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新ジャンル「鎌井達の夜」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/02(月) 23:39:03.98 ID:1hZb6Qs0
鎌井「・・・・・・・・・・・・」

鎌井「どこだ・・・・ここ?」

鎌井「確か俺は通勤途中の満員電車で・・・・」

鎌井「うーん・・・」

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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/05(木) 01:26:38.39 ID:o2UgGQDO
これは…
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 01:32:04.82 ID:YVFTcsAO
>>2
果たしてageる必要はあったのだろうか?
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 01:35:00.04 ID:ewRieXso
>>3
いや、暇だったから続き書こうかと。

あと単純にsage忘れたwwww
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 01:54:33.35 ID:ewRieXso

薄暗いホール。
チラついた蛍光灯の明かりが、剥がれたポスター跡の残る壁を静かに浮かび上がらせていた。


鎌井「ここは…地下鉄のホームか?駅員すらいないのは何でだ?」


「ふぅ〜い、遅刻遅刻〜」


鎌井「だ、誰だ!?」


「…おや?新人さんかい?」


薄ぼんやりとした暗がりから妙に軽薄な声が返ってくる。
よく目を凝らして見てみると、そこには一人の男が立っていた。


鎌井「は…白人?」


白人「HAHAHA、ここにニューカマーが来るのは何年ぶりかな。
…おっといけない、早くしないと宴に遅れてしまう」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 02:17:45.19 ID:ewRieXso

鎌井「は?宴って何だよ、それよりここは――」


白人「悪いが質問はまたにしてくれないか。今は少し急いでいてね」


白人は肩をすくめるジェスチャーとともに、左乳首から垂れるチェーンのついた懐中時計見ながら俺の言葉を遮る。
さっきは暗がりでよく見えなかったが、この白人、ブリーフしか履いていない。


鎌井「な、何だよアンタ…何でパンイチでこんな所に」


白人「そりゃ、私は白人だからね。白いブリーフを履いてるのは当然さ」


鎌井「そういう問題じゃなくて」


白人「おっと、悪いがここまでだ。名残惜しいが時間は待っちゃくれない」


鎌井「お、おい!!」


そう言うと白人は、蛍光灯の明かりが届かない暗闇の方へと歩いていく。
靴も履いていないせいか、ペタペタとしたタイルを歩く音だけが、自分から遠ざかっていった。


鎌井「くそっ…。いったい何がどうなってんだ!?」


次第に、周囲に不気味な静寂が戻ってくる。
気がつくと俺は、白人が消えた闇の中へと駆け出していた。
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 02:41:37.08 ID:ewRieXso

鎌井「くそっ!あの白んぼ野郎、どこに消えやがった」


視界が殆ど無いせいか、なるべく壁から手を離さないように走る。
駅のホームにしてはやけに距離が長い。本当にここはどこなのだろうか。


鎌井「おーい!!どこにいるんだー!!」


なかばヤケになり大声を出してみるが、残響すら聞こえない。
まるで巨大な生き物の腹の中に居るような感じが、悪寒をはしらせる。


鎌井「…勘弁してくれよ」


自然に弱音が口からこぼれた。
悪い夢なら早く覚めて欲しい。
目が覚めたら、また俺は満員電車の中でむさいオッサンリーマン達に囲まれたまま、立ったまま寝ていたんだ。

――そんな現実すら、今は堪らなく恋しかった。


鎌井「チクショウ…俺が何したってんだ…。」


声に泣きが入りながらも足をすすめる。
今止まれば、この闇の中で二度と動けなくなりそうだった。
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 02:49:40.75 ID:WE8PqAAO
これは期待wwwwww
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 02:57:14.23 ID:ewRieXso

どのくらい進んだだろうか。振り返ってみても、最初に居たホームの明かりは既に見えない。
闇に目がなれたせいか、かろうじて見える床と壁だけが、ただ在るだけだった。


気が狂いそうだ――。


否。既に狂っていたのかもしれない。
俺は腹の底から叫び声をあげながら、前後不覚のまま走りだした。


鎌井「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」


自暴自棄になりながら、ただ走る。
脳内麻薬のせいだろうか?やたら気分が良かった。


鎌井「暗ラガぁアアアア!!!
蔵裸ガ勃起ぁあアアアアアアアアアア!!!!」


ナチュラルハイとは恐ろしいもので、今は恐怖感など微塵もない。
そう。俺は解き放たれたのだ。
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 03:14:54.57 ID:ewRieXso

何時間?何分?それとも数十秒?
運動不足が祟ったのか、俺のスーパー鎌井タイムも長くは続かなかった。


鎌井「全速力で走ったのなんて…何年ぶりかな…。」


清々しい疲労感に身をまかせ、床の上に倒れこむ。
妙な達成感を感じ、もうこのままどうなってもいいや…。
なんて思っていると、微かにだが人の声の様な音が耳に届いた。


鎌井「!!!???」


ザワ…ザワ…


鎌井「やっぱり…!!やっぱり聞こえる!!」


無我の境地で五感が研ぎ澄まされたのだろうか?
暗がりの中から、さっきまでなかった音が確かに聞こえる。


鎌井「誰か!!助けてくれ!!俺はここにいるぞ!!」



数秒前まで死んでも良いと思っていた気持ちが途端に消え失せる。
我ながら現金なものだ。


俺は疲労感を感じさせない速度でまた走りだした。
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 03:17:19.40 ID:ewRieXso
この時点でオチが読めた奴は天才
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 03:33:13.18 ID:anfA4vso
よめない
クララが立ったが伏線だったら拍手喝采
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 03:39:31.45 ID:ewRieXso

暗闇を僅かにてらす淡いオレンジ色の光。
そう。俺はついに暗闇のホームを突破したのだ。


ザワ…ザワ…


淡い光が漏れる扉の向こうから、さっき耳にした音が聞こえてくる。
この扉の向こうに誰かが必ず居る。


そう理解していても、何故か俺は、扉を開けることをためらっていた。


鎌井「何で…っ!?何でだよ…!?
何でサウナがこんな所にあるんだ!?」


すりガラスのハメ込まれた扉の横には、ご丁寧にも『サウナルーム』とカタカナで表記された看板が掛かっていた。


鎌井「チクショウ!!まさかさっきの白人が言ってた宴ってこれのことなのか!?
こんなのありかよっ!!」


この扉を開ければ…確実に誰かが居る。
――そう。ガチムチの屈強な漢達が。


鎌井「はぁ…はぁ…はぁ…。
アーーーーーーーーーっ!!!」


俺は暗がりの恐怖と、肉色の恐怖を天秤にかけ
……ついに扉を開いた。
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 03:40:49.32 ID:ewRieXso
>>12
ごめん、それノリで書いただけ何だ…
クララ関係ないんだ…
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 04:06:57.95 ID:ewRieXso

瞬間、ムンとした空気が顔を叩く。
闇になれた俺の目に、室内灯の強い光が射し込んだ。


「あら〜ん?新しいお客様?」


扉を開けた先、サウナルームと表記された部屋の中。
木目調で統一された室内には、一人の筋肉隆々の黒人が何故かビキニパンツ一枚でポージングを決めたまま立っていた。


鎌井「ここは…脱衣所?」


部屋の両脇に設置された棚。
奥へと進むノレンの掛かった通路の横には、自動販売機が置かれている。


黒人「そうよ。ここは漢達の楽園へと続く禊(みそぎ)の間。
日常を戦い抜く鎧を脱ぎ脱ぎしちゃう神聖な場所!!」


黒人がいちいちポーズを変えながら、変態な解説を垂れる。
喋る度に胸の筋肉をピクピク動かす様が本当に不快だ。


鎌井「くそっ…!!さっきから変態しかいないじゃないか!!」


俺は黒人に聞こえないように悪態をついた。
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 04:07:48.43 ID:ewRieXso
さて、寝るよwwww
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 06:07:04.45 ID:nRTr7EAO
すげえかまいたちっぽいなwwww
支援
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 08:11:41.12 ID:qkiEWfg0
セガガガに「かまたたちの夜」ってあったよな
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 10:39:13.82 ID:aCT3hXY0
スレタイを読んで才能を感じた
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 13:05:27.63 ID:WE8PqAAO
たぶん>>1と書いてるのは別人
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/05(木) 14:12:19.97 ID:o2UgGQDO
>>20
当たり\(^-^)/
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 02:49:10.73 ID:rvQpRC.o

鎌井「あの〜…、ここ、どこですか?なんで俺こんな所にいるんですか?
なんでかか鍵をかけるんですか?いったい何を、」


黒人「黙りなさい」


黒人の無理やり出しているであろうお姉ボイスに俺は固まった。


そっちの趣味がないことをアピールするために、萌えキャラの真似をしたことが癇に触ったらしい。
クソっ…長門で攻めるべきだったか…。


鎌井「冗談ぬきで教えてくれないか。ここはいったい何なんだ?
なんで外に誰もいないんだよ?」


黒人「混乱しているのね。でも、初めての時はみんな同じ。
だんだん気持ちよくなっていくものなの」


鎌井「黙れよ。あと何パンツ脱ごうとしてんだ!
本当にやめて下さい」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/06(金) 02:56:34.60 ID:sXxWIv6o
鎌井ピンチ
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 03:04:23.55 ID:rvQpRC.o

黒人「大丈夫よぉ、とって食ったりしないからん」


そう言いいながら笑う黒人の頭には、さっき俺が身を守るタメに刺したボールペンが突き刺さっている。
いきなりタックルされた時は本当にあせった。


鎌井「もう質問はいいから、帰り方だけでも教えてくれないか」


半泣きになりながら懇願する。
心底嫌だが、今はこの黒人にすがるしか俺にはあてがないのだ。


黒人「残念だけど、今は帰れないわ。
それに、今帰ったら、あなたは後悔することになるわよ」


鎌井「…は?」


黒人「一つだけ確かなことは、あなたは望んでこの世界にやってきた。
自覚があろうがなかろうが、ね」


鎌井「ね、って言われましても」


俺がこんな世界に望んでやってきた?
断言してもいい。それは絶対にない!!
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 03:18:27.44 ID:rvQpRC.o

鎌井「とにかく!俺は早く帰りたいんだよ!!
会社にだって行かなきゃいけないし、こんな変な場所にはいたくないんだ!」


黒人「もう、困ったちゃんね〜。でもそんな駄々っ子も嫌いじゃないわ」


黒人のウィンクに、おぞましい寒気が俺をおそう。
神様…俺が何したってんだ…。


黒人「…いいわ。そこまで帰りたいなら少しテストをしてあげる」


鎌井「テスト?」


黒人「そう、テストよ。あっちに奥へ行くための通路があるでしょう」


黒人が指差す方向には、ノレンがかかった通路が二つ。
赤いノレンと青いノレン。普通に考えれば、男用女用みたいなものだろう。


鎌井「どんなテストなんだ?」


黒人「簡単よ。あの二つノレンの先。あなたはどちらをくぐる?」


鎌井「はい?」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 03:33:51.99 ID:rvQpRC.o

馬鹿かこいつは!!俺は男だ。なら青いノレンに決まっ…!!




いや、違う、思い出せ俺。俺はまだこの変な場所で変態としか出会っていないことに!!



ここまでの思考で、俺は無言のまま黒人を見る。


黒人「んふふふ…ジュルリ」


…っ!?舌なめずり…だと!?
間違いない、これは罠だ。一般常識的な回答で青を選ぼうものなら
間違いなく俺の青い果実が狩られちまう!


そう、ここで選ぶべきは赤!!刺すか刺されるかなら、俺は間違いなく前者を選ぶ!!


鎌井「答えは―――赤いノレンだ!!」


黒人「…そう」


俺の回答を聞いた黒人はノーリアクションでそれだけを返す。
何だその反応は?どっちなんだ?俺は正解したのか?
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/06(金) 03:35:10.76 ID:rvQpRC.o
書いといてなんだが…こんな話、面白いか?
自分でかいててキモイんだが
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/06(金) 03:38:56.79 ID:sXxWIv6o
嫌いじゃないよ オチが気になるよ
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/06(金) 03:45:59.74 ID:PsGFaIAO
かまいたちの夜のカマ、板、血……のノリ(ピンクのしおりのおまけ編)で読んでるからむしろこれが良い
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 03:49:51.96 ID:rvQpRC.o

鎌井「そう…て、どっちなんだよ」


黒人「赤いノレンを選ぶんでしょう?なら、入ってごらんなさい」


鎌井「な…何だと?」


黒人「その先に、あなたの選んだ未来があるわ」


鎌井「…俺の選んだ未来?」


意味がわからない。というか、普通に警察に捕まるんじゃ?
いや、でも番台(?)公認ならいいのか?


鎌井「何ここ、もしかしてそういうお店なの?
男も女もいけます的な」


黒人「商売なんかじゃないわ!!馬鹿にしないで!!」


黒人がしなをつくりながら怒る。
正直、怖さより気持ち悪さのほうが上だ。
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 04:03:31.52 ID:rvQpRC.o

鎌井「お前が行けって言ったんだからな?
俺は本当は入りたくないけど、お前が行けって言ったんだからな!?」


とりあえず、何がおこってもいいように責任を黒人になすりつけておく。
俺はあくまで被害者なのだ。嫌々入る的なポジションを作っておかねばならない。


黒人「安心してお入りなさい」


鎌井「ったく、仕方ねぇな〜。まったくよ〜」


何故か黒人の俺を見る目が汚いモノでも見ているような気がするが、そんな事はどうでも良い。
俺はご婦人用サウナルームへと足を進めた。


鎌井「困っちゃうな〜」






黒人「…残念だわ。あなたの選んだ先は地獄。
でも、このままじゃちょっと可哀想だから少しだけサービスしてあげる」


黒人のそのセリフが俺の耳に入ることはなく、俺は鼻歌まじりにハーレムが待っているであろう通路の先を目指し進んだ。
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/06(金) 04:05:17.93 ID:rvQpRC.o
>>30
オチはわりと大したことないんだけどなwwww
>>1をみてパッと思いついただけだし
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 04:23:11.78 ID:rvQpRC.o

鎌井「〜♪」


ノレンをくぐり、先へ進むと脱衣所より強い熱気が俺を包んだ。
サウナ独特の蒸し暑さとでもいうのだろうか、40度くらいは軽くありそうだ。

俺は着ていたスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを緩める。
脱衣所で脱いでおくべきかとも思ったが、あの黒人の目の前で服を脱ぐのは自殺行為以外の何ものでもない。


鎌井「あっつぅ〜…。」


それにしても暑い。さっきは暗闇で、今度は温度か。
まったく変な場所に迷いこんだものだ。


そんな事を思いながら歩を進めると、急に耳鳴りがしだした。


キィーーーーン


鎌井「な…なんだ?」


ガタンゴトン…ガタンゴトン…


鎌井「…電車?なんで電車の音が…?」


不快な耳鳴りと、不思議な電車の音が、だんだんと強くなっていく。
その音はすぐに俺の頭中に鳴り響き、酷い吐き気が俺を襲った。


鎌井「ぐぅ…何だこれ!?あ、頭が…。」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/06(金) 04:34:57.50 ID:rvQpRC.o

鎌井「ギギギギギ…!!」


例えようもない騒音と耳鳴り。俺はついに通路に膝をつき頭を押さえ込んだ。


「いけない!早くそこの扉に入るんだ!!」



うずくまる俺に誰かが声をかける。すぐ近くから聞こえるが朦朧とした意識のせいか、どこにいるのかわからない。


「右を見て!扉があるだろう?」


言われるままに右を見てみる。
そこには前からそこにあった様に、壁に扉が出現していた。


鎌井「こんなの、いつのまに…?」


「早くはいるんだ!このままだと君の精神が壊れるよ!」


誰かの声が俺をせかす。確かに、このままだと頭が割れそうだ。
俺はズリズリ這いながら、扉を開き、倒れこむ様に中へと入った。
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/06(金) 04:35:53.67 ID:rvQpRC.o
んじゃ寝るwwww
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/06(金) 10:04:00.79 ID:MaXPPEAO
わふーる
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 00:06:34.58 ID:TSNpWG.o
白人ときて・・・黒人ときて・・・次は何が出るのだ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 00:30:13.34 ID:YFp0wPE0
公式で鎌井編あったな
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 01:45:34.62 ID:yXwLSwAO
僕は鎌井ですが……
私も鎌井です
奇遇ですね、私も
って感じのやつだったよなww
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 09:49:19.83 ID:PjMaCwDO
>>37
当てたらペヤングやるよwwwwww
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 19:05:38.77 ID:FFEDrIAO
もしかして……俺?
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 20:02:02.33 ID:TSNpWG.o
そんな馬鹿な……
ハッ扉・・・真理の扉を開こうというのかっ………!?
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/07(土) 23:38:18.61 ID:Vy3ENHQ0
>>40
ぺヤングからでるものといえば湯切り時の麺…
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/10(火) 20:57:15.74 ID:guVHO2Mo

目を覚ますと、そこは自分の小汚い部屋でした…。


――なんて夢オチは通用しなかったらしい。
いや、夢であったらどんなによかただろうか。通路の扉に入った瞬間、どうやら俺は気絶してしまったようだった。


鎌井「空だ…。」


仰向けになったまま目を開けると、視界いっぱいに青空が広がっていた。
何故いきなり外に出ているのか?そんな疑問がフと浮かんだが、まだ頭がガンガン痛むので考えるのを止めた。


「やっとお目覚めかい?」


聞き覚えのある声が耳に入る。通路の時にも聞いた声だった。
寝転んだまま、目だけを動かして声の主を探すが、どこにも見当たらない。


「ここだよ、ここ」


モゾモゾと、何かが下半身をまさぐる。
下半身というか、俺の股間をダイレクトに…


鎌井「!!!???」


自分の股間に視線を向け、俺は絶句した。
社会の窓から猫が生えているのだ。


「ニャ〜」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/10(火) 21:16:28.70 ID:guVHO2Mo

鎌井「可愛いじゃないか」


猫「お褒めにあずかり光栄です」


鎌井「…で?何これ?何の冗談?なんで猫が俺の股間から生えてんの?」


猫「それは僕が猫息子だからさ」


鎌井「ああ!息子だけにね!!
ハハっ、捻り殺すぞコノヤロウ」


悪夢のような現実とはまさにこのことではないだろうか?
俺はまた泣きそうになった。


猫「それより、早く起きたほうが良い。
中途半端に扉をぬけたせいで、ヤバい場所に落ちちゃったみたいなんだ」


猫がシリアスな声で危機を知らせる。
…俺の股間から生えた猫が。


鎌井「やってらんね〜」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 21:26:09.90 ID:Q29cO2DO
また深夜に書けたら書く
\(^O^)/
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 21:47:08.72 ID:R5nqTIIo
寄生獣でチンコに寄生されたら・・・って話題は結構ベタだ
だが、股間から猫が生えるというのはいまだかつて聞いたことが無い
どういう頭の構造をしているのか
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/11(水) 00:01:11.16 ID:QGCk0Mco
>>47
いや、まだまだイカレ具合が足りない…
もっとイカれた話が書きたいんだ
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/11(水) 00:21:01.26 ID:QGCk0Mco

猫「いや、本当にやばいんだって。マジで」


鎌井「うるせぇよ、これ以上ヤバい状況なんかあるか。
そんな事より俺のチンコ返せよ!!まだ未使用なんだぞ!!」


猫「まったく、人の話しをちゃんと聞かないと後悔するって学校で教わらなかったのかい?
とにかく今は時間がないんだよ。言うとおりにしてくれないか」


この猫、意外にクレバーである。


鎌井「くそっ…、チン猫のくせに」


猫「いいかい?今、君がいるこの場所は半ズボンの森と呼ばれる場所なんだ」


鎌井「…半ズボン?」


猫「そう。ここは割と浅い層だけど、そのぶん恐ろしい魔物も出る危険な場所でもあるんだよ」


半ズボンに魔物と、またよく分からないワードを猫が並べ立てる。
まぁ、猫と普通に会話している時点でおかしいわけだが。
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/11(水) 00:36:39.92 ID:5WJD6UAO
イカ娘スレ発見
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/11(水) 00:52:21.89 ID:QGCk0Mco

鎌井「半ズボンの森…ね」


身を起こし、周囲を見渡してみる。
やけにヒョロ長い木々、見たこともないような色をした蔦。地面には背の低い草がワサワサ生えている。
確かに、ここは森だった。


鎌井「なんでサウナからいきなり森なんだよ?」


猫「これはイレギュラーだよ。本来はこんな場所来る必要はなかったんだ」


鎌井「イレギュラー?俺からしてみりゃ最初から今まで全部がイレギュラーだ。
それよりお前、さっきから何か色々と知ってそうな口ぶりだな」


俺は自分の股間から上半身だけぶら下がる猫を見る。
少し死にたくなった…。


猫「君の疑問に答えるのは後だ。まずはこの森を抜けないと」


鎌井「ちっ…。さっきから何をそんなにビビってんだよ」


股間から猫が生えてしまった俺に、もはやこれ以上驚くようなことは無い。
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/11(水) 00:57:28.80 ID:QGCk0Mco
よし!寝る!
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/11(水) 02:14:35.73 ID:IeHE9.AO

ニャンプラ〜
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/28(土) 19:23:41.27 ID:dcntEjAo
期待あげ
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 01:29:21.21 ID:3uCBuAEo
書き手のレスがないまま1ヶ月以上が経過したのでHTML化のご案内です

製作速報VIP(クリエイター)は長期間書き込みがなくてもdat落ちしません
もし続ける意思がなくなった場合は、以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は、2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
放置スレを減らし、製作速報をみんなで住み良い場所にしていきましょう
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 12:04:43.66 ID:0GfkP4wo
追記です
HTML化案内後1ヶ月経過しても書き手のレスがない場合は、放置スレと判断してこちらでHTML化依頼を出させて頂きます
みんなで仲良く製作速報を使うための処置ですので、申し訳ないですがご了承ください
57 :lain. [sage]:2011/02/19(土) 00:40:19.97 ID:???
SSスレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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