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御坂妹「私......あなたのことが好き」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :リの字 [sage]:2010/05/21(金) 00:22:04.96 ID:R.glDHc0
上条×御坂妹が書きたくてやった。

後悔も反省もしていない。

SS初心者。尚且つ携帯で投下遅いが、末永く見守っていて欲しい。



舞台は戦争が終わった翌年春です

色んな人が仲良くなってます。まあぼちぼち出せていければと考えています。

さあ、いくぞよ




ーーー春休み、ある日の午後ーーー

上条「んんー......いい天気だなあぁ.......」

黒髪のツンツン頭の少年、上条当麻は久し振りに補修の無い一日を近所の公園で過ごしていた。

上条「大の高校生が昼間から公園でぼんやりとは痛々しいですなー。しかも一人とか笑えないっす......」

別に上条に友達が居ないわけでは無い。単純にお金がないのだ。

彼の家に居候していた暴食シスターは現在イギリスに里帰り中である。

しかし、常に不幸である上条のお財布事情がそこまで楽なわけでも無く、結果として遊びに行けず、ぼんやり休日を過ごしているのである。

公園の前の人通りを眺める上条の目に見知った顔が写り込んだ。

上条「あれ?御坂妹、何してんだ?」

そこに居たのは、学園都市が誇る7人のレベル5の第三位、超電磁砲こと御坂美琴の体細胞クローンである妹達の一人、検体番号10032号こと御坂妹であった。

上条「おおーい!御坂妹ー!」

御坂妹「!?ああ、丁度良かったです。とミサカは思わぬ遭遇に感謝いたします」

と、上条に気がついた御坂妹は、彼に歩みよりながらそう言った。

上条「感謝?まだ上条さんは君に何もしていないのですが?」

御坂妹「今から私が感謝することをしてもらいたいのです。」

上条「なーんか不幸の予間がするのですが……乗りかかった船だ、上条さんにできる事ならなんでも言いなさい!!」

御坂妹「それでは遠慮無く。今日から一週間ほどミサカをあなたの家に置いて欲しいのですが。とミサカはお願いを述べます」
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/21(金) 00:26:39.00 ID:k82BPRoo
まだ1レスだがちょっと期待
3 :リの字 [sage]:2010/05/21(金) 00:28:58.52 ID:R.glDHc0
一瞬、御坂妹の言葉の意味がよく理解できず、聞き返す。

上条「置いて欲しいって……要するに泊めろってことですか?」

御坂妹「ええ、そういうことになりますね」

上条の思考が停止寸前まで追い込まれる。しかし、残った部位をフル稼働させ御坂妹に質問を返す。

上条「え、えーとですね……ちょっと確認しても良いですかね?なんで上条さんの家に泊めて欲しいのでせうか?」

御坂妹「実は、ミサカが普段生活しているリアルゲコ太病院が改築することになりまして、ミサカの居場所が無くなってしまったのです。とミサカは理由を説明致します。」

寝耳に水の話だったが、一々話をぶった切らないように注意をしながら、上条は会話を進める。

上条「改築って、患者さんは?」

御坂妹「患者さんは、一旦別の病院に行ってもらい、改築が終わったら戻って来てもらうことになっています」

上条「へえ、でもあの病院お前以外にも後二人妹達いただろ?そいつらはどうすんだ?」

御坂妹「10039号と19090号なら調整の為に別の研究施設に行っていて、来週まで戻って来ません。とミサカはあなたの質問に答えます」

上条の頭に、何故お前は残ってるんだ、という疑問が浮かんだが、体調などの問題だろうと一人で納得する。

上条「それで、一人病院に残ってしまったお前は行き場がないので、上条さんの家に泊めて欲しいと」

御坂妹「そういうことです。とミサカは一連の説明を終えてスッキリした顔で言います」

上条「うーん、そういうことなら泊めてあげましょう。女の子が居候するのは上条さん慣れてますから」

御坂妹「ほほう、慣れているとはどういうことか聞かせてくれませんか?とミサカはドスの聞いた声で説明を要求します。」

上条「いっ、いやぁインデックスで慣れてるって意味だからさ......そんなに疑いの目線を上条さんに向けないでください......」

一話 -終了-
4 :リの字 [sage]:2010/05/21(金) 00:30:24.98 ID:R.glDHc0
一応、これで一話終了です。次は御坂妹が上条さんの家に行きます。

しかし、書き終わってない・・・

明日には投下するからな!!
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 00:33:15.81 ID:Ye85z.DO
明日がwktk
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 01:05:55.24 ID:BPrEyMAO
向こうのスレの人か
更新楽しみです、がんばれ
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 02:49:53.04 ID:loRKLv6o
あと9人だよ
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 04:13:38.51 ID:y4a9gAAO
期待…13577号は俺の隣で寝てるから問題なし
9 :リの字 [sage]:2010/05/21(金) 18:50:20.30 ID:R.glDHc0
投下

短いけど後でまたくる。今日中にな!!


ー上条宅ー

上条「ただいまーっっと......誰もいないけど」

御坂妹「お邪魔します。とミサカは脱いだ靴を揃えてあなたの部屋に上がり込みます」

二人は先ほどの公園から上条の家に移動していた。

御坂妹「へえ、キチンと片付いていますね。と少々驚きの声を漏らします」

彼女の言うとおり、一人暮らしの男子学生の部屋にしては十分な程に整理整頓された部屋だ。

上条「まあ、上条さんの家事スキルはそこいらの男とは段違いですからねー」

と胸を張り、続ける

上条「んで、御坂妹にはベッドで寝てもらおうと思うんだけど、いいよな?」

部屋のすみに一つだけ置いてあるベッドを見た途端、御坂妹の頭の中にイケナイ妄想が駆け巡るーー

御坂妹(ベベベベベベッド一つしか無いじゃないですか!! もしかして一緒に......そんな事になったらミサは、ミサカはぁ......)

上条「ん?どうした?おーい、御坂妹ー!」

御坂妹「はっ!申し訳ありません、少しぼーっとしていました。とミサカは謝罪します」

上条「もしかして布団の方が良かったりするか?」

御坂妹「い、いえそういう訳ではないのですが......もしミサカがベッドに寝たら、あなたは一体どこで寝るのですか?とミサカは気になる事を聞いてみます」

上条「まあ上条さんは風呂場に布団もってって寝ますかね」

御坂妹「そうですか......そんなにミサカと同じ空間で寝たく無いのですね......とミサカは落胆します」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 22:00:59.92 ID:.NzUP0I0
スレ立てたのか
期待
11 :リの字 [sage]:2010/05/21(金) 22:58:18.83 ID:R.glDHc0
上条「いえいえ、そんなことは全く無くてですね......なんか間違いがあったらどうしようかなーなんて......ははっ......」

御坂妹「あなたならそんなことはしないとミサカは信じています。とミサカは自信を持って断言します」

上条「そ、そうか......なら上条さんは布団で寝ますからね」

御坂妹「わかって頂けた様でなによりです。」

御坂妹(というか間違っても別にミサカは......)

上条「ん?御坂妹なんか言ったか?」

御坂妹「な、なんでもありませんよ、とミサカは否定の言葉を口にします」

上条「んー?ならいいや。おっともうこんな時間ですね。御坂妹お腹すいたろ?飯作るからちょっと待ってろよ」

上条はそう言って立ち上がり、キッチンへと歩いて行く。いわれてみて初めて自分が空腹であることに気がついた御坂妹が壁にかかっている時計を見ると、既に七時近い時間である。

御坂妹「ミサカも何かお手伝いしましょうか?」

上条「いやー、特に無いや。それより御坂妹なんか苦手なもんあるか?」

そうキッチンから顔だけ出してたずねる

御坂妹「いえ、特にありません。とミサカは自分の好みを報告します」

上条「そっかー、分かったー」

そういうとまた、上条の顔がキッチンへと戻って行った。

御坂妹(別にミサカはあなたの作ったものならなんでも美味しくいただけます......もちろん、あなただって......キャー)

そんなことをやっているうちに、出来上がった料理を持って上条がキッチンから帰還した

上条「今日は御坂妹が来て初日なので、奮発して生姜焼き定食にしてみたんだけど、どうだ? 」

御坂妹「とても美味しそうです。とミサカは率直な感想を述べます」

上条「おうおう、ありがとうな。そんじゃあ食べるか」

上条・御坂妹「いただきます」

御坂妹「美味しいですねこれ」

上条「ありがとな。そういえばまともに料理の感想もらったのは御坂妹が初めてだな」

御坂妹「っえ?!」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/21(金) 23:22:31.94 ID:r3.Wudk0
sien
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 23:27:24.15 ID:M6sdz7E0
C
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 23:55:38.78 ID:wlMXGnQ0
しえ
15 :リの字 [sage]:2010/05/22(土) 00:29:38.39 ID:SRZWjdI0
上条「いや、インデックスは食えればいい派の人だから、感想とかあんまり言わなかったんだよな」

御坂妹「そ、それは光栄です。とミサカは照れてみます。えへへっ......」

上条(ぐはっ‼ なんだ...これは...御坂妹可愛い......さっきはあんな事言ったけど、俺の理性耐えられるかなぁ......)

そんなこんなで夕飯も終わりーー

上条・御坂妹「ごちそうさまでした」

上条「さて、上条さんは洗い物をするので、御坂妹は先に風呂入ってくれ。もうじき汲めるだろうから」

御坂妹「それでは、一番風呂いただきます。とミサカは浴室へ向かいます」

そう言い置いて、御坂妹は浴室に向かった。

上条「さぁーてちゃっちゃと洗い物しますかねー」

上条のキッチンでの死闘が始まる......
16 :リの字 [sage]:2010/05/22(土) 00:32:04.70 ID:SRZWjdI0
ーー浴室ーー

御坂妹「ふぅ、いいお湯です。とミサカは丁度いい湯加減にうっとりとします」

御坂妹「しかし、今夜はあの人と二人っきりですか......」

御坂妹の脳裏に今キッチンで洗い物をしているであろう少年の顔が浮かぶ

御坂妹「寝てる間に、きっ、既成事実でも作っておけば......」

上条「おーい御坂妹」

御坂妹「はっ!はひっ!!」

突然浴室の扉越しに上条の声が聞こえてきた

上条「着替え、俺のやつだけどここに置いとくから」

御坂妹「はい、ありがとうございます。とミサカは感謝の意を述べます」

上条「おーう。のぼせんなよー」

そう言って上条の気配が遠のいて行った

御坂妹「さっきの独り言......もしや聞かれたかもしれないですね......とミサカは胸中の不安を吐露します」

そしてーー

御坂妹「いいお湯でした。とミサカはあなたに報告します」

上条「そうか、じゃあ冷めないうちに俺も入るわ」

そう言って上条は浴室へ行った。それを確認してから

御坂妹「今日は一日疲れました。とミサカはその原因であるあの人に聞こえない様に呟きます」

そして、ベッドでは無く布団に横たわり、

御坂妹「当麻の......鈍感野郎......少しはミサカの気持ちに気付いてくれたって......とミサカは......あの人に......愚痴を......言って......スゥスゥ」


上条「あぁーいい湯だったーってあれ?御坂妹寝ちまったのか」

風呂から上がってリビングに戻ってきた上条が見たのは、自分が寝るはずの布団に横たわって寝息を立てている御坂妹だった。

17 :リの字 [sage]:2010/05/22(土) 00:32:36.39 ID:SRZWjdI0
上条「まったく、しょうが無いお姫さまですこと」

そう言って上条は御坂妹を抱き上げると、本来の彼女の場所であるベッドへと運ぶ

上条「しかし、御坂妹の寝顔可愛いな......頬っぺたとか柔らかそう......はっ!上条さんは今不謹慎な発言をしましたね!危ない危ない......ってあれ?御坂妹?」

寝ている御坂妹が上条の寝巻きを手でがっちりと掴んでしまっているのだ

上条「あのー?御坂妹さん?放してくれないと上条さん寝られないんですが......」

御坂妹「スゥスゥ......」

上条「だあああ!完璧に熟睡されてるよこの人っ!」

御坂妹「......当麻......」

上条「ん?」

御坂妹「ミサカを......私を......守って......」

上条「ああ、約束する。どんな事があっても、俺はお前を守るよ。だから安心してお休み、御坂妹」

そう言って、上条は彼女の頭を優しく撫でる。

すると、がっちりと握られていた彼女の手が緩んだ。

上条「安心してもらえたみたいだな......さぁて上条さんも寝ますかねー」

と上条は部屋の電気を消した。

二話目 ー終了ー
18 :リの字 [sage]:2010/05/22(土) 00:35:35.90 ID:SRZWjdI0
と二話目終わってみた。

何か日付またいじゃってすいません

明日も同じ位の時間から投下開始すると思われるので、お願いするぜ!

後、支援レスありがとうです

とても励みになりました。これからもよろしくおねがいしますぅぅぅぅ!!
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 00:36:48.65 ID:qHw9aVgo
素晴らしいです
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 00:43:42.67 ID:DPuMuYw0
面白いですq
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 10:10:03.99 ID:lQwoC260
おもしろい
御坂妹かわいい
22 :リの字 [sage]:2010/05/22(土) 22:29:20.59 ID:SRZWjdI0
>>19-21

ありがとう、そしてごめんなさい
今日は投下出来そうにありません......
待っててくれた方申し訳無いが明日には投下予定なので、それまで我慢してください......
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 22:46:20.29 ID:U.IZAQEo
読みたいスレは伸びなくてどうでもいいスレに限って伸びまくってるから困る
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:50:34.76 ID:/0VDF2o0
>>23
お前は俺か
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 11:52:51.60 ID:YawsF6Io
MNWが出来て以降ネタスレが頻発しているから基本路線は逆に新鮮だな。
期待です。
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 17:14:39.17 ID:H8TaTNIo
これってどこぞのスレでいってたやつ?
27 :リの字 [sage]:2010/05/23(日) 21:50:57.32 ID:8tUUtdg0
>>26そうっす見くれてたなんて嬉しいっす。

てなわけでお待たせしました、投下のお時間です。短いけど......


朝、それは誰にだって平等に訪れる

上条だって例外では無い。いつと同じかどうかは別として......

上条「んー......ふぁ......あぁー......朝か」

眠たそうな眼をしてこの家の主上条当麻は目を覚ます。彼が寝ている布団の隣、本来ならば彼が寝ているはずのベッドには可愛らしい少女、御坂妹が寝息を立てていた。

上条「しかし、ここまで幸せそうな寝顔を見ると起こすのに罪悪感があるな......」

彼が言うように、ベッドの上の少女は幸せ真っ只中の様な表情である。

上条「ん?こいつ御坂のクローンだったよな?そしたら御坂の寝顔もこんなんなのか。いつものビリビリとは大違いの顔だな......でも御坂と御坂妹はクローンとはいえ別人だから少しは違うんだろうけど......可愛い......」

上条はいつも自分に電撃をかましてくる御坂美琴を思い出しながらそう言った。しかし、いくら寝顔が可愛かろうと起こさなければいけないのも事実である。

上条「よし、後5分見てて起きなかったら起こすか」

そう決めた上条は、早速御坂妹の寝顔の観察に戻る。

上条「昨日も思ったけど、御坂妹頬っぺた柔らかそうだな......ちょっと突いてみたり」

そう言って御坂妹に覆いかぶさる様にして上条は手を伸ばし、御坂妹の頬に触れようとした。頬まで後数センチ......

御坂妹「......パチクリ」

上条「......」

御坂妹「......じー」

上条「......ごめんなさい」
28 :リの字 [sage]:2010/05/23(日) 21:52:13.41 ID:8tUUtdg0
ーーーーー

御坂妹「まったく何考えてるんですかあなたは!! とミサカは糾弾の声を上げます」

上条「すみませんでした......ほんの出来心なんです......」

着替えや洗面などを一通り終え、上条は御坂妹にお説教を食らっていた。

御坂妹「まったく、ミサカだったから良かったものの、他の人だったらどうするつもりだったんですか......とミサカは呆れ具合を隠し切れません」

上条「いや、いくら上条さんでも他の人にもこんな事はしませんよ?」

御坂妹「へー、なら何故ミサカにはしたんですか?とミサカは説明を要求します」

上条「いや......そのですね......」

御坂妹「ほらほらどうしたのですか?早く言ってごらんなさい。とミサカは挑発します」

本当はあまり本人に言いたくは無いのだが、真実を白状して楽になろうと上条は腹を括った。

上条「えと......御坂妹の寝顔が可愛いのと、頬っぺたが柔らかそうだったからです......」

上条(だぁー‼ 言ってしまったぁあああ‼ これは今後上条さんが変な人を見る様な目で見られるのは確実ですねチクショウ!!)

言った本人の上条はこんな事で頭を悩ませていたが、言われた側の御坂妹はそうではなかった。

御坂妹(へ?寝顔?可愛い?頬っぺた?柔らかそう?へ?この人は一体なのを言っているの?かっ、可愛い......?ミサカが?わ、私が可愛い?今ミサカの事可愛いっていいました?それってええええええええ!! ああああああああくぁwせdrftgyふじこlp)

とまあこの様に上条がしでかした事など頭から吹っ飛んでいたのだった。そうとは知らず上条は

上条「おーい御坂妹?どうしたー?」

と御坂妹の目の前で手を降っている。それで我に帰った御坂妹は

御坂妹「そ、そそそうですか、ならし、仕方ありませんね許してあげます。とミサカは自分の心の広さに感動します」

上条「はぁ......ありがとうございます......」

上条(良かった......許してもらえたみたいだな......)

上条「おお、じゃあ俺飯作るわ。この時間だと朝昼兼用でいいよな?」

そう言って指さした時計は午前11時を指していた。

御坂妹「ええ、お願いします。とミサカはまたしてもあなたはの料理の腕前に期待します」

上条「おう、任せとけ」

そう言って少年は戦場(キッチン)へ向かう......
29 :リの字 [sage]:2010/05/23(日) 21:53:51.56 ID:8tUUtdg0
いまんとここんな感じ。

書き上がったらまた夜中に投下しにくるが、あんまり待ちすぎて具合悪くしないでくれよ?もしかしたら来ないかもしれないから
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 22:26:45.76 ID:H8tipI6o
キター
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 23:33:41.45 ID:y2Oj9bUo
誘導感謝
これから読む
先に言う
俺得
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 23:52:11.59 ID:N0V.i920
1乙
個人的に前スレの元1のMNWスレネタは好きだったので取り入れてくれると嬉しい
33 :リの字 [sage]:2010/05/23(日) 23:55:50.44 ID:8tUUtdg0
>>32
善処する
でも暫くMNWは封印です
理由は作中で
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 23:56:27.53 ID:h9w/fX6o
追いついた
是非完結させて欲しい
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 00:15:46.11 ID:GSyVou.0
ただただ良い、としか言えないな。
今後も期待してます。
36 :リの字 [sage]:2010/05/24(月) 00:27:10.57 ID:rj8oeWg0
ーーーーー

上条「はい、お待たせ。上条さん特製"あっさり野菜とキノコのパスタ"ですよ」

御坂妹「......あなたのイメージとこのパスタとのギャップに納得がいきません......とミサカは頭の中のあなたの情報を更新します」

確かに上条の雰囲気からは考えられない様な料理である。

上条「失礼な、上条さんだってパスタくらい食べますよ。確かに似合わないって自覚はしてるけどさ......」

御坂妹「い、いやそんな事は無いですよ。十分予想の範疇です。とミサカは遅めのフォローを入れてみます」

上条「おお......ありがとう」

御坂妹「さっ、冷めちゃうと美味しく無いですから食べましょう。とミサカはあなたに促します」

上条「そうだな、食うか」

上条・御坂妹「「いただきます」」

御坂妹「昨日と変わらず美味しいですね」

上条「一応昨日より時間かかってんですよ」

ムグムグ

上条・御坂妹「「ごちそうさまでした」」

上条「さて御坂妹よ、出かけるぞ」

御坂妹「一体何所へ行くのですか? とミサカは詳しい説明を要求します」

上条「いや、いつもその常盤台中学の制服着てるわけにもいかないから、御坂妹の寝間着と部屋着、後日用品買いに行こうと思って」

確かに御坂妹だって上条の服を毎日借りるわけにはいくまい。

御坂妹「それは......とてもありがたいのですが、お金は大丈夫なのですか?とミサカはあなたのお財布事情を心配します」

昨日だってお金が無いから公園にいたのに、今日になって御坂妹の為に買い物に行くなどと言い出すのだ。心配するなというのが無理だろう。

上条「大丈夫、大丈夫。今日が奨学金の入金日だからさ。それに今まで色々働いた分のボーナスも入ってるはずだから」

上条は自信満々にそう言うと、御坂妹の手をとって外に連れ出した。
37 :リの字 [sage]:2010/05/24(月) 00:29:16.06 ID:rj8oeWg0
はい、次回からは「お外で買い物編」がスタートします。乞うご期待

そしてお休みなさい。また今日会いましょう。
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 01:06:56.57 ID:z7U2BzEo
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 02:22:58.62 ID:KyB/siUo
楽しみです乙
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 02:55:12.00 ID:Qj11jZo0

しっかり毎日来てくれて素晴らしい
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 03:43:30.35 ID:U9HleTIo
これはいいスレを見つけた
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 05:46:23.46 ID:a.oH.CEo
みもーと可愛すぎる
心の声がMNWのぶっちゃけてるほうなのが見てて楽しいww
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 08:48:37.26 ID:MdjuIUAO
ロシアでは現地の妹達が出ると思ってたのにな
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 20:15:02.16 ID:4p/uHL60
良スレ
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 22:10:27.30 ID:cXxh8bM0
今日が終わるまで後2時間しかないぞ>>1ェ・・・
支援
46 :リの字 [sage]:2010/05/24(月) 22:31:12.46 ID:svdi8Uo0
>>45
後1時間半もあるじゃないか!!
やれば出来る!!

と言いつつできなかった時の為にすこし投下

ーーーーー

上条「まずは部屋着だよなー」

御坂妹「そうですね。あまりこの服を汚したくは無いですし」

二人は地下街のショッピングモールに来ていた。

休暇中の昼間という事で、学生達が多勢来ている。

そして、上条と御坂妹の手は堅く握られていた。

別に恋人とかを意識しているわけでは無く、上条が

上条「上条さんはご存知の通りの不幸体質なので、こんな人混みに入るとすぐに離れ離れになってしまうんですよ」

と言ったので御坂妹が

御坂妹「じゃ、じゃあ手をつなげばいいんじゃないでしょうか? とミサカは解決法を提案してみます」

上条「いや、そこまでしなくても......」

御坂妹「そうですか......そんなにミサカと手を繋ぐのが嫌なのですか......とミサカはこれ見よがしにがっかりします」

上条「ちょっ!分かった、分かったからそんな寂しそうな顔すんなって」

そう言って上条は御坂妹の手を握る。

上条が家から御坂妹を連れ出した時、既に二人は手を繋いでいたのだが、それは無かった事になっているらしい。

御坂妹「それで? 一体どんなのを買うつもりなのですか? とミサカは気になっていた事を質問します」

上条「うーん......正直上条さん、女物の服分かんないんですよ......なので、御坂妹が欲しいものを買ってもらおうという事で」

さらに上条は続ける

上条「さあ御坂妹、気にいったのがあったら上条に言いたまへ」

御坂妹「太っ腹ですね......とミサカは普段のあなたとの違いに驚嘆します」

そう言いつつも御坂妹は一件目の洋服店に入って行くーー
47 :リの字 [sage]:2010/05/24(月) 22:32:34.83 ID:svdi8Uo0
ミスったぁああ‼

上条に言いたまへ→上条さんに言いたまへでお願いします
48 :リの字 [sage]:2010/05/24(月) 23:54:43.34 ID:svdi8Uo0
ーー

御坂妹「こんなのもどうでしょうか?」

上条「上条さんは良いと思いますよ」

御坂妹「もうっ! さっきから同じ様な事しか言ってないじゃないですか! とミサカはあなたの相槌に文句を言います」

もうかれこれ5件目の事だった。

御坂妹「ミサカがどうですか? って聞いても"いいんじゃない"とか、"似合うよ"しか言わ無いじゃないですか!とミサカはあなたのやる気の無さに怒りを覚えます」

流石に御坂妹の堪忍袋の尾がヤバイと感じ取ったのか上条はその口を開く。

上条「いや......上条さんには御坂妹が着てるのは何でも似合うと思うんだよ」

御坂妹「それはどういう理由ですか? とミサカは追及します」

上条「いや、だって着る御坂妹が可愛いんだから別に何着てたってよくないか? 」

御坂妹「かっ可愛い? ですか......」

上条「あっ......いや、そのだな......」

御坂妹(今回はハッキリと聞きました!! あの人がミサカの事を可愛いって言いました!! もうこれで思い残す事は......沢山あるわああああああ!!)

御坂妹「へへっ......そうですか......ミサカは可愛いですか? とミサカは照れながら聞いてみます」

上条「......はい、可愛いと思います......」

御坂妹「そうですかーなら可愛いミサカと一緒にお出かけできてあなたのは嬉しいですか? とミサカはおちょくってみます」

上条「ああっ!! 嬉しいですよ!! これで満足して早く帰ろうぜ」

御坂妹「はいはい、とミサカはあなたの照れ隠しを受け流して買い物を続けます」

ーー

??「こちら10039号、ターゲット確認できず。更に捜索を続行しますか? とミサカは指示を仰ぎます」

??『いや、今日はもういいよ。そろそろ雨が降り出すらしいから帰っておいで』

??「了解しました。帰投します。......雨ですか......」

ーー
49 :リの字 [sage]:2010/05/24(月) 23:56:31.87 ID:svdi8Uo0
上条「ああー、降ってきたな」

御坂妹「降ってきてしまいましたね。とミサカは少し面倒に思います」

二人が買い物を終えて、帰ろうとした矢先に雨が降ってきた。出てきた時は快晴だったので、当然傘など持っているはずも無い。

上条「どうすっか......一応、走れば帰れなくは無い距離だけど......」

そう言っている間に雨脚はドンドン強くなって行くーー

御坂妹「困りましたね、これでは折角買った服が着る前からびしょ濡れになってしまいます......とミサカはため息をつきます」

上条「そうだ!! はい、御坂妹。これお前に渡しとくからタクシーで先に家帰ってろ」

そう言って上条は御坂妹に家の鍵と財布を渡した。

御坂妹「それではあなたはどうするのですか? とミサカは嫌な予感を口にします」

上条「俺は走って帰るわ」

そう言うが早いか、上条は雨の中へ走り出したーー

御坂妹「えっ!?ちょっと待ってくださいってミサカは......行ってしまいましたか......仕方が無いので、言われた通りタクシーで帰りましょう......」

ーーーーー

御坂妹「しかし、あの人遅いですね......とミサカは心配します」

御坂妹が言われた通りタクシーで帰宅してから既に1時間が経過している。いくら走りだとはいえ、あの地下街からここまで1時間もかかりはしない。ましてや体力のある上条の足ならば尚更である。

御坂妹「一体どうしたのでしょうか? とミサカは不安に駆られます」

丁度その時、玄関の扉が開き、上条が帰ってきた。

御坂妹「お帰りなさ......大丈夫ですかっ‼」

そう言って御坂妹は上条に駆け寄る。帰ってきた上条は案の定びしょ濡れで、唇が真っ青だった。

上条「ちょっと人助けしてたら......帰るの遅くなっちったな......」

御坂妹「そんな事はいいから、早く体を温めてください‼ とミサカはあなたの服を脱がしにかかります」

上条「うわー......御坂妹痴女ー......」

御坂妹「ふざけたこと言わないでくださいっ!!ミサカがどれだけ心配してると思ってるんですかっ!! とミサカはちっとも危機感を覚えないあなたに怒鳴ります」

上条「大丈夫だろ......御坂妹いてくれるし......」

御坂妹「っ!!」

そう言って上条は糸が切れた様に床に倒れ伏したーー
50 :リの字 [sage]:2010/05/24(月) 23:57:27.54 ID:svdi8Uo0
一応、今日中間に合ったー

つー訳でまた明日会いましょう
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 00:00:49.13 ID:n7T93To0
1乙
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 00:31:20.76 ID:Hksie0Mo
一緒にタクシーで帰るという選択肢はないのか
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 00:40:12.52 ID:si7OCDco
きっと学園都市のタクシーは一人一人別料金なんだよ・・・
54 :リの字 [sage]:2010/05/25(火) 06:35:52.18 ID:Z1ZJTdo0
>>52-53
その発想は無かった・・・

上条さんは貧乏で暫くタクシー乗ってなかったから、料金システムど忘れってことでどうか一つ・・・

ぶっちゃけ、上条さんは倒れさしたかっただk(
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 17:38:52.65 ID:UK7sdwAO
なるほど
世界の歪みか…
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 17:43:56.65 ID:uvgULTQo
おのれディケイド!
57 :リの字 [sage]:2010/05/25(火) 18:46:37.80 ID:.mGHA6I0
鳴滝さん!!
58 :リの字 [sage]:2010/05/25(火) 20:25:50.68 ID:.mGHA6I0
今日の投下は明日に延期でごわす

すみませんぬ
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 22:41:45.68 ID:04AO.xs0
そうやってちゃんと報告してくれるのは嬉しい
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:05:30.78 ID:NyKgrwQo
報告切れたスレは読んでる人も切りやすいからな
61 :リの字 [sage]:2010/05/26(水) 22:37:16.00 ID:QPGdYTw0
っしゃー物共投下の時間じゃー‼

てか昨日投下出来なくてすいませんでしたあああああああ

風邪ひいちったよ‼おかしいな......馬鹿は風邪ひかないはずなのに......

つーわけで、2レス分しかない短い投下しまする
62 :リの字 [sage]:2010/05/26(水) 22:37:46.19 ID:QPGdYTw0
上条「ん......」

上条が目を覚ますとそこは布団の上だった。

上条「そうか、濡れて帰ってきて挙句の果てにぶっ倒れたんだっけ......」

そこまで思い出したところで、彼は全身を覆うけだるさと、腹部への圧力を感じた。

軋む体を起き上がらせて見ると、御坂妹が自分に覆いかぶさる様に寝ている。

上条「そっか......ずっとついててくれたのか......」

時計を見ると、既に翌朝の9時近くである。彼女は昨日から付きっ切りで上条の看病をしてくれていたのだろう。そんな御坂妹を起こさないよう起きようとすると、きゅうにフラついて布団に逆戻りしてしまった。

上条「マジか......結構重いな」

そんなことをしていると、さっきの物音で気がついたのか御坂妹が目を覚まし

御坂妹「っ‼ 目が覚めたのですか、安心しました。とミサカは......心から......喜び......ます......」

御坂妹の瞳からは涙が流れ落ちていた。

上条「何も泣くほどじゃあ......」

御坂妹「ミサカがどれだけ心配したか知らないからそんなことが言えるんです‼ とミサカはあなたの無責任さにイラっときます」

上条「ごめん......」

御坂妹「本当です。とミサカはズバッと切り捨てます」

上条「でも、ずっと付いててくれたんだろ? ありがとな」

御坂妹「っ‼ そっ、それはですね......どういたしまして......とミサカは恩にきせてみます」

上条「ははっ......じゃあ、今日はもうついてなくていいからな」

御坂妹「ダメです。あなたは今日一日安静です。とミサカはあなたの行動にストップをかけます」

そう言うと、御坂妹は上条を布団へ寝かしつけた。

上条「おっ、おい......」

御坂妹「それでは、ミサカは朝食を作ってきますので、大人しくしていて下さいね。とミサカは釘を刺しておきます」

言うと、御坂妹はキッチンへ向かって行った。
63 :リの字 [sage]:2010/05/26(水) 22:40:26.10 ID:QPGdYTw0
ーー

御坂妹「お味の方はどうでしょうか? とミサカは恐る恐る尋ねます」

上条「んっ、美味しい美味しい」

現在上条は御坂妹が作ったお粥を食べていた。

御坂妹「お口にあったようで何よりです。とミサカはホッとします」

上条「いやー、風邪って引いていいことってあるんだな」

御坂妹「?」

上条「いや、俺んところ男子寮だろ? 風邪引いて可愛い女の子が看病来てくれるとか無い訳よ」

御坂妹「そうなのですか? 女たらしのあなたなら看病に来る女性位居そうなものですが。とミサカはさり気ない疑問を口にします」

上条「上条さんは女たらしでは有りません‼ ってかどーなってんだ俺のイメージ......」

御坂妹「まあまあ。とミサカはフォローを入れてみます」

上条「そんな訳で風邪引くと寂しく一人で寝てるわけですけど、今回ばかりは感謝しなきゃな」

御坂妹「どうしてですか? 」

上条「だって御坂妹にずっといてもらえるだろ? 」

御坂妹「っ‼」

上条「いや、誰かにずっとついてて貰えるなんてすごい嬉しいことなんだよな」

御坂妹「そっ、そうなんですか。あ、終わったらこの薬を飲んで下さいね。とミサカは看護士顔負けの看護をっぷりを発揮します」

そう言って御坂妹は上条に数錠の錠剤と水の入ったコップを手渡す。そして、受け取った上条はすぐに飲み込む。するとすぐさま眠気が彼を襲って来た。それに逆らわず、上条は眠りにつく。

それを見届けた御坂妹は呟く

御坂妹「望むならミサカは何時までもあなたについているのに......」

今日も雨が降っていた。
64 :リの字 [sage]:2010/05/26(水) 22:41:08.02 ID:QPGdYTw0
っす。終了っす。

また明日っす。
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 22:42:19.11 ID:NyKgrwQo
乙なんのぜ!
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 22:53:15.78 ID:Tnv32Mc0
乙なんだよ
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 23:16:43.76 ID:k9NWbCA0
これで明日も頑張れる
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 00:01:04.45 ID:7xldlx.0
よし
かわいいミサカが見れてよかった
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/27(木) 00:44:52.65 ID:SN3.DAc0

無理せずコツコツと続けておくれ
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 01:45:25.26 ID:W4.I66co
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 03:41:41.46 ID:5dKhAlMo
御坂妹が可愛すぎて生きるのがつらい。
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/27(木) 13:54:32.85 ID:jA3lJcE0
ふぅ…
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 20:05:07.25 ID:S2n/IkAO
追いつき
俺得!!!!
応援
74 :リの字 [sage]:2010/05/27(木) 21:37:10.47 ID:uOoYxnY0
投下


上条「んで、こうなる訳ね」

御坂妹「面目ないです......とミサカは己の不甲斐なさを認めます」

そう言って御坂妹は鼻をかんだ。あの後、夜には上条の容態は回復して、かなり良くなった。そして今朝には全快したのだが

上条「お前が具合悪くしたら元も子もないだろうが」

御坂妹「ごねんなさい......とミサカは素直に自分の非を認めます......」

代わりに御坂妹が風邪を引いてしまったのだ。上条の看護疲が出てしまったのであろう。

上条「まあ、半分俺の為いのようなもんだからな......よしっ、わかった。俺も付きっきりでお前の事を看病してやるよ」

御坂妹「いいのですか? とミサカは一応あなたに気を使ってみます」

上条「任せとけって。一瞬たりともお前から目を離さないからさ」

御坂妹「そうですか......それは頼もしいですね......とミサカは......ゴホッゴホッ」

上条「あー、あんま無理しないで大人しく寝てろって。いま朝飯作ってくっから」

そう言って上条はキッチンへ向かった。そして10分ほどでお粥を持って帰って来た。

上条「中華粥もどきの完成ですよ」

御坂妹「随分と早かったですね......とミサカは驚きを隠し切れません」

上条「やはり冷凍ご飯が物をいったなー。味は保障するから食べてみろって」

御坂妹「いままで最初以外にミサカがあなたの料理の味を疑った事がありましたか? とミサカはあなたの記憶に呼びかけてみます」

上条「そういえばそうだな......余計な事言って悪かった。」

御坂妹「分かればいいのです。とミサカは心の広さを見せつけつつ、あなたの料理を頬張ります」

そう言いながらも順調にお粥を食べていき、すぐに完食した。

御坂妹「ごちそうさまでした。とミサカは両手を合わせます」

上条「はい、お粗末様でした。じゃあこれ飲んどけ。上条さんは洗い物して来るからさ」

そう言って上条は御坂妹に昨日自分が飲んだ錠剤と白湯の入ったコップを渡し、キッチンへと戻って行った。
75 :リの字 [sage]:2010/05/27(木) 21:38:40.01 ID:uOoYxnY0
大人しく薬を飲んだ御坂妹は横になって上条が帰ってくるのを待つ。ほど無くして、洗い物を終えた上条がキッチンから戻ってきた。

上条「ただいまっと。所で御坂妹、なんか欲しいもんあるか? あるならちょっと行って買って来るけど、アイスとか冷いもんとか。なんかあるか?」

御坂妹「欲しい物ですか......それって何でもいいですか? とミサカは重要な質問をぶつけます」

上条「なんでもって訳にはいかないけど、俺が買える範囲の物ならなんでも良いよ」

御坂妹「そうですか......ならーー」

御坂妹(こんな時ぐらいワガママ言っても良いですよね......)

御坂妹「ミサカはあなたが欲しいです。とミサカは大胆発言をしてみます」

上条「えーっと......御坂妹さん?」

上条は戸惑っていた。それも当然であろう。何か買出しに行こうかと聞いたら、自分が欲しいと返ってきたのである。戸惑わない方が難しいだろう。しかし、

御坂妹「だめ......ですか?」

ほんのり熱で上気して赤くなってる頬と、風邪のせいで涙目になってる瞳、さらには上目遣いという三重攻撃に上条が勝てるはずが無く

上条「分かったよ......んで、何して欲しいんだお嬢様?」

御坂妹「ふふっ、よろしい。とミサカはお嬢さま気分全快です」
76 :リの字 [sage]:2010/05/27(木) 21:39:35.70 ID:uOoYxnY0
御坂妹「とりあえず、アイス食べたいので買ってきてください。とミサカは最初の指令を下します」

上条「これってていの良いパシリじゃねーの? まあ行ってきますけど。」

そう言って上条は家を出て行き、数分で帰って来た。その手にはコンビニのビニールがさがっている。

上条「はい、お待たせしましたお嬢様」

彼が買ってきたのは普通のカップアイスだ。

御坂妹「じゃあ、それをミサカに食べさせて下さい。とミサカは第二の指令を下します」

上条「食べさせろって......はいはい分かったからそんな悲しそうな目でこっち見ない」

そう言うと上条はアイスの蓋を開け、スプーンでアイスを掬って御坂妹の口元まで持っていき

上条「......あーん」

御坂妹「っ‼」

御坂妹(食べさせて欲しいとは言いましたが、あーんとはっ......かなり効くっ......)

上条「ほらほらどうしたのかな御坂妹お嬢様? 食べさせて欲しいんじゃ無かったんですか?」

御坂妹「うっ......あ、あーん......」

上条「はい、良く出来ました」

そう言って御坂妹の口にスプーンを入れる。

御坂妹「はっ恥ずかしいです......とミサカはちょっと文句を言います」

上条「大丈夫だって。誰も見てないから......はい、あーん」

御坂妹「あ、あーん......」

こんなやりとりが少し続いてーー

上条「はい、完食ですよー」

御坂妹「アイス食べるだけなのに凄く精神力を使った気がします......とミサカは先程の事を振り返ります」

上条「そんな疲れたんなら寝とけって。そうすれば早く治るしな」

御坂妹「言われた通りに大人しく寝る事にします。とミサカは素直にいう事を聞きます」

そう言ってからすぐに御坂妹は寝息を立て始めた。
77 :リの字 [sage]:2010/05/27(木) 21:40:32.41 ID:uOoYxnY0
投下終了ー

俺も御坂妹にあーんしてええええええ‼

それでは皆さんまた明日
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 21:52:03.61 ID:0QMjCIAO
…………………………とうまがもういつも通りなんだよ
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 01:54:51.33 ID:gQAWR9Io
まだ砂糖水レベルの甘さ
ハチミツやサッカリンレベルの甘さに期待なのぜ!
80 :リの字 [sage]:2010/05/28(金) 21:52:24.70 ID:tGP5Vb20
投下


ーーーーー

御坂妹は真っ白な空間に立っていた。彼女以外に人影は無い。とりあえず御坂妹は前に歩き出した。しばらく歩いて止まる。その繰り返しの中で、彼女はある感覚を覚え始めていた。

御坂妹「誰かに見られていますね......とミサカはこの感覚の正体を分析します」

そう見られているのだ。この空間には彼女以外の人影は無い。さっきからそうなのだ。しかし、どこかの誰かから視線を浴びている。

御坂妹「とりあえず、移動した方が良さそうですね。とミサカは今後の行動方針を決定します」

そう決めた御坂妹は先程より速度を上げて歩き始めた。すると今度は視線に加えて背後に気配も感じてきた。しかし、御坂妹は振り返らない。脳のどこか、恐らく一番本能的な部分で、振り返ってはいけない。そう指令を下しているのだ。

御坂妹「ッハ......ハァハァッ」

何時の間にか御坂妹は走り出していた。それでも気配は背後から消える事は無い。むしろ近づいてきている。

御坂妹「ハァッ......ハッハッハッ......」

ついに耐えきれなくなり、御坂妹は後ろを振り返ってしまった。そこに有ったのはーー

黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒

この世の全てを飲み込んで押しつぶしてしまいそうな程に、わずかな光さえも発しない、この世に存在するべきではない、そんな黒がそこには居た。人の形を借り受け、そこに存在していたのだ。

御坂妹「っ!!」

再び御坂妹は走り出す。そして黒は追って来る。先程よりも数倍の速さで。まるで御坂妹を取り込むかのように。

御坂妹「いっ......嫌っ!! 嫌だっ!! 助けて......助けてっ!! 当麻っっ!!」

そうして少女は手を突き出したーー
81 :リの字 [sage]:2010/05/28(金) 21:54:27.21 ID:tGP5Vb20
御坂妹「ハァッ......ハァハァ......」

上条「大丈夫か御坂妹? 凄いうなされてたぞ」

目が覚めると、御坂妹が突き出した手は上条の両手によって優しく包まれていた。

御坂妹「少し......怖い夢を見ました
......とミサカは報告します」

上条「そっか。でももう大丈夫だな。」

御坂妹「?」

上条「言っただろ。一瞬たりとも目を離さないって。だから、もう安心していいからな」

御坂妹「そうでしたね......ならもう心配する事も無いですね。とミサカはホっとします」

そして御坂妹は、さっきかいた寝汗でしっとり湿っている寝巻きをつまんで一言

御坂妹「体を拭いてさっぱりしたいです。とミサカは要望を伝えます」

上条「おお、じゃあお湯とタオル持って来るわ」

そう言ってから上条は風呂場からお湯の入った桶と、タオルを持ってきた。

上条「じゃあ、上条さんはあっち行ってるので、終わったら声かけろな」

とその場を立ち去ろうとする上条に対して、御坂妹は言った。

御坂妹「あなたが拭いてください......とミサカはまたしても大胆発言をしてみます......」

上条「御坂妹......? ご自分で何言ってるか分かってますか......?」

御坂妹「そっ、そんなの分かっています......だから、何回も言わせないでください......とミサカはあなたに文句を言います」

上条「......分かったよ」

そう言うと上条は御坂妹の後ろに膝立ちになった。

上条「後ろからでいいよな......?」

御坂妹「ええ......構いませんとミサカは承諾の意を表明します」

そう言うとミサカは寝巻きの上着を脱いだ。彼女の白い肌が露わになる。

82 :リの字 [sage]:2010/05/28(金) 21:56:01.47 ID:tGP5Vb20
御坂妹「あ、あんまりじろじろ見ないでくださいね......とミサカは精一杯のお願いをします」

上条「はいはい、分かった分かった」

そう言って、上条は彼女の汗ばんだ肌を、優しくタオルで拭ってゆく。

御坂妹「ひゃっ......んぁ......あぅ......」

上条「変な声出すなっ!! 上条さんの心のバロメーターが崩れるでしょうが!!」

御坂妹「だって......ひぁっ......あなたが......んふぅ......へ、変なとこ......はぁ......触るから......んぁっ」

上条「触ってませんよー、上条はいたって変な事してませんよー」

そして後は黙々と御坂妹身体を拭っていったーー


投下終了。短くてすまん。

本当はもっとサクサク進めたいんだが、何分タイプが遅いもんで・・・

携帯の馬鹿野郎おおおおおおおおお!!

そんな訳で、また明日
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 22:08:23.01 ID:IDB6NCoo
わああああああっふるうううううううう!!!!!!!!!
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 22:09:22.57 ID:PSd07Foo
乙。携帯からとか大変そう
頑張って
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 22:51:25.26 ID:4PE0ZgY0
乙ぅ
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 23:01:03.84 ID:ePPE24Yo
黒子がいっぱいなのかと思ってしまった
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 00:03:43.73 ID:.IxLHgMo
>>86
おいww想像しちまったじゃねーかwwww
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 00:46:33.16 ID:1G6WszA0
俺も思った
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 02:20:08.71 ID:1V7Jymoo
>>86
想像してビンビンになっちまっただろてめぇ

・・・ふぅ
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 16:54:18.77 ID:aZDDVcAO
>>86
黒子を一人みたらなんとやら
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 17:03:56.23 ID:5MzH5Z6o
>>90
> そして黒子は追って来る。先程よりも数倍の速さで。まるで御坂妹を取り込むかのように。

> 御坂妹「いっ......嫌っ!! 嫌だっ!! 助けて......助けてっ!! 当麻っっ!!」
92 :リの字 [sage]:2010/05/29(土) 20:21:09.41 ID:GR1pGRc0
86-91
おまえらww

という訳で今日の投稿は明日へ延期です

ごめーんね☆
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 11:16:15.08 ID:X8BgJ.AO
いつも見てるぜ!
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 16:11:50.78 ID:Fs215ss0
ワッフル
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:40:13.13 ID:LhTenT6o
わっふるわっふる
96 :リの字 [sage]:2010/05/30(日) 22:56:51.29 ID:/uyPkrQ0
ワッフルしてるとこごめんなさいいいいい

今日忙しすぎて全然書けないいいいいいい

また明日来るから1から見直して我慢と妄想してくれえええええええ

ネタとかかいてくれれば実現するかもおおおおお
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:12:33.80 ID:eZfJTH2o
>ワッフルしてるとこごめんなさいいいいい
気持ちはすごく分かる。強迫観念にかられるよな

わっふるわっふる
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:02:32.76 ID:NHH/3c6o
ゆっくりやってください
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 20:02:27.88 ID:HnfAQ8I0
うむ、HKB
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 14:41:47.32 ID:epmDMQco
追いついてしまったジャマイカ

HKB!HKB!!
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/02(水) 20:55:35.38 ID:gEu8sKM0
よく考えたらHKBって褒め言葉だよな

色目を使う妹が見たいからHKB
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 23:37:34.35 ID:YsT5qY.o
H エッチな
K マジジョーさん
B ばか
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 16:29:44.92 ID:jKnOTic0
HMBェ…
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/05(土) 12:15:59.34 ID:7.JhBss0
また明日が来ないな
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/05(土) 14:57:55.61 ID:6da6t/.0
それ以来、>>1の姿を見たものはいなかった…
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 20:14:41.36 ID:BTYwEsAO
否、>>1はまだ終わっていなかった
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 22:01:15.95 ID:8SYe43Io
俺は待ってるよ
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 14:50:17.37 ID:sN7BpEk0
僕だって待ちますよ!
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 15:36:47.44 ID:qm0FBLwo
俺も待つぞ
110 :リの字 [sage]:2010/06/06(日) 18:44:17.62 ID:U.qe1Ls0
書き込み規制とかなんじゃあああああ‼

俺が何か悪いことしたかああああああ!?

生存報告すらできないとはどういうことだああああああああ‼

忙しすぎて書き溜めできてないとはどういうことじゃあああああああ‼

すいませええええええええん‼

だから、慣れない色目を使って恥ずかしがる御坂妹はもう少し待って下さい
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:25:38.73 ID:u4lmhW6o
ドンマイ
俺はたまに1日だけ規制されたりするんだがあれは何なんだろう
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:32:14.70 ID:dqaeuhwo
スクリプト嵐の巻き添えじゃねーかな
見てるスレだけでも今日で8スレ被害にあってた
内5スレは落ちた
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:15:52.76 ID:UozTwrQ0
俺、一週間規制されてたぞ。
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 14:07:55.89 ID:bVj5q3o0
なんかスクリプト多いな
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 18:49:40.73 ID:JWuuf4c0
キャーワタシノヒトリゴトガサイヨウサレテルウレシハズカシー
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 02:06:56.78 ID:z3TSPBAo
そろそろパンツ穿きたいんだが
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 15:24:29.05 ID:cBTaaAI0
HKB
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 17:57:18.32 ID:U//nHyY0
どっかで見たタイトル
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 18:16:29.86 ID:1cz9V6DO
>>1ェ…
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 22:18:45.18 ID:Wq.FiE2o
こうしてだんだん投下速度が落ちていくのであった・・・
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 13:22:56.74 ID:FJgJBfY0
そして誰もいなくなった・・・
122 :リの字 [sage]:2010/06/14(月) 20:36:06.83 ID:7OIPd0A0
悪い…ちょっと[ピーーー]ることが起きた。

最後まで書いてから一気に投稿しようと思ってたら…

全部飛びやがった嗚呼ああああ嗚呼あああああアアアアアアアア

すまん、気持ちが沈みすぎて書き直すまでもう少し猶予が欲しい

必ず帰ってくるからそれまでもう少し待って欲しい
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 20:58:37.57 ID:UdNLlHQo
オートセーブツール使えよ・・・ww
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 09:41:07.28 ID:4oT.elA0
このどじっ子め・・・うぃうぃ
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 13:17:16.74 ID:AAtsimg0
>>122
なんつうかお前、不幸だな・・・
お疲れさん
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 16:52:19.37 ID:nS/QFn20
がんがれ
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/16(水) 00:41:21.71 ID:nKsLukc0
そろそろ寒いんだけど
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 00:52:45.92 ID:OReGUI.o
俺があっためてやるよ
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 22:51:26.49 ID:7IXjNIDO
まだか?
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 13:51:22.77 ID:2l3IvgQ0
おい
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 20:04:46.42 ID:JKmdTFU0
来るのは来週かな、待つときは気長にが鉄則だ
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 20:32:39.12 ID:XQfPRcDO
鬼太郎
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 22:08:05.07 ID:3HsBDMI0
殺し
死ぬ
ちんこ
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/25(金) 16:11:29.75 ID:hsXIMJM0
取り敢えず支援
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 19:32:58.06 ID:6WDQ9TA0
待つことには慣れている.
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 15:10:39.00 ID:4niEFsDO
お〜い
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/10(土) 01:31:38.74 ID:IMd6HBA0
期待上げ
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/16(金) 10:15:18.06 ID:ptcUNlIo
まぁこういう流れになると思っていたが・・・

期待してる
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/30(金) 13:04:41.83 ID:xuagN4w0
はて、これは、、、
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/30(金) 13:08:48.25 ID:577JTADO
スレタイどっかで聞いたと思ったらクラナドの杏じゃないか
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/30(金) 20:52:24.90 ID:hEHLAGE0
俺「俺.....>>1のことが好き」
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/01(日) 00:55:00.18 ID:IGzkWuko
まだまだねばるぜ
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/01(日) 20:58:34.11 ID:dR4vY1ko
カッティングが素晴らしいを作って曲を俺にくれ
スラップしたいんだ
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/01(日) 20:59:06.77 ID:dR4vY1ko
誤爆した死にたい
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 09:51:16.92 ID:w5za.zc0
支援
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 01:01:43.57 ID:dXElRJA0
支援支援
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 15:50:58.91 ID:IlDzVM60
支援支援支援
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 22:04:05.60 ID:5QkYWIU0
マダカナー
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/15(日) 00:18:41.82 ID:el/qfzUo
おいあっちのみもーとスレは復活してんのになんでこっちのスレは停まったまんまなんだよ
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/18(水) 02:21:06.89 ID:Du0C1jQo
これはもう駄目か・・・
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/19(木) 16:23:41.25 ID:SNOeYFw0
問題ない。行け。
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/20(金) 01:18:34.89 ID:NP6afdYo
まだかなー
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 07:15:59.07 ID:ulpOgOYo
最後のカキコから二ヶ月か…
154 :マジレス ◆MAJIRESU1I :2010/08/26(木) 13:15:50.04 ID:qdkUTgSO
ミンナ━━━━ |´・ω・|| ・ω・`|━━━━━!!!
155 :リの字 [sage saga]:2010/09/03(金) 00:02:28.89 ID:JxGB7cA0
上条「御坂妹の肌って綺麗だよなーすべすべだし」

御坂妹「そうですか?確かにミサカは生まれて1年程しかたっていないので、余り紫外線に素肌を晒していませんし……とミサカは仮説を述べてみます」

上条「そうだよなーお前達最近外に出たばっかりだしなー。しかも、ほとんど病院にいるしな」

と言う会話をしながら上条は御坂妹の肌を温かいタオルで拭っていく。

上条「なぁ……御坂妹よ」

御坂妹「どうしました?とミサカは疑問を発します」

上条「前はどうするつもりだ……?」

御坂妹「っ⁉」

上条「流石に上条さんも健全な思春期男子高校生なので、気にしない訳にはいかないと言うか……」

御坂妹「ミっ、ミサカがじぶんでやりますっ!」

そう言うと御坂妹は上条からタオルを受け取り、顔を赤らめながらこう言ったーー

御坂妹「向こう向いててくださいね……?とミサカは確認をとります」

上条「分かってる。」

上条はそう言って反対側に向き直り、あぐらをかいて座った。
後ろでは御坂妹が体をタオルで拭う音と、彼女の息づかいだけが聞こえてくる。

上条(最初に拭いてくれって言われた時はどうしようかと思ったが、これは大丈夫だな……)

そう思った時だったーー
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/03(金) 00:16:42.52 ID:HHQQ27.o
なん......だと......!?
157 :リの字 [sage saga]:2010/09/03(金) 00:41:25.47 ID:JxGB7cA0
後ろから衝撃が来た。少女1人分の重さとともに。
後ろから回された手が、上条の腰あたりで組まれている。
そして背中一杯には柔らかい感触。鼻孔には仄かな女の子のの香りが

御坂妹「……バカ」

上条「えっ……⁉」

御坂妹「ミサカはバカと貴方を罵ったのです、とミサカは説明してやります。このバカ」

そうして御坂妹は腕に入れる力を強める

御坂妹「どうして気づいてくれないんですか?こんなにもミサカは伝えようと必死になってるのに……どうして分かってくれないんですか?こんなにも一生懸命なのに……とミサカはあなたに訴えます」

上条「おまえ……」

御坂妹「私……あなたのことが好き……どうしようもないくらい大好きなんです……とミサカは……」

そこで御坂妹の言葉は途切れた。否、切らされたのだ。上条当麻その人の手によって。彼は御坂妹の手を握り締めてこう言う

上条「もういいんだ……いいんだよ。おまえはよく頑張った」

御坂妹「えっ……?」

上条「悪かったな……気づいてやれなくて。でも、安心していいから」

御坂妹「どういうことです……?とミサカは尋ねます」

そこで上条は一呼吸おいて、言った。

上条「俺だって……お前が好きだからさ」

御坂妹「それはどういう意味での好きなのですか?とミサカは核心に切り込みます」

そこで上条は初めて苛立った声をあげた

上条「あのなぁ!俺は好きでもない女にずっと側にいてやるなんて言わねぇんだよ!」

御坂妹「っ⁉」

上条「俺は、お前が好きだったから側にいてやるって言ったんだ!ただの友達みたいな奴にそんなこと言えるかよ……」

そう言って上条は御坂妹に向き直り、彼女を抱きしめた

御坂妹「あっ……」

上条「俺も大好きだ……」

御坂妹「嬉しいです……とミサカは……んっ」

彼女の言葉は押し付けられた上条の唇によって遮られたーー
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/03(金) 01:15:30.37 ID:OeThnmg0
久々です乙
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/03(金) 16:44:33.39 ID:.bN5NBw0
これだから人生は面白い。ありがとう
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/03(金) 17:22:39.74 ID:bYgYqtso
やっとこのスレも復活したか
あのスレに報告せねば
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 14:15:11.52 ID:wXatUzIo
!?!?!?!?!!?!?!?!?!?

キテルーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 20:32:42.65 ID:.xWNbKw0
復活しただと?
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 09:54:47.60 ID:ijc9NWM0
いや復活しろよ
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 09:51:00.32 ID:QHlmjDMo
まっだかなー
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 03:04:52.56 ID:aASy1zQ0
わっふるわっふる
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 04:13:21.04 ID:LfJYSMko
規制されてんのかな
全然続きが投下されない
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/06(土) 00:42:43.80 ID:34kQ7xE0
そろそろ2ヶ月か 次の投稿来るかな?
168 :リの字 :2010/11/06(土) 20:38:04.53 ID:rzE1Boo0
そして、しばらく唇を重ねた二人はどちらかともなく身体を離した。

御坂妹「なんだか・・・夢みたいです、とミサカは今の心境を率直に述べてみます」

上条「夢なんかじゃないさ。こうして傍に、触れられる程近くにいるんだからな」

そういって上条は御坂妹をもう一度抱きしめた

御坂妹「あの・・・当麻?」

上条「どうした?」

御坂妹「流石にそろそろ恥ずかしいのですが・・・とミサカは羞恥心に耐えかねて切り出します」

言われてみれば、彼女は一糸纏わぬ姿で上条の腕に抱かれていたのだ

上条「うわぁっ!?ごめんっ」

そういって慌てながらもきちんとタオルをかけてやりながら、上条は御坂妹から身を離した

御坂妹「いいんですか?このまま・・・最後までしなくて、とミサカは最終確認をとります」

上条「いいんだよ、別に。そりゃあしたくないって言ったら嘘になるけど、今はいいの。だってお前震えてるじゃんか」

そう言われて御坂妹は初めて自分の身体が小刻みに震えてることを知覚した

あまりの緊張に身体がアラートを発しているのだ

上条「そんな女の子とする訳にいかないだろ?だからいいのさ。ほら、具合悪かったんだから寝た寝た」

そう言って上条は御坂妹をベッドに押しやった





169 :リの字 [sage]:2010/11/06(土) 21:24:23.67 ID:rzE1Boo0
御坂妹は素直にそれに従いベッドに横になった。

上条「後は夕飯まで寝ろな。」

御坂妹「わかりました・・・それと当麻ーーどこにも行きませんよね?」

上条「当たり前だろ?こんな可愛い女置いて誰がいなくなるんだっての。わかったら寝ろ」

そう言って上条はタオル等を持って浴室に向かっていった。

ほどなくして睡魔が御坂妹を襲ったーー


ーーー


御坂妹が目を覚ますと、既に7時を回っていた

上条「お、目ぇ覚ましたか。具合どうだ?」

御坂妹「ほとんど全快みたいです、とミサカは自分の状況を報告します」

身体が重かったのは殆ど消え、熱っぽさも消えている。

上条「そっか、ならよかった。これ食べれるか?」

そういって差し出されたのは中華丼だった

御坂妹「・・・毎回思うのですが当麻はこうーーちょっと手の込んだ料理ばっかだすのですか?とミサカは今まで胸にしまっていた疑問を叩き付けてみます」

上条「うーん・・・どうしてと言われても、こう賞味期限近い余り物を大量投入すると否が応でも手が込んでしまうというか・・・」

そういって上条は頭を掻いている

上条「あっ、もしかして中華丼嫌いだったか?」

御坂妹「いっいえそういうわけでは・・・ただ当麻がミサカの為に手の込んだもの作ってくれてるんだったら嬉しいなぁって思っただけです、とミサカは本音を言ってみます」

上条「・・・ホントはもっと質素だっての」

御坂妹「え?なにか言いましたか、とミサカ質問します」

上条「なんでもねーよ。ほら、冷めねーうちに食っちまえ。俺は洗いもんしてくっから」

そう言って上条はキッチンの方に足早に立ち去って行った。

御坂妹「・・・ふふっ、全部聞こえてますよ当麻ーー」


ーーー
170 :リの字 [sage]:2010/11/06(土) 21:26:00.80 ID:rzE1Boo0
もう2ヶ月なんて待たせない。

どうもリの字です。

PCが導入され格段に書きやすくなりました。

年越しまでに一段落つけたらなーと思っています。
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/06(土) 21:28:14.23 ID:PBXQQ5Eo
待ってたかいがあったぜ
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/06(土) 22:35:01.05 ID:DQje4tEo
オラは信じてただーよ
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 03:21:47.77 ID:vtOMarg0
こっからに期待してるぜ
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/10(水) 23:20:29.41 ID:kt50.c20
俺は信じてたよ
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 02:08:38.82 ID:B8.pX/g0
わっふるううううううう
176 :リの字 :2010/11/12(金) 22:16:12.37 ID:DL265mc0
それからは楽しい毎日だった。

お互いの気持ちが通じ合ったのだから当たり前だ。2人で居る時が一番楽しかった。

傍に居るのが感じられるだけで、幸せだった。それがいつまでもとは言わなくても、暫くは続くと思っていたーーいや願っていた。

ーーー

ピンポーン。ドアベルが鳴った。一体誰だろうか?そう思いながら御坂妹は玄関の方へ歩いて行く。

御坂妹「はーい。どちら様ですか?とミサカは疑問の声をーー」

そこに居たのはわざわざ誰か聞かなくても解る人物だった。

何故なら、目の前の人物と御坂妹は細胞1つに至まで同一なのだから。彼女の姉妹ーー2万人の自分「妹達」の19090号だった。

19090号「随分と手間をかけさせてくれましたね、とミサカはウンザリ顔で言います」

御坂妹「どうしてここが?とミサカは疑問をぶつけます」

19090号「別に、ただの虱潰しですよ、とミサカは感慨もなく答えます」

ちなみにーーと前置きして19090号は続けた

19090号「逃走しようとしても無駄ですよ。周囲は他の妹達が包囲しています。そもそも逃がさないためにあの人が居ない時間を狙ったんですが、とミサカは内部事情をバラしちゃいます」

御坂妹「そうですか・・・せめてさよなら位は言いたかったですね、とミサカは後悔の念を呟きます」

19090号「書き置き位なら書く時間をあげるのでさっさと書きなさい、とミサカは寛容さを見せます」

そう言った19090号は自分の持ち物から白い便箋を取り出して御坂妹に渡した。

御坂妹「ありがとうございます・・・とミサカは感謝の気持ちを述べます」

そう言うと御坂妹は便箋に向かって文字列を書きはじめた。


ーーー

19090号「終わりましたか?とミサカは確認をとります」

御坂妹「はい・・・大丈夫です、とミサカは肯定します」

御坂妹は書き終えた手紙を封筒に入れてテーブルの上に置いた」

19090号「それでは行きますよ・・・」

そうして19090号は御坂妹を連れて上条の部屋から立ち去って行ったーー雨が降って来た

ーーー
177 :リの字 :2010/11/14(日) 20:39:42.39 ID:/iGWY3.0
ーーー

上条「ただいまー」

上条当麻は自分の寮の部屋に帰って来た。

しかし、いつも出迎えてくれていた彼女の顔がその部屋には無かった。

上条「あれ?どっか出掛けてんのかな・・・?」

そこまで言ったとき彼は机の上の封筒に気がついた。

上条「これは・・・」

嫌な予感しかしなかった。だんだんと胸の鼓動が早くなってくる。

それでも彼は封筒を開いた。すると中から数枚の便箋が出て来た。

ーーー

拝啓  上条当麻 様

こんな形で話をしなければならなくなってしまって申し訳ありませんでした。

正直なんて書いていいのか自分でも良くわかっていません。

ただハッキリ言える事は、私はもうあなたと一緒にはいられないのです。

私は病院から勝手に抜け出して来ていたのです。別にあそこの生活が嫌だったのではありません。ただ、外の生活を知りたかったのです。

確かに知識としての日常生活は私の中にはありました。しかし、やはり体験してみら別のものの様でした。

それは多分一緒に暮らしていたのがあなただったからなのでしょうね。



178 :リの字 [sage]:2010/11/14(日) 20:48:55.44 ID:/iGWY3.0
大好きなあなたと一緒に居られたこの数日間はとても楽しかったです。

でも私は暫く病院から出しては貰えなさそうです。

私だけ抜け駆けしたのが他の妹達にもバレてしまいましたから。

先生にもいっぱい怒られるでしょうね。

せっかくミサカネットワークまで切っていたのに散々です。

監視の目は増々厳しくなるでしょう。

でも私は大丈夫です。あなたと一緒に居られたから。

このまま病院にずっといる事になっても、私はあなたと過ごしたこの時間を忘れません。

楽しかったです。

ありがとう当麻、大好きです。


   ミサカ10032号こと御坂妹


手紙の最後の方には涙の跡が見える。

ーーー

上条「・・・ったく大げさなんだよ御坂妹は」

そういって上条は手紙から目を上げる

上条「何がこのまま病院にずっといるだ・・・そんなことあるわけねぇだろ・・・!」

そして拳を握り締める。

上条「俺が連れ戻しにいくんだからな・・・!!」

そういって上条は雨の中走り出して行った


ーーー
179 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 23:25:36.19 ID:kLZT34E0
カエルにそげぶするのか
180 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 23:44:34.51 ID:eHPX4Rgo
上条さんも一緒に入院すればいい
どうせ第二の家みたいなものだし
181 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/16(火) 00:07:27.55 ID:FRHJEkU0
病院が第二の家ワロタ
182 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 23:03:53.71 ID:.Rv3xkQ0
まだかの〜
183 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 23:24:15.35 ID:5i5SZ4E0
早くも一週間経過
184 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/08(水) 15:05:24.39 ID:X/2yUl20
大丈夫だ、問題ない
185 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 20:00:46.79 ID:KmuJZ0E0
なんか今年中は無理そうだな
186 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 23:25:53.84 ID:eskV3Ggo
中出し走りに見えた
眼科だなこりゃ
187 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 13:17:03.62 ID:wXK1RRA0

無茶苦茶いい話なのに……待つのは大変だ

 作者さん乙です!
188 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/24(金) 01:43:24.88 ID:YKBeOfs0
保守
189 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 19:15:59.34 ID:AWBQsH20
メリクリ
190 :リの字 [saga]:2010/12/27(月) 14:37:12.12 ID:AhVD4YQ0
遅れてすみません・・・本投下は夜からですが今のうちに冒頭だけ投下します







上条「はっ...はっ...」

上条は居た。あのカエル顔の医者の病院の前に。

御坂妹を取り戻す為に。

しかし、目の前には取り戻すべき少女と同じ顔の少女が立っていた。

???「やはり来ましたか。あなたなら来ない筈は無いと思っていました、とミサカは素直な感想を述べます」

上条「お前は...?」

???「申し遅れましたね。ミサカはミサカ10039号です、とミサカは自己紹介します」

そう言った少女ーーミサカ10039号はさらに続ける

10039号「あなたが御坂妹と呼んでいるミサカーーミサカ10032号は残念ながらお渡しする事ができません、とミサカは事実を言います」

なぜならーー

10039号「何故なら彼女は抜け駆けをしたのです。これは我々妹達の規律によって決まっていたことなのです。なので部外者であるあなたにはどうする事もできません。とミサカは淡々と述べます」

上条「...っけんなよ」

10039号「え...?」

上条「ふざけんなよ!!」

上条「なにが規律だ!何が抜け駆けだ!お前らはただ億病になってただけだろうが!想いより規律を破った時の制裁の恐怖の方が強かったんだろう?抜け駆けする勇気より想いの方が弱かったんだろう!御坂妹はなぁ、そんなものより想いの方が強かったんだよ!だから一人で俺の所まで来たんだよ!抜け駆け?違うな御坂妹とお前達じゃ立ってるステージがちげぇんだよ!そんな事もわからずに規律に従って御坂妹を返さないっていうんなら...その幻想をぶち殺す!」

10039号「...そうですか。交渉決裂ですね、残念ながら。しかたがありませんーー」

そう言って、10039号は足下のケースからサブマシンガンと軍用ゴーグルをとりだして装着した。

10039号「なら武力行使もやむなしですね、とミサカは合図をします」

するとすると病院内から数人の妹達が同じ装備をして出て来た。

10039号「一応ゴム弾ですが...全力で排除させていただきます!オールシスターズステェーンバーイーー」

GO!

191 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 14:42:19.28 ID:EQnYZC20
復活...だと...!?
192 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 15:08:44.29 ID:6UXr4V.o
ktkr
193 :リの字 :2010/12/27(月) 23:45:41.54 ID:AhVD4YQ0
本投下夜からとか言いましたがちょっと出来そうにないです…

明日には投下致しますので少々お待ちください。さぁ年越し前に終わらせるぞー
194 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [age]:2010/12/28(火) 00:03:57.97 ID:R3LnjrY0

やっほう!!待ってた甲斐があった!!
さてと……all readers stand-by
待ってますよ!!
195 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:02:47.54 ID:ye73J..0
まだかなー
wktkが止まらんw
196 :リの字 [saga]:2010/12/28(火) 15:02:41.45 ID:gtINlII0
ガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!

鈍い音とともに妹達が構えたサブマシンガンが一気に炸裂した。

弾の編み目が上条を包囲するように襲いかかる。

上条「がっ...!」

その網に包まれた上条は頭だけを手でガードするだけで、まともに弾の雨を喰らってしまった。

しかしその様子に10039号は違和感を覚える。

(お姉様の超電磁砲すら先読みで止められるあの人がこの程度よけれない訳が無い...一体どうなっている...)

そんな考えを露も知らず上条が口を開く。

上条「どした...?もう終わりか?その程度で俺を止めるって?排除するって?」

10039号「くっ...!もう1度です!とミサカは号令を下します」

ガガガガガガガガガガガガ!!!!

再び弾雨が上条に襲いかかるーー

しかし、いや、やはりと言うべきか上条は避けようとしない。そればかりか妹達の方へ前進し始めた

10039号「なっ!?」

それはそうだろう。ゴム弾とはいえ実弾に匹敵する速度で発射されるのである。普通の人間なら立ってなどいられない。まして前進するなんて事は不可能だ

カキッカキッ

10039号「はっ!?弾切れですか、とミサカは悪態を尽きます」

いつの間にか1マガジンを撃ちきっていたのである。

すぐさまリロードしようとするがーー

上条「よう10039号。ようやく近くにこれたよ」

目の前には上条の姿があった

10039号「っ!」

上条「それじゃあちっとばっか強引に通してもらうぞっ!」

そう言って上条は拳を振りかぶったーー
197 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 15:15:44.53 ID:VQnxlKoo
きたー
198 :リの字 [saga]:2010/12/28(火) 15:28:13.38 ID:gtINlII0
10039号「?」

しかし、拳が当たる感触が来ない。

前を見ると白いシャツ姿の男が上条の拳を受け止めていた。

???「いくら英雄ォでもよォ、こいつらを傷つけるってンなら手加減できねーぜ?」

白い髪。赤い目。ほっそりとしたラインの四肢。特徴的な杖がなくなっているがこの人物を見間違える人はまずいないだろう。

10039号「あなたは...!」

上条「一方通行!」

そう、この学園都市で最高の頭脳を持つ第1位・一方通行だ。

上条とは第3次世界大戦の後に仲良くなっていたが、その男が目の前に立ち塞がってる。

上条「どうしてお前がここに...?」

一方通行「打ち止めからミサカ・ネットワーク経由で事情を聞いたンでなァ...」

そしてその特徴的な赤い目を上条に向けながら続ける

一方通行「事情はわかってるけどよォ、こいつらを傷つけるってンならーー」

一方通行「俺がお前をぶちのめしてやンよォ!!」

そういって一方通行は首筋にある電極のスイッチを入れた

カチッ

その音と共に学園都市第1位の能力が全解放される

ベクトル変換能力・一方通行

あらゆる能力の上位互換となり得る能力。

一方通行「どうする英雄ォ?俺とやり合うか、それとも大人しく帰るかの二つに一つだ」

上条は下を向いて黙った。暫くの沈黙。そしてーー

上条「...ちまえよ」

一方通行「?」

上条「御坂妹が傷ついてるのがわかんねぇのなら、妹達を守るなんて言ってないで辞めちまえって言ったんだよ一方通行ぁぁああああああ!!」



199 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 15:34:06.45 ID:R3LnjrY0

 あああああああ一方通行あああああああっ
やばい上条さんも一方通行もかっこいい
200 :リの字 [saga]:2010/12/28(火) 15:48:54.14 ID:gtINlII0
上条「妹達全体が傷つかないようにする為になんで御坂妹だけ傷つかなきゃならねぇんだ!多数がよけりゃ少数はどうなったっていいのかよ?ちげぇだろ!お前はそんな甘い考えで妹達を守るとか言ってたのかよ一方通行ぁああ!いいぜ...それならお前のその甘い幻想をぶち殺す!」

一方通行はその目で上条の目を見ながら答えた

一方通行「少数でも多数でもこいつらを守るって俺ァ決めてンだよ。お前が少数を守るってンなら守ってもらえない多数は俺が守るしかねェだろうが。だから俺は...お前を通さねェ。悪いが英雄ォこっから先は一方通行だ。」

そういって一方通行は電極のスイッチを元に戻して。拳を固めた。

上条「一方通行お前...!」

一方通行「気にすンなァ、コイツは俺なりのケジメつてやつだァ。さァ来いよ英雄ォオオオオオオオオオ!!!通ってあいつを守って見せろよォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

上条「一方通行ぁあああああああああああああああ!!!!」

二人はほぼ同時に走り出した。そして拳がクロスする。

ゴッと鈍い音。両者の顔面にヒット。しかし上条は追い打ちをかける。それを避けつつ中段蹴りを放つ一方通行。

以前の彼ならそんな芸当はできなかっただろう。しかし暗部の経験などから一通りの殴り合いは出来るようになっていた。

蹴りが上条にヒット。

上条「っぐ!」

しかし、上条は蹴りの後の隙を見逃さずにボディに一発お見舞いしてやった

一方通行「ッが!」

お互いに一歩も引かない殴り合い。ただの喧嘩。

しかしお互いには信念がある。決して曲げれない信念が。

上条・一方通行「ォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

決して負ける訳にはいかないのだ。どんなに醜くとも。
201 :リの字 [saga]:2010/12/28(火) 16:03:52.93 ID:gtINlII0
そんな二人の様子を御坂妹は病院の2階から見ていた。

御坂妹「当麻...」

ぎゅっと拳を握ってしまう。最愛の男が自分の為に傷ついているのだ。

御坂妹「ホントに当麻はバカなんですから...とミサカは呟きます」

傷ついているのなんて見たくない。このまま帰って欲しい。

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

ただそれ以上に

御坂妹「当麻ぁっ」

嬉しい。最愛の男が自分の為にここまで来てくれた。傷ついてくれている。そんなことがどうしようもなく嬉しい。どうしようもなく愛おしい。

御坂妹「当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻当麻トウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマトウマとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまーー」

最愛の男の名前を叫ぶ

御坂妹「当麻ぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

気がつく訳が無いと知っていても叫ばずにはいられなかった。

ーーーーうと

御坂妹「えっ?」

ーーーもうと

上条「御坂妹ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


聞こえていた。気づいていた。伝わっていた。嬉しい。嬉しい。

上条「待ってろよ!すぐ行くからなぁあああああああああああああああああ!!」


うん。うん。待ってる待ってる待ってるから。





202 :リの字 [saga]:2010/12/28(火) 16:20:47.71 ID:gtINlII0
勝つ。勝つ。勝たなきゃいけない。

上条は闘う。

上条「そろそろ通して貰うぞ一方通行」

一方通行「抜かせ...」

そして最後の1発がクロスするーー


ーーー


傷だらけの上条は病院の階段を登っていた。

一方通行との殴り合いは僅差で上条が勝利した。

そして上条は最愛の女の元へと向かう。

しかし

上条「どこにいるんだ御坂妹...」

さすがにどの病室にいるかまでは把握できていない。

???「あひゃひゃ。お困りかねおにーさん」

途方にくれていた上条の前に現れたのは

番外個体「はぁい☆ミサカが10032号ーー御坂妹ちゃんがいる所まで案内してあげるわ。感謝するんだねーあひゃひゃ」

そういって番外個体はスタスタと歩いて行く。

上条「番外個体...」

大人しく彼女について行く上条

暫く進んだ所で

番外個体「あひゃひゃ、それじゃミサカはこの辺で失礼するねーばいばーい」

そんな事を言って番外個体はどこかに行ってしまった。

上条「まったくあいつは...」

そう言う上条の前には一つのドアがあった。

そして、そのドアを開ける為に力を込める。

ドアはするりと開いてーー
203 :リの字 [saga]:2010/12/28(火) 16:31:39.90 ID:gtINlII0
ーー

いきなり背後のドアが開いた。

ビックリして御坂妹は後ろを振り向いた。

そこに立っていたのはーー

御坂妹「当麻...」

紛れも無い上条当麻だった。

上条「悪い...遅くなった」

首をふる御坂妹。

来てくれた。それだけで十分だった。十分のはずだった。

しかし上条はここまで来てしまった。来てくれた。遅くなったくらいで何を怒るものか

御坂妹「とうまぁっ...!」

そう言って御坂妹は最愛の男に抱きついた。

御坂妹「当麻、トウマ、とうまぁ...」

そんな御坂妹を上条はそっと抱きしめ返す。

御坂妹「こんなに傷だらけになって...心配したんですからね...」

上条「ごめんな...心配かけた」

涙を流しながら御坂妹は訴える

御坂妹「そうです心配したんですからっ...!心配しましたけどーー」

御坂妹は上条の目を見る

御坂妹「嬉しかったです。来てくれて...」

上条「あったりまえだろ」

そういってキツく御坂妹を抱きしめる

204 :リの字 [sage saga]:2010/12/28(火) 16:35:40.33 ID:gtINlII0
御坂妹「当麻...」

御坂妹は上条の唇に自分の唇を重ねた

上条もそれに応える

二人の影は1つになった

御坂妹「当麻...大好きーーいいえ愛していますよ、とミサカは頬を染めながらいいます」

上条「俺もだよ御坂妹、愛してる」












205 :リの字 [sage saga]:2010/12/28(火) 16:45:30.16 ID:gtINlII0
という訳でクライマックスの投下でしたー
いやー長かった。ここまで来るのに。
自業自得なんですがw

この後ラストを書いたらほのぼのと共に
見守っていただいた皆さんからのリクエストなんかあればお答えして行こうと思っています

それでは最後までよろしくお願いします。
206 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 19:51:38.47 ID:R3LnjrY0

 ほんとに乙でした!!
もうそろそろ終わりですか……寂しくなりますね
 リクエスト考えとこ
207 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 10:34:51.70 ID:rV7wRC.o
乙う
208 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/01(正月) 09:24:40.94 ID:xdP86oDO
あけおめ
209 :lain. [sage]:2011/02/19(土) 23:09:03.00 ID:???
SS・やる夫系スレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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