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澪「ひええええええ!!!」翠星石「ちょっと黙りやがれですぅ!」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 20:31:14.71 ID:OJtzFwDO
‐‐‐みおへや!

澪「うーん…いい歌詞が浮かばないなぁ…」

カサッ

澪「……ん? なんだろうこの紙…」

『まきますか? まきませんか?』

澪「……まぁどうせ律が置いていったとかなんだろうな。はいはい『まきます』っと…」キュッ

澪「で、引き出しの2段目に入れる、と……おまじないか何かかな?」

澪「さて、歌詞の続き続き…」

カタンッ

澪「えっ」
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 20:37:36.66 ID:OJtzFwDO
澪(今のカタンッてまさか…)カタカタカタ

澪「……」

澪「……」

しーん

澪「……あれ?」

澪「そ、そうだよな! ただの気のせいだ! ははははっ」

澪「よしっ、トイレ行ってこよう!」スクッ

澪「……あれ?」

鞄「……」

澪「……」

澪「……スゥ」

澪「ヒィイイイイイイイ!!!」

ガチャッ

澪母「うるさい!」

澪「ごめんママ!」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 20:41:27.27 ID:daEt1l6o
お。何やら始まったぞな
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 20:47:25.23 ID:OJtzFwDO
澪(ど、どうしてあんな鞄が!?)

澪(でもちょっとかわいい……じゃなくて! なんで…さっきまで確かになかったのに!)

澪「り、律を呼んで開けて貰おう…って律は家族で出かけてるんだったぁ!」

澪「うぅ…開けるの怖い…でも気になる」

澪(だってだって…もし開けようとしたら噛み付いてきたりするかも)

澪(もしくは中に呪いの人形とか入ってたりして…!)

澪「いやぁあああああ!!!」

ガチャッ

澪母「うるさいっつってんでしょうがあああ!!」

澪「ごめんなさいママ!!」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 20:57:30.05 ID:OJtzFwDO
澪「そーっと開ければ大丈夫…そーっと開ければ大丈夫…」

澪「うぅ、りつぅ…」

澪「う、うりゃああっ!!!」ガバッ

澪「〜〜っ」サッ

しーん

澪「……ぶ、無事だった…のか?」

澪「あ、お人形…? なんだ、ただのお人形で良かったぁ」

澪「しかもかわいい…凄い、人間みたいだな」

澪「でも、どうしてお人形が私の部屋に…? かわいいから怖くないけど」

澪「……ん? 螺旋が入ってる。巻いたら動くかな」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 21:06:51.71 ID:OJtzFwDO
澪「よっと、よっと」

カチリ カチリ

澪「よしっと…」

澪「あれ、動かない。やっぱり動かないタイプとか…」

カタッ

澪「えっ」

ギシ… カクッ カカカカッ…カタンッ

タタッ… カタ…

ガクッ… カタン…

カタ… カタン…

澪「 」

カタン… ピタッ

翠星石「…お、お前が螺旋を巻いたんですか? 人間」

澪「……」

澪「はふぅ…」ドサッ

翠星石「えっ!?」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 21:12:56.52 ID:OJtzFwDO
‐‐‐

澪「う、うぅん…」

翠星石「……人間」

澪「えっ」

翠星石「……」

澪「……」

澪「……スゥ」

澪「ひええええええ!!!」

ガチャッ

澪母「うるさいんだよ…ウゥルサイんだよォォ!!」

澪「本当に申し訳ないよママ!!」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 21:14:39.83 ID:/26gu4Uo
そういえば、一年前ぐらいにvipでけいおん×ローゼンのSSあったような
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 21:21:44.79 ID:OJtzFwDO
>>8
どうせペアとか違うだろうし、気にしたら負けかしら




澪「あれ…お人形がいなくなってる」

澪「は、ははっ! なんだ、夢だったんだな!」

翠星石「…現実逃避はやめるですぅ」

澪「夢じゃなかった!」

翠星石「……」ササッ

澪(あ…隠れちゃった)

翠星石「……」

澪「あのー…その、何者ですか?」

翠星石「……」ピョコッ

10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 21:25:31.69 ID:Nuok6qA0
澪はカナリアが似合ってる
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 21:32:01.77 ID:OJtzFwDO
澪「あの、な、名前は…?」

翠星石「普通、自分から名乗るのが礼儀ってもんです」

澪「あ、私は澪。秋山澪。澪でいいよ」

翠星石「…私は誇り高きーゼンメイデン第3ドール、翠星石ですぅ」

澪「ローゼ……? 翠星石、でいいんだよな?」

翠星石「です」

澪「その、ローゼンメイデンっていうのは一体なんなんだ?」

翠星石「ローゼンメイデンというのは…」

‐‐‐
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 21:40:26.67 ID:OJtzFwDO
‐‐‐むぎへや!

ダッテホントウハークレイジー♪

紬「はい、もしもし」

???『まきますか? まきませんか?』

紬「へっ? あの、どちら様でしょうか」

???『まきますか? まきませんか?』

紬「あの…」

???『まきますか? まきませんか?』

紬「!」ピーン

紬(多分唯ちゃん達だわ。きっとこういう遊びなのね!)

紬「はい、『まきます』〜♪」

プツッ ツーツー

紬「……?」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 21:56:11.32 ID:OJtzFwDO
紬「あら? あんなところに鞄が…」

カチャッ

紬「わぁ…! 綺麗なお人形」

紬「あ、きっとこの螺旋で巻くのね。んしょ、んしょ…」

カチリ カチリ

紬「よしっと…」

カタッ

紬「ん?」

カタン カチチチッ

カクッ… カタン

カタンッ カタンッ

紬「!」

雛苺「うゆ…ヒナの螺旋を巻いたのは、あなた?」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:07:23.45 ID:OJtzFwDO
紬「あ、あなたは…?」

雛苺「ヒナは雛苺…ローゼンメイデン第6ドールの雛苺なのよ」

紬「ローゼンメイデン…、聞いた事があるわ。あの伝説の人形師ローゼンが作ったという…?」

雛苺「うぃ…その人形師ローゼンはヒナ達のお父様なの」

紬「やっぱり…! 凄いわっ 私は寿吹紬って言うの。仲良くしましょう、雛苺ちゃん」

雛苺「うん! 仲良くするの、ツムギー!」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 22:09:07.99 ID:RpaT4P.o
待ってたぞ期待
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:16:55.43 ID:OJtzFwDO
‐‐‐

翠星石「…つーことです」

澪「へぇ…アリスゲームかぁ…」

澪「翠星石は、アリスゲームに賛成なのか?」

翠星石「アリスゲームに乗り気の奴も姉妹の中にいますが、翠星石は反対ですぅ。姉妹を傷つける位なら、お父様に会えなくたって構わねぇです」

澪「そっか…そうだよな」

翠星石「……それはそうとデカ人間」

澪「で、デカ!?」

翠星石「あ、これじゃあ前の金糸雀のマスターと被っちまうです……やい臆病人間!」

澪「なにも言い直さなくても、澪でいいのに…」

翠星石「この家には、もう1つ鞄はねぇですか?」

澪「鞄?」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 22:19:36.12 ID:SnMLQWYo
支援の必要はないけど支援
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:24:59.22 ID:OJtzFwDO
翠星石「かわいいかわいい翠星石にはかわいいかわいい双子の妹がいるですけど…もしかしたらこの家にいないかと…」

澪「今のかわいい4回もいらなかったんじゃ?」

翠星石「お前、まきますかって2回聞かれたり、紙が2枚あったりしてねーですか?」

澪「うーん、2枚はなかったような…」

翠星石「よ、よーく探すです!」

澪「んと…うーん……あ、歌詞を書いた紙の下に何か…」

『まきますか? まきませんか?』

澪「あった!」

翠星石「はやく、はやく丸付けるですぅ!」

澪「はいはい」キュッ
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:29:06.14 ID:OJtzFwDO
澪「それで引き出しに入れて…よし」

カタンッ

澪「あ、きた」

翠星石「!」

トテテ ガチャッ

蒼星石「……」

翠星石「そ、蒼星石ぃ!」

澪「この子がその双子の妹さん? なかなか似てるな」

翠星石「ですぅ! さぁ、さっさと巻けです」

澪「うん」

カチリ カチリ

20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 22:32:06.36 ID:OwGcFQDO
期待支援
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:40:09.36 ID:OJtzFwDO
蒼星石「…僕の螺旋をm」

翠星石「蒼星石ぃいい!!!」

ガバッ

蒼星石「わぁっ! す、翠星石!? 目覚めてたんだね」

翠星石「ですぅ。ああ蒼星石ぃい…」スリスリ

蒼星石「はいはい……あなたが僕の螺旋を巻いてくれたんですね?」

澪「あ、はいっ」

蒼星石「僕はローゼンメイデン第4ドール、蒼星石………翠星石わかったから離れてよ…恥ずかしいよ」

澪「私は秋山澪。澪でいいよ」

翠星石「いやですぅ。意地でも離れねーですよー」

蒼星石「えいっ」ベリッ

翠星石「な"ー!」

澪(どっちがお姉さんだかわかんないな…唯と憂ちゃんみたい)
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 22:43:13.94 ID:w/9wcXgo
期待
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:51:11.77 ID:OJtzFwDO
‐‐‐

雛苺「ツムギ登りなのー!」

紬「うふふ♪」

雛苺「うっ…」

紬「ヒナちゃんどうしたの?」

雛苺「お腹へっちゃったの…」

紬「そう? じゃあ何が食べたい?」

雛苺「うにゅー! うにゅーが食べたいわっ」

紬「うにゅー?」

雛苺「うゆ。白くて、赤くて、甘くて、うにゅーってしてるの!」

紬「白くて…赤くて…甘くて…うにゅー?」

雛苺「うにゅー」

紬「うにゅー!」

雛苺「うにゅー!」

24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 22:56:39.57 ID:OJtzFwDO
紬(困ったわ…うにゅーって何のことかわからない…)

紬「斎藤!」

斎藤「なんですか、紬お嬢様」

紬「少し小腹が減ったから、白くて赤くて甘くてうにゅーってしてるもの持ってきてほしいの」

斎藤「うにゅ…?」

紬「お願いね、斎藤」

斎藤「うにゅー…?」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:06:52.98 ID:OJtzFwDO
‐‐‐

紬「じゃあこの苺のショートケーキは?」

雛苺「うゅ…美味しそうだけどうにゅーじゃないの」

紬「じゃあ苺のスフレは?」

雛苺「うに…」フルフル

紬「じゃあこの苺とミルクのババロア?」

雛苺「うぃ…」フルフル

紬「じゃあこの苺大福?」

雛苺「! それ! うにゅーなのっ」

紬「ああ、苺大福だったのね? じゃあヒナちゃん、はいどうぞ」

雛苺「ありがとうなのよ、ツムギ!」

紬「いいの、ヒナちゃんが嬉しいなら私も嬉しいわー」

雛苺「うい!」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:20:25.79 ID:OJtzFwDO
‐‐‐

翠星石「んー、やっぱり蒼星石の煎れたお茶は美味しいですねぇ」

澪「うん、本当に凄く美味しいぞ」

蒼星石「お口に合ったみたいで良かったです」

澪(翠星石、蒼星石がきて嬉しそうだな…最初は警戒されてたし、良かったよ)

翠星石「おかわりですぅ!」

蒼星石「はいはい…」

パリーンッ

澪「えっ!?」

翠星石「…来やがったみたいです」

蒼星石「…だね」

澪「な、なにが?」

スタッ

水銀燈「はぁい…ごきげんよう、翠星石。蒼星石」

蒼星石「水銀燈…!」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:31:48.10 ID:OJtzFwDO
水銀燈「くすくす…そんな顔で睨まないで頂戴? 怖いわぁ…」

翠星石「何しに来たですか…!」

水銀燈「決まってるじゃぁない…アリスゲームよ」

水銀燈「…と言いたいところだけど、今日はやめておいてあげるわ。今はあの不細工な妹のところに行かなくちゃいけないからぁ…♪」

水銀燈「それじゃあ、近いうちにまた会いましょうねぇ…」スッ

蒼星石「! 水銀燈!」

くすくす…ふふふふふ…

澪「鏡の中に…消えた?」

翠星石「あれは…Nのフィールドですぅ」

澪「エヌのフィールド?」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:43:57.94 ID:OJtzFwDO
翠星石「Nのフィールドってのはこうかくかくしかじかですですぅ」

澪「ふむふむ」

蒼星石「……澪さん」

澪「ん、なんだ?」

蒼星石「今みたいに、また水銀燈…アリスゲームに賛成派がまた僕達を襲ってくるかもしれない。でも今のままじゃ澪さんの事も守れない」

蒼星石「だから…僕と契約してくれませんか?」

澪「……うん、わかった。私でいいなら、出来るだけ力になるよ」

翠星石「人間…」

蒼星石「では、ここに口付けを…」

澪「ん…」

チュッ

澪「わ、わあっ!」

パアアァ

蒼星石「これで、僕のミーディアムです。これからよろしく、マスター」

澪「うん、よろしくな」

澪(マスターかぁ…えへへ//)
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:50:34.55 ID:OJtzFwDO
翠星石「ふあぁ…翠星石はもう寝るです」

蒼星石「僕も…」

澪「あれ、なんで鞄に入るんだ?」

翠星石「鞄で眠るのは、ローゼンメイデンにとって大切な眠りの儀式なんですぅ」

蒼星石「それじゃあおやすみ翠星石、マスター」

翠星石「ですー」

パタン

澪「おやすみ…」

澪(一緒に寝ようと思ったのに…)
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:57:53.50 ID:OJtzFwDO
‐‐‐

スタッ

水銀燈「……」

???「すぅ…すぅ…」

水銀燈「ふん……契約したのも、全部アリスになるため…お父様に会うためよ…」

水銀燈「それと、あの子を倒す為…」

水銀燈「真紅……!」


31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 00:00:37.57 ID:8NISD6DO
‐‐‐

紬「じゃあヒナちゃん、おやすみなさい」

雛苺「うゆ…おやすみなのよ…ツムギィ」

紬「ふふっ…」ナデナデ

パタンッ
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 00:02:18.11 ID:8NISD6DO
レスどーも
眠い
寝る
おやすみバイビー
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/11(金) 00:15:40.05 ID:DW77PcDO
期待大
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/11(金) 02:03:07.22 ID:.IDfefwo
俺得

楽しみだよー おやすみー
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 20:57:07.19 ID:8NISD6DO
‐‐‐よくじつ!

澪「う…うぅーん……ふあぁ」

蒼星石「あ、おはようございます。マスター」

澪「ふなぉっ!? …お、おはよう」

澪(やっぱり夢じゃなかったんだな…)

翠星石「んー…朝っぱらからうっせぇ野郎ですぅ…」カパッ

蒼星石「おはよう翠星石」

澪「おはよう」

翠星石「おはようです。2人共早いですねぇ」

蒼星石「君が遅いんじゃないの?」

翠星石「む、むきーっ!」

澪「あははっ。じゃあ私はご飯食べてくるな」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 21:03:12.10 ID:8NISD6DO
翠星石「翠星石達の分はねーんですか?」

澪「え、食べるのか?」

蒼星石「基本的には…」

澪「そうか、なら後で何か持ってくるよ」

翠星石「うまいもの持ってこいよ! ですぅ」

澪「はいはい」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 21:15:29.73 ID:8NISD6DO
‐‐‐

ガチャッ

澪「持ってきたぞー」

翠星石「朝からカレーですか…。しかもハンバーグカレー」

澪「昨日の夜がカレーでな…」

蒼星石「あの、マスター。使った後のお皿はどうすれば?」

澪「ああ、皿は紙皿だから食べ終えたらこのビニール袋の中に捨てておいてくれ。紙コップもな」

蒼星石「わかりました」

翠星石「りょーかいですぅ〜」

澪「それとマm…お母さんが来たら隠れてくれるか? うちのお母さん小動物苦手だから…」

翠星石「翠星石達は小動物扱いですか…」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 21:25:29.47 ID:8NISD6DO
‐‐‐

澪「じゃあ行ってくるよ」

蒼星石「いってらっしゃい、マスター」

翠星石「いってらっしゃいですぅ〜」

パタン

蒼星石「さて、僕らはマスターが持ってきてくれたカレーでも食べようか」

翠星石「……」

蒼星石「翠星石?」

翠星石「えっ? あ、ああ、確かにそれははんぺんですぅ!」

蒼星石「君はなんの話をしてる気でいるんだい!?」

翠星石「あうぅ…」

蒼星石「…カレー食べようか」

翠星石「です」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 21:40:18.98 ID:8NISD6DO
‐‐‐がっこう!

和「おはよう澪」

澪「おはよう」

和「あら? ねぇ、その指輪どうしたの?」

澪「えっ! あ、そのー…実は昨日家で見付けてさ…えっと、かわいいから着けてきたんだよ」

和「そうなの。でもいくらかわいくても学校に着けてきちゃ駄目じゃない」

澪「だよなぁ、今外すよ…………ってあれ?」

和「どうしたの」

澪「外れない…」

和「あらら」
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 21:52:37.29 ID:8NISD6DO
‐‐‐

先生「で、あるからして…」

澪「……取れない」グッ グッ

澪「えいっ」グリッ

澪「…っ、いったああああああああああああ!!」

先生「どうした秋山! 邪気眼か!?」

ザワザワ… ザク…ザワ…

澪「な、なんでもありません!」

澪(指が…指が…)

和(何やってんのかしら…)
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/11(金) 21:54:33.99 ID:LuXBUsDO
先生ww
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/11(金) 21:57:19.83 ID:XDhth5Uo
ザクって何だよ・・・
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/11(金) 21:59:06.22 ID:eDBVhKQo
この先生・・・・経験者かッ!!
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 22:04:36.60 ID:8NISD6DO
‐‐‐ほうかご!

澪「はぁ…恥ずかしかった」

ガチャッ

律「よーっす! ってなんだ、澪だけか」

澪「な、なんだってなんだよ」

律「べっつにー? 澪ちゅわんと2人っきりで嬉しい限りですわよーん?」

澪「もう…」

澪(……律には翠星石と蒼星石の事言っておこうかと思ったけど…馬鹿にされるかな)

澪(もしかしたら『あらあらぁ? 澪ちゅわんったら頭がお花畑になったのかしらん?』とか言われるかも…)

澪「うぅ"ーん…」

律(澪の顔が面白い事に…でも面白いから黙っておこっと)

45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 22:13:09.80 ID:8NISD6DO
律「それより澪、その指輪どうしたんだ?」

澪「ああ、昨日家に有ったのをはめてみたら外れなくなっちゃって…」

律「ぁゃιぃ…」

澪「な、なにがだよ」

律「実は彼氏に貰いましたぁ! とかじゃないのかー?」

澪「なっ…そんな訳ないだろ!」

律「本当の本当にぃ?」

澪「違うって言ってるだろ! このばかりつ!」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 22:20:15.70 ID:8NISD6DO
ガチャッ

紬「遅くなってごめんなさいね」

律「お、ムギ」

澪「まだ全然揃ってないから平気だぞ」

律「それで今日のお菓子は?」

紬「今日は苺大福よ〜」

澪「へぇ、珍しいな」

紬「うふふ、食べたくなっちゃって」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 22:31:02.99 ID:8NISD6DO
梓「こんにちはー」

律「おぉ」

梓「あれ、今日は大福ですか」

紬「いいえ、苺大福よ」

澪「美味しい…」モキュモキュ

律「本当。ムギのお菓子は最後だ!」モキュモキュ

紬「ふふっ♪」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 22:40:29.73 ID:8NISD6DO
ガチャッ

唯「皆おはよー」

澪「もうおはようって時間じゃないだろ…」

唯「わぁ、今日のおやつもおいしそうだね!」

紬「いっぱい食べてね」

梓「おいしいです…」モキュモキュ

律「あっ、梓。ほっぺたにあんこ付いてるぞ」

梓「!」ゴシゴシ

律「うっそぴょーん☆」

梓「〜〜っ! 律先輩!」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 22:55:12.44 ID:8NISD6DO
澪「……さて、そろそろ練習するか」

律「えー? もうちょっとゆっくりしよーぜー」

梓「澪先輩の言う通りです! 練習しましょうよっ」

唯「……じぃー」

紬「唯ちゃん?」

唯「澪ちゃん、その指輪どうしたの?」

澪「!?」

唯「彼氏? 彼氏?」

紬「あらあら」

梓「み、澪先輩彼氏いたんですか!」

律「ああ、澪の彼氏は実はこのあ・た・しでくふっ」

澪「変な事言うな! それに彼氏なんかいない!!」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 23:06:22.34 ID:8NISD6DO
梓「澪先輩、その指輪よく見せてください」

澪「え? あぁ…」スッ

梓「じぃーっ」

澪「……」

唯「じぃーっ」

澪「……」

律「じぃーっ」

澪「……こんなに見られると恥ずかしいんだけど…」

梓「あ、ごめんなさい! その指輪凄くかわいいなぁって思って…」

唯「だよねだよね! いいなぁ…」

紬「いいわぁ…」ポーッ

律「ムギもああいうの(指輪)好きなのか?」

紬「えぇ…りっちゃんも好きなの?」

律「んー…まぁ一応女だしな」

紬「そうよね…仲間ね、りっちゃん」

律「仲間?」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 23:14:22.43 ID:8NISD6DO
‐‐‐

ガチャッ

澪「ただいまぁ…」

澪「あれ、ママー?」

『濡へ
ママは戦ってきます。
無事を願っていて…。』

澪「スーパーか…」
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 23:25:54.71 ID:py6KicAO
闘いwwww
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 23:27:23.99 ID:8NISD6DO
ガチャッ

澪「ただいまー」

翠星石「なんだ、もう帰ってきやがっですか」

蒼星石「こらっ翠星石。おかえりなさい」

澪「そうだねぇ、この指輪取れないんだけど…」

蒼星石「取れないように出来てるんです。無理矢理取ろうとすると肉ごと剥がれますよ」

澪「ひ…ひえええええええ!!!」

翠星石「うっさいです臆病人間! お前ちょっと黙りやがれですぅ!」

澪「うぅ…痛い話は苦手なんだよぅ!」

翠星石「……」ニヤッ

翠星石「人間人間」

澪「何…?」

翠星石「ゴニョゴニョ…」

澪「ひぃ、うわああああん!!!」

翠星石「ヒーッヒッヒッヒッ! 愉快です愉快ですぅ!」

蒼星石「こらーっ! 翠星石ぃ!!」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 23:44:22.22 ID:8NISD6DO
翠星石「まえがみえねぇ」

蒼星石「何を言ってるの」

翠星石「一度言ってみたかっただけですぅ」

蒼星石「そう」

澪「……」

蒼星石「…マスター? なんですか?」

澪「…ねぇ蒼星石、その敬語ちょっとやめてみてくれないか?」

蒼星石「へっ?」

澪「いやぁ…翠星石とかと同じようにもっと仲良くなりたいんだ。だから敬語をやめて、いつもの感じで話してほしいなーって…」

蒼星石「えっと……うん、わかったよ。でもこれでいいのかな?」

澪「うん、えへへ。やっぱりこっちのほうがいいな。敬語だとなんとなく他人行儀だし…」

蒼星石「そっか…マスターが望むなら、今度からこうするよ」

翠星石「空気ですぅ、金糸雀みたいですぅ」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/11(金) 23:53:33.78 ID:8NISD6DO
‐‐‐むぎへや!

紬「それでね、澪ちゃんのその指輪が…」

雛苺「うゆ…指輪?」

紬「ええ、かわいい指輪だったわぁ」

雛苺「その指輪ってもしかして、薔薇が付いてなかった?」

紬「え? なんでヒナちゃんが知って…」

雛苺「……その指輪はローゼンメイデンと契約した人が着ける指輪なのよ」

紬「えっ…!」

56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 00:02:55.37 ID:hwVjRMDO
‐‐‐あずへや!

梓「あーあ…まさか澪先輩が既に契約してたなんて…」

???「……」

梓「さて、あの子も寝たし私も寝なきゃ」

パチッ

梓「おやすみ…」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 00:05:53.37 ID:hwVjRMDO
レスどうも
寝る
よい夢を
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 00:10:52.17 ID:Us8xIEDO
すごい期待してるから頑張って完結させてくれ
ではまたな
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 20:43:02.06 ID:hwVjRMDO
死なない限りは完結させる予定です




‐‐‐

律「よし、そろそろ帰るか」

澪「そうだな」

唯「ねぇねぇ、アイス屋さん寄って行かない?」

紬「あ、ごめんなさい…、今日はちょっと予定があって…」

梓「私もです」

澪「私も今日はちょっと…」

律「だ、そうだ」

唯「あうぅ〜…」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 20:59:11.90 ID:hwVjRMDO
‐‐‐

ガチャッ

澪「ただいまー」

蒼星石「マスター、おかえりなさい」

翠星石「なさいです」

澪「今日はケーキ買ってきたぞ。皆で食べよう」

蒼星石「わぁ、本当!?」
翠星石「人間もたまにはいい事するですぅ!」

澪「『たまには』は余計だ!」

翠星石「えっと…翠星石はこの苺の乗ったのがいいです!」

澪「さっそく選んでるし…」

蒼星石「僕はチョコのが…」

翠星石「じゃあ臆病人間はモンブランですね。後で一口ずつ食わせろよ、ですぅ」

蒼星石「うんっ」

澪(ま、いいか)

澪「じゃあお茶煎れてくるな」

翠星石「おー、早くするですよ」
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 21:10:43.65 ID:hwVjRMDO
澪「紅茶煎れてきたぞー」

翠星石「おぅおぅご苦労だったですぅ。じゃあさっさと座れです、じゃねぇと翠星石が食えねぇじゃねーですか」

蒼星石「全く…翠星石はもうちょっと素直になろうか」

翠星石「何の事かさっぱりですぅ。翠星石は素直を実体化したようなもんじゃねーですか」

澪「はいはい素直素直。じゃあ食べるか」

翠星石「むっ……いただきまーす、ですぅ」

蒼星石「いただきまーす」

澪「いただきm…」

ピンポーン
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 21:20:18.49 ID:hwVjRMDO
澪「ん…?」

ピンポーン ピンポーン

蒼星石「マスターのお客さんかな」

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

澪「さあな、ちょっと見てくるよ」

ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン

翠星石「にしても全くうるせぇです…」

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン

翠星石「〜〜〜〜っ! もう我慢ならんですぅ! 翠星石がちょっととっちめてくるです!」ガチャッ ダッ

蒼星石「あ、翠星石!」ダッ

澪「ふ、2人共!?」ダッ

63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 21:33:51.63 ID:hwVjRMDO
ピピピピピピピピピピンポンピンポーンッ

バンッ!

翠星石「うっせぇですぅ! なんでこんなにチャイム鳴らすのかお前の頭ぱっかり開いて思考回路覗いて欲しいんで…す……」

律「澪! お前もローザンメイデンのミディアムだったんだな!」

金糸雀「りっちゃん、正しくはローゼンメイデンのミーディアムかしら……って翠星石!?」

翠星石「おめぇ、チビカナじゃねぇですか! なんで…」

律「あ、お前ローゼンメイデンか!? うわー金糸雀以外の奴初めて見た!」

翠星石「……!」サッ

蒼星石「翠星石! ってうわぁっ」

翠星石「……」ジーッ

律「あ、あら?」

蒼星石「すみません、この子人見知りなんです」

金糸雀「2人共相変わらずね…なんか安心したかしら」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 21:42:45.73 ID:hwVjRMDO
蒼星石「あの…ところで澪さんに何か用事ですか?」

律「あ、そうそう。澪居る?」

蒼星石「はい。でもさっき紅茶ポットに足を引っ掛けて転んでいたみたいなので…もうちょっとかかるかもしれません」

律「ならちょっと先上がらせてもらうなー」

蒼星石「はぁ…」

翠星石「……」
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 21:54:09.14 ID:hwVjRMDO
澪「べ、ベースにかかっちゃった! 急いで拭かなきゃ…でも翠星石達が…あわわわわ」

ガチャッ

律「☆」

澪「☆ってどんな発音だ☆って! …って律ぅ!?」
金糸雀「カナも一緒かしら」

澪「誰!?」

金糸雀「カナは薔薇乙女1の策士、ローゼンメイデン第2ドールの金糸雀かしら!」

澪「か、かな?」

翠星石「カニミソですよ」

澪「そうか…じゃあカニミソ、よろしくな」

金糸雀「カニミソじゃないかしらー!」
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 22:04:13.82 ID:hwVjRMDO
‐‐‐

翠星石「むぐむぐ」

蒼星石「もぐもぐ」

金糸雀「はぐはぐ」

律「にしても驚いたなぁ! 澪がミーディアムだったなんてなぁ」

澪「それはこっちの台詞だ」

律「今日、まきますかーってメールが来てさぁ…そんで金糸雀が来て契約したら、澪の付けてた指輪が私の指にも出来たんだよ。そこで確認しに来たらやっぱり…ってな」

澪「そうか…私のところには手紙で来たぞ」

律「へえ、人によって違うのか」

澪「みたいだな」
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 22:05:14.74 ID:.7EuI2DO
デコデココンビだ
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 22:17:11.06 ID:hwVjRMDO
律「それにしても悪いな、金糸雀の分のケーキ食わせてもらっちゃって…」

澪「別にいいよ。美味しそうに食べてるの見てるだけで十分だし」

翠星石「もくもく」

蒼星石「まくまく」

金糸雀「はくはく」

律「だな」

澪「……こんな子達を戦わせるなんて、やっぱりおかしいよな」ボソッ

律「…うん、姉妹同士で戦うなんてな…。もし私が聡と戦う事になったら…」ボソッ

澪「律の圧勝じゃないのか?」

律「なんだとー?」

69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 22:54:23.79 ID:hwVjRMDO
澪「そういえば蒼星石」

蒼星石「むくっ…ごくん。どうしたんだい?」

澪「蒼星石は第4ドールだって言ってたよな。第なんドールまでいるんだ?」

蒼星石「第7ドールまでだよ。でも第7ドールにはまだ会った事がないんだ」

澪「へぇ…」

翠星石「ひんへん! はんでふいへいへきにきふぁふにふぁずほうへいへきにひふへふかぁもぐもぐ…」

金糸雀「翠星石行儀悪いかしら…」

翠星石「…ごくん。なーんですってぇこの凸カナー!」

金糸雀「で!?」
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 23:01:33.02 ID:hwVjRMDO
‐‐‐

律「じゃ、もう帰るよ」

澪「もうこんな時間か…」

律「また明日なー」

澪「うん、またな」

金糸雀「お邪魔したかしらー」

翠星石「本当にお邪魔だったですよー」

金糸雀「酷いかしらぁ!」

蒼星石「金糸雀も律さんもさようなら」

金糸雀「うぅ…さようなら…」

パタン
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 23:06:24.00 ID:4HM0MdYo
ほぉ〜、なるほどデk(ry
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 23:09:50.56 ID:hwVjRMDO
‐‐‐むぎへや!

紬「ただいまぁヒナちゃん」

雛苺「あっ! ツムギーおかえりなさいっ」

紬「ちゃんとお留守番出来た?」

雛苺「ういっ! ちゃんといい子にしてたのよ」

紬「じゃーん、そんないい子にお土産よ〜♪」

雛苺「オミヤゲ?」

紬「苺大福〜!」

雛苺「わぁーいっ、うにゅーなの! ありがとうツムギ!」

紬「うふふ、夕食の前だから食べ過ぎちゃ駄目よ」

雛苺「わかったわ! いっこにしとくのー」
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 23:16:17.89 ID:hwVjRMDO
‐‐‐

紬「マンボウの真似〜♪」

雛苺「ヒナも物真似出来るのよ」

紬「まあっ」

雛苺「ちょっと待ってね…えっしょ、よいしょ…」

紬(ブリッジ…?)

雛苺「じゃーん! うにゅーの真似ー!」

紬「わぁ、すごい、上手ねヒナちゃん!」

雛苺「えへへー」

紬「私も…よいしょ、うにゅーの真似〜♪」

雛苺「うゆ…ヒナも負けてられないの! うにゅーの真似ーっ」

74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/12(土) 23:21:41.10 ID:4HM0MdYo
え、何この癒しコンビwww
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 23:26:37.31 ID:hwVjRMDO
雛苺「あ、ヒナ他にも物真似出来るの!」

紬「へぇ、どんな?」

雛苺「そのいーち、真紅の真似ー! 『紅茶が不味いのだわ! 入れ直して頂戴なのだわだわーん!』」

紬「あらあら」

雛苺「そのにー、金糸雀の真似ー! 『カナが焼き鳥で好きなもの? うーん…かしらが好きかしら! え? だからかしらかしら。だーかーらぁ、かしらかしらー! …うっ、もう知らないかしらぁ!』」

紬「あらあら」

雛苺「そのさーん、翠星石の真似ー! 『です! ですですですぅ? ですです、ですぅですぅですぅ。ですぅ! 蒼星石ですぅ!』」

紬「あらあら」

雛苺「ふぃー…こんなもんなのよ」

紬「変わった喋り方の人もいるのねー」
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 23:35:13.79 ID:hwVjRMDO
紬「そういえば…今日は澪ちゃんに指輪の事聞くのを忘れちゃったわ」

雛苺「うゆ…そのミオと契約したドールが水銀燈じゃなきゃいいの…」

紬「水銀燈?」

雛苺「ローゼンメイデン第1ドール…ヒナ達の長女よ。アリスゲームには乗り気なの。…ちょっと怖いの」

紬「そうなの…」

雛苺「でも平気なのよ? 他の姉妹達もいるし、それにツムギもいるもん!」

紬「ヒナちゃん…」
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 23:44:23.22 ID:hwVjRMDO
‐‐‐よくじつ!

紬「澪ちゃん、ちょっといい?」

澪「うん、どうしたんだ?」

紬「ちょっと聞かれたらあれだから…部室に行きましょう」

澪「…? うん」


純「移動しました。…え、出番これだけ?」

‐‐‐ぶしつっ!

澪「で、どうしたんだ? 何か相談事でも…」

紬「澪ちゃん…」

澪「うん?」

紬「その指輪、どうしたの?」

澪「……っ!」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 23:52:08.70 ID:hwVjRMDO
澪「や、やだな…言っただろ? 家で見付けたって…」

紬「嘘よね?」

澪「……っ」

紬「その指輪はローゼンメイデンと契約した証よね」

澪「なっ…」

紬「あ、心配しないでいいの! 私も同じだから」

澪「同じ?」

紬「私はローゼンメイデン第6ドール、雛苺のミーディアムよ」

澪「む…ムギもだったのか!?」

紬「えぇ。でも契約はまだしないから指輪はないけどね」

澪「な、なんだ…びっくりしたぁ」
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 00:10:51.27 ID:OhZTV2DO
紬「澪ちゃんのところのドールは何ちゃんって言うの?」

澪「あぁ…2人いてな、翠星石と蒼星石っていうんだ。双子なんだって」

紬「お人形なのに? 珍しいのね〜」

澪「あと、律も契約してるんだ。確か…か、か…神奈川?」

紬「まぁ、りっちゃんも…。澪ちゃんが翠星石ちゃんと蒼星石ちゃん。りっちゃんが神奈川ちゃんね。覚えたわ」

澪「よし、じゃあそろそろ教室戻るか。もうチャイム鳴るだろうし」

紬「そうね。…ねぇ澪ちゃん」

澪「なんだ?」

紬「澪ちゃんとりっちゃんのドールも見てみたいなぁって…。だから今度家に遊びに来ない?」

澪「うん! 2人にも聞いてみるよ」

紬「お願いね♪ ふふ、嬉しいわぁ」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 00:16:53.23 ID:OhZTV2DO
どうでもいいけど蒼星石が音痴だったらかわいいよな
おやすみなさい
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 07:11:46.97 ID:SovwJE2o
乙!

>蒼星石が音痴だったら

激しく同意
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 08:35:38.75 ID:3liCTN20
神奈川ひでぇwwww
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 21:04:30.16 ID:OhZTV2DO
‐‐‐みおへや!

翠星石「こいつら音痴過ぎるですぅ。どうしたらこんなへったくそに出来るですかねぇ」

蒼星石「……」

澪「あ、そうだ。今日ムギと話したんだけどな」

翠星石「ふへぇ〜」バリバリ

蒼星石「……」ズズー…

澪「ムギの家にもローゼンメイデンがいるらしいぞ。…あ、このお煎餅美味しいな」バリバリ

翠星石「美味いですよねー」

蒼星石「本当? じゃあ僕も一枚…」

翠星石「……」

蒼星石「………」

翠星石「
    ぶふうぅぅっ!」
蒼星石「

澪「汚なっ!」

翠星石「な、何さらっと言ってるですかぁ! 二度とおてんとさん拝めんようにしてやろうかぁ!? ですぅ!」

蒼星石「ごほっ、けほけほっ…けへっ、けへっ!」

澪「わ、悪い…」
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 21:15:24.81 ID:OhZTV2DO
翠星石「で、その麦酒だか米糠だかって奴の家の奴は誰なんですか? ん?」

澪「ムギだよ。えっと確か…ひ、ひ、ひな…ひな、ひなあられ?」

翠星石「んなめでたい菓子みたいな名前の姉妹がいるかぁおんどりゃあですぅ!」

澪「だ、だって度忘れしちゃったんだもん…」

翠星石「はぁ……きっと雛苺ですね」

澪「ああ、それだ!」

蒼星石「けほっけほっ! ごほっ、えへ…っ」

澪「で、お前はまだむせてたのか…」

蒼星石「こほっ……、雛苺か、懐かしいな」

翠星石「いきなり普通に話されても…」

蒼星石「(´・ω・)」
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 21:20:36.20 ID:OhZTV2DO
本当に少ないですが今日はもう終わりです
すみませんが私用でこれから数日姦書く事は出来なくなります
でも完結はさせる
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 21:26:47.62 ID:RyZQ7Lco
待ってるぜ
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 19:44:26.60 ID:CkEQDkk0
乙!ひょっとしなくても携帯の予測変換の上側下ネタばかりだろww
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/15(火) 07:09:36.62 ID:gebJX7k0
完結させるなら見る
乙でしたー
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 08:28:59.55 ID:Ff8DCRco
これは酷い予測変換
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 20:35:59.04 ID:EM2Y2YDO
姦…?数日"姦"…だと……!?
ごめんなさい日にちを空けてごめんなさい、ごめんなさい強姦輪姦獣姦視姦好きでごめんなさい




澪「それで、その雛苺って子はどんな子なんだ?」

翠星石「ちびちびでうにゅーうにゅー言ってるなのなの星人ですぅ」

澪「えっ、なんだって?」

翠星石「ちびちびうにゅうにゅなのなのー、ですぅ」

澪「えっ? ワンモア」

翠星石「ちびうにゅなのですぅ」

澪「蒼星石、雛苺ってどんな子なんだ?」

蒼星石「えっとね…」

翠星石「ここまでやらせて無視すんなですぅ!」
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 20:49:13.35 ID:JleQz/6o
何故暴露したww
それはそれとして待ってぜー
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 21:00:24.72 ID:EM2Y2YDO
蒼星石「雛苺は姉妹の中では見た目も中身も幼くて、語尾によく『なの』って付けてるよ。そしてうにゅーが大好物なんだ。あ、うにゅーって言うのは苺大福の事ね」

澪「へぇー…成る程ぉ」

翠星石「翠星石だって同じ事言ってたじゃねーですか!」

澪「あぁ、あれはこういう意味だったのか…全く伝わらなかった」

翠星石「むきぃいいいい!」

蒼星石「大丈夫だよ翠星石! 僕には伝わったよ! だから落ち着いて!」

翠星石「あぁ、翠星石の事をわかってくれるのは蒼星石だけですぅ! 人間なんか…ベーッ!」

澪「なっ…あ、あれをわかる奴なんかそうそう居ないだろ! 完璧にわかるほうが異端だっ」

翠星石「ふぅん…? ここにいるのは3人。理解している人が2人。理解してない人は…お前1人! 多数決でお前のが異端ですぅ!」

澪「な……っ、多数決なんて卑怯だぞ!」

翠星石「卑怯? なんとでも言えです異端者。2対1ですよ異端者。精々味方の居ないこの状況であがけですこの異端者ぁ!」

澪「くッ!」

澪(ここで…ここで屈する訳には……しかし論破も出来ない! ここまでなのか? 律…)
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 21:16:23.13 ID:EM2Y2YDO
蒼星石「待った!」

翠星石「!?」

澪「!?」

蒼星石「僕は…翠星石の味方にはなりきれない。何故なら澪さんは僕のマスターでもあるから」

蒼星石「僕は…澪さんの味方にもなりきれない。何故なら翠星石は僕の大切な姉妹でもあるから」

蒼星石「だから僕は"翠星石の味方"でも"澪さんの味方"でもない、もう一つの位置につく…」

澪「まさか…っ!」

蒼星石「僕は…… " 中 立 " だっっ!」

翠星石「そんな……! 嘘、嘘ですぅ!」

澪「嘘じゃないよ翠星石…これで1対1対1だ」

蒼星石「僕は…2人の戦いを見まもる。2人の強がりや意地の張り合いを見まもると決めたんだ…」

翠星石「……わかったです、しっかりと見届けてください! ……来いっ! どこからでも来るといいですぅ!!」

澪「勿論…やってやらぁぁあああぁああああアあああああ!!!」

澪母「うっせぇ! モンゴルまでぶっ飛ばすぞゴルァ!!」

澪「ごめんなさーいっ」

94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 21:27:41.78 ID:EM2Y2YDO
翠星石「ふぅ…お前、意外とコントとかいける方なんですねぇ」

澪「ははっ、律がたまに仕掛けてくるからな」

蒼星石「それにしてもこんなに盛り上がったのは真紅と金糸雀と僕達でやったホームズごっこ以来だね」

翠星石「ああ、真紅が急に灰色の脳細胞が〜って言い始めたんですよね」

蒼星石「そうそう…クスッ」

澪「真紅?」

翠星石「あぁ…ローゼンメイデン第5ドールで、翠星石達の妹ですぅ」

澪「真紅、か…」

翠星石「…目覚めてるんですかね」

蒼星石「さぁ…」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 21:46:40.24 ID:EM2Y2YDO
‐‐‐あずへや!

真紅「…温いわ」

梓「えっ?」

真紅「紅茶が…温いわ…」

梓「あれ…ちゃんと沸かしたのになぁ?」

真紅「沸かした後に何をしたの?」

梓「ちょっと熱すぎて火傷しないかなーって思ったから氷を入れてみたり…」

真紅「余計なお世話よっ!」ビシッ

梓「あぃっ」

真紅「温過ぎてもはや紅茶じゃないわ! 紅茶じゃないわ!」

梓「何故2回!?」

真紅「もう普通の水道水くらいの温さになってるわ! どれだけ氷を入れたらこんなに温くなるの!?」ビシッ バシッ バチッ

梓「あぅ、6個くらい!」

真紅「入れ直して頂戴! 入れ直して頂戴! 氷はいれずに!」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 21:53:59.24 ID:EM2Y2YDO
梓「いたた…あぅ、わかった、入れ直してくる…」

真紅「…ギロッ」

梓「不肖梓、入れ直して来ます!」

ガチャ バタンッ

真紅「はぁ……悪い子ではないはずなのよ」

真紅(ただ、美味しい紅茶が飲みたいのだわ…)

97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 21:54:58.09 ID:tIb.db6o
>>95ワロタwwwwww
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 22:06:00.16 ID:EM2Y2YDO
‐‐‐りつへや!

律「ふんふーん♪ ふんふんふーん♪」キュッキュッ

金糸雀「りっちゃん、聞いてもいいかしら?」

律「おう、なんだー?」キュッキュッ

金糸雀「なんでカナのおでこを磨いてるのかしら…?」

律「どんだけ光るかなーって」

金糸雀「自分のおでこでやってくれるとカナはストレスを貯めずにすむかしら」

律「そーかそーか」

金糸雀「…聞いてる?」

律「ちょっと待て、今やっとピカピカの泥団子くらいになってきたから…」キュッキュッ

金糸雀「泥団子と同列にして欲しくないかしら!」

律「泥団子じゃなくてピカピカの泥団子だ!」

金糸雀「カナには違いがわかんないかしら! 全くわかんないかしら!」

律「ハァ…ハァ……大丈夫だ、私が責任を持って黒漆レベルまで光らせてやる…っ!」

金糸雀「そんな責任餅に包んで食われてしまえばいいかしらぁ!」
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 22:21:17.21 ID:EM2Y2YDO
‐‐‐みおへや!

翠星石「お茶請けにスコーンを焼いてやったです。ありがたく戴けですぅ!」

澪「おお、美味しそう! 翠星石って料理上手なんだな」

翠星石「ふふん、淑女たるもの料理が出来て当たり前ですぅ!」

蒼星石「紅茶は僕がいれたよ。レディグレイで良かったかな?」

澪「うんっ、蒼星石もありがとうな。じゃあ皆で戴こうか」

スベテハアイノターメリック♪

澪「あ、電話だ」
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 22:30:32.78 ID:EM2Y2YDO
澪「もしもし」

律『もしもし澪か!?』

澪「どうしたんだ? 随分焦ってるみたいだけど…」

律『なぁ! ピカピカの泥団子とただの泥団子はまるで別物だよな!?』

澪「……は?」

律『そして黒漆はピカピカ泥団子をはるかに超えるよな! なぁそうだと言ってくれy…あ、ちょっとなにして、ガタンッ』

金糸雀『あー…うちのミーディアムが迷惑かけたかしら。ごめんなさい。では…』ガチャッ ツーツー

澪「…………?」

翠星石「にんへん、なんらっふぁんふぇふは?」モゴモゴ

蒼星石「翠星石、飲み込んでから話そうか」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 22:41:19.68 ID:EM2Y2YDO
金糸雀「馬鹿かしら! りっちゃんはびっくりするほど」

律「ユートピア?」

金糸雀「馬鹿かしらー!! だれが全裸で尻を叩くのかしら!?」

律「金糸雀☆」キュピン

金糸雀「ならお手本を今すぐやってみせて欲しいかしらほらりっちゃん早くお手本ほら早くほらほらほら」

律「ごめんちゃい」ガバッ

金糸雀「でこが光ってて反省してる感が足りないかしら」

律「うるへー! それにでこは関係ないっ! しかも金糸雀も光ってるだろ!」

金糸雀「これはりっちゃんが磨いたせいかしら! おでこが摩擦でマサチューセッツするとこだったかしら!」

102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 22:52:42.63 ID:EM2Y2YDO
金糸雀「全く…りっちゃんにはもっとしっかりして欲しいかしらぁ」

律「なにぃ? "自称"策士の金糸雀に言われたくないやい!」

金糸雀「なっ…!」

律「あ…もしかして図星か? うりうりっ」

金糸雀「むぅ…ほっぺをつっつかないで欲しいかしら……むうぅ…!」

律「まぁまぁそうむくれるなって!」プニプニ

金糸雀「むーっ!」

律「ぷっ…ははっ」

律(ムギのマンボウの真似の時に似てる)

金糸雀「笑わないで欲しいかしらぁ!」
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 22:59:50.78 ID:EM2Y2YDO
あぁ…恥ずかしいね!性癖ばらすって恥ずかしい!誰か俺を抉ってください
おやすみ
寝る
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 23:00:52.36 ID:tIb.db6o
ドンマイwww

そして乙!
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 21:00:41.12 ID:Uo07boDO
‐‐‐よくじつ!

憂「時間が経ってー」

‐‐‐ほうかご!

律「よーっす」

澪「よし、そろった事だし練習するか」

唯「えーっ、もうちょっとゆっくりしようよー」

梓「さっきまで十分ゆっくりしてたじゃないですか…」

唯「ぶー…あずにゃん堅い事言わなーい」

律「そうだそうだ! 大体私はまだちょびっともゆっくりしてない!」

澪「いつもは人一倍ゆっくりしてるだろうがっ」

紬「まぁまぁ、とりあえず少しゆっくりしてから練習しましょう?」
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 21:14:17.00 ID:Uo07boDO
唯「はふぅ、しあわせー…」

梓「むぐむぐ」

律「やっぱムギのおやつは最高だよなー!」

紬「お代わりもあるわよ」

澪「さっ、そろそろ練習するか」

律「澪、食べた直後に運動するのは良くないって言うんだぞ?」

梓「そんな事言ってたらいつまで経っても練習出来ないじゃないですかー!」

唯「うぅ…どうしても駄目?」

梓「駄目ですー!」

紬「梓ちゃん、あーん」

梓「ぱくっ……ほわぁ〜…」

澪「大人しくなったー!?」
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 21:18:30.58 ID:zKtPAsE0
キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 21:27:09.29 ID:Uo07boDO
‐‐‐みおへや!

澪「って感じで今日も全然練習出来なかったよ……ハァ」

翠星石「やる気のねぇ奴等ですねぇ」

蒼星石「ところで、澪さんはさっきから何してるの?」

澪「あぁ、今度のライブでの曲を書いてるんだけど…なかなか良い歌詞が浮かばなくて。一応途中までは書いたんだけど…」

翠星石「よし人間。この翠星石が見てやるですからちょっとその紙寄越せですぅ」

澪「や、やだよ!」

蒼星石「どうしてだい?」

澪「だって…は、恥ずかしいし…」

翠星石「蒼星石?」

蒼星石「わかってる」

澪「ふ、2人共…?」

蒼星石「ごめんね澪さん」ガシッ

翠星石「見せてもらえないなら…無理矢理にでも奪ってやるですーっ!」

澪「ひいいいいぃっ!」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 21:44:25.59 ID:Uo07boDO
澪「かーえーしーてー!」

翠星石「えっと何なにぃ…? タイトル『乙女(はぁと)領域』」

蒼星石「(はぁと)…?」

翠星石「じゃあちょっと歌詞を読んでみるですぅ。
『まだ言わないで☆
 甘いあまぁいその言葉
 恋なんてときm…」

澪「声に出して読むなーーっ!!」

翠星石「この後にもお砂糖たっぷりティータイム☆とか天使の羽根の〜だとかの歌詞があるですぅ。どうですか蒼星石氏?」

蒼星石「凄く…背中がムズムズします…」

澪「じ、自信あったのに…」

110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 21:54:06.80 ID:Uo07boDO
翠星石「ちょっと曲聴かせろです」

澪「はい…」

翠星石「……」

蒼星石「……」

翠星石「…曲は良いのに」

蒼星石「…うん」

澪「ガーンッ! が、頑張って書いたのにぃ…」

蒼星石「でも歌詞全体が悪いって訳じゃないと思うよ」

翠星石「ですぅ。その胸焼けする位甘ったるい部分部分を変えれば少しは見れるようになるかもしれないですぅ」

澪「でも…私こういう感じの曲しか書いた事ないしなぁ」

蒼星石「じゃあ僕達も一緒に歌詞作り手伝うよ」

翠星石「こういうのは他人の意見を取り入れるとぐっと良くなるもんですぅ」

澪「本当にぃ? ありがとうっ!」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 22:09:00.57 ID:Uo07boDO
翠星石「まず、さっきこんな感じの歌詞しか書いた事ないって言ってたですね?」

澪「はいっ」

翠星石「過去の偉い人は言ったですぅ…。『意外性は大事だ』と…!」

蒼星石「つまり今までのとは真逆のタイプの歌詞が良いって事だね?」

翠星石「そゆことですぅ。そんでその今書いてある歌詞を元の歌詞として、単語とかちょちょいと弄ればいいです」

澪「成る程…でも真逆のタイプってどんな感じにすればいいだろう」

翠星石「そりゃああれです。そのー……えと……あれ、あれですよね! 蒼星石ぃ!」

蒼星石「僕ぅ!? えっと……ば、薔薇とか…血とか…?」

澪「ビジュアル系!?」

翠星石「意外性はバッチグーですぅ!」

澪「でも…わかんないよ」

蒼星石「だからそこら辺を僕等も手伝うんだよ。ね?」

翠星石「ドントコイですぅ」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 22:20:34.41 ID:Uo07boDO
‐‐‐あずへや!

梓「はい真紅、紅茶だよ」

真紅「……」カチャッ

真紅「…ぶーっ!」

梓「汚なっ!」

真紅「けほっ、ごほっ! けふっ!」

梓「だ、大丈夫?」

真紅「……梓、貴方紅茶に何入れたの?」

梓「え? 砂糖…」

真紅「砂糖だけじゃあんな壊滅的な味にはならないわっ!」ビシッ

梓「あぶっ!」

真紅「大体砂糖入れるのは聞いてからじゃないのとかはまだいいわ! 間違ってる! 絶対に砂糖以外の何かを入れたはずよ!」ビシッ バシィッ

梓「そ、そんなぁ! でも塩じゃないはずだけど…」

真紅「ハァ…ハァ……じゃあ何を入れたのか見てきて頂戴」

梓「うん…」

‐‐‐

梓「味の素だった」

真紅「絆パンチぃいい!」

梓「ぼぐはっ」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 22:28:58.55 ID:Uo07boDO
真紅「全く…使えない下僕ね」

梓「……」しゅん

真紅「……、明日は美味しい紅茶を期待してるわ」

梓「…! やってやるです!」

ファサ…

梓「ん? 黒い…羽根?」

真紅「!」

ピカァッ

梓「鏡が…!?」

クスクス… フフフフッ… クスクス…

ズズ…ッ

真紅「…水銀燈!」

水銀燈「はぁい真紅ぅ…久しぶりね」
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 22:38:14.34 ID:Uo07boDO
水銀燈「この前翠星石と蒼星石には会えたんだけど…貴方を探すのは少し手間取っちゃったぁ…」

真紅「そう…2人共目覚めてたのね」

水銀燈「2人どころか全員目覚めたそうよぉ…?」

真紅「…それではアリスゲームの」

水銀燈「開催って事…!」

ブワッ!

真紅「梓、下がりなさい!」

梓「う、うん!」

水銀燈「あらあら、ミーディアムの心配ばかりしてていいのぉ? よそ見してたらジャンクにしてやるんだから…クスクス♪」
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 22:48:17.87 ID:Uo07boDO
ピカァッ

水銀燈「!」

ズズ…ッ

唯「銀ちゃん、やっぱり私もついてくよ! ……ってあずにゃん!?」

梓「ゆ、唯先輩!?」

水銀燈「唯! 部屋で待ってなさいって言ったじゃない!」

唯「だ、だって…」

真紅「水銀燈…」

水銀燈「…っ、今日のところは引き上げてあげる。次はNのフィールドで……。唯! 帰るわよ!」

唯「ま、待ってよー!」

ピカァッ

真紅「……」

梓「……まさか…唯先輩もミーディアムだったなんて」

真紅「知り合いだったのね」

梓「うん…」

真紅「しかもよりに寄って水銀燈の…っ」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 22:55:57.83 ID:Uo07boDO
‐‐‐ゆいへや!

水銀燈「なんで付いてきたのよ…」

唯「…えへ、好奇心?」

水銀燈「はぁ…」

唯「邪魔しちゃったよね? ごめんね銀ちゃん! ぎゅーっ」

水銀燈「は、離しなさい!」

唯「いい子いい子〜」

水銀燈「……っ」

唯「銀ちゃん、えへへー」

水銀燈「……」バッ

唯「あぅっ」

水銀燈「…次抱きついたら、ジャンクにしてやるわよ」

バサッ バサッ

唯「あ…行っちゃった…」

117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 23:04:06.65 ID:Uo07boDO
‐‐‐みおへや!

澪「で、出来たぁ!」

翠星石「やれやれですぅ…」

澪「ありがとうな、2人共」

蒼星石「役に立てて良かったよ」

翠星石「もっと褒め称えやがれですぅ」

澪「調子にのるなっ! …でもほんと、歌詞を完成出来たのも2人のおかげだな」

翠星石「ふ、ふふん! この翠星石にかかればおちゃのこさいさいに決まってるですぅ!」

蒼星石「もう…本当に素直じゃないなぁ」
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 23:11:12.54 ID:Uo07boDO
翠星石「でもこんだけ頑張ってやったんですからもう少し労って欲しいですぅ」

澪「はいはい、じゃあ紅茶いれてくるよ」

翠星石「ちゃんとお茶請けも用意するですよー」

蒼星石「夜に食べたら太るよ?」

翠星石「ど、ドールだから太らんですぅ!」

澪「ぎくっ、私はヤバいかも…」

翠星石「人間が肉団子みたいになったら笑ってやるですよー♪ ぷくくっ」

澪「な、なるわけないだろー!」

蒼星石「ははは…」

蒼星石(いつまでも、こんな平和な日常が続けばいいのに)

蒼星石(願うだけ、無駄なのかもしれないけど…)

119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 23:18:18.26 ID:Uo07boDO
‐‐‐

水銀燈「……」

水銀燈「…お父様、この時代で私はアリスになれるでしょうか…?」

水銀燈「アリスになり…お父様に会えるのでしょうか?」

水銀燈「お父様……!」
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 23:19:13.76 ID:Uo07boDO
おやすみ
バイビー
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 23:26:42.25 ID:JN9EIdMo
ニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイニガサナイ
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 01:15:22.63 ID:PEdt.Xco
こんばんわそしておやしみ
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 20:41:46.48 ID:KunUSwDO
今日と明日書けるかどうかわからない
本当にすまん!
すまんこ!
まんこ!
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 23:29:58.54 ID:KZyN77co
    r'ニニ7      本当にすまないという気持ちで…
     fトロ,ロ!___       胸がいっぱいなら…!
 ハ´ ̄ヘこ/  ハ
/  〉  |少  / |      どこであれ土下座ができる…!
\ \    /| |
  ┌―)))――)))‐―┐      たとえそれが…
  ヽ ̄工二二丁 ̄
   〉 ヽ工工/ ;′∬     肉焦がし… 骨焼く…
  lヽ三三三∫三三\;'
  h.ヽ三∬三三';.三三\';∫   鉄板の上でもっ………!
  └ヽ ヽ三,;'三三∬三;'三\'"
    ヽ |__|烝烝烝烝烝烝|__|
      lj_」ー――――‐U_」
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 21:00:32.93 ID:BUcj/cDO
http://file.shinoshinobi.blog.shinobi.jp/jyakidogeza.jpg

俺の今の気持ちです
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 21:13:59.25 ID:BUcj/cDO
‐‐‐よくじつ!

さわちゃん「時間が経って〜」

‐‐‐ほうかご!

唯「あずにゃんどうしたの? 他の人より早く音楽室に来て、なんて」

梓「はい、昨日の事…なんですけど…」

唯「昨日?」

梓「まさか忘れたとは言わせませんよ……。昨日の夜、先輩がドールと一緒に鏡を通って私の家に来たじゃないですか!」

唯「ああ、そうだったね! いやぁ、銀ちゃんが鏡に入っていっちゃったからね、ついてかなきゃなーって思ってね〜」

梓「ぎ、銀ちゃん?」

唯「うん、ローゼンメイデン第1ドールの水銀燈だって」

梓「第1ドール…。それにしても唯先輩もローゼンメイデンと契約してたんですね、びっくりしました」

唯「それは私もだよぉ」

127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 21:30:00.97 ID:BUcj/cDO
律「ふんふんふふふふんっ♪ ふんふふんふん♪ ふんふ……ん? 人の話し声…とな!? 今日は一番のりかと思ったのに…誰かがもう着いてるという現実!」

律「一体誰だよ…こんな早くに来てる奴」ソーッ

唯『…ンチャ……カガ…ネ-…』

梓『ギ、ギ…ン…?』

律「唯と梓か……っくそ、あんま声聞こえねーな!」ピトッ

梓『…チドール…。ソレニ…ユイセンパ…ローゼンメイデン…ケイヤクシテ…ビックリシマ…』

律(ドール…? それに今ローゼンメイデンとか契約って言ってた!?)

律「まさか…唯達も…?」

和「何が唯達もなの?」

律「のうぇぇええええううううぅおあああああああああああああ!!!?」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 21:37:04.42 ID:ENU1TWMo
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 21:41:29.91 ID:BUcj/cDO
律「の、和サン…? びっくりいたしましたのよ、一体なんの御用で?」

和「生徒会の用事よ。貴方、講堂の使用届け出してないでしょ? このままじゃ本当に使えなくなっちゃうわよ」

律「あっ」

和「まぁそれだけよ。じゃあ要件も伝えたし生徒会の方に帰るわね。じゃあね」ヒラヒラ

律「うん、じゃーな……あー…やべぇ忘れてたよ」

律「紙どこやったかな…なくしてたらやだなー…………って今はこっちの問題のが大事だーっ!」バーン

唯「!」

梓「!?」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 21:51:27.96 ID:BUcj/cDO
梓「って律先輩ですか。ばっくりするので静かに入って来てください」

律「梓ぁああああああ!!」

梓「な、なんですか」

律「唯ぃいいいいいい!!」

唯「なんですかりっちゃん隊長!」

律「えっとだな…お前等さっきドールがどうだとか契約がどうだとかンチャ! だとか話してただろ!」

梓「…な、なんの事ですか…わかりません」

唯「う、うん! ローゼンメイデンとかなんの事かさっぱりだよ!」

梓「唯先輩!」

唯「あっ」

律「やっぱりか…やっぱりお前等もローゼンメイデンに携わってたのか」

唯「お前等"も"?」

律「実は私もなんだよ! ドールのミーディアムなんだ。ほら、証拠の指輪」

梓「り、律先輩も?」
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:04:34.24 ID:BUcj/cDO
唯「私もだよ! ほら指輪っ」

梓「私も…」

律「ふほぁ……。それにしても皆も指輪してるの、気付かないもんだな」

唯「だねー。あ、澪ちゃんの指輪は前にちょっと話題になったけどね」

梓「本当に何で気付かなかったか不思議な位です」

律「だな。そういえば2人のドールは第何ドールのなんて子なんだ?」

梓「うちの子は第5ドールの真紅っていいます」

唯「私のところは第1ドール、水銀燈だよー。銀ちゃんって呼んでるんだぁ」

律「私のは第2ドールの金糸雀っていうんだ。かわいいぞー、おでこがピカピカしてて」

唯「りっちゃんのおでこがおでこを呼んだんだね」

律「はははこやつめ」

ガチャッ

澪「ん? 随分盛り上がってるな」

梓「あ、澪先輩!」
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 22:09:10.92 ID:czLYqxIo
ばっくりwwwwww
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:12:43.36 ID:BUcj/cDO
律「おぉ澪、いいところに来た! 見ろよほら、唯も梓もミーディアムなんだって!」

澪「な、なんだってー!」

律「本当に驚いてんのか?」

澪「驚いてるよ……しかしすごいな、こんな偶然ってあるのかな」

唯「偶然じゃないとすればまさか、誰かの陰謀…!?」

律「生徒会の…陰謀!?」

梓「なんで生徒会になるのかな…」

澪「はは…」

134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:20:23.52 ID:BUcj/cDO
>>130
梓のばっくりはびっくりの間違いです




律「でも、本当に上手い具合に軽音部にばっかり集まるなんてなぁ」

唯「きっと運命なんだよ」

梓「運命って…随分ロマンチックですね」

唯「えへへ」

澪「……運命ならさ、もしかしてムギもって事ない…よな…」

律「……流石にないだろ…」

澪「だよな…」

ガチャッ

紬「遅くなってごめんなさいね〜」

4人「!」
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:32:19.15 ID:BUcj/cDO
紬「今日はタルトタタンを持ってきたの」

澪「む、ムギ…」

紬「なぁに?」

澪「ド ー ル とか…興味あるか?」

紬「お人形? えぇ、昔母から貰った市松人形は大切にしてるわぁ」

澪「そうか…」

律「澪っ! 遠回しすぎだ」コソッ

澪「そんな事言ったって…違ってたらって思うとドールの部分を強調して言うくらいしか…」コソッ

梓「じゃあ次私いきますっ」コソッ

唯「がんばれー」コソッ
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:38:27.30 ID:BUcj/cDO
梓「ムギ先輩っ」

紬「どうしたの梓ちゃん」

梓「け…」

紬「虫?」

梓「け、契約! …しました?」

紬「契約って…何のこと?」

梓「あ、知らないならいいです」

紬「そう…?」

梓「やっぱり違うんじゃないですか? 指輪もしてないし…」コソッ

澪「ただ契約していないだけかも…」コソッ

律「よし、じゃあ次いくわ」コソッ

唯「ファイトー」コソッ

137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:47:38.43 ID:BUcj/cDO
律「ムギ!!!!!!」

紬「なぁにりっちゃん?」

律「そのだな…」

紬「?」

律「ローゼンメイデンが家に居たりするか?」

澪(直球出たぁああああ!)

紬「いるわよ」

澪「いるんだ!?」

律「マジ? 実は私達もなんだ!」

唯「やっぱり運命だね!」

梓(あながち運命ってのも嘘ではないのかも…)

紬「皆もいるの?」

唯「5人全員いるよー。ほら指輪」

澪「ムギはまだ契約してないんだな」

紬「ええ。そう…、皆はもう契約したのね」
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:53:56.17 ID:BUcj/cDO
唯「私、皆のドールにも会ってみたいなぁ」

律「確かに気になるよなー」

紬「じゃあ、今度お互いのドールを見せ合いましょうよ」

澪「いいな、それ。んー…じゃあ明日にでもここに連れてこないか?」

梓「私は賛成ですっ」

唯「うん! 私も賛成だよー」

紬「私、皆とお人形を見せ合うのが夢だったの〜♪」

律「全員一致で決まりっ。じゃあ明日、忘れずにな」

4人「はぁーい」

139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 23:04:11.82 ID:UHNFo.DO
真紅のミーディアムがジュンという反則ミーディアムじゃない

銀様はミーディアムがメグじゃない上に唯は健康だから気兼ねなく力を使える


銀様最強伝説ktkr
もう真紅に負ける要素がないぜ!
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 23:07:27.24 ID:BUcj/cDO
‐‐‐そのよる!

ピコピコリーン☆

翠星石「誰ですぅ!? こんなところにバナナ置きやがったのは!」

澪「ふふふ…翠星石が引っ掛かてくれたおかげで私が1位だっ」

翠星石「むきぃ人間ですかー!」

澪「よし、ゴールまで後少し…何もなければ順調に……っ! ここで羽甲羅!?」

ドカーン

蒼星石「ごめんね澪さん。僕のアイテムがとんだ粗相を」ニヤッ

ピューン

澪「なっ…目の前でゴールされた!? でもまだ2位に…」

ワンワン プチッ

翠星石「ん? なんかへんてこなものを踏んだ気がするですぅ」

ピューン

澪「あ…」

翠星石「いえいっ! 2位になってやったですぅ!」

澪「わ、ワンワンはずるい! 羽甲羅もずるい〜!」

蒼星石「残念だったね」

翠星石「ふふん、人間は6位ですか。なんとも微妙な…」

澪「誰かさんの羽甲羅ぶつけられたのとワンワンに潰されたからだっ」
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 23:18:14.56 ID:BUcj/cDO
澪「もう一回! もう一回!」

翠星石「仕方ねぇですね人間はぁ…」

蒼星石「くすっ、翠星石もさっき澪さんと全く同じ事言ってなかったかい?」

翠星石「か、過去は過去ですぅ!」

澪「ほらほら、始まるぞ」

翠星石「あ、スタートダッシュを構えなくては…」

蒼星石「……」ジッ

澪「あ、そういえば明日、2人を皆に会わせていいか? 皆もローゼンメイデンのミーディアムらしくてさ」

蒼星石「えっ!?」

翠星石「なっ!?」

GO!

澪「あ、スタートダッシュ成功!」

ブスブス

翠星石「あ、翠星石のと蒼星石のが失敗して……って人間! さっき、な、何を!?」

蒼星石「皆もミーディアムだとか部室がローゼンメイデンで皆が薔薇乙女!?」

澪「落ち着け。とりあえずゴールしたら詳しく話すよ」

翠星石「ににに…!」

蒼星石「むむむ…!」

142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 23:29:29.16 ID:BUcj/cDO
‐‐‐

翠星石「で? さっきの話、詳しく聞かせろですぅ」

澪「実はかくかくしかじかなんだ」

蒼星石「かくかくしかじかだけで説明を一気に略く事が出来るのがこの国のすごいところ」

翠星石「なるほど…それにしても凄いですね。全員が同じ部活の奴のところに行くなんて」

澪「だよな。やっぱり運命っていうのは本当かな…」

翠星石「運命? いかにも脳ミソがメルヘンチックお花畑な人間が好きそうなもんです」

蒼星石「そういう翠星石は朝の占いとか結構信じてるよね」

澪「あぁ、今朝もラッキーアイテムが紫色の靴下ってのを見て、持ってないって言ってショック受けてたな」

蒼星石「うん、その後で緑の箱を選んだのにどうしてラッキーアイテムが紫色なんだってぷんぷんしてたよ」

翠星石「あーあー何にも聞こえねーですー」
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 23:30:24.72 ID:BUcj/cDO
タルトタタンうまいよタルトタタン
おやすみ
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 07:21:34.55 ID:fXiIdE.0
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/24(木) 10:01:46.20 ID:D8Qn5sAO
イノチあるものは、2通りの

生き方を選ぶことができる。



≪スレ≫を立てた>>1を乙して生きる者。


自ら≪スレ≫を立てて生きる者。




>>1は、アキラカに後者だった。
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 20:50:14.69 ID:fRAiw6DO
澪「そういえばどうやって2人を学校まで連れて行こう…まさか手で持っていく訳にはいかないし」

翠星石「あ、あれはどうですぅ? いつも人間が弾いてるべーんってするやつのケース」

澪「ベースな。で、このケースをどうするって?」

翠星石「@人間が蓋を開ける」

澪「はい」パカッ

翠星石「A人間がそのベーんってするやつを取り出す」

澪「ベースな」

翠星石「B翠星石達が中へ入る」

蒼星石「えいしょえいしょ」

翠星石「C人間が蓋を閉める」

澪「うん」パタン

ケース「……」

澪「……」

ケース「……」

澪「えっ、終わり!?」

翠星石「です。簡潔に言うと翠星石達がこの中に入るので人間が運ぶですぅ」

澪「ベースは!?」

翠星石「なぁに、人間が手で運べばいいですぅ」

澪「ケース背負ってベース片手に登校ってどんな変人だよ!」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 21:01:27.77 ID:fRAiw6DO
翠星石「試しにケース背負ってベんべん掻き鳴らしてみろですぅ」

澪「べーんっ♪ って私はアホの子か!」

蒼星石「いい…凄くいい!」キラキラ

翠星石「良かったですねぇ蒼星石」

澪「あんたの妹なんかキラッキラ瞳が輝いてますよ!? え、何? 今瞳を輝かせるような場面あったの!?」

蒼星石「うん! 澪さん、すっごくアホっぽくて!」

澪「なんでそこでなのかちょっと貴方の感受性について疑問を抱いちゃうよ!?」

翠星石「まぁまぁ落ち着けです。血管プチーンするですよ?」

澪「そうなったら100%2人のおかげだなっ」


客人来襲
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/25(金) 00:23:39.77 ID:mobf8.c0
キター
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 22:28:29.37 ID:cnDAjADO
ちょっと書き蓄めてたものが全消\(^O^)/ナンテコッタイ





澪「あー…本気でどうしよう」

蒼星石「あ、ならNのフィールドを使えばいいんじゃないかな」

澪「Nのフィールド?」

翠星石「[たぬき]風に言うとタイムマシンとどこでもドアを足して2で割った感じですぅ」

澪「便利だなぁ…ってそんな便利なもの知ってたなら早く教えてくれよっ」

蒼星石「ごめんね。度忘れしてて…」

翠星石「ぷふっ…だって人間が小さな小さな頭を使って悩む姿といったら…ぷくくっ!」

澪「な…っ!」

翠星石「ひーっひーっ! あー思い出したら腹捩れてふん千切れそうですぅ!」

澪「す、翠星石ぃ!」

蒼星石「み、澪さん落ち着いて!」
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 22:43:27.76 ID:cnDAjADO
澪「……まぁ運ぶ方法もわかったし、もういいか」

翠星石「げんこつ…お父様にも殴られたことがねぇですのに…」

蒼星石「よしよし」なでなで

翠星石(…もう決めたですよ、復讐するですぅ!)

翠星石(ぷっくくく…! 覚悟しとけです臆病人間。地獄すら生ぬるかった事を教えてやるですぅ!)

翠星石(翠星石は伊達に何年もちびちびをからかってないんです…まず第一に蛙でも見せ、それに驚いた人間が尻餅を付くところには…! あー想像しただけで腹が! ジャンクになるですぅ! でもまだ顔に出すな…まだ笑うんじゃない…ぷくくっ!」

澪「翠星石? お楽しみのところ悪いが途中から声に出てるぞぉ…?」

翠星石「あっ」
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 22:55:46.87 ID:cnDAjADO
翠星石「ぶったね…二度もぶったね…!」

蒼星石「御愁傷様です」

澪「全く…」

翠星石「まだ未遂ですってのに…」

澪「お前は本気でやるだろ!」

翠星石「ぎっくーん」

蒼星石「翠星石…今どき口でぎっくーんて」

翠星石「ああー翠星石なんだか眠くなっちゃったですぅ! おやすみなさーいですぅ」

バタンッ

澪「おいっ …もう」

蒼星石「じゃあ、僕も寝るね。おやすみ澪さん」

澪「ああ、おやすみ」

パタン
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 23:02:57.07 ID:cnDAjADO
‐‐‐あさだよ!

澪「じゃあそろそろ行くけど…」

蒼星石「うん」

翠星石「後で会うんですけどねぇ…」

澪「もう一度聞くけど、本当に大きめの鏡を置いておくだけでいいんだよな?」

蒼星石「そうだよ」

翠星石「万事休すですぅ」

蒼星石「それを言うなら万事OKじゃないの?」

澪「ふふっ…じゃあいってきます」

蒼星石「いってらっしゃい澪さん」

翠星石「らっしゃいですぅ」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 23:15:01.85 ID:cnDAjADO
‐‐‐がっこう!

姫子「時間が経って」

‐‐‐ほうかご!

紬「今日は皆のドールが見れるのね…楽しみだわぁ」

律「だなー」

梓「っていうか先輩達もNのフィールド使ったんですか?」

澪「あぁ、やっぱり鞄にも入らないしな」

律「しかも澪のところは2人だしなっ」

梓「2人? へぇ、2人同時に契約出来るんだぁ…」

紬「唯ちゃん、遅いわね…」

ガチャッ

唯「おはよー、ごめんねぇ遅くなって」

律「お、噂をすればってな」
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/25(金) 23:21:47.73 ID:mobf8.c0
キター
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 23:23:43.04 ID:cnDAjADO
澪「時間的にそろそろ来るかな…」

唯「私、皆のドール楽しみー」

梓「私もですっ」

紬(ヒナちゃん、ちゃんと1人で来れるかしら…)ソワソワ

律(ムギが目に見えてソワソワしてる…)

ピカァッ

唯「あ、来たぁ!」

澪「えっ、どのドールだ?」

紬(ヒナちゃんかしら…)ソワソワ

梓「ワクワク…!」

律「誰だ誰だ!?」

金糸雀「あ、りっちゃーん!」

律「なんだお前か…」

金糸雀「その対応は酷いかしらー!」

156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 23:31:46.06 ID:cnDAjADO
澪「金糸雀が一番乗りか、流石だな」

紬「まぁっ、りっちゃんのドール?」

唯「かわいーっ」

梓(おでこコンビだ…)

金糸雀「いかにも! カナはローゼンメイデン1の策士、第2ドールの金糸雀かしらっ」

律「自称策士、の間違いだな」

金糸雀「じ、自称じゃないもん!」

紬「かわいい…♪」

唯「だねぇ」

梓「癒されますよね、ああいうの」

澪「マイナスイオンたっぷりだな」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 23:43:15.52 ID:cnDAjADO
紬「カナちゃん…でいいのかしら? はい、紅茶どうぞ」 

金糸雀「あ、ありがとう、いただくかしら」

唯「おかしもあるよー」

梓「今日のおかしはマドレーヌとクッキーとプリンに…」

律「クレープやフルーツサンドやスコーンもあるぞ」

澪「エクレアにムースに食パンと苺大福もな。全部ムギのだけどな」

紬「うふふ、ドールの皆もくるって言うから沢山持ってきちゃった♪」

金糸雀「おぉ…! 全部すっごく美味しそうかしら!」

唯「味もちゃーんと美味しいんだからっ」

梓「なんで唯先輩が嬉しそうにしてるんですか」

金糸雀「じゃあありがたく…」

ピカァッ

澪「あ、また来た」

律「今度は誰だぁ?」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/25(金) 23:52:10.59 ID:cnDAjADO
雛苺「ツムギー!」ぴょんっ

紬「ヒナちゃん…♪」

金糸雀「あ、雛苺じゃない。ご機嫌いかがかしら?」

雛苺「わぁカナダ! お久しぶりなの」

金糸雀「か・な・り・あかしらー!」

澪「か、かわいー!」

律(いかにも澪が好きそうな、人形らしいというか…)

唯「お名前はなんて言うの?」

雛苺「うゆ、ヒナはローゼンメイデン第6ドールの雛苺なのよ」

澪「雛苺ちゃん…」キラキラ

梓「仲良しでいいなぁ…」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 00:03:05.33 ID:dmSwwcDO
おやすみょ
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 00:41:02.15 ID:IJSzP7s0
おやすみ
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 22:34:05.81 ID:dmSwwcDO
唯「ふぇ? あずにゃんは仲良くないの?」

梓「いえ、特別仲良くないって訳ではないと思うんですが…いっつも紅茶をいれる時に失敗しちゃってその子に怒られてるんです」

律「ははっ、確かに梓は砂糖と間違えて塩入れてそうだなー」

梓(味の素です)

紬「あら…じゃあ今度私が紅茶のいれかた教えてあげましょうか?」

梓「いいんですか?」

紬「大歓迎よ♪」

澪「良かったな梓」

金糸雀「その子って真紅かしら…?」コソッ

雛苺「きっと…いや絶対そうなの…」コソッ

162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 22:52:36.30 ID:Ac2dv/E0
きた
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 23:06:51.18 ID:dmSwwcDO
ピカァッ

律「あ、また来たみたいだ」

唯「誰かな誰かなっ」

真紅「……」スタッ

雛苺「あー、真紅ー!」

梓「し、真紅」

金糸雀(やっぱり真紅だったかしら)

澪「この子がさっき言ってた子か?」

梓「そうです。じゃあ真紅、皆に自己紹介」

真紅「…私はローゼンメイデン第5ドール、真紅よ」

紬「真紅ちゃんって言うのね〜」

唯「なんかこの2人と比べて、大人っぽいっていうか落ち着いてるね!」

雛苺「うゆ?」

金糸雀「か、カナの方がお姉さんなのにぃ…」

律「全くそう見えないな」

金糸雀「ふに"ぃいいい!」
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 23:23:42.38 ID:dmSwwcDO
ピカァッ

澪「また光ったぞ」

紬「今度は誰かしら〜」

翠星石「おぅおぅ皆の衆、翠星石が来てやったのでひれ伏すといいで…ひぃっ!」

蒼星石「こんにちは、遅れてすみません」

唯「いいよいいよぉ、時間には間に合ってるし」

梓「唯先輩の言う通りです」

翠星石「…人間がこんなに多いなんて聞いてなかったですぅ!」コソッ

蒼星石「澪さんがちゃんと言ってたじゃないか。君が聞いてなかっただけだよ」

真紅「相変わらずね、2人共」

蒼星石「ふふ、久しぶり」

翠星石「真紅! ちびちび1号! ちびちび2号!」

雛苺「ヒナが1号ね」

金糸雀「あ、ずるい!」

律「いつもこんな感じなのか…」

紬「いいわぁ…」ポワン

澪「ムギがうっとりした目になった!」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 23:48:07.97 ID:dmSwwcDO
ちょっと頭冷やしてくる
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 00:24:16.01 ID:Nmr1kQDO
がんばれ
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 22:21:49.24 ID:bZelI2DO
ありがとう
ちょっと色々ありすぎてこんがらがってくる



紬「じゃあ残るは後1人ね」

雛苺「うゆ? 残る1人って…」

唯「うーん、一応言っておいたんだけどなぁ。もし来なかったらごめんね?」

梓「そうですか…」

澪「そういえば唯のところの子はなんて名前だったっけ?」

唯「水銀燈だよ。銀ちゃんって呼んでるんだぁ〜!」

真紅「……」

金糸雀「……」

雛苺「……」

蒼星石「……」

翠星石「……」

律「…なんだこの空気?」
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 22:35:43.84 ID:bZelI2DO
真紅「……」チラ

真紅「…もしかしたら迷ってるのかもしれないわね。迎えに行ってくるわ」

雛苺「真紅!?」

蒼星石「真紅…君、正気かい?」

金糸雀「行くのはやめて欲しいかしら!」

真紅「大丈夫よ、"迎えに"行くだけだもの。……じゃあね」

ピカァッ

翠星石「し、真紅ぅ!」

唯(Nのフィールドってそんなに広いのかなぁ)

紬(迷子になる位広いのかしら)

梓(もしかして迷子になるのを恐れて…?)

律(なんだ? Nのフィールドってそんなに危険な所なのか?)

澪(なんか嫌な予感がする…)
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 23:02:17.56 ID:bZelI2DO
‐‐‐えぬふぃ!

真紅「……」スタッ

真紅「来たわよ水銀燈! 姿を表しなさい!」

水銀燈「クスクス…ちゃんと来てくれたのね、貴方のその不細工な顔が見れて嬉しいわぁ…、クスクスッ」

真紅「……」

水銀燈「あらぁ? 今日は貴方が馴れ合ってる他の姉妹は連れて来なかったの?」

真紅「えぇ、2人っきりで話がしたかったのよ」

水銀燈「…話ぃ?」

真紅「……水銀燈。私は貴方と戦いたくない」

水銀燈「はっ、戦いたくない? アリスゲームを、お父様を否定する気? お父様の望みに逆らうって言うのぉ? 真紅ぅう!?」

真紅「違う! 私は聞いたのよ、お父様の声を! お父様は確かにおっしゃった。アリスになるにはアリスゲーム以外にも方法があると! だから私は…」

水銀燈「真紅…自分で何を言ってるかわかってるの? お父様を侮辱してるのよ!? 許さない…許せない許せない許さない許せない許さないわ絶対に許さないわよ真紅ぅううう!!」

真紅「本当に、本当なのよ! 信じて!」

水銀燈「私が信じてるのはお父様だけよ!!」

真紅「水銀燈…!」
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 23:28:05.93 ID:bZelI2DO
水銀燈「黙りなさい!」

ガガガガッ

真紅「っ…!」

水銀燈「私は…私はアリスゲームに勝って!」ガッ

水銀燈「アリスになって…お父様の望む完璧な少女になって! お父様に会って! お父様にお前はここに居ていいんだって、お前は決して壊れた子なんかじゃないんだって頭を撫でてもらって! 微笑みかけてもらって!」

水銀燈「わかるぅ真紅ぅう!? アリスゲームに勝つ以外にアリスになる方法なんてない。アリスになる方法は他にもあるなんていう甘い甘い砂糖菓子みたいな考えを持つ貴方には、絶対にアリスゲームに勝ち残りアリスなると決心した私には勝てないのよぉ!! だから貴方は弱い! だから貴方は私に勝てない! 今日だって私は貴方に勝つわよ真紅ぅううう!!!」

ドガガガガガガッ

真紅「うっ…ぐぅう…うああ!」
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 23:32:57.94 ID:fF.k9A60
水銀燈と唯のターンに期待
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 23:43:30.14 ID:bZelI2DO
水銀燈「クスクス…弱い弱い弱いわぁ! ああ待っててくださいお父様! 私はもうすぐアリスに一歩近づき…」

真紅「す…ぃ……んと…」

水銀燈「なぁに? 何か言いたいのぉ? 一応聞いてあげるわ」

真紅「ハァ…ハァ……さっきの話は…本当…ょ…」 
水銀燈「…よくもこの期に及んでそんな事…っ! 恥を知りなさい!」

真紅「きゃあっ!」

水銀燈「嘘をつかないで! アリスになる方法はアリスゲーム以外にないのよ!!」

真紅「嘘じゃ…な……くぅっ!」

水銀燈「真紅ぅうううう!!」
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 00:07:12.81 ID:gaSTa.DO
‐‐‐そのころ!

唯「あちあっ! あ、指輪…うあぁっ、あっついよぉ!」

梓「ん…指輪があっつい…?」

律「どうした2人共!?」

金糸雀「これはまさか…」

紬「ど、どうしたの?」

雛苺「恐らくNのフィールドで真紅と水銀燈が戦っているみたいなの…」

澪「アリスゲーム…!」

雛苺「うぃ…」

翠星石「蒼星石っ」

蒼星石「うんっ」

澪「ふ、2人共どこに行くんだ!?」

蒼星石「真紅達の所へ……行こう!」

翠星石「です!」

ピカァッ

澪「ま、待って!」

ピカァッ

唯「銀ちゃんが……い、行かなきゃ!」

ピカァッ

律「おい、待てよ!」

紬「私達も行きましょう、ヒナちゃん」

雛苺「うん!」

金糸雀「カナも行くかしら!」

ピカァッ…
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 00:09:59.80 ID:gaSTa.DO
長台詞とか台詞が沢山あるシーンに限って二回も消えたなんていうハプニングに襲われたが気にしないいやちょっとしてるおやすみ
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 18:16:18.71 ID:FVxO5cYo


まあ、マターリ進行
落ち着いていこうZE
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 21:50:09.40 ID:gaSTa.DO
マターリだな、よしマターリだ





真紅「ハァ…あっ…、くっ!」

水銀燈「無様ねぇ…自分でもそう思わない真紅ぅ?」

真紅「ふぅ…っ…黙りな…さい!」

ピッ

水銀燈「……いたぁい」

水銀燈「ねぇ真紅、貴方はそこでただただ何も出来ずに醜く這いつくばっていればいいのよぉ?」

水銀燈「反撃する必要なんてないわ…私が壊してジャンクにしてあげるから! ふふっ…!」

ガガガガッ

真紅「……っ」

水銀燈「いい格好ねぇ…愉快だわ、心底愉快! ヘソで茶が沸くわぁ。クスクスッ…ふふ、ふふふ! キャハハハハッ!」

真紅「……ぃ…」

水銀燈「何?」

真紅「それ、でも、私…は……なたと、戦いた…くな…ぃ…」

水銀燈「……っ、いい加減に…!」
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:06:53.28 ID:gaSTa.DO
‐‐‐えぬふぃ!

澪「ここは…?」

翠星石「水銀燈の夢の世界です」

唯「ここが、銀ちゃんの…」

紬「廃墟だ立ち並んで…少し怖いわ…」

ガガガガッ

蒼星石「!」

律「おい、あっちから何か音がするぞ!」

雛苺「うゆ…もしかしてあっちに真紅と水銀燈が!?」

梓「皆、行きましょう!」

梓(真紅…!)
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:25:29.68 ID:gaSTa.DO
水銀燈「ハァ…ハァ…」

真紅「……」

水銀燈「こんなにいたぶってもまだジャンクにならないのぉ? 本当無駄にしつこいわねぇ…早くローザミスティカ渡しちゃいなさいよぅ」

真紅「……それでも」

水銀燈「?」

真紅「それでも、いつまでもとどめを刺さないのはどうしてなのかしら…?」

水銀燈「……」ピクッ

真紅「貴方がさっき言っていたように、早くローザミスティカを渡してほしいなら、なんでとどめを刺さないの?」

水銀燈「……」

真紅「貴方は、本当は私が言った事が気になってる…本当にアリスゲーム以外でアリスになれるのか気になって仕方ないのだわ」

水銀燈「…るさい」

真紅「だから悩んでる…私を『壊れた子』にしていいのか…」

水銀燈「そ、んな訳ない…! 私は貴方が憎くて憎くて!」

真紅「貴方は本当は…」

水銀燈「違う…そんなはずない!」

真紅「アリスゲームをしたくない! 戦いたくない! それが貴方の本心よ!」

水銀燈「ちが、うぁ…んなはず…ない……ちがう、ちがうちがうちがう違う違う違う違うのぉううううああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:35:03.79 ID:gaSTa.DO
タッタッタッ

唯「ハァ…ハァ…」

梓「ハァ…ハァ……」チラ

梓(唯先輩…水銀燈って人形の事考えてるのかな…)
唯「ハァ…ふぅ…」

律「…あっ、あれ! 水銀燈と真紅じゃないか!?」

金糸雀「本当かしら!」

唯「銀ちゃんが…行かなきゃ、私がとめなきゃ!」
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:43:58.53 ID:gaSTa.DO
水銀燈「……」

真紅「……」

水銀燈「…言い残す言葉は考えたぁ?」

真紅「いいえ、全くよ」

水銀燈「そう、せっかくこの剣で首を抉られてジャンクになる前に何か一言いい残させてあげようと思ったのに…」

真紅「……早くすればいいわ」

水銀燈「だぁめ、焦らして焦らして最後に抉ってやるのよぉ。ふふっ…」

真紅「…やっぱり、1つ言い残していいわね?」

水銀燈「…何?」
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:56:22.55 ID:gaSTa.DO
真紅「貴方、変わったわ」

真紅「アリスゲーム以外にもアリスになれる方法があるって聞いた時、無意識かもしれないけれど目に少し希望が宿ってた」

真紅「それからの貴方の攻撃は、鋭いものではあったけれど戸惑いのせいか少し手加減してくれていた気がするのよ」

真紅「もしかしたらと期待を込めて、私は再度言ったわ。貴方と戦いたくないと。だから私はもう一度言うわ」

真紅「…貴方と戦いたくない…これ以上貴方を傷つけたくない」

水銀燈「……、…っ」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 23:07:52.28 ID:gaSTa.DO
水銀燈「……遅いわよ。…さようなら」

真紅「……っ」

ヒュッ

唯「駄目ーーーっ!」

水銀燈「!?」

真紅「!?」

唯「ハァ…ハァ……けほけほっ」

水銀燈「唯…あんたどうしてここに!」

唯「はぁ、ひゅぅ……銀ちゃん! やめようよ、こんな、姉妹で傷つけ合うなんておかしいよ!」

水銀燈「…お父様が望んでいるのよ……何も知らないくせに!」

唯「そのお父様は『アリスゲーム』を望んでたの!? それとも『アリス』を望んでたの!?」

水銀燈「……!」

唯「聞いたよ…アリスゲーム以外にもアリスになる方法はあるんでしょう? なら一緒にその方法を探していこうよ! 私は銀ちゃんと、一緒に過ごしたい!」

水銀燈「……っ…」
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 23:18:46.85 ID:gaSTa.DO
タッタッタッ

金糸雀「おーい、皆ぁ」

律「やっ、と追い付いた…ぜ…ひぃ…ふぅ…」

紬「唯ちゃんってば意外と足速いのね…」

翠星石「あっ、真紅! 水銀燈!」

梓「し、真紅! 大丈夫?」

真紅「平気よ…このくらい」

梓「良かった…」

真紅「それより…水銀燈を」


唯「……銀ちゃん」

水銀燈「……ょ」

唯「えっ?」

水銀燈「遅いのよ! もうなにもかも遅いのよぉ!」
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 23:35:08.44 ID:gaSTa.DO
水銀燈「今更もうアリスゲームをしなくていいなんて言われて信じる訳ないでしょぉ!? それに私はもう色々なものを壊して来たわ! なのに今になってもう戦いたくないなんて…出来ないのよ! 私にはもう出来ないわぁ! 砕けたブローチはもう元通りにはならないのよ!? 私はアリスにならなくちゃ…お父様をこれ以上悲しませてはいけないの! だから早く早くアリスにならなくちゃいけない。アリスゲームに勝たなくてはいけない。なのに急にアリスゲームをしなくていいだなんて…信じられないのよ! もし違ったら? あの道化兎の悪戯で、ただの嘘だったら? そう考えるともう駄目なのよ! だって、もし、信じて裏切られたら私はどうすればいいの? もう裏切られたくない。だから確実な方法をとらなくてはいけないの! …なのに……!」

真紅「水銀燈…」

水銀燈「私は…私は信じきれないのよぉ!」

パアァ…

唯「空が、明るく…?」

真紅「あ…あの光は…!」
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 23:41:15.19 ID:gaSTa.DO
水銀燈「お…父、様? お父様…なの?」

翠星石「これが…お父様…」

雛苺「お父様…」

水銀燈「お父様…お父様ぁ!」

‐ ‐ ‐ ‐

 ‐ ‐ ‐

‐ ‐ ‐

 ‐ ‐

‐ ‐

 ‐



186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 23:53:32.06 ID:gaSTa.DO
こんにちは 平沢唯です!
昨日は色々あったなぁ…色々ありすぎて書ききれないよ〜。
とりあえず、忘れない内に書いておこう。

銀ちゃん達のお父様に会った時のことなんだけど、あのお父様ってばローゼンメイデンの皆にしかわからないように話かけてたんだってー。ずるい!
内容的には、アリスゲームに勝つ以外にもアリスになる方法はあるよってことだったんだって。
良かったね!

それにしても夢みたいだったなぁ…あの人にはまた会えるかな?
今度はサイン貰いたいなぁ!
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:03:12.37 ID:fOycEQDO
あれから、といっても今日の軽音部はいつもどーり平和だよー。

りっちゃんは元気だし、みおちゃんは臆病だし、ムギちゃんはポワポワだし、あずにゃんはあずにゃんだったよ!
もちろんドール達も元気だったよー☆

でも銀ちゃんは軽音部のほうには遊びに来てくれないよ…淋しい…

でも時間もあるし、ゆっくりすればいいかなぁ?

そういえは


水銀燈「…何書いてるのよ」

唯「わぁ! びっくりしたぁ。これは日記だよー。銀ちゃんも書く?」

水銀燈「…ふん」

唯「あうぅ…」
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:05:22.80 ID:fOycEQDO
夜のテンションは危険
おやすみゅ
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:12:29.61 ID:3nF4/2DO
おつ
またなー
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 02:31:47.27 ID:9jSR9QAO
乙です
この展開を待ってた
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 22:31:33.41 ID:fOycEQDO
‐‐‐ぶしつっ!

唯「……」

紬「……」コポポ

律「……」

澪「……」

梓「……」

唯「平和だね〜…」

律「つーか暇だな…」

澪「私が練習する気になれないなんて…」

紬「皆お茶よ〜♪」

梓「でもなんとなく大事な事があった気が…」

律「なんだっけ…」

唯「思い出せないくらいだからきっとそんな大事なことじゃないよぉ…」

澪「それもそうだな…」

192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 22:42:59.75 ID:fOycEQDO
コンコン

紬「?」

ガチャッ

和「こんにちは」

唯「あ、和ちゃんだぁ…」

和「今日も見事にだらけてるわね。で、今日来たのは学園祭の事についてなんだけど…」

律「あーーーっ!!!」

澪「なんか忘れてると思ったらもうすぐ学園祭だったー!!!」

梓「大事じゃないですか!! 滅茶苦茶大事じゃないですか!!!」

紬「そういえばすっかり…」

和「あんた達ってば…」
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 22:54:45.59 ID:fOycEQDO
和「で、もう曲は決まった?」

律「澪、歌詞書いてきたか?」

澪「う、うん。一応…」ペラッ

唯「わぁ! 見せて見せてー!」

梓「わくわく…」

紬「澪ちゃんの歌詞、気になるわぁ…」

澪「えっ…な、なんかこんなに見られてると…恥ずかしい……」

律「どーれっ?」ピッ

澪「あぁっ!」

律「ははっ、澪の事だからまた乙女チックな歌詞なんだろ〜なぁー。どれどれ?」


   聖少女領域

 まだ言わないで
 呪文めいたその言葉
 愛なんて羽根のように軽い
 囁いてパパより優しいテノールで
 奪う覚悟が あるのならば


律「な、なんじゃこりゃー!」

なんじゃこりゃー こりゃー りゃー リャー…

194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:10:45.98 ID:fOycEQDO
澪「翠星石達と一緒に考えたんだけど…駄目かな…?」

律「いや…(正直前のあの背筋が痒くなるような甘ったるい歌詞よりはマシだし)良いと思うけど、澪がこんな歌詞書くなんて意外だったナーなんて…」

澪「うん。でも蒼星石に何事も経験だ、新しい自分を発見するんだって言われて…どうかな?」

梓「格好いいです!」ガシッ

唯「うんっ、早く歌ってみたいなぁ〜」

紬「いいわぁ…」ホワン

律(ホワン?)

和「タイトルは『聖少女領域』…と。じゃあ私生徒会に戻るから。練習頑張ってね」

パタン
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:29:13.36 ID:fOycEQDO
‐‐‐みおへや!

澪「…そういう事で、無事聖少女領域を歌う事になりました!」

蒼星石「おめでとう澪さん!」

翠星石「良かったですねぇ。ふふん、まぁ8割は翠星石のおかげなんですけどね」

澪「調子にのるなっ! でも2人にはほんとに感謝してるよ、ありがとうな」

蒼星石「そんな…澪さんが頑張ったからだよ」

翠星石「…まぁ、ガクガクブルブルニャーニャーしてた臆病人間にしては頑張ってたですよ」

澪「誰がだっ」

翠星石「ひええええ! お人形が動いたよぅ、怖いよままぁ!」

澪「なっ…私の真似のつもりか!?」

翠星石「私はんな事一言も言ってないですけどぉ?」

澪「ぐっ……ソウえもん、スイアンをやっつける道具出してよぅ!」

蒼星石「こんな時は…ワ〜ニ〜の〜人〜形〜」

翠星石「なにぃ! 蒼星石が敵に回りやがったですぅ! しかもワニの人形まで出して…」
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:42:17.60 ID:fOycEQDO
澪「…この人形が怖いのか?」

翠星石「そ、んな訳」

澪「……」パタパタ

翠星石「ひっ…ゆ、揺らすなです…」

澪「……」フルフル

翠星石「微震動させんなですぅ…」

澪「……」ピタッ

翠星石「止まっ…た…?」

澪「……」ポイッ

翠星石「ひいぃっ! ワニが翠星石の事を襲ってきたですぅ! た、助けて欲しいですー!」ジタバタ

蒼星石「はいはい」ヒョイ

翠星石「ハァ…ハァ……おのれぇ、かわいいかわいい翠星石をいじめて楽しいんですか?」

澪「うん!」

翠星石「蒼星石ぃいいいいいいいいいいいうわああああああああああんん!!!」

蒼星石「へぶっ! わかったからタックルしないで…」
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:49:11.33 ID:fOycEQDO
‐‐‐あずへや!

真紅「梓、紅茶をいれて頂戴」

梓「はいはい」

真紅「はいは一回までよ。それと砂糖もミルクもいらないわ。だから間違えて味の素を入れたりマッコリを入れたりはしないで頂戴。それと温かい紅茶が飲みたいから氷は入れないで欲しいのだわ。だからといってグツグツしたのもどうかと思うけれど。それから…」

梓「わかったわかった」

真紅「わかったさんじゃないんだからわかったも一回で結構よ」
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:55:55.75 ID:fOycEQDO
‐‐‐

梓「はい、どーぞ」

真紅「…!」

梓「どうだった?」

真紅「凄いわ…ちゃんと人が飲めるものになってるわ」

梓「えっへん、ムギ先輩に教わったおかげかな」

真紅「でも紅茶としてはまだまだね。頑張って頂戴」

梓「……真紅はどうして私に紅茶を頼むの? 自分でいれられるらしいのに…」

真紅「あら、それは簡単よ。"梓の紅茶"が飲みたかったのだもの」

梓「…そっか」

真紅「えぇ…」
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 00:02:27.67 ID:maR2x6DO
‐‐‐りつへや!

律「やっぱりな、磨くのには意味があるんだよ。磨かないダイヤモンドはただの石だろ?」

金糸雀「だからといってカナのおでこを磨かないでほしいかしら…」

律「安心しろって、私が責任待ってダイヤモンドにしてやるから」

金糸雀「あれ聞いてる? カナの言葉通じてる?」

律「勿論だ! 聞き入れる気がないだけだ」

金糸雀「より一層タチが悪くなったかしら」
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 00:10:13.04 ID:maR2x6DO
律「おでこ磨き、通称オデミガはあのプチプチしたやつ…なんだっけ? あぁエアーキャップだ。エアーキャップみたいなもんなんだよ。一通りプチプチしたら飽きてもうやらない…だから飽きるまでちょっと磨かせてくれよ!」

金糸雀「おでこを磨く行為に通称なんてあったの!? しかもちょっと考えちゃった時点でもうアウトかしら! そして何故最後にちょっと逆ギレた!?」

律「流石、見事なツッコミだ」

金糸雀「…それにしても、りっちゃんはちょっと比喩が変わってないかしら?」

律「あぁ、ダイヤモンドとかエアーキャップとか?」

金糸雀「それそれ」

律「このダイヤモンドは磨かれてない。食べられないよ」

金糸雀「それが言いたかっただけじゃないかしら」
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 00:17:13.35 ID:maR2x6DO
‐‐‐むぎへや!

雛苺「うゆ…眠いの…」

紬「あら、もうこんな時間ね」

雛苺「…ねぇツムギ」

紬「なぁにヒナちゃん?」

雛苺「今日だけツムギのベッドで一緒に寝ていーい?」

紬「私は全然構わないけど…ヒナちゃんは鞄で寝ないで平気なの?」

雛苺「うぃ、1日くらいなら大丈夫なのよ」

紬「まぁっ、じゃあもう寝ましょうか」

雛苺「うん!」
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 00:23:37.03 ID:maR2x6DO
紬「私、誰かと同じベッドで寝るのが夢だったの〜♪」

雛苺「うゆ、じゃあ夢が叶った?」

紬「えぇ、ヒナちゃんのおかげでよ」

雛苺「えへへ…」

紬「じゃあそろそろ電気消すわね?」

雛苺「わかったの」

紬「おやすみ、ヒナちゃん」なでなで

雛苺「おやすみ、ツムギ…」
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 00:32:46.83 ID:maR2x6DO
‐‐‐ゆいへや!

唯「あれぇ? 銀ちゃん出かけちゃうのー?」

水銀燈「…いいじゃない別に」

唯「ぶーぶー、つまんないよー! 一緒にお話してよーよぉ」

水銀燈「嫌よ、誰があんたなんかと…」

唯「おかし用意してー、飲み物も各種取り揃えて、ベッドの上でたくさんお話しよーよ! なんでもいいから好きな事を話すんだぁ」

水銀燈「……」ピクッ

唯(おっ?)

204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 00:35:22.94 ID:maR2x6DO
水銀燈「…ヤクルト、ある訳?」

唯「勿論だよぉ」

水銀燈「ふぅん…」

唯(羽根たたんだ!)

唯「か、かわいー!」ガバッ

水銀燈「ちょ、ちょっと! 抱き付かないでよぉ!」

唯「えへへ、銀ちゃんぎゅーっ」

水銀燈「……ふん」

205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 00:36:25.76 ID:maR2x6DO
眠いよ!
おやすも
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 00:52:12.47 ID:3JzdHcDO
おやすみ!!
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 11:36:06.31 ID:dK/.ZYAO
いいよいいよ
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 22:25:08.20 ID:maR2x6DO
‐‐‐ちびっと!

‐‐‐つきひが!

‐‐‐すぎたよ!


ガチャッ

さわちゃん「やっほー、ケーキある?」

梓「部屋に入って二言目がそれって教師としてどうなんですか…」

唯「さわちゃん今まで空気だったのにどうしたの?」

さわちゃん「ははっなんだとこの野郎。今日来たのはこれよ、じゃじゃーん!」

澪「め、メジャー?」

さわちゃん「そう、今年の衣装はバニーとかいいんじゃないかって思って。だからきっちり1人ひとり測ってあげる…だから脱げ」

律「バニーって…某ハルヒとかぶるって」

唯「りっちゃん、某が意味なくなってるよ!」

澪「ば、バニーなんて絶対に無理だぁ!」

梓「そうです! あんな露出度の高い服なんか着れません!」

紬「私は前に着たけど、楽しかったわぁ」

209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 22:36:04.12 ID:maR2x6DO
さわちゃん「まぁまぁ、バニー着る機会なんて滅多にないんだからいいじゃない!」

澪「そういう問題じゃない!」

さわちゃん「ちっ……あ、じゃあ逆に何が着たいの?」

澪「えっ…? そんな…」

梓「何が着たいっていわれても…ねぇ」

律「確かに衣装は楽しいけど…」

唯「急に聞かれてもなぁ…」

紬「うーん…」

さわちゃん「ま、今回くらいは君達に任せるから。先生も暇じゃないしね〜。じゃねー」ヒラヒラ

パタン
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 22:47:37.79 ID:maR2x6DO
唯「…どうする?」

澪「急に言われてもな…」

律「しっかし適当だなぁ本当に」

紬「それがさわこ先生だから仕方ないのよ」

梓「フォローになってないです…」

律「よしっ、じゃあ何着たいか1人ひとり案出していくか!」

唯「はいっ!」シャキンッ

律「唯さんどうぞ」

唯「ギー太のコスプレ!」

律「はい却下」
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 22:58:11.82 ID:maR2x6DO
澪「なぁ、衣装なら普通に…」

律「澪さん、発言の際には挙手をなすってくださいます?」

澪「何キャラだ…。はい」

律「澪さんどうぞ」

澪「普通に制服でいいんじゃないか?」

律「つまらん! 却下」

澪「つま…!」ガーン

梓「あの…」

律「挙手!」

梓「はい」

律「梓さんどうぞ」

梓「歴代のミュージシャンのコスプレとかどうですか?」

律「そんないかつい軽音部いやだ」

梓「じゃあ律先輩は何がいいんですか!」

律「んー…ハリーポッターの格好で、かな(キリッ」

澪「いやそっちの方が変だろ!」
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:06:48.20 ID:maR2x6DO
梓「まともな意見がないです! ムギ先輩、ムギ先輩はどうですかっ?」

紬「んー…そうね…。あっ、自分家のドールの格好なんかはどう?」

律「……これは…いいん…じゃないか!?」

唯「自分ちのドール…銀ちゃんの格好!? ふあぁっ!」

澪「おぉ、これならいいかもなっ」

梓「まともな意見で良かった…」

紬「気に入って貰えたなら良かったわぁ」
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:16:12.71 ID:maR2x6DO
律「よし、じゃあさわちゃんには明日にでも頼むか」

紬「今から楽しみだわ〜」

唯「でもドールと同じ服を作ってもらうなら、どうやって見本を見せるの?」

澪「写真でも撮ればいいんじゃないかな」

唯「おぉ、なるほどー!」

梓(良かった…何も言われなかったら実物持ってくるつもりだった…)

214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:25:04.50 ID:maR2x6DO
‐‐‐よくじつ!

佐々木「時間が経って」

‐‐‐ほうかご!

ガチャッ

さわちゃん「やほー、衣装決まったぁ?」

唯「決まったよ!」

さわちゃん「おっ! 何々? ナース? スク水? 巫女? セーラー服? それとも…」

律「違う違う。この写真の通りに作って欲しいんだけど…」

さわちゃん「写真? …あら、これ人形? アンティークドールね」

梓「この通りに出来ますか?」

さわちゃん「もっちろんよ! これくらいならお茶の子さいさい屁の河童ってもんよ」

紬「頼もしいわ〜♪」
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:43:19.64 ID:maR2x6DO
金糸雀「それからの彼女達はそれはもう必死で練習をしたかしら」

金糸雀「素敵な服と澪の考えた歌詞に負けない位の演奏をしようと…」

神奈川「ボーカルの唯は声を枯らさしたり風邪をひいたりしないように人一倍気を付けてたかしら」

金糸雀「彼女達は練習に練習を重ね、月日が過ぎていったかしら…」

金沢「そしてようやく、当日がやってきたのかしら…!」

金糸雀「……え? なんでカナがナレーションをしてるかって?」

カナダ「特に活躍の場がなかったからかしら」

金糸雀「…え? 何? 名前が変? これはただのバグかしら」
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:57:54.26 ID:maR2x6DO
‐‐‐とうじつ!

澪「わぁ…なんか変な感じだな」

律「お、意外と似てるな」

唯「りっちゃんも結構似てるよ〜」

紬「ふふっ、こんな服初めてだわ」

梓「髪がくるくるだ…」

律「それにしても意外と皆しっくりくるものかしら!」

唯「! そうねぇ、確かにりっちゃん隊長の言うとおりよぉ。クスクスッ」

紬「うゆ、皆似合ってるのよ」

澪「よし、最後にもう一回だけ練習しとくですぅ」

律「それもそうかしら〜」

梓「皆ノリノリd…ノリノリなのだわ」
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 00:06:20.94 ID:0.bOrMDO
ジャーンッ

律「ふぅ…バッチリだな!」

唯「りっちゃん、口調口調!」

律「あっ、やっちまったかしら!」

梓「別に強要されてる訳じゃないんだから好きにやればいいのだわ…」

紬「その割りに梓ちゃんも楽しんでるみたいなのー♪」

澪「そういえば…蒼星石の服余っちゃったんだよな」

唯「もったいないわぁ…もったいないおばけが出るわよぉ…」

律「でも、ぴったりな人なんてきっといないかしら…」

紬「友達で誰か…ショートカットで…」

梓「しっかり者の人…」

ガチャッ

和「皆、そろそろ移動だから準備してね」

澪「よし来た!」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 00:16:09.65 ID:0.bOrMDO
和「ちょっと…何脱がせて……あ、ちょ、やめ、マジで…あっ!」

キャアアアアアアアアアァァァ!!


‐‐‐暫くお待ちください‐‐‐
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 00:20:57.36 ID:0.bOrMDO
‐‐‐

澪「わ…凄い…っ」

唯「に、似合う!」

和「はぁ…急に着替えさせられるからびっくりしたじゃないの」

律「ごめんね☆」

和「まぁいいわ、さっきも言ったけどそろそろ軽音部の出番よ」

唯「本当? じゃ、行かなきゃねっ」
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 00:30:22.60 ID:0.bOrMDO
‐‐‐こうどう!

憂「そろそろかな…」サッ

純「憂、なんでそんなでっかい鏡持ってんの?」

憂「ち、ちょっとお姉ちゃんに頼まれて…」

純「ふぅん…?」

憂(本当はドールの皆が軽音部の演奏を見るためなんだけど…嘘は言ってないよね)
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 00:36:02.25 ID:0.bOrMDO
‐‐‐

澪「き、緊張してきた…!」

律「大丈夫だって! 胸張ってやればいいんだよ」

唯「そうそう、いつもどーりだよ」

紬「精一杯出来ればそれでいいのよ」

『次は、軽音部による演奏です』

梓「あ、もう幕が開くみたいです…」

222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 00:59:40.45 ID:0.bOrMDO
ガーッ

律「1、2、3、4、1、2、3、4」

ジャンッ

唯『まだっ言わない〜いで呪文めいたその言葉〜』

まだ言わない
呪文めいたその言葉
"愛"なんて羽根のように軽い
囁いて
パパより優しいテノールで
奪う覚悟があるのならば

百万の薔薇の寝台に
埋もれ見る夢よりも
馨しく私は生きてるの

どうすれば醜いものが
はびこったこの世界
汚れずに羽ばたいて行けるのか

ひとり繭の中
学び続けても
水晶の星空は
遠すぎるの

まだ触れないで
その震える指先は
花盗人の甘い躊躇い
触れても良い
この深い胸の奥にまで
届く自信があるのならば

白馬の王子様なんて
信じてるわけじゃない
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 01:13:47.32 ID:0.bOrMDO
ひび割れた硝子匣に
飾られた純潔は
滅びゆく天使達の心臓

また明日も目覚めるたびに
百年の年を知る
眠れない魂の茨姫

くい込む冠
一雫の血に
ああ現実が真実と思い知るの

まだ行かないで
月光の結界で
過ちに気付いてしまいそう
安らかなぬくもり抱かれ
壊れたい私は
罪の子なのでしょうか

そっと零れてくる
涙の意味さえわからない

もう言わないで
呪文めいたその言葉
"愛"なんて鎖のように重い
囁いて
パパより優しいテノールで
どんな覚悟もできるならば

さあ誓ってよ
その震える唇で
蜜を摘む狩人のときめき
攫っていい
この深い胸の奥底を
射抜く勇気があるのならば

貴方、捕まえたらけして
逃がさないようにして
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 01:20:40.64 ID:0.bOrMDO
唯『…こんちは、放課後ティータイムです!』

唯『私達はこの前、ある6人の少女に出会いました』

唯『彼女達は私達に本当に大切ななにかを教えてくれ、たくさんの笑顔をくれました』

唯『今、この場を借りてお礼をしたいと思っています!』

唯『皆、大好き! 私達のところに来てくれてありがとう!』

唯『…じゃあ次の曲はふわふわ時間です!』

225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 01:28:35.26 ID:0.bOrMDO
‐‐‐

唯「終わったー!」

律「超たっせいかーん!」

澪「元気だな…」

紬「ふふ、じゃあ紅茶いれるわね」

梓「ムギ先輩も割りと元気ですね」

紬「しゃらんらしゃらんらー♪」

ピカァッ

雛苺「みんなー! お疲れ様なのーっ」

金糸雀「演奏すっごく上手かったかしら!」

翠星石「やい澪! お前翠星石の格好してんじゃねーですぅ!」

蒼星石「僕の格好の人だけいなかった…僕だけ…」

真紅「貴方達、もう少し静かに出来ないの?」

226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 01:37:00.47 ID:0.bOrMDO
律「皆来てくれたのか!?」

金糸雀「あったりまえかしら。ミーディアムを労るくらいの心使いもローゼンメイデンたるもの当然かしら」

律「うぉー、カナー!」

金糸雀「きゃー! りっちゃんのほっぺが摩擦でマサチューセッツかしらぁ…」

紬「あらあら、あらあら…」ポワン

雛苺「つ、ツムギ?」

唯「……」キョロキョロ

唯「……いないかぁ」

ピカァッ

唯「あ、銀ちゃん!?」

水銀燈「…………唯の歌、嫌いじゃなかったわよ。それだけ」

唯「…!! ぎ、銀ちゃんに認められちゃったー!」ガバッ

水銀燈「ちょ、すぐに抱き付く癖をやめなさぁい!」

梓「あっちも大変だなぁ…」

真紅「梓、いいから早く抱いて頂戴」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 01:37:07.00 ID:aDYwG.DO
きてたぁ
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 01:47:57.34 ID:0.bOrMDO
澪「やれやれ…なんだかいつもどおりになっちゃったな」

蒼星石「いつもどおり…」

蒼星石(……なんだ、僕の望んでた平和な毎日なんて、もうとっくに叶ってたじゃないか)

蒼星石「…僕、皆に会えて良かったな」

澪「……私も、私もいつもそう思ってるよ。言うのが恥ずかしいだけでさ」

蒼星石「……」

澪「…でも、翠星石はあんまりそう思ってないのかな…」

蒼星石「ううん、翠星石は素直になれないだけで、澪さん達には凄く感謝してると思うよ。本当だよ」

澪「いや、でもそれにしては心の距離が縮んでないような…」

蒼星石「そんな事ない。絶対」

翠星石「おーい、蒼星石、澪! 早くこっち来ないとお菓子なくなっちまうですよー!」

蒼星石「…ほら」

澪「…ほんとだっ」


‐‐‐おしまい!
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 01:51:48.38 ID:0.bOrMDO
完結しました、いやっふぅ
小踊りしたいくらい嬉しいよ。今なんかテンションおかしいよ

レスなどありがとうございました
最後に質問とかあるなら受け付ける

でも今は眠いから寝る
おやすみ
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 02:18:44.47 ID:aDYwG.DO
もっとドールたちと遊んで欲しかったな
でも楽しい時間を夢をありがとう

おつでした
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 02:51:24.99 ID:EP.hfsQo
楽しかったよ
よく完結させてくれた
乙!
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 08:02:05.48 ID:h.XIskAO
まだ読みたい気もするが面白かったぜ。ありがとう
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 10:48:35.45 ID:.ekRxcAO
おつ!
面白かった。
蒼星石に自分の格好の和ちゃんと会わせてあげてほしかった><
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 14:10:23.62 ID:Ea7VWbQ0
面白かったおつ!
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 19:39:23.64 ID:lve/JsEo
乙!!
良い締め方ですなぁ

しかし、何でこんなネタを思いついたのやらw
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 22:15:18.54 ID:0.bOrMDO
>>235
最近クロス流行ってる。ずるい!俺も書きたい!って流れで

もう一度言いますが読んでくれてありがとうございました
きっとまたスレ立てるんでそれまでバイビー
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 07:02:08.51 ID:rL5WGy20
ええ話や
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 20:51:48.33 ID:P09WzWco
おつ
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