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ハルヒ「ヤンデレ?」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 17:38:13.98 ID:4quMWMDO
「キョン!放課後、部室に来ること…いいわね?」

「すまん、朝比奈さんと買い物の予定が…」

「…そう、じゃあ今日は中止かしら…」

「ああ、悪いな、ハルヒ(珍しく素直だな)」

(許さないわ、あのメス豚!殺してやる…)
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/03(月) 17:39:41.47 ID:TUbwIMDO
20レスいかずに放置が目に見えてる
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 17:41:10.30 ID:4quMWMDO
―夜

「今日の朝比奈さん、また一段と可愛いかったな…」

買い物に付き合って、アドレス交換と言うイベントまで発生したのは嬉しい誤算だった。

「早速、メールするか」

携帯を開き、画面を見る。
『着信58件』
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 17:42:16.85 ID:4quMWMDO
「な、何だ…これは」

恐る恐る留守電を再生する…。

「キョン、やっぱり、今日は部室に来なさい!いいわね?」

「キョン!?アンタ、私を無視するとは、いい度胸ね…」

「ふん!もう知らないからっ!」

「ねぇ…怒ってないから戻って来なさいよ…」

「キョン…」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 17:43:43.38 ID:4quMWMDO
―翌日

俺は学校を休んだ。昨日の事が頭から離れず、気味が悪かった。

「お、お邪魔しまーす…」
「!」

「見舞いに来たのよ♪」

「どうやって…入った?」

「あら、合鍵よ。ほら…」スッ

(合鍵…だと?)
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 17:44:48.55 ID:4quMWMDO
「体調悪いんでしょ?お粥、作ってあげる」

「あ、ああ、すまんな」

(下手に話を掘り進めて刺激するのは止そう…)

「〜♪」

(ハルヒの機嫌が良いのは明らかに分かった。こいつ、俺のことが好き…なのか?)

「ほら、召し上がれ」

「ああ…」

(とりあえず、礼を言っとくか)

「ありがとな、ハルヒ」

「な、何よ//」

ハルヒの頬が赤く染まったのを見て、不思議と安堵してしまった。
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 17:45:53.46 ID:4quMWMDO
―翌日

食パンを片手にテレビを点ける。昨夜、ハルヒは泊まって看病する!と言い出したので大丈夫と言って帰した。

天気予報がライブ中継に切り替わった。

「ん?」

『今朝、午前7時頃に◯◯川から女性の水死体が発見されました!所持品から身元は、朝比奈みくる(?)と判明しています!』

「おいおい、冗談だろ…」

俺は、急いで学校に向かった。
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 17:49:24.00 ID:4quMWMDO
校舎に入って、異変に気づく。

「人が…いない?」

この時間帯、生徒が溢れているのが普段の光景。まして、あのニュースの後である。

「…部室に行ってみるか」
非常事態でも、彼等に会える…不確かな自信があった。彼等は『特別』な存在であり、自分自身も共に非日常を体験してきた。

案の定、扉を開けると馴染みの面子が揃っていた。

…そう。―朝比奈さんを除いて―
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/03(月) 18:10:34.89 ID:3ZYtYgDO
終わり?
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 18:15:30.51 ID:4quMWMDO
>>9 更新遅いんで汗

「キョン…」

嘘じゃ…ない。彼女は、もう…居ない…のか。

「…朝比奈さん」

ハルヒは俺を見ると悲しい表情のまま、部室を出て行った。

すると、沈黙を決め込んでいた二人が口を開いた。

「―今回の事は残念ですが紛れもない事実。そして、犯人も分かっています」

「誰が、やったんだ?」

「…涼宮ハルヒ。そして、今回の事件の発端は貴方にある」

「俺の…せい?」

―外は雨が降っていた。雨音が、いつもより耳に響いた。
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 18:16:26.64 ID:4quMWMDO
「彼女は…貴方に好意を抱き、貴方と親しくなった朝比奈みくるに嫉妬した様です。彼女の遺体が発見された数分前に、閉鎖空間が一瞬膨大しました」

「嫉妬だと?そんな理由で彼女は殺されたって言うのか!?」

「…貴方の携帯が点滅している」

長門に言われて携帯を開いた。―新着メールが1件。

『屋上で待ってるわ』

「…行ってくる」

明確な殺意を持って、部室を後にした。
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 18:17:32.34 ID:4quMWMDO
―屋上

「お前が、朝比奈さんを殺したのか?」

「ええ、そうよ♪貴方の悲しむ顔、見たくないけど私を見てくれないのが悪いのよ?」

「てめぇ!」

俺は、ハルヒを力任せに殴った。こいつは…殺さないと駄目なんだ。

「ふーん、メス豚の事、まだ好きなの?…お仕置きが必要ね」

ハルヒは袖口からナイフを取り出した。危機感を覚えて屋上から出ようとしたが扉が開かない。ハルヒの力か?

「―くそ!開け!開け!」

足音は迫ってくる。振り向いた時には眼前に刃があった。
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 18:28:10.64 ID:vEc/SzEo
見てるよ
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 18:35:34.83 ID:4quMWMDO
「くっ…」

思わず目を閉じた。

鈍い音がして目を見開く。

「貴方は私が守る」

長門の手のひらをナイフが貫通していた。

「あら、有希?邪魔しないでくれる?」

「断る」

「あぁ、そう…」

ハルヒがナイフを引き抜くと長門の右手が消滅した。間髪入れず長門の体に斬痕を刻む。切り裂かれた箇所が消滅していく。

「…未知のエネルギーを確認。解読不可」

相手は、仮にも『神』の力を持つ少女なのだ。長門を以てしても止めることは出来ないのか…。

「長門!」

長門は両手両足を失っていた。
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 18:54:53.75 ID:4quMWMDO
振り上げられた腕が長門の顔面に迫っていく。

ただ、駆け出していた。長門を救うことだけを考えて。

「!」

体当たりで、ハルヒを吹っ飛ばした。長門を抱えて距離をとる。

「ちっ…」

ハルヒが舌打ちをして、ナイフを深く握りしめる。多分、次は殺られる。

「…さよなら」

諦めかけた瞬間、扉の開く音がした。

古泉「やれやれ、どうやら僕の出番ですね」

柔らかい口調とは裏腹に、古泉は鋭い眼光でハルヒを睨んだ。
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 19:16:38.51 ID:4quMWMDO
「彼女が、嫌な予感がすると行って屋上に向かったので、後を追ったのですが…手遅れでしたか」

古泉は、開けっ放しの扉を指さし、

「時間を稼ぐ間に出来るだけ遠くに逃げて下さい!」
そう、叫んだ後、

「貴方と過ごした時間、嫌いじゃなかったですよ」

小さく呟き、ハルヒに向かって行った。

「…すまない」

俺は、長門を抱えて階段を駆け降りた。途中、古泉の悲鳴が聞こえたが…今は逃げる事しか出来なかった。
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/03(月) 21:23:43.41 ID:WuxeSgAO
こわいんだけど
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 21:51:46.32 ID:IHdc1V.0
びっくり
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/03(月) 23:56:23.80 ID:6Q8W4Nk0
古泉ィィィィィィィ!!
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/04(火) 02:01:16.49 ID:w6MxXwAO
え?先生終わりっすか?
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 11:14:38.56 ID:bha/Mt.0
なんなの?この古泉のかっこよさ
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 12:23:56.87 ID:3X3KE2DO
更新遅れます汗

「長門!?肉体を再生出来ないのか!?」

「解析不明の力が…回復をブロックしていr」

校門から脱出を試みるも、閉鎖空間の壁に遮られた。

「貴方に…言っておく必要が…あr」

長門が掠れたノイズの様な声で話し始めた。

「貴方は、涼宮…ハルヒの抑止力。一般人のカテゴリとは…違う。特別n…存在」

「何の話だ?」

「混乱を、避ける上でn機密事項…貴方は…」

長門は突然、血を吹き出した。

「おい、大丈夫か!?」

「…貴方の……事g…好き…だ…っ…t」

―彼女の声は…もう、聞こえなかった。
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 12:35:57.06 ID:3X3KE2DO
長門の体は、光の粒子へ姿を変えた。

「長門…」

彼女の言葉…特別な存在…って言うのは一体…。

悩んでも突破口が掴めない。俺は、宇宙人、未来人、超能力とは違う。一般人だと思っていた。

「みーつけた♪」

―神様は、回答する時間を与えなかった。
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 12:54:16.07 ID:4dcwHQAO
これから用事だってのに…
支援
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 13:18:26.09 ID:3X3KE2DO
「…」

無言で立ち上がり、ハルヒを見る。勝算なんて…ない。三人の為に…拳を握る。

「今、謝るなら許してあげる」

「お前と結ばれるなら…死を選ぶ」

「アァ、アアァァッ」

紙一重でナイフを避ける。…切っ先に集中。隙を見計らって、殴る。殴る。

焦点の定まらない目で、俺を見据える。と、周りの鉄柵が軋み始める。形を変えて、迫ってくる。

「くっ…」

回避が間に合わない。

「かはっ」

肉体が悲鳴を上げる。神の力に全身が警告を発する。
「…さよなら」

鉄柵の蛇が迫ってくる。

「…皆」

呟いて目を閉じた。
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 23:35:31.97 ID:zBKnyZQ0
続きはまだかっ
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:20:18.40 ID:yQTs9sDO
まだ
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 03:51:58.98 ID:Z8nneMDO
「…?」

鉄柵は、寸前の所で止まっていた。動く気配が無い。

「…私と同じ。…普通じゃない…って事ね」

これが、長門の言っていた俺の正体なのか。唯一、対抗出来る存在。

「薄々ね。同じ匂いが、したのよ…。キョンから」

穏やかな口調で語る少女の急変ぶりに、面食らいつつ、会話を続ける。

「私と貴方は似た者同士、アダムとイヴ…なのよ。」

「アダムと…イヴ?」

「神より産み出された男女。神の力の片鱗を振るう人間。それが、私達。」

ハルヒは、自分と同じ匂いのする俺を見つけて、心から嬉しかったらしい。人生に希望が芽生えたと語った。

「だが、殺人は殺人だ。ハルヒ、罪は償う為にある」

「…そう。もう、駄目みたいね。でも、いいわ。償ってあげる。私の孤独は、満たされたから…」

ハルヒは、深呼吸して息を整えた。

「私を、殺しなさい」

そして、渡されたナイフをハルヒの体に刺し込んだ。すると、消滅しながら…少女は救われた顔をしていた。

「さよなら、アダム」

「ああ、お別れだ。イヴ」

決して、結ばれなかった俺達。でも、この瞬間だけ…二人の気持ちが繋がった気がした。

―と、その時。消え入る彼女の口が動いた。

「ん?」

「逃げなさい!」

叫んだ後に消滅した彼女。同時に突然、銃声が聞こえた。そして、その場に崩れさる。

「撃たれた…のか?」

背後を振り返る。視界が歪む。朧気だが、見慣れた髪が風に揺れていた。

「貴女…はッ」

今は亡き、朝比奈みくるが『ソコ』に立っていた。
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:44:43.59 ID:Q6ArtcAO
wktk
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 19:48:02.98 ID:jDGRbcAO
マダー?
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/14(金) 00:10:46.72 ID:/8wUJf60
もう、一週間たった…
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:22:49.64 ID:vOCQ1860
こりゃHTML化行きだな
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/05/31(月) 21:01:51.75 ID:8cpfFEko
支援
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/05/31(月) 21:11:40.51 ID:fm6oI.k0
支援
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/05/31(月) 21:17:15.09 ID:QjeWsVU0
支援
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/05(土) 10:37:28.31 ID:xGDa3AMo
書き手のレスがないまま1ヶ月が経過したのでご案内

続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
みんなで仲良く製作速報を使えるようになるべく放置スレを減らしましょう
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 03:29:15.75 ID:K1rI0YQo
1週間以上全くレスがなかったので誰もいないと判断してHTML依頼してきますね
おつかれさまでした
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