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セロリ「新たな学校生活の始まり!」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:09:10.28 ID:4oXYJpQ0
第三果樹園高校
ここは色々な野菜、果物たちが三年間通う事になる高校
色々な感情が飛び交うこの場所で主人公セロリは沢山の事を経験する事になる


-入学式当日-

セロリ「今日は私の新しい学校生活始まりの日!」

「友達たくさん作るもん!」

「楽しみ!」
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:11:51.76 ID:4oXYJpQ0
-入学式-

セロリ「ここかぁ〜、大きいなぁ〜」

通うことになった学校は立派な施設だった

セロリ「あの子も新入生かな」

ナス「うぅ…」


セロリが最初に見つけたのはナス(♀)
挙動不審なのが特徴的だった

セロリ「声を掛けてみようかな」

「ねぇー!あなたも新入生?」

ナス「は、はい…」

唐突に声を掛けられたせいでナスは戸惑っていた

セロリ「同じクラスになったらよろしくね」

ナス「は、はい…!」

ナスは速やかにそこから立ち去った
セロリの元気さに怖気づいてしまったのだろうか

セロリ「速い…」

次に見つけたのはブルーベリー

アイドル並の可愛さでセロリは驚いた


ブルーベリー「あら、あなたも新入生?」

セロリ「そうだよ、よろしくね」

ブルーベリー「はい、ではまたお会いしましょう」

セロリ「またね」

「可愛い、あの子は男子からモテモテだろうなぁ〜」

気が付くと入学式が始まる時間になっていた
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:12:06.78 ID:8h7vZEAO
野菜の方かよww
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:12:48.40 ID:4oXYJpQ0
セロリ「私の席は…ここね」

―――

入学式が始まった。張り詰めた緊張感の中、校長が喋りだす

校長「え〜、いい季節となりました。新入生の皆さんおはようございます!」

一同「おはようございます」

校長「緊張している人たちも居るようですが、すぐに慣れるでしょう」

「この学校に新入生として入学する事を誇りに思って頂けたらなと思います」

セロリ「(長いなぁ、眠くなってきたよ…)」

校長「え〜、この学校が創立されて60年が経ちました」

「歴史あるこの学校では数々の卒業生を輩出いたしました」

セロリ「(zzz...)」

校長の長い話のせいでセロリは眠りについてしまった
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:13:42.26 ID:4oXYJpQ0
―――

セロリ「むにゃむにゃ…」

セロリが目覚めると新入生一同が起立していた
その光景を見て、慌ててセロリも起立した

教員「…礼」

ざわざわ…ざわざわ…

セロリが起きた時は入学式が終わる頃だったようだ

セロリ「(うわっ、最悪!一時間寝てた…)」

教員が新入生に指示を出す

「では皆さん、自分の名前が書かれているクラスを確認して教室へ向かいましょう」

セロリ「(えっ!紙が無いよ…どうしようどうしよう!)」

セロリは隣に居た新入生に声を掛けた

セロリ「ごめんなさい、紙を見せてもらえますか?」

「いいですよ、どうぞ」

セロリ「ありがとうございます!」

セロリは貸してくれた新入生に礼を言ってから自分のクラスを確認した

セロリ「え〜っと…、私は……あった!1年C組だ!」

「ありがとうございまーす!」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 17:14:07.81 ID:.0WM0kAO
一方通行かと思った
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:19:06.44 ID:4oXYJpQ0
-1年C組教室-

セロリは廊下側の席に座る

セロリ「(みんな緊張してる…)」

「あっ」

セロリが目にしたのは、先ほど話したブルーベリーだった

セロリ「同じクラスだね!」

セロリがブルーベリーの席へ駆け寄る

ブルーベリー「あら、同じクラスでしたのね、私はブルーベリーですわ」

セロリ「私はセロリ、よろしく」

ブルーベリー「はい、よろしくお願いいたしますわ」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:23:10.43 ID:4oXYJpQ0
一人の教員が教室へ入ってきた

教員「皆さん、自分の席は分かりましたか?」

「皆さん、入学おめでとうございます」

「私が1年C組を受け持つ事になりました」

「名前はチョコレートと言います、1年間よろしくね」

セロリ「(チョコレート先生かぁ〜、変わった名前だなぁ〜)」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:26:31.91 ID:4oXYJpQ0
チョコレート「緊張している人も居ますね、当たり前ですね」

セロリ「私は緊張してないよ!」

チョコレート「あら、お名前は?」

セロリ「私はセロリです!」

チョコレート「セロリさんですね、よろしくね」

セロリ「よろしくお願いします!」

セロリは起立して先生に向かって礼をした

チョコレート「元気が良いですねー」

セロリ「それだけが取り柄でーす」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:31:19.19 ID:4oXYJpQ0
チョコレート「皆さんは一年間一緒に生活する事になりました」

「くれぐれも問題は起こさないようにしましょう!」

セロリ「はーい!」

―ガタン

セロリが返事をしたあとに一人の生徒が席を立った

大根「うるせぇな…集中して読書ができねぇだろうが」

発言したのは大根(♂)
机の外に足を出して読書をしていたのを妨げられて怒ったようだ
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:35:04.97 ID:4oXYJpQ0
チョコレート「大根くん、いけません」

大根「あぁ…!?」

セロリ「(うわぁ、不良だぁ…)」

大根の一言でクラスの雰囲気は一変した

チョコレート「大根くん、入学初日ですからそんなに怒ってはいけません」

大根「チッ…」

セロリ「(何よあいつ、カッコつけてんじゃないわよ…)」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:40:10.60 ID:4oXYJpQ0
チョコレート「皆さんはこの1年間で色々な体験をします」

「クラスのみんなと協力し合ったり、旅行をしたり…」

「たくさん思い出を作りましょう!」

セロリ「はーい」

先ほどより小さくセロリは返事をした

チョコレート「皆さんは一通りクラスメートの顔は覚えましたか?」

「近隣の人たちと話してみてください」

「では、始めてください」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:42:00.25 ID:tPhFJS2o
ロリコン通行じゃなかったwwwwww
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:44:41.89 ID:4oXYJpQ0
担任の一言で交流が始まった
セロリは後ろの女の子に話を掛けてみた

セロリ「私はセロリ、1年間よろしくお願いします!」

サクランボ「私はサクランボ、よろしくね」

「あなたは凄い元気だよね」

セロリ「それが唯一の取り柄なの」

サクランボ「私もテンション高くいかないといけないなぁ」

セロリ「簡単だよ!」

サクランボ「そうかなぁ…私、大きな声出すの苦手なの」

サクランボ(♀)は大きい声で話す事が苦手らしい
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 17:48:53.47 ID:4oXYJpQ0
セロリ「そうなんだ、なんかごめんね」

サクランボ「いいよいいよ、気にしないで」

「友達になってくれる?」

セロリ「良いよ!大歓迎!私たちは友達!」

サクランボ「本当?」

セロリ「うん!困った時は助け合おうね!」

サクランボ「うん、私たちは友達!」

セロリ「そう!友達!」

セロリは5分で友達を作った
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 17:52:07.85 ID:4oXYJpQ0
一旦休憩

>>3
はい、野菜です

>>6>>13
一方通行じゃなくてごめんなさい
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 18:10:26.87 ID:4oXYJpQ0
再開

次に隣の男子に声を掛けた

セロリ「私はセロリ、よろしくね」

アボガド「…アボガドです」

セロリ「(…イケメンだった!)」

「アボガド君は一人の時は何してたりするの?」

アボガド「俺ですか、えーっと…読書、かなぁ」

セロリ「へぇー、そうなんだー」

……


話が途切れた


セロリ「あっ、ごめん!1年間よろしくね」

アボガド「はい、よろしく」
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 18:15:09.03 ID:4oXYJpQ0
チョコレート「良いかなー?では、立っている人は席に戻ってー」

―ガタン

チョコレート「今日は顔合わせだけでしたが、どうでしたか?」

「この質問はおかしいかな、帰ったらゆっくり休んでくださいね」

「明日は集会があります、ネクタイ、リボンを忘れないようにしてください」

「では、起立」

―ガタタン

「…礼」

一同「さようならー」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 18:22:46.63 ID:4oXYJpQ0
セロリはサクランボと一緒に帰っていく事にした

-帰り道-

セロリ「3年間は長いよねー」

サクランボ「うん」

セロリ「疲れた〜」

サクランボ「私も疲れたよ」

セロリ「やっぱりそうだよね!私、校長先生が話してるときに寝ちゃったよー」

サクランボ「私も眠りそうになったけど我慢した」

セロリ「偉い!」

サクランボ「え、偉いかなぁ?」

セロリ「うん、偉いよ!」

サクランボ「本当にセロリちゃんは元気だよね」

セロリ「私の取り柄は『元気』ですから!」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 18:25:08.12 ID:4oXYJpQ0
16:00【入学式】終了

区切りが良いので一旦、ここで終わります

続きはまた後で
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 19:00:42.25 ID:NS8EQYDO
まさかのセロリ違いだった
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 20:16:47.20 ID:kt3LVLQo
予想していたセロリとは違ったが、一向に構わん
期待
23 :R :2010/06/03(木) 20:20:52.39 ID:ndcXUaI0
騙された…
期待
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 22:12:50.22 ID:elLD0QAO
野菜かよwwwwwwまぁ観るけどね
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 22:51:14.26 ID:4oXYJpQ0
眠気のせいでスローペースになってしまうかもしれないです

-セロリ宅-

セロリ「ただいまー!」

セロリ母「あら、お帰り」

セロリ「楽しかった」

母「クラスの人たちとは話せたの」

セロリ「当たり前じゃん!友達も出来たよ!」

母「あら、お名前はなんて言うの?」

セロリ「サクランボちゃんだよ」

母「可愛い名前ね、初日に友達ができて良かったじゃない」

セロリ「うん」

母「明日からは早く起きないといけないからね」

セロリ「分かってるよ!」

「疲れたぁ〜、ご飯まだ?」

母「まだ17時よ、そんな早く出来る訳ないでしょ」

セロリ「ちぇ…」

母「すぐ出来るから部屋で待ってなさい」

セロリ「はーい」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 22:52:14.03 ID:4oXYJpQ0
-部屋-

―ドサッ

セロリはベッドに倒れこんだ
相当疲れていたのかそのまま眠りについてしまった

セロリ「くぅ…」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 22:52:53.99 ID:4oXYJpQ0
―――

母「セロリー!ご飯出来たわよー!」

母の声に気がついてセロリは体をベッドから起こした

セロリ「ハッ!うそ!」

「…寝ちゃってた」

「今行くー!」

セロリは階段を駆け下りた

―ダダダ!!

母「うるさいわね」

姉「どうにかならないのかな」

弟「お姉ちゃん面白いよね」

セロリ「とうちゃーく!リビングに着くまでに掛かった時間、およそ20秒!」

姉「何言ってんのアンタ」

弟「怪我するよ」

セロリ「えへへ」

セロリは五人家族
家族構成は父、母、姉、弟、セロリ
父は出荷されてしまい会えない状態になってしまっていた
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 22:54:00.69 ID:4oXYJpQ0
-食卓-

弟「お姉ちゃん、今日の入学式どうだったの?」

セロリ「疲れたけど楽しかったよ、友達も出来た」

弟「すげぇー、初日に友達作ったのかよ」

セロリ「羨ましい?」

弟「うるさい」

姉「セロリは積極的だよね」

セロリ「うん、一人なんて楽しくないもん」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 22:54:48.03 ID:4oXYJpQ0
「お姉ちゃんはどうなの?」

姉「彼氏できましたー」

弟「えぇー!!」

セロリ「嘘つかないで」

姉「嘘じゃないよバカ」

母「本当なの?」

姉「本当だって」

セロリ「お父さんに怒られるー!」

「あっ…」

母・姉・弟「…」

セロリ「ごめんなさい…」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 22:57:12.78 ID:4oXYJpQ0
食事が終わり、セロリは部屋に戻った

-部屋-

セロリ「また変なこと言っちゃった…」

「私って一言多いんだよね…」

「気をつけて発言しないとダメだ」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 23:02:06.68 ID:4oXYJpQ0
弟「お姉ちゃん、この前貸した本返してよ」

セロリ「えっ、あんたに借りたっけ?」

弟「俺も早く読みたいんだよー、早く返してよー」

セロリ「待ってて、今探すから」

弟「早くしてよね、俺は部屋に居るから返しにきてよ」

セロリ「はいはい、分かりました」

「あー、本借りた事忘れてたよぉー」

本棚にある本を床に落としてもそのままでセロリは本を探し始めた
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 23:05:09.99 ID:iuKvqb20
父が出荷されてって、何と言うせつなさ…
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 23:08:04.38 ID:4oXYJpQ0
セロリ「どこに保管したかなぁ…」

―ガダダ

セロリ「もう、最悪!」

本棚にある本が全て床に落ちてしまった

セロリ「どこだどこだ」

「あれ、これって…」

セロリが幼い頃の写真が出てきた

セロリ「懐かしいなぁ〜、私小さい」

「お父さんも写ってる、弟もお姉ちゃんもお母さんも…」

「…うぅ」

写真を見ていると涙が出てきた

「うぇぇ…ひっく…」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 23:12:38.85 ID:4oXYJpQ0
弟「ねぇー、まだ探してるの?」

「どうしたの!?なんで泣いてるの?」

セロリ「うぅ…」

涙を拭いながらセロリは口を開いた

「…これでしょ、はい」

弟「ありがと…」

―――

セロリ「…ふぅ」

泣き疲れてしまったセロリはそのまま寝てしまった
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 23:17:23.03 ID:4oXYJpQ0
―翌日

外は快晴だった、天気予報では雨だったが見事に晴れた

セロリ「…ふわぁ〜、よく寝た」

母「ご飯出来てるから食べなさい」

セロリ「うん」

姉「どうしたのセロリ、くまが出来てるよ」

セロリ「昨日は遅く寝たからね」

弟「早く寝た方が良いよ」

セロリ「分かってるよ」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 23:22:26.37 ID:4oXYJpQ0
セロリ「行ってきまーす」

母「行ってらっしゃい」

―登校中

セロリ「目が痛い…」

「あと10分…、長い道のり…」

「あの子は確か…」

入学式に話したナスが前を歩いていた
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 23:26:10.33 ID:4oXYJpQ0
挙動不審でどこかおかしな動きをしている

セロリ「(どうしたのかな?)」

思い切って話し掛けてみる

セロリ「私、覚えてる?」

ナス「えっと…えっと…」

セロリ「そんなに怖がらなくて良いよ」

「学校まで一緒に歩こう」

ナス「は、はい…」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/03(木) 23:30:59.70 ID:4oXYJpQ0
セロリ「昨日、話したんだけど覚えてる?」

ナス「えっと…、昨日はごめんなさい!」

ナスは昨日の事を思い出したのか、セロリに向かって謝った

セロリ「どうしたの!?謝らなくて良いよ!私が悪いんだから!」

ナス「でも…」

セロリ「私がいけなかったの!だから前向いて」

ナス「…はい」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 23:33:23.28 ID:4oXYJpQ0
これからのおおまかな流れをど忘れしてしまいましたので、今日はここで終わります

明日には投下できると思います
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 00:02:05.39 ID:NnfnNgSO
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:40:59.79 ID:p/NY57k0
ぼちぼち投下していきたいと思います

そんな事を話しながらセロリたちは学校についた


セロリ「着いたね」

ナス「…はい」

セロリ「ナスちゃんは何組?」

ナス「私は…、C組です」

セロリ「ええっ!ナスちゃんC組だったの!?」

なんとナスはセロリと同じC組だったのだ

ナス「そうです…」

セロリ「ごめんね、気付か…」

「(また癖が出そうなった、危なかったぁ…)」

セロリ「同じクラスだね!」

ナス「…はい」

セロリ「じゃあ、教室に急ごう」

ナス「…そうですね」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:42:37.57 ID:p/NY57k0
―――

―ガラッ

セロリ「みんなおはよー!!」

教室のドアを開くとセロリはドデカい声でクラスメートに朝の挨拶をした
二日目、生徒全員は全く喋っても居ない状態なので返事が返ってくるはずも無い
ナスはそそくさと自分の席へ着いた

セロリ「あれ、ナスちゃん?(まだ二日目だし、しょうがないか…)」

セロリが席に着くと、隣の席のアボガドが喋ってきた

アボガド「セロリさんって元気良いですよね」

セロリ「そうですかね?」

アボガド「入学式の次の日にあんな大きい声で挨拶できるなんて凄いですよ」

セロリ「ありがとうございます///」

セロリは顔が真っ赤になっていた
ナスを見てみると誰とも話さず一人で畏まって本を読んでいた

セロリ「(ナスちゃんは一人が好きなのかな…)」

周囲を見渡すと、大根が後ろの席の男子に話し掛けていたのが見えた

セロリ「(あいつもコミュ力あるわね、さすがヤンキー)」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:43:21.30 ID:p/NY57k0
大根「俺ぁ、大根っつーもんだ、よろしくな」

唐辛子「俺は唐辛子、よろしく」

大根「唐辛子ね、覚えとくぜ…」

「お前はどこの中学からきたんだ?」

唐辛子「第二植物中学校さ、有名だろ」

大根「第二植物中学校?知らねぇな」

唐辛子「嘘だろ、県内の頭が切れる奴らが集まる超有名高校だぜ?」

唐辛子(♂)
名門中学に通っていたようでかなり頭が良いようだ

大根「興味がねぇ」

唐辛子「これだからヤンキーは…」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:43:52.09 ID:p/NY57k0
大根「あぁ…!?文句あんのかよ?」

―ドガッ!

大根は机を蹴り飛ばした

唐辛子「君は暴力でしか解決できないんだね」

「殴ればいいさ、退学になるよ」

大根「この野郎!」

大根は拳を振りかざした

―ガシッ!

大根「んあっ!なんだ!?」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:44:21.43 ID:p/NY57k0
梨「止めておいた方が良いっすよ」

仲裁に入ったのは梨(♂)
大根のすさまじく鋭い拳を握り締めた
周囲は唖然としている

セロリ「すごい…」

大根「放せコラ!」

梨「口で言っても分からないんすか?」

大根「てめぇ…、調子乗ってんじゃねーぞ!」

大根はもう片方の拳で梨に向かって拳を振りかざした

―ガシッ!

大根「がっ…くっ!」

梨は鋭い反射神経でもう片方も受け止めた
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:46:10.96 ID:p/NY57k0
>>43訂正

×高校
○中学校
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:46:48.68 ID:p/NY57k0
―ガラララ…

チョコレート「はい、みなさ〜ん席について…」

「あっ、何やってるの!」

チョコレートは取っ組み合いになっている二人を止めようとした

チョコレート「止めなさい!」

梨「はぁ…、最悪な状況…」

大根「ただじゃおかねぇぞコラァ!」

血気盛んな大根には誰も手がつけられなかった

チョコレート「大根くん!落ち着いて!ね、ほら深呼吸してみて!」

大根「うるせぇ…!」

「ハァ…ハァ…」

梨「俺は武道を習ってるんだ、そう簡単に殴られてたまるか」

大根「この…野郎…!」

チョコレート「梨くん、あなたもよしなさい」

梨「はい、分かりました」

セロリ「(問題起こりまくり…)」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:52:29.39 ID:p/NY57k0
チョコレート「…では、朝の挨拶をしましょうか」

「ブルーベリーさん、挨拶できます?」

ブルーベリー「私ですか?出来ますわ」

チョコレート「じゃあ、よろしくお願いします」

ブルーベリー「分かりましたわ」

「起立」

―ガタン

ブルーベリー「…礼」

一同「おはようございまーす」

チョコレート「はい、皆さんは学校生活二日目を迎えました」

「早く話せる人を見つけましょう」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 17:56:51.81 ID:p/NY57k0
チョコレート「今日は昨日言ったように集会があります」

「皆さん、ネクタイ、リボンは持って来ましたか?」

「忘れた゛!」

チョコレート「あら、バナナくん忘れてしまいましたか」

バナナ「こ゛めんなさい」

バナナ(♂)はネクタイを忘れてしまったようだ
喋り方が特徴的だった

チョコレート「今度から気をつけてください」

バナナ「はい゛」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 18:00:54.91 ID:p/NY57k0
朝のホームルームが終わった

セロリ「おはよう」

サクランボ「おはよう」

「セロリちゃん、目の下が青いね」

セロリ「そう?」

サクランボ「うん、疲れてるんじゃない?」

セロリ「昨日は夜更かしちゃったからだと思う、きっと」

サクランボ「そうなんだ、疲れてるんだね」

セロリ「うん」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 18:05:46.51 ID:p/NY57k0
―キーンコーンカーンコーン

セロリ「チャイム鳴った」

アボガド「やっべぇ…教科書忘れた…」

アボガドは1時限目に使う『人間』の教科書を忘れてしまったようだ

セロリ「どうしたの、大丈夫?」

アボガド「なんでもないよ、気にしないで」

セロリ「私の見せてあげるよ」

アボガド「本当に?」

セロリ「私は困ってる人が居たら絶対助けるの」

アボガド「本当にありがとう」

セロリ「///」
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 18:06:54.43 ID:p/NY57k0
休憩します
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 18:12:27.96 ID:p/NY57k0
1年C組女子生徒一覧


イチゴ
キウイ
サクランボ
セロリ
ナス
ニンジン
ブルーベリー
マンゴー
ミカン

リンゴ
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 18:18:48.46 ID:p/NY57k0
1年C組女子生徒一覧

アボガド
カボチャ
キャベツ
ジャガイモ
大根
たまねぎ
唐辛子
トマト

白菜
バナナ
ライチ
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 18:19:18.07 ID:p/NY57k0
男子生徒でした
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