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鬼作「SSS 死んだ世界戦線だと?」 -
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1 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/23(金) 01:02:57.96 ID:AjXpcJAo
VIPのスレ落ちたけど完結させたい
ここに移ってもいい?
遅筆だけど
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/
トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/
【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/
ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/
【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/
ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/
2 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:21:54.65 ID:AjXpcJAo
あ、前スレ貼り忘れてた
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1279190075/
でスレの続きから
3 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:24:42.16 ID:AjXpcJAo
※いくつか本編で出てなかったり、違った設定があるかも知れません
松下「でも・・・確かにヤツなら・・・・」
大山「?!松下五段っ!!」
松下「大山、椎名の部屋の中の犬のぬいぐるみを思い出せ」
大山「そう・・・だけど・・・」
ユイ「なんの話ですか?」
松下「あれは俺達SSSが作ったもんだ」
ユイ「え?」
野田「椎名・・・ヤツは昔・・・俺達の敵だった!」
ユイ「!」
メガネ「なんですって?!」
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:26:50.13 ID:AjXpcJAo
メガネ「なんですって?!」
大山「椎名さんより後からSSSに入った人たちは知ないんだろうけど・・・」
野田「ヤツは、天使とまでとは言わないでも」
野田「十分強敵だった」
松下「ああ」
松下「そして、俺達SSSはヤツが可愛いものが好きだということ知って」
松下「冗談半分でギルドに犬のぬいぐるみを作らせて、戦闘中に使ってみたら・・・」
藤巻「まぁ、それが効果抜群だった訳だ」
松下「俺達は対椎名武装として犬のぬいぐるみを大量に作った」
松下「そして椎名はゆりっぺの説得でSSSに入った・・・しかし」
5 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:28:01.74 ID:AjXpcJAo
野田「確かに椎名は仲間になったが・・・今はヤツを信用できねぇえ!!」
藤巻「・・・野田みたいなヤツがいるから、未だにギルドのトラップには対椎名の物もある」フゥ
野田「だから!お前らも俺の言ったことが本当だって信じろよ!!俺はゆりっぺの病室の前で・・・・っ!!」
野田「んんっ・・・そうだ!ゆりっぺはどうした?!目は覚めたのか!?」カッ
大山「まだ眠ってる・・・人手が足りないからモブSSSメンバーに警備をさせてるけど・・・」
野田「なにっ!!!ゆりっぺの様子を見てくる!!」
野田「ゆりっぺぇええええええ!!!!」ダダダダダ
6 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:29:40.51 ID:AjXpcJAo
ユイ「野田先輩、ゆりっぺさんの病室に行っちゃいました・・・信用できるんですよね?」
大山「たぶんね、あの人アホだから」
松下「アホだから・・・嘘もついていない・・・か」
藤巻「っち、わかったよ!野田の言ったこと信用してやるか・・・」
入江「でも・・・今まで仲間だったのに・・・なんで」
松下「それはわからん」
7 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:32:05.22 ID:AjXpcJAo
松下「だが、ヤツが敵だったことも事実だし、他のSSS内にも野田みたいに椎名を警戒しているやつがいるのも事実」
松下「俺が・・・あの血の雨の夜に、無理言って大山に女子寮を見に行かせたのも」
松下「SSSになにかあったら、まず椎名を監視しないといけないと思ったからなんだ・・・」
大山「・・・だから・・・僕に女装を?」
松下「いや、ありゃ趣味だ」
大山「おいコラ」
入江 関根「「(大山君の趣味じゃなかったんだ・・・)」」
松下「あの時点で椎名が吸血鬼だなんて考えてもいなかったが・・・高松の話を聞いてな」
松下「椎名を吸血鬼と疑っていた訳ではないが、あいつが吸血鬼であるにしても、ないにしても」
松下「その夜のうちに、あいつの動向は知っていた方が皆安心できるからな。椎名を信じる為に大山に女装させたんだが・・・」
松下「しかし、あいつは血の雨の夜には校長室にも、自室にも帰っていなかった・・・」
松下「それに加えて、野田が襲われたとなると・・・椎名は、とりあえず敵だと見ておいたほうがSSS内も混乱しない」
8 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:36:50.82 ID:AjXpcJAo
メガネ「そうですね、吸血鬼勢力の全貌が見えない中で希望的な考えは危険です」
大山「『疑わしきは罰せず』、ついこの前まではそんな関係だったのに・・・」
藤巻「でもあのTKを・・・吸血鬼の能力を見せつけられちまったら・・・」
松下「こうやってSSS内を疑心暗鬼にさせるのが、昨夜の吸血鬼の狙いだろう」
松下「悩んでいてもしかたがない・・・とりあえず、体育館で定めた目標を頑張って士気を高めよう」
松下「士気が高まれば、結束も強まる」
入江「目標?」
大山「あぁ、天使に生徒会長を何とかして辞めさせるんだ」
大山「それが目下の僕らの目標だよ」
入江「そう・・・(天使って、私達を助けてくれたんだよね)」
大山「・・・天使をSSSの仲間にするためだよ」
入江「!そっか」
9 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:40:36.09 ID:AjXpcJAo
関根「岩沢さんも、ひさ子さんもいなくて・・・私達は何をすればいいの?」
松下「ん〜、アレンジでも新曲でもいいから4人で演奏できるようにしておいてくれ」
松下「これからもSSSにはガルデモは必要だ」
松下「今新人募集しても、信用的にも技術的にも問題がでるだろ?」
ユイ「ギター、1人になっちゃうんですね・・・」
10 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 01:52:52.63 ID:AjXpcJAo
藤巻「もうひとついいか?」
メガネ「なんですか?」
藤巻「今、これを言うのは恐ろしいんだが・・・」
藤巻「ギルドに降りないか?弾薬がもうないに等しい」
松下「ついに・・・この人数でか?」ゴクリ
メガネ「一応モブSSSの方々にも声をかけてみますが・・・期待はできませんよ?」
藤巻「ああ、ゆりっぺか遊佐の事前連絡ナシで行くとトラップ地獄だ」
藤巻「でも、天使をやるにしても、吸血鬼をやるにしても武器は必要だぜ?」
大山「・・・命が幾つあってもあそこは気がひけるなぁ」
メガネ「しかし、確かに武器がないことには」
松下「あとは新しい通信機器と、遊佐に代わる新しい通信係も必要だ」
藤巻「ああ、昨夜のオペレーションで通信係が以下に重要か思い知ったぜ・・・」
メガネ「今から寮に待機しているモブSSS達に連絡してきます」
メガネ「では・・・トラップだらけのギルドに向かう勇気のある人だけ」
メガネ「昼過ぎに、体育館のギルド入り口に集合しましょう」
11 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 02:00:23.58 ID:AjXpcJAo
〜〜〜とある地下調教室〜〜〜
遊佐(奴隷)「・・・連絡がありました」
鬼作「そんじゃあ、ボチボチ準備して行くかぁ〜」
直井「鬼作さん・・・ご武運を!!」
〜〜〜保健室〜〜〜
野田「ゆりっぺ・・・」
ゆり「・・・ぅ・・ぅう」
ゆり「(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい)」
ゆり「(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい)」
ゆり「(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい)」
ゆり「ぅ・・・ご、めん・・・ね・・・・」
野田「うなされてる・・・」
野田「(そうだよな・・・このセカイに来て・・・男に襲われたことなんて・・・)」
野田「(生前のトラウマがでてきてもおかしくもない)」
野田「いや、もしやこれも吸血鬼の力なのか?」
ゆり「・・・・」スゥー
野田「ゆりっぺェ・・・」
12 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 02:28:47.93 ID:AjXpcJAo
今になって、台詞のみの文章で書くのが難しくなってきた
伏線回収するのに描写が擬音のみはキツい
VIPと違って行数制限ないなら今からでも書き方変えた方がいいのかな
〜〜〜体育館〜〜〜
メガネ「道順は覚えていますね?できるだけ最短√で参りましょう!」
松下「天使は今も午後の授業中だ。焦ることはない・・・何日掛かるかわからんが」ボソッ
藤巻「しっかし、また全然集まらなかったなぁ〜」
藤巻「ちゃんと全員に連絡はしたんだよな?」
メガネ「はい。ちゃんと皆さん指示どうり、自室に待機していましたよ・・・野田君以外は」
松下「死にに行くようなもんだからな・・・特に慣れないやつは嫌がるだろう」
ユイ「さぁ!もぅ、張り切っていきましょう!ジャンジャン行きましょう!!」
大山「ユイちゃんって勇気あるよね」ハハハ
ユイ「だって」
ユイ「今日も皆さん、なんだか切羽詰ってるじゃないですか!」
ユイ「皆危ない!あたしも危ない!!ならいいじゃないですか!!!」アッハハハ
藤巻「全然わからん」
松下「やっぱりアホなのか?」
大山「なにか鬼気迫るものすら感じるよね・・・」ゾクッ
メガネ「それでは皆さん!」
メガネ「準備はできましたか!?食料は!?飲料水は!?死ぬ覚悟は!?」
藤巻「あいつ、なんだかハイになってるぜ?」
大山「というか、半分ヤケだよね?あれって」
メガネ「それでは総員!降下開始!!」
13 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 03:27:07.54 ID:AjXpcJAo
〜〜〜体育館下 地下通路〜〜〜
ユイ「やった、降下完了!ここがギルドですか!!」
藤巻「アホ、まだギルドへ地下通路に出ただけだ」
大山「ここからが本当の地獄だ・・・」
チャー「おおっ、お前ら!こんなところで何してるんだ?」
松下「チャーさん!!」
藤巻「ええぇ!?」
メガネ「チャーさんこそ、なんでここに!?」
チャー「いや、お前らのところのリーダーと遊佐から定期連絡がなくてな」
チャー「通信機器の故障かと思って、今ちょうど上に行こうとしていたんだ」
メガネ「じゃあ、僕らはトラップの中を行かなくてもいいんですか?」パァー
チャー「お前らこそ、どうした?」
大山「僕達も丁度ギルドに降りようとしていたんです」
藤巻「弾薬が尽きまして、補給に来たんっす!」
チャー「とにかく一旦、上にでないか?」
チャー「通信機が壊れているんだと思って、ギルドから人員を連れてきている」
藤巻「人員?」
チャー「ああ、お前ら2人とも!挨拶しろ!」
ギルド員1「はい!どうも、自分はギルド員1と言います!通信機器の修理員としてチャーさんに付いて参りました!」
ギルド員2「はいはい、え〜私、今回通信機器の調整をしてくれと言われて参りました」
ギルド員2(鬼作)「名を・・・鬼作と、申します」ヒヒヒ
14 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/23(金) 04:54:33.33 ID:AjXpcJAo
やっぱりこういうのって
>>1
から書き直したほうがいいの?
〜〜〜以下 回想〜〜〜
前スレ
>>191
より
鬼作「そう、まだ5日ある」
鬼作「目下俺様の目的は・・・SSSに潜入することだぁ」
直井「そんな!もう既にSSSにはスパイを潜ませているじゃないですか!」
直井「僕の側からいなくならないで下さいよぉ、鬼作さぁん!!!」
鬼作「やかましい!SSSの奴らを全員奴隷にするのに、スパイ使ってチマチマやってられっか!!!」
鬼作「SSSの奴ら、NPCのように素直に授業を受けてねぇからな」
鬼作「奴らの行動を把握するのはSSS内に潜入するのが早ぇんだよぉ!」
鬼作「いや、それだと足りねぇな。俺様は奴らの行動だけじゃなく、情報を掌握してぇんだ」
直井「そんな、どうやって?今さら新人の振りしてSSSに入隊希望するんですか?」
鬼作「あながち、間違っちゃいねぇな・・・・けどよぉ」
鬼作「今奴らは吸血鬼を探してんだ、混乱して余裕もねぇはずだし」
鬼作「いきなり現れた、見ず知らずの俺を信用するとは思わねぇ」
直井「でしたら、いったい如何なる手段を用いて?」
鬼作「新人が入隊希望する分んは変わんねぇよ・・・ただ」
鬼作「ワンクッション間に入れて、俺は『いきなり現れた見ず知らずの男』じゃなくなる」ニヤリ
直井「スパイを介して紹介してもらうと?」
鬼作「人を介してじゃねぇな・・・組織を介してだぁ」
鬼作「つまり俺にこのセカイでの経歴を作るんだよ、ギルドに所属しているってなぁあ」ヒヒヒ
直井「ギルド??」
鬼作「どうやらSSSの連中は地下にギルドっていう下部組織を持っていて、そいつらに武器を作らしているらしい」
鬼作「なんでも、ギルドは地下にあって、頻繁に行き来するとこじゃないらしいぜぇ?」
鬼作「しかも、ギルド全員の顔を把握しているのは、リーダーと遊佐だけらしい」
15 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/23(金) 06:20:04.72 ID:VaPxG8Mo
前スレが何レスまで行って落ちたのかわからん…
16 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/23(金) 08:07:34.92 ID:AjXpcJAo
550レスって少ないかな?
あまりに遅筆すぎて一週間経って投下途中でスレ落ちちゃった
規制が続いててVIPのスレ落ちる期間すっかり忘れてた
投下途中で落ちちゃって、誘導も出来なかったけど
一週間も保守してくれてた人たちに申し訳ないなって思って書ききろうと思った
17 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/23(金) 20:29:03.10 ID:1z0cYlUo
こっちに来ていたのか
セリフのみがきついなら変えちゃっても問題ないと思うよ
18 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 02:59:04.90 ID:PFuVapUo
直井「らしい、らしいって・・・仮にギルドとやらがあったとしても」
直井「その情報がどこまで信用できるんですか?」
鬼作「これは全部遊佐ちゃんからの情報だぜぇ?」ヒヒヒ
鬼作「遊佐ちゃんはSSSのリーダーの補佐役だったんだろが」
鬼作「他のヤツからの情報より信用できるぜ」
直井「しかし!」
鬼作「まさか俺様の調教が信用できねぇのか?なんならもう一度てめぇを躾けてやろうかぁ?!」
直井「そ、それは!ぜひ!///」ポッ
鬼作「・・・っち!調子のいいヤツだぜぇ」
鬼作「おいっ!!!」
遊佐(奴隷)「・・・はい」
鬼作「今からギルドで一番偉いやつを呼び出せい!!!」
遊佐(奴隷)「了解しました」
ピピピピ
19 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 03:05:40.76 ID:PFuVapUo
遊佐(奴隷)「・・・こちらSSSの遊佐です。チャーさん、応答願います」
チャー『おう、定期連絡か?お疲れさん・・・だが』
チャー『こっちの受信先みてると、お前の持ってる端末からの連絡じゃないみたいだが?』
遊佐(奴隷)「」ギクッ
直井「(マズイ!遊佐の通信端末は血の雨の夜、食堂の中に置いて来たぞ!!)」
遊佐(奴隷)「・・・・」
遊佐(奴隷)「・・・えっと、実はそのことで・・・私の通信端末が壊れてしまいまして」
チャー『なに?!しっかりしてくれよ。お前の持ってる端末はSSSのホスト端末なんだからな』
チャー『お前の端末が壊れるとSSS全員の端末を新調しないと・・・』
遊佐(奴隷)「申し訳ありません。ですが全員分宜しくお願いします」
チャー『ふぅ、了解』
遊佐(奴隷)「あと、もう1つ」
遊佐(奴隷)「ゆりっぺさんについて重大なお話があります」
チャー『!!』
遊佐(奴隷)「・・・他言無用な内容ですので」
遊佐(奴隷)「・・・チャーさん1人で地下通路の入り口まで来て下しあ」
チャー『わかった・・・体育館の方の地下通路に行く』
遊佐(奴隷)「・・・私は既に着いて待っております」
チャー『なら今から急いで行く』
20 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 03:09:55.12 ID:PFuVapUo
鬼作「ひひひ、どうだぁ?」
鬼作「遊佐ちゃんはギルドに嘘ついて、しかもフォローしてくれただろ?」
鬼作「すっかり俺の奴隷だろぉ??」ニヤリ
直井「さすがですっ、鬼作さぁん///」
鬼作「遊佐ちゃんも、俺様の奴隷になれて嬉しいよなぁああ?!」
遊佐(奴隷)「・・・嬉しい、です///」
鬼作「しかも、なにやら新しい通信機器まで用意して下さるようで〜」
鬼作「まさに、いたれりつくせりだぜぇえええ!!」
鬼作「その新しい通信機器とやらは俺達でありがたく使わしていただきましょうかねぇえ?」フヒヒ
21 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 03:14:05.35 ID:PFuVapUo
〜〜〜〜
・
・
・
鬼作「」コソコソ
直井「」コソコソ
奴隷共「」コソコソ
コツコツ
鬼作「来たぜぇ!」
直井「うほっ」
遊佐(奴隷)「・・・」
チャー「待たせたな」
遊佐(奴隷)「・・・いえ、わざわざお越しいただいてすみません」
遊佐(奴隷)「・・・お1人ですよね?」
チャー「あぁ、なにやらワケありみたいだったし」
チャー「遊佐が直接会いに来るってのも、珍しいからな」
遊佐(奴隷)「・・・そうですね」
チャー「・・・ゆりっぺは来ていないのか」
チャー「新しい通信機は今全力で作っている。あとで持ってこさせる」
チャー「それよりも」
チャー「ゆりっぺについての重大な話ってのは何だ?」
22 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 03:28:25.55 ID:PFuVapUo
遊佐(奴隷)「(・・・チャーさんを1人で呼び出す為の方便だったけど・・・正直に答えるか)」
遊佐(奴隷)「ゆりっぺさんは・・・眠っています」
チャー「?つまりどういう?それは深刻なことなのか?」
チャー「天使に眠らされたとか?」
遊佐(奴隷)「・・・いや、それは」
バッ
鬼作「俺様が眠らせたんだよぉおお!!!」
チャー「お前は!!・・・えっと誰だ?」
直井「ですよねー」
チャー「っ!なぜNPCがこんなところに!?」
直井「ふん、僕は神だ!」
チャー「何言ってるんだ?・・・もしや、ゆりっぺは!」
鬼作「そんなことよりも」
23 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 03:32:28.71 ID:PFuVapUo
鬼作「ひっひっひ」
鬼作「お嬢ちゃ〜ん、いい髭してるねぇ?」
チャー「今は重要な話を!(・・・お嬢ちゃん?)」
鬼作「髭のお嬢ちゃ〜ん・・・一緒に来て」
鬼作「おじさんといいことしようぜぇえ?」ガシッ
チャー「話が見えん・・・いいから放せ」グググッ
鬼作「おおっ?随分鍛えてらっしゃるっ」ギリギリギリ
チャー「!?」
鬼作「はやく、いいこと、しようじゃありませんかぁあ?髭のお嬢ちゃぁあん?!!!」
チャー「えぇ?!ちょっと、え?マジで?いいことって、ちょっ」ゾッ
鬼作「ひっひっひ、こんなところでするのも無粋だよねぇ?」
鬼作「お前ら!連れてけっ!!!」
奴隷共「ぶっひぃ!(ラジャ!)」ワサワサ
チャー「だから!だから、ワケが・・・おぃ!今だれか尻を触ったぞ!!」ギャーギャー
鬼作「今夜は・・・俺様の肉棒でキツく躾けて」
鬼作「俺のいうことだけ聞く淫乱奴隷にしてやるぜぇ?髭のお嬢さ〜ん」ヒヒヒ
チャー「」
奴隷共「ぶひぶひっ」ワッショイワッショイ
ダダダダダダダダ
直井「(髭の、お嬢さんwwwww)」プププ
遊佐(奴隷)「(・・・これは、濃厚なものになりそう)///」ゴクリ
―そして夜が明けて
チャー(だったもの)「ぶひぃ」
24 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 07:22:11.45 ID:6ghTkK2o
こっちに来てたか、応援してるぜ
25 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/25(日) 05:51:54.65 ID:THuch3Uo
鬼作「ひっひっひぃ、これから俺のいう命令をちゃんと聞けよ?」
鬼作「黙っていい子にしてりゃ、また気持ちいいことしてやってもいい」ボッキーン
チャー(ry「ぶひぶひぃ///」ジュンッ
鬼作「俺達のことは、他言無用・・・なのは当然だが」
鬼作「SSSの前では、俺はギルドの一員で通信技師ってことにしろ」
チャー(ry 改め、豚「ぶひぃ!」
鬼作「そうだねぇ〜あと口裏合わせに、もう1人ギルドに奴隷が欲しいねぇ、ん?」チラッ
チャー(豚)「それなら、ギルド員1を呼んで来ますっ!ぜひ犯してやって下さい!」キリッ
鬼作「それならついでにギルドに色々注文しとこうかねぇ?SSSの発注ってことにして」ウシシシ
チャー(豚)「了解、ぶひぃ!!」
直井「これで、下準備は完璧ですね」
鬼作「いや、俺も一応変装に髭でもつけておくかぁ〜」ゴソゴソ
鬼作(髭)「どうだぁ??」
直井「ステキです、鬼作さぁん///」
26 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/25(日) 05:56:00.45 ID:THuch3Uo
〜〜〜回想終了 再び体育館地下通路〜〜〜
藤巻「通信機器の調整って?」
チャー(豚)「あ〜、説明が面倒だな」
チャー(豚)「つまりは遊佐みたいに通信を管理して、オペレーターみたいなことをするヤツだよ」チラッ
メガネ「・・・!」
チャー(豚)「鬼作はギルド員1が修理した遊佐の通信機を、遊佐と協力して使い物になるようにするために連れてきた人員だが(嘘)」
チャー(豚)「・・・そういえば、ゆりっぺと遊佐はどうしているんだ?」シレッ
チャー(豚)「むこうからもこっちからもSSSに連絡つかねぇし」
チャー(豚)「今回はタイミングが良かったが、もう少しで行き違いになるところだったぞ?」
鬼作(髭)「(タイミング図って登場したんですけどねぇ〜)」ヒヒヒ
大山「ゆりっぺと遊佐さんは・・・」
松下「ゆりっぺは・・・新たな敵にやられて臥せています」
チャー(豚)「新たな敵、だと?」
藤巻「実はかくかくしかじかで」
チャー(豚)「吸血鬼か・・・初耳だな」
チャー(豚)「成る程、遊佐もいなくなってしまったから連絡がつかなかったのか」シレッ
ユイ「いなくなった・・・」
大山「ギルドに話はいってないんですね?」
ギルド員1(豚)「えぇ、そんな恐ろしいこと初耳っす」シレッ
鬼作(髭)「おぉ、こわいこわい」
27 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/25(日) 05:58:40.87 ID:THuch3Uo
松下「そうだ、遊佐がいないとギルドと連絡が出来ないんだった」
藤巻「なら、弾薬の補充はどうすんだ?」
藤巻「この前に補充頼んだばっかりだったから、新しく弾薬補充となると昨日今日で用意できるもんじゃないいっすよね?」
チャー(豚)「そうだな、2、3日時間をくれ」
藤巻「補充弾薬が用意できたら、俺達SSSにどうやって、知らせるんすか?」
藤巻「作ってもらった弾薬を、わざわざギルドの連中に地上へ持って来てもらうのも・・・」
チャー(豚)「そうだな」
チャー(豚)「なら、ギルド員1と鬼作をSSSに置いていく」
チャー(豚)「こいつら2人の通信機からはギルドと連絡が出来る」
松下「そうか、それなら俺達SSSの人数分の新しい通信機も作ってもらえないか?」
松下「遊佐がいなくなってしまって、SSS内の通信すら儘ならないんだ」
チャー(豚)「遊佐はともかく、遊佐の持っていたホスト通信端末まで無くしてしまったというなら」
チャー(豚)「元の遊佐の通信機が吸血鬼側に渡ってしまった可能性もあるし」
チャー(豚)「ま、SSS全員分の通信機を新調したほうが、得策だろうな」フフン
28 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/25(日) 06:01:18.48 ID:THuch3Uo
松下「それと、できることなら・・・・なぁ?」チラッ
メガネ「!・・・コホンッ」
メガネ「遊佐さんがいない今、SSSは新しい通信機器を用意して頂いても通信を管理するオペレーターがいません」
メガネ「そちらの鬼作さんは、遊佐さんのように通信の管理ができるんですよね?」
鬼作(髭)「はいはい、左様で」
メガネ「それでしたら、彼をSSSの正式なメンバーに入隊させたいのですが・・・」
藤巻「そういえば、遊佐に代わる新しい通信係が必要だって言ってたな」
松下「どちらにせよ、SSSの通信機器も新調するんだ」
松下「ギルドとの連絡の為に鬼作さんを置いていくっていうなら、いっそ遊佐に代わる新たなSSSオペレーターにしたい」
メガネ「・・・よろしいですか?チャーさん」
松下「なにぶんSSSは人材が不足しているんで・・・お願いできませんか?」
鬼作(髭)「へぇ・・・私はいっこうに構いませんが」
鬼作(髭)「私なんかで、本当によろしいんで?」
松下「あぁ、あんたにSSSに入ってもらえると心強い」
鬼作(髭)「それなら、よろこんでこの誘いお引き受けしましょうか」ニヤリ
29 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/25(日) 06:13:51.19 ID:THuch3Uo
チャー(豚)「お前がいいのなら、ギルドとしてもいっこうに構わん」
チャー(豚)「SSSの新たなオペレーターとして、頑張って来い!」
チャー(豚)「(ところで鬼作さん、本当にSSSのオペレーターをするんですか?)」コソコソ
鬼作(髭)「(バカ野郎!SSSの新しい通信機器ができたら、新しいホスト通信端末は俺の調教部屋にいる遊佐に渡しに行け!)」ヒソヒソ
鬼作(髭)「(俺様は遊佐を通じてSSSのオペレーターをやってるフリをする)」ヒソヒソ
チャー(豚)「(了解しました、ぶひぃ!)」コソコソ
鬼作(髭)「(ったく、血の雨の夜のうちに遊佐を調教できていればこんな回りくどいことせんでも良かったんだが)」
鬼作(髭)「(あの場で遊佐を手に入れるには、拉致するしかなかった・・・まったく迷惑な血の雨だったぜ)」
鬼作(髭)「(ま、とにかくこれでSSS内の通信は全て俺が掌握したぜぇ)」ヒヒヒ
30 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/25(日) 06:19:29.64 ID:THuch3Uo
大山「なんか邪悪な笑い方してるけど・・・その人ホントに信用できるの?」ジトー
鬼作(髭)「あ、あんた失礼なことを仰るっ」ギクッ
松下「ギルドは吸血鬼のことすら知らなかったようだし、今までギルドにいたのなら」
松下「今いるSSSメンバーよりも信用できるんじゃないか?・・・残念ながらな」
ギルド員1(豚)「えぇ鬼作さんも自分も、ずっとギルドにいましたよ」
鬼作(髭)「随分前にこのセカイに来て以来、一度も地上にでておりませんねぇ〜」
藤巻「そりゃまたキツイな。死んだ後のセカイでさえ穴蔵の中じゃ気が滅入らなかったのか?」
鬼作(髭)「いえいえ、地上にはコワい天使がいると聞いておりましたでね」
ギルド員1(豚)「地下のギルドも住み慣れると結構いいっすよ」
ギルド員1(豚)「鬼作さんみたいな人他にもいますし、あなた方も我々全員を把握してるワケじゃないっすよね?」
藤巻「ああ、いやいや疑ってるワケじゃないんだ、気を悪くしたならスマンな」
大山「僕もすみません。少し疑心暗鬼になっちゃって・・・」ペコリ
鬼作(髭)「あぁ、いえいえ気にしてませんぜ。あの反応はごもっともですんで」
ユイ「なるほどなるほど〜とにかく便利な新しいお仲間が増えるってことですね!?」
ユイ「これは喜ばしい!ぜひ歓迎しないと!」
鬼作(髭)「(おお!この雌豚はなかなか見所があるじゃねぇか)」
ユイ「ところで、SSS内ではあたしの方が先輩だかんな!よぉく覚えとけい!」キャッホー
鬼作(髭)「(なんだ後輩が欲しいだけの只のバカか)」
31 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/25(日) 15:36:11.35 ID:jrY.VmAo
次はおばかちゃんか
楽しみだな!
32 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/27(火) 04:34:17.73 ID:nq6zXEEo
チャー(豚)「さてと」
チャー(豚)「それじゃ俺はギルドに帰って弾薬と通信機器を発注してくる」
チャー(豚)「数が揃えば、鬼作に連絡する。さっきも言ったが2、3日は待ってくれ」
チャー(豚)「他にも作って欲しいものとかギルドに協力して欲しいことがあったら」
チャー(豚)「鬼作かギルド員1に言って連絡するようにしてくれ」
チャー(豚)「鬼作、しっかりやれよ」ポムッ
鬼作(髭)「へぇ、任せて下さい(こんなキャラしてあんなによがりやがって淫乱雌豚め)」ヒヒヒ
チャー(豚)「じゃあな!おまえらも頑張れよ」
メガネ「はい、ギルドの方々にも宜しくお伝え下さい」
チャー(豚)「おぅ!」テクテク
33 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/27(火) 04:36:42.44 ID:nq6zXEEo
ユイ「はぁ〜、チャーさんって硬派な方なんですねぇ〜」
藤巻「行ったか」
松下「今回は本当に助かったな。正直今日は気が重かったんだ」
メガネ「僕もですよ。昼はご飯が喉を通りませんでした・・・」
藤巻「そりゃ賢い選択だ。切断系のトラップに嵌ると、食った飯が生き残ったヤツのトラウマになりかねん」
ユイ「うげっ、生々しいっすね。てかそんな危険なとこだったんだ・・・よかったぁ」
大山「あはは、知らないで来てたんだね」
大山「本当、鬼作さんもギルド員1さんもここまで来てくれて助かったよ」
大山「これからよろしくね」ニコッ
鬼作(髭)「はい、こちらこそ何卒よろしくお願いしますねぇ(このお嬢ちゃんもカワイイヤツじゃねぇか)」ヒヒヒ
ギルド員1(豚)「よろしくっす」
松下「おう、俺もよろしくな」
藤巻「これからしっかり働いてもらうぞ。仕事はたくさんあるぞ、覚悟しとけよ〜」
メガネ「SSSメンバーへの挨拶は後でまとめてしましょう」
メガネ「とりあえず、少し早いですが食堂でご飯でも食べに行きますか」グゥウウウ
松下「なるほど、同じ釜の飯を食べて仲を深めるワケだな」グゥウウウ
大山「半分こっちの都合だけどね」
34 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/27(火) 04:41:37.32 ID:nq6zXEEo
〜〜〜学園食堂内〜〜〜
メガネ「この時間はまだ誰もいませんね」
大山「まだNPCは授業中だからね」
藤巻「お〜い、部屋から食券とってきたぞ」
藤巻「とりあえず、食券渡すから」
松下「俺肉うどん」
ユイ「デザート付きでもいいんですか?いいですよね?わたし女の子ですし!」キャイキャイ
藤巻「贅沢言ってんじゃねぇよ。ったくお前はいつでもテンション高けぇな」
大山「あはは、ギルド行かなくてよくなったのがよっぽど嬉しいんだね」
大山「鬼作さんとギルド員1さんはなにが食べたい?」
ギルド員1(豚)「そうっすね〜なんにします?鬼作さん?」
大山「あれ?鬼作さんは?どこに行ったの?」
鬼作(髭)「おや?皆さん揃ってなにしてるんですかぃ?」カチャ
松下「!!それは!」
大山「げ、激辛麻婆豆腐・・・」ゴクリ
鬼作(髭)「あぁ、私こういう不健康そうなの大好きなんですよぉ」ヒヒヒ
藤巻「いやいや、それよりも!!お前それどうしたんだ!?」
鬼作(髭)「どうしてって・・・食券買って(直井に金貰ってるし、しかしなんだこいつら?)」
藤巻「アホ!成仏しちまうぞ!」
鬼作(髭)「あぁん?なんだと?!」
35 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/27(火) 04:47:12.09 ID:nq6zXEEo
大山「普通に食券買って食事したら、順当に学生生活を送ってるって見なされて成仏しちゃうんだよ!」
鬼作(髭)「はぁ・・・1、2回くらい大丈夫なんじゃないんで?」
松下「いや、過去に食券を買って食ったヤツが成仏したのをみたことがある」
鬼作(髭)「!!へ、へぇ〜それはまたお気の毒に・・・(マジかよ)」
松下「とにかく模範どおりに学生生活をするなよ。フリだけでもしてたら消えてしまう」
ギルド員1(豚)「(ちょっと鬼作さん、なにやってるんっすかマジで成仏しちゃいますよ!)」ヒソヒソ
鬼作(髭)「(あぁ?大丈夫だって。今までだって普通に直井に金貰って食券買って食ってたし。激辛麻婆豆腐ウマいし)」ヒソヒソ
ギルド員1(豚)「(ええ!?今まで食事どうしてたんっすか?)」
鬼作(髭)「(だから、俺や直井はこのセカイに来てから食券買って食ってたって言ってんだろ!激辛麻婆豆腐ウマいし)」ヒソヒソ
鬼作(髭)「(血の雨の夜からは、NPC以外は下手に動けないんで直井や奴隷(NPC)に食事を用意させてたが・・・)」ヒソヒソ
ギルド員1(豚)「(よくそれで成仏せずにいましたね〜)」ヒソヒソ
36 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/27(火) 04:49:11.74 ID:nq6zXEEo
藤巻「ったく危なっかしいな。ま、地上が初めてってんなら無理もないか」
鬼作(髭)「へへへ、どうもすいませんねぇえ〜」ヘコヘコ
藤巻「後で俺達のオペレーションについても教えてやるぜ。とにかく今はこの食券つかっとけや」
鬼作(髭)「あ、あぁ〜了解しやしたぁ(うげ、この食券血塗れじゃねぇか・・・)」
メガネ「わかったなら、早く食事を貰って席について食べましょう」モグモグ
大山「もう食べてる・・・よっぽどお腹減へってたんだね」
ユイ「あたし、今日はこれ貰ってきますねぇ〜」タタタ
大山「僕はあまりお腹減ってないから軽めにしておこっと」トテチテ
松下「肉うどん」
37 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/27(火) 04:56:53.05 ID:nq6zXEEo
・
・
・
・
メガネ「ところで・・・ギルドでは食事はどうしてたんですか?」モグモグ
鬼作(髭)「えぇ?!」ギクッ
ギルド員1(豚)「(ギルドに関する質問は俺に任せて下さいっ)」
鬼作(髭)「(てめぇモブのくせになかなか使えるじゃねぇか!いいぜ、あとでファックしてやる)」
ギルド員1(豚)「(ウホッ///)」
ギルド員1(豚)「―あぁ、フィッシュ斉藤さんが川で釣ってくる魚を保存食にしてるんすよ〜」
メガネ「ほほぅ、それは興味深い。SSSの食料問題が解決する新たな糸口になるかもしれません」クィッ
ユイ「なんですかなんですか〜食べ物の話ですかぁ〜?」コトッ
大山「今までも何度かオペレーションで川釣りしたよね。斉藤さんがギルドの食料調達してるのかぁ〜」
松下「そういえば学校菜園の野菜はどうなってる?」モグモグ
大山「菜園は先生の警備が厳しいからね〜本館校舎に近いし。第一、まだ季節じゃないでしょ」
藤巻「はっ、芋とハクサイしかない畑なんて期待できねぇよ!もっと実りのあるもん作れってんだ!」
ワイワイ ギャァギャァ モグモグ
鬼作(髭)「(・・・こいつらも普通に楽しそうに食事してんだなぁ、もっと物騒な連中だと思ってたぜ)」
鬼作(髭)「(馴れ合うつもりなんて毛ほどもねぇが)」
鬼作(髭)「(それより釣りまでしてたのかよ・・・どんだけ必死なんだこいつら)」
鬼作(髭)「(まぁ、生前の俺もたいがい拾い食いとかしてたらしいが・・・未だによく思い出せねぇ)」
鬼作(髭)「(しかし)」
鬼作(髭)「(俺も直井も、天使ちゃんも食券で買い食いしても成仏なんてしないぞ?)」
鬼作(髭)「(裏で悪いことしているのってそんなに効果があるのかぁあ?なら、あの大人しそうな天使ちゃんも?)」
鬼作(髭)「(それより模範的な学生生活って誰が判断してるんだぁ?・・・どこで、見てるんだ?)」
鬼作(髭)「(成仏システム・・・・このセカイって一体・・・?)」
38 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/27(火) 19:43:40.76 ID:WvjQlUY0
こっちで書いてたのか
気まぐれで検索してよかった
39 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/28(水) 10:37:00.13 ID:Jx6.UW.o
規制テスト
40 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 03:56:05.07 ID:dE1HTUMo
・
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・
メガネ「さて、ご飯を食べ終わりましたし、皆で鬼作さん達に寮を案内しましょう」
鬼作(髭)「へぇ?いやいや、そんなお気遣いは・・・」
藤巻「バーカ、これからモブSSSメンバー達に挨拶しに行くんだよ」
松下「皆、疑心暗鬼気味だから今の時期の新人なんて快く思わんだろうが」
松下「この人数で紹介しに行ったら流石に鬼作達が信用できる人材だと理解してくれるだろう」
松下「大丈夫だ、ちゃんと入隊の経緯も話してやる」
松下「なんせ、チャーさんにあんたの面倒を任されたんだからな」
ユイ「えぇ?!皆さん女子寮にも来るつもりですか?」
松下「いや、♀メンバーにはユイからしっかり伝えておいてくれ」
松下「女子寮には天使もいることだし、男子禁制だ。ウロウロできん」
松下「女子の制服も大山の分しかないしな」
大山「おいコラ」
41 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 03:59:01.08 ID:dE1HTUMo
藤巻「なら、大山にも女子寮に行ってもらった方がよくね?」
藤巻「疑心暗鬼気味なのはモブSSS♀メンバーも一緒だし、ユイ1人でまわらせるよりも」
藤巻「皆納得してくれるだろうしな」ニヤニヤ
大山「ちょっ、なに現実的な案をだしてんの?」
メガネ「なるほど、その口実なら♀メンバーの方々も大山君の女装に納得してくれるでしょう」
大山「なんか納得させる目的が僕の女装になってるよね?」
松下「大丈夫だ!お前の女装なら寮内で天使に遭っても、バッチリ気付かれますん」グッ
大山「あれ?その語尾を濁す感じ、なんだかデジャブだよ?」
メガネ「もし万が一にも天使に出会って、女装がばれたら・・・まぁ告白でもして気を逸らして下さい」クィッ
大山「もしかして僕が天使に告白したの知ってるの?なんで知ってるの??誰に聞いたのよっ?!」
ユイ「あれ?女子寮内でも有名ですよ?NPC達が噂してましたし」
大山「嘘でしょ?!ぼ、僕は既にかけがえのないものを失ってしまっていたんだ・・・」シクシク
松下「むっ、少しお前の『かけがえのないものを失った』に息子が反応したぞ!お前の女装ならイける!もとい大丈夫だ!」
大山「うわあぁああああ」
42 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 04:01:06.06 ID:dE1HTUMo
鬼作(髭)「(予想以上に平和なアホ共だな・・・)」
鬼作(髭)「(あれ?ここって女子高じゃなかったっけか?ま、いいか)」
※今更ですが、鬼作は前スレでの直井の暗示で♂も♀と認識するようになっています
男の制服を見ても、男の制服来てる♀だと。
髭を見ても、髭のある♀だと。
チンコ見ても、チンコのある♀だと認識するくらい
都合よく脳内変換されて、ここが女子高だと思い込んでます
そして、そんなことも都合よく気にしない脳内になっています
43 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 04:11:01.50 ID:dE1HTUMo
大山「べ、別に女装って僕じゃなくてもいいんじゃないかな?例えば高松君とか・・・ね!」
ネガネ「ほほぅ。この僕の肉体美を前にして僕に女装が似合うと?」ムキムキ キラキラ
藤巻「いちいち脱がんでもいい」
ユイ「アホですね」
ギルド員1(豚)「(うほっ、いい体)///」キュンッ
大山「なら藤巻君とかはどう?」
藤巻「えっ、俺には滲み出る『やさぐれあんちゃん臭』がありますし」
大山「っそぉおおい!ここにきてキャラ立ちしてなかった自分の失点が腹立たしくなってきたぁああ!」
大山「なら、なら鬼作さん!自分のことだし本人が挨拶に行ったほうが♀メンバーも納得が・・・」
鬼作(髭)「この髭面を前に何をおっしゃいます。これで女装って、それこそ信用されませんぜぇえ?」
鬼作(髭)「(髭つけといて良かったぜぇえぇ。流石の鬼作様もスカートは履いた事ねぇよ)」
大山「でもでも」
松下「落ち着け、これ以上主要SSSメンバーの評判が落ちるようなことがあれば」
松下「SSSの士気に関わる!大山以外に大山以上の犠牲をだすワケにはいかん!」
大山「僕の犠牲は規定事項なの?ねぇ?」
松下「まず笑いを提供して、気持ちをほぐしたところで鬼作新隊員の件を報告する」
松下「ユイも1人で今の女子寮まわるより気が楽になるだろう?」
ユイ「特に大山先輩の必要性は感じませんが、面白そうなのでノープロブレムです!」グッ
大山「おいコラ」
松下「ほら、ユイ的にも問題ないらしい。アウトかセーフかで言えばGOだ!」
大山「それも前に聞いたことあるよぉおお!それもう逃げ場ないよねえ?!八方塞りだよね?!!」
藤巻「まぁ、大山には前科があるし。笑って許してくれるだろ、入江も」
大山「そこで入江さんの名前が出されると嫌な予感しかしないんだけど・・・」
44 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 04:29:33.83 ID:dE1HTUMo
松下「あぁ、まず初めにガルデモの2人のところに行って事情を話して協力してもらえ」
松下「ガルデモの2人ならユイの話を信頼して聞いてくれる」
大山「うぅぅ(知らない間に、当然のように女装することになってるし)」
鬼作(髭)「(ほほぅ?ガルデモメンバー内は無条件で話を信じるくらい、信頼の絆で結ばれていると・・・)」ニヤリ
メガネ「とにかく、今日のところは鬼作さんの紹介を済ませたら」
メガネ「明日また主要メンバーで校長室に集まるようにして解散しましょう」
松下「あと、夜にあまり出歩かないように特に強く言っておこう」
藤巻「夜に?今更注意するのか?」
松下「あぁ。今までもあまり夜中に自室から出るのは、天使に介入される口実になるってことで」
松下「控えるようには言っていたが・・・」
松下「鬼作が入ったとはいえ、未だに通信機がない以上」
松下「人がいない中を出歩かせるのは得策ではない」
松下「ヤツの能力を考えると尚更だ」
ユイ「たしかに・・・そうですね」ゴクリ
大山「そういえば、今まで吸血鬼は暗くなってからしか現れてないし」
大山「能力も吸血鬼っぽいものだった・・・案外日中は活動できないとか?」
メガネ「その可能性もありますね・・・・どちらにせよ夜中に出歩かないように強く言っておきましょう」
鬼作(髭)「(都合よく吸血鬼を勘違いしてくれてるぜぇ。昨夜の映像は成功したようだなぁああ)」ヒヒヒ
鬼作(髭)「(とにかく、夜中に調教部屋に行っても怪しまれないみたいだねぇ)」
45 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 04:33:23.28 ID:dE1HTUMo
メガネ「それじゃ、そろそろ行きますか」
メガネ「あっ、それと明日の本部(校長室)の会議に入江さんと関根さんも呼んでおいてください」
メガネ「陽動部隊の目線での天使失脚の意見も聞きたいし、作戦によっては出番があるかもしれません」
ユイ「新人のあたしだけじゃ役不足ですか?あたしって頼りないですかね?」ウルウル
メガネ「具体案のない今は信頼できる人員をなるべく多く揃えておきたいだけですよ」
松下「鬼作達も明日の校長室に来てくれるな?」
鬼作(髭)「ひひひ、喜んで参加させていただきますよ(ギルド員1も、もしものときのフォローの為についてこい)」ヒソヒソ
ギルド員1(豚)「了解しました!」
〜〜〜そのころ 保健室〜〜〜
野田「(なんか忘れられてる気がする・・・)」
46 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 04:35:28.99 ID:dE1HTUMo
〜〜〜その後 女子寮〜〜〜
ユイ「入江さぁん、お伝えしたいことがあります〜」コンコン
入江「なぁに?」ガチャッ
大山(女装)「やぁ」
入江「」バタンッ
大山「ハァッ!開けて!開けてよ入江さん!!」バンバンバンバン
入江「(またも変態を送りつけてくるなんて・・・・!!)」ガクブル
47 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/29(木) 04:48:36.49 ID:dE1HTUMo
一応、注釈で鬼作の暗示の件は入れたけど
前スレ見てない人っているの?
てかここまでの内容が前スレ見てないと理解できないと思うんだけど
いちいち注釈いれるべきかな?
48 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 22:19:32.46 ID:MT5/jso0
聞かれたらでいいんでない?
49 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/29(木) 22:59:27.24 ID:LCi4I.Io
俺も聞かれたら答えるでいいと思うわ
50 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:03:13.18 ID:RKAaIk2o
ユイ「ちょっと、大山先輩!そんな風にドア叩かれると恐いですよ!」
大山(女装)「え?そうかな」
ユイ「ふぅ、なんだかややこしくなっちゃいそうですし」
ユイ「この際、大山先輩は話かけないであげて下さいっ」
大山(女装)「うぅ、了解(それって僕ついてきた意味なくない?)」
51 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:04:50.63 ID:RKAaIk2o
ユイ「入江さ〜ん。ここは大山先輩の女装は忘れて話だけでも聞いてくださ〜い」コンコン
ユイ「今日のSSSの連絡ですから、安心してくださ〜い」コンコン
ガチャッ
入江「ゴメンね・・・なんか前の大山(女装)君の奇行が頭に焼き付いちゃってて・・・ちょっとの間フラッシュバックしちゃったよ」エヘヘ
大山(女装)「・・・・(そんなに恐かったのか?)」
ユイ「あはは、大山先輩も連れてた方が安心かなって思ってたんですけど、逆効果でしたかね?」
ユイ「えっと・・・なにから話せばいいんだっけ?話せば長くなるような、そうでもないような〜」ムムム
大山(女装)「・・・(やっぱ僕が話した方が早く済むんじゃ?)」
入江「とりあえず、部屋に上がって話しよ?さぁ、入って」ガチャ
ユイ「おぉ!なんだかんだで初入江部屋だ!お邪魔しま〜っす♪」ピョンコ
大山(女装)「・・・あn」
入江「あぁ、大山君は部屋の外ね」バタンッ
大山(女装)「・・・・」
大山(女装)「放置プレイ・・・」
52 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:07:36.56 ID:RKAaIk2o
大山(女装)「(NPC♀に見つかったらどうしよう・・・)」ドキドキ
大山(女装)「(まぁ、チャーさんやギルドの話もあるし、少し掛かるか・・・)」
大山(女装)「(でもこういうの・・・キライじゃない、かな)///」ポッ
トントン
大山(女装)「んん?」クルッ
天使「」
大山(女装)「」
53 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:14:12.46 ID:RKAaIk2o
大山(女装)「(そうだったぁああ!新たな性癖に目覚めてかけていたから、すっかり忘れてたよ!)」
大山(女装)「(女子寮には天使・・・奏ちゃんがいたんだった!この状況もなんかデジャブだけど!)」
大山(女装)「(女子寮、女装、告白・・・今にして思えば天使遭遇フラグ立ってたじゃないか!」)」タハーッ
大山(女装)「(落ち着けぇ、落ち着くんだぁ・・・素数は、もぅいいや)」グルグル
大山(女装)「(そうだよ、奏ちゃんは入江×大山を応援してくれてたじゃないか!なんとかなるよね!)」グッ
大山(女装)「やぁ、今日も女子寮にお邪魔させてもらっているよ」キリッ
54 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:22:38.29 ID:RKAaIk2o
天使「・・・」
大山(女装)「あの?奏ちゃん?」
天使「・・・女装・・・」ジッ
大山(女装)「えっと」ギクッ
大山(女装)「・・・今日も愛しの入江さんに会いに来たんだ」キリリッ
天使「・・・」
天使「女子寮は男子禁制」
大山(女装)「え」
天使「」ジッ
大山(女装)「あれ?」
天使「」ジー
大山(女装)「あー(おいおいなんかヤバイ空気だよ)」オロオロ
天使「」
大山(女装)「えとえと(どうしよどうしよ、おおお落ち着け)」
天使「」ジリッ
大山(女装)「―ずっと好きでした奏さん」
天使「!!!」
55 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:37:39.04 ID:RKAaIk2o
天使「・・・あなた・・・!」
大山(女装)「」プルプル
大山(女装)「(アハハ、なにやってんだ、僕)」
大山(女装)「(・・・困ったら告白って通じるワケないじゃん松下五段、メガネェ)」フフフ
大山(女装)「あのね、奏ちゃん・・・」
天使「」
天使「ハンドソニック」シャキーンッ
大山(女装)「Oh」
56 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:40:36.98 ID:RKAaIk2o
天使「」ジリッ
大山(女装)「おおおおぉ落ち着け落ち着こう落ち着けばばば」アワワワ
天使「じっとしてなさい」グィッ
大山(女装)「ぉぅふ」
天使「」ゴソゴソ
大山(女装)「か、奏ちゃん!?な、なに僕のこと弄ってんの?!」
天使「」ワサワサ
大山(女装)「あふん、そ、そこは、らめぇ」
天使「・・・」ピタッ
大山(女装)「あ、あの・・・(もぅ、おしまい?)///」
天使「」スッ
大山(女装)「え、なに構えとってるの・・・?」
大山(女装)「ちょっ、タンマタンマ!マジで!目がコワいって!!」アワワワ
大山(女装)「(あれっ?この奏ちゃん・・・!)」
天使「」ヒュッ
ズバズバズバズビズババッ
57 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 20:52:24.81 ID:RKAaIk2o
大山(女装)「ひぃいいいいいいいいい!!!」
大山(女装)「・・・・んん?これは!」
パラパラ
大山(女装 改めパンツ)「パンツだけ残して服が切られてるぅうう!!!」ガビーン
天使「・・・ブリーフ・・・」ジー
大山(パンツ)「ちょっ、急になんの羞恥プレイだよ、奏ちゃん!!」シクシク
天使「・・・・っち」
大山(パンツ)「あれ?舌打ち?舌打ちしたよね、今?!僕のパンツに何を期待してたの?!!」ウワァーン
天使「・・・」テクテク
大山(パンツ)「なに無言で立ち去ろうとしてるの?!もぅ!ちょっと待ってよ、奏ちゃん!」
ガチャッ
入江「・・・つまり遊佐さんの代わりとしてギルドから鬼作っていう人をスカウトした訳ね?」
ユイ「すみません、説明下手なもんで〜」タハハ
入江「大山君ゴメンね、待たせちゃっt」
ユイ「・・・?どうかしたんですか?」
天使「」スタスタ
大山(パンツ)「待って〜!ヒドイよぉ〜、奏ちゃぁ〜ん」ヨロヨロ
入江「あの、ちょっといいですか?」ガシッ
大山(パンツ)「あ」
58 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 21:24:38.47 ID:RKAaIk2o
ユイ「ちょっと目を離した隙に!どれだけ変態紳士なんすか〜、大山先輩!」ジトー
大山(パンツ)「これは違うんだ、君達はきっと誤解しているよ?」
入江「私達が数分お話している間に、女装を脱いで、パンツ一丁になって、天使とナニかしようと?」ワナワナ
ユイ「このセカイで・・・正に神をも恐れない所業ってやつですね!」
大山(パンツ)「いやいや、もっと重要なことに目を向けるべきだよ!確かに、今僕は・・・」
入江「そっか、吸血鬼も変態な趣向をしていたし・・・まさか!」ギクッ
ユイ「大山先輩が吸血鬼の仲間っ?!!!おまえがぁあああ!!」ゴゴゴゴゴゴ
大山(パンツ)「ちっがーーーう!!!」
大山(パンツ)「落ち着いて!もし本当に、僕が吸血鬼の仲間なら」
大山(パンツ)「武器もナシ、裸一貫の男が天使や君達をどうこうするはずないじゃないか!」
ユイ「裸一貫・・・とうとう最後の砦、ブリーフパンツをも脱ぎ捨てる・・・だと?」ゴクリ
大山(パンツ)「言葉のアヤだよ!!ああそうです、僕はパンツ一丁ですぅ!」
大山(パンツ)「とにかく僕が吸血鬼の仲間なら、今ここでこんな恰好してないよ!!」
入江「それもそうだね。でも大山君・・・女装だけじゃ満足できなかったの?なんでブリーフなんか・・・」
大山(パンツ)「女装も喜んでないし!!てか二人とも気持ちブリーフ強調しないでよ!!恥ずかしいよっ!!」
ユイ「いや、ショタを目指しているならブリーフは重要ですよ?」キリッ
大山(パンツ)「もうショタキャラは諦めたよ!!思い知らされたよ!!」
大山(パンツ)「むしろキャラの方向は逆になっていってるよ」ウワァーン
59 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 22:37:38.57 ID:RKAaIk2o
大山(パンツ)「はぁ・・・今重要なのは、パンツ一丁の僕を天使が見逃していったってことだよね?」
入江「!!確かに・・・天使は前も女装姿で女子寮に潜入した大山君を見逃していたよね」ウーン
ユイ「いや、ごまかしてるけど・・・今あんたがパンツ一丁な理由が一番重要ですよ」
大山(パンツ)「(天使の、奏ちゃんの狙いは・・・本当に敵なのか?)」
大山(パンツ)「(今、奏ちゃんを生徒会長から引き摺り下ろして本当にいいのか?・・・でも今日の奏ちゃんは・・・)」ウーン
入江「・・・ブリーフパンツ一丁で考えに耽っているのって、思いのほかシュールな変態だね」
ユイ「つまり!天使は変態に寛大だってことですねっ!!!」ピカーン
入江「あっ、意外に納得」
大山(パンツ)「なんか結論だしてるし」
大山(パンツ)「・・・違うよ、僕は変態じゃないよ!もう!僕がパンツ一丁なのは天使にされたんだっ!」
ユイ「な、なんだってーーー!!!」ババーン
入江「またどうして大山君なんかをパンツ一丁にしたんだろうね?」
大山(パンツ)「(大山君なんかって・・・地味に酷いやっ///)」ポッ
大山(パンツ)「う〜ん・・・憶測だけど。女子寮に入ることは反省文に値しないから、天使なりの制裁・・・とか?」
入江「大山君をパンツ一丁にすることが天使なりの制裁・・・」
ユイ「つまり!大山先輩と天使は変態仲間なんですね!!」ピカーン
大山(パンツ)「もうなんか、それでいいや」
大山(パンツ)「(考えてみると、『愛しの入江さん』とかいったすぐ後に告白しちゃったし)」
大山(パンツ)「(僕なんかパンツ一丁にされてもおかしくない気がしてきたよ)」ズーン
60 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/01(日) 22:52:12.02 ID:RKAaIk2o
入江「あの、でもね?他のSSS♀メンバーが変態に寛大だと限らないよ?」(汚物を見るような目で)
大山(パンツ)「///」ゾクゾクゥ
入江「女装ならまだしも、女子寮で男がパンツ一丁だと」
入江「天使はいいとして、寮監に見つかると危険だし」
入江「鬼作さんの件は、私とユイとで伝えて回るから」
入江「今日のところはもう帰って下さい」バイバイ
大山(パンツ)「え?僕なんのためにきたの?このまま帰ると単にパンツ一丁にされるために来たみたいじゃん」ズーン
入江「可哀想だけど、今はそのパンツ一丁っていう状況がダメなんだよ」
ユイ「そうですね!ブリーフパンツ一丁の男に部屋の前に立たれると思うと・・・」ムゥ
ユイ「大山先輩がいない方が円滑に事が進みますね!(大山先輩も充分楽しめたし)」グッ
ユイ「NPCはともかく、寮監さんや教師に見つからないように気をつけて下さいね〜」バイバイ
大山(パンツ)「え、ああ、うん。じゃ」バイバイ
大山(パンツ)「(対応もなんか冷たい・・・)」トテチテトテチテ
・
・
・
・
・
大山(パンツ)「なんとか誰にも見つからずに帰ってこれたけど」トボトボ
大山(パンツ)「・・・なんだか理不尽だよね?」
大山(パンツ)「女装させられて、剥かれて、あしらわれて、帰されて」グチグチ
大山(パンツ)「なんのために女装して女子寮に行ったんだっけ?」
大山(パンツ)「よくよく考えてみると」
大山(パンツ)「今日僕が女装なんかしなくても、明日にでも入江さんや関根さんに協力して貰えば良かったんだ」
大山(パンツ)「なんかまた松下五段達に担がれた気がする・・・」
大山(パンツ)「はぁ・・・でもパンツ一丁ってスッキリして気持ちいいな」
大山(パンツ)「(入江さんのあの目・・・もぅ、変態でいいや)///」ゾクゾクゥ
大山(パンツ)「(はっ!いやいや、僕は変態じゃないよ。仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ)」キリッ
61 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/02(月) 00:19:12.69 ID:F9gz9DYo
こいつはもう駄目だなww
62 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/04(水) 03:50:03.76 ID:unfCE3Mo
〜〜〜翌朝 天使及び吸血鬼対策本部〜〜〜
ユイ「―――ということがあったんですよ!」アハハ
メガネ「なんと・・・この僕でさえ上半身のみで抑えているというのに」クィッ
松下「・・・見習おうとするなよ?」
藤巻「予想以上に面白いことになってたんだな。新入りも呆れちまってるぜ。なぁ?」ハハハ
鬼作(髭)「へぇ、あの天使の前でパンツ一丁になるその潔さ。大山さんはとんだ淫乱ですなぁ?」キヒヒ
ギルド員1(豚)「感服しましたっす」
大山「もとはと言えば藤巻君が要らないこと言ったからじゃないか!!しかも僕が自発的にパンツになったみたいになってるし!!」
入江「でもパンツ一丁の大山君、妙にハツラツとしてたよ?」
大山「え、そそそんな変態じゃあるまいし」ギクッ
入江「兆候は、あると思うよ」ニコッ
関根「(大山君に対してはみゆきち元気(毒舌)だな〜。いや、大山君には素直になれるのかな・・・)」
関根「・・・」
関根「(でも)」
関根「(皆、やっぱり無理してる感じがする)」
関根「(しかたないよね。あれからまだ2日しか経ってないし、SSSの裏切り者の件もまだ・・・)」
63 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/04(水) 03:51:56.37 ID:unfCE3Mo
関根「・・・」
藤巻「どうした、関根?・・・せっかく大山が身を削って笑いを提供してくれたんだ」
藤巻「今は、笑っとけよ」ニカッ
大山「ちょっと!まさか藤巻君、初めから笑いの為だけに僕に女装させたの?!」
藤巻「いやいや、聞くところによると天使は女装の大山には寛大らしいし」
藤巻「それなら、と俺は建設的な案として、女装のお前と天使をくっつけようと少しでも会う機会をだな〜」ニヤリ
大山「女装で?!てかそんな、リスク高いよ!結果僕パンツ一丁にされちゃったし」
関根「っぷ、あははっ(・・・そうだよね、せめて今くらいは)」
鬼作(髭)「おや?大山さんはそこの入江さんとフラグをtもが」モガモガ
松下「あ〜いやいや、鬼作とギルド員1は寮の部屋ないし、昨夜は俺の部屋に泊めて色々話し込んじゃってさ〜」
入江「え?」
大山「ちょっ///」
64 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/04(水) 03:55:48.76 ID:unfCE3Mo
関根「あ、あぁ〜えっと、新入りの鬼作さん?だっけ?ギルドの人なんでしょ?(ヤバイ、ごまかさないと・・・!!)」アハハ
鬼作(髭)「え?えぇ、それがなにか?」
関根「いや〜見事な髭だなって!私陽動部隊だからチャーさん以外ギルドの人って知らなくて〜」
関根「ギルドの人って皆髭生えてんのかな?とか思っちゃって」アハハ
ギルド員1(豚)「自分はギルド出身でも髭面じゃないっす」
関根「え゙・・・あ、あはは〜そうでしたね」
ギルド員1(豚)「・・・いいんすよ、どうせモブですし視界に入らなくても」
ギルド員1(豚)「(自分でもすげぇ場違いだと思う。鬼作さん助けてください)」ヒソヒソ
鬼作(髭)「(お前は俺のフォローの為に付いて来たんだろうが・・・なんで俺がお前のフォローをせにゃならんのだ)」シレッ
松下「はっはっは、あんまり新人を弄らんでやってくれよ?もうすぐ新しい通信機が届く」
松下「そうなると世話になるんだからな」
65 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/04(水) 03:57:46.07 ID:unfCE3Mo
メガネ「そうですね。通信機と弾薬が届けば」
メガネ「天使失脚の為に、動き出せます」クィッ
入江「天使・・・」
大山「奏ちゃん・・・」
関根「奏ちゃんって・・・大山君って天使と妙に親しげだよね?」
大山「え」ギクリ
ユイ「そうですね〜大山先輩、前に天使に告白したときなんかあったんですか?」
大山「えっ?(入江×大山を応援されたとは言えない)///」
入江「大山君が変態だから、仲良しなのかな?」ツーン
大山「その結論は・・・昨夜も否定したよね?」ズーン
関根「(ごめん、少し意地悪なこと聞いちゃったね・・・)」ヒソヒソ
大山「(もう僕も弄らないで下さい)」シュン
鬼作(髭)「(おやおやぁ?)」
66 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/04(水) 03:59:43.51 ID:unfCE3Mo
松下「しかし、確かにそうだな。天使は何故か大山に寛大だった」
松下「そんな大山から見て。なにか天使失脚のいい案はないか?」
大山「わかんない・・・というか何で天使が女子寮進入の件を見逃してくれているかもわかんないもん」
藤巻「案外大山だからってワケじゃなくて、女装していたことが気に入られたんじゃないか?」ニヤニヤ
大山「そうやって、また女装させようと?」
ユイ「そうか!だったら皆さんで女装すれば天使対策になるのでは?!」ピカーン
♂一同「え゙?!」
松下「いやいや、俺は体格が(ry」
藤巻「お、俺には滲み出る『やさぐれあんちゃん臭』が(ry」
メガネ「ぼ、僕には筋肉が(ry」
鬼作(髭)「わ、私めには髭が(ry」
大山「・・・関係ないよ」ボソッ
藤巻「おい!」
大山「僕が特別ってワケじゃなくて、女装をしていたこと自体が天使の心の琴線触れたというなら」
大山「この際、容姿とか関係なくない?」ニヤリ
67 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/04(水) 04:13:38.92 ID:unfCE3Mo
藤巻「いやいや、さっきのはちょっとしたジョークってやつで」
ユイ「でもでも、天使対策の具体案がない今は少しでも気付いたことを突き詰めていくべきじゃないですかね?」ワクワク
鬼作(髭)「(この雌豚、さては謀ったなぁ?!)」
メガネ「た、確かに何も考え付いてはいませんが・・・」
松下「も、尤もな意見だ、うん。確かに今のSSSは小さな事でも何か見つけて進んで行かねばならん」
松下「そして俺達、本部組が率先して動くべき・・・か」グッ
鬼作(髭)「おぃいいい、裏切るのかぁあ??」ピキピキ
ギルド員1(豚)「(鬼作さん!若干、素が出てます!)」ヒソヒソ
藤巻「なにか、なにか他に案はないのか?」アセアセ
鬼作(髭)「ギルド員1!お前はなんか思いつかねぇのか、あぁん?」
ギルド員1(豚)「いえ、天使のこととなると何も知らないので」
ギルド員1(豚)「(すみません、少し鬼作さんの汚カワイイ女装も見てみたいです。ぶひぃ///)」
鬼作(髭)「(く、腐ってやがる!アナル調教しすぎたんだ・・・!!)」
68 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/06(金) 03:12:39.74 ID:5ZMRAvoo
がんばれ鬼作ww
69 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:00:27.55 ID:wc43wWko
藤巻「そ、そういえばそろそろこの学校も定期テストの時期だな〜(なんとか話をごまかさないと)」
鬼作(髭)「定期テストだぁ?死んだ後でもお勉強ですかぃ?(ここは食いついておかないと)」
大山「・・・ここは学校だからね」チッ
ユイ「うぇ〜、あたし勉強キライですよ〜」
鬼作(髭)「でも、死後のセカイで今更テストなんかして・・・なんの得が?」
松下「そうだな。勉強ができたとして、NPC達相手に仮初めの優越感を得たところで虚しいだけだ」
松下「NPCは・・・NPCだからな」
松下「だからこそ俺達はアホであることを隠さない!!」フフン
メガネ「むしろすすんでアホであろうと、道化であろうとすらしています・・・まったく虚しいことですね」フッ
ユイ「自嘲気味に言っていても、実際にここぞというときもアホですよね」
メガネ「ぐぅ」
70 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:03:19.09 ID:wc43wWko
藤巻「そうだ、天使もテストには絶対参加するはず!」ピカーン
藤巻「このテスト期間をなにかしらに利用しない手はないぜ?!」
鬼作(髭)「へ?天使も勉強なんてするんですかぃ?」
藤巻「生徒会はテストでいい点をとっておかないと面目を保てないだろ」
鬼作(髭)「面目?NPCだらけの生徒相手にですかぃ?」
松下「あのコは生徒会長という役を演じるために、学園の評価がいる」
鬼作(髭)「天使は生徒会長であるべくして在るキャラじゃないんですかい?」
松下「むっ!!・・・いや・・・あのコに関しては本当に何もわからん。しかしあのコも只のNPCではない筈だし」
松下「天使にも色々と制限があるらしいが・・・」
鬼作(髭)「なら・・・天使ちゃんにテストを受けさせなければいいんじゃないですかぃ?」ニヤリ
71 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:04:50.04 ID:wc43wWko
メガネ「!!そうか!!」
藤巻「力ずくでか?なんとかなるのか?」
ユイ「でもでも」
ユイ「天使が生徒会長であることも神が用意した役割ならそんなことしても!」
松下「あのコは、NPCとは違うのに模範であろう『努めている』きらいがある」
松下「俺達が天使に抵抗できているという事実も然り・・・試してみる価値はあるかもしれん」
ユイ「でも・・・」
ユイ「そうだ!」
ユイ「あたしNPCのファンのコに聞いたことあるんですけど」
ユイ「確かテストって遅刻とかで参加できなくても、数日間なら後から受けようという意志があれば受けることができるらしいですよ?」
メガネ「マジですか?」
ユイ「NPCとのおしゃべりの話題って恋とテストばかりですもん。やっぱ学生してますよね」
藤巻「ここには恋やガルデモ以外の娯楽がないもんな、学生としてプログラムされてるならミーハーにもなるか」
入江「でも・・・たまに幸せそうにも見えるよね」
松下「しかし、誘惑に負けると成仏してしまうぞ?」
72 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:07:40.37 ID:wc43wWko
ユイ「とにかく!テスト期間は長いんです!その間ずっと天使をどうこうできるかなんて・・・ね?」
松下「あぁ、テスト期間は長い。だからこそ、いろいろ試すことができるんじゃないか?」
松下「全部の教科をおとさなくてもいい。なんとか、幾つかの教科で天使の評価を下げるんだ」
ユイ「でもでも!」
藤巻「なんだぁ?やけに天使を庇うじゃねぇか?大山じゃあるまいに?(そんなに女装させたいのか!)」
大山「なんで僕がでてくんるんだよ、もぅ」
ユイ「え?あぁいや、もしかしたら・・・あたしも鉄砲とか撃たないといけないのかなぁ〜って」アセアセ
関根「そうだ・・・ね」
藤巻「なんだ?ビビってんのか?まぁ無理もねぇか」
入江「あの・・・天使に直接お願いしてみるっていうのは?どうかな?」
ユイ「!」
松下「なに?!」
鬼作(髭)「」ピクッ
73 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:11:49.82 ID:wc43wWko
入江「天使は、吸血鬼が生中継した夜に私と関根を助けてくれたし」
入江「寮でも、校則を侵さない限りSSSメンバーを襲うこともしない」
入江「それに、天使・・・あのコ・・・イイ人そう」
藤巻「はっ!あの夜に助けてもらったって?」
藤巻「あいつは、いつもどおり校則違反者を罰しただけだぜ?俺達がいつも戦ってるようによぉ!」
藤巻「実際、あの後も俺達天使に追われただろうが!」
入江「あのときは・・・私達も天使を撃ってたし!」
藤巻「んだぁ?俺達が悪いってか?俺達が先に撃つからいけないのか?!」
藤巻「撃つのがいやなら・・・おまえ、なんでSSSにいるんだ?」
入江「それは」
藤巻「消えたくないからだろう?天使の力も、アイツが俺達を成仏させようとしてることも、知ってるだろうが!」
藤巻「どんな無茶なことをしてでも、抵抗しないとこっちが消されちまう!」
藤巻「俺はまだ消えたくない。だから天使を撃つ」
藤巻「お前だって、消えたくないから演奏してんだろ?」
入江「・・・うん」
藤巻「俺が銃を撃つことも、お前がゲリラライブでドラム叩くことも、天使にとっては等しく校則違反だぜ?」
藤巻「あんまり甘いこと言ってると、吸血鬼じゃなく天使に消されるぞ?!」
入江「・・・」
ユイ「う・・・そう、なのか?」
大山「(藤巻君、抑えて抑えて・・・)」ヒソヒソ
藤巻「(スマン、しかし今の話は・・・)」ヒソヒソ
藤巻「(今までの俺達が・・・ゆりっぺの考えが、ゆりっぺのいない状況で、否定されるのは我慢ならなかったんだ・・・)」ヒソヒソ
大山「(そうだ・・・ね)」シュン
74 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:19:33.53 ID:wc43wWko
入江「大山君も、そう思うの?」チラッ
大山「!!」
大山「ええっと〜概ねそうかな」
関根「・・・ヘタレ」ボソッ
大山「なっ!僕も奏ちゃんはイイ子だと思うけど!昨日は」
ユイ「パンツ一丁にされたし?」
大山「違うよ!でも血の雨の夜にはスルーしてくれたのに、昨日の奏ちゃんは少し・・・」
関根「むしろパンツ一丁で済んでよかったじゃん?」アハハ
入江「(ねぇ、しおりんはどう思う?しおりんも天使に助けてもらったじゃん)」ヒソヒソ
関根「(でも藤巻君の言ってることも一理あるよ?)」ヒソヒソ
鬼作(髭)「皆さん、それぞれ思うところもあるようですがねぇ・・・入江お嬢さん?」
入江「なんですか?」
鬼作(髭)「お嬢さん、消えるつもりですかい?」
入江「え?」
75 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:22:37.88 ID:wc43wWko
鬼作(髭)「私めも、つい先日まで知らなかったことですがね?」
鬼作(髭)「なんでもこのセカイじゃ、食事の為に食券を買っただけで消えちゃうらしいじゃないですか?」
鬼作(髭)「そんな些細なことで消されるセカイで、一生徒が生徒会長にまっとうな相談なんてしちまうと・・・」
鬼作(髭)「消えちゃいますよぉ?」ニヤリ
入江「そんな!」ゾクッ
鬼作(髭)「だってそうでしょ?学園の風紀を乱す、吸血鬼を退治するために生徒会長に嘆願し、協力する」
鬼作(髭)「随分小さなことですが、食券の例を考えると・・・ねぇ?」
鬼作(髭)「それに、今までSSSとして好き勝手してきた君が、今更善人面しても―」
藤巻「もういい!やめろ!・・・それと俺達を悪者みたく言うな」
鬼作(髭)「こいつはすみませんね〜(SSSと天使が手を組むと厄介だし・・・)」
入江「大山君・・・」
大山「奏ちゃんが生徒会長である内は、奏ちゃんと共闘できない」
大山「でも、生徒会長を辞めたなら、僕達に校則を守らせる義理もなくなる・・・」
大山「吸血鬼勢のNPCのこともあるし。きっと奏ちゃんをSSSの仲間にするよ」
大山「全部解決して。天使も、吸血鬼もなくなって。そしたらもう銃をとらなくてもよくなるよ」ニコッ
入江「・・・ありがとう、大山君」
関根「・・・」
ユイ「はぁ・・・」
大山「(でも、もしかしたら奏ちゃんは・・・)」
76 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:27:47.05 ID:wc43wWko
藤巻「それで?SSSは天使のテストを妨害する方針でいいよな?」
松下「とりあえずは、それでいいんじゃないか?」
鬼作(髭)「ええ、全く異論はないですねぇ(やった、女装の話をうまく誤魔化せたぞ)」ヒヒヒ
メガネ「しかし、その方法は?」
鬼作(髭)「テスト当日の朝に女子寮から本館校舎までで、SSSが総力をあげて襲えばいいんじゃないですかぃ?」ニタリ
鬼作(髭)「私達が通信をしっかり管理させて頂きますよぉお?」ヒヒヒ
ギルド員1(豚)「任せてください!!」
77 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:30:41.62 ID:wc43wWko
藤巻「たしかテストは1週間後だったな?よしっ!通信機と弾薬の補充も充分間に合うぞ!」
メガネ「しかし、当日天使がテストを受けるのを食い止めることができたとしても」
メガネ「後日、天使がテストを受けたいと言ったらまた妨害しないといけなくなる」
松下「テスト期間とその後数日間、毎日朝から天使と戦闘・・・なかなかリスクはあるが」
松下「ありったけの人員と弾薬を使えば、数教科の妨害くらいはやってやれないこともない」
大山「でも白昼堂々と物騒なことすると天使だけじゃなくNPCも動くよ?」
大山「テスト中、生徒会生徒は動けないにしても、NPCの先生達もでてくるよね?」
大山「校舎までの経路で戦闘となると最悪、天使とNPC教師勢との挟み撃ちになるかも・・・」
78 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 13:32:06.33 ID:wc43wWko
関根「今回ばかりは私達もライブでなんとかはできないよ」
藤巻「ならどうすればいいんだぁ?」
ユイ「なら、やっぱり諦めて―」
鬼作(髭)「おいおい、陽動って歌うだけじゃないんじゃないですかぃ?(ヤバイ、女装させられる!)」
メガネ「というと?」
鬼作(髭)「だから、遊撃部隊以外の誘導部隊も陽動部隊も使って、天使と交戦する前に花火でも打ち上げて」
鬼作(髭)「天使との戦闘の間、NPC教師達を引きつけるんですよぉ」
松下「確かに、テスト当日はNPC教師達も生徒より先に校舎にいるはずだ!」
関根「ドンパチするワケじゃないなら、私達、非戦闘メンバーにもできる!」
入江「先生達から逃げるのは、いつもやってることだしね!」
ユイ「うん・・・チッ」
メガネ「なるほど、いい案ですね」クィッ
大山「長期戦闘かぁ〜・・・奏ちゃんにおとさせる教科はあらかじめ決めておいた方がいいかもね」
藤巻「今のところは、その案で異論はねぇな」
ギルド員1(豚)「それじゃ、ギルドに花火とか各種おちょくりグッズも要請しておくっす!」
ギルド員1(豚)「(・・・念のため、人数分の模範生の女子制服も要請しておこう)」ニヤリ
鬼作(髭)「(縁起でもねぇことすんな!)」
79 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 14:26:10.29 ID:wc43wWko
〜〜〜〜
メガネ「それじゃ、今日は解散ということでご飯でも食べに行きますか」
ユイ「あっ!あたし先に行って席とってきますね!」テテテテ
藤巻「バカ!天使も吸血鬼もどこにいるのかわかんねぇのに!」ダダダダ
松下「まったく、落ち着きのない奴らだな〜」ダダダダ
大山「今日は鬼作さん達、誰の部屋に泊まるの?」
鬼作(髭)「そうですね・・・個人的に仲良くなりたい人のところに泊めてもらいたいのですが・・・」
鬼作(髭)「今日のところは、校長室で寝させていただきます」
鬼作(髭)「よろしければ大山さんの部屋には、後日泊めていただきますねぇ」ニヤリ
大山「そっかー。んじゃ、皆先に行ったみたいだし、一緒にご飯食べに行こう」
鬼作(髭)「へぇ、しかしさっき決めたものをギルドに注文しておかないといけませんし」
ギルド員1(豚)「後から行くんで、先に行っててくださいっす」
大山「了解〜」ガチャ
バタン
80 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/07(土) 14:27:46.35 ID:wc43wWko
鬼作(髭)「行ったか?」
鬼作(髭)「なかなかSSSもダメージを受けているようだったなぁあ」
ギルド員1(豚)「しかし鬼作さん、ずいぶん会議で発言してましたね?」
鬼作(髭)「あぁ、天使とSSSが手を組まれたら厄介だし」
鬼作(髭)「せっかくSSSが天使を生徒会長から引き摺り下ろしてくれるていうんだ」
鬼作(髭)「さっさと天使ちゃんには退場していただいて、直井にNPC共を牛耳ってもらわないとなぁあ」ヒヒヒ
鬼作(髭)「それに・・・・テスト当日はSSS総員で天使の相手をするようにしむけた」
鬼作(髭)「女子寮はがら空きだぁあ」ニヤリ
ギルド員1(豚)「!!」
鬼作(髭)「NPC共を脅すネタを仕入れる為に、本校舎の方には仕掛けてきたが」
鬼作(髭)「しかし、女子寮には天使とSSS♀メンバーがいるんで手が出せずにいた」
ギルド員1(豚)「確かに。天使はまだしも、SSSは授業受けてないし」
ギルド員1(豚)「女子寮内のSSS♀メンバーの動向を把握しておかないと下手に動けませんでしたね」
鬼作(髭)「でも今は俺様がSSSの通信を、いや行動を管理しているといっていいか」
鬼作(髭)「なんせ嘘の通信でSSSを動かすことができるうんだからなぁあ」ヒヒヒ
鬼作(髭)「おあつらえむきにテスト当日は天使とSSS全員が女子寮から、いや学校中からいなくなる」
ピピピ
遊佐(奴隷)『こちら、遊佐です』
鬼作(髭)「おい!ギルドには奴らの花火に加えて、ビデオカメラと盗聴器を大量に注文しておけ!」
遊佐(奴隷)『・・・了解しました』
鬼作(髭)「調教部屋のNPC共を使って・・・さぁて、どこに仕掛けてやりましょうかね?」
鬼作(髭)「待ってろよ?SSSメンバー達の肉壷、どんどん弱み握って、脅してゲッチューしてやるぜぇええええ!!」
遊佐(奴隷)『・・・素敵です///』
81 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/08(日) 20:07:09.92 ID:C9a2tg.o
女子寮進入か心躍るな
82 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/10(金) 02:16:56.29 ID:UWZmI4Io
書き手のレスがないまま1ヶ月以上が経過したのでHTML化のご案内です
製作速報VIP(クリエイター)は長期間書き込みがなくてもdat落ちしません
もし続ける意思がなくなった場合は、以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/
続ける意思がある場合は、2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
放置スレを減らし、製作速報をみんなで住み良い場所にしていきましょう
83 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/13(月) 12:13:14.76 ID:0GfkP4wo
追記です
HTML化案内後1ヶ月経過しても書き手のレスがない場合は、放置スレと判断してこちらでHTML化依頼を出させて頂きます
みんなで仲良く製作速報を使うための処置ですので、申し訳ないですがご了承ください
84 :
>>1
[sage]:2010/09/18(土) 19:40:33.62 ID:dgVMbY6o
生存報告です
今は所要が立て込んでて・・・
でも今月中には休み中に続きを書くつもり
遅筆もうしわけありません
85 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/22(水) 12:52:21.47 ID:LY3mW3g0
まってるよ
86 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/09(土) 14:59:48.04 ID:KrM6n020
おおまだ残ってたのか
87 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/09(土) 15:00:47.31 ID:KrM6n020
すまんageてしまった
88 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/14(火) 11:00:11.19 ID:r16GuQSO
もうこないのか
89 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2011/02/11(金) 03:01:09.28 ID:refEKZNa0
保守
90 :
lain.
★
[sage]:2011/02/19(土) 01:07:25.63 ID:???
SSスレッドは、SS速報VIP【
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
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