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唯「所詮、私は作られたものだから」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 20:57:20.80 ID:SZlyVQAO
けいおん!が終わるのを聞いて、いてもたってもいられずスレ立てしました

見てくださるとありがたいです
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 20:59:12.88 ID:SZlyVQAO
―――なにもない真っ白な世界、そこに私は生まれた

全ては偽りだった。この世界にあるものは全て、偽物なのだ―――
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:01:42.39 ID:SZlyVQAO
―――何も変わらない景色。全てが真っ白だった。私も真っ白。

だがあるとき、私に色がついた。しかし私の望んでいたもののはずなのに、私は喜べなかった。そう、私には感情はなかったのだ
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:03:32.31 ID:SZlyVQAO
私に色がついたその時私の目の前に私じゃないものが初めて現れた。それは小さな女の子。私とどことなく、顔が似ていた、感じがした
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:05:02.72 ID:SZlyVQAO
その女の子も私と同じだった。この世界に何の前触れもなく、ただ忽然と生まれたのだった。

その女の子は私に微笑んだ。あなたに会えてよかった、と。私は嬉しかった。とはいえ感情はない。でも私は笑っていた
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:09:48.39 ID:SZlyVQAO
あるとき、また女の子が現れた。今度は四人いる。だが全員、私に似てない。女の子たちは私の手を取った。遊ぼう。私は楽しかった。とはいえ感情はない。でも私は笑っていた
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:13:09.06 ID:SZlyVQAO
その真っ白な世界で私たちは遊び、そして笑いあった―――
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:22:06.97 ID:SZlyVQAO
――――――――――――――――――――――
唯「ムギちゃあん!糖分が足りないよお〜」

紬「はいはい♪じゃあお茶にしましょうか」

唯「やったあ!」

律「紬さん、今日のお菓子はなにかね?」

紬「ふふ、なにその喋り方?」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:29:42.25 ID:SZlyVQAO
紬「今日はわたあめよ〜」

澪「わ、わたあめ?」

梓「なんですかそのチョイス」

紬「私、友達とみんなでわいわいやってわたあめを食べるのが夢だったの〜」

澪「そうなのか」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:35:01.22 ID:SZlyVQAO
律「でも部室で食べるわたあめも格別かもしれないぞ♪」

唯「わたあめおいひいよ〜!!」はぐはぐ

澪「そういうのを気にしない奴が約一名…」

律「ははっ、唯は相変わらずだな〜」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:38:21.20 ID:SZlyVQAO
梓「でも、先輩方もう三年生なわけですし
変わらないっていうのもちょっと…」

律「まっ、唯はこれでいいと思うぜ」

澪「そうだな」

梓「え〜、でも…はぐっ!?」

律「ほれほれ〜、今はわたあめを食べましょうぞ〜♪」ぐいぐい

梓「はぐが…や、やめてくらはい〜!」

紬「うふふふふふふふふふふふ」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:47:14.29 ID:SZlyVQAO
―――この時はまだ知らなかった。私の生まれた意味を
というより気にもしていなかったのだ
だが、あるときそんな私の運命を変える出来事が起きた
私の目の前にある女の子が現れた―――
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:55:43.97 ID:SZlyVQAO
???「あなたが平沢唯ね」

唯「え?あ、はい
ど、どなたでしょう?」

こなた「私は泉こなた
あなたに言いたいことがあって来たの」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 21:59:38.17 ID:SZlyVQAO
唯「はあ」

こなた「あなた、もうすぐ消えるわよ」

唯「え…
それはどういう…」

こなた「作られたものとしての使命を果たすの」

唯「??」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:08:43.01 ID:SZlyVQAO
こなた「口で言ってもダメみたいね。なら…」

唯「?手を当てて、なにをしようと…!?」ぎゅおおおお

唯「………!!はぁっ!!がはっ!な、なに!?」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:12:14.53 ID:SZlyVQAO
こなた「あなたのファン達のイメージを送り込んだの」

唯「ファン…?私にはそんなの…」

こなた「知らなくて当たり前よ。だって違う世界の人達だから」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:12:22.49 ID:SnplOGE0
こ・・・これは・・・?
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:15:05.27 ID:SZlyVQAO
唯「それってどういう?」

こなた「用は済んだわ
じゃあ私は行くわね」うぉん

唯「行っちゃった……何だったんだろ…」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:20:48.38 ID:SZlyVQAO
―――私は気にしないことにした。まぁ部活でのお茶の話のネタにはなるだろうとだけ思った―――

次の日

唯「りっちゃん!消えるって、なにかな!?」

律「はい?」

唯「あのね、昨日…」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:25:20.68 ID:SZlyVQAO
――――――――――――――――――――――
律「ほう、そんなことがね…」

唯「うん、なんなんだろうって」

律「それにしても消えるって…」

唯「ビックリだよねえ」

律「ん〜、夢でも見てたんじゃないのか?」

唯「そうかもね〜」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:31:26.58 ID:SZlyVQAO
――――――――――――――――――――――
唯「う〜い〜、あ〜い〜す〜」ゴロゴロ

憂「ご飯食べてから〜」

唯「え〜…?」ゴロゴロ


―――いつもと変わらない会話。いつも通り、家で過ごした。だが、その時初めて得体の知れないなにかが私の中でうごめいた―――
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:35:59.66 ID:SZlyVQAO
―――――――――――――――――――――――
しゃわー
唯「〜♪」

唯「さて、あがりますかな」かちゃ

唯「〜♪」

唯「おっ着替え、おっ着替え〜♪」

唯「…!?」どくん
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:40:48.49 ID:SZlyVQAO
唯「な、なに…?」どくん

唯「う…!」どくん!

《ひら…さわ…ゆい…
おま……れ………は……》

どくん!!

唯「…………な、なに?今…の…」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:45:28.21 ID:SZlyVQAO
――――――――――――――――――――――
こけこっこー!

唯「……うう、なんか怖くて眠れなかった……」

唯「眠たい……」

唯「ぐーぐー」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:50:17.31 ID:SZlyVQAO
30分後

憂「お姉ちゃん!」がちゃん

唯「くえっ!?」おきっ

憂「遅刻しちゃうよ!」

唯「あ、ごめんごめん」

唯(……まだあの声が頭に残ってるよ…
……まぁ気にすることないよね)
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 22:59:38.76 ID:SZlyVQAO
――――――――――――――――――――――
唯「はっはっは…」たった

唯(よし!このまま行けば間に合うね!)

唯「えっほえっほ…ん?」

こなた「…」

唯「あ…!」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 23:07:15.85 ID:SZlyVQAO
唯「あなたは…あの時の…!」

こなた「ええ、久しぶりね」

唯「こんなところでなにしてるの?学校は?」

こなた「……あなた、昨日何か異変がなかった?」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 23:16:06.32 ID:SZlyVQAO
唯「イヘン?」

こなた「…何かおかしいことが起きなかった?」

唯「あ、起きました…
声が、聞こえたの
うまくは聞き取れなかったけど…」

こなた「そう、ならいいわ
じゃあ私は行くわ」うぉん

唯「あ…」

唯「……」

唯「あ゙、時間………」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/10(火) 23:20:56.35 ID:RkZq3gg0
これも全てディケイドのせいだ……!
おのれディケイドォォォォォオ!!
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 23:28:33.86 ID:SZlyVQAO
――――――――――――――――――――――
唯「ま゙にあっだぁ〜……」ぐだー

紬「大丈夫?唯ちゃん」

律「なんだ?また遅刻かよ」

唯「違うもん!一応間に合ったもん!」

律「こんなギリギリじゃ変わらんよ」

澪「なんでこんなに遅れたんだ?」

唯「なんか変な人に話し掛けられてね〜」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 23:31:39.72 ID:SZlyVQAO
律「変な人?」

澪「ふ、不審者じゃないよな!?」

唯「うん、女の子だったし!」

澪「…よかった」

律「いや女でも不審者はいるぞ」

唯「でも本当に不審者ではなかったよお
この前りっちゃんに話した人だよ」

律「あー、あれか」

澪「なんの話だ?」

律「んーとな」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 23:46:05.44 ID:SZlyVQAO
――――――――――――――――――――――
紬「そんなことが…」

澪「というか…」

梓「思いっきり怪しい人ですやん!」

唯「あずにゃん、いつの間に!?」

律「つか、やんって…」

梓「すいません、ちょっと調子乗りすぎました」
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 23:50:41.14 ID:SZlyVQAO
梓「でも、本当に怪しいです。その人」

澪「まぁ言ってることが意味がわからないからな」

紬「消えるってなにかしらね?」

皆「うーん…」

律「つか本当に夢なんじゃないのか?唯」

唯「え〜、それにしたらリアルだよ〜」

紬「まぁ気にしなくてもいいんじゃないかしら」

律「暑いから頭おかしい奴が多いんだろ〜」

梓「夏ですからね」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/10(火) 23:53:44.87 ID:SZlyVQAO
梓「あ、私そろそろ教室もどりますね」たた

唯「ばいばぁい」

律「放課後な〜」

澪「それじゃあ、私達も席につかないと」

紬「そうね」

律「うい〜」

唯「」すたん

唯(ん〜、やっぱり気にすることないのかあ)
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 00:00:27.10 ID:c.genEAO
放課後

梓「お疲れ様でぇす」

律「うぃす」

澪「おう」

唯「おぃっす!あずにゃん」

紬「こんにちは〜」

梓「またお茶ですか」

唯「もう、それが目当てできたくせになにをおっしゃる!」

梓「違います」

澪「じゃぁ、梓も来たし、練習するか」がた

梓「え…(お茶…)」

唯「どうしたの〜?あ〜ずにゃん?」にやにや

梓「なっ、なんでもないです!」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 00:03:33.03 ID:c.genEAO
じゃじゃじゃ じゃん!
澪「ふう、一通りやったかな」

律「じゃあ、今日は終わりにしようぜ〜…」

梓「そうですね」

紬「じゃあ、帰ろうか」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 00:07:18.70 ID:c.genEAO
――――――――――――――――――――――
律「それで〜、その時澪がさぁ…」

澪「わー!それを言うなあ!!」

わいわい

唯「あーー!!!」

律「!なに…?」

唯「ギー太、部室に忘れちゃった〜
先帰ってて〜」たった

律「え?ああ、じゃあな!唯」

澪「じゃあな」

紬「ばいば〜い」

梓「おつでぇす」

唯「うん!みんなばいばい!」たった
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 00:10:57.24 ID:c.genEAO
――――――――――――――――――――――
唯「え〜と、ギー太、ギー太…
あれえ?ギー太、どこに…?」

じゃらあん♪

唯「!」

???「これ?」

唯「あ、ギー太ぁ!」

唯「ってあなた誰!?」

有希「…長門有希」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 00:13:01.60 ID:c.genEAO
すいません、今日中に終わらせる気だったが終わらなかった

明日、続き投下します

見てくださった人ありがとうございました…いるかね
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:13:12.85 ID:c.genEAO
唯「有希ちゃんだね!
私は唯だよ!」

有希「そう」

唯「ギター弾けるんだね!上手いよ!」

有希「私も、あなたと同じ」

唯「へ?」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:17:40.98 ID:c.genEAO
有希「作られた存在」

唯「え…」

有希「泉こなたも同じ」

有希「私はこことは異なる世界から来た」

有希「あなたに用があって」

唯「私に…?」

有希「そう」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:21:16.33 ID:c.genEAO
唯「でも、用って…」ぴと

唯「え…(こなたちゃん?の時と同じ…)」

有希「これからあるイメージを送る
これはいつかあなたに……」びゅおおおお

唯「……!!う…」

有希「………」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:25:50.58 ID:c.genEAO
唯「これは…なんなの……?」

有希「私から言えることはなにもない
創造主の判断で、あなたは消える」

唯「また、消えるって……どういう…」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:29:03.83 ID:c.genEAO
有希「時間がない
私はあなたには消えないでほしいと思っている
あなたが消えて新しいものが作られても、永遠にそれは終わらない
繰り返され続ける
あなたで、終わってほしい」うぉん

唯「…………」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:33:53.13 ID:c.genEAO
―――この時から私は彼女たちが言ったことを考えるようになったが

唯(消える………か
創造主?作られたもの?新しいもの?
なんなんだろう……
気になって眠れない……
………また会ったら聞いてみよう)

もう手遅れだったのかもしれない―――
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:42:52.85 ID:c.genEAO
翌日

唯「ふあ〜」

唯(今日は日曜日かあ
…………もうちょっと寝てよ)

唯「zzz」

憂「お姉ちゃん、そろそろ起きないと〜」

唯「う〜、あとちょっと〜」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:48:31.04 ID:c.genEAO
憂「ダメだよお
あ、そうだ。私、ちょっと梓ちゃんと遊ぶ予定があるから
お留守番おねがい!」

唯「わかったよ〜」

憂「アイス、冷蔵庫にあるからね。ゼリーも」

唯「うん」

憂「じゃあ行ってくるね」

唯「いってらっしゃ〜い」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 15:53:22.01 ID:c.genEAO
唯「ふう…お留守番かあ
暇だなあ〜
何しよう?」

唯(誰か遊びにこないかなあ…)

ぴんぽ〜ん

唯「お!予感的中!」だだだ

唯「いらっしゃい!」

???「あら、こんにちは」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 16:03:00.50 ID:c.genEAO
唯「ムギちゃん、いらっしゃい!!」

???「なにいってるの?」

唯「へ?」

朝倉「私は朝倉涼子
ムギちゃんではないわ」

唯「あ…(ホントだ…髪も眉毛も青色だよ)」

唯「あ、うあい
それで、なんの御用件でござえまするら!?」あせあせ
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 16:10:30.06 ID:c.genEAO
朝倉「ふふふ、天然なんていらつくだけなのよ」

唯「ふえ?」

朝倉「いえ、なんでもないわ
あなたに話があってきたの」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 09:30:19.27 ID:XgZ59AAO
みてるよ
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:01:58.12 ID:lU8Qp2AO
>>51ありがとうございます!

――――――――――――――――――――――
唯「それで、涼子ちゃん、話って?」

朝倉「あら、いきなり名前で呼ぶのね」

唯「あ、すいません…」

朝倉「いいわよ
全然タメでも構わないし」

唯「あ、そう…?」

朝倉「ええ」

朝倉「それじゃぁ、質問に答えるわ」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:06:23.70 ID:lU8Qp2AO
朝倉「話の内容は今のあなたに起こっていることについて……
最近、おかしいことばっかり起きているでしょう?」

唯「あ、うん
いきなり知らない人に消えるとか言われたり
知らない声が聞こえたり…」

朝倉「知らない人っていうのは、こなたさんと長門さんね」

唯「そう」

朝倉「……初めはこなたさんに会ったのよね?」

唯「うん」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:09:48.59 ID:lU8Qp2AO
唯「こなたちゃんに会ったあと、声が聞こえて
またこなたちゃんに会って
次に有希ちゃんに会ったの」

朝倉「…もう分かってるでしょうけど
私もこなたさん、長門さん、そしてあなたと同じ。作られた存在よ」

唯「!!
…作られた存在って、なに?」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:13:51.99 ID:lU8Qp2AO
朝倉「それはね……」

prrrrrr

朝倉「…………」ぴっ

朝倉「あら……
ごめんなさいね、今はまずいわ。また今度教えてあげるわ」

唯「え……」

朝倉「一つだけ言っておくわ
……長門さんを信じちゃダメよ」

唯「……え」

朝倉「それじゃぁ、さようなら」うぉん

唯「あ……」

唯「………」

唯「……信じちゃダメって……?」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:17:07.76 ID:lU8Qp2AO
――――――――――――――――――――――
prrrrrr

かちっ

朝倉「なにかしら?」

有希『なにをしていた?』

朝倉「あら?何のことかしら?」

有希『とぼけても無駄
平沢唯の家に何をしにいっていた』

朝倉「ふふ」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:23:27.20 ID:lU8Qp2AO
朝倉「何を怒っているの?私は創造主の意思に従って動いてるだけよ」

有希『…………』

朝倉「ふふ
あなたがどう足掻こうが無駄よ
作られた存在はいつか消えるものなのよ」

有希『それはあなたも…』

ぶちっ

有希『…………』
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:38:14.30 ID:lU8Qp2AO
――――――――――――――――――――――
こなた「朝倉、私もう限界かも……」

朝倉「………早くしないとね」

こなた「朝倉、頼んだわよ」

朝倉「任しといて
私達は生きながらえてみせるわ」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:42:29.66 ID:lU8Qp2AO
――――――――――――――――――――――
有希「…………」とことこ

ざっ

???「おや?こんなところに珍しい
なんのご用ですか?長門さん」

有希「古泉一樹。手を貸してほしい」

古泉「?
なんでしょう」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:45:36.60 ID:lU8Qp2AO
――――――――――――――――――――――
古泉「んっふ
なるほど、その平沢唯という女性を朝倉さん達から守りたいと」

有希「そう」

古泉「状況は分かりました
でもそれはお勧めできませんね」

有希「なぜ?」
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:51:51.78 ID:lU8Qp2AO
古泉「その平沢唯さんは作られた存在。作られた存在はいつかは消えるべきですから」

有希「ちがう」

古泉「?」

有希「平沢唯は消えるべきではない」

古泉「どうしてですか?」

有希「彼女の存在は大きい
彼女が残してきたものはあらゆる経済を支えている
彼女が消えたらあらゆるものが目茶苦茶になってしまう」

古泉「んっふ、なるほど
だから、彼女は消えるべきではないと」

有希「そう」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:54:06.84 ID:lU8Qp2AO
有希「それに…」

古泉「?」

有希「私という個体も彼女に消えてほしくないと言っている」

古泉「………
んっふ、そうですか。分かりました
手を貸しましょう」

有希「感謝」
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 16:59:26.62 ID:lU8Qp2AO
古泉「朝比奈さんにも手伝ってくれるように頼んでおきます
人手は多いほうがいいでしょう」

有希「…………」

古泉「んっふ、では頑張りましょう
あ、そうだ。もうひとつ
長門さん、戦う時は僕が力を発揮できる空間を創ってくださいね」

有希「了解した」

古泉「んっふ、では」

有希「…………」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 17:00:50.74 ID:SydB/.AO
こなたと長門が和の発言みたい
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 17:09:23.82 ID:lU8Qp2AO
>>64
そうですかね 意識はしてないけど

一旦ここで終わりです
明日に終わるかどうか…

見てくださった人ありがとうございました
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 19:38:43.29 ID:YzkitEAO
面白いな
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 23:12:29.80 ID:cgwo6sAO
雪風のスピンオフ思い出した
「助けて!メイヴちゃん」だったか
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:23:06.29 ID:k4RpeQAO
>>66
ありがとうございます!

>>67
懐かしいなww見てないが


では続き投下します
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:23:35.27 ID:k4RpeQAO
―――またあの声が聞こえた―――

唯「うっ……!?」きぃぃん

《ひら…さわ……ゆい
おま………まれ……みは……》

唯「うっ………!
な、なに…?もっとはっきり喋らないと…きこえな……うっ!!」ばた

唯「はあはあ……」
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:24:20.88 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
朝倉「………」ざっざっ

朝倉「!
あら、こんにちは
長門さん」

有希「………」

朝倉「何か用かしら?」

有希「昨日のこと」
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:26:39.54 ID:k4RpeQAO
朝倉「平沢さんの家に行ったこと?」

有希「そう」

朝倉「別に何もしてないわよ〜
あなたやこなたが言ったことをなぞっただけだし
作られた存在の意味を言おうとしたらあなたが邪魔したんじゃない」

有希「………」
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:28:14.94 ID:k4RpeQAO
朝倉「あ、でも
長門さんを信じないで。とは言っておいたから♪」

有希「………」

朝倉「もう行っていいかしら?
私も暇じゃないのよ」

有希「………」

朝倉「それじゃあね」ざっざっ

有希「………」
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:29:17.75 ID:k4RpeQAO
有希「………出てきて」

古泉「!
おや、ばれていましたか
いつから?」

有希「最初から」

古泉「んっふ、流石です
…いいんですか?平沢さんの誤解を解かなくても」

有希「………」

古泉「朝倉さんの言葉を信じているようなら彼女はあなたを拒絶します
それでは…」
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:31:11.22 ID:k4RpeQAO
有希「いい」

古泉「!」

有希「彼女に拒絶されても
私は彼女を守る」

古泉「ですが…」

有希「私は彼女に消えてほしくない。ただそれだけ」

古泉「………そうですか
んっふ、長門さんがそういうなら
大丈夫なんでしょう」

有希「………」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:33:01.48 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
古泉(長門さんはああ言ってますが、誤解は解いておいたほうがいいでしょう
……手遅れにならなければいいのですが…)

古泉「やれやれですね」

古泉「っと、これは彼の…」

古泉「んっふ、困ったものです」
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:34:25.55 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
唯「うっ…」

《ひら…さわ…ゆい
おまえの……れた…みは》

唯「うう、また…」

ぴんぽーん

唯「……誰だろう?」

かちゃ

唯「はい、どなt」

朝倉「こんにちは」

唯「涼子ちゃん」
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:36:14.36 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
古泉「平沢さんの家はここらへんのはず…」

古泉「!」

古泉「あれは…朝倉さん?
ま、まずい!先を越されて…」だだだだ

ぴんぽーん

唯「はーい」

古泉「どうも、はじめまして」

唯「誰?」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:39:05.79 ID:k4RpeQAO
古泉「古泉一樹と申します」

―――朝倉『古泉一樹も信用しちゃダメよ』―――

唯「!
か、帰って…」ぎぎ

古泉「ま、待ってください!朝倉さんに何を言われたかは分かりません!」

唯「………」
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:41:09.64 ID:k4RpeQAO
古泉「僕の話を聞いてください!!」

唯「………なんですか?」

古泉「……ふう、やっと手を緩めてくれましたね
まず先に行っておきます
僕と長門さんは敵ではありません」

唯「でも…」

古泉「僕を信じないでもいいです
ですが長門さんのことは信じてあげてください
彼女はあなたを一番に思っている
あなたを守ろうとしている」

唯「………」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:43:02.28 ID:k4RpeQAO
古泉「どうぞ、信じて…」

唯「私、分かるんです」

古泉「はい?」

唯「目を見て、その人が嘘をついてるか、ついてないか…信じていいか、信じてはだめか…
……あなたを、あなたと有希ちゃんを信じます」

古泉「!
…よかった…」

唯「…それで、教えてほしいんです」

古泉「なにをですか?」

唯「作られた存在ってなにかを」

古泉「……!」
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:44:34.64 ID:k4RpeQAO
唯「お願いします、私…最近いつも声が聞こえるの……聞いたこともない声……いつも同じことを言ってるんだけど…
何を言ってるかわからないの……
私……怖くて…」

古泉「平沢さん…」

しゅっ!

古泉「!」

古泉「危ない!」がばっ

唯「いだだ…
な、ないふ!?」

朝倉「あらら〜、外しちゃったか♪」

古泉「朝倉さん…!」
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:49:29.74 ID:k4RpeQAO
朝倉「心配で戻ってきたらこれだわ〜
古泉くん、余計なことしないでよ」

唯「涼子ちゃん…なんで」

朝倉「あら、そんな目でみないでよ〜
私はあなたのためを思ってあなたを消しにきたのに♪」

唯「消す…?」

朝倉「ふふ」かちゃ
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:51:16.10 ID:k4RpeQAO
古泉「朝倉さん、やめてください!
この方は消してはいけない!
それに、消えるのにも時期があるはずです
第三者のあなたが消していいはずが…」

朝倉「ふふ
消さないでほしいって?
……それ無理♪」ぐわっ

古泉(まずい…っ!)

がきいいいいん!!
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:53:24.87 ID:k4RpeQAO
朝倉「!!」

有希「…………」

古泉「長門さん!」

朝倉「あら、気づかれちゃったか♪
早いわね〜」

有希「やはりあなたは甘い
私に気づかれないように心得ておくべき」

朝倉「ふふ
今回はわざとなの♪
先にあなたを倒した方がいいから」

有希「………」
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:55:18.36 ID:k4RpeQAO
朝倉「ふふ」がきいいいいん

有希「………」

朝倉「防いじゃうか♪
結構本気だったのに」

有希「………
古泉一樹、私が時間を稼いでおく
その間に彼女を」

古泉「はい、わかりました
行きましょう、平沢さん」

唯「う、うん!」
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:56:55.52 ID:k4RpeQAO
朝倉「させないわ!」

古泉「!」

がきいいいいん!

有希「あなたの相手は私」

朝倉「くっ…」

有希「行って」

古泉「はい!」たったった
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 11:59:08.21 ID:k4RpeQAO
朝倉「あらら、逃げられちゃったか♪
長門さん、あなたは私の邪魔ばかりね」

有希「あなたと私の意見が食い違う。それだけ」

朝倉「ふふふ
いいわ。もう私に抗えないようにしてあげる♪」

有希「………」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:01:26.19 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
古泉「大丈夫ですか?走れます?」

唯「う、うん!」

古泉(とりあえず、朝比奈さんのところへ…!)
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:03:24.54 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
ぴんぽーん

みくる「はーい…
あ、古泉くん…と?」

古泉「朝比奈さん、事情を説明してる暇がありません
この前伝えた件で…
平沢さんを匿っておいてもらいたいのです」

みくる「…!
わかりました、では平沢さんこちらに」

唯「は、はい」
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:07:19.93 ID:k4RpeQAO
古泉「では僕はこれで」

みくる「行くんですか?」

古泉「はい、長門さんが心配ですから」

みくる「そうですか
平沢さんのことなら私に任せておいてください!」

古泉「はい、そのつもりです
では」たったった
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:10:12.82 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
古泉(く…結構、時間がかかりそうですね)

古泉「でもこの距離なら…」

こつこつ

古泉「!
あなたは…」

こなた「行かせないわよ」

古泉「く……!」
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:12:39.29 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
唯「朝比奈さん」

みくる「あ、みくるちゃんと呼んでください
あと、敬語じゃなくていいですよ」

唯「…みくるちゃん、私…状況がわからなくて…」

みくる「平沢さん…
すみません、私にも分からないんです…
でも、私に答えられることならいくらでも…」
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:15:18.09 ID:k4RpeQAO
唯「…じゃあ、作られたものってなに?」

みくる「禁則事項です」

唯「へ…?」

みくる「すみません…
私には答えられないです…」

唯「そっか…」
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:16:59.16 ID:k4RpeQAO
どくん!

唯「うっ…!」どくん!

みくる「ど、どうしたんですか!?」

唯「……うう…」どくん!

みくる「あわわわわ…
と、とりあえず救急車あー!!」

《平沢…唯…
お前の………》
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:19:24.18 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
古泉「………」こうっ

こなた「!」

古泉「よかった
僕の力が使える空間を長門さんが創ってくれたようですね」

こなた「く…」

古泉「これなら、負けませんよ
ふんもっふ!!」

ぱぁん!

こなた「うぐぁ…」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:20:55.69 ID:k4RpeQAO
古泉「よし!
早く長門さんのところへ…」

prrrrrr

古泉「!」ぴっ

古泉「朝比奈さん?なんですk」

古泉「え…
はい!わかりました!」ぴっ

古泉「長門さんに知らせないと…!」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/13(金) 12:22:20.06 ID:k4RpeQAO
今日はここまでです

書き溜めてからまた来ます
ラストは書き溜めてたんですが、なんか消えてたorz

見てくださった人ありがとうございました
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 15:39:59.41 ID:r6t1VEI0
いえいえ、こちらこそありがとうございました。
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 16:14:50.11 ID:k4RpeQAO
いえいえいえ こちらk
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 16:21:45.23 ID:Q/JHSZAo
いえいえ、こt
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 16:38:09.90 ID:k4RpeQAO
いえいえいえ、k
って違う人ww
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:23:15.62 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
みくる「………」そわそわ

憂「あ!あなたですか?お姉ちゃんが倒れていたところを救急車よんでくれたの」

みくる「あ、はい!」

憂「ありがとうございました!」

みくる「あ、いえ…」

憂「それでお姉ちゃんは!?」

みくる「今、緊急治療室?で…」

憂「そ、そうですか…」
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:24:24.35 ID:evZ3A6AO
律「憂ちゃん!」

憂「あ、律さん。澪さん、紬さん、梓ちゃん」

律澪「唯は!?」紬「唯ちゃんは!?」梓「唯先輩は!?」

憂「お、落ち着いてください!」

みくる「平沢さんは今、この中で…」

澪「そ、そうですか……」

律「唯………」
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:30:44.03 ID:evZ3A6AO
ぴっ

うぃーん

憂律澪紬梓「!!」

憂「せ、先生!お姉ちゃんは」

律澪「唯は」紬「唯ちゃんは」梓「唯先輩は」

憂律澪紬梓「大丈夫なんですか!?」

みくる「み、みなさん落ち着いて…」
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:40:57.37 ID:evZ3A6AO
医者「……残念ですが
大丈夫とは言えません
ずっと唸っていて…それに症状も分かりません
……瀕死の状態です」

憂「そんな…」

律「ゆ、唯に会えないんですか!?」

医者「こちらです」

かちゃ

唯「」

憂「お姉ちゃん…」
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:43:53.84 ID:evZ3A6AO
―――――――――――――――――――――――
朝倉「はあ!!」どがん

有希「………」がきぃ

朝倉「あら、やっぱりお強いわね〜」

有希「………」

prrrrrr

有希「!」

朝倉「出ないのかしら?それぐらいは待つわよ」

有希「そう」ぴっ
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:49:47.68 ID:evZ3A6AO
古泉『大変です長門さん』

有希「どうしたの?」

古泉『平沢さんが倒れました』

有希「!!」

有希「…そう、わかった」ぴっ

朝倉「誰からかしら?」

有希「………」
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:52:34.09 ID:evZ3A6AO
朝倉「言わないなら
私が言うわ。電話は古泉くん
内容は平沢さんが倒れた………ね?」

有希「………」

有希「……なにをした」

朝倉「別に〜♪
ちょっと、消滅期間を縮めただけよ」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:54:10.42 ID:evZ3A6AO
>>108
修正
消滅期間を縮めた→消滅時間を早めた
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:56:21.67 ID:evZ3A6AO
有希「………」

朝倉「なにか言いたいことがあれば言えb」がきぃぃぃん!!

有希「許さない……!!」

朝倉「ふふ♪」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 05:58:28.45 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
古泉「………」ぴっ

古泉「僕が何もできませんね愚かなことに…
後は創造主にゆだねるだけ…」

古泉「………」

古泉「くっ……!」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 06:00:13.65 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
なんだろう…声がする…
!…また、あの声だ……

《平沢唯…
お前の…まれた…みは》

だめ…消えないで、もっとはっきり言って…!!

《平沢唯…
お前の生まれた意味は…》

私の…生まれた意…味?

どくん!!

そう……か、私は……

…い、唯!

律「唯!」

唯「…り、りっちゃ…ん?
憂…澪ちゃん…ムギちゃん…あずにゃん…」

憂「お姉ちゃん!!」

澪「唯!」紬「唯ちゃん!」梓「唯先輩!」

唯「う…みんな………私………」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 17:59:33.47 ID:evZ3A6AO
今日で完結します
見てくれたら光栄です
20〜21時の間に投下します
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:06:03.84 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
がきぃぃぃん!!

朝倉「くっ…!」

有希「………」ざっ

がきぃぃぃん

朝倉「…っ!
ふふ、何を怒ってるの?
所詮、作られたもの!消えて当然なのよ!!」

ぱぁぁぁん!!
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:08:20.57 ID:evZ3A6AO
有希「違う!!
彼女は私達とは、違う!
私は今まで色々な作られた存在を見てきた
あるとき私は彼女の監視を任されてから彼女を見てきた
最初はただの監視対象。でも彼女を見ているうちに彼女の良さがわかった
彼女は他の監視対象とは違った
彼女は寛容で清らかな心を持っている
私達にはない、とても大事なもの
彼女は私達より人間に近い
彼女は作られた存在で終わらせてはいけない
彼女は消えてはいけない……!!」

がきぃぃぃん!!

朝倉「く……」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:11:28.73 ID:evZ3A6AO
有希「あなたは絶対に……許さない!!!」

どがああああああん!!!

朝倉「うぐ……!」

有希「………」

朝倉「あーあ、私が先に消えちゃうかあ♪
残念だわ〜
それにしても、あなたをこんなにキレさせるなんて…
あの子に嫉妬しちゃうわね♪ふふ
でも、もう終わりよ♪
だってあの子、もう消えてしまうもの♪
………じゃあね、長門さん」さらあ…

有希「………」

有希「………くっ…!」
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:12:51.11 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
律「ゆ、唯!大丈夫か!?」

唯「りっちゃん…私ね……もうすぐ消える…の…」

律「え…?」

唯「私……ね
分かったの……私…の」

律「待てよ!唯!消えるってなんだよ!?
なにが分かったって……」

唯「私…の……生まれた…意味……だよ…」
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:14:11.68 ID:evZ3A6AO
憂「生まれた意味…?」

律「そんなことどうでもいいよ!!
そんなこと分かっても、唯が生きてなきゃ意味ねえよ!!」

唯「りっちゃん…みんな……ごめんね……
でも、作られたものの私は……創造主の意思で、消えなきゃいけないの…」

律「創造主ってなんだよ……作られたものって……」

唯「作られたものは……創造主が癒しを得るために生み出されるの……
私も……そのうちの……一人…」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:17:20.00 ID:evZ3A6AO
律「わけわかんねえよ…!」

梓「で、でも唯先輩が消える意味なんて…!」

唯「ううん
作られたものは…どんどん作られる…
新しいものが現れる度に、古いものは……消えるから……
創造主が消していくの……」

梓「そ、そんなのって……自分勝手ですよ……」

唯「それが……作られたものの宿命だから……仕方ないの……」

律「そんな宿命なんかクソくらえだ!!」
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:18:46.78 ID:evZ3A6AO
唯「…でも、私は創造主に……感謝…してるの……
だって…私を作ってくれた人だもん
その人達のために生きるのは当然だよ……」

律「それでも、一生を捧げることなんて!!」

唯「…それに…ね
憂、りっちゃん、澪ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん……みんなに……会わせて……くれたんだもん……」

紬「唯ちゃん…」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:21:40.87 ID:evZ3A6AO
唯「う……ああ……
ダメ……だね…
もう、時間がないみたい……だよ
最後に…みんな言わせ…て?
私、みんなに……会えて良かった…よ
みんな…大好きだ…よ…」しゅううう

律「ゆ、唯……」

憂「うう……お姉ちゃん…」

澪「唯…」

紬「唯ちゃん…」

梓「唯先輩…」

律「くそ…なんで……
唯いいいいいい!!!」
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:23:18.81 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
みなさん、私は平沢唯。あなたたちに作られたものです
みなさん、覚えていますか?みなさんが今までに作ったもの
みなさん、忘れていませんか?みなさんが愛したものたち

私達はみなさんのために生きてきました
これからもみなさんに愛を捧げます

忘れないでください
私達はずっと、みなさんを思っています
―――――――――――――――――――――――
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:29:11.26 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――
有希「………」

みくる「終わって…しまいましたね…」ぐす

有希「………」

古泉「終わっていませんよ」

みくる「!」

古泉「彼女たちは僕たちの中で生きています
僕たちが彼女たちを忘れない限り、彼女たちは消えません」

有希「そう
私達が彼女たちを思いつづければ、きっと…」

みくる「…そうですね」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:33:10.91 ID:evZ3A6AO
古泉「………」

有希「………」

みくる「………」

古泉「おや?長門さん、泣いているんですか?」

有希「………………嬉し泣き」

古泉「んっふ、そうですか」

有希「そう」

みくる「ふふ♪」

―END―
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 20:34:22.58 ID:evZ3A6AO
終わりです

最後まで見てくださった人ありがとうございました
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 21:06:59.95 ID:zMMWrAAO
シンプルというかストレートだな
凝ったメタ設定物よりも生々しくて心に響く感触があったぜ
それは「いてもたってもいられ」ないという感触なんだろうな…
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 21:07:43.86 ID:T2HiDmgo
乙!こちらこそありがとうございました。
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 21:11:06.86 ID:nmwrfrQo
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 21:12:30.31 ID:evZ3A6AO
>>126
おお、なんか凄い感想ありがとうございます!

>>127
いえいえ、こちらk
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 21:13:06.49 ID:evZ3A6AO
>>128
ありがとうございます!
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 23:24:33.62 ID:78Mbu4Q0

光無き場所でー見てきた思いー♪
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/15(日) 00:00:38.15 ID:8EX5vIAO
>>131
誰か
唯「ぎゃばん!」を書いてくれないか
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/15(日) 08:13:46.76 ID:8EX5vIAO
>>132
しまった、見間違えてたww
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 18:24:02.02 ID:Ob.HtcAO
人いないと思うが、番外編(名前欄にタイトル)を書きます
本編より一年前の話

見てくださったら光栄です
135 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 18:26:43.74 ID:Ob.HtcAO
長門有希、それが私の名前

“創造主”に授けられた私だけの名前
136 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 18:32:11.55 ID:Ob.HtcAO
そう、私は“創造主”に“作られたもの”

“作られたもの”は“創造主”の娯楽のために作られ、そして新しく“作られたもの”が作られる度に古いものから“創造主”の意思で消される

それは“作られたもの”として生まれた宿命

例外はない
137 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 18:35:37.03 ID:Ob.HtcAO
私もそのはずだった

だが、私は消えることはなかった

私はある役を命じられたのだ

“作られたもの”の監視役

それは文字通り、“作られたもの”の監視をするものだ
138 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 18:43:05.22 ID:Ob.HtcAO
監視する内容は
―――“作られたもの”の普段の生活

そして彼等に“作られたもの”としての意識を持っていないか確認すること

持っていた場合、彼等のその記憶を消す―――
139 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 18:48:20.34 ID:Ob.HtcAO
私はそれからすぐに監視役を務めた

私に拒否権はなかったから

しかし別に拒否する気もなかった

というより私に嫌、という感情……全ての感情がなかったのだ
140 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 18:52:29.20 ID:Ob.HtcAO
私はその役に就いた途端すぐに色々な“作られたもの”の監視をした

どの“作られたもの”も同じで皆、感情はなかった

“作られたもの”は愚か

ただただ同じ毎日を繰り返し、やがて消えて“作られたもの”の使命を果していき、それをも繰り返す
141 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 18:57:41.53 ID:Ob.HtcAO
それを随時みていた私は退屈だった

感情はないはずだが、自分がこれに飽きていたことに気づいていた
142 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:01:20.02 ID:Ob.HtcAO
あるとき、そんな私に新しい監視の命が下った

監視標的は勿論“作られたもの”

彼女の名は、平沢唯
143 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:04:58.85 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――
唯「ふぇ〜、りっちゃんりっちゃん!ギターは難しいね〜」

律「まぁ、一朝一夕じゃできないだろうな」

唯「まだコードも覚えてないんだ〜」

律「え…まd」

澪「まだ覚えてないのかっ!?」だん

律「うおっ!?」

澪「もうギター買ってから、2ヶ月だぞ?」

唯「うう〜…」
144 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:07:52.83 ID:Ob.HtcAO
律「唯は1つのことを覚えたら1つのことを忘れるからな〜」

唯「そう!まさにギブアンドテイク!」

澪「意味が違う!
自分が損してるだけじゃないか!」

唯「うう〜…」

紬「まぁ、気長にやればいいんじゃないかしら?」

律「確かにな……
私の場合もスティック買ってから全部揃えるまで2ヶ月以上は余裕でかかったからな」

澪「お前の場合、問題外だ」

紬「それより、お茶にしましょうか」

澪「それよりって…」
145 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:20:10.52 ID:Ob.HtcAO
律「わ〜い!お茶お茶〜!!」

唯「ケーキケーキ!!」

澪「っておい!練習は!?」

律「ムギ〜、今日は何〜?」

紬「ピッツアよ」

律「なぜピザ…?無駄に発音いいなオイ」

唯「ピザピザ〜♪♪♪」

澪「おい、練習!」

唯「ピッツア!!」

律「ピザーラお届けぃ!!」

紬「なぁに?それ」

澪「れんしゅ…」

♪♪♪わいわいきゃぴきゃぴ♪♪♪

澪「わ、私も仲間に入れてーーー!!!」

紬律唯「」にやり

有希「………」

有希(彼女が平沢唯
彼女も同じ、普通の女子高校生
普通の“作られたもの”)
有希「………」
146 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:24:03.27 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――
律「よし、もう今日は遅いし、かえろうぜ〜」

澪「結局、練習してないじゃないか!」

律「明日はやるって〜」

澪「本当だな?」

律「」ひゅ〜ひゅ〜♪

澪「古いぞ」

律「」

律「ま、まあまあ息抜きも必要なんだって!」

澪「まったく…
今回だけだぞ…」

唯「りっちゃん!この後、アイス食べに行こ!」

律「おー!いいぜー!」

澪「おい!!」

紬「ふふ♪」

有希「………」
147 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:28:15.09 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――
唯「ふ〜、おいしかったあ〜♪」

律「満っ足じゃ〜」

澪(う〜、また間食を…)

律「ど〜したのかしら?み〜おちゅわん♪」むにむに

澪「ひえっ!」

唯「み〜おちゅわん♪」むにむに

澪「ひえっ!ゆ、唯
腹を揉むなぁ!!」

紬「み〜おちゅわん♪」むにむに

澪「ムギまでぇ!?」

むにむにむにむにむにむにむにむに

澪「も、もう…
や め ろ お!!!」がつん!
148 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:31:49.94 ID:Ob.HtcAO
律「なんで私だけ…」ひりひり

澪「最初にやったのは律だろ!」

律「うう〜…」

唯「…ふふっ♪」

紬「ふふふ♪」

唯紬「ふふふ♪」

澪律「………」

律「へへ…」

澪「…ふふ」

皆「あははははっ♪」

有希「………」
149 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:36:51.72 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――
唯「それじゃあ、みんなバイバァイ!」

律澪「じゃあな」

紬「さよなら〜♪」

たったった

唯「ふんふふ〜ん♪
ミーはみーおちゃんのミ〜♪」

唯「〜♪」

有希「………」

有希(…まったくつまらない
私の見てきた“作られたもの”の大部分は学生
そのすべてが友人と共に遊び、笑い、とりとめのない話で盛り上がり
くだらないことで、からかいあい、その後帰宅
…無駄な時間を過ごしているとは思わないのか
平沢唯、彼女も同じ
……つまらない)
150 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:45:54.45 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――
唯「憂〜ただいま〜」

憂「おかえり、お姉ちゃん!
ご飯できてるよ!」

唯「おお!じゃあすぐ着替えていくね!」

憂「うがいもしてね〜」

唯「うん!」たったった

有希「………」

有希「………電磁迷彩」

有希(これは私にとっては原始的な手段だが
まぁ、事足りるだろう)とことこ
151 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:48:57.80 ID:Ob.HtcAO
―――――――――――――――――――――――
唯「いただきます!」

憂「いただかれます!」

唯「ふふ、おかしいよ〜憂」

憂「えへへ」

唯「」ぱくぱく

唯「おいひいよお!!憂!」

憂「えへへ、よかったあ」

唯「いつもいつも感謝だよ!」

憂「えへへ///」

有希「………」
152 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/16(月) 19:54:22.37 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――
唯「それじゃあ、おやすみね!憂!」

憂「うん!お姉ちゃんお休み!」

がちゃ

ばたん

唯「ふう
……ギター練習しないとね!」

じゃんじゃん

有希「………」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 19:55:53.58 ID:Ob.HtcAO
今日はここで終わります

見てくださった人ありがとうございました!
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 21:38:03.33 ID:HUcdEako
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/17(火) 13:59:16.54 ID:CnT3sEAO
Cまさかの再開ktkr
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/17(火) 15:28:20.73 ID:hpIGX.AO
レスありがとうございます

それでは続き投下します
157 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:31:05.79 ID:hpIGX.AO
次の日

有希「………」

有希(今日から、平沢唯と同じ高校…桜ヶ丘高校に通うことになった
より近くから監視できるようにだ
…いつものことだ
今まで通りやればいい)

有希「………」
158 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:34:19.40 ID:hpIGX.AO
唯「憂〜
今日はね〜転校生が来るらしいよ〜」

憂「楽しみだね!」

唯「うん!」

ブロロロロ

憂「!お姉ちゃん危ない!!」

唯「へ?
うおっ!?」
159 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:37:08.34 ID:hpIGX.AO
唯「っと!!」どたん

憂「だ、大丈夫!?」

唯「あ、うん大丈夫だよ〜」

憂「あ…」

唯「ん?」ちら

有希「………」

唯「うぁ!ご、ごめんなさい!ぶつかっちゃって!」

有希「……別にいい」
160 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:40:32.06 ID:hpIGX.AO
唯「だ、大丈夫?立てる?」

有希「………」すくっ

唯「あ、うちの高校だね!」

有希「……そう
それじゃ」

唯「あ…行っちゃった…」

憂「見たことない人だったね」

唯「もしかして、転校生!?」

憂「まっさか〜」


有希「……不覚」
161 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:45:08.84 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
先生「じゃあ次に」

唯(お〜!転校生!?)

先生「前にも伝えておいたが転校生がきている」

わいわいがやがや

先生「では、入ってきてくれ」

がちゃ

有希「………」

わーわー

唯「あっ!」

有希(!
創造主の手違いか、同じクラスになってしまったのか…?)
162 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:48:21.79 ID:hpIGX.AO
先生「どうした?平沢」

唯「あ、いえ…
なんでもないです!」

有希「………」

先生「そうか?
じゃあ転校生、自己紹介を」

有希「……長門有希」

有希「………」

先生「………」

生徒たち「………」

生徒たち(え?それだけ…?)
163 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:51:05.76 ID:hpIGX.AO
先生「あ、あー
えっと長門、もうちょっと喋っても…」

有希「……まだある」

先生「お、なんだ?(つか何故タメ口!?敬語で話せ!なんか怖くて言えないが)」

有希「平沢唯に興味がある
席を平沢唯の後ろにしてほしい」

先生「」ぽかーん

生徒たち「」ぽかーん

有希「………」
164 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:54:31.73 ID:hpIGX.AO
先生「あ、そ、そうか!
ちょうどいいな、平沢の後ろは空いてるから!」

有希「そう」たったった

唯「あ、よ…よろしく!長門さん」

有希「…よろしく」すたん

ひゅ〜ひゅ〜

唯「あ、えと…いやあ///」

有希「………」

唯「………」

唯(長門…有希ちゃんか…)
165 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 15:59:32.64 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
先生「じゃあ、長門!
この問題を!」

有希「………」さっ

有希「これをp、q、rに当て嵌めて、4!3!2!分の9!…答えは1260」

先生「正解だ」

お〜!
166 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:05:15.07 ID:hpIGX.AO
有希「………」たったった

唯「長門さん、数学得意なんだね!」

有希「……別に」

唯「私苦手だからさ〜
今度教えてね!特に今のとこr」

先生「次、平沢!」

唯「うぇ!?」がたん

唯「」どたん

先生「なにをしてるんだお前は」

あはははは

唯「いだだだだ…
えへへ、転んじゃったよ…」

有希「………」
167 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:09:32.09 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
唯「ん〜、ふんふん
これでx=3になって…それで」

有希「代入すればyがわかる」

唯「なるほど〜!すごいね長門さん!天才だよ!」

有希「…これが普通」

唯「あ、あはは〜…」

有希「………」
168 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:12:07.27 ID:hpIGX.AO
唯「あ、そういえば長門さん、部活は決まったの?」

有希「…別に」

唯「!
じゃあじゃあ、長門さんってギター…とか、弾ける?」

有希「…それなりに」

唯「お〜!!」

有希「…なに?」
169 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:15:15.41 ID:hpIGX.AO
唯「長門さん、軽音部に入らない!?」ふんっ

有希「…鼻息が荒い」

唯「あ、ごめんごめん
興奮しちゃって…」

有希「別にいい」

唯「で、でも長門さんが転校生だとは思わなかったよ〜
今朝ぶつかっちゃって…」

有希「気にしてない」

唯「そう?」

有希「そう」

唯「よかった〜」

有希「それで軽音部の話は?」
170 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:28:56.22 ID:hpIGX.AO
唯「あ、そうだった!
私から振ったのに忘れてたよ…あはは」

有希「………」

唯「そ、それで入って…くれない、かな?軽音部に」

有希「………」

唯「あ、きっと楽しくなると思うよ!部員はみんないい人だし!」
171 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:32:02.24 ID:hpIGX.AO
有希「いい」

唯「へ…?」

有希「別に入ってもいい」

唯「あ…」

有希「………」

唯「や、やったぁー!!わーい!わーい!新入部員だー!!」

有希「………」
172 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:35:29.57 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
がちゃ

唯「みなさん!お疲れ様なのです!」

律「……?なんだ、唯
どうした?」

紬「元気ね〜♪」

澪「ってその人は?」

唯「新入部員なのです!」
173 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:42:28.87 ID:hpIGX.AO
律紬澪「………」

律「マジで!?」

紬「わ〜♪」

澪「な、なんでこんな時期に…」

唯「転校生だよ!
それで名前は!」さっ

有希「…長門有希」

律「お〜!なんか凄そうな名前!」

澪「お前それいつも言ってないか?」

紬「にぎやかになるわ〜♪」

有希「………」
174 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:45:33.22 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
律「じゃあ、新入部員の長門さんもいるわけだし!」

澪「れんしゅ」

唯律「お茶をしよう!」

澪「おい」

有希「………」

唯「そうだ、長門さん
私達はね、練習する前とか合間にお茶してるんだよ〜」

有希「知ってる」

唯「知ってるの!?もしや、最初から軽音部に入ろうとしてたとか!」

有希「それはない」

唯「ええ〜?」しくしく
175 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:48:19.69 ID:hpIGX.AO
有希「………」

律「あら〜?仲がいいですわね、お二人さん♪」

唯「いや〜///」

有希「そんなことはない」

唯「それはホントに傷つくよ!長門さん!」
176 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:51:21.78 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
有希「」ばくばくばくばく

皆「」ぽかーん

澪「す、すごいな…」

律「あんな小柄なのにな…」

紬「持ってきたかいがあるわ〜♪」

唯「やっぱりすごいよ!長門さん」

有希「…これが普通」

唯「いや、普通ではないよ!」
177 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:54:59.85 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
律「じゃあ、ギターの腕前を見せてもらおうか!」

有希「………」かちゃ

紬「あれ?もうギターが…?」

有希「…偶然持っていた」

澪「すごい偶然だな…」

唯「実はやっぱり、軽音部に」

有希「ない」

唯「早い!まだ言い切ってないよお!?」
178 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 16:59:25.45 ID:hpIGX.AO
有希「………」

唯「あれ?長門さん、笑ってる?」

有希「……え」

唯「ちょっと口がニマッてなってた!」

紬「アルカイックスマイルね♪」

律「さっきまで無愛想だったのに驚きd」ばこん!

澪「失礼だろっ!」

律「あだっ!」

有希「………」

唯「あ!長門さん、また笑ってる!」

紬「二回目ね♪」

有希「………」
179 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 17:03:55.51 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
じゃらんじゃらん♪

唯「うっまいねー!!」

律「おやおや、地位が危ういんじゃないのかえ?唯さん」

唯「うう、確かにヤバいかも…」

澪「唯もちゃんと練習しないとな」
180 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 17:08:55.05 ID:hpIGX.AO
唯「してるよ!毎日」

じゃらんじゃらん♪

律「毎日やってそれか」

唯「ひどいよ!りっちゃん」

律「はっはっは」

唯「も〜!」

有希「………」
181 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 17:17:36.02 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
律「じゃあ練習終わったし、帰るか
…どっか行くか〜?」

唯「はい!アイス屋がいいです!」

律「またかよ!!」

唯「え〜!い〜き〜た〜い〜!!」

律「まあいいけど」

澪「私もいいよ」

紬「もちろんOKよ♪」

唯「やったあー!
長門さんも行くよね!?」

有希「行く」

唯「即答だね!」
182 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 17:37:01.59 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
律「じゃあ練習終わったし、帰るか
…どっか行くか〜?」

唯「はい!アイス屋がいいです!」

律「またかよ!!」

唯「え〜!い〜き〜た〜い〜!!」

律「まあいいけど」

澪「私もいいよ」

紬「もちろんOKよ♪」

唯「やったあー!
長門さんも行くよね!?」

有希「行く」

唯「即答だね!」
183 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 17:41:54.17 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
有希「」ばくばくばくばく

澪「さっきあれだけ食べたのに…」

律「いつもこんな感じで食べてるのか?」

有希「そう」

紬「い、いつも!?」

有希「そう」

澪「ムギ…」

紬「澪ちゃん…」

澪紬(それであの体型なんて…
うらやましい!!)
184 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 17:46:27.71 ID:hpIGX.AO
澪「私、ちょっとでも食べたら―キロぐらい増えるのに…」

紬「私なんか―キロよ…」

澪紬「ふえ〜ん」

律「戻ってこ〜い」

唯「あ、長門さん
ほっぺたにアイスついてるよ」

有希「!」

唯「えへへ、拭いてあげようか?」

有希「………」

唯「長門…さん?」

有希「いい、自分で拭く」

唯「あ、そ…そっか…」

有希「………」ふきふき
185 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 17:57:34.02 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
律「んじゃあな〜」

澪「じゃあな」

紬「ばいば〜い♪」

唯「うん!みんな、ばいばい♪
あ…長門さんは家どこらへん?こっち?」

有希「そう」

唯「じゃあ私と同じだね!一緒にかえろっか!」

有希「………」てくてく
186 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 18:07:38.12 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
唯「………」

有希「………」

唯「な、長門さん!」

有希「なに?」

唯「う、うちに来ない!?
その…ご飯も…ご馳走する…よ?」

有希「いい
用があるから」

唯「あ、そ…そっか」

有希「………」

唯「あ、もう着いちゃった」

有希「じゃあ」
187 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 18:27:09.37 ID:hpIGX.AO
唯「あ、長門さん!」

有希「?」

唯「軽音部に入ってくれてありがとう!!」

有希「別に」

唯「今日は楽しかったよ!!ありがとう!」

有希「!
………そう」

唯「えへへ、それじゃあ!ばいばい♪」

有希「じゃあ」

ばたん

有希「………」

有希「…電磁迷彩」
188 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 18:31:01.51 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
唯「じゃ、おやすみ憂!」

憂「うん、おやすみ♪」

ばたん

唯「ふう…」

唯「ギターギター♪」

じゃんじゃん♪

有希「………」

唯「」すぴー

有希「………」
189 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 18:34:35.60 ID:hpIGX.AO
有希(今日は、平沢唯に干渉をしすぎた…
軽音部……
なんだろう……今までにない感覚…?)

有希「………」

―唯『長門さん、笑ってる!』―

有希(……笑ってた…
…私が?
感情のない私が…?)
190 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/17(火) 18:37:28.51 ID:hpIGX.AO
有希「………」

唯「うが〜」すぴー

有希「………」

唯「長…門さん…
またぁ…笑って…るよお…」すぴー

有希「………」
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/17(火) 18:38:17.07 ID:hpIGX.AO
今日はここで終わりです

見てくださった人ありがとうございました!
192 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:15:26.90 ID:Kg5.ccAO
では続き投下しますね


―朝―

有希「………」

唯「それでね、長門さんって人が入部してくれてね〜」

憂「よかったね!お姉ちゃん」

唯「うん!
…あ、長門さんだ!」

憂「へ?」

有希「!」

唯「おはよう、長門さん!」

有希「…おはよう」
193 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:21:32.41 ID:Kg5.ccAO
憂「あ!昨日の…
転校生だったんですね!」

有希「そう」

憂「私、妹の平沢憂です!」

有希「知ってる」

憂「え…?」

唯「憂〜!長門さんはなんでも知ってるんだよ〜」

憂「へえ、すごいですね!」

有希「別に」

唯「謙遜しちゃって〜」

有希「………」

唯「あ!また笑ってる!」

有希「!」

唯「えへへへ」

有希「………」
194 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:25:05.05 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「あーーー!!」

有希「なに?」

唯「宿題やってない…」

有希「………」

唯「長門さん、見せt」

有希「」さっ

唯「あ…
ありがとう!」

有希「別にいい」
195 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:28:13.80 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
先生「じゃあこれを…平沢!」

唯「ひえっ!?」どがあん!

先生「またか…」

有希(宿題やってても驚くのか…)

有希「………」

唯「いだだだだ…」

有希「…大丈夫?」

唯「え…?」

有希「手…」さっ

唯「あ…
ありがとう!」

有希「………」

先生「いちゃついてないで早くしろ平沢」

唯「はひっ!」
196 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:31:22.21 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「長門さんっていい人だよねえ」

有希「別にそんなことはない」

唯「え〜?」

有希「私は…」

唯「?」

有希「なんでもない」

唯「え〜?気になるよ〜」

有希「………」

有希(私は今、何を言おうとした…?
それはしてはいけないこと
そう、ダメ
彼女は所詮、“作られたもの”、感情移入など…してはいけない)
197 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:35:16.80 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「あ、長門さん
今日は部活休みらしいから帰ろうか!」

有希「………」こく

唯「〜♪」

有希「………」てくてく

唯「あ!長門さん、アイス屋…行きたいな〜なんて」

有希「行く」

唯「えへへ」

有希「………」
198 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:38:21.94 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「アイスおいひい〜」ぺろぺろ

有希「………」じっ

唯「ど、どうしたの///
なにか付いてる?」

有希「アイスがついてる」

唯「へ!?どこどこ?」さわさわ

有希「………」がし

唯「へ?」
199 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:41:57.81 ID:Kg5.ccAO
有希「拭いてあげる」ふきふき

唯「あ、ありがとう…」

有希「いい」

唯「えへへ///」
200 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:50:01.62 ID:Kg5.ccAO
有希「………」ぱりぱり

唯「あ…長門さんも、付いてるよ?」

有希「なにが?」

唯「アイス
長門さんの場合はコーンだけど…」

有希「どこ?」

唯「ええと、あの…左側のほっぺたに…」

有希「分からない、拭いて」

唯「へ!?で、でも…」

有希「私が頼んでいる
それに私も拭いてあげた」

唯「そ、そうだね!」

有希「そう」

唯「〜♪」ふきふき

有希「………」
201 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:53:11.28 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「あ〜もう家着いちゃったよお」

有希「じゃあ」

唯「あ、あの!長門さん!」

有希「なに?」くるっ

唯「え、ええと…
私の家にちょっと…こない?えと…その長門さんともうちょっといたいから…」

有希「………」
202 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 21:53:36.30 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「あ〜もう家着いちゃったよお」

有希「じゃあ」

唯「あ、あの!長門さん!」

有希「なに?」くるっ

唯「え、ええと…
私の家にちょっと…こない?えと…その長門さんともうちょっといたいから…」

有希「………」
203 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 22:09:13.11 ID:Kg5.ccAO
唯「あ、ごめん…
迷惑だよね!昨日も断られたし…」あせあせ

有希「そんなことはない」

唯「え…」

有希「私はあなたの家に泊まりたいと思っている」

唯「そっかあ…よかったあ
って泊まる!?」

有希「…迷惑?」
204 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 22:12:18.67 ID:Kg5.ccAO
唯「ううん!私も長門さんが泊まってくれたら嬉しいよ!」

有希「そう」

唯「じゃあいらっしゃい!どうぞ!」

有希「お邪魔」

唯「しますまで言おうよ〜」

有希「………」

唯「えへへ」
205 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 22:26:42.97 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「憂〜ただいま〜!」

憂「あ、お姉ちゃん
おかえ…あ、長門さん?」

有希「………お邪魔してる」

唯「今日ね、泊まることになったの〜
いいよね!憂!」

憂「うん!賑やかでいいし!…あ、でも家に連絡したほうが…」
206 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 22:34:06.63 ID:Kg5.ccAO
有希「一人暮らし」

憂「あ、そうなんですか」

唯「すごいね!長門さん」

有希「別に」

憂「あ、長門さんがいるならご飯また作らなきゃね」

唯「あ、ごめんね憂
それと長門さんの分は大盛りで!」

憂「うん、分かった!」

唯「じゃあ、できるまで私の部屋にいよっか」

有希「………」こく
207 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 22:50:07.16 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
唯「ここが私の部屋だよ!」

有希「見慣れている」

唯「へ?」

有希「なんでもない…
可愛らしい部屋」

唯「えへへ///ありがとう」

有希「………」
208 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/18(水) 22:56:57.16 ID:Kg5.ccAO
唯「あ、そうだ
ギター練習しなきゃね〜」

じゃんじゃん♪

有希「いつもやっている」

唯「へ?あ、そうだね
長門さんに追いつかなきゃだし!」

有希「そう」

唯「でもここわかんなくて…」

有希「ここは…こう」

唯「あ、なるほど!
ありがとうね!長門さん」

有希「別にいい」

有希「………」
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/18(水) 23:00:02.45 ID:Kg5.ccAO
今日はここまでです

見てくださった人ありがとうございました!
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 01:08:58.66 ID:MPmh0gAO
遅くなったが乙
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 09:33:34.71 ID:QudAKsAO
>>210
ありがとうございます!
では続き投下していきます
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 09:36:09.74 ID:QudAKsAO
―――――――――――――――――――――――
有希「」ばくばくばくばく

憂「わあ〜!すごい!!」

唯「でしょ?長門さんは大食いだもんね!」

有希「褒められてる気がしない」

唯「そんなことないと思うよ?」

憂「お姉ちゃんも負けてらんないね!」

唯「私も食べまくるよ!」ふんすっ
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 09:47:22.24 ID:QudAKsAO
憂「お姉ちゃん、あ〜ん」

唯「あ〜ん」ぱく

唯「ん〜、おいひい〜」

有希「……?」

有希「今のは何?」

唯「ん?
えっとねえ一種の愛情表現というか…」

憂「///」

有希「………」

有希(私には理解できない
……愛情?)
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 09:50:31.27 ID:QudAKsAO
唯「そうだ!
長門さんにも食べさせてあげるよ!」

有希「!」

唯「あ〜ん」

有希「あ…ん」ぱく

唯「どう?」

有希「おい…しい」

唯「顔真っ赤だよ?長門さん」

有希「な、なんでもない」

憂(人に食べさせてるお姉ちゃんも可愛いな〜)
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 09:57:36.68 ID:QudAKsAO
―――――――――――――――――――――――
憂「お風呂沸いたから入ってきて〜」

唯「了解です!」

有希「………」

唯「じゃあ長門さん行こ!」

有希「……私も?」

唯「一緒に入ろうよ!!」

有希「………」
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 10:00:23.87 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
しゃわあああ

唯「ふ〜、気持ちいい〜!」

有希「………」

唯「?
長門さん、隅っこでなにやってるの?」

有希「………」

唯「…もしかして恥ずかしいとか?」

有希「」ぎくっ
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 10:03:34.36 ID:QudAKsAO
唯「図星だね」

有希「………」

唯「まぁ慣れてくるよ!
とりあえず体を洗いっこしよう!」

有希「……恥ずかしい」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 10:13:20.19 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
ごしごし

唯「あ〜、そこもうちょっと右かな?」

有希「………」

ごしごし

唯「うんうん、そこそこ
長門さん、上手いね〜
もしかしてやりなれてるとか!?」

からあん!

唯「だ、大丈夫!?」

有希「………大丈夫」
219 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 10:21:48.71 ID:QudAKsAO
名前欄にいれるの忘れてた

唯「じゃあ、交代しよっか!
今度は私が洗う番〜♪」

有希「お願いする」

ごしごし

唯「後ろだけじゃつまんないね……」

有希「?」

唯「前もやっちゃいましょー!」だきっ

有希「…!!///」

唯「あれ?長門さん?」

有希「」ばたり

唯「な、長門さん!?」
220 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 10:27:49.39 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
憂「はい、タオル」

唯「ありがとう、憂」ぱさ

唯「長門さん、大丈夫?」

有希「…のぼせただけ」

唯「ふふっ」

有希「…なに?」

唯「いや〜、今日の長門さん可愛いな〜って」

有希「………」

唯「また顔真っ赤だよ?」

有希「…またのぼせただけ」
221 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 10:36:45.50 ID:QudAKsAO
唯「でも、完璧な長門さんがのぼせたりするんだね」

有希「…私は完璧ではない
故にのぼせたりする」

唯「そうだね!普通の女の子だもんね!」

有希「………」

有希(普通の…女の子なのだろうか?感情もないのに…?
感情がないか……でもこの脈打つ鼓動は何だろう
平沢唯は私の顔が真っ赤と言っていた…これはただのぼせただけ…?)
222 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 10:48:31.71 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
唯「そろそろ寝ようか!」

有希「賛成」

憂「お姉ちゃんの部屋で寝ます?」

有希「そうする」

唯「んもう!大胆すぎますよ、長門さん!」

有希「……」

憂「じゃあ布団を…」

唯「ああ〜、いいよいいよ
自分達でやっとくよ!」

憂「そう?じゃあお休み!」

唯「おやすみ〜憂」

有希「…お休み」

唯「じゃあ、長門さん
寝ようか」

有希「」こく
223 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 11:00:37.60 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
唯「布団だすのめんどくさいから、一緒にベッドで寝よっか!」

有希「…そうする」

唯「う〜」ぬくぬく

有希「……」

唯「……」

有希「……」

唯「」にやり

唯「えいっ」こちょこちょ

有希「」ぴくっ

有希「ひ、ひゃあ!///」
224 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 11:06:43.09 ID:QudAKsAO
唯「可愛い鳴き声だねえ…」

有希「やめ…」

唯「よいではないかよいではないか♪」こちょこちょ

有希「ひゃう!!///」
225 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 11:12:49.06 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
唯「……疲れた」

有希「はあはあ」

唯「息荒いね、大丈夫?」

有希「だい…じょうぶ」

唯「じゃあ明日も学校だし早く寝ないとね」

有希「」こく
226 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 11:27:43.59 ID:QudAKsAO
唯「……」

有希「……」

唯「長門さん、起きてる〜?」

有希「……」

唯「…今日ね、とっても楽しかったよ
私、長門さんのこと大好きだよ!
長門さん、私親y……って寝ちゃってるか
……おやすみ」

有希「……」

有希(平沢唯……
ただの監視対象……ただの“作られたもの”のはずなのに…
彼女といると、なぜか…
これは……楽しいという感情?
これが好きという気持ち?
感情のないはずの私が……
それとも彼女が私に……?)

唯「zzz」すぴー

有希「……寝よう」
227 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 11:42:02.45 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
翌朝

有希「……」

ゆっさゆっさ

唯「んん〜…?」

有希「起きる時間」

唯「い、今何時?」

有希「6時」

唯「ええ?早いよお〜」
228 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 11:49:18.44 ID:QudAKsAO
有希「じゃあ私は行く」

唯「ええ!?なんで?どこに!?」

有希「家に荷物を取りに帰る」

唯「ああ、そっか…
残念だな〜長門さんと登校できなくて…」

有希「……」

有希「私も…残念」
229 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/22(日) 11:53:02.42 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
とことこ

???「……」ざっ

有希「!」

???「こんにちは、長門さん
監視は上手くやってるかしら?」

有希「……朝倉涼子」


今日はここで終了
見てくださった人ありがとうございました!
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/22(日) 21:39:13.26 ID:i0GmTOYo
支援
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 12:53:37.59 ID:Fm1DZUAO
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/27(金) 18:43:24.76 ID:4F7lp6AO
>>230
>>231
ありがとうございます!

遅くなりました
続き投下します
233 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 18:46:02.02 ID:4F7lp6AO
朝倉「私はね、監視役のあなたを監視するために来たのよ」

有希「なぜ?必要ない」

朝倉「ふふ、必要ない…か
見てたのよ♪全部」

有希「………」
234 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 18:50:26.16 ID:4F7lp6AO
朝倉「ふふ♪“作られたもの”に感情移入しちゃダメよ、分かってるでしょ?」

有希「……ありえない
そんなことする感情もない」

朝倉「…ならいいけど♪
まあ気をつけてね♪
このままじゃ私があなたを消さなければいけないから」

有希「………」

朝倉「それじゃあね、長門さん♪」

有希「………」
235 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 18:54:44.67 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
唯「憂、そろそろいこっか!」

憂「うん!」

唯「〜♪」てくてく

憂「お姉ちゃん、昨日は長門さんが来て楽しかったね!」

唯「うん♪…でも朝に帰っちゃうなんて〜…」

憂「しょうがないよ〜
いきなり泊まることになったんだし
あ…じゃあ、お姉ちゃん
私はこっちだから」

唯「うん、ばいばい♪」

憂「長門さんによろしくね♪」

唯「うん!」
236 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 19:01:23.12 ID:4F7lp6AO
唯「…ふう、よし!今日も頑張ろー!!」

律「なあに叫んでるんだ?」

澪「第一声がそれか!
おはよう、唯」

唯「あ、りっちゃん澪ちゃん!おはよう♪」
237 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 19:04:06.52 ID:4F7lp6AO
律「おっす、んでなに叫んでたんだよ」

唯「ふふ、今日も頑張ろうかな?と」

澪「…も?」

律「唯が頑張ったことなんてあったっけ?」

唯「ひどいよ、二人とも!」

有希「………」
238 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 19:06:17.98 ID:4F7lp6AO
唯「って、わぅ!長門さん!?」

律「いつの間にいたんだ!?」

有希「……ずっと後ろにいた」

律「ええ!?恐っ!」

澪「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない……」

律「いや…恐い話ではないから」
239 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 19:31:52.35 ID:4F7lp6AO
唯「というか長門さん、いたなら話し掛けようよ!」

有希「必要がなかった」

唯「ひどい!」

律「つうか、長門さんはミステリアスだな……
なぁ澪?」

澪「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない…」

律「まだやってたのかよ!」
240 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 19:36:33.26 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
唯「ムギちゃん、おはよー!」

紬「!
あら、唯ちゃんおはよう♪」

律「よう、ムギ!」

澪「おはよう、ムギ」

有希「おはよう」

紬「あら、みんなもおはよう♪
わざわざ教室まで」
241 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 20:28:49.12 ID:4F7lp6AO
律「まあ軽音部の親睦を深めるために部活以外でもこうして集まるのさ!
それと、もうすぐ学園祭だからな!準備しとかないとな」

唯「準備ってなにをするの〜?」

律「練習は部活でやるから、曲決めるとか!」

澪「というか、曲って?」

律「それは澪が作ります!」

澪「ええ!?無理だよ!」
242 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 20:35:21.64 ID:4F7lp6AO
有希「秋山澪は作詞しかできないはず」

澪「作詞!?」

律「つうか、フルネームかよ」

唯「長門さんらしくていいと思うけど」

紬「はいはい!私は作曲します!」
243 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/08/27(金) 20:43:01.06 ID:4F7lp6AO
律「おお!頼むぜムギ!」

唯「ムギちゃんならできるよ!」

有希「彼女には才能がある」

律「あとは作詞を誰かがやってくれたらなあ…」

律唯紬有希「」じっ

澪「!
……わ、わかったよ!や、やればいいんだろ!!」

律「おお、悪いね!
澪がやりたいってゆうなr」

どがん!

律「あいだっ!!」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/27(金) 20:47:26.60 ID:4F7lp6AO
今日はここで終わりです

見てくださった人ありがとうございました!
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 23:09:48.76 ID:oD5PigAO
まだすか
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/02(木) 06:07:37.75 ID:sc8KywAO
すみません、遅くなりました

続き投下します
247 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:10:04.10 ID:sc8KywAO
―――――――――――――――――――
放課後

律「おーっす!」ばん!

唯「あ、りっちゃん!」

澪「遅いぞ!律」

律「悪い悪い」

紬「今お茶いれるわね〜」

律「おおムギ!ありがと!
…それで澪、歌詞はかけたのか?」
248 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:13:38.06 ID:sc8KywAO
澪「うん、ムギの作った曲にあわせてね」

律「ってもう曲作ったのかよ!?」はええ!

紬「ええ♪」

律「すごいな…」

唯「ムギちゃん、恐ろしい子!」

紬「うふふふふふふふふ」

律「で、歌詞みせてくれよ」

澪「い…いやだ」
249 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:16:16.12 ID:sc8KywAO
律「はあ!?なんのために書いたんだよ!」

澪「で…でも、恥ずかしいし」

唯紬「恥ずかしくねーし!!」

律「」

律「いや、どうせ見せなきゃいけないだろ」

澪「で、でも…」

律「とりゃー!」ばっ!

澪「あっ…」

律「ふむ、どれどれ〜」

澪「か、返せ!」
250 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:19:04.61 ID:sc8KywAO
律「唯さんムギさん、やっておしまいなさい」

唯「了解です、りっちゃん隊員!」

紬「あいあいさー!」

澪「うおっ!?」がしっ

澪「ちょ、ちょっと…ムギ離s…」がっしり

澪(う………動けない……だと…?)

唯「ムギちゃん、やっぱり恐ろしい子!」
251 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:37:40.67 ID:sc8KywAO
律「観念しろ、澪」

澪「うう……」

律「ええと……」がさっ

律「……」

律「……」ひくひく

律「……」ぷるぷる

律「か、かい〜!!」ぼりぼりぼりぼり

唯「ど、どうしたの?りっちゃん」ぴらっ
252 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:43:30.74 ID:sc8KywAO
唯「……」

『君を見てるといつもハートDOKI☆DOKI

揺れる思いはマシュマロみたいにふわ☆ふわ

……………………

ああ神サマおねがい

二人だけのDream Timeください☆

お気に入りのウサちゃん抱いて

今夜もおやすみ☆

ふわふわ時間

ふわふわ時間

ふわふわ時間』
253 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:46:03.17 ID:sc8KywAO
唯「……」

律「ぐあ〜!!」ぼりぼりぼりぼり

澪「ど、どう…かな?」

律「いや、澪…これは…」

唯「いいと思うよ!澪ちゃん!」

律「ええ!?」

澪「そう…?」

唯「うん!」
254 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:51:31.43 ID:sc8KywAO
有希「私も同意」

唯「そうだよね!って長門さん、いつの間に!?」

有希「今来た」

唯「そうだったんだね!」

有希「そう」

澪「よ、良かったかな…?」

有希「良かった」

澪「あ、ありがとう//」
255 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:54:42.69 ID:sc8KywAO
有希「タイトルを付けるなら、『ふわふわ時間』」

澪「!
いいな、それ!」

唯「流石だね、長門さん!」

有希「そうでもn」

だきっ

有希「ひゃ!?//」

唯「よくできましたのご褒美にいい子いい子してあげる〜♪」なでなで

有希「///」

紬「」ぽー

律(なんか盛り上がってる…)
256 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:57:45.19 ID:sc8KywAO
律「な、なあムギ…」

紬「」ぽー

律「ムギ…?」

紬「どんとこいでぇす」

律「まだ何も言ってないぞ」

紬「」ぽー

律「……?」
257 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 06:58:40.62 ID:sc8KywAO
唯「澪ちゃんにもいい子いい子してあげる!」

澪「ええ!?わ、私はいいよ!」

唯「まあまあそう言わず♪」がばっ

澪「ひゃあ!///」

有希「……」しゅん

紬「」だらだら

律「おい、ムギ鼻血…」

紬「ぐふふ…」

律「……ダメだこりゃ」


すみません、ちょっとここで一旦きります

見てくださった人ありがとうございました!
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/02(木) 07:54:27.79 ID:cTzipMDO
なんでこなただけ口調がトチ狂ってんの?
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/02(木) 08:16:23.55 ID:904TdQAO
口調がむしろかがみんに近いよな

だが支援
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/02(木) 18:55:32.13 ID:sc8KywAO
こなたはもうすぐ作られたものとして消えそうだったから狂ってる…ということにしておいてください
朝倉もですが、狂いそうではないので

では、続き投下します
261 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 18:58:44.79 ID:sc8KywAO
――――――――――――――――――
律「それで、『ふわふわ時間』は決まったとして…あと何曲か作りたいな」

澪「う〜ん…でもそんなにできるかな」

紬「そういえば、ボーカルは誰がやるのかしら?」

律「澪」

澪「む、無理だよ!!」
262 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 19:02:21.92 ID:sc8KywAO
律「でも、澪が作詞したんだぞ?
澪が歌うのは必然だ」

澪「むむむむ無理無理無理無理…」

律「澪は決まりで、他に誰かやりたい人ー」

澪「無視っ!?」

唯「はいはい!私やりたいです!」びしっ

律「じゃあ唯も決定で」

唯「ええ!?」

律「…なんだよ?」
263 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 19:30:12.63 ID:sc8KywAO
唯「うう〜ん…もうちょっとこう…」

律「?」

紬「あ、そうだ
りっちゃん」

律「なにムギ?」

紬「長門さんもボーカルでいいんじゃないかしら?」

有希「!」

律「……そうか、一人一曲ずつ…
いいかもな!…あ、長門さん大丈夫?」

有希「平気」

律「よし!
ボーカルは三人!」
264 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 19:53:19.62 ID:sc8KywAO
律「澪!」びしっ

澪「ひえっ!?」

律「唯!」びしっ

唯「ほい!」

律「そして長門さん!」びしっ

有希「………」こく

律「学園祭まで頑張るぞぉー!!」

唯紬「おー!」

有希「おー」

澪「お、おー…」

律「つうことで今日は!!!
…帰りましょうか」遅いしな

澪「おい!!」

紬「……うふふ♪」

唯「ふふ♪」

律「!
へへ…」

澪「…ふふふ♪」

唯律澪紬「あはははははっ」

有希「………」

有希「……ふふ」
265 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 20:01:03.41 ID:sc8KywAO
――――――――――――――――――
律「んじゃまた明日なー!」

澪「じゃあね」

唯「うん、ばいばい!りっちゃん、澪ちゃん」

紬「ばいばぁい♪」

有希「じゃあ」

ばたん

唯「それじゃあ私達も帰ろっか」

紬「そうね」

有希「」こく
266 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 20:25:46.32 ID:sc8KywAO
――――――――――――――――――
唯「長門さん、ムギちゃん
アイス屋に寄ろっか!」

紬「いいわよ♪」

有希「いい」

唯「やったあ!
アイスアイスー!!」

紬「ふふ♪」

有希「……」
267 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/02(木) 20:31:06.56 ID:sc8KywAO
――――――――――――――――――
唯「アイスおいひいよー!」ぺろぺろ

紬「ふふ♪」

有希「いつもこう」

紬「あら?いつも来てるの?」

有希「そう」

唯「もう、言わないでよ〜長門さん
照れるよ〜」

有希「別に私はなにも思わない」

唯「ひどい!」

紬「ふふ♪本当に仲がいいわね、二人とも」

唯「えへへ//」

有希「………」
268 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/03(金) 01:45:11.69 ID:qLjHH2AO
――――――――――――――――――
紬「それじゃあ、私はこっちだから
ばいばい♪」

唯「ばいばい、ムギちゃん!」

有希「じゃあ」


唯「それじゃあ行こうか、長門さん!」

有希(…田井中律、秋山澪、琴吹紬
彼女達もまた、平沢唯と同じ…ただの高校生
しかし“作られたもの”ではない…
なのに平沢唯は何故彼女達と馴染んで…互いに互いを必要としている?
彼女達が平沢唯に感情を与えている…?
いや、平沢唯……彼女が彼女達に感情を…
しかし彼女には感情はないはず
……ただ、平沢唯や彼女達といると…)
269 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/03(金) 03:10:29.13 ID:qLjHH2AO
唯「長門…さん?」

有希「!
…なに?」

唯「大丈夫?ボーッとしてたけど」

有希「……平気」

唯「そっか、ならよかった♪
じゃ帰ろ!」

有希「」こく
270 :有希「彼女の名は平沢唯」 :2010/09/03(金) 03:14:40.71 ID:qLjHH2AO
―――――――――――――――――――
唯「じゃあまた明日ね、長門さん♪」

有希「じゃあ」

唯「♪」がちゃ

有希「…でいい」

有希「…有希、でいい」

しーん…

有希「………」

有希「…電磁迷彩」ゆん!

有希(…監視
これをしているのを知ったら彼女はどう思うのだろう
今までこんなこと、考えたことがなかった
……この気持ちは何?
私は……
………私は、監視役
血迷ってはいけない…
監視役、だから…)

有希「………」



今回はここまでです
見てくださった人ありがとうございました!
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 22:05:06.03 ID:OiS/scAO
おっつ
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/07(火) 16:36:54.34 ID:G1R6FsSO
長門「ゆん!」
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/20(月) 21:20:28.05 ID:hrN6FXQ0
274 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 20:43:30.06 ID:XjwFj6AO
>>1です
いないとは思いますが念のため、待ってた方はすみません
依頼出しておきました
続きはVIPの方でまたやるかもしれません、すみません
275 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/16(火) 22:27:02.16 ID:ucsbc8g0
>>274
そ、そうなのか…
続き読みたかったが、残念だ…
また書かれるかもしれないことを、期待しているよ
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