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不思議探索がない日のSOS団 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 12:47:47.20 ID:NQBb/.60
ゆったりまったり書いてく
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 13:06:08.81 ID:NQBb/.60
古泉「おや」

キョン「むっ、古泉か」

古泉「お久しぶりです」

キョン「昨日会ったばかりだろう。そんなもん久しぶりとは言わん」

古泉「これは失礼」ンッフ

キョン「こんな所でなにしてるんだ?」

古泉「散歩ですよ。今日は天気もいいですし。」

古泉「あなたこそ、SOS団もないのに朝から外出とは珍しいですね。何か用事でもあるんですか?」

キョン「いや、特にないがな。早く起きちまったから散歩だよ」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 13:18:59.42 ID:NQBb/.60

古泉「それなら一緒にランチなどどうです?」

キョン「別にかまわんが、どうせなら朝比奈さんと二人がよかったよ」

古泉「まぁそう仰らずに。美味しいパスタのお店を奢りますんで」

キョン「奢らんでもいってやるから安心しろ。それにパスタは久しぶりだしな」

キョン「ちょっと食いたくなってきた」

古泉「それはよかったです。では早速行きましょうか」

キョン「待て古泉。まだ十時だぞ。流石に早いだろ」

古泉「そうですね、すいません。少し浮かれてしまいまいた」

キョン「謝るような事でもないけどな」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 13:31:11.59 ID:NQBb/.60
キョン「飯は十二時ごろに食うとして…それまでどうするかな」

古泉「何処か行きたい所とかないんですか?」

キョン「行きたいところねぇ…」

キョン「特にないな。お前はないのか?」

古泉「残念ですが。どうしましょうか、このまま散歩しますか?」

キョン「そうだな。歩いてたら何か思い付くかもしれんし…」

キョン「とりあえず公園でも目指しながら行くか」

古泉「それはいいですね。パスタのお店もちょうどそちらの方角ですし。」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 13:46:11.45 ID:wcXGwlg0
キョン「あそこら辺にパスタ屋なんてあったか?」

古泉「一ヶ月ほど前に出来たんですよ。ご存じなかったですか?」

キョン「存じ上げてないな。あの辺りは不思議探索の時ちょくちょく通るが…」

古泉「大通りに面している赤レンガのお店です」

キョン「まったくわからん」

古泉「見たらあぁ〜ってなると思いますよ。結構目立ちますから。」

キョン「あぁ〜ってなるのか」

古泉「あぁ〜ってなります」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 13:55:44.62 ID:wcXGwlg0
休憩
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/26(月) 15:20:41.06 ID:i5TN6wDO
wktk
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/26(月) 15:24:32.45 ID:YNoKmkDO
このゆるい感じ好きだ
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 15:53:31.30 ID:wcXGwlg0
キョン「なぁ古泉」

古泉「なんでしょう?」

キョン「前から思ってたんだがなんでそんなしゃべり方なんだ?」

古泉「いけませんかね?」

キョン「そんなことはないがなんかムズムズするんだよ。同い年なんだしタメ口でいいじゃないか」

古泉「僕はこの方が話しやすいんですけどね」

キョン「昔からそんな喋り方なのか?」

古泉「ええ、僕の家は貴族でしたのでこの喋り方を叩き込まれたんですよ」

キョン「つまらんな。7点だ」

古泉「どうせなら、0点にして欲しかったですね。微妙すぎます」

キョン「大丈夫だ古泉。100人いれば7人も笑ってくれる」

古泉「そういうのをすべったって言うんですよ」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 16:10:59.75 ID:wcXGwlg0
ーーー公園ーーー

古泉「しかし今日はホントに暖かいですね」

キョン「古泉よ、これはな、暑いというんだ」

古泉「確かに…少し汗ばんできました」

キョン「そんな涼しい顔で言われてもな」

古泉「あなたが汗をかきすぎなのでは?」

キョン「んなわけないだろう。あのベンチのおっちゃんだってハンカチで汗拭いてるじゃないか」

古泉「と、言うことはあなたの身体機能はあのベンチのおっちゃんレベルと言うことですね?」

キョン「と、言うことはじゃねーよ。お前がおかしいんだよ、お前が」

古泉「そんなことありませんよ。ほら、手に汗をかいています」

キョン「手を握るな、気持ち悪い」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 16:21:49.49 ID:wcXGwlg0
キョン「日陰まで暑いじゃないか、一体どうなってるんだ。夏なのか?」

古泉「まだ春ですよ」

キョン「真面目か!」

古泉「そんなに暑いんですか?」

キョン「あぁ、水でも被りたい気分だ」

古泉「夏ですか」

キョン「何を言ってるんだ?まだ春だ」

古泉「少しイラッとしますね」

キョン「暑いからな」

古泉「ンッフ」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 16:51:49.52 ID:wcXGwlg0
キョン「そうだ」

古泉「どうしました?」

キョン「この暑さから逃れる方法を考えたんだよ」

古泉「どの様な方法ですか?」

キョン「それはお楽しみだ。ちょっと待っとけ」タッタッタ

古泉「何処に行くのでしょう」

古泉「それにしてもホントに良い天気ですね」

古泉「たまに吹くそよ風がまた良いです」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 17:06:23.85 ID:wcXGwlg0
キョン「こーいーずーみー」

古泉「遅かったですね。どこまでい…」バシャァ!

キョン「どうだ古泉。涼しくなったろ?」

古泉「僕は別に暑くなかったんですけどね」ポタポタ

古泉「まぁ、いいでしょう。それより何を僕に投げたんですか?」ポタポタ

キョン「ん?水風船だよ。知らんか?」

古泉「また懐かしいものを…」ポタポタ

キョン「ちっちゃい時よく遊んだだろ?」

古泉「確かにそうですが、これでは僕が濡れるばかりであなたは涼しくなりませんよ?」ポタポタ

キョン「む。確かに涼しくなるどころか、走った分余計暑くなった気もするな」

古泉「僕にお任せください。あなたを涼しくしましょう」ポタポタ
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 17:16:48.73 ID:wcXGwlg0
古泉「すみません。時間を取らせまして」

キョン「おー、どこまでいっt」バシャッ

古泉「どうですか?三連ポンプの強力水鉄砲です」

キョン「なるほど、よくわかったぞ古泉」ポタポタ

古泉「涼しくなって頂けましたか?」

キョン「お前、俺にケンカ売ってるな?」ポタポタ

古泉「そんな、恐れ多い」

キョン「このケンカ買ってやろう」ポタポタ

古泉「水風船が水鉄砲に勝てるとでも?」

キョン「行くぜぇぇ!!」ポタポタ
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/26(月) 17:35:57.12 ID:wcXGwlg0
休憩
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/26(月) 17:58:54.39 ID:jjZbGwDO
こういうの好きだがんばって
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 05:46:46.89 ID:Lz/0Lcso
いいね
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 17:14:01.65 ID:7WXbuog0
みくる「あっ長門さん、おはようございます。」

長門「……」コク

みくる「なにしてるんですか?お買い物?」

長門「朝ごはん」

みくる「朝から外食ですかぁ。オシャレですぅ」

長門「そんなことない」

みくる「どこで食べてたんですか?」

長門「あそこ」スッ

みくる「えっ?あそこってあのステージですか?」

長門「そう。今日はこの商店街で大食い大会が行われた」

みくる「大食い大会が朝ごはんがわりですか…」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 17:27:20.13 ID:7WXbuog0
長門「おしゃれ?」

みくる「えぇっと、うぅぅぅ」

長門「冗談。大食い大会がおしゃれでないことは分かっている」

みくる「すみません」

長門「かまわない」

みくる「なんの大食い大会だったんですか?」

長門「カレー。負けるわけにはいかない」

みくる「好きですよね、カレー」

長門「カレーは人生」

みくる「優勝できましたか?まぁ聞く必要はないと思いますけど」

長門「残念ながら優勝は出来なかった」

みくる「えぇ!?」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 17:37:00.95 ID:7WXbuog0
長門「屈辱。」

みくる「長門さんが負けるなんて…優勝者は一体どんな方だったんですか?」

長門「言いたくない。思い出すだけでハラワタが煮えくりかえる」

みくる「すごく悔しそうですぅ」

長門「人生に負けたのだから当たり前。ただ甘口なら勝てた。」

長門「なぜ辛口にしたのか主催者に問い只したい」

みくる「辛口苦手なんですか?」

長門「辛いのは苦手。甘いのがおいしい」

みくる「ふふっ、ちょっとかわいいですぅ」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 17:48:51.66 ID:7WXbuog0
長門「あなたは…」

みくる「なんでしょう?」

長門「あなたは何故ここに?さんぽ?」

みくる「お茶っ葉の買い出しにデパートに行くところなんですよ」

みくる「もし良ければ長門さんも一緒に来ませんか?」

長門「邪魔じゃない?」

みくる「そんなことないですよ。長門さんと一緒の方が楽しいです」

長門「それなら…」

みくる「じゃあ行きましょうか」

長門「いく」
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 17:49:57.17 ID:Bg.mukDO
長門とみくるの組み合わせは大好物です
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 18:06:20.80 ID:7WXbuog0
みくる「それにしても、いつになったらキョン君と涼宮さんは素直になってくれるんでしょう」

長門「二人ともひねくれている」

みくる「恥ずかしがり屋なんですよ。」

長門「あれだけ涼宮ハルヒがアプローチをかけているのに彼は何もしない」

みくる「キョン君は素で気づいてないかもしれませんけどね」

長門「鈍感でヘタレ」

みくる「言い過ぎだと思えない自分が悲しいです」

長門「でもキスはする。彼はヘタレ狼」

みくる「今日はなんだか攻撃的ですね」

長門「八つ当たり」

みくる「あぁ、カレーのですか」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 18:34:15.68 ID:1xkkn960
C
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 18:35:55.79 ID:7WXbuog0
みくる「ふぅ、これでお目当てのものは買えましたぁ」

長門「これ」

みくる「コーヒー?貰っていいんですか?」

長門「いい。あなたの為に買った」

みくる「ふふっ、ありがとうございます」

長門「あなたの作るお茶はおいしい。月曜日が楽しみ」

みくる「長門さんにそういってもらえるのは光栄ですぅ」

長門「そう」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 18:43:46.44 ID:7WXbuog0
みくる「良ければこのままご飯を食べに行きませんか?」

みくる「あっ、でもついさっき大食い大会にでたばっかりですね」

長門「行く、丁度お腹が減りはじめたところ」

みくる「凄いですぅ」

長門「ご飯は別腹」

みくる「甘いものじゃないんですか?」

長門「甘いものも別腹」

みくる「牛ですか?」

長門「違う。対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・イン ターフェース」

みくる「じ、冗談ですよぉ」

長門「私も」

みくる「やられちゃいました……」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 18:54:43.87 ID:7WXbuog0
休憩

>>22
俺も。でもなんか書くのムズイ
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 19:36:05.66 ID:NgSHta6o
原作じゃあんまり絡まないしなその二人。
やり取りが想像しにくい。
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 21:16:46.08 ID:7WXbuog0
長門「何処に食べにいくの?」

みくる「そうですね、この前鶴屋さんに教えてもらったお店があるんでそこに行きませんか?」

みくる「確か公園の近くなのでここからもそう遠くないですよ」

長門「了解した」

みくる「じゃあ行きましょうか。美味しいパスタのお店らしいですよ」

長門「パスタ…」

みくる「苦手でしたか?」

長門「苦手ではない、むしろ好きな部類。ただスパゲッティを食べるかマカロニ類を食べるか」

長門「はたまたペンネを食べるか……私に決めれるか不安」

みくる「全種類食べちゃうって手もありますよ?」

長門「あなたは天才かもしれない」

みくる「そんなこと無いですよ。て言うか鵜呑みにしないでください。冗談でいったんですから」

長門「冗談?私は本気で全種類制覇するつもり」

みくる「ホントに食いしん坊さんですねぇ」

長門「それはあなたも」

みくる「なんで私まで制覇する感じになってるんですか?」

長門「言い出しっぺ」

みくる「だから冗談ですってば」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 21:28:51.13 ID:7WXbuog0
みくる「赤レンガのお店だから……ここですね」

長門「おしゃれ」

みくる「そうですね。それに落ち着いた雰囲気がまたいいです」

長門「そう、私はもうパスタしか見えない」

みくる「ホントに制覇するつもりなんですか?」

長門「あなたは間に受けすぎ」

みくる「長門さんが言うと冗談に聞こえないんですよ」

長門「今日は5種類ほどしか食べない。予定」

みくる「それでも多いですよ…しかも増えるかもしれないんですか……」

長門「欲望に忠実なだけ。」

みくる「少しはセーブして下さい」

長門「善処する」

みくる「お願いしますね。じゃあ入りましょうか」ギギッ
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 21:39:41.24 ID:7WXbuog0
キョン「あぁ〜、ここか」ポタポタ

古泉「ね?あぁ〜ってなったでしょう?」ポタポタ

キョン「確かにあぁ〜ってなったわ。それに何となく見覚えもある」ポタポタ

古泉「目立ちますからね。無意識に目に入っていたのでしょう」ポタポタ

古泉「じゃあ早速入りましょうか」ポタポタ

キョン「待て古泉」ポタポタ

古泉「なにか?」ポタポタ

キョン「俺ら、こんな格好で入っていいのか?」ポタポタ

古泉「大丈夫じゃないですか?別に格式高いお店ではありませんし」ポタポタ

キョン「びしょ濡れなうえにお前は水鉄砲装備だぞ?」ポタポタ

古泉「でもパスタは食べたいでしょう?」

キョン「まあな」

古泉「じゃあ入りましょう。知り合いに会うこともないでしょうし」ギギッ

キョン「あっおい!」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 21:44:17.79 ID:NgSHta6o
せめて水滴くらいははらえwwww
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 21:50:42.61 ID:7WXbuog0
友達きた
ちょっと休憩
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 23:41:50.10 ID:7WXbuog0
みくる「あっキョン君と古泉君」

長門「このホウレン草のソースはなかなかおいしい」

古泉「朝比奈さんに長門さん奇遇ですね」

キョン「思いっきり知り合いに会っちまったじゃねーか」

みくる「なんで二人ともびしょ濡れなんですか?」

キョン「大きな意味で言うと暑かったからですよ」

みくる「なんで古泉君は水鉄砲持ってるんですか?」

古泉「暑かったからですよ」

みくる「ふぇぇ?」

長門「こっちのミートソースもおいしい」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 23:58:15.62 ID:7WXbuog0
お休み
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/28(水) 00:08:11.24 ID:/O8Q1kDO
乙ー
このノリ好きだ
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/28(水) 22:20:18.42 ID:dJMdLJo0
キョン「しかし休日までみんな揃うとはな」

みくる「濡れてる理由は教えてくれないんですね…」

古泉「まだ涼宮さんが来ていませんけどね」

キョン「流石にハルヒまで揃うことはないだろ。出来すぎだ」

古泉「そうでしょうか?彼女が望めばその通りになるんですよ?」

キョン「もしあいつが、皆に会うことを望んでんなら回りくどい事なんてせずにメールで集合させるだろ」

古泉「たしかに…」

キョン「ただの偶然だ」

古泉「凄い偶然ですね」

キョン「まったくだ」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/28(水) 22:31:33.31 ID:dJMdLJo0
ハルヒ「さてと、みくるちゃんの新しい衣装も買ったし買い物終了ね」

ハルヒ「あれ?まだ10時なの?結構早く終わっちゃったわね」

ハルヒ「これなら皆で不思議探索すればよかったわ」

ハルヒ「どうしようかしら」

ハルヒ「どうせ暇だし一人で不思議探索でもしようかな」

ハルヒ「まずは、商店街ね!ついでに映画第二弾のスポンサー集めもしちゃいましょう」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/28(水) 22:43:58.46 ID:dJMdLJo0
ハルヒ「大食い大会?へー、こんなのやってたんだ」

ハルヒ「もし有希が出てたら優勝してたわね」

ハルヒ「有希が優勝してたらSOS団の名前をこの商店街中に広められたのに…」

ハルヒ「おしいことしたわ」

喜緑「あら、涼宮さん。こんにちわ」

ハルヒ「あんたは部長の彼女さんね。どう?部長と上手くやってる?」

喜緑「いえ、もう別れてしまったんですよ」

ハルヒ「そうなの?まぁあんたは部長には勿体無いもんね。次いきなさい!次!!」

喜緑「ええ、そうします。」フフッ
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/28(水) 22:54:42.30 ID:dJMdLJo0
ハルヒ「ところで喜緑さんはこんなとこで何してるの?大食い大会?」

喜緑「ええ……じゃなくてバイトに向かうところなんですよ」

ハルヒ「バイト?まだ行かなくていいの?あんまり話てると遅れちゃうわよ?」

喜緑「そうですね。じゃあそろそろ行きます」

ハルヒ「うん!またなんかあったらSOS団にいらっしゃい!!ソッコー解決してあげるわ!」

喜緑「はい、それでは」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/28(水) 23:13:44.98 ID:dJMdLJo0
ハルヒ「しっかし今日は暑いわね」

ハルヒ「水でも被りたい気分だわ」

ハルヒ「とか、キョンなら言いそうなくらいだわ」

ハルヒ「そういえばキョンって休日なにしてるんだろ…」

ハルヒ「まぁ……寝てるでしょうね」

ハルヒ「不思議探索のある日まであたしのメールで起きてるみたいだし」

ハルヒ「キョンはもっと1日を有意義に使うべきだわ」

ハルヒ「今日だってどうせ暇だろうから買い物手伝わせればよかったわね」

ハルヒ「そしたらキョンにこの荷物持たせれたし、キョンの顔見れたし、キョンの声聞けたし、どさくさに紛れて手も握れたし……」

ハルヒ「って何考えてんのよ、あたし」

ハルヒ「これじゃキョンに会いたいみたいじゃない」

ハルヒ「あー、自分が気持ち悪いわ」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/28(水) 23:18:24.50 ID:dJMdLJo0
風呂
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 00:34:39.12 ID:vlUGVeU0
ハルヒ「あれ?公園?いつの間にこんな所まで来ちゃったのかしら」

ハルヒ「もうちょっと商店街見たかったのにな」

ハルヒ「キョンめ…今日見つけたら死刑よ!死刑!!」

ハルヒ「まぁ会わないでしょうけどね」

ハルヒ「ん?何よこれ…」

ハルヒ「水?」

ハルヒ「近くに水道は………ないわね…………」

ハルヒ「天気もいいし雨ってわけじゃないわよね」

ハルヒ「これは不思議だわ!!」

ハルヒ「あーん!もう!!なんで皆がいない時に限ってこういうのがあるのかしら!」

ハルヒ「タイミング悪いわね!」

ハルヒ「あれ?水滴が向こうに続いてるわ…」

ハルヒ「じゃあこの先に不思議が待ってるのね!」

ハルヒ「行くわよ!キョン!!」

ハルヒ「って今一人だったわ」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 01:29:39.06 ID:0TvX4QSO
ハルヒかあいい
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/29(木) 01:36:18.97 ID:SB0GXr.o
かあいい
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/29(木) 09:09:59.91 ID:ePKm3rM0
あらあら
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 12:24:50.72 ID:dS7wjMY0
まさかの寝落ちwww
あとちょっとだったのにwwwww
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 12:33:13.74 ID:dS7wjMY0
ハルヒ「これ、どこまで続いてるのかしら…」

ハルヒ「公園出て、横断歩道渡って…」

ハルヒ「なんか人間みたいね。水人間?」

ハルヒ「え?ここ?何かしらこの赤レンガのお店」

ハルヒ「なんかここで水滴が飛び散ってるわね」

ハルヒ「仲間割れ?」

ハルヒ「まぁいいわ!さっさと入って水人間を捕まえるわよ!」

ハルヒ「……うーん、やっぱりみんなが居なきゃ盛り上がらないわね」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/29(木) 12:35:19.60 ID:BFh8QEDO
ハルヒかぁいいよハルヒ
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 12:47:03.43 ID:dS7wjMY0
キョン「しかし休日までみんな揃うとはな」

みくる「濡れてる理由は教えてくれないんですね…」

古泉「まだ涼宮さんが来ていませんけどね」

キョン「流石にハルヒまで揃うことはないだろ。出来すぎだ」

古泉「そうでしょうか?彼女が望めばその通りになるんですよ?」

キョン「もしあいつが、皆に会うことを望んでんなら回りくどい事なんてせずにメールで集合させるだろ」

古泉「たしかに…」

キョン「ただの偶然だ」

古泉「凄い偶然ですね」

キョン「まったくだ」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 12:50:02.83 ID:dS7wjMY0
ハルヒ「見つけたわよ水人間!!大人しく捕まってあたしと友達になりなさい!!」バンッ!!

古泉「揃っちゃいましたね」

みくる「あの大きな荷物はなんなんでしょう…」

長門「このペペロンチーノの辛さは絶妙」

ハルヒ「みんな、なんでこんな所にいるのよ!?あれ!?なんで二人濡れてるの!?」

キョン「やれやれ…ハルヒよ、質問は一つずつしたらどうだ?」

ハルヒ「あっ、キョン!あんた死刑よ!!!」

キョン「えぇ!?」

〜FIN〜
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 12:59:33.93 ID:dS7wjMY0
グダグダ感は否めないけど取り合えずこの話は終わり

見てくれた人、レスくれた人ホント有り難う

ちょー嬉しかったwww

こんな文でも何か見たい話あったら書いといて下さい

人少ないだろうし出来るだけ応えたいと思います
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/29(木) 13:04:45.70 ID:BFh8QEDO
乙ー
こっちもちょー楽しかったwwww

出来ればみくるがお茶を入れたときの皆の反応とか見たいかも
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 13:22:05.10 ID:dS7wjMY0
おk
因みに次に来るのはたぶん夜
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 14:55:18.11 ID:0TvX4QSO

夜も楽しみにしとく
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 19:07:09.37 ID:G6DcA.A0
>>53
みくる「皆さん、お茶が入りましたぁ」

ハルヒ「ありがと!みくるちゃん!!」ゴクゴク

キョン「美味しいですよ、朝比奈さん」

みくる「ありがとうございます」ニコッ

ハルヒ「ぷはぁ!いつも通りおいしいわね!おかわり!!」

みくる「はぁい」

古泉「おや?朝比奈さんお茶っ葉変えましたか?」

みくる「あっ気付きましたか?この前長門さんと買い物したとき新しいの買ってみたんです。どうですか?」

古泉「前のより苦味が効いていて美味しいですね。個人的にはこちらの方が好みです」

古泉「もちろん…前のも美味しかったですよ」

みくる「気に入って貰えてよかったです」フフッ
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 19:29:37.47 ID:G6DcA.A0
長門「確かに美味しい…が……」

みくる「ふぇ?」

長門「適温より0.05度低い。あなたならもっと美味しく出来るはず」

キョン「0.05度……」

みくる「す、すみません……初めてだったんで微妙に感覚が狂っちゃいました」

みくる「明日には完璧にしてみせます!」

長門「期待している」

ハルヒ「キョン、あんたも古泉君や有希みたいに言えないの?いつもいつも美味しいしか言ってないわよ」

キョン「残念だがな、俺は美味しい以上の感覚は持ち合わせてないんだ」

ハルヒ「つまんないわね」

キョン「俺にそんなこと言ってるけどお前は違いわかるんだろうな?」

ハルヒ「もちんよ!いつものは玉露で今日のは芽茶よ!」

キョン「そうなんですか?」

みくる「えっと…全然違いますぅ」

キョン「おいハルヒ」

ハルヒ「あ〜お茶が美味しいわ」

キョン「おい!!」

〜FIN〜
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 19:32:26.07 ID:G6DcA.A0
もちろん、お茶の種類は適当
お茶好きの人申し訳ない

しばらくはこんな感じでやっていきます
何もなかったら適当になんかやっていきます
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/29(木) 19:50:07.19 ID:BFh8QEDO
おお、乙乙ー
好きなように書けばいいさ
楽しみにしてる
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/29(木) 20:49:05.01 ID:z.jlnjI0
小ネタ集とか俺得すぎる
期待
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 22:28:19.17 ID:4rQNEwI0
焼き鳥って最強じゃないかな。
砂ずりちょーうまい

風呂入ったら投下していきます
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 23:27:36.41 ID:4rQNEwI0
ジリリリリ
キョン「んー、朝か」

キョン「今日は不思議探索だな」

Prrrrrrr
キョン「ハルヒか…」

キョン「メールなんかしなくても起きてるんだがな…」

『さっさと起きなさい!!遅刻したら死刑よ!!!』

キョン「写メ付きか……ホントいい笑顔してんな。」

キョン「もう起きてるって送ってウキウキしてると思われるのも嫌だからな」

キョン「いつも通り今起きたことにしとこう」

妹「キョン君朝だよー」

キョン「ノックぐらいしなさい」

妹「あっやっぱり起きてたんだー。なんかお休みの日はいつも早起きだねー」

キョン「遅刻すると死刑だからな」

妹「なにー?」

キョン「なんでもない。ほら、朝飯食いに降りるぞ」

〜FIN〜
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 01:45:31.23 ID:D3LkBZM0
「行くぜぇぇ!!」

キョンは吼えると公園の水道水がたっぷりと入った水風船を古泉に向かって投げつけた。しかし…

「ンッフ」

古泉はヒラリと身を翻し水風船をよける。…と、同時に先程ト●ザらスで買った自慢の三連ポンプ水鉄砲(3999円)をキョンに向け連射する

「クソッ…!!」

キョンは咄嗟にバックステップをし避けようとするが、流石はmade in japan。その射程距離は凄まじく三連ポンプ水鉄砲(3999円)から放たれた無数の弾の一つが左肩に直撃した

「どうしました?もう終わりですか?」

古泉はいつものニヤケ面の仮面を貼り付けたまま、左肩に喰らった衝撃に悶えるキョンの額に三連ポンプ水鉄砲(3999円)をつきつける。キョンは…動けない……

「これで終わりです」

そう言いながら古泉はしゃがみ込んだ。おそらく絶望の縁に立っているで、あろうキョンの表情を見るために…。しかし、その顔に絶望の色は見えなかった。なぜなら、その顔からは笑みが溢れていたから…

「気にくわないですね。その表情……。あなたは動けず、しかも額には銃口を突き付けられている。所謂、絶体絶命というやつですよ。なのになぜですか?なぜ笑っていられるのですか?」

古泉は口早に問い掛ける。今感じている恐怖心を拭いさるように…

「古泉、調子に乗りすぎだ」

キョンの低い声がシンと静まりかえった昼の公園に響く。その声は明らかに質量を帯びていた。

「聞こえないだろ?」

何がでしょうか?恐怖心に包まれた古泉はそう返す事しか出来なかった

「絶 望 の 音 色」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 01:48:42.97 ID:D3LkBZM0
バシャア!

古泉「やられましたね、いつ水風船を上空に投げたのですか?」ポタポタ

キョン「一番最初だよ。お前に投げると同時にな」

古泉「ンッフ。すべて計算してたんですか。凄い御方だ」ポタポタ

キョン「適当に投げただけだけどな。それより今何時だ?」

古泉「ちょうど12時です。そろそろ行きますか?」

キョン「ああ。いい感じに腹も減ったしな」

古泉「それでは行きましょう。こちらです」

キョン「それよりホントにあぁ〜ってなんだろうな?」

古泉「ええ。あぁ〜ってなると思いますよ」

キョン「ホントだな?」

古泉「ホントですよ」ンッフ

〜FIN〜
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 01:51:03.20 ID:D3LkBZM0
お休み。

やっぱ地の文ってムズイね
途中で意味わかんなくなったwww
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 08:25:14.96 ID:DDYNskAO
面白い
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 20:24:59.21 ID:b/XCMow0
長門「なぜあなたがここに?」

喜緑「なぜ?おかしなことを聞きますね。ここにいる者の目的は皆同じでしょう」

長門「coco1の全カレー一年間食べ放題」

喜緑「そうです」

長門「あなたが相手でも負ける訳にはいかない。カレーは人生」

喜緑「あまり気負うと実力を出しきれませんよ?」

長門「負けない」

喜緑「決勝で、お待ちしていますよ」クスッ

〜FIN〜
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 20:32:02.07 ID:b/XCMow0
困った

もうネタがない

まとまったの書くのは今はだるい

誰か小ネタ提供してください……

カップリングだけでもいいから

69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 20:33:25.20 ID:MY4SOoDO
古泉と森さん
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 20:51:59.29 ID:b/XCMow0
うお、人いたんかww
ちょっと待っててください
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:07:00.38 ID:b/XCMow0
古泉が機関に入りたてのころの話

古泉「森さん、森さん」

森「ん?」

古泉「森さんの名前ってなんて読むの?」

森「そのうよ。そ・の・う」

古泉「そのうー」

森「なぁに?」

古泉「呼んだだけー」

森「もう…///」

新川「仲が宜しいですな」

森「新川、だまりなさい」

森(古泉には色々教えないといけないわね。)

森(口調とか上司との関係とか…)

森(でも、まぁ二人きりのときは…///)
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:13:28.27 ID:MY4SOoDO
ありがとう。きゅんきゅんした

股間が
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:17:33.79 ID:b/XCMow0
古泉「森さん」

森「何か?」

古泉「いえ、呼んでみただけです」

森「なら黙っときなさい。」

古泉「なんだか、厳しいですね。昔はもっと優しかったと思うのですが…」

森「だってもう、可愛くないんですもの」

森「声がわりした男に興味はないわ」

古泉「酷いですね。園生さん」

森「[ピーーー]わよ?」

古泉「」

〜FIN〜
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 21:21:46.18 ID:xqdU8MSO
ワロタwwwwww

佐々木×キョン
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 21:22:21.50 ID:05l7hIAO
おそれていた森さんのショタコン宣言
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:29:57.40 ID:b/XCMow0
すまん、佐々木の一人称ってなんだっけ?
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:34:36.13 ID:MY4SOoDO
女に対しては私。女喋り
男に対しては僕。男っぽい喋り方
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:36:51.69 ID:b/XCMow0
>>77
ありがと
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:53:07.05 ID:b/XCMow0
塾にて

佐々木「キョン、今日は先に帰っててくれるかい?」

キョン「送らなくていいのか?」

佐々木「ああ。僕のクラスは今日テストがあってね。いつもより一時間ぐらい遅くなるんだよ」

キョン「一時間ぐらいなら待っとくぞ?」

佐々木「いいよ、君は一秒でも長く勉強しないと。北高危ないんだろう?」

キョン「まぁな…じゃ、先に帰っとくぞ?」

佐々木「ああ。家に帰ったらちゃんと復習するんだよ?」

キョン「わかってるよ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

佐々木(12時か…キョンを待たせなくてよかった)

キョン「遅いぞ、佐々木。寒くて死ぬかと思った」

佐々木「!」

佐々木「先に帰るように…言ったじゃないか……」

キョン「やっぱ心配だったからな。なんだかんだで女性だし」

佐々木「クックッ…まさか君からそんな言葉が聞けるとはね」

キョン「失礼なやつだな。ほら、後ろ乗れ」

佐々木「キョン、君の身体…冷たい……」

キョン「寒くて死ぬかと思ったっつっただろ」

佐々木「ちゃんとお風呂で暖めるんだよ?」

キョン「わかってるよ」

〜FIN〜
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 21:55:30.84 ID:b/XCMow0
休憩。
適当にリクエストお願いします
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 21:57:27.10 ID:MY4SOoDO
ハルヒとみくると長門で髪の毛いじりとか
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 22:41:06.33 ID:b/XCMow0
遊びにいってきますw
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/01(土) 21:31:17.13 ID:yB3X07A0
今日明日は多分来ないです
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/02(日) 01:49:34.85 ID:vPkzU3ko
キョン達3バカの教室での会話とか
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 14:35:40.61 ID:M9HPJkA0
久しぶりです
>>81

ハルヒ「あー!暇だわ!!」

ハルヒ「みくるちゃん、ちょっとこっちに来なさい」

みくる「ななな、なんですかぁ?」

ハルヒ「そこ座りなさい。今日あたしはみくるちゃんの髪の毛で遊ぶわ」

みくる「ふぇぇぇぇ」

ハルヒ「まずは、ポニーテールにでもしようかしら…」

みくる「涼宮さん……凄く上手ですね」

ハルヒ「あったりまえよ!団長たるものどんな事も完ぺk…」ハッ

キョン「…………」ジー

みくる(やっぱりキョン君ってポニーテール好きなんだ……)チラ

ハルヒ「よ、よし!次はお団子にしてあげるわ!!」

みくる「その前に涼宮さんもポニーテールにしてみませんか?」

ハルヒ「あ、あたしが?」チラ

キョン「………」ジー

ハルヒ「わかったわ。そんかし綺麗にやりなさいよね」

みくる「がんばります」ニコッ
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 14:51:57.80 ID:M9HPJkA0
みくる「できましたぁ」

ハルヒ「あれ?なんかちょっと位置低くない?」

みくる「そういうのも可愛いかなって」

キョン「………」ジー

ハルヒ「ま、まぁこれはこれでいいかもね///」

長門「…」ツンツン

ハルヒ「どしたの?」

長門「私もその髪型にしてみたい」

ハルヒ「有希も?う〜ん…ちょっと髪の長さが足りないかなぁ」

長門「やりたい」

みくる「じゃあこのウィッグつけてやってみますか?雰囲気は味わえると思いますよ?」

長門「してみる。ありがとう」

キョン「……」ジー

古泉「どうしたんですか?外ばかり見て」

キョン「いや、あの飛行機雲見てたんだ」

古泉「綺麗に残ってますね…」

キョン「……ああ」

ジーワッ ジーワ ジーワッ ジーワ

〜FIN〜

なんとなく時期は夏
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 14:55:21.30 ID:M9HPJkA0
なんか読み返したら>>81と違うような気がしてきた…
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 18:47:49.54 ID:ETBIV2SO
SOS団で誰が一番カッコイイ決め台詞を言えるかコンテスト
審査員はみくるで

がいいでつ
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 19:46:27.57 ID:M9HPJkA0
>>84の三バカってキョン、谷口、国木田?
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 08:36:37.87 ID:5mZULmM0
釣りってちょー暇だね
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 16:53:25.53 ID:5mZULmM0
>>84

谷口「なあ、お前ら女のどこに魅力を感じるよ?」

キョン「いきなり何を言い出すんだお前は」

国木田「谷口は喋ったと思ったらそんなことばかりだね」

谷口「いいじゃねぇか、男だけなんだしよぉ。それよりどうなんだよ」

キョン「お前こそどうなんだよ」

谷口「俺か?俺は胸だな。朝比奈さんの胸に顔を埋めたいぜ」

キョン「そうか、お前はそんな目で朝比奈さんを見ていたのか。後で伝えといてやるよ」

谷口「ま、待てキョン!そんな事されたら朝比奈さんに嫌われちまう!!」

国木田「もとから好かれてないと思うけどなぁ」

キョン「国木田。シーだ、シーー」

谷口「え?ウソ?マジで?」
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 17:07:38.93 ID:5mZULmM0
谷口「お、お前らはどうなんだよ!?」

国木田「谷口、動揺しすぎだよ」

キョン「俺はポニーテールだな。」

谷口「キョン、お前はそればっかりだな…」

キョン「何も分かってないな…うなじ開放を前に冷静で居られる男などいない」

キョン「特にハr…」

谷口「は?」

キョン「特に春先のうなじ開放などたまらんぞ」

谷口「なんで春先なんだよ。夏じゃないか?普通」

キョン「夏の汗ばんだ、うなじもいいがな…春はポニーテールが風にたなびく感じがたまらん」

谷口「偏ってんなぁ」

国木田(春先じゃなくてハルヒって言おうしてたんじゃないかなぁ)
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 17:25:41.92 ID:5mZULmM0
キョン「く、国木田はどうんだ?」

谷口「なに動揺してんだ?」

国木田「僕は腰のラインかなぁ」

キョン「ほう、興味深いな」

谷口「クビレってことか?」

国木田「ううん。クビレじゃなくて…なんて言うのかな……。上半身だけ前に乗り出したときのラインが凄くいいよね。個人的には長門さんみたいな華奢な女の子のが好みなんだけどね…映画のときはマントを着てたから見れなかったんだよなぁ……。ねぇキョン、また映画撮らないの?」

キョン「国木田……」

谷口「流石の俺もこれはないな……」

国木田「え?」

〜FIN〜
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 19:05:36.48 ID:PCeq4mQ0
国木田ww
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/04(火) 22:50:22.43 ID:eMJWHmg0
国木田・・・ッ!同士よッ!
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:02:37.95 ID:RoX614g0
>>88

ハルヒ「第1回SOS団で誰が一番カッコイイ決め台詞を言えるかコンテスト〜!!」

キョン「何をいきなり言い出すんだ」

ハルヒ「うっさいわね、なんか思い付いたから早速やるわよ!」

キョン「やれやれ…やめろっつってもやるんだろうな…」

ハルヒ「勿論よ!みくるちゃんは審査員やってね!」

みくる「審査員ってなにすればいいんですかぁ?」

ハルヒ「適当にジャッジすればいいのよ!じゃ、キョン!トップバッターはあんたよ!!」

キョン「俺?」

ハルヒ「そっ!」

キョン「はぁ……やらんと終わらんのだろうしな…よし、一回しか言わんからな」

生まれたときから目 の見えない人に、空の青さを伝えるときにな ん ていえばいいんだ?こんな簡単なことさえ言葉にできない俺は芸 人失格だよ。

キョン「どうだ?いい言葉だろ?」

みくる「いい言葉ですけど決め台詞じゃないから失格ですぅ」

キョン「なん…だと……?」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:18:53.51 ID:RoX614g0
ハルヒ「ホント、アホキョンね。じゃあ次は有希!カッコイイの頼むわよ!」

長門「承知した」

オレは…超ベジータ(笑)だ!!

長門「ユニーク」

ハルヒ「確かに決め台詞なんだけど…」

キョン「長門…お前ちょっとベジータをバカにしたろ?」

長門「してない。それにまだこの後の台詞を言っていない」

どうしたのだ?さっきまでの勢いは……
笑えよ ベジータ(笑)

長門「ユニーク」

キョン「絶対バカにしてるよな?」

長門「してない」

みくる「と、取り合えずキョン君が失格なので暫定一位ですぅ」
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:28:35.17 ID:RoX614g0
ハルヒ「つ、次は古泉君!バシッと決めちゃいなさい!」

古泉「ええ、勿論そのつもりですよ。では、いきます」

バレーボールをやらないか

キョン「きもちわるい」

ハルヒ「きもちわるい」

長門「きもちわるい」

みくる「きもちわるいので失格ですぅ」

古泉「なかなか…難しいですね……」

キョン「なにちょっとへこんでんだよ」

古泉「いえ、やはりきもちわるい四連発は少々堪えましてね」

キョン「大丈夫だ。いつもと変わらん」

古泉「」
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:38:44.35 ID:y1f.b420
ほさか? エガちゃんのあれは素で感動したなぁ
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:53:57.72 ID:RoX614g0
ハルヒ「最後はあたしね!皆耳の穴かっぽじって聞きなさい!!」

キョン「やけに自信があるようだな」

ハルヒ「当たり前よ!凄くカッコイイのあるんだから!」

キョン「ほう、じゃあその渾身の決め台詞を言ってもらおうか」

ハルヒ「いくわよ!」

俺、実は ポニーテール萌えなんだ

キョン「ぶほっ!!」

ハルヒ「どう!?カッコイイでしょ!?」

古泉「どんなシチュエーションで言うんですか、そんな恥ずかしい台詞」

キョン「うっ…」

ハルヒ「え?えとっ…///それはあれよ!なんかする時よ!!」

長門「何かってなに?」

キョン「な、長門!」

ハルヒ「ゆ、有希にはまだ早いわ!それより判定は!?」

みくる「涼宮さんが可愛かったので涼宮さんが優勝ですぅ」

ハルヒ「やったわよ!キョン!!」ダキッ

キョン「おおおい!ハルヒ!!」

ハッ
ハルヒ「このエロキョン!!」バシッ

キョン「理不尽!!」

〜FIN〜
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:57:27.12 ID:RoX614g0
正直決め台詞ってなんなのかよくわからん

>>99
ほさかです
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 02:05:37.31 ID:RoX614g0
今日は終わりです
お休み
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 03:17:58.89 ID:Bu8KCUSO
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/06(木) 22:24:56.05 ID:GnLle1E0
ハルヒ「じゃあ今日はちょっと早いけど試験前だしこれで終わり!」

ハルヒ「月曜日に部室でまた会いましょ!」

みくる「はぁい」

キョン「やーっと終わった…」

ハルヒ「キョン、あんたはこのままあたしの家に来て泊まり込みで勉強会だからね!」

キョン「はあ!?ちょっと待て、そんなこと聞いてないぞ」

ハルヒ「当たり前よ、今決めたんだもん。それにあんたは一人じゃ勉強しないでしょ?特別にあたしが勉強見てあげるんだからグダグダ言わない!」

キョン「やれやれ…ハルヒよ……百歩譲って勉強会には行くとしよう。しかしだな、泊まり込みは無しだ」

ハルヒ「なんでよ?」

キョン「ほら…あれだ、寝巻きがないだろ?実はオレ普段着じゃ寝れない体質なんだ」

ハルヒ「そんなもんあたしの貸してあげるわよ」

キョン「お前細いし入んねぇよ」

ハルヒ「じゃあ寝巻きだけ持って来なさい。待っててあげるから」

キョン「ぬっ……!い、いや!!実は布団と枕が変わるのもダメなんだ!だからダメだ!」

ハルヒ「あんた意外と面倒くさいわね。いいわ、それならあたしがあんたん家に行ってあげる!それなら文句ないでしょ?」

キョン「うっ……」

ハルヒ「決まりね!じゃ、早速あんたん家行くわよ!!」

キョン「寝巻き!お前の寝巻きがない!!」ズルズル

ハルヒ「あんたの貸しなさい!ほら!ちゃんと自分で歩く!!」ズルズル

キョン「マジかよ…」ズルズル

古泉「頑張って下さい」ニコッ

キョン「ニコッってするな、きもちわるい」ズルズル

ハルヒ「じゃーねー、みんなもちゃんと勉強するのよー」ズルズル
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/06(木) 22:45:19.60 ID:GnLle1E0
みくる「最近の涼宮さんは積極的ですねぇ」

長門「いい傾向。」

古泉「そうですね。しかし彼にはいい加減、涼宮さんの気持ちに気付いて貰いたいものです」

長門「ヒクほど鈍感」

みくる「二人にはあのペースが合ってるんですよ、きっと」

みくる「それより今からどうします?私達ももう帰りますか?」

長門「あなた達さえ良ければ久しぶりにウチで一緒にご飯を食べたい」

みくる「あっいいですね。久しぶりに集まりましょうか。私はもう勉強終わってますし…」

古泉「僕もいいですよ。学校の成績なんて機関の力をもってすればどうとでもなります」

長門「ズルはいけないと彼が言っていた」

古泉「ンッフ、冗談ですよ。実は森さんがスパルタでしてね…テスト範囲は大分前に覚えさせられたんですよ」

みくる「森さんも大変なんですねぇ」

長門「ではいつもの時間に…」

古泉「かしこまりました」

みくる「わかりましたぁ」
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/06(木) 23:01:22.71 ID:8Dphnko0
来てたー 支援
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/06(木) 23:14:36.97 ID:GnLle1E0
みくる「あれ?待たせちゃいましたか?」

古泉「いえ、今来たばかりですよ」

みくる「よかった…それにしても凄い量ですね」

古泉「前回は長門さんの力を見誤って三回も買い出しに行かされましたから」

みくる「あぁ、大食い大会で負けた日ですね。あのときは凄かったです。」

古泉「まさか日本酒10升も飲むとは思いませんでしたよ」

みくる「あの日は古泉君、本当にお疲れ様でした。三回目の買い出しの時は、帰ってきてすぐ閉鎖空間に行っちゃいましたし…」

古泉「いえいえ。それより僕は閉鎖空間から帰って来たときにまだ、長門さんが一人で飲んでたのに驚きましたよ」

みくる「ずーっとブツブツ言ってるのは怖かったですぅ」

古泉「カレーは人生だそうですから」

みくる「フフッそれより古泉君、今日は閉鎖空間起きなければいいですね」

古泉「大丈夫だと思いますよ。今日は一晩中彼と一緒のようですし。」

古泉「それではそろそろ、長門さんの家にいきましょうか。ずっと立ち話って訳にもいかないですし」
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/06(木) 23:56:05.03 ID:GnLle1E0
みくる「長門さん、今日もいっぱいお酒飲むんでしょうか」

古泉「どうですかね。前回はやけ酒っぽかったですし…それにたとえ今回も大量に飲むとしても大丈夫ですよ」

古泉「そのためのコレです」ガサ

みくる「フフッ古泉君もキョン君も長門さんには甘いですね」

古泉「いえ、正直買い出しに行くのが面倒臭いだけです」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

みくる「こんばんわぁ」

長門「入って」

古泉「お邪魔します」ガサガサ

長門「凄い量」

古泉「ええ、ほぼ全部長門さんのために買ってきたものなので遠慮なく飲んでください」

長門「感謝する」

古泉「いえいえ。」

みくる「いい匂いがしますね、お鍋ですか?」

長門「そう。今日はもつ鍋」

みくる「もつ鍋、美味しいですよね。擦った山芋にからめて食べるともっと美味しいんですよぉ」

長門「古泉一樹」

古泉「なんでしょう」

長門「あなたは至急山芋を買ってくるべき」

古泉「」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 00:19:10.94 ID:vVrqAM60
ダメだ眠すぎる…
短いけど今日は終わりにします
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 17:51:25.76 ID:InAEMHA0
古泉「いただきます」

みくる「いただきまぁす」

長門「…」プシュ

みくる「古泉君どうぞぉ」

古泉「ありがとうございます。朝比奈さんもどうぞ」

みくる「すみません」

長門「…」ゴクゴク

みくる「ぷはぁ…それにしても誰が最初はビールって決めたんでしょうか」

古泉「誰かが決めたっていうより、いつの間にか決まったって感じじゃないですか?」

みくる「まぁどうでもいいんですけどねぇ」ゴクゴク

長門「…」プシュ

古泉「もう二本目ですか、長門さん」

長門「あなたが鍋をよそってくれないせい」

古泉「失礼しました。お皿をこちらに渡して頂けますか?」

長門「よろしく」

みくる「私のもいいですかぁ?」

古泉「ええ。いいですよ」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 18:19:46.20 ID:InAEMHA0
みくる「あっ、お鍋無くなっちゃいましたね。うどんでもいれますか?」

古泉「そうですね。」

長門「私の分は入れなくていい」

みくる「!?…どうしたんですか!?お腹痛いんですか!?」

古泉「めずらしいですね」

長門「ここからは飲酒モードに切り替える。ごはんは不要」

みくる「ビックリしましたぁ。調子が悪いのかと思いましたよ」

長門「大丈夫。」

古泉「何を飲まれますか?」

長門「梅酒。ロックで」

古泉「すみません、梅酒もうないですね。日本酒などいかがですか?」

長門「梅酒がいい。買ってきてほしい」

古泉「結局こうなるんですね…」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 18:31:43.32 ID:InAEMHA0
長門「ケフ」

古泉「大丈夫ですか?」

みくる「そろそろやめた方がいいんじゃ…」

長門「問題ない……それより」

長門「彼はずるい」

みくる「キョン君ですか?」

長門「そう」

古泉「あっ愚痴りモードですね」

長門「彼には涼宮ハルヒがいるのに私達にまで優しい」

みくる「確かにたまに、私の事好きなのかな?とか思っちゃいますよね」

長門「あれでは勘違いしてしまう」

みくる「わざとじゃないのがまたタチが悪いですぅ」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 20:18:59.90 ID:nU56SZg0
古泉・・・・ 支援
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 20:44:38.46 ID:21oK.iA0
古泉「誰にでも分け隔てなくっていうのが彼の長所でもありますし」

みくる「でも、それなら古泉君だって誰にでも優しいですよね?」

長門「しかし何故かなんとも思わない」

みくる「そうなんですよね」

古泉「ひどいですね」

みくる「で、でも大丈夫ですよ!!顔は古泉君の方がイケメンですから!」

長門「そう。顔は貴方の方が良い」

古泉「お褒めの言葉を頂けて嬉しいんですが、『顔は』のところを協調しないでもらえますか?」

古泉「なんだか悲しいです・・・」

長門「贅沢。谷口に謝るべき」

みくる「そ、そうですよ!何もない人だっているんですから!!」

古泉「酔ってるんですよね?酔ってるんですよね?」
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 20:55:20.48 ID:21oK.iA0
みくる「今頃キョン君と涼宮さんは何してるんでしょうねぇ?」

古泉「勉強じゃないですか?そのために涼宮さんは彼の家に行った訳ですから」

みくる「それだけな訳ないじゃないですかぁ」

長門「みる?」

古泉「見れるんですか?」

長門「彼の家には緊急用にいくつかプログラムを仕掛けている。そのうちのいくつかを起動させれば」

みくる「見ましょう!なんか面白そうですし!!」

古泉「でも盗撮っぽくて嫌なんですが・・・」

長門「音声だけでも再生できる」

みくる「じゃあ音声だけにしましょう。それなら古泉君もOKですよね?」

古泉「そんな問題じゃないと思うんですが…」

みくる「暇だしいいじゃないですか!私たちいつも裏で奔走してるんだからこれくらいやっても罰は当たりませんよぉ」

古泉「なんかノリノリですね」

長門「では音声のみで再生する」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 21:09:46.04 ID:21oK.iA0
『……ンッ――――――ッキョン///』

『ハルヒ、お前、凄い熱いぞ』

古泉「止めてください!!長門さん、すぐ止めてください!!!」

長門「了解した」

みくる「ほらぁ、やっぱり勉強だけじゃなかったじゃないですかぁ。まぁある意味勉強ですけどぉ」

長門「二人が何をしていたか不明。私の知識では予測することができなかった。古泉一樹、二人が何をしていたのか教えてほしい」

古泉「い…言えるわけないじゃないですか!!///」

みくる「もぅ、古泉君ったら恥ずかしがっちゃってぇ。」

古泉「朝比奈さん!!」

長門「恥ずかしいこと?」

古泉「い、いえ…とても素晴らしいことですよ」

長門「では教えてほしい」

古泉「ただ長門さんはこの世に生を受けて何年ですか?」

長門「3年半」

古泉「それでは知るにはまだ早いです。もう少し待っていてください」

長門「なぜ?」

古泉「あまりに早く知ると涼宮さんによって存在を消されてしまうんです。機関でも何人か消されてしまいました」

長門「消えてしまうのは困る。まだ私は世界のカレーを食べつくしていない」

古泉「ではもう少し待ちましょうね」

長門「了解した」

みくる「二人ともかわいいですねぇ」
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 21:15:33.38 ID:21oK.iA0
古泉「それではもうそろそろ帰りましょうか」

みくる「そうですね。お邪魔しましたぁ」

長門「いい」

古泉「長門さん、お酒余ったのは適当に飲んでてもらっていいですか?」

長門「お酒ならさっき全て飲み干した」

古泉「あの量を…」

みくる「すごいですぅ」

長門「今度はもっと多めに持ってきてほしい」

古泉「かしこまりました」

古泉(財布が…)

みくる「それじゃ古泉君、帰りましょうか」

古泉「そうですね」

長門「また月曜日」

古泉「はい。」

みくる「さよならぁ」
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 21:26:28.46 ID:21oK.iA0
みくる「ふぅ。楽しかったですねぇ」

古泉「そうですね。予想外な事もありましたが…」

みくる「フフッ」

古泉「笑い事じゃないですよ。冷や汗ものでした」

みくる「でもなんで長門さんに教えてあげないんですかぁ?」

古泉「何故と聞かれたら特に理由はないです。ただ、長門さんにはまだ早いような気がしましてね」

みくる「妹みたいな感じだからですか?」

古泉「まぁ、そんなところです」

みくる「あっ」フラッ

古泉「大丈夫ですか?」ガシッ

みくる「すみません…飲みすぎちゃったみたいです」

古泉「どこかで休憩していきますか?」

みくる「うん…あそこでちょっと寝たいですぅ」

古泉「えっ?いや…それは、やめません?」

みくる「なんでですかぁ?ただのホテルですよぉ?」

古泉「ただのホテルではないからです」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 21:52:13.57 ID:21oK.iA0
みくる「もぉぉ、古泉君たらウブですねぇ」

古泉「朝比奈さん、相当酔ってらっしゃいますね」

みくる「そうですね。なんだか私積極的です。涼宮さんに影響されちゃったのかなぁ」

古泉「そうかもしれませんね」

みくる「この時間軸では恋なんてしちゃいけないのに…ましてや積極的になるなんて」

みくる「でも古泉君と―――――」ボソ

古泉「え?なんですか?」

みくる「フフッなんでもありませんよぉ。それじゃあまた月曜日に会いましょうねぇ」

古泉「え?朝比奈さん??」

みくる「おやすみなさぁい」タッタッタ

古泉「え?え??」





古泉「え?」

〜FIN〜

みくる「」
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 21:53:44.19 ID:66q/qvY0
乙! 楽しかった!
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 21:55:11.67 ID:21oK.iA0
この話は終わりです
お察しのとおり途中で飽きてしまいましたwww
ゴメンナサイ

また、しばらくは短編でいきたいと思いますんでみてくれてる人はカップリングとかよろしくお願いします

あとFINの後のはミスです
気にしないでください
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 22:20:06.66 ID:66q/qvY0
長門の休日
「暇なのであの人(キョン)の家にお邪魔する。他意は無い」
みたいな?


すまん忘れてくれ
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 12:07:53.38 ID:1YXouXo0
キョン「たまには妹の相手をしてやろう」

みたいな
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 13:43:55.92 ID:X3F4qWY0
>>122

ピンポーン

キョン「はーいって長門か。どうしたんだ?」

長門「緊急事態」

キョン「またハルヒがなんかやらかしたのか?」

長門「涼宮ハルヒが直接的な原因ではない。しかし間接的には関与している」

キョン「まったく…アイツは……」

長門「取り敢えず中に入れてほしい」

キョン「ああ、いいぞ」

長門「お邪魔します」

キョン「そういうのもちゃんと覚えてきたんだな」

長門「以前、古泉一樹が家に来た時言っていたのを真似てみた」

キョン「まさか、二人きりだったんじゃないだろうな…?」

長門「朝比奈みくるも一緒」

キョン「ならいい。」

長門「そう」
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 13:52:31.65 ID:X3F4qWY0
キョン「で、なにが起きたんだ?」

長門「暇」

キョン「は?」

長門「本来今日は探索のある日だったが急遽中止となった。そのため絶望的に暇になった」

キョン「つまりヒマだから一緒に遊ぼうと?」

長門「そうとって貰っても構わない」

キョン「じゃあなにも起きてはないんだな?」

長門「そう」

キョン「んー遊ぶっつってもな。ウチ何もないぞ?」

長門「そう・・・」

キョン「じゃあこれでも一緒にやるか?」

長門「?」

キョン「これはな、ウォーリーを探せという本でな。脱獄者であるウォーリーを探すためだけに作られた本だ」

長門「面白い?」

キョン「良い暇つぶしにはなるぞ。やってみるか?」

長門「やる」

キョン「よし、じゃあ先にウォーリーを見つけた方の勝ちだ」

長門「了解した」
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 14:14:38.85 ID:X3F4qWY0
長門「みつけた」

キョン「はや!!って長門よく見ろ。このウォーリーはリュックを背負ってないぞ」

長門「偽物?」

キョン「ああ」

キョン「脱獄者だからな。そう簡単には見つかってくれないさ」

長門「これはなかなか面白い」

キョン「気にいってくれて良かったよ…ん?これじゃないか?」

長門「参考の絵と99%同一。しかし体長が0.023mm大きい」

長門「よって同一のものとは判断しがたい」

キョン「悔しいからって屁理屈言うんじゃありません」

長門「次のページ。次のページ。」

キョン「急かすな。急かすな。」
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 14:33:22.68 ID:X3F4qWY0
キョン「ながとー見つけたかー?」

長門「まだ。もう少し待ってほしい」

キョン「頑張れ―。」

キョン(まさか4時間もやるとはな…しかもまだ半分も進んでない)

キョン妹「キョン君ご飯だよー」

キョン「ああ、もうそんな時間か。長門、晩飯どうする?食べていくか?」

長門「いい。お邪魔した。」

キョン「いや。いいぞ」

長門「…」ジーッ

キョン「…」

長門「……」ジーッ

キョン「……」

長門「………」ジーッ

キョン「持って帰るか?ウォーリー」

長門「感謝する。では、また明日」

キョン「ああ」

キョン(そんなにか?)

〜FIN〜
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 14:34:12.82 ID:X3F4qWY0
休憩
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 21:32:34.66 ID:k9z4GNU0
採用されとる・・>>1ありがとう!

長門かわいいなwwww
130 :sage :2010/05/09(日) 22:48:04.40 ID:Lc4xns.0
キョン達のクラスの担任が絶望先生
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 19:21:24.70 ID:4bxLDL20
>>130
ごめん
絶望先生は知らないです
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 22:37:39.84 ID:4bxLDL20
>>123

キョン「久々の休日だし、たまには妹の相手をしてやるか」

キョン「おーい、久しぶりに二人でゲームでもせんか?」ガチャ

キョン妹「ごめんねキョン君。今宿題やってるの―」

キョン「む、それは邪魔したな」

キョン妹「ううん。ありがとー」

キョン(宿題ねぇ、前ならそんなのすっぽかして遊びを優先してたのにな…)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キョン「宿題終わったのか?」

キョン妹「うん。今日のは簡単だったんだぁ」

キョン「ならウォーリーでもやらんか?」

キョン妹「ウォーリー?キョン君子供扱いしすぎだよー」

キョン「そうか、そりゃすまんな」

キョン(長門でさえ食い付いたのにな…)

キョン(もう思春期なのか?)

キョン(それか俺嫌われたとか?)

キョン(それは少し悲しいな)

キョン(いや、かなりか)
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 22:38:07.63 ID:4bxLDL20
キョン「ジュオン?そんなもん観るのはやめとけ。夜寝れなくなるぞ?」

キョン妹「え〜?キョン君もしかして怖いのぉ?」

キョン「まったく、お前の心配してやってんだよ」

キョン妹「大丈夫だよ」

キョン「一応忠告はしたからな?」

キョン妹「はーい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キョン(思った以上に怖かった…)

キョン(さすがジャパニーズ・ホラーだぜ)

ガチャッ!

キョン「うお!!ってお前かよ」

キョン妹「ねぇキョン君…」

キョン「やっぱり寝れなくなったか」

キョン妹「うん。。。今日は一緒に寝てもいい?」

キョン「…ああ。いいぞ」

キョン妹「ワァイ!」

キョン「静かに入りなさい!!」

キョン(嫌われてはないようだな。よかった…)

〜FIN〜
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 22:41:00.39 ID:4bxLDL20
まぁあれです。ゴメンナサイ
普通にいちゃつく話はまっったく思い浮かばんかったwwww

135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/11(火) 00:39:56.29 ID:JxKADu6o
妹は良い

もう一度言う。妹は良い
二次元だから良い
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/11(火) 10:27:31.00 ID:6beBeXQ0
いいな妹は

ありがとう
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/12(水) 22:35:25.66 ID:MtBfLBk0
今日は来ないです
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/19(水) 18:46:36.73 ID:ln7oB.w0
今年の夏は特別だった

今まで超普遍的な、日本全国何処にでもある夏休みしか過ごしてこなかったキョンにとって今年の夏休みは間違いなく特別だった。

孤島で殺人事件に遭遇したり、誰もが一度は夢見る終わらない夏休みを体験したり…

一概に『良い』とは言えないが確実に『特別』な夏休みだった。

「ん〜、だいぶ伸びて来たな」

洗面所の3面合わせ鏡の前で髪をいじりながら呟く。これでも一応、思春期の高校生。

身なりにはある程度気をつけているつもりだ。

「キョン君まだー?早くしないと遅刻しちゃうよー?」

妹が袖を引っ張り、途中まで一緒に行こうよ。と催促する。

なかなか可愛らしい仕草をするじゃないか。などと朝一からアホな事を考えながら、わかった、わかったと適当に流し玄関へと向かう。

今日から2学期が始まるのだ。

昨日までSOS団、というよりハルヒに散々連れまわされたのであまり長期休み後、という感覚はないが今日は2学期の始業式だ。

139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/19(水) 19:00:20.00 ID:ln7oB.w0
「あら、今日は早いのね」

1学期同様、毎度おなじみ授業前のハイキングコースをダラダラ歩いていたキョンは呼びかけられ足を止める。

が、誰かと振り返る必要はない。

この夏休み、嫌というほど顔を会わし、声を聞き、昨日も一緒にいた人間だ。確認するまでもない。

「妹と一緒に出たからな。明日からはいつも通りギリギリに行く。」

朝の挨拶などはしない。いつも話から入る。それは、挨拶をするまでもなく、いつも一緒にいて当たり前だと思っているから。

ハルヒも、おそらくキョンも。

「そんなんだからたまに遅刻するのよ」

「あいにくだがな、ハルヒよ。1学期はお前の方が遅刻・欠席日数は多いんだぞ?」

「あんたそんなこと一々覚えてんの?そんなことより原子記号の一つでも覚えなさい!」

ハルヒは少し呆れた口調でキョンの背中をバシンと叩く。

「いってぇな!」

キョンは大袈裟に体を捩る。が、本当に痛いわけではない。ただなんとなく、ハルヒからの攻撃にはこういう反応になってしまうのだ。
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/19(水) 19:14:40.29 ID:ln7oB.w0
「それよりアンタ髪伸びたわね。そろそろ切ったら?」

フワッと風が吹きハルヒのショートヘアーがたなびく。普段は髪で見えない細い首や綺麗な形の耳が露わになり、見慣れているはずのその横顔に目を奪われる。

こういう時、なんだかんだでコイツは美人なんだな、とキョンは再確認させられる。

「なによ」

「なんでもねぇよ。まぁ髪はな、これでいいんだ。」

「はぁ!?」

答えた瞬間、ハルヒは誰が見ても分かるような コイツ何いってんの? な、顔をキョンに向けた。

「なに?古泉君みたいなイケメンヘアーになろうとしてんの?それなら止めときなさい。あんたにあの髪形は似合わないわ!」

キョンはなにもそこまでハッキリ断言しなくても、と思ったが口には出さなかった。出したらおそらくもっと酷いことを言われるだろうから。

しかし、これはちゃんと訳があってやってるわけで、ただ流行に乗っかろうとか思ってるわけではない。(多少は思っているが)

髪を切ってからすぐに突入した夏休み。

それは誰が何と言おうと間違いなくキョンにとって『特別』な夏休みであって、願わくばまた『特別』が自分のところに来て欲しいという、所謂願掛けなのだ。

「それともなに?願掛けかなんかしてるの?」

さすがハルヒ、鋭い。

キョンは一瞬肯定しようかとも考えたが、すぐにやめた。

肯定しようものならハルヒのことだ。根ほり葉ほり聞いてくるだろう。そして自分にそれを華麗にスルーする技術はない。

孤島のことならまだしも、終わらない夏休みのことをウッカリ言ってしまうようなことがあれば、それはトンデモナイことだ。

長門や朝比奈さん、古泉に多大な迷惑がかかるだろう。

古泉はまぁ良いとして長門、朝比奈さんに迷惑がかかるのは本望ではない。

そんなことを考えながらキョンは適当に問いに返すことにした。

「いや、そういうわけではないんだがな。なんとなくだ。なんとなく。」
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/19(水) 19:44:30.47 ID:ln7oB.w0
「涼宮さんはどうしたんでしょうね」

「さあな。どうせまたなんか面白いことでも探してるんじゃないか?」

キョンは出来るだけ興味が無いように、面倒くさそうに答える。

本当はハルヒが次はどんな『特別』を持ってくるか気になっているのだが、それを表に出しはしなかった。

なんとなく、あえて言うなら思春期特有の羞恥心からだろうか…公にウキウキするのは恥ずかしかったのだ。

「それは、それは。次は何を見つけてくるんでしょうね、楽しみです。」

そういうと古泉はてんで見当違いの場所に白の駒をおいて、みくるの配ったお茶を啜った。

「そんなとこに無防備に置くなよ。相変わらず進歩せんな」

キョンが容赦なく右上の角をとろうとした時…

ドガーーーン!!というドアから発せられたとは思えない様な轟音が響いた。

団長様の登場だ。

142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/20(木) 21:36:53.37 ID:n.rLzSM0
「みんな、待たせちゃってごめんね!ちょっとこれ買いに行ってて遅れちゃった」

100万Wの笑顔を輝かせながらハルヒはそれを前にズイッっとつきだした。

「何だそれは」

「見てわかるでしょ?ヘアカット用の鋏とバリカンよ」

ハルヒはウィンウィンとバリカンの電源を切ったり入れたりしながら答える

「そんなもん持ってきてどうするんだよ。自分の髪でも切るのか?」

「んな訳ないでしょアホキョン。これであんたの髪を切るのよ」

「え?俺の?」

「そっ!アンタの!」

まったく予想していなかった返しにキョンは焦った。髪を伸ばす宣言をしたのは今朝なのに何という行動力。

「ほら、ぼさっとしてないでそこ座りなさい。」

しかも本人の承諾なしに決行しようとしているようだ。実にハルヒらしい。

が、さすがにOKはだせない。これは『特別』に出くわすための願掛けなのだ。
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/20(木) 22:10:59.19 ID:n.rLzSM0
不味いな。オレはなんで地の文とか血迷ったことを・・・

書いてて意味わからんくなった上に話の大筋も見失ったorz

見てる人いないと思うから>>138-142はなかったことにしますwwwwww

次からはいつも通り台本形式に戻ります

144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/20(木) 22:20:55.12 ID:n.rLzSM0
書き忘れ

前にクロスをリクエスト頂いたとき作品を知らなくて書けなかったので、一応知ってる作品挙げときます
少ないけどね。

・みなみけ
・げんしけん
・苺ましまろ
・とらドラ!(アニメだけ)
・とあるシリーズちょっとだけ
 知ってるキャラ
    ↓
 上・イ・一方・打・御坂・ミサカ・黒子・初・サテンさんぐらい?

145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 12:41:20.52 ID:2FKWLMYo
上条ちゃんと竜児の主夫談義が見たいかも
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/21(金) 23:07:56.91 ID:xA.NMIU0
>>145

竜児「おぅ、久しぶりじゃないか?」

上条「ちょっとイギリスに行ってたからな」

竜児「イギリス!?なんてリッチなんだ!こっちは狭い狭い木造アパートで頑張ってるってのに!」

上条「旅行じゃねぇよ。また厄介事に巻き込まれてな…」ハァ

上条「それに苦学生である上条さんに旅行するような金はありませんよ」

竜児「おぅ、これはスマンかった」

上条「いやいや、謝るようなことじゃねぇって。それより今日はあのちっちゃいのはいないのか?」

竜児「ああ。大河は一人で買い物してくるそうだ。まぁだから今オレはこうやってのんびり散歩してるんだがな。」

竜児「お前こそ居候はどうしたんだ?」

上条「なんか先生のところに行ったみたいだ。久々にゆっくりできるぜ」

竜児「それならファミレスでも行かないか?ちょうどお昼時だしさ」

上条「いいな、それ。久々に奮発しちゃいますか!」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/21(金) 23:13:25.66 ID:xA.NMIU0
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

上条「じゃあオレはこのちょっと高めの499円のから揚げ和食セットで!」

竜児「俺も同じのを。あとドリンクバー2つ。」

上条「ドリンクバー!?」

竜児「なんだ?いらなかったか?」

上条「い、いや…いるいらんで言えば欲しいけどさすがにそこまでの贅沢は…」

竜児「ドリンクバーで贅沢かよ…そんなに切羽詰まってんのか?」

上条「ああ。家の居候の食費が半端なくてな。余裕で5,6人前は食っちまうんだ。一食」

竜児「一食!?」

竜児(大河以上じゃねぇか…そりゃ家計も圧迫するわな…)

上条「ドリンクバー…どーっしよっかなーー」

竜児「じゃあ奢ってやるよ。俺が誘ったんだしな」

上条「マジかよ!?神様仏様竜児様だ!!このご恩はいつか絶対返させて頂きます。」

竜児「いいって。大したことじゃないしな。」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/21(金) 23:27:47.07 ID:xA.NMIU0
少ないけど今日はこれで終わりです。
明日また来ます

やっぱ台本の方が書きやすいね
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 23:54:06.06 ID:wlMXGnQ0
乙!
ハル泉が見たい
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 00:20:05.94 ID:w92.b.M0
キョン「はよーっす…………ん?ハルヒはどうした?」

国木田「風邪で休みだって」

キョン「そうか」

〜FIN〜
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 22:02:47.26 ID:Bxl1xRw0
上条「それにしても俺らって頑張ってるよなぁ」

竜児「どうしたんだよ、いきなり」

上条「だってよぉ、掃除したり飯作ったり家計簿とにらめっこして家計のやりくりしたり…高校生にしてやってることは主夫ですよ。主夫」

竜児「俺は割りと好きだけどな。そういうの」

竜児「栄養のバランス考えながら献立決めたり、舐めれるぐらいキッチンをピカピカにしたり、金をやりくりして貯金したり。ゲームするより楽しいぞ」

上条「げぇ!マジかよ…」

竜児「あと、ちょっとした時間に日向でお茶すするのも好きだな。まぁこれは出来なくなったが。」

上条「お前、おじいちゃんかよ」

竜児「失礼なやつだな」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 22:46:28.17 ID:Bxl1xRw0
大河「りゅーーじーーー!!」

禁書「とーーまーーー!!」

竜児「ん?大河じゃねぇか。上条んとこの居候もいるぞ。しかもなんか二人とも怒ってるっぽい」

上条「ホントだ。おーどうしたんだ?」

禁書「どうしたんだ?じゃないんだよ!今何時だと思ってるのかな!?」

上条「5時だな」

竜児「はは、結構しゃべっちまったな」

大河「はは、じゃないわよバカ犬。」

竜児「で、なんでお前ら怒ってんだ?」

大河「ふーん。そんな事聞くんだ。じゃあ私が拳で教えてあげるわよ」ピキ

禁書「とーまは分かってるよね?」

上条「いや、全く分からないんですが」

禁書「なら教えてあげるんだよ」ピキ
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 23:03:53.20 ID:Bxl1xRw0
竜児「拳ってお前…」

上条「な、なんなんでせうか…その歯は?」

大河「うっさぁぁぁぁぁい!!!私の昼御飯はどうしたぁぁぁぁぁ!!!!」ゴスッ

禁書「お昼ずっと待ってたんだよ!!」ガジガジ

竜児「おぅ!!……だ、だってお前朝から買い物っつーからてっきり外で済ませてくるのかと!」

上条「痛い!っつーか小萌先生の家でくわなかったのかよ!?」

大河「私はアンタの作ったご飯食べるつもりだったの!それなのにいつまでたっても帰って来ないし、空腹で死ぬかと思ったわ!!」ガスッ

禁書「とーまのごはんの為に帰って来たんだよ!でも家にはスフィンクスしかいないし!危うくスフィンクスを食べちゃうところだったんだよ!!」ガリガリ

竜児「おぅ!!」

上条「なんか知らんが不幸だぁぁぁぁぁぁ!!」

〜FIN〜
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 23:06:19.90 ID:Bxl1xRw0
今日は終わりです。
グダグダでごめんなさい
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 03:52:00.90 ID:koteplgo
おっつー
イイヨイイヨー
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/24(月) 23:42:52.16 ID:ckgZMB.0
ハルヒ「あっ!古泉君!」

古泉「こんばんは。」

ハルヒ「こんな夜中になにしてるの?」

古泉「散歩ですよ。今日は星がよく見えますので」

ハルヒ「へー、なかなかロマンチックなことしてるじゃない」

古泉「ありがとうございます。涼宮さんこそどうしたんですか?」

ハルヒ「あたし?あたしは宇宙に向かってあたしの存在をアピールしに行くところよ」

古泉「七夕だからですか?」

ハルヒ「うん、七夕だから。」

古泉「毎年してるんですか?」

ハルヒ「うん、毎年してる。」

ハルヒ「なんとなく七夕なら行けそうな気がするんだけどね。なかなか難しいわ」

古泉「宇宙は広いですから向こうも見つけるのが大変なんでしょう」

ハルヒ「いいわね古泉!その考え方グッジョブよ!」

古泉「ありがとうございます」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 00:00:03.05 ID:TqL9VW.0
古泉「一人で行かれるのですか?」

ハルヒ「そうよ。ホントは暇してそうなキョンでも連れていってあげようかと思ったんだけどね。なんかケータイの電源切ってるみたいで繋がらないのよ」

古泉「彼のことですから充電が切れてるのかもしれないですね」

ハルヒ「まったく!アホキョン!!」

古泉「よろしければ御一緒させていただけませんか?」

ハルヒ「いいけど模様書くだけよ?」

古泉「ええ、構いません」

ハルヒ「そう?じゃあ行きましょ!」

ハルヒ「あ、あと山登るから覚悟しといてね。」

古泉「山ですか?」

ハルヒ「初めは校庭に書いたんだけどね。次の日先生に見つかって消されちゃって…」

古泉「そりゃそうでしょう」

ハルヒ「それがうざかったからそれからは見つかんないように山にしてるのよ」

ハルヒ「いい具合に開けた場所もあったしね」

古泉「なるほど。そういう事でしたか」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 00:18:52.30 ID:TqL9VW.0
古泉「それ、石灰ですか?お持ちしますよ」ヒョイ

ハルヒ「ん、別によかったのに」

古泉「女性に重いものは持たせられませんよ」

ハルヒ「そう?アリガト」

古泉「いえいえ」

ハルヒ「ホント古泉のこういう所をキョンに見習わせたいわ!」

古泉「彼なら、やりそうですけどね」

ハルヒ「有希やみくるちゃんにならやるでしょうね」

ハルヒ「デレデレ鼻の下伸ばしながら!!」

古泉「涼宮さんでもすると思いますよ?」

ハルヒ「しないわよ。この前だって―――」

古泉(結局彼の話になってしまいましたね)

ハルヒ「――!―――!!」

古泉(まぁ、涼宮さんは彼のことを大変好いているようですし)

ハルヒ「――。」

古泉(それに彼は主役で僕は脇役。仕方ないことです)

古泉「……少し――――。」

ハルヒ「ん?なんか言った?」

古泉「いえ、何も…」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 00:40:55.48 ID:TqL9VW.0
ハルヒ「うーん」

古泉「どうしました?」

ハルヒ「そう言えば前にも古泉君に荷物持ってもらって色々連れ回しちゃったことがあったような…」

古泉「そうでしたっけ?」

ハルヒ「うん。それも今みたいに二人で。」

古泉「うーん、思い出せないですね…」

ハルヒ「あっそうだ!不思議探索で珍しくあたしと古泉君が二人ペアの時!」

ハルヒ「途中からあたしの買い物に付き合わせちゃったんだよね。しかも荷物も持ってもらって。」

ハルヒ「あの時はゴメンね?」

古泉「いいですよ。僕も忘れてましたし」

古泉(やっぱり覚えててくれるんですね。ああいう些細なことも…)

古泉(……貴女のそういう所に僕は引かれてしまうんでしょうね)

ハルヒ「さぁ山に着いたわよ!今から登るから頑張りましょ!!」

古泉「……了解しました」
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 01:03:41.59 ID:TqL9VW.0
今日はここらで終わります
お休み!
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 22:29:54.32 ID:q3l3V6U0
ハルヒ「うーん」

古泉「どうしました?」

ハルヒ「そう言えば前にも古泉君に荷物持ってもらって色々連れ回しちゃったことがあったような…」

古泉「そうでしたっけ?」

ハルヒ「うん。それも今みたいに二人で。」

古泉「うーん、思い出せないですね…」

ハルヒ「あっそうだ!不思議探索で珍しくあたしと古泉君が二人ペアの時!」

ハルヒ「途中からあたしの買い物に付き合わせちゃったんだよね。しかも荷物も持ってもらって。」

ハルヒ「あの時はゴメンね?」

古泉「いいですよ。僕も忘れてましたし」

古泉(やっぱり覚えててくれるんですね。ああいう些細なことも…)

古泉(……貴女のそういう所に僕は引かれてしまうんでしょうね)

ハルヒ「さぁ山に着いたわよ!今から登るから頑張りましょ!!」

古泉「……了解しました」ンッフ
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 22:31:10.00 ID:q3l3V6U0
古泉(それにしれも思いを伝えられないというのはなかなか辛いものがありますね)

古泉(立場上仕方ありませんし、言えたとしても結果は見えてますが…)

古泉(それでも言えたら今よりは少しぐらい楽になれるでしょう…)

古泉(いっそのこと言ってしまいましょうか…機関の監視があるとはいえ二人きりですし…)

古泉(うん、そうしましょう。後のことは後で考えればいいわけですし!)

古泉「あn…」

ハルヒ「見て古泉君!完成よ!いつもよりいい出来だわ!」

古泉「あ…」

ハルヒ「アリガト!古泉君!!」ニコ

古泉(〜〜〜あっぶなかったです!……言わなくてよかった。)ンッフ
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 22:32:01.78 ID:q3l3V6U0
キョン「………」

古泉「どうしたんですか?僕の顔に何かついてますか?」

キョン「いや、今日は一段と気味の悪い笑顔を張り付けてるな」

古泉「そうですか?僕はいつも通りですが。」

キョン「それはないな。嬉しいような悲しいようなちょっとスッキリしたようなちょっとモヤモヤしたような」

キョン「そんな笑顔を張り付けてる」

古泉「どんな顔ですか、それ」

キョン「鏡でも見てこい。そうすりゃ俺の言った気味の悪い笑顔が写ってるから」

古泉「厳しいですね」

キョン「それより今日はなにするんだ?将棋か?」

古泉「そうですね、今日はコレでもやりませんか?」

キョン「じ、人生ゲーム…」

古泉「人生山あり、谷あり。流れに乗るも良し、逆らうも良し」

古泉「ちょっとしたスペクタクルですよ」

〜FIN〜
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 22:36:27.48 ID:q3l3V6U0
以上>>149でした
なんだか最近自分を見失ってる気がしてきた…

リクエストは随時受付中なので宜しくお願いします
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 22:41:35.44 ID:PNbivUAO
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 12:58:43.27 ID:DMSEoDc0
キョン妹「キョン君、朝だよー!」

キョン(もう朝かよ…)

キョン妹「学校遅れちゃうよ?」バシバシ

キョン(わかった!わかったから叩くんじゃありません!)

キョン妹「無視しないでー!」バシバシ

キョン(してないでしょうが!ってあれ?)

キョン妹「なんで口パクパクしてるの?」

キョン(声が出ん…)

キョン妹「先に降りてるよ?」

キョン(一体どうなってやがんだ?)
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 12:59:37.72 ID:DMSEoDc0
キョン(あー、あー)

キョン(やっぱり出ないな…)

キョン(いつも申し訳ないが長門に電話を…)

キョン(って声出ないのにどうやって話すんだよ…)

Prrrrrrrrrr

キョン(ん?長門か。ナイスタイミングだが出て大丈夫なのか?)

Prrrrrrrrrr

キョン(まぁ出るだけ出てみるか…)
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 13:00:37.55 ID:DMSEoDc0
キョン(もしもし?)

長門「事情は把握している。あなたは現在声がでない」

キョン(さすがだな、その通りだ。今度は何が起きてるんだ?と、言うか俺と意思疎通できるのか?)

長門「コンタクトについては問題ない。現在あなたの脳とリンクして思考を読み取っている」

キョン(そうか、そりゃよかった)

長門「ただ、状況は悪い。何故あなたの声が出ないのか…誰がこのような行為に至ったのか不明。また、症状が悪化する可能性もある」

キョン(マジかよ)

長門「しかし疾病などの原因ではない」

キョン(そうか、それなら少し安心だな)

長門「万が一を考えて今日は私が迎えにいく。許可を……」

キョン(ああ、宜しくたのむ)

長門「了解した」
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 13:02:10.30 ID:DMSEoDc0
休憩
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 21:06:14.61 ID:ST7uUYAO
ハルキョンのイチャイチャ
お願いします
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 21:14:37.56 ID:XZwqiXQ0
ピンポーン

キョン(長門か…)

フッ

キョン(なんだ!?急に真っ暗に…!)

キョン(停電か?いや、でも今朝だしな…全く見えなくなるなんて有り得ないだろ…)

キョン(つーことは…目が見えなくなった!?クソ!!一体なんだってんだよ!)

ピンポーン

キョン(長門!開いてるから入って来てくれ!)

ピンポーン

キョン(しまった!声出ねぇ!)

ガチャ

キョン(長門!どうなってんだ!?俺はどうなっちまったんだ!?)

長門「何者かn――ザザ―――」

キョン(なんだ!?ノイズが……耳までやられちまったってのか!?)

長門「いm―――ザザ―ザァーーー」

キョン(わかんねぇよ!誰か!!誰でもいいから助けてくれ!!!)

キョン(!?………右手がねぇ!?いや、これは右半身が………)

キョン(身体が…消えていく……)

キョン(クソォォォォォォォ!!!!)

キョン(長門!!古泉!!!朝比奈さん!!!!)

キョン(助けて!!誰かなんとかしてくれよ!!!!!)

キョン(くっ………ハルヒィィィィィィィィィィィ!!!!!!!)
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 21:33:31.81 ID:XZwqiXQ0
橘「っていう風に彼を精神的に追い込んでそこに佐々木さんが登場して」

橘「優しく彼を包み込み『大丈夫だよ』って言ったら惚れちゃうんじゃないですかね」

佐々木「で?」

橘「その後何だかんだあって佐々木さんは彼をゲット。さらに涼宮ハルヒの能力も佐々木さんのもとに戻ってすべてハッピーエンドって訳です」

橘「どうです?やってみません?」

佐々木「やる。なんて言うわけないでしょ?」

橘「えー!?何でですか!?」

佐々木「私はそもそも涼宮さんの能力なんていらないし、作戦そのものも肝心な所が何だかんだって…」

橘「そ、それはこれから詰めていくつもりだったんでうよ!」

佐々木「それにキョンをそんな目に遇わせたくはないの。」

橘「でも佐々木さんにメロメロになりますよ?」

佐々木「なるわけないでしょ。もうこのふざけた話しはおしまい!」

橘「え〜〜〜」





九曜「――――面白――――そう――」

〜FIN〜
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 21:42:56.17 ID:tDZvK46o
ID変わってね?成りすまし?
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 22:21:34.79 ID:XZwqiXQ0
>>173
ホントだ。ID変わっとる
でもなりすましじゃないです。>>1です



175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 22:51:52.31 ID:XZwqiXQ0
>>170

ハルヒ「キョン」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「実はさ、今日自分でお弁当作ったんだけど…」

キョン「ああ」

ハルヒ「分量間違えて二人分出来ちゃったのよ」

キョン「そりゃ朝から災難だったな」

ハルヒ「う、うん。でさ…捨てんのも勿体ないわけよ」

キョン「そりゃそうだ」

ハルヒ「だから…だからアンタにあg…」

キョン「ああ、だから二つも弁当持ってんのか」

キョン「でも、お前二つも食べるとか凄いな。」

ハルヒ「!?…うっさいわね!あたしは育ち盛りだから食べれるの!!」

キョン「ど、どうしたんだよイキナリ」

ハルヒ「アホキョン![ピーーー]!!」

キョン「何怒ってんだよ…」

ハルヒ「うっさい!バーカ!バーカ!!」
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 23:00:41.05 ID:XZwqiXQ0
ハルヒ「あーもー!どんだけなのよ。アイツは…」

ハルヒ「てか二つも食べれる訳ないじゃない」

ハルヒ「どーしよコレ…」

キョン「よう」

ハルヒ「な!?なんでアンタが!?」

キョン「いや、売店に寄った帰りにお前が見えてな」

ハルヒ「イチイチついてくんな!ストーカー!」

キョン「それ、食わないのか?」

ハルヒ「無視すんじゃないわよ!」

キョン「食わんのだったらもらうぞ?勿体ないし」

ハルヒ「あっ!ちょっと!」

キョン「ん、なかなか上手いじゃないか」

ハルヒ「あ…あったりまえよ!誰が作ったと思ってんのよ!」

キョン「この卵焼きいいな。甘すぎなくて丁度いい。」

ハルヒ「自信作よ!有り難く食べなさい!」

キョン「へいへい」

ハルヒ「あと、ソレとコレも美味しいわよ!ほら!食べなさい!!」

キョン「わかったから。自分で食べるから口の中におs…」モゴモゴ

ハルヒ「どう!?」

谷口「リア充爆発しろ」

国木田「やめなよ谷口」

〜FIN〜
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 22:27:26.77 ID:CCR6.oM0
ハルヒ「ねぇねぇ」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「見てよコレ」

キョン「新聞?まったく、そんなもんどっから持って来たんだ…」

ハルヒ「どこだっていいでしょ。それよりコレ見てみなさい」

キョン「なに?恐怖の心霊特集?はぁ、もうそんなのやり出す季節か…」

ハルヒ「と、言うわけで明日の不思議探索は肝試しをやります!!」

キョン「は?」

みくる「ふぇぇぇぇぇ」

ハルヒ「何か質問ある人いる?キョン以外で!」

キョン「なんでだよ!!」

ハルヒ「みんな無いかしら?」

古泉「ええ、特には…」

長門「ない」

みくる「ふぇぇぇぇぇ」

ハルヒ「じゃあ明日は夜の9時に何時もの所に集合ね!」

ハルヒ「あたしは明日の準備するから今日はもう解散しちゃっていいわ!」

キョン「いや、おい」

ハルヒ「それじゃ、また明日ね!」

キョン「おーい」
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 22:36:51.46 ID:CCR6.oM0
キョン「まったく…どうすんだよアレ」

古泉「いいじゃないですか。少し早めの肝試しもなかなか面白いと思いますよ」

古泉「それに幽霊など実際には居ないわけですから、特に問題ないでしょう」

みくる「でも涼宮さんならホントの幽霊を作っちゃいそうですぅ」

キョン「確かに…」

古泉「大丈夫ですよ。涼宮さんが造り出したものなら僕が対処できます」

古泉「それに長門さんもいますしね」

長門「そう」

キョン「しかしだな…」

古泉「もしかして怖いんですか?」ンッフ

キョン「こ、高校生にもなってそんな訳ないだろ!」

古泉「それなら問題ないでしょう?」

キョン「ま、まぁな」
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 22:46:41.72 ID:CCR6.oM0
みくる「やっぱり帰りませんかぁ…?」

ハルヒ「なに言ってんのみくるちゃん!それじゃなにしに来たかわかんないじゃない!」

みくる「でも暗いですし気味が悪いですよぉ」

ハルヒ「夜でお墓なんだから当たり前でしょ!ほら、さっさと歩く!」

みくる「ふぇぇぇぇぇ」

古泉「どうしたんですか?静かですが?」

キョン「うるさいぞ古泉」

古泉「怖いんですか?」

キョン「んな訳ないだろ黙ってろ」

古泉「ンッフ」
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 22:56:03.78 ID:CCR6.oM0
ハルヒ「おーい幽霊さーん!出てきなさーい!」

キョン「やめろって」

ハルヒ「なんでよ、怖いの?」

キョン「だからこわくn…」

ガサガサ!

キョン「うぉぉぉぉい!!」

ハ古「……」

キョン「……」

ハルヒ「ふーん」ニヤニヤ

キョン「なんだよ!怖がっちゃダメか!?」

古泉「いえいえ。非常によいかと思いますよ」クックッ

ハルヒ「うぉぉぉぉい!!」

古泉「あっ今の似てますね」ンッフ

キョン「やめい!!」
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 22:59:35.17 ID:CCR6.oM0
長門「あれ」スッ

ハルヒ「なんかみつけた!?」

古泉「木…ですか?」

キョン「うぉぉぉぉい!」

ハルヒ「なに!?なに!?」

キョン「いやいや!アソコだけなんかおかしいだろ!?」

キョン「見てみろ!なんか揺らいでる!」

みくる「?」

古泉「なにも起きていませんが…」

ハルヒ「遂に幽霊のおでましかしら!?」

キョン「お前ら見えないのか!?どんどん人型になってきてる!」

古泉「木しか見えませんね」

みくる「ふぇぇぇぇぇ」

ハルヒ「SOS団初めての不思議との対面かしら!?」

キョン「あ…あれは……」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 23:00:20.40 ID:CCR6.oM0
風呂
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 23:56:34.45 ID:CCR6.oM0
???『えっどうなってるの?』

キョン「あさk…!」

長門『その名前を涼宮ハルヒの前で出してはいけない』

キョン『長門!?』

朝倉『あら、キョン君…こんにちは。こんばんはかな?』

長門『私と朝倉涼子、貴方の脳波を繋いだ。しばらくはこちらで会話して欲しい』

キョン『会話ってどうやって…』

長門『口には出さず心で思う様にすればいい。ちなみに今のも私と朝倉涼子には聞こえている』

キョン『な、なるほど』

朝倉『ねぇ、今ってどういう状況?』

ハルヒ「なに固まってんのよ?」

キョン「『でぇぇい!ちょっと待ってろ!』」
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 00:10:03.68 ID:qEiHzHQ0
ハルヒ「どうしたのよ?」

キョン『朝倉の名前を出さなかったらハルヒに説明しても大丈夫か?』

長門『問題ない』

ハルヒ「キョン?」

キョン「あ、あぁ。驚かずに聞け…今そこに……えーっと、幽霊がいるんだ」

ハルヒ「ホントに!?どこ!?」

キョン「そこの木の下」

ハルヒ「…」ジー

朝倉『ねぇってば。幽霊ってなに?なんで私涼宮さんに睨まれてるの?』

キョン『ちょっと待ってろ。俺も混乱中なんだ』

朝倉『もぅ…』
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 00:25:45.63 ID:qEiHzHQ0
キョン『一体どーなってんだよ…なんで朝倉が出てくるんだ?』

朝倉『聞きたいのは私の方よ。教室で長門さんに消されたと思ったらここにいたんだもん。』

長門『おそらく涼宮ハルヒの能力。しかし現時点ではそれ以上のことは不明』

キョン『またかよ…つーか、大丈夫なのか?また俺を襲うんじゃないだろうな』

長門『確証はない』

キョン『』

朝倉『それなら大丈夫よ。今、全然そんな気はないもの』

キョン『ホントかよ?』

朝倉『うん。正直なんであの時あなたを襲おうとしたのかも今の私には理解できないわ』

キョン『長門…』

長門『なにかあっても私がいる。』

キョン『長門…!』ウルウル

朝倉『だから何もしないってば』
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 00:39:44.61 ID:qEiHzHQ0
みくる「何も見えないですぅ」

古泉「僕もダメみたいです」

ハルヒ「ダメだわ!木しか見えない!ホントにいるんでしょうね?」

キョン「ああ。手を伸ばせば触れる距離だ」

ハルヒ「うりゃ!!」

朝『あ…』

ハルヒ「どう?キョン?どんな感じになってる?」

キョン「…ハルヒ、手を引っ込めろ」

ハルヒ「なんでよ」

キョン「腹に手がめり込んでてなんかグロイ」

ハルヒ「何の感覚もないわね」

みくる「えい!」

朝倉『…』

みくる「なにも感じないですぅ」

キョン「か、顔に……」

古泉「僕も触ってみても宜しいですか?」

朝倉『別にいいよ?触れないだろうし』

キョン「いいってよ」

古泉「アリガトウございます。では…」
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 00:46:34.79 ID:qEiHzHQ0
ムニ

朝倉『………!?』

古泉「おや、何かに当たりましたね」ムニムニ

ハルヒ「えぇ!?いいなぁ!!」

みくる「古泉君すごいですぅ」

古泉「これなんですか?凄く柔らかいんですが…」ムニムニ

キョン「南無三」

古泉「え?」

朝倉『〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!』ゴッ

古泉「ふぅぅぅん」ズザザザ

ハルヒ「古泉君が吹っ飛んだ!」

みくる「古泉くーーーん!!!」
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 00:47:51.54 ID:qEiHzHQ0
お休み
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 01:02:52.05 ID:g40v5ro0
おはよう朝だよ!
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 12:02:47.99 ID:qEiHzHQ0
古泉「申し訳ありません…まさか女性でしかも胸を触っていたとは…」

朝倉『シャーー!』

キョン「許してやれよ。古泉は何も知らなかったんだし…それよりお前ホントに古泉か?」

古泉「そんな酷いことになってますか?」

ハルヒ「でもいいなぁ。触れて」

みくる「長門さんは触れましたか?」

長門「触れない」

ハルヒ「いいじゃない。見えるんでしょ?」

長門「彼ほどはっきり見えている訳ではない。全体的にぼやけている」

ハルヒ「あっそうなの?」

長門「そう。しかし声は聞こえる」

みくる「いいなぁ」

ハルヒ「ってことはキョンが一番霊感あるのね。見えるし話せるし」

キョン「触れはしなかったがな」

ハルヒ「十分よ。あたしとみくるちゃんなんてなんもないのよ?」

みくる「そうですよぉ」

古泉「でも幽霊っているものなんですね。今まで信じてませんでしたが…」

ハルヒ「名前なんていうの?」

朝倉『え?』

キョン「え?」

ハルヒ「名前よ。幽霊の名前」

キョン「あー」
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 12:16:26.46 ID:qEiHzHQ0
キョン『おい、名前どうするよ』

朝倉『朝倉はダメなんでしょ?』

長門『推奨できない』

ハルヒ「まだー?」

キョン『朝倉!早く考えろ!』

朝倉『なんでよ!?』

キョン『お前の名前だろうが!』

朝倉『私の名前は朝倉!!』

キョン『だからダメなんだって!』

ハルヒ「キョーン」

朝倉『名前とかなんでもいいから適当に答えれば?』

長門『あしゃくら』

キョン「あしゃくら!!」

朝倉『え?』

ハルヒ「へ?」

キョン「こいつの名前はあしゃくらだそうだ!」

あしゃくら『なにその変な名前!!』

ハルヒ「変な名前ね」

キョン「そういってやるな。本人も名前にコンプレックスがあるみたいでな。だから聞き出すまで時間が掛かったんだ」

あしゃくら『なんでもいいって言ったけどあしゃくらは無し!取り消し取り消し!』

ハルヒ「そうだったの…ゴメンね、あしゃくらさん」

あしゃくら『あしゃくらじゃなーい!』

キョン「許してくれるみたいだぞ、あしゃくら」

あしゃくら『え?ウソ…もう決まり?あしゃくらで決まり?』
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 12:28:04.21 ID:qEiHzHQ0
古泉「それよりあしゃくらさんはどうしてここに居るのでしょう」

みくる「なにか思い残したことがあるんじゃないですか?ねぇあしゃくらさん。」

あしゃくら『定着しちゃった…』

キョン「なにかあるみたいだが思い出せんそうだ」

ハルヒ「じゃあ今後のSOS団はあしゃくらさんを成仏させることよ!明日から動くからね!解散!!」

キョン「待てハルヒ。あしゃくらどうすんだよ」

ハルヒ「あんたが面倒みなさい」

キョン「はぁ!?なんで俺が!?」

ハルヒ「だってアンタしかあしゃくらさん見えないんだもん」

キョン「いや、でも」

ハルヒ「じゃあヨロシクね!明日は朝9時集合ね!」

キョン「おい!」

ハルヒ「じゃあね!あしゃくらさん!」タッタッタ

あしゃくら『あっうん』

ハルヒ「キョーン、アンタあしゃくらさんにエロいことすんじゃないわよー」

キョン「しねーよ!!」

あしゃくら『……』ジトー

キョン『しねーよ!!?』
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 12:33:24.88 ID:qEiHzHQ0
昼飯
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 14:41:39.37 ID:qEiHzHQ0
みくる「あしゃくらさんはホントに幽霊さんなんですかぁ?」

古泉「まぁ十中八九、涼宮さんの能力でしょうね。それなら僕だけがあしゃくらさんに触れたのも納得いきます」

あしゃくら『シャーー!!』

キョン「いい加減許してやれよ…」

古泉「まだ怒っていらっしゃいましたか…」

みくる「涼宮さんが造り出したものだから…ですか?」

古泉「ええ。その通りです」

キョン「長門、どうにかあしゃくらを消せんか?」

あしゃくら『ええ!?もう私消えちゃうの!?』

長門「消すことはできない。涼宮ハルヒによってブロックされている」

キョン「まじかよ」

あしゃくら『ほっ…』
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 14:45:35.08 ID:qEiHzHQ0
古泉「ただ、対処法はあると思いますよ?」

キョン「どうするんだ?」

古泉「涼宮さんは成仏させるといいました。と、言うことはあしゃくらさんがなにか未練を残していると思っているいるはずです」

古泉「なにか思い残していることなどありませんか?」

あしゃくら『私未練なんてないんだけど。』

キョン「そりゃないだろうな、勝手に呼び出された訳だし」

古泉「では、こちらで勝手に作らせて頂きますね」

キョン「え?それ有りなのか?」

古泉「有りでしょう。涼宮さんが未練がなくなったと思えばいいわけですから」

キョン「やれやれ」

古泉「では僕は機関に方にいきますのであしゃくらさんを宜しくお願いします」

キョン「お、おい!」

みくる「それでは」

キョン「朝比奈さん!?」

長門「なにかあれば電話して」

キョン「……」

あしゃくら『ヨロシクね、キョン君』

キョン「やれやれ」
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 14:46:54.90 ID:qEiHzHQ0
夜また来ます
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 20:50:46.13 ID:qEiHzHQ0
キョン妹「キョン君おかえりー」

あしゃくら『おじゃましまーす』

キョン「ああ」

キョン妹「なんか疲れてる?」

キョン「ああ、憑かれてるな」

あしゃくら『ちょっと、止めてよ』

キョン妹「?」

キョン「部屋に行ってるから風呂出来たら呼んでくれ」

キョン妹「はぁい」
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 20:56:35.97 ID:qEiHzHQ0
あしゃくら『ここがキョン君の部屋かぁ、意外ときれいにしてるのね』

キョン『漁るなよ』

あしゃくら『漁るも何も触れないわよ。ほら』

ガシャ

キョン『思いっきり触ってるじゃないか』

あしゃくら『触れる!ってことは漁れる!!』ガサゴソ

キョン『漁んな!』
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 21:11:09.50 ID:qEiHzHQ0
ニャー

あしゃくら『ネコだ。ネコなんて飼ってたんだね』

キョン『成り行き上な』

あしゃくら『名前は?』

キョン『シャミセン』

あしゃくら『……』

キョン『俺が名付けたんじゃねーよ!可哀想なもの見る目でみんな!』
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 21:26:46.35 ID:qEiHzHQ0
シャミセン「ニャー」

あしゃくら『にゃー…ってあれ?触れないわね』

キョン『ペン立てには触れたのにな』

あしゃくら『生き物は触れないのかしら』

キョン『どんな基準だよ』

あしゃくら『凉宮さんに聞いてよ』
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 21:42:46.61 ID:qEiHzHQ0
キョン妹「キョン君お風呂出来たよー」

キョン「おー、サンキュー」

キョン『じゃあ俺風呂入って来るから大人しくしてろよ』

あしゃくら『いいなーお風呂。私も入りたい』

キョン『お前入れるのか?』

あしゃくら『どうだろう?でも服は脱げるよ?』シュル

キョン『バッカ!こんなとこで脱ぐんじゃない!!』

あしゃくら『クス…冗談よ』

キョン『笑うな!』
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 22:00:29.98 ID:qEiHzHQ0
キョン「あー気持ち良かった……あしゃくら?」

キョン『おーい』

キョン『………布団が盛り上がってる』

キョン『いやいや、まさかな』ヒョイ

あしゃくら『スー…スー……』

キョン『…幽霊って寝るんだな』

キョン『しかも人のベッドで』

あしゃくら『スー…スー……』

キョン『はぁ、ホントやれやれだぜ』
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 22:16:58.77 ID:qEiHzHQ0
ピピピピピピ…

キョン「む……朝か……」

あしゃくら『……』

キョン「……」

ハッ
キョン「うぉぉぉぉい!」

あしゃくら『おはよ、キョン君』

キョン「おはよ、じゃねぇよ!顔ちけぇよ!!なにしてんだよ!!」

あしゃくら『そんなに焦ることないじゃない。どんな寝顔してるのか見てただけよ』

キョン「それにしても近すぎだっての。それにお前……」

あしゃくら『なに?』

キョン「は…はだけてるんだよ!足とか胸元とか!」

あしゃくら『きゃあ!!』バッ

キョン「向こう向いてるから早く直せ」

あしゃくら『えっち』

キョン「すまんな」

あしゃくら『えっち』

キョン「はよ着ろ」
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 22:31:46.51 ID:qEiHzHQ0
キョン『それにしてもエロかった…』

キョン『なんなんだ、あの真っ白い透き通った肌は』

キョン『思わず見入っちまった』

あしゃくら『ちょっと…聞こえてるんだけど?』

キョン「しまった!!聞こえるんだった!!」

キョン「クソ!口で言うべきだったか!?」

あしゃくら『それ普通に聞こえるわよ』

キョン「八方塞がりだと!?」

あしゃくら『バカじゃないの?』

キョン妹「キョン君なに騒いでるのー?」
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 22:44:34.57 ID:qEiHzHQ0
ハルヒ「さて、集まったはいいけど、どうしようかしら」

キョン「無計画かよ」

ハルヒ「しょうがないじゃない。なんの情報もないんだもん」

古泉「凉宮さんそれについて提案があるのですが…」

ハルヒ「さすが古泉君!言ってみなさい!」

古泉「我が校の図書館には資料として十数年分の新聞が保管されています。」

古泉「そこからあしゃくらさんについての情報を探してみてはいかがでしょう?」

ハルヒ「なかなかいいアイデアね!じゃあ早速学校に行きましょう!」

キョン「大丈夫なのか?」

古泉「ええ、昨日の晩に機関であしゃくらさんについて載っている偽装の新聞を入れておきました」

古泉「あとは我々がその記事を見つけるだけです」

キョン「よくやるよ、ホントに」

古泉「誉め言葉と取っておきましょう」
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 22:55:05.74 ID:qEiHzHQ0
ハルヒ「あしゃくらさーん」

あしゃくら『なに?』

ハルヒ「キョン、あしゃくらさんどこいる?」

キョン「お前の横にいるぞ」

ハルヒ「こっち?」

キョン「逆だ逆」

ハルヒ「面倒臭いわね。」

キョン「そういうな」

ハルヒ「そうだわ。あしゃくらさん、あなた常にキョンの右側にいなさい」

あしゃくら『こう?』

キョン「こら、くっつくな」

ハルヒ「く、くっつく必要はないのよ!」イラ

キョン『あんまハルヒをイラつかせないでくれ』

あしゃくら『はいはい』クス
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/29(土) 22:55:45.37 ID:qEiHzHQ0
きゅーけー
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/05/30(日) 00:44:02.43 ID:EshNQtY0
眠くなった
お休み
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 12:51:04.20 ID:4ZuHNpM0
みくる「ふぇぇぇぇ…多いですぅ」

ハルヒ「いきなり泣き言いわない!いいから探すわよ!」

キョン「しかしホントに多いな。古泉、さっさと偶然を装って例の新聞見つけてくれ」

古泉「残念ですがそれは出来ません」

キョン「なんでだよ」

古泉「僕、何処にあるか知らないんですよ」

キョン「なんでだよ!?」

古泉「その方がリアルでいいと森さんが言われましてね」

キョン「森さん……」

古泉「さぁ、探しましょうか」

ハルヒ「そこの二人!ちゃんと探しなさい!!」
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 13:05:42.13 ID:4ZuHNpM0
キョン「ホントにあるのかよ…」

ハルヒ「あるかどうかは分かんないでしょ!それでもさがすの!!」

長門「……」チョンチョン

キョン「どうした?」

長門「みつけた」

ハルヒ「さすが有希!見せて!見せて!!」

あしゃくら『私どういう風に死んだことになってるんだろう』

キョン「こら、ハルヒにめり込むな」
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 13:16:45.44 ID:4ZuHNpM0
ハルヒ「なになに?へー、あしゃくらさん迷子になった愛犬を探してて事故にあって死んだんだ」

あしゃくら『なにその死に方…』

古泉「では、あしゃくらさんが成仏出来ないのは愛犬を探しているから…でしょうね」

あしゃくら『もっと他の死に方があったんじゃないかな…』

キョン「そうみたいだぞ。あしゃくらもそう言ってる」

あしゃくら『相変わらずちゃんと通訳してくれないね』

ハルヒ「でも犬っていわれてもなぁ…なんか犬の特徴とか書いてないわけ?」
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 13:26:48.23 ID:4ZuHNpM0
ガララララ

黄緑「あら、みなさん何しているんですか?」

ハルヒ「黄緑さんじゃない。」

黄緑「……」チラ

あしゃくら『……』

黄緑「ああ、なるほど。不思議探索ですか」

ハルヒ「そうなのよ!しかも久々の本格的なやつよ!」

黄緑「頑張ってくださいね」

ハルヒ「黄緑さんは何しにきたの?」

黄緑「私は本を返しにきただけですよ」

黄緑「だからもう帰りますね」

ハルヒ「あっうん。またね」
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 13:28:19.84 ID:4ZuHNpM0
遊びに行ってきます
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 13:41:43.42 ID:6pVW89Qo
良いところで切るなー。
続きも宜しく。
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 19:08:34.35 ID:4ZuHNpM0
>>214
おーアリガトウ
続きも頑張る。けど過度の期待はしないでくださいwww
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 19:15:18.71 ID:4ZuHNpM0
古泉「凉宮さん、僕も新聞を見させてもらってもよろしいですか?」

ハルヒ「ん」

古泉「アリガトウございます」

ハルヒ「はぁ、あしゃくらさんの犬も黄緑さんみたいに特徴あったらいいのになぁ」

キョン「例えば?」

ハルヒ「毛色が黄緑だとか、優雅な雰囲気を漂わせてるとか」

古泉「……」ピク

キョン「それはまんま黄緑さんだろ」

ハルヒ「アンタが例えばって言ったんでしょうが」

長門『二つの情報が改竄された』

キョン『えっ』

古泉「凉宮さん、ここに犬の特徴が載ってますよ」

ハルヒ「ホント?見逃してたわ。読んでみてくれる?」
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 19:35:40.71 ID:4ZuHNpM0
キョン「黄緑さんスミマセン。巻き込んでしまって…」

黄緑「構いませんよ。この様な体験は中々できませんし…いい経験になると思います」

あしゃくら『絶対ならないわよ』

黄緑「そうやって簡単に見切るから長門さんに消されたんでしょう?」

あしゃくら『それはそれ。これはこれよ。』

あしゃくら『犬の体験なんて絶対役にたたないと思う。』

黄緑「お願いだから犬と呼ばないで下さい。これでもショックなんです」

みくる「さすが凉宮さんですね」

古泉「ええ、彼との会話からここまでぶっ飛べるんですから」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 19:45:39.81 ID:4ZuHNpM0
黄緑「でも困りましたね。この姿でこれからどうやって生活していけばいいのか…」

キョン「安心してください黄緑さん!責任とって俺が飼います!!」

黄緑「飼うとか言わないでください……」

古泉「一日だけ我慢してください。明日には終わると思いますので」

黄緑「そうですね……」

みくる「おて、とか出来ますか?」

黄緑「やめてください朝比奈さん」

みくる「ビーフジャーキー食べます?」

黄緑「やめてください!!」

長門「一応、黄緑絵美里とも脳波でコンタクト出来るようにした」

キョン「ん、了解だ」
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 20:02:32.25 ID:4ZuHNpM0
キョン妹「わぁワンちゃんだー。キョン君拾ってきたの?」

あしゃくら『ワンちゃんだって』

黄緑『怒りますよ?』

キョン『喋らないでくださいね、黄緑さん』

黄緑『わかってますよ』

キョン「友達から預かったんだ。明日には返す」

キョン妹「なんだぁ。でも変な毛色だねー」サワサワ

あしゃくら『怒っちゃだめよ?』

黄緑『わかってます……』

キョン「やめなさい」

キョン妹「はーい。ねぇ名前なんてゆーのぉ?」

キョン『黄緑さん自分の名前決めてください』

黄緑『えぇ!?』
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 20:15:38.23 ID:4ZuHNpM0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あしゃくら『キミドリって…そのままじゃない……』

キミドリ『いいんですよ。どうせ一日だけですし』

あしゃくら『私なんて微妙にねじ曲げられたのに…』

キョン『お前の場合はちょっと面倒だしな。』

あしゃくら『あーでも明日で終わりかぁ。もうちょっと楽しみたかったんだけどなぁ』

キョン『迷惑だ』

あしゃくら『連れないなぁ』クス

キョン『俺もう寝るわ。』ゴロン

キミドリ『えっ貴方が地べたなんですか?』

キョン『なんか変か?』

キミドリ『えっ』

キョン『ちょっと狭いが二人でベッド使ってくれ。じゃ、お休み』

キミドリ『え?え?』

あしゃくら『なんか変なとこ優しいんだよね。キョン君』

キミドリ『分からない…キョンが分からない……』


221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 20:18:29.83 ID:4ZuHNpM0
訂正
最後のキョンはキョン君でお願いします

あとちょっときゅーけー
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:56:39.07 ID:cTlzu2DO
喜緑江美里、な
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 20:19:27.83 ID:dMdfW0o0
>>222
苗字も名前も間違えてましたか
すみません。完全にミスです
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 19:45:36.57 ID:7XRL8dE0
キョン『あしゃくらー、学校いくぞー』

あしゃくら『まって!まだ私の星座の順位出てないから待って!』

キョン『お前そういうの気にするのか』

キミドリ『あの…』

キョン『どうしました?』

キミドリ『私ってどうしたらいいですか?』

キョン『……』

キミドリ『……』

あしゃくら『占い終わった!行こう!……ってなに見つめあってるの?』
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 20:02:24.41 ID:7XRL8dE0
キョン『取り合えず今はシャミと遊んでて貰えますか?』

キョン『どうせ動くとしても放課後からでしょうし』

キミドリ『わかりました』

あしゃくら『でも犬と猫って相性悪いんじゃない?』

キョン『おい』

キミドリ『……』ガジッ

あしゃくら『いった!!なんで噛めるのよ!?』

キョン『朝からケンカすんな』
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 20:17:03.83 ID:7XRL8dE0
ピンポーン

キョン「はーい」ガチャ

古泉「どうも。おはようございます」

キョン「なーんで朝イチからお前の顔を見にゃならんのだ」

古泉「キミドリさんのことに関して少し話がありましてね」

古泉「あっキミドリさんオハヨウございます」ナデナデ

キミドリ「頭を撫でないでください」

古泉「やっぱり犬が喋ると変な感じですね」

キミドリ「ケンカ売りに来たんですか?」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 20:35:49.82 ID:7XRL8dE0
キョン「で、話ってなんだ?」

古泉「ここで話すのもなんですし学校に向かいながらにしましょう。」

キョン「キミドリさんどうするんだ?」

古泉「連れてきてください。車を用意してあるので人目を気にする必要もありません」

キョン「おお、気がきくじゃないか」

あしゃくら『連れてきて、だって。完全に犬扱いね』

キミドリ『ハッ……あまりにも自然で気付きませんでした』

あしゃくら『慣れて来たんじゃない?犬な自分に』

キミドリ『慣れるなんて絶対イヤです』
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 20:52:41.87 ID:7XRL8dE0
キョン「じゃあ、会長がキミドリさんを飼っている事にして…」

古泉「ええ、そしてキミドリさんの散歩中の会長と不思議探索中の僕らがバッタリ会い、あしゃくらさんがキミドリさんに気付き、感動の再会……そしてハッピーエンドです」

キョン「そんな上手く行くか?」

古泉「大丈夫ですよ。凉宮さんはあしゃくらさんが見えませんし、演技はキミドリさんが適当にワンワン吠えてれば十分です」

キョン「それじゃ、ハルヒが分からなくないか?」

古泉「それは貴方が説明すればいいだけです。演技など要りませんよ」

キョン「不安だ…」

あしゃくら『ほら、練習。ワンワン吠えてみなよ』

キミドリ『……』ガチ!!

あしゃくら『きゃあ!あっぶないわね!』

キミドリ『避けられましたか』

あしゃくら『ちょっと!!今の本気だったでしょ!?』
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 21:06:52.34 ID:7XRL8dE0
みくる「キョン君お茶ですぅ」

キョン「ありがとうございます」

ハルヒ「あしゃくらさんの犬どうやって見つけようかしら…」

ハルヒ「いくら毛色が黄緑だからってさすがに難しいわよねぇ」

みくる「凉宮さんどうぞ」

ハルヒ「ありがと。あしゃくらさん、どこかアンタの犬がいそうな場所ってない?」

あしゃくら『図書館とか、生徒会室とか?』

キョン「分からんそうだ」

あしゃくら『たまにはそのまま伝えてくれたっていいんじゃない?』

キョン『言って欲しいなら俺が言えることを言え』

古泉「凉宮さん、あしゃくらさんの犬について目撃情報をクラスの人から得たのですが…」

ハルヒ「さすが古泉君!仕事が早いわ!で、どこなの!?」

古泉「近くの大きな公園ですよ。あそこで飼い主と黄緑の犬が歩いてるのを見たそうです」

ハルヒ「なるほど、もう他の人間に飼われてるってわけね…」

ハルヒ「まぁいいわ!公園に行くわよ!!」
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 21:15:35.55 ID:7XRL8dE0
会長「ホントに喜緑君なのか?」

キミドリ「ええ。喜緑です」

会長「うわぁ、喋った!」

キミドリ「知ってましたよね?私が喋るの知ってましたよね?」

会長「しっかしあのバカ女もとんでもないことしやがんな」

キミドリ「それが彼女ですから」

会長「しかも無意識なんだろ?あれの脳内は一体どうなってんだよ」

キミドリ「すみません凉宮さん、フォロー出来ません」

会長「まぁいい。昨日の雑務とかはやっといてやったから早く戻れよ」

キミドリ「あなたが雑務を?ありがとうございます」

会長「うるせぇな。それぐらいやるっての。あと尻尾ふんな」
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 21:23:42.96 ID:7XRL8dE0
会長「で、俺はあいつらが来るまで、お前とここを散歩してりゃいいんだな?」

キミドリ「ええ。古泉君はそういってましたね」

会長「よし、じゃあこれつけるぞ」

キミドリ「なんですか?それは。」

会長「見りゃわかんだろ。首輪とリードだ」

キミドリ「イヤです。絶対つけません。だいたいなんでそんなもの持ってるんですか?」

会長「古泉が渡してった。ちゃんと飼い主と飼い犬に見えるようにだそうだ」

キミドリ「やってくれますね…」

会長「いいから、早くこっち来いよ。さっさとつけるぞ」

キミドリ「イヤです!」

会長「暴れてんじゃねぇ!」

キミドリ「イヤです!ヤダーー!!」ジタバタ
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 21:37:34.57 ID:7XRL8dE0
ハルヒ「あとはここで待つだけね!」

キョン「なぁなんで茂みに俺ら隠れてんだ?」

ハルヒ「雰囲気よ!雰囲気!!」

あしゃくら『虫に刺されちゃう…』

キョン『お前は刺されんだろ』

みくる「あっあれじゃないですか?」

ハルヒ「黄緑の毛色!間違いないわ!」

ハルヒ「みんな!行くわよ!!」
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 21:40:25.68 ID:7XRL8dE0
取り合えず今日はここまでです
もしかしたら深夜に来るかもです

234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 01:37:24.58 ID:ma0d2f60
ハルヒ「すみませーん」

会長「なんだね」

ハルヒ「…なんでよりによってアンタなのよ」

会長「出会っていきなり随分と言ってくれるじゃないか」

ハルヒ「はぁ、まあいいわ。取り合えずアンタのその犬をちょっと貸しなさい」

会長「好き勝手言ってくれるじゃないか。理由をお聞かせ願おうか」

ハルヒ「うっさいわね、いいからアンタは犬を渡せばいいのよ」

会長「物事の順序という物を知らないのか?きちんと説明して貰わんと渡せんな。これでも愛犬家なのでね」

古泉「会長、そのあたりは僕から説明させて頂きます」

あしゃくら『なにその首輪。そういうプレイ?』

キミドリ『そんなわけ無いでしょう?少しは考えて発言したらどうです?』

キョン『もうすぐ終わるんだからケンカすんなって』
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 01:38:26.24 ID:ma0d2f60
会長「幽霊…ね……」

ハルヒ「なによ、その目は」

会長「まぁいい。やるならさっさとやってくれ。これでも忙しい身なんでね」

古泉「ありがとうございます。では、あしゃくらさん」

キョン『ほら、行けよ』

あしゃくら『ホント茶番ね。キミドリさん、ワンワン吠えてごらん?』

キミドリ『イヤです』

キョン『なっ!?ここまで来てそりゃないですよ!』

キミドリ『よく考えたら私が吠える意味ってないですよね?キョン君の説明だけで十分じゃないですか?』

あしゃくら『なに怒ってるの?いいから吠えなって』チョイチョイ

キミドリ『……』ピキ

あしゃくら『ホレホレ』チョイチョイ

キミドリ「グルルル」

あしゃくら『な、なによ』

ハルヒ「ねぇ、なんか怒ってない?」

古泉「き、気のせいですよ…きっと嬉しがってるんですよ」

キョン『落ち着いて!キミドリさん落ち着いて!』
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 01:43:15.77 ID:ma0d2f60
あしゃくら『早くしないと。ワンワンって、ほら。』

キミドリ『犬扱いしないで下さい!!』ガブゥ

あしゃくら『いったーーい!!ちょっと!離してよ!!』ブンブン

キョン「わぁ!キミドリさん離してやってください!!」

あしゃくら『キョン君とってー!!』ブンブン

キミドリ「ワンワン!!」

あしゃくら『あんた戻れなくなるよ!?』

キミドリ『いいです!そしたら会長とキョン君に面倒みてもらいます!!』

キョン「キミドリさーーん!!」
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 01:47:37.97 ID:ma0d2f60
ハルヒ「あれ噛みついてるよね?もしかして犬との再会って未練と無関係?」

古泉「うっ…」

会長「バカバカしい…」

長門「凉宮ハルヒが成仏の条件として疑問を持ってしまった」

長門「失敗」

みくる「ふぇぇぇぇ」

〜続く〜
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 01:51:44.43 ID:ma0d2f60
なんか書いてて楽しかったので続けてみようかなぁ、と思います

続編は2~3日後ぐらいから書こうと思います

その間リクエストなどありましたらお気軽にどーぞ
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 02:35:45.75 ID:kt3LVLQo
わかめかわいいよわかめ
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 16:16:24.59 ID:jKnOTic0

いい…いい!
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 19:36:51.65 ID:/zSpkP20
キミドリ「すみません、つい頭に来てしまって…」

古泉「もう終わったことですし大丈夫ですよ。」

あしゃくら『私は消えなかったし逆によかったけどね』

キョン『そういう訳にもいかんだろ』

あしゃくら『せっかくだしもっと遊びましょうよ。』

キョン『遊ぶったってお前…』

あしゃくら『それにまだキョン君の部屋漁ってないし』

キョン『長門、今すぐコイツ消してくれ』

長門『できない』
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 19:56:23.64 ID:/zSpkP20
古泉「それより次の案なんですが…」

キョン「もう考えたのか?」

古泉「全く何も……です。そもそも今回ので終わらせるつもりでしたので」

キミドリ「………すみません」

古泉「あ……いえ、そんなつもりで言ったのではないのですが…」

みくる「凉宮さんに聞いちゃいませんかぁ?」

キョン「あしゃくらをどうするかをですか?」

みくる「はい。凉宮さんも諦めたわけじゃないと思いますし…」

古泉「現状、それがいいかも知れませんね。」

キョン「なにも思い浮かばんしな」

古泉「では今日は解散ということでよろしいでしょうか?」

キミドリ「あの…」
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 20:10:45.09 ID:/zSpkP20
キョン「どうしました?」

キミドリ「私ってどうしたらいいでしょうか?」

キョン「あー、またウチにでも泊まりますか?」

古泉「いえ、キミドリさんは会長のところにいてもらえますか?」

会長「あ?」

古泉「キミドリさんは会長の飼い犬ということになってますので。」

キミドリ「そうですね。では会長、これからよろしくお願いします」

会長「いやいや、待てよ。なんでそこまでしなきゃなんねーんだよ」

古泉「貴方もいつまでも雑務はしたくないでしょう?早期解決のためです」

会長「………ちっ。帰るぞ、キミドリ君」

キミドリ「はい!」パタパタ

会長「尻尾ふんな」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 20:24:15.33 ID:/zSpkP20
古泉「では我々も帰りましょうか」

キョン「おう、また明日な」

みくる「さよぅならぁ」

あしゃくら『ねぇ!今日はなにして夜更かしする!?』

キョン『しねぇよ。明日学校だし風呂入ったら寝る』

あしゃくら『一緒に入ろっか?』

キョン『入んねえよ』

あしゃくら『つまんなーい!!』

キョン『俺に手をめり込ませんな』

長門「………」
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 20:40:49.13 ID:/zSpkP20
ハルヒ「あしゃくらさんを成仏させる方法?」

古泉「はい。なにかありませんか?」

ハルヒ「そうねぇ…本人に今やりたいこと聞いてみたらどうかしら」

古泉「やりたいこと…ですか?」

ハルヒ「やっぱり何かしたいからこの世に残ってるんでしょ?だったら聞いちゃった方が早いわよ」

ハルヒ「犬の事は私達が先走った感じもあったしね」

古泉「なるほど、さすがですね」

ハルヒ「団長たるものこれくらい当然よ!」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 20:56:12.69 ID:/zSpkP20
ハルヒ「と言うことで…あしゃくらさん!なんかやりやたい事とかないの?」

あしゃくら『そうね…キャンプとかして皆で遊びたいなぁ』

キョン「…」チラ

長門『……』

キョン『……』

ハルヒ「キョン、あしゃくらさんなんて?」

キョン「キャンプしたいってよ」

あしゃくら『!』

ハルヒ「あら!いいじゃない!ナイスよあしゃくらさん!」

みくる「楽しそうですぅ」

ハルヒ「じゃあ次の週末はキャンプで決まりね!」

古泉「では僕が、キャンプ場などの予約をしておきましょう」

ハルヒ「お願いね!」
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 21:10:27.73 ID:/zSpkP20
キョン『どうした?早く帰ろーぜ』

あしゃくら『う、うん』

キョン『どうした?』

あしゃくら『はじめてキョン君が私の言葉をそのまま皆に伝えてくれたなーって』

キョン『今回は言っても大丈夫な内容だったしな。それにお前ホントに行きたそうだったし』

あしゃくら『それがちょっと嬉しかった。』

キョン『そうかい…』
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 21:25:10.70 ID:/zSpkP20
あしゃくら『キャンプ楽しみだね!キョン君!!』

キョン『おう』

あしゃくら『なに着ていこうかなー』

キョン『それは無理だろ』

あしゃくら『でもずっと制服なんてつまんない。これでも女子高生だよ?ちょっとはオシャレしたいよ』

キョン『オシャレどうこうの前に服着れるのか?』

あしゃくら『着れるんじゃない?私無機物ならある程度触れるみたいだし』

キョン『ちょっとこれ着てみろよ』
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 21:40:38.52 ID:/zSpkP20
キョン『おー』

あしゃくら『着れる!着れる!!』

キョン『でもちょっと待てよ…これオレだから違和感なく見えるが……』

ハルヒ「キョンなにしてんの?みんな待ってr……」

キョン「おーすまん」

ハルヒ「ブレザーが浮いてる!」

あしゃくら『?』

キョン「やっぱりか」
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 21:50:42.22 ID:/zSpkP20
ハルヒ「どーなってるのコレ!?マジック!?」

キョン「今あしゃくらが着てるんだよ」

あしゃくら『え?なになに?』

キョン『お前は俺意外には見えないだろ?』

あしゃくら『あっ…』

ハルヒ「へー、あしゃくらさんってものに触れるタイプなんだ」

キョン「なんだよ触れるタイプって」

ハルヒ「知らない」

キョン「おい」

ハルヒ「でもそれいいかもね。あたしやみくるちゃんにも場所がわかるし」

キョン「よくねぇよ。服だけ浮いてんだぞ。これで街歩いたら大パニックだ」

ハルヒ「それもそうね。それより皆待ってるから早く来なさい」

キョン「へいへい」
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 21:52:24.97 ID:/zSpkP20
きゅーけー
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:02:08.27 ID:jVQ8u6M0
キョン妹「おかえりー」

キョン「ただいま」

あしゃくら『ただいまー』

キョン『すっかり自分の家感覚だな』

あしゃくら『いいじゃん。実際そうなんだし』

キョン『ちげーよ!』

キョン妹「目見開いてどうしたの?」

キョン「一人瞬き禁止ゲームしてたんだ」

キョン妹「お母さーん。キョン君が変だよー」タッタッタ

あしゃくら『キョン君が変だよー』

キョン『誰のせいだ、誰の』
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:09:52.17 ID:jVQ8u6M0
あしゃくら『今日の妹ちゃんの服可愛かったね』

キョン『そうか?』

あしゃくら『そうよ。いいなぁ私もオシャレしたい』

キョン『そんなにかよ』

あしゃくら『そんなに!』

キョン『……』パカ

あしゃくら『無視してケータイいじらないでよ』

キョン『電話するからちょっと静かにしてろ』

あしゃくら『もぅ』
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:21:49.54 ID:jVQ8u6M0
キョン「よう、古泉。ちょっと頼みがあるんだが…」

キョン「今度のキャンプ場って貸しきりに出来んか?………ああ、管理人とかも無しだ」

キョン「………そうか悪いな、じゃあ頼んでいいか?」

キョン「ああ、また明日」プッ

あしゃくら『なんの話?』

キョン「もうちょい待ってろ」
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:34:34.06 ID:jVQ8u6M0
キョン「……」ジー

あしゃくら『どうしたの?私に惚れちゃった?』

キョン『SOS団でお前の体格に一番近いのってやっぱハルヒか?』

あしゃくら『うーん…そうかもね。朝比奈さんはちっちゃいし、長門さんは起伏がないし』

キョン『まぁ仕方ないか…』ピッ

あしゃくら『?』

256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:45:03.90 ID:jVQ8u6M0

キョン「おう、ハルヒ」

キョン「……なんだ、やけにテンション高いな」

キョン「……っ!わかったわかった、俺の勘違いだったから電話で怒鳴るな。キーンってなる」

キョン「…それより今から大丈夫か?」

キョン「……ちょっと買い物があってな。俺だけじゃ行けんのだ」

キョン「…サンキュー、じゃあ18時にいつものところで」

キョン「………はいはい」

キョン「ああ、じゃあな」プッ

キョン『あしゃくら』

あしゃくら『なに?』

キョン『今からお前の服買いに行くぞ』
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:56:19.39 ID:jVQ8u6M0
ハルヒ「ちょっと!アンタが呼び出したのになんでアンタが遅刻すんのよ!!」

キョン「まだ十分前なんだがな…」

ハルヒ「うっさい!あたしより早く来てなきゃ意味ないわ!」

あしゃくら『凉宮さんありがとーー!!』ガバ

ハルヒ「ちょっとキョン、なんか分かんないけど息苦しいんだけど」

キョン「あしゃくらが抱き付いてるからな」

ハルヒ「なんで?」

キョン「あれ…言って無かったっけ」

ハルヒ「買いたい物があるから付いてきて欲しいとしか聞いてないわよ。……あしゃくらさん、ちょっと離れてくれる?」

あしゃくら『あっごめんね?テンションあがちゃって』

キョン「そうか…それはすまん。実はな……」
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:57:30.70 ID:jVQ8u6M0
ハルヒ「ふーん。」

キョン「ダメか?」

あしゃくら『お願いします!』

ハルヒ「なんであたし?みくるちゃんとか有希もいるでしょ?」

キョン「ん…真っ先にお前の顔が浮かんだからかな」

ハルヒ「…!……///」クネクネ

あしゃくら『その言い方ズルい』

キョン「あとスタイルも近いし、まあこっちが本命なんだけどな」

ハルヒ「……」ピシ

あしゃくら『それは言わなくていいんじゃないかなぁ』
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 00:59:18.05 ID:jVQ8u6M0
キョン「いってぇな!なんで殴んだよ!?」

ハルヒ「うっさいバカキョン!さっさと行くわよ!」

キョン「えっ?引き受けてくれるのか?」

ハルヒ「乗り掛かった船だしね!それにオシャレしたい気持ちも分かるもの」

あしゃくら『凉宮さーーーーん!!』ダキ

ハルヒ「…抱き付いてる?」

キョン「抱き付いてる」

ハルヒ「変な感じであしゃくらさんを感じれたわ」

キョン「よかったじゃないか、不思議を体感出来て」

ハルヒ「いや……うーん………そうね」
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 01:00:00.79 ID:jVQ8u6M0
お休み
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 01:14:02.42 ID:TGpSrQDO
おやすみ
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 01:14:26.44 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『凉宮さん!次はこれ着てみて!』

ハルヒ「まだあるの!?」

キョン「あしゃくら…一応言っとくがそれ全部は買えんからな?」

あしゃくら『え!?』

キョン「びっくりだよ。まさか全部買う気でいたなんてな」

ハルヒ「アタシよりキョン使い荒いわね」

キョン「どっこいどっこいだ」

ハルヒ「え!?」
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 01:15:28.15 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『迷うわねー、どっちも可愛い…』

キョン「どっちでも良くないか?」

あしゃくら『ちょっと黙ってて』

キョン「やれやれ」

ハルヒ「あしゃくらさんまだ迷ってるの?」

キョン「もうかれこれ一時間な」

ハルヒ「どっちも買ってあげたら良いじゃない」

キョン「そんな金ねぇ」
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 01:16:20.64 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『決めた!こっちにする!!』

キョン「やっと決まったか…」

ハルヒ「結局そっちにしたんだ」

あしゃくら『うん!夏らしくいこうかなって。ちょっと露出多いけど私、日焼けしないし虫に刺されないしね!』

ハルヒ「ゴメン、嬉しいのはなんか伝わってくるけどなんも分かんないわ」

キョン「じゃあちょっと買ってくるわ」

あしゃくら『キョン君ありがとー!』

キョン「はいはい」
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 01:17:23.37 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『土曜日にはコレ着れるんだー。楽しみだなぁ』

キョン「キャンプ場限定だがな」

あしゃくら『分かってるわよ』

ハルヒ「じゃ、アタシこっちだから」

あしゃくら『凉宮さんも今日はありがとね!』

キョン「ありがとうだってよ」

ハルヒ「いいわよ。暇だったしね」

キョン「はい、これ俺から。付き合わせて悪かったな」

ハルヒ「…?なにこれ」ガサガサ

ハルヒ「あっ…」

キョン「お前このネックレス、チラチラ見てたろ?あんまり高くなかったし買ってみた」

ハルヒ「べ、別に欲しくて見てたんじゃないんだから!///」

キョン「そうのか?」

ハルヒ「で、でも貰っとかないとネックレスに悪いし貰ったげるわ!」

キョン「そりゃどうも。」

あしゃくら『私の分は!?』

キョン「お前には服買っただろうが」
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 01:19:32.21 ID:8IRs7wQ0
みくる「いよいよ明日ですねぇ」

ハルヒ「しまった!」

みくる「どうしたんですかぁ?」

ハルヒ「キャンプ場でのみくるちゃんのコスプレ衣装買ってくるの忘れてたわ!」

みくる「いらないです!」

ハルヒ「困ったわね…あの店今日はお休みだし」

みくる「話を聞いてくださぃ…」

キョン「そういやキミドリさんってどうすんだ?連れてかなくていいのか?」

ハルヒ「なんで喜緑さんが出てくんのよ?」

キョン「キャンプの目的はあしゃくらの成仏だろ?だから一応いたほうがいいかなって」

ハルヒ「だからなんでそれに喜緑さんが出てくんのよ?」

古泉「凉宮さん。彼が言ってるキミドリさんは元あしゃくらさんの、現会長の愛犬のことですよ」

ハルヒ「えっあの犬キミドリさんって言うの?」

古泉「ええ。なんでも体が黄緑だからキミドリさんだそうです」

ハルヒ「まんまね。まぁ連れてきてもいいんじゃない?会長が来なきゃだけど。」

古泉「ではちょっと会長の所に行ってきますね」

ハルヒ「気をつけなさい古泉君!なんかされたらすぐあたしに言うのよ!!」
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 01:21:34.97 ID:8IRs7wQ0
今日はこれだけです
お休み
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 01:22:20.86 ID:XjGd90s0
おやすみ
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 20:54:53.93 ID:8IRs7wQ0
古泉「会長、失礼しますよ」

会長「なんだ古泉」

キミドリ「古泉君久しぶりですね」

古泉「学校にも連れてきているんですか…」

会長「ついてくるんだよ」

キミドリ「だって暇じゃないですか。会長の自宅もあらかた漁り終わりましたし」

会長「なんだと!?」

キミドリ「何処に貯金通帳があるか、どこにエロ本があるか、どんな性癖か、会長のことで知らないことはないですよ」

会長「ちょっと待て。エロ関連は金庫に入れているだろうが。どうやって開けやがった」

キミドリ「あっ、やっぱりあそこでしたか」

会長「てめぇカマかけやがったな…」

キミドリ「会長が勝手にしゃべったんですよ」

会長「ぶっ[ピーーー]!」

古泉「すみません。話を聞いてもらってもよろしいですか?」
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 21:07:07.26 ID:8IRs7wQ0
会長「ああ?そんなこと一々確認すんじゃねぇよ。勝手に連れてけ」

古泉「では今晩にでも引き取りに伺いますね」

キミドリ「え〜!会長も一緒に行きましょうよ!!」

会長「バカかお前。なんで好き好んであいつらと一緒に居なきゃなんねぇんだよ!」

キミドリ「キャンプですよ?絶対楽しいですって!」

会長「うっせぇな…晩飯抜きにすんぞ?」

キミドリ「うっ…」
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 21:22:37.63 ID:8IRs7wQ0
古泉「キミドリさんって何を食べてるんですか?まさかドッグフードじゃないですよね?」

会長「そのまさかだよ。今はな。」

古泉「えっ?」

キミドリ「い、いえ!最初は皆さんと同じように普通のご飯を食べてたんですよ!?」

キミドリ「でも一度、罰ゲームで会長に食べさせられた時割とおいしくて…それからドッグフードの虜になったというか何と言うか」

キミドリ「けど今私犬ですからビジュアル的にはなんの問題もないですし!最近のは結構栄養にも気を使ってるみたいで体の調子もいんです!」

古泉「見てる側としてはちょっとキツイものがありますね…」

会長「まあな。年頃の女がバリバリドッグフード食ってんだ。」

キミドリ「でもホントにおいしいんですよ!?…そうだ!今度会長もいっしょに!」

会長「くわねェよ!!!」
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 21:39:56.53 ID:8IRs7wQ0
みくる「おはようございますぅ」

キョン「おはようございます朝比奈さん」

ハルヒ「遅い!罰金!!」

キョン「お前らが早すぎるんだよ…一体いつからここに居るんだ」

キョン「そもそも7時集合っておかしいだろ。朝飯くっとらんぞ」

ハルヒ「ぐちぐち言わない!!!」

古泉「では行きましょうか。ちょうど電車の時間ですし」

キョン「はぁ…キミドリさん、おはようございます」

キミドリ「おはy……ワン!」

ハルヒ「犬にさんづけ?」

キョン「さんまでで名前なんだよ」

ハルヒ「バ会長のネーミングセンスおかしいわね」

あしゃくら『すっかり犬が板についてきてるわね』

キミドリ『人は常に状況に応じて変化していくものなんですよ』

あしゃくら『いやな変化だね』
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 21:49:30.05 ID:8IRs7wQ0
キョン「古泉、何処までの切符買えば良いんだ?」

古泉「1200円のものを買ってください」

キョン「たっけ〜」

ハルヒ「これからの楽しみへの先行投資よ!さっさと買いなさい!!あとつかえてんの!」

キョン「はぁ」

みくる「あの…」

古泉「どうしました?」

みくる「キミドリさんって電車に乗れないんじゃ…」

ハルヒ「・・・」

キョン「・・・」

古泉「・・・」

長門「・・・」

あしゃくら『あーあ』
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 22:02:14.17 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『じゃあキミドリさんはお留守番ということで』

キミドリ『いやです!今日のために昨日会長に夜なべさせて可愛い服作ってもらったのに!』

キョン『それ会長が作ったんですか。すごいですね』

キミドリ『そうなんですよ、私に噛みつかれたり噛みつかれたり噛みつかれたりしながら作ってくれました』

キョン『会長…』

あしゃくら『そんなことよりどうするの?』

長門『良い考えがある』

キョン『おお!さすが長門だ!』
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 22:07:59.09 ID:8IRs7wQ0
ハルヒ「有希何してるの?鞄開けて」

長門「この中にキミドリさんを入れる」

キミドリ『ええ!?』

ハルヒ「すごいわ有希!それなら駅員にもばれないわね!」

長門「入って」

キミドリ『本気ですか!?』

長門「早く」ヒョイ

キミドリ『うっそ!』ジタバタ

長門「暴れてはいけない」

みくる「ふぇぇぇぇぇぇ」

古泉「もしかして長門さん楽しんでませんか?」

キョン「もしかせんでも楽しんでるだろうな」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あしゃくら『凄い似合ってるね。まるでチワワみたい』

キミドリ『ほっといて下さい!』

長門『ケンカはいけない』
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 22:08:13.44 ID:AIQe1wUo
がんばれ
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 22:20:23.66 ID:8IRs7wQ0
ハルヒ「あたしこの席ね!みくるちゃんはここ!有希はこっちね!」

キョン「ということは俺の前は…」

古泉「よろしくお願いします。二人で語らいましょう」ンッフ

キョン「お前楽しそうだな」

古泉「楽しいですよ。純粋にね」

キョン「そうかい。しかし気持ち悪いぞ」

あしゃくら『大丈夫よキョン君。私が横にいるもん』

キョン「初めてお前に感謝したよ。ありがとうあしゃくら」

古泉「そんなに嫌がられると少し傷つきますね」
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 22:22:36.40 ID:8IRs7wQ0
>>276
ありがと、がんばる
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 22:33:15.21 ID:8IRs7wQ0
みくる「あのぉ、朝ごはん用にサンドイッチ作ってきたんでよかったらどうぞ…」

ハルヒ「さっすがSOS団専属メイドね!気が利きすぎてるわ!!」

古泉「いただいてよろしいですか?」

みくる「はい。どうぞ」

ハルヒ「うん!すっごくオイシイ!」

長門「おいしい」

みくる「まだまだ有るんでいっぱい食べてくださいね」フフッ

キョン『キミドリさんも食べませんか?おいしいですよ?』

キミドリ『いえ、私には会長がブレンドしてくれたドッグフードがありますので』

キョン『はい?』
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 22:44:13.36 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『いいなぁ皆ご飯食べれて。』

キョン「ああ、そうか。お前だけなんも食えんからなぁ」

ハルヒ「いきなりどうしたのよ」

キョン「いや、あしゃくらだけメシが食えんなぁと」

ハルヒ「幽霊ってお腹へるの?」

あしゃくら『減りはしないけど皆とたべたい』

キョン「ってよ」

ハルヒ「うーん…っそうだ!あれやってみたらどうかしら!?仏壇の前で拝むやつ!」

キョン「おぉ。確かにそれならいけるかもしれんな!あしゃくらオレの前きてみろ」

あしゃくら『こう?』

キョン「なーむー」

ハルヒ「なーむー」

長門「ユニーク」パクパク
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 22:55:12.12 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『あっ食べれる!』

キョン「まじでか!?」

ハルヒ「成功!?」

あしゃくら『うん!卵がふわふわで凄いおいしい!』

キョン「食感までわかるのか!?」

ハルヒ「じゃあ次これやってみましょう!」

キョン「なーむー」

ハルヒ「なーむー」

あしゃくら『これはカツサンドね!お肉がすっごくジューシー!!』

キョン「おお!正解だ!!」

ハルヒ「次これ!次これ!!」

キハ「「なーむー」」

みくる「楽しそうですね」

古泉「楽しいんでしょうね」

長門『それ、おいしい?』パクパク

キミドリ『ええ。カリカリとろ〜んです』カリカリ
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 23:16:49.38 ID:8IRs7wQ0
キョン「やぁっとついたか」

ハルヒ「アンタ途中で寝てたじゃない」

キミドリ『もう出ていいですか?体がガチガチです』

長門「古泉一樹」

古泉「もう少し待って頂けますか?ここからまた一時間ほどバスに乗りますので」

キミドリ『う〜〜』

キョン「一体どんだけ遠いんだよ…」

古泉「遠くからでも我々が見えないようにするにはこの場所しかなかったんですよ。すみません」

キョン「む…そうか、そうだな。すまん」

古泉「いえいえ」
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 23:26:03.28 ID:8IRs7wQ0
ガタガタ

ハルヒ「す、凄い山道ね…」

古泉「僕もまさかここまでとは思いませんでした…」

あしゃくら『キョンく〜ん』

キョン『どうした?』

あしゃくら『は…吐きそ…う……』

キョン「おいおい大丈夫かよ」

みくる「どうしたんですか?」

キョン「あしゃくらが吐きそうなんだそうです」

ハルヒ「電車でいっぱい食べたもんね」

キョン「お前が食べさせてただろう」

ハルヒ「なによ、あんただって一緒になってやったじゃない」

キョン「うっ」
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 23:40:36.96 ID:8IRs7wQ0
古泉「大丈夫ですかね?」

あしゃくら『み、みず…』

キョン「長門、水あるか?」

長門「キミドリさんのなら」

キョン『キミドリさん、もらっても良いですか?』

キミドリ『ええ、いいですよ。』

あしゃくら『キミドリさん…』

キミドリ『吐かれても困りますしね』

あしゃくら『うぅぅ…ありがとぅ』

キョン「ほれ、飲め」

ハルヒ「なーむー」

あしゃくら『うぅ犬臭いよぉ』

キミドリ『ほんと失礼な人ですね』
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 23:51:07.39 ID:8IRs7wQ0
キョン「おお!すっげー広いな」

ハルヒ「ホントにこんなに広いとこ貸し切りでいいの!?」

古泉「ええ。伯父の友人が経営してる所でして今はシーズンオフなのでタダで泊めてくれるそうです」

みくる「これどれくらいの広さなんですか?」

古泉「そうですね…見えるとこ全部とでも言えばよろしいでしょうか」

キョン「ホント半端ねぇな」
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/09(水) 23:58:58.26 ID:8IRs7wQ0
あしゃくら『良い空気ね』

キョン『もう大丈夫なのか?』

あしゃくら『うん。ここの空気吸ったら良くなっちゃった』

キョン『そりゃよかったな。キミドリさんにお礼言っとけよ?』

あしゃくら『分かってるよ。キョン君もありがとね』

キョン『オレは何もしてないだろ』

あしゃくら『背中擦っててくれたじゃん』

キョン『…覚えてねぇ』

あしゃくら『照れても可愛くないよ?』

キョン『うっさい!!』
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 00:38:18.38 ID:zcqwH8U0
キョン『…そういえばなんで俺お前に触れたんだ?』

あしゃくら『前は触れなかったよね?』

キョン『ああ。ちょっと今触ってみていいか?』

あしゃくら『どーぞ』

キョン『あっ触れる』

あしゃくら『えっち』

キョン『肩触っただけだろうが』

あしゃくら『でもなんで触れるようになったんだろうね?』

キョン『さぁな』

ハルヒ「キョーーン!!準備サボってんじゃないわよ!!さっさとテント張りなさい!!」

キョン「しまった…」

あしゃくら『じゃ、私散歩してくるね』

キョン『待て、お前無機物は触れるんだから手伝えるだろ』

あしゃくら『今突然触れなくなったのよ。あ〜残念』

キョン『良いから手伝え』パシ

あしゃくら『いたっ』
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 00:38:57.81 ID:zcqwH8U0
おやすみー
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:45:51.33 ID:fitkOy20
お疲れ!おやすみ。
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:31:32.01 ID:WqqCM8c0
ハルヒ「準備も終わったし…みんな!探検しに行くわよ!!」

キョン「探検っつってもここら辺山と川ぐらいしかないぞ」

ハルヒ「だからよ!こんだけ何もなかったら逆に何かあるわ!!」

キョン「いや、意味がわからん」

ハルヒ「じゃあキョンはここで留守番ね」

キョン「スマン、俺が悪かった。お前の言う通りなんかあるかもしれんな」

ハルヒ「よし!じゃあさっそく行くわよ!!」

あしゃくら『キョン君、私買ってもらった服着たいな』

キョン『おお、オレのバッグの中に入ってるからテントで着替えてこいよ』

あしゃくら『うん!』

ハルヒ「キョンのバッグが浮いてる!!」

キョン「今あしゃくらが着替えに行ったから皆ちょっと待っててくれ」
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:32:26.19 ID:WqqCM8c0
みくる「着替えですか?」

キョン「ええ。なんかオシャレがしたかったみたいで一着だけ買ったんですよ」

みくる「其の気持ち分かりますぅ。やっぱり女の子は幽霊になっても同じなんですねぇ」

古泉「あしゃくらさんって物に触れるタイプなんですか?」

キョン「ハルヒも言ってたがタイプってなんだ」

古泉「何でしょうね?」

キョン「お前も分からんのかい!」
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:34:00.25 ID:WqqCM8c0
あしゃくら『おまたせー!』

キョン「おぉ、似合ってるじゃないか」

あしゃくら『えっ!!』

キョン「どうした?」

あしゃくら『まさかキョン君がそんなこと言えるなんて…』

キョン「お前失礼なやつだな」

みくる「服だけ浮いてる…」

古泉「彼にしてみれば何の違和感もないんでしょうが我々からみたら違和感バリバリですね」

ハルヒ「まぁ良いんじゃない?あしゃくらさん楽しそうだし。それに私たちにもあしゃくらさんが何処にいるか分かるしね」
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:34:45.17 ID:WqqCM8c0
キミドリ『でもやっぱり服だけ浮くってどう考えても変ですよね』

あしゃくら『裸のワンちゃんに嫉妬されちゃったぁ』

キミドリ『裸じゃないですよ!ほら!!会長が作ってくれた服着てるじゃないですか!!』

あしゃくら『それ服だったの!?』

キミドリ『失礼な!!』

あしゃくら『布切れ巻いてるのかと思ったよ』クスクス

キミドリ「ワンワン!!!」

あしゃくら『あっ!ちょっと!!キョン君が買ってくれた服噛むな!!!』

長門『服と犬のケンカ…ユニーク』

キョン『なんであいつ等は仲良く出来ないんだ…』
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:35:28.96 ID:WqqCM8c0
ハルヒ「みくるちゃんへばり過ぎよ!いつもの探索の時の元気を取り戻しなさい!!」

みくる「む、無理ですぅ」

ハルヒ「無理とか言わない!!ホレ!ホレ!!ホレ!!!」ペシペシ

みくる「お尻叩かないでくださぁい!」

キョン「おい古泉、ホントに滝なんて有るんだろうな…」ゼェゼェ

古泉「あるんじゃないですか?僕も入口にあった施設案内を見ただけなので断定はしかねます」

キョン「もしなかったら呪ってやるからな…」ゼェゼェ

あしゃくら『キョン君見れ!カマキリ!!』

キョン「はいはい」

あしゃくら『テンション低いよ!!』

キョン「お前が高すぎなんだよ…」
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:36:35.30 ID:WqqCM8c0
キミドリ「ヘッヘッヘッヘッ」

キョン『舌なんかだしてどうしたんですか?』

キミドリ『分かりません…なんか暑くなると勝手に出るみたいです』

あしゃくら『いよいよ犬だね』

キミドリ『今は反撃する余裕ありません…』

あしゃくら『つまんない』

キミドリ『それに実際舌を出してると涼しいからいいです』

キョン『マジですか…俺もやってみようかな』ヘッヘッヘッヘッ

あしゃくら『…』

キョン「ダメだまったく涼しくならん」

ハルヒ「あんた何してんの?」

キョン「キミドリさんの真似」

ハルヒ「暑さでやられた?」

キョン「てめっ」
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:37:20.14 ID:WqqCM8c0
ハルヒ「でもホント今日は暑いわね。薄着にしといて成功だわ」キラッ

キョン「おっ、ネックレス着けてくれてんのか」

ハルヒ「まっまぁね///!使わなかったら意味ないし!!」

ハルヒ「っていうか朝から着けてたのに今更!?」

キョン「全然気付かんかった」

ハルヒ「もっと気を配りなさい!私に!!」

キョン「何処のお姫様だよ」

ハルヒ「これが私の長所よ!!」

キョン「うん、長所かどうかは疑問だがお前はそのままでいいよ。そのままのハルヒで」

ハルヒ「〜〜〜///」ベシ

キョン「なんだよ?」

ハルヒ「〜〜〜〜〜〜//////」バシバシ

キョン「なんだよ!?」
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:37:58.79 ID:WqqCM8c0
ドドド…

キョン「もしかしてコレ滝の音じゃないか?」

古泉「そのようですね。もう近そうです」

┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド…

みくる「どんどん音が大きくなってきますぅ」

ハルヒ「体に音が当たっていくわね」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド

あしゃくら『見えた!!』
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:39:01.25 ID:WqqCM8c0
ハルヒ「―――――!」

キョン「―――――」

みくる「―――――――」

ハルヒ「―――!――――!!」

長門「――」

古泉「――――――?」

キョン「――――」

キミドリ『皆さんが何言ってるか全然聞こえないです…』

あしゃくら『キョン君と長門さんはこっちでしゃべれば良いのにね』

キミドリ『それでは結局皆さんには聞こえませんよ』

あしゃくら『あー、そうね。キョン君、一回皆でもどろ?』

キョン『そうだな』
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:39:37.88 ID:WqqCM8c0
キョン「――――――!!」

ハルヒ「―――?――――――!!」

キョン「――――――るぞ!!!!!」

ハルヒ「―こ―――い―――ョン!!!!!」

あしゃくら『結局ダメみたいね』
300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:40:37.58 ID:WqqCM8c0
ハルヒ「滝なめてたわ…全く何も聞こえなかった……」

キョン「大声出して疲れた…」

ハルヒ「さっきなんて言ってたの?」

キョン「あ?普通に向こう戻r古泉「彼ならドサクサにまぎれて涼宮さんに愛の告白をしていましたよ」

ハルヒ「〜〜〜〜///!」

キョン「ちょっとまて、出鱈目言うな。ハルヒも困ってんじゃねぇか」

ハルヒ「〜〜〜〜〜///」ドカッドカッ

キョン「痛い!ハルヒ痛い!!」

ハルヒ「〜〜〜〜〜〜//////」ベキッベキッ

キョン「マジ痛いって!古泉!笑ってないで助けろ!!!」
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 01:47:45.93 ID:OUAY.EAo
がんばれー
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 01:48:22.13 ID:WqqCM8c0
┣¨┣¨┣¨┣¨知らんかったwww
でもいい感じだしいっか
しかし書き溜めってあっけないな…

おやすみー
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 03:22:37.84 ID:6nsl3G.0
おやすみー乙
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 17:21:40.97 ID:Izfmfd60
昨日見てくれてた人いたのか…
もうちょい頑張りゃよかった

今日は夜書いてく予定なのでよろしくお願いします
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 20:28:58.87 ID:UuOHYNI0
んー、楽しみにまってるぞー
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 22:29:38.59 ID:Izfmfd60
>>305
ありがと
アルゼンチン戦終わったら投下します
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 00:56:55.26 ID:8iGUl.20
ハルヒ「そろそろお昼ごはんにしましょ!」

キョン「材料とか器具とか何も持ってきてないんだが」

古泉「それならご安心ください。こちらで用意しています」ドン

みくる「ニンジン、じゃがいも、鶏肉…チキンカレーですか?」

古泉「ええ。キャンプと言ったらやはりカレーかと思いまして」

ハルヒ「分かってるわね古泉君!そう!キャンプといえばカレー!カレーと言ったらキャンプよ!」

キョン「カレーは夜なイメージなんだがな」

古泉「大丈夫ですよ。食べるときには夕方か、最悪夜になってるでしょうから」

キョン「は?」

古泉「まな板や包丁、鍋などは有りますがその他のコンロなどは有りませんので」ニコッ

キョン「自分らで火を起こせと?」

古泉「水も汲んでこなければいけませんね」

キョン「なんでそんなめんどいことを…」

古泉「そちらの方が楽しいかと思いまして」ニコッ

キョン「そうだな、そっちの方が楽しいな」ハァ
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 00:57:54.10 ID:LtSUnME0
おお!頑張れー。
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 01:04:45.19 ID:8iGUl.20
ハルヒ「ないもんは仕方ないわ!それに古泉君が言うように楽しいかも知れないしね!」

キョン「何処までポジティブなんだ、お前は…」

ハルヒ「みくるちゃんと有希は食材の下ごしらえお願いね!」

みくる「がんばりますぅ」

長門「了解した」

ハルヒ「古泉君は火を起こしてちょうだい!キョンは水汲み!」

キョン「お前は?」

ハルヒ「現場監督よ!」

キョン「それは許さん。なんかやれよ」

ハルヒ「じゃあキミドリさんで遊んどくわ」

キミドリ『で、ですか』

キョン「なんかやれっての!」
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 01:14:38.58 ID:8iGUl.20
>>308
あざっす!
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 01:16:16.83 ID:8iGUl.20
キョン「ほら、こっちのちっさい方持て」

ハルヒ「しょうがないわね」

キョン「しょうがなくねぇよ」

ハルヒ「おもい〜」

キョン「ウソつけ。さっさと戻るぞ」

ハルヒ「けち。片っぽの手で持ってくれたって良いじゃない」

キョン「はぁ」ヒョイ

ハルヒ「軽くなった!」

キョン「俺が半分持ってるからな。当り前だ」

ハルヒ「キョン」

キョン「なんだよ」

ハルヒ「ネックレスありがと」

キョン「今かよ」

ハルヒ「今よ」
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 01:37:58.62 ID:8iGUl.20
ハルヒ「そういえばあしゃくらさんは?」

キョン「長門か古泉と一緒にいるんじゃないか?」

ハルヒ「あしゃくらさんって幽霊っぽくないわよね」

キョン「もっと幽霊っぽく元気ない方がよかったか?」

ハルヒ「そういうことじゃなくて。普通にあたしたちと同じ人間みたいだなぁって。オシャレしたりはしゃいだり…」

キョン「もともと人間だしな。幽霊ったってそんな変わらんだろ」

ハルヒ「あしゃくらさんが見えたら…普通に人間だったらよかったのに」

ハルヒ「そしたらもっと話せるし、もっと一緒に笑えるし、もっと楽しいのに」

キョン「あしゃくらにそれ言ってやれよ。喜ぶぞ」

ハルヒ「そーね…」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「お前バケツ持ってる手に力入れてる?」

ハルヒ「…入れてるわよ」

キョン「絶対ウソだろ!さっきより確実に重いぞ!!」

ハルヒ「…」

キョン「目をそらすな!こっち見ろ!!」

ハルヒ「うっさいわね!手ぇ痛いの!!」

キョン「俺だっていてェよ!!」
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 01:53:31.89 ID:8iGUl.20
みくる「あっキョン君と涼宮さん帰ってきましたね」

長門「二人で一つのバケツを持って」

ワーワーギャーギャー

みくる「ケンカしてません?」

長門「いつも通り仲良し」

キョン「遅くなってすみません。ハルヒが働かないもんで」

ハルヒ「働いたわよ!!」

みくる「いいですよぉ。ちょうど下ごしらえも終わったとこですし。後は古泉君の火待ちです」

キョン「まだ火を起こせてないんですか?」

みくる「ええ。最初は石をガチガチしてましたけど今はあきらめて木で起こそうとしてるみたいです」

キョン「楽しんでんなアイツ」

みくる「あんな古泉君初めてみましたぁ」

ハルヒ「キョン!古泉君手伝いに行くわよ!」

キョン「わかったから手を引っ張んな」
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:10:45.18 ID:8iGUl.20
古泉「ふんもっふ!ふんもっふ!ふんもっふ!」グルグルグルグル

あしゃくら『頑張って!煙出てきた!!』

古泉「ふんもっふ!ふんもっふ!ふんもっふ!ふんもっふ!ふんもっふ!」グルグルグルグルグルグルグルグル

あしゃくら『あとちょっとだよ!』

古泉「ふんもっっっっふ!!!!!!」ボウ

あしゃくら『きゃあ!やったぁ!!』ダキ

古泉「ありがとうございますあしゃくらさん!」

古泉「でも離れて頂けますか?なんだか二つの柔らかい感覚が肘のあたりに…」

あしゃくら『!?…きゃあ!!』ベキッゴキッバキッ

古泉「ふんもっふ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キョン「…」

古泉「戻ってらしたんですか。ご苦労様です。ちょうど火もつきましたよ」

キョン「古泉、お前イロイロ大丈夫か?主に顔とか」

古泉「大丈夫ではないですね。」
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:15:24.41 ID:8iGUl.20
みくる「みなさん出来ましたぁ」

ハルヒ「みくるちゃん!あたし大盛り!」

キョン「5時か…また微妙な時間に出来たな」

古泉「それもキャンプの醍醐味ですよ」

キョン「まぁな」

キョン『キミドリさんもカレー食べますか?』

キミドリ『いえ、私にはドッグフードがありますので』

あしゃくら『もう犬成分の方が強いんじゃない?』

キョン『否定できん』
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:24:37.26 ID:8iGUl.20
長門「おかわり」

みくる「はぁい」

キョン「長門、一体それ何杯目だ?」

長門「5?」

キョン「いや、俺に聞れても」

長門「だめ?」

ハルヒ「残すより全然いいわ!食べきっちゃいなさい!おかわり!!」

みくる「はぁい。ちょっと待っててくださいね」

キョン「朝比奈さん食べれてますか?」

みくる「大丈夫ですよぉ。もう半分も食べてますから」ホラ

キョン「えっと…それは何杯目ですか?」

みくる「一杯目ですよ?」

キョン「…はぁ」
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:33:09.08 ID:8iGUl.20
古泉「ごちそうさまでした」

ハルヒ「ごちそうさまー!!」

あしゃくら『ごち!!』

みくる「お粗末さまでした」

キョン「片付け手伝いますよ」

みくる「キョン君、ありがとぉ」

キョン「いえいえ」

ハルヒ「キョン!そのカンよこしなさい」

キョン「おっ手伝ってくれるのか?」

ハルヒ「まさか!!食後の缶けりの準備よ!!」

キョン「手伝えよ」
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:38:23.43 ID:8iGUl.20
キョン「おえぇぇきもちわりぃ」

ハルヒ「二人ともだらしないわね。何回も掴まっちゃって。ちゃんと逃げれてるの古泉君だけじゃない」

ハルヒ「みくるちゃんに到っては9割ここにいたし」

みくる「みなさんが速すぎるんですよぉ」

キョン「つーかこのチーム編成おかしいだろ」

キョン「古泉、朝比奈さん、俺VSハルヒ、長門、あしゃくらって…」

ハルヒ「意外ににあしゃくらさんも有希なみに足速かったしねー」

キョン「意外じゃねぇよ」ボソッ

ハルヒ「なに?聞こえなかった」

キョン「なんでもない」
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:44:49.07 ID:8iGUl.20
あしゃくら『つかまえたーー!!』

長門「ゲット」

キョン「掴まったか…」

ハルヒ「ナーーイス有希、あしゃくらさん!!」

古泉「すみません挟み撃ちにあいまして」

キョン「あの二人相手にこんだけ粘ったんだ。十分だろ」

キョン「それにこっちも体力の限界だったからな。ちょうどいい」

古泉「こんなに走ったのは久々ですよ」

キョン「その割には涼しい顔してんな」

古泉「森さんと新川さんに散々鍛えられましたから」

キョン「苦労してんだな」

古泉「最初だけですよ」
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:51:50.84 ID:8iGUl.20
キョン『俺たちだけ楽しんじゃってすみません』

キミドリ『私もちゃんと楽しんでますよ』クス

キョン『そうですか?』

キミドリ『ええ。みなさんが楽しそうに駆け回る姿を見ると私も楽しくなってきます』

キョン『そりゃ、よかったです』

長門『今度はあなたも一緒に』

キミドリ『そうですね。体が戻ったらぜひお願いします』

キョン『その時はこっちについてくださいね』

キミドリ『了解しました』クスクス
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 02:56:58.21 ID:8iGUl.20
ハルヒ「そこで長い髪をぬらした女は言ったのよ…」

長門「…」

みくる「な、なんていったんですかぁ…」

ハルヒ「それは…あたしだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

みくる「ピェェェェェェェ!!!」

キョン「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ハルヒ「ってね」

あしゃくら『迫真の演技ね!』

古泉「いやぁ興味深い話です」

長門「二人気を失っている」
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 03:04:43.64 ID:8iGUl.20
ハルヒ「みくるちゃんはまだしも情けないわね」

古泉「そういえば初めてあしゃくらさんと会った時も異常にビビってましたね」

ハルヒ「あの時なんては叫んでたっけ?ほらキョン!起きなさい!」

キョン「むぅ」

古泉「うぉぉぉぉい!!ですよ」

ハルヒ「そうそう!凄い今の似てたわよ!!」

古泉「練習しましたので」

キョン「最悪の目覚めだ…」
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 03:10:30.89 ID:8iGUl.20
あしゃくら『朝比奈さんおきれー』ユサユサ

みくる「んん…ふぇぇ!!服だけですぅぅぅ!!」ドサ

あしゃくら『ショックなんだけど…』

ハルヒ「ちょっと待って。今触れてなかった?」

キョン「ああ。なんかここに来てから触れるようになったんだよ」

ハルヒ「いいなさいよ!缶けりしてる場合じゃなかったじゃない!!」

ハルヒ「うわぁ!触れる!あたしにも触れる!!」ベタベタ

あしゃくら『す、涼宮さん触り過ぎ///』

ハルヒ「ここまで来たらほとんどあたしたちと一緒ね!」

ハルヒ「もぉ人間になっちゃえばいいのに!!」

キョン「そうだな。そしたら通訳なしで皆で遊べるのにな」

あしゃくら『……そーだね』
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 03:18:16.44 ID:8iGUl.20
キョン「もう一時超えてるってのにあいつらまだ騒いでるぞ」

古泉「いいじゃないですか。こんな日なんですから」

キョン「明日お守なんていやだからな」

古泉「それは涼宮さんのですか?あしゃくらさんのですか?」

キョン「どっちもだ」

古泉「ンッフ」

キョン「もう寝るぞ」

古泉「えっ」

キョン「なんだよ?」

古泉「せっかくだし僕らも話しませんか?」

キョン「眠いんだよ」

古泉「それは残念ですね…」

キョン「…」

古泉「電気消さないんですか?」

キョン「そんな顔すんな!ちょっとだけだからな!!」
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 03:23:58.20 ID:8iGUl.20
キョン「はぁ、まさか古泉があんなに喋るやつだとは…」

キョン「思わずトイレエスケープ使っちまった」

キョン「綺麗だな…星……」

あしゃくら『そーだね』

キョン「うわぁ!!」

あしゃくら『そんな驚くことないじゃない』

キョン『驚いてねぇよ』

あしゃくら『あの悲鳴聞いた人にそれは通じないよ』

キョン『で、どうしたんだよ?ハルヒたちはもう寝たのか?』

あしゃくら『うん。ちょっと前にね。私は目が冴えちゃってお散歩。キョン君も?』

キョン『俺はトイレエスケープだ』

あしゃくら『学校じゃないのにね』

キョン『まったくだ』
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 03:32:17.03 ID:8iGUl.20
キョン『どうだよ、キャンプは。楽しかったか?』

あしゃくら『うん、凄く楽しかった』

キョン『そりゃよかった。』

あしゃくら『ずっと今の状況ならいいのに』

キョン『おれは嫌だぞ。ずっと女子とひとつ屋根の下なんて』

あしゃくら『じゃあ人間になる。人間になってキョン達の前に現れるよ』

キョン『それならまぁ…』

あしゃくら『だれかーーー!!私を人間にしてーーーー!!!!』

キョン『みんな起きるぞ』

あしゃくら『大丈夫だよ。私の声皆に聞こえないし』

キョン『そっか。そういやそうだな』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キミドリ『なに!?』

キミドリ『今の音何!?』

長門『喜緑江美里、うるさい』
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 03:33:25.34 ID:8iGUl.20
ちょーねみー
おやすみです
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 03:37:07.80 ID:HYGP3sQo
おやすみです
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 05:23:45.31 ID:DH7kh6AO
乙!
330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/14(月) 23:56:44.28 ID:3M5nzVU0
本田えらい
って事で少しだけ投下します
331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/14(月) 23:57:40.13 ID:3M5nzVU0
キョン「ふぁぁ」

ハルヒ「欠伸なんてだらしないわね。シャキッとしなさい!シャキッと!!」

キョン「勘弁してくれ…昨日遅かったんだよ」

ハルヒ「それはあんたのせいでしょ!」

みくる「ここからもまた長いんですよねぇ」

古泉「寝てもらってかまいませんよ?僕は起きているつもりですし」

みくる「そんなの申し訳ないですぅ」

長門「入って」

キミドリ『もうですか!?』
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 23:59:41.38 ID:/oU4MnY0
たのしみー
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 00:04:28.72 ID:hEC5n2M0
あしゃくら『あれ?』

キョン『どうした?』

あしゃくら『なんか体が…』

ハルヒ「キョ――ン!!電車乗り遅れるわよ!!!」

キョン「ゲッ!あしゃくら!走るぞ!!」

あしゃくら『…あ、うん』

あしゃくら『…』

あしゃくら『気のせいだよね…』
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 00:30:13.76 ID:hEC5n2M0
ハルヒ「それじゃ、また明日ね!」

キョン「明日学校か…だるいな」

ハルヒ「キョン!遅刻すんじゃないわよ!!」

キョン「わかってるよ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

古泉「結局あしゃくらさんもキミドリさんもそのままでしたね」

キョン「普通にキャンプ行っただけだったな」

キミドリ『私もとに戻れるんでしょうか…』

古泉「仕方ありません。また何か考えましょう」

あしゃくら『長門さん、……後でちょっといいかな』コソ

長門『いい』
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 00:39:47.50 ID:hEC5n2M0
キョン妹「おかえりー!お土産は!?」

キョン「キャンプ行っただけなのにお土産なんてあるわけないだろ」

キョン妹「けち〜」

キョン「はいはい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あしゃくら『キョン君。私ちょっと散歩してくるね?』

キョン『マジかよ。お前元気だな』

あしゃくら『そんなことないよ……』

キョン『は?』

あしゃくら『じゃあ行ってくるね!夜には戻るから!』

キョン『なんなんだ?沈んだり元気になったり…』
336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 00:51:37.76 ID:hEC5n2M0
あしゃくら『ただいまー!』

キョン『おかえり。散歩楽しかったか?』

あしゃくら『まーねー』

キョン『やけに機嫌がいいな』

あしゃくら『明日になればわかるよっ!』

キョン『今はダメなのか?』

あしゃくら『キョン君って意外とガツガツ来るんだー』

キョン『誤解を生むような言い方すんな』

あしゃくら『ウブなんだから〜』

キョン『やめろっての』
337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 00:53:55.37 ID:hEC5n2M0
キョン「んんっ…」

キョン「今…何時だ……?」

キョン「ゲッ!ギリギリじゃねーか!!」

キョン「おい!起きろあしゃくら!!遅刻しちまう!!」バッ

キョン「…あれ?」

キョン「あしゃくら?」

キョン「…何処行ったんだアイツ」

キョン「おーい!置いてっちまうぞー!!」

キョン「あーしゃーくーらー!」
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 00:54:51.94 ID:hEC5n2M0
キョン「結局見つからなかった…」

キョン「どこに行っちまったんだろうか」

キョン「また散歩でもしてんのか?」

キョン「それか消えちまったとか…」

キョン「…」

キョン「くそっ、訳がわからん」

キョン「…朝一で長門のとこに行ってみるか」
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 00:58:43.73 ID:hEC5n2M0
今日はここで終わりです
見てくれた人ありがと

少なくてゴメンなさい
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 01:00:09.13 ID:KZvhvaco
おつー
ゆっくり頑張りや
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 11:07:51.36 ID:Ejmh65w0
キョン「長門、あしゃくらがいなくなったんだが」

長門「そう」

キョン「今朝も家中探したんだがみつからん」

長門「そう」

キョン「昨日まで普通だったのに…まさか消えちまったのか?」

長門「心配?」

キョン「そりゃそうだろ。なんにも言わずに居なくなったんだ」

長門「大丈夫」

キョン「え?」

長門「そろそろホームルームの時間」

キョン「長門?」

長門「教室に戻るべき」

キョン『今ちょっと笑ってなかったか?』

長門『ない』

キョン『まだこれ効果あるのか』

長門『ある』
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 11:08:28.97 ID:Ejmh65w0
ハルヒ「相変わらずギリギリに来るわね」

キョン「まぁな」

ハルヒ「なんか元気なくない?」

キョン「気のせいだ」

ハルヒ「そんなことないわよ」

キョン「…岡部が来たぞ。静かにしてろ」

ハルヒ「キョン?」
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 11:09:03.42 ID:Ejmh65w0
岡部「えー微妙な時期だが今日から転校生が来る。」

ハルヒ「本当に微妙ね。もうすぐ夏休みよ?」

谷口「女ですか!?」

岡部「喜べ谷口」

谷口「ヨッシャァァァ!!!」

国木田「谷口、うるさいよ」

岡部「よし、じゃあ入って来てくれ」

ガラガラ

キョン「な!?」
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 11:09:38.99 ID:Ejmh65w0
???「えっと…半分位は知ってる人なのかな?」

キョン「長門め…」

ハルヒ「これは面白いわね」

???「でも、知らない人もいるみたいだし…」

谷口「神様……これが運命というものなんですか?」

国木田「谷口には関係ないんじゃない?」

キョン「あの時笑ってたな。絶対」

朝倉「初めまして。朝倉涼子です」
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 11:19:53.96 ID:Ejmh65w0
ちょっと忙しくなって来たんでここで二話は終わりにします
考えてたことをちょくちょく省いたんですが多分蛇足なんで大丈夫です
因みに次に書くのがこの話の、延いてはこのスレの最後の話の予定です
暇な人は暇潰しにでも見てくれると嬉しいです

それにしても>>177からだから結構書いたな
自己最長だわwww
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 12:54:06.35 ID:yrCL7xM0
おつー

楽しみにしてるぜ〜
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 15:59:24.91 ID:7ZtQVISO
つCCCC   C
    C  C
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 16:17:02.09 ID:fwaS7Ugo
え?
終わるの?
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 00:31:37.22 ID:bf6xrH60
>>348
次で終わります
多分忙しくて書くのが難しくなると思うので。
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 21:47:52.44 ID:wAQYS9s0
久しぶりです
ちょっとですが時間出来たので書きます
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 21:56:25.23 ID:wAQYS9s0
 あしゃくらが消えて朝倉が転校してきてから三日、俺たちはいつも通りの毎日を送っている。
 いつも通りといっても一つ、変化があったがな。

「古泉君、ここに置いたら角取れるよ?」

「流石朝倉さんですね。では…」

「ああっ!コーヒー賭けてんだから教えんじゃねぇ!!」

 朝倉がSOS団に入った。転校初日の最初の休み時間にハルヒに掴まり、カナダのこととか、なんで戻ってきたのかとか、
そもそもなんで転校したのかとか、そんなことを話てるうちにいつの間にかSOS団入りが決まったらしい。
 朝倉の了解もなしに。
 まぁ朝倉も「SOS団に入って皆と遊びたかったから、手間が省けて良かったよ」とか言ってたから問題はないんだがな…
 それでも本人に意思の確認ぐらいしたらどうなんだ。ハルヒよ…

「なによ」

 チラッと眼の端でとらえたハルヒは不機嫌そうな顔をしてそう呟いた。

「別になんもねぇよ。つーかよく俺が見てるの気付いたな」

「アンタの方からキモイ視線を感じたのよ」

 言ってくれるじゃないか。よーし良いだろう。後で顔をがん見してやる。

「で、ここをこうしたら……ね?古泉君の勝ち〜」

「やりました!初勝利です!!」

「勝手に進めてんじゃねぇよ!!」

 その後俺の負けで押し通された結果、何故か団員全員分のコーヒーを奢らされ、下校時には何故か団員全員分の肉まんも奢らされた。
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 22:19:45.72 ID:wAQYS9s0
 さて、そもそもなんで朝倉が幽霊でなくなり普通に学校生活を送っているかというと…分かっちゃいるだろうが
ハルヒの能力によるものだ。
 朝倉が転校してきた日に長門に聞いた話によると、キャンプの夜にあしゃくらが言った『人間にして!』という
言葉にハルヒが応えたらしい。もちろん無意識に。
 そのことはその時点では朝倉も知らず、キャンプから帰った後に行った散歩中に偶然長門に会って教えてもらったらしい。
だから散歩から帰ってきたら機嫌が良かったんだな。
 散歩に行った理由は教えてくれんかったが、そこら辺はまぁ別に良いだろう。
 そして、一二時になるとあしゃくらは消滅し代わりに朝倉が出現、その後長門の情報操作により必要なことは
全てまかない今に到る。ということらしい。
 事前に知ってたんなら教えて欲しかったんだがな。
 朝倉曰く「ビックリするかなーって」らしい。
 余計なことしやがって。あの日の貴重な朝の時間を返しやがれってんだ。
 
「キョン君なにブツブツいってるの?」

しまった…声に出てたか。

「なんでもないぞ」

 妹を適当にあしらい、晩飯のから揚げを口に運ぶ。うん、やっぱから揚げ上手いわ。
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 22:40:10.71 ID:wAQYS9s0
 次の日、いつもの殺人ハイキングコースを頑張って上った俺に待ちうけていたのは朝一の小テストだった。
 何考えてんだよウチの学校は…
 だが、今の俺には強力な武器がある。そう、長門がくれた脳波をどうこうって奴だ。
 本来なら朝倉が人間になった時点で必要はないんだがな。緊急用にと長門が残してくれた。しかもオンオフ
機能まで追加してくれてな。
 このオンオフ機能は割とありがたい。思考駄々漏れってのは結構嫌なもんなんだぜ?なってみりゃ分かる。
 ただこの能力、こんな時には最適だ。こんな使い方もできるからな。

『朝倉、問一の答え教えてくれ』
 
 まぁ、所謂カンニングだ。絶対にばれないな。そこ、そんな目で見るんじゃない。今回のような緊急時だけだ。
ほら、長門も緊急用にと残してくれてるんだし、使わなきゃもったいないだろ?
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 22:41:23.33 ID:wAQYS9s0
『嫌に決まってるでしょ。自分でちゃんとやりなよ』

『いいじゃないか。お前も情報操作で解いたりしてんだろ?』

『してないわよ。っていうか出来ない』

『なんで?』

『私普通の人間として再生されたんだもん。普通の人間には情報操作なんてできないでしょ?』

 まじかよ…これじゃ普段の使い道がないじゃないか……

『だから緊急用でしょ?まぁこの程度の問題なら余裕で解けるけどね』

『是非答えを…』

『自分で頑張ってね』

『お前意外と冷たいんだな…こっちは命に関わるってのに……』

『お・お・げ・さ』

『俺、点数悪かったらハルヒに怒られるんだぞ?』

『知らないよ。っていうか私、残りの問題解きたいから切るね』

『あーさーくーら――!!』

『うっさい!!時間なくなっちゃうでしょ!』

『俺なんか一問も解いてないんだぞ!?』

『だから知らないわよ!!』

「終了ー、横の奴と答案替えて答え合わせしろー」

「「ああっ!?」」
 
採点後、ハルヒに怒られたのは言うまでもないな。
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 22:56:10.15 ID:wAQYS9s0
「ちょっと!キョン君のせいで半分しか出来なかったじゃない!」

「まだ怒ってんのかよ。一限目の話だぞ?それに俺は0点だ」

「それはキョン君のせいでしょ!?」

 昼休み、最近は朝倉と一緒に弁当を食っている。一緒にというか朝倉が勝手に来るんだがな。
 国木田は「邪魔しちゃ悪いね」と意味の分からんことを言って、谷口は「[ピーーー]!」と悪態付いて違う場所で食べるようになった。
 何なんだろうな。俺はただ友達と食ってるだけなんだが…ちなみにハルヒはいつも通り学食だ。

「それおいしそうだね」

 そう言って朝倉は俺のから揚げを指差した。そんなに美味しそうに見えるか?昨日の残り物だぞ?

「貰っていい?」

 言葉は一応疑問形だが箸でぶっ指してから揚げ確保。貰う気満々。お前はハルヒか。

「別にいいぞ」

 言い終わる前に朝倉はから揚げを口に運ぶ。そして目を細めて満足げな表情を見せた。昨日の残り物のから揚げは
朝倉の口にあったようだ。良かったな、から揚げ。

「予想以上に美味しかったから私の何かあげるよ」
 
 これは予想外だ。ハルヒとはちょっと違うらしい。
 突き出された弁当箱は女の子らしいというか何と言うか、これで腹が膨れるんだろうかと思うようなサイズで、
中身は色とりどりの野菜やらフルーツやらで飾られてすごく美味しそうに見えた。食は視覚からというのは本当
らしい。
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 23:04:46.90 ID:wAQYS9s0
「どれにする?」

 どれにするって言われてもな…全部旨そうで迷う。アスパラベーコンにプチトマト、タコさんウインナーまで
あるじゃないか。

「ん?これなんだ?」

 俺の目を引いたのは卵焼きだった。ただ俺の知ってる卵焼きとはちょっと違っていて中になんか巻かれてある。

「それは卵焼きだよ。もしかして卵焼き初めて?」

 んなわけないだろ。俺が言ったのはその巻かれてるやつだ。

「これ?ウナギ。昨日の晩御飯で余ったから巻いてみたの」

 ウナギが余るだと?家では争奪戦が繰り広げられるというのに…よし、OK、それを貰う。
 残り物トレードだ。

「これにするの?じゃ、あーん」

「は?」

 何してるんだお前は。なんだよあーんって。

「ほれ、食べさせてあげるよ」

「いらん、自分で食える」

「まぁ、そう言わずに」

 分かったから。それ食べるから顔に押しつけんるんじゃない。顔べちゃべちゃすんだろうが。

「おいしい?」

「そこそこな」

「そりゃ、よかった」

 本当はそこそこどころじゃなくかなり旨かった。今度家でやってみよう。ウナギが余れば…だがな。
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 23:24:59.67 ID:wAQYS9s0
「なんでキョンばっかり…別に俺でもいいじゃないか……」

 メシが終わり朝倉が女子の方に行くのと代わって谷口、国木田が近寄ってきて道をふさいだ。どけ、俺は顔を
洗いたいんだ。

「てめぇ!その顔嘗めさせろ!!うらやましいぞ!!!」

 遂にとち狂ったか谷口。それに何が羨ましいんだよ。顔べちゃべちゃにされたんだぞ?

「キョンはいつでもいつも通りだね」

 何言ってんだ?いつも通りっちゃいつも通りだが、そもそもいつも通りでいられない様な状況にも陥ってないぞ。
…なんだよ国木田?なんでため息つくんだ?あと谷口、その振りあげた右腕を下ろせ。

 そんなやり取りをしていると予令のチャイムが鳴り二人は自分の席に戻って行った。谷口は席に着いてからも
グチグチ言ってるようだが、そこは無視するとしよう。

 次の時間は数学か。

 そんなことを考えながら授業の準備をしていると多少の違和感を覚えた。なにかいつもと違う。いつもこんなに
順調に準備が出来てただろうか…
 ぐるりと周りを見渡して、いつものこの時間帯を思い返してみる。

 そうか…ハルヒがいない。

 いつもなら予令と同時に帰ってきてちょっかい出してくるハルヒがまだ帰ってきていないんだ。
 それが違和感の正体で、それが無いだけでなんだか消化不良な気分だった。
 なんだよ俺。ハルヒにちょっかい出されんのが日常になってやがる。日々の習慣ってのは怖いもんだね。 
 
 ――――ハルヒが教室に帰ってきたのは授業が始まるギリギリだった。
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 23:51:40.16 ID:wAQYS9s0
「よう、どうしたんだ?いつもなら予令には帰ってきてるのに」

 なんとなく聞いてみる。別に深い意味なんてない。ただ教師が来るまでの時間つぶしさ。

「アンタには関係ないでしょ」

 ハルヒがそっぽを向いて面倒くさそうに答える。なんか怒ってないか?

「…別に怒ってなんかないわよ」

 いいや、嘘だね。絶対怒ってる。なんだかんだ一年以上お前の横にいるんだ。お前のいろんな表情を見てきたが、
その顔は最大級に怒ってるときの顔だ。

「黙れアホキョン。あたし寝るからもう話しかけてくるんじゃないわよ」

 それだけ言うとハルヒは机に突っ伏してしまった。やれやれ。こりゃ古泉仕事だな、どんまい。
 心の中で古泉を労った後、ハルヒの方に向けていた体を戻し、前を見ると朝倉がこっちを見ていた。何だ?
何か用があるなら脳波で話しかけてくるだろうが…
 結局何もないまま朝倉は体を戻した。前を向く時、髪の間から見えた表情はしょうがないよね…と言っている
気がした。なんでそんな顔してんだ?
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 00:06:55.77 ID:upykS4Q0
「閉鎖空間ですか?ありませんでしたよ」

 放課後、古泉とチェスをしながら昼間、閉鎖空間が無かったか聞くとそう返ってきた。あれだけ怒ってたんだから
絶対出現してると思ったんだがな。意外だ。

「それどころか最近は閉鎖空間の出現率もかなり下がってましてね。最後に確認したのは一月ほど前です。それ
もすぐに消えてしまいました」

 ポーンを一つ前に出し自らキングをフリーにする。何考えてんだお前。

「なにか、ありましたか?」
  
「別になんもねぇよ。ただ聞いただけだ」

 クイーンを動かしチェック。あと2、3手で終わりだろう。

「これは困りましたね」

 腕を組み思案にふける。さっさと諦めろ。結果は目に見えてんだろうが。
 古泉が無駄な努力をしている間、部室を見まわしてみた。朝比奈さんはお茶のおかわりの準備だろうか、やかんに
刺した温度計とにらめっこしている。温度計を見る目は真剣で、それがなんか妙にかわいい。流石は朝比奈さんです。
 長門はいつも通り定位置パイプ椅子に座り、読書…と思いきや朝倉と何か話しているようだった。珍しいな。
そう言えばあの2ショットはあまり見ない気がする。
 ハルヒはまだ部室に来てないようだ。またどっかで何かやってんのかね。頼むから教師に掴まるようなことはしてくれるなよ、
謝りに行くのはどうせ俺なんだ。

 「今日は行かない」とハルヒからメールが来たのはその2時間後、長門が本を閉じたときだった。
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 00:12:46.16 ID:upykS4Q0
今日はここで終わります
続きは明日か来週か…
最低でも週一で投下します。多分。

急に地の文をつけたのはハショったとこを補足するためです
好き勝手やってすいません

361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 00:28:23.42 ID:a9PIAIc0
おつ、たのしみにしてる!
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 00:28:42.60 ID:d3cPJiM0
>>360
投げ出さないだけで最後までやってくれればそれでいい
がんばってね
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 07:03:23.77 ID:4gMAl.DO
ゆっくり待っているよ
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 11:24:59.29 ID:2OIdHuE0
女の子イかせるのって案外簡単だな!!
2時間ほどバイブでイかせまくって6万円謝礼もらったっよ!
http://d-ash.net/obs/q6rzlhy
次は寸止めに挑戦してみるわ(笑)
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 12:03:00.35 ID:TL9TZCQ0
一瞬宣伝がキョンのセリフかと思った。
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 23:23:31.22 ID:C3KmitA0
>>361-363
アリガトウ。がんばります

2つだけ投下します
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 23:24:14.05 ID:C3KmitA0
「涼宮さんどうしたんでしょう…」

 ハルヒがいない五人での帰り道、朝比奈さんがポツリとつぶやいた。

「いつもならもっと早くに連絡はあると思うんですけど…何かあったのかなぁ」

 確かに、たま〜に、極々稀にSOS団を休む日は授業終わりに俺や長門あたりに連絡するからな。
 それでもまぁ、

「唯のサボりですよ」

 アイツに何か起こるとか想像できん。いつでもどこでも何か起こす側だ。ハルヒは。
 まぁ、連絡が遅かったってのはあるが…

「部室で閉鎖空間について聞かれましたが本当は何かあったんじゃないですか?」

 俺の隣を歩いていた古泉が口を開く。それはなんもないと言っただろうが。
 
「ではなぜあのような事を聞いたのです?」

 何?尋問?薄っぺらいスマイルフェイスのままやられると少〜し怖いんだが。

「答えて頂けませんか?」

「ハルヒが怒ってたからちょっと気になっただけだ」  
  
「それはいつです?涼宮さんが怒りだす前にあなたは何かしませんでしたか?」

 絶対尋問だろコレ。いや、拷問か?顔面3センチ前に男の顔なんて耐えれんぞ。つーか、えらく食い付いてくるな。

「5限目の始めだ。教室に戻ってきたと思ったらもう怒ってた。俺はただ昼メシ食ってボーっとしてただけだぞ」

「昼食は誰と食べましたか?」

 ホントに何なんだよお前は。朝倉だよ。朝倉。

「なるほど、ありがとうございます」

 なにがなるほどなのかは知らんが取り敢えず拷問は終わったようだ。よかったよかった。あのままじゃ渾身の
右ストレートかますところだったからな。
 
「かましたいのは僕ですよ…」

 はぁ…とため息をついて肩を落とす。意味がわからん。何故昼休みの俺の行動にため息つかれにゃならんのだ。

 そのまましばらく歩いていると朝倉が古泉に近寄り「ゴメンね?」と言っていた。
 それに対し古泉は「かまいませんよ」と…
 なんに対して謝って、何に対して許したんだろうか。
 今日は意味の分からんことが多いな。
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 23:33:02.90 ID:C3KmitA0
 夕食後、リビングでグータラしてたら親に部屋の片づけを命じられた。
 ついにきたか。確かにあしゃくらがいなくなってから怠けてて部屋がぐちゃぐちゃだったからな…
 いつかは言われると思ってたよ。
 
「さて、どうしようかね…」
 
 親に促されるまま部屋まで戻ったはいいが何処から手をつけていいか分からんぞ。
 机の上に山積みになった教科書、脱いだまま床に放り出された寝巻etc...
 なんでここまでなるまで放っておいたのかね、俺は。
 
 「取り敢えず教科書片付けるか…」

 もうすぐ期末だしどうせすぐこうなるだろうがな…
 「だりー」とか「めんどくせー」とか思いながら1時間かけてグダグダ整理をしていると部屋の隅に何か見覚えのある
紙袋を発見した。

「なんだっけ、コレ」

 白のワンピースに淡い水色のブラウス。
 中身はキャンプの時あしゃくらに買ってやった洋服だった。
 
「なんかもう懐かしいな」
 
 つい先日のことを懐かしむなんて年取ったな。
 と少しダウナーな気分になってみたり、キャンプのことを思い出したりしていると、いつの間にか時計の短針は12の数字を回っていた。
 もういいや、残りは明日やろう。あと明日朝倉に服を持ってってやるか。
 そんなことを考えながら俺は開始前より散らかった部屋で眠りについた。
 明日も今まで通り過ごせると思って…
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 11:34:36.51 ID:xIjNEi20
キョン……
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 22:44:52.13 ID:LXtn.sI0
翌日、ハルヒは昨日のことが嘘のように上機嫌だった。
 と言うより、すごく元気でやたら絡んできた。
 朝、俺が学校に着くなり後ろからドカーンと、のしかかってきたり、授業中はいつもより暇なようでやたら話しかけてくるし、
そして現在、昼休みは今日から弁当にしたらしく横でワーワーギャーギャー騒ぎながら食べている。
 ここでふとある疑問が頭に浮かんだ。
 
 昨日まで昼メシの時、誰と一緒に食ってたっけ?
 
 前は谷口、国木田と一緒に食べてたが最近は違う誰かと食べてた気がする。
 誰だ?俺は誰と昼メシを食べてたんだ?ハルヒではないと思うんだが…
 ボーっと虚空を見つめながら考えていると何やらハルヒが心配そうな顔で「どうしたの?」と顔を覗き込んできた。
 一応聞いてみるか。違うとは思うが。

「なぁ、俺って昨日もお前と昼メシ食ったっけ?」

 ハルヒがハァ?と眉をしかめる。

「何いってんのよ。あたしは昨日まで学食で今日から弁当なんだから昨日は一人で食べてたわよ」

 うん。やっぱりそうか。まぁ、そうだろう。
 そうなると俺は誰と食べてたんだ?誰かと喋ってた気がするから一人ではないと思うんだが。

「なに?脳細胞一万個単位で死んだ?」

 んなわけねーだろ。多分。
 メシを食べた後、谷口たちにも昨日のことを聞いたが、誰かと食べてたけど誰かは忘れた。と返ってきた。
 一応他のクラスメイトにも聞いてみたが同じような答えしか返ってこなかった。
 なんだ?なんで皆して24時間前のことを忘れてんだ?
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 23:04:46.76 ID:LXtn.sI0
5限目、相変わらずハルヒは話しかけてきた。ホント暇なんだな。
 つーかなんで教師は揃いも揃って誰一人注意しないんだ?
 一応声をひそめてるとはいえ、大分目立ってると思うんだが…
 それに一日喋ってると流石にネタも尽きるぞ。
 流石のハルヒもそうなのか、少しの間静かになった。
 授業中なんだからそれが普通なんだけどな。

「さっきからあたしからしか話振ってないじゃない。たまにはアンタから話しなさいよ」

 そう言われてもな。テレビの話は一限目にしたし、期末がやばいとかは三限目にしたし、何故か怒られたし…
 うーん、どうしたもんかね。

「はやく、はやく」

 急かすんじゃない。今考えてるだろうが。
 ……そうだ、そう言えばこれはまだ聞いてなかったな。

「なんで昨日帰っちまったんだ?」

 ちょっと気になってたことを聞いてみる。本当なら考えてるふりをして授業に戻るのが良いんだろうがどうせあと少しだ。
もう板書も追いつかんし、ちょうどいい時間つぶしにもなるだろ。

「昨日ね、なんかイライラしてたから帰えちゃった。なんでイライラしてたかは思い出せないんだけどね」

 話題終了。10秒でした。
 
「もうちょっと続かせる努力しようぜ」

「しょうが無いでしょ。ホントにそれだけなんだから」

 そのままグダグダ話してると、授業終了のチャイムが鳴った。あとは6限目だけか。今日俺は学校に何しに来たんだろうね。
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 23:22:42.75 ID:LXtn.sI0
ホームルームが終わり、掃除当番であるハルヒを置いて部室に向かっていると廊下で鶴屋さんにあった。
 こんにちは、今日も元気ですね。
 
「もちろんっさ!元気が売りの鶴屋さんだからねっ!今から部活かい!?」

 そうですよ。と元気パワーに押されながら答えると、鶴屋さんは少し真剣な顔になってこういった。

「ちゃんと前を向かなきゃだめにょろよ?」

 え?と聞き返した時にはにゃははは、と笑いながら鶴屋さんは行ってしまっていた。
 いったい何を言い出すのだろうかあの人は。
 前を向け?俺は普通に前見て歩いてたんだがな。もしかして姿勢悪かったかな?
 鶴屋さんは名家の跡取りだ。意外とそういうとこに厳しいのか?
 頭の上に?マークを浮かばせながら再度部室に向かう。
 旧校舎に入り階段を昇っていると上の方からハッハッハッハッという音?声?が聞こえてきた。
 なんだ?
 ゆっくりと上を見上げる。窓から漏れる日の光が眩しい。
 目を細め腕で光を遮りながら目を凝らす。
 そこには、黄緑色の犬…失礼。ハルヒによって犬にされたキミドリさんが舌を出してハァハァ言いながら立っていた。
 もちろん四足歩行で。
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 23:33:15.13 ID:LXtn.sI0
「まだ、戻れてなかったんですか…」

 ハルヒめ…何時までキミドリさんをこのままにして置くつもりだ。

「そうなんですよ。もうこの首輪にも慣れてしまいました」

 会長が急に変な趣味に目覚めても大丈夫ですね。

「なにを言ってるんですか?」

 すみません、失言です。唸らないでください。

「それよりも…」

 それよりも…そこまで言ってキミドリさんは口を噤んだ。

「それよりも、なにか変なことはありませんでしたか?」

 変なこと?なんだろうな…

「例えば、何かを思い出せなくなったとか」

「なんですか、それ。ボケの検査ですか?」

 そう言うとキミドリさんは少しムッとしたような表情をした。
 気がした。なんせ犬だからよくわからん。

「真剣に考えてみてください」

 なんでそんなに怒ってるんですか。
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 23:34:07.27 ID:LXtn.sI0
「ありませんか?」

 そう言われるとなにかあるような気がする。何だったかな。
 静寂が流れる。
 太陽の光に照らされてきらきらと光る埃が綺麗だ。

「……ない様ですね」

 諦めたようにキミドリさんが階段を降りていく。
 なぜだろう。なにか、言わなきゃいけない気がした。
 だが、何を言えばいいのやら。
 キミドリさんが階段を降りていく。
 見えなくなるまであと3歩
 ――2歩
 ―――――――1歩

「朝倉が!!」

 自分でもわけのわからない言葉を発したと思う。
 誰だよ、朝倉って。
 俺の知り合いにそんな奴はいないはずだが。
 
「ヒントです。なんで私はこの姿になってしまったんでしょうね?」

 俺の意味不明発言の後、立ち止り、それだけ言うとタッタッタと階段を降りて行ってしまった。
 その顔は微笑んでいるようだった。
 犬だけど、何故か分かった。
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 23:44:54.92 ID:LXtn.sI0
 いつも通り5人での団活中も、いつも通り5人での帰り道でも、キミドリさんが言った言葉が頭から離れなかった。

「ヒントです。なんで私はこの姿になってしまったんでしょうね?」

 確かに。言われてみればそうだ。その言葉を聞くまで犬なことに何の違和感もなかったが今は違う。
 なんでキミドリさんは犬になってんだ?
 原因はハルヒだ。それは分かってる。知ってる。
 ただなんでキミドリさんが犬になってるのか…
 それが、分からない。
 流石のハルヒだって何の意味もなく人を犬になんてしないだろ…
 
「キョン君ご飯食べないの?」

 ああ、そう言えばメシの途中だったな。大分長時間考えてたんだろう。俺以外の家族はほとんど食べ終わっていた。

「食べないならこのから揚げもらっちゃうよ?」

 もらっちゃうよ?じゃねぇよ。しっかり箸でつかんでるじゃないか。お前は、ハルヒか。
 と言うか、昨日もから揚げじゃなかったか?そう言えば。
 親にそう言うと、「とり肉安かったから大量に買ったのよ」らしい。二日連続かよ。
 せめて1回他を挟んで欲しかったね。食べるけど。
 妹にとられ残り一個となったから揚げに手を伸ばす。
 そのとき…
 
 
「それおいしそうだね」


「貰っていい?」


「予想以上に美味しかったから私の何かあげるよ」


 フラッシュバック。
 何処の誰とも知らないが、脳内で流れたそいつを確実に俺は知っていた。
 矛盾。だが仕方ないだろ?知ってるんだ。この声を。この顔を。
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 23:47:13.18 ID:LXtn.sI0
今日はここで終わります。
続きはまた土日になるかと…

ちょーゆっくり進行で申し訳ないですが完結はさせますのでよろしくお願いします。
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 00:33:42.98 ID:PPWwwI.0


楽しみに待ってるよ
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 14:08:39.58 ID:TvLpqf.0
ささのはらぷそでぃ


七夕なのに雨で残念だな
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/10(土) 22:57:09.02 ID:qiC.6Zo0
「大丈夫?」

 から揚げを持ったまま止まっていた俺に妹が心配そうに言う。

「ああ、大丈夫だ。あんまり腹が減ってなくてな」

 ごちそうさま。といって席を立った。思い出さないといけない。
 さっきのアイツを。知らないけど絶対知ってるアイツのことを。なぜかそうしなければいけない気がした。
 階段を昇り、散らかった部屋のベッドに腰掛ける。
 誰だ。誰なんだよ。
 脳をフルスロットルで回転させてアイツを記憶から探す。
 知ってるってことは友達か、最悪でも知り合いではあるはずだ。
 小学校…いない
 中学校…いない
 高校……
 ここまで来てキミドリさんのヒントを思い出した。
 なぜ犬になったか。
 おそらくそれが鍵なんだろう。
 キミドリさんが犬になっちまった時期。
 確か、図書館で見たときはまだ普通だった。
 けど翌日にはすでに犬になってたな…
 ん?まてよ?俺は、SOS団はなんで図書館なんかにいたんだ?
 目を瞑り考える。
 次の日、会長に連れられたキミドリさんを見たのは覚えてる。
 その週末、キミドリさんを連れてキャンプに行ったことも覚えてる。
 ただ、思い出せない。おそらく肝心であろう箇所だけが思い出せない。
 絶対ここなんだ。アイツがいる場所は…
 もっと潜れ。
 記憶の深層に
 ――――深く
 ――――――――深く
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/10(土) 23:21:06.16 ID:qiC.6Zo0
ブハァッ!!と長いこと水の中にいたように一気に息を吐き出す。
 
「ダメだ。思い出せん」

 キミドリさんが犬になってからのことを出来るだけ事細かに思い出してみたが収穫は得られなかった。
 俺の脳内は真っ暗闇だ。
 犬なキミドリさんと出会い、それをもとに戻すためのキャンプ。そして失敗。  
 どれもアイツとは結び付かず、謎は深まるばかりである。
 それにそもそものキミドリさんが犬になった理由も結局は分からずじまいだ。
 くそっ…キミドリさんもヒントじゃなくて手っ取り早く答えを教えてくれたらいいのに。
 そしたら一気にアイツの事も思い出せるかもしれないのに。
 まったく、未来人といい宇宙人といい超能力者といいどうしてこんなに回りくどいんだろうね。
 久々に使った脳は完全にオーバーヒートしている模様ですでに愚痴以外ではうんともすんとも言わなくなった。

「顔でも洗ってくるか」

 頭を切り替えるため洗面所に立とうとした時、足もとでガサッという音と共に何かが倒れた。
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/10(土) 23:21:48.92 ID:qiC.6Zo0
やばい、眠い…
明日また来ます
お休み
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/10(土) 23:52:45.97 ID:uAWtWb20
おつがんばれ
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/12(月) 00:08:47.31 ID:klSbtp60
「なんだこれ?」

 倒れた紙袋を拾い上げ中身を見る。
 
「洋服…?」

 白のワンピースに淡い水色のブラウス。
 キャンプ前にハルヒと買い物に行ったときに誰かに買ったものだった。

「ハルヒにはネックレス買ってやったけ…」

 あの日の事を思い出し再び脳が回転し始める。
 古泉に電話してキャンプ場を貸し切りにしてもらい、ハルヒに頼んで試着のマネキン役をやって貰った。
 あの日を思い出すたびに頭の中に疑問が浮かぶ。
 キャンプ場を貸し切る意味。
 マネキン役の必要性。
 そしてこの洋服は一体だれの物なのか。
 俺はこれを誰のために買ったのか。
 一つ考えるたび、脳のどこかで一つ光る。
 俺はその光のもとへ駆ける。
 光を見失わないように、そこだけを目指して、ただ真っ直ぐに。
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/12(月) 00:16:52.26 ID:klSbtp60
マネキン役がいないと服を選べなくて…
 
 ――俺が走った後は光の道になっていて

 服を着るならキャンプ場を貸し切らなきゃいけなくて…

 ――その光は明るく

 キミドリさんを犬にしちまった原因で…

 ――加速的に広がり

 いつも俺の横にいて…

 ――真っ暗で何も見えなかった俺の記憶を鮮明に、

 いつもハルヒ並みにうるさかったアイツ…

 ――隅々まで照らしていく。

「朝倉ぁぁぁ!!!」

 俺は紙袋を持ったまま部屋を飛び出した。
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/12(月) 00:18:19.26 ID:klSbtp60
↑「朝倉…!」でお願いします
なんとなくwwwwww

そしてお休み

グダグダに付き合ってくれてる人アリガトウ
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 03:48:52.02 ID:8Kc/sY60
>>354だとギャグ漫画っぽい絵で再生された
>>355だとシリアスな感じで再生された

あぁ、あとおつ!
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 03:49:32.78 ID:8Kc/sY60
>>386
安価ミスった

>>384>>385でした
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 07:44:38.46 ID:x60u2UAO
乙!

見てるから頑張って
389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/16(金) 06:36:36.96 ID:7xbKI.DO
たのしみ
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/18(日) 23:39:02.38 ID:vqmihFY0
>>386
やっぱりですか。変えてよかった。かな?
文章って難しいね。

>>388-389
アリガトウございます。楽しんで貰えるかはわかりませんがよろしくお願いします。
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/18(日) 23:54:21.97 ID:vqmihFY0
全て思い出した。肝試しの事も、キミドリさんのことも、キャンプの事も。
 それと同時に一つの予測と一つの疑問が生まれた。
 誰が朝倉についての記憶を消したか
 なんで朝倉についての記憶を消したか
 記憶を消した理由は分からんが、誰が記憶を消したのかは大体分かる。
 というよりそんなこと出来るやつコイツ以外そうおらん。
 携帯を取り出しワンコール。

「…」

 そいつはすぐに電話に出た。

「長門、緊急事態だ。すぐに俺のとこまで来てくれ」

「…了解した」

 一瞬の間をおいて返事があり、次の瞬間にはもう俺の目の前に長門が立っていた。
 瞬間移動かよ。
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 00:12:26.20 ID:qJPd0.w0
「悪いな、呼び出して」

「いい」

 まばたきもせずジッと俺の目を見る。

「朝倉の記憶を消したのはお前か?」

 そう聞くと長門はパチパチとまばたきをした。
 
「なぜあなたが朝倉涼子の名前を…」
 
 覚えているの?そこまでは言わなかったが明らかに予想外、という表情をしていた。あからさまには表に出していなかったが。
 長門にしちゃ珍しい顔だな。
  
「今朝からずっとなにか引っかかっててな。ずっと考えてたんだ。それでこの紙袋を触ったら全部思い出した」 

 紙袋を前に出すと長門は受け取り、指の腹でそっと撫でポソリと「涼宮ハルヒ…」と呟いた、ように聞こえた。
 そして納得したかのように俺の方を向きなおし、静かに言った。

「朝倉涼子についての記憶を消したのは私」

 そうか、やっぱりお前か。

「なんで朝倉についての記憶を消したんだ?」

 どう返ってくるんだろうか。また情報統合なんちゃらの命令じゃないだろうな。

「朝倉涼子の意思」

 なんだって?朝倉の意思だと?なんでだよ、なんでそんなことする必要があんだよ…
 顔が少し熱くなる。

「私には不明。朝倉涼子は涼宮ハルヒにより人間になり、私たちヒューマノイドインターフェースには理解できない思考、感情を得た。
おそらくそれが原因であると考えられる」

 長門は淡々と言葉を紡ぐだけだった。
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 00:28:49.95 ID:qJPd0.w0
薄暗い街灯の並ぶ道で向かい合う。本当はもっと色々と聞いた方がいいんだろうがそれは後回しだ。
 今、最優先すべきものは――

「朝倉は何処にいる?」

 朝倉の真意を聞くことだ。お前はSOS団の一員なんだよ。勝手に抜けられちゃ困る。

「朝倉涼子は存在しない」

 は?今なんていった?長門の肩をつかみ聞き返す。

「すでに情報統合思念体によって収集された。もう、朝倉涼子という個体はこの世界に存在しない」

 予想外だ。これは予想外すぎる。記憶だけじゃなく存在までなくなっちまったってのか?
 どんな理由ならそこまでするんだよ!?
 
「これも朝倉涼子の意思」

「ふざけんな!今すぐ朝倉と話をさせろ」

 長門の肩を揺さぶる。別に長門が悪いわけじゃない。ただ、それしか俺に出来ることなんてないんだ。

「申し訳ない」

 顔の前に長門の手が伸び視界を遮る。そして朝比奈さんとの時間逆行の時のような強烈な目眩が襲い、意識を遠ざけていく。

「ごめんね、長門さん。こんな役目をしてもらって…」

「いい。あなたはこれでよかった?」 

「うん。そうだ、キョン君!せっかくだしこの服貰ってくね?」

 薄れゆく意識の中で、確かに俺は朝倉の声を聞いた。
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 00:43:38.75 ID:qJPd0.w0
 

 服なんて幾らでもやるから――消えんじゃねぇ――――


 夢を見てた気がする。もう思い出せないが、悲しい夢。
 今日は土曜日、いつも通りSOS団の不思議探索がある日だ。時計は8:30を指していた。

「参ったな。集合は9:00だったか…」

 間に合わないわけじゃないがあいつら全員集合が早いからな。今日も奢りは確定だろ。
 一体何時から来てるんだろうな。今度一時間前にでもいってみようか…それでも俺が行く時にはすでに全員揃ってそうだが。
 パパッと着替えを済ませ、寝癖も適当に直す。気付かなかったが携帯にはハルヒからの起きろメールが来ていた。6:30に。
 起きるのはえーよ。

「遅い!罰金!!」

 約束の九時には間に合ったがやっぱり俺が最後だった。寝坊したけど自転車全力で漕いできたんだ。それに九時には間に合ってるだろ?
勘弁してくれ。
 そんな俺の小さな願いも「アンタが寝坊するのが悪いんでしょ。諦めなさい!」と一蹴された。
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 00:54:03.55 ID:qJPd0.w0
 喫茶店での班決めタイム。っつーか朝飯タイム。ハルヒはジャンボパフェにコーヒー、サンドイッチを注文した。長門も同じような感じだ。
よく朝っぱらからそんな食えるな。朝比奈さんは紅茶、古泉はコーヒー。朝比奈さんはいつでもどこでもだが、この時だけは古泉も好きだ。財布的な意味で。
 自分のコーヒーをチビチビ啜っているとハルヒがいつも通り2本のつまようじに印をつけていた。
 今日は誰とだろうな。個人的には朝比奈さんか長門とゆっくりしてたいんだが。
 
「今日、不思議探索サボってゆっくりしてようとか考えてんじゃないでしょうね?」

 エスパーかお前。

「アンタの考える事なんてお見通しよ!」

 胸を張って踏ん反り返る。そのときハルヒの胸にいつもは見ないネックレスを見つけた。いや、胸を見てた訳じゃないぞ?
 
「珍しいな。お前がネックレスしてくるなんて。買ったのか?」

 一年以上付き合いがあるが、そう言えばハルヒが装飾品をしてるのは初めて見た気がする。

「え?これアンタがあたしにくれたんじゃなかったっけ?」

「なんで俺がお前にネックレスを買わにゃならんのだ」

 そうは言ったがなんか俺が買ったような気がしてきた。何だこれ?俺ボケたのか?

「自分じゃ買わないと思うんだけどなー」

 お前もボケたんか。

「うっさいわね。何でもいいわよ。あたしが気にいってるからそれでいいの!さっさとクジ引きなさい!」

 促されるままクジを引くとハルヒ、長門、俺グループと朝比奈さん、古泉のグループに分かれた。
 古泉!まじデートじゃないんだからな!遊んでたら[ピーーー]からな!
 ハルヒに引きずられながら店を出ていく俺に古泉は笑顔で手を振ってきた。  
 やっぱり俺アイツ嫌いだ。
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 01:04:09.08 ID:qJPd0.w0
「有希!今日はここ行かない!?クレープが美味しいらしいのよ!」

「行く」

「じゃあ早速行きましょ!キョンの奢りで!」

 雑誌を指差しながら身振り手振りを加えながら楽しそうに話す。ちょっと待て、不思議探索はどうした。そしてなんで俺の奢りなんだ。

「不思議探索はもちろんやるわよ。もしかしたらこの店までの道に宇宙人がいるかも知れないじゃない!だから気ぃ抜くんじゃないわよ!!」

 ほう、こんな駅前の大通りに宇宙人がいるのか。学者もビックリだな。

「意外と身近な所に不思議は隠れてるもんなの!あとアンタの奢りなのは今日遅刻したからよ」

 だからさぁ九時には間に合ったんだから許してくれよ。破産しちまう…

「破産したくなかったら皆より早く来なさい!」

 長門を連れてグイグイ前に進んでいくハルヒ。それについて行く俺。すれ違う人の数は土曜だからだろうな、結構多い。
 もしかしたらハルヒの言うように意外と紛れてたりしてな。宇宙人。
 そんなことを考えてると、
 
『涼宮さんとずっとずっとお幸せにね』

 ふいに、脳内にそんな言葉が流れた気がした。
 その声はやさしくて…
 知らないけど知ってる、一番近くで聞いていた声で…
 思わず振り返り、声の主を探す。
 人ごみの中に、俺の進路とは逆の方向に歩いて行く、白のワンピースに淡い水色のブラウスを着た人を見た。
 さっきの声はあの人の声だ。そう確信している自分がいた。
 しかしなんだ?今のは?
 
「キョーン!!何してんのよ!!置いてくわよ!!」

「おぉ、すまん」
 
 まぁ、勘違いかなんかだろ。何かあるなら長門が言ってくるだろうし。
 そう結論付けてハルヒの方に歩み寄る。
 あの人との距離は離れ、ハルヒとの距離は縮まっていく。

〜FIN〜
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 01:06:27.32 ID:qJPd0.w0
ってことで終了です。長いことグダグダで幼稚な文に付き合ってくれてありがとうございました。

ハルヒの事とか、朝倉の事とか色々端折ってますがこれは地の文が一人称(のつもり)なんであえて省きました。

キョンが全部知ってんのはおかしいだろってことです。

最後に朝倉と再会させたら説明とか出来たかもですが、それはなんかしたくなかった。
 
文章力とか構成力がもっとあればもっと見てくれた人に親切な感じで出来ると思うんですが如何せんそういうのないもんでwwww

不親切ですいません。

仕事がひと段落ついたらまたスレ立てしたいなぁとか思ってるんでその時はよろしくお願いします。

次は書きためとかするかなぁ…その場その場はやっぱ色々きついわwwwwww

それでは見てくれた方、アリガトウございました!!
398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 01:08:03.64 ID:qJPd0.w0
あーあと、批評っていうのかな?
なんかここがダメとか、ここ良いとか色々教えてくれたら嬉しいです。
次につながると思うんで。
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 02:59:51.67 ID:MlWDY4g0
おつ!

おれはこのss結構すきだよ
まぁ国語力、文章力は皆無だから批評とかはできないけどwwwwwww
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 03:13:38.08 ID:.Qlb6oDO
>>1
喜緑さんはそのまま?
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 09:00:49.88 ID:JVRfclI0
GJ
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 14:15:56.00 ID:Rlgt3r60
乙!
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/19(月) 14:46:06.82 ID:qJPd0.w0
>>400
多分そのままですね。
みんなの記憶から朝倉関連は全て消えちゃいましたし。
でも喜緑さんはきっと会長の犬生活を楽しんでますよ。
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