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オ〇マ「YES! 幽 can!」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/17(木) 12:22:24.38 ID:ud31DoSO
幽「スレッドをChange!」

男「ちょっと上手いこと言うな!」
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【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/17(木) 12:24:04.27 ID:ud31DoSO
前スレ:19歳♀幽霊ですけど、今日からGカップです。
ex14.vip2ch.com
過去スレまとめ
nanabatu.web.fc2.com
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 16:14:38.49 ID:nzRqgmM0
いちょつ
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/17(木) 16:59:24.19 ID:VpYUhjoo
こんなこと言っちゃなんだけど
オ○マは「オ〇マ「YES!we can!」だと思うんだ
YES!you can は生涯学習の資格通信講座じゃね?
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/17(木) 17:25:44.80 ID:qaopZYAO
>>1
赤面だな
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/17(木) 21:44:23.03 ID:ud31DoSO
>>5
幽「おっぱい」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 00:02:52.10 ID:3MDwjVQo
>>4
そこはほら、幽だし
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 12:25:25.11 ID:Wy5Pj/k0
スレタイの○に「カ」を入れちゃって「!?」ってなった
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 22:16:45.37 ID:ib8mRUSO
『みるみる膨れ上がるパワー!!!北選手のアタックの威力は恐ろしく上がっていることでしょう!!』

ビキビキビキ!!

北「100…!!右腕に100の力を!!」

南「北っち!!ボール来るよ!!」

北「ああ…!!わかってる!!!」

ダダッ!!

『ついに走り出した北選手!!』

北「うおお!!南!!」

南「了解★尻尾に乗って!!」

北「っしゃああああ!!!」

バッ!!

『どういうことか!!北選手が南選手の尻尾に乗ります!!』

南「んむむむむ!!」

グググ…!

南「飛べぇぇぇ!!!」

バィィィン!!!

北「おらぁああああ!!!」

バシューーン!!

『飛んだぁあああ!!尻尾のバネで北選手飛んだぁあああ!!!!』
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 22:30:01.01 ID:ib8mRUSO
北「だらぁあああ!!!!!」

ブワァアア!!

『空中に舞い上がる北選手!!最後の、最後の空中戦です!!!』

北「バレーボールはパーだけだと…後悔しても遅ぇぞ!!!」

ギュッ!!

『これは……北選手!!!』

北「結局俺にゃあこれしか無ぇんだよ!!!」

『北選手!!固く拳をつくりました!!まさか…ボールを殴りつける気でしょうか!?!?』

ザワザワ!ザワ…!

静「やっぱりですか…」

針「めちゃくちゃしよるな!!」

静「受け止めましょう…。全て…私の胸に飛び込むものは全て」

『さぁ!!パーであの威力のアタックがグーになればどれほどの威力になるのか!?想像もつきません!』

北「行くぞ…!!!後はどうなっても知るかぁあああああああ!!!!!」

ビキビキビキ…!!!

北「ビッグバン・インパクトォォォ!!!!」

ドゴォォォォン!!!

『打ったぁああああああ!!!!全身全霊を込めた一撃が今放たれたぁぁ!!!!』

北(も……もう腕が動きそうにねぇ…)

ヒュウウウ〜…

北「き…決まれ!!決まれぇぇ!!!!!」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 22:36:21.71 ID:2Tghr2AO
>>8
奇才あらわる
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 22:39:04.43 ID:ib8mRUSO
北「ビッグバン・インパクトォォォ!!!」

ドゴォォォォン!!!

『完璧ぃぃ!!!完璧にジャストミートしたぁぁ!!!!』

ギュオオオオオ!!!

静「…!!」

静(速い…!!比べものにならない!)

『ボールはまっすぐお静さんに向かっていきませ!!もはや避ける余裕もない!!』

静「来なさい!!」

ギュオオオオオ!!!

静「はぁああああ!!」

ギュオオオオオ!!!

静「はぁああああ…!!!今!!ラブ・ジャッジ!!」

ギュオオオオオ!!!……ミシ…ミシミシ…!!

『接触!!最強のパワーと最強のディフェンスの接触の瞬間!!』

ギュオオオオオ!!!

静「レシーブ!!」

パァアアアアアン!!!!
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 22:46:25.66 ID:ib8mRUSO
静「レシーブ!!!」

パァアアアアアン!!

『……!!』

ザワッ…

静「か……感触が…」

静(感触が消えた…!!)

針「…あ……れ?」

サァァァ〜…ピラッ

針「…はい?何これ…なんか落ちてきたで…」

ヒョイッ

針「こ、これ……ボールの破片か……?」

『ど…どういうことですか……?私の目には…ボールが急に“消えた”ように見えましたが…!!』

静「消えたんじゃありません…」

サァァァ〜……

静「堪えられなかったのです。ボールが、威力が強すぎて」

ザワッ!ザワザワ!!

『ボールが強すぎてボールが割れたということでよろしいですか…?』

静「はい…そうです。私の目の前で弾け飛びました」

『は……ははは。そうですか……。何と言う幕切れでしょうか…。』

針「ボールが破裂って……まぁそらそうやろな…」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 22:56:08.53 ID:ib8mRUSO
ヒュウウウ〜…ドサッ!

北「あうっ!!!」

南「北っち★」

北「おう……見事に右腕がイカれたぜ」

南「それより北っち!!ボール!!」

北「割れた……。ハッ…よく考えりゃ俺の攻撃にボールが堪えられる訳ねぇんだよな。当たり前の結果だ…」

バタッ

北「ウッ…」

南「北っち!」

北「………ZZZ」

南「北っ……寝ちゃった☆」

『みなさん聞いてください!!みなさん聞いてください!!』

南「……ん?」

『ただいまの試合の結果を報告します!!最初の攻撃…北選手がアタックを打った結果ボールが破裂し塵と化しました。この場合、アタックしたボールはアウトとみなし相手側にポイントが加算されます!』

南「うっそー!!」

北「………zzz」

『…ということでただ今の試合、天国チームの勝利です!!!』

ワァアアアア!!!!イイゾー!!ヤッタァー!!

針「しかたないな、お静さん」

静「はい。楽しかったですね…ふふふ」

針(あの球喰らいかけて楽しかったって…なんちゅう精神や……ハハハ)
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 23:53:56.81 ID:ib8mRUSO
〜客席〜

『天国チームの勝利です!!!これで天国チーム2勝目!!大幅リードです!』

ワァアアアア!!

落「やっぱ天国が勝ったな」

幽「あ…ちょっとトイレ」

落「待て」

ガッ

落「逃がさん」

幽「いや…ほんとにトイレ…」

落「どれくらい時間かかる?」

幽「半日ぐらい」

落「どこまでトイレ行く気だよ!!ほら、コート行くぞ!!次俺らだ」

幽「嫌だ嫌だ嫌だぁ〜!!!」

バタバタ

幽「ビッグバンインパクトされたらどうすんのさ!!」

落「受け止めろ!!主人公ならいける!!」

幽「いや……無理だから…」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 00:02:58.94 ID:zWjfIcSO
『次の試合に行きたいところですが、コートがぐちゃぐちゃでボールも破裂したのでしばらく休憩としま〜す!!』

ワァアアアア!!ハヤクヤレー!!

落「あ、休憩か」

幽「油断大敵!!」

バッ!

落「あ!!しまった!!」

幽「やーいやーいバーカバーカ!!!」

タッタッタッタ!

落「おいコラ待て!!」

幽「ヘイヘーイ!バーカバーカ!!お前の母ちゃんポリエステル〜!!」

ダダダダ!!

落「………」

幽「へっへー!!お前の父ちゃん会社で清掃員だけに変に好かれて…」

落「飛拳!!」

ギュウウウウウ!!ドスッ!!

幽「エブミッ!!」

バタッ

幽「………」

ピクピク

落「…よし。」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:00:02.87 ID:b/hC0.SO
落wwwwwむごいwwwwwww
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 14:14:02.76 ID:zWjfIcSO
【一方そのころ…】

〜マーム王国:港ゲート〜

毒「明らかにただ者じゃねぇな…お前」

蹴「え〜と…あ、白蜥蜴一家の副長やってる蹴ってんだよ。悪い、申し遅れた」

毒「白蜥蜴一家…?どこかで聞いたことあるような……。で、その副長が何のようだ」

蹴「ちょっとこの国の王女と話がしたいもんでさ…じゃ、通ります」

ズカズカ

毒「待て!」

ガシッ

蹴「あん…?」

ジュワ〜…

蹴「ジュワ〜…っておい!!熱い!!離せ!!」

バッ!

蹴「クッ……!」

蹴(こりゃあ…毒か!?このゴリラ野郎…)

毒「待てよ。久しぶりに楽しそうな奴に出会えた俺の気持ちもわかってくれよな!ハハハハハハ!!」

蹴「なんだ…やる気かお前」

ゴゴゴゴゴ…

毒「俺が何のために門番として雇われてるのかわかるか?こういう奴を正式にブッ潰せるからだ!!」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 13:08:29.09 ID:u62RTcSO
このゴリラ改心も更正も絶対してない
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 16:30:13.97 ID:UpTDeQSO
蹴「なんだよ…そんなにやる気なのかよ」

蹴(暴れんなって釘さされてたが…こりゃ参ったな)

毒「ヘヘヘ。試してみたい技もあるんだよな…」

《おや、お客様ですかな?》

毒「…!?」

蹴「?」

コツコツ

爺「毒殿、お客様が来ていましたかの?」

毒「お……あ、へぃ。ちょっとこいつが王女に用事があるみたいで…」

毒(ちっ!!邪魔が入ったか!!)

爺「ふむ…、そちらの方が?何かご用で?」

蹴「ん、あぁ。俺は白蜥蜴一家の副長やってる蹴ってんだが…王女と話がしたいんだよ」

爺「白蜥蜴一家…。はて、どこかで聞いたような…。もしかして獄幽会の方との繋がりかな?」

蹴「ん…獄幽会?獄幽会って…えーと」

蹴(蜥蜴がそんな名前の組があるとか言ってたような…あ〜思い出せない)

爺「すみませんが、もしそちらの関係の話ならお引取願います。御足労ではありますが何分この国では最近大変なことがありましてな。少しナイーブになっておるんじゃ…。」

蹴「え、ちょ、ちょっと待てよジイさん!!」

蹴(とにかく王女に会わないと話が進まない!)

爺「ですから申し訳ないですが…」

蹴「いや!!獄幽会だかなんだか知らないけどそれとは関係ないから!!とりあえず王女と会わせてもらえませんか…?」

爺「……はて?獄幽会関係ではないのかな?それは失礼なことをしたのう」

蹴「あ、いやいいんだよジイさん。俺も急に来たもんだから悪いな」

蹴(ふぅ…これでなんとか話ぐらいは出来そうか。思ったより大変な仕事だなぁ)
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 16:42:38.53 ID:UpTDeQSO
〜マーム王国:王女の間〜

姫「む〜〜…」

コソコソ

爺(ひ…姫様。後ろにばかり隠れてないで、お客様が来ておりますので…)

姫(え〜。でも何の話すんの?)

爺(それはあちらの方が…)

蹴「あ、すいません。

爺「はい?何か?」

蹴「王女様っていうのはどこに…?早く話したいんだけどさ…」

爺「ええ、こちらにいらっしゃいますが」

ズイッ

姫「ひぃ!!」

ドンッ

爺「こちらが現マーム王国の王女でございま……」

蹴「って幽!!!!!」

爺「!?」

姫「!?!?!?」

蹴「お前幽じゃないか!!何でお前が王女なんか…!!」

グイッ!

姫「おわッ!!」

爺「姫様!」

蹴「久しぶりだな幽〜ハハハ」

ペチペチ

蹴「相変わらず軽い頭してんな!!ハハハ!!!」

姫「ち…ちょっとまって……」

蹴「なんだよ幽。久しぶりに会ってびっくりしたか?ハハハハ!!俺の方がびっくりしたよ!!元気だったか!!?」
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 16:50:24.48 ID:UpTDeQSO
姫「ちょっとまって!」

グググ!

蹴「…ん?

姫「私幽ちゃんじゃないよ!!っていうかなんで幽ちゃん知ってるの!?」

蹴「え……あれ?幽じゃない……?」

ペチペチ

蹴「ん……ん……」

ペチペチ

蹴「これは……幽じゃない!!!」

姫「違うよ!!!」

蹴「へぇ〜!!!こんなに似てるのがいるとは…。失礼した!」

爺「姫……幽ちゃんとは…?」

姫「ほら、私が家出てた時に一緒に住んでた女の子!」

爺「はて……そんな子もいたようないなかったような…」

姫「それより何で幽ちゃんのこと知ってるの!?どういう関係!!?」

グイッ!グイッ!

蹴「おわっ…ちょ!!待った待った、そんな怪しい関係じゃないから。幽の友達だったか?」

姫「そうだよ。あ、怪しい…!」

蹴「怪しくないって。幽は俺の妹だからな!悪いな、少し怖がらせたな」

姫「え……妹?ってことは幽ちゃんのお兄ちゃん!!!??」

蹴「まぁ、そうなるな」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 17:18:11.59 ID:UpTDeQSO
〜白蜥蜴一家〜

ドドン!!

蜥蜴「っつーわけで。うちの副長は見たところ良識ある感じだから。大丈夫だよ」

悪「そんなんいうてるわけちゃうんや!!マーム王国に手ェ出しとることが問題や言うてんねん!!あそこはこれから綺麗な国にする言うて頑張っとんねん!!」

蜥蜴「……」

悪「せやからもうウチらみたいなモンと関わるのは止めなアカンねん!組同士の縄張り争いとかいう問題ちゃうんや!!」

蜥蜴「…おい、待て」

悪「なんや!!!」

蜥蜴「俺ァ…急に親父が死んで一家の頭任されてなぁ。正直右も左もわかんねぇままこの席に座っちまったんだよ」

悪「それがどうしてん!!」

蜥蜴「それでも俺は親父を恨んじゃいねぇ。ましてや自分の身分を不幸だとも思っちゃいねぇ。なぁ…アゲハ」

蝶「はい、お頭♪」

蜥蜴「俺の下にゃあアゲハもいりゃ、他の奴らもいっぱいいる。この一家が潰れちまったら路頭に迷うような半端モンが山ほどいるんだよ」

悪「………」

蜥蜴「俺はヤクザとしては何にもわかっちゃいねぇ、それは俺にもわかる。だが俺ァこいつらを見捨ててやりたくねぇんだよ。すまねぇ、わかってくれ。俺はこの家を守りてぇんだ」

悪「……そ、そないなこと言われてもやな…」

蜥蜴「確かにこれは組同士の争いなんかじゃねぇ。こっちも生活かけてんだよ。ここは目ェつぶってくれ。そんだけだ。」

悪「お前……」

蜥蜴「そういうわけだ。」

悪「お前……ヤクザの風上にも置けん奴やな。もうええ、好きにせぇや」

蝶「お頭〜。言われちゃいましたよぉ〜♪」

悪「もう飯の時間やさかい、ウチは帰るわ。やから一つ約束しなはれ」

蜥蜴「あ?」

スッ

悪「あっちの王女に会ったらよろしく言うとけや」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 17:28:57.73 ID:UpTDeQSO
ガラララ

悪「ほな、さいなら」

ガシャン

蝶「……」

蜥蜴「……」

蝶「……お頭〜?」

蜥蜴「あん?」

蝶「こんなことしなくても、お頭と新しく入った蹴がいればあんな奴らすぐ潰せるじゃないですかぁ〜。ふふふ」

蜥蜴「ん〜…あぁ、そうだな。お前もいるしな」

蝶「ありがとうございますぅ〜。だったらお頭ぁ〜、私の考えで1番手っ取り早いのはぁ〜…」

蜥蜴「おい、アゲハ」

蝶「はい〜??」

蜥蜴「俺が間違ってるって言いてぇのか?」

蝶「ん〜間違ってるっていうよりぃ〜もっと良い手があるんじゃないかなぁ〜って話ですぅ」

蜥蜴「そうか…ハッハ」

蝶「…?」

蜥蜴「いよいよ俺はヤクザとしても半端になっちまったらしいな。ハハハ、どのみち俺達ァ何をやろうが外道なんだ。なぁアゲハ」

蝶「ですね〜♪うふふ」

蜥蜴「俺ァ俺の好きなようにやるさ。この一家の頭は俺だ!」

ドンッ!
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 04:16:45.01 ID:uwkonUAO
一度人物関係整理必要
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/21(月) 08:10:48.04 ID:e1Zm.2SO
>>25
磁「あんた絶対あたいのこと忘れてんだろ…。」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 11:52:09.32 ID:7RkDrASO
>>26
新キャラさんですか?^^
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 22:20:43.21 ID:bR8Klcso
>>26
いたっけ?ww
てか、姉の存在もそろそろ忘れてた
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 22:22:54.20 ID:nrLKsEAO
幽霊状態で死んだらどうなるんだっけ?
ドラゴンボールと一緒?
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/21(月) 23:02:05.52 ID:e1Zm.2SO
>>29
西「今のとこ完全に消滅する…としか言えないかな」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/21(月) 23:08:58.09 ID:e1Zm.2SO
【ちょっと人物関係図】

飛・針・磁…元飛ばし屋のメンバー。リーダーはパパだが北に消される…?

北・南・東・西…かつて天国で暴れて人間界へ逃げ出したメンバー。北と南は針、磁にそれぞれ目覚めさせられる。

お静…落の義理の姉。三武神の一人

色…お静の婚約者。三武神の一人。

作「覚えよう!!」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/21(月) 23:19:52.91 ID:e1Zm.2SO
〜天国:特設会場〜

ワァアアアア!!

『天気は晴天!!風は穏やか!みなさん大変長らくお待たせいたしました!!これから第3回戦の開始です!!』

ワァアアアア!!!ハヤクヤレー!!

『それではまず選手入場です!!天国チーム!!カモン!!』

ドドン!!

落「さ、そこまで気は進まねぇが…やるか!」

幽「っしゃあああコノヤローバカヤロー!!!誰でもかかってこいコノヤロー!!」←やけくそ

『気合いが入ってますね〜。天国チーム、落選手と幽選手です。どうやら二人は昔ながらの仲良しのようで。はたしてどのようなコンビネーションを見せてくれるのか!!』

ワァアアアア!!!

『そして…地獄チーム……!!地獄チームの選手入場です!!』

ドドン!

飛「ははは、どうやらわらわ達は当たりのようじゃな!!のう、東」

東「え……は、はい…///」

東(飛さんと……一緒に戦える…///)

『入場早々飛選手は自信満々ですね!!』

飛「ははは、おぬしらが相手では結果は見えておるわ」

ザッ

落「あぁ?なんか言ったかチビ」

飛「さぁのう♪」

落「んだコラァァァ!!」

『すでにネットを挟んで抗争が繰り広げられておりますが…!!白熱必至の第3回戦!!天国チームのサーブで今スタートです!!』
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/21(月) 23:32:55.23 ID:e1Zm.2SO
落「行くぞ!!」

『まずは天国チームのサーブです!!!』

幽「よっしゃぁああああ!!!やったれ落の旦那ぁぁ!!!ネットなんて無いと思って打てばよろしい!!」

『いや…幽選手、ネットはあると思ってください』

幽「行け行けどんどんどんどどん!!!行け行けどんどんどんどどん!!審判!!とりあえずロスタイム何分!?」

『ロスタイムとかないです。あの、ちょっと静かにしてもらえますか…』

落「そーれ!!」

バシィィィ!!!

『…と言っている間に落選手の強烈なサーブ!!!ボールが鋭く突き刺さります!!』

幽「よっしゃあああああ!!!これはもう三遊間抜いたぁぁ!!」

ギュアアアアアア!!!

飛(……わらわ狙いか!!)

『ボールは真っすぐ飛選手に向かっています!!飛選手どうするのか!!』

ギュアアアアアア!

飛「上等じゃ!!くのいちレシーブ!!」

バシィィィン!

『おおっと飛選手ナイスレシーブ!!空中に舞い上がる白いボール…!!』

幽「ナイスレシーブすんなよ!」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 00:51:54.41 ID:unILNVoo
>>31
dd
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 02:12:43.98 ID:Iq1dCAAO
支援
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 18:38:17.36 ID:lFYAk2SO
飛「くのいちレシーブ!」

バシィン!

『おお〜!!飛選手!!くのいちレシーブと名乗るわりには普通のレシーブで落選手のサーブを止めたぁぁ!!!』

飛「やかましいわ!!普通のサーブではなくくのいちがレシーブするからくのいちサ…」

『さぁアタックのチャンスです地獄チーム!しっかり決めてくれぇ!!』

飛「いや聞けよ!わらわの話を!!」

ポーン

『フワリと浮かぶボール!そして天国チームは…』

幽「ちょおおおおお!!!!」

バシバシバシ!

落「痛い痛い」

幽「どうすんのさぁああああ!!!アタックくるよアタック!!骨砕けるよ骨!!どうしてくれんのさ!!もういっそ折れるなら自らの手でとどめを刺そうか!!おぉ!?!?」

バシバシバシ!!

落「痛い痛いっての!!落ち着けバカ!!あっちは飛と東だけだからそんな強いアタックは来ないって…」

チーーン

幽「お母様お父様。先立つ不幸をお許しください…。ナムナム」

チーーン

落「早速諦めんなコラァァァァ!!!あとお前もう幽霊だろ!」

チーーン

幽「ん?」

落「チーーンやめろ!!」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 20:24:17.01 ID:jHrwjQSO
チ-ン(*・∀・)/(U)コ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 22:10:57.37 ID:PgE4g2AO
>>1が憐れすぎる^^;
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 23:37:07.89 ID:q3Bn6IAO
一応半年ぐらい毎日見てるが久々のくノ一娘の活躍だから久しぶりに書き込む
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 07:07:44.00 ID:Td3lCcSO
落「んな怖かったら鎧でも着てこい!!」

幽「弁慶か!」

落「お前の中で鎧=弁慶か!?」

幽「うるせー落ち武者!!」

ギャースギャース

『天国チームが何やら揉めていますが…その間に地獄チームは攻撃を仕掛けようとしています!』

幽・落「何ッッ!!!」

『さぁどうする天国チィィィム!!』

シュタッ!!

飛「うおおお!!!!」

ピキーーン

飛「くのいちアタァァァァッッ!!!!!」

幽・落「させるかぁぁああああ!!!!」

シュバーーン!!!

『これはぁ!!!天国チーム息の合った動きで飛選手のアタックをブロックぅぅ!!!」

幽「ブリャァァァッキャ!!!」

※幽はブロックと言っています

『しかし二人ともブロックに行ってしまって全く意味がなぁぁぁぁい!!!』

飛「えい」

ペチッ…ポトン。コロコロコロ…

幽「!!」

落「何!!」

『飛選手!見事な対応で先制点を奪取!!!天国チーム、恥ずかしいです!』

落「お前何跳んでんだバカ!!怖いっつってんじゃねぇのかよ!!」

幽「だって練習の時、師さんが言ってたでしょ!!私は夏は暑いからタオルケットで寝ますって!!」

落「知るかぁぁぁ!!!!」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 07:16:54.91 ID:Td3lCcSO
幽「ちなみに私は毛布で寝ます!」

落「興味ねぇ!お前は下でじっとしてろ!!」

ギャースギャース!!

飛「ふぅ」

シュタッ

東「飛さん……かっこよかった……です…///」

飛「うむ…」

飛(しかしこやつら…こんなにアホじゃったか…?)

ポカーン

落「だいたいお前はいっつも好き勝手しすぎなんだよ!!」

幽「それは落ちゃんに言われたくない!暴力ホラー!」

落「誰が暴力ホラーだ!!」

ボコッ

幽「アウチッ!!」

『何やらさらに天国チームの溝が深まっていますが続いて地獄チームのサーブです!!』

落「目ェ覚ましたか!!」

幽「ホホホホ星が見える…」

『あの…サーブです!!サーブですよ!!天国チーム聞こえてますか!?サーブが来ますよ!!サ・ア・ブ!!』

飛「全く…こっちが恥ずかしいわ。付き合ってられんの!」

バシッ!!

『あぁもう!!サーブ打たれてしまいましたよ!!いつまでも揉めてるから!!』
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 10:36:36.11 ID:2QGbe6SO
師さんはタオルケット派かwwwwwww
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 03:35:50.38 ID:9VLKGCUo
間に男とか地ちゃんが居ないと、こんなんだなww
・・・男?
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 06:53:42.07 ID:83Ost2SO
幽はトスだけしてりゃいんじゃね?

>>43
おい・・・
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 07:54:49.80 ID:iml4LUSO
幽「落ち武者レッド!!略しておッド!!」

『あぁもう!!!サーブが来てるのに何してるんだ天国は!!!』

ヒュ〜〜

幽「……む!?」

ヒュ〜〜…

幽「殺気!?」

『ホッ…やっと気付いたようで…』

幽「殺気……どこから来ブフッ!!」

ボコーン!!

落「ボールが!!」

『あぁあぁあああ!!!飛選手の放ったサーブが幽選手の頭部に直撃ぃぃ!!!!』

ポーーン

幽「虫の息……しヌッ……」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 20:25:26.70 ID:83Ost2SO
顔面レシーブwwwww

あれじゃね?鼻血ブーで選手交代
でも主人公がそんな事する訳無いよね
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 21:10:30.81 ID:iml4LUSO
幽「君に幸あれ…」

ピクピク

落「おおぉぉい!!!勝手にくたばるなぁ!!」

『これは天国チームピンチ!!!幽選手がピクピク状態です!!しかし無情にもボールは宙を舞う…!!』

ポーーン

落「ちっ……クソッ!!」

ダダッ

落「レシーブ!!」

バシィ!!

『とりあえず落選手はトスをあげた!!!しかし次にアタックを打たないといけないのは……』

ピクピク

幽「ァ゙ァ゙……もうダメポ…」

落「起きろコラァァ!!!!!アタック打てぇぇ!!!」

『次にボールに触れるのは幽選手だけです!!どうする天国チィィィィム!!!』

飛「ふんっ…所詮その程度か」

ププ

『地獄チームの飛選手!楽勝と言わんばかりににやけております!!』

落「ああ!?!?」

カチーン!!

落「幽しかボールに触れねぇんだったらぁああああ!!!」

ガシッ

幽「ふ…ふォ…!?」

落「幽を使ってアタック打ってやらぁああああああ!!!」

ブンブンブンブン!!

幽「ッッツアアアア!!!!あばばばばばばばばばば!!!!!」

『逆転の発想かぁ!?!?落選手が幽選手をブンブン振り回していりゃああああああ!!!!!』
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 21:22:48.71 ID:83Ost2SO
幽・・・線香はあげてやる・・・・・
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 21:30:07.88 ID:iml4LUSO
落「喰らえェエ!!!!」

ブワンッ!!

幽「もももももう目め覚めましたぁぁあああああああ!!!!!」

落「ダブルゴーストアタァァアアアアアック!!!!」

バキィィン!!

幽「オバヒュ!!」

飛「何!!」

バスゥゥン!!

『落選手、幽選手を上手く使いアタックを決めたぁあああああ!!!それより幽選手からやばい声が聞こえましたが!』

幽「大丈夫……来世でがんばるぞ…」

ボソッ

『なんだか悲しいガッツも聞こえました!』

飛「しまった!油断しておった!」

東「飛さん……あの……どんまいです…」

『天国チーム、反撃の狼煙をあげることとなるのでしょうか!?続いて天国チームのサーブです』

幽「……バ……バ……バ……」

プルプルプル

落「……??幽…お前どうした?」

幽「バァァアアアアアニン!!!」

ボォォッ!!

落「!?」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 11:45:27.84 ID:C3xsZMSO
覚醒ktkr
しかしここまで幽Fullボッコwwwww
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 12:03:57.84 ID:Tvqo5gSO
支援
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 12:51:08.39 ID:xHNr12SO
『おや…?幽選手の様子が…?』

幽「フォオオオオオオ!!!」

落「なんなんだこいつ!」

幽「フォ!フォ!フォ!」

メラメラメラ

『どうしたのでしょう!!幽選手が急にオーバーヒートし始めました!!心なしか燃えているようにも…』

幽「ンン……ンン!!!」

メラメラメラ!

飛「ま…まさかこれは」

落「あん?なんだよ」

飛「いや…これは噂に聞いた“魂の解放”かもしれん!!」

落「魂の解放!?」

飛「うむ!!その名も“魂・解界(たま・かいかい)”」

落「タマ・かいかい?」

飛「幽霊なんて言うなれば魂の塊、生きた人間とは違う剥き出しのな!おそらく幽はキャパシティーを越えた強い衝撃を受けて内なる自分を押さえられずにいるのかもしれん!!」

幽「フォオオオオオオ!フォ!フォ!ムッシュ!!」

メラメラメラ!

落「内なる自分って…!?」

飛「内なる自分!!それは“自分の理想とする自分”!!」

落「理想の…!?」

飛「そうじゃ。化けるぞ!!幽が自分の理想の姿に!!」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 12:57:31.04 ID:xHNr12SO
“魂・解界”
くの一の間でまことしやかに語られる魂の異常現象。なんらかの理由で強くショックを受けた魂はその殻を破り強い“我”を出すことがある。仙人や仙女クラスになるとそれを自由に操れるようになるとかならないとか…

幽「ファイアー!!!!!ファファファ!!ウホォー!!!」

※まさにその状態です

落「お…おい。それってやべぇんじゃねぇか!?」

飛「いや、それは幽自身によるな」

飛(しかし凡人である幽が魂・解界を起こすなど全く考えられんのじゃが…)

落「ちとやり過ぎたか!!」

幽「フォオオオオオオ!!!!」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 21:13:55.15 ID:Tvqo5gSO
夏の男子の股間のような名前だな…
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 21:44:38.21 ID:xHNr12SO
幽「フォオオオオオオ!!!」

『なんだかただ事じゃなさそうですが!!幽選手は一体どうなってしまうのでしょう!?』

幽「ファ…ファファ…フォ…」

ムクッ…ムクッ

落「ん!?」

幽「……ファオ!」

ムクッ!ムクッムクッ!!

落「ゆ…幽の体が!!膨らんできた!!」

飛「いや……体というより……」

幽「ファイアー!!

ムクッムクッ!!ボイン!ボイン!!

『なんと!幽選手の胸が急に大きくなりました!!』

落「なにぃ!?幽!!お前の理想の姿って…」

飛「そういうことじゃな。幽の理想はこの…巨乳じゃ!!」

幽「ふふ…ふふふ……」

ボインボイン

落「………」

幽「みなさぁ〜ん…?」

ニヤッ

落「…!!」

幽「大人の女性よ〜ん??」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 22:33:29.62 ID:RCdKH/Yo
>>54
誰もが言おうとして控えてたことを・・・
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/08(木) 10:43:20.94 ID:00jthESO
おっぱいのある幽なんか幽じゃない!
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 11:05:17.69 ID:9g1hcwAO
>>57
前スレでもあったじゃん
スイカだったけど
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/13(火) 00:26:06.44 ID:5QXwJsSO
スレタイはギニューさんだったからともかくコレは…
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/13(火) 09:25:28.79 ID:RbTiWMSO
『何故か幽選手が別人のようにセクシィになった!!』

幽「ほーらプルンプルン♪プルンプルン♪」

クネクネ

幽「プルンプルン♪」

クネクネ

落(………)

幽「プルンプルン♪」

クネクネ

幽「プルンプルン♪」

クネクネ

落(………)

幽「プルンプルン♪」

クネクネ

幽「プルンプルン♪」

クネクネ

幽「プルンプリュブ!!!」

ボゴォォォン!!

幽「アアアアァァァァァァ…・・・」

ヒュルルルル〜〜

落「もう我慢ならんッッ!!!ふー!!!」

『予想通り幽選手はぶっ飛ばされました!!』

飛「うむ、いまのは仕方ない。」

東(幽ちゃんさん……ちょっと綺麗だったのにな……)

※少しセクシィ幽に憧れる東
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/16(金) 12:46:54.93 ID:8cHMN2SO
幽「ぐへぁぁああああ〜・・・」

ヒュー〜

『まさかの身内に殴られて吹き飛ぶ巨乳の幽選手!なんだこの状況!!』

飛「っておい!!」

落「あ!?」

飛「や・り・過・ぎじゃ!!」

ヒュー〜

幽「ぐへぁあああああ〜〜・・・」

ヒュルルルル〜

落「やり過ぎか!?」

飛「当たり前じゃ!!本気で殴る奴があるか!」

ヒュー〜

幽「ぐはぁぁあああ〜〜・・」

ヒュルルルル〜

落「だってあれは腹立つだろ!!!」

飛「た…立つが幽が気絶したらどうする!!」

落「しねぇよ!!……多分」

ヒュー〜〜

幽「おぶひゃあぁぁああああ〜〜・・・」

ヒュルルルル〜〜

飛「多分か!!」

落「多分だよ!!タフだから、あいつ!!」

ヒュー〜〜

幽「おぐへぁぁぁあああ〜〜・・・」

ヒュルルルル〜〜

落・飛「っていうかいつまで吹き飛んでるんだお前は(おぬしは)!!そろそろ落下しろ!」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/16(金) 12:57:46.25 ID:8cHMN2SO
幽「……オッパヒ」

ピクピク

『幽選手!!おっぱいらしき事を言いながらピクピクしています!!』

飛「それ見たことか!」

落「うるせぇチビ!俺は俺を責めたりしねぇ!」

『言い合っている間にどんどんやばい事態になりそうですが!?・・・んん!?』

東「飛……さん?あれ……」

グイグイ

飛「ん!?」

東「幽ちゃんさんの体……変……」

飛「変!?」

ザワッ…ザワザワ

『こ……これは……』

幽「……オッパヌ」

ムク…ムクムクムク

『ふ…再び幽選手の胸が肥大化しています!!』

飛「…!!!」

落「!!?」

《いけません!!すぐに応急処置を!》

タタタ……!

静「みなさん!!」

落「あ…義姉ちゃん」

飛「お静さん!」

『あ……あの…今は試合中ですから無断でコートに入ることは……』

静「はいッッ!?!?」

『は、はいッッ!!』
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/17(土) 00:24:53.82 ID:kMSRx42o
なんとなく、スーパースターマンのハイパーモード(?)思い出した
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 11:14:14.09 ID:9yiwngSO
静「緊急事態にそんなこと言ってられますか!?」

『すいませんでした!!』

ザワザワ…

落「おい!……そんなピンチなのか?」

飛「知らん。だが良い状況ではなさそうじゃな」

静「お落、飛さんちょっと」

飛「ん?」

静「今から魂・解界の治療をします。この治療の事を沈・解界(ちん・かいかい)と言います」

飛「チン・カイカイ?」

落「もはや意味不明だな」

静「それと…東さん!」

ビクッ

東「う……えっと……え……」

静「東さん?」

東「は…はい!」

静「透明になれるんですよね?」

東「えと……はい……」

静「幽さんの服を脱がせますから透明にしてあげて下さい。出来ますか?」

東「はい…。大丈夫……かな」

静「ありがとうございます」

ニコッ
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 11:23:06.53 ID:9yiwngSO
幽「………」

ムク…ムクムク

静「では確認です。今から私が特別な技で魂の暴走を押さえます。するとおそらく幽さんの体から黒い幽さんが出てくるでしょう」

飛「黒い……」

落「幽が…?」

静「はい。それは魂の“吹き出物”のようなものですから。全力で叩いて下さい」

飛「ふむ。よぉわからんが」

落「とにかくそいつをぶっ倒しゃあいいんだな?」

静「そうです。行きますよ。・・・ハイ!!」

パン!

静「ラブ・オーラ“愛のゆりかご”!!」

ブワワワワワワ!!

落「…!!」

幽「………」

ムク…ムクムク

幽「んん〜〜……」

ムクムク…ムクムクムク!!

幽「ん……ん……」

ズルッ…

黒幽『……カ…カハ……』

ズルッ…ズルッ

黒幽『………』

飛「!!」

落「これか!!」
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 11:27:16.20 ID:9yiwngSO
黒幽『ウーーン…』

ズルッ…

黒幽『………』

キョロキョロ

落「……」

飛「……」

黒幽『……!!』

ピクッ

黒幽『あ、東洋の爆笑テロリスト落ちゃん飛ちゃん!』

飛「……」

落「芸人か俺らは」

黒幽『むふふ……キシシッ!!』

ニヤッ

黒幽『あっそぼ〜〜!!!!!!』

ギャンッ!

落「!!」

飛「来たぞ!!」

………………

…………

……



67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 11:39:55.23 ID:9yiwngSO
〜天国:治療室〜

西「……」

ペラッ

西「……」

幽「………」

ムズムズ

幽「う〜〜ん………」

ムズムズ…

幽「窒息する!!!」

ガバッ!

西「やっと起きたね」

幽「まさか自分の巨乳に押し潰されるかと思った!!」

西「押し潰されかけたみたいだよ。実際」

幽「あ、西ちゃん。ちーっす。腕大丈夫?」

西「意外と綺麗に折れてるみたい」

幽「そか」

西「………」

幽「………」

※このあと数分間の地獄の沈黙が続きますが割愛します

西「………」

幽「……あ。ビーチバレー」

西「終わったよ」

幽「なぬ!?」

西「今年は天国の勝ち。」

幽「え…私達の試合は?」

西「針が代わりに落と出た。あ……それとこれ、優勝の景品」
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 11:40:48.01 ID:9yiwngSO


ピラッ

西「僕は忙しいからあげる。行く暇ないし」

幽「……」

ジーーッ

幽「“うごものしまご……”?」

西「“動物島ご招待券”。いいとこみたいだよ。みんなで行くといいよ」

幽「そか」

※このあと地獄の沈黙が数分続きますが割愛します
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 23:16:45.25 ID:f22E36SO
地獄の静寂wwwww
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/22(木) 16:05:16.07 ID:NUDuKaoo
sien
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/22(木) 22:18:17.15 ID:x0xskcSO
〜天国本部:宴会場〜

神「ほっほ。今日は皆のもの、お疲れ様じゃった。本当にいい試合を見せてもらったわい」

神(うひょひょ…。特に落ちゃんの乳揺れなんて冥土の土産にしては最高じゃったのう)

ニヒヒヒヒ…

師(あ、あの…神様)

神「それとあの娘のあの時の太ももチラも…」

ニヒヒヒヒ…

師(神様!神様、顔がくずれてますよ…!)

神「お…?あ……エフン。すまんかったな。それではあらためて皆のも……」

《うるせぇえええ!!!!》

神「ん…?どわぁっ!!!!」

飛「うわぁぁああ!!!」

ヒュ〜〜……ドグシャァァン!!
師「か…神様ぁぁ!!!」

飛「痛たたた!!馬鹿もんが!部屋の中でブン投げるやつがあるか!!」

ヨロッ

落「お前がいちいち突っ掛かってくるからだろが!!試合には俺達が勝ったんだからそれでいいだろ!!」

飛「何を!?途中でチーム代えなぞしよったくせに!!」

落「あれは仕方ねぇだろ!」

飛「いや、わらわは納得いかん!!」

落「うるせぇ!!酒飲ませろ!!」

ギャースギャース!

師「あ…あの二人共もうそのあたりで落ち着いて…」

神「師よ……。わし…もう限界……」

グター

師「神様ぁ!!ちょ、ややこしいなもう!あっちもこっちも!」
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/22(木) 22:27:27.30 ID:x0xskcSO
ギャースギャース

東(静かにしてほしい……)

静「東さん?」

東「あ……は、はい」

静「あっち行きましょうか」

東「はい」

〜天国:ビーチバレー会場後〜

麗「………」

グビッ

麗「……久しぶりだな。この味」

《天国コニャック。好物なんだよね》

麗「!?」

西「ビーチバレーの余韻に浸ってた?」

ザッザッ

麗「うるさい。近寄るな、一人にさせろ!」

西「………!」

麗「……」

西「……」

麗「………」

西「あなたなら絶対ここにいると思った」

麗(………)

西「群れるのは嫌いだから」

麗「その…何を考えてるのか読めない目が勘にさわるッ!」

西「……」

麗「一人にさせろ」

西「……そっか。わかった」
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/22(木) 22:34:37.61 ID:x0xskcSO
〜天国:宴会場〜

ガヤガヤ

西「お疲れ」

師「……!あ、西さん!!やっときてくれましたか!」

西「うん。幽は目を覚ましたみたい」

師「……ええ、知ってます」

ワッショイワッショイ

幽「あっひゃひゃひゃ!!飲めや歌えやぁ〜!!」

神「いいぞ幽〜!!ひょっほっほ!」

ワッショイワッショイ

幽「あ、わっしょいわっしょい!」

グニー

落「おい、足踏んでるぞ」

幽「あひゃひゃひゃひゃ!!」

針「もっと腰振り腰〜!!」

幽「あ、よいよいよい」

神「あ、よいよいよい」

フリフリフリ

西「………」

師「元気そうでなによりです」

西「………」
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/25(日) 13:35:20.50 ID:1ncTX.SO
〜天国:ビーチバレー会場跡〜

麗「……」

トクトクトク…

麗「……おっと」

グビッ

《麗さん…》

麗(……!?)

静「麗さん…こんなところで飲んでるのですか?」

コツコツコツ

麗「三武神か。なんだ次から次と…」

スクッ

麗「場所が悪かったな。違うところで…」

静「麗さん?」

麗「…なんだ」

静「みんな向こうに集まってますよ?顔ぐらい出してあげてはいかがでしょうか…」

麗「そんなの私の勝手だろ。口出すな」

静「……」

麗「フン。私は一人でいる方が性に合ってるんだ」

静「そうですか。私にはただつっぱっているようにしか見えませんが…」

麗「………!」

ピクッ

麗「なに…?」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/25(日) 20:54:16.85 ID:czLZ6cAO
つっぱる事が男の〜♪
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 00:09:39.29 ID:R1.e/fc0
>>75のせいで麗にリーゼントが乗りました
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 00:19:58.20 ID:W9l9I2SO
>>76
麗「……。お前だけは絶対に許さん。」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 14:49:35.04 ID:W9l9I2SO
静「一人になりたいと言いながら敵の幹部になり、この場所が嫌いだと言いながら再び天国に戻ってくる」

麗「……は、はぁ?そんなもの天国に仕返しをしに来たからだろ?」

静「本当は寂しいんですよね…?」

麗「寂しい?この私が…?」

静「ええ」

麗「ふっ、ふふふ!!ははははは!!」

ピシィ!!

麗「ふざけるなぁ!!!」

ダダダダ!!

麗「喰らえ!地獄鞭!!!」

静「……!!」

パシィ!!

麗「……な!?」

麗(私の鞭を素手で……!?ありえない!!)

静「敵いませんよ、私には。少なくとも今のあなたでは片手でも余るほどです」

麗「だ…黙れ……」

グイッ!グイッ!
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 18:07:04.75 ID:W9l9I2SO
麗「こ……の…!離せ!!

静「はい」

パッ

麗「ッッ!!?」

フラッ

麗「何急に…」

静「離せと言いましたから」

麗「………くそッ」

静「………」

麗「………」

静「あなたはとてもプライドが高い方だと伺っています。」

麗「………」

静「一時は天国を離れ、敵の口車に乗せられ利用され天国を脅かすような行為をし、さらに現参謀長に本気で戦い負けた。ええ、確かに不様な姿かもしれませんね。ですが、」

麗「………」

静「それでも温かく迎えてくれようとしているんですよ。彼らは。」

麗「……!!」

グサッ

静「あなたは気付いているのではないですか?あなたの本当の居場所はここしかない。」

麗「……」

静「…とは言えあなたがどう生きるかはあなた次第です。犯した罪を償うのもいいでしょう。全てを捨てて一人になるのもいいでしょう。ただ……」

麗「………」

静「私の見る限りでは、今あなたが思っている程周りに敵はいませんよ?」

ニコッ

麗「………!」

ズキュン!

静「参謀長…あなたのような人がきっと天職なんでしょうね。私はそう思います。さぁ、おいで」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 18:15:23.90 ID:W9l9I2SO
静「おいで」

ニコッ

麗「やめろ!近寄るな!!」

静「さぁ…」

グイッ

麗「は……離ッ…」

静「今まで」

ギュッ

麗「……!!」

麗(なんだこの温もりは…!)

ギュウウウッ

麗(胸が締め付けられるようだ…。これが……三武神……か)

静「お疲れ様でした。宿り木が見つかってよかったですね」

麗「………」

ガクッ

〜天国:宴会場〜

ガヤガヤ……ガチャッ

麗「…フン!」

師「……あ!麗さん!」

西「………」

麗「西。何突っ立ってる。酌をしろ。いや、現参謀長!」

西「……酌…?」

麗「なんだ!酌ぐらいしたことがないのか!それでも現参謀か!恥ずかしい!」

西「………いや、急に何?」

麗「き、急に何とか言うな…ッ!!」
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 18:29:51.95 ID:W9l9I2SO
師(何があったのでしょう…麗さん。一人でいたがってたんじゃないんですか?)

西(知らない。僕に聞かれても)

コソコソ

麗「フン!」

〜白蜥蜴一家〜

蹴「……というわけで」

蜥蜴「妹の知り合いがいたから話が弾んで貿易交渉出来なかったってか」

蝶「お頭〜。大事な仕事を全う出来ないのならお仕置きです〜。それが一家の秩序を守るためですよぉ〜」

蜥蜴「ああ…。アゲハの言う通りなんだがなぁ。ある意味友好を深めたっちゃあ深めたわけだしなぁ」

蝶「ダメですよぉ〜。指の2、3本いただきますして下さいよぉ〜。お頭は甘すぎますぅ〜」

蜥蜴「そうか…。よし、わかった。お前はアレだ!」

蹴「?」

蜥蜴「ちょっと頭冷やしてこい。またお前には行って貰うから。あとジュ米切れるから米買ってこい」

蹴「……!そか!んじゃ行ってくるか」

シュバッ!

蝶「あぁ〜〜もう〜。いつか示しが付かなくなりますよぉ〜。甘やかしすぎですぅ〜」

蜥蜴「大丈夫だよアゲハ。心配すんな、流れは悪くはないさ」
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 18:38:27.56 ID:W9l9I2SO
ダダダダダダ

蹴「しまったなぁ。まさか幽の友達がいるとはな…」

ダダダダダダ

蹴「…あ、そうだ!!それより幽がこの街に来てるんだっけか!!あの姫が言ってたな!!」

ダダダダ…キキィーッ!!

蹴「こうしちゃいられねぇ!!」

姉「フンフフ〜ン♪」

姉(今日もバーゲンでいいもの買っちゃった♪こりゃデパートで働いてる人の特権ね〜♪)

ルンルルン

蹴「あぁ〜!ちょっとそこの!そこの女!」

姉「フンフフン♪」

蹴「ちょっと!そこのあなた!そこのおねえさん!」

姉「フンフフン〜♪」

蹴「そこのモデル体型の君!」

姉「はい?何か?」

クルッ

蹴(わかりやすッッ!!)
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 18:47:09.11 ID:W9l9I2SO
〜男宅〜

男「地ちゃんそろそろクーラー付けるか。暑いな〜」

地「そうですね。タイマーつけときます」

ピッ

《幽〜!!!幽ぅううう〜!!!!》

ドタドタドタドタ!!

ミー「…ウニャ!?」

ムクッ!

男「なんだなんだ!?」

地「なんだか嫌な予感が…」

《幽〜!!幽ぅうう〜〜〜!!!!!!!》

ドタドタドタドタ…バキャァアアア!!

男「敵襲!?」

ドンッ

蹴「幽!?お前ここに住んでるのか!?おい、幽!!出てこい幽!!」

姉「あ…あの……降ろしてくれる?」

蹴「あ、失礼しました。道案内ありがとうございました!!美人なおねえさん!」

姉「いえいえ」

オホホホホホ…

男「オホホホホホ…ってお姉!?何してんだ!?っていうか誰!?」

姉「あら地ちゃん久しぶりね」

地「あ…お久しぶりです」

ペコリ

男「いや、無視か!?玄関壊しといて家主をシカトか!?」
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 22:24:46.69 ID:W9l9I2SO
男「ええぇぇ〜!!!?幽のお兄さんッッ!??」

ギャァアアアア!!

地「男さん…うるさいです……」

姉「あんた声張りすぎ。必死か、ドアホ」

蹴「あ〜。そんだけびっくりするってことは俺のこと話してないなアイツ。予想はしてたが」

男「はい。初めて聞きました」

男(しかし幽のお兄さんって以外とまともそうな…)

蹴「ま…それはさておき。幽はいないが兄としてけじめをつけておこないとな!」

バッ…ペコリッ!!

蹴「みなさん!幽のこと面倒見てくれて心から感謝する!」

ゴリゴリゴリ

地「お…お兄さん!?急にそんな頭…。擦りつけなくても…」

姉「ちょ、ちょ、ちょっと!!」

蹴「うちの妹は甘やかされて育ったからやりたい放題迷惑かけるかもしれんが、これからも良くしてやってくれ!」

ゴリゴリゴリ

地「お兄さん!わ、わ、わかりましたから床で頭を…!」

ミー「ニャア〜!」

蹴「うあああああ!!!」

ゴリゴリゴリ!!

男(やっぱりちょっと変かもしれない…)
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 22:42:19.09 ID:W9l9I2SO
蹴「ふぅ…」

シュウウウウ〜

姉「あんた。摩擦で床焦げてるわよ」

地「だ…大丈夫ですか…?」

蹴「ハハ…まぁ……しかしな」

ポリポリ

蹴「妹がじゃじゃ馬だと兄は心配なんだよ。実際の話」

姉「……」

蹴「でもその心配はいらないみたいだ。アイツはいい仲間を持ってる。安心したよ。ハハッ、なぁ?」

ナデナデ

地「あ…あの……///」

蹴「お姉さんはしっかりそうだから幽がフラフラしてたら道正してやってくれ」

姉「え…あたし?」

蹴「アイツ頭は良くないけど悪い奴じゃないんだ」

姉「ふふ…知ってる♪」

蹴「そか。で、あんたは男だからたまには幽を守ってやってくれな。目を離すとすぐ迷子になるような奴だから」

男「それも知ってます」

蹴「そか!じゃあ安心だ」

姉「それより幽ちゃん達はまだ帰って来ないの?落とか飛ちゃんとかお兄さんに紹介してあげたいし」

蹴「ん?落と飛ちゃん…?」

姉「そ。いざという時のあたし達のボディーガード代わりね!」

蹴「ボディーガードか。そんなに頼りがいがあるのか。それなら一回手合わせ願いたい………ってウオオオオオ!!!!」

ドキーーン!!

蹴「しまったこんな時間だ!!買い物頼まれてたの忘れてた!!!すまねェ、もう俺は失礼する!幽が帰ってきたらよろしく言っててくれ!じゃあなみなさんさようなら!オラァァァ!ショートカットぉぉ!!!」

バキャァアアア!!

男「あああぁぁああ!!!勝手に壁壊してんじゃねぇよ!!」
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/26(月) 22:58:36.89 ID:W9l9I2SO
蹴「三段蹴り(トリプルキック)!!」

バキバキバキ!!

蹴「じゃ!!」

男「ってオイ!!せめて修理代ぐらい置いてげッ……ングッ」

蹴「ちょっと待った。すまん、あと一つだけ言わせてくれ」

男「フガフガ…フヘ?」

蹴「事のついでだ。もうこんな機会ないかもしれないからな。俺は今“白蜥蜴一家”ってとこで世話になってる」

男「ふが……白蜥蜴一家?」

姉「…?」

蹴「そのうち遊びに来い。新人の俺が言うようなことじゃないけどな。特にその落と飛ちゃんとやらと一回手合わせ願いたい。まぁ放浪癖のある俺だから長くは居ないだろうが…。しばらくはそこに身を置いてる」

姉(白蜥蜴一家…どこかで聞いたようなウ〜ン…)

蹴「そんじゃ!!あのバカをよろしく頼む!セイッ!!」

ドギャン!!!

男「…わ!!」

姉「跳んだ…!!すごい跳躍!!」

男「っていうかいい人だな。なんとなくだけど」

姉「そうね。幽ちゃんのこと本当に気にしてるのがわかる」

地「あ…でも名前聞いてませんね……」

男「…あ」

ミー「ニャア〜っす」
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/27(火) 01:09:58.83 ID:IsadGMSO
〜天国:現世への道〜

針「ここまっすぐ行ったら下の世界やからな〜。って知ってるか!」

飛「あぁ!ありがとう!次来た時はゆっくり磁の墓参りでもするか!」

針「せやなぁ!」

北「お゙ぉ゙い!!落!!」

ウォォオオ!!

落「んだよ…っるせぇな」

北「次会った時までにしっかり鍛えとけ!」

落「お前が言うなお前が!!」

プチンッ!

雪「モリモリ!幽ちゃんにもよろしくね〜!!」

落「ん…あぁ。おい、起きろコラ」

幽「ムー…もうしゃぶれませんムニャムニャ……zzz」

落「…ダメだな」

飛「無理してあれだけ呑むからじゃ」

針「あ、せや!!ちょっと待ち!」

タタタタタタ

針「これ。あと5枚プレゼントや。動物島の招待券。持っていきや」

飛「ん?賞品のやつか?いいのか?わらわが貰っても」

針「ええねんええねん。ウチらみんな忙しいし行く気ない人もおるし(麗とかお静さんとかな…)」

飛「そうか。じゃあ貰っておこう」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/27(火) 21:19:22.96 ID:mAq1J2AO
磁ェ・・・
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/27(火) 23:20:50.71 ID:IsadGMSO
〜そして男宅・・・〜

カンカンカン

男「はぁ…また玄関の修理。どうなってるんだ一体…」

地「男さん…頑張ってください…!」

男「…うん!頑張ります!」

男(地ちゃんがいると落ち着くなぁ〜)

姉「男さん…ファイトです…!」

男「お姉気が散るから黙ってて」

姉「………」

チーン

男「はぁ、玄関に高圧電流流しておくかな…」

カンカンカン!

《おおらぁぁぁ!!!》

男「……ん?」

バキ!!ミシミシミシ!!

落「あぁ!!じれったい!!」

飛「なんじゃこのボロボロ玄関はぁぁ!!!」

バキャァアアア!!

男「うおおおい!!!!常識のかけらも無ぇのかよ!!」
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/27(火) 23:28:45.53 ID:IsadGMSO
バキャァアアア!!

落「っしゃあああ!!」

男「あ゙あ゙あ゙あ゙!!!せっかく直しかけてた玄関がぁぁ!!!」

イヤァァァァァ…

落「ん?おお、男か。何してんだこんなクソみたいな玄関に座りこんで」

男「人の玄関をクソ呼ばわりかよ!!」

飛「うむ。というより玄関は綺麗にしておくんじゃぞ。他人に見られるからのぅ」

男「今それをしてたんだよ!!そこにお前らが現れてリセットされたんだろうが!!」

落「あ…そうだ。幽、寝かしてやれ」

グター

幽「うう〜…。ウッ…オ、オボロロロロ!!」

ビチャビチャビチャ!

男「ぎゃああああ!!!!直す前より汚くなったぁぁああ!!」

落「おおおい!!背中越しに吐くなコノヤロぉ!!」

幽「う〜ん……何ここ臭い……ムニャムニャ…zzz」

男「無茶苦茶腹立つなコイツ!!」
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/27(火) 23:42:07.33 ID:IsadGMSO
〜男宅:居間〜

幽「うう〜……気持ち悪い…」

フラフラ

幽「男…この家揺れてる…。耐震偽造?」

男「お前が揺れてんだよ。揺れんな!」

ビシッ

地「あ…あの…幽さん布団敷きますから」

幽「お願いしまフ…」

フラフラ

落「俺ちょっと風呂入ろ…。ゲロまともに浴びちまった」

姉「ちょっとあんた臭いわよ…」

落「うるせぇ茶髪」

姉「ちゃ…ちゃぱ……ッ!?確かにそうだけど!」

幽「お、お…男……」

ムクッ

男「なんだよ寝てろよお前は」

幽「い……い……」

男「い?」

幽「い…磯野野球しようぜボロロロロロロロ!!!」

ビチャビチャビチャ

男「ぎゃああああ!!!意味わからんけどすごいスムーズな流れで嘔吐した!!!」

幽「無理しすぎた」

男「無理すんなよ!っていうか今の中嶋目線言わなきゃいけなかったか!?」
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/29(木) 12:44:49.60 ID:Zf/Ps.SO
幽フリーダムすぎだろwwwwwwww
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/29(木) 15:56:36.10 ID:E0GNiESO
〜男宅:風呂〜

ザァアアアア〜ゴシゴシゴシ!!

落「うぉおおお!!!匂いが取れねぇ〜!!」

〜男宅:居間〜

幽「うう…おしっこ」

飛「それでじゃ」

パラララ

飛「これが優勝賞品じゃ」

男「なんだこりゃ」

地「“動物島のご招待券”…ですか?」

飛「そうじゃ。6枚あるが幽と雪が行きたがってるからあと4人行けるぞ」

姉「はい!!あたし行きたい!!」

飛「そうか。じゃああと3人」

男「あれ…?落とか飛は行かないのか?」

飛「あぁ。落の奴は死んでも行かんといっておる。わらわは…余ってれば行くつもりで」

男「ふ〜ん」

姉「じゃああと1人ね」

男「…え?なんで?」

姉「幽ちゃんと雪ちゃんとあたしと男と飛ちゃん」

男・飛「独断かよ!!」

…ガチャ

《あれ…ボインがおる(幽)》

《おい!!勝手に開けんな!!閉めろバカ!(落)》

《閉めます(幽)》

ガチャ

《中入ってくんなよ!!(落)》
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/29(木) 19:20:07.45 ID:E0GNiESO
落「あ〜すっきりした」

男「お、お帰り」

落「おい。こいつちゃんと見張っとけよ…ったく!」

ポイッ…ドサッ!

幽「カボスッ!」

落「寝ぼけて風呂入ってきやがったぞ」

男「あれ?トイレ行くんじゃなかったのか?」

幽「ミスった」

姉「それよりあんた動物島行かないの?せっかくビーチバレー頑張ったんでしょ?」

落「行かねー」

姉「なんで?」

落「しつこいな。行かんもんは行かん」

飛「こいつがそう言うんじゃから別にいいじゃろ。他にいくらでもおる」

姉「他ねぇ〜……。」

男「そうだな……」

地「あの…せっかくだから幽さんのお兄さんを誘ったらどうですか?」

男「…!!」

姉「ッ!!すっかり忘れてた!!」

飛「…ん!?なんじゃ!?幽のお兄さん!?」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/29(木) 19:30:35.68 ID:E0GNiESO
飛「幽のお兄さん!?」

男「そうだよ!!それを忘れてた!!おい幽!」

ユサユサ

幽「んあぁ〜」

男「もう!!めんどくさいな!!起きろ!お前の兄ちゃんが来てたんだぞ!さっきまで!」

ユサユサ

幽「あぁ〜……牛タン…?」

男「牛タンじゃねぇよ!兄ちゃんだよ!!」

幽「そか。兄ちゃんか…」

男「そうだよ!!」

幽「………」

男「兄ちゃん!!」

幽「……兄ちゃん」

男「兄ちゃん!!」

幽「………」

男「………」

幽「………ってえぇええぇぇぇええ!?!?!!?!?!?お兄ちゃんが来てる!?こりゃ大変だぁぁぁあああ!!会いたい!」

飛「なんじゃそれは?幽に兄がいるとは初耳な…」

男「いい人だったよ。つか落と飛の話したら会いたいって言ってたし」

飛「わらわ達に?」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/29(木) 22:43:22.79 ID:Zf/Ps.SO
地ちゃんは行かないのか?
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/30(金) 23:57:07.90 ID:EPLh5cSO
〜白蜥蜴一家〜

ドドンッ

男「でけぇ〜…。この門とか江戸時代のやつみたいだ」

落「おい!早く行くぞコラ」

イライラッ!

落「俺をなめやがって!絶ッッ対にブッ潰す!」

メラメラ

飛(し、しかしコイツは…)

男(どれだけ単純なんだよ…)

落「お前はもう帰っていいぞ」

悪「え、でも姐さん気ぃつけてください。ここの若頭とNo.2のアゲハっちゅう女は…」

※悪は道案内のためだけに呼ばれました

落「いいから帰れ!邪魔だ!」

バキィ

悪「オブフッ!!すんませーん!!」

ピュ〜〜!!

男「なんか可哀相だな」

飛「うむ。これが定めじゃ」

幽「っていうか早く行こうよ!!お邪魔しま〜す!!お兄ちゃん来たよ〜!!!」

ギギィ!!
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/31(土) 00:04:03.58 ID:ZeN3HUSO
ギギィ!!

幽「お邪魔します!!」

子分「あぁ!?」

ギロッ

幽「!」

男「あ〜〜ら〜〜…」

男(完全にあっちの人だ…)

飛「そりゃこういう場所じゃからこんな奴もいるじゃろ」

子分「なんだお前ら」

ズカズカ

子分「まさかウチの組を潰そうってわけじゃないよな…?…あ?」

ギロッ

落「…あ?息臭ぇんだよハゲ」

子分「こ、このやろ…」

ブチィ!!

子分「なめてんじゃねぇぞゴラァァァ!!」

落「唾飛ばしてんじゃねぇぞコラァァァ!!!」

バキィィ!!!

子分「ぐっはぁぁぁ…!!!!」

ピュ〜…ドサッ!

幽「た〜まや〜〜」

飛(どっちが悪者かわからんな…)
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/31(土) 00:11:22.58 ID:ZeN3HUSO
男「おい!あんまりややこしいことするなよ!相手は普通の奴らじゃないんだぞ!」

落「知るか。正当防衛だ」

《正当防衛ねぇ…》

落「…!?」

飛「どこからじゃ!?」

《あんまりウチのモンいじめないでくれないか?》

ザッ!!

蜥蜴「はぁ…話なら俺が聞くからちょっと落ち着け。」

シュタッ!!

蝶「もう〜。そんなこと言わずに殺っちゃえばいいんですよぅ〜。お頭ぁ〜」

蜥蜴「んぁ…?だからそんな顔に似合わん怖ぇこと言うなよ。まずはお互い話し合ってだな…」

ペラペラグチグチ

落(……お頭?こいつが頭か?)

飛(今お頭と…)

男「おい、幽。ちょっと空気やばくね?」

幽「うん!やばい!戦闘モード」
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/31(土) 00:21:59.32 ID:ZeN3HUSO
蜥蜴「とりあえずどこのモンだ」

落「…お前が幽の兄貴か?」

蜥蜴「……?」

蜥蜴(ユウの兄貴…?)

蝶「お頭が黙ってるのなら私が殺っちゃいますよぉ〜?」

フワワワワ

蝶「“蝶(アゲハ)の舞”」

蜥蜴「待て!」

ガッ

蝶「……?」

蜥蜴「お前らアレだろ。蹴に用があんだろ」

落「……シュウ?」

幽「……!!」

ドキーン!

幽「それだ!!私のお兄ちゃん!!」

男「うお!!マジ!?」

幽「マジマジ!!懐かしい〜!!」

蜥蜴(やっぱりな…)

ポリポリ

蜥蜴「ちっと呼んでくるわ。すまねぇが待っててくれ」

落「ん…。わざわざ悪いな」

男(意外といいヤクザだな)

幽(そうだね)

コソコソ
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/31(土) 00:32:02.70 ID:ZeN3HUSO
【待機中…】

蝶「ちょっと待っててくださいね〜。うふふふ」

落「はぁ…」

ドサッ

落「しばらく寝て待つか」

飛「なんじゃお前は。礼儀知らずな」

落「別にいいだろ」

幽「あぁ〜緊張するなぁ!!久しぶりにお兄ちゃんに会えるんだ〜。」

男「嬉しそうだな」

幽「だってもう何十年ぶりかな…」

蝶「蹴の妹さんですかぁ〜?」

ニコニコ

幽「……?」

蝶「妹さんですかぁ〜?」

幽「そうですけど!!」

蝶「じゃあそっちの方はなんで蹴に会いたいんですかぁ〜?」

落「あ…?」

バッ!!

落「そいつに喧嘩売られたからだよ!!」

イライラッ!

飛(いやいやじゃから…)

男(あれはお姉のイタズラだって言ってんのに…)

【それは数十分前に遡る!!】
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/31(土) 01:46:40.73 ID:ZeN3HUSO
僕っ娘なお姉さんは好きですか?【西】
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/31(土) 08:47:19.26 ID:EK0Ab.SO
>>102もろち…餅論!
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/31(土) 13:10:29.20 ID:ZeN3HUSO
【数十分前…男宅】

飛「わらわ達に会いたいと?」

男「うん。ボディーガード的な2人がいるって言ったら興味を持ったみたい」

飛「ふむ」

落「ふん。まぁ俺らにゃ関係ねぇけどな」

姉「ふ〜ん。ふふふ」

ニタァ〜

男(あ…お姉の悪いこと考えてる顔)

姉「そいつあんた達のことザコだからビビって来ないだろうとか言ってたけどね〜」

男「ち、ちょっと!お姉!」

姉「特にあの赤い女は頼りなくて泣き虫で根性無しって言ってたわよ」

落「……」

飛「ハハハ、そもそもわらわ達のことも知らんのにそんなこと言うはずないじゃろ。取って付けた様な挑発に乗るような奴がいるわけ…」

落「おい」

ブチッ

落「居場所教えろ。そいつの息の根止めてやる!絶対に許さん!!」

飛「………」

男・飛(の…乗ったぁぁああ!!!)

ゴーーン
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/31(土) 13:35:13.30 ID:ZeN3HUSO
捨て姉です。飼いきれません。嫁に貰ってやってください。【姉】
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/31(土) 15:12:21.68 ID:bWFm62AO
流石、落ちゃんww
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/01(日) 11:23:51.12 ID:tBAZmESO
〜白蜥蜴一家〜

飛「あの時確信したわ。やはりこいつはアホじゃな」

男「うん」

蝶「ふふ。あのぅ〜ちょっといいですかぁ〜?」

飛「…?」

落「あん?」

蝶「もし退屈してるんならぁ〜…少し暇潰ししませんかぁ〜?」

落「暇潰し?」

蝶「そうですぅ〜ふふふ。」

カチャ

蝶「これ名刀“小町”って言うんですよぉ〜」

飛「…!!」

落「!?」

蝶「戦(や)り合いましょうかぁ〜。どうせ退屈ですよね〜」
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/01(日) 11:41:52.77 ID:tBAZmESO
蝶「いきますよぉ〜?」

シュタッ!!

蝶「はぁッッ!!」

キキィィンッ!

飛「…く!!お、おい!!いきなりなんなんじゃ!!」

蝶「あれぇ〜?あなた戦えるんですかぁ〜?」

飛「た…戦えるのかって……」

飛(こ…こやつわらわがガードしなかったら本気で斬るつもりじゃったのか!?)

蝶「ふふ…ふふふふふ。」

キィン!キンキン!ギキィン!

飛「え、ちょ、お…待っ、おいっ!」

シュバッ

蝶「…!」

飛「退避!」

飛(一旦距離を置かんと)

タタタタ!

飛「ふぅ」

蝶「どうしたんですかぁ〜?」

ブンッ!ブンッ!

蝶「まだ物足りないですよぉ〜?」

飛「やかましい!少し待て!」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/01(日) 11:51:19.12 ID:tBAZmESO
飛「幽!わらわの服を預ける!」

バサァッ

幽「うん!預かった!!」

飛「よし。動きやすくなった」

蝶「あれ〜?本気ですかぁ〜?怖いなぁ〜」

ニコニコ

飛(何を今更…わざとらい)

飛「はは。ちょうど体が鈍っておったところじゃ。やるなら本気じゃぞ?」

蝶「楽しみですぅ〜」

飛「そうか……ならいくぞ!」

プチプチプチ!

飛「奥義“髪分身の術”!!」

ボワン!ボワンボワンボワン!

影1「参上!」

影2「参上!」

影3「参上!」

蝶「……!!!」

蝶(……増えた!?)

飛「早めに決着付けようか!」
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/02(月) 00:25:18.20 ID:Q2ydFoSO
飛ちゃんはげちゃう!
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 07:14:26.80 ID:TmtKbISO
飛「光栄に思え!!髪の毛数本でも我が身を削るということはッ―!!」

ポキッポキッ

飛「わりと本気じゃ!!」

ギャンッ!!

蝶「え…?」

蝶(……速ッ!もう見失っ…)

《神速》

蝶「後ろ!?」

飛「前じゃ」

蝶「…!!!」

ゾッ!

蝶(ガ…ガードを……)

飛「くらえッ!神速“狼狼突き”!!」

ドスゥッッッッ!!!

蝶「………!!うぐぁっ!!」

蝶(な、なんだぁ〜〜……)

ヒュ〜…ドサッ

蝶(強いじゃないですかぁ〜…ふふふ)

飛「ふん」

ザワザワッ・・・

【飛、圧勝…?】

落「どうでもいいが髪抜く必要なかったな。チビ助」

飛「や、やかましいッッ!!」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 07:31:10.97 ID:TmtKbISO
蝶(ふふ…ふふふふふ…)

ニヤニヤ

蝶(やっぱりこの“世界”に入ってよかったぁ〜。ふふふ…)

幽「飛ちゃ〜〜ん」

蝶(…!?)

タッタッタッタ

幽「はい!服!」

飛「おぉ、悪いの」

幽「飛ちゃんメチャクチャかっこよかったよ!!」

キラキラキラッ

飛「は…ハハハ。ぜ…全力ではなかったがな!相手もそれなりに強かったというのもあるし…まぁ次こういう機会があればおぬし達が望むなら新技とか見せてやってもいいが別に見せびらかしたいというわけではなく…」

ブツブツ

幽「ところで倒れているお嬢さんは大丈夫かな?」

蝶(………?)

飛「いや、聞けよ。わらわの話…」

幽「大丈夫かな〜?にしししし!!」

チラッ

幽「パンツの色確認しても大丈夫かな?」

蝶(………!?!?!?)

幽「おっとブラッ…!!」

落「いらんことしてんじゃねぇセクハラゴーストがァァァァ!!!!」

ボコォォーン!!

幽「ぐへぁぁぁぁぁ!!!!」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 08:34:24.71 ID:TmtKbISO
幽「ぶへぇ・・・」

ピクピク

男「今のはお前が悪いよ…うん」

飛「とにかく暇潰しにはなったな」

《ちょおおっと待ったぁぁ!!!》

落・飛「……!?」

バッ

《とうっ!!》

ズタッ!

蹴「そこに寝てるのは幽じゃないか!?」

幽(……この声は!!)

ムクリッ!

幽「お兄ちゃん」

蹴「幽!!元気だったかよ!!」

幽「ハッスルハッスル!!!」

落(………!!!あいつが…幽の兄貴ッ!?)

シュタッ

蜥蜴「すまねぇ遅れた。あいつトイレに行ってたもんで…」

蝶「ふふふふふ…」

ニヤニヤ

蜥蜴「何ニヤニヤしてんだお前。ちょっと気持ち悪いぞ…」
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 08:41:24.43 ID:TmtKbISO
【ついにご対面!】

蹴「幽〜!!」

キラキラキラッ

幽「お兄ちゃ〜ん」

キラキラキラッ

蹴「あははははは!あははは!」

幽「えへへへへへ!えへへへ!」

ランラン♪

男(駆け落ちしたカップルか…)

飛「こ…これが幽の兄か」

男「そうみたいです…」

蹴「あははははは!あははははは!」

ランランラン♪

落「待てコノヤロォ!!!!!」

ボゴォン!!

蹴「どうっふ!!!」

幽「おわッ!」

ズシャアアアアア!!

落「俺のこと散々バカにしてくれたのはてめぇか…」

蹴(………!?)

蹴「い…一体なんのことだ?」

落「いいから黙って殴られろぉぉぉぉ!!!!」

ブワワワワ!!!!!

飛「……!すごいオーラじゃな…!そうとう切れとるぞ!」

男(全部ウソなのに…)
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 08:45:14.33 ID:TmtKbISO
蹴「お、おい!幽!どういうこと…?」

幽「あのキレてる赤いのが落ちゃんであっちのくノ一が飛ちゃん」

チョンチョン

蹴「あ〜なるほど」

ポンッ

《木刀一本…》

ユラユラ

落「衝撃波ァァッ!!!」

ズババババババ!!

蹴「っていきなりかよ!!」

ズババババババ!!

蹴「………!!」

ズバァァン!!
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 22:38:45.81 ID:TmtKbISO
モクモク…

落「………」

《なるほどね》

シュバッ!

蹴「思い出した!確かみんなのボディーガードだったか!!ハハハ」

落「上!!」

落(高ェ…!!あそこまでジャンプしたってのか!?)

グォォォ!!

蹴「喰らえ!!流星パァァァァンチ!!」

落「……!!」

ドゴォォォン!!



シュウウウウウ〜…



蹴(………避けたか)

ユラッ

《戦国木刀流…》

蹴(……!)

落「“兜崩し”!!」

バキィィィ!!

蹴「ぐぁぁぁ!!」
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 22:47:01.14 ID:TmtKbISO
蹴「いってぇぇ!!!容赦無く顔面殴るか!悪魔か!?」

ダダダダ!!

落「まだだぞコラァ!!」

蹴「!?」

落「“戦国木刀流、紅蓮滝(ぐれんのたき)”!!」

ドスゥッ!!

落「………」

落(避けたか)

シュバッ!!

蹴「危ねぇ!!マジで死ぬぞ今の!!」

蹴(しかしなんでこんなにキレてるんだこいつ…!)

※何回も言いますが全部姉のせいです

蹴(…理由はどうあれ俺もエンジンかけないとまずいな)

蹴「妹の前で死ぬのは嫌だ!!」
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 22:53:27.57 ID:TmtKbISO
落「“戦国木刀流、怒関流”……」

蹴「ストップ!」

グイッ!

落「……!?」

落(瞬間移動!?)

蹴「お前…こんな木刀持って戦ってやりにくくないか?」

落「…!」

蹴「お前は本来木刀で戦うタイプじゃないだろ!!」

落「何!!」

ドキッ!

蹴「ビンゴ!ハハハ!!わかりやすい反応だなぁ!」

落「て…てんめぇ……わかったよ」

カランカラン…カラァン

蹴「お」

落「こっからは木刀なしの素手喧嘩(すてごろ)だ。覚悟しろよ」

蹴「本気か!」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 22:58:22.28 ID:TmtKbISO
落「ふんっ!!!」

ブオンッッ!!

蹴「おおっと!いい突きだ!!」

落「オラァ!オラァオラァオラァ!!!!」

ブオンッッ!!ビュンッ!!

蹴「おわっち!いっ!!」

蹴(やっぱり動きがよくなったな!!)

シッ!!

落「……!!」

蹴「“迅風脚”!!」

バシィィ!!

落「ぐっ……!!」

落(重てェ…。なんつう蹴りだ…)
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 23:01:49.44 ID:TmtKbISO
落「だが!!」

ガシッ!!

蹴「ん!!?しまっ……」

蹴(掴まれた!!)

落「オオラァァアアア!!」

蹴「いっ!!」

ブワンブワンブワンブワンブワン!!!
蹴「あああああああ・・・!」

グルグルグルグル…!!

落「どっせい!!!」

ビュ〜ンッ…

蹴「ハンマー投げかぁぁああああ〜……」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 23:12:27.72 ID:TmtKbISO
ドサッ!

蹴「あぐっ!!」

蹴(い、いいパワーしてるな…)

ダダダダ!!

落「休ません!!」

蹴「いっ!!」

落「ラァ!!ラァラァ!!」

ブオンッッ!ブワン!

蹴「お!あ!ハハ…ただの殴打じゃ当たりっこないだろ?」

落「あぁ…!?オラァ!!」

ブオンッッ!

蹴「た・と・え・ば…」

シュッ!

落(……!)

蹴「“掌打”!!」

バチィィィ!!

落「………っは!!」

落(ア…アゴに……全く見え……)

クラクラッ…

蹴「脳みそ掻き回されてるみたいだろ?」

落「く……そ……!」

蹴「腕力はお前より弱いかもしれんがクリーンヒットすりゃなかなか効くもんだぜ」

落「こ…のや……ろ……!だりゃあ!!」

バチィィィ!!

蹴「…!?」

落「はぁァァァァ…。気合い入ったぁ!!」
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 23:17:03.69 ID:TmtKbISO
蹴「ハハハ!自分で自分を殴って無理矢理回復したか!頼りがいがあるなぁ!」

落「笑ってられんのも今のうちだぞ…」

蹴「……!」

ゾゾッ

蹴(雰囲気が変わった…!!)

落「……」

フゥゥゥ

落「……“飛拳”!!」

ビュッ!!!

蹴「………!!」

ドスゥッ!!

蹴「う…おぉぉ……!?」

蹴(打撃が飛びやがった……!?)

ゴゴゴゴゴ

落「歯ァ食いしばれや…!」
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 23:26:15.18 ID:TmtKbISO
落「“飛拳!燕滑空”」

ビュワッ!!

蹴「……お!!」

蹴(横に広いな…。そんなことも出来るのか!)

シュバッ

蹴「だが甘いな」

落「跳んだな!!!」

蹴「……何!?」

落「“飛拳!牡丹花火”!!」

パパパパパパ!!

蹴「ぐぁああああ!!!」

落「“飛拳!逆風(さかかぜ)”!!」

ブァァァン!!

蹴「うッッ!!」

蹴(…下から突き上げる拳か!!相当な鍛練の成果だな!)

落「もう着地させねぇぞ!!」

ダダダダ!!

落「“飛拳”……」

蹴(!!)

落「“天竜”!!!」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 23:31:40.51 ID:TmtKbISO
落「“飛拳!天竜”ッッ!!!!!」

グァァァァ!!!

落「おらぁあああ!!!」

蹴「…!!!」

ドゴォォォン!!!!!




ググッ…シュウウウウウ〜





落「………」





落「………ク、クソ野郎」

《もう十分だ。ありがとう。実力はよくわかった》

落「て…てめぇなんで俺の拳の上に乗ってんだァ!!!」

ズンッ

蹴「ん!今のは逃げ場がなかったからな!」
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 23:42:54.27 ID:TmtKbISO
落「降りろ!!」

蹴「さて」

シュタッ

蹴「幽の兄として一つ言わせてくれ」

落「!?」

蹴「あいつのこと…良くしてくれてありがとうッ!」

バッ!

落「おい…なんの真似だよ」

蹴「心からお前は強い!」

落「……!」

蹴「これなら安心して幽を任せられる。本当にありがとう!」

落「なんだよ。調子狂うだろが…」

蹴「落…だったか」

落「あん?」

蹴「俺がいくらあいつを気にかけても…近くにいるお前達には敵わない。なによりも大事にすべきは仲間だ。幽はたまにめちゃくちゃするだろうがきっとお前のことも好きなはずだ。俺にはわかる」

落「な…///……なんだ気持ち悪ぃ!」

蹴「ゆ…幽のやつ…。い゙い゛仲間もぢやがっだな゙ぁ!!」

ボロボロボロ

蹴「ほんどうによがっだ……グスッ」

落「なんで急に泣き出した!?意味わからん!」
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 23:56:03.02 ID:TmtKbISO
【21話前のあらすじ…】姉が嘘をついたのだ!

〜白蜥蜴一家〜

蹴「はぁ…グスッ」

ポリポリ

蹴「ラスト少し取り乱したな」

落「取り乱しすぎだろッッ!!」

飛「うむ。しかしもういいのか?決着は着いとらんぞ?」

蹴「いい。十分わかった。俺はもう満腹だ!幽にも会えたしな」

幽「お兄ちゃん!」

蹴「お?」

幽「これから…どうするの?」

蹴「……そうだな。もうこの場所にも飽きたし…また旅に出るかな」

幽「……もう行っちゃうんだ…」

蹴「お前も来るか?」

幽「……!!」

ドキッ!

蹴「いいぞ。あてはないけど一緒に行くなら来いよ。そうしてくれりゃ俺は兄として嬉しいけどな」

幽「……え…でも……」

キョロキョロ

幽「男…」

男「お前の好きにしろよ。俺らが決めることじゃない」

幽「え……落ちゃん…」

落「俺を見るな俺を。お前の人生だろ」

幽「飛……ちゃんはいいや」

飛「…なんで!?そこ流すのか!?」

ショック!!
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/03(火) 00:06:25.94 ID:YdTEWYSO
〜帰り道〜

カァーカァー…

男「でもそっちの選択でよかったのかな」

落「いいだろ。本人が決めたんだ」

幽「そーそー。きししししし!!」

飛「……わらわは…そんなに信用が無いのか……orz」

ズーーン

落「いつまで凹んでんだチビ助」

幽「どんまい飛ちゃん!略してどんひー」

飛「やかましい!!わらわはナイーブなんじゃ!おぬしらとは違って!!」

落「自分でナイーブとかいうなキモい」

飛「キ…キモい……!?」

ショック!!

男「あ…そういえば」

幽「ん?」

男「動物島の件言うの忘れてたな」

幽「あっ…」

落「……」

飛「おっと……」












《やっぱ地ちゃんでいっか…by一同》
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/03(火) 08:27:29.75 ID:blO2xUAO
良いオチ着いた
落ちゃん活躍しただけに
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/03(火) 22:45:17.76 ID:YdTEWYSO
〜白蜥蜴一家〜

蜥蜴「蹴の奴…勝手に出ていきやがって。黙って見過ごした俺も悪ぃが…ハァ」

蝶「ふふふ…ふふふふふ」

クスクス

蜥蜴「……?」

蝶「ふふふ……決〜めたぁ」

蜥蜴「どうしたアゲハ?へらへら一人で笑ってたら気持ち悪いぞ?」

蝶「お頭ぁ〜?」

ニヤニヤ

蜥蜴「………?」

蝶「死んでくださぁ〜い」

蜥蜴(……?)

蜥蜴「アゲハお前……」





……ドスッ!!



蜥蜴「……!!?」

ガクッ

蜥蜴「お…お前……」

蝶「ふふふふ♪」

タタッ

蝶「アゲハ蝶は今から巣立ちしまぁ〜す。さようならお頭ぁ〜。また会いましょうねぇ〜。ふふふ」

蜥蜴「ま……待て……ア…アゲ……」

蜥蜴(くそ……ッ…)

ドサッ
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/03(火) 23:07:00.13 ID:YdTEWYSO
蜥蜴「………」

蜥蜴(やべぇ……油断した…。あの女……)

ドクドク

蜥蜴「おい…これ全部俺の血かよ……」

ジワァー…

蜥蜴(生温い…嫌な温さだな。鉄臭ぇ…)

蜥蜴「すまねェ親父……白蜥蜴一家ァ……」

《なんやだらし無いなオイ》

蜥蜴「……?」

悪「なに死体ごっこしとんねんワレ」

蜥蜴「お……お前……は…」

悪「見とったで。一家の頭が女にスカされて終わりかい。笑えへんでホンマに」

蜥蜴「………」

悪「もうちょっとだけ生きぃ。頭張るには若すぎたんちゃうか」

蜥蜴「……うるせぇ…関係ねぇだ……ろ……」

グタッ

悪「………」

悪(若憎がホンマに…)

『お頭ァ!!!お頭どうしやしたァァァァ!!!』

悪「……!!」

悪(アカン…ややこしなる!!逃げよ!!)

ササッ
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/03(火) 23:29:03.41 ID:YdTEWYSO
〜マーム王国:王室〜

姫「11、12、13!!」

ブンッ!!ブンッ!!ブンッ!!

姫「ふぅ…。今日の稽古は終わり!!よくやった私!」

爺「おぉ姫様。最近は素振りなどなされて何のおつもりですかな?お怪我などされてはとジイは心配です…」

姫「ちっちっち!!甘いなジイは!」

爺「……?」

姫「王女なるもの自分に厳しくなくてはいけないのです!!」

エッヘン!!

爺「およよ…姫様……」

フルフル

爺「ご立派な心掛けでございます!ジイには考えが及びませんでした!ジイは感動しておりますぞ!」

オオォォォ…!!

爺「あっぱれ姫様ぁぁぁ〜!!」

毒「………」

毒(素振り13回で終わりって十分自分に甘いと思うんだが…)

スコーン

姫「えへへ!次に会うときは落っちもボコボコだねっ☆」
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/04(水) 17:35:03.59 ID:cY6us6SO
13…km?
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/09(月) 23:13:33.55 ID:wGxmYYSO
〜男宅〜

男「ふ〜。今日から夏休みだからバイトも大忙しだよ」

ガチャリ

男「さて!高校野球見ながらクーラークーラー♪」

〜男宅:居間〜

ガララ

男「疲れた〜!!」

幽「お!お帰り男ぉ〜」

ゴロゴロ

男「…ったく。またお前は寝転がってばっかで……」

幽「ん〜。いざという時のためにスタミナ備えてんの。最後に笑うのはこの私だ!」

男「…………」

幽「…ん?どうした男?反応ないぞ?電池切れたか?」

ヌッ

幽「…よいしょっと」

男「…………」

幽「あれ?男ちょっと小さくなってない?ダメだよ夏バテだからってご飯食べないと」

男「そ、そ、そうじゃねぇよ!!!お前どうしたんだよその体!めっちゃ太ってるし!」

※幽は非常に太りました。想像力を働かせてお楽しみください

幽「太った?え〜まさかスレンダーで有名な私が?冗談きついぜブラザー!あひゃひゃひゃ!!」

男「笑うな!!鏡見てみろよ!!」

幽「…鏡?」

チラッ

幽(………)

幽「あ゙あ゙〜!!!!また枝毛増えてるし!!!」

男「そっちじゃねぇ!!!!」
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/09(月) 23:23:49.88 ID:wGxmYYSO
〜姉宅〜

姉「う〜〜ん……」

幽「あ…姉貴?」

姉「これは確かに。幽ちゃんほんとにやばいわよ」

男「だろ?もう別人だよ。見事な夏太り。」

幽「ええ〜そんなにぃ?育ち盛りとかじゃないの?」

姉「育ち盛りのレベル越えてるわよ。幽ちゃん最近あんまり運動してないでしょ?」

幽「してるよ!!ほら、いつもの幽霊盆踊り!ハイ、1・2!1・2」

ズシズシズシズシ

男「そのデカさでやるなぁぁ!!」

姉「ん〜…よし!!わかった!!」

幽「?」

姉「幽ちゃんが痩せない限り動物島の旅行は無し!!」

幽「えええぇぇ〜!?!?!?!?」

ガーーン

幽「そりゃないっすよ親方〜!!!」

姉「誰が親方だ誰が」

男「とりあえず幽は今日からダイエットだな」

幽「ダイエット嫌ぁ〜!!お願い…おかわりは10杯で止めるからぁ〜!」

男「それがもう平均以上なの!!」
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/09(月) 23:36:32.53 ID:wGxmYYSO
姉「ハイ!じゃあこれ毎日ね!」

バン

【朝夕ジョギング1時間、食事制限、腹筋、腕立て伏せ、縄跳び……】

幽「無理!!無理無理!!2日ともたない!脊椎粉々になる!」

男「ならん!!とにかくこれからご飯はおかわり無しだからな!」

幽「ウソだぁああああ〜〜〜………」

姉「…でもこれはみんな幽ちゃんの為だから…。ね…?」

幽「………」

男「うん。ジョギングの時は俺も付き合うからさ。…な?」

幽「……わかった」

姉(ふふ。よかった。やっとダイエットする気になったみたい)

幽「とりあえず今日はスタミナ付けるために焼肉しよっか!」

ズコーー!!

幽「…ん?」

姉「お、思わずずっこけた…」

男「あの…今話聞いてた?」
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/09(月) 23:54:21.68 ID:wGxmYYSO
〜町内〜

ミーンミーンミーン…

幽「ぜぇぜぇハァハァ…。ひ…飛ちゃん速いよ……ちょっとハーフタイム」

飛「何を言うておる。まだ100メートルぐらいしか走っとらんぞ?」←結局飛に手伝ってもらってる

幽「もうダメ……限界…おんぶして」

飛「それじゃ意味ないじゃろ!!」

幽「もう逆に私の分も飛ちゃんが痩せれば……」

キラッ

幽「…あ!!」

飛「ん……?」

幽「あんなところに自動販売機が!!グッドタイミングじゃん!」

飛「駄目じゃ!そんなものに手を出しては…」

パッ

飛「ってあ…あれ?幽は?」

《ふ〜生き返ったぁ〜。幽霊だけど》

幽「オアシス〜♪」

グビグビ゙

飛「おおおぉ!?!?何をやっておるんじゃぁぁあ!」

幽「……え?だって喉カラカラで死にそうだったんだもん…」

飛「なんじゃ!幽がやる気ないならもう知らん!わらわは帰るぞ!」

プイッ

幽「あぁ〜!!!待って待ってごめん!!これが最初で最後にするから〜!!!」

飛「まったく…」

幽「姉貴にはシーッね?」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 08:20:36.03 ID:dQrPHoAO
正直ここまで汚れ役?をやったメインヒロインもなかなか居ない
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 09:42:19.05 ID:0JRRWcSO
>>137
幽「なんてかわいそうな幽ちゃん…」

飛「つべこべ言わず走らんかぁ〜!!」

ピシッ!ピシッ!

幽「ひぃい〜!!」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 12:53:30.81 ID:rK5UnrYo
幽霊にも、熱中症有るんだろうか?
いや、[ピザ]ってる時点でありえるか
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 02:16:10.64 ID:YZF6CoSO
〜男宅〜

幽「ぶへぇ〜…疲れた…。一気に飛ちゃんが嫌いになったよ!まったくもう」

プンスカ!

男「何でお前が怒ってんだよ」

地「とにかく幽さんお疲れ様です。ご飯にしましょうね」

幽「やたー!!!!ご飯ご飯ご飯ご飯ご飯!!待ってました〜!!」

ヤッター!ヤッター!

幽「あんだけ走ったんだからね!!たらふく食べさせてもらえるんでしょ!!今日は何?ハンバーグ?から揚げ?」

地「はい。お粥と梅干しです」

コトッ、コトッ

幽「何ィィいいいい!!!?」

ガーーン!!

男「そりゃそうだろ」

幽「………あ……あんまりだ………そんなのあんまりだ…。あんまりだ〜!!!」

ギャースギャース

幽「嫌だ嫌だもっと食べたい食べたい〜!!!!」

ドスンドスンドスン!!

男「その大きさで暴れるなって!ダイエット中なんだからしかたないだろ!」

幽「だってこんなのゴクゴクっと飲み干したら終わりだよ!!」

ゴクゴクッ

幽「はいおかわり!!」

男「速ぇよ食うの。はい、もうそれで終わりな」

幽「………」
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 02:23:49.01 ID:YZF6CoSO
男「んじゃ俺らも晩飯にするか」

地「そうですね。今日は豚肉が安かったんで生姜焼きにしました」

男「そっか!!やっぱり夏は豚肉……」

ゾクッ

男(…はっ!!殺気!!)

幽「………」

男「………」

幽「…………」

男「………」

幽「……あ!あんなところに宇宙人と肩組んでる大槻教授が!!」

男「何ぃ!?ついに存在を認めたのか!?」

幽「隙ありッッ!!」

バッ

地「あっ…!幽さん……」

幽「一口だけ一口だけ」

モグモグ

幽「ん〜♪」

男「………」

地「………」

幽「……ん?あ、あれ?」

幽(何かやばい雰囲気…?)
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/11(水) 21:34:04.39 ID:AA7L8BEo
黒い幽クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !?
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 21:52:45.72 ID:YZF6CoSO
男「いいか幽!なんでみんながそんなにお前のダイエットに協力してるかわかるか?」

幽「知らん!」

プイッ

男「……あのなぁ」

ミー「ニャーす」

地「幽さん…それは幽さんが主人公だからですよ」

幽「…!!」

ピクッ

男「そうだぞ」

地「がんばってください。メインヒロインさん♪」

幽「…メ…イン?」

男「そうさ!立ち上がれメインヒロイン!!」

地「頑張れ頑張れメインヒロイン!」

エイエイオー!!

地「ニャーす!」

幽(そうか…!私…メインヒロインだもんね!こんなことしててどうするのさ!!)

バッ!!

幽「痩せる!!痩せるよ男!!絶対痩せてやる!!燃えてきたよ私!!走ろう!!とりあえず走ろう!!」

メラメラメラ

男「そうだ!!その意気だ!!」

男(いや〜お姉の言う通り“メインヒロイン"で釣れば一発だな…こいつわかりやすっ!)

地「ふふっ。幽さんかっこいいです!」

地(ちょっと罪悪感が…)
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 22:16:23.67 ID:YZF6CoSO
幽「ごめんね男!!ある程度みんなの熱が冷めたら隠れてピザ注文してやろうシメシメ…なんて考えてごめんね!」

男「お…おう。っていうかそんなこと考えてたのお前?」

【それからというもの、幽のハードなダイエット計画がスタートしたのだ!!】

吸「走れ走れ幽〜!!ほらほら!風を感じて!軽やかに!」

幽「疾きこと風のごとしぃいい!!!!」

ドスドスドスドス!

飛「心で跳ぶんじゃ幽!!跳んで跳んで肉が揺れるのを感じて!!」

幽「私は二重跳びの妖精ぃぃいいい!!!!」

シパンシパンシパン!!

メ「幽サン!!ダイエットノ基本ハ掃除デス!モット腰ヲ入レテ!!」

幽「ふぉおおおお!!!!雑巾がけのカリスマぁぁあああ!!!」

ズザァァーーッ!

落「おらぁぁああ!!スパーリング中に気ぃ抜いてんじゃねぇええ!!!」

ボゴォ!!

幽「オブシッ!!」

【そうして2週間が過ぎた…】

男「ふぅ……」

地「………」

幽「みんな…みんなのおかげで私頑張れたよ!!!」

ドスゥン

幽「また肥大化したけど」

【幽はさらに太っていた】

男(なぜだぁぁーー!!!)
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 23:27:59.98 ID:YZF6CoSO
幽「あんなに頑張ったのにあんまりだよ!うわぁぁあああ〜ん!!!」

ドスンドスンドスン…ギシギシギシ

男「とりあえず落ち着け幽!!軋んでる軋んでる!」

地「でも不思議ですね。おやつも我慢してたのに…」

《それはおそらくダイエットからくるストレスだろうな》

麗「そんなことではまた魂・解界してしまうぞ」

男「……!?」

地「………だ、誰ですか!」

麗「幽霊になると精神的なことが顕著に身体に表れやすいからな。これを飲ませろ。すぐに元に戻るだろう」

ポンッ

地「こ……これ?え……?あ、あの……ありがとうございます」

麗「それとこの家の主はどいつだ」

男「お、俺ですけど…」

麗「お前か。玄関ぐらい片付けておけ。みっともない」

男「あ…あの時のまんまだった。忘れてたな」

麗「それと私がお前達の動物島旅行に同行することになったからな。くれぐれも私に迷惑をかけるな」

男「………え」

地「……は…はい?」

男「ちょ…さっきから次々と情報を流されて混乱度MAXなんだけどホントにどちら様ですか?多分天国の方なんだと思うけど…」
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 23:43:12.72 ID:YZF6CoSO
幽「何この薬。色がエグイんだけど」

グビッ

幽「……おぉ!!」

グビグビッ!

幽「結構いけるじゃん」

グビグビグビッ!!

男「えッ…!?天国の元参謀長!?!?」

地「そうなんですか!?」

麗「元だがな」

男「俺天国のことはよくわからんけど凄いな。参謀長って頭いいんだなぁ」

地「じ、じゃあ参謀長さんがわざわざ同行してくれるんですか…」

男「え〜と今の参謀長って誰だっけ?」

グビッ

幽「ふぅウマかった!!今は西だよ!!今思い出した!!その人確か西の師匠だよ!!」

男「西の師匠!?そうなのか!?」

麗「違うッ!!適当なこと言うなお前!!」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 23:59:12.48 ID:YZF6CoSO
男「でもそんな偉い人がなんで同行してくれるの?」

麗「そ…それはだな…」

麗(西の奴絶対に許さん…!)

【時間を巻き戻し〜】

〜天国:参謀本部〜

カタカタカタッ

西「………」

麗「なんだ私を呼び出したかと思えばずっとパソコンいじりやがって」

西「…あ。ごめんね」

カタッ

麗「そんなのはいいからさっさと用件を話せ」

西「あのさ」

クルッ

西「“彼ら”に同行してくれない?」

麗「同行…?」

西「うん。動物島の件で。麗は僕より昔に天国にいたから動物島の場所ぐらい知ってるよね?」

麗「し…知ってはいるがなんで私が!私は行かんと言ったはずだ!」

西「ごめん。他に行ける人がいないんだよ。僕が動物島の場所知ってれば行くんだけど」

麗「そんなものそのパソコンで調べれば一発……」

西「あ、あと一つ」

麗「…な!?」

西「“麗に敬意を表して”天国本部に麗専用の部屋を用意させたから。これからそこ使って」

麗「私の…部屋?」

西「うん。麗がいつも寝る時に抱いてる“ウサギのピョン吉”もちゃんと用意したよ。」

麗「……!?!?!?」

西「あのぬいぐるみ可愛いからみんなに教えたら流行るかもしれないなぁ〜…」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 00:06:55.62 ID:ykmpTYSO
麗「き……貴様……///」
西「もとい。どう?動物島の話だけど同行してくれる?それとも…」

麗(こ…こいつ!いつか覚えておけ……絶対に許さんッッ!!!)

【はい、時間を元に戻します】

〜男宅〜

麗「え〜…///」

コホン

麗「動物島の場所がわかる人が他にいなかったからだ」

男「あ。なるほど。よく考えたらそうだな」

幽「なんだ。誰かにコキ使われてるだけかと思った」

麗「……!!」

ドキン!

男「馬鹿だな〜幽。元参謀長だぞ?ないない」

幽「でも女の人間関係は男の想像を遥か上回るよ」

地「ふふふ。幽さんOLみたいですね」

ミー「ニャー〜」

アハハハハハハハ!!!

麗「………」
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 22:55:02.14 ID:zTozpoSO
あれ…麗がかわいい……
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 01:22:24.06 ID:I4xEmISO
麗「とにかくだ!!」

スクッ

麗「うかれてるとこ悪いけど出発は5日後の早朝だからな。遅刻するなら置いて行く!」

幽「は〜い!!!」

麗「そしてこれだけは肝に銘じておけ」

幽「……?

麗「くれぐれも私に迷惑はかけるなッ!!!」

ギンッ!!

幽「……!!」

男「ひっ……!」

男(怖ぇ〜この人…。さすが元参謀長…)

麗「じゃあ用件も済んだしこれ以上群れるつもりはない。私は帰る。また来る」

ガチャン

男「…………」

幽「……気の強そうな人だよね」

地「それより気になることが一つあるんですけど…」

男「?」

地「なんで麗さんは幽さんがダイエットしていること知ってたんですかねぇ?」

男「あ。そういやそうだな。都合よく薬持ってたしな。」

幽「摩訶不思議だ」

〜天国:参謀本部〜

西「………」

カタカタカタッ

西(弱みを握るって結構役立つな…うん)
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 03:06:11.61 ID:I4xEmISO
【今日も今日とて暇なお二人】

〜上空〜

フワフワ

吸「ふわぁ〜…眠いねー。夏の日差しって催眠効果があるのかな。ねぇ幽」

幽「……zzz」

クカーー

吸(って寝てるしっ!)

ガビーン

吸「ま、いいや。見事ダイエットに成功したからこうやって乗せて飛べるわけだからね♪」

フワフワ〜

吸「〜♪」

《うえぇ〜ん…うえぇ〜ん》

吸「……ん?泣き声!?」

ビクッ

《うえぇ〜ん…ママぁ》

吸「どこかで誰かが泣いている!!これはいわゆる一触即発かもしれない!!」

※本人は“一期一会”と言いたかったようです

吸「どこだこんなうららかな日に泣く子供は!!」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 03:17:22.66 ID:I4xEmISO
〜ヒュードロ公園〜

もも「うえぇ〜ん…ママぁ…」

《見〜つけたッ!!》

ギュウウウン!!!

もも「…ぐすっ……うぇ?」

ギュウウウン…バサッ!バサッ!

吸「君か!さっきから泣きに泣いているのは!!」

幽「……zzz」

もも「………!?」

ビクッ

吸「なんで泣いているんだ!!」

もも「……!?!?!?!?」

吸「何があったのかな?持ってた株が紙屑と化したのかな?」

もも「…………」

吸「………」

もも「………」

吸「………」

もも「……い」

吸(胃?)

もも「いやぁああああ〜〜!!!!マ゙マ゙ぁ〜〜!!変な人がいる〜!!!」

ウワァァァ!!!

吸「そうかヒステリックなんだな君は!!」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 06:52:26.65 ID:jBtTRgko
ほとんどの人が知らない所の旅行券って、価値があるのだろうか・・・
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 19:53:06.09 ID:I4xEmISO
吸「ね〜ね〜。君のお名前は?」

もも「うわぁあ〜ん!!変なお姉ちゃんが…グスッ……変なお姉ちゃ…うわぁあ〜ん!!」

吸「へ…変なお姉ちゃんって……」

吸(ショックなんですけどー!)

《いたぞ!!見つけたぞこっちだ!!》

吸「……!?」

もも「!」

ダダダダダ!

怪しいA「こんなとこまで逃げてやがったのか!!」

怪しいB「まったくてこずらせるぜ」

吸「は……え?あれ?なにこの状況?」

もも「………ひっ」

プルプル

吸「………?」

吸(この子震えてる…?)

もも「………」

怪しいA「おい!!そこのコスプレ女!!その子供をこっちによこせ!!」

怪しいB「さっさと離れろコスプレ女!!」

吸「うるっっっっっさいな!!ダブルチンピラ!!」

グワッ!!

怪しいA・B「……ッ!!?」

吸「この子はお前達には渡さん!!」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 20:03:45.94 ID:I4xEmISO
怪しいA「………は?」

怪しいB「なんだってんだこのコスプレ女…」

吸「お前達はこの子を誘拐するつもりだろ!!そうなんだろ!ええコラ?」

怪しいA「………」

吸「何か言ったらどうなんだ!!」

怪しいB「ち……ちょっと話を………」

吸「うるさい!!喋るな!!」

ドーーン!!

怪しいA・B(え…えぇええええ〜〜……なにそれ…)

吸「それじゃあヒステリック少女に問うッ!」

もも「……ふ…ふぇ…!?」

吸「よしよし。落ち着け落ち着け」

ナデナデ

吸「君はあのダブチンと一緒にいるのとこの変なお姉ちゃんと一緒にいるのどっちがいい?」

※ダブチン…ダブルチンピラの略

もも「………」

吸「いいよ。君が決めなよ?」

もも「…………」

吸「……うん?」

もも「…………お…お姉ちゃん」
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 20:23:54.13 ID:I4xEmISO
吸「よし!!決まり!おいで」

もも「あっ……」

バサッ!バサッバサッ!!

怪しいA・B(…………飛んだ!?)

バサッバサッ!!

怪しいA「どんなトリック使ってるのか知らんがその子供を離せコスプレ!!」

吸「……?」

怪しいA「降りてこい女!!」

吸「…べ〜〜ッだ!」

怪しいA「……!!」

吸「いこ!ヒステリック少女」

もも「………」

バサッ!バサッバサッ

吸「んじゃバイバ〜イ♪」

ヒュ〜〜

怪しいA「………」

怪しいB「……行っちまった…」

怪しいA「やべぇな…。あの人に怒られるぞ…」

怪しいA(どうすりゃ……)

クカー…クカー…

幽「………zzz」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 01:07:39.93 ID:Gffcz.SO
〜上空〜

ビュ〜ン

もも「……飛んでる…」

吸「そうだよ!飛んでるでしょ〜」

もも「お姉ちゃん飛べるの?」

吸「そうだよ!!だって私はド…」

吸(……あ。吸血鬼って秘密にしないといけないんだったぁ〜!!)

もも「私はなぁに?ド?」

吸「ド……」

もも「ド?」

吸「正義のヒーロー!ドラキュマンだからさ!!」

吸(しまったぁぁ〜!!!!苦し紛れすぎたぁああ〜!!)

もも「ドラキュマン…?」

吸「あ、あ…アハハハハハ……」

もも「…………」

キラッ

もも「かっこいい〜!!ドラキュマン!!ヒーローなんだ!」

キラキラキラッ

吸「……え?ヒステリック少女?」

吸(この子すごい笑顔なんですけどーッ!!)

もも「は…初めてヒーローに会えた!かっこいいねドラキュマン!!大好きドラキュマン!」

吸「あ……ハハ!そ、そうかなぁハハハ!!ありがとう少女!」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 01:15:25.94 ID:Gffcz.SO
吸「そういえば君の名前を聞いていなかったね!君の名前を教えてくれるかい?」←必死でヒーローっぽい喋り方してる

もも「え〜っとねー!私はももって言うの!」

吸「そうかそうか!ももちゃんだね!ハハハハハハハ!!」

もも「うん!!それでドラキュマンは今からどこ行くの?」

吸「う〜ん…そうだな。それじゃあママのところに行くかい?」

もも「ほんとに!?」

キラッ

もも「ありがとうドラキュマン!!」

吸「な〜にお礼はいらないさ!なんたって私はドラキュマン!!」

もも「ありがとうドラキュマン!!」

吸「おう!」

ビシッ

もも「ねえねえドラキュマン!じゃあさっき一緒にいたお姉ちゃんもヒーローなの?」

吸「さっき一緒にいた…?」

吸(………あ……)

もも「………?」

吸「………」

ダラダラダラ

もも「ドラキュマン?」

吸「…………」

ダラダラダラ

もも「ドラキュマン汗びっしょりだよ?大丈夫?」

吸「ああ大丈夫だよ!ハハハハハハハ……」

吸(幽置き去りにしてしまったーッッ!!!!)
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:43:04.60 ID:Gffcz.SO
〜ヒュードロ公園〜

幽「……zzz」

怪しいA「この娘…さっきのコスプレ女が連れてなかったか?」

怪しいB「いや覚えてねぇ」

怪しいA「そうか。本人が帰ってきてくれりゃ話は早いんだが…」

キーーーン!!

《待て待て待て〜!!》

吸「幽を返すのだ〜!!!」

怪しいA・B「!!」

怪しいA(マジで戻ってきやがった…!)

吸「その子に手を出すな〜!!!」

ビューーン!!!

吸「くらえッ!!ドラキュマンタックル〜!!」

怪しいA・B「………いっ!?」

吸「うわぁああああ!!!!」

怪しいA・B「うわぁああああああ!!!!」

ドスゥゥゥン!!!
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:55:38.75 ID:Gffcz.SO
怪しいA「痛たたたた…」

怪しいB「………」

怪しいA「おおい!!目覚ませ!!」

怪しいB「………」

怪しいA「そ…そうだ!!あのコスプレ女は…!?」

フラフラフラ…

吸「……頭が……ぐらついへ……」

フラフラフラ…

怪しいA「ま…待て!!コスプレ女!!」

吸「……げっ!」

怪しいA「逃がさんぞ!!」

ガシッ

吸「うあッ!!は…離せぇ〜!!」

怪しいA「離すか!!はやくあの子を返しやがれ!!」

吸「い、嫌だ〜!!」

グイグイ

吸「ほら!ももちゃん!逃げて!!私はいいから!」

もも「………」

吸「早く今のうちに〜!!」

もも「………」

吸「あとは私に任せ……」

《もも!!もも!!》

吸「………ん!?」

もも「ママ!!」

吸「………へっ!?」

吸(ママ…?)
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:06:47.84 ID:Gffcz.SO
タッタッタッタ

もも母「もも!!何してるの!!」

もも「ママ!」

もも母「幼稚園から勝手に出ちゃダメって言ってるでしょ!!こら!」

もも「ママ……ごめんなさい……」

グイッグイッ

怪しいA「くそっ!!遅かったか!!」

吸「…………はい?一体どういうこと?」

【事情説明】

吸「じ、じゃあ話を整理すると…ももちゃんはママに会いたくて幼稚園を抜け出して迷子になってて」

もも「………」

もも母「本当にお騒がせしました…」

吸「それを追いかけてダブチンは…保育士さん?」

怪しいA「……コホンッ」

怪しいB「いたたた。まともに頭打った…」

吸(………保育士には見えないよ…)

ボソッ

怪しいA「保育士に見えなくて悪かったな!!」

吸「……!!」

怪しいB「まぁいいじゃないか。ももちゃんは見つかったしこれで園長にも怒られずにすむ」

怪しいA「そうだな。ガハハハハハハ」

吸「ガハハハハハハ」

怪しいA・B「……ってお前が話をややこしくしたんだよ!!」

ガアッ!!!

吸「…ひっ!!」

吸(こ…この状況は……)
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:12:03.35 ID:Gffcz.SO
バサッ…バサッバサッ

吸「逃げるが勝ち〜!!!」

怪しいA「あっ!!コスプレ女!!」

吸「それじゃあももちゃんバイバイ!!何かあったらまた呼んでくれ!!」

ビシッ!!

もも「バイバイ!ドラキュマ〜ン!!」

怪しいA(……ドラキュラマン?)

〜その夜:姉宅〜

吸「ドラキュマン!参〜上ッッ!!とうっ!!」

ビシッ!!

姉「………」

メ「………」

姉(どうしたのあの子。夏の暑さにやられたの…?)

メ(ワカリマセン。帰ッテキテカラズットナンデス)

吸「ドラキュマ〜ン…参上!!」

ビシッ

吸(いや……登場のポーズはもうちょいキレがある方がいいな)

吸「うへへへへ…マントとかあればもっとカッコイイかも…」

ニヤニヤ

姉(こ、この娘危ない…)
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:14:13.15 ID:Gffcz.SO
〜深夜:男宅〜

男「………幽め。また遊びに行ったきり帰ってこんな」

地「何してるんでしょうね…」

〜ヒュードロ公園〜

幽「………男のから揚げ……大きいよ……zzz」

クカー

【また忘れられてました…残念!】
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:25:14.88 ID:Gffcz.SO
【不穏な陰】

〜とある島:カナデ王国〜

兵士A「侵入者だ!!繰り返す!!侵入者があらわれた!!」

ワァアアアア

《おぅ!!そうだもっと騒げ》

兵士A「……き…来た…!」

レッディ「じゃないと正面突破してる意味がねぇ」

ギラッ!!

レッディ(……?)

兵士B「しぇやぁぁ!!!」

レッディ「……ヘッ」

バキィ!!!

兵士B「…ハァハァ」

兵士A「……やった!!」

《殴ったな…》

スクッ

レッディ「それもハンマーなんかでよぅ…ヘヘヘ」

兵士A「………あ…悪魔か…!!」

レッディ「……違いねぇ。覚えとけ。俺の名は−−」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:31:22.34 ID:Gffcz.SO
〜カナデ王国:王宮2階〜

ドゴォォーン!!

紫陽花「……!!レッディの奴だな!」

ワァアアアア!!!

兵士×100『見つけたぞ!!賊だ!!』

紫陽花(……!)

紫陽花「ちっ……」

シュタッ

兵士×100『………!』

紫陽花「“選択銃(セレクトガン)”!!両腕と両足!!」

ドドドドン!!!

兵士×100『…!!!ぐぁああああ〜!!』

紫陽花「…はっ!!」

シュタッ……ズキッ

紫陽花(ちっ……2つ外したか)
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:38:40.41 ID:Gffcz.SO
〜カナデ王国:王宮3階〜

ピピピ

『右足やっちまった』

白影「……紫陽花だ。右足やったってさ。移すよ?」

グリーン「OK。2階だよね」

白影「行こう!!」

〜カナデ王国:王宮4階〜

兵士D「い……息が出来……なにが……起…」

ギリギリギリ

黄龍「…しゃべるな。楽に逝けないぞ」

《黄ちゃ〜ん!!》

タタタ!!

ピーチ「財宝あっちにあったよ!!“鍵”は開けといた」

黄龍「わかった。今行くから待ってな」

ピーチ「でもいいの?黄ちゃんメインイベント逃しちゃうよ?」

黄龍「いいさ。クジで決まったことだ」
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:43:01.48 ID:Gffcz.SO
〜カナデ王国:王宮最上階〜

王「……賊め!何が狙いだ!!兵士達はどうした!!」

レッディ「へっへっへ…」

ジリジリジリ

レッディ「クジ運が良かったか俺は。いや…」

王「……!?」

レッディ「“お前”が悪かっただけだ!」

王「こ、この…賊めぇぇええ!!!!」

ブシャアアアア!!!
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 07:16:45.72 ID:Gffcz.SO
〜とある無人島〜

ジャラジャラジャラ

白影「う〜ん…なかなかの宝だね。少なくとも500年物だ」

レッディ「へっ。俺は宝石には興味ねぇ」

グリーン「せっかく盗ったんだから大事にしようよ」

レッディ「……そういや紫陽花」

紫陽花「……あん?」

レッディ「お前また自分の足撃ったらしいな!プププ」

紫陽花「はぁ?あんたなめてんの?私の“選択銃”喰らいたい?」

ジャキン

黄龍「やめとけお前ら」

紫陽花「前から思ってたんだけどあんた戦る時うるさいのよ。もっとスマートに出来ないの?」

レッディ「うるせぇ。俺の好きにさせろ」

紫陽花「はん。レッディだなんて女みたいな名前して」

レッディ「……!?」

ピクッ

白影「あ〜あ。それタブーなのに」

黄龍「………」

グリーン「ちょ…それ言っちゃ……」

レッディ「………てめぇ」

ブチィ!!

レッディ「表出ろオラァ!!!問答無用で魂ごと消してやらぁ!!」

紫陽花「上等」

《やめろお前達》

ブオォォ…

クロ「とりあえず…ご苦労様と言っておこうか」
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 07:29:24.43 ID:Gffcz.SO
クロ「閉じろ」

ブオォォ…バシュ

紫陽花「……クロ」

レッディ(……ちっ)

クロ「今回も成功のようだな。分け前はいつも通り現場組でまず半分。あと半分を全員で分ける。いいな」

白影「了解」

紫陽花「…了解」

ピーチ「ハーイハイハイ!今いない後の3人は?」

クロ「ん…メルとダイダイとチャボか?あいつらの分は好きに分けろ。そういうルールだろ」

ピーチ「そっか!そうだね!」

黄龍「それはそうとクロ。次の狙いだが…」

クロ「ハハハ。そう焦るな黄龍。楽しみは逃げない。どっしり構えてろ。今一つ終わったばっかりだろ」

黄龍「…ああ。そうだな」

クロ「それより紫陽花。話があるんだろ?」

紫陽花「……あぁ。それなんだけど」

白影「……?」

紫陽花「新しく入団を推薦したい人がいるのよ」

レッディ「……はぁ!?急だな!」

ピーチ「わお!」

グリーン「それは驚きだ!」

クロ「………」

白影「それ…どういうことだかわかってる?」

紫陽花「ああ。ちゃんとテストはさせるさ。だから“誰か”が犠牲になるかもね」

白影「リーダー…?」

クロ「……いいだろう。連れてこい」
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 21:01:42.71 ID:Gffcz.SO
コツコツコツ…

クロ「……」

コツコツコツ…

紫陽花「連れてきたわ」

蝶「………!」

蝶(すごい…殺伐とした空気。一瞬でも気を抜いたら飲み込まれそう)

紫陽花「一平 蝶(ひとひらアゲハ)。この子が推薦したい子よ」

クロ「………」

白影「へぇ〜雰囲気あるね」

レッディ「へっ。女かよ」

黄龍「………」

クロ「……名前なんかどうだっていいんだ。アゲハ」

蝶「……!」

ドキッ

蝶(名前を呼ばれただけで威圧がすごいですねぇ〜ふふふ)

クロ「お前に一つだけ質問する…。正直に答えろ」

蝶「………」

クロ「…お前の好きな“色”はなんだ?」

蝶「好きな色ですかぁ〜?なんでそんなこと……」

ジャキン!!

蝶「……!?」

紫陽花「あなたは聞かれた質問に答えるだけでいいの。余計なことは言わなくていい」

蝶「………」

クロ「どうなんだ…?」

蝶「す…好きな色はぁ〜」

ドクンドクン
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/15(日) 13:45:32.34 ID:qbiMS6SO
幽まじ汚れヒロイン
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/15(日) 23:36:45.84 ID:pGDj8oSO
>>171
幽「汚れて悪いか!このトンチキ野郎!」

ムキー!!

地「幽さん落ち着いてください…」
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/15(日) 23:45:27.21 ID:pGDj8oSO
蝶「好きな色はぁ〜」

クロ「………」

蝶「緑ですぅ〜ふふふ」

クロ「…そうか」

レッディ「なんっっっだよ!!かーっ!赤って言えよ赤って!!つまんねぇ」

白影「あちゃ〜緑いっちゃった」

黄龍「ふん」

ピーチ「じゃあさじゃあさ!!グリーンちゃんと同じだね」

蝶「…………?」

クロ「グリーン」

グリーン「わかってる。お呼びのようだね」

シュタッ

クロ「紫陽花。銃を片付けろ。始めるぞ」

紫陽花「了解」

カチャ

蝶「………はい〜?」

蝶(何が起きるんですかねぇ〜…)
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 03:12:35.86 ID:uwgVqkSO
グリーン「さて…」

ポキポキ

グリーン「僕も僕を守るために全力で戦うよ」

蝶「………!」

クロ「お前ら勝った方が正式な団員だ。武器でもなんでも好きにしていい。俺が戦闘不能だと判断した時点で終わりにする」

グリーン「……OK」

蝶「わかりましたぁ〜」

クロ「じゃあ…やれ」

蝶「いきまぁ〜す」

ギュンッ!!

グリーン「………!?」

グリーン(速いな……)

《左腕いただきまぁ〜す》

グリーン「………!!」

ズバッッッ!!!

蝶「ふふふふふ」

グリーン「……いきなりですね」

蝶「次は右をいただきますよぉ〜?」
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 05:39:35.90 ID:uwgVqkSO
グリーン「いい太刀筋ですね。僕の腕…こんなに綺麗に切れてます」

蝶「余裕こいてていいんですかぁ〜?両腕無くしますからねぇ〜」

グリーン「それはさせない」

タタタッ!!

グリーン「しッッ!!」

蝶(上段蹴り…!)

ビュンッ!

蝶「危ない危ない〜」

グリーン「いいのかな?油断してて」

蝶「……何ガッ!?」

ドスゥン!!

蝶(え………?え?)

ドサッ…

蝶(……な…何が起き………?)

レッディ「あ〜あ。モロに顎入ったな。効くぜありゃ」

黄龍「グリーンとの接近戦は厄介なんだが…それを相手に教えるわけにもいかんしな。フェアじゃない」

ピーチ「グリーンと接近戦するなら先手で一撃で決めないとやばいもんねー!!あはははは!」

クロ「…終わりか?アゲハ」

蝶(……あ…頭が……)

グリーン「今は何が起きたかわからないだろう。教えようか。僕は体の部位を一定の範囲だけ飛ばすことができる。」

蝶(………!?)

グリーン「範囲は約半径10メートル。その空間に入ればいつでも君にロケットパンチが撃てるんだから。ピーチの言うように一撃で決めるべきだったね」

蝶「………」

グリーン「さらに悪いことに…」

グチュ…ニョキニョキニョキ!!

蝶「………!」
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 05:46:44.69 ID:uwgVqkSO
グリーン「切れた部分の修復も可能。さっき切り落とされた左腕も元通りさ」

クイックイッ

グリーン「何度も言うけどさ。僕は自分を守るために君を全力で廃除するよ。君、好きな色は緑だって?………僕の“間合い”に入ったのが悪かったね」

蝶「………や……ばいなぁ〜……」

グリーン「君だってスリルを求めて入って来たんだろ?この“団”に」

蝶「…ふふふ…ふふふふ……」

グリーン「君には少し早すぎたね」

蝶「ふふふふふ…」

蝶(もう少し通用すると思ってたけど甘かったなぁ〜…。ここは……格が違ったみたいで……)

グリーン「もういいかな?」

蝶「……」

グリーン「せめて出会えた記念に楽に成仏してよ。人を殴るの好きじゃないんだ」

蝶「ふふ…ふふふふふ……」

グシャァァ!!
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 05:58:09.88 ID:uwgVqkSO
グリーン「……ふぅ」

クロ「グリーン。後は自分で処理しておけ。」

グリーン「わかってる。それがルールですよね。それにしても良かった〜。“非戦闘員”の僕でもなんとかなるもんだね。名前を呼ばれた時はどうなることかと思ったけど」

レッディ「はっ。それはやられる方が悪いんだよ。それと紫陽花の目は節穴だったな」

紫陽花「………!」

ギロッ

レッディ「やるか!?」

紫陽花「…ううん。そうみたいね。今回は否定しないわ。もう少し粘ると思ったんだけど見込み違いだった。手をわずらわせてごめんね、グリーン」

グリーン「いいですよ紫陽花さん。僕も実戦離れしてましたから。またいい人が見つかったらお願いします」

紫陽花「……うん。…ありがとう」

コツコツコツ

黄龍「おい。どこ行くんだ」

紫陽花「ト・イ・レ。そんな野暮なこと聞かないの」

黄龍「………」

ピーチ「黄ちゃん一言多い〜!あはははは!!」
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 06:27:52.52 ID:uwgVqkSO
クロ「さて、いきなりだが本題に入る」

白影「次の活動だね」

クロ「ああ。情報は集めておいてくれたか?白影」

白影「もちろん!まず今現存してる王国は北からアストラ王国、キテネ王国、マーム王国…」

レッディ「おいおい。また王国潰しかよ。嘘だろ冗談じゃねぇ」

白影「……レッディ?」」

クロ「じゃあ何か案があるんだな?レッディ」

レッディ「前々から考えてたんだよ。俺は“四天王”落としを提案する」

黄龍「……四天王か」

ピーチ「四天王って何?黄ちゃん」

黄龍「かつて天国を混乱に陥れ人間界に封印されたという4人の霊の総称だ。詳しくは知らんが…」

白影「う〜ん…四天王か……」

カタカタカタ

白影「確かに最近になって封印が解かれたみたいだね」

レッディ「だろ!?やっぱり噂は正しかったんだ!」

黄龍「しかしそいつらの居場所はわかるのか?いちいち探すとこから始めることになるんじゃないか?」

白影「…それなんだけどね」

カタカタカタ

白影「四天王の一人の“西”ってのが今天国の要職に就いてるみたいだよ」

レッディ「……何!」

白影「他の3人はよくわからないなぁ〜…情報がないね」

カタカタカタ

レッディ「そんなもん西ってやつに尋問すればいいだろ!クロ!OK出してくれよ!!」

クロ「…………」
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 06:36:23.81 ID:uwgVqkSO
レッディ「なんなら俺一人で行ってもいい!俺が提案したんだからな!クロ!」

クロ「………今回は少々厄介だな…」

レッディ「そんなこと無いぜ!四天王は名前こそ知れ渡っちゃいるがどうせ実力は伴わねえよ」

クロ「そうじゃない…。お前がやられるかどうかはお前の責任だろ。問題は天国を敵に回すことになるってことだ」

白影「……確かにね。それはちょっと厄介だね」

黄龍「そうだな。あまり先走るなレッディ」

レッディ「ちっ」

クロ「しかし面白い案ではあるな…」

白影「……!」

レッディ「お…おお!?」

クロ「白影はもう少し四天王に関する情報を集めてみてくれ」

白影「了解」

クロ「少し手を出してみるか。」
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/17(火) 18:48:36.30 ID:QPsGyuQo
あげは、速い撤退だったな・・
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/18(水) 02:38:03.09 ID:78gfaUSO
【さて動物島まであと何日?】

〜男宅〜

幽「………くかーzzz」

男「今日も日課の水やり終了〜っと♪」

※男はガーデニングが趣味です

コンコン

男(……?客?)

コンコン

男「はい!」

???「あの〜〜……」

ガチャリ

男「はい!何か御用……」

のっぺ「すいません…。のっぺらぼうと言いますが…妖怪専門の相談所ってここで合ってますか?」

男「……いえ違います…」

ダラダラダラ

のっぺ「あの…すごい汗ですけど大丈夫ですか?」

男「大丈夫じゃないです」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/18(水) 02:45:05.81 ID:78gfaUSO
地「あ…粗茶ですが……」

コトッ

のっぺ「はい…いただきます」

男(どうやって飲むんだ…)

幽(どうやって飲むんだろ…)

地(どうやって飲むんですかね……)

のっぺ「すいません。急に…」

男「い、いや何かウチに用があって…?」

のっぺ「はい。あの…相談に乗って欲しいんです」

地「相談ですか…?」

のっぺ「実は僕好きな娘がいるんですが告白する勇気がないんです!!」

男「は…はぁ……」

のっぺ「ぼ、僕は真剣なんです!!!見てくださいこの目!!真剣なんですよ!!」

男「いや…目…どこかな…ハハハ」

のっぺ「真剣なんですけど…僕自分に自信が無くて彼女の顔も見れない状態で…グスッ。どうじだら゙いいんでずがねぇ〜〜!!!」

男(泣いてるっぽいけどはっきりとはわからんな…)
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/18(水) 02:49:45.57 ID:78gfaUSO
〜姉宅〜

男「……という訳なんだけどね。恋愛相談みたいだからのってあげて」

のっぺ「お願いします」

姉「あんたキワモノばかり連れてくるのやめてくれない?」

男「仕方ないだろ!ウチだって困ってんだから!!」

のっぺ「……え」

ガーン

のっぺ「やっぱり迷惑だったんですね……そうですよね…他人の恋愛なんか別にどうなったって…」

ウジウジ

姉「ああああ!!!ゴメンゴメン!!そんなことないから!大丈夫大丈夫!ちょうど恋愛相談にのりたいな〜って思ってたから!オホホホホホ…」

のっぺ「そうですか…?」
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/18(水) 02:59:29.85 ID:78gfaUSO
〜ヒュードロ公園〜

ガサガサ(しげみの中)

幽「で…?好きな娘の名前はしげみ?」

姉「違う幽ちゃん。しげみはしげみでもここは草むらのしげみ」

男「真性のバカだなお前」

幽「腹立つ!!」

ムカッ

のっぺ「あの……いつもだいたいこの時間に現れるんですけどね…」

姉「で、その子ってどんな子?」

のっぺ「少し家庭的な感じで…ちょっと無口な感じです。あと少し堅そうなイメージかな…」

男「ふ〜ん。けっこう真面目な感じ?喋ったりした?」

のっぺ「いえ。凄い美人な方なんで緊張してそんな…」

姉「まぁ今日はとりあえず敵の視察ね!」

男「お姉敵じゃないと思……」

ザッザッザッ

のっぺ「……あ!来ました!あの買い物帰りの人です!」

男「…え!?どれ!?」

姉「来た!?」
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/18(水) 03:10:24.10 ID:78gfaUSO
メ「今日ハ私ガ夕食係デスカラネ〜♪」

ザッザッザッ

男(………)

姉(………)

のっぺ(ど、どうですか?美人ですよね…?)

姉(あ…うん。美人だけど……えーと…)

ダラダラダラ

のっぺ(どうしたんですか?すごい汗ですよ?)

幽(あのねー。あの娘実はロボッ……)

ムグッ

男(ば…バカ!!黙ってろ!!)

のっぺ(……どうしましたか?今あの娘はロボ……)

男(あ…あぁ〜!!いやいや…え?そんなこと言ったかな?)

幽(そうそう!あの娘は実はボ“ロボ”ロになるまでいじめて欲しいんじゃないかな?って言おうとしたの!あはははは…)

のっぺ(そ…そんな極端なドMに見えますか!?)

姉(と…とにかく今日は顔見れたことだし一旦帰ろっか!)

男(そうだな!それがいい!)

アハハハハハハ…

のっぺ(そ…そうしますか?)
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/18(水) 23:33:28.67 ID:e5csAQAO
ついに妖怪要素まで入ったか
抜け目ないな、もっとやれ
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 00:58:51.74 ID:vJX2sISO
>>186
てんぐ が うらめしそうに こちらを みている
おもいだす ?

  はい
ニア いいえ
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/21(土) 05:47:41.12 ID:T5.JXESO
〜姉宅〜

姉「…というわけでメイちゃん」

メ「ハイ」

姉「一回だけデートしてあげなさい!」

ポンッ

男「いやポンッじゃねえだろ!!」

ビシッ!

姉「なによ」

男「そんなことしてのっぺらぼうが喜ぶわけないだろ?フラれる前提でデートするなんて…」

姉「でもそうするしかないじゃない。メイちゃん恋愛とかは?」

メ「インプットサレテマセン」

姉「ほら」

男「……でも。だけどさ…」

メ「アノ……私頑張リマスヨ。要スルニ楽シクデートシテ傷付ケナイヨウニ断レバイインデスヨネ?」

男「そ…そうだけど……」

メ「任セテクダサイ!誰カヲ笑顔ニスルノガメイドノ仕事デスカラ!!」

ドンッ
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/21(土) 16:54:32.79 ID:T5.JXESO
メ「イザトイウ時ハレーザーデ記憶ゴト消去スレバイインデスヨネ!!」

男「記憶“ごと”ってなんだよ!!それ存在も消すつもりだろ!」

姉「あんたうるさい!はい、どっか行って!今からメイちゃん着替えるから!」

ドンッ

男「あッ!…もう〜!!」
姉「今から男子禁制〜♪」

メ「コノ変態貴族メ!」

男「す…少なくとも貴族じゃねぇよ…」

男(大丈夫かな…。心配だ……)
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 20:26:30.94 ID:P1XbmISO
変態は否定しないのかwwwwwww
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/23(月) 11:30:53.12 ID:2MGeVQSO
>>190
男「正直見たい気がするだろ…。メイちゃんの着替えるとこ…」

姉「だってさ」

地「引きました…」

男「ええっ!?」

ガーン
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 13:48:42.25 ID:gkwR8MAO
男…………
わかる(b^ー°)
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/24(火) 03:07:44.04 ID:bJOBawSO
口に出さなければ良かったものを…


メイちゃんで気になると言えば素肌は柔らかいのか否か!
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/24(火) 08:56:16.18 ID:yWzoEoSO
>>193
メ「普通ノ人間ト一緒デスヨ」

幽「うひょーーーーー!!!!!!!」
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/25(水) 21:49:34.37 ID:CtKzcoSO
いや、人間も年齢でいろいろ変わるわけで…

姉さん何歳くらいの柔らかさ&ハrじゃない反発力か調べてください!
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/28(土) 00:43:30.11 ID:AaSF4YSO
>>195
姉「たぶん幽ちゃんと同じくらいじゃない?っていうか変態臭いわよあんた!」

197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/28(土) 01:46:27.18 ID:AaSF4YSO
〜翌日:ヒュードロ公園〜

男「いいからいいから!」

のっぺ「ななななんですか男さん!?」

男「いいからいいから!」

のっぺ「そんな急いで一体……あっ!!!」

メ「コンニチハ」

ニコニコ

のっぺ「そ……そんなまさか!え…ちょっと…え……!?」

男「そんな動揺すんなよ!ハハハ」

メ「今日ハ一緒ニデートシマショウネ!」

フワッ

男(さすがお姉!!男心をくすぐるワンピースを選ぶとはやるな!まさに夏にぴったりの…)

のっぺ「そ…そんな……」

ガクッ

のっぺ「メイド服じゃないじゃないかぁーーっ!!!!そんなの本当の姿じゃないー!!!!さようなら!!」

ダダダダダダ!!

男「………」

メ「………」

ポツーーン

男(ま…まさかのメイド服萌えかぁぁああ!!!!)

※一体どこで見てるんだろ。のっぺらぼうのくせに…by男
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/28(土) 02:50:57.49 ID:AaSF4YSO
【動物島まであと何日なんだよ!あと落さんは俺の嫁…by熊】

〜男宅〜

男「はぁ…。どっこいしょっと。今日も行くか」

ノソノソ

幽「男最近疲れてるね。大丈夫?」

男「あぁ。最近いろいろと忙しくてな。」

幽「…で、どこ行くの?」

男「バイトだよバイト。今日はコンビニ」

幽「バイト!?」

男「そう、バイト」

幽「そーか!!そういえば男ってバイトしてんだよね!そーかそーか…フフフ」

ニヤニヤ

男「………」

幽「ねぇ!!男様ッ…」

男「絶対連れていかんぞ!!絶対に連れていかん!!」

幽「なっ!?おぬしエスパータイプか!!」

男「わかるわ!そんだけニヤニヤしてたら!!」

幽「行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい!!!」

バタバタバタバタ!!!

男「今回だけは絶対ダメ!!」
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/28(土) 02:58:57.14 ID:AaSF4YSO
〜とあるコンビニ〜

男「あ…お疲れ様で〜す」

店長「お!今日もよろしく頼むよ男君」

男「はい」

男(結局ついてこなかったなあいつ。変に大人しかったもんな)

【ついさっきの男宅】

男「ついてきたら一生晩飯抜き!!」

幽「はい!じゃあ鰹節のように家で揺れときます!」

男「よし!」

【ついさっきの男宅…終わり】

男(やっぱり飯抜きは効くな。うん)

パラポロピリ〜ン

男(あ!お客さんだ!)

男「いらっしゃいま…せ……」

幽「今週号のヤンマガは出てるかな…?ふむふむ」

テクテク

男(きゃ…客として来やがったコノヤロー!!)
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/28(土) 03:07:53.74 ID:AaSF4YSO
男「家でおとなしくしてろって言っただろオイ!!なんでノコノコついてきてんだぁああ!!!」

幽「…!」

ビクッ

店長「ちょ…ちょっと男君!?お客様相手にどうしたの!?」

男「い!いや違うんですよ!こいつはあの……アレで……」

店長「アレ?」

男「えーと……」

男(一緒に住んでるって言ったらややこしく誤解されそうで危ないな…。)

男「親戚です」

店長「なんだ…親戚か」

幽「うう…」

ガクッ

店長「!?」

幽「ちょっとコンビニに寄っただけなのにそんな言われ方されるなんて……グズッ。もう私お嫁にいけないわ…」

ホロホロ

男「お…おい!急になんのマネを…」

幽「もう死のう…。いっそ生まれ変わりに望みを託そう…」

店長「そんな若いのに……死ぬなんてダムだよ……君……グズッ。生きろ!」

オーイオイオイ

男「あれ!?店長!?」
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/28(土) 03:13:42.90 ID:AaSF4YSO
男「店長しっかりして!!泣きすぎて噛んでダムとか言ってますよ!」

幽「もうおにぎり一つ買うお金もないの…。せめてここで働かせてもらえれば田舎のお母さんにおにぎり買ってあげられるのに……グズッ」

店長「かわいそうにね…。思う存分働いていきなさい…。給料は特別に日払いにしてあげるからね…。お母さん大事にするんだよ…オイオイ」

男「店長ォォォォ!!さっき今週のヤンマガとか言ってたの思いだしてください!さぁ!」

店長「………グズッ」

男「店長!!」

店長「どうかな?ウチの制服似合うかな?」

幽「まるで制服のために私があるみたい」

男「店長ォォォォ!!!!」
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 15:35:22.35 ID:0csBCkAO
この前コミックバンチが最終刊だと見かけて衝動買いしたら、開いた最初のカラーページで「バンチが新しく生まれ変わる」とか書いてあったのを思い出したでござる
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 23:27:13.88 ID:efQG/Wko
>>198
約二年間嫁にしている俺への挑戦状と見た
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/01(水) 18:40:03.98 ID:ErnAWQSO
落はむしろ嫁に行く気じゃないと駄目だろう
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/06(月) 14:38:58.33 ID:SpTed2SO
幽「おっぱい」
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 16:16:57.25 ID:fUZXVQSO
おっぱい!
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/06(月) 21:31:41.27 ID:SpTed2SO
男(ついに2人きりになってしまった…)

幽「うひょー何これ!!光るぞコノヤロウ!!バーコード読むやつか!!」

ピッピッピ!

男(店長の奴帰りやがって…!)

※店長は帰りました

男(頼む…!出来るだけ客は来ないでくれ…!!)

幽「ねぇ男!!」

男「あ!?」

幽「ジャンケンしよ!」

男「…なんで?」

幽「ジャンケンで負けた人は次に店に入ってきた人の股間をさすりながら合格!!って言うことね」

男「そんな意味不明なことすんな!遊ぶんなら帰れよ!邪魔だ!」

幽「…!」

ビクッ

幽「………」

男「………なんだよ…押し黙って…」

幽「男が……ちょっとでも気分が晴れるかなと思って言っただけなのに……グズッ」

男「お…おい。泣くこたないだろ?」

幽「邪魔なんだ…私。そうだよね…ゴメンね…」

男「べ…別に邪魔とかじゃなくてさ。ただまじめに仕事してくれりゃ俺はいいんだけど…」

幽「あ、マジ?じゃあいいや」

ケロッ

男「………」

幽「さ〜て廃棄でも食うか!お楽しみはこれからさ!」

男(やっぱり不安だ…)
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/07(火) 21:55:34.04 ID:Mhu/gl.o
さすが幽!俺たt(ry
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/08(水) 00:21:52.87 ID:7K/Ea2SO
幽はもうどうにもならないから置いといて


店長帰るなこら
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/08(水) 06:05:50.86 ID:nM95MMSO
男「よし!じゃあお前にミッションを命じる!コンビニ店員が最も憧れる仕事をお前に任せる!」

幽「何ィィ!?かっこいい!!」

キラーン

男「お前はこのモップでひたすら床を磨いとけ!」

幽「は!了解しました!」

ビシッ

男「…よし!ではミッション開始!」

幽「は!」

男(ふふふ…やっぱり単純で扱いやすいな。これで恐怖の接客はひとまず免れたか)

幽「隊長!一ついいですか!」

男「…ん?」

幽「体力勝負だと予想されるので肉まんを一つ味見させてください!」

男「アホか!」

幽「え〜一つぐらいいいじゃんケチ!ケチ男爵!」

男「誰がケチ男爵だ。ダメなものはダメ!」

幽「なぬ!?労働者に対して報酬なしってことか!社会のルールぐらい守りなさい!」

男「お前が言うなよ!」

幽「肉まん肉まん肉まん肉まん肉まん肉まん肉まん肉まん肉まん肉まん肉まん!!!!」

バタバタバタバタ

男「あぁもう!!今回ばかりは本当にダメだって!子供か!」
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/08(水) 06:11:30.17 ID:nM95MMSO
幽「ちぇ〜。今度あいつの全てのパンツに油性で名前書いてやる…」

フキフキ

男「黙って仕事せい」

男(…とはいえやっと作業始めてくれたか。さすがにこれでもう大丈夫かな)

幽「……」

フキフキ

男「……」

《13分後》

幽「……くかー…床のひんやり感がなんともいえん……zzz」

ベター

男「寝るなぁぁあああ!!!!!」
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 17:41:01.20 ID:kl3IXQSO
パンツに名前www
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/16(木) 23:16:44.27 ID:crMOFgSO
男「なんなの!?ほんとなんなんだよお前!どういう神経してんの!?」

幽「はい!」

男「ちゃんと反省してんのかッ!?」

幽「はい!」

男「ちゃんと仕事するか!?」

幽「はい!」

男「1+1は!?」

幽「はい!」

男「……ッ……ア……!?!?……ッ…!!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

幽「ウソウソウソ!!!じじじじ冗談だから!!怒りが言葉に表れてないですよ!」

アセアセ

男「いいかッ!とりあえずお客さんが来たらいらっしゃいませって言え!!それだけでいいから!」

幽「はい!」

男「それぐらいなら出来るよな!」

幽「今度はホントのはい!」
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/16(木) 23:24:01.05 ID:crMOFgSO
パラポラパラ〜ン

OL「〜♪」

男「いらっしゃいませ〜」

男(ほら!お前も言え!)

幽(り…了解!)

ドキドキ

幽「ほ…ほら!お前も言え!!!」

ドンッ

OL「…!?」

ビクッ

幽「………あ」

男「あ、じゃねぇよ!!何復唱してんだよ!!」

幽「ミスった!」

男「どうやったらミスるんだよ!」

OL「あ…え〜と…い、いらっしゃいませ……?」

男「お客さんも言わなくていいですよ!!」

幽「お詫びにおでんあげる?」

男「もう黙ってろ悪霊」
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/16(木) 23:33:04.33 ID:crMOFgSO
OL(…おにぎりおにぎり……これかな)

幽「お客さん!」

OL「は…はい」

ビクッ

男「……!」

男(あのバカ!!なにするつもりだよ一体!)

幽「はい!モップがけやらせてあげる!!」

OL「……え…?」

幽「モップがけはね!選ばれしコンビニ店員しか触ることを許されない名誉ある仕事なのであってさっきのお詫びにモガモガモガ…」

男「す…すいませんお客様!ご迷惑お掛けいたしました!!この人こういうの初めてで緊張してるみたいで…ハハハ」

ズルズル

幽「は……離セェ離セェ」

男「もうお客様には近づくなお前は!」

幽「名誉挽回させリョ……モガモガモガ」

ズルズル

OL「………」
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/16(木) 23:41:16.60 ID:crMOFgSO
【なんだかんだでレジ終了】

OL「そうだったんですか。ふふふ、不思議な店員さんだなって思いました」

男「すいません…ホント失敗ばっかりで申し訳ありませんでした…」

幽「……ケッ」

男「おい!お前も謝るんだよ!」

幽「ちょっとだけすいませんでした」

OL「いえいえ、大丈夫ですよ。いろいろ刺激的でいい思い出になりましたし。また今度来ますね」

男「……はい!ありがとうございます!」

幽「あれ?結果オーライ?さすが私!」

OL「それじゃ」

パラポラパラ〜ン

幽「次はモップやってから帰れよ!」

男「なんでだよ!」
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/16(木) 23:50:18.15 ID:crMOFgSO
【その日の夜】

〜男宅〜

地「ふふ…大変でしたね。楽しかったですか?」

幽「楽しかったぜ!」

男「ホントに考えられんよコイツは。いつもの2倍疲れた」

幽「私に華があるからよかったものの」

男「ねーよ」

地「疲れましたか?晩ご飯にします?」

幽「するぅぅ〜!!!!!」

ビシッ

男「胃で物事を考えてるんだろうな、きっと」

幽「今夜はごきげんなディナーだぜ!」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 00:25:38.72 ID:J5TWhkSO
wwwww男が不憫だ…
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 02:27:02.18 ID:tA8/xsSO
【んば!んがうばんがうが!!…byジョーモンちゃん】

〜早朝だよ!男宅〜

幽「お〜〜ど〜〜ごぉぉ〜〜〜!!!!」

ドスドスドス!!

男「ぐはっ!!おうっ!!」

幽「ど〜〜じよ〜〜!!!もう終わっだ〜!!!」

ビェェェ!!!

男「な……なんだよ朝っぱらから……!!昨日あんだけゴキゲンなディナーだぜ!!とか言ってたのに」

幽「しぬ゙〜〜!!!もうしぬ゙〜〜!!うわぁあああああ〜!!!」

ビェェェ!!

男「わかった!わかったから落ち着けってもう!!」

地「ふわわ……おはようございます……。今日はやけに早いですね」

幽「地ぢゃぁああああ〜〜〜〜ん!!!」

ヌベ〜ッ

地「ひっ!」

ドキッ

地「ど…どうしたんですか……?顔がすごいことになって…」

幽「これ見て…天国セルフォン」

※天国セルフォン…天国専用の携帯電話。いつもいつも現世に行くのがめんどくさい針が幽に持たせた一品

地「……?」

幽「針ちゃんからメールが来ててね…」

地「…はい」

幽「今日お父ちゃんとお母かちゃんが来るんだって…」

地「……!?」

男「なに!?両親が!?」

幽「そ…」
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 02:32:46.91 ID:tA8/xsSO
幽「ゔわぁぁぁあ〜!!」

男「………」

地「………」

男「………いーじゃん別に」

幽「よッッッくねぇぇよジョセフ!!!!」

ンバッ!!

男「いッ!!」

ドキッ

幽「これが全くよくねぇんだよジョセフ!わかるかジョセフ!?わからねぇだろうな貴様には!」

男(なんか今日のテンションしんどいな…)

幽「全くおやつを横取りされた坊やの気分だぜ!!」

プンプン

地「と……とりあえず話を聞かせてください…」

幽「聞〜〜いてくれますかッッッ!!!!地ちゃん!!!」

フガッ

地「は……はい…。聞きますから少し……離れて…」

地(ち…近い……)
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 02:39:52.07 ID:tA8/xsSO
男「え〜〜〜!?!?結婚したってウソの手紙を!?」

幽「うん…。お父ちゃんもお母ちゃんも喜ぶと思って…」

地「それは大変ですね……」

男「なんでそんなすぐバれるウソを…」

幽「まさかこんなに早く来るなんて思ってなかったのですぅうううううう!!!!!!」

ドヌッ

男「わ…わかった。わかったから少し離れろ」

男(近い…)

幽「本当に来るときまでには結婚するつもりだったのに…」

ガクッ

地「そうですか…」

男「っていうかお前現世で結婚するつもりだったの?」

幽「とりあえず……」

プルプルプル

幽「今日一日でいいから私に協力してくだざい!!!!」

地「え…ええ……」

男「ま…そういうと思ったけど……」
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 02:50:23.86 ID:tA8/xsSO
地「じゃあ今日は男さんが幽さんの夫ってことで」

男「非常に不服だけどな」

幽「今日だけ話合わせてくれるだけでいいから!!お願いします!!両親をガッカリさせたくないんです!!」

男「わかったよ。今日一日だけだぞ」

幽「っしゃああ!!」

地「なんだか緊張しますね…」

ドキドキ

男「やめて地ちゃん。普通にしよ!普通に…」

ピ〜ンポ〜ン

男「!!」

幽「!!」

地「!!」

ミー「ニャ-す」

男「き……来た…!?」
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 07:14:11.09 ID:W0BrEkAO
地ちゃんなんかが一緒に居ると、パッと見だと男がハーレム作ってその内の1人が幽ぐらいに見えるよね
つか少年誌に1作品はあるラッキースケベ的なことが起こりそうな女の子がいっぱいの設定なのに、男って全く美味しい思いしてないのが逆に凄いわ
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 10:53:51.30 ID:J5TWhkSO
>>223
おい馬鹿幽の両親がいるときにラッキースケベ発生したらまずいだろ!
本当に結婚する事態になったら可哀相だろ!どっちがとは言わないけど
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 02:30:20.02 ID:Bu6nDkSO
ピンポ〜ン

男「はい…」

ガチャ

幽パパ「幽!!」

幽ママ「幽ちゃん!!」

ドドドッ

男「うお!!」

ドドドドドドッ!!!

幽ママ「幽ちゃ〜〜ん!!!」

幽「お母ちゃ〜ん!!」

タッタッタッタ

幽「お母ちゃ……」

スカッ

幽「……あ…あれ?」

幽ママ「元気そうでなによりよ〜♪♪♪♪」

ギュウウウウ

地「きゃ!……へ……あれ?」

幽ママ「もう!こんなに大きくなって〜!心なしか美人になったんじゃないの!?ん〜ラブリー〜!!!」

スリスリスリスリ

地「あ……あの……私違…」
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 02:34:56.53 ID:mNDbZMSO
幽・・・(´;ω;`)ブワッ
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 02:37:32.66 ID:Bu6nDkSO
幽ママ「大事すぎる〜!!!」

スリスリスリ…

地「あ…あの……」

幽パパ「ママ、ママ」

チョンチョン

幽ママ「ん?どうしたのあなた?」

幽パパ「違うぞ。それ幽じゃない」

幽ママ「……ん?」

地「………」

幽ママ「………」

地「………」

幽ママ「あらやだ私ったらうっかり〜!うふふふふふふ!」

幽パパ「もうママはいつもそうだなぁ〜!あははははは!!」

幽「お母ちゃん前も近所の盆栽ジジイと間違えたもんね〜♪なはははは!!!」

幽ママ「うふふふふふふ♪♪」

ニコヤカ〜

男「……」

プルルルル…プルルルル…

男「…あ、お姉?ちょっとめんどくさいことになりそうだからウチ来てくんない?え……うん、いや、別に河童とかろくろっ首とか来てないから。大丈夫だから。」
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 02:47:52.78 ID:Bu6nDkSO
幽ママ「幽ちゃ〜ん♪♪」

幽「お母ちゃ〜ん♪」

スリスリスリスリ

男「あ…あの。盛り上がってるとこ悪いんですが…。幽のご両親ですか?」

幽パパ「あ。あ〜いやいや、すまなかったね。君は…」

男「…はい。幽の旦那です」

男(不本意だけど…)

幽パパ「……!!」

ギラッ

幽ママ「…あなた!!」

幽パパ「うむ!!」

バッ

男「!?」

ガシッ

幽パパ「捕まえたぞママ!!今だ!積年の怨みを晴らす時だ!」

幽ママ「わかったわあなた!」

男「え……あれ…え??」

幽ママ「幽ママキャノン!!」

ベチャアアアア!!←牛乳漬けの雑巾

男「う!」

プ〜ン

男「臭ぁぁああああ!!!!」

幽パパ「よくやったママ!」

幽ママ「もちろんよあなた!」
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 22:25:48.92 ID:A.nJaoSO
男なんと不幸な…
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/22(水) 01:44:04.42 ID:4SdfR6SO
幽ママ「うふふふふふふ。冗談だったのね!ごめんなさいね」

幽パパ「手紙に幽が掃除から食事まで奴隷のように扱われていると書いてあったからびっくりしてしまったよ」

幽「ううん!大丈夫だよお父ちゃん!」

幽パパ「…幽」

幽「私……負けないもん!だってお父ちゃんとお母ちゃんの子供だから!」

幽パパ「幽…!」

幽ママ「あなたって子は…」

幽パパ・幽ママ「なんて健気なんだ〜〜!!」

幽「うわぁぁあああん!!!」

男「………」

男(とりあえずめっちゃ腹立つ…)
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/22(水) 01:52:33.57 ID:4SdfR6SO
男(幽の性格の元凶はここにあったか!)

幽パパ「あ…そういえばママ。お土産を持ってきたんじゃなかったか?」

幽ママ「そうそう。うっかりしてたわ。お土産があるんですよ」

男「お土産…?別にそんな気を使ってもらわなくても…」

幽ママ「一生懸命悩んで選んだんですよ」

ドサッ

幽ママ「はい。スポンジ10年分」

モワッサァァ〜!

男「………」

地「………」

男・地(じゅ…10年分ッッッ!!??)

幽ママ「やっぱりお土産は実用的なものがいいですものね!うふふふ」

男「は……はい。ありがとうございます…ハハハ」

幽パパ「しゃもじ20年分とどっちがいいか悩んだけどこっちにしてよかったなママ」

幽ママ「そうねあなた。もし主食がパンだったら役に立たないですし」

男(どこの国の人だと思ってんだ!)

ガビーン
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/22(水) 01:59:26.52 ID:4SdfR6SO
男「じゃあ地ちゃん……スポンジ……明日からいっぱい使おうな」

地「そ……そうですね…」

幽パパ「うん。ところで幽。そろそろアレを見せてくれんか?」

幽「アレ?」

幽パパ「手紙に書いてあっただろ?怪獣を拾ったからペットとして飼ってますって」

幽ママ「そうよ。ママはそれが楽しみで来たんですよ」

幽「………」

幽パパ「どうした?さっきから見当たらんけど…」

幽「………」

ダラダラダラ

幽(やばい……忘れてた……)

男「お前…まさか……」
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 02:06:03.89 ID:TN1oEQMo
この親幽霊にして、この子幽霊有り、か
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/22(水) 02:10:09.38 ID:4SdfR6SO
〜男宅外〜

幽「どうしよう…。ピンチ」

男「ピンチじゃねぇだろ!!お前、そんなウソまでついてたのか!?」

幽「うん。びっくりすると思って…」

男「あのさ…。これ聞くのすっげぇ怖いんだけどさ…」

幽「はい…」

男「まさか他にもいくつかウソついてんのか…?」

幽「多分」

男「どんくらい…?」

幽「覚えてる限りで20個」

男「20個!?!?完全にごまかせるキャパシティー越えてるだろ!!!この馬鹿!」

幽「書いたものはしかたないでしょうに!!」

男「ちなみにどんなウソついたんだよ!!」

幽「え〜と…ジャンボジェット機買ったとか、小さな島の大統領になったとか、一日一回だけホイミ使えるとか、友達全員で藤岡弘探検隊に入隊したとか、本気出せばノゲイラに勝てるとか、実は元ドリフのメンバーだったとか…」

男「このド馬鹿が!!!」
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 14:26:16.13 ID:wlCeIYAO
ドリフ以外はなんとかなる気がする不思議
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/23(木) 01:49:11.25 ID:AaN/PMSO
【ここまでのあらすじ】

幽からの手紙を読んだ幽ママと幽パパが地上に襲撃してきたのだ!
“手紙”とはかつて天国の猛吹雪事件のときに幽と化が天国で落とした天国である!
※事件の元凶は雪ちゃん


幽パパ…のんびりした人 。幽の性格の元凶
幽ママ…うっかり屋さん。意外と美人。幽の性格の元凶。うっかり幽を産んだ。

蹴…幽の兄。なかなか強い
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 09:56:03.22 ID:vp7NbsSO
横道それてるけどちゃんとvs色者やるよね?
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 17:12:24.15 ID:HAuzQ.SO
男「と…とりあえず今は怪獣をなんとかしないと…!」

幽「そだね…」

ガチャリ

幽パパ「怪獣はまだかな幽」

幽ママ「ママ達待ち切れなくて出てきちゃったわ」

幽・男「…!!」

ドキーーン!!

幽パパ「ん?怪獣を呼びに行ったんじゃなかったのかい?」

幽「……あ…そ……それは……」

【その頃】

〜上空〜

ヒュ〜

吸「まったくあの変態おやじめ!!人の羽ばっかり触りやがって!!」

プンスカ

吸「コスプレ喫茶やめようかな…。」

吸(でも働かないと姉に追い出されそうだな…)

ビュ〜ン

吸「ま。なんとかなるか」
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 17:18:28.14 ID:HAuzQ.SO
〜男宅前〜

幽「あ…あわわわわわわわわわ!!!」

男(落ち着け幽!!今こそ冷静になっ……)

キラッ

男「…ん?」

ヒュ〜(吸)

男「あ!!吸だ!!」

幽「え!?」

幽パパ「?」

幽ママ「あら」

男「あ……あれだ!!そう!あれがペットの怪獣です!!」

アセアセ

幽パパ「…!!あれが!」

幽ママ「まぁステキ。空を飛んでるわ」

男「そ…そうでしょ?危ないから外で放し飼いにしてるんです…ハハハ。なぁ幽」

幽「何言ってんの君?あれ吸ちゃんじゃん」

頭ダイジョーブ?

男「おい!!!なぜチャンスをチャンスと気付かない!!」
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 17:23:50.15 ID:HAuzQ.SO
幽パパ「チャンス?」

男「あ…ああ!めったに人前には姿を見せないペットなんで今が見るチャンスだよってことで…ハハハ」

幽ママ「なるほど!ママいいもの見たわ!ねぇあなた」

幽パパ「そうだなママ。一生の思い出にしような」

ホンワカ〜♪

男(ふぅ。なんとか危機を乗り切った…。)

幽パパ「あ。そうじゃ幽。怪獣で思い出したが」

幽「ん?」

幽パパ「珍しい化石を見つけたって言ってたがそれも見せておくれ」

幽ママ「そうそう!古代にはロマンがあるわね」

幽(な…何ィィィイイイ!!!!)

ガビーン
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 17:27:41.25 ID:HAuzQ.SO
〜男宅:居間〜

男「………」

幽「………」

地「………」

幽パパ「楽しみだなママ♪」

幽ママ「そうねあなた♪」

男・幽(気まずい……。)

男(お…おい幽どうする!今度は本当にどうしようもないぞ…)

幽(ダメ!これもなんとか乗り切らないと)

男(くそぅ。何か…何かいいアイディア出てこい!)

ムムム…

幽パパ「なぁ。もうそろそろ待ちきれないんだけど……」

ピンポ〜ン

幽パパ「ん」

幽ママ「お客さん?」

男「誰か来た?」
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 17:37:34.80 ID:HAuzQ.SO
ガチャ

飛「お〜い。誰もおらんのか?今日は久しぶりに大量に魚が釣れたのでな。少しおすそ分けに……」

幽パパ「ん。忍者かい?」

幽ママ「あらあなた。忍者が来ましたね」

飛「…?一体何が…幽…」

幽「あ…お父ちゃん!あれ!!あれが化石!!見て!!忍者の化石だよ」

飛(な…何ィィィイイイ!!!!)

ガーーン!

幽「あれが世にも珍しい忍者の化石だよ!」

男「おい!」

男(そりゃいくらなんでも無理矢理すぎて……)

幽パパ「なんと!勝手に恐竜かと思っていたが忍者の化石とわ!」

幽ママ「ママ感動したわ!!それに動いてるなんて!」

男(信じてるぅぅうううう!!!!)

幽「でしょ!!珍しいでしょ!」

幽パパ「まさか本物の忍者が見れるとは」

ワクワク

飛(…………)

飛「………久しぶりに登場したら化石呼ばわりとは……」

シュンッ…

飛「わらわもう帰ろうかな…急に一人で居たくなった…」

地「あの…元気出してください…飛さん…。いろいろあるんです…」

ナデナデ
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 08:10:42.78 ID:1uxTXMAO
くノ一可愛い
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 18:45:28.52 ID:eaI65Z.o
せめて魚の方にしろよww

>>237
横道逸れないとこのシリーズではない
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/30(木) 23:30:00.93 ID:YANN4cSO
【そしてその後も数々のミッションをこなし…】

幽パパ「そういえばアントニオ猪木に弟子入りしたとか」

幽「あんだコノヤロー!しゃーコノヤロー!!」←モノマネ

幽ママ「まぁステキ!まさしく猪木だわ!」

幽パパ「ボディービルダー世界一になったとか」

幽「ふんっ!」

ムキッ!←肉じゅばん

幽ママ「EXILEになったとか」

幽「チューチュートレェェイン〜!!」

グルグルグル←例のアレ

幽パパ「ピラミッドを買い取ったとか」

幽ママ「NASAで研究されたとか」

幽パパ「お父さんがシュワちゃんだとか」

幽ママ「双子だったとか」

【次第に幽のキャパシティーも限界になっていった】

幽パパ「今日は来てよかったな、ママ」

幽ママ「そうねあなた」

幽パパ「じゃあそろそろ帰ろうか」

幽ママ「そうね」

幽「…!!」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/30(木) 23:44:34.29 ID:YANN4cSO
幽パパ「それじゃあ帰ろうかな。幽にも会えたし手紙のことも全部本当だったみたいだし」

幽ママ「そうねあなた。私も満足だわ。全部本当だったみたいだし」

幽「………」

幽パパ「それじゃあ幽。また手紙などくれ。」

幽ママ「じゃあね」

幽「…………」

プルプル

幽「お父ちゃんお母ちゃん!!」

幽パパ「……ん?」

幽ママ「なあに?」

幽「ごめん!!!今までの全部ウソだったの!手紙に書いたこと……全部ウソ!!ごめん!!」

男「………!!」

地「幽さん…」

幽パパ「………」

ポンッ

幽「……」

幽パパ「気付いてたよ幽」

だってパパ、シュワちゃんじゃないし
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/30(木) 23:50:19.78 ID:YANN4cSO
幽パパ「ずっと待ってたんだよ、ママとパパは」

幽ママ「そうよ幽。やっと本当のこと言ってくれたのね」

幽「お母ちゃん……」

幽ママ「大切なこどものことだもの。ウソか本当かわからないわけないじゃないの」

幽パパ「そうだよ幽。最後によく正直に言ってくれたね。それだけでパパ達は満足だよ」

幽「お父ちゃん…お母ちゃぁぁああ〜ん!!!」

幽ママ「幽ちゃぁぁ〜ん!!!!!」

タッタッタ

幽ママ「幽ちゃん!!」

ギュウウウウ

地「い……いや……私違う……」

幽「………」

ポツーン
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/30(木) 23:55:56.78 ID:YANN4cSO
〜山ん中〜

パァアアア〜

幽パパ「お。お迎えが来たな。天国に戻る時間だ」

幽ママ「そうねあなた」

フワフワフワ〜

幽「…!!」

幽パパ「それじゃあな幽。みんなと仲良く暮らすんだぞ」

幽ママ「みなさんウチの幽を宜しくね」

男「あ…はい!」

地「わかりました」

フワフワフワ

幽パパ「それじゃあな幽よ〜!!達者でな〜〜!!」

幽ママ「EXILEの活動も頑張るのよ〜〜!!」

男(あ。それはまだ信じてたんだ…)

幽「お父ちゃん!お母ちゃ〜〜ん!!」

【こうして幽のパパとママは天国に帰っていきました】

幽「次会う時には本当に結婚してやる!!」

【がんばれ幽!】
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 00:01:03.92 ID:GykaewSO
【一方その頃】
〜廃墟後〜



ひとーつ……








ふたーつ……










ピーチ「どっちをおもちゃにしたらいいかな?」

レッディ「馬鹿野郎。お前は手出すんじゃねぇぞ。これは俺のわがままなんだ」

ジリッ

北「なんだこいつら」

南「まぁ普通の幽霊ではないよね…★」
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 00:16:21.13 ID:GykaewSO
レッディ「おい。手間かけさせんな」

ヒョイ

ピーチ「ふあ」

レッディ「こいつ面倒見てろよ。“紫陽花”」

ブンッ

ピーチ「ふああああ〜…」

バスンッ

紫陽花「……いつから?」

レッディ「アジト出てからだよ。人のこと付けやがって」

紫陽花「私はあくまで様子を見にきただけよ」

レッディ「手出すなよ」

紫陽花「当然。あんたが死のうが焼かれようが知ったこっちゃない。ただ“団”を汚すのは許さないから」

レッディ「ふん。わかってらぁ」

ジリッ

北「………」

北(……こいつ…)

レッディ「はぁぁああ……」

スゥゥウウ〜…

レッディ「っしゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

ビリビリビリビリ!!!!

北「…!!ふぐっ…!!」
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 00:26:12.69 ID:GykaewSO
レッディ「おい。悪いな四天王。待たせた」

北「はぁ?お前なんか知らねぇよ」

レッディ「適当にその辺の幽霊に聞いたらここに修業ばっかりしてる幽霊がいることを教えてもらってなぁ」

ニヤッ

レッディ「まさかいきなり当たりだとは思わなかったぜ」

北「……!?」

南「こいつ何言ってんの…?」

レッディ「“そいつら”は全員この世にはいないがなぁ…。ハッハッハッハ。弱かったなぁ」

北「知らん。だがこれからの展開はだいたいわかる…」

南「………だよね」

レッディ「おい有名人!!」

北「…!!」

レッディ「名前負けだなんて言わないでくれよなぁ!!」

北「……ふん」

ビキビキビキ

北「誰だか知らんがお前。あんまり調子に乗ってんじゃねぇぞコラ」
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 00:34:24.75 ID:GykaewSO
レッディ「力比べだ」

ガッ

北「っらあ!!」

ガッ

レッディ「オオオオオ!!」

ミシミシミシッ

北「んぬぬぬぬぬ!!」

ミシミシッ


北(こ……こいつなかなか…)

レッディ(やるじゃねぇか……へへ。)

レッディ「女のわりに、パ…パワーがあるな…」

ビキビキビキ

北「そりゃありがと……よっ!!」

バキッ

レッディ「ぐあ!」

紫陽花(半端じゃなく重い蹴り。見た目からして四天王の一人はパワータイプか…少なくとも接近戦タイプ)

レッディ「ぐっ………へへ」

北「……!?」

紫陽花(だとしたらレッディには絶対勝てない…!!)
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 00:45:26.70 ID:GykaewSO
【数分後……】

南「そんな……北っち!!」

北「ウ……ガ……」

ピクピク

レッディ「まぁ所詮この程度だろうな」

南「なんで……なんで…だよ!!」

南(間違いなくお互いに打った打撃の数は互角!!なのになんで北っちだけがこんなに…)

フラッ

北「く……そ……」

レッディ「おいザコ」

ズイッ

北「……!!」

レッディ「死んでろ!」

北「この………ク……ソ………が……!」

南「北っ……」







グシャア

南「………」

ガクッ

南「いやぁぁああああ!!!!!」

《ぐっぱ!ぐっぱ!》

南「……!?」

ゾッ…!

ピーチ「こっちのおねえちゃんはピーチのもの〜」
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 00:51:10.04 ID:GykaewSO
南「何こいっ……つ」

ブラ〜ン

南「…!!」

南(私の右手が“ぬいぐるみ”に…!?)

ピーチ「ぐっぱ!ぐっぱ!」

ギュッ

南「…!」

ブラ〜ン

南(次は左…?)

ピーチ「おねえちゃんと遊ぶのたのし〜〜♪あははははは♪♪」

南「な……なんなんだよぉぉぉ!!!一体ッ……」




フッ





ピーチ「……あ〜あ。動かなくなっちゃった」

ヒョイッ

ピーチ「ぬいぐるみにしたらあんまりカワイくない…」

ピーチ(……)

ポイッ

ピーチ「いらな〜い」

紫陽花「行くよ。ピーチ、」

ピーチ「りょーかいっ」

レッディ「おい!!俺はぁ!??」
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 01:09:03.65 ID:GykaewSO
〜廃墟外〜

紫陽花「さっさと帰るよ。もし誰かに見られでもしたら―」

ジャリッ

紫陽花「…!?」

ピーチ「ふあ」

レッディ「…遅かったみたいだな」

ザッザッザ

落「おい」

紫陽花「……」

落「俺の知ってる限りではこの廃墟には“アイツ”しか住んでねぇはずだが…何者だお前ら」

紫陽花「はぁ…最悪。あんた見逃してあげるからさっさと――」

落「俺の質問に答えろよコラァ!!」

ビリビリビリビリ!!

紫陽花「……!!」

レッディ(……ほう)

ヒュウウウ〜

落「………」

レッディ「………」

紫陽花(もう…)

紫陽花「油断…しないでよ?」

レッディ「わかってる。先に帰ってろお前ら」
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 03:02:13.14 ID:LJbHb6wo
まさかのレギュラー脱落フラグ?
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 09:00:30.51 ID:Kq4ia2SO
いやいやまさか
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 10:49:49.10 ID:PqjmtASO
落「……てめぇ」

ジリッ

レッディ「なんだ自分から威嚇しといてよう」

レッディ(さすがにむやみやたらに突っ込んではこねぇな)

落「ちっ…何もんだお前」

レッディ「さぁな」

落「くそ!…おらぁぁああああ!!!」

レッディ「!」

ダダダダダ

《考えなしに突っ込むな!》

ビュッ…シュタッ

謎の仮面「………」

落「!!?」

レッディ「!?!?」

レッディ(こいつどこから!?)

謎の仮面「………」

スタスタスタ

落「…??」

謎の仮面「来い糞ガキ……じゃなくて君。君では勝てる見込みがない」

落「はぁ!?何ヲッ…!」

ガッ

謎の仮面「逃げるぞ」

落「ちょ…ちょっとまて!離せコラ……降ろせ!」

ガンッガンッ!

落(なんだこいつ!ビクともしねぇ!)
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 10:54:33.00 ID:PqjmtASO
謎の仮面「それじゃ」

バイバイ

レッディ「はぁ!?待てよおい!勝手に割り込んできやがって…」

謎の仮面「ふん」

シュタッ!シュタッシュタッシュタッ!!

レッディ「うを!」

レッディ(人一人担いでそんな速さが出るのか!?野郎…)

ゾクゾク

レッディ「あいつ絶対強いに違いねぇ!!待てよ!!!楽しませてくれよ!!なぁ!!」

シュタタタタタタタ!!!
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 10:59:34.27 ID:PqjmtASO
《待てよ!ハッハー!!!》

謎の仮面「!」

謎の仮面(追ってきたか)

落「おい!!何なんだよお前は!」

謎の仮面「救世主だ」

落「……は?わけわかんねぇ!とりあえず仮面外せよ」

ガッ

落「ぬ!」

謎の仮面「仮面に触ってみろ。潰すぞ」

ギロッ

落「ッ!?」

落(なんなんだよコイツ…)

シュタタタタタタタ!!

落「誰なんだよお前はぁぁああああああ!!!!」

ァァアアアアアア…!!!!!!
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 11:39:40.02 ID:gqyUsYAO
タキシード仮面か
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 21:46:17.91 ID:ZIvMZoSO
変態仮面か
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/07(木) 04:32:44.29 ID:QdCW31Mo
けっこう仮面か
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 23:24:59.19 ID:GsU49YSO
〜とある無人島〜

ジャリッ

紫陽花「ただいま」

ピーチ「ただいまぁ〜〜♪」

キャッキャ

クロ「………」

紫陽花「ごめん。勝手に動いて。本当にレッディを止めるべきだった」

クロ「相談もなく勝手な真似するな。」

紫陽花「………」

白影「まぁまぁクロ。レッディが無事に帰ってくればそれでいいんじゃない?」

クロ「………」

グリーン「それにしても四天王か。今全部の霊の中で1番強いのって誰なのかな?」

ピーチ「?」

白影「それは善霊も悪霊も入れて?」

グリーン「そう全部。ハハハ、気にならない?」

白影「そうだね…。善霊ならやっぱり三武神かな。悪霊なら四天王か、僕らの誰かかな。」

クロ「………」

紫陽花「それなら四天王は外れるわね。2人はレッディが飛(や)っちゃったから」

紫陽花(本当は1人はピーチがやったんだけど…)

白影「そうか。じゃあ悪霊じゃ僕らの敵はなし?」

クロ「正確には“認識してる範囲では”…だな」
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 23:39:01.27 ID:GsU49YSO
クロ「俺達の認識の範囲などたかが知れている。天国にいけばとんでもない善霊がいるかもしれない。地獄にいけばとんでもない悪霊がいるかもしれない。あるいは…」

白影「……?」

クロ「この人間界にも案外鬼の牙を隠しもった霊(やつ)がいるかもな…」

〜ザブザブ海岸〜

謎の仮面「よし。降りろ」

ドサッ

落「あう!」

謎の仮面「しっかり撒いてやった」

落「撒いてやったじゃねぇ!!何なんだよお前!!」

謎の仮面「……あ?」

落「このやろう!!人の喧嘩に手ェ出しやがっブフッ」

バスッ

謎の仮面「黙れ糞ガ……君。君があいつから逃げられたのは俺がいたからだ」

落「……!?」

謎の仮面「君があいつと交わるのはあまりにも早過ぎる。あいつらには関わるな」

落「!!」

グイッ

落「ぷはぁ!!お前あいつの知り合いだったのかよ!!」

謎の仮面「………知り合い…か」

落「………」

謎の仮面「………」

落「………」

謎の仮面「いや、知らん」

見当もつかん

落「んだよオイ!知らねぇのかよ!」
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 23:45:21.87 ID:GsU49YSO
謎の仮面「まぁ誰なのかは知らんが前々から目はつけていたな」

落「……?」

謎の仮面「一つ教えてやる。あいつらの特徴はな、“善霊”だってことだ」

落「善霊…?」

謎の仮面「そうだ。正しく言えば実質は“悪霊”だが名目上は善霊になるという感じだな」

落「うん。まったく意味がわからん」

謎の仮面「ちなみにお前は善霊」

落「はぁ?だから意味がわからんって言ってんだろ!!」

謎の仮面「なんだ君。善霊も悪霊も知らないのか。プフッ」

プルプル

落「おい。今笑ったろおい」

謎の仮面「いや…別に笑っては…プフッ。自分が霊なのに知らんとか…プフッ」

プルプル

落「おい。馬鹿にしてるだろおい。」
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 00:00:07.50 ID:0u40n.SO
謎の仮面「馬鹿な君にもわかるように教えてやる」

《謎の仮面の幽霊講座》

基本的に幽霊は3種類にわけられる
@善霊…主に一般的な霊。天国からマークされない

A悪霊…なにか悪事を起こした霊。天国からマークされる。酷い場合は天国により飛ばされる場合もある

B動物霊…動物の霊。それだけ。あまりに危険だと判断されれば天国に強制送還されるがたいていは放置

《終わり》

落「ようするに悪いのと善いのとあるのか」

謎の仮面「そう。ポイントは善霊は天国にマークされないことだ。なにせ地上には数えきれない程の霊が様々な理由で住んでいる。天国側も把握しきれないんだろう」

落「ふ〜ん。で?」

謎の仮面「あいつらが名目上は善霊なのはそこにある。存在は悪に違いないが事件を起こさない限り手をくだすことが出来ない」

落「へぇ。じゃあ善い霊だろ」

謎の仮面「そうならいいんだがな…。あいつらは力を持ちすぎた。余りある力は打つべきだ」

落「そんなに強いのかよ、あいつら。」

謎の仮面「そうだな。あの時森にいたのが三武神だったと思っていいと思う」

落「……!」

落(さ…三武神って姉ちゃんと一緒かよ!!やばいな)

ゾクッ

268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 00:25:22.08 ID:BS.5S.wo
つうことは、幽達は一度悪霊になりかけたんだな
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 10:04:12.96 ID:ATQqE.SO
謎の仮面「よし」

ガリガリガリ

落「…?」

謎の仮面「だいたい半径2メーターぐらいの円だ」

落「それがどーした」

謎の仮面「相撲ごっこだ。糞ガ…じゃなくて君!俺は何もしねぇから俺をここから出してみろ」

落「は?」

謎の仮面「格の違いを見せてやろう」

落「…なめんなよ仮面野郎が!」

ジャリッ

落「っらぁああああああああ!!!!」

ダダダダダダダダダダ!!

落「おらぁぁ!!!」

ドスゥ!!

謎の仮面「………体当たりのつもりか…?」

落「……!?」

落(お…重てぇ!ビクともしやがらねぇ!)
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 10:09:48.64 ID:ATQqE.SO
落「くそ!」

ガシッ

落(投げ飛ばしてやる)

ビキ…ビキビキビキ!!

落「んぬ…ぬらぁぁあああああ!!!!」

謎の仮面「……何をしている。俺はただ“立っているだけ”だぜ?」

落「っざけんなぁぁぁぁあああああ!!!」

ビキビキビキィィィ!!

謎の仮面(ん…)

ズズ…ズズ…

謎の仮面(少し…動き始めたか)

落「おらぁぁぁぁあああああ!!!!」

ズズ…ズズ…

謎の仮面「ははは。頑張っているな。よしよし」

ナデナデ

落「なッ!!?や、やめろ…!!!」

バシッ

謎の仮面「お?褒めてやってんだぞ?」

落「っるせぇ!!人の頭気安く触んな!!」
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 10:24:07.88 ID:ATQqE.SO
落「もう手加減しねぇ!」

イライライラッ

落「この至近距離で喰らわせてやる!」

謎の仮面「……?」

落「“飛拳”」

ゴゴゴゴゴ…

謎の仮面「……!」

謎の仮面(空気が変わった…!)

落「“飛拳”天竜!!!!」

ズドォォォォーーン!!

謎の仮面「…んぎぎぎ!!」

謎の仮面(アッパーか…!)

メリメリメリ

落「っしゃああああああ!!!」

謎の仮面「…お…おおおおお!!」

謎の仮面(体が…浮く……!!)
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 20:17:56.24 ID:rZV31UAO
落ちゃんかわいい
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 23:18:39.26 ID:ATQqE.SO
謎の仮面「おおおおおお…!!!!」

フ…フワッ

謎の仮面(俺の体が…浮くたぁ……ッ!)

落「っしゃあああ!!!」

謎の仮面(…体制を直さねぇと……!)

ブワワワ!!メリメリメリ!!!!

謎の仮面「……あ!?」

メリメリメリ!!!

謎の仮面(衝撃が……まだ続くのかッ!?)

落「……ニヤッ」

謎の仮面「……!?」

落「天竜は対象を二度切り裂く!一度目はその腕で…」

メリメリメリィィィ!!!

落「二度目はその風圧で!!!」

謎の仮面(こ……この糞ガキが…!!)

……………

…………

………

……

274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 23:30:32.84 ID:ATQqE.SO
【数分後…】

落「―――……」

ピクッ…ピクピク

落「っだらぁ!!見たかコラァ!!」

ガバッ

謎の仮面「お。起きたか」

落「………は?」

ズキンッ!!

落「ぐあッ!!頭が割れるように痛ぇ!!」

謎の仮面「そりゃそうだ。割れるぐらい殴ったからな」

落「何ィ!?」

謎の仮面「たぶん自分が殴られたことにも気付かんかっただろ?やっぱりあの時君を連れて逃げてよかった」

落「てめぇ…!!」

ズキンッ!!

落「あああああああ!!!痛ぇぇ!!!」

謎の仮面「“カウンター”だ」

落「あああああああ!!………あ?」

謎の仮面「あの男の武器はカウンターだ。対近距離打撃や攻撃を圧倒するカラクリはそこにある」

落「どういうこった?」

謎の仮面「この目で見たから間違いない。あの四天王がやられる瞬間までこの目ではっきりと――」

落「はぁぁ!?!?!?」

グイイッ

落「四天王がやられたってどういうことだオイ!!どういうことだ!!」

謎の仮面「そのままの意味だよ。殺された。あの男に」
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 23:41:06.50 ID:ATQqE.SO
落「………」

謎の仮面「ショックか?まさかお友達だなんて言うわけじゃ――」

落「ショックじゃねぇ。アイツもそれなりの事ぁしてきたからな。いつ消滅させられても文句は言えねぇ。だけどな―」

謎の仮面「…?」

落「おかげで少し燃えてきた」

謎の仮面(…ふん)

落「おい!!聞こえてるか北ァ!!」

ビシッ

落「お前はザコだから早速飛ばされたが俺はそうはいかねぇ!この拳でお前より俺が上だってこと証明してやらぁ!!」

グググ…!

落「飛拳…“牡丹花火”!!!」

ドパパパパパパパパ!!!!

【空に打ち上げる飛拳!!戦友に誓う!】

落「………はっ」

キョロキョロ

落「あれ?あの野郎は…?いねぇ……」
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 23:55:16.45 ID:ATQqE.SO
〜ウラメシ港:3番倉庫〜

ジャリッ

謎の仮面「ふぅ…。慣れねぇ仮面はつけるもんじゃねぇな」

スッ…

鉄心「息苦しくてしかたない!」

???「どうであった?久しぶりの再会は」

鉄心「あ?相変わらずザコだったよ」

イガ「そうは言っても嬉しいものです。私達にとって“彼女達”に会うというのは。ねぇコーガ」

コーガ「そうだな。イガ。しかし今回は顔をさらす訳にはいかんからな。なんといっても―――」

《お久しぶりです…。鉄心さん》

コツコツコツ

鉄心「……お?」

静「お久しぶりです。鉄心さん。いえ…“お母様”」

鉄心「おお!!!久しぶりだな静!!カッカッカ!!」

静「はい。相変わらずですね。その笑い方」

鉄心「カッカッカ!!そりゃあ大変だったぜ!!必死で隠したよ俺ぁ!仮面被ってたってすぐバレちまうからなぁ!」

静「で、どうでしたか?お母様」

鉄心「あぁ?おう。所詮ガキはガキだな。」

ズキッ

鉄心「オウッ!」

鉄心(腹のダメージが…?)

静「……?」

鉄心「いや。なんでもねぇ」

鉄心(少々なめてたか?カッカッカ…)
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 13:11:24.82 ID:X9./1USO
消滅した…だと…
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 10:10:54.84 ID:5EwDYYAO
ジャイアンとジャイアンのかあちゃんみたいなもんか
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/21(木) 16:19:33.16 ID:dQPkqUSO
>>278
鉄心「あ?」

280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:27:22.64 ID:CcDSoASO
(・ω・`)
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 08:05:25.05 ID:7o30qMSO
>>280
幽「よ!」
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 15:12:52.45 ID:7o30qMSO
鉄心「ああそうだ。これ、四天王の亡きがらだ」

ポスッ

イガ「……?人形?」

鉄心「敵にガキがいてな。そいつが触ったら人形になりやがった。」

イガ「……!!」

コーガ「なんと…」

鉄心「不思議だよありゃ。人間じゃねェや」

ドサッ

鉄心「久しぶりに動いたから眠い。俺ぁ寝るぜ」

コーガ「………」

コーガ(やはりただ者ではないか…“奴ら”)

イガ「コーガ……」

コーガ「イガ。“飛”のことが心配なのはわかるが今は目的に集中しろ。そのために我らは天国を抜けてきたのだ。」

イガ「……そうね」

コーガ「それが1番あの子達のためになると信じろ。もはや天国はあてに出来ん」

イガ「………」

イガ(全ては愛する我が子のために…)
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 15:18:16.07 ID:7o30qMSO
〜墓地〜

ガスッ!ガスッ!

落「くそっ!!くそぉっっ!!」

ガスッ!ガスッ!バキィィ!!!!!

落「ハァハァ…」

ドサッ

落「ハァ……くそ。強くなりてぇ…。俺はまだまだ弱い!」

〜とある無人島〜

ウォォオオオオオ!!!!

レッディ「くそぉぉぉぉ!!!!!!」

ビリビリビリィ!!!

グリーン「荒れてるね、レッディ」

紫陽花「逃げられたらしいよ。ターゲットに」

グリーン「……!レッディがターゲットを逃がすなんて」

紫陽花「初めてね」

クロ「………」

クロ(人間界に潜む鬼か…。)

スクッ

グリーン「あ。クロ。どこに行くんですか?」

クロ(所詮それも…)

ザッザッザッ
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 15:26:49.29 ID:7o30qMSO
〜翌朝:男宅〜

ジリリリリリリ

男「んにゃ…!お……朝か……」

地「ふわわわ…おはようございます…」

男「ああ。」

ガチャ!!

《入るぞ》

ドンッ

麗「約束の朝だ。動物島へ行く準備は出来ているな?」

男「もちろんだぜ」

麗「よし。さっさと行くぞ。私は時間を守らない奴とかモタモタしてる奴が1番…」

幽「………ZZZ……くかー…」

麗「………」

男「…………」

男(あ。やばい。)

麗「……お………おの……れ……」

イライライラッ

麗「行く気の無い奴は置いていくからなぁぁッッッ!!!!」

コラァァァ

男「どわぁぁああ!!お…起きろ起きろ幽!!!ブチ切れてんぞ!!」

幽「ムニャ……ん?どしたの……?」

男「はやく起きれぇぇ!!!!今日動物島行くんだろぉがぁぁ!!!」

幽「あ……すっかり忘れてた。男、なんかデカイかばんある?」

男「まだ用意すらしてなかったのかよ!!」

麗「………」

イライライライライライラ…
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 15:35:35.20 ID:7o30qMSO
〜海岸〜

幽「チョベリバ……」

※幽は朝から麗に制裁を食らわされて不機嫌

《お〜〜い!!》

吸「お〜〜い!みんなぁぁ〜〜!」

飛「ふん。予定より少し遅れているぞ。おぬしら」

地「あ。吸さんに飛さん!」

パタタタタタ

地「お久しぶりです」

吸「地ちゃん久しぶりぶりぃ〜」

男「あれ?お姉は?お姉が来るんじゃなかったっけ」

吸「ん〜なんかね。デパートの改築の間の店員さん達の休暇旅行かなんかでそっち行くって。だから私が代打バッター!!!急だけどいい?」

男「ふ〜ん」

男(お姉のことだからどうせイケメンの同僚狙いだろな…ハハハ)

〜旅館〜

姉「へ…へ……へぶっしゃい!!!」

イケメン「だ…大丈夫ですか?もしかして風邪とか…」

姉「あ…だ、大丈夫でごさいますわよ。オホホホホホ」

姉(あ〜やべ。思いっきり出た)

※図星です

〜海岸〜

麗「チケット分の人数がいれば誰でも構わない。さっさといくぞ」
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 15:41:14.12 ID:7o30qMSO
麗「ポイポイカプセル」

ポン!カパッ……ドシャーーン

男「おお。船だ。あんな小さいカプセルから船が出たぞ」

幽「かっけぇぇ〜〜」

麗「よし。じゃあ」

《待って待って〜〜》

タタタタタタタタ

雪「その船待って〜〜〜」

男「……!!」

幽「あ!!雪ちゃん!!雪ちゃ〜〜〜ん!!!」

雪「幽ちゃ〜〜ん!!久しぶりぃぃ〜〜」

幽「会いたかったゼッ……」

ギュッ

雪「あ」

幽「あ」

カキカキカキーン

雪「凍った…手袋するの忘れてた」

男「いい加減学習しろよ。お互いにさ」
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 16:22:28.79 ID:7o30qMSO
〜船上〜

ザッパァァァン

幽「帆を張れ野郎ども!」

男「なんでおまえが仕切ってんだよ」

ゴチンッ

幽「あいたっ」

男「飛を見習えよ」

幽「うにゃ?」

飛「………」

キュッキュッキュッ

飛「……よし。申し分ない」

幽「何してんの飛ちゃん」

飛「どうせわらわ達のことじゃ。動物島編でも強い敵が出てきて戦うことになるんじゃろ?なら今のうちに準備ぐらいせんとな」

幽「なぬぅぅ!!!敵ぃぃ!!!?雪ちゃん敵だってよ!」

雪「え?なんて?おでき?」

幽「ごついおでき!」

ウワァァァ

麗「残念だか…」

コツコツコツ

麗「今回はそのような心配はいらん。まぁ武器を磨くのは戦士として当然ではあるが」

飛「…なに?」

麗「なぜなら動物島は昔から“天国の管轄地”だからだ。敵もクソも動物島は天国の一部のようなものだ」

飛「………!?」

男「な……なにぃぃぃ〜!!!」
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 16:31:08.78 ID:7o30qMSO
〜天国:参謀本部〜

カタカタカタ

西「………」

カタカタカタ

西「動物島……。あ、天国の指定保護地域だったんだ」

カタカタカタ……プツン

西「なんだ。面白くないの。いろいろ期待したのにな」

〜船上〜

麗「動物島とはそもそも地上で成仏し損ねた動物霊達を鎮めるためにつくられた島。今では霊達によって自然にコミュニティーが出来て村のようになっているがな」

男「なんだ…。そうだったのか」

飛「わらわとしたことが考えすぎであったか」

雪「だって賞品で旅行に行かせるぐらいだもんね〜。ウサギもふもふし放題だ」

幽「も…もふもふし放題…!」

キラーン

幽「その前に飛ちゃんのオパーイにDIVE!!」

飛「なんでじゃ!!やめぇぇい!!」

麗「そういえば動物島は数十年前に管理人が変わったな。現管理人は誰だったか…。しばらく天国を離れていて忘れたな…。」

男「ま、誰でもいいんじゃね。天国の人らなら安心だ」

地「ふふ。そうですね」
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 01:55:09.83 ID:yPq4tcSO
もふもふ!
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 02:47:10.88 ID:TPDjgcAO
くノ一のおっぱいにルパンルパン
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:14:46.46 ID:0IpXI1Uo
アイルー村みたいな感じになってるのかな
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 08:52:32.84 ID:GLPVu.SO
>>290
ルパンダイブはパンツ一丁にならなければいけない…
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 00:11:44.60 ID:CKv/2ESO
〜動物島〜

ザッパァァ〜ン

麗「ついたぞ。降りろ」

男「………ここが!」



“動物島!!”



幽「うっひょ〜い!!!ここが動物島かぁ〜〜い!!!」

ゴロゴロゴロ

地「幽さん…転がったら危ないですよ」

幽「マーキングしてんの。悪い!?」

男「悪くないけどキモい」

《はっはっは。元気な女の子だ!マーキングなんかしなくてもここは平和だよ》

麗「……!!」

崩「はじめまして。動物島の管理を任されている。天国“元”軍長の崩だ!!よろしくな!」

吸「ガテン系だ」

幽「ごついおっさん」

雪「暑苦しい」

男「新キャラに対して辛辣だなお前ら…」
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 00:21:45.33 ID:CKv/2ESO
麗「そうか…。崩が現在の管理人だったのか」

ジワッ

飛(……麗が圧されておる……?)

崩「お!おお…よく見れば君は元参謀長の麗か?いい女になったな!!はははははは!!」

麗「あ…ああ。久しぶりだな」

崩「天国からの視察は久しぶりだな。約何年ぶりか…。いや嬉しい限りだ」

麗「いや…今日は視察というわけではなくてだな」

崩「?」

麗「まぁ……その……なんだ。いわゆる旅行だ…///」

ボソッ

崩「……旅行…?」

麗「……」

プルプル

崩「あ〜っはっはっは!!!そうかそうか!!だからそんな大人数で来たってわけか!!しかし麗が旅行たぁ変わったなぁキャラ!!はっはっは!」

麗「私はもう帰る!気分が悪い!そもそも来たくなかったんだ!!」

男「え……ちょ……麗さん!?待ってよ!!」

幽「いいじゃん動物島楽しいよ!!みんなでウサギ鍋食べるんでしょ!?」

吸「幽そんな事考えてたの…?えぐいわそれは」
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 00:26:04.15 ID:pXfdseoo
鍋・・・じゅるり
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 00:26:51.38 ID:CKv/2ESO
崩「麗!少し待て」

麗「……!?」

崩「気を悪くしたのなら謝るさ。だから存分に楽しんでいけ。動物島は普段トゲトゲしてるお前みたいなやつにはピッタリのはずだぜ」

麗「………」

崩「動物好きなんだろ?」

麗「………それは好きだが……」

崩「だったら来い。ガテン系の暑苦しいおっさんがお前ら全員案内してやらぁ!!」

幽「おー!!!」

地(動物いっぱいって…私も楽しみだな……)

ワクワク
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 00:38:24.70 ID:lE0ClASO
弛ちゃん!地ちゃん!
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 00:39:27.14 ID:CKv/2ESO
〜ワイルー森〜

ザッザッザッザ

麗「崩(なだれ)。軍長。お前達の知ってる奴で言えば師の先輩だ」

男「へぇ〜!そりゃ元軍長だもんな」

麗「そのうえ武術を師に教えたのも崩だからな。後輩というより弟子というべきだ」

飛「あの師に武術を教えたのか。それは一度手合わせ願いたいのぅ」

崩「はっはっは。時間があればいつでも相手になるさ。だがその前に村で休憩していけ。疲れているだろ。それに麗――」

麗「?」

崩「武術を叩き込んだのはお前にもだろう。なぜ隠すんだ。はっはっは!お前は性格上ムチを使わせれば天下一品だったな!」

麗「……ふん。そんな昔のこと忘れていたな」

飛(そうか…。だからあの麗が圧されておったのか…)

崩「いやぁ今日はいい日だ!」

ザッザッザ

飛(この男…かなりやれそうじゃな……!)
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 00:54:26.44 ID:CKv/2ESO
〜ワイルー村〜

崩「ついたぞ。ワイルー村だ!!」

幽「うはぁ!!」

地「綺麗…。」

崩「動物島は島全体がドーナツ状の森に囲まれていてワイルー村はその真ん中につくられた村だ。だからこうして自然に溢れているのだ」

ダダッダダッ

《崩さん!!》

崩「お。お迎えだな」

ダダッダダッ!

シシタ「崩さん!!お久しぶりッス!!」

吸「おわ!!ライオンだ!!」

幽「ひぃぃいいい!!!!ごめんなさい〜!!!これからはお皿の一枚ぐらいは洗いますから〜!」

男「なんだよそれ。皿洗いぐらい普段からしろよ」

崩「はっはっは!大丈夫だお前達。こいつはみてくれはライオンだが木野優しいいいやつなんだ」

地「ちょっと怖いです……」

シシタ「……!!」

ガーーン

シシタ「………」

シクシク…

シシタ「いいんスいいんス。おいらなんて人に嫌われながら雑草でも食べて生きていればいいんスよ…」

地「あ!あの…え〜と……ごめんなさい!そんなつもりじゃ……」

男(陰気なライオンだな…)

飛(男らしくないライオンじゃな…)
300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 01:27:46.45 ID:CKv/2ESO
雪「幽ちゃん!!あっちに羊たちの群れが!!」

幽「何ぃい!?今夜はムートンパーティーじゃぁああああ!!!」

ギャンッ!!!

男「やめろよその発言!!つか速ッ!」

崩「はっはっは!!元気で結構!だがあまり森の方に行くんじゃないぞォォォォ!!!迷子になるからなぁぁ!!!」

男「すいません…」

崩「いいさ。元気は宝だ!さて…それじゃあ客も来たことだしシシタ。お前ビーバ一家のとこまでひとっ走りしてきて――」

シシタ「宿を建ててもらうんスね!!了解っス!!行ってくるっス!!」

ガオォォォ!!!ダダッダダッ…

崩「お〜い!!…あいつ何人用とかわかってるのか?まったく」

地「なんだかこの村の動物たちって生き生きしてますね…ふふっ。」

崩「そりゃあここは成仏し損ねた動物達のためにつくられた村だからな。せめて死んだあとは笑って過ごさせてやりたいだろう」

地「……死んだあとは?」

麗「成仏し損ねたということは何か成し遂げられなかった思いや悲しみがあったということ。特に動物の場合は辛い死に方をした者が多い」

地「辛い…。そうなんですか……」

崩「そんな悲しい顔するなお嬢さん。生前はともかくあいつらはここにやってきてやっと幸せにありつけたんだ。それでいいじゃないか。全ての命は幸せであるべきなんだだ…。少なくとも俺はそう思うよ」

麗「……」

地「そうですね。崩さんの願いがずっと叶えばいいのに」

崩「まぁそれはあいつら次第だな。はっはっは!!」
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 01:45:55.67 ID:CKv/2ESO
崩「さぁ。お前達の宿はビーバ一家が夜までには仕上げてくれるだろうし村をぐるっと回っていくか」

男「ビーバ?」

崩「そうだ。村一番の大工一家だ。あいつらは道具も使わず一瞬で家を建ててしまうんだ」

男「へぇ〜。ちょっと興味あるな。見にいきたいな」

崩「おお。じゃあついでに見にいくか」

バサッバサッ

ホーク「おっと崩さん久しぶりじゃん!人間なんか連れてどうしたんだい?俺?俺は今空をかっ飛び中さ」

崩「なんだホークか。いつもいつもうるさいやつだな。はっはっは」

ホーク「な…な…崩さん!その人間はなんなんだ!?背中にとてつもなく立派な羽が生えているじゃないか!!」

吸「え…私?」

ホーク「人間!!勝負だ!!俺と1対1で空のかけっこだ!!鳥として生まれたプライドを賭けて勝負だ!」

吸「望むところ!!」

バッサバッサ!!

ホーク「クケーッ!!!」

吸「待てぇ〜!!」

ビューーン

崩「あ〜あ。ホークの悪い癖が」

男「吸は人間じゃなくて吸血鬼なんだけどね」
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 02:02:11.89 ID:CKv/2ESO
崩「ビーバ一家は職人気質だからな。ちょっと冷たいかもしれないが熱い心を持っている」

飛「それはそうと崩さん。わらわはおぬしに手合わせを願いたいのじゃが…」

崩「ああそうだったな。いいよ!今なら時間あるから付き合ってやろう」

飛「本当か!?ではお願いします!」

麗「私も久しぶりに崩の喧嘩を見に行くか」

崩「はっはっは!俺も体がサビ始めていたから調度いい!」

男「あ〜…じゃあ俺らはビーバ一家のとこ行くか」

地「そうですね。え〜と……崩さん…」

崩「ああ。そこまで連れてくよ」
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 19:17:04.72 ID:CKv/2ESO
〜ビーバ一家の仕事場〜

ビーバ父「……………柱。」

ビーバ兄「はいよ父ちゃん!!柱はまだか弟!!」

ビーバ弟「今この自慢の歯で切り倒すから待ってな兄貴!!」

カカカカカカカカ!!!

ビーバ母「ペイントは私に任せておくれ父ちゃん!!」

ビーバ父「………」

エッサホイサ!!エッサホイサ!!

地「活気がすごいです…!」

男「まさにチームワークの勝利ってやつだな。こりゃすげえ」

シシタ「当然っス!おいら達の家も全部ビーバ一家が建ててくれたんスよ!」

〜ワイルー森〜

崩「はぁッッ!!!」

ムキムキムキッ

崩「来いッ!!!」

飛「喰らえ!!飛びクナイ!!」

シュパパパパパ!!!

崩「ぬんっ!!!」

キキキキキン!!!

飛「………!!」

飛(肉に直撃した音がそれか…!?まるで金属どうしがぶつかったような…)

麗「崩は別名“仏の仁王”。崩の鍛えあげられた体は力をこめれば鉄の塊となる」

飛「……何!?」

麗「化け物だアレは。崩は戦闘においてその場から一歩も動かず敵を討つ。その姿から“仁王”の異名を持つのだ」

飛「……なんと…」

崩「はっはっは。もう終わりかくノ一。せめて俺を一歩でも動かしてみろ!!!」
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 19:33:55.43 ID:CKv/2ESO
飛「火遁!!“火炎弾”!!!」

ボォォッ!!!

崩「炎の弾か!!いい考えだが――」

バチィン!!

崩「そんなもの気合いだけで消え失せる!!!」

飛「……!?」

崩「さぁくノ一!!どんどん俺にお前の気合いをぶつけてみろぉ!!」

飛「……ふ。ふふふ…」

ニヤニヤ

飛「楽しいのぅ。久しぶりに真剣に一泡吹かせてやりたくなった!忍法!!“髪分身の術”!!」

ブチブチブチ!!

崩「おぉ!?」

飛「喰らえ!!多重火炎弾!!“炎熱地獄”!!!」

ボボボボボボ!!!!

崩「いいぞ!!その調子だくノ一ぃぃぃいい!!!!」

飛「わらわを甘くみるでないわぁぁあああ!!!!」

〜ワイルー村:空中〜

ヌォォォォ!!!

吸「何いまの唸り声!!?」

ビクッ

ホーク「ああ。崩さんがまた誰かとトレーニングしてるんだよ!崩さんは無敵なんだけどね!」

吸「ふーん」

ホーク「…と油断させておいてお先に失礼っ!!クケーッ!」

ビューーン!!

吸「あ!!待てこらぁ〜!!!」
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 00:21:54.87 ID:yNs4BQAO
くノ一の今の実力ってどんなもんなんだろ
数値的に
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 05:07:14.95 ID:J3PO/U2o
ワイルー村って、あからさまなw
まぁ、話題振った俺が言うのもアレだけどな。
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/05(金) 19:18:43.39 ID:DISdoYSO
>>306
地「とある村とワイルドを掛けてるって作者さんが言ってました…」
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/06(土) 01:09:40.39 ID:HuUfb.SO
【現在の状況確認】

《レギュラーメンバー達》
幽・男・飛・地・吸・雪・麗…動物島
@崩と出会う(崩は麗、師の師匠)
A落は犯罪集団のレッディと遭遇。さらに謎の仮面と出会い己の弱さを知る。彼女の心境はいかに…。



《謎の集団》
鉄心(落、静の義母)・イガ・コーガ
@とある犯罪集団にやや接近。静も関係しているようだがその目的は…?



《犯罪集団》
クロ、白陰、レッディ、紫陽花、ピーチ、グリーン、黄龍・・・
@各地で犯罪を繰り返す集団。しかし天国から未だマークされぬ危険な存在。何を理由に動いているのかは不明
A四天王の2人、北・南を飛ばす(南は人形に)。近々天国を襲うという計画があるようだが……?


《天国&地獄》
天国…神・西・針・師
地獄…閻魔・口・メリー
@最近あまり目立った活躍はなし



《その他》
白蜥蜴一家・極遊会(獄幽会)
@白蜥蜴一家から蝶や蹴(幽の兄)が抜けたことにより合併の動きが?


蹴・色丞
※消息不明

309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/06(土) 16:28:31.99 ID:HuUfb.SO
《数十分後…》

飛「っはぁ!!はぁ!!」

ドサッ

飛「はぁ……ついに……」

崩「……くノ一。そこまでの忍術を操るとは見事だぞ。誇れ」

飛「………」

崩「だが俺を動かすことは出来なかったな。はっはっは」

飛(……出来なかったか。くやしいのぅ…)

崩「何も落ち込むことはないぞ!あの師ですら俺とまともな喧嘩するまで何年かかったか――」

ダダッダダッダダッ

崩「…ん?」

シシタ「崩さん!!ここにいたっス!!おいらめちゃくちゃ探したっス」

崩「おお。どうしたシシタ」

シシタ「ヘェヘェ……。ふぅ……崩さん。パーティーっス!!」

崩「…!!ということは…!!」

シシタ「出来たんス!ビーバ一家がみんなの宿を完成させたっス!!!」
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/07(日) 00:28:56.43 ID:yA2MNwAO
くノ一のセリフなんかエロい
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/07(日) 10:02:32.23 ID:Gr8Gb6SO
>>310
幽「飛ちゃんはねぇ〜。ド変態だよ」

飛「何を言うかぁッッ!?」
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/07(日) 10:20:01.11 ID:Gr8Gb6SO
〜ワイルー村〜

ドンチャンドンチャン

幽「あっひゃっひゃっひゃ!!!最高だお前ら〜!!祭りじゃぁぁ〜!!!」

男「あははははは!!いいぞ幽〜!!」

ドンドンドンドコドン!!

崩「そら!お前ら踊れ踊れ!!」

雪「うりゃ〜!!!待てこらムートォォン」

ダダダダダダ

ヒツジ「メェェ〜!!!なんだよこいつ!しつけェ〜!!!」

ワーワーギャーギャー

地「あ…。ビーバさん…あの……お家ありがとうございます…」

ビーバ父「………」

地「あ……あの……お家…」

ビーバ父「………」

ビーバ母「あらあら。父ちゃんは堅物だから仕事以外ではあんまりしゃべらないのよ。でもちゃんとあなたの声は届いてるから」

地「そ…そうなんですか。ありがとうございました」
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/07(日) 10:34:54.81 ID:Gr8Gb6SO
ドンチャンドンチャン

ホーク「クケーッ!!!」

吸「おーいみんなぁ〜!!!楽しんでる〜?」

バッサバッサ

幽「あ!ハレンチ吸ちゃん!うぃ〜っす」

吸「うぃ〜っす」

男「あれ?何してたの?」

吸「ホークと魚とり対決してた。ほれ。みんな食べよ〜」

ドシャドシャドシャ

男「おお!」

シシタ「たいしたもんっス」

幽「地ちゃん!!魚焼いて!!」

地「え…あ……はい。わかりました」

雪「ついでにムートンも…」

ジーー

ヒツジ「だ…だからしつこいって!!メェェ〜!!!」
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/07(日) 10:43:14.73 ID:Gr8Gb6SO
ワーワーギャーギャー

亀村長「今日は賑やかですな。こういうのは何年ぶりかね」

麗「………」

ゴクッ

亀村長「お前さんは行かなくていいのかい?こんな爺さんと一緒にいてもつまらんでしょうに」

麗「いや。私は静かな方が好きなんで」

亀村長「そうかそうか。まぁ好きにするがいいよ」

麗「………」

亀村長「……」

麗「………」

タッタッタッタ

幽「なに辛気臭く呑んでんの!ドォォォォーーン!!!」

麗「んぶっ!!」

幽「あっひゃっひゃっひゃ!!」

バシバシバシ

麗「…き…貴様………」
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/07(日) 10:51:23.93 ID:Gr8Gb6SO
幽「はゃ……ただいみゃ。幽ひゃんでふ…」

ボロッ

男「なんでそんなボロボロなの?お前」

幽「しばかれまひた」

シシタ「一体何したんスか……」

《あの…。男さんですか?》

男(……ん?誰か呼んだ?)

ミミ「はじめまして。私…ミミっていいます。短い間ですけどみなさんが泊まる予定の宿でお世話をさせていただきますんで挨拶に――」

シシタ「………!!」

ドキッ

シシタ(ミ……ミミミミミちゃん!!!ミミミミミ…ミ…!)

※シシタはミミが好き。ヒューヒュー!!…by作者

シシタ「あ……ああああああ!!!ミミッ……ミミミミミミ……!!」

地「………?」

シシタ「ミミミミミ……ミミちゃんス…!」

ミミ「シシタ君…?どうしたの?」

シシタ「ミミミミちゃん!!」

男「………シシタ」

男(はは〜ん。もしやシシタ――)
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/10(水) 20:00:34.64 ID:U8jL0ISO
ミが多いwww
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/11(木) 10:11:02.08 ID:DVTZ4gSO
男「―――なぁシシタ。あのウサギの子のこと。」

シシタ「好きっス…ハイ」

男「そうか!やっぱりなぁ〜。わかりやすいなシシタ!ははは!」

シシタ「み…みんなには内緒にしててください!これはここだけの話に…」

男「大丈夫大丈夫!いくらなんでも俺は人に言ったりしないよ。でも陰ながら応援してるぜ!」

シシタ「男さん…。オイラ頑張るっス」

男「おう!頑張れよ!」

幽「今夜には交尾しろよ!」

シシタ「そそそそんな交尾って――――」

男「………」

幽「大丈夫大丈夫。人には言わないから“人”には!!にひひひひひひ!!!」

ギャンッ

シシタ「…………」

男「シシタ……」
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 00:14:45.91 ID:KiPnXEAO
綺麗な言葉使ってないだろ?
これメインヒロインなんだぜ?
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/12(金) 19:44:58.94 ID:eJVICISO
幽「いえ〜いミミちゃ〜ん♪ちょっと聞いて聞いて〜♪」

ダダダダダダ

ミミ「え…え?どうしたの幽さんそんなに急いで?」

幽「うひゃひゃひゃ〜♪朗報朗報ろうほ…ブッ」

ズシャァ!

男「黙らっしゃい!」

幽「ち……チクショウ…」

男「いらんことをするなアホ。“人”には言わんってことは“動物”には言う気まんまんじゃねーか」

幽「エ…エスパー!?」

ガーーーン

男「誰でもわかるわ!!」

ミミ「………?」

ミミ(人間って…変ッ!!)
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/12(金) 20:10:52.25 ID:eJVICISO
幽「手…離してくらさい。土の味がしまふ…」

男「よし!」

バッ

幽「……!」

キラーン

幽「喰らえ!!奥義“直腸殺し”!!」

※直腸殺し…全身全霊を込めたカンチョー

男「……なッ!」

ズブンッ!!!!

男「………!!」

ビキィーーーン!!!

幽「ふふふ。もがけ苦しめ泣き叫べぇぇええ!!!!」

男「ぬぉおおおお!!!このやろぉぉおおおお!!!」

ゴロゴロゴロ

幽「ふっふっふ。弱点?…そうだな。指が臭くなることかな。フッ」

男「肛門がひっくり返ったァァァアアアアア!!!!」

ゴロゴロゴロ!!!
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/12(金) 20:19:44.19 ID:eJVICISO
〜夜:ビーバ一家が建てた宿〜

幽「うへぇ〜い♪楽しかったぁ〜♪やっぱ祭はいいね!!週一でやろう週一で」

雪「地ちゃんさんの焼いてくれたお魚美味しかったよ!!さすが元パリジェンヌ」

地「パリジェンヌではないですけどお口に合ってよかったです。それより―――」

男「お……おウッ……」

ズキズキ

地「男さんに何があったんですか?」

幽「知らな〜い♪」

吸「ずっと悶えてるよね。」

飛「心なしか尻が腫れてる気がするんじゃが…」

男「ゆ…雪ちゃんお尻冷やしてくれない……?」

ズキズキ

雪「へ…変態すぎる……いくらなんでも」

幽「さぁ食った分うんこしてくるか。一緒に行くかい男くん?」

男「絶対許さん…許さんぞ…」

ズキッ

男「はウッ!!!!!」
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/13(土) 01:17:56.07 ID:U5gYc2SO
〜崩の家〜

崩「―――そうか。俺のいない間にそんなことがあったか」

麗「……」

崩「一度は敵の甘い言葉に乗せられ天国を裏切った身だから天国にいるよりここに残らせてくれ。そういうことだな?」

麗「………」

崩「はっはっは!!こいつは傑作だ!!変わったなぁ麗!」

麗「な……!?」

崩「天国に残ろうがここに居ようがお前の自由だぜ。昔のお前なら第一に自分のやりたいようにやってただろうに。なんだ!?いっちょ前に責任感じてるのか?」

麗「せ……責任などではない!ただ…ただ私は……――」

崩「“私は私自身が許せないのだ”だろ。はっはっは!!許せ許せ!あのな。少なくとも今俺が確信していることを教えてやる」

麗「確信…?」

崩「あぁ。それはな…お前が“有能”だってことだ。特に参謀としての能力に長けている。お前が天国にいた頃は敵も多かったが慕う者も多かっただろ?」

麗「………!」

崩「参謀なんざ人から憎まれてなんぼだと思うよ俺ぁ。今の参謀が誰か知らないがお前が横についてやればいいんじゃないか?はっはっは!いっそお前が憎まれ役を引き受けてやれ!そもそも動物島にお前の仕事はないぜ!!はっはっはっは」

麗「………」

麗(私が誰か…いや…西の“補佐”として生きるのか?この私が…?私が――)

崩「……。どうした麗」

麗「ふっ。いいだろう」

スッ

麗「一度は死んだ身だ。奴の補佐だろうがなんだろうが受け入れてやる。」

崩「はっはっは!そうか!お前がそう言うとは今の参謀はなかなか優秀な奴なんだろうなぁ」

麗「…ふん。なんてことはない。ただ“無能”ではないだけだ。」

〜天国:参謀本部〜

西「へ…へっくし!」

針「なんや風邪か〜?やめてやうつすの」

西「うん。大丈夫。なんだろ今の寒気」
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/13(土) 01:26:16.69 ID:U5gYc2SO
〜宿〜

幽「う〜ん…ムニャムニャ。それはコオロギと言うよりバッタに近い気が……」

ゴロッ…ドサッ!

男「……いいっ!!」

ズキンッ!!

男「お……おの…れ……」

男(寝返りでケツに…手が……ッ!)

幽「違うよ……zzz。ラジオ体操第2の動きは……こう」

ブンッ!ドスッ!

男「ぎゃッ…!!!」

プルプルプル

男「ケ…ケツ………殴りやがっ……!」

男(だ…誰か助けてくれぇ〜……―――)
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/13(土) 01:51:33.82 ID:U5gYc2SO
【その頃…】

〜とある無人島〜

クロ「これが新しい組分けだ。しばらくこれでいく」

戦闘サポーター:レッディ、ブルーメル、ダイダイ

珍獣チーム:グリーン、白影、チャチャ

宝チーム:黄龍、ピーチ、紫陽花

白影「うん。いいんじゃないかな」

クロ「各チームごとに目的をある程度決めておく。必要があれば戦闘サポーターが補助としてチームに加わる」

レッディ「いいぜェ!俺はただ熱い喧嘩ができれば目的はなんでもかまわねぇ!お前らサポートが欲しけりゃ俺を呼べよ!」

グリーン「ははは。この3人じゃレッディが1番使いやすいかもね。そう思わない?紫陽花」

紫陽花「あ…ああ。そうだね」

紫陽花(私はサポート頼む時はメルかダイダイにしよ…)

クロ「俺達はあくまで盗賊集団だ。各自欲しいものは必ず手にいれろ。そのためには手段は問わない」

黄龍「………」

グリーン「欲しいもの…か」

ピーチ「ん〜♪」

クロ「質問がなければ解散。幸運を祈る」

シュババババッ!!
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/13(土) 02:00:06.47 ID:U5gYc2SO
クロ「………」

ジャリッ

グリーン「やぁクロ」

クロ「解散だと言ったはずだが」

グリーン「うん。早速なんだけどさ…ホール開けてくれませんか?行きたいところがあるんです」

クロ「……いいだろう。場所は?」

グリーン「“動物島”で」

ジャリッ

白影「グリーン。抜け駆けは良くないよ。同じチームじゃないか」

グリーン「………!白影。」

白影「仕事の時はチーム一丸で行動する。鉄の掟だよ?」

グリーン「ははは、そうでした。じゃあ…チャチャは?」

白影「大丈夫。すぐ来るって。相変わらず体調は優れないみたいだけど」

グリーン「さすが仕事が早いですね」

クロ「……ホールは直に開く。動物島なら俺も行ったことがあるからな。だがくれぐれも油断はするなよ。あそこは天国の息がかかっている」

グリーン「了解」

白影「了解」
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/13(土) 02:09:56.73 ID:U5gYc2SO
〜動物島:離れ海岸〜

【数時間後…】

ブオン…

グリーン「あ。来たみたいですね」

白影「そうだね」

ザッ…ザッ…

チャチャ「久しぶり…ゴホゴホ。元気だった……?」
グリーン「うん。少なくともチャチャよりは」

白影「だね」

チャチャ「そう…。ゴホゴホ……それはよかった。で…仕事?」

白影「そう。グリーンが動物島に来たかったみたいで」

チャチャ「グリーンは……ゴホゴホ。動物とか自然が好きだもんね…ゴホ」

グリーン「ここはまさに珍獣や珍種の宝箱ですよ。とりあえず目についた動物は捕獲していきましょう」

白影「ただ天国の息がかかってるみたいだからね」

チャチャ「そうなんだ…ゴホゴホ」

グリーン「わかってます。厄介事を起こせばクロに怒られますしね」
327 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:15:22.99 ID:aXeJ.6SO
〜宿〜

【朝】

地「……zz…ん。あ……朝…」

ムクッ

地「ん〜。おはようございま〜す…」

幽「くかーーzz」

飛「んん……おのれ…zzz」

吸「ふがぁ〜……zz」

男「ケ……ケツが……zz」 

雪「ムニャ……むーとん…zz」

地「まだみんな寝てますね」

ガチャ

ミミ「おはようございますッ!…あ…あれ?まだ寝てましたか?」

地「はい…。みなさんまだ寝てるみたいです」

ミミ「朝ご飯の用意とかしたかったんですけど…まだいらないかな?」

地「え……と…」

ポンッ

地「あ。私も手伝います」

ミミ(いや。だから朝ご飯いらないのどーなの…。)
328 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:31:29.37 ID:/tlU4NEo
一週間ぶりに動いた。主に地ちゃんが。
329 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:50:15.56 ID:soq0PQAO
着崩れしろ
330 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:15:27.10 ID:SfmhZUSO
さすがの地ちゃん

>>329
( -ω・)っy=-
331 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:30:55.15 ID:pQ/Zt.SO
〜宿:台所〜

ミミ「さ!しっかりおもてなししますからね!よ〜し7人分の朝ごはんを…」

地「あの…私お味噌汁ぐらいだったら作りますけど…」

ミミ「そんな!地さんはお客様なんですよ!ゆっくり休んでて下さい!」

地「え……でも私毎朝作ってますし別に…」

ミミ「いいんですよッ!地さんは休んでてください」

地「そうですか…。わかりました。ごめんなさい…じゃあお言葉に甘えて」

ミミ「ううん!大丈夫ですから!ね」

地「はい」
332 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:50:40.82 ID:pQ/Zt.SO
〜宿:廊下〜

地(やっぱりなんだか心配だな…。手伝いに戻ろうかな…)

トコトコトコ

幽「ふわぁ〜……。糞尿が出そう…。トイレどこ」

トボトボ

地「あ。幽さんおはようございます」

幽「地ちゃん…トイレどこ。糞尿が出そう糞尿が」

地「トイレですか…。えーと…ミミさんが台所にいるからミミさんに聞いてみてください」

幽「わかった。もうこの廊下長いんだよクソヤロー。廊下と同じくらいのうんこするぞ。」

ブツブツ

地「幽さんトイレまで我慢しましょうね」
333 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:02:42.82 ID:pQ/Zt.SO
〜宿:寝室〜

吸「ふゃ〜!!!おっはよ〜!!」

バンバン

吸「飛ちゃんおはよー!!!にゃははは!」

飛「…z…ほが!ん……!なんじゃ…朝っぱらから…!やかましいのう!」

吸「おはよ!!さぁ朝一番の飛行タイムだ」

バッサバッサ

飛「おい!部屋の中でバサバサするでない!もう…」

雪「んにゃ…。おはよ〜……。腹減ったー!!雪食うか雪ー!!」

飛「もっといいもの食わんのか」
334 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:21:37.46 ID:pQ/Zt.SO
〜宿:台所〜

トントントン

ミミ「〜♪」

シシタ(………)

ジーーッ

シシタ(ほんと可愛いっス。朝から料理するミミちゃんは格別っス〜♪)

幽「特にぷりぷりしたお尻がたまらないっス〜♪」

シシタ「わかるっス!わかるっス!毛並みもよくてまさに天使のような……ってうわぁぁああ!!!」

幽「…こら!!大きい声出すな!出るだろ!」

シシタ「ななななんでここにいるっスか!?」

幽「………」

シシタ「……な…なんスか」

幽「ストーカーライオン。そっちの方も肉食ってか!若いのうシシタ君!うんうん!」

シシタ「に…肉食じゃないっス!オイラ…オイラぁぁああああ!!!」

ダダダダダダ

幽「………行った」

プ

幽「やべ。うんこ忘れてた。主人公だということも忘れてた」
335 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 11:45:26.48 ID:Q0VoqsSO
忘れんなwwwwwwwww
336 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 15:18:10.42 ID:pQ/Zt.SO
幽「ミミちゃん気をつけなよ。つねにストーカーがいるという危機感を持ちなよ。それとうんこがもうそこまできてる」

ミミ「…え?」
337 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 15:36:53.40 ID:pQ/Zt.SO
〜宿:大広間〜

ミミ「は〜い。食事の支度ができました〜!ヨモギを煮込んだやつと、木の皮の炒め物と、デザートにきのみをすり潰してお団子にしました!」

幽・雪「うひょーご馳走!!!!」

男(……ご馳走かこれ…?)

飛(ご馳走か微妙じゃ…)

吸(ご馳走なのかな……)

亀村長「ほほほ。久しぶりに大勢で食べる朝ごはんじゃな。愉快愉快」

幽「うおう!!誰だこのキンタマみたいなやつ!」

麗「ここの村長だ失礼な。」

バキッ

幽「オブフッ!!」

亀村長「よいよい。食事の前に地位も権威も必要ありゃせんわ」

地「あ……ミミさん。あと……このピーナッツみたいなのは?」

ミミ「あぁそれね!!“言語ピーナッツ”って言って人間の言葉が喋れないどんな相手とも話が出来るっていう不思議なピーナッツなの!」

地「へぇ〜…」

飛「…ということはおぬし達まさか」

ミミ「はい!みなさんに隠れて先に食べてました!」

飛「なるほどな」

幽「じゃあこの“ゲンピー”持って帰って落ちゃんのオッパイと会話してみようか。よし」

男「よし、じゃねぇよ。つかゲンピーって何だゲンピーって」
338 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:45:51.07 ID:IRtifgAO
翻訳コン(ry
339 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:17:52.12 ID:Q0VoqsSO
もはや幽はヒロインではないな
340 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:10:13.31 ID:3mBZBnMo

最初から地ちゃんがメインだろ?なにいってんだ
341 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 12:16:35.84 ID:PdvSeQSO
>>340
すまん間違えた「主人公じゃない」だった
342 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:43:00.82 ID:35g68CYo
ヒロイン:地ちゃん
主人公:落ちゃん
343 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:49:14.95 ID:kSiHOQAO
でも最近は地ちゃんも空気化が否めん
344 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:43:32.58 ID:PdvSeQSO
そして誰も話題に出さない飛ちゃんと男
345 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:12:11.53 ID:5HFXCQAO
飛ちゃんは最近サービスシーンを担当して人気投票なんかで隠れて上位に食い込むポジションを獲得
角煮板なら「忍んでるからな」と返される正に忍者の中の忍者
346 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 17:43:27.94 ID:nOb6v6SO
幽「ふぅ〜お腹マンタン!暇つぶしに外でもぶらつくか〜」

地「そうですね…。ここでじっとしているのも勿体ないですし」

幽「そうと決まりゃ早速レッツ&ゴー…」

崩「おっと悪い」

ドブフッ!!

幽「ウブヘッ!!どこみて立ち止まってんだコノヤロー!!!売るなら買うぞコラー!!!」

プンスカ

地「幽さん…今のは完全に幽さんが……」

崩「はっはっは。すまんな!それよりそんなに元気があるんだったら手を貸してくれるか?」

幽「手?右手?左手?」

崩「今日の夜に祭りがあるんだがそれの矢倉を建てる手伝いが欲しいんだよ」

幽「なにゃあ!?祭りゃ!?」

地「またお祭りですか…?」

崩「ああ!今夜のはすごいぞ!!でっかい組み木をつくってキャンプファイヤーをするんだからな!!」

幽「は〜い!!!やるやる〜!!!そうと決まりゃ!!」

ギャンッ!!

地(速い…)
347 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 17:50:07.25 ID:nOb6v6SO
吸「お祭りか〜!!!今夜はキャンプファイヤーだってすごいね!!」

飛「そうじゃな。わらわも腹ごなしに一つ手伝ってくるかのぅ」

吸「え…飛ちゃんも行くの?う〜ん…私どうしよっかな…」

吸(正直お手伝いとかめんどくさいな…)

コンコン

吸「ん?窓…?」

コンコン

吸「誰〜?」

ガララッ

ホーク「やぁやぁ!翼人間くん!」

吸「あ!昨日の鳥!」

ホーク「鳥だなんてひどいなクケーッ!!まぁいいや。それより暇だったら今から俺とバトルしないか?それとも祭りの手伝いがしたくて待っていたのかい?」

吸「バトル…」

ワクワク

吸「行く〜!!!」

ホーク「よし!昨日の続きだクケーッ!!!!」

バッサバッサ!!
348 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 12:21:01.33 ID:vh4.TwSO
〜動物島:森の一角〜

ジャリッ

グリーン「うわぁ〜。荒れてますね」

白影「天国の息がかかってるんだよね…ここ?」

チャチャ「これ…これじゃまるで……ゴホゴホ」

ウサギヘビウシ「キキー!!ギャーギャー!!」

ブタイヌネコ「ブキャーブキャー」

ガリガリガリ

チャチャ「“地獄”だね…ゴホゴホ」

グリーン「さすが天国。酷いことしますね」

白影「表向きは平和な観光地。裏では新種の動物達の開発でもしてるのか――」

ガサッ

グリーン「………!」

白影「……」

チャチャ「……!?」

グリーン「誰か…来ますよ……」
349 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:40:13.26 ID:ilIXXUSO
うお…?!
350 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/30(火) 11:54:16.03 ID:X3hCFsSO
ザッ

亀村長「な…なんということ。なぜ人間がこの場所にいるのじゃ…」

グリーン「………チャチャ」

チャチャ「ゴホゴホ…うん。“有病息災(シックス)”!」

ブワァァ…!!

亀村長「ここは村を通らんと来れない上に裏は海流の激しッ…ングッ」

亀(……!声が……出ん……!)

チャチャ「今…ゴホゴホ。あなたには喉がパンパンに腫れる病気をうつした…ゴホ。大声だされると厄介だから…ゴホゴホ」

亀村長(何者……)

グリーン「大丈夫ですよ。僕たちは動物霊には優しいですから。ですから僕たちの質問にだけ反応してください」

白影「………」

亀村長(村の秘密は……何としても守らねばいかん……!)

351 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 13:20:24.91 ID:go0grUSO
病弱なだけかと思ったら病を感染させられるのか
352 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/03(金) 00:44:08.91 ID:onjGlkSO
亀村長「………」

ヒュッ!

グリーン「…!」

白影「危険を察知して殻に閉じこもったね。」

チャチャ「ゴホ…さすが亀だね…ゴホゴホ」

グリーン「どうします?これじゃ何も情報が得られませんよ」

白影「絶対に質問に答えないと我慢できない病気とかない?」

チャチャ「ゴホゴホ…そりゃないよ」

グリーン「う〜ん…じゃあ気は進まないんですけど…ふんっ!」

ビキビキッ

亀村長「………!」

グリーン「………えいっ!」

バキャァァァ!!!

白影「無茶するね。握り潰すなんて」

グリーン「仕方ないですよ。役に立たないならいないほうがいいですし。」

チャチャ「……ゴホゴホ。これでまた一からに戻ったね…ゴホ」
353 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 01:50:44.86 ID:qmy3yQ2o
村長ーーーーーーー!!!
354 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/03(金) 14:45:18.46 ID:onjGlkSO
グリーン「でも…この動物島には何か裏がありそうですね。これはきちんと追求しないと」

白影(出た…グリーンのこの性格)

チャチャ(一度気になりだしたら頑固なんだよね…ゴホゴホ)

グリーン「チャチャ。その気になったら何人ぐらい病殺できます?」

チャチャ「その気になったら…?う〜ん…私達にも危険が伴うけど“島全体”ぐらいなら」

グリーン「ははっ。バッチリですね!じゃあ僕行ってきます」

白影「行くってどこに?」

グリーン「もちろん村です。なんとか情報を聞き出してみます。じゃあチャチャ行きましょう」

チャチャ「え…私も?」

グリーン「もちろんです。もし誰かに見られたら口封じしないといけないじゃないですか」

チャチャ(自分から行ってるのに理不尽な…)

白影(理不尽だ)
355 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/03(金) 14:55:53.78 ID:onjGlkSO
〜ワイルー村〜

エッサホイサ

崩「お〜い幽!!こっちにも丸太持ってきてくれないか!」

幽「OK!男そっち持って!持てよ童貞」

男「そこまで言わなくてもよくない!?持つって!」

グイッ

幽「ん…!」

男「重たいな!おい…危険だからケガしないようにしっかり持てよ幽…クッ」

幽「フッ。大丈夫さ。君の視線の方がよっぽど危険さ」

ポンッ

男「ポンッじゃねぇよ!!いいから丸太持てよアホゴースト!!!」

幽「今日は二の腕の調子が悪いんだ」

困ったことに

男「頭の調子はずっと悪いけどな!!!」

クワッッ!!
356 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 01:34:18.04 ID:9ybffESO
幽「私なんて丸太を運ぶために生まれたようなもんだからね!」

フンッ

幽「こんな丸太ぐらいちょっと本気出せばポッキーと同じようなもんで……クッ」

グググッ

男「………」

幽「もう持ちあがらん!!」

ムカッ!!

男(……一人で何してんのこいつ…)

幽「社長気取りかこの丸太小僧!!」

男「丸太にあたるなよ!」

幽「だってこいつが親のかたきと言わんばかりに…――」

グチグチクドクド

崩(早くしてくれんかな…)
357 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 01:37:56.75 ID:/epvB6SO
おっさん一人でやった方が早いに1っぱい
358 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 01:43:38.39 ID:whDerwAO
おっさんタオパイパイみたいに丸太運びそう
359 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 03:32:12.54 ID:qBsLjaoo
私怨
360 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 17:05:10.66 ID:wdoKNsSO
崩「ふぅ。これでだいたい作業は終わったか」

幽「いや〜働きすぎた。男!エビアン!」

男「ねーよ!つーかお前何もしてねぇだろうが!!」

幽「え〜…。がんばるってカッコ悪いの?」

男「縫うぞ!その口縫うぞ!」

ミミ「お〜い!みんなぁ〜!!」

タタタタ

男「お。ミミちゃん」

幽「ストーカーされ子!」

シシタ(……!!)

ドキッッ!!

ミミ「みなさんお疲れ様です!…うわぁ〜すごい大きな組み木!すごい!」

幽「まぁ生まれもった才能って怖いよね」

男「何の才能を発揮したんだお前は!」

クワッ

ミミ「じゃあ疲れを癒すために美味しいおやつ作るからみんな待ってて!」

崩「ははは!そりゃ楽しみだ!」

ミミ「急いで材料取ってきまーす!!」

ピューン

飛「おやつか。また木の皮じゃなければいいがのぅ」

男「そうだな…って飛いたのか!」

幽「空気だったから慌てて出てきたんだよね」

飛「やかましいッ!」
361 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 02:18:09.92 ID:CHQa.xIo
久々更新きてたか
362 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 21:28:51.94 ID:cfY2DoSO
飛ちゃん…ブワッ
363 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 10:09:32.77 ID:07anB2SO
〜ワイルー森〜

グリーン「………」

ボロッ

ビーバ父「………逃げ」

ビーバ母「あ……あ……」

ゾクッッ

ビーバ母「あんたぁ……!!」

ビーバ兄「父ちゃん!!」

グリーン「うるさいなぁ……」

イライラ

グリーン「なんで……思った通りにしてくれないんですか……。“動物”なんですよね。」

ビーバ母「………!?」

ゾゾッ

ビーバ兄「母ちゃん……」

ビーバ母「逃げなぁ!!!あん―――」

グシャァァァ!!!

グリーン「静かにしてくださいよ…ほんとに…」

ビーバ兄「…………!」

チャチャ(ダメだ…ゴホゴホ。グリーンやり過ぎだよ)

グリーン「さぁ」

ギロッ

グリーン「僕を恨むのならそれでもいいですから…何か知ってることは――」

ガサガサッ

グリーン「!?」

チャチャ「誰……!!」

ミミ「な……なんなのこれ……。人…間……?」
364 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 10:17:17.28 ID:07anB2SO
ミミ「何……してるの……!?」

グリーン「……あ〜あ〜…」

ビーバ兄「ミ…ミミちゃん!!はやく崩さんに伝エッ――――」

グシャァァァ!!

ミミ「……………!!」

ゾゾッ!!

グリーン「………どいつもこいつも」

ミミ「あ………い……や……!!」

ミミ(足が……すくんで……)

ガクガク

ミミ(……あの時……殺された時と一緒……)

グリーン「さぁ。ウサギさん?」

ミミ「………!!」

ビクッ

ミミ(ダメ!!早く崩さんに伝えないと…!!)

ミミ「………ッッ!!」

タタタタッ!!!

グリーン「逃げる…」

チャチャ「グリーン。逃がしちゃまずいよ…ゴホゴホ。」

グリーン「わかってますよ」

イライラッ
365 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 10:32:08.82 ID:07anB2SO
〜ワイルー村〜

幽「おやつはまだかの〜」

飛「おじいちゃんか!おぬしは!」

男(ついにツッコミの仕事取られた……)

幽「ばあさんや。シーツからキムチの匂いがするぞえ」

シシタ「幽さんボケが雑すぎるッス…」

ピーーン!!

シシタ「………ッッ!!!!」

男「ん?」

幽「どうしたストーカー。精通?」

シシタ「いや………今何か悪い予感がして…」

男「悪い予感?なんだそりゃ」

飛「悪い予感か。何をまた急に」

シシタ(…………)

ピクッ

シシタ「ちょ……ちょっとオイラ…ミミちゃんのとこ行ってくるッス!!!」

ダダダダダダ!!

幽「あ!!!」

男「なんだよ心配性だな。はははは!!」

飛(………)

タタタタッ!

飛「シシタ!!わらわも行こう!背中に乗るぞ!」

シシタ「飛さん!…はいッス!」

ダダダダダダ

幽「………なんだあのエロライオン」

男「全く。悪い予感とか意味がわからんっつーの。……っていうか俺ら勝手に森の方に行くなって崩さんに言われてなかったっけ!?やばいんじゃないか!?」
366 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 15:30:11.92 ID:07anB2SO
〜崩の家〜

崩「何ぃッッ!?!?シシタとくノ一が勝手に森に!?」

男「悪い予感がするとかしないとか言って…すいません」

幽「まぁおっさん。気にすんな」

崩(しまったな…。俺としたことが油断していた!)

崩「わかった!俺も様子を見てこよう!」

幽「あ。じゃあわたくしも一緒に〜……」

崩「来るな!!お前らはじっとしてろ!!!」

グワッ

男「……っ!?」

幽「お……おっさん…?」

崩「絶対に森には入るなよ」

崩(迂闊だった…!急がねば!!)

ギャンッ!!ダダダダダダ…!!
367 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 14:27:34.42 ID:Xe.7JASO
ダダダダダダ…

男「はや」

幽「カールルイスか。」

男「…それにしてもちょっと森に入ったぐらいで騒ぎすぎだろ!って感じもするけどなぁ」

幽「うん…たぶんね。私……なんとなくわかるよ」

男「……え?」

男(なんだいつもと違う…幽の知的な雰囲気…。)

幽「きっと後で食べようと思ってた骨とか埋めてたんだ!」

スコーン

男「犬か!!」

男(やややっぱり馬鹿だったな…)

ガチャ

男「……!」

幽「ん!?帰ってきた!?」

コツコツ

麗「なんだお前達。何でここにいるんだ?さっき崩が血相変えて走り去っていったんだが…」

男・幽「麗さん!!」
368 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 14:52:35.66 ID:Xe.7JASO
【ちょっと説明中】

麗「………」

男「まぁ不安がよぎるだけで騒ぎすぎだろって話でさ。飛も何なんだろな。ハハハハハ」

麗「いや…シシタが悪い予感がしたというのはあながち間違いじゃないかもしれん」

男「……?」

麗「野生生物の勘というものは私達の想像してるものよりずっと敏感で正確だ。それに――」

男「………」

幽「……それに?」

スッ

麗「私はすでに昨日の時点でこの村に“違和感”を抱いていた!」

カッ!!

男「!?」

幽「違和感……?」

麗「少し出る。着いてくるな」

コツコツコツ…

幽「れ…麗さん!」

麗(どちらにしろ亀村長もまだ戻らない…。何か……いや…何もなければいいが…)

ガチャリ
369 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 15:04:12.42 ID:Xe.7JASO
〜森の中〜

ダダッダダッダダッ

シシタ「ハァ…ハァ…ハァ。急ぐっス!急ぐっス!」

シシタ(ミミちゃん!ミミちゃんに何かあったらオイラ………!)

飛「おい。シシタ」

シシタ「!!」

ドキッ

飛「さっきから脈拍がやたらと上がっておるぞ。何事じゃ」

シシタ「い……いや……何でもないっスよ。」

飛「そうか。しかしミミはどこまで深くまで行ったんじゃ。まだ見つからんのか」

シシタ「あ、ミミちゃんがいつも作るケーキの材料にプルプルメープルってのがあるんス。きっとそこまで行ってるんだと思うっス!」

飛「なるほどのぅ。では急ぐか。」

シシタ「はいっス」

ダダッダダッダダッ

飛「………」

飛(わらわは……言うべきか……言わざるべきか…。確信がないのじゃが…聞いてもよいのか…)
370 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 15:17:24.15 ID:Xe.7JASO
飛「………」

ダダッダダッダダッ

飛「………」

シシタ「飛さん…?どうしたんスか。そんなに押し黙って…お腹痛いスか?」

飛「シシタ……」

シシタ「………?」

飛「シシタ。今からわらわの言うことは村の皆には絶対に言うな。」

シシタ「?」

飛「そしておぬしの判断で構わん。わらわの言うことが全くの見当外れなら…わらわを殴れ」

シシタ「え…?なんなんスか急に…?」

飛「シシタ…おぬし。いや……この村は…“何か隠しておること”がないか?」

シシタ「………ッ!!」

ダダッダダッダダッ

飛「シシタ……?」

シシタ「…………そ…それは…」

シシタ(崩さん……)

ダダッダダッダダッ

飛「……シシタ!?」

シシタ(崩さん…オイラ…どうしたらいいっスか?崩さん……オイラ……オイラ…)
371 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 21:12:35.90 ID:c0B4zIAO
おい気になる所で止めんな!
372 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 19:56:34.23 ID:ktMqJWAo
そして再び空気と化す幽&男
373 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 01:02:44.45 ID:JsAYNsSO
ダダッダダッダダッ…

シシタ(崩さん…オイラ……一体……)

ダダッダダッ…ダダッ……ズシャ

飛「!?シシタ…どうしたんじゃ。何故止まる…!」

シシタ「………」

シシタ(崩さん……オイラ達は一体何を信用すればいいんスか…!!)

飛「シ…シタ……?」

シシタ「飛さん…―――」

【時は遡ること数年前】

〜ワイルー村〜

バッサバッサ

ホーク「クケーッ!!大変だ大変だみんな!また新しい“ニンゲン”がやってきた!!天国から新しい“ニンゲン”が!!」

村の住人「……!?!?」

ザワワワッ

ミミ「なんで!?また…またニンゲンが来るの?何をするために!?」

シシタ「ニンゲンっスか……。オイラもう懲り懲りっス。しかも“天国”からっスか……」

ホーク「………」

ジャリッ…ジャリッ…

《ここがワイルー村か…。はっはっは!楽しそうな村だな!》

ホーク「………!!来た……!」

崩「はっはっはっは!!はじめましてお前達!!今日からここの管理を任された“崩(なだれ)”だ!よろしくな!」
374 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 01:11:22.59 ID:4dupE5wo
更新だー
375 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 01:16:18.86 ID:JsAYNsSO
崩「はっはっは!!よろしくなみんな!!」

ホーク「………!!」

シシタ「よ…よろしく!?よろしくって………!?よろしくじゃないっスよ!!」

ガルルルルル!!!

ミミ「………!?シシタくん……?」

シシタ「オイラ達がどれだけ“ニンゲン”に苦しめられたと思ってるんスか!!どれだけニンゲンに……!!」

ダダッダダッダダッ!!!

崩「…………」

シシタ「ガルルルァァアアアア!!!!」

ガブッッッ!!!

村の住人「…………!!」

ゾゾゾッッ!!!

ミミ「……シ……シシタくん……」

シシタ「…ハァ……ハァ……ハァ……」

ポタッポタッ…

崩「…………」

シシタ「ど……どうして………」

ポタッポタッ…

シシタ「どうして避けないんスか………!?」

崩「…………」

ガクッ

崩「ははっ……。自己紹介よりもまずすべき事があったな。調度いい“勲章”だ…」

ガバッ

崩「俺はなにより…お前全員に詫びたいッッ!!!!本当に申し訳なかったッッッ!!!!!」

ドドドンッ!!

シシタ(………!?!?)
376 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 01:26:50.02 ID:4dupE5wo
お前たち全員じゃなくてお前全員?
そんなことより地ちゃんはまだかね?
377 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 01:42:17.62 ID:JsAYNsSO
崩「本当にすまなかったッッッ!!!!」

シシタ「な…なんのマネっスか……」

ホーク「ク…クケ……。」

亀村長「ほっほっほ。ニンゲンが頭を下げなさるか…」

崩「俺は…この島に降りてからは住民が望むなら命もいらないと思っていた…。」

スッ…

崩「俺の身一つで人間の行った罪を雪(すす)ごうとは思わん。だがな……せめて…せめて身内のしたことについては尻拭いをさせてくれないかッッッ!!」

亀村長「………」

崩「動物島の先代の管理人!あいつは俺達天国の“闇の時代”の生き残りなんだ!」

ミミ「…天国の闇……?何よそれ…」

崩「“奴”のしたことは全て知っている。あの場所を見た瞬間に全てを悟らされた。ただの趣味で命をも玩具にするような奴だ。だが…人間は全員がそんな考えを持って生きているわけじゃない!それだけはわかって欲しい!」

シシタ「………」

亀村長「ほっほっほ。頭を上げなされ。少なくともわしらにはな…ニンゲンがニンゲンを庇っているようにしか見えんよ。」

崩「………。わかっている…。」

亀村長「あのニンゲンが天国から管理人として遣わされてからというもの。わしらは地獄のような生活を強いられた。到底ニンゲンには理解できまいて。わしらにはニンゲンに対して相当な憎しみを持っておる」

崩「…………」

亀村長「…さてニンゲン。おぬしにこの闇を塗り替えることが出来るのか……?わしらはそれを信じてもよいのか?」

崩「………!!」

シシタ「そ…村長!!何を………!?相手はニンゲンっスよ!?」

亀村長「シシタよ…。こいつはニンゲンじゃが明らかに前のとは違う。賭けてみんか…この若者に。もう…争うのは疲れたんじゃ…。」

シシタ「村長……。」
378 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 01:55:10.12 ID:JsAYNsSO
亀村長「崩とやら。わしらとニンゲンの境界線はおぬしが思っとるよりも深い。」

崩「………はい」

亀村長「信じてよいのじゃな…わしらは。もはやそれしか出来んよ。ほっほっほ―――」

【現代に戻る】

〜ワイルー森〜

シシタ「………飛さん…」

飛「………」

シシタ「オイラ達は崩さんのおかげで救われたんス。いろいろと…でも。ニンゲンを好きになれたわけじゃないんス!!」

飛「!」

シシタ「オイラ達はどこまで信じたらいいんスか!!?教えて欲しいっス!!本当は……飛さんを背中に乗せてることすら嫌だったんスから!!!」

飛「シシタ……」

飛(わらわは……シシタにとんでもない事を聞いてしまっていたのか……)

シシタ「飛さん達が……いいニンゲンだってことも……何となくわかってるんスよ……グスッ。でも……どうしても…体が拒むんス…。どれだけ取り繕っても……“オイラ”が許してくれないんスよ…!!!!」

飛(わらわは……シシタに何を……!!)
379 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 02:03:33.53 ID:JsAYNsSO
シシタ「……崩さん…。オイラは…一体何を信じたらいいんスか……グズッ」

飛「シシタ…。おぬしがわらわを背中に乗せたくないのなら構わん。だが今は一刻も早くおぬしの“嫌な予感”の根本を潰してしまいたい!」

シシタ「………!」

飛「わらわは行くぞ。今はおぬしとは違う道であったとしても…必ずミミを探し出す!」

シシタ(飛さん……)

飛「すまぬシシタ!ここから先は――」

シシタ「飛さん!!!」

ガルルルルル!!

シシタ「ニンゲンとオイラ達の話は後っス!!乗ってください!!プルプルメープルのとこまで全速力っス!!!」

飛「シシタ…!」

シシタ「はいっス!」

シシタ(崩さん……オイラまだニンゲンのことはよくわからないっスけど…とりあえずガムシャラに突き進んでみるっス!!その先は今は考えないことにするっス!!)

ダダッダダッダダッダダッ!!!
380 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 02:09:11.65 ID:JsAYNsSO
〜宿〜

ガララッ

男「ただいま〜」

幽「おいっす!!!」

キュピーーン

地「あ……幽さんと男さん。おかえりなさい。お疲れ様です」

雪「ぐへ〜……暇だぁ〜〜〜!!幽ちゃんお帰り〜。お祭まだ〜??」

ゴロゴロ

男(雪のやつ…だんだん幽に似てきてるぞオイオイ…)

幽「ん〜…それがねぇ。なんだかややこしい事になってきてるんだよね」

雪「ややこしい事?」

男「あぁそうなんだよ。地ちゃんも聞いてくれる?なんかさ…最初はシシタと飛がさ―――」
381 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 22:33:33.09 ID:MjK8B6AO
雪ちゃんって3神やカーチャンニーチャン除いたらチートクラスなんだっけか?
382 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 15:21:12.11 ID:jQr2FQSO
【うがうがが!(説明終了!)…byジョーモン】

地「そうだったんですか…。」

男「まぁそのうち何事もなかったように帰ってくるさ」

幽「いや……う〜ん………でもな……」

ブツブツ

男「何一人でぶつぶつ言ってんだよ。あ…お前まさか」

雪「フリーズ!!!」

男「あ!しまっ……」

ピキピキピキ!!

幽「いえーい!ないすこんびねーしょん!!」

雪「そんじゃ言ってくるね!地ちゃん!!」

地「あ……ちょっと幽さん雪さん。どこに…」

幽・雪「知れたこと!!!」

ギャンッ!!ダダダダダダダダ!!

主人公が黙ってられるか〜い!!!(幽)

待ってるだけじゃ出番は無いんじゃ〜!!(雪)

地「速………」

ポツーン

地「……どうしよう…。お〜い…男さ〜ん…」

コツコツ

男「」

地「凍ってる」
383 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 00:43:23.16 ID:JhzPQYSO
〜ワイルー森〜

ミミ「ハァハァハァ…!!」

タタタタタタッ!!

ミミ(やばい…よ。このニンゲン達ほんとに……やばい…!!崩さん……!!)

グリーン「……はぁ。別に逃げなくてもいいじゃないですか。僕はただ聞きたいことがあるだけなのに」

チャチャ「グリーン…。このまま村に逃がしちゃったらめんどくさいよ…ゴホゴホ。」

グリーン「わかってますよチャチャさん。あんまり気が進まないんですけど――」

ブチッブチッ!!

グリーン「自分の腕をちぎるのって」

チャチャ(いつみてもグロいね…ゴホゴホ)

グリーン「ロケットパンチ!!!」

タタタタタタッ

ミミ「ハァハァハァ……!!」

ミミ(だ……だめ……もう限界……!!)

ガッ!!ガスッ!!

ミミ「……あうっ!!!」

ミミ(な……何…?)

フワフワフワ〜

ミミ(腕が…腕だけが浮いてる……?)

グリーン「…………」

ゴゴゴゴゴゴ…
384 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 01:00:51.17 ID:JhzPQYSO
グリーン「………残念です。本当に…」

ミミ「………!!」

ミミ(死……ぬ?私……もう一度……?もしもう一度死んだら……)

ゾクッ

グリーン「さようなら」

《ガルルルァァアアアア!!!!!!》

グリーン「………?」

ダダダダッ!!!

シシタ「グルルルァァアアアア!!!!!」

ガブゥゥッッッッ!!

ミミ「………!!シシタ君………?」

グリーン(ライオン…?どこから嗅ぎ付けたんでしょう…)

シシタ「ミミちゃん…!!大丈夫っスか!!なんスか!?この浮いてる腕は!?」

ミミ「シ…シシタ君!!どうしてここに……!?」

シシタ「だってミミちゃんがケーキを作る時はプルプルメープルを使うじゃないっスか!!」

ミミ「い…いや……そういうことじゃなくて―――」

グリーン「談笑中…いいですか?」

ギロッ

グリーン「僕の腕にいつまでかじりつくつもりですか?ライオンさん」

シシタ「……!!」

グリーン「切り離したとはいえそれは僕の腕なんで。そろそろ離してくれますか?」

シシタ「……ミ……ミミちゃん!!!今のうちに早く逃げるっス……――」

グリーン「もう消えろ。みんなみんな」
385 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 01:09:38.40 ID:JhzPQYSO
グリーン「離してくれないのなら……」

ビキビキビキッ

グリーン「消えろ。みんなみんな」

シシタ「…………!!」

ミミ「シシタ君……!」

《飛びクナイ!!!》

スカカカカカカ!!!

グリーン「…………ッ!!」

グリーン(ク…ナイ……!?)

シュタッ

飛「ひどいのぅシシタ。途中でわらわを振り落としたことに気付かんかったじゃろ」

シシタ「飛さん!!」

グリーン(飛……?)

飛「しかしそれもチャラになるぐらいナイスじゃシシタ。」

ギラッ

飛「おぬしの野性の勘は正しかったようじゃ!」

シシタ「飛さん……」

シシタ(飛さんって……こんなに頼りがいのあるニンゲンだったっスか?なんだかまるで――)

飛「逃げろシシタ!ミミを連れての!ここはわらわが引き受けた!!!」

ドンッ!!

ミミ「飛さん……」

グリーン(…………へぇ)

ブスッ…ブスブスッ

グリーン「“ここは引き受けた”…か。こんなクナイごときで…。」

飛「………」

グリーン「そんなこと言ってると死んじゃいますよあなた。もう一回。」
386 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 01:23:22.00 ID:JhzPQYSO
グリーン「“ここは引き受けた”か…。かっこいいですね」

ゾゾゾッ

飛(……!!こいつ……普通ではない……!)

飛「シシタ!!ぐずぐずしておらんと速く逃げろ!!!」

シシタ「で……でも……」

飛「わらわが心配なら速く逃げて崩さんを連れてくるんじゃ!!速く!!」

カッッ!!

シシタ「………!は………はいっス…!!ミ……ミミちゃん!!」

グイッ

ミミ「あ……シシタ君……」

シシタ「必ず助けを呼ぶっスから!!!!飛さん無事でいるっス!!」

ダダダダダダダダ!!!

飛「ああ。大丈夫じゃ」

グリーン「……誰が逃がすっていいました…?」

ブチッブチブチブチ!!

グリーン「行け。僕の指達!!“ショットガン”」

ガガガガガガガガガガ!!!
シシタ(…………!???)

飛「させん!!!」

シュタタタタッ!!

飛「忍法!!“火炎弾”!!」

ボボボボボボ!!!

グリーン「…………!!」

パラパラパラ〜…

グリーン(僕の指が落とされた。いや……それより今のは…忍法…?)
387 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 01:33:53.73 ID:JhzPQYSO
グリーン(忍法…?忍者の末裔か何かか……)

チャチャ「グリーン…。」

グリーン「?」

チャチャ「手伝う?」

グリーン「いえ。それよりチャチャは“あっち”の方を」

チャチャ「わかった」

シュタタッ

飛「あ!!待て!!」

グリーン「ロケットパンチ!!」

ドドドン!!

飛「………!!」

ドゴオッッ!!!

飛(ぶ……グハアッ!!)

ズシャァァァ〜!!!

グリーン「よそ見ですか?命の取り合いをなめないでください」

飛(さ…さっきから腕を飛ばしたり指を飛ばしたり何なんじゃ…一体)

ジャリッ

グリーン「僕個人の問題じゃないんで素性は曝せませんが名前ぐらいは。」

飛「う……くっ……!」

グリーン「僕は仲間内ではグリーンと呼ばれています。はじめまして。もし別の形で出会えていれば傷つけあうことなどなかったかもしれませんね」

飛「ふん。それは残念じゃのう」

グリーン「はい。同感ですよ」

【ワイルー森:飛vsグリーン】
388 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 01:51:49.47 ID:JhzPQYSO
【一方。シシタ組】

ダダダダダダダダ

シシタ「ハァハァ……ミミちゃん。ほんと無事でよかったっス」

ミミ「うん…ありがとう。でも……でも……シシタ君。ビーバさん一家が……」

シシタ「………!?ビーバ一家が……??ま…まさか…」

ミミ「うん……目の前で。私……何も出来なかった……。」

シシタ「………」

ミミ「やっぱり……私もう限界……シシタ君。ニンゲンって……崩さんみたいなのもいるみたいだけど……ニンゲンって残酷だよ……。崩さんの言うこと…やっぱり信用できない…」

シシタ「ミミちゃん……」

シシタ(オイラだってそうっス。オイラだって……―――)

クラッ

シシタ「……!」

クラッ…ドサッッ!!

ミミ「きゃっ!……ど…どうしたのシシタ君…?」

シシタ「……か……体が急に……痺れ……」

ミミ「痺れ!?」

ザッザッザッ

チャチャ「“有病息災(シックス)”」

ミミ「………!!」

チャチャ「これは空気感染するウイルス…ゴホゴホ。ウサギさんもそのうち動けなくなるよ……ゴホゴホ。そのライオンは走ってたから回るのが早かっただけ」

ミミ「あ……あなたはあのニンゲンの仲間の!?」

チャチャ「うん…ゴホゴホ。ごめんね……今逃がすわけにはいかないの……ゴホゴホ。出来るだけ楽な病気で死なせてあげるから…ゴホゴホ」

ミミ「……!!」

ゾクッ

ミミ(何このニンゲン…!病気…?どういうこと……?)

チャチャ「ゴホゴホ」
389 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 02:01:51.04 ID:JhzPQYSO
チャチャ「……ゴホゴホ」

シシタ(ミ……ミミちゃん………)

《それ以上近付くな》

シュルシュルシュルシュル…ピシィィィッ!!!

チャチャ「!」

シュタッ

チャチャ(鞭…?)

コツッ……コツッ……

???「急いで来て正解だったな。」

???「あぁ。だがこれは笑い事じゃない」

チャチャ(………何者…?)

コツッ…コツッ……ジャリッ

麗「少なくとも穏やかな空気ではないな。崩」

崩「迂闊だった。俺の監督ミスだ」

シシタ(この声………な…崩さん……崩さんスか…?)

ミミ「崩さん……崩さんだ……グスッ」

ドサッッ

ミミ「よかった……。崩さん……」

ナデナデ

崩「すまないミミ。怖かったな。そしてシシタ」

シシタ(…………)

崩「ぶっ倒れてるけどわかるぞ。よく頑張ったな。」

シシタ(……は……はいっス)

崩「そして…―――」

ギロッ!!!

チャチャ(…………!?威圧……?)
390 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 02:22:52.93 ID:JhzPQYSO
崩「さぁ聞こうか女。ここで何をしている。どうやって侵入した?」

チャチャ「………ゴホゴホ」

フゥウウウウ〜

崩「……何の真似だ…?」

麗「………」

チャチャ「……“有病息災(シックス)”」

ブハァァァァアア〜!!!

チャチャ「“大感染(パンデミック)”!!」

モワワワワ〜…

崩「……!?」

麗「……空気が……嫌に……」

ミミ「息を止めてください!!2人とも!!」

崩・麗「……!?」

ミミ「あのニンゲンは病気を自由に……あやつっ……」

ドサッッ

崩「ミ……ミミ…!!」

チャチャ「………ゴホゴホ。もう遅いと思う……ゴホゴホ。」

ブワワワワワワワ

チャチャ(……?風……?)

麗「“駿鞭(ソニックウイップ)”」

ブワワワワワワワ!!!!

麗「“砂塵(ストーム)”!!!!」

チャチャ「……!!」

チャチャ(竜巻を起こして……ウイルスを散らした)

麗「………」

チャチャ(病気を操ると聞いての判断…応用…戦闘考察力。なかなかやるかもしれない……ゴホゴホ)
391 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 02:25:36.22 ID:JhzPQYSO
ブワワワワワワワ〜!!

麗「崩。貴様は先にミミ達を連れて帰れ。とりあえずここは私に任せろ」

崩「麗…。“俺とこの敵は相性が悪い”ってか」

麗「そうだ。わかっているなら早くいけ」

チャチャ「………ゴホゴホ」

【ワイルー森:麗vsチャチャ】

麗「久しぶりに楽しめそうだ」

〜その頃、ワイルー森:荒れ地〜

白影「………」

シーーン

白影「遅いな…2人とも」

白影(寂しい…)
392 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 03:10:55.98 ID:JhzPQYSO
〜ワイルー森@チャチャ〜

崩「もう大丈夫だシシタ。すぐに村へ帰ろう」

シシタ(違うっス……違うっスよ崩さん。まだこの先にもう一人……)

シシタ「あ……ガ……」

崩「わかった。わかったからシシタ。何もしゃべるな」

シシタ(崩さん…気付いてくださいっス!敵はまだもう一人…!!飛さんがピンチっス……!)

ガクガクガク

崩「寒いかシシタ。」

シシタ「……う………グ……」

シシタ(崩さん……崩さん………)

ガブッ

崩「!」

シシタ(今は……噛み付くことしか……)

崩「シシタ……どうしたんだ。俺に噛み付くなんて」

シシタ(崩さん……お願いっス!!飛さんを……飛さんを……!!)

〜ワイルー森@グリーン〜

飛「飛びクナイ!!“時雨”」!

ズバババババババ!!!

グリーン「…あ〜あ。痛いんですよクナイ。また腕を変えればいいだけですけど」

ブチブチブチ!!…ニョキ!ニョキニョキニョキ!!

飛「ふん……気味が悪いのぅ。」

飛(生え変わるのがこやつの力か…?)

グリーン「あはは。そんなこと言わないでくださいよ。自分でちぎるのも痛いんですから…ね!!」
393 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 03:20:10.90 ID:JhzPQYSO
ビュンビュン!!

飛「うをっ!」

スカッ

飛「厄介な……腕じゃ……!!ハエのようにうっとうしい!!」

スカッ!!スカッ!

飛「ちぎれた腕も…自在に操るのか!」

グリーン「見てのとおり」

シュタタッ

飛「ふむ!ならば“核”を叩くというのが道理!!喰らえッ!!」

シュバッ!!

飛「神速狼狼突き!!」

グリーン「させない!!」

ニョキニョキニョキ!!

飛(……!!腕のないところから腕が…!!)

グリーン「春に芽がいぶくように!僕の体に限界はありませんよ!」

ビキビキビキッ!!

グリーン「“超近距離砲(ミドル・キャノン)”!!」

ドゴォォォォォン!!!

飛「ぐ……ガハァッッッ!!!!」

グリーン「内臓破裂ですよ……」

フワッ…

グリーン「………髪…?」

グリーン(いや…姿が…消えた……!?)

《隙あり!!》

グリーン「上……!?」
394 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 03:25:28.70 ID:JhzPQYSO
ギュンッ!!

飛「貫け!!クナイ簪(かんざし)!!」

ドスウウウウッッ!!!

グリーン「…………!!!」

飛「…人の核とはつまり脳。ここを貫いて生くる物なし!」

シュタッ!!

グリーン「そ……そうか………忍。忍でしたよね……」

ドサッ

グリーン「分身ぐらい……使えて……当たり……ま……」

飛「くノ一の戦いは惑わせ一瞬の隙をつくのが基本。分身など物覚えがついた頃には使えておった」

シャキンッ
395 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 12:52:10.04 ID:JhzPQYSO
〜ワイルー森@チャチャ〜

ピシィィィッ!!ピシィィィッ!!

麗「私の駿鞭の最高速度は音速を越える!!貴様にかわせるか!?」

チャチャ「……ゴホゴホ。“有病息災(シックス)”」

ギラッ

チャチャ「“細菌爪(バッド・タッチ)”」

ズバッ!!

麗「……くっ!!」

麗(病気を操るとは…空気感染だけじゃないということか!!)

チャチャ「……ゴホゴホ。避けて正解……ヒットすれば傷口からウイルスが感染して……――」

麗「“電撃鞭(イエローウイップ)”!!」

シュルシュルシュルシュル

チャチャ「……!」

麗「叫べ。豚のように」

バリバリバリバリ!!!!!

チャチャ「…!?!?……?!!?!……!?」

チャチャ(電撃……!?)

バリバリバリバリ!!!

麗「私が使う鞭は1本だけではない。空気感染がないとなれば戦闘スタイルも変えて当然だ」

バリバリバリバリ!!!

チャチャ「あ………が……がががが!!」

バリバリバリバリ…バシュウッ!!

チャチャ「……が……ッッ…」

ドサッ

麗「ふん。筋繊維がズタズタになった感覚はどうだ?どんな病気より苦しかろう。」

チャチャ「…………」
396 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 13:02:40.46 ID:JhzPQYSO
麗「ふん。口ほどにもない」

シュルシュルシュルシュル…

麗「奥の手を使うまでもないな。」

シタッ!

飛「麗!終わったか」

麗「飛か…。当たり前だ。さっさと帰るぞ」

飛「うむ。シシタ達のことも気になるしのぅ」

麗「………」

飛「それに――」

麗「この島の秘密。崩に聞くまでは帰れない…といったところか?」

飛「!」

麗「図星だな。心配するな。私もだ」

飛「いや…しかし麗……」

《お〜い!!!!飛ちゃ〜〜〜ん!!!》

タッタッタッタタタ!!

幽「飛ちゃ〜ん!!!」

飛「……幽!?何でおぬしがここに…!?」

幽「もう最大の見せ場だと思ったらいてもたってもいられずに……ってブフゥ!!?麗がいる!!」

雪「怖ぇええ!!」

麗「………」

幽「しかしこの幽幽コンビが来たからにはもう安心!!どんな敵が来たって酵素の力でちょちょいのちょいやで!!なんたって私は主人こ―――」

麗「“電撃鞭”」

バリバリバリバリ!!!

幽「ぎゃぁあああああああああ!!!!!」
397 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 13:10:30.03 ID:JhzPQYSO
〜ワイルー村:宿〜

シシタ「……ハァハァ…」

ミミ「ハァ……崩…さん……」

崩「しゃべるな。今はゆっくりしていろ」

チャプンッ

地「崩さん…替えのタオルです。2人とも大丈夫ですか…?」

崩「あぁ。だいぶ落ち着いてきた。それよりお前達…」

飛「……」

麗「……」

崩「何か聞きたいことがあると言ったところだな。まぁだいたいわかるが……」

麗「崩…。貴様はこの島で一体何をしている。」

崩「何を…?やめてくれよ。俺はただこの島の住民を………いや。わかった。いいだろう」

地「?」

崩「この機会だ。天国の新しい世代に引退した俺から話そう。この島の秘密…そして―――」

麗「………」

崩「“天国とは何か”」
398 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 13:21:08.98 ID:JhzPQYSO
麗「天国とは」

飛「何か…?」

崩「ああ。その前にすまなかった。お前達を騙し続けていたことは謝らせてくれ」

地(…だます?)

飛「ふむ。やっぱりか」

麗「そもそも島に着いてすぐに崩が現れてから私達が行動する際には必ず誰かしら村の住民が側についていた」

崩「そうだ。全部俺がみんなに頼んだことだ」

飛「幽に祭りの手伝いをさせた時からある程度確信はしていたがな。あいつは森に入るなと言ってもすんなり聞くとは思えん」

崩「ははは。案の定ああいう子は監視下に置いていて正解だった。それに翼の生えたあの吸血鬼の子もな」

飛「自由に飛び回られるぐらいならあの鳥と遊んでいてもらったほうがいい。そういうことじゃな」

崩「そうだ」

麗「……まぁそれはいいとして崩。貴様がそこまでして隠したかった島の秘密とは何なんだ。この島には何がある!」

崩「……“傷”だ。麗…お前も知らないような傷だ」

麗「傷……?」

崩「この島に残された傷だ。かつての天国によって引っ掻かれた傷だよ」
399 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 13:40:40.20 ID:JhzPQYSO
崩「この島の前の管理人。“M・D”」

麗「……“M・D”?」

崩「お前には聞いたことないだろうな。当然だ。人はみな彼の名前を呼びたがらない。そこで腕の立つ医者だった彼を皮肉をこめて“マッドドクター”と呼んだのだ。そう…通称“M・D”」

麗「そいつが…その貴様の言う天国の傷なのか…?」

崩「ああ。正しくは“傷の一部”だ。奴は異常だ。初めは人の命を救うことに喜びを見出だしていた彼がその終末期に求めたもの。それは“生命を一からつくりだす”ことだった」

麗「生命をつくりだす……!?」

飛「究極の医療といえば医療じゃな」

崩「そう。しかし天国にとってそれは最大のタブー。一度死んだ命は生き返ってはいけない。それは命の価値を踏みにじる行為だ」

麗「…」

崩「そうして奴が天国にとって手に余る存在になったころ奴はこの島の管理人にさせられた」

麗「……左遷か」

飛「というより邪魔じゃから天国から追い出したと言った方が正しいか」

崩「おそらくそうだろう。そしてこの島は彼にとっても最高の環境だった。彼はこの島にいる動物達を自らの手で開き、切り裂き、繋ぎ合わせて新しい命をつくった。」

飛「………」

飛(シシタがニンゲンを嫌う理由…ここにもその破片があったのじゃな)
400 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 13:56:31.90 ID:JhzPQYSO
崩「もっとも俺がその事実に気がついたのは彼がこの島の動物達を弄びつくし島を去った後だった。その後に俺がこの島の管理人として赴任してきたんだ。数年前の話だ」

麗「M・D…。壮絶な男だな。そうか…彼の研究結果。それが崩の隠したかった天国の傷。そういう裏が…―――」

飛「違う!!そういうわけではないじゃろ!!崩!!」

グワッッ!!

麗「……!?」

飛「崩!!なにより問題なのは“M・D”がまだこの地上のどこかで存在しているということではないのか!?」

崩「……!」

飛「おぬしの話を聞く限りでは“M・D”のこの島を去ってからの話が無いではないか!!!どういうことじゃ!!」

麗「!!」

崩「…そうか。そうだよな。はははは…俺自信気付かなかったよ。」

麗「崩…」

崩「俺が本当に隠したかったのは彼の研究結果ではない…。“彼の存在”そのものだったのだろう」

飛「崩……おぬし……」

崩「汚ねぇよなぁ。俺も知らず知らずのうちに自分の立場や名誉に捕われちまってたってわけだ。」

麗「……。崩……それより今M・Dはどこにいるのかわかっているのか?」

崩「………」

飛「崩…?」

崩「ああ…。わかっている。しかし“転生”した後だがな」
401 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 14:08:29.95 ID:JhzPQYSO
飛「転……生…?」

崩「一度死んだ命は生き返ってはいけないが稀に“別の命”として胎内に宿り新たに地上に産まれるものもいる。」

麗「じゃあ……M・Dも…」

崩「そうだ。そして彼は再び生き返った。“パパ”と名を変えてな」

飛「………!?」

ガタッ!!

麗「……飛…?」

飛「パ…パパじゃと……?」

崩「そうだ。パパ……確かに神はそう言った。」

飛「パパ……まさか!!!信じられん!!」

麗「……飛?様子がおかしいぞ…」

飛「パパ。飛ばし屋本舗創設者にしてボス。わらわの……」

麗「………」

飛「わらわの元上司じゃ…。」

麗「………!?」

飛「このことを…針や西は……」

崩「知らない。全ては神の御心のままに」

飛「神…神が―――」

【かつて…回想――】

〜山ん中〜

落「はぁ…?なんで女子高生の制服なんだよ」

『わしの趣味じゃ。地上に戻してやっただけでも感謝せい。ほっほっほ』

飛「で…何が言いたいのじゃ!!」

『“パパ”と呼ばれる男の所在を突き止めろ。それがお前達の任務じゃ。ほっほっほ〜♪』

【………神の意志……。回想終】

飛「あの時……あの変態ジジイの本心はこれだったか……」
402 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 14:17:05.08 ID:JhzPQYSO
【長い長い時を経て…一度成仏した幽達がわざわざ地上に返された真の目的が判明し…】

〜ワイルー村:宿〜

飛「………。神か……神は何をさせたかったんじゃ…」

ダダダダダダダ

幽「うひひひひひ〜♪逃げれ〜!!」

男「待たんかコラァァアアア!!人を勝手に凍らせやがって〜!!!」

幽「うひょひょひょひょ!!雪ちゃん!!!」

雪「氷結(アイスバーン)!!」

ピキピキピキ

男「う!!地面が…!!」

ツルッッ

男「あぶしっ!!」

ズデーン!!

幽「あっひゃっひゃっひゃ!!!」

男「おのれ〜〜………」

ゴゴゴゴゴ

幽「やべ〜!!脱出!!」

ツルッッ

幽「アマミッ!!」

ズデーン!!

雪「あ。凍らせるの後ろだけでよかったね」
403 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 14:39:26.64 ID:1/FYMmso
いっきにすすんでるだと?
404 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 15:10:06.35 ID:JhzPQYSO
〜ワイルー森@グリーン〜

ヒュウウウウ〜…

グリーン「……」

グリーン(楽しかったなぁ〜……)

ムクッ

グリーン「僕もレッディやメル達みたいに戦闘専門になればよかったかな〜…」

ポリポリ

グリーン「うん。でもいい収穫がありました」

ザッザッ

チャチャ「…ゴホゴホ。グリーン」

グリーン「あ。チャチャ。お疲れ様です」

チャチャ「うん……ゴホゴホ。よかったのかな…島ごと感染させようと思えば出来たよ…ゴホゴホ」

グリーン「もういいじゃないですか。お互い収穫はあったみたいだし…」

チャチャ「…………」

グリーン「やっぱり天国は“僕ら”の敵だって確信できましたし」

チャチャ「……だね。ゴホゴホ……」

グリーン「帰りましょう。白影が待ってますよ」

チャチャ「……そうだね。」
405 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 21:19:52.40 ID:4AbFcoAO
ここでパパの伏線回収とか面白いな
406 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/01(正月) 21:41:42.26 ID:vWOI5ESO
〜地獄〜

バンバン!!

閻「二人とも!前へ!!」

口「……はい」

メリー「……シネシネシネシネシネ」

ブツブツ

閻「お前達は本日をもって地獄における特別戦闘要員とする」

口「………」

メリー「…シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ…」

ブツブツブツ…

閻「決してラッキーだとは思うな。永年の処罰の代わりだと思え。よいな」

口「……はい…」

口(ま〜ったく何のつもりかしらん…?)

メリー「…………クズガ…クズクズクズクズクズクズフフフフフフ…」

閻「よろしい!!ではこれにより裁判は終了とする!!」

バンバン!!
407 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/01(正月) 21:54:41.57 ID:vWOI5ESO
〜地獄:地獄門付近〜

口「天国の神様に挨拶だなんて…めんどくさいわねん」

メリー「………シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ……」

ブツブツ

口「ホント地獄は一体私達に何をさせたいのかしらん♪何か裏が…―――」

ザッザッザ…

口「…………」

ザッザッザ…ピタッ

口「あらん。久しぶりねん♪」

西「………」

口「お祝いにでもかけつけてくれたのん?ふふふ」

西「そうだね。あながち間違いとも言い切れないかな」

口「……?」

西「………これから先、天国は大きな転機を迎えることになるよ。多分ね。」

口「転機…?」

西「もちろん地獄も例外じゃないよ。…地獄がまだ“地国”とされていた頃の歪みは確実に今も受け継がれてるから」

口「……ジゴクがジゴク…?いまいち意味がわからないわねん…?」

西「………」

ザッザッザ

口「あ……ちょっと!」

西「一応言っとくけどあくまで僕の予想だから。さぁ、神のところに行くよ。案内するから」

口「………」

口(…何を企んでるのよん…。ふふふ……何だかゾクゾクしちゃうわねん♪)

メリー「……シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ……」
408 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 02:11:28.24 ID:seK7NkSO
〜D・I〜

ザワザワザワ

(お、お帰りなされた…!クロ様達だ!)

(いや…クロどころか徘徊者“ウォーカー”全員が揃ってやがる!こりゃ珍しいねェ)

(ありがたや〜ありがたや〜)

ザッザッザ

クロ「………そうか。無事でなによりだ。グリーン。白影。チャチャ」

グリーン「はい。たぶん僕らは消えたことになってます。」

チャチャ「……ゴホゴホ」

紫陽花「っていうかクロ…」

クロ「?」

紫陽花「またレッディがいないんだけどどうしよ」

クロ「そうか…」

黄龍「レッディも馬鹿じゃない。あいつも迷惑がかかると思えば自ら命を断つ覚悟ぐらいあるだろう」

紫陽花「そうね。戦闘要員は死ぬのも役目の一部。そのかわりにある程度の自由を設けられてるんだからね」

ピーチ「ねーねー!!」

ピョンッ

ピーチ「でもわたしはレッディの頭の上じゃないとイヤ!!」

紫陽花「はいはい。だからって私の上に乗らないでくれる?」

白影「ダメだよピーチ。紫陽花根に持つタイプだから」

紫陽花「おい」
409 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 02:27:15.38 ID:seK7NkSO
D・I(ダスト・アイランド)・・・一周40キロほどの島。この世の地図には存在しないが確かに存在しているとされる。多くの“捨てられた”魂が集まり、推定人口は約2〜3万人にのぼる。

〜救護テント〜

シャーーッ

白影「どう?調子は」

病人A「ウウ……ウ…」

病人B「ウ……ガフッ…」

ボタボタ

ナース「ああ…また血が……。」

白影「相変わらずだね。はい、これ」

ジャラジャラジャラ

白影「その辺から奪ってきた。たぶん売れば数億ぐらいかな」

ナース「気休めにもならないですね」

白影「………」

ナース「でも感謝しています…。この島に生まれた者はみんな。ありがとうございました…。」

病人A「……ウ……ゲホゲホ!!」

ボタボタ

ナース「ありがとうございました…ありがとうございました…ありがとうございました…」

白影「……」
410 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 02:37:51.91 ID:seK7NkSO
〜集会場(テント)〜

シャーー

白影「……」

クロ「どうだ」

白影「たぶん1日に100から200は逝ってるね」

クロ「そうか」

シャーーッ

チャチャ「……ゴホゴホ」

白影「あ。チャチャ。結果は?」

チャチャ「多分ハエか蚊による伝染病……ゴホゴホ。いずれにせよこの島にはいない種類のね……ゴホゴホ」

白影「それは確かに?」

チャチャ「今までこの島で発生した病は全部私の体にインプットされてるから…ゴホゴホ。間違いないよ…」

クロ「………。」

グリーン「限界ですね。そろそろ」

クロ「………」
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 14:17:47.34 ID:X2ZIESco
年末年始はないと思って油断してたが・・・
そしてまさかのパパ再登壇とは。あの母子も?
412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:34:48.15 ID:iS7U7.SO
〜動物島〜

幽「はいみんな!せーの!」

ペコッ

幽「2日間ありがと〜ございましたっっ!!!」

飛「幽…わざわざみんなで礼を言わなくても…」

幽「下げろ〜頭下げろ〜!!」

グイグイグイ

飛「んおお!?なんじゃこの圧力!」

幽「下げろ〜頭下げろ〜〜」

崩「はっはっは。別にいいさ!そんな固いことしなくたって!ははははは」

幽「そーそー!!固い話は抜き抜き!わかるねおっさん!!柔らかいことだけ考えよっか!」

ササッ

男(なんだこの変わり身…)

崩「まぁお前らが無事に家まで帰ってくれりゃ俺は安心するし…」

幽「キャハハハハハ!おっさんとマブダチだ!今日から!飲め飲め!!」

グイグイグイ

崩「だ…だから……帰りは十分気をつけて……」

幽「や♪や♪柔らかい!柔らかいといえばおっぱい!おっぱいと言えば白い!白いと言ったらNON STYLEの細い方…」

崩「ごちゃごちゃやかましい!」

バキィッ!!

幽「カンブリッ!!」

男「そりゃ殴られると思ったわ…」

飛「恥ずかしい…」
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:47:25.70 ID:iS7U7.SO
幽「ブ…ブラザーだと思ってたのに…」

ピクピク

男「それお前だけだよ」

崩「それとこの島のあいつらのことだが…」

飛「………」

麗「見送りがいないな」

崩「あぁ。今回の件でまた人間嫌いが蘇っちまったみたいだな。すまん!」

飛「構わん。無理に見送る必要もない」

崩「そうか。ははは、ありがとうな。あと最後に―――」

キーーーン!!

崩「…ん?」

吸「お〜〜い!!みんなぁ〜〜〜♪」

ホーク「クケーー!!」

ヒュ〜〜〜ン!

地「あ!吸さんです」

幽「なんだ吸ちゃんか。ジオンの赤い彗星かと思った」

吸「もう〜!!村に戻ったら誰もいないからびっくりしたよ〜〜〜!!おいてきぼりだぁ!!」

男「あ〜すまん!そういや忘れてた!」

ホーク「クケーー!!あとこれさ!ほら!村のみんなからのプレゼントさ!クケーー!!」

バッサバッサ

ホーク「プルプルメープルのホットケーキさ!」

幽「喰う喰う〜!!!」

キュピーン!!

男(急に元気になった…)
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 22:50:27.87 ID:fkRcNvMo
結局、今回も主人公じゃないまま終わりそうだな・・
415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 22:54:02.48 ID:VzomoUSO
>>414
幽「憑りついてやろうか?あーん?」

デロデロデロン
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 21:10:47.81 ID:MfCyW6Yo
とりつかれても怖く、、、、いや、食費がヤバイか
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 02:37:13.15 ID:pzePLMSO
雪「はい♪あーん」

幽「あーん…」

ガキンッ!!

幽「おぎゃ!」

雪「こ…凍ってやがる…!!」

幽「歯が砕けたぁぁああああ!!!!総入れ歯突入かぁぁあああ!!!!!!!」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!

男「…………」

地「…楽しそうですね」

男「そうだな」

麗「騒々しい」

ハムッ

飛(…うまいなこれ)

418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 02:51:51.50 ID:pzePLMSO
ハムッ…モキュモキュ

雪「おいひーこれ」

幽「私のマジで凍ってるこれ…」

ガーーン

男「ふざけてるからだろバカ」

幽「これ交換して!ほら!交換して!冷たいホットケーキとはこれいかに!」

男「もー食べちゃうもんね〜。あ〜〜ん」

ハムッ

幽「あ゙ぁ゙〜!!!!!!この人で無しがぁぁぁ〜!!!!」

男「もう食べちゃったもんね〜」

幽「出せぇぇええ!!!食道ぶち抜くぞクソヤロォォ!!!」

グイィィィ〜!!

男「あ…あががごぎぐが!!!!(あ…あごが外れ…ガッ)」

崩「………」

ジーーッ

崩「お前…友達付き合い変わったな…」

麗「友達ではないッッ!!」

ハムッ

地(美味し…これ。)
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:13:27.83 ID:pzePLMSO
幽「くそぉ!凍ってもホットケーキはホットケーキ!!」

ガリッ!!

幽「チクショー!!」

飛「じゃあのぅ。わらわ達はそろそろ行くとするか」

吸「そーだね〜♪ん〜〜♪楽しかった〜〜〜」

男「そうか吸はずっと遊んでたんだよな…」

ピリピリピリッ

男「…ん?あ。お姉からだ。早く帰って来いって」

雪「シスコン」

男「うるせぇ!!」

地(しすこん…?)

ワーワーギャーギャー

麗「全く……付き合ってられんな」

ピリリッピリリッ

麗「なんだ…?今度は私か。どうせまた西のくだらん仕事が…―――」

ワーワーギャーギャー!!

麗「…………」

《四季城で異変…by西》

麗(四季城…?四季城と言えば…)

雪「〜〜〜♪♪」

麗(少し厄介だな…。下手すれば“精霊クラス”の相手か)
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:28:25.08 ID:pzePLMSO
【その頃…】

〜山中:廃墟付近〜

ヒュウウウウウ〜〜

落「………」

ポキッ…ポキッ…

落「あ〜〜…やっぱお前は俺が思ってた通り単純だな。ここで待ってりゃそのうち来ると思ってたぜ」

レッディ「ハッハッハァー!!!取り逃がした獲物を刈りに来ただけだ」

落「へっ。どっちが獲物だろうな!」

〜港の倉庫〜

『へっ。どっちが獲物だろうな…――』

ブチッ!!

鉄心「…………身の程知らずのクソガキが…」

スッ…

コーガ「鉄心…」

鉄心「サンキューなコーガ。やっぱ盗聴器借りててよかったぜ。あんのクソガキめ。せっかく俺が逃がしてやったのによ」

コーガ「…フ。親離れ」

ボソッ

鉄心「あぁ!?何か言ったかよ!」

ピリリッピリリッ

静(………?メール?)

《四季城で異変…by西。それと…―――》

静「………」

《神はユダ》
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:49:39.91 ID:pzePLMSO
〜山中:廃墟付近〜

落「おらぁぁぁああ!!!木刀一本!」

ビキビキビキ!!

落「衝撃波ァァァ!!!!」
レッディ「甘ぇええ!!!!!」

シャッ!!!

レッディ「甘い甘い甘い!!!」

落「………!」

バキィッ!!

落「がはぁっ!!!」

レッディ「そんな棒きれで戦うつもりかぁぁ!!!!」

バキィッバキィッバキィッ!!

落「どうっ!あぐっ!!うぶっ…!!」

レッディ「オラァァ!!!」

バキィッ!!ズシャァァァ〜!!!

落「………」

レッディ「……立て女。いつまで猫被ってやがる。そんなもんじゃねぇだろお前は。」

落「…………」

ムクッ

レッディ「……」

落「………」

ゴゴゴゴゴ

レッディ(空気が……来たな)

ニヤッ

落「……。“飛拳”……――――」
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:57:58.33 ID:pzePLMSO
落「“牡丹花火”」

パパパパパパッ!!

レッディ「………!!」

レッディ(風の拳…!)

落「“飛拳”……“燕滑空”!!」

バビュウウウ!!!

レッディ「いいね!!いいねいいねぇぇえ〜!!!!」

ドゴォォ!!!

レッディ「オウッ!!」

レッディ(生の拳と違って内臓にまで効きやがるぜ…)

モクモクモクモク…

レッディ「いいぞ!!いいぞ女ァァァァ!!!俺に本気を出させてく…―――」

ユラユラユラッ

レッディ「…視界が……揺れる……?」



“飛拳”


ギュアアアアアア

レッディ(上!)

落「“落陽”」

カッ…





ドォォオオオオオオオン!!!!!!!
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 06:41:35.23 ID:7ZlQX6AO
精霊クラスって見るとシャーマンキング思い出すな
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:25:01.86 ID:jvP2vBISO
シュウウウウウ〜…















レッディ「………あ〜〜…首が痛ぇ」

ポキポキッ

レッディ「よくやった女。女の割にはな」

シュタッ!!




落「………!?」

レッディ「だが結局は指一本で十分だ。返すぜ。2倍でな」

落(デコピン……!)

レッディ「“反撃(カウンター)”!!」

バチィィイイイイ!!!!!!

落「……………!!!!!」

落(が………………ァ………ア……)

ドサッ

425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:39:06.83 ID:jvP2vBISO
落(……が……ぁ………)

ドロッ

落「………!!ウブッ!!!」
ドロドロドロドロォ!!!

レッディ「吐け吐け。出る血は我慢するな」

落「ウ……」

レッディ「俺の能力は“反撃(カウンター)”直前に受けたダメージをきっちり二倍で返す。後出しにはなるが理論上俺に打撃で敵う奴はいねぇ」

落「…………」

レッディ「それに俺がデコピンで返したことでダメージは指一本に凝縮された。どうだ。そうとう辛ぇだろ。」

落「グブッ……!!」

ドロドロドロドロォ

レッディ「ははは。“腹ピン”にしてもらっただけでもありがたく思え。本当にデコピンなら首が吹っ飛んでるぜ。いいか…――」

落「ウウウ……」

レッディ「それは“貸し”だ。いつか返しに来い。俺はお前みたいな女が気に入った!!!」

落「……イ……イラン……イラネェ……!」

レッディ「じゃあな。必ずお前は俺が“飛ばす”!!」

シュタッ

落「待………ウ…ッッ!!!ウガァ!!」

ゲホゲホッ!!ドロドロォ…!!!
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:46:27.47 ID:jvP2vBISO
落「ク………クソォ……」

ミシッ…ミシッ……

落(骨の一本や二本どころじゃねぇ……。っべぇ……生きた心地がしねぇ…)

『当然だクソガキ』

落「………!?」

ジャリッ

謎の仮面(鉄心)「よぉ。死んでるかクソガキ」

落「オ……おまエ……!!」

謎の仮面「お前が気にいらねぇのはこいつかな?ほれ」

ドサッ

レッディ「ウ………ガフッ……」

落「!?」

謎の仮面「悪い。たまたまそこですれ違ったからよ。俺が殺っちまった。」

落「!!!!?」
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:47:28.97 ID:jvP2vBISO
落「ク………クソォ……」

ミシッ…ミシッ……

落(骨の一本や二本どころじゃねぇ……。っべぇ……生きた心地がしねぇ…)

『当然だクソガキ』

落「………!?」

ジャリッ

謎の仮面(鉄心)「よぉ。死んでるかクソガキ」

落「オ……おまエ……!!」

謎の仮面「お前が気にいらねぇのはこいつかな?ほれ」

ドサッ

レッディ「ウ………ガフッ……」

落「!?」

謎の仮面「悪い。たまたまそこですれ違ったからよ。…俺が殺っちまった。」

落「!!!!」
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:51:55.48 ID:jvP2vBISO
謎の仮面「まぁそういうわけで」

落「………」

謎の仮面「こいつは俺が狩ったモンだから連れて帰るぜ。じゃあなクソガキ」

グイッ

レッディ「ウウウ……ッ」

シュタタタタタタタッ!!

落「………」









落「………ハァ…。参った………。」
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:59:29.23 ID:jvP2vBISO
〜山中:大木の上〜

シュタッ

謎の仮面「おっし」

レッディ「ウウウ……」

謎の仮面「もういいぞ。イガ」

レッディ「……」

ボシュンッ!!

イガ「ウウウ……っふう。上手くいきましたか?」

謎の仮面「ああ」

スポッ

鉄心「あ〜暑かった」

イガ「…クスッ。なんだか鉄心さんも…―――」

鉄心「あ?」

イガ「…あ。いえ何も」

鉄心「なんだよおい」

イガ「それでは。…クスクス」

ドロロン!!

鉄心「あ!おいコラ!!気になるだろうが!!おい!!!」
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 14:53:54.34 ID:jldIEPUSO
wktk
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/17(月) 04:51:48.34 ID:sq8xto2SO
【数日後…】

〜男宅〜

バキャァァァ!!!

幽「ただいマンドラゴラ!!」

男「ノリで玄関壊すなコラァァァアアアア!!!!!!」

雪「大丈夫だよ」

ピキピキピキ

雪「ほら氷のドアの完成♪」

地「あらら……」

男「どうやって外出んだよオイ」

【それぞれに日常が戻っていった…】

〜墓地〜

落「………うが〜……zzz」

飛「……まったく。しばらく見んでも成長のない奴じゃな!」

〜姉宅〜

バッサバッサ

吸「ただいま〜〜♪♪」

ズーーーン…

吸「何この空気!」

フラフラフラリ

姉「あ……吸ちゃ……おかえ……リ…」

バタッ

吸「姉さぁぁん!!!!?何事!?」

メ「合コンデ酒ヲ浴ビルヨウニ飲ンデ失態ヲ犯シタミタイデス」

吸「あ……そう……ハハハ」

トホホ…
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 03:10:24.98 ID:4BsrkmYto
スレ移転って、手動なのかな?
俺は>>1じゃないし、やるなら>>1がやった方が混乱しないだろうからやらないけど
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 20:45:23.89 ID:oAZ82Qqzo
他スレでは依頼出してたよ。何処にどうやって出すのかは知らないけど。
出して受け付けられた時点のレス番までが向こうにそのまま反映されてる。
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/19(水) 10:09:26.94 ID:qF2o2VgSO
>>433
【審議中】

幽「どうする…?何かいい案ある?」

熊「え…?つか俺……え?俺が決めるのか?」

男「誰に相談してんだ」
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:33:44.90 ID:Z+9w+o7To
wwktk
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/24(月) 04:22:16.90 ID:a+9UDadSO
【皆が家へと着いた頃…】

〜動物島:ワイルー森奥地〜

ザッザッザッ

崩「………」

崩(……確かこの辺りに……埋めておいたんだが……)

キョロキョロ

崩「!!」

ガサガサッ

崩「これだ…。よし……誰にも見つかってないな」

キュッキュッ

崩「ふぅ。だいぶ汚れちまったがまだ読める。しかし…数年前に俺がここに来てこれを見つけた時はさすがに目を疑ったぜ。本当に…噂じゃなかったのか」

“第六の天国 アニマ”

崩「ここが“元天国”だなんてな……。そして……天国は元々一つじゃなかった…!!」

ドドンッ

〜天国からさらに先:四季城〜

西「……四季城。初めて来るね」

麗「ふんッ。何があったか知らんがさっさと終わらせるぞ」

西「四季城の“4人”は現世と天国の四季を司る偉大な存在。なんせ彼らは…―――」

麗「“精霊クラス”だと言いたいのだろ?わかりきったことを」

西「精霊は幽霊にも妖怪にも属さない異質な存在。“自然そのもの”を相手にしてると思った方がいい」

麗「………」

西「……ってネットに書いてた。某巨大掲示板に」

麗「散々語っててネットか貴様!!」
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/24(月) 04:30:19.01 ID:a+9UDadSO
西「仕方ないよ。僕だって会ったことないし」

麗「だからってネットはどうかと思う」

西「情報なしに突っ込むのは無謀。今少しずつだけど天国で季節が狂い始めてるし」

麗「季節が?」

西「…そう。以前雪って子が天国を荒らした時があったんだけどそれ以来度々吹雪やら嵐やらが起こるようになって」

麗「“雪”か。話には聞いていた。ここ四季城の冬を司る精霊“柊(ひいらぎ)”の実の娘だろ?」

西「うん。噂だけどね」

麗「………」

西「………」

麗「……というかこれ……私達2人だけでいくのか…?」

西「気まずいね」

麗「口に出すなそういうことを!」
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/24(月) 04:41:21.24 ID:a+9UDadSO
西「大丈夫。助っ人を呼んであるから」

麗「助っ人?」

ザッザッザッ…

ザッザッザッ…

西「来た」

ザッザッザッ…

口「ん〜…四季城だなんて……そんな急に言われてもねん」

メリー「アアアアアアアアアアアアアアアア」

口「ん〜…でも精霊クラスだなんてちょっと鎌が疼いてきちゃうわん♪」

メリー「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスウケケケケケケケケ」

麗「……!!?」

麗(な…何者だ……こいつら?)

西「お静さんが来れないっていうから代わりに」

口「ん〜…お久しぶりねん♪あと……そっちはん?」

西「この人は“麗”っていって僕の前の参謀長」

麗「ふんッ」

口「ふ〜ん。よろしくねん♪」

メリー「ウデヲイッポンチギリマショー。チギリマショー。チギリマショー。チギリマショー。」

西「それでこの2人が…」

麗「紹介など必要ない。早くいくぞ」

西「わかった」

ツカツカツカ

口「……」

口(…なぁにこの女。印象最悪ねん…)
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 13:09:07.56 ID:mlHROND2o
やっと見つけた、一度見失うと探せないのがネタスレタイの欠点だな
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:56:54.03 ID:XO6S30sho
専ブラでお気に入りに入れておくもんだぜ?
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 03:41:55.58 ID:EnHSc2PSO
〜四季城:1F〜

コツコツコツ

口「ん〜…いいのん?勝手に入っちゃったわよん?」

西「鍵が閉まってたわけでもないしいいんじゃないかな」

口「まぁ。参謀長さんらしいわねん。ふふふふ」

麗「ところで…真っ暗で何も見えないな」

西「…………」

麗「見えるのは壁を伝う“たいまつ”の炎だけか」

チカチカ…チカチカ…

麗「まるで道標をつくってくれているようだ」

西「そうだね」

口「すっごい歓迎されちゃってるのねん♪」

麗「みたいだな」

ピタッ

《春の間》

麗「ご丁寧に看板までつけてくれて」

メリー「ケケケケケケケケケケケケケケ…」

麗「入るぞ」
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 03:48:13.90 ID:EnHSc2PSO
麗「…入るぞ」

西「待って」

ガシッ

麗「なんだ西」

西「忘れないでね。僕らは喧嘩しに来たわけじゃない。あくまで調査目的で来ただけだ」

麗「……」

西「血を交えずに事が済むならそれが1番いい。向かい合ってさぁどっちが強い?って話じゃないからね」

麗「ああ。わかっているッッ!!」

口(ん〜……“いつ”から?)

ニヤッ

口(いつからそんな考えが出来るようになったのん…?参謀長さん?)

口「ふ……ふふふふふ」

クスクス

西「……?」

口(参謀長さんはこっち側の人間だと思っていたのにねん)

西「口裂け…―――」

ポンッ

口「この裏切り者ん♪」

西「……?」
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 04:02:49.74 ID:EnHSc2PSO
口(忘れちゃダメよん?私達の初顔合わせのこと……)

ゾクゾク

口(今は仲間とはいえ元は敵どうしで出会っているのだからん♪)

西「……入ろう」

ギギギィ…

〜四季城:春の間〜

ギギギィ…バタンッ

西「……!!」

麗「こ……これは!!」

パァァアアアア〜

麗「そ……外?」

口「綺麗な青空♪それに…」

ヒラヒラヒラ〜

フワフワフワ〜

口「一面の桜吹雪」

西(どういう理屈……)

『ふわわぁ〜……お客ですか?』

西「………!?」

ザッザッザッ…

椿「ふわわわ〜……はじめまして。私はここ四季城で春の間を管理しています」

麗(女……いやに華奢な……)

椿「春とは1年で最も心が落ち着く季節です。厳しい冬を越えた全ての生命をその暖かさで包み…そして時には新たな命の息吹かせる。誰もがそんな春の到来を待ち望みます」

西「とりあえず自己紹介からしよう。僕の名は―――」

椿「ふわわわ〜〜……。ああ……なんだか私眠たくなってきました……。すいませんみなさん。私……おやすみなさい……zzz」

スヤスヤ

西「!!?」
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 04:15:11.53 ID:EnHSc2PSO
椿「………ムニャムニャ……zzz」

スヤスヤ

西「………」

口「ん〜……どうするのん?参謀長さん」

麗「そんなこと決まっているだろう」

ザッザッザッ…

麗「進むんだ。寝てしまっているんだから仕方ないだろう」

ピシィッ

麗「少々出鼻をくじかれた感はあるが…な」

西「それ、鞭。直してくれるかな。物騒だから」

口「それにしても……」

ポカポカ

口「…なんていい陽気?ピクニックでもしたい気分ねん♪」

西「そうだね」

口「今日なら普段あんなに陰気なメリーも明るくなっちゃったりして……」

チラッ

メリー「………ネ……ネムネムネム……アアアアアアアアアアアアアアアア………」

ドサッ

メリー「…………zzz」

口「………!!?」

西「!!」

口「メリー!!一体どうしたっていうのん……!?」

西「…脈を」

ピトッ

口「………どう?」

西「あるね。多分寝てるだけだ」
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 04:22:06.07 ID:EnHSc2PSO
メリー「…………zzz」

スヤスヤ

口「まったくどういう事ん…?」

西「わからない。わからないけどもしかしたらこの部屋…――」

ドサッ…!!!

西「……!?」

麗「く……くそ………!瞼が……鉛のように重たい……。ダメだ………眠気……が………」

バサッ

麗「………zzz」

スヤスヤ

西「麗まで」

口「なんなのもう〜!!」

西「聞いてみれば」

ムクッ…

椿「ふわわ〜…………」

西「今お目覚めの人にさ」

口「……!!」

椿「う〜〜ん………」

ウツラウツラ…

椿「ふわわ〜〜……あ…あれ?あなたたちまだ寝てなかったですか…?こんなにいい天気なのに」

西「寝るのもいいけど僕らは仕事で来ているんだ」

椿「いいじゃないですか……ふふっ。みんなで日だまりの中でスヤスヤお昼寝するのって幸せだと思うんです…。そうすれば争いだって起きない…」

プ〜〜ン

口(……!??この香り……?)

椿「さぁ今日はみんなで一緒にお昼寝しましょう。夢の世界へ。“春眠(アロマスリープ)”!!」
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 04:34:12.41 ID:EnHSc2PSO
椿「春眠(アロマスリープ)!!」

ザワザワザワザワ〜

口「……!!風……暖かい…」

西「そうか。わかった。」

口「……?」

西「口裂け。出来るだけ息を止めて聞いて」

口「息……?」

西「この空気全体が罠だったんだ」

口「……!!」

西「口裂けは普段からマスクをしてるし僕は生まれもった肺活量。だから僕たち2人は生き残ってその2人が眠りに落ちたんだ」

口「え……?」

西「口裂け。そこの2人を連れて先に行っててくれる?ここは僕がなんとかするから」

口「ん〜……何を言ってるのん?あんたまさか戦うつもり……?」

西「最悪。“出来るだけ”避けるけど」

口「ん〜………ふふふふふ」

クスクス

口(そう…それがいいわん♪)

西「口裂け。後は頼むね」

口「はいはい。私もそろそろ眠たくなってきたしねん……♪2人は拾っていくわん♪」

ガシッ!ガシッ!

椿「ふわわわ〜……あれ?先に進むんですか……?それはやめた方がいいかと……」

口「ごめんなさいねん…♪次プライベートで会ったら一緒にお昼寝しましょうねん♪」

椿「そんな……」
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 04:43:18.29 ID:EnHSc2PSO
椿「私は……みんなで一緒にお昼寝したほうが幸せになれると思っていましたが…」

口「人それぞれあるのよん。都合ってものがねん。大丈夫♪寝る時は寝るからん♪じゃーねー」

タタタタッ

椿「ダメ…。次の“夏の間”に行けば争いになります……。止まってください…。お願いしますから。」

ヒラヒラヒラ〜

口(桜…の花びら??)

椿「ごめんなさいお客さん…。散れ!“桜吹雪”……――――」

西「“爆風素嵐賦”!!!」

ブワワワワワワワワ〜!!!

椿「……竜巻?どこから…?」

西「危なそうだから今のは止めておいたよ」

椿「あなたは…何者…?」

西「やっと聞いてくれた。僕の名前は西。今は天国の参謀長!」

椿「ふわわわ〜……天国の参謀長さんですか」

西「うん」

椿「参謀長って……何ですか…?」

ポカーン

西「………」
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 04:53:15.69 ID:EnHSc2PSO
椿「参謀長って…何ですか?」

西「………」

西(だいたい……あと3時間ってとこかな)







西は計算している。
彼女の驚異的な肺活量。その実およそ800万CC(成人男性の平均が約3000〜4000CC)。そして彼女の最高連続息止め時間は







実に“5時間”を記録する




しかしこれはただ息を止めるという場合のみ

運動すればもちろん時間は縮むしその他何かしらの要因でその時間は左右される。


そして爆風素嵐賦一回にかかる息は約2時間相当。つまり彼女があと息を止めていられるのはじっとしていると仮定しても“約3時間”なのだ。


西(そんなにゆっくりしてられない)

椿「ふわわわわ〜〜……」
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 05:20:11.81 ID:EnHSc2PSO
地「……?」

椿「……?」

※ちょっと似てる…?
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 14:11:50.51 ID:EnHSc2PSO
〜四季城:階段(1Fー2F)〜

カンカンカンカン

メリー「………zzz」

麗「…………zzz」

口「お……重い……わ」

ドサッ

メリー「……zz…」

麗「………zzz」

口「起きろぉぉお!!!」

ザクザクザクザク!!

メリー・麗「………ッッ!!!?」

ビクーッ!!!

口「自分で歩いてくれるかしらん?」

麗「ななな何だ…!敵か!?」

口(ばーか)
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 14:17:24.29 ID:EnHSc2PSO
麗「くそ…私としたことが………」

ズーーン

口「あんたプライド高すぎよん」

メリー「精霊コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」

口「ん〜…今回は穏便にいくのよん。さっき約束したでしょん?」

カンカンカンカン

口「あ…見えてきたわん」

《夏の間》

口「夏の間だって」

麗「ちっ!!次に何かあれば私が行く!!」

口「ん〜…穏便って言ってるのに?精霊クラスを相手にするのは自然を相手にするのと同じよん?」

麗「一向に構わん!!」

口「もう〜」

メリー「ナツノマ。ナツノマダヨ…ナツノマダヨナツノマダヨナツノマダヨ。」

ブツブツ
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 14:25:42.31 ID:3ABsHdVqo
地ちゃんの出番はまだか
453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/25(火) 14:32:44.49 ID:EnHSc2PSO
〜四季城:夏の間〜

ギギギィ…

口「さぁ。夏の間よん」

麗「……!!」

ギラギラギラッ

麗「暑い……ここも空間が外の世界のようだ。」

口「そうねん…。」

ザザザザァ〜

口「砂浜と海まであるわねん。よく出来てるわぁん」

『そりゃそうさ!ここは四季城!あたいたちのテリトリーだよ!!』

ザバァァ〜!!

榎「やっぱり夏は最高〜!!!!」

口「………ふぅん。」

麗「海から出てくるか。」

榎「あ〜あ〜なんだいあんたたち!!せっかくの夏の間に来たんだよ!?思いっきりはしゃいじゃいなよ!!服なんか暑いだけだろ〜!!!!」

スポーーン

口「…………はい…?」

麗「なんの真似だ女」

榎「夏といったら1年で1番命が輝く季節!!春に芽生えた命が初めて向かえる試練の季節!!この暑さの中で鍛えて鍛えて鍛え上げられて命達はその輝きを放つ!!そんな季節が夏なのさ!!どうだみんな夏が待ち遠しいだろ!?」

口「な…なんだか馬鹿っぽいわねん……」

麗「いいから服を着ろ!!」

イライライラッ
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 14:02:07.29 ID:a/HVon4SO
まさか泳ぐのに適した地味な体型じゃないよな?
生命が云々言ってるんだから派手な体型だよな?
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/26(水) 22:37:10.60 ID:A4sedMRSO
〜河川敷〜

落「強くなりてェんだよ……頼む!!姉ちゃん!!!俺ァもう負けたくねぇ……!!」

静「………」

落「頼む……この通りだ……ッッ!!強くなれんなら死んだってかまわね…―――」

バシイッッッ!!!

落「………!!」

静「それだけは言ってはいけません!!お落!!」

落「姉…ちゃ………ん」

静「どんな理由があれ死んだっていいことなんかありません!!その言葉がいかに愚かか知りなさい!!」

落「………」

静「お落……」

ソッ…

落「!!」

静「ごめんなさい……痛かったでしょう…。」

ギュッ

落「ね…姉ちゃ……ちょ///」

静「でも“それ”こそが強さの証。強さを求めるあなたにはそれを知って欲しいのです。」

落「……??」

静「私はずっと平和でいられることが幸せだと思って生きてきましたが…戦いの中に見つかる幸せもあるのかもしれませんね。」

ヒラッ

静「お落…ここに行きなさい。」

落「…これは……地図?」

静「卍霊寺(マンリョウジ)。名だたる“悪霊”が集う場所です。まさにこの世の地獄。あなたの全てを壊してしまう可能性もありますが……」

落「………」

静「必ず帰ってきて下さい。必ず…必ず帰ってきて下さい。」

落(卍霊寺……。ここに行けば……)
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/26(水) 22:46:41.54 ID:A4sedMRSO
〜港:倉庫〜

静「……」

鉄心「アッハッハッハ!!!!お前も無茶苦茶なことをするなぁ!!よりによって卍霊寺か!!」

静「でも……お母様もこれが望みだったのでしょう…?」

鉄心「当たらずも遠からずというか。まぁあのガキにとっちゃいい経験になるぜ!!マジで消えるかもしれねぇが。」

静「いえ……大丈夫です。あの子ならきっと…」

コーガ(………)

イガ「……コーガ。卍霊寺ってまさか……」

コーガ「ああ。あそこを今統べているのは“海王丸”」

静「………」

コーガ「間違いないな?」

静「はい。その一生を己の強さにのみ費やした男。そして…」

コーガ「………」

静「最後の三武神。武神というものを体現しているものはおそらく彼一人だけでしょう。」

457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/26(水) 22:53:16.31 ID:A4sedMRSO
【卍霊寺編】

〜卍霊寺:庭園〜

ギャアギャア…!!

猛獣「……ガルルルルルル」

海王丸「………」

シュッシュッシュッ

海王丸「きな…猛獣。俺の血が欲しけりゃ奪い取れよ」

猛獣「ガルルルルルルァァアアア!!!」

ガキィィン!!!

猛獣「ア……ガガガ!!」
海王丸「本気で噛みついてそれか!!お前も俺に触れることすら値しないかッッッ!!!」

ガッッ!!

猛獣「ガルルルルルル……ガァァ!?」

海王丸「ふんっ!!」

猛獣「ガッッ…!!」

プチッ

海王丸「せめて安らかに眠れ」
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/26(水) 23:02:23.16 ID:A4sedMRSO
海王丸「……」

ジャリ…ジャリ…

弁慶「猛獣の頭を“握りつぶす”か。いやはや恐るべきはその握力」

海王丸「………失せろ。弁慶」

弁慶「今やこの卍霊寺を統一してるのはお前だって話だな…海王丸。」

海王丸「死にたいのか」

弁慶「まさか。お前に喧嘩を売ろうだなんて奴はここにはいないだろ?俺はただのお前のファン……」

ギュンッ!!

弁慶(あ……れ……?世界が………ひっくり返る…)

海王丸「握力が俺の武器じゃない。勝手についてきただけだ。勘違いするな」

弁慶「あ………が…………」

ブクブクブク

海王丸「それに俺は喧嘩は売られなくとも買うぞ。勝手にな」

弁慶「あば……あば…あば……」

海王丸「失せろ」

バシュッッッ!!!!
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/26(水) 23:13:42.20 ID:A4sedMRSO
〜港:倉庫〜

イガ「武神を体現……?」

静「例えばです。もし…この世に自分だけしかいなければいいのにと思ったことはありますか…?」

イガ「ええ……それは……」

静「人は挫折した時…苦痛に苛まれた時…誰でも一瞬はそのような願望が頭をよぎります。」

イガ「………」

静「彼はそれを実行に移すのです。いえ…移せるのです」

イガ「!?」

静「意味がわかりませんか…?」

鉄心「よーするにだ」

パキッ…パキッ…

鉄心「ゲームをリセットするように!いつでも生命を駆逐することが出来るってことだろ?ハハハハハ!!!」

イガ「まさか…馬鹿げています……!」

静「馬鹿げた戦闘力。それが彼の彼たる所以なのです。」

コーガ「いや……なにより驚くべきは静殿」

静「………」

コーガ「静殿がそのような男がいる三武神に名前を刻まれているという事実」

静「付属品です」

コーガ「………??」

静「私達など所詮付属品。彼がそれを行動に移した時に“生き残っている可能性”から。それだけの理由で選ばれたようなものです」

鉄心「へェ……そこまでいうか。三武神ったァ武を目指す者なら誰もが崇める存在だぜ。」

静「はい……」

鉄心「一戦交えてぇ……♪」

コーガ「………!!?」

ビクッッ!!!
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/26(水) 23:30:03.70 ID:A4sedMRSO
静「ただ……」

ギリッ…

静「それも嘘かもしれません」

コーガ「……?」

静「彼についての全ての事は一切が謎に包まれています。本当はただの喧嘩の強い若者かもしれません。武術に優れた老人かもしれません。だって……」

ブルブル…

静「一人の人間が世界を滅ぼしうる戦闘力を持つだなんておかしいじゃないですか…!!そんなのって……」

鉄心(静が震えているだなんて…初めて見たぜ…)

静「彼だって私達と同じ人間なんですよ!?」

クワッ!!

コーガ「……あ……あぁ…」

鉄心「落ちつけ静」

静「……す……すいません…お母様」

鉄心「もう何を考えたって一緒だ」

ポリポリ

鉄心「あとはあいつが帰ってくるのを待つだけだろう。卍霊寺から無事にな」

静「お母様…」

静(私にはその器が足りないのですね…いつもそれを思い知らされます。だからあなたの背中は大きいのです)

鉄心「ふわぁぁああ〜〜……ゲフッ。寝よ。腹減ったな。」

静(私も…強くならないといけませんね…)
461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 03:35:43.32 ID:KbCTM+3SO
〜卍霊寺:女子寮〜

ザワザワザワ

『おぉーーい!あっちでもまた死体が…―――』

ガヤガヤガヤ

JK「は?マジうるせぇし。ここじゃ殺しとか女が化粧するぐらい普通だっつーの」

ポンポン

JK「朝っぱらからウゼェなぁ。どーせ誰かが海王丸にちょっかい出したんじゃねーの?マジ馬鹿じゃん」

卑弥呼「………」

JK「祈り?毎朝頑張るね。」

卑弥呼「……☆∇★♂※◎◆▲」

JK「相変わらず何言ってんのかわかんねーけどここマジいいわ。卑弥呼なんて歴史の教科書でしか見たことないもん」

クスクス

JK「マジおもしれぇ。普通に学校行ってるより勉強なんじゃね?卑弥呼だよ卑弥呼!!アハハハハハハハ!!」

ゲラゲラゲラ

JK「……はぁあ。朝飯食いに行くかな〜。特に食うもんないけどさ。」
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 03:48:41.14 ID:KbCTM+3SO
〜卍霊寺:門前〜

JK「んじゃちょいと失礼しちゃって〜」

ギギギギィ〜

JK「勝手に開けちゃいけないんだけど…―――」

落「お」

JK「………」

落「なんだ。出迎えてくれんかここ。意外と紳士的な場シ―――」

バタンッ!!

JK「……!!」

ドキドキドキ

JK(しまったぁぁああああ!!!誰かに見られたぁぁぁああああ!!!!!)

ドキドキバクバク

JK(あたし馬鹿じゃん!マジ何してんのありえねーんだけど!!!今はまだあたしは出る時期じゃ……)

バキャァアァアアアア!!!

落「っらぁぁあああコラァァアアアアア!!!!!!!」

JK「!?!?」

落「人が話してんのに何閉めてんだガキィィィ!!!」

JK「ちょ……ちょっとストップ。待って!今ここで騒いじゃ……」

落「世界の名だたる悪霊どもが集まる寺だと聞いて来たのにいきなりガキが出やがって。ったくなめてやがるぜ」

JK「………!?」

プチッ

JK「あ?何だよ新人」

落「悪い。俺は今お前に構ってる暇ねぇんだ。俺には倒さなきゃならねぇ奴が……」

JK「なめんなよお前」

ガッ

落「……あ?」
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 03:57:02.84 ID:KbCTM+3SO
落「離せコラ」

JK「外してみな。あたしは親指と小指であんたの腕を掴んでる」

ミシミシッ

JK「遠慮しなくていいから全力で引きはがしてみな」

落「ほう…。面白ぇ」

ビキビキビキッ

JK「……!?」

落「たった指2本で…」

ガシッ

落「………!!」

落(か……固ぇ……!!なにもんだこいつ…!)

JK「ま……そんなもんだよね。ほい」

フワッ

落「………!!?」

JK「あんた程度だったらあたしの指2本でもマジ事足りるよ。はいよ」

ストンッ

落「………」

JK「早く帰りな。他の奴に匂い覚えられる前にさ。」

落「………」

落(一体どんなレベルだよ……ここは…)

JK「帰れるうちに帰れって言ってんのがわかんねぇのかよおい!!!」

ドンッ!!

落「……ッッ!!」
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 04:05:15.11 ID:KbCTM+3SO
JK「早く!今だったら誰にも見つけられてないし帰れるよ!ここはあんたの来るとこじゃないから!早く出ていけって…」

落「何言い出すかと思えば…。」

ズイッ

JK「あ……ちょ…!!」

落「俺は本当に強くならなきゃいけねぇんだ。理屈じゃねぇ。強くならなきゃいけねぇんだよ」

JK「あ…それ以上踏みこんじゃマジで…」

落「初っ端からだけどありがとうな。俺にも俺でいろいろ考えてることがあるんだ」

JK「……」

落「だからこれ以上止めるってんなら容赦しねぇぞ」

ギンッ!!

JK「………そっか」

グイッ

JK「おいで。こっち。いろいろ教えたげる。ここのルールとえげつなさ」

落「あ…ちょ」

JK「あたしから離れたら死ぬからね。マジで黙ってついてきて」

落(……なんでこんなガキに俺が……ハァ)
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 04:18:01.01 ID:KbCTM+3SO
JK「………」

ズンズンズン

落「おい。どこ行くんだよ!黙ってねぇで……」

JK「きた…」

シュタタタタタタッ!!!

???「……コロス!!」

JK「“気功砲”!!」

ドドドンッ

???「グガギ………!!」

ドサッ

落「……!?」

JK「言っとくけど今のやつ…名前すら知らないよ。お互いにね。油断してたら死んでた。」

落「へ……なるほど。こりゃ鍛えられ……」

ヒュッ

JK「今。油断した」

落「…!?」

チョンッ

JK「今あたしが喉触ったのわかった?」

落「あ…あぁ」

JK「その前に眉間、人中、心臓、水月を触ったのもわかった?」

落「………何ッッ!?」

ゾクッ

JK「そういうこと。あたしがいなかったら5回死んでる。その事実をまずは受け止めてね」

落「……」

JK「そしてあたしはランク的にCぐらいかな。全体をA〜Fとして。あんたは文句なしのF。OK?わかったら黙ってついてきて」

落「……わかった」
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 04:25:40.99 ID:KbCTM+3SO
〜卍霊寺:女子寮〜

ガラララッ

JK「はい。ここがあんたの住むとこ。一応言っとくけどバストイレ食事一切無しだよ」

落「あぁ。普段からそんなもんだから関係ね……」

ヒュッ

JK「……」

落「ちっ……」

JK「6回目。あんた何個命あれば足りるの?」

落「わかった。次はねぇよ……」

JK「とりあえず第1ステージはここで寝ることだね」

落「寝ること?」
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 04:36:29.79 ID:KbCTM+3SO
落「じゃあ上がらせてもらうぜ」

JK「………」

ギイッ

『アアアアアア!!!!』

ダダダダダ

マシュー「うるっせぇぇええええ!!!!」

落「……!?」

バキィィ!!!

落「っぐは!!!」

落(なんちゅうパワー…!)

マシュー「アアアアアア!!!」

JK「OK。やっぱマジさっきの撤回するわ。」

落(……ハァハァ。頭がかち割れそうだ……!)

JK「第1ステージは玄関を上がること」

落「玄関を……ッッ?」

JK「ちなみにその太っちょさんは生前はすごいオペラ歌手だったみたいだけど死んでからはちょっとした物音でも血が昇るほどの神経過敏になってここに放り込まれた。マジ1番うるさいのは自分なのにね」

マシュー「アアアアアア!!」

JK「ランクはEであんたの少しお姉さんだよ。せいぜい頑張ってな」

落「……ハァハァ」

ビキビキビキッ

落「上等だクソヤロー」
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 04:47:23.35 ID:KbCTM+3SO
落「ハァハァ……」

マシュー「アアアアアア!!!」

ボコォォォ!!!

JK「……!」

マシュー「…!!」

シュウウウウ〜…

落「っらぁ…!!こんなもん……あの毒ゴリラに比べりゃ毒がねぇ分優しいもんだぜ……!」

ガシッ

マシュー「!?」

落「どらぁぁああああ!!!」

ブオンッ!!

落「しゃああああ!!!」

マシュー「……!」

JK(1本背負い…!!)

ドガァァァァン!!

落「ハァ…ハァ……」

グググッ

落「とどめだ…!!」

バキィィ

マシュー「ッグァァアア!!」

落「らぁ!!おらぁ!!!」

バキッ!ドカッ!

マシュー「ウ……ガァアアア……!!モ……モウヤメ……」

落「……っ!」

ピタッ

マシュー「モ……モウ…ヤメ……」
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 04:51:57.84 ID:KbCTM+3SO
落「ハァハァ……」

JK「何やめてんのさァァァァ!!」

バキィィ!!

落「ぶはぁぁッッ…!!!!」

ズシャァァァ

JK「あんたの負けだよ。ばーか」

落「ウ……クソッ……!!」

ムクッ

JK「今のは外だったらあんたの負けだよ。ここじゃあそんな甘いの通用しない」

マシュー「………J……K……」

JK「………」

マシュー「モウチョイダッタノニな〜……」

ベリベリベリッ

落「……!!!」

マシュー「ふ〜……暑い。[ピザ]は真似るのも辛い!」

落「てめぇ…!!」

マシュー「8回目♪」

ギュンッ

落(は……速)

バキャァアァアアアア!!!

落「どうっっ!!!」

マシュー「いい線いってたのに残念。第1ステージ終了〜♪」
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 06:21:12.99 ID:y06Nkk3AO
この落のシリーズ好きかも知れん
471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 12:28:00.65 ID:KbCTM+3SO
マシュー「さっさと追い出しちゃおうよ。そんなのいてもしかたないし」

JK「マシュー」

マシュー「ん?」

JK「あんたやっぱEクラスだね」

マシュー「え?どういう意ミッ…―――」

ドドドォォン…!!!

マシュー(………!?)

落「あああ……」

フラッ

落「嗚呼アァああアァああああアァああアァ」ああああああ!!!!!!!!!!!!!」

JK「………!」

ゾクッ

JK「マジ獣じゃん…ハハ」

落「お前は俺をどう見てる!!!」

ビキッッビキビキッ

落「格下の雑魚か。ただのおもちゃか」

マシュー「…………!?」

落「簡単だ。強いから勝つんじゃねぇ。勝った奴が強いんだ」

マシュー「……ふふ。どこかで聞いた台詞を」

ギャンッ!!

落「………」

マシュー「口だけの女が!!!お前みたいな新入りを私は何人八つ裂きにしてきたか!!!」

ギラッ!!

マシュー「喉笛えぐってやんよ!!」

JK(やば…マシューの手刀はコンクリートも突き刺すっての!あいつマジで避けないと…)

落「………覚悟」
472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 12:43:18.48 ID:KbCTM+3SO
落「覚悟…!!」

スポッ

JK(両手を服に入れた?この場面で……??間に合わないよマジ!!!)

マシュー「しねぇぇえええ!!!!」

シャッッ…!

落「………“居合”」

マシュー「………!?!?」

ドスッッッ!!!

落「ッッッッ!!!!」

マシュー「…!!!!!!!」

グリュッ!!!

JK「………!!ば…抜刀…!?」

落「フゥウウウウ……」

ダラーッ

JK「あんた…抜刀とかありえないんですけど!」

落「俺ァいろいろ思い出したよ。スピードに自信がある奴ぁ五万といるが一瞬の速さでは居合に敵うものはねぇ」

JK「………ッッ」

ゴクリッ

落「戦国の世で居合の達人は神とも崇められることもある」

JK(馬鹿……そうじゃないっつーの!!)

ゾワッッ

JK(何より怖ぇのがそれを自分の身一つで再現してることだっての!)

ガクガク

マシュー「ウ……ガ……!!ガフッ………!なんで……!」

JK「あんたの負けだよ。マシュー。あいつが手をしまい込んだ時点で勝負はついてたね。」

マシュー「…………ッッ!?」
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 12:49:33.97 ID:KbCTM+3SO
JK「居合は刀を抜くその瞬間に最高速度に到達するんだけどあいつはそれを服の中でやりやがった。」

マシュー「……??」

JK「だ〜か〜ら。服ん中ですでに加速は終わってるの!あとは腰を素早く切って…こうっ!!」

シュパッ!!!

マシュー「………!!」

JK「手をポケットから抜くんじゃなくてポケットを手から外すんだよ……な?見えないっしょ?そういうことだよね?」

落「けっ。簡単に真似してんじゃねぇよ」

JK「やるじゃん。あんた名前教えてよ」

落「落」

JK「ラク…?ラクなの?由来なにさ」

落「知るか!」

JK「いーじゃん教えてよ!!気になるじゃん!」

落「多分ない。適当につけられた」

JK「適当〜?どんな親だよソレ!!」

落「そういう親なんだよ!!元からそんな奴なんだ!もうお前うるさいから黙れ!」

JK「うわ!マジひっど!ありえないんだけど〜!」

ワーワー

マシュー「………」

ガクガク

マシュー(新入りが……ここの恐ろしさはこんなもんじゃないよ……!)
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 13:00:50.17 ID:KbCTM+3SO
JK「ま。今回は第1ステージ合格ってことで…。あとは仕上げかな」

落「……?」

JK「そこに寝てるマシューにとどめ刺しときな。じゃないとその内寝首を掻かれるから」

ギロッ

マシュー「………!」

ゾクッ

JK「ここで求められるのは闘う勇姿でも誇りある敗北でもない。なにより大事なのは“クソみたいな形でも勝ち続ける”こと」

落「……!」

JK「ここで真っ先に死ぬのは誇りを求める馬鹿と武に生きる馬鹿。それがツートップ。まぁあたしはそんなに嫌いじゃないけどさ。そういうの」

落「………」

JK「そしてそれをこいつ(マシュー)もちゃんと理解してる。だから小汚くても勝ちにくるよ。そのうちね」

落「そうか……」

ズイッ

マシュー「!!」

落「そういう世界か…」

マシュー「や……やれよ!」

落「……ふん」

クルッ

落「寝首掻くなら掻けよ。それでくたばるなら俺もそれまでだってこったろ。」

JK「……あっそ。じゃあ好きにすれば」

マシュー「………!」

マシュー(た……助かったのか…?ここで勝負に負けて生きていられるの……)

JK「おい」

マシュー「……!」

JK「ホッとしてんじゃねーっつーの。あんた負けてるよ。喧嘩でも器でもね」
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 13:11:58.55 ID:KbCTM+3SO
【その日の夜】

〜卍霊寺〜

ジャリ…ジャリ…

マシュー「おい。探したよ」

海王丸「……?」

マシュー「お前の時代は終わりさ」

ギャンッ!!

海王丸「………」

マシュー「喰らえッッッ!!!!」

ガキィィン!!

マシュー「……!」

ボキボキボキッ

マシュー(私の手刀が…砕けた…!なんて硬い体なんだよ…)

海王丸「不憫だ…」

ガッッ

マシュー「………!」

海王丸「お前は闘う前から負けている。」

ミシミシミシッ

マシュー「あ……が………!!頭……が……」

海王丸「消えろ」

バキャァアァアアアア!!!!!!

マシュー「………ッッ」

マシュー(き……気持ち良い……!)

バタッ

マシュー(やっぱここではこうでない………トッ)

グシャァァ!
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/27(木) 13:28:17.15 ID:KbCTM+3SO
〜卍霊寺:女子寮“広間”〜

JK(…マシューが帰ってこない。そういうことかな)

落「……殺気プンプンだな」

卑弥呼「▲◎☆★※♂◆」

JK「今日はまだ優しい方。馴れ合うなんて考えんな」

ガサゴソ

落「何してんだよ」

JK「ほら」

ジャラジャラジャラ

落「……!?」

JK「防弾チョッキに銃火器数種類。気休めにもならないけど無いよりマシだよ」

落「は?意味がわからん」

JK「あんた寝ない気?一瞬でも気を抜いたら終わりって言ったじゃん」

落「……」

JK「もしかすると今この瞬間後ろから刺されるかもしれない。狙撃されるかもしれない。飯に毒が。部屋にガスが。考えうることは全部起こりうるってこと」

落「……!」

JK「まさか全員が全員腕力で挑んでくるなんて思ってた?いるよ。いくらでも銃火器で向かってくる奴。そもそも素手で岩をプリンのようにえぐるなんで平均以下の環境だけどね」

落「はっ。上等だ…」

JK「ちなみに…」

ギリッ

JK「そんな環境でも生身で一晩中外で悠々と寝てる奴もいるよ。悪いことは言わないからそいつには手を出さないことだね」

落「そいつ…?誰だよそりゃ」

JK「一目見りゃわかる。危険なんてもんじゃないから。例えばそいつの小指がテーブルの上に切り落とされていたとしてもその指一本が怖くてその部屋には近づけない。そんな奴」

落「……!!??」
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/28(金) 02:16:19.64 ID:68E73zxSO
落(どういう奴だよ…)

JK「そいつの前ではね…不思議と拳が上がらないんだ。」

落「喧嘩したことあんのか…?」

JK「生物として細胞が拒否する。まるで指先が針に触れた瞬間のように、焼けた鉄に触れた時のように…」

落「………」

JK「意志とは関係なく体が反射的に拒否しちゃうんだよ」

落「体が…拒否……」

JK「あたしね……」

グッ

JK「そんな奴に“一発ブチ込む”のが夢なんだ」

落「ブチ込む…?」

JK「そう。あとはもう不様に逃げるさ。全力でね。マジ怖ぇし!あはははははは」

落「…………」

JK「世界で唯一の“奴”に一矢報いた生物になってやるんだ!」

〜卍霊寺:庭園〜

信長「日本統一を成し遂げかけた俺が率いる足軽。その数100!」

ジャキンッ

足軽「………」

信長「そいつら全員がマシンガンを持ってお前を囲んでいるということ!この状況がいかに絶望的なことかを知れ!」

ギンッ

信長「お前の栄誉も今日で終わりだ海王丸ぅぅ!!!!」

海王丸「………」
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/28(金) 02:23:17.93 ID:68E73zxSO
海王丸「信長か」

信長「………!?」

海王丸「決して己で闘おうとはしないのだな」

信長「そ…それ以上喋ると…」

海王丸「愚か者がぁぁあ!!!」

信長「撃てぇええええ!!!!」

足軽×100「!!」

ダダダダダダダダダダダダダダ!!!!

信長「ははははははぁぁあああ!!!!!撃て撃て撃てぇええええ!!!!」

ダダダダダダダダダダダダ!!!!

ダダダダダダダダダダダダ……!!!

信長「これで…これで俺が伝説になる……!!!!海王丸に…海王丸に勝ったぁぁあああああ!!!!」

ダダダダダダダダダダダダ!!!!

足軽A「の…信長様!!!いつまで撃てば…!」

信長「弾が無くなるまでだぁぁああ!!!奴を人間だと思うなぁぁあああああ!!!!!」

足軽A「はっ!!」

ダダダダダダダダダダダダ

ダダダダダダダダダダダダ

ダダダダダダダダダダダダ
479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/28(金) 02:28:13.28 ID:68E73zxSO
ダダダダダダダダダダダダ

ダダダダダダダダダダダダ……


ダダダダダダダダダ……

足軽「弾が無くなりました…!!」

信長「よぉし!!撃ち方やめぇ!!」

モクモクモク……

信長「……」

モクモクモク……

信長「は……はぁぁああああああああ!?!?!?!?」

ガチッ

海王丸「………」

信長「海王丸ぅぅうう!!!!人間の姿を留めておるのかぁぁああああああ!!!」

海王丸「……」

ピクッ

信長「!!?」

海王丸「………」

ピクッ…ピクピク

信長「な……なにが……」

海王丸「………」

ムクッ

海王丸「終いか……信長」

信長「何じゃぁぁあああああああ!!!?!?!?」
480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/28(金) 02:38:36.24 ID:68E73zxSO
海王丸「血…血が出ている」

ズシャ…

信長「……ひっ」

海王丸「血が出ている以上…俺は銃で殺せる」

ズシャ

海王丸「最強最強とは言うが俺を殺したいのなら紙キレでも殺せるぞ」

クイッ

海王丸「こう……俺の首を何回も何回も何回も何回も紙で切りつければそのうち首も落ちる。紙が破れれば新しい紙に変えて何回も何回も何回も何回も…」

信長「……」

海王丸「ふ……ふふふふふふふ。ただし俺が“黙ってそれを見ているだけしかできない”という状況をつくれればの話だが」

スッ…

足軽A「あ…」

海王丸「つまり…」

スチャッ

海王丸「このような鉄の塊でも俺を殺せるということは至極当然。そうだな…」

ベキッ…ベキベキベキ…

海王丸「あと10分ほど撃ち続けられれば勝機もあったな。信長」

ベキベキベキ…ポイッ

足軽A「……!」

コロコロコロ…

足軽A(マシンガンが……飴玉サイズの塊に…!)

海王丸「惜しかったな」

信長「ば……化け物がぁぁあああああああ!!!!!」

アアアアアアアアアアア!!!!!!!!!
481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 02:01:24.64 ID:6SI4QJMSO
【翌朝】

〜卍霊寺:女子寮〜

『また殺しだぁー!!!!今回は101人…!!』

JK「だから〜いちいち騒ぐなっつーの。いい加減慣れてよね〜」

落「……」

JK「どう?寝れなかったっしょ♪」

落「……っるせえ」

ノソノソ

JK「あ!ちょいちょい!どこ行くんだって!」

落「男子寮。あるんだよな?女子寮があるんならよ」

JK「はぁ?あんた頭おかしいんじゃないの?」

落「つまんねぇだろじっとしてても。“そいつ”男子寮にいるんだろ?ちょっと挨拶してくらァ」

JK「ば…馬鹿……」

ドッッ

『そう…馬鹿ヨ。男子寮になんカいかなくてモ』

落「……あ?」

ズウゥゥゥゥン

ビッグ「女子寮デ十分楽しめるヨ!」

落(で……でけぇぇ…。2メートルは裕にあるぞ)

JK「ビッグママ!!」

ビッグ「ンッフッフ♪知ってるかイ?男よリ女の方ガ痛みには鈍感♪」

落「……はぁ?」

ビッグ「ここヨここ♪」

ポンポンッ

落「腹?」

ビッグ「ン〜〜ン。子宮♪女は体内にもう一つの宇宙ヲ持ってル。そして男なんザ出産の痛みにすラ堪えられなイ根性無し♪」
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 02:09:57.21 ID:6SI4QJMSO
ビッグ「そういうわけデ。鍛えれバ女こそ最強♪」

落「最強かどうか知らねぇけどよ…」

イライラッ

ビッグ「…?」

落「いつまで俺の前につっ立ってんだよ肉だるまッ!!」

ビキビキビキッ

落「ッらぁ!!!」

ズボォォッ…!!

ビッグ「………ッッ」

落「……!?」

落(拳が…めり込む!)

ズボズボ…

落(なんという脂肪の厚さ…!!)

JK「無駄だっての」

落「!!?」

JK「ビッグママの体はそんな攻撃じゃ壊せないって。なんたってこの人ここの寮長だよ?」

ビッグ「ンッフッフ♪」

落「寮長!?」

JK「誰も頼んじゃいないけどね。ケッ」

ビッグ「寮長違うヨ!私は寮母♪」

ムキムキムキッ

落「………ッ!!!」

ビッグ「悪いコはおしおき♪」

ドゴォォォォォン!!!!

落「……っっかは!!!」

落(馬鹿力がッ!!体が…イカれる!!)
483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 02:25:49.43 ID:6SI4QJMSO
プラーン

落「………ッハァ」

ビッグ「ンッフッフ」

ヒョイッ

ビッグ「こんナひょろい体デ外なんカ危なっかしくテ歩かセられないヨ」

落「……飛拳」

ダラーン

ビッグ「?」

落「“天竜”ッッ!!!!!」

ズダァァァァァン!!!!

ビッグ「…ッッ!!」

クラッ…

落「“燕滑空”!!」

ズバァァンッ!!

ビッグ「ッア!!」

落「“牡丹花火”!!」

パパパパパパ!!!

ビッグ「ヌウウウウウ…!!!」

落「しかと焼き付けやがれ!!」

ビッグ「……!?」

落「“地獄灯籠”!!!」

ドゴゴゴゴゴゴ!!!!!!

ビッグ「……ウブッ…!!」

落「………ッハァハァ…!!」

JK「ははっ」

JK(攻撃…効いてんじゃん。ビッグママに……。マジかよ)
484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 02:42:05.28 ID:6SI4QJMSO
シュウウウウウ…

ビッグ「……ウウウウッ…!!」

ドサッ

落「そうだ…それでいい」

フゥゥゥゥ〜

落「始めから道を譲ってりゃいいんだよ」

JK(………)

ビッグ「グググ…」

JK(ビッグママの体の焼け跡が凄まじさを物語ってる。でもね…)

落「男子寮…どっちだ」

JK「あんたにはやっぱり男子寮は早い」

落「あぁ!?!?」

JK「今の攻撃。腕を脱力させることによりまるで鞭のようにしならせる。それにより拳は“音速”を越えるッッ!!」

落「なんだよ」

JK「そして振り放たれた拳が空気の壁を叩く瞬間ッッ!!」

ピシッ

JK「最高のタイミングで拳を握る!!!」

ズパッ

落「…!!」

落(真似…しやがった……!?)

JK「飛ばすのは風圧だからどんなガードも無意味。すりぬけてダメージを与える!……って感じじゃん♪」

落「てめェ……」

JK「特に最後の攻撃はビッグママの体が焦げるほどの空気摩擦を生んでいたよね」

落「だからどうしたッッ!!」

JK「それでもあんたじゃ男子寮では通用しないって言ってんの!!」

落「!!」
485 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 02:58:09.42 ID:6SI4QJMSO
JK「もうマジでなにが早いって…」

落「ん!??」

ガチッ

ビッグ「…ンッフッフ」

落「なっ!!」

ビッグ「ねーんねんころりヨ〜♪おころりヨ〜♪」

落「てッ…てめッ……離せコラッ!!」

ビッグ「坊ヤは良い子ダ〜寝んねしナ〜〜♪」

落「……ッッ!!」

ズブズブズブッ

落(肉に…押し潰されるッッ!!)

ビッグ「ンッフッフ〜♪」

落(い…息が)

JK「これが知ってる者なら身の毛もよだつ“ママロック”」

ビッグ「歌い終わル頃には静かニなってルでしょウ♪」

ズブズブズブッ

落(ウ……ウプッ…)
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 04:11:34.71 ID:6SI4QJMSO
JK「終わった。ママロックから逃げ切るなんて不可能だもん。ビッグママに勝ちたいなら捕まる前に倒すべき」

ビッグ「ンッフッフ〜♪」

JK「もっとも未だに倒されたことないんだけどね〜」

『……めてんじゃねーぞ』

ビッグ「……ンム?」

ギチギチ…ッ

ビッグ「この子…」

ギチギチギチギチ…!!

落「……ぷはぁっ!!」

JK「!!」

落「な……めてんじゃねーぞ……!!」

ギチギチギチギチ…

落「白い肉と…赤い肉ッッ…!!」

ビッグ「……!?」

落「力比べで負けるはずがねぇだろうがぁぁぁあああああああ!!!!」

ミリミリミリッ!!!!

ビッグ「ま……まさカ…!」

落「ならぁぁぁああああ!!!!」

ミリミリミリッ!!!

ビッグ「背筋だけで…ハグからのけ反るだけデ…」

ミリミリミリッ…ピチピチッ

ビッグ「私の腕の肉が裂けル!!」

JK(なんて背筋力…!?マジありえねーし!!)

落「俺から離れりゃぁああああああああああああ!!!!!!!」

ミリミリ…ブチィィッッ!!!!
487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 04:20:30.07 ID:6SI4QJMSO
ブチィィッッ!!

ビッグ「ッッッ!!」

ビッグ(腕ガ……!)

落「気ぃ抜くなッッ!!」

パシッ!!

ビッグ「……!!」

グラグラッ…

ビッグ「ンッフッ…フ…?ンマ〜……」

クラクラッ

ビッグ(床が…回る回ル……)

ドタァァーン

ビッグ「…」

ピクピクッ

落「……はぁはぁ」

落(そうか……こんな勝ち方もあったのか…)

JK「今のが張り手。鞭打ってやつ」

落「…」

JK「ウィークポイントに当てれば殴らなくても相手を気絶させられる。今の“あご”みたいにさ」

落「そうか…」

グッ

落(殴るだけが喧嘩じゃなかったのか!!!)

JK「なんか気付いたみたいだけど一応子供が親に手あげたんだから。明日からやばいっしょ。しーらね」

落「奥が深ェ…」
488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 04:30:46.66 ID:6SI4QJMSO
〜卍霊寺:男子寮〜

ガリガリガリッ

武蔵「んほっ!!んがんが!!!」

ガツガツガツッ

武蔵「ぶはぁっ!!……へっへっへ」

足軽(これが……歴史上名高い男のする行動か…!!)

カランカラァーン

足軽(食い散らかしたドラッグ!バケツ2杯分…!!)

武蔵「おっと……足軽君」

足軽「……!」

武蔵「信長についていったのではなかったのかい?」

足軽「あ……いえ!!わ…わたしは……」

武蔵「怖じけづいたか?へっへっへ」

足軽「………」

武蔵「よいよい。危険を察知するのも大事な能力だ。」

ムキムキムキッ

武蔵「世の中では私は無類の剣豪と知られているが実際はそんなものクソ以下だ」

足軽「……!?」

武蔵「誰よりいち早く薬物に出会ったから!!それのみが私の強さの理由!!足軽君?刀を構えたまえ。ほれ」

カシャーン

足軽「……は?」

武蔵「しっかり…頭を守るように…」

足軽「は…はい……」

カチャ。スッ…

足軽「……ハァハァハァ」

武蔵「そう。そのままそのまま」
489 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 04:36:25.12 ID:6SI4QJMSO
武蔵「いいかな…?しっかり持っているんだ…」

足軽「……は?」

武蔵「では」

シュラララッ

足軽(刀…まさか)

武蔵「むんっっ!!!!」

スパァァァン!!!

足軽「……ッッッ」

ズルズルッ…ドサッ

武蔵「ん〜いい。これだよこれ」

ペロッ

武蔵「コジロウ君も刀の上から頭を割られた時は呆然としてたなァ〜へっへっへ」

ニヤッ

武蔵「海王丸もそのうちかな…?……へっへっへ」
490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 04:48:36.62 ID:6SI4QJMSO
〜卍霊寺:男子寮:裏庭〜

スパァン!スパァン!

髑髏「はい!はい!はいぃいいい!!!」

スパァァァン!!!

♂「ひいっっ!!!」

髑髏「1万打ち。次は蹴りです!」

♂「は……速過ぎて…何が起こったのか…」

髑髏「人間の反射神経には限界があります!」

シパパパパパパ!!

髑髏「だからそれ以上のスピードで攻撃すれば必ずヒットする!必ずヒットすれば必ず勝てる!」

♂「…ハハハ。あんたなら海王丸にも勝てるかもな……。生前その才能に恵まれながら不運の事故で命を落とした名もなきボクサー!髑髏(どくろ)」

髑髏「はい!!いつか必ず!!」

♂(名前はごついがなんて綺麗な目をしやがる…!!)
491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/29(土) 04:57:41.47 ID:6SI4QJMSO
〜卍霊寺:男子寮:広間〜

バタッ…

♂「ひぃいい!!!卑怯者がぁぁああああ!!!!」

デストロ「ああ??何が卑怯だ?ここにルールなんてあったのかい?」

グッチャグッチャ

(お…おい!!人の肉喰ってんぜ……)

ザワザワザワッ

デストロ「ここの唯一の掟は生き残ること!喧嘩に勝ちたけりゃ金的、目潰しなんでもありだろ?」

グッチャグッチャ

デストロ「それに比べりゃ“噛み付き”なんてかわいいもんだろ!!!」

ガバァッ…!!!

♂「や……やめッッッ!!!」

デストロ「貴重なタンパク質いっただっきま〜す♪」

バリッ!ガツガツッ!グチャ!!

(う……俺……やば。吐き気が…)

デストロ「……んひ」

ニヤッ

デストロ「次はおまえだぜ。海王丸…」

ペロッ…

デストロ「極上の赤身を食わせてもらおうか…!」
492 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 14:12:25.08 ID:nIpFkdHAO
嫌いじゃない
493 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 04:10:30.86 ID:DogLgFR4o
うむ、良い展開だ。
そして、約3年くらい見続け、ファンを公言しているが、
「落ちゃん」が「ラクチャン」と呼ぶと初めて知った今日この頃
494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 16:18:36.56 ID:R0OVdHQTo

初期スレから見てる地ちゃんファンだが

>>493・・・
あれ?俺書き込んだっけ?
495 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/31(月) 19:06:20.16 ID:dvJ+Li+SO
〜卍霊寺:女子寮:広間〜

落「これが武術…?」

JK「そんな大袈裟なものじゃないんじゃねーの?つかそれよりやばいよー」

落「ああ。だがビッグママにも俺はとどめ刺す気はねぇ。だって…――」

JK「そうじゃねぇっつの。」

落「は?じゃあ何がやば……」

クラッ…

落(ち…力が入らねぇ……)

JK「きたきた」

落「……っが!!」

ダンッッ

落「あ…あぶねぇ……フゥ」

JK「そう。わかってきたじゃん。簡単に倒れちゃダメだよ。誰かの栄養になるからね」

落「一体どうしたってんだ俺ァ…!めまいなんて…」

JK「そんだけ衰弱してるの。」

落「…は!?」

JK「3日。新人がここで生きていける寿命の平均ね」

ビシッ

JK「はっきり言う!こっから先は今までの比にならないぐらいやばいかんね!!古株達は新人がそろそろ弱ってくる頃だって知ってるからね。ランクの高い奴らはむやみやたらに新人を狙ったりしないの」

ゴゴゴゴゴ…

落「………」

ゾクッ

JK「ここから後に襲ってくるのはおそらくランクC以上の強者。あんたは食料を補給しつつそいつらの攻撃をかわし続けないといけないの。ここで生きたければね!」
496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/31(月) 19:49:17.02 ID:dvJ+Li+SO
JK「いい?ここでご飯を食べたかったら方法は“狩猟”、“争奪”、“買い出し”の3つ。そのうちどれを選ぶかで……」

落「争奪に決まってんだろんなもッ……」

ゴツッ

JK「黙って聞けっつの!」

落「痛てぇ!」

JK「正直言ってあんたには“買い出し”をオススメする。っつーかそれしか無理!」

落「買い出し…?」

JK「そ!来るとき入ってきた門あるでしょ?そこから出てってスーパーなりコンビニなり好きなとこ行け!」

落「………」

JK「…………」

落「………は?」

ゴツッ!!

JK「何が…は?だ!なめてんのマジで!?」

シュウウウウ…

落「い………意識が……」
497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/31(月) 19:59:23.51 ID:dvJ+Li+SO
JK「大丈夫!あんたは門から出れる人だから」

落「…出れる人……?なんだよ。出ようと思えば誰でも出れるんじゃねぇのか?」

JK「ううん。門から出られるのは門から入った人だけ。…これってさ。この卍霊寺の秘密の核に触れてることだから自分で気付いて欲しかったんだけど……」

落「………?」

JK「うん。それより一応他のやつも説明しとく。まず狩猟はこの敷地に棲息してる獣を狩ること。」

落「なんだ。それじゃあ余裕じゃねぇか」

JK「ばか。その辺の獣とレベルが違うっつーの。それにわかるよね?」

落「?」

JK「狩猟で狩られるのって獣だけじゃないよ」

落「…だよな」

JK「……うん。それで最後が争奪。これが1番危険。卍霊寺の本殿にある食料庫からパクってくるの」

落「本殿…?」

JK「そ。本殿。そこら辺には近付かない方がいいよ。あたしですら争奪は恐ろしくて試してないし」

落「まぁそのうちだな」

JK「…ばか」

落「フンッ!お前と一緒にすんなよ」

JK(ここここの新入りが…!)

イライラッ
498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 02:08:46.58 ID:A5AwAPaAO
久々に読み返そうと思ったらまとめさんが今まで読めなかった分を補足してて感動した
姉25才なんだな…
クレしんの松坂先生よりちょっと年上と考えるといい感じにt
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:12:10.20 ID:lOn2CbpSO
>>498
姉「え!?やだー!これあたしのファンってことー!?もう絶対エッチな妄想してるしー!!やだーもうー!ヌフフフフフフ…」

男「お姉…それは無いと思うよたぶん…」

500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:24:50.92 ID:s41xr0hSO
>>498
>いい感じにt
何の頭文字の『t』か聞かねばならんな
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/06(日) 23:13:25.44 ID:OIw0685SO
ゴチンッ

落「かぁぁぁぁあ〜!!ッッ!!!」

ズキズキ

JK「調子乗りすぎだっつーの。」

落「ボコボコ人の頭ァ殴りやがって…」

フラッ…

落「ウ……」

JK「腹減ったんなら無理しない!買い出し行くよ!」

落「買い出し…?ま……まさか……お前ッッ!」

クワッ!!

落「俺は一人でもいけルブフッ!!」

JK「はいはい。いいから黙れ。あんた一人じゃ一瞬で死ぬから」

落「モガモガモガ!!」

JK「ただし今回だけだよ?マジあたしだって人の心配してる場合じゃないしさ」
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/06(日) 23:27:43.95 ID:OIw0685SO
〜卍霊寺:女子寮前:〜

ガラララッ

JK「一歩外出たら全員敵だと思えよ。とりあえず門の外に出れば安心だか…――――」

サッサッサッ

雫「…………。」

JK「あ…。雫(しずく)ちゃん」

雫「………。」

サッサッサッ

JK「雫ちゃんさ…。いつも掃除してるけどそんなのここじゃ意味ないよ?」

落「おい。一歩外出たんだからコイツも敵じゃねーかよ」

JK「黙れ。」

落「………。」

雫「………。」

サッサッサッ

JK「…あ。そうだ。雫ちゃんも買い出し行こうよ!どうせだし」

落「はぁ!?このガキが!?」

雫「………。」

サッサッサッ

JK「ガキ…?マジなめてんじゃねーよ」

落「あ!?」

JK「今女子寮で1番強いのこの子だって噂だよ!?」

落「はぁ!?コイツが!?どこにそんな力が…」

雫「………。」

サッサッサッ

落「………」

ジーーッ
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/06(日) 23:32:09.91 ID:OIw0685SO
雫「………。」

サッサッサッ

落「………なるほどな。合気道か」

JK「ビンゴ。動きでわかったの?」

落「いや勘」

JK「あっそ」

ツカツカツカ

雫「………。」

サッサッサッ

JK「ね。雫ちゃん一緒に行く?」

雫「………。」

サッサッサッ…

JK「…ね?」

雫「………。」

サッサッ…ピタッ

雫「……………ン」

コクッ

JK「よぉぉし心強い味方!!」

ヨッシャーーー!!!

落「馬鹿じゃねーの。お前が油断しすぎだろ」

JK「……ハッ!///」

落「いくぞ。腹減ったんだよ俺は」

ズカズカズカ

JK「こらァァ!!一人で勝手に行くなっつーの!!!」
504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:45:29.84 ID:nrvcW6vSO
雫…という事は水になにか関係するのかね…?wktk
505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/07(月) 23:54:35.95 ID:+oONhvKSO
落「べらべらくっちゃべってる暇があったらさっさと飯食いに行こーぜ」

ズカズカズカ

JK「マジ頭おかしいんじゃねー!?今のあんたじゃFラン以下だって!」

落「知るか。お前がどう思おうが俺は俺だ」

JK「だからァ!!!死んだら何にもなんないじゃんって」

落「うるせーなー。蛇でも熊でも出るなら出ろって話――――」

『ところがどっこい!!!』

ヒュウウウ〜!!!

運慶「出てきたのは俺達!!」

快慶「運慶・快慶兄弟じゃん!!」

JK(あ〜あ〜…言ったそばから…)

落「あ?」

JK「ラク!!そいつらは運慶と快慶兄弟!運慶の大金づちに潰されんなよ!!」

運慶「新人の赤髪とはお前のことだな!!女の肉とは実に久しい!」

快慶「いただきますじゃ〜ん」

落(何もんだコイツら)

運慶「あ〜らよッ」

ブォッ…

落「…!?」

快慶「んにひひひひひ」

シュルルルル〜

落(こいつ!!!)

運慶「どっこいしょー!!!!!!」

ドスゥゥゥゥーン!!!!
506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/08(火) 00:14:37.95 ID:MJEFDDjSO
運慶「………」

シュウウウウウ〜

JK「ラク!!!だから言ったのにさッ!!」

運慶「俺達は生前から何万回と金づちを振り続けていたが人に対して振り降ろすことなど一度もしたことがなかった」

快慶「だけどこれも仕方ないじゃ〜ん?」

運慶「職人としてのプライドを捨てでもせんとここでは生き続けられん」

『なるほど…な……ッ』

グググッ…

運慶「!!」

運慶(俺の大金づちを受けて…)

落「ゼェゼェ…プライド捨てた野郎の一振りなんざ“綿”より軽ェ…!!」

運慶「………俺が生前何万何十万と振り降ろしてきたた金づちが軽いだと!?」

落「ゼェゼェ……ハァ」

ムキムキッ!!

落「ああああああああ!!!!!!」

ピチピチピチ…ブチッ

快慶「俺の自慢の縄が…ちぎれそうじゃん!?」

落「ぬぁああああああああああ!!!!!」

ブチブチブチィ!!!

快慶「……!!」

運慶「有り得んぞ!!!」

ゾワッ…!

運慶「新人は既に弱り切っているはず…!!どこにそんな力があるのだ!!」

落「…“適材適所”」

運慶「……!?」

落「鎚には鎚の。縄には縄の使い所がある。どんな名刀でも調理場では包丁には敵わねぇ。銃弾も水中じゃ銛にも劣る」
507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/08(火) 00:25:31.79 ID:MJEFDDjSO
ゾクゾクゾクッ

運慶(お…悪寒!)

落「お前の金づちごときじゃ何万回叩いても俺は潰せねぇぞ!!」

ビキビキビキッ!!

運慶「か……快慶!!一旦退避……!」

快慶「も…もちろ―――」

グイッ

落「待てやコラ」

快慶「いッ!!!」

落「顔面踏み潰すから歯ァ食いしばれよ?」

快慶「………!!!」

快慶(回避回避回避回避回避回避…回……避……回……)

バタバタバタ!!

落「ッらぁぁ!!!!」

ドシャッッ!!

快慶「………ッッ…アバババババババ…」

ブクブクブク…

落「ふん。根性無しが」

運慶「お…おのれよくも弟を……ッッ!!」

落「あ〜……」

落(やべ)

フラッ……

運慶「どっこいし―――」

『気孔砲!!』

ドドドンッ

運慶「ウッ……」
508 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/08(火) 00:30:25.26 ID:MJEFDDjSO
ガクガクガクッ

運慶「おぬしは……J……J……」

バタッ

JK「世話かかせやがって!ラクの野郎!」

落「……zzz……」

JK「気ぃ失ってるし。攻撃する気力も無かったんだろ。マジ考えて動けよなぁ」

雫「…………。」

JK「はぁ…よいしょ」

ズシッ

JK「重っ…。何してんだろあたし…」

落「…………zzz…」

JK「いこ。雫ちゃん」

雫「………。」

コクッ

JK「とりあえず門から出れればなんとかなるし」

雫「…………。」

トコトコトコ

JK「…?」

雫「……………マ」

JK「ん。ああサンキュー。あたしがコイツ担いでるから前歩いてくれるっての?」

雫「…………。」

JK「んじゃ頼むわ」
509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/08(火) 00:45:35.49 ID:MJEFDDjSO
JK「んじゃ行くか!飯食いにな!」

雫「…………。」

ボコボコボコ

『餌ダ餌ダ…』

ボコボコボコ!!

土竜「ブハァーー!!!」

雫「………。」

土竜「1…2…3人モ餌ダ。ソレニ女。ソレニ弱ッテル」

雫「…………。」

土竜「ドウシタ娘ッ子?コノ土ヲモ切リ裂ク“土竜抓”ガ怖イノカ?」

雫「………。」

ソーッ

土竜「触ッテミタイノカ?ブハハハハハ!!」

ギラッ

土竜「内臓マデ味ワワセテヤルヨッ!!」

雫「………。」

スゥゥ〜…

土竜「ン?」

グルンッ!!

土竜(アレ…?地面ガ起キ上ガッテクル…)

雫「…………ン」

グシャァァ…!!

土竜「ビャハッッッ!!!!」

土竜(………ギ…ギィ…)

ピクピク

雫「………。」
510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/08(火) 00:55:41.80 ID:MJEFDDjSO
JK「水がながるるごとく攻撃を受け流して倍の力で返す。美しいったらありゃしない」

雫「………………キタナイ。」

フキフキ

JK「えげつなッ」

『カモーーーン!!!』

シュシュシュ!!!

トラフグ「日本の合気道とは噂には聞いていたがこれほどか!!」

シュシュシュ

トラフグ「生前ヘビー級ボクシングのチャンピオンであった私ともお相手願いたい!!」

雫「………。」

トラフグ「シュッ!!!」

ババババババ

雫「…………」

スススススゥ〜

トラフグ「……!」

トラフグ(神と言われた私のジャブを!!)

雫「…………。」

トラフグ「世の中にこれほどの武道家がいたとは…。自身無くします!シュッ!」

ババババババ…

雫「………。」

バババ…ニギッ

トラフグ「何!!ボクサーの拳を掴むなど……」

グルンッ

トラフグ「……!」

トラフグ(あら?空にも地面が……)

グシャァァ!!!!
511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/08(火) 00:58:07.01 ID:MJEFDDjSO
トラフグ「ゲハッッ!!!!」

雫「…………。」

トラフグ「ガ……ア……」

ピクピク

雫「…………キタナイ」

フキフキ

JK(ハハ。強ぇ〜…。)

雫「…………。」

JK「ありがとね。雫ちゃん」

雫「……………。」

トコトコトコ

雫「……………ハヤ」

JK「そだね。早くいこっか」
512 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:17:30.45 ID:HnWuYpRDO
なんでか雫ちゃんの脳内イメージが
南キャンのしずちゃんに…

orz
513 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:02:07.14 ID:E5DvuegSO
雫さんちょっと>>512殺っちゃって下さい
514 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:10:24.96 ID:EDmGq1O5o
雫=毒電波の元ネタのヒロインでしか脳内変換されねぇ・・・
515 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/15(火) 03:20:36.96 ID:/WHathmSO
>>513
雫「…………。」

512「え…ええと……」

雫「…………。」

512(やべぇ…やられる)
雫「…………。」

プイッ

512「……?」

JK「誰だそれってさ」
516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/15(火) 03:29:55.36 ID:/WHathmSO
〜卍霊寺:門前〜

落「………ンガ…zzz」

JK「……ったく。お気楽なもんだ」

雫「……………。」

JK「ここでそんな甘いことができんのは今回だけだからな。普通ならもうとっくに死ん―――」

ビリビリッ

JK(……!!)





“殺気!!!”





『んがふがふがふ…ぶはぁー!!』

JK「!?」

ドシャッ

武蔵「そろそろ女の新入りが通るかと思っていたが…」

JK「お前は…」

雫「………。」

武蔵「久しぶりの女の肉だ。有り難くいただこう」

JK「武蔵…」
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/15(火) 03:38:50.52 ID:/WHathmSO
JK「あんた…武蔵かな」

武蔵「ほう。よく知ってるな」

JK「そりゃそうだよ。男子寮で5本の指に入る実力者だろ?狡いマネしてるけどさ」

武蔵「ははははは。ここで狡いもクソもないだろうに。法も罰もない」

JK「………ッチ」

JK(最悪じゃん…運悪すぎだっつーの)

雫「…………。」

JK(仕方ない…)

JK「雫ちゃん。こいつ」

ドサッ

雫「…………。」

JK「ラクに先に飯食わしてやってよ」

雫「…………。…………ウン」

JK「ここはあたしが何とかする」

JK(…せめて雫ちゃんが門を出るまでは時間稼ぐからね!!)

雫「………。」

タタタタタ

武蔵「!!?」

JK「よそ見してんじゃねーぞオッサン!!」
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/15(火) 03:47:53.61 ID:/WHathmSO
武蔵「………」

JK「………」

ヒュウウウウ〜…

JK「いつかこのクラスの奴らとは一戦交えることになると思ってたけどさ。仮にも人助けのためとかありえない」

武蔵「勇敢だな。もののふの魂を感じるぞ。さすがは女子寮の若頭」

JK「へいへい」

武蔵「だが勇敢な選択が必ずしも正しい選択だとは限らん」

ムキムキ…

武蔵「ん!…んぬぅぅぅぅ!!!!!!」

ムキムキムキムキ!!!

JK「けっ。“中毒者(ジャンキー)”が」

武蔵「はははは…!さぁとっととおっぱじめよう」

シュラララッ…ギラッ!

武蔵「女子寮の若頭。討ち取ったり」

JK(とにかく海王丸を殴りとばすまでは生きぬいてやるからね…!!)
519 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 01:18:18.76 ID:7lZMjou2o
紫煙
520 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/21(月) 05:14:37.97 ID:3VqGJJMSO
〜卍霊寺:門の外〜

雫「………。」

ペチペチ

落「………zzz…フガ」

雫「…………。」

落「………zzz…」

雫「…………。」

ペチペチ

落「………ンガ…zzz…」

雫「……………。」

イラッ

雫「…………ン」

ボキッ←間接外した

落「おぐわァァァァァァ!!!!」

ガバッ

落「何しやがるコラァァ!!!!」

プラーン

雫「…………。」

落「思いっきり肩外れてんだろーがオイィィィ!!!!!何しやがったぁ!!!」

雫「…………。」

プイッ

落「知らねぇってか!!上等だコノヤロぉ!!!!ぶっ飛ば…―――」

雫「……………ン」

ポキッ←間接外した

落「のァァァァァ!!!!!!」
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/21(月) 05:20:41.02 ID:3VqGJJMSO
雫「…………。」

グイグイ

落「ふ…ふぉい!!あんまひ押しこむな…!!食うペースが……ムハムハ」

雫「…………。」

グイグイ

落「だはら押ひこむなって……!ブハッ!!」

スパパパパ

雫「…………。」

落「あ。すまん。ちょっと飛んだか」

雫「…………。」

イラッ

雫「…………ン」

ボキッ←間接外した

落「アアアアアアア!!!!!!そもそもお前が両肩外すから自分で飯食えねぇんだろがぁぁぁ!!!!間接入れろぉぉぉ!!!!」

ギャーギャー

雫「…………。」

カコッ

落「…お」

雫「…………」

カコッ…カコッ

落「お…おぉ」

雫「……………。」

落「意外と素直に入れてくれんだなお前…」
522 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/21(月) 05:25:55.23 ID:3VqGJJMSO
モシャモシャ

落「うん。うめぇ!!コンビニの弁当もなかなか悪くないな!」

モグモグクチャクチャ

落「おい。お前も食えよ。ほれ」

ポスッ

落「焼肉べんとー。ちゃんとお前の分も盗ってきたぞ」

雫「…………。」

プイッ

落「いらねぇのかよ。じゃあ俺食うからな」

雫「………。」

落「…………」

雫「…………。」

チラッ

落「………あ?」

雫「…………。」

ジーーッ

落「あんだよ。食いてぇなら食えよ」

雫「…………。」

ウルウルッ

落「お…おいッ」

雫「……………。」

ウルウルウルッ

落「泣いてんのか…?」
523 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 12:56:21.92 ID:9SYpRMhSO
シエンタ
524 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 20:11:33.95 ID:5huP4ZwXo
さり気なく盗るなww
まぁ、お金ないんだろうけどさ
525 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/25(金) 20:02:40.22 ID:MxNu89bSO
【数分後】

雫「………!………。」

シュバッ…シュバッシュバッ

落「スカートの…気が強い目の……あ!JKか!」

雫「…………。」

コクッ

落「よし!…ってJKがどうした」

【数十分後】

落「なるほど。あいつが男子寮の強い剣豪の囮になったから悲しんでたのか」

雫「……………ハァ」

フゥ…

落「やっと理解できた……」

雫「…………。」

落「…………」

雫「………。」

落「っていうか喋れよ!」

雫「………。」

プイッ

落「おい!なんで喋らねぇんだよ!?」

雫「………。」

落「………」

雫「………!……ッ」

シュバッ!シュバッシュバッ…

落「いやごめんもういい…。それもジェスチャーで伝えてくるんだな…」
526 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/25(金) 20:17:07.12 ID:MxNu89bSO
落「チッ…俺が気絶してる間にそんなことがあったのか…。」

雫「………」

グイッ

落「あ!?」

雫「…………。」

プルプル

落「やめとけってか」

雫「………。」

落「確かにな。人のこと心配してるような甘い奴は生きていける環境じゃねぇよな」

雫「…………。」

コクッ

落「知るかよ!」

バッ!!

雫「……………ア。」

落「なんで俺が環境に従わねぇといけねぇんだよ。それに強敵を前にして怯んでたら本末転倒だろ!?」

ムキムキムキ

落「ンンン………ッシャアアアアアアアアア!!!!!!」

ビリビリビリッ

雫「…………!」

落「腹も膨れたし少し腹ごなししてくるかぁ!!!」
527 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/25(金) 20:32:58.15 ID:MxNu89bSO
〜男子寮〜

ズルズル…

JK「………」

武蔵「あ゙あ゙〜……」

ズルズル

武蔵「やはりドラッグ最高!!!ははははは!!!!!」

JK「…………」

ジャリッ

武蔵「誰だ!!」

髑髏「武蔵さん…。また獲物ですか」

武蔵「髑髏か。これは俺のもんだ。欲しいか?お前には特別に燻製にした後で…―――」

髑髏「もう人を狩るなっていったじゃないですかッ!!!」

武蔵「正々堂々と正面から戦ったんだから問題はない」

髑髏「問題ないわけがない!!!その人!!女子寮の若頭ですよね!!!」

武蔵「だったらどうなんだい?」

髑髏「戦争が起きますよ…!!必ず!!」

武蔵「ふっ…」

ズルズル

武蔵「起こるなら起きればいい。元々俺は男女の住み分けなどいらないと思っていた。」

ニヤッ

武蔵「強い奴が生き残り弱い奴が死ぬ。それがここのルールだろ?」

髑髏(違う…。武蔵さんはわかって言ってるのか……!!)

ドキドキ!!

髑髏(戦争になれば必ず海王丸が現れるんですよ!!!)

武蔵「………」

ズルズル
528 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/25(金) 20:49:59.64 ID:MxNu89bSO
髑髏(今ここで武蔵さんを止めればあるいは……!!)

ギュッ……

髑髏(やるしかないか…!!)

武蔵「…………」

ズルズル

髑髏「後ろからは不本意ですが…!!」

ピカピカッ

髑髏「“閃光拳(フラッシュガン)”!!!」

ガシッ

『無駄だ。やめておけ』

髑髏「…!!」

髑髏(最速の拳を…!!)

???「心配しなくても戦争は起こらない」

髑髏「………!?」

ビリビリビリ!!

髑髏(腕が痺れる……!?)

???「確かにな」

ブワッサァァァ!!!!





炎「知らぬ間にこのようなところへ来ていたが…どうやら地獄以上の地獄らしいな」

雷「帝様もおられないようですね」

髑髏(何者…!!)
529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/25(金) 21:00:58.47 ID:MxNu89bSO
〜男子寮:本殿近く〜

『風来玉!!!!』

バリバリバリバリィ!!!

天「だぁああああ!!!ムカつくぜ!!あの女もドラキュラの野郎もなぁ!!!!」

イライライラッ

天「知らん間にこんなとこに寝てたがどこなんだよここはァァァ!!!!!風来玉!!!!」

ブワワワワワワワワワ!!!!

『本殿近くで騒ぐ者も珍しいな…』

ザッザッ…

天「誰だぁ!!!」

海王丸「………負け犬か」

ドンッッッ!!

天「ああ!?!?ま・け・い・ぬぅぅうう〜!?」

イライライラッ

海王丸「そういきり立つな。ここでは“お前のような境遇”の者は皆負け犬と呼んでいるだけだ。お前を蔑んでいるわけではない」

天「意味がわかんねーぜ!!!」

海王丸「……………」

天「……!?」

海王丸「まぁせいぜい生き延びるんだな」

スタスタ

天「おい!!どこ行くんだよ!!!」

海王丸「お前なら1週間生き延びれば相手をしてやる」

シュタッ

天「………!?何者だ……」

ガクッ

天「うを……膝が……!!力が入らねぇ!!どうしたってんだ!!」
530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/02/25(金) 21:17:24.94 ID:MxNu89bSO
〜卍霊寺:門前〜

カリカリカリ

雫「………ン」

落「ようするに一旦女子寮に戻って仲間を集めて最短距離で男子寮に行ってJKを確保」

雫「…………。」

コクッ

落「よし!!じゃあ早速行くか!!」

雫「…………。」

落「つーか最初から描いて説明すりゃよかったじゃねーかよ!」

ポカッ

雫「…………ッ」

イラッ

雫「…………ン。」

ポキッ←関節外した

落「アアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

※自業自得です
531 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/01(火) 02:52:51.01 ID:5c23G8cAO
話が途中だから感想書きづらいけど読んではいるから頑張って
532 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/04(金) 15:39:41.03 ID:eRM2n4FSO
〜男宅〜

幽「ぶーぶーぶー。幽式音速ジェットが火を吹くぜ!オラオラオラ」

※幽式音速ジェット…段ボール制の夢のスーパーカー。自作

男「はいはい。ぶーぶーぶー」

幽「ピピー!!!男退場!!テンションが乗り切れてない!」

男「はいはい。ぶーぶーぶー。」

ゴロゴロ

幽「休みだからって転がってテレビばっかり見てもう!!良いのか人としてそれで!!!」

グチグチグチ

男「お前に言われたかねーよ。毎日ゴロゴロしてる幽霊にはな」

幽「アーアーアー聞こえまてーん」

静「同居しているのでしたらしっかり家事の手伝いはしましょうね」

男「そうだぞ。静さんの言う通りお前もちょっとは料理の練習とか…――」

シーーーン

地「お静さん…えーと…夕飯は食べていきますか…?」

静「あ…いえ。すぐに帰りますのでお気遣いなく」

地「わかりました…」

シーーーン…

幽「お。お静じゃん」

男「…ってうわぁぁあああああああぁぁ!!!!!お静さんいつの間にぃぃぃ!!!!ビビったぁぁあああ!!!」

グシャァ!!!!

幽「アアアアアアアアアアア!!!!!幽式音速ジェットォォォォォ!!!!!!!」
533 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/04(金) 16:04:26.32 ID:eRM2n4FSO
ミー「ニャー…zzz」

幽「あああ……未来を担う音速ジェットが男の下敷きになってしまうなんて…。」

ガクッ

幽「シューマッハに申し訳ない…」

男「ところでお静さんどうしたんですか?そんな急に」

静「ええ。少し」

男「………?」

ガチャ

飛「すまんのぅ。少々遅れた」

静「飛さんですね。すいません急に呼び出したりして…」

男(ん?飛?)

ガチャ

姉「おいーす!元気か弟よ」

メ「久シブリデス。メイチャンデスヨ」

吸「いえーい♪魅惑の吸血鬼吸ちゃん登場〜♪」

ジャーン!

静「みなさんお揃いでありがとうございます」

男(え……え……!?どうなってんの………?)

ザワザワザワ




静「みなさん」

ザワザワッ

静「今日はみなさんに大切なお話があります」
534 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/05(土) 03:13:18.11 ID:9bXO26ZSO
ペロッ…これはっ幽が要らん事言って男に怒られるフラグ!
535 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/06(日) 02:38:27.25 ID:ca3ES9HSO
静「実はみなさんに大切なお話があります…」

男(いつになく真剣だな…)

静「正直話すのは躊躇われるのですがやはりあなた達には知っていて欲しいので」

幽「躊躇うんならやめとけやめとけ姉ちゃん!!にゃはははは!今夜は楽しくしようや!みんないてるんやしなぁ!ニャハハハハハハハハハ!!!」

ベシベシ

静「…………幽さん……」

幽「ん!?重い重い重い!こうなったら一緒に踊ろうやなぁ!!」

ベシベシ!!

静「…………」

ゴゴゴゴゴ

男(やっべ。静さんキレそ…)

幽「ん?」

男「ちょっと黙ってろお前!空気読めアホ!すいませんほんとに…。」

静「いえ。大丈夫ですよ。」

幽「そうそう大丈夫大丈夫!!人生オーーライッ!!」

ブチブチブチ

静「本当に大丈夫ですから…ふふふふ」

男「…………」

ブチブチブチ

静「あら?男さん。ここだけ畳がえぐれてますよ?まぁ大変」

男(絶対自分でやっただろー!!ブチブチブチって音してたぞ!!)

男「あ…もう古くなってたからかな〜…アハハハハハハハ」

静「うふふふふふふふ」

男「アハハハハハハハハ…」

男(やっぱこの人怖ェェェ…素手で畳えぐり取られた…)
536 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/06(日) 02:59:18.68 ID:ca3ES9HSO
姉「はい。幽ちゃんはあっちで静かにしていましょうねー」

ズルズルズル

幽「チクショー!!!!いつもこうだよお前らは!!!私だけ仲間外れにして楽しいのかァァァァ!!!」

ギャーギャーギャー

静「………」

男「あ…ホントにごめんなさい。続けていただけますか」

静「はい。とりあえず今あなた達に知っていて欲しいのは一つ」

男「………」

静「危険が迫っています。すぐそこまで。本当にすぐそこまで」

男「!!」

地「き…危険ですか……?怖い……」

プルプル

飛「大丈夫じゃ地。わらわ達がおる」

静「いえ飛さん。今回は今までとは比にならないでしょう」

飛「…?」

静「あなた達は今まで多くの危機を自らの力で乗り越えてきました。本当に多くの危機…」

飛「……?」

静「飛ばし屋襲撃。四天王との対峙。マーム王国での一戦。そしてドラキュラ伯爵の撃退。話はよく聞いています。」

男「ってどういうこと」

静「それを踏まえた上でもあまりに危険なのです。今回の件に首を突っ込めば“あまりに大きな敵”を相手にしなければならなくなります」

男「“あまりに大きな敵”…?」

静「はい。はっきり言っておきます。もし今回の件に手を入れてしまえば確実にあなた達は“この世界の嘘”を知ってしまうでしょう。私にはそれが怖い…。本当に…」

飛「“世界の嘘”…?」

静「はい。あなた達の常識を覆す真実…。どうかこれ以上私に質問はしないでください。少しでも口を滑らせてしまうのが怖いのです…。」

ギュッ

静「私は毎日祈っています。あなた達に会った時から…。どうかあなた達がいつまでも無事でいられますように…。」
537 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:10:12.86 ID:ca3ES9HSO
静(そのためなら私はどうなってもいい…。どうか…)

吸「ちょ…ちょっと待って。話が見えない!急に危険がどうとか真実を知るなとか…何!?」

静「………。」

ポスッ

静「これを…見てください」

吸「……人形…?」

静「これは…あなた達もよく知っている四天王の南さんです」

吸「!!?」

男「なッッ!?」

地「ど…どういうことですか……?」

静「これは…今私達が追っている“とある集団”の内の一人の手によるものです。かなり一方的でした」

飛(南が……一方的にやられるのか)

メ「南サン…。私ガ初メテ戦ッタ相手デス」

地「そういえばメイさん…戦っていましたね…」

メ「ハイ。彼女ハ本当ニ強カッタデス。対幽霊用ニ作ラレタ私デモエネルギー切レマデ追イ込マレマシタヨ。ソレガ一方的トハ……」

静「はい。その集団の一人に実は私の妹…お落が接触してしまいました」

飛「何!!?」

ドキッ

静「一時は“私達”がお落を保護しましたがそれもつかの間だけです。今はお落はとある寺で修業をしています。こうなっては仕方ありません…せめてその身の安全も目的として。私は泣く泣くお落をそこに向かわせました」

飛「とある寺…?」

静「卍霊寺と呼ばれています」
538 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:22:34.94 ID:ca3ES9HSO
飛「卍霊寺…。それは一体……」

静「いけません。場所は絶対に教えられません。もうこれ以上あなた達に辛い思いをさせたくないのです」

飛「しかし…」

静「わかってください…。こんなことを言われて迷惑に思われるかもしれませんが…私にとってはあなた達は自分の子供のようなものです。少なくとも私はそう思っています…」

飛「………」

静「好きで自分の子供を危険にさらす親などどこにいるでしょう…」

飛「………そうか」

ザッ

飛「少し…出かけてくる」

男「お…おい!飛!!」

メ「飛さんまさか!!」

飛「………しかたないじゃろ…。流れでこうなったとはいえ…あいつが死ぬ思いで修業をしている間にわらわが黙っているわけにはいかん…」

男「でもお前そんな…」

静「飛さん。卍霊寺を自分で探すなんて事私は絶対に反対ですよ」

飛「………」

静「でも強くなりたいのなら…手を貸しましょう。」

飛「何ッ!!?」

静「あなたはきっとそう言うと思って話はつけています。この場所に向かいなさい」

ピラッ←地図

飛「こ…この場所は…」

静「白蜥蜴一家の屋敷です。今は療養中ですが何かを求めるのならばそこの“蜥蜴”という男に会って下さい。それがあなたには1番ですから…」
539 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:35:17.30 ID:ca3ES9HSO
飛(白蜥蜴一家…)

男「白蜥蜴一家って確か…なぁ飛」

飛「ああ。前に一度いざこざがあったのぅ…」

静「一度会っているのですか!?」

ゾクッ

静(な…なんということですか……これが運命だというのですか)

ブルブル

静(思えばお落に付き従う獄幽会も白蜥蜴一家とは因縁があるはず…。だとすれば運命はお落が獄幽会に出会った時から………なんて……そんな……)

ポロポロ

飛「……?」

男「し…静さん……?」

静「す……すいません……。つい……感情が溢れ出してしまいました……グスッ」

男「…?」

静(これが偶然じゃないとすれば……なんて悲しい子達なの…。)

飛「と…とにかくわらわは白蜥蜴一家のところへ行ってくる。」

静「はい。どうかお気をつけて…」

飛「うむ。それと最後にいいか」

静「……答えられる範囲なら」

飛「おぬしらが追い掛けておる“ある集団”とは何者なんじゃ?」

静「言えません。正確に言うと確実に言えることは何もありません」

飛「では…」

静「………」

飛「さっきからおぬしの言っている“私達”とは天国を指すのか?」

静「………。」

飛「………」

静「違います。私達は天国とはまた別の集団を指します。」
540 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:49:02.35 ID:ca3ES9HSO
男「え?マジ!?俺てっきりその集団を追いかけてるのって天国の人達だと思ってた!針とか師さんとか…違うの!?」

静「はい。…違います」

メ「天国トハ違ウ集団ガソノ南サンニ手ヲカケタ集団ヲ追イカケテイル。ソシテソコニ静サンモ加ワッテイル…ッテコトデスネ」

静「はい。……あと…それともう一つ」

飛「………?」

静「被害者は…北さんもです」

飛「!!!」

男「!!!」

地「北…さん……!」」

飛「そ…それを落は…!?」

静「知っています。さらに言うと北さんがやられた直後にその犯人と接触しています。当然“ある集団”の一人です」

飛「そんなことが…」

静「わかっていただけましたか。どれだけ近くに危険が迫っているのか」

男「やっばいな…マジで。どんな奴らだよ…」

吸「北って人…落とタイマンしてても肩を並べるぐらい強いんだよね…確か」

男「うん。落も北のことは認めてたみたいだしな」

吸「そうだよね…。落辛くないのかな…」

飛「あいつはそんなやつではない。少なくとも落ち込んで灰になるような腑抜けではない。わらわはあいつとは馬が合わんがそれだけはわかる!」

男「………」

飛(落!何があろうと潰されるな…!今は強くなろう…落!)
541 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 20:07:48.87 ID:LezEpZXAO
おい作者、落の修行イベントの後に飛の修行イベントって流石じゃねーか
お前について来て良かったわ
542 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/07(月) 23:08:35.14 ID:6gH4833SO
〜男宅:台所〜

幽「ムギーー!!!ムギーー!!」

ジタバタジタバタ←縛られた

幽(くそぉぉ!!!!縛られた上に強烈なお札貼られたぁぁ!!!動けん)

ギチギチギチ

幽(いつか男もろとも地獄の最果てまで突き落として…――)

静「大丈夫ですか。急にお邪魔して申し訳ありませんでした。すぐに自由にしてあげますね」

ビリビリッ

静「あらあら。こんなお札まで貼られてたのですか」

幽「お。静さん!」

フワフワ〜

幽「やったぁぁ!!!自由だぁぁぁ!!!!ありがとうございますお静様ぁぁぁ!!!」

静「いえいえ。私が急にお邪魔したせいですから。ご迷惑をおかけしました」

幽「そ、そうだぁぁぁ!!!!もとはと言えば全部お前のせいだろ!!!!責任とれ!私と結婚しろコノヤロウ!!」

ギャーギャー

静「ふふふっ。ついさっきまで喜んでいたのにもう怒ってるのですね。」

幽「な…何がおかしいコラーー!!馬鹿にしてるのか!この年上お化け!!」

プンスカ!!

静「その素直なところにみなさん引き寄せられてしまうのでしょうね…ふふっ」

クスクス

幽「むすー」

静「今回…意外とみんなの運命を握っているのは“あなた”かもしれませんね」

幽「……?」

静「ふふふ。では失礼します。このあと予定がありますから」

スタスタスタ

幽(何なんだ一体?意味わからんぞ…。どこかで頭打ったのかな…?)
543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/07(月) 23:30:04.08 ID:6gH4833SO
〜卍霊寺:女子寮〜

落「はぁぁぁ!?!?!?関係ないってどういう意味だオイ!!!」

ビッグ「ンフ〜フ〜。男子寮ニ宣戦布告だなんテ馬鹿のやるこト。そんな死ににいくようナことするわけないヨ」

落「んだとコラァ!!!!JKはお前らの仲間じゃねぇのかよ!!」

ビッグ「間違えちゃだめヨ」

ズイッ

落「…!?」

ビッグ「私達ハみんな生きるのに精一杯なのヨ。ここにいるのハ仲間じゃないノ。わかル?いざという時ハどうやって生き延びルのかしか考えてまセーン」

落「くっ…!お前ら……」

クイクイッ

雫「………。」

落「んだよチビ!!」

雫「…………」

プルプル

落「あ?諦めろってか…?」

雫「…………」

コクッ

落「…………」

雫「…………」

落「……わかったよ。もう誰にも頼まねぇ。ここの奴らはあてにならん!」

雫「…………」

落「俺らだけで行くぞ!」

雫「………ン」





???「待てよ。落。」
544 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/09(水) 01:12:25.84 ID:WN4KBOUSO
???「待てよ。落」










落「…………!!」







???「お前はどこに行っても変わらねぇな。そのバカさ加減よぉ」





落(こ……この声……!)





???「俺もちょうど退屈してたとこだ」

ズイッ



北「乗ったぜ。俺を連れてけ落」

落「お…お前ッッッ!!!!!?」
545 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/09(水) 01:17:22.86 ID:WN4KBOUSO
北「ああ?喧嘩しに行くんだろ?連れてけよ。俺もよ」

落「お………お前……」

ズイッ

落「まさか……」

北「あ!?」









落「ほ…本物か?」


グニーー!!


北「あ痛だだだだだだだだだだだだだだだ!!!!!!!」

落「お。反応よし」

北「何しやがんだゴラァァァァァァ!!!」

バキャァァァ!!!

落「ぐはァァッッッ!!!!!!」
546 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/09(水) 01:23:25.45 ID:WN4KBOUSO
北「ざけてんじゃねーぞ赤野郎がァァァ!!!!急につねる奴があるかァァァ!!!!」

落「知るかァァァ!!!!お前が勝手に死にやがったから本物かどうか確かめたんだろうが雑魚コラァァァァァァ!!!」

北「誰が雑魚だコラァァァァァァ!!!!この場で決着つけてもいいんだぞオラァァァァァァ!!!!」

落「面白ぇ!!ぶっコロす!!!!!」

ドカッバキッボコッ!!!





雫「……………」

ビッグ「ンマ〜……知り合いなノ?あの新人のコ。最初見たときかラ似てるとは思ってたけド」

雫「……………?」
547 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/09(水) 03:30:04.42 ID:YoBIRNFto
とうとう幽が主人公に、、、なりそうにないな
548 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/09(水) 16:25:54.62 ID:WN4KBOUSO
>>547
幽「お前の家の冷蔵庫がどうなっても知らんぞ!うわぁぁぁぁん!!」
549 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 20:27:18.51 ID:7In0YBCAO
地震あったけど大丈夫?
550 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:06:54.82 ID:BCGxQLiWo
>>1がどこの人か気にしたこともなかったが、大丈夫かなぁ
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/14(月) 03:31:56.13 ID:Hve18ZLSO
>>549
>>550

幽「元気いっぱいおっぱーい!!」

姫「おっぱーい!」

男「どわっっ!!!元気いいなお前ら!あと化久しぶりだなオイ!」

552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/14(月) 04:09:46.74 ID:Hve18ZLSO
落「ぶッコロす!!!」

北「上等だァァァァ!!!!」

サッ

雫「…………」

ポキッ←関節外した

落「アウッ!」

雫「…………」

ポキッ←関節外した

北「…オウッ!」

雫「…………」





落「あ…あの……すいませんでした…」

北「何者だ…このチビ……」

雫「…………ン」

ビッグ(ンマ〜いつの間にカ上下関係が出来てルのネ…)
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/14(月) 04:19:48.35 ID:Hve18ZLSO
落「よ…よし!!とりあえずは男子寮突入だ!!」

雫「…………ン」

落「足手まといだけどお前も来ていいぞ」

ツンツン

北「っっるせぇんだよ!!!そういうとこが勘に触るって言ってんだろうが!!」

クワッ

落「あ。雫さーん。この人が強い者いじめしようとしてまーす。早く関節外して助けてくださーい」

北「てめぇ汚ぇぞコラ!!人のこと売ってんじゃねぇよ!!あと強い者いじめってなんだよ!さらっと自分のが強いってアピールしたいだけじゃ…―――」

雫「………」

ポキッ←関節外した

北「アウッ!!」

雫「…………」

北「お……覚えてろ……ボケが……」

落「だ〜っはっはっは!!!お前がギャーギャー喚くから悪ぃんだろうが!!馬鹿みてぇ!!ほんとお前はいつまでたっても…――」

雫「………」

ポキッ←関節外した

落「ドウッ!!」







落「す……すいませんでした……」

ズキズキ

北「は……話が進まん……」

ズキズキ

雫「…………ン」

ビッグ(これがジャパニーズ馬鹿なのですカ…?)
554 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/14(月) 04:50:30.21 ID:Hve18ZLSO
ビッグ「ンマ〜何で私ガ作戦係なのヨ。ン…マぁいいわ。ここに来て1番キャリアが長いのハ私。そうネ。作戦ハ……―――」

【数分後…】

落「い……嫌だ!!俺は嫌だ!!“便器”から潜入するなんて絶対に嫌だ!!」

北「チッ。腹くくれや」

落「お前…だって便器だぞ!?お前がいけよ!!」

北「馬鹿いえ!!俺は井戸から!お前は便器から!ジャンケンポンで決まったことだろうが!」

落「ッッく〜!!!……あの時チョキを出していれば……」

ガクッ

北「せいぜい糞まみれになって臭いで見つからねぇよう祈れや」

落「糞まみれかよ……」

ガクッ

雫「…………」

ビッグ「ンマ〜不満がある人もいるみたイだけどおさらいすルから。確認しなさいナ」

《作戦》

@北は古井戸から潜入、落はトイレから潜入、雫は正面突破

A正面で騒ぎを起こした雫はその場から逃走(後に古井戸、便器から潜入する)

B北と落で男子寮内を捜索。JKを捜す。

CJKを見つけ次第逃走。

ビッグ「一つ約束。この男を寮内で見かけた場合は即座に作戦中止すルこト。その名も…“海王丸”」

ドンッ

落「………」

北「………奴か…」

ビッグ「こいつと戦えバ命ハ無いからネ。それと武蔵、髑髏、デストロ、カーネル、空。この5人とはタイマン張っちゃダメ。わかっタ?」

落「おう!」

北「任せろ!」

ビッグ「よし。じゃアとっとと死んできなさイ!!」
555 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/14(月) 05:14:06.54 ID:Hve18ZLSO
〜卍霊寺:女子寮前〜

落「………」

落(北……)

ビッグ『いい?この作戦はあくまデ苦し紛れの作戦!3人を分散させタのは“誰かガJKに辿り着けバ運がいい”ってだケ。もしかすれバ全員が死…――』

北『おい』

ビッグ『……!?』

北『武蔵と髑髏とデストロとカーネルと空の情報をありったけ教えろ。外見、技、なんでもいい。ついでにぶっコロしてきてやるよ』

ビッグ『な……!!』

北『女子寮はそいつらさえいなけりゃちったぁ平和になんだろ?』

落「…………」

サァァァァ〜…

落(…なんであいつは“あんなこと”を言ったんだ……。まるであいつが……)

北「おい」

落「……ッッ!!」

ドキッ

北「何ぼーっとしてんだ。ほら。さっき言ってた5人の特徴と風貌だ。見とけ」

落「おう。」

北「ったく…世話のやける…」

落(………)
556 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/14(月) 08:24:40.83 ID:I23fslRAO
おう生きてた良かった良かった
557 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/14(月) 14:30:22.73 ID:tqeNLlx0o
>>1は無事だったか。良かった。
558 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/15(火) 15:00:45.79 ID:U1qsSO3No
>>551
よかった
そして化忘れてた
559 : [sage]:2011/03/20(日) 01:11:24.49 ID:sEW0xf5a0
>>551おっぱーい!
560 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/03/20(日) 01:11:53.44 ID:sEW0xf5a0
名前欄消し忘れorz
561 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/20(日) 02:00:03.72 ID:+LRhicKSO
>>559
地(具…?)
562 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/20(日) 03:25:45.57 ID:+LRhicKSO
〜女子寮:裏門〜

シュルルルル〜…キュキュッ

落「うっし」

雫「………?」

北「不思議な顔すんな。サラシ巻き直すのがおまじないみたいなもんらしい」

落「ま。そういうこった。」

北「ふん。気が済んだらさっさと行くぞ。ちんたらするな」

落「わ…わかってるっつの!!」

雫「………!!」

『お待ちください!そこの!!』

シュババ!!

サスケ「お話…聞かせていただいた!落!雫!そして北殿!」

北「!?」

落「な…何者だ!」

サスケ「盗み聞きのような行為!どうかお気を悪くしないでいただきたい!私は男子寮お庭番衆の一人!サスケと申す!ニンニン!」

北「サ…サスケ……!?雫!!聞いたことあるか!?」

雫「………!」

プルプル

北「ああ…俺もだ」

落「まぁはっきりしてることは…」

グッ

落「こいつが男子寮の最初の刺客ってことだろ…ヘヘッ。上等だ」

サスケ「い…いや!落殿!!少し話を……」

落「飛拳“虎口”!!」

ゴォォォォォ!!!!!

サスケ「だ…だから話を…!!!あああああ!!!!」
563 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/20(日) 03:27:23.06 ID:+LRhicKSO
サスケ「私は甲賀生まれの忍!ニンニン!!」
564 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/20(日) 03:34:43.91 ID:+LRhicKSO
落「どうだ!やったか」

サスケ「あ…あぶなかった……」

ヒョコッ

落「おお!?後ろ!?」

サスケ「ち…違います!決して何かを狙っていたわけではなく……!」

落「問答無用!」

バキィィ!!

サスケ「うごぶッッ!」

ズシャァァァァ!!

雫「………」

北「おお〜。よく飛ぶもんだ」

落「へっ。こんなもんか男子寮はよ」

フラフラフラ…

サスケ「ちょ…ちょっと……ら……落殿……」

落「ああ!?まだ起きるか!!!よっしゃ」

雫「………」

グイッ

落「…あ!?何だ雫!!」

雫「………」

プルプル

落「あ!?違う?何が!!なんだよ一体!!」

サスケ「あ……あの……落殿……」

フラフラフラ

サスケ「話を聞いてくれませぬか…」

落「どわぁぁぁ!!!顔面ゾンビ!!特に右頬!!」

サスケ「そこは今落殿が殴ったからであって……」
565 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/03/22(火) 00:11:32.95 ID:nimEIp9AO
ニンニン
566 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/22(火) 15:50:56.60 ID:GpHm1IDSO
サスケ(……!)

飛(………!)

サスケ・飛(これはライバルかもしれない!!)
567 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/22(火) 16:05:02.20 ID:GpHm1IDSO
【10分後(ぴったりではない)】

落「んだよ敵じゃねーなら最初からそう言え!!」

ゴチン

サスケ「だから最初からオブフッ!!」

北「で…どういうこった」

サスケ「言った通り男子寮に反撃をするのは控えていただきたい!!」

ドンッ!!

雫「………」

サスケ「確実に戦争が起こりますよ…!」

落(戦争…)

サスケ「再度申し上げますが私は男子寮お庭番衆の一人!サスケと申します!ニンニン!」

北「…で。そのお庭番衆ってなんだ」

サスケ「はい。男子寮には5人のAクラスの実力を持った猛者がいます。お庭番衆とはその猛者達が雇った直属の手下みたいなものです」

落「5人…?ああ……これか」

ピラッ

落「ここに書いてある5人の奴らだろ?武蔵もその一人だ」

サスケ「そうです。ニンニン。ちょっとその紙を貸してください」

落「おお」

バサッ

サスケ「私がお仕えしているのはこの“髑髏”という方です。そして私達は男子寮で革命を起こすつもりです!!!」

落「……!?」

北「革命!?」

サスケ「はい。髑髏殿を除く他のAクラスを打ち倒し卍霊寺の悪しき環境を破り去るのです!ニンニン!」

落「おいおい」

サスケ「ですので今は女子寮には手出しして欲しくはないのです」

北「だったら“ウチ”のJKはどうすんだよ。お前らが革命とやらの中で助けてくれんのか?」
568 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/22(火) 16:15:09.31 ID:GpHm1IDSO
サスケ「それは…」

北「だったら交渉決裂だ!!」

落(北…)

北「作戦続行だお前ら!!」

雫「…………ン」

サスケ「ちょ…ちょっとお待ちくだされ!!今の状況をご存知ですか!?ニンニン!武蔵殿がJK殿を連れ去ったということがいかに大変なことかお分かりですか!!」

北「ああ?だから戦争の引き金になりかねないって…」

サスケ「それもありますがJKが抜けたことで男子寮と女子寮の均衡が大きく崩れ申し上げたのです!ニンニン!!」

落「均衡…?」

サスケ「落殿はお知りではないと思いますがJKという存在は女子寮では言わばカリスマ的存在。リーダー的立場の人物でした。ニンニン。そのJKを失ったとあらばもはや女子寮は烏合の衆!いつでも打ち崩すことはたやすいのです」

落「烏合の衆…」

落(そういやあの[ピザ]ママの気の抜けた態度…なるほどな)

北「で?」

サスケ「ですから私達が見事革命を成し遂げれば男子寮はもちろん女子寮も救うことになるのです!ニンニン!!」

北「………」

サスケ「これだけ主張しているのです!もちろん私達には“勝算”があります!どうかもう一度御考慮お願いしたい!ニンニン!」

落「………」

北「………」

雫「………」

北「聞こうじゃねぇか。その“勝算”ってやつをよ」
569 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/03/22(火) 23:59:17.56 ID:nimEIp9AO
にんともかんとも
570 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/23(水) 15:00:07.38 ID:NDOQS7yZo
>>560
もうお前、「ぐ」でいいんじゃね?
>>1より早い初のコテハンおめでとう!
571 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/24(木) 21:51:02.10 ID:vxOybPoSO
つまりJkは見ごろしか

>>570
それは無い
572 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/26(土) 13:16:04.01 ID:UsQA0g8SO
〜男子寮:武蔵の部屋〜

JK「………」

武蔵「ハハハ…馬鹿な奴だ。人を助けるために自ら犠牲になるとは。それとも本気で勝つつもりだったのか?」

JK「……っるせぇクソ野郎」

武蔵「ん…まぁどうとでも言え。お前はしばらくの間生かされるんだ。これから始まる戦争のスイッチとしてな」

JK「…………!」

武蔵「楽しみはこれからだ」

ベローッ

JK「………ッッッ!!」

武蔵「無抵抗の女ほどそそるものは無いな。久しくこんな快楽…―――」

JK(……)

ハァ…ハァハァ……

JK(…頼むから誰も来んなよ……マジでよ。それで最悪の状況は免れるからさ……)
573 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/03/27(日) 00:28:01.90 ID:kQhUKDaAO
さ、サービス回きた!?
574 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/27(日) 03:11:48.10 ID:2hTAv98SO
武蔵「はぁはぁ」

モミモミ

JK(…………ッッッ!!!きもい!!)

武蔵「この柔らかさがたまらん…ははは」

モミモミ

武蔵「若い女の二の腕はいいな…」

ハァハァ

JK(………チクショウ……ふざけんなよ…)

武蔵「ふん…よし。これまでだ」

モミモミ

JK「ん!?」

武蔵「入れ。修羅」

ギギギィ…

修羅「武蔵様」

※修羅…お庭番衆の一人。武蔵の直属

修羅「こちらでございます」

ボロッ

髑髏「…………」

修羅「髑髏様の亡きがらにございます」

JK(な………!あれは…………マジ!?!?)

武蔵「よぉし。計画通りだ。へっへっへ」

髑髏「……………ウ…」

ピクッ

JK「……!!」

髑髏「………ウ……ク…」

JK(間違いない…こいつ確か髑髏だ!!な…なんでこいつが……!?)
575 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/03/27(日) 13:39:51.22 ID:kQhUKDaAO
俺はお前を許さない
576 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/27(日) 15:37:56.55 ID:2hTAv98SO
【ちなみにボツになったストーリー】

武蔵「ん〜…」

パフパフパフッ

武蔵「無抵抗の女の胸に顔を埋めるこの感覚…!へっへっへ」

JK「マ……マジかよ……きもい…!」

武蔵「なかなか…」

モミュモミュ

武蔵「見た目より大きいじゃないか」

JK「………ッッッ!!!」

武蔵「さぁ…そろそろ。次の段階だ!」

ビリビリビリィ!!

JK(………!!)

武蔵「無抵抗の女のブラウスをひきちぎる!そして……――」

プルンッ

武蔵「この下着ももう必要ないかな」

JK「や……やめッッッ!!!!」

武蔵「はははははは!!!」

ガッ…!

幽「うーんちうんち!うーんちうんち!……あ、あれ?ここはどこだ?精神と時の部屋?」

作者(ちょちょちょ…幽!!何してんだよお前!!何出てきてんの!?)

幽「ん?あ!おっす!私駄菓子屋のババアからアイスぱくってきたらこんなとこ着いたんだけど何ここ。お肉屋さん?」

作者(お肉屋さんじゃねーよ!!怖いだろこんなお肉屋さん!!今ボツになったストーリーを特別に書いてたの!そしたらお前が時間系列を無視して…ウンタラカンタラ)

幽「フフンフフフフーン♪お米の………フンフフーン♪甘さ…フンフーン♪………え……あ、話終わった?ちょっとiPod聴いてた」

作者(聞けよぉぉぉッッッ!!!!お前レギュラーから落とすぞ!!)

幽「まぁそんなカッカしないの。ただ君よりiPodの方が興味あったってだけだから。」

作者(おいぃぃぃぃ!!!サラっと傷つくこと言うなよ!!!)
577 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/27(日) 15:51:27.39 ID:2hTAv98SO
※時間系列が元に戻りました…。byかずあき

〜天国:四季城〜

榎「あんた!!ジメジメしてるから根性叩き直してやる!!」

ビシィッ!!

メリー「………シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ」

口「メリーご指名よん♪」

メリー「フフフフフフフフフフフフフフ」

クスクス…

榎「……ああもうイライラするね!!!もっとカラッと!!!サッパリした性格になれないのかな!!」










『私……今あなたのうしろにいるの…』








榎「………!?」

ゾッッ

メリー「ヒヒヒヒヒヒヒ。セナカセナカセナカセナカセナカセナカセナカセナカミーツケタッ。」

榎「いつの間に…!?」

メリー「…………」

榎(思ったより…こいつ……!)
578 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/27(日) 16:00:23.53 ID:2hTAv98SO
口「なんだかんだ言ってメリーは“デスストーカー”の異名持っていたのよん♪背中ががら空きなのは…」

榎「…?」

口「きっとよくないわん♪それじゃあねん♪」

シュバッ!!

榎「あ…待ちなッッ!!!上には行かせないから…!!」

メリー「アハハハハハハハハハハハハハハハ」

ガシッ

榎「!」

メリー「アソボーアソボーアソボー…ナイゾウカキマゼヨウカナ?アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

榎「………」

メラメラメラメラ

メリー「アハハハハハハハハハハハハハハハ」

榎「バーーーニング!!!!!!」

ジュウウウウウッッ!!!

メリー「……!」

シュタッ

榎「離れて正解だね!今の私の体温は…バーーーニング!!!!!!」

メラメラメラッ!!!!
579 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/27(日) 17:48:27.35 ID:2hTAv98SO
※メリーのスキル

<正常時>
・相手の背後に瞬間ワープできる(ついでに背骨を折れる)

<豹変時>
・相手の血なり髪の毛なりを付着させた人形を傷つけることで離れていても相手にダメージを与えることができるようになる


幽「じ…実はチート能力じゃね……?」

ガクガク

男「ていうか背骨折るのはついで扱いなんだな…」

メリー「ウケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ」
580 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/03/27(日) 20:11:09.08 ID:kQhUKDaAO
許した
581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/03/29(火) 16:11:33.31 ID:gG8KLRR1o
>>576
・・・もう外れてるよな?
良くて準レgy(ry
582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/03/30(水) 03:32:50.72 ID:UbpMw2OSO
榎「バーーーニング!!!!」

メラメラメラッ

メリー「……………」

榎「急に独り言が無くなったね!!!うん!!でもそっちの方がいいよ!!こんな熱風吸い込めばただじゃ済まないしそれに…」

メラメラメラッ

榎「ジメジメしてないからっ!!!」

メリー「……………」

ゴソゴソ

メリー「アーーーーーー…」

榎(……?)

メリー「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒ。ミーツケタッミーツケタッワタシノオトモダチ」

ヒョイッ

榎(人形……?)

メリー「オトモダチガナイテルノ。アツイヨアツイヨオトモダチアツイヨオトモダチアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨアツイヨ」

ブツブツ

榎「な…またブツブツ独り言か!」

メリー「ダカラコロスノ。ゴメンネゴメンネコロスノゴメンネコロスノコロスノコロスノコロスノコロスノコロスノコロスノコロスノコロスノコロスノ」

ゴゴゴゴゴゴゴ……

メリー「…………」

ゴゴゴゴゴゴゴ…

榎「…??」

メリー「さっきから熱いんだよこのカスチビ小娘が…。精霊だかなんだか知らないけど内臓吐き出してもがき苦しみながら死んでもらうぞ!!!ギギギギギギギギギャハハハハハハヒハ!!!!!」
583 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/04/04(月) 02:04:11.45 ID:p8srv1dAO
今更だけどこれもう2年もやってるんだな
584 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 12:30:10.83 ID:2Fw69hpSO
榎の叫び声でテニヌの奴思い出s(ry
585 :lain. [sage]:2011/04/05(火) 03:38:43.00 ID:???
SS速報板の設立から既に3ヶ月近く経っておりますので、
こちらのスレッドにおきましても、なるべく早く向こうにスレッドを立て直して頂きたく思います。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 08:44:46.66 ID:FWQmArwSO
>>585
あらま・・・
587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/04/07(木) 15:40:57.32 ID:NUCjPhdDo
地ちゃんが可愛いから何とかなるよ!
588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 04:42:29.98 ID:CigWU/9do
>>585
ここは>>1に立ててもらった方が良いな
昔みたいな探しにくいスレタイで頼むww
589 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 18:23:24.99 ID:JlGpJONSO
>>588
思い出したら泣けてきた
見つけられなくて放浪するのはもう嫌だぞ…
590 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/04/10(日) 23:48:04.47 ID:dtBO1y9AO
まとめさんの捜索力
591 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/04/10(日) 23:58:25.70 ID:ihap+lMSO
地「あの…もう引越ししましたのでまたそちらでお会いしましょう…」

ペコリ
592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(三重県) :2011/04/11(月) 16:27:01.53 ID:224HGVfBo
引越しお疲れさんです
593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 18:00:02.76 ID:Yh6uWrO2P
P2からでもなんとか探せたぜ・・ww

>>585-589
探すのは自己責任で。誘導は無しネ♪・・・ってのがジャスティスなのか?
そうなら誘導は貼らないけど、向こうでは富樫スレだと思われててちょっとカオスになってるww
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