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佐天「ストライクウィッチーズ?」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてミサカがお送りします :2010/08/08(日) 21:47:12.27 ID:X/CCLQc0
VIPで規制されたからこっちに立ててみた。

前スレっぽいもの
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1280917525/

産業あらすじ
・レールガン4人組がストパン世界に飛ばされる
・佐天さんウィッチ覚醒
・佐天さん、エイラーニャと特訓中
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 21:57:14.61 ID:UOfoG.SO
つまんなかったから続けなくていいよ
3 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 22:32:52.48 ID:X/CCLQc0
 とある朝のベッド上

佐天「ん……んん……ふあぁ〜」

佐天「もう朝? って、こんな時間!……学校に行かないと」

初春「Zzz」

佐天「あれ? 何で初春があたしのベッドに?……あれ?」

白井「むにゃむにゃ……お姉さまぁ〜」御坂「んんっ、ゲコ太〜」

佐天「御坂さんと白井さんまで何で……ああ、そうか」

宮藤「みなさ〜ん、朝ですよ。起きてください」

佐天「別世界に飛ばされたんだ」

 ここ、あたし達が住んでいた世界とは異なる1945年の世界に
4 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 22:46:40.50 ID:X/CCLQc0
 事の始まりは扶桑海軍の輸送部隊の事だった。

佐天「ここ、どこ?」

宮藤「あの〜、すみません」

坂本「どうした? 宮藤」

 あたしがこの世界で目覚めてから最初に会ったのはこの二人だ。

 宮藤 芳佳さんと坂本 美緒さん。二人ともストライクウィッチーズに所属するウィッチた。

 でも、あたし達の世界にはネウロイやらウィッチやらは存在していない。

佐天「平行世界?」

宮藤「なんですか? それ」

佐天「いやさ、SF小説なんかでよくある設定なんだけど……もしかしたらって思ってさ」

 だから、そんな小説のような設定が思いついた。でも、それが都合のいい小説のような事実が次々と浮かび上がっていったんだ。

 それから、色々な事があった。どうして、こうなったのかはわからないけど。 
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 22:48:02.32 ID:X0M5EJEo
ダイジェストか
6 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 23:05:32.07 ID:X/CCLQc0
 あたしの他に飛ばされた人もいる。どれもあたしが知っている人だ。

(とある基地内の食堂)

御坂「ふあぁぁ〜」

佐天「どうしたんですか。御坂さん」

御坂「いやさ、なんかベッドが凄い硬くてよく眠れないのよね」

 御坂さんはここロマーニャに飛ばされてきたらしい。
 基地にいたペリーヌさんとよく喧嘩して、リーネさんやゲルトさんを困らせている。

白井「それは当然ですわ。ここは1945年で、しかもネウロイ迎撃の基地。私たちの世界のベッドと比べるほうが間違いですわ」

 白井さんは、ウィッチの一人であるエイラの故郷のスオムスに飛ばされてきたらしい。
 そこで、「同志」を見つけたとか言ってたけど、どういうことだろ? 白井さんのような趣味を持つ人がこの世界にもいるのかな?

初春「まぁ、私達はご厄介になっている立場ですし。という訳で、朝ごはん持って来ましたよ」

 初春はジブラルタルって所に飛ばされてきたらしい。
 幸運にも、シャーリーさんとルッキーニちゃんが見つけ、ここまで来たらしいがご愁傷様です。
 あれから、完全にトラウマになったって聞いたし。
 
7 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 23:20:34.03 ID:X/CCLQc0
 この4人がこの世界で飛ばされてきたのが偶然なんだろうが、それでも本当に小説みたいだ。

 どっちにしろ、皆が無事でよかったと思う。

宮藤「今日は扶桑風の朝食ですよ」

リーネ「初春さんや佐天さんがレシピを提案してくれたんです。自信作だって言ってましたよ」

シャーリー「おっ、これはおいしそうだな。いただきまーす」

 ここの人たちもあたし達のことを受け入れてくれた。

 ミーナさんと坂本さんが、原因が分かるまで保護するという名目であたし達はここに集められている。

 あたし達も、世話になっているから食事の準備とか掃除とかを手伝っている。

 その為か、ウィッチの皆とも仲良くやれていたりする。まぁ、御坂さんはペリーヌさんとよく喧嘩してるけど。

 でも、さらに驚くような偶然があった。

 それは……
8 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 23:34:06.13 ID:X/CCLQc0
 (同日・基地上空)

エイラ「イイゾ、その調子ダ」

佐天「はいっ!」

エーリカ「へぇ〜、だいぶ上手くなってるね」

ゲルト「だいぶストライカーユニットに慣れたみたいだな」

 あたしが、ストライカーユニットを使って飛べる力があった事だ。

 飛べた最初の頃は、リーネさんを助けようと未熟な力で無理な事をして大怪我したこともあった。

 でも、今ではエイラさんとサーニャちゃんの特訓を受けて、それなりに飛べるようになっている。

 この世界では、あたしは飛べるんだ。

 だから、今の目標は決まっている。

 あの事件みたいに皆に迷惑をかけない事を、その力を身につける為諦めず頑張ることを。

サーニャ「……隙あり」

佐天「(ゴン)あいたっ!」

 まぁ、その目標にはまだ届きそうに無いけれど。
9 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 23:44:44.12 ID:X/CCLQc0
 どうして、あたし達がこの世界に呼ばれたのかは知らない。

坂本「そして、もう一つ。そのネウロイもどきは何かを探しているような挙動をしていたという報告もある」

ミーナ「そして、重要なのは出現場所が限られているということ」

ミーナ「ロマーニャと扶桑の補給線上、ジブラルタル、スオムス、そして、このロマーニャ」

御坂「これは、私達の出現した場所?」

 もしかしたら、大きな事件に巻き込まれたのかもしれない。

 そうだったらあたしも……守りたい

初春「皆さん、差し入れですよ〜」

 この笑顔を

リーネ「紅茶の用意も出来ましたから一休みしませんか?」

 この日常を。

ルッキーニ「わーい! おっ菓子〜」

 この皆が笑えている今を。
10 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/08(日) 23:52:28.19 ID:X/CCLQc0
 だから、あたしは……

佐天「じゃあ、もう一度行きます!」

サーニャ「うん……」

宮藤「頑張ってくださ〜い」

佐天「よーし、いくぞー!」

 この大空を飛ぶ。
11 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 00:02:18.81 ID:IcuSyKc0
って訳で、需要ゼロだけど続けてみた。

とりあえず、

つまんねーから俺が書いてやるとか、
このキャラとこのキャラの小ネタを書いてやるとか、
この禁書キャラにパンツじゃないからはずかしくないもんをさせたいから書く

とかあれば大歓迎。ネタふりも大歓迎。

設定矛盾とかについては、基本的にこまけぇこたぁいいんだよの精神で。
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/09(月) 00:12:29.84 ID:N99t4vw0
漫画版の奴に二人のり用のユニットが存在してる・・・。
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 00:26:22.51 ID:en3N8ISO
ここに上条とか一方通行とか追加して厨二バトル始めたら糞以下のSSだからな
14 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 00:44:33.97 ID:IcuSyKc0
>>12
あるよ。ってか登場させたい。

>>13
基本的に「レベルアッパーに手を出した佐天さん」が中心だから上条さんや一方さんの追加予定はまったくない。
ってか、本筋で禁書系キャラの追加は予定してない。

無関係な一発ネタとかは知らんが。
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 04:14:56.21 ID:O.B6qQDO
期待してます
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 07:38:34.37 ID:Qu00KfQo
そいや2と完全にパラレルになってるが、もっさんの刀、烈風丸の出番あるのかww?
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 12:30:22.46 ID:wqasK6DO
待機
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/09(月) 14:24:36.49 ID:jQCJeZY0
期待
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/09(月) 23:37:23.97 ID:mVt2T0Q0
待ってるぜ
20 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 23:45:31.80 ID:g3KyelQ0
(とある基地の食堂内部)
佐天「うう〜、ってか眠い」

エイラ「文句いうナ。サーニャなんかあれから夜間哨戒してたんだゾ」

リーネ「はい、眠気覚ましのモーニングティーです」

佐天「んん〜、いい香り」

佐天「そういえば、サーニャちゃんってよく夜間に出撃してますけど、どうしてですか?」

宮藤「ああ、サーニャちゃんの能力が夜間哨戒に適してますから」

佐天「ああ、そうか……あれ?」

宮藤「どうかしましたか?」

佐天「ウィッチの皆ってペリーヌさんやサーニャちゃんみたいな人それぞれの力を持ってるの?」

リーネ「はい、そうですけど」

佐天「じゃあ、あたしにも能力ってあるのかな?」
21 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/09(月) 23:56:26.79 ID:g3KyelQ0
宮藤「えっ? ないんですか? 佐天さん」

佐天「いやー、全然知らなくて。向こうでもレベル0だったし」

エイラ「ソーいえば、ソーダッタナー」

リーネ「じゃあ、まだ気付いていないだけなのかも!」

佐天「いやさ、でも……」

佐天「あたし、飛ぶことは出来ても他のことは出来たことないんだよね。シールドとか固有能力とか」

坂本「なんだ? 固有能力が発現しないのか?」

宮藤「あっ、坂本さん。おはようございます」

佐天「はい、イマイチよくわかんなくて」

坂本「なら、やることは一つだろう」

佐天「……まぁ、オチは想像つきますけど」

坂本「訓練あるのみだな!」
22 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 00:11:17.05 ID:p3b6pdU0
(とある基地の滑走路側)

白井「で、佐天さんとついでに初春、宮藤さん、リーネさんが訓練に狩り出されたと」

御坂「まあね。でも、この世界の「固有能力」ってなんだろ?」

ペリーヌ「本当なら、あなたが持つような電撃の事を言いたいのですけれど」

御坂「わたしは、ストライカーに反応しないし、動物の耳と尻尾も出ないからね」

白井「お、お姉さまのケモノ耳!!」

シャーリー「おーい、白井がまたトリップしてるぞー」

御坂「まぁ、その内戻ってくるでしょ。で、それと「能力」は演算じゃなくて開発も出来ないことも違いよね」

ペリーヌ「わたくしは生まれつきですから」

御坂「となると、もしかしたら佐天さんには、この世界では何かしらの能力があるのかな?」

エーリカ「……Zzz」
23 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 00:18:21.07 ID:p3b6pdU0
(同時刻・滑走路)
坂本「全てのするにはまず体力だ! それがなければ何も出来ん!」

佐天「はぁ……はぁ……」

初春「な……何でわたし……までぇ……」

宮藤「が、頑張ろう、初春さん」

リーネ「というか……こんな事で……能力が目覚めるんでしょうか?」

坂本「分からん! だが、鍛錬をするのはぷらすにはなるからな!」

宮藤「はぁ……はぁ……うう、もう……」

坂本「宮藤! たるんでるぞ! もう5週追加だ!」

宮藤「ええ〜〜」
24 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 00:29:25.09 ID:p3b6pdU0
(そして2時間後)

佐天「うう〜、駄目だった」

坂本「ふむ、駄目だったか。まぁ、気にするな! はっはっは」

初春「なんか、わたしだけ凄く損した気分です」

御坂「まぁ、そう言うこともあるでしょ」

白井「それに、私達の世界にある能力開発では発現しないのですから、どのような要因なのかも分かりませんわ」

シャーリー「とは言ってもなぁ。あたし達もどうすりゃいいかもわかんないし」

ゲルト「なら、考えうる方法を試すしかないな」

佐天「……凄く嫌な予感がするんですけど」

初春「佐天さん」

佐天「初春?」

初春「骨は拾ってあげますから♪」

 この時の初春の笑顔はとても悲しいものでした。
25 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 00:38:41.43 ID:p3b6pdU0
 今日は眠いんで短いけどここまでで寝るわ。
 ペース的には3〜4日に一回ペースにする予定。
 そろそろ、書き溜めもしようと思う。

>>16
烈風丸は持ってるけど、出番は微妙。
だって、あの世界のチート武器だし。佐天さんやビリビリの出番がなくなるし。
佐天さんに持たせようとも考えたけどやめた。
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 03:03:32.53 ID:eiIR3wDO
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 07:30:14.22 ID:y7OgXIQo
>>25
一応、持ってるが攻撃に使わないでおkじゃね
もっさんはあれ持ってないと防御できんし
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 00:58:42.12 ID:oxR1A82o
見てるぜ
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 21:17:54.64 ID:9lBiKuQ0
早く続き〜
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 21:23:10.84 ID:655ZJ/co
明日明後日には来るんだろう
31 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 22:21:16.79 ID:PTtstZM0
(とある基地の廊下)

佐天「って訳で、みんなの特訓を受けることになったわけですが」

佐天「とりあえず、なんか不安しか感じないのは何でだろ?」

宮藤「では一番、宮藤 芳佳行きます!」

 そう言うと、彼女は佐天の胸の辺りを撫でる。

佐天「って、宮藤さん! どこ触ってんの!」

宮藤「魔法は気持ちの問題だって母から教わりました。だがら、ドキドキすればきっかけがつかめるんじゃないかと思って」

佐天「そんなわけ……って、あぅ……くすぐったいって」

宮藤「……(モミモミ)……どうです? ドキドキしてきましたか?」

佐天「いや、ドキドキがするけど」

御坂「って、佐天さんになにやっとるかーーー!」

宮藤「(スパーンッ!)ふぎゃ!」

佐天「こんなんで魔法が使えたら、初春は大魔法使いだと思うんだけど」
32 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 22:29:40.65 ID:PTtstZM0
(リネット=ビショップの場合)

リーネ「えっと、わたしが思うに、魔法はリラックスしたほうがいいんじゃないかと。ほら、記憶とかと一緒です」

佐天「はぁ……宮藤さんとは正反対ですね」

宮藤「むきゅ〜〜〜」

リネット「ですから、とにかくリラックスをする方法として、ハーブティーを持ってきたんですが」

佐天「まぁ、いただきます……ゴク……」

リネット「どうですか?」

佐天「ふぁ〜、確かに落ち着きますね」

リネット「よかった。で、なにか掴めそうですか?」

佐天「う〜ん……よくわかんないです」

ルッキーニ「っていうか、地味〜」

リネット「あぅ……」
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 22:40:03.42 ID:M8287fUo
お、きてるやん
34 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 22:43:02.67 ID:PTtstZM0
(ペリーヌ=クロステルマンの場合)

ペリーヌ「次はわたくしの出番ですわね」

御坂「んで、どうすんのよ?」

ペリーヌ「昔からこういう時は、何かしらショックを与えればよいと相場が決まっていますわ」

佐天「はぁ……でも、痛いのはちょっと」

御坂「じゃあ、そう言うのはあたしに任せなさい」

佐天「えっ? 御坂さん?」

御坂「大丈夫だって、痛くしないから」

ペリーヌ「確かに、電気はいい案ですわね。たまにはビリビリ娘も役に立ちますわね」

御坂「(ぶちっ)……あんたねぇ、ビリビリって言うな! このバリバリ娘」

ペリーヌ「(ぷちっ)ば、バリバリですって……ビリビリ娘の分際で」

佐天「いや、二人とも喧嘩は……って、うわぁぁぁぁ!」

(しばらく後)

初春「どうです?佐天さん」

佐天「固有能力の前にあたしの体が持たないよ。あんなのをくらい続けたら……」

ビリビリーズ「ごめんなさい」
35 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 23:01:18.24 ID:PTtstZM0
(ゲルトルート=バルクホルンの場合)

ゲルト「やはり、魔翌力を使っているときの感覚の慣れだろう」

ゲルト「つまりは経験だな」

佐天「それは正しいと思いますけど、どうやって」

坂本「すなわち、飛行訓練だな!」

佐天「えっ?」

ゲルト「少佐の言うとおりだ。まずは魔翌力での飛行制御に慣れること。そして、それには」

佐天「これって……箒?」

ペリーヌ「(ビクッ!)」

ゲルト「これで魔法の感覚に慣れる訓練をするのがいいだろう」

ペリーヌ「……(プルプル)……」

ゲルト「何事も基礎が大事だからな」

(その結果)

佐天「……とりあえず、安静にさせてください」

ゲルト「ああ……分かった(目線をそらす)」

初春「佐天さん……痛そうでした」

ゲルト「あ、あー(目線をそらす)」
36 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 23:18:36.83 ID:PTtstZM0
(そして夕方、とある基地の格納庫)

佐天「で、結論としては」

シャーリー「あたし達にはわかんないな」

宮藤「やっぱりきっかけってバラバラですし」

ペリーヌ「そもそも、あまり意識してないですし」

リーネ「そう言うのを教えるのも難しいと思いますし」

坂本「やはり、気合だな」

白井「それは駄目だったと記憶しておりますが?」

坂本「むぅ……」

佐天「いえ、きっと才能が無いんですよ」

ゲルト「でも、魔翌力から見ても、使えておかしくないと思うんだが」

佐天「いえ、ほら。あたしは元の世界でもそう言う関係は駄目でしたから」

佐天「あっ、そろそろサーニャちゃんが起きてくるんで、言ってきますね」

初春「佐天さん……」

???「ふう〜ん、なるほど」
37 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 23:35:11.61 ID:PTtstZM0
(格納庫外の滑走路)
佐天「はぁ……」

 溜息をつく。結局、固有魔法を使えなかった。

 ただ、使えなかったことに溜息をついたんじゃない。

佐天「なんか、あの時と似てるな」

 自分がレベル0と言い渡されたときの失望感。それに近いのかも。

佐天「なんか、嫌だな。こんな感覚……さて、気を取り直して」

 そう言う風に頬を叩いた瞬間に気付いた。格納庫がなにやら騒がしい。

 そして、聞こえてくるエンジン音。気になって、うしろを振り返ると

エーリカ「いただき!」

佐天「うわっ!」

 ストライカーユニットをつけて飛んできたハルトマンさんがあたしを捕まえていた。

佐天「うわ、うわわっ」

エーリカ「ちょっとサテン。あんまり動くと落ちちゃうよ?」
38 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 23:57:23.34 ID:PTtstZM0
佐天「は、ハルトマンさん! 寝てたんじゃないですか?」

エーリカ「お昼くらいにはさすがに起きたよ」

佐天(ってことは、今日はお昼まで寝てたんだ)

佐天「ていうか、どうしてあたしを抱えて空を飛んでるんですか!」

エーリカ「いや〜、少し思うことがあってさ、ちょっと試してみようと思って」

佐天「試す?」

エーリカ「サテン。耳と尻尾を出してよ」

佐天「み、耳と尻尾?」

エーリカ「ほらっ、ストライカーを履いた時みたいにさ」

佐天「あっ、えっと……(ピョコ)……こんな感じですか?」

エーリカ「うん、そんな感じ。じゃあさ、そのまま目を閉じてよ」

佐天「え? はい」
39 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 00:16:49.06 ID:j1vdj1Q0
エーリカ「じゃあ、そのまま感覚を済ませてみて」

佐天「……」

佐天(あれ? なんだろ? これ)

 その時、あたしは妙なものを感じた。ハルトマンさんの周りにある。

佐天「これは……風かな?」

エーリカ「おっ、やっぱりビンゴだ」

佐天「へっ?」

エーリカ「いやぁ、なんというかさ、同じ匂いがしたんだよね」

佐天「匂い?」

エーリカ「ただの勘だけどね。もしかしたら風と関係あるのかなって思ってさ」

佐天「でも、どうして?」

エーリカ「こういうのはグチグチするよりも、直接感じさせたほうがいいかなって」

佐天「ああ〜、習うより慣れろと」

エーリカ「皆言ってたしね。で、わたしが実際に一肌脱いでみたよ」
40 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 00:23:20.49 ID:j1vdj1Q0
 そして、もう一度目をつぶってみる。

 確かに感じている。風の流れを。自然の感覚を。

佐天「ありがとうございます」

エーリカ「いいって。ついでだし、何よりも楽しいしね」

 そう言うと、彼女は笑った。あたしもつられて笑った。

 この感覚。どこかで感じたことがあった。

 そうだ。無意識に否定してた感覚。あたしがしまいこんだ感覚だ。

佐天「そっか……」

 結局、使えなかったんじゃない。使うことを恐れてたんだね。

 あの時の感覚を。

 あの、初めて喜びと悲しみを手に入れた日の感情を。
41 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 00:28:42.92 ID:j1vdj1Q0
 その後、あたしとハルトマンさんは基地に降りた。

 その瞬間にバルクホルンさんが怒鳴り込んできたのは印象的だ。

 どうやら、彼女達の部屋の柵が重量に耐え切れず壊れて、部屋がめちゃくちゃになったとか。

 これからハルトマンさんは逃げてたらしい。ストライカーで逃げるのはいいんだろうかって疑問もあるけど。

 でも、ハルトマンさんのおかげで2つのことが分かったんだ。

 一つは自分の固有魔法を。そして、もう一つは。

 自分の中にある、未だに消えていない事件の影響を。
42 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 00:35:14.09 ID:j1vdj1Q0
さて、今日はもう終わり。書き溜めが出来なくてごめん。

代わりに一つ安価でも出しとく
書いて欲しいキャラの日常のやり取り
ストパンキャラ>>43
レールガンキャラ>>44
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 01:28:47.29 ID:zEp3Ayko
エイラ
できればエイラーニャ
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 01:46:51.53 ID:sA1N1MAO
>>42




五話みたいなルッキーニと超電磁砲キャラによるロマーニャ紀行(運転手シャーリー)
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 03:39:36.56 ID:Un3j3IDO


楽しみにしてます
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/16(月) 07:13:54.40 ID:Z8RSUeA0
とりあえずこのスレでも言っておこう
シャーリーたんと夢ナデナデしたい
47 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 19:35:23.03 ID:WUh/z.Q0
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれは6話を見て短編構想を練っていたら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったらいつのまにか7話で初春がモゾモゾしているのを妄想していた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    変態だとか人間の屑だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
48 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 19:46:49.73 ID:WUh/z.Q0
【即席短編・エイラの苦悩】

(佐天さん訓練初日の翌日)

エイラ「……(モゾモゾ)……(ソワソワ)……」

サーニャ「エイラ? どうしたの。なんだか落ち着きがないみたい」

エイラ「な、何でもないゾ」

エイラ「……(ソワソワ)……(サワサワ)……」

サーニャ「?」

エイラ(やっぱり……)

エイラ(女の子同士の恋愛って普通なのカナ?)

エイラ(クロコの世界じゃ当たり前だし、スオムスでもエルマ中尉の隊だといつものことダシ)
49 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 19:56:29.66 ID:WUh/z.Q0
サーニャ「……変なエイラ」

エイラ「別になんともないッテ」

エイラ(でも、サーニャに嫌われたくない……どうすれば?)

(その数十分後・サウナ内)

エイラ「そう言うわけダ」

ペリーヌ「何がそう言うわけですの?」

御坂「ってか、何であたし達が呼び出されなきゃいけないのよ?」

エイラ「イヤ、こういうのに詳しそうだからナ」

御坂「あたしにはそのケはないっての。そこのビリビリ眼鏡は知らないけど」

ペリーヌ「だ、誰がビリビリ眼鏡ですか! このビリビリ娘」

エイラ「オマエラ、ケンカスンナヨナー」

御坂「まぁ、んな事は置いといて、同姓同士の恋愛ねぇ。ペリーヌの方が知ってるんじゃない?」

ペリーヌ「わ、わわわたくしと坂本少佐はそのような意味では」
50 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 20:06:46.74 ID:WUh/z.Q0
エイラ「ソウはイッテモナー。昔は宮藤をあんな目で、見てたしナー」

ペリーヌ「今のあなたに言われたくはありませんわ」

御坂「まぁまぁ、それで、あたしが呼ばれた理由は?」

エイラ「クロコに追い掛け回されてるダロ?」

御坂「ああ、確かに……」

エイラ「それをどう思ってるんダ?」

御坂「まぁ、悪い気はしないけど……」

エイラ「(ピクッ)……やっぱり嬉しいノカ?」

御坂「でも、過度のスキンシップはいただけないしね」

エイラ「ウッ……」

御坂「一緒にベッドで寝ようと思ったり」

エイラ「ウウッ……」

御坂「(媚薬とか)訳の分からないものプレゼントしようとしたり」

エイラ「ウウウッ……」

御坂「さすがにあそこまでベッタリだと、少し距離を置いてって思うわ」

エイラ「(ガーン)」

ペリーヌ「ど、どうしましたの?」

エイラ「……(ブツブツ)」
51 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 20:22:16.49 ID:WUh/z.Q0
(同日・廊下)

エイラ「わたし、サーニャにベッタリしすぎなのカナ?」

エイラ「そ、ソンナコトナイヨナ。うん」

エイラ「ん? あれはサーニャ……と宮藤。廊下で何を話してるんダ?」

サーニャ「……それでね。くっついてくるから困ってるの」

エイラ「……!(こそこそと影に隠れる)」

宮藤「ああ、確かにそうですね。わたしも困ったことがありますよ」

エイラ(な、何が? よく聞こえない)

サーニャ「でも、ここまで……だと、……迷惑……から」

エイラ(サーニャの声が小さくて聞こえずらい)

宮藤「そうですか?迷惑なんですか?」

サーニャ「………エイラ……迷惑だと思う」

エイラ「(ピシッ!)」

エイラ(べったり? エイラ? 迷惑?)

エイラ(……もしかして、サーニャに……)
52 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 21:12:54.30 ID:WUh/z.Q0
(同日・食堂)

エイラ「ウウ〜」

佐天「あれ? エイラさん。どうしたんですか?」

エイラ「ナンデモナイ」

佐天「いや、そんなこといっても説得力がないんですけど」

エイラ「わたしはもう駄目なんダ」

佐天「……もしかして、サーニャさんと何かあったんですか?」

エイラ「!!……な、何で!」

佐天「いや、エイラさんが悩むほどのことって、サーニャさん絡みしか思いつかないんで」

佐天「自分や他の人の事で悩むような人には見えないですし」

エイラ「佐天はわたしのこと、そうやって見てたのかヨ」

佐天「細かいことは気にしないでください」

佐天「それで、どうなんですか?」

エイラ「ウッサイ、オマエには関係ナイ」

佐天「うわっ、何でそこまで……もしかして、サーニャさんに嫌われたり煙たがられたりして」
53 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 22:00:21.83 ID:WUh/z.Q0
エイラ「……」

佐天「うわっ、図星っぽい」

エイラ「もうダメダ。サーニャに嫌われるららいっそ死んだほうガ」

佐天「うわわわ、早まらないでください」

佐天「とりあえず、誰かに相談……ムリダナ」

佐天「って事で、あたしが相談に乗りますよ?」

エイラ「言い方に棘があるナ。まぁ、しょうがないか」

エイラ「実は……」

(説明中)

佐天「あー、なるほど」

エイラ「ダロー。もう、わたしは……」

佐天「はいはい。じゃあ、行きますか」

エイラ「どこに?」

佐天「決まってるじゃないですか。どうして嫌っているかを調べに行くんですよ」

 こうして、佐天さんとエイラの一日大作戦が始まる
 →後半へ続く

【一言】
時間が取れないのは何でだ? 次の土曜には仕上げる
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 22:18:21.14 ID:hqGTDcAO
乙です
待ちましょう、いつまでも
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/20(金) 03:11:24.76 ID:XrjubQDO
乙ダナー
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/20(金) 19:32:28.22 ID:JoMAFUAO
>>47
大丈夫だ、俺も今日7話見たが………


左天さんがみんなのパンツをずり下ろしていく妄想に囚われてしまった。
57 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 20:10:34.74 ID:VKi.5eQ0
>>56
初春「うひゃ! ぱ、パンツのなかに何かが……」

坂本「まさか、この前のネウロイ!」

初春「いや……モゾモゾします」

宮藤「初春さん! ちょっと脱いで見せてください」

初春「嫌です!」

宮藤「あっ、逃げた」

佐天「ここはあたしが! う〜い〜は〜る!」

ばっ! 

初春「きゃー!」

こんな感じか……胸が熱くなるな
58 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 20:32:31.04 ID:VKi.5eQ0
【即席短編・エイラの苦悩 後編】
(同日・エイラーニャ部屋の前)

佐天「とりあえず、サーニャさんにどうしたのかを聞きましょう」

エイラ「い、いきなりかヨ」

佐天「だって、直接聞かなきゃ分かんないですよ。幸い部屋は同じだし、様子を見るくらいなら何とかなります」

エイラ「そ、そういうもんカー?」

(コンコン)

エイラ「サーニャ。入るゾー」

(ガチャ)

サーニャ「駄目!(バタン)」

エイラ「さ、サーニャ」

サーニャ「駄目。入らないで。エイラ」

エイラ「どうしてダヨ?」

サーニャ「……お願い」

エイラ「さ……サーニャ」

佐天「あちゃ〜、これは……」

(その後、食堂)

エイラ「エルマ中尉、ニパ……わたし、エイラ=イルマタル=ユーティライネンは立派に戦功を挙げ、戦死しましタ」

佐天「って!いきなり銃を持ち出して、自殺しようとするなー!」
59 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 20:41:51.46 ID:VKi.5eQ0
エイラ「離せヨー! サーニャに嫌われたら、わたしは」

佐天「だから、仲直りするために、何かしようとしてるんじゃないですか!」

エイラ「だって、どうすればいいんダヨー!」

佐天「と、とりあえず、プレゼントとか!」

エイラ「プレゼント? でも、そう言う風に訳の分からないものをプレゼントしたからカモ」

佐天「じゃあ、訳の分かるものをプレゼントすれば良いじゃないですか!」

エイラ「そんなものあるのカ?」

佐天「ふふん、こんなこともあろうかと、色々勉強してきたんです」

佐天「主に初春が!」

エイラ「オマエじゃないのかヨ」

佐天「まぁ、冗談はおいといて、きっとサーニャさんに喜んでもらえると思うんですけど」

エイラ「……?」
60 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 20:55:02.83 ID:VKi.5eQ0
(同日・キッチン)

エイラ「プリャニキ?」

佐天「ロシア、あっ、あたしの世界でのオラーシャのお菓子の一つだって聞きました。それをプレゼントすれば」

エイラ「でも、プレゼントって言っても」

佐天「大丈夫ですよ。一緒に食べたかったから作ったって言えば、嫌われる心配はありません」

エイラ「そういうものなのカ?」

佐天「という訳で、作ってみましょう!」

エイラ「でもなー、前にサーニャに飴をプレゼントしたら凄く嫌な顔をされたナ」

佐天「飴ですか?」

エイラ「サルミアッキって言うんダ。今度、佐天にも食べさせてやるヨ」

佐天「へぇ、面白い名前ですね。でも、サーニャさんって飴が嫌いなんでしょうか?」

エイラ「わかんないナ」

佐天「ん〜、まぁ、ロシアのお菓子なら大丈夫じゃないんですか?」
61 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 21:37:46.95 ID:VKi.5eQ0
ちょっと、小休止

注意・今回出てくるお菓子は現代のものを参考にしてます。
   1945年にあったかどうかは尻ません(キリッ
   基本的にねただと思ってくれれば幸いです
62 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 22:05:29.12 ID:VKi.5eQ0
エイラ「ソウダナ」

佐天「じゃあ、作ってみましょう! あたしも手伝いますから」

(少女製作中)

佐天「うわわ、エイラさん! こげて、焦げてます」

エイラ「うわっ」

(少女製作中)

エイラ「これ、蜂蜜かけすぎダロ」

佐天「っていうか、具体的な量もわかんないですし」

(少女製作中)

エイラ「うう、甘すぎ」

佐天「作り直しますか……」

(そして、数十分後)

佐天「完成!」

エイラ「疲れたナー」

佐天「あとは……ここをこうして、袋に包んで……」

エイラ「ん? 何してんダ?」

佐天「いえいえ、何でも。さぁ、行きましょうか」
63 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 22:18:02.24 ID:VKi.5eQ0
(そして、エイラーニャの部屋)

コンコン

エイラ「サーニャ……いるカ?」

ガチャリ

サーニャ「あっ、エイラ……どうしたの?」

エイラ「実はさ……ソノ……」

(そして、小さな紙袋を渡す)

サーニャ「……何?」

エイラ「そのさ、お菓子を作ってみたから、サーニャにも食べてもらおうって思ってナ」

サーニャ「えっと……(ガサガサ)……あっ、これ」

エイラ「サーニャの国のお菓子だろ。そのさ……」

サーニャ「エイラ……どうしたの?」

エイラ「色々と迷惑かけたと思ってナ」

サーニャ「エイラ、さっきから何か変よ?」

エイラ「だ、だって……ソノ」

エイラ「わたしが、最近迷惑だったと思うからサ」

サーニャ「えっ?」

エイラ「確かによくサーニャについていったり、サーニャにとって変なものプレゼントしたりもしたし」

サーニャ「どうして?」

エイラ「それに、部屋に入れてくれなかったし」

サーニャ「違う!」

エイラ「……サーニャ?」

サーニャ「違うの……そう言うのじゃなくて……」
64 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 22:25:29.39 ID:VKi.5eQ0
サーニャ「わたし、エイラのこと全然嫌いじゃないよ」

エイラ「サーニャ、でも、部屋には」

ニャー

エイラ「?」

サーニャ「あっ、出てきちゃ駄目」

(すると、部屋の扉から3匹のネコが出てくる)

エイラ「ネコ?」

サーニャ「この間、外で見つけたの。それで、餌をあげたら懐かれちゃって」

サーニャ「時々部屋に入り込んでくるの」

エイラ(じゃあ、もしかして)

サーニャ「部屋にいるとエイラに迷惑だし、それに、さっきもエイラのベッドを汚しちゃって……それで、内緒にしようって宮藤さんと……」

エイラ「じゃあ、全部……」

サーニャ「ごめんね。エイラ」

エイラ「わたしのカンチガイ?」
65 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 22:47:34.88 ID:VKi.5eQ0
サーニャ「その……どうやって謝ったらいいか分からないけど」

エイラ「あ、あははは……気にしないでいいんだゾ」

サーニャ「エイラ?」

エイラ「いや、わたしも悪かったナ。変な勘違いしちゃって」

サーニャ「ううん、わたしも……じゃあ、一緒にプリャニキを食べよう」

エイラ「ソウダナ」

サーニャ「エイラ……」

エイラ「ん?」

サーニャ「ありがとう」

(同時刻・食堂)
エーリカ「おお、これ美味しい!」

佐天「ええ、我ながら美味く出来ました」

ゲルト「いや、作ったのはエイラじゃなかったか?」

佐天「そう言うことは気にしないでください」

エーリカ「でもさ、何でさーにゃんに渡すのをこのクッキーにしたのさ?」

ゲルト「そうだな。スオムスや佐天の国のお菓子でもよかったんじゃないか?」

エーリカ「だいぶ苦労した痕もあるし」

ゲルト「まるでフラウの部屋のようだったな(ジロ〜)」

佐天「いや、実は初春の調べた結果によりますとね」
66 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 22:54:25.55 ID:VKi.5eQ0
 …………

 わたしはエイラとプリャニキを食べる。

 甘い。そして、美味しい。

 エイラも笑いながら食べてくれた。

 ねぇ、知ってる?エイラ。

 わたしの国だとプリャニキは色々な意味で贈り物になるんだよ。

 エイラは知ってるのかな? それとも、他の人が刻んだのかな? このプリャニキに刻まれた文字を。

 ロシア語で、愛する人に贈るだって……
67 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 23:00:43.29 ID:VKi.5eQ0
>>43の安価ででたエイラーニャ短編終了

ロシアのこと調べてたらプリャニキが出てきたから……甘くなった。反省はしていない
あと、佐天さんはストパンメンバーと凄く絡ませやすい。知識面は初春がカバーしてくれるしね。
ちなみに書いてて一番楽しいのはビリビリコンビだったりww

さて、次はロマーニャ紀行か。
本編がそろそろ折り返しだから、こういうのも色々書いて見たいな。
……他の人が短編書いてもいいんよ?
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 00:01:29.63 ID:52C7.IDO

はやく本編を見たいから戻ってくれると嬉しい
69 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 00:16:54.03 ID:MmVyRVU0
>>68
本編進めても良いかもナー
別に全部終わった後で、埋め代わりに短編を書いてもいいし
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 11:17:56.60 ID:TsMtScDO
本編も短編もとても面白いです
期待しているのでこれからも頑張ってください
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 14:51:22.42 ID:5uJUm9A0
アルミサッキ食べようず
72 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 23:10:31.83 ID:rSXdQ160
やべぇ、今回は芳佳がめっちゃ主人公してた。
しかし、震電か……いつ交換したことにしようか?
ぶっちゃけ、パラレルだけど震電はつかいたいじぇ

そして、ラストは地中海で全員活躍だじぇ
73 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 23:19:42.49 ID:rSXdQ160
【本編】
(某日・とある特訓後の格納庫内)

佐天「はぁ……はぁ……」

エーリカ「んん〜、だいぶ固有魔法の制御できるようになったね」

佐天「はい……ありがとうございます」

エイラ「ん? 佐天。中尉。何してたんダ?」

佐天「え? あ、いや……」

エーリカ「ふふ〜ん。ちょっと特訓をね」

サーニャ「特訓?」

佐天「はい。そのハルトマンさんに」

エイラ「サテン。わたしたちも特訓があるの、忘れたノカ?」

佐天「そんなわけないじゃないですか! これからエイラさん達の特訓も頑張って」

佐天「(ふらっ)……あ、あれ?」

エーリカ「おっとっと」

エイラ「はぁ……魔翌力の使いすぎダナ、コリャ」

佐天「で、でも!」

エイラ「今日は休んでロ。訓練中に事故でも起こされたらたまんないからナ」

佐天「は、はい。すいません」
74 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 23:37:26.60 ID:rSXdQ160
エイラ「気にスンナ」

サーニャ「大丈夫だよ。わたしもエイラも気にしてないから。むしろ、頑張りすぎが心配」

エイラ「サーニャの言うとおりダ。大丈夫か?」

佐天「あはは……大丈夫ですよ」

サーニャ「そう……じゃあ、エイラ。わたし……」

エイラ「夜間哨戒ダナ。気をつけてナ」

サーニャ「うん。大丈夫。いつもと同じだから」

佐天「サーニャさん、頑張ってきてくださいね」

(同時刻・作戦会議室)

ミーナ「そして、これが6件目」

黒子「件のネウロイもどきですの?」

坂本「ああ、502、506統合戦闘航空団が交戦した時に撮られた写真だ」

御坂「本当にネウロイって奴と区別がつかないわね」

坂本「ああ、だが違いは報告されている。まず、コアの色が違う事。目的が何かの探索であること」

ミーナ「そして、507や英国海軍の報告では、件の三箇所以外では出現が確認されていない」

御坂「わたし達がここに来た、スオムス、ジブラルタル、そして……」

黒子「佐天さんの出現位置。扶桑とロマーニャの輸送路。大体アレクサンドリアあたりですわね」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 23:46:10.91 ID:41Et1v60
御坂と黒子が随分と偉いポジションになったな・・・
76 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 23:47:48.86 ID:rSXdQ160
ミーナ「そして、これらの記録から予測した進路は」

坂本「ロマーニャ方面に向けられている……か」

黒子「ますます、私達との関係が濃厚になってきましたわね」

御坂「ん?」

ミーナ「わたしたちとしても早急に対策を立てているわ」

坂本「ベネツィア艦隊とも呼応して……」

御坂「ちょっと、待った!」

黒子「どうしましたの? お姉さま」

御坂「なんか忘れてると思ったら、大事なこと忘れてた」

坂本「大事なこと?」

御坂「黒子。この世界にわたし達は別々の場所に飛ばされたわよね」

黒子「ええ、まぁ……」

御坂「そうすると、もう一箇所だけこのネウロイもどきが出現する場所があるじゃない」

黒子「……!!」

坂本「わかった。哨戒活動を強化しておこう」
77 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 00:00:16.01 ID:BizHgxM0
(同日深夜・サーニャ哨戒予定空域)

サーニャ「〜〜♪〜〜♪」

サーニャ「あれ? 変な感覚が……」

……ひん……の……か……

サーニャ「ノイズ? 声? なに……これ」

サーニャ「……えっ!!」

(翌日・基地内)

佐天「ん、んん〜。よく寝た」

初春「でも、相変わらずベッドが硬いですよね」

佐天「まぁまぁ……」

エイラ「はぁ…はぁ…」

佐天「あっ、エイラさん。おはようござ……うわっ」

エイラ「サテン! サーニャが! サーニャがー!」

>>75
通常のネウロイ戦の作戦会議には出席してない。
この「ネウロイもどき」の時だけ特例として出席してる設定
78 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 00:21:03.94 ID:BizHgxM0
(同日・ブリーフィングルーム)

ミーナ「サーニャさんの連絡が途絶えた時間と哨戒区域を照合した結果、このあたりで消息を絶ったと考えられるわ」

ゲルト「捜索隊は?」

ミーナ「ロマーニャ陸軍に通達したところ、志願者で編成された2個大隊が捜索中よ」

ゲルト「ずいぶんと多いな」

ミーナ「志願者が大量にいたらしいわ。でも、地形の関係から捜索は困難だって」

坂本「そこで、こちらからもサーニャの探索隊を出したいんだが」

宮藤「どうしたんですか?」

ゲルト「捜索隊が出せない理由でも?」

ミーナ「基地防衛の関係上、あまり多くは割けないの」

エイラ「はーい、はいはい! わたしがいく!」

宮藤「わたしも行きます!」

ミーナ「そうね。宮藤さんとエイラさんの二人かしら」

坂本「だが、範囲は広い。いくら上空から探したとしても二人では……」

宮藤「それでも、サーニャちゃんを放っておけません!」

ミーナ「せめて、あと二人は欲しいわ」

79 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 00:34:17.92 ID:BizHgxM0
(その時、端のほうに座っていた4人の内の一人が手を上げる)

佐天「あ、あの〜、すみません」

坂本「ん? 何だ?」

佐天「その捜索にあたしも参加して大丈夫ですか?」

佐天「あたしだったらストライカーが使えます。それに戦闘は出来なくても探索ぐらいは」

坂本「そうか……」

黒子「私も参加させていただきますわ。ストライカーは使えなくともテレポートがありますので、普通の人よりは役に立つはずですわ」

ミーナ「でも、あなた達は」

佐天「お願いします」

坂本「……そうか。だが、佐天が出撃するには二つ条件がある」

佐天「えっ?」

坂本「一つはネウロイと接触した場合、戦闘を行わないことだ。もし出会った場合はエイラと宮藤に連絡して、全力で逃げること」

ミーナ「そうね。特訓したといっても素人だし」

佐天「わかりました。それで、もう一つは?」

坂本「ああ、それは……」
80 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 00:54:49.63 ID:BizHgxM0
(同日・格納庫)

ゲルト「これが護身用の拳銃と信号弾だ」

佐天「はい、ってうわっ!」

ゲルト「気をつけろと言っただろ」

佐天「すみません」

黒子「まぁ、仕方がありませんわね」

ゲルト「はぁ……」

宮藤「……サーニャちゃん、無事だよね」

エイラ「宮藤! 不吉なこと言うナ! サーニャは無事に決まってんダロ!」

黒子「エイラ中尉。落ち着いてくださいまし」

エイラ「……」

佐天「宮藤さん、エイラさん」

エイラ「……何ダ?」

佐天「信じましょうよ。エイラさんや宮藤さんはサーニャさんの強さを知ってるんでしょ?」

宮藤「……そうだね」

エイラ「……」

黒子「さて、私は先にロマーニャ空軍機で区域に向かいますので」

エイラ「あ、ああ、わたし達もすぐに向かうからナ」

黒子「そうだ、佐天さん」

佐天「はい?」

黒子「お気をつけて」
81 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 01:00:16.30 ID:BizHgxM0
書き溜めが出来ないのは何でだ?
そして、本格的に初春の出番がないww 最初は捕らわれのお姫様ポジションで入れたのに変更したし。

あと、もう少しのはず……サーニャがあーなってから、小休止入れてラスト編になるはず。
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 02:20:44.56 ID:peWPQIAO
おっつん
週一の楽しみと思って楽しんでる俺としては続けてもらえるだけありがたい。


初春はルッキーニ専属のご飯保温係で良いんじゃないの?
というかシャッキーニの出番が…
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 13:38:35.65 ID:4qiGxoDO
好きな二作品のコラボというのは見ていて楽しいですね
両作品のキャラクターの特徴をとても上手くとらえて絡み合ってると思います
ただストライクウィッチーズは11人と人数が多いのでどうしても一人当たりの出番が少なくなってしまいますね
これはアニメのほうもそうなので仕方がないことなのですが
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/30(月) 11:26:56.46 ID:oQSd0dAo
こっちに移動してたのか。前スレの時からずっとVIPで待ってたわ

あとメ欄に「saga」推奨
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/02(木) 03:21:53.63 ID:OSleSiw0
       |
  _    |
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| ●o^|−+− ひょっとしてそれはギャグで言っているのか
 \_/  つ|
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/02(木) 05:58:37.93 ID:pKICbIAO
メ欄にsagaで死ねとか殺すとか魔力とかが使えるようになる
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/02(木) 20:23:27.01 ID:gbp02Jwo
時期はガリア解放後だよな?
ってことは年齢は、宮藤>美琴>サーニャ=佐天・黒子・初春>ルッキーニか
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 03:19:26.98 ID:4WSBq.w0
震電の回に超電磁砲組を参加させて戦力になりそうなのは美琴ぐらいだし
その美琴でさえ反対されて連れてって貰えなさそうだから適当なタイミングで
「今回と次の話の間に震電の回がありました」みたいにぶっ飛ばすのが無難じゃね

絡んでくる話もそれはそれで見たいが
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 12:45:44.71 ID:32.yR32o
お花はストライカーの整備とか覚えてさてん号魔改造に
手を染めるしか活躍の道がないのかっ・・・
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 12:50:04.48 ID:/GhqGB.o
>>89
情報系の技能生かす場がねえしなあ
91 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 20:15:40.48 ID:/HCPAfQ0
ストパン9話の録画を失敗した……orz

・ストパン2のストーリーについて。
基本としてパラレルだから、本筋でストーリー本編自体に絡む予定はない。(小ネタ・短編は除く)
ただ、>>88の言うとおりで事実はあったものとするし、
特に4話、5話、8話、9話については、その事も言う予定。(本筋重要話なんよ?)
時系列についてはこまけぇことはいいんだよの精神で。

・シャッキーニの出番は?
ルッキーニはサーニャ編後の小休止(ロマーニャ紀行を本筋正式採用)まで待ってくれ

・ストパンキャラの一人当たりの出番すくなくね?
出番の少ないシャッキーニ、リーネ、お姉ちゃん、ハルトマン姉妹あたりは短編で保管したいとほのかな希望を抱いている

・お花の出番は?
先生はお花×ストパンキャラの短編を誰かが投下してくれると信じています。

・ sagaについて
sagaのおかげで嫁が抱き枕になりました!
92 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 20:40:02.40 ID:/HCPAfQ0
(某日・サーニャ消息不明地点・三人が編隊飛行中)

佐天「それにしても森ばっかり……」

エイラ「ソウダナ……」

宮藤「白井さんとロマーニャ陸軍は北東方向を中心に探索中って言ってましたね」

エイラ「じゃあ、3方向に分かれるゾ。何かがあったら連絡シロヨ」

宮藤「はい……あれ?」

佐天「どうしたの? 宮藤さん」

宮藤「いえ、無線機が使えなくて、電波が悪いのかな?」

エイラ「ショーガナイ。 何かあったら信号弾で連絡ダゾ」

宮藤「分かりました」

エイラ「二人とも気をつけろヨ」

佐天「じゃあ、行きましょう」

(同時刻・ロマーニャ陸軍探索隊)

黒子「どうしましたの?」

兵士A「いや、無線が使えなくてな」

黒子「無線が使えない?」

兵士A「妨害電波でも出てるのか、それとも別の原因か」

兵士B「そう言うわけで、かわい子ちゃんを一人で探すのはなしだ」

兵士C「各員チームを作れ! だれよりもターゲットを探すぞ! 女の助けんのに無線は関係ない」

黒子「いえ、無線が通じないことに疑問を持っては?」

兵士A「あとで構わん。ウィッチを助けるほうが先だ。あと、白井さん。俺達のチームと一緒に行動しないか」

黒子「……」

黒子(無線が使えない? なんか嫌な予感がしますわ。佐天さん。無理をしては駄目ですわ)
93 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 21:02:19.01 ID:/HCPAfQ0
(同日・南西方面・エイラ担当)

エイラ「サーニャ……ドコダ? サーニャ……」

エイラ「無線も使えないし森が深くて……低空で探したほうがいいカ?」

エイラ「……危険だけど、サーニャを助けるためなら」

(同日・北西方面 芳佳担当)

宮藤「サーニャちゃん……怪我をしてないといいけど」

ミーナ『エイラさん……宮藤さん……佐天さん、応答して』

宮藤「あれ? ミーナ隊長? どうしました」

ミーナ『宮藤さん! 無線に何で応答しなかったの!』

宮藤「あれ? 無線が通じてる?」

ミーナ『エイラさんや佐天さん、ロマーニャ陸軍も応答がないのよ。現状の報告を』

宮藤「エイラさんは南西、佐天さんは南東に向かいました。現在、わたしは中心地点から北西の方向に飛んで……」

ミーナ『待ちなさい! 宮藤さんだけが無線を使えるの?』

ゲルト『何かの特殊な電波で無線が使えないのかもしれないな。発生源に何かがあるかもしれないが』

ミーナ『待って! もし、宮藤さんがその電波の発生源から離れてるとしたら』

宮藤「……?」
94 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 21:19:58.53 ID:60jI5IA0
(同日 南東方向 佐天担当)

佐天「サーニャさん……どこだろ? でも、一人だと心細いなぁ」

佐天「無線も段々ノイズが酷くなってきてるし」

無線機『…のう……て……』

佐天「あれ? 声? 無線機から……もしも〜し」

無線機『………くし……かんひ……のか…』

佐天「ノイズで上手く聞こえない。何の声だろ?」

無線機『…………』

佐天「えっ?」

そう思った瞬間だった。目の前にいきなりそれが現れたのは……

佐天「ね、ネウロイ?」

近くにいなかったはずなのに、いきなり現れた。瞬間移動みたいに

佐天「な、何で……そ、そうだ。皆に連絡を」

だが、信号銃を取り出す前にネウロイの一部が赤く光って、そこから光線が、

佐天「うわあぁ!」
95 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 21:32:01.48 ID:60jI5IA0
宮藤「佐天さん!」

伸びた光が巨大なシールドに阻まれる

佐天「あ……あれ? 生きてる」

宮藤「佐天さん。大丈夫ですか?」

佐天「なんで、宮藤さんが?」

宮藤「ミーナ隊長が佐天さんの行ったほうが心配だって」

佐天「えっ? って、そんな場合じゃないか」

そう言うと、信号弾を上に向かって撃つ

佐天「これでエイラさんも来てくれるといいけど」

宮藤「ここはわたしが一人で時間稼ぎをします。佐天さんはその隙に逃げてください」

佐天「で、でも……宮藤さんは」

宮藤「大丈夫です。シールドはわたしの取り柄ですから」

佐天「……」

 そのまま佐天は背を向けて飛びだって行く
96 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 21:47:37.10 ID:60jI5IA0
それから戦闘が始まる。だが、火力が違いすぎた。

宮藤「はぁ……はぁ……あんな事言ったけど、さすがにキツイよ」

宮藤「もう、佐天さんは逃げたかな?」

だが、その瞬間が僅かな隙になった。

宮藤「えっ? うわっ!」

防ぎきれない光線が僅かに片足のストライカーに当たる。

宮藤「ストライカーユニットが……うわわわっ! 落ちる!」

そして、そのまま推力が足らず落下。そして、上には追撃しようとビームを放とうとするネウロイもどき

宮藤(間に合わなかったのかな? ごめんね。佐天さん……サーニャちゃん……)

宮藤「リーネ…ちゃ……」

佐天「あたしの友達に手を出すなー!」

いきなり芳佳の目の前が閃光に包まれる。信号弾だ。同時に、芳佳の体を後ろから抱きかかえられる

宮藤「えっ? ええ?」

佐天「宮藤さん、大丈夫?」

宮藤「さ、佐天さん! 逃げたんじゃ……」

佐天「戦闘はするなって言われたけど、宮藤さんと一緒に逃げるなって言われなかったし」

宮藤「それって屁理屈じゃ……」
97 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 21:59:34.03 ID:60jI5IA0
宮藤「とか言ってる場合じゃなくて、早く逃げないと」

佐天「とりあえず、あたしが飛ぶから宮藤さんはシールドと応戦をお願い」

宮藤「うん、わか……あれ?佐天さん。拳銃は?」

佐天「いや、さっき掴んだときに落としちゃって。宮藤さんの銃で……」

宮藤「この状態だと無理だと思う」

佐天「……」

宮藤「……」

佐天「逃げられるかな?」

エイラ「二人ともショーガネーナー」

タタタタタとスオミ機関銃の音が響く。そして近づいてくるウィッチが一人

宮藤「エイラさん!」

エイラ「あとはわたしに任せロ。宮藤は一度降りて佐天のストライカーと交換しろよナ」

エイラ「それと、サテン」

佐天「は、はい」

エイラ「少佐に言いつけるかンナ」

佐天「はい、ごめんなさい」
98 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 22:34:36.79 ID:60jI5IA0
そして、上空で戦闘が始まる。

その様子をあたしは眺めている。だけど、一つ気になることがあった。

さっきから、無線機に変なノイズと声。

佐天「何だろ? これ……」

どこかで聞いたことがある声。身近なのに思い出せない。

エイラ「宮藤! イマダ」

宮藤「はいっ!」

そう考えてると、上で宮藤さんがネウロイもどきのコアを撃ち抜いている。

その瞬間に、ネウロイもどきは光の欠片に分解された。

そして、無線のノイズもなくなる。疑問は晴れないまま。

宮藤『やりました! エイラさん』

佐天「あっ、宮藤さん、聞こえますか?」

エイラ『無線も回復したナ。じゃあ、サーニャを……』

ターン

宮藤『うわっ! 今の何ですか?』

佐天「銃声かな? 近くで聞こえたけど」

エイラ『ちょっと、探索を……』

佐天「あたしも地上から行きます」
99 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 22:45:33.16 ID:60jI5IA0
(数分後・銃声発生源)

佐天「この辺からだよね……ん? 地面に何か落ちてる」

佐天「これって、サーニャさんのストライカーと装備だよね」

宮藤『あっ! 木になにかひっかっかって』

サーニャ「……助けて」

エイラ『サーニャ!」

(そして、救助後)

エイラ「さーにゃぁ、さーにゃぁぁぁ!」

サーニャ「エイラ、苦しい」

宮藤「無事で良かったぁ」

佐天「でも、どうしてあんなところに?」

サーニャ「変なネウロイに不意打ちされて、墜落したの」

エイラ「さっきの奴ダナ!!」

サーニャ「それで、木に引っ掛かって気絶しちゃって……気付いたら」

宮藤「何で連絡をくれなかったんですか?」

サーニャ「気絶したときにフリーガーハマーとか落としちゃって、電波も変だったし」

宮藤「そういえば、あのネウロイがいなくなってから無線が通じましたね」

エイラ「ソウダナ」
100 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 22:59:48.39 ID:60jI5IA0
佐天「それにしても、サーニャさんが無事でよかったです。エイラさんなんか凄い顔で」

エイラ「ソンナコトイウナー!」

宮藤「あははは」

そんな事を言いながら皆で笑った。

サーニャ「ねぇ、佐天さん」

佐天「ん? どうしました?」

一つの不思議なことを残しながら。

サーニャ「あのネウロイ。泣いてた?」

佐天「えっ? どういうことです?」

サーニャ「聞こえたの。そう言う声が」

無線機から流れてた声。サーニャさんが聞いた声

どこかで聞いた声。どこだったろうか?

掘り出しても分からない。何故か、嫌なことだと思ったから
101 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/04(土) 23:04:02.33 ID:60jI5IA0
ふぅ、サーニャ救出編は終了
あとはロマーニャ紀行みたいな小休止を2つ入れてクライマックス。
小休止のネタがどんどん増えて困ってるけど。

ついでに謎安価
エイラーニャ以外のストパンキャラ>>103>>104
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 23:15:24.52 ID:JwIbP/wo
あかぎにのってたおにいさん
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 23:25:14.52 ID:4WSBq.w0
ペリ犬
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/05(日) 00:37:17.96 ID:8Fv4CqQo
もっさん
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 02:30:05.18 ID:7LbP9Yk0
ハイパーわっしょいですわタイムきたあああああああああああ
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/08(水) 18:53:13.86 ID:wYpTmoAO
ここまでペリーヌの自演。
汚いなさすがペリ犬汚い
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/08(水) 22:08:43.07 ID:nSWU5oDO
短編一つはルッキーニ主役なんだろうけど
もう一つがペリーヌと坂本少佐の話かな?
でも短編主役を募集してたとは限らないんだよな
108 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/11(土) 21:10:35.15 ID:r7DNAxE0
遅延ののお知らせ

3〜4日ペースとか調子ぶっこいてすみませんでした
更新を土日の一週間ペースに切り替えます

あと、エーリカマジ天使
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/11(土) 22:50:45.86 ID:sVH27UDO
ゆっくりでもいいので面白い作品を期待してます
賛否両論だった十話だがマルセイユは結構いいキャラだと思うけど
出てくるとしたらやっぱり短編かな
110 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/11(土) 23:11:58.00 ID:f/GOt9Y0
ちなみに、来週からリアル事情が忙しくなるためです
今週?……VIPでストパンSS書いてこっち書く暇なかった。申し訳ない。
明日ロマーニャ編を書く予定。

>>109
面白いかはわかんないけど、精一杯完結まで書く予定。
週一くらいの気持ちで覗いてくれると嬉しい。

あと、マルセイユについては……いやぁ、いいタイミングで出てくれた。
これで人数が揃った。とミサカは意味ありげに微笑みます。
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 00:08:13.73 ID:IDqYwkE0
10話はマルセイユがどうにも好きになれなかったなぁ
エーゲル回期待してたのもあったし残念だった
面白かったけどね
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 00:08:58.17 ID:Rklmwdoo
>>110
>VIPでストパンSS
スレタイ
113 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 00:59:39.68 ID:lGCD19w0
>>111
好きになれないならなら、好きになれるように色眼鏡で見るといいってバッチャが言ってた
SSならエーリカ大好きっ子やお姉ちゃん大好きっ子にする事も可能なんだじぇ

>>112
芳佳「シャーリーさんは私の理想のお姉ちゃんです」
に投下されたSS5本のうちの3本を書いてる。
スレ立てしたのは俺じゃないし
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 01:00:38.00 ID:Rklmwdoo
>>113
あーあれか、見てたわww
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 05:53:41.78 ID:SSCL6LA0
芳夫スレを覚えてらっしゃる方は…?
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 06:31:14.05 ID:T5aFwzw0
>>115
kwwsk
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 08:51:39.33 ID:It1Tq.DO
>>113
過去ログにあったのを読んだ
多分>>113が書いたんだと思うけどサーニャが家族を求めて宮藤とエイラと一日姉妹になる話がよかったな
しかしどのSSでもゲルトがネタキャラ化されてたな()
このSSでもそのうち佐天さん達を妹とか言い出しそうだ
番外編とかでシスターズと絡ませたらすごいことになりそうだ
118 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 21:24:45.31 ID:DTQT1l.0
初春「へぇ、バルクホルンさんって妹さんがいらっしゃるんですか」

ゲルト「まぁな、クリスといってな。おそらくこの世で一番可愛いと思うな」

マルセイユ「ふんっ、お前は本当にシスコンだな」

エーリカ「ハンナ。トゥルーデを馬鹿に……」

ゲルト「そう褒めるな。マルセイユ」

エーリカ・ハンナ「駄目だこいつ。早く何とかしないと」

初春「そういえば、御坂さんにも妹さんが居ましたよね」

佐天「そうそう、たしかミサカシスターズって」

御坂「って、何で知ってるの! 本編設定無視して!」

初春「でも、1万人の妹さんかぁ」

佐天「大変そうだねぇ」

ゲルト「い、一万人のクリス……ガフッ!」

エーリカ「トゥルーデ! トゥルーデー! しっかりー!」

ゲルト「幸せ……だっ……ガクリ」

とかいう小ネタを考えてしまった。謝罪と賠償を(ry
119 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 21:38:28.36 ID:DTQT1l.0
【某日・とある基地の厨房にて】

宮藤「……あれ? また、お米が無い」

初春「あ〜、最近わたし達が使いすぎたせいでしょうか?」

宮藤「坂本さ〜ん。またお米が無くなっちゃいました〜」

坂本「ふむ……またか」

ミーナ「最近は補給も無いし……」

坂本「なら、そうだな」

【同日・ブリーフィングルーム】

ミーナ「という訳で、今回も町に買出しをしたいと思います」

宮藤(びくっ!)

ミーナ「どうしたの? 宮藤さん」

宮藤「い、いえ、何でも……」

ミーナ「それでは、メンバーを発表します。案内はルッキーニさん。運転はシャーリーさん」

ミーナ「それと付き添いはリーネさんと宮藤さんが……」

宮藤・リーネ「わたし達は待機でお願いします!」

ミーナ「ど、どうしたの?」

宮藤・リーネ「お願いします!!」
120 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 21:47:37.01 ID:DTQT1l.0
ミーナ「それだと困ったわね」

坂本「ああ、シャーリーが居るとはいえ、ルッキーニを放っておくのはまずい」

ミーナ「この前の件があるしね。とは言ってもだからと言って戦力を割くわけにも」

ルッキーニ「うにゅ〜」

御坂「あ、あの〜」

坂本「ん? どうした? 御坂」

御坂「それくらいだったら、わたし達でも出来るかなって思ったんだけど」

白井「そうですわね。どうでしょうか? 初春、佐天さん」

初春「は、はい! (シャーリーさんが運転なのが心配だけど)」

佐天「……」

白井「佐天さん? 聞いてまして?」

佐天「え、は、はい! ちょっと、考え事してて」

御坂「大丈夫? この間からボーっとしてるみたいだけど」

佐天「いやだなぁ、大丈夫ですよ」

ミーナ「それなら助かります。では、白井さんと御坂さん、佐天さんに初春さん、お願いします」
121 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 21:59:46.81 ID:DTQT1l.0
初春「では、食料のほかに買うものとかありますか?」

坂本「ふむ、新しい訓練機具が……」

宮藤「坂本さん……またですか」

御坂「ねぇ、ペリーヌ。あんたはどうなのよ?」

宮藤「あっ……」

ペリーヌ「えっ……いえ、わたくしは必要ありませんわ」

宮藤「御坂さん……実は……ゴニョゴニョ」

御坂「えっ……あ、その、ごめん」

ペリーヌ「別に。ビリビリ娘の言う事なんかいちいち気にしてませんわ」

御坂「へぇ、せっかく見直してやろうかと思った矢先に……このビリビリ眼鏡(ビリビリ)」

ペリーヌ「また、わたくしの事をビリビリ眼鏡と……どうやら決着をつけないといけないようですわね(バリバリ)」

エイラ「ヤルンナラソトデヤレー!」

初春「リーネさんと宮藤さんは?」

リーネ「わたしはその、紅茶をお願いします」

宮藤「わたしはお菓子の材料とかがあれば」
122 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 22:21:38.28 ID:DTQT1l.0
佐天「了解。じゃあ……」

クイクイ

佐天「ん? あれ? サーニャさん?」

サーニャ「あのっ……佐天さん、この紙に書いてあるものをお願いしてもいい?」

佐天「はい、分かりました。……サーニャさん、これって何に使うんですか?」

サーニャ「……内緒」

エーリカ「お菓子!」

ゲルト「ハルトマン……またお前そんな格好で」

エーリカ「お菓子〜、お菓子〜、お菓子〜」

ゲルト「新しい目覚まし時計を、とびっきり五月蝿い奴でな。あと、わたしのは必要ないぞ」

エーリカ「……佐天」

佐天「えっ? 何ですか?」

エーリカ「お菓子の他にこれもお願い」

ゲルト「ハルトマン……何を頼んだ」

エーリカ「わたしとサテンの秘密だよ〜♪」
123 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 22:36:32.81 ID:DTQT1l.0
【同日・基地前】

ミーナ「これが食料の代金と各個人の立て替え金、それと予備費になります。それじゃあ、お願いね」

白井「任せてくださいまし」

初春(ローマまでの道は曲がり角と崖。いくらシャーリーさんでもスピードは出せるはず無いよね)

佐天「じゃあ、乗り込むよ〜」

御坂「そういえば、わたしは初めてよね。基地から出るの」

佐天「そういえば御坂さんってここに直接飛ばされてきたんでしたっけ」

御坂「まぁね。この世界の都市を見るのははじめてかも」

ルッキーニ「ローマはいいとこだよ。あたしが案内してあげる〜」

白井「ついでにホテルなどもあれば……」

ルッキーニ「うにゃ? 普通のホテルならあるけど?」

御坂「く〜ろ〜こ〜! ルッキーニちゃんに聞いとるかぁ!」

白井「あべしっ」

ルッキーニ「カザリ。何でクロコはホテルがあるかを聞いて殴られたの?」

初春「ルッキーニちゃんは知らなくていいことだよ」

シャーリー「おーい、早く出発するぞ〜」
124 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 22:45:22.55 ID:DTQT1l.0
シャーリー「では、出発進行」

ブロロロロ

ミーナ「気をつけてね〜」

リーネ「御坂さん、白井さん、佐天さん、初春さん」

宮藤「皆、無事に生きて帰ってきてね」

【同時刻・トラック内】

佐天「うう、揺れが酷い」

白井「仕方ありませんわ。これは輸送トラックですもの」

御坂「わたし達の時代のバスなんか、本当に発展してるって思うわね」

初春「何でもいいです。シャーリーさんのストライカーに捕まって空を飛んだときよりましですから」

佐天「初春も苦労してるんだ」

初春「でも、今回は大丈夫です。基地からロマーニャの道は崖と曲がり道だらけの山道です」

初春「この原っぱでスピードを出さなければ、安全運転間違い無しです。わたしの計算は完璧です」

佐天「おっ、確かに山道が見えてきた」

シャーリー「前方視界よし。対向車なし……ふふん」
125 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/12(日) 22:55:52.36 ID:DTQT1l.0
さて、今日はここまで。短くてサーセン
次回か次々回でロマーニャ編は終わるよ。やったね、芳佳ちゃん。
注意として、この時点では、6話までのイベントは起こっている前提です

んで、ここで安価
ペリーヌのために買うもの
>>127(いじめは無しの方向で)
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 23:09:05.58 ID:ylrd3Bs0
ksk
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 01:11:26.16 ID:FSOJ41Ao
ひのきの棒
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 22:47:46.58 ID:oGMCbkE0
いつも乙

なんかペリーヌはアクセサリーとかつけなさそうなんだよな
実用品が良いかなぁと思うがどんな物がいいか良く分からん
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/14(火) 00:24:05.68 ID:pKY/ogDO
水着とか
新しい水着の出どころが判明されてなかったので
ここでプレゼントされたことにされてもいいかも
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 06:43:01.00 ID:SgY8odQ0
姐さん「さっさと書け、公式にする」
131 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 21:58:44.84 ID:XZjoVCA0
ヒノキの棒……鬼畜杉だろ。この安価。
水着の件は採用してもいいかな?

あと、注意とか呟きとか
・なんか分からないけど、いんた〜みっしょんで安価によってはストパンでゲストキャラが出るかもしれないよ。

・ぶっちゃけ、作者はローマに行った事は無いよ。

・お花にそろそろ技術を与えないと本気で意味が無くなると、ミサカは悩みを打ち明けます。
 陸戦型ストライカーユニットくらい使わせてあげればよかった。

・ウィッチって24歳になっても、飛んで戦うくらいは出来るのかな?
132 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 22:04:20.85 ID:XZjoVCA0
初春の希望はことごとく打ち砕かれた。

世の中には、常識が通じない人間が居るのだという事を思い知らされた。

「きゃあああああ!」
「ちょ、お、落ちる! スピード下げて!」
「しゃしゃしゃシャーリーさぁぁぁぁぁん」
「お姉さまぁぁぁぁぁ!」
「こんな時に抱きつくなぁぁぁぁぁ!」
「シャーリーごーごー!」
「よっしゃ! いっくぞー!」
「あっ……浮いた……ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
「決まった〜」

以上が、ローマへ行く道で拾われた音声である。
この件に関して、学園都市風紀委員は語る。
「……もう、ジェットコースターは怖くありません」
133 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 22:09:42.39 ID:XZjoVCA0
【同日・ロマーニャ市内】

初春「うぷっ……」

御坂「ちょっと、初春さん。大丈夫?」

初春「らいじょうぶじゃありまへん……うぷっ」

シャーリー「まいったなぁ〜。これくらいで酔っちゃうとは」

ルッキーニ「カザリって乗り物弱いの?」

佐天「いや、そう言うわけじゃないんだけど」

白井「まったく、シャーリーさんはもう少し同乗者のことを思ってくださりません?」

シャーリー「いや〜、ごめんごめん」

初春「おえっ……」
134 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 22:18:21.51 ID:XZjoVCA0
【同日・ロマーニャ某商店】

ルッキーニ「このお店なら、色々揃うよ〜」

シャーリー「へぇ、この前とは違うお店だな」

初春「えっと、紅茶にお菓子の材料と……」

佐天「あとは……これとこれっと」

シャーリー「え〜っと、あれ? 御坂。何してんだ?」

御坂「えっ。 いや! なんでも?」

シャーリー「ん? 何だこれ?」

御坂「別になんでもないわよ!」

ルッキーニ「うみゅ〜、退屈〜」

白井「あの、この下着はおいくらでしょうか?」

店員「それ、ズボンですけど?」

ルッキーニ「うじゅ〜……あれ? あれは……」
135 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 22:26:42.62 ID:XZjoVCA0
【そして、しばらく後】

シャーリー「あれ?」

白井「どうしましたの?」

シャーリー「いやさ、ルッキーニが居なくて」

初春「ルッキーニちゃんが? 急な里帰りで何か思い出したんでしょうか?」

シャーリー「困ったな〜。今回はお金を持っててないからいいけど、わたしはローマに地理とかわかんないし」

佐天「えっと、じゃあ皆で手分けをして探せば……」

白井「そうですわね。となると……地図はちょうど人数分ありますし」

御坂「よっし、じゃあ、ルッキーニちゃんと食料を探せば言い訳ね」

シャーリー「悪いな。ルッキーニのせいで」

御坂「大丈夫だって……えっと〜……えっと……」
136 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 22:35:12.76 ID:XZjoVCA0
佐天「あれ? 御坂さん、どうしたんですか? 地図をじっと見詰めて」

御坂「いや、その……」

初春「あれぇ?もしかして、御坂さんって地図読めないんですか?」

御坂「そ、そんなわけ!」

初春「そうですよね。レベル5ですからね」

シャーリー「なぁ、初春って今日は機嫌が悪いのか?」

白井「最近はそうでもありませんけど、昔はもう少し嫌な性格をしていましてよ」

御坂「わ、わたしだって」

シャーリー「はいはい、んじゃ、御坂はあたしと一緒に回るから、初春、佐天、白井は一人で行動って事で」

御坂「わ、わたしは」

シャーリー「分かってるって、でも、今は急いでるから努力する時間も惜しいんだ。分かってくれるよな?」

御坂「は……はい」

シャーリー「じゃあ、集合はこのトラックの位置で」

全員「はい」
137 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 23:01:09.49 ID:XZjoVCA0
【某日・ローマ市内】

佐天「ん〜、ルッキーニちゃんどこに行ったんだろう?」

ルッキーニ「る〜い〜こ♪」

佐天「うひゃぁ!」

ルッキーニ「う〜ん、小さくないけど大きくも無い(モミモミ)」

佐天「って、どこ触ってるのー!」

ルッキーニ「む〜ね〜」

佐天「……はぁ」

ルッキーニ「どしたの? ルイコ」

佐天「ルッキーニちゃん。どこ行ってたの。シャーリーさん達が心配してるのにさ」

ルッキーニ「だってぇ、友達がいたんだもん」

佐天「友達?」
138 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 23:16:17.79 ID:XZjoVCA0
子供達「わーわー」

佐天「この子達って……」

ルッキーニ「マリアと会ったときに知り合ったの」

佐天「マリア?」

ルッキーニ「うん、わたしの友達〜」

佐天「へぇ……でも、言い訳にならないぞ」

子供「……(クイクイ)」

佐天「ん?」

子供「おねーちゃ、ルッキーニおねーちゃをいじめちゃ駄目」

子供「そーだそーだ」

佐天「いや、いじめてなんか」

子供「ルッキーニおねえちゃはローマを守るうぃっちなんだぞ」

佐天「あはは……ローマを守るかぁ。確かにこんな綺麗な町を守るんだからヒーロー扱いだよね」

ルッキーニ「へへ〜ん。 ルイコはローマの事、あんまり知らないでしょ」
139 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/18(土) 23:33:25.93 ID:XZjoVCA0
佐天「まぁ、あんまり知らないけどさ」

ルッキーニ「じゃあ、わたしが案内してあげる〜」

佐天「って、うわっ! ちょっと!」

ルッキーニ「いっくぞ〜」

子供達「おー!」

佐天「……いいのかなぁ? シャーリーさんたちが必死に探してるかもしれないのに」

【同日・某所】

シャーリー「おっ、これとかリーネに似合うんじゃないか?」

御坂「そうね。すみませーん。これください」

【某日・某所】

初春「へぇ、そんなことがあったんですか」

???「まぁ、わたし達も色々あるけどね。こらー! はやく運べ!」

【某日某所】

白井「しかし、このようなところでお会いするとは、思いませんでしたわ」

???「元同僚がここの出身ですから。あっ、お茶をもう一杯お願いします」
140 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/19(日) 00:07:20.14 ID:M8X4rzo0
【某日・ロマーニャ市内】

ルッキーニ「こっちこっち。ここがね〜。トレビの泉」

佐天「はぁ……何だかんだで観光しちゃってるよ。あたし」

ルッキーニ「ルイコ〜。ちゃんと聞いてる?」

佐天「聞いてるよ。ルッキーニちゃん」

ルッキーニ「ここはね〜。こうやって」

そして、コインを弾く

ルッキーニ「こうやれば、またここに帰ってこれるって」

佐天「へぇ……帰るか……」

ルッキーニ「うにゅ? ルイコ。どうしたの?」

佐天「いやさ、どうしてあたしにウィッチの力があるんだろうって」

ルッキーニ「どして?」

佐天「ネウロイってなんだろう? ウィッチってなんだろう? そう言ういろんな事を考えてたらさ」

佐天「ふと思っちゃったんだよね。あたしが空を飛ぶ理由をさ」
141 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/19(日) 00:12:31.97 ID:M8X4rzo0
佐天「元の世界に返るためなのか。それとも別の理由なのか」

ルッキーニ「守るため!」

佐天「へっ?」

ルッキーニ「きっと、ウィッチは何かを守りたいから力を持ってるの!」

ルッキーニ「わたしも、ロマーニャを守るために。きっと、シャーリーも芳佳も♪」

佐天「守るため?」

ルッキーニ「うっしっし、ルイコは何を守りたいの?」

佐天「あたしは……」

佐天(あたしが守りたいのは……)

佐天(きっと……この世界で守りたいのは……)
142 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/19(日) 00:22:48.74 ID:M8X4rzo0
【夕方・トラック付近】

佐天「ふぅ……やっと着いた」

初春「あー、ルッキーニちゃん! どこに行ってたの!」

ルッキーニ「ルイコと一緒だった!」

初春「……佐天さん、何かあったんですか?」

佐天「いや、それはこっちの台詞なんだけど……何で疲れてんの?」

初春「色々あったんです!」

シャーリー「おっ、全員揃ってるな」

佐天「あっ、シャーリーさんに御坂さん……って、なんです。その荷物」

御坂「えっ、まぁちょっとね」

白井「あら、皆さんおそろいになりましたのね」

ルッキーニ「クロコ遅い〜」

白井「どの口がいいまして? ルッキーニさん」

ルッキーニ「ふにゃ〜ひはい〜」

シャーリー「よし、食糧も今度は買ったし、帰るか!」

初春「シャーリーさん。くれぐれも安全運転でお願いします!」

シャーリー「あはは、分かってるって」
143 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/19(日) 00:29:36.95 ID:M8X4rzo0
【同日夜・基地食堂内】

佐天「はい、宮藤さんのお菓子の材料とリーネさんの紅茶です」

リーネ「ありがとうございます」

宮藤「ところで、初春さんはどうしたんですかぁ?」

佐天「いや、シャーリーさんの運転にまた酔っちゃって」

宮藤・リーネ「……あはは」

白井「これは、ハルトマンさんのですわ」

ゲルト「ほほぉ、絵本か。どういう風の吹き回しだ?」

エーリカ「ほらっ、トゥルーデ。クリスに送ってやりなよ」

ゲルト「えっ? まさかその為にか?」

佐天「サーニャさんにはこれ……」

サーニャ「ありがとう。佐天」

エイラ「これはタロットだよナ?」

サーニャ「うん、はい、エイラへのプレゼント」

エイラ「さ、サーニャ? わ、ワタシへのプレゼント? サーニャ……ダイスキダー!」
144 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/19(日) 00:36:21.18 ID:M8X4rzo0
御坂「ペリーヌ、これあげるわ」

ペリーヌ「なんですの? これは、木材の手配書みたいですけど」

御坂「ヒノキって言ってね、扶桑の木材よ。復興支援に役に立てばと思って……」

ペリーヌ「もしかして、わたくしの心配を?」

御坂「ガリアの心配よ。あんたがそこまで必死になるんなら酷いんじゃないかって思ってね」

御坂「それと、あんた個人にはこれ」

ペリーヌ「水着?」

御坂「全員にそれぞれ似合う奴をシャーリーさんと一緒に買ったのよ」

ペリーヌ「え、あっ、まぁ貰ってあげない事もありませんわ」

佐天「あははは……」

こうやって、あたしのロマーニャ旅行は終わる。

ルッキーニちゃんのウィッチである理由。

何かを守るためのウィッチの力。

あたしには、一体何を守るための力なんだろうな?
145 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/19(日) 00:44:45.18 ID:M8X4rzo0
という訳で、ルッキーニ編(ロマーニャ紀行)終了
本当はもう少し観光描写を書きたかったけど、俺がローマについて知らないから無理なんだぜ。
次回は……どうしよ? お花特訓をさせるか。ペリーヌ編(本筋)をやるか。あえて、ペリーヌ編すっ飛ばしてクライマックスに行くか。

ついでに安価? 
いんたーみっしょんでロマーニャにて美琴&シャーリー、黒子、初春が何をしていたか?を書きたいかも。
もし、見たいキャラが居たら↓に書いてくれ。
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 01:37:09.42 ID:CdNMed2o
「そーだそーだ」ていってた子供
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 01:39:42.30 ID:cdhG9AAO
黒子が誰と話してたか気になるな
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 11:11:50.10 ID:.z4LgoDO
黒子はスオムスで初春はジブラルタルに飛ばされてきたからそこで知り合ったウィッチなんだろうな
黒子のほうは502のアレクサンドラ大蔚かと思ったけど
確か502は現在カールスラント奪還の任務についてるからスオムスで知り合ったならおかしなことになるからないか
初春のほうは全然わからん
149 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/19(日) 18:14:29.16 ID:g5qeb.60
となると、黒子のいんたーみっしょんだけ書けばいいかな?
全部書けとか言われると思ったけど。

>>146
このロリコンどもめ(AA略

>>147
・ロマーニャ出身が同僚に居る
・ロマーニャとスオムスにしか行った事の無い黒子が知っている
この辺から想像してくれ

>>148
なぜに502のアレクサンドラ大尉?メディア露出したっけ?
少なくても、本とかで動いてないと無理です。
あと、初春と喋ってるのは、ロマーニャでばったり会った某人物たちだから。
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 04:48:40.65 ID:nv2e6uQ0
イーシキンだよな?

イーシキンなら姐さんのブログに乗ってたかツイタだったかだったかような
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 06:38:35.91 ID:nFdSjUIo
フミカ姐がtwitterで502の話かいたもやう
http://twitter.com/humikane/status/24937560468
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 10:28:40.50 ID:zz3IbsDO
初春の話の方も書いてもらいたい
黒子の話相手はいらん子の誰かだろ
ロマーニャ出身の元同僚ってのはジュゼッピーナ
いらん子小隊で1945年もウィッチというとスオムスで会った同志…あいつか
153 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:06:50.69 ID:ZesSHfE0
いんた〜みっしょん・黒子
【ローマ市内】

黒子「さて、ルッキーニさんはいずこに?」

黒子「早く見つけて、お姉さまとショッピングをしませんと。そして……ゲヘヘ」

黒子「さて、では……ん? あれは?」

その時、ロマーニャ兵士の方々に囲まれている少女達の一団がみえる。

兵士「君達のためにとっておきの店があるんだが……」

???「だから、私たちはおねえさまの付き添いで……」

???「ミー達は付き合っている暇はないねー」

兵士「はっはっは、気にしなくても、上官には俺からいっておくさ。どうだい?」

???「ですからぁ、そのぉ……」

黒子「あら? これはロマーニャ陸軍の方ではありませんか?」

兵士「えっ?あっ、白井……」

黒子「あなた達、何をしてらっしゃいますの? また、ミーナ中佐殿を困らせるような事では無いでしょうね?」

兵士「えっ? いや、その……かわいい子への社交辞令を……はっはっは、それでは失礼するよ」

そのまま、立ち去っていく兵士達。

黒子「大丈夫でしたか?」

???「ふぇぇ、助かったぁ……あれ?」

???「何でここに居るねー?」

???「まさか、また会えるとは……」

黒子「わたくしもですわ。エルマさん、オヘアさん、そして、迫水同志」
154 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:19:12.94 ID:ZesSHfE0
【ローマ市内・喫茶店】
ハルカ「ふぅ、先ほどは助かりました。黒子同志」

キャサリン「そうねー。ロマーニャの兵士はみんなデートに誘ってくるね」

ハルカ「エルマさんなんて、また泣きそうになってましたからね」

黒子「しかし、このようなところでお会いするとは、思いませんでしたわ」

エルマ「元同僚がここの出身ですから。あっ、お茶をもう一杯お願いします」

黒子「ああ、ジュゼッピーナ同志のことですわよね?」

ハルカ「ええ、あのパスタ食いの事です」

エルマ「は、ハルカちゃん……はぁ」

キャサリン「気にする事無いね」

黒子「しかし、なぜ皆さんはロマーニャに?」

ハルカ「その……おねえさまが少し問題を起こしたので」

エルマ「また、新人の女の子を妹にしちゃってぇ〜〜、アホネンさんも引退してるはずなのにですよぉ〜」

キャサリン「で、ロマーニャ空軍に文句を言われたねー。ミー達はその付き添いね」
155 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:35:56.46 ID:ZesSHfE0
ハルカ「本当なら、智子隊長をオフィスで撃墜する予定でしたのに」

エルマ「だからぁ、そう言うのを止めてくださいよぉ。後で怒られるのはわたし達なんですからぁ」

キャサリン「ハルカは独立義勇軍の頃から変わってないねー」

黒子「そういえば、エルマさんとオヘアさんはハルカ同志と……」

キャサリン「同じ部隊ね。でも、あんまり変わり映えがしないねー」

エルマ「技術省にちょくちょく行ってるウルスラちゃんを除けば、スオムスに皆居ますからねぇ」

黒子「あら。どうしてですの?」

エルマ「上がりになったビューリングさんはブリタニアの上層部に嫌われてますし」

キャサリン「ミーは今の作戦部長に「帰ってくるな」って言われてるねー」

黒子「二人とも何をしたのかが非常に気になりますわね」

エルマ「あはは、あがった後でも仕事は出来ますから。わたしもスオムスを守る意思は変わりませんから残ってます」

黒子「そうですの……でも、支えてくれる方がいらっしゃるのはうらやましいですわ」
156 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:43:49.37 ID:ZesSHfE0
ハルカ「どうしたんですか? 同志」

黒子「いえ、さすがに疲れてきただけですわ」

ハルカ「疲れた?」

黒子「お姉さま達とこの世界に飛ばされてきて、色々な事がありましたもの」

ハルカ「まぁ、噂は聞いていますけど」

黒子「最近のネウロイもどきの騒動も、佐天さんの事も、初春の事も、お姉さまの事も」

黒子「色々ありすぎましたわ」

エルマ「白井さん……」

黒子「風紀委員としてしっかりしなければならない。なんとしても、佐天さんと一緒に帰らなければならない」

黒子「それで色々調べたりもしましたけど、結局は途方にくれるだけですの」

ハルカ「同志……」

黒子「ふぅ……」

キャサリン「それで、クロコはどうしたいね?」

エルマ「も、もしかして諦めちゃったり?」

黒子「……いいえ」
157 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:56:03.46 ID:ZesSHfE0
黒子「風紀委員として、佐天さんや初春の友人として、そして、お姉さまのパートナーとして、諦めるわけにはいきませんの」

ハルカ「その意気です!」

黒子「さ、迫水同志?」

ハルカ「好きな人の為なら一直線に頑張る。その心意気が大事です! わたし達も応援します!」

エルマ「私たちにできる事であれば、なんでもしますから」

キャサリン「情報収集とかはまかせるねー」

黒子「……お三方……そのお気持ち、本当にありがたく思いますわ」

【それから、数十分後】

ハルカ「あっ、おねえさまが軍本部から出てきました」

黒子「それでは、これでお別れですわね。少し寂しいですけれども」

ハルカ「大丈夫です。何かあればすぐに飛んできますから」

黒子「……分かりましたわ。アホネン同志にもよろしくお伝えください魔師。それでは御武運を」

そして、そのまま帰っていく3人

黒子「ところで……何かを忘れているような? まぁ、その内思い出しますわね」

                        〜了〜
158 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/23(木) 00:12:01.22 ID:q3BvdGQ0
という訳で、いんた〜みっしょん黒子編を書いてみた。
ゲストはいらん子からハルカ、エルマ、キャサリンの三人。
ちなみに作者はビューリングとエルマ中尉が好きだよ。

とりあえず、いらん子については非公式な設定を盛り込んだのでご注意を。
ただ、キャサリンのはレキシントンの艦長的に考えて、「帰ってくるな」が基本だと思うのは俺だけだろうか?
エクスウィッチ(元魔女)って設定は便利だね。うん。

>>150-151
ツイッターまでは確認してなかったッス

>>152
おk、把握した
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 10:49:14.16 ID:P8.8LsDO

ハルカは出てくると思ってたけどキャサリンとエルマまで出るとは
他のメンバーも名前だけでも全員出てきたのは嬉しい限りです
次は初春編期待してます
それにしてもいらん子の四巻はいつでるんだ?
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 11:00:23.80 ID:xeYAsgAo
>>159
角川とMFの調整つかんと無理だろうなあ
幸いノボルは書く気あるようだし、なんとかなるさ
161 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 00:19:42.36 ID:W0v6STo0
いんた〜みっしょん・初春
【同日・ローマ市内】

初春「ふぅ……という訳で早くルッキーニちゃんを探しませんと」

初春「しかし、どこに行ったんでしょう?」

と、言いながら周りをきょろきょろ見渡す。

初春「う〜ん……一体どこに?」

???「どこに行ったんでしょうか? あと重いです……」

???「知らないわよ……って、前をちゃんと見て!」

初春「えっ?」

???「へっ……ひやぁぁぁ!」

そのまま、大量の荷物を持った人が初春に衝突。

その結果、二人は転倒して、道に水のボトルや干し果実などが大量の散らばった。

初春「あいたたた……」

???「もう、何やってるのよ! あなたも……」

そして、もう一人の女性が手を差し出そうとしたとき。

???「大丈夫? 子猫ちゃん」

何故か、裏道からもう一人の女性が舞い込んでくる。

初春「は、はい……一応……」
162 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 00:29:08.93 ID:W0v6STo0
???「それはよかった……ほら、手を……」

初春「ありがとうございます。あれ?どこかで見た事あるような」

???「ああ、多分どこかの雑誌だろう。でも、サインはしない主義でね」

初春「えっと……」

すると、先ほどぶつかった2人組の一人が怒鳴る

???「サインはしない主義じゃないわよ! マルセイユ!」

マルセイユ「えっ?」

???「どこに行ってたの! 将軍がカンカンにお怒りだったわよ!」

マルセイユ「じじー共と昼食会なんて楽しく無いじゃん」

???「ああ、もうっ! あなたのせいで……」

初春「あの〜」

???「何?」

初春「とりあえず、散らばったこれを片付けません? もう一人の子が泣きそうになってるんですけど」

???「うう〜、手伝ってくださいよぉ、少佐〜、大尉〜」
163 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 00:54:41.49 ID:LtUtSa20
【同日・ローマ市内・トラックの横にあるカフェテラス】

初春「一応、全部商品は纏めておきました。あとは、トラックに積むだけです」

マイルズ「ありがとう、自己紹介がまだだったわね。私はマイルズよ」

マイルズ「こっちがマルセイユで、向こうでトラックに積み込みをしてるのがルコ、じゃなくて北野 古子よ」

ルコ「よろしくお願いします〜」

初春「私は初春 飾利って言います」

マルセイユ「カザリ……ケイと一緒で扶桑人?」

初春「えっ、えーっと、そんな感じです」

マイルズ「でも、どうして扶桑人がここに? まさか、国に帰る途中で?」

マルセイユ「スエズが奪還できてもあの状態だから、今の状態で一般船が扶桑に行くのは難しいしね」

初春「あっ、いえ、そう言う意味じゃなくて……」

マルセイユ「そうだ。じゃあ私たちが護衛する補給艦に乗ればいい。私からロンメル中将に言えばそのくらいできるだろうし」

初春「えっ? 皆さんが護衛って、もしかしてウィッチなんですか?」

マルセイユ「おや、わたしを知らないっていうのはそう言うことか」

マイルズ「私たちはアフリカ戦線のウィッチよ」

初春「そうなんですか」

マイルズ「それで、あなたが扶桑に帰りたければ……」

初春「いえ、実は私は……」
164 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 01:03:12.69 ID:LtUtSa20
【事情説明後】

マイルズ「なるほど、あなたが報告であった人達だったの」

マルセイユ「そんな報告なんてあった?」

マイルズ「……はぁ、ケイの苦労が手に取るように分かるわ」

初春「あはは……ところで皆さんは、どうしてロマーニャに?」

マイルズ「ロマーニャ司令部と補給物資のことで話し合ってたの。ついでに皆の嗜好品の類も買ってくることになってね」

マルセイユ「だからって、あんなに紅茶を買い込むか?」

マイルズ「でも、将軍たちとの昼食会にマルセイユが来なくて……」

マルセイユ「ケイも居ないのに、じじー共と食事なんてヤダ! 大体、あいつらは私と話したいだけじゃん。隊長はケイなんだし」

初春「へぇ、そんな事があったんですか」

マイルズ「まぁ、わたし達も色々あるけどね。こらー! はやく運べ!」

ルコ「ええっ? ちゃんと運んでますよ〜」

初春「あの、少し休ませてあげたほうが……」
165 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 01:17:27.52 ID:LtUtSa20
【数分後】

ルコ「終わった〜」

初春「ご苦労様です。お水はいかがですか?」

ルコ「あ、ありがとう。初春さん」

マイルズ「あれくらいでへこたれるなんて、気合が足りない証拠よ」

マルセイユ「どう見ても大量の茶葉が原因なんだが……」

マイルズ「ロンメル将軍にも緑茶を頼まれたんでしょ? しょうがないじゃない」

初春(ロンメル将軍って本当に将軍なの? 凄くフレンドリーな気がする)

ルコ「ふぅ、生き返ります。でも、ロマーニャはいいところですね」

初春「えっ? どうしてです?」

ルコ「まだ平和そのものですから、この国は」

マルセイユ「違うな、ルコ」

ルコ「へっ?」

マルセイユ「平和なのはそれぞれの軍隊が、そして私たちウィッチが守った結果だ」

マイルズ「バザールと同じよ。私たちが役割を果たす事で平和は訪れる」

初春「役割……ですか」

マイルズ「どうしたの?」

初春「いえ、私にも役割があるのかなって思っちゃいまして」
166 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 01:43:38.58 ID:dpSgqB.0
初春「私は基地の皆さんにご飯を作るくらいしか能がありません」

初春「私も元の世界だと風紀委員だったのに、白井さんの役に立つ事も、皆さんを助ける事も……」

マルセイユ「……んじゃ、やめれば?」

初春「えっ?」

マルセイユ「諦めるんでしょ?」

初春「違います! 私は他にも頑張ろうと!」

マルセイユ「だったらいいじゃん。何かしようと死ぬ気で頑張れば、その内に出来る様になるかもしれない」

マルセイユ「それに、美味しいご飯を作れるのは重要だし、私も扶桑の美味しいものを食べれば百人力だし」

マイルズ「それは、暗にブリタニアからの補給物資が不味いって言ってるの?」

マルセイユ「そうは言ってないだろ?」

ルコ「えっと、ともかく自分にできる事を頑張る。そして自分を更に磨くのが重要なんだと思います」

マルセイユ「そう言うこと。今、自分にできない事をしようと無理やりしても無駄。なら、自分がその内出来るように頑張ればいい。簡単な話じゃん」

マイルズ「簡単じゃないと思うけど」

初春「……いえ、よくよく考えると簡単な事です」

初春「私は急ぎすぎてました。自分の出来る事を見失って、他の人と同じ風に頑張ろうって」
167 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 01:55:58.91 ID:dpSgqB.0
マルセイユ「才能も違えば、性格も違う。だったら、一緒になるんじゃなくて自分の得意な分野で勝てばいい。それだけだ」

初春「そうです。私にも出来る事があるはずです。だったら、それで皆さんに負けないようにします!」

マイルズ「へぇ、あなたにしては良い意見じゃない」

マルセイユ「何を言ってる? 私は正しい事しか言わないだろ?」

マイルズ「この自信家……」

【そしてしばらく後】

マイルズ「じゃあ、私たちはそろそろ……」

初春「はい、ありがとうございました」

マイルズ「気にしないで。何かあればわたし達も協力するわよ」

ルコ「微力ながら助太刀します」

初春「皆さん……」

マルセイユ「そうだ、基地に帰ったらエーリカによろしく伝えてくれ」

初春「はい。分かりました。皆さんもご無事で」
168 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/24(金) 02:10:56.66 ID:dpSgqB.0
そして、トラックに乗り込むと、車輪が動き出していく。

それを初春は見送って……

初春「う〜ん、ふぅ……久々に疲れたな〜」

初春「あれ? 何か忘れてるような……ああっ!」

                   〜了〜


って訳でいんた〜みっしょん・初春編を終了
ゲストはアフリカ戦線よりマルセイユ、マイルズ、ルコの3人。ルコのマルセイユとマイルズの呼び方が分からんかった。
マイルズ可愛いよマイルズ。
短編で「初春・アフリカに飛ばされるの巻」とかも書いてみたい。無理だけど。

ところで、ストパン2が終わってしまいました……
この本筋も再来週までには終わらせたいので、次回からラストパートに決定。
佐天さんを含むウィッチ隊とレールガン、テレポーター、地上支援の初春を地中海で大暴れさせるじぇ。

蛇足
海のウィッチがそろそろ出てきてもいいと思うんだけど、どうだろ?
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 03:59:42.49 ID:7CDmxQM0
漁船ストライカーか
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 07:03:51.47 ID:TpkpP.Uo
>>168
海上ぐらいはおっさんに華もたせてやろうず
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 10:22:21.43 ID:WZBkrsDO
ここでマルセイユが出るとは
どうせならアニメにも出たライーサにも登場してほしかったような
タイミング悪かったか
おケイさん1945年でもまだ隊長(現役?)か
すげーな
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 06:29:12.25 ID:JPizVb20
つっても飛んで指揮するぐらいだがな

ライーサちゃんは最終回にチラっと出たらしいね
まだみてないが
173 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 20:38:50.16 ID:I8sVYA20
>>169
いや、伊のピグとか英のチャリオットとか日の甲標的とか……

>>170
戦艦にはすでに熱い男がたくさんいるじぇ
熱い潜水艦長と海のウィッチの物語とかをみたいじぇ

>>171
一応アフリカの代表者二名とお付のルコにしたッス
おケイさんは1943年にはだったし、マルセイユの関係で隊長さんになったんだし。
隊長でいいんじゃなかろうか?

>>172
さりげなく、声ありでしたがな……
174 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 20:57:02.88 ID:I8sVYA20
【1945年・??????】

佐天「……」

自分の意識が沈んでいく。

これまで、この世界で色々なものを見てきた。

ルッキーニ「わたし、ウィッチだから!」
ペリーヌ「よくも橋を!」

故郷を守り続けたいと願った人たちが居た。

エイラ「私が、サーニャを守るんだぁぁぁ」
サーニャ「私が、エイラを無事につれて帰ります」

大切な人を守ろうとする人たちが居た。

マルセイユ「私が出る事でアフリカの皆が救われるなら安いものだ」
ミーナ「5分よ。5分で戻ってきなさい」

戦友を守ろうとする人たちが居た。

宮藤「わたしは、守りたいんです!」

そして、皆は守るために翼を持っていた。

じゃあ、私は? 何のために翼を持ってるの?

「……りょ……って…………かん……の…」

またノイズが聞こえる。 ネウロイもどきが発していたのと同じ。

あの声は……
175 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 21:23:42.27 ID:I8sVYA20
【某日・とある朝の部屋】

佐天「ん、んん〜……何だろ、さっきのは?」

ベッドから体を起こすと、朝日が差し込んでくる。

佐天「もう、朝か……」

宮藤「みなさーん、ご飯ですよ〜」

白井「むにゃむにゃ〜、お姉さま〜」

宮藤「白井さん、起きてください」

【とある基地の食堂内】

佐天「おはようございま〜す」

シャーリー「おはよ〜」

ルッキーニ「今日はロゼッタとアクアパッツァだよ!」

御坂「おお、美味しそ〜」

白井「あら? 初春はいずこに?」

ゲルト「ああ、初春だったら格納庫の掃除をしている。自分の役割を果たすんですって張り切ってたな」

エーリカ「なんか昨日はレーダーと通信機の使い方を習ってたよね〜」

白井「まぁ、初春は初春並みに頑張ってるんでしょう。いい事ですわ」

エイラ「じゃあ、佐天も頑張んないとナ」

佐天「あ、あはは、お手柔らかにお願いします」
176 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 21:47:44.23 ID:I8sVYA20
【同日・基地通信室】

坂本「これは……どういうことだ?」

ミーナ「分からないわ。でも、この報告は事実よ」

坂本「これについて司令部は?」

ミーナ「それが……」

【同日・飛行訓練区域】

エイラ「よしよし、いい感じダ」

佐天「はい、ありがとうございます」

サーニャ「……」

エイラ「サーニャ? ドウシタ?」

サーニャ「あっちから、誰かが呼んでる」

佐天「あっち? 何も見えませんけど……」

サーニャ「泣いてる。だれかが……」

佐天「それって……この前の」

ミーナ『三人とも、聞こえる? 訓練は中止してすぐに戻ってきて』

佐天「え? は、はい……」
177 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 22:08:45.14 ID:I8sVYA20
【同日・ブリーフィングルーム】

ミーナ「皆を集めたのは他でもないわ。重大な状況が発生したの」

ゲルト「重大な状況?」

ミーナ「まずはこれを見て欲しいの」

そう言うと、スライドにてある生物の写真が映し出される。

ゲルト「これは、ネウロイの大群?」

坂本「正確にはネウロイもどきの大群だ」

ペリーヌ「というと、これがどこかに出現したと?」

ミーナ「そうよ。しかも、三箇所同時に、その場に居たネウロイ達を焼き払ってね」

エーリカ「ええええ!」

坂本「実は、このネウロイもどきとネウロイが戦闘をしているのは現場レベルで見られていたんだ」

ミーナ「それが、今回は正式に観測されたの」

シャーリー「ちょっと待ってくれよ。というと、そのネウロイもどきを放っておけば、ネウロイと勝手に潰しあってくれるのか?」

ゲルト「いくらなんでも都合が良すぎだ。私たちにも少なからず危害を加えるのだろう?」

ミーナ「上層部はそうは考えていないみたいよ」

ゲルト「えっ?」
178 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 22:28:39.61 ID:I8sVYA20
ミーナ「このネウロイもどきの大群の行き先を予想した結果、マルタ島上空と判明したわ」

坂本「そして、こいつらが攻撃しなければ必要以上に町を破壊しない事も確認された」

リーネ「つまり、戦力を消費せずにネウロイと同士討ちを?」

ミーナ「少なくても上層部はそう考えたみたいね。私たちに出撃禁止が通達されてきたわ」

御坂「んで、そのマルタ島とやらには何があるのよ?」

坂本「初めはアフリカへの補給路を絶つのかとも思ったのだが、輸送部隊は無傷だそうだ」

白井「つまり、ウィッチの代わりに補給路確保に協力してもらおうと言うわけですわね」

ミーナ「恥ずかしながら、上層部はそう考えたらしいわ」

坂本「そう言うわけだ。幸い、被害はまだ出ていないからな」

エイラ「ソウカ〜」

サーニャ「……駄目」
179 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 23:01:54.85 ID:I8sVYA20
エイラ「サーニャ?」

佐天「サーニャさん。どうしたんです?」

サーニャ「あの子達、泣いてる。だから皆で集まろうとしてる」

佐天「えっ? それって……」

ミーナ「サーニャさん、それはどういうこと?」

サーニャ「分からない。でも聞こえるの」

佐天「まさか……」

サーニャ「呼んでる。この世界に来た人たちを」

その瞬間、ラジオにいきなりノイズが走った。

「……りょく……けっ……ひ……か……」

その声を聞くと、私は何かを感じていた。

佐天「行かなきゃ……」

宮藤「えっ?」

佐天「行かなきゃいけない気がする」
180 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 23:27:47.24 ID:I8sVYA20
初春「ちょっと! 佐天さん!」

ペリーヌ「何してるんですの」

佐天「離してよ。あたしが……行かなきゃいけない気がするんだよ!」

御坂「ちょっと! 佐天さん! ああ、もう!」

ビリッ

佐天「うぁ!(ドサリ)」

白井「今のうちですわ」

ミーナ「佐天さんはどうしたの?」

白井「さぁ、分かりませんわ。とにかく、分かっているのは……」

坂本「我々はここを動けないという事だけだ」

ミーナ「戦力も圧倒的に足りてないしね」
181 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 23:36:46.08 ID:I8sVYA20
【同日・佐天の部屋】

佐天「ん……んん……」

初春「あっ、気付きましたか」

佐天「あたしは……」

リーネ「急にマルタ島に行かなきゃって言い出して」

宮藤「そこに御坂さんがビリッてやったんです」

佐天「そっか……」

初春「佐天さん。どうしてマルタ島に行かなきゃ行けないんですか?」

宮藤「教えてください。わたし達も可能なら協力を……」

佐天「声……」

リーネ「えっ?」

佐天「声が聞こえた気がしたんだ。泣いている声。どうしてか、その声を聞いたら行かなきゃって思えて」

佐天「それに、あの集団に何か鍵があるような気がしたんだ。あたし達がここに来た鍵が……」

初春「……佐天さん」

佐天「だから、あの集団をマルタ島に集めちゃいけないって、いや、全部倒さなきゃいけないって」

佐天「全部、あたしの直感だけどあの子達を集めたら、きっと……事件が起こる」

リーネ「佐天さん……」

宮藤「佐天さん。……行ってみましょう」
182 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 23:42:03.42 ID:I8sVYA20
佐天「えっ?」

宮藤「行ってみましょう。マルタ島に」

リーネ「で、でも、飛行禁止命令が」

宮藤「だって、あのネウロイもどきがもし、本格的にここにきたらどうするの?」

初春「それだと、何の根拠も……」

エイラ「宮藤のいうことも一理あるナ」

佐天「エイラさん、サーニャさん」

エイラ「とてつもなく嫌な予感がスル。わたしの占いでもそう出てタ」

サーニャ「わたしもエイラの言うことに賛成。嫌な感じがするの」

佐天「……」

宮藤「行きましょう。マルタへ」
183 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 00:07:43.15 ID:5C6M6o.0
【同日・格納庫】

佐天「よしっ!」

エイラ「佐天。これを持ってケ!」

佐天「これは……刀と軽機関銃ですよね?」

エイラ「拳銃だけじゃ頼りないダロ? 銃はブリタニア製のあまりもんだけど持ってきナ」

佐天「は、はい」

サーニャ「それじゃあ、ハッチを開けて……」

ミーナ「あなた達! 何してるの!」

エイラ「ヤベ。見つかった」

ミーナ「止めなさい! きゃっ!」

その瞬間に初春がミーナを押さえに掛かる。

初春「佐天さん、行ってください! 宮藤さん、リーネさんも!」

佐天「初春……うん、絶対に帰ってくるからね」

サーニャ「ハッチ解放」

佐天「行きます!」

そして、三人が飛び立っていく。彼女たちの戦場へと。
184 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 00:16:00.34 ID:5C6M6o.0
【同日・マルタ島上空】

佐天「ここが……マルタ島」

宮藤「小さい島ですね」

リーネ「! 芳佳ちゃん! 佐天さん! 北と西と東に!」

佐天「えっ?」宮藤「あれは……」

そこにいたのはネウロイの軍団、いや、ネウロイもどきの軍団だった。

小さなネウロイに囲まれた巨大なネウロイが三体。それぞれの方向から迫ってきている。

リーネ「か、数が多すぎるよ」

宮藤「どうしよう! このままじゃ……」

佐天「止めよう」

宮藤「えっ?」

佐天「止めなきゃ! あいつらを合流させちゃ駄目だよ!」

宮藤「……」

リーネ「……」

佐天「あたしの都合だからさ。別に宮藤さんたちは聞く事もないけど、あたしはあいつらを止める」
185 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 00:22:30.71 ID:5C6M6o.0
そう良いながら、ステンのレバーを引く。

銃の使い方は一通り習っている。

佐天「あたしはそうしなきゃいけない気がするから」

宮藤「佐天さん。足が震えてますよ?」

佐天「えっ?」

そう言われてみれば、少し足が震えていた。きっと、怖いのだ。

佐天「武者震いだよ。うん」

リーネ「そんな風に言わなくてもいいと思うな」

佐天「えっ?」

宮藤「一人じゃ無理です。だって、3方向から来てるんですから」

佐天「まさか……」

宮藤「佐天さんはスオムス方面の、リーネちゃんはアレクサンドリアからのをお願い」

宮藤「わたしはジブラルタルからの倒すから」

リーネ「うん!」

佐天「宮藤さん、リーネさん。よーっし、皆で頑張ろう!」

そう行って彼女たちは飛び立つ。ただの無謀としか見えないものに。でも、それが希望だと信じて。
186 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 00:38:47.38 ID:5C6M6o.0
【マルタ島 東】

宮藤「凄い数。ボン沖にも上陸してる……でも頑張らないと」

宮藤「お願いね。震電」

【マルタ島 西】

リーネ「今度は芳佳ちゃんは助けに来ない」

リーネ「わたしが頑張らないと……」

【マルタ島 北】

佐天「撃てるのかな? 銃を……」

佐天「撃たなきゃいけないんだよね。うん……何とかしなきゃ」

ネウロイもどきが近づいてくる。

佐天「いくよ!」

私はシールドを張る事が出来ない。でも、なんとかなるはず!

【同日・基地】

坂本「なにっ! 宮藤達が勝手に出撃した!」

ミーナ「必死に止めたんだけれども……」

坂本「エイラ! サーニャ! どういうことだ!」

エイラ「わたしは佐天を信じただけだ」

サーニャ「わたしも」

御坂「とにかく、誰か助けに行かないと!」

ミーナ「助けに行きたくても行けないのよ。わたしたちが出撃しても数が足りないの」

白井「……他に増援の当ては?」

ミーナ「残念ながらないわ」

御坂「とにかく、ウィッチーズの皆で助けに行くわよ! 何もしないよりましでしょ!」

白井「……」

初春「……」
187 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 00:45:11.34 ID:5C6M6o.0
【同日・マルタ島 北】

佐天「このぉ!」

ステン機関銃が火を噴く。その内の数発が小型のネウロイに当たった。

だが、威力が足りない。

佐天「扱いやすい分、威力が無いの?」

その瞬間に、ネウロイからビームが撃ち出された。

佐天「うわっ!」

それを必死に避けていく。

佐天「危ない、宮藤さんたちは?」

【マルタ島 東】

宮藤「くぅ……」

一気に巨大なシールドが展開される。

宮藤「さすがにきつい」

一気に放たれたビームがドンドンシールドに弾かれていく。

それに比例するように、彼女の額から汗が染み出している。

宮藤「このっ!」

一度退避して、旋回。そのまま数匹のネウロイもどきに銃弾を叩きこむ。

火線がネウロイに吸い込まれて光と化すが、その後ろから新たな光が来て。

宮藤「くぅ!」

再び防戦一方になった。
188 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 01:01:02.42 ID:5C6M6o.0
【マルタ島 西】

リーネ「当たって!」

ドン!ドン!と対戦車ライフルが火を噴く。

その数発の内の一発が小型ネウロイを光へと変えた。

リーネ「やった! きゃあ!」

だが、それだけでは足りない。

再び来たビームがリーネの張ったシールドに当たる。

リーネ「はぁ……はぁ……数が多い」

魔力は消耗する一方だった。

【マルタ島 北】

佐天「二人とも……」

宮藤さんもリーネさんも消耗している。

佐天「あ、あたしも疲れてきて」

慣れてない戦闘。だから長時間は無理だった。飛行も段々不安定になってきている。

佐天「も、もう……」

宮藤「佐天さん、前!」

佐天「えっ?」

宮藤さんの声が聞こえたときはもう遅かった。巨大なネウロイもどきが放ったビームが迫る。

佐天「うわぁぁぁぁ!」

必死に避けるが、肌がこげるような痛みと共に失速した。

佐天(やっぱり……無理なのかな?)

重力に引かれていく。

どうしようか? まだ、頑張ってないのに……

体が動かない。ただ落ちていくだけ。
189 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 01:03:33.89 ID:5C6M6o.0
という訳で、今日はここまでだじぇ。
来週には完結させたいじぇ。

ところで、アフリカの星とスオムス独立義勇軍のアニメ化はまだですか?
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 06:38:27.67 ID:lsVKHdA0
その前に502だろ
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 08:16:26.57 ID:OM64HKAo
>>186
>御坂「とにかく、ウィッチーズの皆で助けに行くわよ! 何もしないよりましでしょ!」
何様な発言さね
192 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 21:51:31.18 ID:0SZ3GLU0
>>190
どうやら、あなたとは決着をつけねばならないようです

>>191
ビリビリだから仕方がない。
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 09:35:19.55 ID:49c92wDO
三期かどうかはわからいけど
扶桑海事変で何かあるらしいね
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 14:20:04.65 ID:45kjV6w0
>>192
アフリカ→半公式同人をアニメ化は…
いらん子→どう見ても18禁です本当に(ry
てな訳で502なら映像化しやすいって言いたかったんだ!

それより平成2009年春はまだか…いらん子四巻ん…!
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 00:29:03.62 ID:g5pmjIDO
ひょっとしてVIPでサイレンSS書いてる人?
196 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/04(月) 02:40:15.62 ID:jA0jYQQ0
更新出来なかった……すまん
理由は>>195氏の予想が当たったということッス
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 04:15:33.65 ID:g5pmjIDO
>>196
今保守してるけど落ちたらサイレンのSSも続き書いてください
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/07(木) 03:38:27.33 ID:rCU3KgDO
サイレンSS凄く面白かったけど読み終わったら鬱になった
このSSではウィッチを殺さないでくれ〜
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 00:39:55.82 ID:e5OJM2AO
SIRENからきました!!支援
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 19:07:05.06 ID:rS2u8I.0
サイレンも終わったしこっちに期待
201 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 00:38:03.95 ID:MGVqR9E0
サイレン書いていたら、こっち書けなかった……
明日までに終わるのか?

そして、重大な間違いが……
ステンは軽機関銃ではなく短機関銃です。
こんな初歩的なミスをするとは……
202 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 00:39:43.17 ID:MGVqR9E0
いんた〜みっしょん・基地居残り組
【某日・マルタ攻防戦2時間前】

御坂「だ・か・らっ! 皆で助けに行くって行ってるでしょ!」

ペリーヌ「そうですわ! ミーナ中佐!」

サーニャ「早くしないと、芳佳ちゃんが……」

ミーナ「あなた達……よく聞きなさい」

ミーナ「私たちが全員行っても戦力が足りない。さらに基地防衛の戦力も必要なのよ」

ゲルト「すなわち、何もしないよりマシと言うわけではないんだ」

御坂「あーっ! もう! あんたたちは仲間を助けたくないの!」

ミーナ「私だって助けに行きたいわよ! でも、上層部の命令なの」

初春「……戦力が」

黒子「初春?」

初春「戦力があれば良いんですね?」
203 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 00:48:38.77 ID:MGVqR9E0
エーリカ「当てでもあるの? ウイハル?」

初春「無ければ作ります! 佐天さんを助けるために!」

そう言って、どこかに走り出す初春。そして……

黒子「そうですわね。それこそ、何もしないよりましですわね。私はロマーニャ陸軍と交渉してきますわ」

そう言って、今度は黒子がどこかへ消えた。

御坂「わたし達も!」

ペリーヌ「そうですわね」

そして、美琴たちも消えていく。

ミーナ「まったく……」

坂本「で、どうなんだ? ミーナ。この辺に友軍は居るのか?」

ミーナ「ロマーニャ付近に残っている部隊なんて」

坂本「なぁ、一つ心当たりがあるんだが……」
204 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 01:02:58.32 ID:MGVqR9E0
【同日・ロマーニャ軍詰め所】

黒子「ですから! 上官の方に取り次いでください」

兵士「いや、黒子さんの頼みでも無理だぜ。それは……ところで、今度俺たちと一緒に食事でも?」

黒子「もう、良いですわ!」

そのまま立ち去る黒子。

黒子「やはり、ミーナ中佐でも駄目なのでは、私でも……」

黒子「……何か、方法は……」

【同日・基地通信室】

初春「私にも……私にも何かできるはず……」

初春「あれ……これって……」

見つけたのは、暗号表と暗号通信機。

初春「これを使えば……」
205 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 01:23:46.22 ID:MGVqR9E0
初春「これで……」

そういって、通信機を弄る。

初春「だれか……誰か……」

暗号を打ち、通信機に呼びかけ、あらゆる手段で部隊を呼び出そうとする。

初春「だれか……だれかぁ……」

『……ザザ……ザザザザ』
206 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 01:30:40.08 ID:MGVqR9E0
謎のインタ〜ミッション終了。

明日には終わらせたい……なんとか、月曜には……
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 02:01:15.01 ID:onnN8a2o


楽しみにしてるぜ
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 02:40:05.36 ID:G2xmtcAO


月曜にはなんなんだぜ?
209 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 22:19:09.69 ID:9b2//os0
さて、いよいよ本筋の終わりが見えてきたわけだが、

小便は済ませた。神様へのお祈りもした。部屋の隅で枕に頭埋めてバタバタする準備もオッケー。
よし!

おれ、このSSが終わったらサーニャと結婚するんだ……
210 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 22:30:28.29 ID:9b2//os0
体が落ちていく。

やっぱり、あたしでは無理だった。

みれば、宮藤さんたちも苦戦している。

空だけでなく、陸上からもネウロイもどきが攻撃をしている。

もう、終わりなのかな?

そういって、あたしは目をつぶる。走馬灯でも浮かんでくれば良いのに……
211 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 22:41:01.30 ID:9b2//os0
【マルタ島・西】

リーネ「はぁ……はぁ……」

魔力が尽きてきて、肩で息をし始めるリーネ。

ここまでの長時間の戦闘は初めてだ。それに、こんなに大群を相手にしたのも。

リーネ「まだ、こんなに?」

だが、更に多くの敵が居る。

リーネ「も、もう……」

そう言うと、再び一筋に光が彼女に迫る。

リーネ「きゃぁぁぁぁぁ!」

彼女がシールドを張っても耐えられない。そのまま勢いに吹き飛ばされて。

リーネ「佐天さん……芳佳ちゃん……」

彼女も落ちていく。気を失いそうになりながら彼女は見た。

自分を追撃しようとするネウロ意を。そして……
212 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 23:00:42.66 ID:9b2//os0
そのネウロイの上空から急降下してくる影を。

スピットファイヤ独特のエンジン音が響き、20ミリの機銃掃射がネウロイもどきに浴びせられる。

そして、そのまま急降下でリーネに追いつくと、彼女はリーネを抱きかかえた。

リーネ(……誰?)

意識がすこし霞む中で、そのウィッチの通信が聞こえる。

ウィッチ「こちら、ブリタニア一番。敵機を一機撃破」

通信『ちょっと、独断先行は止めてください! この偏屈狼!』

通信『は、ハルカちゃん、落ち着いて〜』

ウィッチ「済まない。どうしても助けたい子だったんでな」

通信『私やハルカさんとは違って、あなたは上がりのウィッチなんですから』

通信『そうネ。シールドを張れないんだから気をつけるネー』

通信機が騒がしい。この戦場の中でどうしてこんな会話が出来るのか?
213 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 23:13:15.14 ID:9b2//os0
リーネ「あ、あの……あなたは……」

やっとの事で声を出す事が出来た。そして、答えが返ってきたのは通信だった。

通信『私たちは増援よ。白井さんの頼みでね』

通信『我らが同志ですから!』『そうです! 同志のためなら上がりのウィッチをかき集めても!』

通信『って、ドサクサに紛れて抱きつかないで!』

その会話に、彼女はつい懐かしさを感じていた。 どこか自分たちに似ていると。

【同日・マルタ島東】

宮藤「こ、このぉ!」

芳佳がまた一機小型のネウロイもどきを倒す。

宮藤「さ、さすがにキツイ」

そう言っていると地上からの砲撃が来る。ボン沖の上陸したネウロイもどきだ。
214 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 23:31:17.57 ID:9b2//os0
宮藤「ち、地上からも!」

今まで彼女たちは陸上のネウロイはあまり相手にはしていない。

宮藤「も、もう……囲まれてる」

上も下もネウロイもどきで囲まれている。そう考えたときだった。

通信「よく頑張った。あとはこっちに任せてもらうよ」

通信が入ると、芳佳の前に二つの影が舞い込む。見覚えのある姿だ。

ウィッチ「ティナ。敵は大型1、小型50。 ボン沖にも多数陸上型も確認」

ウィッチ「なかなか多いね。でも、2人で裁けない量じゃない」

宮藤「ま、マルセイユさん?」

アフリカの星の姿が目の前にある。
215 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/10(日) 23:40:50.87 ID:9b2//os0
マルセイユ「やぁ、お久しぶり。子猫ちゃん」

宮藤「ど、どうしてここに?」

マルセイユ「うちの隊長さんに暗号通信が入ってね。何事かと思ったらお花ちゃんが援軍に来てくれって」

宮藤「で、でも……そんなに勝手で?」

通信「私たちは増援じゃないだろ。モンティは部隊は出さないって言ったんだし」

マルセイユ「そうだったな。私たちはボン沖を観光しに来ただけだな」

今思えばむちゃくちゃな理由だ。だが、その増援は心強い

宮藤「で、でも地上も……」

そうやって、地上を見るがそこには。

マルセイユ「安心しなよ。そっちにも専門のウィッチが居るから」

マイルズ「地上掃討を行う! リベリオン隊はマイルズ隊に続け! 全車! 前進(マーチ)!」
216 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 00:00:16.63 ID:x7GW7GE0
地上のウィッチ隊がドンドン前進を開始する。

宮藤「あ、でも! 佐天さんが!」

こちらは大丈夫。そう思ったが、彼女のほうは?

マルセイユ「大丈夫だ。エーリカとお花ちゃんの本当なら、向こうにも凄い増援が行ってるよ」

そう言いながら、マルセイユは笑っていた。

【同日・マルタ島北】

佐天(駄目だ……やっぱり、少し空を飛べただけじゃ駄目だったんだ)

本当は数秒も経っていないのに様々なことを思い出す。

佐天(坂本さんにも言われたな……戦闘をするなって)

佐天(あれ? もう一つ言われたような……あれは……)

坂本『いいか。絶対に諦めるな!』
217 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 00:07:32.59 ID:x7GW7GE0
佐天「あっ……」

坂本『たとえ、右足がやられたら左足で飛べ。両足をやられたら両機に掴まってでも帰って来い!』

佐天「そうだ……絶対に諦めちゃいけないんだ」

そう言うと、再び目を開く。そうだ。いつも無理だからって諦めてた。

ここでは。この世界では。

佐天「ウィッチに! 人間に! 不可能は無いんだぁ!」

そう言って、体を奮い立たせると機の体勢を直して銃を構える。

佐天「もう、諦めない。たとえ無能力者だろうと、素人だろうと、あたしは絶対に!」

大型のネウロイがこちらに近づくがそれを睨みつけると、

通信『よく言った!』

雷と共に、横から来た巨大な砲弾が音速でネウロイに突き刺さった。
218 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 00:28:54.60 ID:x7GW7GE0
佐天「えっ? えっ?」

この威力のものを見たことがある。学園都市で。

佐天「これって……」

そう、これが出来るのは、学園都市でもただ一人。

佐天「超電磁砲(レールガン)」

御坂「佐天さん! 無事!」

ペリーヌ「ちょっと! 暴れないでください」

後ろを見れば、ペリーヌにベルトをのような補助機で吊り下げられている美琴が居た。

佐天「御坂さん……ペリーヌさん」

御坂「間に合ったみたいね」

ペリーヌ「全力で飛んできてよかったですわね」
219 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 00:36:17.94 ID:x7GW7GE0
すると、今度は近づいてきた小型のネウロイが次々と爆発を起こす。

佐天「な、ナンですか?」

黒子「あら、コアになら手榴弾でも聞きますのね」

坂本「うむ、ぴったりの位置だ。完璧だな」

佐天「白井さん! 坂本さん!」

同じように坂本に吊り下げられえ居るのは黒子だ。

ゲルト「しかし、こんな機具があるとは」

ミーナ「元々は兵員救出用に赤とんぼを元に作られたの。こんな風に使うとは思わなかったけど」

エーリカ「いいじゃん、役に立ったんだからさ」

佐天「皆さん!」

そしてそこには、基地にいたストライクウィッチーズが勢ぞろいしていた。
220 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 00:49:51.95 ID:x7GW7GE0
エイラ「まったく、世話を焼かせるなヨナ」

サーニャ「無事でよかった」

佐天「でも、皆さんどうしてここに?」

シャーリー「お礼ならに坂本少佐と竹井大尉と言ってくれ」

ミーナ「504の再編成が終了したから代わりに防衛を任せろって」

ルッキーニ「少佐も頑張ってたー♪」

佐天「そ、そうだったんですか……」

そうやって、笑いあううちに一つの通信が入る。

初春「皆さん! 応答してください!」

佐天「初春? どこにいるの?」

初春「シチリア島、対空砲陣地に居ます。それよりも……」

ミーナ「どうしたの?」

初春「三方向からの敵は撃退しましたが、シチリア島上空に巨大なネウロイもどきの出現をレーダーで確認しました」
221 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 00:51:21.72 ID:x7GW7GE0
お、終わるはずだったのに……どうしてこうなった。眠い。

明日までには終わらせるから、命だけは……命だけはお助けくだされ。

……焼肉美味しいお
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 00:59:37.90 ID:nlcZjgAO


焼き肉食べて元気だせよ!
223 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 01:02:44.60 ID:x7GW7GE0
>>222
いや、今日食ってきたんよ。美味しいお
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 01:28:31.34 ID:nlcZjgAO
>>223
焼き肉はどこの部位が好きなの?
225 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 01:39:51.26 ID:x7GW7GE0
>>224
油の乗ってて噛み応えのある厚め中落ちのカルビとか歯ごたえのあるタン
タレにつけてサンチェに乗せてにんにくを一緒に包んでウマー
ホルモン系は逆に苦手なんよ。
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 02:44:42.08 ID:nlcZjgAO
>>225
俺と好き嫌い似てるな!!
俺もホルモンはなんか駄目なんだよな〜
227 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 21:33:24.03 ID:JVs.i0c0
さて、今日こそ……今日こそ終わらせて……

終わんなかったらごめん。
228 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 21:52:11.33 ID:JVs.i0c0
【同日・マルタ島上空】

ウィッチ「こちら、黄の2。敵機の撃破を確認」

マイルズ「地上部隊の掃討も完了したわ」

マルセイユ「やれやれ、これでこっちは終わりか。ん?」

ハルカ『こちら、マルタ島西防衛担当扶桑2番。東側防衛中の部隊。応答してください』

マルセイユ「どうしたんだ? なんか騒がしいけど」

【同日・マルタ島北】

ミーナ「どういう事! 敵は倒したはずじゃ……」

初春『分かりません。でも、上空が覆われるほど大きくて……きゃぁぁぁぁぁ!』

佐天「ちょっと、初春? 初春! 応答してよ!」

ミーナ「どうしたの? 応答を」

通信「こ、こちらシチリア島高射隊。お、女の子が! ネウロイに掴まって!」

御坂「何ですって!」

坂本「みんな、行くぞ」
229 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 22:27:39.22 ID:JVs.i0c0
【同日・シチリア島上空】

シャーリー「あれが……ネウロイもどきかよ。大きすぎだろ」

彼女たちが到着した時に見たのは、先ほどいたマルタ島並みの大きさのあるネウロイもどきだ。

サーニャ「それだけじゃありません。他にも小型ネウロイもどきが多数居ます」

エイラ「ちょっとマズイダロ」

佐天「あ、あんなのに初春が?」

それを見るとと足が震えてしまう。

佐天「ど、どうすれば……」

宮藤「諦めちゃ駄目です!」

彼女の後ろから声がした。そこにはマルセイユ達と一緒に居る芳佳が居た。

ゲルト「宮藤! ……とマルセイユ。なぜ貴様」

マルセイユ「随分な言い草だな。バルクホルン。お花ちゃんの頼みでせっかく着てやったというのに、これじゃあ興ざめだ」
230 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 22:36:35.93 ID:JVs.i0c0
エーリカ「ハンナ。喧嘩腰は良くないって! もう少し周りに合わせようよ」

そうすると、今度はエーリカの後ろからも声がする。

ウィッチ「姉様がそう言うことを言うなんて思いませんでした」

エーリカ「えっ? ウルスラ?」

ウルスラ「お久しぶりです。姉様。リネット曹長を連れてきたのですが」

みれば、ウルスラの後ろにはリーネとウルスラやハルカなどのウィッチが居る。

リーネ「佐天さん。諦めちゃうんですか?」

佐天「だ、だって……」

リーネ「初春さん、あの中に掴まってるんですよね」

佐天「でも、あたしみたいな何の能力も無い人じゃ、不可能で」

そう言って、彼女はまた逃げ出そうとする。だが……そこに芳佳の声が響いた。

宮藤「ウィッチに不可能はありません!」
231 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 22:49:45.30 ID:JVs.i0c0
佐天「……」

宮藤「無能力だとか、力が無いとかは言い訳です。今の佐天さんはウィッチなんですから!」

エイラ「あんなに特訓もしたダロ」

エーリカ「そうそう……」

佐天「でも……」

宮藤「それに、佐天さんだって初春さんを守りたいんですよね」

佐天「……」

佐天にとって初春とは……

あの事件のときに。

初春『佐天さんは欠陥品なんかじゃありません!』

無能力者ではなく、佐天涙子としての自分を気付かせてくれた人だ。

そして、同時にあの事件で自分を助けてくれた人。
232 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:00:23.34 ID:JVs.i0c0
佐天「そうだ……助けなきゃ」

宮藤「佐天さん」

佐天「あたしは初春を助けたい。でも、あたし一人じゃ無理です。だから……」

シャーリー「何を遠慮してるんだ?」

ルッキーニ「ルイコは何時に無く真面目〜♪」

佐天「シャーリーさん、ルッキーニちゃん」

エイラ「私が特訓したからには、わたし達も責任がアルカラナ〜」

サーニャ「うん。私も」

佐天「エイラさん、サーニャさん」

ゲルト「一般人を助けるのはカールスラント軍人として当然だ」

エーリカ「ウイハルのご飯、美味しかったしね」

佐天「バルクホルンさん、ハルトマンさん」
233 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:07:25.22 ID:JVs.i0c0
ミーナ「助けましょう。それが私たちの任務でもあるの」

坂本「そうだぞ。ウィッチに不可能は無い!」

佐天「ミーナ隊長、坂本さん」

ペリーヌ「これもウィッチとしての義務ですわ」

リーネ「頑張りましょう、佐天さん」

佐天「ペリーヌさん、リーネさん」

そして、最後に見る。

宮藤「行きましょう。佐天さん」

佐天「はい!」
234 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:17:35.35 ID:JVs.i0c0
御坂「さて、お互いの方針も決まったところで……一丁やりますか」

ペリーヌ「って、御坂さん! あまり電気を出さないでください」

ハルカ「わたし達も援護します。同志」

マルセイユ「さて、ここで引く空気じゃないし、引く気もないからわたし達も参加させてもらうよ」

黒子「あら、同志もアフリカの星も全員参戦とは、心強いですわね」

ミーナ「それでは、みんな。目標は初春さんの救出とネウロイもどきの撃破。良いわね」

全員「了解!」

ミーナ「作戦! 開始!」

そして、シチリア島上空で戦闘が始まる。一人の少女のための戦いが。
235 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:32:17.20 ID:JVs.i0c0
御坂「んじゃ、最初はあたしが突破口を開くわ。黒子!」

黒子「お姉さま!」

一瞬で瞬間移動をするとペリーヌにぶら下がっている美琴の前に大き目の砲弾が現れる。

御坂「炸薬も信管も抜いた弾だけど……喰らいなさい!」

そして、彼女が放電し、砲弾が十八番であるレールガンをネウロイもどきの集団に叩き込む。

高速で大量のネウロイを巻き込むが、それを抜けたネウロイが美琴たちに狙いをつける。

御坂「ペリーヌ!」

ペリーヌ「言われなくても、トネール!」

だが、防御は必要なかった。レールガンの隙を埋めるようにペリーヌが放電し、あまったネウロイに叩き込む。

坂本「本当にビリビリコンビだな。……あと、小型ネウロイもどきのコアは一番太いとこだ」

黒子「息もぴったりですわね。……あと、了解ですわ」

そんな雑談をしながらも、黒子は手榴弾のピンを抜く。

それを正確にコアにテレポートすれば……ネウロイが光となって消えていく。

坂本「うむ、正確だな。回避とコアの位置は任せろ。白井は、ドンドン手榴弾を相手のコアに瞬間移動させてくれ」

こちらでも、即席のコンビネーションで次々と撃破を行っていった。
236 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:37:10.64 ID:JVs.i0c0
別にコンビを組んだのはレールガンだけではない。

エーリカ「ウルスラ! いくよ!」

ウルスラ「分かりました。姉様。後ろは私が守ります」

エーリカ「おっけー、シュトゥルム!」

エーリカとウルスラが次々とMG42でネウロイを撃破していく。

マルセイユ「やはり、お前の腕では私にはつりあわないな。バルクホルン」

ゲルト「そう言って、今はお前の撃墜数のほうが少ないぞ」

マルセイユ「これからが嫌というほど差が出るさ。無論、私のほうが多いからな」

でこぼこコンビながらマルセイユとトゥルーデも競い合うように敵を撃退して言っている。

リーネ「このぉ!」

偏屈狼「射撃に集中するあまりに後ろがおろそかになってるぞ。援護する」

リーネ「は、はい!」

リーネもハルカに偏屈狼といわれたウィッチの援護を受けて次々と撃破していた。
237 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:43:13.70 ID:JVs.i0c0
佐天「みんな……凄い」

シャーリー「ほら、行っけぇ! ルッキーニ!」

ルッキーニ「いやっほぉ!」

ルッキーニがシャーリーの高速と共に撃ち出されて、レールガンで出来た道を更に大きくする。

エイラ「ほら、佐天。お前が初春を助け出すんだ」

サーニャ「わたし達も援護するから」

エイラとサーニャのコンビが佐天にせまる敵を撃破する。そして、意図を感じ取った佐天は。

宮藤「行きましょう。あのネウロイに」

佐天「はい!」

宮藤と共に巨大ネウロイの元へと飛んでいく。
238 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:52:49.37 ID:JVs.i0c0
ネウロイからビームの筋がいくつも走る。

宮藤「は、激しい」

佐天「宮藤さん! 自分を守るのに集中して!」

すると、佐天がステンのレバーを引いて射撃を開始した。

宮藤「で、でも佐天さんは」

佐天「大丈夫、だと思う」

そう言って、彼女は目をつぶる。戦場で目をつぶるなど自殺行為だ。

だが、ビームが彼女のほうへ行くと、彼女はそれを回避する。まるでウィッチーズのように。

宮藤「えっ?」

佐天「ハルトマンさんが教えてくれたんだ。あたしは風を感じる事が出来るって」

佐天「本当は操る事も出来るんだろうけど、あたしはそこまで出来なかったから、だから避けるのだけは得意になったんだ」

宮藤「なら……佐天さんは初春さんの救出を、私はネウロイを」

佐天「オッケー」
239 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/11(月) 23:55:12.80 ID:JVs.i0c0
そう言って、巨大ネウロイへと近づく。

佐天と宮藤の攻撃がドンドンと装甲を削る。

宮藤「この、初春さんを!」

弾によって削られる装甲。そして、その先にはネウロイもどき特有の緑色のコアが見える。

佐天「あたし達の友達を!」

そして、二人の弾が……

佐天「返せぇ!」

コアを貫いた。

宮藤「や、やった?」

だが、いつもとは違う。破壊されたコアから白い光が広がり全てを包んでいく。

佐天「えっ? な、何!」

そして、視界が真っ白になったときに、その声が聞こえた。あの、ラジオや通信機から聞こえた声が。

『ねぇ、無能力者って欠陥品なのかな?』
240 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:06:28.92 ID:5n7eZw20
【???・??????】

気がつけば、白い空間に居た。

さっきまでストライカーを穿いて戦っていたのに。

周りには御坂さんたちも、宮藤さんたちもいない。

周りを見渡すと、そこには蹲っている「あたし」が居るだけだ。

佐天「そっか……」

少し分かった。あのネウロイもどきがなんなのか。

あれは元の世界で一緒だった無能力者の「あたし」がネウロイになった姿だ。

無能力者のコンプレックスに苛まれてた時に、あたしが捨てようと思ったときに。

この世界に来るときに、何かしらの原因で離れちゃったんだ。
241 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:14:48.78 ID:5n7eZw20
あのネウロイもどきの「あたし」が探してたのも、きっと「あたし」だ。

そりゃ、訳も分からずこの世界に放り込まれて、攻撃されれば反撃するよね。

佐天「でもさ、もう大丈夫だよ」

もう、無能力者だってコンプレックスを感じる必要が無い。

空を飛ぶ難しさを知った。戦う厳しさを知った。「能力者」の苦労を知った。

佐天「ここの皆は、目標に向かって才能がない人以上に頑張ってきたんだ。世界のためにって」

佐天「それなのに、あたしは才能がないからの一言で済ませてさ」

佐天「そんな努力も諦めてたんだよね」

あたしの腕には何時の間にか初春が居た。

あたしが守ろうとした、守ろうとして頑張った結果が。
242 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:17:43.34 ID:5n7eZw20
佐天「でもさ、もう大丈夫。あたしは無能力者じゃない人の苦しみも知ったから」

だから、あたしは手を伸ばす。

無能力者だった自分に。

帰ろうって。


『……い……』

あれ? 何かが聞こえる。まるであたしが呼ばれてるみたいな。

『……いこ……』

誰だろう? 何で呼ばれて……

『……い子……涙子!』
243 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:25:27.02 ID:5n7eZw20
佐天「……はっ!」

見れば白い天井が見える。それに清潔そうなシーツの感触と消毒剤の匂いがする。

佐天「こ、ここは?」

アケミ「涙子! 気がついた!」むーちゃん「よかった」

佐天「アケミ、むーちゃん、まこちん。ここは……病院?」

【某日・学園都市内 病院203病室】

佐天「あれ? あれれ? あたしは……」

まこちん「良かったよ〜。涙子ったらいきなり倒れてさ。意識も全然無くて」

佐天「え? じゃあ、あたしはずっと意識が無かったの?」

アケミ「そうそう、本当にびっくりしたよ」

そうすると、自分の服をみた。坂本さんの服ではなく、いつもの制服だ。

佐天「じゃあ……」

そして出した結論は一つだった。あの感触も、あの痛みも、あの感覚も。

佐天「全部、夢……なのかな?」

何故か、今ひとつ煮え切らないが。
244 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:40:13.90 ID:5n7eZw20
【翌日・学園都市内 公園】

初春「はい、佐天さん、白井さん、御坂さん」

佐天「サンキュー、初春」

御坂「それにしても、皆で集まるのって久しぶりよね」

黒子「最近は風紀委員の仕事が立て込んでいましたので」

初春「本当に誰のせいなんですか。疲れてこないだは意識失っちゃいましたよ」

佐天「それは、凄いような……あっ、そういえばこの間あたしも意識を失っちゃったんですけど」

佐天「その時に凄く不思議な夢を見ましたよ」

御坂「へぇ、どんな夢?」

佐天「それがですね。不思議な世界の話で、女の子が空を飛んで戦う世界なんです」

御坂「えっ?」
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 00:43:21.70 ID:CMpsUrw0
と、言うお話だったのサ
246 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:43:50.09 ID:5n7eZw20
佐天「しかも、あたしもそう言う女の子の一員で」

初春「へっ?」

佐天「そういえば、御坂さんたちも出てきてましたよ」

黒子「へっ?」

佐天「しかも、その世界の女の子はズボンを穿いてなくて……どうしたんですか?」

御坂「ストライクウィッチーズ」

佐天「えっ?」

黒子「お姉さまも見たのですか? あの夢を」

初春「えっ? 白井さんもなんですか?」

佐天「ってことは、ここに居る全員が同じ夢を見たって事?」

御坂「不思議ね。わたしもあの夢を見たとき、夢には思えなくて」
247 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:50:27.16 ID:5n7eZw20
初春「わたしもです。未だに、あの世界でのスコーンの味とか覚えてます」

黒子「私もですわ。あのベッドの固さ。忘れるわけがありません」

佐天「あたしもだ……本当に夢だったんでしょうか?」

御坂「そんなの、わかんないわよ。平行世界に飛ばされるなんて非現実的だし」

佐天「でも、貴重な体験でしたよね……もう一回、宮藤さんたちにも会いたいですよ」

御坂「そうね」

そうやって、あたしたちは笑いあう。その貴重な体験が面白かったから。そして……

「あ、あの……すみません!」


佐天「へっ? はい。なんで……ってえええええ!


「あのう、ここは扶桑なんですか?……って、ああっ!」



 きっと物語は、まだ終わらない。
248 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:55:15.55 ID:5n7eZw20
         /  . :          . :`ヽ     `ヽ
         / . : : /      . : :}  . : : : : : }      ハ
       / . : : : : / : / . . : : : : :ハ: : : : : : : }   トヘ  .ィハ
        / . : : : : / : /. : : : :./!: : : :ト、: : : : : :!  人 Y フハ
      ' !: : : : /i: /: : : : :./ j: :.八:! ヽ: : : :,′ <⌒ o く : ハ 佐天「ストライクウィッチーズ?」
     / : : : : :/ j:ハ: : : :/,,-ァァ¬ト ハハ/   `7 ト、 ヽ∧
.    /  .ハ : : :レ'「`ヽ: :i :{ / /´ァテ示ミV/     いノ: :`^′: \  原作 とある科学の超電磁砲
   / . :/∧: : { _」二ヽ|八  〃 いし:「》 . : : : : : : :.:i: :i : : : : : :\    ストライクウィッチーズ2
   ,′. :// ∧ハ〃んハ       r'.::ツ/. : : : i| : : ト、ノ:八: : : : ト、: : \
   . : : : : : : :ゝ:}ハ r'::ツ      ´ ̄ //!: : :||: : ノく Y: : :\: 八 \: : :ヽ
  i : i : : : i : : : :.:} ^´ 〈        /(  |: :ノj/) } ハ : : : iト、: ヽ  ー-=ミ
  |:i i: : : :ハ/|: i    ____,     |'´〃^   イ: : : : : 八: : : : \     `ヽ
  |:! i: /   j从    Y^ ⌒^'|        r‐< : |: : : : :/: : \: : : : \
.  从 !'    /. :.:.\   V  丿      |: : : :.从: : :/: : : : : \: : : : `: ー--‐==
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249 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 00:59:04.24 ID:5n7eZw20
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            ,'.:/.:./:.:.:.:7x∠_/_, !:.:.:/|ハ:.:.:.:.:.:.:.',  書き手
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        〃.:.:.{:.:.:イ ' 弋zノ  / チ圷Z}:.:/
          /.:, イ:∧ハ{ :.:.:.:.:.:.    弋ノ//Y    参考
       // |:.\ゝ           ' .:.: ハ.:.ヘ   スオムスいらん子中隊シリーズ
             レヘ:.:` フ    - 、   ノ ヾ '、  アフリカシリーズ
       ,∠三 ̄ヽト{   ヽ     , イ     \  各種アニメ
       /    `ヽ  ヽ   /`zチ…-x、
        /   ヽ   ヘ. ハ 、 , -|   j| ハ
     /.!    \  !   !、__.ノ|   〃/ !
      /.::|       ヽ|\ |`…ソ /,イ  |
250 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 01:01:46.19 ID:5n7eZw20

             スペシャルサンクス・今まで応援してくれた人々

                       /::::::::/:::::::::::: |::::::::|::::::|::::::::::::::::::.l::::::ハ
                       ,′ / ........../|........|::::::|:::::::::::|:::::::l/:::|
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                ..-──‐‐- . V.::r='ー<}└‐ァL:::」 .Lr< ̄ L/ ̄`ヽ.: : : : : : : : : : : : >'"´ ̄ ̄`ヾ
           .ィ´: : : : : : : : : : : : : `>.:{  //`Y´      灯不¨ア .'. : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヘ`ヽ
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧//   }       トzリ   / . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ,
       ,.:": : : : : : :..|: : : : : : : : : : : : : : : :',く___ノ         /. . . . . . . ..:/∧..: : : : : : : |.: : : : : : : .:,
      /.:.:.: : : : : : : :.|: : : |: : : : : : : : : : : : ∧       '         ' : : : / イ: :.// ∨: : !: . . |. . . . .   ハヘ
.     /:/: : : : : |: : :./|: : : |lヽ、: :.\: : : : : !: .ヘ    ┌──┐   /l:.!_.斗r十ァ-}   ';. :.ト、: : : :|: : : :| . . .| | ヘ
.     // /|. . . . |. .:/ .|: : : | \\.__ \:.:. :l.: : :.ヽ、 ヽ   ノ   ィ´ l..|: /′ レ′l   V.:|`ミ、_.:」: : : :| : : :| |  ',
.     / / :|: : : : |: / 」l: : :|   ヾ.  `ヾ;.:. :|:.: : : .:.',> 、`_´_..<{.: : : :.|/ rfで「`     ヽl  \j'ヽ.:..ト、.: :| |
    /./: : .!.: : : ;レ';"´ ! ヽ:.l     ヽ   \ト、 : :l : :',`ヽ、_  .ノ  '、: : :.| `弋ソ        fでY、 ハ.l.ハ |
    ,'.:'.:: : :.|: : : | ./     ヾ     ,r==ミ、  ! ∨:l : : :ヽ、 !´     ( \.:l :::::::::          ヒソ 〉/ヽノ′l |
    /.:. : : : :|:.|: :.レ′ ,r==、           r∨:.: : : : :\!O     ヽ、_.|、        '     :::::: /r ノ\ j/r‐へ、
  /.: : : :_:.ァ|.:|: :.|ヘ '"      '    ::::::::  r-イリvヘrーミ、.:\     ._ノ::ヽ、     _      / '´   ヽィ" : : : :\
∠彡 ''"´./ レヘ.:.ト、'.  ::::::: ┌─‐ ┐    ムハノ        | ``    く:::::::/\   ´'       ィ゙        〉`ヽ、<"´
     /   ヽj  .>、    ヽ   ノ  イ从         |O     ` ̄ >'´ヽ. _   -<       /lヾ、  `
     人        >、     ̄  <!ノ:.:.:.`ー--ュ、   |    _.. -‐ ´               .ィ´.:.:亅:.:ヽ、
     _ノ > .          ` ̄   `¬‐--、 /゙ ̄`゙ー─-く                 . ィ".:.:.:.:.:.:!:.:/:...`ー、
   . <  ヽ  >                     /く//       '.                . <{ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:./.:.:.:.:.:.:.
 イ     \ノ::::::::`> .                / く 〈          ',          <    /!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l/.:.:.:.:.:.:.:.
251 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 01:04:19.00 ID:5n7eZw20
  //.::: !:..:.. ..:.:.:|::. |斗..:.|:{二ト:N::.. ..:.i斗=:i、:..i:.ヽ.ヽ. ト:.:.:乂,イ:/_!__:レ.:.i::..:.  ..:.i..
 .′.:::::|:.::..:.:.:.:.:|:./l爪: .:十トL:{ |廴...:|}:..ト|::l!\!:. i:.. i: | !7:/フ7 十ヂ|:.ハ::.....::..::}::.
 |:l|..::::::{::i:..: .:.i.:|ハ| {,>┴ミ、   ` ,≧ミト、..|i::.|:.. |:.N / ̄`|′|{  }ト、:}:./:.:.:
 |:|!:.i.:::::::{::..:.. {:.!| ,〃 ん心. ヽ    / ィ心`yN:}:il::...ト:| |=ミx、  |′ | __|:`メ〈}/:/:
 ヽV..:::∧:、. ハ {.ハ{ トi:::n}        |う:i.} リ 小\:| ハi   ヽ        ノ// /:フ:..
  ノ..:::/:ハ:ト::.......'   ヒ. ツ      廴ツ ん::.i:|:|          z≧ミ, /イ,.}:ィ
≦ -イ/ ::::乂ヽ:::. ∨///        '   ///{:::}::リ'}′           `y //フ:
 ̄ フ.:.:.:彡ヘ .\:::廴     __  __     |::.V′  /`ー- .  ′  i/i/ ,イ:::/:::::
\ ̄ ̄´ハ≧._`,、` ̄  /⌒  一〈|   从| 、   {     i フ′    .イ:}::\::::/
` 、ヽ   ハ:i.:::i::込   {       ノ  /:. {  .  、   /     .:::i\::::/\:
  > .   ハ:|:::i:::}> . ` ―― . イ::::::::. ハ  \ `      ...イ:..:::|::...V:... }
      ` < ト ト::| /`Y≧. -r:iチ:::: } :::::::. , ‐v'   ー┬.....:爪::i::::.. ..:::! .....V}ノ
         `7⌒7⌒V.    |ノ′:: |.. --/ r┴― 、ノ::::::::::.∧l::::.. ..: l .......∨
            / ノ /⌒〉、.  {` ̄   .ノr く⌒\. |::::::::::::::: ∧::::.   V..... ∧
..        {   '  / , }、 , ―一 //‐ 、 \.  ノ::::::::::....... . }:::..  . ..} //〉
 「 ¨ ‐- .. 八       イノ \   ハ. i  \  /::::::.................. |::::. ... .:|./イ


                ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                 d⌒) ./| _ノ  __ノ
252 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 01:10:30.34 ID:5n7eZw20
終わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
最後はレールガン、ストパン組を暴れさせたかった。今は反省してる。

最後ですが、佐天さん達がストパン世界に飛ばされた理由は不明ですが、精神だけでも飛ばされたのは確かです。
ちなみに、佐天さん主役は色々解釈できるから好き。
でも、一番好きなのはビリビリコンビなんだぜ。

さて、今後だけど、この話の本筋は終了。
不定期だろうけど、禁書×ストパンのネタを思いついたら投下するかも。(あくまで「かも」)
あくまで、スレが落ちるまでだけど。(ってか、製作って落ちるのか?)

最後に、こんな駄文に付き合ってくれた人たちに感謝を。
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/12(火) 01:42:44.51 ID:58vOlcAO
乙!!

読んでて楽しかったぜ!!
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 02:30:52.55 ID:WsueV0ko
>>252
>あくまで、スレが落ちるまでだけど。(ってか、製作って落ちるのか?)
終わったなら依頼してこい
というよりも板の性質理解せずにやるのはマナー違反じゃないか?
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 02:51:41.31 ID:jud5UBUo
乙!
面白かった
でもちょっと構想的に先越されてしまって悔しい・・・でもビクンビクン
256 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/12(火) 02:53:00.97 ID:5n7eZw20
>>254
すまん、書き込む前に呼んでねしか見てなかった。
1週間を目処にHTML化を依頼するわ。
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 07:45:29.13 ID:boSMCDco
>>256
書く気あって、放置しないなら別に構わんと思うが
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 13:06:12.61 ID:JS8IPwDO

最後のAAのエンディングとか凝ってるな
ずっと読んできたから感慨深い
あと偏屈娘ってビューリングだよな
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 23:23:46.07 ID:CMpsUrw0
読んでないから報告とかちょっと待ってくださ
260 :VIPにかわりましてミサカがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 00:09:19.33 ID:aoHs0Mc0
徹夜なんて嫌いだ。

>>253
ありがとう。
その言葉が励みになるよ。

>>255
いや、書いてよ。
俺だって読みたいよ!

>>257
一週間の期限は変わんないけど、もし、その前に短編やネタ思いついたら投下する。
で、終わったら。それからまた一週間の期限を設ける。もし期限が切れたらHTML化報告するんで。
これならダメカナ?

>>258
そうだよ。ビューリングさんだよ。
マルタが舞台だし、リーネを助けるのはビューリングさんじゃないと。

>>259
まぁ、あと最低5日あるからゆっくり読んでや。
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 13:42:24.57 ID:ix//nv20
佐天さん ステンガン


・・・・・・


佐天(ステン)さん?
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