑)」
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:41:22.43 ID:gy/7WgAO
スザク「[ピーーー]![ピーーー]!」

ナナリー「ス、スザクさん……」

スザク「[ピーーー]!いや[ピーーー]!」

ルルーシュ「スザク……」

ローマイヤ「もしもし、警察ですか?」

セシル「盛り上がってますね!」

ナナリー「セシルさん!」

セシル「デビューライヴ、観させてもらったわ。大成功でしたね!おめでとう!ナナリーさん!」

ナナリー「ありがとうございます!」

スザク「ん???君は!!!!」
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:42:42.60 ID:gy/7WgAO
アーニャ「………」

スザク「ア、アーにゃん?!?!」

ナナリー「ニセモノ……」

ナナリー「何か御用ですか?」

アーニャ「あ……」

ナナリー「約束通り、ライヴは成功させました。これで文句はないでしょう?」

アーニャ「………」

ナナリー「確認出来たらさっさと消えて下さい。貴女の顔を見てるとせっかくの酒が不味くなるんですよ。このニセモノ」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:43:41.32 ID:gy/7WgAO
ローマイヤ「(お前が観に来いって言ったんだろうが!!)」

スザク「こら!何て事を言うんだ!ナナリー!」

ナナリー「ちっ。うるさいですね」

アーニャ「あ、あの……」

ナナリー「……何ですかぁ?」

アーニャ「良かった……ライヴ///」

ナナリー「えっ?」

アーニャ「そ、それだけっ///」

セシル「アーニャ!」

ナナリー「………」

ナナリー「あれは私に負けを認めたって事で良いんですよね?」

ローマイヤ「……素直に賞賛したかっただけだと思いますが……。何故そんな風にしか受け取れないんでしょうか?コイツは……」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:44:27.59 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「………」

ゼロ『良かったな。大事な妹のライヴが成功して』

ルルーシュ「……あぁ」

ルルーシュ「だが、問題はこれからだな。早速ナナリーには仕事のオファーが殺到している」

ルルーシュ「当然、こちらからも積極的に売り込んでいくつもりだ」

ルルーシュ「明日からはアイツにとって、経験した事の無い忙しい日々が始まる」

ゼロ『心配か?』

ルルーシュ「そうだな……」

ルルーシュ「今はデビューライヴを成功させて、果てしなく調子に乗っているからな……」

ルルーシュ「本番はむしろこれからなんだが……」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:47:27.78 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「まぁそれはいいんだが……あの傲慢さと気性の荒さは何とかしなければ……」

ルルーシュ「あれでは……」

ゼロ『お前が心配した所で仕方ないだろう?あの性格の悪さはもう治らんだろ』

ゼロ『お前が甘やかし過ぎた結果だ。坊や』

ルルーシュ「………」

ゼロ『そんな事より、ルルーシュ。最近私の仕事の数が目に見えて減っているんだが……どういう事だ?』
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:48:13.66 ID:gy/7WgAO
C.C.「こんな着ぐるみゴッコをさせてないで、仕事を回せ」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「……お前、最近肥えてきただろう?」

C.C.「?!!」

C.C.「い、いきなり何を言ってるんだ!お前は!!」

C.C.「ぜ、全然至って普通だぞ?!」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「お前が裏で何と呼ばれているか教えてやろう」

ルルーシュ「ピザアイドル(笑)」

C.C.「!!?」
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:49:18.30 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「食い過ぎだ」

C.C.「………」

ルルーシュ「俺は事務所でお前がピザを食ってる姿しか見たことが無い」

C.C.「好きなんだから仕方ないだろう」

ルルーシュ「グラビアの仕事も先方の方から契約打ち切りの連絡が来たんだぞ?」

C.C.「えっ?」

ルルーシュ「ピザを食うのを控えるか、それが出来ないなら……」

ルルーシュ「身の振り方を考えておいた方がいいな」

C.C.「!!!!」
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:50:51.00 ID:gy/7WgAO
C.C.「ま、待て!!」

ルルーシュ「何だ?」

C.C.「どういう意味だ?」

ルルーシュ「言葉通りだが?」

C.C.「冗談だよな……?」

ルルーシュ「………」

C.C.「ルルーシュ!!」

ルルーシュ「……よく考えるんだな。じゃあ俺は仕事に戻る」

C.C.「………」

C.C.「……グズッ」

C.C.「ピ、ピザ……」

C.C.「や゛めるか゛ら……」

C.C.「見捨て……ないて゛下さ゛い……」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:51:52.50 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「……C.C.」

C.C.「ひっぐ……えぐっ……」

ルルーシュ「すまない。脅しが過ぎたようだ」

ルルーシュ「俺はお前を見捨てたりしないよ」

C.C.「……ほんと?」

ルルーシュ「あぁ。だが、その代わりピザは控えて貰わないといけない。このままだと本当に仕事が無くなってしまうからな」

ルルーシュ「約束出来るか?」

C.C.「……うん」

ルルーシュ「良かった。こんな事でお前で失うなんて、耐えられないからな」

C.C.「えっ?」

ルルーシュ「必要だ。C.C.。お前が」

C.C.「ル、ルルーシュ///」

ルルーシュ「減量……頑張れるな?」

C.C.「うん!!」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「ニヤリッ」
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/19(金) 19:54:06.98 ID:PKtXh720
復活したらカオスも増してるwwwwwww
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:54:14.30 ID:gy/7WgAO
ナナリー「はぁー……疲れました……」

ローマイヤ「お疲れ様でした」

ナナリー「島○のウザさは異常」

ローマイヤ「……よく耐えましたね。正直何度も駄目かと思いましたが」

ナナリー「……プロですから。それにしてもデビューしてから急に忙しくなりましたね……」

ローマイヤ「まぁ、あのデビューライヴで一気に注目を集めましたからね」

ローマイヤ「今もっとも注目のタレントであると言っても過言ではありません」

ナナリー「この容姿なら仕方ありませんね。ハァ……お兄様に逢いたいです」

ローマイヤ「……この後は事務所に戻って、ボイストレーニングがあります」

ナナリー「えー」

ナナリー「よりにもよってケツアゴですか……あの人、私が慕ってるって勘違いしててウザイんですよ」

ローマイヤ「………」
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:56:40.59 ID:gy/7WgAO
ディートハルト「は〜い!お疲れちゃん♪今日はここまでね!」

ナナリー「……お疲れ様です」

ディートハルト「どうしたの?今日は何か調子が悪かったみたいだけど……」

ナナリー「いえ、大丈夫です」

ディートハルト「そぉ?何かあるなら相談乗るわよ?」

ナナリー「結構です」

ナナリー「失礼します」

――――パタンッ

ナナリー「………」

ナナリー「あああああっ!!やっぱりダメです!!生理的に受け付けません!!」

???『あ、あの……』
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:57:31.69 ID:gy/7WgAO
ナナリー「あのアゴが……はい?」

???『ナナリーさんですよね……?』

ナナリー「はい。ナナリーです」

???『うわぁ……ホンモノだぁ……カワイー』

ナナリー「か、可愛い?」

ナナリー「ま、まぁ当然ですけど///」

ナナリー「正面切って言われると照れますね///」

ナナリー「えっと、それでサインですか?何か書くモノを……」

???『あっ、いえ!サインも欲しいですけど、今日はご挨拶を!』

ナナリー「ご挨拶?」

???『はい!私、同じ事務所のアイドルで、中野梓って言います!』
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:58:32.80 ID:gy/7WgAO
ナナリー「聞かない名前ですね。新人ですか?」

梓「えっと……一年前にデビューしました」

ナナリー「なるほど。それでは私が知らなくても無理はありませんね」

ナナリー「何か困った事があれば、いつでも言って下さいね?」

ナナリー「私でよろしければ、喜んで御力になりますから」

梓「は、はい!ありがとうございます!」
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 19:59:26.21 ID:gy/7WgAO
ナナリー「あずにゃんですか」

あずにゃん「はい。ファンの方に付けて頂いた愛称なんですけど……」

ナナリー「とてもいt……お似合いですよ!」

あずにゃん「ほ、本当ですか?」

ナナリー「はい!とっても可愛いです!あずにゃん☆って感じです!」

あずにゃん「よ、良かったぁ……正直恥ずかしかったんですけど、ナナリーさんにそう言って貰えると、何だか愛着が湧いてきました!」

ナナリー「良かったですね★」
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:03:10.70 ID:gy/7WgAO
あずにゃん「うわぁ!カッコイイ人ですね!」

ナナリー「えっ?そ、そうですか?」

あずにゃん「はい!彼氏さんですか?」

ナナリー「か、かれ……///」

ナナリー「違います!私のお兄様ですよ!///」

あずにゃん「お兄ちゃんですか?でも、お兄ちゃんの画像を待受にするなんて、仲が良いんですね!」

ナナリー「そ、それはもちろん……」

あずにゃん「いいなぁ……羨ましいなぁ……こんなお兄ちゃんがいたら自慢だろうなぁ……」

ナナリー「はい!それはもう!お兄様は世界で一番素敵なお兄様です!」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:03:48.47 ID:gy/7WgAO
ナナリー「貴女とはいいお酒が飲めそうです」

あずにゃん「えっ?お酒?」

アーニャ「あの……」

ナナリー「!!」

あずにゃん「ア、アーニャさん!!?」

アーニャ「こ、こんにちは……///」

アーニャ「何してるの……?」

あずにゃん「あ、えっと、その、お、お喋りを!」

あずにゃん「(アーニャさんに話し掛けられるなんて……初めてです!)」

あずにゃん「(って言うか、アーニャさんが他のアイドルに話し掛ける事自体、初めてじゃ……)」

あずにゃん「(ナナリーさんがいるから?やっぱりすごいです!ナナリーさん!)」
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:04:39.87 ID:gy/7WgAO
あずにゃん「(こんなチャンス滅多にありませんよ!)」

あずにゃん「あの!もしよかったらアーニャさんも一緒に……」

アーニャ「!!」

ナナリー「何か御用ですか?ニセモノさん」

あずにゃん「?!」

アーニャ「!!!!!!」

ナナリー「御用が無いならお引き取り下さい。まだ、あずにゃんさんとのお話が途中ですので」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:05:26.37 ID:gy/7WgAO
あずにゃん「(な、何言ってんですか!ナナリーさん!)」

アーニャ「ぁ……」

ナナリー「興が削がれましたね。場所を変えましょう」

アーニャ「ま、待って」

ナナリー「まだ何か?ニセモノさん」

アーニャ「………」

あずにゃん「(な、何でこんなにトゲトゲしいの?!)」

アーニャ「私……ニセモノじゃない」

ナナリー「………」

ナナリー「……では、アールストレムさん」

アーニャ「………」

アーニャ「ア……」

アーニャ「アーニャでいい……///」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:06:20.04 ID:gy/7WgAO
ナナリー「えっ?嫌ですよ。気持ち悪い」

アーニャ「………」

ナナリー「それでは参りましょう。あずにゃんさん」

あずにゃん「ナ、ナナリーさん!」

アーニャ「………」

アーニャ「ナナリー……」

ナナリー「ちょ!触らないで下さい!」

アーニャ「きゃあっ!」

ナナリー「あと、さりげなく名前を呼ばないで下さい!」

ナナリー「吐き気がします!」

ナナリー「私は貴女と仲良くする気なんて、全くありませんから!」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:08:25.59 ID:gy/7WgAO
アーニャ「………」

セシル「アーニャ……」

アーニャ「ふぇぇぇえええええん!!」

セシル「よしよし」

セシル「ナナリーさんと仲良くなりたかったのね?」

アーニャ「……う゛ん」

セシル「大丈夫よ。その内、きっと仲良くなれるわ」

セシル「ナナリーさんも今は同じアイドルとして、貴女に負けたくないって、ライバル視してるだけよ」

セシル「だって貴女はこの業界のトップ。彼女はまだデビューしたばかりだもの」

セシル「彼女にとって、貴女は目標だから。馴れ合いたくないって気持ちになるのも無理はないわ」

セシル「ゆっくり打ち解けていきましょう。ナナリーさんも必ず分かってくれるわ。貴女の気持ち」

アーニャ「……うん」

アーニャ「ありがとう」
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:09:24.01 ID:gy/7WgAO
ナナリー「何かもう生理的に無理なんです。あの女」

あずにゃん「………」

ナナリー「ありませんか?この子とは絶対に合わないなって思う事」

あずにゃん「それは……ありますけど……」

あずにゃん「でも、アーニャさんですよ……」

ナナリー「アーニャだろうと何だろうと無理なモノは無理です」

ナナリー「ああいう根暗で、人並みに友達が欲しい癖に、強がってクールなフリしてる受け身な女って、見てるだけでイライラするんです!」

あずにゃん「………」

あずにゃん「で、でも、さっきは頑張って話し掛けて来たじゃないですか……」

ナナリー「どうせ学校でもハブられてるに決まってます!」
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:10:25.46 ID:gy/7WgAO
ナナリー「こうなったら徹底的にハブりましょう!この世界にアイツの居場所なんか何処にも無いって事を思いしらせてやります!」

あずにゃん「(ナナリーさん……何かトラウマがあるのかなぁ……)」

ナナリー「あっ、あずにゃんさんの事は大好きです★」

あずにゃん「ありがとうございます……」

ナナリー「ふぅ……全く……せっかくの良い気分が台無しです」

ナナリー「早く帰ってお兄様のお顔を見ないと、やってられませんよ!」

ナナリー「それでは、そろそろ失礼させて頂きます。またお会いしましょう」

あずにゃん「は、はい。さよなら……」

ナナリー「バイバイです♪」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:12:00.64 ID:gy/7WgAO
ナナリー「で、そのあずにゃんさんもお兄様の事カッコイイって言われてました!」

ルルーシュ「そうか」

ナナリー「とっても小さくて、可愛いらしい方なんです!」

ナナリー「今度のオフに一緒に遊ぶ約束をしたんですよ!」

ルルーシュ「良かったな。いい友達が出来て」

ナナリー「はい!」

ルルーシュ「(嬉しそうだな……)」

ルルーシュ「(無理もないか……小さい頃からあの性格だったナナリーに当然友達など出来るはずも無かった)」

ルルーシュ「(それでハブられて……引きこもってしまったんだが……)」

ナナリー「今からオフが待ち遠しいです!」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「(今度こそ上手くいきますように……)」
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:13:05.88 ID:gy/7WgAO
ナナリー「おはようございます!あずにゃんさん!」

あずにゃん「あ……」

あずにゃん「お、おはようございます」

玉城「おはよう!ナナちゃん!あずにゃん!」

ナナリー「あっ、玉城さん!」

あずにゃん「お疲れ様です!」

玉城「二人とも今仕事終わり?」

あずにゃん「はい!後はこれから合同ミーティングが」

ナナリー「合同ミーティング?」

ローマイヤ「月一で行われるブラプロのアイドルたちが全員参加するミーティングの事です」

ローマイヤ「社長や我々も交えて、アイドルの近況や反省点を話し合ったりします」

ナナリー「へー」

玉城「ナナちゃんは初めてだっけ?この機会に先輩たちの顔覚えときなよ!」
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:15:07.16 ID:gy/7WgAO
???『ちょっと!玉城さん!わたくしを置いて先に行ってしまうなんて、どういう了見ですの!』

???『貴方はわたくしのマネージャーですのよ!マネージャーたる者、常にタレントの側に……』

玉城「おう!悪い悪い!」

玉城「紹介するね!ナナちゃん!コイツは白井黒子。君と同じ一応アイドルだ」

黒子「白井ですの。貴女がナナリーさんですわね?お噂はかねがね……」

ナナリー「白井黒子さん……」

ナナリー「ああ!あの、テレポートアイドル(笑)」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:16:14.42 ID:gy/7WgAO
ナナリー「テレビに出る度にやってますよね?テレポート(笑)」

ナナリー「アレってもちろんヤラセですよね?」

黒子「ち、違いますの!ヤラセじゃありませんの!」

黒子「よーく見てますの!」シュンッ

玉城「ごわあっ?!」

あずにゃん「た、玉城さんが……」

ナナリー「消えた!?」

黒子「いかがです?これで信じて頂けまして?」

あずにゃん「す、すごい……」

ナナリー「………」
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:17:12.08 ID:gy/7WgAO
ナナリー「その辺に隠れてるんじゃないですかぁ?」

黒子「ま、まだ疑いますの!?」

ナナリー「……まぁ仮にホンモノだとしても」

ナナリー「だから何?って感じですけど」

黒子「?!」

ナナリー「ぶっちゃけ、ソレ、アイドルがやる事じゃないですよ」

ナナリー「どちらかと言えば、芸人さんに近い気が……」

黒子「?!?!」

あずにゃん「ナ、ナナリーさん!それは禁句……」

黒子「ふ……」

黒子「ふふ……」

黒子「ふふふふふふ……」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:18:08.81 ID:gy/7WgAO
黒子「……その通りですの」

黒子「どうせ黒子は芸人アイドル……」

黒子「出演したバラエティの特技で、うっかりテレポートしてしまったのが地獄の始まり……」

黒子「最初は国内はおろか、海外でも注目され、各局に引っ張りダコの毎日でしたが」

黒子「次第にあれヤラセだろ?と叩かれ始め……」

黒子「今では誰もがヤラセと信じて疑わない……」

黒子「お陰でアイドルとしての仕事は無くなり」

黒子「たまに呼ばれた現場でもテレポートによる一発芸人扱い」

黒子「ゲ○ツ!と同じですの」

黒子「どうせ、もう黒子は、このまま自然に消えていく運命ですの……」
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:19:29.01 ID:gy/7WgAO
あずにゃん「………」

ローマイヤ「………」

ナナリー「あの」

ナナリー「ごめんなさい」

黒子「いいんですの……」

黒子「貴女達はわたくしの様にだけはならないで下さいですの……」

ナナリー「はい!絶対になりません!」

あずにゃん「ま、まだ諦めるのは早いですよ!」

ローマイヤ「そ、そうです!白井さんはまだお若いですし、いくらでも修正が効きますって!」

黒子「むしろ若いうちにイメージが固まってしまった事が問題ですの」

あずにゃん「そ、そんな事ありません!白井さん可愛いですし、今からでもお嬢様アイドルに戻れますよ!!」

黒子「ほ、ほんとですの……?」

あずにゃん「はい!!」

ローマイヤ「勿論です!」

ナナリー「いや、無理でしょ」
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:21:26.43 ID:gy/7WgAO
ナナリー「一度貼られてしまったレッテルは二度と剥がす事は出来ません」

ナナリー「まして白井さんの場合、テレポート(笑)ですから」

ナナリー「ダ○ディが今からまた一線に戻って来れますか?」

ナナリー「同じ事ですよ」

黒子「………」

黒子「う……」

黒子「うわああああああああん!!!!」

あずにゃん「白井さん!」

あずにゃん「ヒドイですよ!ナナリーさん!白井さんは子役からずっと頑張ってきたんですよ!あんな言い方……」

ナナリー「事実を教えてあげるのも優しさですよ」

ナナリー「ダラダラ続けても時間の無駄ですから」

ナナリー「これで彼女もキッパリ諦められるはずです」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:22:21.32 ID:gy/7WgAO
ゼロ『黒子と玉城はどうした?』

セシル「それが……さっきからずっと連絡が取れなくて……」

あずにゃん「………」

ローマイヤ「………」

ゼロ『……まぁあの二人なら問題ないか』

ゼロ『さて、ミーティングを始める前に一つだけ……』

ゼロ『既に皆知っていると思うが、彼女が先月デビューしたナナリー・ランペルージだ』

ゼロ『皆にとっては新しい後輩だ。色々と指導してあげて欲しい』

ゼロ『ナナリー、自己紹介したまえ』

ナナリー「ナナリーです!武道館で前人未踏のデビューを飾り、シングルが7週連続1位になっちゃいました!よろしくお願いします!」
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:23:36.29 ID:gy/7WgAO
「「「……………」」」

ナナリー「?」

ゼロ『………』

ゼロ『……それでは始めよう』

ゼロ『まず今週末のブラプロ祭り〜東京決戦〜についてだが』

ナナリー「東京決戦?」

あずにゃん「ブラプロのアイドルが総動員でやるイベントの事です。年に一度この時期に開催されるんですよ」

ナナリー「へー」

あずにゃん「今年はナナリーさんが初参戦ですから、きっと去年よりお客さんいっぱい来るはずですよ!」

ゼロ『まずは、オープニングは全員で……』
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:24:30.95 ID:gy/7WgAO
ゼロ『……それが終わったら一旦休憩を挟んで、後半のトップバッターを梓にやって貰う』

あずにゃん「は、はい!頑張ります!」

ゼロ『期待している。次に……』

ナナリー「あずにゃんさんで大丈夫でしょうか?まだ新人さんですよ?もっと最初の方が良いんじゃないですか?」

あずにゃん「………」

ゼロ『………』

ゼロ『梓が歌い終わったら、次はC.C.が……』

ナナリー「ピザアイドル(笑)」

C.C.「な、何だと!」

ゼロ『………』

あずにゃん「………」
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:25:53.23 ID:gy/7WgAO
ゼロ『この後、黒子にテレポートをお願いしたかったんだが……』

ゼロ『まだ連絡が取れないのか?』

ナナリー「白井さんならアイドル辞められましたよ」

ゼロ『は?』

ナナリー「退き時を悟ったってやつですね。どうせこのまま続けても成功するはずないんですから、丁度良いんじゃないですか?」

あずにゃん「ナナリーさん!」

ゼロ『それは……本当なのか?』

ナナリー「テレポート(笑)」

ローマイヤ「いえ……確かに自分の在り方について悩んでいたみたいでしたが……アイドルを辞めるとは言われてませんでした」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:27:54.83 ID:gy/7WgAO
ゼロ『……ここでカグヤたんのステージが終わったら、もう一度ナナリー。君に出て貰う』

ナナリー「えー、前半出たじゃないですか」

ゼロ『デビューライヴ以来、君は一度もイベントをやっていないだろう?ファンも君をもっと見たいはずだ』

ナナリー「でも……疲れますし……」

ゼロ『一曲目は君のソロでボロ雑巾。二曲目はアーニャと彼女の曲、恋のあーにゃ☆伝説をデュエットする』
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:28:36.65 ID:gy/7WgAO
ナナリー「は?」

アーニャ「えっ?」

ゼロ『公式サイトの投票では、今回一番観たいステージは君とアーニャのデュエットだそうだ』

ゼロ『もし、これが上手くいけば正式なユニットとしても……』

ナナリー「待って下さい!」

ナナリー「私はやりません!こんな女と一緒に歌う位ならアイドルを辞めた方がマシです!」

ナナリー「しかもあんなキモい歌を……考えただけで鳥肌が立ちます!」

ゼロ『………』

ゼロ『君はどうだ?アーニャ』

アーニャ「私は……やってもいい」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:30:50.63 ID:gy/7WgAO
ナナリー「やってもいいって……何で上から目線なんですか!」

ナナリー「コッチからお断りなんですよ!この偽物アイドル!」

あずにゃん「ナナリーさん……落ち着いて……」

ナナリー「もしコイツと組まされるなら、私イベント出ませんから」

ローマイヤ「ナナリーさん!それは!」

ナナリー「何です?」

ローマイヤ「我儘が過ぎるかと……」

ナナリー「……今回のイベントの主役はその女じゃなくて、私ですよね?」

ナナリー「もう私が出る事は宣伝済みのはずです」

ナナリー「マズイんじゃないですか?私が出ないと」
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:31:30.42 ID:gy/7WgAO
ゼロ『………』

ナナリー「取り消して下さい。今の話」

カレン「アンタさぁ……さっきからいい加減にしなよ」

カレン「黙って聞いてりゃ、好き勝手言って……アンタ何様?」

ナナリー「何様?ナナリー様ですよ?」

ナナリー「貴女こそ何様ですか?売れてない癖に私に向かって説教ですか?」

カレン「コイツ……っ」

ゼロ『分かった』

ゼロ『今の話は取り消そう』
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:32:55.34 ID:gy/7WgAO
カレン「ゼロッ!!」

C.C.「おいおい……良いのか?」

ゼロ『代わりに梓に歌って貰う』

あずにゃん「えっ?」

ナナリー「ありがとうございます」

ナナリー「やっぱり私が主役ってコトですね★」

カレン「く……っ」

ゼロ『いや』

ゼロ『君は今回のイベントに出る必要は無い』

ナナリー「……は?」

ゼロ『むしろアイドルとして今後ステージに立つ事は無いと言った方が正しいかな』
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:34:52.49 ID:gy/7WgAO
ナナリー「ど、どういう事ですか!?」

ゼロ『言葉通りだよ』

ゼロ『見込み違いだったようだな。君にアイドルの資格は無い』

ナナリー「し、資格は無いって!今この中で一番売れているのは私ですよ!」

ナナリー「私に資格が無いなら、この二流共はどうなるんです!」

ゼロ『話は以上だ。明日からは東京決戦の為の準備と練習に入る。皆よろしく頼む』

ナナリー「シカトですか?!上等です!!」

あずにゃん「しゃ、社長……それはヒド過ぎだと思います。確かにナナリーさんも言い過ぎましたけど……」

ナナリー「私は何も悪くない!二流は黙ってろ!!」

あずにゃん「!!」
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:36:07.12 ID:gy/7WgAO
ゼロ『二流は君だよ』

ゼロ『今日付けで君は解雇だ。ローマイヤも担当から外れてくれ』

ナナリー「正気ですか!?私が居なくなったらどれだけの損失か……」

ゼロ『損失?君程度のアイドルは、これからいくらでも現れる』

ゼロ『全く問題無いな。プロとしてのプライドも無く、他のアイドルを貶める様な人間は我がプロダクションには必要ない』

ゼロ『もう良いかな?これからまだ仕事があるんだ』

ゼロ『まぁ一応お疲れ様と言っておこう』
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/19(金) 20:37:05.06 ID:gy/7WgAO
ナナリー「………」

カレン「お疲れwアンタみたいなバカ、久しぶりに見たわwwwま、これから頑張りなさいよねwww」

ラクシャータ「こらこらw余計な事言わないのw」

ナナリー「黙れ!!三流!!」

カレン「……ハァ?三流はアンタでしょ?てかアンタ、今アイドルじゃないんだっけwww三流ですらないじゃないwww」

C.C.「おい、もうやめとけって」

カレン「そうね。てか明日からコイツ、ニートじゃないwwwあんまりイジメちゃ可哀想ねwww」

ラクシャータ「いや、学校があるでしょw」

カレン「あー、コイツ、中学中退だから(笑)」

ラクシャータ「え?w」
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/19(金) 20:38:10.88 ID:gy/7WgAO
ラクシャータ「何でよw義務教育でしょw」

カレン「さぁ?イジメられてたんじゃないの?この性格なら仕方ないでしょwww」

ラクシャータ「大丈夫なの?w明日からw」

カレン「知らないわよwじゃあ、もう会う事もないでしょうけど。お疲れwww」

ラクシャータ「w」

ナナリー「………」

C.C.「まさかあのナナリーをクビにするなんてな……アイツも本気みたいだな」

C.C.「……私も減量頑張らないと」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:39:19.90 ID:gy/7WgAO
あずにゃん「………」

ナナリー「あ、あずにゃんさん……」

ナナリー「ほ、本当に有り得ません!わ、私を解雇するなんて!こ、こんな三流プロダクション、コッチからお断りですよ!」

ナナリー「べ、別のプロダクションに入り直さないといけませんね!ま、まぁ私なら何処も欲しいはずですから、しゅ、就職の心配は全く無用ですけど!」

あずにゃん「………」

ナナリー「あっ、そ、そうだ……来週の約束ですけど、何処に行きますか?あ、あずにゃんさんの行きたい所……」

あずにゃん「二流……」

ナナリー「?!」

あずにゃん「ナナリーさんが私の事をどう思っていたか、よく分かりました」
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:42:20.15 ID:gy/7WgAO
ナナリー「ち、違います!アレは頭に血が昇ってつい……」

あずにゃん「本音が出たんですか?私だけじゃない。皆の事もバカにして……」

ナナリー「そ、それは……」

あずにゃん「正直こんな人だとは思わなかったです。せっかく友達になれると思ったのに……」

ナナリー「あ、あずにゃ……」

あずにゃん「帰ります」

ナナリー「ま、待って下さい!来週の……」

――――パタンッ

ナナリー「そんな……」

ローマイヤ「ナナリーさん」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:44:36.97 ID:gy/7WgAO
ローマイヤ「このような事になってしまい、非常に残念です……」

ナナリー「ローマイヤさん!おかしい……おかしいですよ!こんなの!」

ナナリー「私は結果を出しましたよ!?あの人たちより私が格上なのは当然じゃないですか!」

ナナリー「それを……何で私だけこんな……」

ナナリー「おかしいです!!横暴です!!」

ローマイヤ「………」

ローマイヤ「ナナリーさん……貴女の人格に問題があった事は承知していましたが、その素質は本物でした」

ローマイヤ「だからこそ残念でなりません。貴女ならアーニャさんと並ぶのも時間の問題でしたのに……」

ローマイヤ「申し訳ありませんが、社長が決定された事です。私にはどうする事も出来ません」

ローマイヤ「……失礼します」

ナナリー「ま、待って!一緒に社長に……」

――――パタンッ
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:45:21.02 ID:gy/7WgAO
ナナリー「何で……何でこんな事に……」

アーニャ「………」

アーニャ「ナナリー……」

ナナリー「………」

ナナリー「オマエが……」

ナナリー「オマエさえ居なければ……」

ナナリー「……してやる」

アーニャ「ナ、ナナリー……?」

ナナリー「うぁぁああああぁぁぁっ!!!!」
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/19(金) 20:46:41.05 ID:gy/7WgAO
藤堂「〜〜〜♪」

藤堂「!!!!?」

藤堂「ちょ、ちょっとアンタたち!何やってんのよっ!!?」

アーニャ「うぅ……」

ナナリー「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねェェェェッ!!!!」

藤堂「やめなさい!!」

ナナリー「離せぇっ!!」

藤堂「何て力なの!?とりあえず落ち着いて……」

ナナリー「オマエさえ!オマエさえ居なければぁっ!!」

アーニャ「ケホッ……こほっ……」
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/19(金) 20:49:08.60 ID:gy/7WgAO
ゼロ『何事だ!!』

ラクシャータ「コ、コレって……」

カレン「アーニャ!大丈夫!?」

アーニャ「うん……」

カレン「テメェ……」

カレン「死ねぇっ!!」ドコォォォッッッ!

ナナリー「あぐぅ!!」

カレン「舐めやがって!!コイツ!殺してやる!!」ドカァッ!ドカァッ!

ナナリー「うっ……がはっ?!」

ゼロ『やめろ!!』

ラクシャータ「カレン!落ち着きなさい!」

C.C.「全く……世話が焼ける」
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:51:35.68 ID:gy/7WgAO
ゼロ『大丈夫か?ナナリー』

ゼロ『一体何があったんだ?アーニャ』

アーニャ「………」

カレン「コイツが逆恨みして襲ったに決まってんでしょ!!」

アーニャ「違う。私が挑発したから……」

カレン「ハァ!?アンタ何言ってんの!?」

ゼロ『………』

ナナリー「うぅ……」

ナナリー「その女が……私の居場所を……」

カレン「ほら!完全にコイツの逆恨みじゃない!」

カレン「ラクシャータさん!警察呼んで!」

ゼロ『待て』
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:52:10.52 ID:gy/7WgAO
ゼロ『この件は私が預かる』

カレン「何言ってるんですか!ゼロ!」

ゼロ『それでいいか?』

アーニャ「……うん」

ゼロ『南』

南「……何だ?」

ゼロ『ナナリーを自宅まで頼む』

南「……分かった」

カレン「どうしてそんなヤツ庇うんですか……」
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:53:42.10 ID:gy/7WgAO
スザク「ナナリーが部屋から出て来ないだって?」

ルルーシュ「……あぁ」

ルルーシュ「もう三日になる。食事も採らず、部屋に入ると攻撃してくる」

ルルーシュ「中等部を辞めた時よりも酷いな……」

スザク「ルルーシュ」

スザク「何故ナナリーをクビにしたんだ」

ルルーシュ「……アイツが器では無かったからだ」

スザク「本当にそうかい?ナナリーの素質は本物のはずだ。僕が断言しても良い。ナナリーはアーニャを超えるよ」

スザク「いや、アーニャどころか、君にも匹敵するアイドルになれる」
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:54:43.07 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「だとしても……ナナリーにはプロ意識が無い」

スザク「まだデビューして一ヶ月じゃないか。それはこれから培っていけば良い話だ」

ルルーシュ「……同じ事務所のアイドル全員から嫌われている」

スザク「ナナリーのあの性格は君も僕もよく知ってるだろう?危なくなったら、君や周りのスタッフがフォローしてあげればいい」

ルルーシュ「………」

スザク「僕は今回の君の判断には賛成出来ないよ。育て方を誤らなければ、ナナリーは最高のアイドルになれる」

スザク「それなのに君はもう見切ってしまう気なのかい?」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:57:37.55 ID:gy/7WgAO
ルルーシュ「………」

ルルーシュ「そんなに簡単な話じゃない……」

ルルーシュ「どれだけ能力が高くても、ナナリーにファンは付いて来ない」

ルルーシュ「一流のアイドルに一番必要なのは、人間性だ。ファンを魅了してやまない、そのアイドルだけが放つ人間としての輝き」

ルルーシュ「……ナナリーにはそれがない。いくら容姿が可憐だろうが、歌が上手かろうが、所詮それだけだ」

ルルーシュ「ファンは馬鹿ではない。すぐにその傲慢な本性を見抜かれるだろう。そうなれば、後は消えるだけだ」

スザク「そんな……まだ決めつけるのは早い」

ルルーシュ「他者を見下すということはファンも見下すという事。そんな人間を応援したいか?」

スザク「………」

???『ただいま〜っ♪』
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/19(金) 21:06:29.68 ID:gy/7WgAO
今日はここまで。
また書き溜めてから投下します。

本当はルルーシュの方を先に書かないといけないんですが…
VIPで無い事を承知で言いますが…

誰か書いてくれませんか?

話を広げ過ぎてオチが…
もう小沢がフレイヤを撃ち込んで全てを無に帰すでおk?
もしくは、イチローと出会って野球に目覚めるとか

もうアレは終わらないつもりで頑張りますw
このスレ共々気長にお付き合い下さいw
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 21:23:56.88 ID:Nb3B9g6o

カオスで構わないからあっちも書いてくれ
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 06:49:45.98 ID:uyy3DDMo
こっちのルルーシュはかなりの常識人だな
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:09:34.05 ID:uPLqJ.AO
マリアンヌ「久しぶりね♪ルルーシュ、スザクくん♪」

ルルーシュ「母さん?!」

スザク「マリアンヌさん!」

シャルル「るるぅぅぅうううううしゅぅぅぅっっ!!!!」

ルルーシュ「親父!?」

シャルル「ただいま」

ルルーシュ「何故ここに……」

マリアンヌ「暇が出来たから帰ってきたの♪」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:11:11.06 ID:uPLqJ.AO
マリアンヌ「それより、ルルーシュ。ナナリーの事だけど」

マリアンヌ「随分思い切った事してくれたじゃない♪私たちに相談もしないで」

シャルル「るるぅぅぅうううううしゅぅぅぅっっ!!!!」

ルルーシュ「……俺は何度も連絡を入れたぞ。その度に留守電だっただろうが」

マリアンヌ「そうだっけ?まぁ細かい事は気にしない♪」

マリアンヌ「プロダクションの経営はどう?上手くやってる?」

ルルーシュ「……問題無い。全て順調だよ。お前たちこそ仕事の方は……」

マリアンヌ「コッチもノー問題♪」

マリアンヌ「そういえばナナリーは?居ないの?」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:13:00.04 ID:uPLqJ.AO
ルルーシュ「あ、あぁ。ナナリーなら部屋に……」

スザク「でも今はそっとしておいた方が……」

シャルル「ななりぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

ドコォッ!!バキィッ!!ボコォォォォォッッッ!!!!

シャルル「オギャァァァアアアアアアアッ!!!!」

マリアンヌ「………」

マリアンヌ「何かあったの?」

ルルーシュ「………」

スザク「実は……」
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:14:43.38 ID:uPLqJ.AO
マリアンヌ「ふぅん……で、結局クビにしちゃったんだ?」

シャルル「るるぅぅぅうううううしゅぅぅぅっっ!!!!」

ルルーシュ「……ナナリーはアイドルに向いていなかった」

スザク「だから決めつけるのが早いって言ってるだろう!もう少し様子を見てからでも遅くないはずだ!」

シャルル「枢木ェ……」

マリアンヌ「……ま、決めるのはルルーシュなんだけどね」

マリアンヌ「ここで逃げたらあのコ……この先何にも出来ないと思うな〜」

ルルーシュ「!!」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:17:33.45 ID:uPLqJ.AO
マリアンヌ「でも、伝説のアイドル『ゼロ』が決断した事だし、仕方ないかな」

ルルーシュ「………」

マリアンヌ「今日は久しぶりに皆で食事にしましょ♪スザクくんもご一緒にいかが?」

スザク「良いんですか?」

マリアンヌ「勿論♪」

シャルル「ヤッタァァァアアアアアアアッ!!!!」

スザク「ありがとうございます!いただきます」

シャルル「儂ナナリー呼んでくる!!」

シャルル「ななりぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

ガンッ!!ガンッ!!ベキィィィッッッ!!

シャルル「ギャオスッ!!」
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:20:24.58 ID:uPLqJ.AO
―――ピンポーン

マリアンヌ「あら?お客さん?」

ルルーシュ「俺が出よう」

――――ガチャ

ルルーシュ「はい」

アーニャ「あ、あの……」

ルルーシュ「(アーニャ!?)」

アーニャ「ナナリーさん居ますか……?」

ルルーシュ「(マズイ……今アーニャと顔を会わせたら、今度こそ本当に……)」

ルルーシュ「(ここは帰って貰うしかない)」

ルルーシュ「あ、あぁ……ナナリーなら今……」

スザク「誰が来たの?」

スザク「えっ!!アーにゃん?!」

ルルーシュ「(ここでスザクだと……)」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:21:47.89 ID:uPLqJ.AO
スザク「な、何でアーにゃんがこんな所に!ま、まさかルルーシュの正体がバレたのか!?」

アーニャ「?」

アーニャ「あの……ナナリー居る?」

ルルーシュ「ナナリーは今はいな……」

スザク「ナナリーなら部屋に居るよ!」

ルルーシュ「……そうだな。分かっていた事だ」

マリアンヌ「何?だれだれ?」

アーニャ「!!」

アーニャ「あなたは……」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:24:22.77 ID:uPLqJ.AO
アーニャ「マリーちゃん……」

マリアンヌ「あら?懐かしいわね。その呼び方」

アーニャ「私……ファンです……///」

ルルーシュ「(そういえば、アーニャがアイドルを目指すキッカケは母さんだったな……)」

マリアンヌ「そうなの?アリガト♪」

マリアンヌ「ナナリーのお友達かしら?」

ルルーシュ「ちが……」

アーニャ「うん……///」

マリアンヌ「そうなの!!?そうだ!今から丁度ご飯なの!貴女も一緒に食べていって♪」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 07:25:22.79 ID:uPLqJ.AO
マリアンヌ「ナナリー、今ちょっと落ち込んでてね〜」

マリアンヌ「部屋に居るから、慰めてあげてくれない?」

アーニャ「な、慰める?///」

スザク「まさかアーにゃんと一緒に食事出来る日が来るなんて……」

ルルーシュ「(終わった)」
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 14:59:43.87 ID:wPbQu8IP
今更だけど、なんで黒の騎士団の男キャラのヤツらオカマばっかなんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 04:14:48.26 ID:dJGz2QAO
>>160
俺の中であの三人はオカマキャラのイメージがww
扇さんとか特にww

てか暴風が怖くて眠れない(´・ω・`)
今日はずっとこんな感じなんでしょうか?
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 08:01:02.88 ID:dJGz2QAO
ハルヒ「今週の日曜は久しぶりに探索するわよ!」

ハルヒ「9時にいつもの駅前に集合!遅れたら死刑よ!」

キ○ン「ふざけてんじゃねぇぞ!!」

ハルヒ「ひっ……ごめんなさいっ!」

長門「!」

みくる「キョ、キ○ンくん……どうしたんですかぁ……?」

キ○ン「何でブラプロ祭りにナナちゃんが出ねぇんだよ!!」

キ○ン「オイ!古泉!どういう事だよ!!」

古泉「……僕にも解りません。表向きは体調不良という事になっていますが、実は事務所との軋轢が原因だとも……」
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 08:02:52.84 ID:dJGz2QAO
キ○ン「軋轢だと……ナメやがって……」

キ○ン「いいか!?俺はただナナちゃんに会いたいんだよ!!」

キ○ン「それを何でそんな下らねぇ理由で潰されねぇといけねぇんだ!!」

ハルヒ「ちょ、ちょっとキ○ン!ナナちゃんって誰よ!」

長門「説明を求める」

みくる「キ○ンくん、説明してくださぁい!」

キ○ン「こんな事が許されんのかよ!オイ!」

古泉「許されるはずないでしょう!僕なんかチケットが取れた日から、これでナナちゃんに会えるのかと思うと胸が苦しくて夜も眠れなかったんですよ!?」
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:04:42.88 ID:dJGz2QAO
キ○ン「……実は俺もだ」

ハルヒ「ちょっとキ○ン!」

みくる「ちゃんと説明して下さぁい!」

キ○ン「うるせぇぇぇっっ!!!!」

ハみ長「「「!!!」」」

キ○ン「このままナナちゃんを消してたまるかよ」

古泉「……如何しますか?」

キ○ン「ゼロを殺る」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:06:40.07 ID:dJGz2QAO
キ○ン「それしかナナちゃんを救う手はねぇ!!」

古泉「……解りました。ゼロを消しましょう!」

古泉「兵は拙速を尊ぶと言います。早速ヤツの事務所を襲撃しましょう!」

キ○ン「よし!殺るか!」

ハルヒ「ア、アンタ達、さっきから何言ってんのよ……?」

古泉「どっけぇっ!!」ドンッ

ハルヒ「キャアッ!!」

みくる「涼宮しゃん!大丈夫でしゅか!?」
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 08:08:11.84 ID:dJGz2QAO
佐々木「おや?あれはキ○ンじゃないか」

佐々木「やぁ、キ○ン。こんな所で会うなんて奇遇だね。そちらは古泉君だったかな?くっくっ、こんにちは」

キ○ン「………」スタスタ

古泉「………」スタスタ

佐々木「(あ、あれ?無視?)」
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 08:12:41.30 ID:dJGz2QAO
佐々木「ちょ、ちょっと待ってくれ」

佐々木「ヒドイじゃないか、キ○ン。人が挨拶してるのに無視はないんじゃないかな?」

キ○ン「………」スタスタ

古泉「………」スタスタ

佐々木「……キ○ン、聞いてるのかい?」

キ○ン「うるせぇ!!」

佐々木「!!」ビクッ

古泉「邪魔だあっ!!」ドンッ

佐々木「きゃ……っ」

キ○ン「………」スタスタ

古泉「………」スタスタ

佐々木「そ、そんな……キ○ン……」

佐々木「(もしかして私……嫌われてるの……?)」
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 08:15:04.71 ID:dJGz2QAO
佐々木「待ってよ!キ○ン!」

佐々木「僕は何か君の気に障る事をしたのかな!?もしそうなら謝るから!」

佐々木「だから無視するのだけはやめてくれないか!?」

キョン「………」ピトッ

キョン「ちっ……」

古泉「……あれは」

谷口「よぉ、キ○ン。そんなに急いでどこに行くつもりだ?」
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:16:44.03 ID:dJGz2QAO
キ○ン「……テメェには関係ねぇよ」

佐々木「ねぇ!キ○ン!ねぇったら!」

国木田「ツレナイ事言わないで教えてよ、キ○ン。友達だろ?」

キ○ン「国木田……」

古泉「……何の用です?僕達は急ぎの用がありますので、手短にお願いします」

谷口「急ぎの用ってのは、ゼロの暗殺の事か?」

キ○ン「!!」

佐々木「暗殺?暗殺って何の事だい?キ○ン?」

古泉「……何の事でしょうか?」
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:18:57.50 ID:dJGz2QAO
谷口「WAWAWA!トボけんなよ!全部知ってんだからよぉ」

国木田「その鞄の中に入っている爆弾で事務所を爆撃する事も、ちゃんと分かってるよ」

佐々木「爆弾!?危ないよ!キ○ン!逃げなきゃ!」

キ○ン「……テメェら、何者だ?」

谷口「オイオイ、何者だって……クラスメートじゃねぇか」

谷口「ま、っつても只のクラスメートじゃねぇけどな」

谷口「俺たちは『源氏』だ」

キ○ン「!!」

古泉「?!」

佐々木「?」
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:21:01.97 ID:dJGz2QAO
キ○ン「『源氏』だと……」

佐々木「ねぇ、キ○ン。『源氏』って何だい?」

古泉「……お待ち下さい。『源氏』なら何故僕らを止めるんです?」

古泉「ゼロが死ねば貴方達にとっても都合が良いはずでは?」

谷口「……ま、俺たちにも色々あるんだWA」

谷口「『上』の連中はまだゼロを消したくねぇみたいでさ」

谷口「このままナナリーが消えてくれるのが望ましいんだとよ」

国木田「谷口……喋り過ぎだ」

谷口「おっと、すまねぇ」

谷口「ま、そんなワケでここは大人しく帰ってくれねぇか?」
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:24:47.47 ID:dJGz2QAO
古泉「……どうしますか?彼らの意図が解らない以上、一旦撤退するのも手ですが……」

佐々木「良く分からないけど、帰ろう、キ○ン。彼らは何となく普通じゃないよ……」

キ○ン「……『源氏』の思惑は知らねぇが」

キ○ン「ハッキリしてんのは奴らがナナちゃんを消そうとしてるって事だ」

キ○ン「だったらここで退くワケにはいかねぇだろ。ナナちゃんの為にもゼロは消さねぇとな」

古泉「フッ。そう言うと思いましたよ」

キ○ン「よし!あの雑魚共を蹴散らして、強行突破といくか!」

谷口「言ってくれるねぇ……」

谷口「出来ればダチは傷つけたくなかったが……仕方ねぇか」

谷口「死んでも恨むなよ?」
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:28:47.35 ID:dJGz2QAO
谷口「WAWAWAWAWAWA―――――――――――――――――!!!!!!!!」


――――ドゴォォォォン!!


キ○ン「ぐわあああっ!!?」

佐々木「キ○ン!!」

古泉「大丈夫ですか!?」

国木田「シャアアアアアアアァァァァッ!!」


――――シュッ!シュッ!シュイーーーーン!!


古泉「くっ……」

国木田「君の相手はこの僕だよ?」
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:31:55.80 ID:dJGz2QAO
谷口「オイオイ、キ○ン。まさかもう終わりじゃねぇよな?まだ全然本気じゃねーぞ?」

キ○ン「ぐっ……当たり前だろうが……」

キ○ン「(くそっ、とっさにガードしたが……両腕の骨がイッちまいやがった)」

キ○ン「(何て打撃だ……!)」

谷口「そうこなくっちゃな。本番はまだまだこれからだぜ?」

キ○ン「(拳は使えねぇ……なら!)」

キ○ン「うおおおおぉぉぉぉっ!!」


――――ヒラリ


キ○ン「!!?」

谷口「遅っせーなぁ……ソレ、蹴りのつもりか?」

谷口「本当の蹴りを教えてやるよ」

谷口「WA―――――――!!!!!!」


――――バキィィィッッッ!!


キ○ン「ごふぅぅぅぅっ!!!!」
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:35:27.20 ID:dJGz2QAO
キ○ン「ゴホッ!ゴフゥッ!?」

谷口「何だよ!弱過ぎんだろ?!お前!!もっと楽しませろやぁ!!WA――――N?!」

キ○ン「(コイツ……マジで強ぇ……)」

キ○ン「(勝てねぇ……ナナちゃん……)」

佐々木「キ○ン!大丈夫!?しっかりして!」

佐々木「君!もう止めてくれ!キ○ンが死んじゃうよ!!」

谷口「WAN?」

佐々木「キ○ン!救急車呼んだからもう大丈夫だよ!」

谷口「ちっ。余計な事しやがって」

谷口「ん??へぇー……こりゃAA+ってとこかぁ?」

谷口「全く……涼宮と言い羨ましい野郎だぜ」

谷口「でもま、ワリィけど、任務中に遭遇した一般人は消せってのが、ルールなんだWA」

キ○ン「ま、待て!やめろっ!」

谷口「こんなとこで会わなきゃ間違いなく口説くっつーのに……運のワリィ……」

谷口「恨むんならキ○ンを恨めよ?」

佐々木「えっ?」


――――バキィィィッッッ!!
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:38:58.20 ID:dJGz2QAO
国木田「シャッ!シャッ!」

古泉「はっ!ほっ!」


国木田「へぇ。流石『機関』のエージェントだね。能力無しでもここまでやるとは」

古泉「貴方こそ。一般人だと思っていましたが、これ程の使い手だったとは……」

国木田「シャー……」

国木田「シャァァァァァッ!!」

古泉「ふん!」


国木田「……小技じゃラチが明かない。ならば」

国木田「コォォォォ……」

古泉「(あの構えは……)」

古泉「(まさかっ!!?)」

国木田「波動拳ッッッ!!!!」
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:44:13.90 ID:dJGz2QAO
――――シュドォォォォォンッッッ!!!!

古泉「ぐぅおおおおぉぉぉぉ!!!!」



国木田「終わったか。やっぱり今回も僕の敵じゃなかったね」

国木田「!?」

古泉「ハァ……ハァ……」

国木田「……波動拳を喰らってまだ生きてるなんて……」

国木田「大した生命力だ。褒めてあげるよ」

国木田「でももう、虫の息だね。後はじっくりいたぶりながら、殺してあげるよ」


谷口『WA―――――――!!!!!!』

キ○ン『ごふぅぅぅぅっ!!!!』


古泉「!?」

国木田「ハハ!どうやらアッチももうすぐ終わりみたいだね?」
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:45:51.85 ID:dJGz2QAO
古泉「(くっ……やはり一般人の彼では谷口君の相手は厳し過ぎる!)」

古泉「(このままでは二人共もここで……)」

国木田「まずは右足からかな?」

古泉「(もう出し惜しみしている状況じゃない!僕が討たなければ彼が……!そしてナナちゃんが……!)」

国木田「怖いかい?逃げてもいいんだよ?」

古泉『限定解除ッ!!』
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:48:25.21 ID:dJGz2QAO
国木田「な、何だ!これは!急に夜に……」

国木田「いや……違う!これは……閉鎖空間!?」

国木田「何故だっ!何故閉鎖空間がっ!」

古泉「正確には擬似閉鎖空間です。対人戦闘で限定的に能力を使用出来るよう、『機関』が先日のカマドウマ騒動からヒントを得て、開発に成功したばかりの代物です」

古泉「と言っても、効果範囲は半径2キロ以内。効果時間は10〜15分。能力の威力も通常の閉鎖空間の半分もありませんが……」

古泉「貴方を倒すには充分過ぎる程だ」

国木田「貴様ぁっ!ナメるなあっ!!」

国木田「コォォォォ……」

国木田「波動拳ッッッ!!!!」
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:53:22.97 ID:dJGz2QAO
国木田「やったか!」

古泉「んっふ。この程度ですか?」

国木田「バ、バカな!無傷だと!?」

古泉「ふんもっふ!!」


――――バシュンッ!!


国木田「がぎゅうっ!!」

古泉「終わりです」

国木田「ふ、ふざけんなアアアアァァァッ!!」

国木田「僕は国木田だぞオオオオオオォォォッ?!?!」

国木田「こんな所で死んでたまるかアアアアアァァァッ!!」

古泉「セカンドレイドッ!!」


――――バシュンッ!!


国木田「うぶふぎゃはらはぁぁぁああああああんっ!!!!」



古泉「危なかった……。限定解除がなければヤラれていましたね……」

古泉「後は谷口君を……うっ!」

古泉「くっ……通常の空間で能力を使用した弊害か……っ」

古泉「すみません……。僕はここまでのようだ。後はまか……せ……」
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 08:57:44.69 ID:dJGz2QAO
キ○ン「佐々木ィィィィッ!!」

佐々木「……キ○…ン……」

キ○ン「喋るな!」

佐々木「僕は……大丈夫だから……君だけでも逃げ……て……」

キ○ン「馬鹿野郎!何言ってやがるっ!」

佐々木「キ○ン……好き……」

佐々木「………」

キ○ン「佐々木……?」

キ○ン「佐々木ーーーーーーーーーーーーー!!!!」



谷口「死んだか。運が悪かったな」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 09:03:01.63 ID:dJGz2QAO
キ○ン「………谷口」

谷口「WAN?」

キ○ン「テメェだけは絶対に許さねぇ……」

谷口「WAWAWA!許さねぇだと?だったらどうする気だぁ?」

谷口「ヒロインを失って覚醒するなんざ、漫画の世界でしか有り得ねぇ展開なんだよ!」


――――ボコォォォォッ!!!!


谷口「あおっぷっ!!」

キ○ン「立て」

谷口「(バ、バカな!何だ!今のスピードは!)」

谷口「(この俺が反応出来ないだと!コイツ!素人じゃなかったのかよ!)」
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 09:08:07.45 ID:dJGz2QAO
――――バゴォォォォォ!!!!


谷口「ぎゃWAらちゃんっ!?」

キ○ン「立て」

谷口「テ、テメェ!マグレが続いた位で調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」

谷口「死ねやぁっ!WA・合掌ッ!!」


――――イタダキマース


谷口「WAWAWAッ!!これを喰らって立っていた奴はい……ね゛ェ゛!!?」

キ○ン「立てよ。谷口」

キ○ン「立てよおおおおおおおおっ!!」

谷口「ハァハァ……」

谷口「(俺の拳が通用しねぇ!!)」

谷口「(何なんだ……何なんだよぉっ!!コイツはぁっ!!)」
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 09:17:35.55 ID:dJGz2QAO
谷口「ヒィ……」

谷口「うわあああぁぁぁっ!!」

キ○ン「ウオオォォーーーーーー!!!!」


【交錯する二つの拳。―――そしてキ○ンの拳が谷口の顔面を捉えた!】


谷口「あばんぎゃるどっ!!」

谷口「………」バタッ




キ○ン「佐々木……」

キ○ン「畜生……」

キ○ン「チクショオオオオオオオオォォォ!!!!」

キ○ン「うっ……!」

キ○ン「ごふぅっ!!?」

キ○ン「ハァ……ハァ……」

キ○ン「結局……俺は何も守れなかったな……」

キ○ン「佐々木……ナナちゃん……」

キ○ン「ごめんな……」

キ○ン「………」
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 09:20:36.40 ID:dJGz2QAO
ルルーシュ「正直部屋に入った瞬間、君の人生は終わるかもしれない」

ルルーシュ「それでもいくのか?」

アーニャ「うん……」

ルルーシュ「……何故だ?ナナリーは君にとって今一番の障害のはずだ。もし復帰したら君の座を脅かすかもしれない存在だぞ」

アーニャ「……別にいい」

アーニャ「ただ……」

アーニャ「ナナリーと友達になりたい」

ルルーシュ「アーニャ……」

ルルーシュ「ありがとう……」

マリアンヌ「アーニャちゃん……」

シャルル「ウオオオォォォン!!アーにゃあああぁぁぁんっ!!」

スザク「大丈夫だ!君は僕が守る!(キリッ 」
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 11:48:44.23 ID:MrkpAosP
何がなんだかわからんwwwwwwwwwwwwww
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 23:09:11.30 ID:dJGz2QAO
アーニャ「ナナリー……」

マリアンヌ「ナナリー!アーニャちゃんが来てくれたわよ!」

スザク「暗いな……電気位つければいいのに」

ルルーシュ「よせ!スザク!」

スザク「えっ?」

スザク「ウギャアアアアァァァ!!」

マリアンヌ「え?なになに!?どうしたの!?」

闇に蠢くモノ『出テイケ……』
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 23:11:19.34 ID:dJGz2QAO
ルルーシュ「待て!落ち着け!ナナリー!」

マリアンヌ「えっ?ナナリー?」


――――ズルズル…… ガシッ


アーニャ「きゃあっ!」

ルルーシュ「アーニャ!」

ルルーシュ「ちっ!連れて逝かれたか!」

マリアンヌ「あ、あれ?アーニャちゃん何処に……」

スザク「………」
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 23:13:29.28 ID:dJGz2QAO
アーニャ「う、うーん」

アーニャ「ここは……?」

アーニャ「暗い……」

アーニャ「変な匂い……」

アーニャ「!」

アーニャ「そうだ……ナナリー……」

アーニャ「ナナリー!居るの!?」

アーニャ「………」

アーニャ「とりあえず出よう……」
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 23:14:49.86 ID:dJGz2QAO
――――三十分後


アーニャ「あれ?こんなに広い部屋だったかな……?」


――――二時間後


アーニャ「何で……おかしい……」

アーニャ「ナナリーの部屋じゃない……?」

アーニャ「あの!誰か居ませんか!」

アーニャ「ナナリー!ルルーシュさん!マリーちゃん!」


――――六時間後


アーニャ「う゛え゛ええぇぇぇぇん!!」
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 23:16:48.48 ID:dJGz2QAO
――――十二時間後


アーニャ「私……ここで死ぬのかな……」

アーニャ「………」

アーニャ「おトイレ……///」

アーニャ「もう我慢出来ない……///」

アーニャ「誰も……居ないよね?」キョロキョロ

アーニャ「………///」



闇に蠢くモノ『ヤメテ下サイ』
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 23:20:09.38 ID:dJGz2QAO
アーニャ「!!!!?」

闇に蠢くモノ『私の部屋を貴女の汚物で汚す気ですか?』

アーニャ「!」

アーニャ「この声は……ナナリー!?」

闇に蠢くモノ『ヤるならそこのカップにどうぞ』

アーニャ「ナナリー!何処に居るの!」

アーニャ「ここは何処なの!」

闇に蠢くモノ『ここは私が創り出した幻術世界。引きずり込んだ者を永久に閉じ込めます』

アーニャ「そ、そんな……出して!」

闇に蠢くモノ『お断りします。それより何で貴女がここに居るんです?』

闇に蠢くモノ『私を嘲笑いにきたんですか?』
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 23:22:29.14 ID:dJGz2QAO
闇に蠢くモノ『相変わらず性格の悪い事です』

アーニャ「ち、違うよ!」

闇に蠢くモノ『まぁどうでもいいですけど。どの道、貴女はここで死にますから』

闇に蠢くモノ『自分の底意地の悪さを悔いながら、ゆっくり終わって下さい』

闇に蠢くモノ『それでは』ズルズル…

アーニャ「ま、待って!」

アーニャ「本当に違うの!私はナナリーが心配で!」

闇に蠢くモノ『命乞いですか?見苦しいですね』

アーニャ「お願い!話を聞いて!」

闇に蠢くモノ『嫌です』

アーニャ「ナナリー!」ガシッ

アーニャ「ひっ……」

アーニャ「(何これ……ブヨブヨしてる……人間の触感じゃない……)」

アーニャ「(ミミズみたいな……)」
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/21(日) 23:24:53.11 ID:dJGz2QAO
――――ド○ュッ


アーニャ「きゃっ!」

アーニャ「(な、何!?この液体……ネバネバしてて……臭い)」

闇に蠢くモノ『前にも言いましたよね?触らないで下さいって』

闇に蠢くモノ『貴女に触れられるだけで吐きそうになるんですよ』


――――ズリュ……ズリュ……


アーニャ「(この人……本当にナナリーなの……?)」

アーニャ「(怖い……)」
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 23:26:15.40 ID:dJGz2QAO
アーニャ「ナ、ナナリー……」

闇に蠢くモノ『ズリュ……ズリュ……』

アーニャ「ご、ごめん……私……」

闇に蠢くモノ『ビクンッ……ビクンッ……』

アーニャ「ナナリーは私の事……嫌いかもしれないけど……」

闇に蠢くモノ『ゴポォォォ……』

アーニャ「私はナナリーと……友達になりたくて……」
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 23:33:17.17 ID:rEsg.dc0
つづきktkr
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 09:50:24.08 ID:b9omHMAO
闇に蠢くモノ『生憎私は貴女と友達になりたくありません』

アーニャ「どうしてそこまで私を嫌うの……?」

闇に蠢くモノ『別に……。理由なんかありません』

闇に蠢くモノ『ただ、貴女という存在が気に入らないだけです』

アーニャ「………」

闇に蠢くモノ『貴女こそ何で私と友達になる事にこだわるんです?』

闇に蠢くモノ『貴女ならもっと相応しい相手がいるでしょう?わざわざ嫌われ者の私なんかと……』

アーニャ「………」

アーニャ「私にも理由はない」

アーニャ「ただ、ナナリーと友達になりたいって思った」

アーニャ「それだけ……」
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 09:52:30.57 ID:b9omHMAO
闇に蠢くモノ『………』

アーニャ「……怖いの?人と接するのが」

闇に蠢くモノ『!!!!』

アーニャ「そう……」

アーニャ「だからいつも人を傷つけようとするんだ」

アーニャ「傷つけられる前に。自分を守る為に」

闇に蠢くモノ『違う!!』

アーニャ「でも信じて。私はナナリーを傷つけたりしない」

闇に蠢くモノ『黙れッ!!オマエになにが分かる!!』

闇に蠢くモノ『オマエなんかに、私の気持ちが理解できるか!!』
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 09:54:20.92 ID:b9omHMAO
闇に蠢くモノ『貴女に小さい頃から、ゴミ扱いしかされてこなかった私の気持ちが分かるんですか!?』

闇に蠢くモノ『それを……やっとアイドルになって……居場所を手に入れたと思ったのに……』

闇に蠢くモノ『それもオマエのせいで……』

アーニャ「違う……」

アーニャ「ナナリー……誰もあなたを攻撃してない」

アーニャ「今までずっと辛かったと思う……」

アーニャ「でもそれで心を閉ざしたりしないで。あなたの事を必要だと思ってる人はたくさんいる」

闇に蠢くモノ『何処にそんな人間がいるんです!どうせ私なんか……』
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 09:56:01.91 ID:b9omHMAO
アーニャ「ルルーシュさんは違うの?」

闇に蠢くモノ『!?』

闇に蠢くモノ『お兄様……』

アーニャ「ルルーシュさん、ナナリーの事すごく大切に思ってる……」

闇に蠢くモノ『………』

アーニャ「ファンの人たちもそう。皆あなたが好きだから応援してくれてる」

闇に蠢くモノ『………』

アーニャ「アイドルならその感情に応えなきゃダメ」

アーニャ「皆ナナリーが必要。もちろん私も……」

闇に蠢くモノ『………』

アーニャ「帰ろう?」

闇に蠢くモノ『私は……』
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 09:57:28.34 ID:b9omHMAO
闇に蠢くモノ『皆さんにいっぱいヒドイ事を……』

アーニャ「大丈夫。皆許してくれる」

闇に蠢くモノ『アーニャさんにもいっぱい……』

アーニャ「気にしてない」

闇に蠢くモノ『でも……』

アーニャ「ナナリーなら大丈夫。やり直せるよ」

闇に蠢くモノ『本当でしょうか……?』

アーニャ「うん」
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 09:59:40.66 ID:b9omHMAO
アーニャ「それより……名前」

闇に蠢くモノ『えっ?』

アーニャ「やっと呼んでくれた」

闇に蠢くモノ『ぁ……///』

アーニャ「もう一回呼んで?」

闇に蠢くモノ『は、恥ずかしいですよ……///』

アーニャ「……ダメ?」

闇に蠢くモノ『あぅ……///』

闇に蠢くモノ『ア、アーニャさん///』
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 10:03:04.26 ID:b9omHMAO
アーニャ「やっと友達になれた」

闇に蠢くモノ『はい///』

アーニャ「ナナリー……アイドルに戻って」

アーニャ「あなたを待ってる人が大勢いる」

闇に蠢くモノ『で、でも……』

アーニャ「……さっきやり直すって決めた」

アーニャ「大丈夫。出来るよ。ナナリーなら」

闇に蠢くモノ『アーニャさん……』

闇に蠢くモノ『はい。ありがとうございます……』
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 10:04:00.96 ID:lPC0N4A0
wktk
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 10:04:40.25 ID:b9omHMAO
マリアンヌ「アーニャちゃん、大丈夫かな……」

スザク「ナナリーめ!アーにゃんに何かあったらタダじゃ置かないぞ!」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「!!」

ルルーシュ「ナナリィッ!」

ナナリー「お兄様……お母様……スザクさん……」

ナナリー「ご心配をお掛けして、すみませんでした……」

ルルーシュ「ナナリー……戻って来たんだな」

ルルーシュ「良かった……」
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 10:04:42.23 ID:G32YWz20
wktk
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/22(月) 10:08:07.31 ID:b9omHMAO
ナナリー「お兄様」

ルルーシュ「何だ?」

ナナリー「私、アイドルを辞めません」

ルルーシュ「!!」

ナナリー「こんな私でも必要としてくれる方たちがいる……」

ナナリー「今度はその方たちの為に歌ってみたいんです!」

ルルーシュ「………」

ナナリー「社長やローマイヤさんたちは許してくれないかもしれません……」

ナナリー「それでも私、アイドルを続けたいです!」

ルルーシュ「そうか……」

ルルーシュ「お前が決めた事だ。俺に止める権利は無い」

ルルーシュ「応援してるよ。頑張れ!ナナリー!」

ナナリー「お兄様……」

ナナリー「おにいさまぁぁぁぁああっ!!」
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/22(月) 10:12:17.97 ID:b9omHMAO
ルルーシュ「ナナリーの事、ありがとう」

アーニャ「友達だから」

ルルーシュ「……兄として改めてお願いする。先輩として、友人として、これからもナナリーの傍にいてあげて欲しい」

アーニャ「……うん。分かった」

マリアンヌ「あら?アーニャちゃん、お顔に何か付いてるわよ?」

ルルーシュ「拭いてやろう」

ルルーシュ「!!?」

ルルーシュ「(こ、これはっ!!)」

ルルーシュ「(何故[ピーーー]がアーニャの顔に付いているんだっ!?)」
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/23(火) 03:19:32.32 ID:kZ6MSNoo
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org696447.jpg
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/23(火) 23:06:21.86 ID:WB1NwQAO
age
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/24(水) 04:27:13.72 ID:yWPND4co
ポルナレフ状態
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:57:33.45 ID:hcFk2c2o
楽しみにしてるからそろそろ続きを
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/31(水) 20:30:01.35 ID:XKcqCcAO
期待
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 11:16:39.00 ID:jL2LeZ6o
まだー
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 07:43:09.12 ID:ZzAArYM0
>>1ってさ
コードギアスのキャラの中で一番好きなのルルーシュだろ?正直にいってみ?
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 10:15:13.71 ID:rIxYBgAO
俺はオレンジだね、その次にルルーシュ
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 10:39:00.85 ID:ZzAArYM0
>>216
別にお前の好みとか聞いてねえよ
てかなんでC.C.たんがはいってねえんだよwwwwwwばかじゃねえの?wwwwww
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 03:32:09.50 ID:dP5OQdQo
0
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 20:57:24.06 ID:InECflE0
>>1遅いの・・・
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/17(土) 22:25:03.40 ID:WPJDYvM0
ちんちんが風邪引くお
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 00:33:56.05 ID:hmYbOJc0
えたった
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