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打ち止め「どうして・・・?忘れちゃったの?全部」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 21:11:41.18 ID:PyocfH.0
一方「ン……?ここはどこだァ?」

一方通行は、見慣れない場所にいた。とはいっても、来たことがないだけで、特に危険な場所である、ということではないが。彼がいるのは第5学区―大型のショッピングモールが林立する学区―だ。しかし彼が最も危惧すべき点はそこじゃない。

一方「俺はだれだァ?」

一方(―――ッ)

声に出して初めて感じる自分の状況。ここで彼は自分について確認する。まずは、首にあるチョーカーのようなもの。これが何を示すかは解る。しかし―

一方「こンなもの誰が作ったンだ?」

更に、自分は学園都市230万人の頂点に立つ存在だと解っていても、普段他人にどのように接していいのかが解らない。事態は最悪だった。
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 21:13:25.63 ID:PyocfH.0
当然、性格が引き継がれるわけではない。だから勘違いをされても仕方がない―わけがなかった。なぜなら、彼は今のところは虐殺の経験がないわけだし、他人を見下したこともないからだ。主観では。そこに、彼が今は会ってはならない人に遭遇する。

「あれ?あの白い髪の奴、見たことない?」

「あ?うん、まああるかもな。でも不幸な予感しかしないんですが」

美琴と上条だった。二人は美琴の洋服を買うために第5学区までやってきていたのだった

一方(だれだアイツらァ。イチャイチャしやがってェ)もう一度いう。最悪の状況だった。

美琴「あ……!アンタは!!!」

上条「ん?どうかしたか御坂。欲しい服でもあったのか?不幸な予感しかしないんですが」

美琴「違う違う。多分……もっと不幸よ、」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 21:15:29.80 ID:PyocfH.0
一方(ンあ?誰だァコイツら)

そりゃそうだ。記憶喪失である一方通行にとっては初対面も同然なのである。―過去になにがあったとしても―上条は美琴の視線を追う。

上条「お…い、マジかよ。不幸すぎるぞ」

美琴「アンタ、どうしてそんなとこにいるのよ!……まさか、またあのくだらない実験を続けるつもりなの?」

上条「おい御坂。まだ決まった訳じゃないだろ」

一方「お前ら、ちょっとまちやがれ」

一方「誰なンですかァ、初対面でいきなり喧嘩ふっかけてくるたァ」

美琴「アンタ、忘れたっていいたいの?1万人も殺しといて」

一方「だからなァーンなァーンですかァ?いったい。全く身に覚えがないンですが」

美琴「ふざけるなー!!!」

上条が今までに見たことないほどの電撃が一方通行を襲う。

上条(マズイッあのレベルの電撃を反射されたらいくら御坂でも死んでしまう)

上条「やめろォ!!」

上条は右手「幻想殺し」を盾に二人の間に突っ込んだ。しかし――
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 21:17:25.55 ID:y3HbGoSO
誤爆じゃ無かったのか
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 21:17:49.65 ID:PyocfH.0
>>1です
こんな感じで続けていきますが、訳あって深夜にまたきます
初ssですので不審な点や要望あったらいってください
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 21:21:44.34 ID:PyocfH.0
>>4すみません、orz
書き溜めはありますが、訂正があるので12時頃にまたきます 
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 21:35:15.06 ID:BCEqnoAO
要望:絶対に完結してほしいんだよ!期待してます
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 22:12:14.28 ID:A02U0YAO
まぁ頑張れ
そんな>>1を応援している

9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 22:21:48.79 ID:.q1xF4A0
要望:逃げるな!書き切れ!いやマジでお願いしますよ?
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 22:50:40.92 ID:YB7uIoAO
最近のとあるスレはどれも面白そうで困る
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 22:53:59.00 ID:PyocfH.0
>>1です
みなさんありがとうございます^^
今、推敲しているので12時までには再開します
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:04:59.85 ID:PyocfH.0
とりあえず投下します
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:09:24.92 ID:uMpDTG6o
ktkt
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:09:40.77 ID:PyocfH.0
一方「お前、うっかり反射しちまったらどォするつもりだったンだよ」

――美琴を襲うはずだった電撃は一方通行に当たった瞬間、上空に飛んだ。全く予想外だった。

美琴「うそ……なんで反射してこないのよ」

一方通行は美琴だけでなく一般人にも被害がいかないように「ベクトル変換」したのであった。

上条(一方通行の様子がおかしい)

上条「おい一方通行。お前…、何かあったのか?」

一方通行「な……!?」

上条「お前にしてはやり方が優しいからな」

一方通行「おまえら、名前はなンだァ?」

上条「上条当麻だ」

美琴「あたしは『超電磁砲』御坂美琴よ」

一方通行「……ッ!お前があの超電磁砲かァ」

上条(いくらなんでもおかしい。御坂が学園都市第3位だってことはもはや常識だろ・・・それ以前に)
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:12:25.91 ID:PyocfH.0
一方「なァ、上条ォ、御坂ァ」

一方「実はよォ……「いたいた〜!こんなとこにいたんだね、てミサカはミサカは感動の再会を演技してみたり」

一方「あァン?だr上条「おう、打ち止め。元気だったか?」

打ち止め「うん、てミサカはミサカは元気よく返事をしてみる!」

美琴(やっぱりこの子には隠していたほうがいいかもね。今は危なかったけど)

美琴「ゴメンね、打ち止め。私たち今から学校に用事かあるのよ。今度ご飯作ってあげるから」

打ち止め「わかった、てミサカはミサカは一方通行に友達ができたことに感激してみたり」

打ち止めは名残惜しげながらも帰っていった。ここで事態の深刻さが改めて感じられた。しかし。とある少年―幻想殺し―はその能力を用いて、一人の少女を救った。しかし、それ故に彼は記憶を失った。彼は一方通行に共感できる唯一の人間なのかもしれない。

上条「よし、とりあえずは俺の家に行くか。これは緊急事態だし僚監も許してくれるだろ」

美琴「そうしましょう」

一方「なあ上条ォ、御坂。一つ聞いていいか?アイツは、打ち止めは、俺にとってどンな存在だったンだァ?」

息の詰まる音が聞こえた。
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:15:24.86 ID:PyocfH.0
上条「なあ一方通行」

上条「お前はわからないだろうけど、あの子は、打ち止めは、お前の家族みたいなもんなんだ。だから、記憶喪失だってことを知ったらあまりにも残酷だろ?だからもし……あの子に悟られたら、まずはそのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!」

一方「あァ…でも、そンなことができンのか?」

一方(今アイツのセリフ聞いたときに頭が割れる感じがしたンだが、気のせいかァ?)

一方通行は突如体中を駆け巡った奇妙な感覚を覚えた。そして、とある少年の声を聞いた。


『歯ぁ食いしばれよ最強。おれの最弱はちっとばっか響くぜ』


記憶が欠けていても、学園都市第1位の脳は健在している。そして彼は理解した。上条当麻は、自分の幻想を幾度となくぶち壊してくれたヒーローだということを。そして一方通行は、今までなら絶対に言わなかったような言葉を出した。

一方「なァ上条ォ。過去に俺がナニをしたか知ンねェが、何度も救ってくれたのか?だったら ありがとォな」

美琴「ねえ当麻、あたしそろそろ門限だから帰るね」

一方「待ってくれェ!俺はお前にも迷惑かけちまったみてェだからな。すまなかった」

美琴「アンタ覚えてないんでしょう?闇に染まってない`一方通行´がどんなに優しい奴だかわかったし。許さないわけがないでしょ」

上条「そうだぞ一方通行。しばらくは支えになってやるからな」

美琴「じゃあ、また明日」

上条「おう」

美琴は確かに聞いた。この後上条家に行く予定の一方通行が、別れた後にこう言ったのを。


「お前らは優しいなァ。本当に感謝してるぜェ、御坂美琴」

と。
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/27(日) 23:18:18.46 ID:PyocfH.0
あああ!!!上条さんのとこ、「殺す」ですww
ちょっと書きため確認してきます
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:25:08.72 ID:y3HbGoSO
乙です
ナニで余計なことを考えてしまった吊ってくる
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/27(日) 23:32:18.61 ID:PyocfH.0
ただいまです

β

寮に戻った御坂美琴は疲れた体をベッドに投げだすと、精神的な疲れは和らいだものの、肉体的な疲労感がどっと増した。

(今、一方通行はアイツの寮にいるのよね)

もちろん考えているのは上条当麻のことだ。しかしなんだかんだ言っても一方通行が心配でもある。なにせ明日はーー

美琴「能力測定、か…」

これは重大な問題である。今回は特例で実施校は学園都市にあるすべての学校であるすべての学校である。もちろん欠席は無能力者扱いとなってしまう。これに一方通行がでないわけがない。かつて無敵をめざしていた男だ。これは大変なことになるかもしれない。美琴は不安事項が増えたのですぐさま上条に電話をかけることにした。
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:34:41.86 ID:PyocfH.0
pipipipipi

上条「ん?御坂か。どうした、こんな時間に。大方予想はつくがな」

美琴「明日って能力測定でしょ?一方通行はどうするのよ」

上条「…………、」

美琴「ちょっと!どうしたの」

上条「やべぇ…伝え忘れてた」

美琴「…………まあアイツはあんたの高校に行くとして」

美琴「転校生が超能力者だったらメチャクチャびっくりするわよね」

上条「でもあいつが手加減するタチだと思うか?」

美琴「う〜ん…悩みモノだな」

上条「んじゃ、俺から伝えとくよ」

美琴「うん、ありがとね当麻」

上条「いや、困ったときはお互い様だろ?じゃあ御坂、また明日な」

美琴「うん、またね」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:36:18.19 ID:PyocfH.0
美琴は一方通行を心配していた。転校生として受け入れてもらった後、上条はともかくクラスメートが優しく接してくれるのかどうか……少なくとも自分自身はそうだ。今でもクラスメートは自分を`超電磁砲´としてしか見てくれていない。そういう意味では黒子にはとても感謝している。そしてなによりーーなにより自分の電撃をくらっても自分を1人の`女の子´として見てくれている上条当麻には尚更感謝の思いでいっぱいだった。だからこそ。

「一方通行をよろしくね。明日4時にいつものファミレスで会いましょう」

と呟き、文章にして上条に送った。
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:38:15.66 ID:PyocfH.0
α上条当麻はまたもや焦っていた。一方通行は寝てしまい、1人で考えなくてはならなくなってしまった。システムスキャン――もとい、能力測定――は学校によって測定方法が違う。上条の通う学校では霧ヶ丘女子や常盤台なんかとは違い、大能力者以上が稀有だ。それ故に随分おおざっぱなのだ内容は「使える能力でできることを目一杯やる」というもので、例えば空間移動だったら大きなモノを動かす、水流操作だったら小さな渦潮をつくる、といった形式上簡単なものだ。しかし、一方通行にできないことはとても少ない。その能力を目一杯使うとなると、大惨事ではすまななってしまうかもしれない。

「まあなんとかなるだろ」上条当麻はお気楽な男であった。
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:41:17.65 ID:uMpDTG6o
>>22
もといの使い方若干違うくねぇか?
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:41:32.75 ID:PyocfH.0
すみません、一部メモが削除されていたので、書き直してきます
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:45:06.44 ID:PyocfH.0
>>23そうですね、[いわゆる]とかで脳内補完よろしくです すみません     
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:59:16.81 ID:3Riv1AQ0
こまけぇこたぁry
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:07:09.57 ID:TMCGBmI0
>>1です
再開します
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:09:26.18 ID:TMCGBmI0
β

時刻は6時30分。寮制とはいえ常盤台の朝は早い。いつも過激なスキンシップを求めてくるルームメートの白井黒子は、美琴のもの鬱気な雰囲気を察したのだろう、昨日からおとなしくしている。制服に着替えた美琴は朝食のために一足先に部屋を出ようとしていた。そこへ――

「おはようですの、お姉様」

美琴「ああ、おはよう黒子」

黒子「なんだか昨日から元気ないですね〜」

美琴「平気よ平気、気遣ってくれてありがとね」

黒子「まあお姉様の口からありがとうなんて黒子はうれしくてたまらないですのまさかお姉様はわたくしのことが好きだったりしますのだったら両思いですわね歓喜の一言に尽きますわそうですわお姉様今度デートでもどうですの………(ブツブツ)」


美琴「じゃあね〜黒子」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:10:24.36 ID:TMCGBmI0
感謝しかけたがやっぱり撤回だ。それに美琴は平気なんかではない。不安要素が多すぎるのだ。しかし黒子は`実験´のことを知らない。自分が重大な隠し事をしていたと思われたくないし、学園都市の闇を表の世界の人に伝えるわけにはいかない。 だから空元気でやり過ごしたのだ。
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:12:05.56 ID:TMCGBmI0
α

――翌日

上条「朝……か」

眠たげな目をこすって洗面所へ向かう上条。一昨日からインデックスがステイルにつれられてイギリスに行ってることが幸いして、風呂ではなく布団を敷いて寝ることができたのだ。一方通行には気を遣ってベッドに寝てもらっている。ここまでくると上条当麻は普段から自分がどれだけ不憫な思いをしてきたのかがわかってきて虚しくなる。
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:14:01.82 ID:TMCGBmI0
上条(なんというか……不幸だ)

嫌な予感のした上条はすぐさまテレビの上に置いてある時計を確認した。


08:12――!?

上条「遅刻か〜! どうしてだよどうしてなんだよどうしてなんですか? 目覚まし時計はきちんと7時30分に設定してあったのに。あーもう! 不幸だぁ!!」

一方「うっせェ! 朝っぱらから騒いでンじゃねェぞ! ったくよォ」

上条「おはようございます一方通行さん。あの……怒らないで聞いてくれますでしょうか」

一方「いいからさっさと言えよ三下がァ!」

上条「三下……!? お前、その呼び方は――」

一方「あァ? こっちの方がしっくりくるンでなァ」

上条「やめてくださいよ、上条さんは自分がかわいそうになってきます」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:17:33.60 ID:TMCGBmI0
>>1です
今日分は投下終了です
オリジナルがちょいちょい入ってきますが、補完してください
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:21:56.30 ID:TMCGBmI0
最後に、>>1出現時間帯について
学校の行き帰りにケータイに書き溜めて自宅で転送、という形になるので20時には書きこんでると思います
ありがとうございましたー
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 00:28:46.41 ID:JjA3PlY0
GJ!
期待してますぜ。
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 01:26:00.79 ID:3zpdbC20
自分が誰かはわからないのに
自分が第一位だってことはわかるのか…
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 01:38:51.49 ID:t8pZXkSO
>>35

ほら、上条さんと同じような感じだろ?
こまけぇこたぁ(ry
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 01:40:24.13 ID:TMCGBmI0
>>35 能力名「一方通行」が学園都市第1位だという知識部分と、自分のことについて(本名とか歴史とか)が分からない`記憶’
である差のことですが、言葉の綾です、結局
幼稚な文ですみませんでしたぁ!
て訳よ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 01:42:20.78 ID:TMCGBmI0
すまない自分のレスがよくわからなくなってしまった
吊ってくる
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 01:43:52.36 ID:oA6mDFk0
>>38
そのロープを切り落とす!!

これってそげぶみたいになりませんか?
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 05:49:44.81 ID:y6h4Gls0
なんというか臨場感がないというか、表現が薄いというか

でもまぁ面白いからがんばって!
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 11:23:15.73 ID:Kgcp3IDO
>>40だよな
どういう方向性かは、わかるんだけど状況素描が偏り過ぎていて
描き足りないとこが、ちょいちょいあってわかりずらい
あと地の文の程よい改行
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:02:08.15 ID:TMCGBmI0
>>1です ただいまですの
>>40>>41稚拙な文で申し訳ありません><
地の文多めですがしっかりと改行していくようにします
アドバイスありがとです^^本当は>>19の前に1つ状況説明のαが入るはずだったんですが、メモ帳から消えてて分かりにくくなってしまいましたね
夜にその部分を投下します〜
ではとりあえず続きを投下します
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:04:53.10 ID:TMCGBmI0
一方「で、話ってのはなンだァ?」

上条「今日はシステムスキャンの日なんですよ」

一方「……!? とォしてもっと早く言わねェンだよ。あれか?馬鹿なンですかァ?」

上条「否定しません」

一方「ンで、俺はナニをすればいいンだ?」

上条「ああ。とりあえず、確認したいことがある。まず、測定方法が学校によって違うのは知ってるよな?」

>>1(んな訳ねェだろ妄想すんなよ俺)

一方「あァ、知識としてはな。だが前の学校でどうやって測定していたかは覚えてない。そもそもどンな施設にいたンだろうなァ」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:06:05.31 ID:TMCGBmI0
一方「まあいい、ンで、測定方法はどォなるンだ?」

上条は昨日の美琴との電話を思い出しながら、学校で配られたプリントも参考にしながら一方通行に詳細を伝えた。

一方「……」

上条「、というわけなんだが。どうする一方通行」

一方「決まってンだろ?本気でやってやる! だがお前は心配すンなよォ。他人を傷付けるよォなことはしねェからよ」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:08:03.90 ID:TMCGBmI0
上条「お前……変わったな」(ボソ

一方「今なンかいったかァ?」

上条「いや、何も」

上条「……」

一方「……」

上条「……」(ツー

一方(……?)

上条「やっべぇ!!!!遅刻だーーー何、悠長に長話やっちゃってんだよ俺はぁ!!もう勘弁してくださいお願いします」

一方「なンつーか、いいよなこういうの」

上条「人の不幸をいいとか言わないでください」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:10:23.84 ID:TMCGBmI0
>>1です
基本、αは淡々と、βはシリアスでやっていきたいとおもいます
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:12:02.30 ID:TMCGBmI0
β

常盤台中学の超能力者(レベル5)、御坂美琴は「学園都市第3位、超電磁砲」のレッテルを守るために、やる気に満ちた瞳でプールサイドに立っていた。
その手の上にあるのは10枚のコイン。
彼女の必殺技「レールガン」の連射性を数値化するために用意したものだ。
美琴が一人でプールサイドにいるのにも理由がある。その能力の強大さ故に通常の測定方法では正確に測ることができないからだ。
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:13:30.00 ID:TMCGBmI0
※おまけ
side黒子

昨日からなんだかお姉様の元気がありませんの。
お姉様は風邪を引いたときや悲しいことがあったときも一人で抱え込んでしまう癖があるので心配ですの。
一体どうしたのでしょう。大方あの類人猿のことでしょうけど……。

ああーーっもう!!集中できませんの!
この調子では婚后さんに負けてしまいますの〜
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 17:15:48.28 ID:TMCGBmI0
α

上条「おい一方通行!急げ!遅刻確定だ!」

一方「朝からピーピーうっせェヤツだなァ。ぶっ殺すぞ!」

上条「……」

上条「なあ一方通行。お前の能力でどうにかならねえか?」

一方「あァ? 脚力のベクトルを変えりゃなんとかなるけどよォ」

上条「よし!決まりだ!じゃあ急げ急いでくださいお願いします」

一方「必死だなァオイ」

一方「じゃあ行くぞォ……つかまれ!」

上条「お前……体細いな。俺が乗って大丈夫か?」

一方「死ね!自分でもなンでか分かンねェンだよ」

上条「能力にたよりっぱだったからじゃん?」

一方「俺はそンなダメ人間だったのか……」

上条「あっそこまっすぐな」

上条(小萌先生に連絡入れるの忘れてたな……まあ小萌先生なら大丈夫だろ)
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:20:54.93 ID:TMCGBmI0
ーー学校にて

上条「ふーっギリギリ間に合ったな〜」

一方「うるせェ。俺の能力がなきゃ今頃まだバス停だぞ」

上条「ありがとな・・・・・・で、お前は転入生ということになってるけどいいか?」

一方「ああ。構わねェ」

上条「なんかごめんな」

一方「いいから入ろォぜ」

ガラッ

生徒たち「」

51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:26:18.41 ID:TMCGBmI0
2人が教室に入った直後、それまでざわついていた教室が静まり返った。
クラス委員の吹寄制理はすぐさま対応すべく行動をとった。

吹寄「上条! あなたが連れてきたのは誰?」

上条「ああ、こいつはn 一方「今日から転入することになった一方通行(アクセラレータ)だァ。こいつは本名じゃないんだが、あだ名ってことでヨロシク」

52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:41:37.18 ID:TMCGBmI0
女子「ええ〜! 転入生? クールでカッコいいかも//」

男子「チッ男かよ。しかもイケメンときた。[ピーーー]!」

土御門「え・・・? 一方通行がこんなとこで何してるんだ?」(仕事モード

上条「まあそんなところだ。よろしく頼む」

■■「周りが。一方通行に惚れても。私は。上条くん一筋//」

青ピ「カミやん・・・・・・。ついに男ともフラグをたてるとは。 さすがカミやんやな」

上条「いや違うから」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 17:41:59.03 ID:fCT8w620
急に遅くなったな
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 17:46:08.70 ID:VK4ClHQo
個性的な文だが面白いな
支援
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 17:47:46.23 ID:TMCGBmI0
>>53すみません
(書き溜め尽きたとか言えねえ)
重ね重ねすみません、登下校に書くだけではこれが限界です><
書き溜めてから夜、またきます
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 17:48:05.76 ID:C1pCfAEo
書きためきれたんだろ
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 17:51:09.52 ID:TMCGBmI0
>>52の[ピーーー]は[死ね]です
saga忘れ多くてすみません
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 17:57:54.38 ID:Kgcp3IDO
胸張って描け
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/28(月) 18:08:53.79 ID:TMCGBmI0
>>1です
小萌先生の語尾って「〜〜なのです」とかでいいんですかね?
あと、吹寄は上条さんのことなんて呼んでるか分かる人います?
投下は12;30位からになりそうです
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 18:10:01.28 ID:50oXAgSO
>>59

wikiを見よう
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/28(月) 18:14:40.41 ID:TMCGBmI0
>>60 そげぶされた気分wwうぃき逝ってきます
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 18:58:40.99 ID:O0m69gAO
>>58
濡れた
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 19:30:30.26 ID:BXW/OQAO
>>59
吹寄は貴様だね・・・ってもうwiki見たか・・・一応書き込むということで
スレ汚しスマソ
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 19:33:40.31 ID:TMCGBmI0
>>63ありがとです^^
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 20:28:59.43 ID:ysMCzaY0
支援始末
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 22:30:15.96 ID:Ku3j.xoo
キャラの口調がいまいち・・・・
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 22:41:17.72 ID:TMCGBmI0
>>1です
まだまだ未熟ですがよろしくおねがいします
予定通り投下は12時30分前には始めます
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:10:51.86 ID:8jRUQRg0
こんばんは、>>1です
それでは投下しますね
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:11:55.73 ID:MaKkBb20
待ってたぜ!
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:13:37.91 ID:8jRUQRg0
――――
―――
――
小萌「で、上条ちゃんは、別の高校に通っていた旧友が引っ越してきたから案内も兼ねて連れてきたと」

上条「はいそうです」タラ

吹寄「ん?貴様、なんで汗をかいてるんだ?」

上条「暑いからなぁ」

吹寄「今は冬だぞ?」

上条(……言えねえ!嘘なんですなんて)

一方「とりあえず、挨拶しとくわ。よろしくおねがいしまァす」

土御門(あの一方通行が、挨拶だと?ありえん、異常事態だ)

土御門「おい一方通行、一体なんの真似だ!いい加減にしろ」

一方「あァ? 誰にけんか売ってンのかわかってンのかァ?」
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:15:28.61 ID:8jRUQRg0
上条(!?ま……まずいっ)

土御門「こんなとこで何してんだ。仕事は入っていないだろう」

一方「お仕事だァ?何言ってンだよ。だから俺の質問に答えろォ」

土御門「土御門元春だ。放課後話がある。体育館裏に来い」

上条「あのう……わたくしもご一緒させていただいてもよろしいでせうか?」

土御門「お前も何か知ってるようだな。分かった。じゃあ放課後な」
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:17:19.26 ID:8jRUQRg0
能力測定の終わった美琴は上条、一方通行と会うべくセブンスミスト前に立っていた。
白井黒子に遊びの約束を申し込まれたが、こればっかりは巻き込む訳にはいかないので断ったのだ。
一方通行の記憶が無くなったことはあまり多くの人に知られてはならない、そう美琴の直感は告げていた。


時刻は12時30分。

それは突然おこった。
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:19:38.33 ID:8jRUQRg0
真っ白な、輝く6枚の羽が空を舞ったかと思うと、美琴の真後ろに位置するセブンスミスト――大きなビルであるはずのそれが粉々に砕けちり、地上に降り注いだのだった。

美琴「ちょっと!何よこれ!」

美琴は、一般人を巻き込んだこの襲撃を許せないようだ。
何十人が犠牲になったかわからない。

「まだ生き残りがいたのか。お嬢ちゃん」

美琴「誰よアンタ! こんなことしといてただで済むと思ってんの?」

「まずは質問に答えなくっちゃなあ。垣根帝督。『未元物質』の第2位だ」

美琴(未……元物、質? なによそれ)
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:21:37.40 ID:8jRUQRg0
戦闘描写苦手にので多めにみてください><
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:23:35.67 ID:8jRUQRg0
美琴「これでもくらえ!」

美琴は前髪から雷撃の槍をだした。しかし――

垣根「おっと、危ねえな。その力……、お前『超電磁砲』か?」

簡単に防がれてしまった。

美琴「そうよ! 確かに序列では絶対に敵わないだろうけど、それでも一般人を巻き込んだことは許されない! あたしはアンタを全力で食い止める!!!」

垣根「おもしれぇな。来い!」ファサファサ

美琴(まずはあいつの能力を調べないとね)
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:25:52.80 ID:8jRUQRg0
美琴はもう一度、雷槍を撃ち込む。

垣根「第3位は所詮こんなものか」

やはり垣根の体に電流が回らないようだ。第3位では第2位に勝つことができないのだろうか。

垣根「なんで通用しねぇのか分かんねぇみたいだから教えてやるよ。俺はいま、この世にない『未元物質』をつくりだしてるんだ。そしてその設定は
『どんな強力な電撃も瞬時に無効化する』
だ」

美琴「そん……な」

崩れ落ちる美琴。しかし彼女は諦めきれない。
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:28:39.12 ID:8jRUQRg0
美琴は『超電磁砲』を撃つべくスカートのポケットに手を入れた。
そしてコインを手に取る。

美琴(なら……これでどうだ!」

美琴はかつてない程の威力のレールガンを撃った。
コインは音速の3倍でプラズマを発生させながら飛び、垣根を襲う。しかし――

垣根「悪い悪い。こんなに弱っちいとは思わなかったからさ」

美琴の本気のそれさえも軽くあしらわれた。

美琴「どう、して……」

垣根「てめぇらの常識は俺には通用しねぇんだ。またな『超電磁砲』」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:30:45.89 ID:8jRUQRg0
美琴(見逃してくれたの……?同じレベル5でもこんなに差があるなんて)

美琴「う、…ぐすっ……ふぇぇん


それは悔し涙だった。
自分の力では闇を倒せないということが、善人である美琴にはとても辛かったのだ。

黒子「お姉様……?」

黒子「どうしたんですの?そんなにケガをして」

美琴「黒…子?」

美琴は赤く腫らした目をその後輩に向けていた。
人前では絶対に見せないような表情を見て黒子は困惑した。
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:35:37.12 ID:8jRUQRg0
>>1です
今日分は投下終了です
やはりミスが目立ちますが、<こまけぇことはなんとやら>で頼みます
ではまた明日ーーノシ
おやすみなさい 
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:41:04.17 ID:MaKkBb20

αの展開が楽しみだぜ
明日もよろしくー
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:44:03.28 ID:8jRUQRg0
中途半端で中断して申し訳ない><
1一方x美琴 と 2上条さんx美琴
どっちが需要あります?
>>82>>88 
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:45:51.56 ID:TNFrHIEo
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:48:00.07 ID:f7EkGUSO
2
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:48:08.87 ID:RtH5Sts0
2
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:49:47.10 ID:Eu4Y.gAO
乙!

2
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:51:25.24 ID:vKcAGDYo
2
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:54:15.79 ID:FzCi616o
2
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 00:59:42.07 ID:MaKkBb20
1
89 :1です 期末試験近すぎてワロタ [sage]:2010/06/29(火) 01:02:57.30 ID:8jRUQRg0
このスレは電磁通行ファンが少ないですねww
では上条x美琴 を反映できるだけさせますさせてください
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 01:09:26.22 ID:IIq0Pvko
電磁通行って絶対にありえない組み合わせ気がするわ
まぁ二次創作だからこそなのかもしれんが
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 02:13:13.80 ID:lfZuLF6o
美琴は初め一方通行を攻撃しようとしてたのにいきなり
>>美琴「アンタ覚えてないんでしょう?闇に染まってない`一方通行´がどんなに優しい奴だかわかったし。許さないわけがないでしょ」
とかいったり
転校する理由とかよくわからないんですが、まあ面白いんで期待してます
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 02:38:04.79 ID:RFtqLmMo
>>90
上条さんが誰かとくっつく可能性よりはあるんじゃね?

原作準拠なら美琴すら絶望的だぞ
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 03:19:08.74 ID:IIq0Pvko
>>92
原作基準で言えば、例え禁書原作の中で今後美琴が告白して振られる展開があったとしても他の人とってのはありえない
そんなことしたら今まではってきた伏線やら美琴の心理描写やらが全部無意味なものになるし。

それに美琴の中の上条さんの存在が大きすぎてその他の人とってのはありえないでしょ。
美琴の中の上条さんの存在についてはかまちーも言ってるしね
美琴の性格からして例えふられても「絶対に諦めないんだから」とか言いそう

まぁ上条さんに関しては曖昧ENDになると思うが。
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 06:37:54.45 ID:yfrJXgDO
そもそも原作遵守なら一方通行が美琴を好きになる展開のほうがありえん訳で
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 07:07:32.12 ID:roA0vQAO
一方さんは打ち止めかと思ってた
スレタイ的にも
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 08:54:34.77 ID:sgoAFIDO
わたしのことも忘れないで欲しいかも!
とうまの心の中には短髪の入る余地なんかないんだよ
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 09:39:51.01 ID:WFntBkDO
>>96
君の想い人は寝取られるよ
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 12:34:32.72 ID:1uuXjbMo
文章構成なんて気にするな
外野がうるさかろうと>>1は好きにやってほしい
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 12:44:01.52 ID:sgoAFIDO
原作的に考えるなら通行止めはもっありえないということになるな
一方さんは誰かと、特に妹達(打ち止め含む)とフラグが立とうものなら己の命と引き換えにしてでも全力で折りにかかるだろ

上琴も通行止めもありえそうでありえないからこそ定番になり得たんだろうな
浜滝は公式カプなのにほとんど見ないし
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 14:48:38.34 ID:Eu4Y.gAO
>>96
え?・・・誰よ、このちっこいの


続き期待してます!
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 16:18:51.55 ID:zYinZ.DO
上琴も通行止めもありえないってのはそもそも禁書自体がそういう話じゃないってだけだな
恋愛萌えラノベじゃないんだから
ただかまちー時々黒いからもしかしたら禁書さんなり打ち止めなり滝壺なり美琴なり死なしそう
102 :1です :2010/06/29(火) 17:11:34.01 ID:8jRUQRg0
ただいま〜>>1です
みなさんのレスがあるだけで元気がでますww
書き溜め、一応12レス分あるんですけど、とりあえずキリいいとこまで投下します
103 : :2010/06/29(火) 17:13:57.09 ID:8jRUQRg0
あと、気づいてる方もいるとおもいますが、一方さんの杖はご都合主義で(ry

原作に沿ってないので何でもアリでいいですよね、SSは
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 17:17:30.28 ID:8jRUQRg0
以前いった通り、白井黒子は『絶対能力進化(レベル6シフト)実験』について知らない。
風紀委員、いや警備員のバンクにも乗っていないほどの機密レベルであるため、知りようがなかった。
同じ理由で、『一方通行』について、更には『未元物質』についてもよく分かっていない黒子であったが、そんなことを知らない彼女は、親友として御坂美琴を慰めることしかできなかった。
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 17:19:03.74 ID:8jRUQRg0
黒子「お姉様、何があったのか知りませんが、そんな顔をしないでくださいな。お姉様が元気ないと、わたくしも元気がでないですの」

美琴「……アンタは、『学園都市の闇』を知らないでしょ。絶対に関わらないようにしなさい」

美琴は悲痛な表情であったが、声色だけは明るく振る舞った。
黒子は『学園都市の闇』と聞いたことはあったが、具体的には知らなかった。
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 17:21:42.39 ID:8jRUQRg0
黒子「こういうときこそ、親友を頼るときですのよ。
わたくしも、少しでもお姉様のお役にたちたいですし」

美琴「黒……子? ありがとね。こんな優しい後輩、親友が、いて良か、たよ」

美琴は、上条以外には絶対に見せたことのない、キラキラと光るそれを流しながら黒子に抱きついた。
黒子は、自分が頼られてることを実感し、胸が熱くなった。

黒子「ここでは人目につきますの。寮に空間移動(テレポート)しますわ」
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 17:23:26.26 ID:8jRUQRg0
上条当麻は、小萌先生に状況説明をしたあと、クラスメイトと共に体育館へと移動していった。
まずは能力系統別に別れるのだ。
ちなみに
上条当麻:幻想殺し《測定不可》
一方通行:一方通行《未測定という設定》
土御門元春:魔術師《超能力は?ww》
といったように、それぞれになんならの事情があった。
土御門は学園都市にいること自体があやしいし、一方通行は第1位、上条に至ってはもはや『絶対能力』状態である。


青ピ?なにそれおいしいの
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 17:24:58.73 ID:8jRUQRg0
一方「なァ三下、俺らはどのグループに位置するんだ?」

上条「ああ、お前は多分、グラウンドだな。力量操作系だから」

土御門「んでもって、俺らは『無能力者』だから教室で待機なんだにゃー。暇だから窓からお前のことを見ていてやるよ」

一方「はっ! 随分とまァ楽しそォじゃねェか」

上条「お前が問題起こさないか心配なんだよ」

上条「とにかく行ってこい、じゃあまたな」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 17:27:01.13 ID:oBOkUBco
一方さんはチョーカー無しで能力つかえんの?
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 17:27:14.91 ID:8jRUQRg0
上条「なあ土御門、今朝の件なんだが、一方通行は昨日から原因不明の記憶喪失みたいなんだ」

土御門「はあ?」

上条「それで、今は家に匿ってるんだが、あいつは『学園都市の闇』がわからないほどの状況だ。
だからあいつには『実験』や暗部のことは黙っていてやってくれ。
いずれわかるときがくるだろうしな」

土御門「あいつが、記憶喪失……?
んなわけが、、、まさかチョーカーに攻撃信号が出されたのか?」

上条「チョーカー?あの首にかかってたやつか」

土御門「そうだ。やつの能力はある事件によってチョーカーなしでは機能しなくなったんだ。しかも期限つきだ」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 17:30:23.71 ID:8jRUQRg0
上条「マジか?どのくらい持つか分かるか?」

土御門「改良したから30分だが……なんか思いあたる節があるのか?」

上条「ああ。今朝、遅刻しかけてあいつの能力で跳んできたんだ。時間は――20分くらいか?」

土御門「――――!?
なんだと!今すぐ一方通行を止めないと大変なことになるぞ」

上条「いや平気だろう
順番はまだみたいだぞ」
112 : :2010/06/29(火) 17:35:20.12 ID:8jRUQRg0
>>49に脳内補完してほしいんだが、
脚力操作の前に、[体が覚えていたのだろうか......一方通行は自然な手付きで首筋のチョーカーのスイッチを入れた]
みたいなのでよろしくです。いやほんとすみません 
113 : :2010/06/29(火) 17:37:31.99 ID:8jRUQRg0
あと、とりあえず投下はここまでにしときます
11時30分くらいにまた来ます
サッカー?なにそれおいしいの
中途半端で申し訳ないです、ではノシ
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 17:38:08.26 ID:f7EkGUSO
もう少し自分に自信持ってもいいんじゃないか?
115 : [sage]:2010/06/29(火) 17:40:27.33 ID:8jRUQRg0
>>114 そうですか?
ありがとうございます
一応年齢的に敬語とかははずす勇気がwwww
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 20:50:44.51 ID:oBOkUBco
じゃあ敬語のままでいいから語尾にうんこいれてみろよ
117 : :2010/06/29(火) 22:10:31.70 ID:8jRUQRg0
こんばんわ
期末が近いのでもしかしたらネット繋げるもの全部とりあげられちゃうかもです

11時30分目標に、投下できたら投下しますいやさせてください
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:09:36.38 ID:8jRUQRg0
どうも>>1です
予定より早いですが投下します
前回と内容がかぶってしまいましたがミスに気づくのが遅すぎました。すみません。自己処理おねがいしますorz
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:11:24.08 ID:8jRUQRg0
土御門「あいつのチョーカーの電源が切れたらどうなるか想像はつくか?」

上条「上条さんは馬鹿なのでわかりません」

土御門「あいつの行動はすべて『MNW(ミサカネットワーク)』を介して行われる。
つまり、あいつはチョーカーなしでは立つことさえも難しくなるんだ」

上条「――――!?それはまずいな」

土御門「ああ。だから今からあいつの能力使用を阻止する必要がある。
あいつは立場上、いつ敵に襲われるかわからないからな」

上条「」

土御門「?どうした」

上条「なんでお前はそんなに詳しく知ってるんだ?」

土御門「さあ……どうしてかにゃー?」(タラ
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:12:53.10 ID:8jRUQRg0
土御門「まあ、『絶対能力進化実験』を目の当たりにしたお前なら分かるだろうが、学園都市にはたくさんの闇が存在しているだろ?
俺はそれに少なからず触れている、てことだ」

上条「お前にも隠し事があったんだな。よし分かった。
その『闇』とやらに触れたことのない一方通行には、それを隠しといたほうがいいだろうな」

土御門「ありがとよ……いい友達がいてよかったよ」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:15:03.82 ID:8jRUQRg0
side一方通行

一方「まだですかァ?列が進ンでないンですけど」

一方通行は先程上条たちと別れてから長い時間待たされている。

一方「それにしても遅ェ」

一方通行が前にいる生徒の方を見ると、何やら力んでいるのがみえた。

一方「あいつは何してンだァ?」

しばらく見つめていると、少しの風で動いた小石の力を利用して遠くへ飛ばしているらしいとわかった。
いわゆる「念動力」のようだった。

いい加減暇になってきたのか、一方通行は自分のクラスの窓を見た。
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:16:46.36 ID:8jRUQRg0
上条と土御門がなにやら話しているのがみえる。
大方、今朝の件だろう。

一方(もしかして……土御門とかいったかァ?アイツは俺と深い関係にあったのかもしれねェなァ。仕事とか言ってたし)


時刻は12時30分。

学園都市で本日起こった同時多発テロの片方が幕をあけた。
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:18:17.01 ID:8jRUQRg0
突然、校庭に埋めてあるスプリンクラが同時に爆発した。
それぞれの近くに人がいなかったのは不幸中の幸いだ。
それでも熱風は生徒たちを襲う。

声にならない悲鳴が聞こえた。

「あ〜あ。派手にやりすぎちゃったかな」

「結局、私の爆弾の威力はこんなもんって訳よ」

「熱風が超すごいですね」

彼女らが校庭に侵入してきた直後、教員が駆け付けてきた。
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/29(火) 23:19:35.80 ID:8jRUQRg0
黄泉川「お前たち、なにしてるんじゃん!?死者でもでたらどうするつもりじゃんか」

「ああもう、うるさいわね〜。

ババアは引っ込んでろよ!」

彼女はそういうと電子線を黄泉川にむけて撃った。

「質問に答えたら生かしてあげる。

『幻想殺し(イマジンブレイカー)』はどこにいる?」
125 : [sage]:2010/06/29(火) 23:22:19.01 ID:8jRUQRg0
少なめですが、今日の投下は終了です

また明日会いましょう!

次回、アイテムvs上条一方!
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 23:27:31.02 ID:e0V26FU0

アイテムキターーーーーーーーー
続きが気になるwwwwww
127 : :2010/06/29(火) 23:28:10.68 ID:8jRUQRg0
明日からはもっと1レスを長く濃くするように努めます
また稚拙な戦闘が始まりますよ〜
結局、明後日からは期末試験って訳よ  
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 23:54:55.32 ID:f7EkGUSO
乙です〜
バトル楽しみ
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 00:13:32.72 ID:/7Up8WY0

結局wktkって訳よ
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 00:17:45.92 ID:U3TeWcAO
期末試験を優先してねってミサカはミサカは(ry)
131 : :2010/06/30(水) 18:43:06.29 ID:RGs6iIw0
こんばんわ、国語のノートに書き溜め案書きまくってたら、そのまま提出しちゃいましたwwww
投下は10時30分くらいからします
伏線回収しても、また増えそうなので今回はスルーします

さいごに一言。
黄泉川好きな人すみません

あわきん好きな人喜んでください 
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 21:05:48.99 ID:/wGF8D.o
>>131
ちょwwwwwwwwww
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 21:31:32.83 ID:jFE9Ro.o
>>131の先生「あれ、これってあのSSの続きか……? いやまさかな」
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 22:16:08.91 ID:SCnSXpAo
返却時に採点されてたり
135 : :2010/06/30(水) 22:21:24.27 ID:RGs6iIw0
こんばんは、>>1です
お待たせしました〜、人気の高いアイテム編です。
今日分は戦闘少な目となります

>>1からのお願い]

*雑談とか大歓迎です!
*ケンカと荒らしはやめてください
*みんなで活気あるssスレにできたらいいな、て>>1>>1は言ってみたり 
136 :1 :2010/06/30(水) 22:24:37.70 ID:RGs6iIw0
では投下します
137 :1 :2010/06/30(水) 22:25:54.65 ID:RGs6iIw0
一方、この一連の騒ぎは学校中に広まっている。
もちろん上条当麻もその1人である。
手慣れているのか、土御門はすぐさま携帯電話を手に取り、複数人にコールした。

上条当麻は、いくつもの修羅場をくぐり抜けてきたその足で、少しでも多くの人を救うべく、校庭へ向かおうとしていた。

土御門「こちらの情報によると相手は3人。爆弾魔と大能力者(レベル4)、超能力者(レベル5)だ。
こちらの仲間が現場に向かっている。協力してくれ!」
138 :1 :2010/06/30(水) 22:27:17.34 ID:RGs6iIw0
上条「ああ分かった。……それにしてもすごいな、その情報網。頼りにしてるぜ」

上条は階段を陸上部だったら1位を狙える速さで駆け降りた。
神の右席にも、学園都市第1位にも勝った男だ、ぬかりはない。
昇降口を突っ切り、上条は校庭へ出た。

上条(土御門が呼んだ協力者ってどんな奴なんだろ)

そんなことを考えていても、都合よく現れるわけがなかった。


prrrr

上条の携帯電話が鳴った。
139 :1 :2010/06/30(水) 22:29:32.01 ID:RGs6iIw0
side黄泉川

黄泉川愛穂は、左足をおさえて崩れ落ちていた。
先程の電子線にやられたのだ。
生々しく血が流れる足を余所に、黄泉川は生徒を護るために強気なセリフを吐いた。

黄泉川「幻想殺し? 聞いたことないじゃんか」

嘘だ。教職員は知らなくても、同時に警備員である彼女が知らないはずがなかった。

「あっそう。じゃあ死ぬしかないわよね〜」

女は和やかな口調でそう言ったが、目は笑っていなかった。
140 :1 :2010/06/30(水) 22:31:25.09 ID:RGs6iIw0
「自分を殺したやつの名前くらい、冥土の土産にでも覚きなさい!!」

彼女は殺気に満ちた瞳でこう言い放った。

「超能力者第4位『原子崩し(メルトダウナー)』麦野沈利よ」

黄泉川「超能力……者!?」

真っ白な電子のビームが放たれたこの瞬間、

黄泉川愛穂という一人の人間の生命が
この世から消えた。


side一方通行

(チッ誰なンですかァこンな白昼堂々と)
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 22:32:11.31 ID:ahmXMNco
なぜ殺したし
142 :1 :2010/06/30(水) 22:33:02.35 ID:RGs6iIw0
一方通行は逃げ回る生徒たちの中で、唯一止まっていた。
爆風の余波、煙に隠れていて見えないが、微かに声が聞こえた。

「…た……げる、 ?イマ ンブレ カー こに る?」

よく聞こえないが、一方通行が予測したところ、

一方(イマジンブレイカーとか言ってたよなァ?てこたァ三下がどォかしたのか)

教職員の声が聞こえる。

「幻想殺し?聞いたことないじゃんか」

一際大きな声が聞こえた。今度はきちんと聞き取れた。

その直後、

真っ白な光があたりを覆ったかと思うと、一方通行の足元まで赤黒いナニカが飛んできた。
143 :1 :2010/06/30(水) 22:34:43.72 ID:RGs6iIw0
一方通行はおくすることなく、その方向に向かっていった。


side上条

携帯電話をとると、非通知で連絡が着ていた。

(誰だ?)

不審に思いながらも上条当麻は受話onにした。

『もしもし? 上条当麻で合ってるわよね。
わたしはアンタの友達の土御門と同じ組織に所属している
『座標移動(ムーブポイント)』の結標淡希。
たった今、土御門から連絡受けたんだけど、すぐにそっちに向かうわ』

上条『助かるよ』

結標淡希と名乗る女は、すぐさま向かうと言っていた。
期待して損はないかもしれない。
144 :1 :2010/06/30(水) 22:36:20.62 ID:RGs6iIw0
上条は携帯電話をポケットに入れて、再び現場へと向かった。
煙のおかげで、こちらには気づかれていないようだ。


side結標淡希

あぁ〜。もう!
暇だったから近くの小学校を覗いてたら、土御門が電話してきやがった。
い…言っとくけど、別に趣味ってわけじゃないんだからね

それはそうと、やけに土御門の声が真面目だったわ。
それもそうよね。あの一方通行が記憶喪失になるなんて、
本来ありえないことだもの。
聞くところによると、『グループ』に面識はないようだし、随分とまぁ面倒なことになったわね。

一大事だし自分自身を移動させちゃえっ!最近、能力のコツをつかんだから、もう大丈夫よ。


待ってて、一方通行。
145 :1 :2010/06/30(水) 22:38:36.48 ID:RGs6iIw0
麦野沈利は、死体を眺めて、満足したようだった。

しかし――

麦野「さあて、『幻想殺し』をぶち殺しにいきましょう」

まだまだのようだった。
今回、『アイテム』と『第二候補(スペアプラン)』に、アレイスター直々に下された依頼内容は


《『幻想殺し』上条当麻の殺害》

であった。
垣根帝督には成功の報酬として、『第一候補』に昇格する、とのことだった。
最強を目指す者にとって、これ以上のことは無いだろう。
146 : :2010/06/30(水) 22:41:49.01 ID:RGs6iIw0
本日はこれで投下終了です
黄泉川を殺さないと、今後の展開に支障をきたすので犠牲になってもらいました。
すみませんすみません


 
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 22:44:26.03 ID:ahmXMNco
黄泉川なら炊飯器になって復活するから別におk
148 : :2010/06/30(水) 22:45:55.02 ID:RGs6iIw0
文量は今までより増やしたつもりですが、まだまだですね。期末明けたら本腰いれます。
次回、アイテムていとくんvs上条一方結標美琴
になればいいな、と思います。合流は確実です




(結末考えてないなンて言えねェ......)
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 22:46:36.61 ID:e27ekq20
よ、黄泉川・・・描写がアッサリ目で助かったけど、くっ

だが話は盛り上がってきたな
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 22:47:43.41 ID:ahmXMNco
上条一方結標美琴
何これ最強
151 : :2010/06/30(水) 22:52:28.02 ID:RGs6iIw0
>>150相手には「常識が通用しねぇ」やつが(ryww
明日がんばれ俺!!


一時間目から考えないと
152 : :2010/06/30(水) 22:56:37.23 ID:RGs6iIw0
あ、クソみたいな安価とらせてくださいww

このスレの>>1
1幼稚園児
2小学生
3中学生
4高校生
5大学生
6社会人
7芳川
の何だと思ってますか?

>>154>>161
   
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 23:02:54.21 ID:kj699jw0
自分語りしたいんなら製速には来るなよ…
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:03:41.21 ID:RGs6iIw0
ミスです
>>154>>159
面倒だったらスルーしていただいて結構です^^ 
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 23:12:08.37 ID:RGs6iIw0
いろいろミスりました、すみませんorz
安価は控えておきます〜
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 23:26:32.94 ID:U3TeWcAO
>>153
そう言うなよ。きっと何か考えがあったと思うんだ、俺は。どんな考えかはわからないけど。安価の練習をするためとかかな?

考査頑張ってね
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 23:30:17.49 ID:U3TeWcAO
書き忘れてたけど安価は4かな?理由・・・勘だぜい!
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 23:31:18.10 ID:ZGfFAgAO
国語のノートに落書きできるってことは中学生かな
159 : [sage]:2010/06/30(水) 23:35:52.65 ID:RGs6iIw0
>>153改めてすみません>>156ありがとです

それとは別に、投下前に別ss見て変なテンションになってたんです><
明日からはもう少し自重しますので、なにとぞよろしくおねがいします
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/30(水) 23:42:13.65 ID:kxKoYcSO
安価終わり!!

乙乙
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 23:43:07.89 ID:e27ekq20
国語のテストがどうちゃらって言ってたしCかな

気にせず色々やって欲しいぜ
162 : :2010/07/01(木) 18:52:04.73 ID:jG5WHcM0
こんばんわ、>>1です
戦闘直前のシーンまで出来上がりました!
明日こそ戦闘に入ります

では投下します
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 18:55:44.31 ID:jG5WHcM0
よって状況はこうだ。

(垣根帝督)‖ 一方通行
 麦野沈利 ‖(御坂美琴)
 絹旗最愛 ‖ 結標淡希
 フレンダ ‖ ?上条当麻


双方とも、超能力者2人、大能力者1人、無能力者1人だ。
戦力差は大して変わらないが、《爆弾》《幻想殺し》という、特殊スキルを持っているので五分五分というところである。
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 18:59:05.53 ID:jG5WHcM0
γ

麦野沈利は、滝壺理后に電話をした。

麦野「ここから半径100メート以内にいる能力者の数を教えて。

『了解。?…………麦野を含めて9。その内、無視できるのは5。
……!?極めて強大な拡散力塲を確認。

第一位のものと断定。その他、絹旗のものも確認。
せわしく動いている拡散力塲はおそらく『空間移動』のものだと思われる』

麦野「第一位!?なんでアイツがこんなところに」


『ピーピーピーピー』

何者かに電話回線を切られたらしい。電話は途切れてしまった。
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 19:00:53.22 ID:jG5WHcM0
β

一方、結標淡希は学校にたどり着いた。
まず見つけたのは、『グループ』でも視認したことのある『原子崩し』だった。

煙でよく分からないが、その回りには2人の人影がある。
一方通行は東側の昇降口付近に、上条当麻は西側の昇降口にいた。
二つの昇降口の間はわずが30メートル。
結標淡希は、一先ず彼らと合流することにした。

(面倒だし敵に見つかるリスクが少ないわ。テレポートしちゃえ)

一瞬で一方通行の元へとたどり着いた結標は、驚愕した一方通行をそのまま引き連れて、上条のところへテレポートした。
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 19:02:47.87 ID:jG5WHcM0
一方通行、上条当麻、結標淡希は合流の後、それぞれの能力、学校で何があったのかなどを語り合った。
一方通行は記憶喪失という大きなリスクを抱えているが、結標は自分の素性を告白し、それぞれの戦闘準備に取り掛かっていた。

結標「一方通行、アンタのチョーカーについてなんだけど」

一方「あァ?これのことか」

そう言って首筋のチョーカーを触る一方通行。

結標「それをONにすると能力が使えるようになる、ていうのは覚えていたのよね」

一方「あァ。体が勝手に動いたンだ」

結標「上条、アンタも土御門から聞いたとおもうけど、一方通行の能力使用の限界は30分。既に20分使ったみたいだからあと10分しか使えないわ。
記憶喪失前は拳銃を使って補っていたけど、今は突然すぎて使えないと思うの」
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 19:04:24.75 ID:jG5WHcM0
一方「俺の能力はそンなちょっとしか使えないのかァ

……いいねいいねェ、第一位のハンデってかァ?」

結標「『グループ』私たちの組織ね、の情報によると敵の数は3人。
超能力者、大能力者、無能力者。一人ずつね」

上条「数字だけみりゃこっちと同じ戦力か。
一方通行、あまり余裕こいてると大変な目に遭うぞ」

一方「あァ。一応警戒するに越したことはないからな」

結標「まあ一方通行なら大丈夫でしょ」

上条「よし!!いくぞ!」

一方「なンで三下が仕切ってンだよ」

結標「アンタ……変わったわね」


一方通行と結標淡希、上条当麻は煙の中心へと向かっていった。
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 19:06:08.76 ID:jG5WHcM0
γ

麦野沈利は、たった今電話にあった内容を他のメンバーに伝えることにした。

麦野「ねえフレンダ、絹旗。
今、滝壺から連絡があったんだけど、どうやらあのクソムカつく第一位がターゲットの近くにいるらしいわ。
それにテレポーターも近づいてきているって。
ホントにイライラさせてくれるわね」

絹旗「えぇっあの第一位もいるんですか?」

フレンダ「結局、忌ま忌ましいことになってきた訳よ」

麦野「テレポーターの方も、AIM拡散力塲が約800メートルずつ動いてるらしいわ。
おそらく超能力者級ね」
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 19:07:43.06 ID:jG5WHcM0
絹旗「なんだか超めんどくさいことになってきましたね」

フレンダ「だって当初はターゲット一人の予定だったからね」

麦野「まあ私たちならなんとかなるでしょ」

絹旗「超同意します」

フレンダ「よし!いざ戦闘開始って訳よ!」

絹旗「なんでフレンダが超仕切ってんですか!」

麦野「さっさと行くわよ」


麦野沈利と絹旗最愛、フレンダは煙の外側へと向かっていった。
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 19:09:22.07 ID:jG5WHcM0
一方「お待たせしましたァ『一方通行』でェす」

上条「ちょ、堂々と自己紹介すんなよ」

結標「アンタ、自分がターゲットだっていう自覚あるの?」



―――『グループ』と―――


麦野「結局、とうとうお出ましって訳ね。第一位」

フレンダ「ちょっと麦野!わたしの口癖とらないでよ」

絹旗「そんなこと超どうでもいいので集中しましょうよ」



―――『アイテム』―――


2つの『闇』が交差するとき、物語は始まる。
171 : :2010/07/01(木) 19:15:05.99 ID:jG5WHcM0
今日分はこれで投下終了です
最近、夕方と夜の分が一緒になっていて、物足りないと思いますが、ご了承くださいな

>>163はブラウザによってはズレるかもです、ごめんなさい。

あと[?上条当麻]の「?」は単なるミスです、補完よろしくおねがいします
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 19:20:06.30 ID:Y50lJESO
乙!
いよいよ面白くなってきたな

試験頑張って
173 : [sage]:2010/07/01(木) 19:23:39.05 ID:jG5WHcM0
>>172
ありがとうございます!





・・・・・・家庭科さえできればなァ
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 20:34:34.21 ID:8niAKUQ0
中学生だな
175 : [sage]:2010/07/01(木) 21:18:27.49 ID:jG5WHcM0
みなさんにお聞きしたいんですが、
アイテム編のあと、どういう系の展開がいいですか?
例)楽しい系、悲劇系、喜劇系など

>>156>>161
自分で決めろカスって方は安価無視してください
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/01(木) 21:20:45.40 ID:tJ7uPEAO
楽しい系が良いかな
177 : [sage]:2010/07/01(木) 21:22:45.22 ID:jG5WHcM0
すみません安価ミスりましたww
kskst
>>176>>181
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 21:32:30.52 ID:G659aUAO
恋愛もn・・・ゲフンゲフン
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 21:52:32.35 ID:8azVHESO
楽しいのが一番なんだよ!
180 : [sage]:2010/07/01(木) 23:00:38.71 ID:jG5WHcM0
>>178ちゃんと出す予定です〜ww

個人的にも悲劇はイヤです^^その内、シリアスから抜け出せる・・・かもです
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 23:23:30.43 ID:G659aUAO
そうか・・・期待してます
182 : :2010/07/02(金) 17:27:44.93 ID:R9LJTKg0
こんばんわ、>>1です
構想を練ったところ、フレ/ンダ にならずに済みましたw

しばらくはシリアス続きです
投下は10時30分からします
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 17:55:20.64 ID:/J8do6AO
いよっしゃーーー!!

期待して待ってるんだよ!
184 : :2010/07/02(金) 22:21:22.36 ID:R9LJTKg0
こんばんわ!お待たせしました>>1です

美琴の出番が少ないと思ってる方、明後々日あたりから出す予定です。

※このスレは他の厳しいスレとは違って、投下最中の書き込みは超歓迎です!

では投下します
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/02(金) 22:24:10.70 ID:R9LJTKg0
フレンダは、ラインマーカーに詰めるための石灰が入った袋を上条に向かって投げつけた。
半開きになっている袋から出てきた大量の粉末は、3人の前に舞った。

フレンダ「くらいなさい!粉塵爆発って訳よ」

彼女がマッチを投げ込むと、あたりが炎で包まれた。


…………はずだった。

一方「ハッまさかこの程度とは言わせねェぞ」

一方通行は空気を一点に集め、炎に向かって打ち出した。
突風による消火が成功した。

フレンダ「まさかぁ!んな訳ないでしょ」
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/02(金) 22:25:43.46 ID:R9LJTKg0
フレンダは爆弾の詰まったぬいぐるみを上条に向かって投げた。

結標「自分の罠で死ぬなんて、恥ずかしいわよ」

そう言って結標はぬいぐるみの座標移動をし、フレンダの眼前に飛ばした。

対する『アイテム』。

絹旗「私の『窒素装甲(オフェンスアーマー)』を舐めてもらっては困ります!」

絹旗の作り出した窒素の壁によって、被爆を免れた。

麦野「チッ!ウザッたるい奴らね!」

麦野はビームを上条に向かって撃った。
先程から上条を狙っているのは、あくまでもターゲットがこの男であるからである。
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/02(金) 22:26:57.49 ID:R9LJTKg0
しかし上条に当たるハズだった電子光線は上条に当たったというのに消え去った。
理由は簡単。
彼の右手に備わった、超能力や魔術。更には神様のシステムまで消すことのできる『幻想殺し』による無効化だった。
自分の攻撃が通用しないことを体感した麦野は、キレ始めた。

麦野「てめぇ!あんま調子乗ってんじゃねえよ!!」

一方「うっせェうっせェ。
キーキー言うよォなお子様は幼稚園からやり直せってンだよ」
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/02(金) 22:27:54.67 ID:bn6smLA0
あひゃ( ´ ▽ ` )ノ byK T
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/02(金) 22:28:43.59 ID:R9LJTKg0
麦野「はぁ? あんま舐めてるとぶち[ピーーー]わよ!!」

一方「これだから短気なオバサンは……」

麦野「てめぇ!!!!!


ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね」

一方「チッ来るぞお前らァ!!」

上条「任せとけ」

上条は、いつ麦野の光線がきても仲間を守れるように、一方通行、結標の前に構えた。
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/02(金) 22:30:32.18 ID:R9LJTKg0
麦野「『幻想殺し』ァ!てめぇをぶっ殺してからオマエラをぶち殺す!」

そう言った麦野は巨大なビームを上条に向かって撃った。
しかし、上条の右手によってあっさりと消されてしまった。

麦野「なんでこのあたしの『原子崩し』が効かないのよーーー!

死ね死ね死ね死ね殺してやる!!」

上条に自分の攻撃が全く効かないことに怒り、発狂した麦野は、その怒りをあたりに散らした。

――――無差別に。


数々の電子線が敵味方構わず襲う。
ギュン、と上条の顔の横を通ったビームもあれば、誰にも当たらずに直進していくビームもある。

とにかく危険な状況である。
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/02(金) 22:31:43.16 ID:R9LJTKg0
上条「クソっみんな、大丈夫か?」

結標「なんとか、大丈夫よ」

一方「ハッ俺を誰だと思ってやがる」


『グループ』側に被害はないようだ。

しかしビームは今でも放たれつづけている。


対する『アイテム』。

錯乱した麦野のビームの数は尋常ではない。
しかも悪質なことに、無差別に襲ってくるので、身内である自分たちがいつ撃たれるか分からないのだ。


フレンダという少女もその一人である訳で。
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/02(金) 22:33:07.40 ID:R9LJTKg0
絹旗「っあ―――!?」

フレンダ「っ大丈夫?絹旗!!」

絹旗は脇腹を貫かれたようだ。
フレンダは、絹旗を助けるため、すぐさま駆け付ける。


二人の間は16メートル。


フレンダは、次々と自分から流れる血に構わず、
必死に仲間の元へと走っていった。


二人の間は10メートル。


フレンダ「麦、野……もう、やめて」

力のない声で呟く。


6メートル。


フレンダ「同じ『死ぬ』なら……絹、旗最愛の、ために…」
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/02(金) 22:34:17.00 ID:R9LJTKg0
4メートル。


フレンダは今でも撃たれつづけている。
とうの昔に捨てたはずの涙が溢れてくる。


フレンダ「結っ局、わたし……もまだ『闇』に染ま、てなかった、て訳…よ」

仲間思いの少女、フレンダの命が消えた。
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/02(金) 22:35:40.63 ID:R9LJTKg0
―――ハズだった。


「おい!大丈夫か」

返事はできない。

「しっかりしろ!」

体が痛すぎて頭すら動かせない。

―――誰?

その『誰か』が、自分の顔に温かいなにかを近づけてくるのがわかる。
耳だろうか

「息はしてるみたいだぞ。一方通行、早く治療を頼む」

その少年は、第一位を呼んでいるらしい。
彼の名を堂々と呼べるやつなんて早々いない。
よって推測される答えは一つ。


―――上条、当麻?
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/02(金) 22:37:22.12 ID:R9LJTKg0
どうして私なんかに。
闇に染まった人を助けるなんて、とんだ善人だ。

―――理解できない

「おい、大丈夫かァ?今、痛覚操作してやるから、安心しろ。
血流操作で止血してやる」

資料には無かった、優しげな口調の『アイツ』は、
『最凶』などではなく、まともかそれ以上の少年だったことに気づく。


―――私も……変われるのかな?
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 22:42:02.56 ID:OAa2bIAO
投下中の書き込みって歓迎されないんだな
平気であれこれ言ってた自分どうなんだろ…
197 : :2010/07/02(金) 22:42:23.65 ID:R9LJTKg0
今日分はこれで投下終了です
1レス分の投下間隔は短いですかね?

なにはともあれ、明日はvsアイテム編終了なるか!?

誰もが望むHAPPY END?
笑わせるなww黄泉川死ンじまったよォ
ではテスト頑張ります! 
198 : :2010/07/02(金) 22:45:04.54 ID:R9LJTKg0
>>196大丈夫。
>>1にもよるし。私はそういう書き込みに応援されたい
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 22:56:47.37 ID:SaE8jz20
結局>>1の感じ方次第って訳よ
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 23:34:53.45 ID:/J8do6AO
結局、超乙って訳よ

テス頑張ってね
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 23:56:06.40 ID:eTgbEgAO
自分語りがウザく感じる人も居るって覚えといた方がいいな
202 : [sage]:2010/07/03(土) 00:10:41.93 ID:mKhPx4o0
>>201やっぱりそうですよね
......控え目にします  
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 03:15:40.99 ID:WJ.69pIo
黒歴史
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 03:32:06.90 ID:xdMfHEDO
>>1に望むのはハッピーエンドとかそんなんじゃなくて語彙力の向上と謙虚さ。
内容はともかく>>1の自分語りが段々うざくなってきた。
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 15:46:12.48 ID:0nJ61Sk0
おいお前ら、初SSなんて黒歴史で当たり前だぞ。未熟だからあんま>>1を批判してやるな
206 : :2010/07/03(土) 16:01:14.85 ID:mKhPx4o0
こんにちは>>1です
早め&短めですが投下していきます
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 16:04:46.61 ID:mKhPx4o0
上条「おいっ!この子も重傷だ!脇腹を貫かれてる」

結標「っ大変ね!一方通行、よろしく頼むわ」

一方「あァ、ただ、後能力使えンなは4分しかねェから……
早めに片付けてくれよォ」

結標は、一方通行の応急処置が終わったときのために救急車を呼んだ。
上条は、その右手を固く握りしめ、超能力者『原子崩し』の元へと向かった。

上条「よし!結標。
アイツのビームは全て俺の『幻想殺し』で相殺できる。
俺は盾になってるから、お前は攻撃に専念してくれるか」

結標「分かったわ。じゃあ『原子崩し』自身を飛ばせばいいの?」

上条「ああ。だけど絶対に殺しはするなよ?俺たちもアイツらとは同じになりたくないしよ」

結標(やっぱり善人は違うわね)
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 16:06:43.09 ID:mKhPx4o0
結標「分かってるわよ」

麦野沈利の放つビームは、今も続いている。
圧倒的な力をもったそれは、校庭の地面をえぐり、校舎を破壊したり と、大惨事をつくり出していた。
人間への被害はない。
上条が全てを消しているからだ。

麦野「どうしてあたしの攻撃が効かないのよ!ふざけんなぁ!!!」

上条「答えろ! 第四位。
あの子たちはお前の仲間なんじゃねえのか!?
なんで仲間をその手で傷付けといて平気なんだ?」

麦野「ヒャハハハ!何かと思えばそんなことぉ〜?
決まってんじゃない。

あいつらは『駒』よ こ・ま !」

上条「てめぇ!!あいつらはお前を慕ってたんじゃねえのか?
それを『駒』だぁ?
ふざけたこと言ってんじゃねぇ!!!」

麦野「なかまぁ?何よそれ。駒は使い捨て、いくらでも代わりはいるんだからねぇ?」
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 16:08:05.05 ID:mKhPx4o0
麦野「『駒』が死んだとこでなんとも思わないわよ。
むしろうるさいガキがいなくなって清々する?て感じかな〜」

上条「ッ――――!?てめぇ!!
いいぜぇ……仲間を傷付けて平気だってんなら。仲間思いのいいやつを馬鹿扱いするなら。平気で優しい人を傷付けるっていうなら

まずはそのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!!!」

そう言った上条は麦野に向かって突進していった。

麦野「なによアンタ。
善人気取っちゃってさぁ。ホントにムカつく面だわ」

二人の間は縮まってきた。
上条はその手を振るえばこの女の幻想を打ち砕くこともできる。
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/03(土) 16:10:20.42 ID:mKhPx4o0
麦野「勝手に喚いてろよ! これでも喰らいなさい」

麦野は至近距離からビームを放った。

しかし―――

上条「おぉぉぉぉああ!!!」

上条はビームを相殺したその力のまま、

麦野「そんな……あたしの『原子崩し』が右手一本で? ありえない」

―――麦野沈利を吹き飛ばした。


結標「わたしの出番は。どこ。」
211 : :2010/07/03(土) 16:11:52.80 ID:mKhPx4o0
今日分はキリいいので、これで終了です
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 17:00:24.27 ID:sD5vu2SO
おわ!?もうやってたとは
乙ー
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 17:05:58.31 ID:Ryx1h3c0
あわきんwww出番無しww
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 19:55:54.76 ID:nFPTMT6o
シールドアタック的なw
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 21:09:47.90 ID:CwcfEYAO
上条さんぶちギレてそげぶまで行っちゃったかwww
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/03(土) 21:55:03.56 ID:dTKuwC20
あわきんwwwwwwwwwwwwwwwwww
217 : [sage]:2010/07/04(日) 19:24:23.44 ID:RPO9.4g0
>>1です
すみません、今日は投下できそうにないです
書き溜めてた内容を変えたいので

日曜なのにごめんなさい、明日まとめて投下します
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/04(日) 21:10:52.28 ID:s2lbrUSO
テスト近いなら無理すんな
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 18:05:43.62 ID:65WuYVM0
どうも、>>1です こんばんは
遅くなりました&またまた少ないですが、投下します
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 18:07:15.80 ID:65WuYVM0
一夜明けて病院。

上条当麻は昨日救った少女2人に会うため、病院を訪れていた。
彼の手元にあるのは一枚のメモ翌用紙。

「372号室
 絹旗最愛
 フレンダ 」

とだけ書いてある。
土御門からもらったものだ。
おそらくお見舞いに行ってやれ、という意思表示なのかもしれない。

上条「372、372・・・・・・と、」

上条(あれ・・・・・・?おかしいな。
371と373はあるのに)

上条は何故か抜けている372号室を探し続けている。
もっとも、病室と病室の間の細い廊下を通った位置にあるから、
見つけられないのも無理はない。

しかしこの男、『体質』故だと勘違いしたようで、

「あ〜〜〜もう!不幸だーー!!」

看護婦「」
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 18:08:29.79 ID:65WuYVM0
上条「せっかくお見舞いに来たっていうのに、
どうしてこうも不幸が度重なるんですか上条さんは」

上条「さっきも美人の看護婦さんに呼び止められたかと思ったら、
『院内では静かにしてください』
って真剣な目で注意されるし」

上条「おまけに探してる病室だけが見つからないって、
どういうことなんですかー!」

諦めてナースステーションに向かった上条が、職員の方に聞いたところ、

看護婦「それなら階段で3階に上がっていただきますと、
右に曲がったところに371号室があるので、
その隣の病室との間を通っていってください」

だそうだ。上条でなくとも落ち込む。

上条(どうしてさっき気付かなかったんだろ)
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 18:10:44.42 ID:65WuYVM0
上条当麻は、372号室の前に立って、名前を確認した。

┌───────┐
│絹旗 ?最愛 ?様 │
│ ? ? ? ?   ? ? ? │
│フレンダ ? ?様 │
└───────┘

(よし、この中だな?)

コンコン、と上条は病室の扉をノックした。

「は〜い、どうぞ超入ってきてください」

呼ばれて上条は病室に入っていく。
彼が中に入ってきたとき、彼女らは大変驚いたようだった。
223 : :2010/07/05(月) 18:12:24.23 ID:65WuYVM0
>>222原因不明のAAミスです
脳内補完よろしくです すみません

絹旗最愛
フレンダ

です。?は無視してください
224 : :2010/07/05(月) 18:13:32.23 ID:65WuYVM0
絹旗「えーー? 超どうして『幻想殺し』がここにいるんですか!?」

フレンダ「絹旗、気をつけて。
こいつが何の策も無しにわざわざこんなとこにまで現れると思う?」

絹旗「た……確かに!」

上条「いや、ちg

絹旗「さあ!何が目的か超言うんです」

上条「だからs

フレンダ「言い訳なんて通用しないわよ?
結局、入院中のわたしたちを襲おうって訳?」

上条「だーーー!もう違います違うんです〜」

上条「上条さんはただあなたたちのお見舞いに来ただけですって!」

フレンダ「怪しいわね……第一、わたしたちは敵同士だった訳よ?」

上条「重傷負ってるやつがいるんだ。
そんなときに敵味方言ってられるか」
225 : [saga]:2010/07/05(月) 18:14:44.13 ID:65WuYVM0
上条「それに、あの第四位の言動は許せねぇ!!
お前らみたいなかわいいやつらを傷付けたあげく、
『駒』あつかいしやがって!」

絹旗「かわいいって……//」

絹旗「それで、麦野、うちのリーダ―は超どうしたんですか?」

フレンダ「こ……殺したの?超能力者を」

上条「あいつはこの拳でぶん殴って気絶させておいた。
間違っても殺すなんて真似は、俺はしたくねぇ」

絹旗「あなたは、超優しいんですね」

上条「いや、そういう訳ではないさ。
俺は自分のために、信念を貫くために闘っているだけだから」

フレンダ「それでも、結局そういうのを、優しい、て言う訳よ」

コンコン、と再びこの病室の扉がノックされた。

絹旗「どうぞ〜入ってきてください」
226 : [saga]:2010/07/05(月) 18:15:48.24 ID:65WuYVM0
扉を開けて入ってきたのは――

絹旗「な――!?どうして第一位がこんなところに超いるんですか!」

フレンダ「結局、わたしたちを殺そう、て寸法?」

上条「お前らな〜、さっき説明した通りだ。
一方通行も俺の仲間だからな」

一方「あァ。三下も来てやがったか」

一方通行は舌打ちし、上条の隣に立った。

一方「よォ、『窒素装甲』に『無能力者』。怪我ァ大丈夫か?」

絹旗「ええ、何者かに超助けられたみたいですね」

フレンダ「ホント、不思議よ。
特にあたしなんか致命傷ってレベルじゃなかったのに」

一方「血流操作してやったンだ。
この『最強』のチカラも使いようによっちゃ人命救助も難しくない、てかァ」
227 : [saga]:2010/07/05(月) 18:16:53.28 ID:65WuYVM0
今日分はこれで終了です
また明日投下できるといいです
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 22:49:02.63 ID:CiJo.cM0
フレンダと絹旗の活躍に期待。
229 : :2010/07/07(水) 18:48:20.79 ID:gzJaRzU0
>>1です、こんばんわ
昨日はすみません、テストおわったので今日から復帰します

では投下します
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 18:50:41.20 ID:gzJaRzU0
一方「ンで、お前らの目的はなンだ?」

一方「安心しろ。お前らを[ピーーー]ことはしねェ。
傷付けることもしねェつもりだァ」

絹旗「……その前に、一つだけ教えてください。
『暗闇の五月計画』について、なんのことだか分かりますか?」

一方「くらやみのごがつけいかくゥ?なンだよそれは」

上条「過去になにかあったみたいだな。一方通行、ここは現状の説明をしてやらないか」

一方「そォだなァ。いいぞ、教えてやる。
俺は俗に言う『記憶喪失』だァ。
第一位がこンなザマで笑っちまうだろ?」
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 18:51:48.02 ID:gzJaRzU0
フレンダ「まさか?あの第一位が記憶喪失!?」

絹旗「……」

絹旗「このことは、知らない方が超よさそうですね」

一方「なンのことだか知らねェが、俺が、『以前の俺』がなンかしでかしたンなら、すまなかったなァ」

絹旗「いえ、超大丈夫です。
あなたがこんな状況になっていたなんて。
そんなことより、今は自分の心配をしてください」

一方「あァ、目的を教えてくれ」

絹旗「『アレイスター=クロウリー』が誰だか分かりませんよね。
これは統括理事長です。
あなたは記憶を超失っていても『第一候補』であることに変わりはありません」

絹旗「わたしたちの暗部組織『アイテム』と、第二位『未元物質』が協力して、アイツから超指示があったんです」
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 18:52:54.93 ID:gzJaRzU0
絹旗「その内容が、

『幻想殺し(イマジンブレイカー)』上条当麻の抹殺

です」

上条「な……!?」

一方「三下の殺害だァ?」

絹旗「はい、そうです。何でも、自身の計画に大きな支障があるということです」

フレンダ「もっとも、わたしと絹旗はいくら殺人慣れしていたとはいえ、なんの罪もない『一般人』を[ピーーー]ことに抵抗があったわ」

フレンダ「アイツの緻密に計算された計画がズレるなんてよっぽどのことだからね。
わたしたち『アイテム』は『未元物質』と共に、あなたについて調べることにした訳よ」

絹旗「そこにあったデータを見て、麦野は超興奮したんです」
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 18:54:05.13 ID:gzJaRzU0
フレンダ「わたしたちはそのデータを麦野に見せるべきじゃなかった。
けどまあ結局、後の祭りって訳よ」

絹旗「なんていったって

《『無能力者』が『学園都市最強』を討ち取った》

て書いてありましたからね」

上条「そんなことが……」

一方「…………」

一方「てことはよォ。俺と三下は敵対してた、てことか?」

上条「……そんなことは気にするなよ?今じゃこうして会話してられるんだからさ」

一方「なンかさ、そンなンじゃだめな気がするンだ。
御坂美琴に会ったときは《最悪だ》て言われたしよォ」

一方「違うンならいいけどよォ
俺と御坂美琴の間になにかあったのか?」

上条「……」

上条「お前は多分……いや、絶対に傷付くと思うんだが」
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/07(水) 18:54:45.78 ID:gzJaRzU0
上条「それでも聞きたいか?」

一方「頼む。……教えてくれ、自分自身に踏ん切りをつけたいンだ」

上条「よし!じゃあ、ビリビリの寮に行くぞ!」

一方「どォして三下がアイツの寮知ってンだ?」

上条「前に行ったことがあるからだよ」
235 : :2010/07/07(水) 18:56:09.25 ID:gzJaRzU0
今日分はここまでです
今更ですが文法おかしいところが目立っていてすみません
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 19:57:17.70 ID:Z8p6d36o
またそんなところで!ビクンビクン乙
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/07/07(水) 20:07:10.19 ID:wS3ZRWg0
くらやみのごがつけいかく…

さ…さーつきちゃーーん
238 : [sage]:2010/07/07(水) 20:40:37.09 ID:gzJaRzU0
>>237そうでしたorz大変なミスを〜


すみません
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/08(木) 18:41:13.08 ID:PLWHvz.0
>>1です、こんばんは
今日分を投下しますね〜
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/08(木) 18:42:24.55 ID:PLWHvz.0
一方通行は上条に連れられて常盤台中学のエレベーター前に着いた。

いざ中に入ると、警備員(女)に尋問されたが、上条のチカラによって丸く収まった。
なぜ尋問されたかというと、女子寮に男二人組であり、更に内片方は、髪の毛を白く染めてみえる上に、紅い眼孔をしているからだ。
怪しまれても無理はない。

上条「またここに来ることになるとはなぁ」

今日は日曜日。学校は当然休みで、ここの生徒は廊下にあまりいない。
ショッピングなどを楽しんでるからだ。それでも二人は注目を集めている。

上条はいい意味で。

一方通行は悪い意味で。

上条に助けられた生徒も少なくないだろう。

一方通行「御坂美琴の部屋は何号室だ?」
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/08(木) 18:43:19.59 ID:PLWHvz.0
上条「237……だっけか?(>>1も忘れました)」

一方通行「だったら企画課この階だな。早く行くぞ」

上条「そ、そんなに急ぐ必要なくね?」

一方「うっせェ!」

一方(悪い予感がするンだよ)

上条は237号室のドアの表札を確認し、ドアをノックした。

「今いきますの〜」

中からは白井黒子の声が聞こえた。一方通行は彼女を知らないが、上条は面識がある。

上条「白井か。ビリb…御坂はいるか?」

黒子「その前に質問ですの。あなたはともかく、そちらの白い方は誰ですの?」
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/08(木) 18:44:19.95 ID:PLWHvz.0
一方「訳ありだ。お前が首突っ込ンでいいよォなことじゃねェ」

黒子「なんなんですの?わたくしは風紀委員ですのよ。なにか問題が起きたんなら相談に乗りますの」

一方「風紀委員とか、一般人とかそォいう問題じゃねェンだよ」

一方「お前みたいな『一般人』は聞いちゃいけねェンだよ」

黒子「訳のわからない方ですわね。わたくしは『風紀委員』それも、大能力者ですのよ」

黒子「あなたの相談を受ける相手くらいにはなれると思いますが」

一方「うるせェ!《大能力者》?笑わせンじゃねェ。
ただの風紀委員にはどうしようもない問題だからてめェには相談しねェンだよ!」

黒子「……なら!あなたは誰に相談できるんですの?」
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/08(木) 18:45:51.14 ID:PLWHvz.0
一方「そこにいるヤツと御坂美琴、第二位と第四位以外の超能力者ぐれェだな」

黒子「れ……超能力者?それにお姉様まで。あなたにはそれ程のチカラがあるんですの?」

一方「『一方通行(アクセラレータ)』」

黒子「?」

一方「所詮は、風紀委員程度の権限じゃこれぐらいの言葉すら分からねェ」

一方「そォいうことだ」

黒子「……分かりましたの。わざわざここまで来るということは、お姉様と何かあったんですのね」

上条「ま、そういうことだ」

上条「今は詳細については話せない。いずれ、話すときがくるだろうから、その時まで待っててくれないか」

黒子「そうですの……。
お姉様は、この部屋にいますが、先程まで泣いておられましたの」

上条「―――!?」

一方「アイツが?」

黒子「ですから、できればあなたたちにはお姉様を慰めて欲しいんですの。きっと、あなたたちにはその資格があると思うんですの」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/08(木) 18:46:31.59 ID:PLWHvz.0
上条「分かった。俺とこいつで話し合ってみる。
じゃあ白井、悪いんだが席を外してくれないか?」

白井「……分かりましたの。間違ってもお姉様を傷付けないようにお願いしますわ」

上条「任せとけ!」

上条当麻と一方通行は御坂美琴の元へと急いだ。
245 : :2010/07/08(木) 18:48:13.73 ID:PLWHvz.0
今マンガ確認したら208号室でした><すみません

今日は以上となります
お粗末さまでした
246 : :2010/07/09(金) 19:46:02.79 ID:rC5EGHc0
こんばんわ>>1です
今日はごはん食べた後、普段の二倍の量投下します
お待ちください



......最近延び悩んでます。やっぱり才能の差ですね
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/09(金) 20:01:21.92 ID:smxwVbYo
大丈夫、そんな>>1を応援してる
248 : :2010/07/09(金) 20:04:02.83 ID:rC5EGHc0
とりあえず二言。
今まで支援アドバイスして下さった方々、ありがとうございます

では投下します
これからもよろしくおねがいします
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/09(金) 20:07:57.18 ID:rC5EGHc0
上条と一方通行は、ベッドで眠っている美琴の顔を見て、各々の感情を持った。

上条(俺にいつも強気に電撃ぶちかましてくる御坂が……?なにがあったんだ)

一方(コイツ…まぶたが赤く腫れてやがる。
おそらく戦いに敗れたか……、考えたくはねェが『自分だけの現実』が打ち砕かれたか、だなァ)

上条「……御坂、大丈夫か?」

先手をうったのは上条。一方通行は考えこんでいるようだ。

一方(……超能力者の『自分だけの現実』を砕くたァ、大層なやつだなァオイ)

『超能力者』である7人のプライドは、その強大さ、敵の少なさ故に高い。
人一倍確立されている『自分だけの現実』を壊されるなんて、早々起こりうることじゃないはずである。

一方(てことはだァ。やったのは多分『未元物質』だなァ。絹旗最愛の話に出てきたしよォ)

一方(チッ思ってたよりも面倒くせェことが起きてやがる)

上条「一方通行、御坂から返事がない。多分疲れて寝てるんだろうな」

一方「三下、かなり面倒なことになってやがる。
御坂美琴は『自分だけの現実』を何者かによって壊された。俺の予想だと、第二位『未元物質』によるものだァ」

上条「―――ッなんでそんなヤツまで!!」
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/09(金) 20:09:57.86 ID:rC5EGHc0
「ん……ん!?」

御坂美琴は自分のすぐ隣で怒鳴り声が聞こえて目を覚ました。
声で分かる。
いつものように、上条当麻は自分を助けにきてくれた。

上条「悪い。起こしちまったか?」

―――それでも。

美琴「ううん、平気よ平気。それにしても一方通行まで来てたなんてね」

―――自分が好きな相手に心配をかけたくないから。

一方「あァ。ちょっと聞きたいことがあってな」

美琴「ちょっと待っててね〜」

―――空元気を振り撒いた。

美琴は洗面所に急いだ。起きてからここにくるまで、どんなに涙を堪えたか。
再び流れてきた涙を、水と一緒に流した。
上条と一方通行が来てくれたたけで崩れていた心が癒されたことを感じながら。

鏡で自分の瞳を確認し、泣いていたことがばれないか心配していた美琴は、この涙を隠すことを諦めた。
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/09(金) 20:13:36.70 ID:rC5EGHc0
美琴「お待たせ。
……ごめんね。あたし、みんなを守れなかった」

上条「大丈夫だ。謝ることなんてないさ。
お前はがんばっただろ?今回は相手が悪かっただけだ。よくやったと褒めてやってもいいくらいだぜ。
あとは俺達がなんとかするから、心配すんな」

一方「そォいうことだ。お前の相手はおそらく第二位『未元物質』、垣根帝督だ。
あいつに勝てンのは世界中探しても俺らしかいねェ」

美琴「あんたたち……とんだ『善人』ね」

上条「善人? 違うさ。俺は俺自身のために戦ってるからな」

美琴(自覚なしで善人やってのける、て……あたしなんかには絶対できないわ)

それこそ美琴が上条の虜になった所以だ。

美琴「来てくれて、ありがとね」

心からお礼を言う美琴。

上条「困ったときは、お互い様、てな」

一方「気にしちゃいねェって」

美琴「ふふっ……それで、一方通行があたしに聞きたいこと、てなに?」
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/09(金) 20:15:02.33 ID:rC5EGHc0
一方「あァ。そうだったな。

どォして俺に会ったとき、『最悪』て言ったンだ?
過去になンかしちまったのか?俺は」

一方通行は核心に迫る。

一方「ンで、あン時お前が言ってた『実験』たァどォいうことだ?」

美琴「『実験』ねぇ……。
あんた、聞いても暴走しない自信ある?」

美琴は、一方通行に、できることなら実験について教えたくないようだ。

一方「……」

沈黙が肯定を意味している。

美琴「後悔……しない?」

一方「あァ。少なくとも俺たちの距離は縮まるだろ。後悔なンてしねェよ」

美琴「じゃあ……。話すわ」
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/09(金) 20:17:15.40 ID:rC5EGHc0
美琴「あんたは、『絶対能力進化』て聞いたことある?」

一方「『絶対能力進化』?聞いたことねェな。少なくとも今の俺は」

美琴「覚悟して聞いて。
『実験』とはこれのこと。それで、内容は
《学園都市第一位『一方通行』のレベル6進化》
よ。まぁ、そこにいるヤツにあんたは敗れて実験は中止。
結果はいいんだけどね、そこに至るまでの過程でたくさんの被害が出た」

美琴は上条をちらりと見て、続ける。

美琴「『妹達』――あたしの軍用クローンね、
彼女たちは20001体つくられた。あんたが不審に思ってた『打ち止め』は、その最終番号よ」

一方「そンなことが……でもよォ、それと実験はどう繋がるンだ?」

美琴「問題はそこよ。
『一方通行』の絶対能力への道は、妹達を20000体[ピーーー]こと」

一方「20000ン?ありえねェだろそれ。
しかも[ピーーー]だァ?ンなこたァしたくねェよ」

上条「…………」

上条「一方通行、落ち着いて聞いてくれ」
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/09(金) 20:18:19.43 ID:rC5EGHc0
しまった!
殺す です
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/09(金) 20:21:09.42 ID:rC5EGHc0
上条「お前は ?美琴「待って!!あたしが言う」

美琴「『一方通行』は、あんたの想像とは違う行動を取った。
10031人殺したのよ。
刺殺、絞殺、溺殺、爆殺、殴殺、 ?一方「やめろォ!!」

一方「俺が?そンなことするはずねェ」

一方「誰だってそンな大量殺人鬼になンかなりたくねェよ」

美琴「でも、『一方通行』は己の称号のために、惨殺した」

一方「嘘はやめろ!」

美琴「信じられないでしょうけどね。全部本当なの」

一方「ンな……!?」

美琴「でも、あたしはさっきら『一方通行』と言ってる。
これがなにを意味するか分かる?」

一方「…………」

美琴「あんたと、『一方通行』は別人だから。器は同じでも、あんたは善人よ」

美琴「あんたはなにも自分を責める理由はない。
あたしも、あんたには――今だってそう――救われてるしね」

一方(……お前は強ェよ)

美琴「なんも気負いしなくていい、いや、すんな!!
他のだれも認めなくても、あたしたちだけはあんたを『善人』として見てやる!!
まだあたしに対して申し訳なく思ってるんなら、その幻想をぶち殺すわ!!!」


上条(今、上条さんの『自分だけの現実』がきれいに舞い散りましたよ。
台詞も奪われたし。

姫……なんだっけ?じゃないのに)
256 : :2010/07/09(金) 20:23:38.56 ID:rC5EGHc0
今日分はこれにて終了です



☆七夕の願い☆
レス延びますように(笑)
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/09(金) 20:24:02.21 ID:x9OVMhgo
メール欄に sage segaっていれてみな
258 : [sage saga]:2010/07/09(金) 20:26:19.13 ID:rC5EGHc0
>>257ハイ、今から実践します
今までアゲてた意味わかんねぇ
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/09(金) 22:28:52.36 ID:yK4Dodc0
[切腹]
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/09(金) 23:04:55.06 ID:2zOLKpQ0
乙!
人格形成には育った環境がもろに影響する訳だけど。
そういう意味では一方さんは不幸だったんだろうな。
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/10(土) 01:34:21.03 ID:qdcDUBAo
スパイウェアを仕込んでるJane Styleは危険です。

Google Adsense違反報告スレ Part10
http://pc12.2ch.net/test/read.cgi/affiliate/1267346244/

JaneStyleがスパイウェアみたいな動作するらしい件
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1278496905/

【スパイウェア?】JaneStyleで書き込みしようとしたら、○○に情報が送信されていた件
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1278681871/


■Google Adsense 違反通報URL
https://www.google.com/adsense/support/bin/request.py?contact=violation_report


※個人情報漏洩による被害者をこれ以上出さない為に、
 このコピペを見つけた方は一人5箇所以上にコピペをお願いします。

262 : [sage saga]:2010/07/10(土) 22:33:39.90 ID:togV7eA0
こんばんは、>>1です
今日分を投下していきます
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/10(土) 22:37:12.82 ID:togV7eA0
御坂美琴は、一方通行と関わる事件を述べ、それでも彼を許すと言った。
もちろん、一方通行が記憶喪失にならなければ、『許す』なんて感情を持つはずがなかった。
美琴は自分よりも、一方通行を取ったのだ。

―――恋のベクトルを変えるほどに。

もはや美琴がツンツン頭の少年を追い回すことはなくなっていた。
美琴は、一方通行が記憶喪失だったからこそ、敵意を向けることができなかった。
むしろ、好意を向けていたと言っても過言ではない。

決して同情ではなく。

上条当麻には振り回されていた。これは彼の性格鈍感さ故であり、決して故意ではないにしても、美琴を悲しませることもあった。

『今の』一方通行は、上条とともに自分を闇から救ってくれる心強い者であり、素直な言葉を向けてくれている。

ここが、上条と一方通行の違いだ。
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/10(土) 22:39:27.48 ID:togV7eA0
美琴は本気で一方通行に恋をしてしまったのだ。

―――でも……。

上条への今までのアプローチは嘘の感情ではなかった。
本当のほんとうに、彼を愛おしく思っていた。

それが、あまりにも悲しくて。

御坂美琴はその瞳から、ついさっき封印したはずのダイヤモンドのように輝くそれを零した。

美琴「―――ッ」

一方「オイ、どォしたンだよ」

美琴「な、なんでもないから……ごめんね」

美琴は涙を流し、ひとり嗚咽をもらした。
自分の気持ちに揺らぎがあることが、あまりにも悔しくて。
そして、上条当麻への申し訳なさに。

上条「溜まってたんだろ?お前は一人で背負いすぎだ。
俺達を頼ってもらってもいいんだぞ?」

美琴「……ううん、違うの。」

上条「無理すんなって」

美琴「言わせて!!」

怒っていない、なにかを決意した目でみつめてくることにたじろいた上条と一方通行は、おとなしく見守る。
半泣きになりながらも、美琴は尚も続ける。

美琴「あたしは、あんた……上条当麻のことが、大好きだった!!」

美琴は声を荒げる。
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/10(土) 22:41:23.93 ID:togV7eA0
上条「―――ッ」

美琴「……好きだったの。
あんたのその無自覚に善人やってくとことか、自分自身よりも他人を心配する姿勢が。
でも、ごめんね」

美琴「あたし……あ、一方通行のことが好きになっちゃったの!!」

一方「くだらねェ同情なンかいらねェ」

美琴「同情?違うわ。あたしは今の一方通行が好き、守ってやりたいと思うの!!
第一位には余計かもしれないけど、いつかきっと役に立つはずだから!!」

一方「……」

美琴「こんなあたしでも……よかったら、付き合ってくださぃ」

最後の方は声が小さくなっていた。強気な自分が消え入りそうになるほど、美琴は自信がなくなっていった。

―――本当に、これで良かったのかな

再び美琴の瞳から涙がこぼれ落ちる。
どうも涙腺が緩くなっているようだ。

一方「み、御坂ァ?お前、正気か?俺ァてめェのクローン1万人殺したンだぞ?」
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/10(土) 22:43:28.61 ID:togV7eA0
美琴「うん……それでも、あたしの気持ちは決まってるの。
と、当麻には悪いことしたわね。優柔不断で、ごめんなさい」

上条「いや、俺は御坂が幸せならそれでいいんだよ。
あいつと、誓ったんだ。」

上条「御坂とその世界を守る、てな」

上条は海原光貴(エツァリ)との約束をまた一つ果たしたと感じながらも、心の奥では納得しきれていない。

美琴「でも……」

上条「いいんだよ。俺は。

俺も―――」

上条は小さな声で何かを呟いた。

美琴「ん?」

上条「いや、なんでもない。
それより一方通行、御坂を大切にしてやってくれ」

一方「当たり前だろォ?俺ァ学園都市第一位だぜ?」

一方通行は冗談っぽく言った。

一方「けどよォ……三下は―――」

一方通行は、先程の上条の呟きを聞いていたのだ。

しかし上条の決意は固く、揺るがない。
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/10(土) 22:44:51.12 ID:togV7eA0
上条「とにかく、俺は二人の幸せを願ってるよ。

じゃあ、俺達はもう帰るわ」

上条はそう言い、一方通行を引き連れて部屋のドアへ向かう。

美琴「ありがとね、おかげで元気になったわ」

美琴はそう言い、扉の向こうへと消えた上条、一方通行を感じていた。

誰もいなくなった部屋で一人の少女の震えた声が聞こえた。

「バカね……こんなときくらい、自分のこと考えなさいよ」



これは、一人の少女と、二人の少年の物語
268 : [sage saga]:2010/07/10(土) 22:49:56.91 ID:togV7eA0
今日分はこれにて終了です

電磁通行にもってこうとしたら上条さんが予想外レベルに切なくなってしまいました

>>267まででss投下がちょうど100レス分です
他ss書いてる方たちのすごさを体感しました

見てくださってる方、ありがとうございます! 
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/10(土) 22:53:11.30 ID:vCIpjYAO
乙っした!

上条さん・・・
270 : :2010/07/11(日) 21:19:47.15 ID:XSWsyKg0
こんばんわ、>>1です
今回は繋ぎなのでかなり短めですが

投下します 
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/11(日) 21:23:52.54 ID:XSWsyKg0
―――垣根帝督。

学園都市第ニ位にして、『第二候補(スペアプラン)』である少年の名だ。
彼の能力『未元物質(ダークマター)』は、この世に存在していない物質を作ることができる。
かつてはその能力を駆使して、序列が自分より上の第一位『一方通行』を追い詰めることができた。

しかし、一方通行から突然吹き出てきた『黒い翼』によって簡単に打ち負かされ、死の淵にまで立たされた。

―――白と黒。

対照的な翼による激突により、垣根が悟ることができた。いや、直感的に、感じたことがある。

―――絶対能力(レベル6)。

学園都市で今まで一人も到達したことのない『未知』だ。
最高レベル『超能力者(レベル5)』は7人しかいない。その中でも『第一候補』一方通行は突出していた。
唯一、『絶対能力進化』を実行に移されたからである。

―――妹達(シスターズ)。

彼女らは20001体つくられ、10031体が死んでいった。
理由は、一方通行による虐殺。
最終信号、またの名を『打ち止め(ラストオーダー)』という少女もその内の一人でいて、その名のとおり20001体目だ。
彼女は、『一方通行』と共に暮らしていたが、『今』は隣にいるはずの男がいない。
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/11(日) 21:25:56.60 ID:XSWsyKg0
ここで誰もが疑問に思うだろう。

―――なぜ、御坂美琴のクローンなのか。

その答えは、アレイスターのみ知っている。
機密レベルMAX、オメガシークレットなどという生易しいものではないからだ。
学園都市内、最強の暗部組織『グループ』ですらその答えを知らない。

御坂美琴は、自分の運命を呪ったこともある。

(どうして、あたしなの?)

辛くて、泣き出してしまったこともあった。
上条はそんな美琴のために、記憶喪失だから出会って三日も経っていないのに、彼女を救った。

そのような『善人』上条当麻を気に入ったハズだったのに。

『悪党』一方通行に恋のベクトルが捩じ曲がってしまった。

美琴自身、混乱していた気持ちがおさまり、一方通行への告白が成功したことに歓喜しながらも、上条への申し訳なさでいっぱいだった。
見てしまったのだ。

―――別れ際に。上条の瞳に浮かんだものを。
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/11(日) 21:28:37.87 ID:XSWsyKg0
美琴「くよくよしてたってしょうがないわよね!」

美琴は先程二人にもらった元気を取り戻し、いつもの『御坂美琴』になった。

ルームメイトの白井黒子が部屋にテレポートして帰ってきた。
すかさず黒子は美琴の様子を伺う。

黒子「お姉様、どうでしたの?」

美琴「うん、すごく元気でたわ。あの二人には感謝してる」

黒子「お姉様がまた元気になって、黒子は嬉しいですの
……ところで、あの殿方はいったい?」

美琴「上条当麻。それくらいは知ってるでしょ?」

黒子「いや、ですから白い方は……?」

美琴「あたしの……恋人よ//」

黒子「お姉様が好きなのは上条さんの方ではありまして!?」

美琴「そうだったんだけどね
……いろいろあったのよ」

黒子「深くは聞きませんが、あの殿方にはきちんとお姉様を守る資格があるのでしょうね?」

美琴「当たり前でしょ。

あいつは……『一方通行』、学園都市第一位よ」
274 : [sage saga]:2010/07/11(日) 21:30:53.73 ID:XSWsyKg0
今日分の投下は終了です

275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/11(日) 21:32:06.66 ID:ihEg32SO
はやっ!?
乙〜
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/11(日) 23:41:04.59 ID:j0v65sI0
タイトルで通行止めの話かと思って開いたんだが
打ち止め全然出て来なくて俺涙目
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 00:13:34.88 ID:rIM5.f6o
つーかこのSSで美琴が一方さん好きになる要素が見当たらない
278 : [sage saga]:2010/07/12(月) 00:13:49.53 ID:Hkogd8E0
>>276スレタイ回収のときに、ね。



そろそろ出番ですよ
279 : [sage saga]:2010/07/12(月) 00:20:19.81 ID:Hkogd8E0
>>277自分でもそう思いますwダメだなこりゃ
勝手な妄想で補完しちゃってたんで、頭冷やしてから補足投下しますさせてください
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 00:25:11.03 ID:rIM5.f6o
てか>>81>>89だが方向転換したの?
>>1の勝手だがなるべく安価とかアンケートみたいなことはしないほうが良いと思うよ

281 : [sage saga]:2010/07/12(月) 00:28:08.37 ID:Hkogd8E0
はい、そういうことです
計画性なくてすみません
アンケート等、黒歴史なんで今後はやらないよう、心に決めました!
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 01:03:35.13 ID:rIM5.f6o
俺みたいにどんなカップリングも美味しくいただける人には問題ないが
とあるスレじゃ普通に上琴っぽかったのに、いきなり美琴の性格変えてまで電磁通行にもってって荒れたとこあったからな。
二次創作なんだし作者の好きにしろとは思うがつまんないことで荒れるのは作者にとっても他に普通に楽しんでる人にとっても嫌だしね。
キャラの性格変えたり無理矢理路線変更する時は色々注意したほうが良いね

とにかく乙です
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 01:04:03.15 ID:ART8ccs0
まぁ>>277>>280の意見に同意だが
>>1の今後にももちろん期待。

失敗から得る物もあるわけだから。
284 : [sage saga]:2010/07/12(月) 19:16:26.29 ID:Hkogd8E0
こんばんは、>>1です

昨日の投下分で気づいたら突然黒子視点になってました
わかりにくくてすみません

ごはん食べたら投下します
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/12(月) 19:31:53.33 ID:Hkogd8E0
黒子「―――ッ第一位がお姉様の!?」

黒子は驚愕した。当たり前といえばそうなのだが、『美琴は上条当麻が好き』という噂のようなものが流れてくるからだ。
以前、寮の前で美琴が上条に抱き着いたこともあったので、常盤台ではそのような噂が発生したのだった。
女子校故に、噂が流れるのも早い。
それは当然、黒子の耳にも届き、またそれが事実である確信を得ていた。
しかし―――

なぜ、上条ではく第一位なのか。

なぜ、『善人』ではなく『よくわからないが風貌の悪い殿方』を選んだのか。

この二つは目下の問題として浮上している。やはり、なにかあったとしか思えない。
白井黒子の精神が危険信号を発している。

黒子(先程お姉様がおっしゃったように深入りをしない方がよさそうですわ)
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/12(月) 19:33:28.00 ID:Hkogd8E0
美琴「おやすみ、黒子」

美琴の声によって思考が途切れる。
どうやら自分が考えこんでいる間に、美琴はお風呂に入ったようだった。
自分はそんなに熟考していたのか、と自嘲気味に心の中で呟く。
慕っている最高の先輩である美琴を無視するわけにもいかないので、黒子は返事をした。
なるべくいつもの調子で、と考えたが

黒子「はい、お姉様」

無理だった。やはりショックなのだ。
美琴が自分に隠し事をしているようで。

美琴の前髪から青白い閃光が走ると、部屋の電気が消えた。
深夜、部屋に響いた一人の少女の声。

『いつか話すときがくるから、今はごめんね』

白井黒子はしっかりと聞いていた。お姉様はなんだかんだいっても自分を信頼してくれているのだ、と思うと、胸が熱くなった。
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/12(月) 19:35:17.31 ID:Hkogd8E0
上条の部屋に戻った一方通行は、先程感じた上条に対する罪悪感でいたたまれなくなり、「コンビニに行ってくる」と言って寮を出た。
ちょうど『過去』に興味があったことだし、カエル顔の医者の勤める病院へ向かった。

歩いていると、スキルアウトの集団に出くわした。
朝の走行、昼間の戦闘によって能力使用の限度はギリギリだ。
これ以上の使用は危険だと思った一方通行は

早々に蹴散らすか。
逃げるか。

の二択を選ぶ羽目になったのだ。後者は性に合わないので、スキルアウトを除去することにした。
深夜ということも重なり、路地裏は静まっている。
以前の一方通行なら、銃を使って蹴散らしていただろう。
しかし彼のその華奢な体で、いきなり銃を扱うことは難しい。
おそらく、使用限度は3分くらいである。
それ以上は脳に障害をきたす危険があるからだ。
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/12(月) 19:38:28.55 ID:Hkogd8E0
スキルアウト1「のこのこ歩いてきやがって!死にやがれ」

スキルアウト2「そっちから来てくれるなんてな。おかげで手間が省けたぜ」

一方「チッうっせェうっせェ」

一方通行は電極のスイッチを入れた。
一方通行にとって、自分以外の人は雑魚にしか映らない。
それ故に、一分もありゃ片付くだろ、と高をくくっていた一方通行は油断していたのだ。

辺りの音が聞こえなくなり、代わりに頭の芯を突き刺すような甲高い音が響いた。
直接能力者の演算を乱す、キャパシティダウンである。
AIM拡散力場に干渉するので、能力値の高い一方通行には効き目抜群であった。

一方「ンあ………!なンなンですかァこの音は」

一方通行は先程から演算ができないことに焦っていた。
今もキャパシティダウンはその役割を果たし続けている。

一方(チッ ?これじゃとてもいい状況とは言えねェなァ)

一方通行はホルモンバランスの崩れによって、男であるのに女性のような体つきをしている。
故に、喧嘩も人一倍弱いのだ。



一方通行はなにもできないままスキルアウトに殴られ、蹴られていった。
悲鳴があがる。
しかし彼を救おうとする者は誰ひとりいない。
深夜というのが災いした。

(これが……『痛い』かァ)

まるで以前まで感じたことがなかったかのような言葉を心の中で呟く。


暗くなっていく視界のなかで、青白い閃光が微かに見えた。
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/12(月) 19:39:43.19 ID:Hkogd8E0
次に目を覚ましたのは、どこを見ても真っ白な無機質な部屋だった。
上条の部屋でないことは確かだが、ここは昨日の昼間来たところに似ている。

(痛て……!)

痛みはまだ引いていないのが分かる。
学園都市第一位であるはずの自分がこんなところにいる、という事実が悔しかった。
290 : :2010/07/12(月) 19:44:01.60 ID:Hkogd8E0
>>288でキャパシティダウンをもろに喰らった理由

一方さんは、戦闘に最低限必要な 音 は反射していない
それ故に、有害なキャパシティダウンを受けてもすぐには対応できなかった(音であるため)

急いで再演算しなおそうとするが、妨害によってできなかった

291 : :2010/07/12(月) 19:47:26.58 ID:Hkogd8E0
>>290で補完おねがいします


これで今日は投下終了です
早くスレタイまでいきたいので、深夜2時までには投下開始したいです
それまでに書き溜めしてきます
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 19:49:20.73 ID:tXomXYI0
乙っつー
キャパシティダウンは可聴域値内の聞く必要のある音じゃないだろうから
最初からカットじゃ?
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 20:47:01.64 ID:QzEDp4Uo
>>292
確かにそうだけどほら、ゴ・ツゴウ・シュギーさんだよ
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 21:05:30.95 ID:J7QimFo0
>>292
だよなー
戦闘中にあんな音聴く必要ないし、
おそらくスタングレネードと同じ容量で反射しちまうと思う

ま、SSだし細かい事は気にしないけど
295 : :2010/07/13(火) 00:20:15.58 ID:UUohYLU0
お待たせしました。
予定よりも早めですがキリがいいとこまで完成しました
ご都合主義無理矢理感すみません
では投下します
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/13(火) 00:24:54.24 ID:UUohYLU0
一方通行が己の『弱さ』を痛感しているとき

―――もう一つの物語は進んでいた。


【打ち止め】

検体番号20001、最終信号『打ち止め(ラストオーダー)』は、同居人の葬式を済ませて、自己の心を癒す場所としていつもの病院を選び、訪れていた。
同居人――黄泉川愛穂――は、生徒一人を守るために死んだ。
それは誇るべきことかもしれないし、馬鹿にする人もいるかもしれない。
短い間だったが、打ち止めは彼女に育てられ、芳川ともども母親のように感じていた。
つい三日前、黄泉川お得意の炊飯器料理を食べて驚愕していた――このように、彼女が死んだ実感が今だに持てていない。
ついさっきまで元気だったようなものだからだ。

打ち止め「どうして……突然すぎるよ」

小さな声で、『家族』のことを想い、呟く。
それはいくら『クローン』だとしても、しっかりとした感情を持ち始めた打ち止めにとって。
10歳の少女にとっては辛すぎるものだった。

最近は一方通行とも話していない。いや、彼自身が避けているようにさえ思える。
打ち止めにとって一方通行は、自分だけではなく1万人もの妹達を救ったヒーローなのだ。

だから。
だからこそ

―――大切な人が次々と、自分から離れていくような気がして―――

それが、あまりにも辛く、怖かった。
これほど、10歳の少女が抱えるような重い感情はなかった。
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/13(火) 00:27:01.47 ID:UUohYLU0
打ち止め「ねえ先生、一方通行が運びこまれたって本当?てミサカはミサカは不安をあらわにしてみる」

冥土返し「うん、本当だね。でも、君は一方通行に会わない方がいいんじゃないかな」

打ち止め「どうして?てミサカはミサカは疑問を浮かべてみたり」

冥土返し「……それは僕の口から言うことじゃあないかな。なんなら直接会ってみるかい?」

打ち止め「……」

沈黙が示す肯定。

冥土返し「後悔……しないね」

冥土返しは、打ち止めを一方通行のもとへ連れていくことにした。
無論、冥土返し本人は、記憶喪失の件については別室に入院している小柄な少女に聞いて知っていた。
一方通行はもちろん、打ち止めが来ることを知るはずがなかった。

打ち止め「ここにあの人はいるの?」

冥土返し「あぁ。そうだよ」

打ち止め「ありがとう、てミサカはミサカはご挨拶!」

冥土返し「患者の頼みを聞くのが僕の仕事だからね」

そう言った冥土返しは帰っていった。


ここからは打ち止めの番である。
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/13(火) 00:29:26.35 ID:UUohYLU0
二つの物語はぶつかり合い、交わり、砕けていく。

一方通行は、半透明の扉越しに映っている影を見つけた。

人型でいて、大きさは10歳頃だろう。
ワンピース特有のフリルが見えるからおせらく少女。
一方通行が分析していると、扉が突然開いた。

打ち止め「おはよ〜!てミサカはミサカは久しぶりのあなたに抱き着いてみたり」

一方「あァン?誰なンですかァこンな朝っぱらから」

打ち止め「もう、あなたは変な人だなぁ、てミサカはミサカは内心の嬉しさを隠しながら 一方「うっせェ!ガキは黙ってろよ」

一方「ケガ人相手に抱き着いてくるたァどォいう用件なンですかァ?」

打ち止め「ミサカはあなたの家族だよ、てミサカはミサカはあなたを諭してみる」

一方(そォいや御坂に似てやがるな)

一方(こいつは俺の家族?)

打ち止め「どうして黙っちゃうの?てミサカはミサカは自分の失言を気にしてみたり」

一方「わりぃわりぃ。記憶が混乱してるンだよ」

打ち止め「……なんか白々しいな、てミサカはミサカはあなたを疑ってみる」
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/13(火) 00:32:07.34 ID:UUohYLU0
一方「あァ?」

打ち止め「ねぇ、どうしてあなたはそんなにミサカの質問にいちいち答えてくれるの?」

一方(チッまずいな)

打ち止め「普段のあなたなら適当に足蹴にするばずなのに」

打ち止め「……てミサカはミサカは名推理! そんな訳ないもんね」

一方「悪い。俺ァ―――」

一方通行は、打ち止めのことを想い、敢えて『全て話す』選択をした。

一方「お前のことを全然知らない。
妹達だって、聞いた話以外はなにも」

一方「本当に、ごめンな……?」

打ち止めは最も危惧していたことが起き、リアクションに困っていた。
苦笑いをすればいいのか、落ち込んでもいいのか。

―――泣いてもいいのだろうか。


打ち止め「どうして…?忘れちゃったの?全部」


一方通行は、その悲しみに満ちた声を聞き、自分の選択はまちがっていたのだろうかと吟味する。
しかし、彼の心は決まっていた。



―――『後悔はしていない』と―――
300 : :2010/07/13(火) 00:35:27.93 ID:UUohYLU0
以上です

無理矢理感あって申し訳ない
みなさんのレスだけが栄養です

さすがに眠いので寝ます〜
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/13(火) 00:42:20.34 ID:iqFV1Rco
オツカレチャーン(AA略

これでシスターズにも情報が行ったか
wktk
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/13(火) 08:48:18.39 ID:bQcSK.AO
乙!
久々に来たらたくさん投下されてて嬉しいぜ

何て言うか、練習の場だと思って色々気にせずじゃんじゃん投稿して行って欲しいなぁと思う


とりあえず打ち止めがどうするか気になる…
303 : [sage saga]:2010/07/13(火) 09:49:48.58 ID:UUohYLU0
うはww試験休みのまま夏休みとか最高!

てことで部活無ければ投下量増やせそうです

思ってたより見てくれてる人いて嬉しい限りです
ありがとうございます
304 :お久しぶりです :2010/07/15(木) 20:55:23.52 ID:lu/NdBc0
こんばんは>>1です
製作速報の復旧が予想外の早さで焦りましたww

では、投下します
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/15(木) 20:59:22.62 ID:lu/NdBc0
打ち止め「でも、どうしてミサカが『打ち止め』って知ってたの?」

一方「三下――上条に聞いたンだよ
お前が俺の家族ってこともな」

一方「もちろン『実験』についても御坂美琴に聞いた」

打ち止め「……そうだったんだ。
じゃあさ、どうしてミサカからあなたに会いに行く前に、あなたはミサカのとこに走ってこなかったの?」

一方「?どォいうことだ」

打ち止め「だから!どうして『家族』よりもあの人たちを頼ったの!?」

一方「話が見えねェな」

打ち止め「ミサカがどんだけあなたを心配したのか分かってるの!?てミサカはミサカは憤慨してみる」

打ち止め「そんなことも分からない鈍感さんなんて知らない!!」

一方「オイ!……チッあンのガキ」

一方通行は打ち止めを気遣わずに怒らせてしまった。
しかし彼自身は、鈍感と言われたことに疑問を浮かべていた。

俺は鈍感なのか、と。

その性格を持っている人は大抵、自覚がない。
上条当麻を含め、彼もその一人に過ぎないのだ。


――ただ一言。謝ればよかったのに

一方通行は、こう、後悔することになる。
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/15(木) 21:01:33.22 ID:lu/NdBc0
side上条

一方通行の様子がおかしい。
俺の寮に戻る途中から、ただでさえ少ない口数が更に減っていた。
だが、それは分かる。
なにせビリビリに告白されたんだからな。
そりゃ上条さんもビリビリに全く興味がないといったら嘘になる。
ビリビリさえしなければかわいい中学生として認知できるしな。

まぁそれはさておき。

さっきから一方通行が目を合わせないんだ。
なにがあったのか解らないが、ぎくしゃくしたくないから早く口聞いてくれないかな。

今、インデックスは家にいない。
一方通行がいないと暇でしょうがないからコンビニにでも行って立ち読みしようかな〜、て思ったのがいけなかったのだろう。

―――打ち止めが泣きながら走っているのが見える。

おそらく、またなにかの厄介事だろう。魔術師か?科学サイドか?まさか――

――一方通行か?

最悪の可能性を見出だした上条は、その水色のワンピースを着た少女に駆け寄る。
通行人から見ると、誘拐犯だが、気にしている余裕はない。

上条「打ち止め、久しぶりだな。なにがあった?」

打ち止め「あなたは……?


助けてよ――ミサカを、一方通行を」
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/15(木) 21:03:20.92 ID:lu/NdBc0
上条「一方通行!?あいつがなんかやったのか?」

上条は右手を握り締める。

打ち止め「あの人は、本当に記憶喪失なの?」

上条は答えるべきか迷ったが、矛盾を避けるため、一方通行のためにも正しい道を選んだ。

上条「ああ、本当だ」

打ち止め「やっぱりそうだったんだね、てミサカはミサカは悲観してみる」

上条「……さっきまで泣いてたのは、一方通行の記憶喪失が原因か?」

打ち止め「だって、あの人はミサカよりもあなたたちを頼ったんだよ」

上条「あなたたち?」

打ち止め「うん、あなたとお姉様。
てミサカはミサカは説明してみる」

上条は、二人が喧嘩した原因がわかった気がした。
おそらく――

上条「喧嘩したのは、『家族』である自分よりも、他人を頼ったからか?」

打ち止めは何も答えない。
これが正解を示していた。

上条「わかった。ちょっと家で待ってろよ?一方通行に会ってくる」

打ち止め「あの人を、悪く思わないでね」
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/15(木) 21:06:00.54 ID:lu/NdBc0
上条は、打ち止めの優しい心遣いに家族愛を感じ、素直にいいな、と思った。

――自分にも、『家族』がいたらな――

記憶を失って、両親のことを覚えていない彼にとっては、羨ましかった。

上条はニコッと笑うと、

「安心しろ。みんなまとめて、この右手で護ってやる」

上条は、打ち止めに別れを告げ、病院へ急いだ。
何度もお世話になっているこの病院は、厄介事を抱える運命にあるらしい。

上条「あいつの病室は、」

上条は、各病室のドアに付いているネームプレートの内、『何も書かれていないのに明かりのついているもの』を探す。

上条「あった! ここだな」

見つけた上条は、その病室に入った。
幸にも病室を間違えることなく、目的の人物に会うことができた。

上条「一方通行!」

一方「ンだァ?三下かy 上条「お前こんなとこで何にやってんだよ!」

一方「ナニって……検査入院中だ」

上条「そういうことじゃない!どうしてあの子を悲しませた!?」

一方「俺は真実を言っただけなンだが」

上条「あいつはお前の『家族』っただろ?」

一方「うるせェ!こっちだってイライラしてンだよ」

一方「あのガキは、自分よりもお前らを頼ったことに怒ってンだ」
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/15(木) 21:07:50.57 ID:lu/NdBc0
上条「そう言ってたな……でもな、打ち止めがいいたいのは要するに、もっと自分、家族を頼れってことなんだよ」

一方「……」

上条「お前は今すぐ打ち止めを追い掛けるべきだ、違うか?」

一方通行は黙り込んでいる。

上条「わかったら、あの子の笑顔をとり戻してやれ!」

一方「……分かったよ」

一方通行は淡々と、しかし熱意の篭った紅い瞳を上条に向けて立ち上がる。

一方「あいつの幸せのためなら、一肌脱いでやるよ」

上条「俺にできるのはここまでだ。
一方通行、行ってこい!」

一方通行は駆け出した。
しかし


―――彼は、喧嘩したことを後悔することになる―――
310 : :2010/07/15(木) 21:11:03.13 ID:lu/NdBc0
今日は以上になります

読み返したら、上条さんとセロリの会話で、「矛盾ヤベェ!」てなりました





すみません、ニュアンスだけでも伝われば・・・ 
311 : :2010/07/16(金) 22:08:04.40 ID:HeZBfkg0
こんばんは

書き溜めの大幅修正があるので(てか全消し)、今日は投下できそうにありません

見てくださってる方、すみません
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/16(金) 22:13:20.23 ID:fbmJaI.o
構わんよ
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/16(金) 23:27:54.07 ID:ShKisaM0
まず最初に上条、打ち止め、記憶喪失の一方さんが家族を覚えてるわけないだろ特に上条お前、記憶喪失でそのことで困ったのにその言いぐさはないだろう…… お前こそ、そげぶ!!
314 : :2010/07/17(土) 18:43:55.69 ID:6htNJrk0
こんばんわ

夕飯どきですが、できた分だけ投下します
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/17(土) 18:47:56.73 ID:6htNJrk0
一方通行は、打ち止めの元へと急いだ。
しばらく眠っていたので、電極は復活している。
脚力と大気のベクトルを操り、飛翔する。
水色のワンピースを着ていて茶髪の小柄な少女を捜すのだ。

上条に聞いたところ、打ち止めは自宅へ向かったようだ。黄泉川宅については上条から聞いた。
なぜ知っているのか聞いたところ、ご都合主義だからだそうだ。

ともかく、病院から家までのルートを上空から観察する。
車で埋まっている車道の脇を細い歩道が通っている。
空を飛ぶ上で、高層ビルの林立しているところは邪魔となる。
高度を上げることは可能だが、人捜しが困難になるからだ。

ふと、一方通行の目についたのは倒壊したセブンスミスト。
あれほどのビルをきれいに真っ二つに斬るには、学園都市の技術を使っても、武器では不可能だ。
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/17(土) 18:50:25.08 ID:6htNJrk0
となると―――

一方(垣根帝督の仕業かァ)

当然そうなる。7人の超能力者の内、ここまでの力を行使できるのは第二位と自分のみ。
必然的に予想される上、先程の会話にもあったからだ。

更に進んでいく。家に向かえば向かうほど、彼の焦燥は増していく。

一方(胸騒ぎがしやがる)

目に入った、とある路地裏。
小学生くらいの少女が、男に捕まってるのが見える。
最悪の可能性を見出だした一方通行は、高度を下げる。
鮮明に見える光景は、水色のワンピースを着た少女が、茶髪ホスト風の男に捕まっているものだった。

―――打ち止め?

よく観てみると、打ち止めの前髪から少しの電撃がでている。威嚇の表れだろう。しかし男は余裕の表情を浮かべている。
一連の敵の動きからして、この男の名は垣根帝督。
学園都市第二位にして、『未元物質』を有する超能力者だ。

一方通行は、更に高度を下げる。

一方「お前、なにやってンだ?」

一方通行は、垣根の眼前に立ち、彼と打ち止めを交互に見据えながら伺う。

垣根「よぉ、第一位。久しぶりだな」

ニヤニヤとしながら垣根は挨拶をする。アレイスターによって完全再生した体をつかい、一方通行を挑発する。

一方(久しぶりだァ?前にも会ったことあンのか)

垣根「その様子だと、覚えてないみたいだな」

垣根は続ける。
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/17(土) 18:52:30.08 ID:6htNJrk0
垣根「教えてやろうか?第一位。」

垣根「どうして記憶喪失になったのか」

一方「お前、なんでそれを知っている!?」

一方通行は、とても自発的にはこの男に事実を伝えるはずがない、そう感じた。

垣根「知ってるもなにも……俺が壊したからなぁ、お前の幸せを」

一方「―――!?」

そう言って、垣根は太陽光を集めて、一方通行に向けて発射した。
その速度は、超電磁砲をゆうに越える。
しかし、一方通行は反射によって守られた。反射された光線は、垣根の体の周りにできた白い翼によってかき消される。

垣根「どうしてか気になるだろ?」

一方「……」

一方通行は無言で先をうながす。

垣根「俺は、闇の世界の住民だというのに、表ともよろしくやってるてめぇが許せなかった」

垣根は、かつてのように、vs一方通行用の未元物質を作りだし、放った。

一方(チッ危ねェな)

一方通行の『世界』は未元物質を加えて再構成されていたので、助かった。

垣根「チッまあいい。打ち止め、黄泉川愛穂、芳川桔梗……とにかく、てめぇはつるんじゃいけねえ奴らとつるみながら、暗部で生きてたんだ」
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/17(土) 18:54:20.00 ID:6htNJrk0
垣根「羨望、てやつか?てめぇのことが羨ましく、憎らしく……
こういう形をとった。

てめえの幸せを崩し、絶望に染めるためにな」

一方「お前……!ふざけてンじゃねェよ憎悪に刈られて他人を傷付ける?誰も報われねェじゃねェか!!」

垣根「甘いこと言ってんじゃねぇ第一位」

垣根「第三位にも忠告したが

……てめぇが死ねばみんな幸せになれるんだよ!」

打ち止めが聞いていたら発狂モノだが、先程から気絶している。

垣根「だから

……だから!
てめぇの記憶を消して、『光』から遮断しようとしたんだ





こんな風にな!!!」
319 : :2010/07/17(土) 18:57:40.61 ID:6htNJrk0
短くてすみません
これで投下終了です


gdgdでやってきた当スレも、次回より完結編です
今後とも何卒よろしくおねがいします
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/17(土) 19:16:32.31 ID:c4kfBQSO
乙〜
いよいよ終盤か…
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/17(土) 21:33:40.98 ID:J1pC2/.o
胸が熱くなるな
322 : [sage saga]:2010/07/17(土) 22:30:16.71 ID:6htNJrk0
ちょっと細かいけど訂正

垣根→打ち止め の呼称:最終信号 (15巻285項〜より)


芳川が[表側の人間]である件:実験やめて更正→めでたくニート(=一般人)


という事で補完よろしくおねがいします
323 : :2010/07/19(月) 12:05:57.01 ID:2ia1/IA0
すみません、最近部活の大会が立て込んでてこれませんでしたorz
今日はこれから書くんですが、随時投下します
324 : [saga]:2010/07/19(月) 12:15:28.66 ID:2ia1/IA0
ーーーこんな風にな!!!」

垣根帝督の純白の翼から放たれた未元物質。
どのような効果があるのか判らないが、一方通行だけでなく全人類が過去に見たこともない物質であることは明らかであるため、反射に設定してあっても決して油断ならない。

(ーーッ!?)


一方通行は突如寒気を覚えた。
肝試しや怪談などで感じる類ではなく、単純な感覚でいう「寒さ」。
冬である今だからこそ感じる感覚だろう。

しかし一方通行はその華奢な体型故、寒さで体が鈍ると危険だ。
よって戦闘中は、その「寒さ」においても同じく、冷気を反射しているのだ。
夏も同じく熱気を反射しているので汗をかくことはない。

ーーーでは何故、彼は寒さを覚えたのだろうか。

理由は簡単、謎の未元物質によって反射が切れたからである。
325 : [saga]:2010/07/19(月) 12:26:07.91 ID:2ia1/IA0
チョーカー(電極)のバッテリーはまだ25分ぶん程度残っているので、そう予想される。

つまり、ここから考えられることは1つ。

ーーーこの未元物質の効果は、妨害電波

といっても、ただの妨害電波ではない。出力される周波数が、この世のものとは桁違いだ。
一瞬のことだったので一方通行は死ななかったが、続いていたら間違いなくこと切れっていただろう。
結局、能力のない一方通行は、一般人に過ぎないのである。

垣根「第一位、そんな程度なのか?」

垣根「予想してるとは思うが、多分それは正解だ。
俺はてめぇの大元の電極に電磁波をとばした。てめぇのためを思ってわざわざ一瞬にしてやったんだ、感謝しろよ」

垣根「簡単にしんでもらっちゃ鬱憤がはらせねぇ、てなあ」

垣根は再度攻撃態勢をとる。

一方通行は身構えるが、チョーカーに対して「反射」は使えない。
326 : [saga]:2010/07/19(月) 12:38:18.37 ID:2ia1/IA0
MNWからの電波そのものを受け付けない状態のなってしまうし、壊れてしまうかもしれないからだ。

垣根はもう一度電波を放った。
こんどは数秒。

当然一方通行に電磁波による痺れ、痛みがはしる。

倒れた一方通行に垣根は容赦なく次の一手をあびせる。
いつかのような、「回折」を利用した太陽光のよる攻撃だ。

一方通行にジリジリと熱を与えるこの攻撃は、彼に大きなダメージを与えている。

垣根「俺の未元物質ていうのはな、この世に存在しない新物質だ。そうつに既存の物理法則は通用しない。
記憶喪失のお前に教えてやる。
327 : [saga]:2010/07/19(月) 12:48:32.47 ID:2ia1/IA0
ーーー俺の未元物質に常識は通用しねぇ!!!」

垣根は次の攻撃の態勢をとる。
一方通行が敗北を覚悟したときーーー


青白い閃光とともに、一人の処女があらわれた。
バチバチと唸るその電撃は、何者にも勝る。
これほどの電撃を操れる者はそうそういない。

一方「み、さか・・・・・・?」

垣根「なんだよ、いいとこで邪魔しやがって。
格下がなにのこのこやってきてんだよ馬鹿」

垣根「さっき痛い思いしただろうが!
わっかんねぇかなぁ」

美琴「一方通行になんてことしてくれてるのよ!」

美琴「あたしは、自分が好きな人を傷つける奴を絶対に許さない」

垣根「てめぇ、俺に勝てるとでんもおもっちゃってんのかぁ?」

垣根「それに第一位のことが好き?

本気で心配になってきたぜ、てめえの頭」
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 12:55:22.19 ID:mh969QAO
>>327
ちょっwww
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 12:57:04.22 ID:mh969QAO
あながち間違ってはいないだろうけど・・・www
330 : :2010/07/19(月) 12:58:15.61 ID:2ia1/IA0
>>327訂正www

処女→少女

すみません
331 : [saga]:2010/07/19(月) 13:02:39.59 ID:2ia1/IA0
美琴「あら、心配してくれてありがとう」

垣根「チッてめぇを、そこまで動かすモノはなんだ?」

美琴「ちょっと違うけど、ほら、よく言うでしょ?


愛は人を狂わせるって......

行くわよ!このクソメルヘン野郎!」
332 : :2010/07/19(月) 13:06:08.27 ID:2ia1/IA0
疲れたんで、休憩させてください

今月中には完結させたいんで、夜またきます

明後日から4日間ネット環境ないので傷心orz
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 17:36:21.75 ID:dCVi16Uo
待ってる
334 : [saga]:2010/07/19(月) 21:21:06.81 ID:2ia1/IA0
報告

すみません、「夜また来ます」て言っといて、都合でまだ書けてません

12時過ぎたらすみません
よろしくおねがいします
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 22:11:14.26 ID:w9NVJESO
待ってる
336 :1 [saga]:2010/07/19(月) 22:29:43.59 ID:2ia1/IA0
短いけど繋ぎのとこだけしか書けてません

とりあえず投下します
337 :1 [saga]:2010/07/19(月) 22:32:37.18 ID:2ia1/IA0
垣根は真っ先に、その白い翼を高密度の絶縁体へと変えた。
無論、見た目は真っ白のままである。

美琴は前髪から雷撃の槍を撃ち出す。
バチン、と空中放電を繰り返しながら垣根に向かって突き進む。
青白い閃光とともにそれは垣根に当たるはずだった。
しかし―――

垣根「っはぁ!笑わせんな。
まさかその程度で俺に勝とうなんざ思っちゃいねぇよな」

垣根は白い翼でその電撃を止めた。

美琴は薄く笑うと、スカートのポケットからコインを取り出す。
狙いは垣根の足元、地面。
超能力者の力をもってすれば、地面をえぐるなんて造作もないことだ。
美琴は本気の『超電磁砲』を撃った。
速度は音速の三倍。人間の視認してからの脳の命令速度を大幅に上回る。
従って、垣根の足元から無くなったコンクリートの破片が彼の体を傷付けるまでに彼は反応できない

―――はずだった。

垣根は攻撃を予測していたかのように防ぎ、自分を嘲笑っていたのだ。

美琴は少しは予想していたものの、ここまで完璧にガードされるとは思っていなかったのである。

美琴(かすり傷すら付けられない、か……)

垣根「コンクリートを間接的に扱って攻撃、か。
悪くはないが―――『格上』を倒すには全っ然足りないんじゃねぇの?」

美琴「ッなら!」

美琴は必殺技『超電磁砲』を連続で撃ち出す。

4発、5発……。

美琴「全部……弾かれた!?」

ありえない。
ありえない。

338 :1 [saga]:2010/07/19(月) 22:35:00.11 ID:2ia1/IA0
同じ超能力者でも、一つ違うだけでこんなにも違うものなの?


垣根「あれ?もう終わりか?
ハッ第三位も所詮はこんなもんか。
これじゃ昨日と一緒じゃねえか。
常盤台のお嬢様は学習能力がないんですかぁ?」

垣根は美琴を挑発する。
その意図は――――分からない。

垣根「てめぇがそんなんだから、可愛い可愛い『妹達』も殺されたんじゃねえの?」

美琴「―――ッうるさい!」

美琴は自分でも分からない内に電撃が漏れていた。

体中の毛が静電気で逆立つ。

垣根「『妹達』も大変だなぁ、こんな雑魚が姉で」

垣根は、逆鱗に触れるようなことをわざと言っている。

普段なら安い挑発には乗らない美琴も、この男だけは許せないようだ。

美琴「あんたに―――あんたに、なにが分かるっていうの!!!」

美琴は、近くに路駐してあった車を飛翔体として、超電磁砲を放った。



―――凄まじい爆発音に次いで聞こえてきたのは、憎たらしい男の声。

「はっこんなことぐれぇでキレんなよ」


――無傷。

美琴は、昨日と比べほどにならないほどの絶望感を味わい、倒れた。

(そんな……あたしの、最大が!?)
339 :1 [saga]:2010/07/19(月) 22:36:51.85 ID:2ia1/IA0
side一方通行



一方通行は、倒れる寸前、閃光に包まれたおかげで意識がかろうじて繋がっている状態だった。

―――デジャヴュ……かァ?

こんな感覚を言うのだろう。
昨日もピンチのとき、青白い閃光に助けられたからだ。

一方(御坂は……?垣根と戦ってンのか)

美琴の体から漏電しているのがここからでも分かる。
能力の暴走の予兆だろう。

一際大きな爆発音が響いた。

一方(なンでだ……御坂が、倒れて)

美琴が倒れる瞬間を目撃した一方通行は、自分の中のなにかが弾けた。


―――懐かしい感覚。

一方通行は、背中を負の感情が走っていることを感じ、気味悪がった。


背中が裂けそうな感じ。




一方通行は、大切な人が深く傷つけられるのを見て、


―――発狂した。
340 : [saga]:2010/07/19(月) 22:40:38.39 ID:2ia1/IA0
短い上、厨二展開バリバリで申し訳ないが、ここで投下終了です

もうすぐこのssは終了です
支援してくださっている方々、元気付きます
感謝感謝
341 : [saga]:2010/07/19(月) 22:43:48.03 ID:2ia1/IA0
気になる方もいると思うので

デシャヴって携帯で打ったらデジャヴュって候補にあったんでそのまま使いました

どっちが正しいのかw
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/19(月) 22:58:04.43 ID:dCVi16Uo
どっちでも意味は伝わるし、細けぇこと(ry
343 :報告 すみません [sage]:2010/07/20(火) 19:06:59.78 ID:hclPY1A0
まとめて投下したいんで、27日に投下予定です
本編はそれで終わりになります

ここに来れない分、書き溜め頑張ります
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/21(水) 00:02:09.77 ID:tQkPxsAO
超期待して待ってます!
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/22(木) 20:33:02.79 ID:vtZmwjw0
期待期待
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/27(火) 18:06:15.53 ID:vQikMESO
今日来るかな?
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/30(金) 20:53:58.30 ID:kdE/XG.0
来・ネ・エ
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/30(金) 21:12:51.54 ID:weizY0.0
来てぇぇええええ
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/30(金) 21:18:35.88 ID:N7WQNUDO
27日に書く・・・!書くが・・・
今回まだその月と年の指定まではしていない
そのことを諸君らも思い出して頂きたい
つまり・・・>>1がその気になれば話が進むのは
10年後20年後ということも可能だろう・・・ということ・・・!
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/30(金) 21:40:47.52 ID:duSvTsAO
>>349
なん、だと・・・?




























なん・・・だ、と・・・?
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/31(土) 12:16:22.65 ID:t7P/CFE0
>>349
う…そだ、うそだ、うそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだ
うそだぁぁああああああああああ―――――――――ッ!!!!!
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/31(土) 23:13:03.87 ID:RAFiMJM0
>>349-350
逆転の発想でもしかしたら来月の27日に書くかも知れんということだ!
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/01(日) 18:57:35.22 ID:R97rd1w0
>>352
その考え方があったかッ!?!!!!
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/03(火) 12:09:43.67 ID:AoKQ/MDO
>>352
こりゃ一本とられたな
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/03(火) 13:26:36.46 ID:uLG5rC.0
>>354
ワンピース?
イワンコフ
356 :1 [sage]:2010/08/04(水) 23:01:08.37 ID:CQ75bVY0
本当に、本当にすみません(∋_∈)

部活の合宿から帰ってきたら、親に履歴みられて、メモ帳やらマイリストやらを漁られて、挙げ句の果てに消されてしまいました。
投下予定だったものも消えてしまい、傷心に浸っていましたが、今更ながら復旧を進めています。
何故今頃かというと、海外旅行に行っていたからです。

言い訳がましい上、皆様のご期待に添えなく、申し訳ありません。
休みを活用し、なるべく早く投下できるようにしたいです。

応援してくださってる方々、ありがとうございます
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/04(水) 23:29:10.20 ID:AcLxc.AO
うわぁ・・・それはまたヤラレタな・・・

でも投げ出さないで報告に来て、新しく作ってくれてすっごく嬉しいよってミサカはミサ(ry)

ゆっくりでいいから無理せずに頑張ってね

あとageるけど許してね
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/04(水) 23:35:44.53 ID:p2pZCUAO
親に見られるって恥ずかしいな
359 : [sage]:2010/08/05(木) 00:08:27.58 ID:kLfG/Js0
>>358それはもう......
□□「〜」 ばっかりで
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 10:29:25.37 ID:hAtfktk0
ご愁傷様
投げ出さずに報告してくれてありがとう
ガンバレ ガンバレ
361 : [sage]:2010/08/07(土) 13:41:29.17 ID:vTZF3RY0
遅くなりましたが、ちょっと書けたので今夜投下しますね
10時くらいにきます
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 14:56:00.42 ID:LFeKuwMo
待ってました!
363 : :2010/08/07(土) 22:20:12.05 ID:vTZF3RY0
少ないですが、投下します
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/07(土) 22:24:41.52 ID:vTZF3RY0
「pjnh殺uxfbpjv死zebgjtqg」

一方通行の背中から『闇』が噴出していく。
黒く、深く。
世界を飲み込んでしまいそうなドス黒い一対の翼が一方通行を、世界を蝕んでいく。

垣根「第一位………!?なぜ立ち上がれる」

答える者は誰もいない。

「mgjae呪qz8ijcmviq憎b35vqgad……

一方通行の暴走は止まらない。

垣根「こいよ第一位!前みたいにはいかねぇぞ」

一方通行は、既に意識がない。ただただ、憎悪、闇に縛られるがまま暴走している。
垣根の生み出した答えは一つ。

―――絶対能力(レベル6)―――

一方通行は、今まさに学園都市頂点に君臨している。

垣根「そうだよ。それだよ第一位!!てめえには『光』は似合わねぇ!」

垣根は、高揚した気分を力に変え、自身の経験したことのない程の巨大な純白の翼を創りあげていく。
一方通行の憎しみに満ちた声は止まらない。

垣根「ぶちまけろ!第一位!!」

垣根は、全力で一方通行のその翼に切り掛かる。

しかし―――


パキンッ

垣根「―――ッぐぁ!!?」

垣根が攻撃に使用した翼が根本から折れた。


………ありえない。


これが『最強』一方通行
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/07(土) 22:27:25.26 ID:vTZF3RY0
垣根は反撃に出ようとするが、一方通行の翼によって空気ごと切断された。
垣根は声も出せないまま、力尽きた。

垣根帝督は息絶えたが、一方通行の暴走は止まらない。

この世の全てを憎みきったような声は続いている。

黒翼は周辺の地面をえぐり、建物を巻き込んで拡大していく。
美琴は、薄れつつある意識を覚醒させ、身を守ろうとする

――――――しかし。

美琴は、すぐさま鉄筋コンクリートの破片を磁力で固め、盾にしようとした、が。

『超能力者』として、『人間』として悟った。


―――無理、だ。―――


第二位『未元物質』をいとも簡単に飲み込んだその漆黒を前にして、直感が告げたのだ。
悪魔を目の前にし、震える足は止まらない。
『超能力者(レベル5)』や『無能力者』など関係ない理不尽な破壊力。

恐怖で演算が組めない。


―――その全てが、悲しかった。
一方通行は『人間である』という大前提を無視している。
無茶苦茶だ。

……闘おうとすること自体が許されない存在―――彼が求めていたハズの。
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/07(土) 22:29:23.59 ID:vTZF3RY0
見境のない攻撃は続いている。
当然の如く美琴にも牙を向けたそれは、周囲を喰らいながら迫って来る。
学園都市には、世界中にはどこを探してもこの状況を打破できる者はいない。


――――だが、もしも。

神の定めたことを捩曲げることができる人ならば。
奇跡を当たり前のように起こす人ならば。

その存在そのものが『奇跡』ならば――――


少なくとも、美琴は一人知っている。
困っている人をほっとけない、これでもかと言うほどのお人好しを。

美琴は知らず知らずの内に涙を零しながら必死に願う。

(来て……お願い!)

しかし、体にかかっている負担は想像を絶するものであり、その希望を最後に、美琴は足元から――……
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/07(土) 22:32:46.03 ID:vTZF3RY0
……崩れ落ちかけた時。
当たり前のように現れた者は上条当麻。

上条は、倒れかけた美琴を抱き寄せ、「大丈夫か?」と声をかける。
返事は無いが、口元が弛緩しているのが分かる。
上条が現れて嬉しいのだ。

「無茶すんなって言っただろ?」

間をおいて一言。

「御坂は必要とされてるんだ。もちろん俺にもな。
だから、一人で抱えこもうとするな。それでお前がくたばったりしたら、少なくとも俺はめちゃくちゃに悲しむ」

そう言い、上条は悪魔の元へと向かっていく。

例えるなら、『光』。
『闇』と対照的な存在だ。


一筋の光は、巨大な闇に立ち向かう―――
368 : [saga]:2010/08/07(土) 22:36:56.47 ID:vTZF3RY0
これで今日はおしまいです

ーーーが多過ぎますね、私の文。
読み辛かったらすみません

次回はいつになるか分かりませんが、見てくださってる方、ありがとうございます
なるべく早めに来たいです
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 18:01:23.61 ID:Iy98H8M0
おお、いつの間に。

>>1乙〜
ガンバレ
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 20:56:08.12 ID:ZwDkwEAO
乙っした

立ち直りが思ったより早くて驚いた
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 21:28:10.87 ID:Iy98H8M0
なんかこのスレ、>>1が投下すると過疎る傾向があるなw











俺のスレもそうだ
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 00:59:04.64 ID:oRQgTIDO
>>371
一回一回書いた後にレスがほしいならそう言えよ
こっちは基本的に読むだけで満足してるんだよ
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 18:58:04.29 ID:YHAl5.I0
ROM専多し
俺もそんな感じだけど
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 20:15:55.89 ID:Ow6ZrQSO
来ないかなー
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 20:17:22.86 ID:Ow6ZrQSO
あげてしまって申し訳ない
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 20:22:53.30 ID:ffibWYAO
来たかと思ったじゃないか




ゆ る す
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 19:57:09.50 ID:2RW1GT60
まっだかな〜
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/20(金) 18:26:48.33 ID:KSU9oQs0
あげ
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 21:05:24.27 ID:huFUD.U0
きてー
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 13:54:29.19 ID:XIWl4aE0
きてー
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 19:19:38.99 ID:CH8V68Ao
きてー
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/30(月) 13:20:54.51 ID:jeWE7UAO
きてー
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/01(水) 14:01:37.06 ID:GbsaADA0
>>1はどこ?
報告願う
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/03(金) 23:58:51.00 ID:E./NZsAO
きてー
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 02:09:25.06 ID:UWZmI4Io
書き手のレスがないまま1ヶ月以上が経過したのでHTML化のご案内です

製作速報VIP(クリエイター)は長期間書き込みがなくてもdat落ちしません
もし続ける意思がなくなった場合は、以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は、2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
放置スレを減らし、製作速報をみんなで住み良い場所にしていきましょう
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 23:20:47.12 ID:0h5PLoAO
きてー!
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 00:01:50.76 ID:prrDBJEo
まだか
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 00:13:41.04 ID:W/JGRaoo
忘れちゃったの?
389 :385 [sage]:2010/09/13(月) 12:07:13.90 ID:0GfkP4wo
追記です
HTML化案内後1ヶ月経過しても書き手のレスがない場合は、放置スレと判断してこちらでHTML化依頼を出させて頂きます
みんなで仲良く製作速報を使うための処置ですので、申し訳ないですがご了承ください
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/14(火) 21:05:05.14 ID:9E8KgwAO
きてー!!
マジお願いします
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 23:47:43.57 ID:VdCIdh6o
もうこないのかな
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 22:52:04.22 ID:Qe.L9sSO
age
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/22(金) 22:52:11.09 ID:Qe.L9sSO
age
394 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/11(土) 17:20:33.72 ID:cglwfwSO
age
395 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [age]:2010/12/11(土) 23:23:57.48 ID:deBqjWM0
あげ
396 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [age]:2010/12/12(日) 07:28:05.16 ID:3ZNthYk0
あげ
397 :lain. [sage]:2011/02/20(日) 09:57:21.70 ID:???
SS・やる夫系スレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
134.18 KB   

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