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【完結?】幼女「私の負けだ・・・殺せ」3【なにそれおいしいの?】 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/12(木) 21:55:19.12 ID:HHRPtYDO
複数名の幼女が織りなす多分ハートフルストーリー

大まかなストーリーやキャラ紹介は>>2以降にするはず

いきなりメインヒロインが死んでることは気にしない

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4gep/1277135395/l20
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/12(木) 22:24:14.04 ID:HHRPtYDO
【おおまかなあらすじ】
ある日、1人のロリコンの前に幼女の刺客が現れる。
激戦の末、辛くも勝利したロリコンに幼女は言う。
「私を倒しても第2第3の幼女がお前を倒しにくる」と。
しかし、その言葉はロリコンを歓喜させることとなり
幼女は捕虜として一つ屋根の下で暮らすハメになる。
はじめは野良猫のように警戒心を露わにしていた幼女も
次第にロリコンの優しさに心を開くようになり
いつかしか淡い恋心を抱くように・・・なったかどうかはわからない
その後、ロリコンは多くの幼女を仲間に加え
彼女らとともに生活することとなる
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/12(木) 22:28:52.02 ID:HHRPtYDO
すみません。前スレURLが携帯用っぽいです
もうしわけない
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/12(木) 22:45:38.08 ID:HHRPtYDO
【キャラ紹介】
男 ロリコンだけど正義の味方。いろいろ記憶がない。通称「ジョン・スミス」

(幼女)
くろま 元気な幼女。6歳。アンドロイドだったがUG細胞により超機械生命体になった

みき メガネな幼女。6歳。筋肉に目がない。

ちさと ハーフの幼女。4歳。もうお漏らしはしなくなった。1人でトイレに行けない。

こゆき 白衣の幼女。7歳。今夏、ファーストキスを奪われるなど、色々熱い。

さつき くろまの妹。5歳。量産型アンドロイド。姉と同じく漢字が読めない。新日本ロリ党員。

(新日本ロリ党)
ボス ロリコン。

右腕 ロリコン。

左腕 ロリコン。

部下 ロリコン。こゆきちゃんのファーストキスを奪う。イケメン。

(学校関係)
あやこ くろまの担任。巨乳。男に好意を寄せるが、相手がロリコンなので相手にしてもらえない。

校長先生 男の後ろの処女を直径2センチの何かで奪う。
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 22:54:46.22 ID:jC/KsiEo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1277135395/
前スレはこれかな
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/12(木) 23:59:31.90 ID:Yi0GeVIo

                           ,,,,,,_
                     ,,,,,iiiilllllllllllllliii,,,,
          ,,,,,_   .,,,,,,,,,,iiiiiiillllllllllllllllllllllllllllllllllll丶
          ゙llllllllliiillllllllllllllllllllllll!!!!llllllllllllllllllllllll!!゙
           ゙!llllllllllllllllllll!!!゙゙゙° ,,illllllllllllllllllll!゙゜
              ゙!lllllll!!l゙゙’   .,,illlllllllllllllll!!゙゜
             ^     .,,illllllll 山
                  ,,illlllll  iiiiiiiiiiiir
                 ,,illllllllヽoOOO''o_-
                  ,,illlllllll( <:::::::乙::::::::>ヽ
                 ,,illllllllll!/  ,|:::::::::::::::::|ヽ ゝ
                ,,illllllllll!゙ ,< )ヽ,━━./ ( /   liiii,,
             ,,illllllll!゙゜ ,lヽ i /::::::::::::::ヽ i .r     'llllllli,,
            ,,illllllll!゙     !!|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| !!,     lllllllllli,,
           ,illlllllll゙      |::::::::∧::::::::|    ,lllllllllllllii,
           llllllllllli,_     .|::::::::| |::::::::| ,,,,illlllllllllllllllli,    こ、これは>>1乙じゃなくて
           !llllllllllllllliiiiiiiiiiiiii,,,|::::::::|  |::::::::|llllllllllllllllllllllllllll 瞬獄殺なんだから
            ゙゙!!llllllllllllllllllllllllll|::::::::|.  |::::::::|lllllllllllllllllllllllll  変な勘違いしないでよね!
              ゙゙゙゙!!!!!!llllll_ ノ;;;;;;;;r.  |::::::::レ_lll!!!!!!!l゙゙゙゜
                   'ーー"   "ーー'
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 00:49:48.38 ID:LvFDq6DO
【一人称集】
くろま:あたし
みき:わたし
ちさと:わたくし
こゆき:わたし
さつき:あたし
あやこ:あたし
男:俺
ボス:わし
右腕:俺
左腕:俺
部下:僕
山田:僕

みき・ちさと・こゆきは漢字で「私」で統一するけど読み方はそれぞれ違う
たまに、ボケや自嘲的な発言をするときは別の一人称をつかうこともある

あと、女たちのジョンの呼び方
くろま:お兄ちゃん
ちさと:お兄様
みき:(お)兄さん
こゆき:あいつ、あれ、それ、これ、おまえ、やつ
あやこ:あんた、たかし(仮)、ジョン

前スレで変な言いがかりしちゃった人ゴメンヌ
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 01:06:23.89 ID:LvFDq6DO
【前編のあらすじ】
ある日差しの熱い夏の日、男はくろまの手刀で失われていた過去と人格を解き放ってしまう
もう1つの人格が復活した男はくろまを殺害し、空の彼方に消えていく
現場に駆けつけたロリデスペラーズは、くろまの死体と
変わり果てた自宅、そして豹変した男にただ呆然とする
その後、支部を壊滅に追い込んだジョンを憂慮した「正義の味方」は対ジョン戦を決意。
着々と戦争の準備が進む中、傷心するロリデスペラーズの面々は
新たな仲間を加え、ジョン討伐に参加するのであった
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 02:57:28.75 ID:LvFDq6DO
あかん。ペルセウス流星群見れんかった
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 03:49:19.25 ID:LvFDq6DO
─夏、裏切りのロリコン後編─(8月27日 天気 晴れ)
今日はとても気持ちがいい天気でした

涼しげな風が吹き抜けて、秋が来たことを教えてくれます

ああ、愛しのあの人もこの風の香りを感じているのかしら

まだ見ぬ私の愛しい人!きっとあなたは背が高く、足が長いはず

金髪の碧眼で、流暢なドイツがをその唇から紡ぎ出すことでしょ・・・

みき「・・・ククク」

ちさと「みきお姉様、何を書いているんですか」ビキビキ

みき「ひぃっ」

こゆき「・・・飛行機に乗り遅れるから早く寝ろ!」

くろま「・・・」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 04:00:12.83 ID:LvFDq6DO
(横田基地)
米兵「ではお気をつけて」

経理部「ありがとう」

こゆき「いくよ」

みき「怖くない怖くない怖くない」

ちさと「ほら!みきお姉様!乗りますわよ!」ニヤニヤ

みき「・・・」ビクビク

さつき「ひこうきははじめてですぅ」

経理部「・・・まるで遠足ですね」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 04:30:13.29 ID:LvFDq6DO
(輸送機内)
経理部「ところで・・・なんでメイド服なんですか?」

ちさと「・・・いろいろあるんです」

こゆき「かわいいでしょ!」

みき「・・・」ガタガタ

さつき「すごぉい!とんでる!」

こゆき「だいたいなんで私たちと経理部だけなのよ」

経理部「ウラジオストク支部襲撃はあくまで可能性の1つです。他の支部を手薄にできません」

ちさと「いや、でも経理部さんじゃ・・・」

経理部「うふふ、私はあなた方全員を今から1秒以内に武装解除できますよ」

こゆき「・・・まさかぁ」

経理部「こゆきさんはくまさんパンツですね」

こゆき「んな・・・」

経理部「ほら」ピラ

こゆき「・・・」

経理部「すごいでしょ」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 04:35:39.33 ID:bIGxTX60
武装解除はよかった。
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 05:14:18.88 ID:LvFDq6DO
経理部「はい」スッ

こゆき「・・・」パシッ

経理部「とまあこんな感じです」

こゆき「このパンツは武装じゃないもん・・・」イソイソ

経理部「まぁ、そうでしょうね」

みき「怖くない怖くない怖くない」

ちさと「さっちゃんの番です」

さつき「おうて」

ちさと「ぐっ・・・」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 12:38:58.61 ID:LvFDq6DO
経理部「まぁ私がいれば問題は無いでしょう」

こゆき「逆に私たちの必要性は?」

経理部「言ったでしょう?宣伝は任せてくれって」

ちさと「?」

経理部「これも演出の一部ですよ」

こゆき「なるほどね」

経理部「さぁ、そろそろ着きますよ」

みき「ま、まだ日本海上空・・・」

経理部「飛び降りるに決まってるじゃないですか?」

ちさと「え?」

経理部「皆さんは空を飛べないんですか?」

こゆき「・・・」

さつき「あっ、あたしとべまぁす」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 12:44:12.82 ID:LvFDq6DO
経理部「じゃあパラシュートでお願いします」

こゆき「まぁ、私は構わないけど・・・」

みき「いやだ落ちるのはいやだ落ちるのはいやだ」

ちさと「みきお姉さまのパラシュートですぅ!!!」ニヤニヤ

みき「ひぃっ」

こゆき「これだ」

経理部「困りましたねぇ」

さつき「あたしがかつぎましょうか?」

みき「いやだー!あたしは空港から歩くー!!!」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 12:52:02.28 ID:LvFDq6DO
(ウラジオストク上空)
経理部「じゃあ私が担ぎます」

さつき「あたしはさぽーとします」

こゆき「よし!いくぞ!」タッ

みき「い、いや・・・」ジリジリ

ちさと「お姉様!早く降りろ!」ドンッ

みき「ぎゃあああぁぁぁぁァァ」ヒュルルル

ちさと「ふふふ、積年の恨み・・・」タッ

経理部「じゃあ私たちもいきますか」

さつき「はい!」タッ
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 13:08:16.94 ID:LvFDq6DO
(ウラジオストク支部)
ウラジオストク支部長(以下ウ長)「まさかきみが来るとはな!」

経理部「お久しぶりです」

ウ長「往年の亜光速戦闘。期待しているぞ!」

経理部「はい。で、今回防衛任務にあたるロリデスペラーズです」

ウ長「・・・若いな」

経理部「ええ、でも頼りになりますよ」

みき「・・・」ガタガタガタガタ

ウ長「・・・なにか戦闘でもあったんか?」

ちさと「この人高所恐怖症なんですよwwwブフー!」

みき「・・・ちさと許さん」ガタガタガタガタ
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 13:39:59.21 ID:LvFDq6DO
ウ長「しかし・・・総合ランクが比較的低いウラジオストクが狙われるかね?」

経理部「重慶に保管している地域データの中ではNO.1の実力ですよ」

ウ長「なるほどな」

経理部「ここで仕留めなければ組織を存続できなくなります」

ウ長「そうだな。よし、会議室に案内しよう」

経理部「行きますよ」

ちさと「はい!」

さつき「だいじょぉぶですか?」

みき「・・・うん」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 13:47:42.31 ID:LvFDq6DO
(会議室)
経理部「では作戦の確認をします」

経理部「大まかな役割は、私がアタッカー。さつきさんとみきさんが近接支援」

さつき・みき「はい!」

経理部「後方火器支援はちさとさん。情報処理はこゆきさんです」

ちさと「はい!」

こゆき「はぁい」

経理部「なんかやる気が無いですね」

こゆき「だって経理部さん動物耳つけてくれないんでしょ?メイド服もダメだし」

経理部「ええ、私はインカムとスーツで十分です」

こゆき「ちぇっ」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 21:02:44.01 ID:LvFDq6DO
経理部「じゃあこれにて会議は解散」

こゆき「どうすんの?」

経理部「焦らなくても大丈夫です」

ちさと「?」

経理部「もう来ました」

ズゥゥゥゥン!

職員「インカミンーグ!」

経理部「ほらね」

さつき「いきましょう!」

みき「忙しいな!」
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 21:47:36.53 ID:LvFDq6DO
(ウラジオストク支部正面玄関)
職員「CIWS沈黙!敵は以前健在!」

ウ長「電磁隔壁降ろせ!対光学兵器用意!」

職員「了解!」

男「・・・」

職員「打てぇー!!!」

ギョーン!ギョーン!

職員「やったか!?」

男「・・・」

職員「や、やってなぁーい!!!」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 22:42:05.82 ID:LvFDq6DO
男「死んでください」チャキ

職員「ひぃぃぃ」

ちさと「待てぇぇい!」

男「!?」

みき「聞いておどろけ!」

こゆき「見ておどろけ!」

さつき「わ、われらはあくをゆるさぬ4にんのおとめ」

一同「幼女戦隊ロリデスペラーズ!参上!」

経理部「・・・」

こゆき「・・・ホラッ!キメゼリフダヨ!」

経理部「よ、幼女の力!とくと見せてあげるわぁ!」

男「・・・「三日月殺し」危険度SSS」

経理部「頑張ったのにスルーされた・・・」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 22:59:24.72 ID:LvFDq6DO
こゆき「久しぶりね」

男「ロリデスペラーズ、危険度・・・A。許容範囲をオーバー」

ちさと「お兄様!なんで、なんでくろまお姉様を殺したんですか!?」

男「平和な世の中に必要ない力だからです」

みき「いつからそんな善人面するようになったのさ!このロリコン!」

男「僕はロリコンじゃありません」

さつき「・・・」

男「僕は「庭師」です」

経理部「にわし?」

男「不必要な戦力を剪定し世界の平和を維持する者・・・」

こゆき「・・・」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 23:07:02.10 ID:yeo9ovoo
GANTZwwww
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 23:24:44.14 ID:LvFDq6DO
ちさと「そんな・・・じゃあ、あのだらしない変態ロリペド野郎のお兄様は嘘だったのですか!」

男「嘘ではありません。正確に言うとあれは防衛プログラムの過程で生み出されたもう1つの人格です」

男「しかし、なんらかの影響で防衛プログラムを解除できなくなりました」

みき「じゃあ何で今さらあんたが出てきたのよ!」

男「不明です。何か強いショックを受けたとしか言いようがありません」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 23:29:32.10 ID:T7yz942o
>だらしない変態ロリペド野郎
さりげなくひどいなww
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/13(金) 23:46:30.42 ID:LvFDq6DO
こゆき「じゃあもう元には戻らないのね・・・」

男「ええ」

みき「分かったわ。悲しいけど・・・」

ちさと「・・・殺します」

男「あなた方にそれができるとは思えませんが・・・」

経理部「お待ちください!」

男「?」

経理部「まだあなたが「剪定」する理由が不十分です」

男「理由?」

経理部「いったい誰に命じられて剪定をおこなっているのですか?」

男「それは・・・僕の・・・母さんの・・・」

経理部「?」

男「ぐ・・・それを言う義理はありません!行きます!」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 00:00:51.63 ID:/2P2eQDO
ズドドドド!

男「ぐぅっ・・・」

経理部「遅い!遅すぎますよ!」

男「まだまだ!」

経理部「ほら!発言してる間にスキが84個も確認できましたよ!」

男「!?」

経理部「こんな!」ドスッ!

経理部「弱いやつに!」ドスッ!

経理部「ロベルトたちは!」ドスッ!

経理部「負けたのですか!」ドギャァ!

ズゥゥゥゥン

男「が・・・はっ・・・」

経理部「ハハハハハ!」


ちさと「んな・・・」

みき「レベルが違いすぎて・・・」

さつき「ついていけません・・・」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 00:19:31.96 ID:/2P2eQDO
男「重粒子砲なら・・・」チャキ

経理部「だから、当たらない攻撃は意味が無いですよ」スッ

男「・・・あっ」パッ

経理部「重粒子砲はお借りしますね」

男「か、返しなさい!」

経理部「ええ、一発撃ったら返しますよ」

ちさと「経理部さん」

経理部「ほら、敵討ちの時間です。誰が撃ちますか?」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 00:40:07.18 ID:/2P2eQDO
経理部「演出の都合上、私が撃つわけにはいかないんですよ」

こゆき「分かったわ・・・私が撃つ」

ちさと「こゆきお姉様!?」

みき「そんな・・・」

男「・・・」

経理部「安心してください。私が抑えています」

こゆき「こんな形でお別れだなんて・・・」チャキ

男「・・・」

こゆき「さよなら・・・」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 00:44:26.81 ID:hsanzOUo
あまりにも・・・
あっけなさ・・・・・・すぎる・・・・・・・・・
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 00:56:34.11 ID:/2P2eQDO
バシュゥ!

男「・・・」

こゆき「・・・」

経理部「なぜ、ハズしたのですか?」

こゆき「大事な家族だもん・・・やっぱり撃てないよ」ボロボロ

ちさと「こゆきお姉様・・・」

みき「・・・」グスン

経理部(むっ、これはこれで良い展開かもしれませんね・・・)

男「・・・僕は君たちの兄ではない。それに、僕は君たちを剪定しなければならない」グッ

経理部(一度は迷いで引けなかった引き金を、次は引けたとしたら・・・)

ちさと「元のお兄様に戻ってください!」

経理部(それは充分熱い展開でしょう)

経理部「「ぐぁ!しまった!抑えきれない!」」

男「!?」

こゆき「!?」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 00:57:20.87 ID:soprFmUo
!?
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/14(土) 01:05:48.61 ID:WJxV0ZQo
!?
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 01:07:17.11 ID:iIw7eE.o
!?
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 01:11:45.03 ID:hsanzOUo
!?
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 01:14:27.04 ID:1JWCGzMo
!?
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 01:17:16.08 ID:/2P2eQDO
こゆき「そんな!?」

男「返してもらいます」パシッ

さつき「こゆきさん!」

経理部(とりあえずロリデスペラーズでも倒せる程度に削っておきますか)

男「三日月殺しは今、剪定しなければ・・・!」

経理部「できますか!?あなたに!!」タッ

男「・・・っ!」チャキ

経理部「だから遅いと言っています!右腕をもらいますよ!」ザンッ

男「がっ!」

みき「兄さん!」

ガシッ

経理部「なっ!?」

男「どんなに速くても、捕まえればこっちにだって分はあります」
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 01:37:52.49 ID:/2P2eQDO
経理部「自爆する気ですか?」

男「正確には、重粒子を加速させて小型のブラックホールを作ります」


経理部「道連れと言うわけですか」

男「ええ、危険度SSSのあなたを生かしておくことはできません」

経理部「なるほど、「正義の味方」らしいじゃないですか」

男「ちなみに死ぬのはあなただけではありませんよ!」

経理部「!?」

男「ウラジオストク支部もろとも次元の彼方まで連れて行ってあげます」

グゴゴゴゴゴゴ

経理部「・・・ぐっ、あなた方は離れなさい!私は大気圏外までコイツを連れて行きます!」

ちさと「でもっ!」

みき「経理部さん!」

男「熱い展開にこだわりすぎましたね!重慶のデータベースにも書いてありましたよ!」

経理部「ぐぉぉぉ!」

男「「三日月殺し」は熱い展開に命をかける男だってね!」

ズォォォォォォ!!!
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 01:54:54.96 ID:/2P2eQDO
(8月29日 「正義の味方」本部)
代表「つまり・・・一連の事件はジョンの死をもって幕を引いたわけだ」

企画部「ええ・・・」

人事部「その代わり、「三日月殺し」は・・・」

代表「言うな」

人事部「すっ、すみません」

代表「とりあえずジョンの死体が見つかるまで警戒は解くな」

企画部「見つからないと思いますよ。経理部もジョンも衛星軌道上でBHに飲み込まれたんだから」

代表「・・・一応だ」

人事部「・・・はい」

代表(なかなか熱い展開だったぞ・・・三日月殺しよ)
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 01:59:22.25 ID:.QHlYjIo
なんとなく経理部さんは女の人な気がしてた
しかしすごい展開だな
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 02:03:54.47 ID:/2P2eQDO
(ウラジオストク支部)
ちさと「お茶です」

こゆき「・・・」

みき「こゆき姉さん・・・」

こゆき「私のせいだ・・・」

さつき「そんなこと・・・ありません!」

みき「そうだよ」

こゆき「私が撃たなかったから経理部さんは・・・」

ちさと「もしあの時、私が銃を持っていたとしても・・・撃てませんでした」

こゆき「・・・」

さつき「げんきだしてください」

こゆき「ありがとう、私は弱いな」グスン

ちさと「さぁ!くろまお姉様が待ってます!うちに帰りましょ!」

こゆき「ああ!」ゴシゴシ
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 02:07:46.32 ID:hsanzOUo
抑えきれないって粒子砲のチャージが溜まりすぎたってこと?
加速でブラックホールはその延長ってことか
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 02:09:50.63 ID:/2P2eQDO
(あやこ宅)
あやこ「そう、あいつは死んだの・・・」

みき「先生・・・」

あやこ「大丈夫よ!元気元気!」

ちさと「・・・」

あやこ「ほんとに・・・元気なんだから」ボロボロ

こゆき「・・・ごめんなさい」

あやこ「うぅ・・・ひっぐ・・・」ボロボロ
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 02:12:38.10 ID:/2P2eQDO
>>44
あぁ、経理部さんが「抑えきれない」って言ったのは熱い展開のための演技です
まぁ、その結果調子乗りすぎてBHに道連れみたいな
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 02:21:41.34 ID:/2P2eQDO
>>44
分かりにくいかったかもしれないので流れを書いておきます

・ジョン抑えつけられる

・こゆきトドメ刺せない

・経理部「あえて逃がして次の機会に幼女がトドメ刺すのも熱い展開じゃね?」って思う

・経理部逃がす

・経理部幼女たちが狩りやすいようにジョンを痛めつけようとする

・一方、ジョンはまともにやっても勝ち目がないと分かっているから自爆に賭ける

・経理部、自爆には無警戒だったためやられる。ただ、最後には幼女たちが巻き添えにならないように衛星軌道上へ
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 02:29:11.51 ID:/2P2eQDO
今日はネルソン・マンデラ

ちなみにまだ終わってないよ
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 02:35:25.39 ID:hsanzOUo
おっつん
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 02:38:50.28 ID:1JWCGzMo

経理部さんのは「「」」この書き方で何かあるなぐらいは理解してた

どう戻ってくるかが本題になるんだろうなwwktk
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 02:59:57.79 ID:soprFmUo
>>まだ終わってないよ
心強いお言葉
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 14:43:53.26 ID:/2P2eQDO
(8月30日:あやこ宅)
あやこ「・・・さあ、切り替えましょう。明後日から学校よ」

みき「うん」

こゆき「・・・そうね」

あやこ「しばらくウチにいて良いから」

ちさと「・・・」

みき「・・・おい、返事くらいしろ」

ちさと「・・・光」

こゆき「?」

ちさと「・・・光の柱」

あやこ「あれは!?」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 15:00:57.29 ID:/2P2eQDO
(「正義の味方」本部)
ズドドドドド!!!

代表「何事だ!?」

職員「不明です!強烈な熱線のようなものが新宿駅を直撃!周辺一帯が焼失!」

代表「どこからの攻撃だ!?」

職員「だから不明です!」

代表「調べろ!」

職員「やってます!」

代表「・・・ジョンの件が片付かないうちにこれだ!」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 15:13:41.22 ID:/2P2eQDO
職員「どうやら熱線は上空から発射された模様です!」

代表「飛行機からレーザーでも打ち出したってのか!?」

職員「さらに高々度からの攻撃だと思われます!」

代表「高々度!?衛星兵器か!?」

職員「現在、垂直に新宿を狙える衛星兵器は「サテライトランチャー」のみです!」

代表「あれは経理部しか使えんかっただろう!?」

職員「そうです!しかし、「サテライトランチャー」意外考えられません!」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 15:26:57.30 ID:/2P2eQDO
代表「もし「サテライトランチャー」だと仮定して、第2射までの時間は!?」

職員「発射可能まで2時間!最大出力まで充填した場合4時間です!」

代表「レーザーの照射可能範囲は!?」

職員「東東京全域です!」

代表「首都圏に直径30mの光の矢が2時間ごとに突き刺さるわけか・・・」

職員「別の監視衛星が捉えた「サテライトランチャー」の映像です!」

代表「こいつは・・・」

職員「・・・ジョン・スミス!」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 15:40:20.40 ID:/2P2eQDO
代表「何故、ジョンが生きている・・・」ギリ

職員「不明です。宇宙空間でなんの支障もなく活動している点についても説明不可能です」

代表「何故ヤツが「サテライトランチャー」を撃てるんだ!」

職員「分かりません!ただ・・・」

代表「ただ!?」

職員「ジョンの手にあるのは・・・」

代表「経理部・・・の、首か」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/14(土) 15:59:51.57 ID:/2P2eQDO
代表「首があれば撃てる訳でもあるまい!」

職員「その通りです!ただ現段階ではなぜ撃てるのか分かりません!」

代表「迎撃は出来るか?」

職員「あれの対空防衛は並じゃないんで・・・」

代表「直接乗り込むしかないか・・・」

職員「今から2時間以内にですか?無理です!」

代表「無理でもやるんだよ!現在出撃可能な「正義の味方」は!?」

職員「30分以内に出撃可能で、ジョンに対抗出来うるのは・・・」

代表「ロリデスペラーズか・・・」
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 16:06:38.70 ID:z0kZ8EDO
面白い支援
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/14(土) 16:50:08.08 ID:OfB0uEEo
思い浮かんだのはDIOだった
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/15(日) 02:29:18.06 ID:sjm4BF.o
変な所で中断されてるな
大丈夫か
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/15(日) 03:53:43.70 ID:pA5G/QDO
すまん
今日は朝7時から車を運転するので寝ました
今起きました
寝れねぇえぇぇええ
ヤバい。これは事故る
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/15(日) 10:29:54.35 ID:u.TfyH2o
事故ルナよ。
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/15(日) 23:16:45.45 ID:pA5G/QDO
たらいま
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/15(日) 23:27:09.82 ID:i9NzA7U0
おかえり
待ってた
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/15(日) 23:30:41.06 ID:C6cFaqQo
舞ってたわ!
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/15(日) 23:45:21.36 ID:pA5G/QDO
じゃあ踊るか
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/15(日) 23:46:30.69 ID:C6cFaqQo
踊りながら書いていただく分には何も問題はないです
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 00:04:41.35 ID:ZkI1DIDO
(あやこ宅)
職員『・・・以上の事件について、ロリデスペラーズの緊急出動を要請します』

こゆき「・・・分かった」

ちさと「お姉様、今のお電話は・・・」

みき「さっきの光の柱と関係があるの?」

こゆき「ああ、だがそれだけじゃない」

みき「兄さんね?」

こゆき「やっぱり・・・幕引きは私たちがやらなきゃいけないみたいだ」
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 00:13:41.91 ID:ZkI1DIDO
本当にごめんなさい。体力的に書けると思ったのですが
寝不足+一日中運転で体力がピークでした
今日はこれでちょっと休ませてください
明日起き次第脳内書き貯め分投下します
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/16(月) 00:24:18.00 ID:1hmdBrQo
おつかれさまん
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/16(月) 01:00:00.10 ID:oh2nPxco
おつんつん
今日はおやすみなさい
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/16(月) 01:15:32.41 ID:Rw4If4w0
お大事に
乙です
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 11:35:57.40 ID:ZkI1DIDO
おはよう
11時間寝れるのは学生の特権かな
書くよ
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 11:55:33.96 ID:ZkI1DIDO
こゆき「ヤツは衛星軌道上から「サテライトランチャー」という兵器を使って東京を攻撃している」

こゆき「このサテライトランチャーは地上からの攻撃に対して完璧な防御を誇っている」

こゆき「本部の要請は、いかなる犠牲を払ってでもこのサテライトランチャーに侵入し、アイツを倒すことだ」

みき「衛星軌道上って宇宙空間でしょ?今から30分以内にどうやって宇宙まで上がるの?」

こゆき「我々が宇宙に上がる必要はない」

ちさと「えっ?」

こゆき「いかなる犠牲を払っても良いんだ。なら、サテライトランチャーに犠牲になってもらう」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 12:08:23.24 ID:ZkI1DIDO
さつき「じばくさせるんですかぁ?」

こゆき「いや、サテライトランチャーは経理部とのみリンクした機体だ」

みき「じゃあハッキングは出来ないんだね」

こゆき「ああ、しかし、サテライトランチャーの防衛網にも穴はある」

ちさと「それは?」

こゆき「ヤツは地上からの攻撃に対して無敵だが、宇宙からの攻撃は想定していない」

こゆき「我々はそこをハッキングしたアメリカの攻撃衛星で叩く」
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 12:18:10.13 ID:ZkI1DIDO
こゆき「と、いうプランはどうですか?」

???「そうですね。それでは熱い展開ではないのであまりよろしくない」

みき「だ、誰?」

???「失礼。私はこういうものです」スッ

ちさと「人事部?」

人事部「はい」

こゆき「今更熱い展開にこだわってる場合?」

人事部「これは我々にとって経理部の弔い合戦でもあります。それに・・・」

こゆき「それに?」

人事部「いかなる時も熱い展開を求めるのが経理部の遺志です」
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 12:32:46.32 ID:ZkI1DIDO
こゆき「じゃあ、あなた方の言う熱い展開って何よ?」

人事部「まず、あなた方にはサテライトランチャーに潜入していただく」

人事部「・・・そして、兄であるジョンを死闘の末、倒す」

人事部「これぞ熱い展開!」

ちさと「私たちは宇宙空間では生きていけませんけど・・・」

みき「それに無重力で戦闘なんてまともに出きるわけ無いでしょ・・・」

人事部「そこをなんとか!」

こゆき「できるわけないでしょ・・・」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 12:35:51.27 ID:ZkI1DIDO
さつき「あのう・・・じかんが」

人事部「大丈夫!あと1時間47分あります!」

こゆき「いかなる犠牲も払って良いんですよね?」

人事部「はい!」

みき「じゃあしばらく寝てろ」ドスッ

人事部「ぐあっ・・・」ドサッ

ちさと「今はそんなこと言ってる場合じゃないんです」

人事部「・・・」

こゆき「よし・・・やるぞ!」

一同「おー!」
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 12:46:55.44 ID:ZkI1DIDO
(残り1時間32分)
こゆき「よし、攻撃衛星のハッキングは完了した」

ちさと「サテライトランチャーに動きはみられません」

みき「じゃあ、攻撃衛星の射線軸をサテライトランチャーに固定するよ」

こゆき「ああ、頼む。私はもう一機の攻撃衛星をハッキングする」

さつき「おちゃですぅ」

こゆき「ありがとう」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 12:59:46.62 ID:ZkI1DIDO
(残り1時間20分)
こゆき「18機目の攻撃衛星を配置完了・・・」

みき「これで、サテライトランチャーを落とすには十分・・・」

ちさと「お兄様・・・」

こゆき「言うな、ちさと。あれはもう「お兄ちゃん」じゃない」

ちさと「でも!」

みき「ちさと・・・」

さつき「ようかんです・・・」

ちさと「ありがとうございます」モグモグ
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 13:13:52.06 ID:ZkI1DIDO
こゆき「じゃあ・・・攻撃を開始するぞ」

みき「・・・うん」

ちさと「私が、最後のスイッチを押します」

こゆき「まかせる」

さつき「ちさとさん・・・」

ちさと「今度こそ、さよなら、お兄様」ピッ

バシュゥ!

ビ―――――――

みき「サテライトランチャーに熱源!!」

こゆき「なに!?」
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 13:43:06.84 ID:ZkI1DIDO
こゆき「まだ発射まで時間があるはずだろ!」

みき「これは・・・レーザーの熱源じゃない。何か別の・・・」

ちさと「攻撃衛星からの砲撃は!?」

さつき「はわわわわわわ」

みき「概ね着弾したようだが・・・」

こゆき「いや、サテライトランチャーは健在だ」

人事部「くくく、今のはバリアーだ」

ちさと「!?」

人事部「それも、経理部が得意とした防御技だ」

みき「・・・」

人事部「ジョンは経理部を取り込んで自分の力にしたのか・・・」
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 13:58:36.68 ID:ZkI1DIDO
こゆき「じゃあ今のサテライトランチャーに死角はない、と」

人事部「そのようだ・・・これは「正義の味方」にとっても予想外だ」

人事部「そして、こうなった以上、次の照射を止めることは誰にもできなくなった」

ちさと「そんな・・・」

人事部「いや、唯一、死角があるとすれば」

こゆき「どこだ!?」

人事部「照射開始から照射終了までの時間は砲口にバリアーを張るわけにはいかないはずだ」
みき「じゃあバリアーが開いてるうちに攻撃すれば・・・」

人事部「砲口とほぼ同じ大きさのバリアーだぞ。レーザーに阻まれて攻撃は届かない」

こゆき「だが、そのバリアーが開いた直後を狙って攻撃をすれば、レーザー照射を止められるはずだ」
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 14:04:35.47 ID:ZkI1DIDO
>>83の訂正

×
人事部「砲口とほぼ同じ大きさのバリアーだぞ。レーザーに阻まれて攻撃は届かない」

こゆき「だが、そのバリアーが開いた直後を狙って攻撃をすれば、レーザー照射を止められるはずだ」


人事部「砲口とほぼ同じ大きさの穴だぞ。レーザーに阻まれて攻撃は届かない」

こゆき「だが、その穴が開いた直後を狙って攻撃をすれば、レーザー照射を止められるはずだ」
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/16(月) 17:32:39.02 ID:UeZHsdYo
これはかなり熱い展開だな
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 18:39:10.46 ID:ZkI1DIDO
みき「でも、そんなピンポイント攻撃をどうやって?」

人事部「それが問題です。あなた方は宇宙空間で活動できないうえ」

人事部「地上からの攻撃は通じない。むしろ近づくこともできるかどうか・・・」

こゆき「何か方法は・・・」

さつき「あります」

ちさと「さっちゃん?」

こゆき「どんな?」

ボス「それはワシから説明しよう!」ニョキ

こゆき「うわっ」
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 19:19:34.82 ID:ZkI1DIDO
ボス「さつきはアンドロイドだから宇宙空間でも活動できる」

みき「・・・」

ボス「それも戦闘用だからな、サテライトランチャーを内部から壊す装備は十分搭載している」

ちさと「でも・・・どうやって衛星軌道上まで行くんですか?」

ボス「ふふふ・・・これを見よ」パチン

ズゴゴゴゴ!

みき「すごい!壁がせり上がっていく!」

ちさと「いつの間に地下格納庫なんて作ったんですか!?」

ボス「二週間前だ!ハハハハハ!」

あやこ「ここ、あたしん家なんだけど・・・」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 19:36:48.60 ID:ZkI1DIDO
こゆき「これは・・・」

ボス「これはパーフェクトロリコニアス!全長12m、特殊セラミック装甲に」

ボス「大気圏離脱機能など様々な機能を備えた多機能人型ロリータ兵器だ!」

みき「スッゲ―――!」

ちさと「カッコイ―――!」

こゆき「・・・最低のセンスだわ」

ボス「これでさつきをサテライトランチャーの砲口まで連れて行く」

あやこ「・・・」
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/16(月) 19:57:38.05 ID:99cNe6wo
ここでロリコニアスが出てくるとは!
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 21:41:38.90 ID:ZkI1DIDO
こゆき「もしかしたら死ぬかもしれないのよ」

ボス「ボロボロになった世界で生きても仕方ないだろう!」

さつき「だいじょうぶ!ぜったい、いきてかえります!」

ちさと「さっちゃん・・・」

さつき「くろまお姉様をよろしくおねがいします!」

みき「あと1時間2分しか無いよ!」

ボス「行くぞ!準備は良いな!お前ら!」

右腕『エンジンは暖まってるぜ!』

左腕『システムもオールグリーンだ!』

ボス「ようし!発進する!乗りなさい、さつき」

さつき「はい!」
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 21:59:50.50 ID:ZkI1DIDO
部下「待ってください、ボス!」

ボス「なんだ?」

部下「ボスはじゃんけんで負けたんだから居残りでしょ!?」

ボス「うるさい!年功序列だ!」

部下「ずーるーいー!」

こゆき「大丈夫なんだろうか・・・」

ボス「発進!」

ズゴゴゴゴ!
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/16(月) 22:50:01.05 ID:ZkI1DIDO
みき「これで終わるのかな・・・」

こゆき「破壊されたサテライトランチャーは制御を失い、地球に落下するだろう」

こゆき「そして、サテライトランチャーを破壊してもアイツは死なない」

ちさと「そうですね・・・」

こゆき「私たちの仕事は、地球に落ちてきたアイツを殺すことだ」

あやこ「みんな・・・」

みき「先生、くろまを頼みます」

あやこ「うん」
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 00:23:29.31 ID:1oZ8RIDO
(パーフェクトロリコニアス内部)
ズゴゴゴゴ

右腕「順調に上昇中」

左腕「サテライトランチャーからの攻撃はまだない」

ボス「・・・さつき」

さつき「はい?」

ボス「自爆するつもりだろう?」

さつき「・・・」プイッ

ボス「怒ってないからこっちを向きなさい」

さつき「・・・」

左腕「さつきが自分で決めたんだ。文句はないさ」

右腕「それしか方法が無いんじゃしょうがない」

ボス「さつき、ごめんな。こんな辛い思いをさせちゃって」

さつき「ボス・・・」ギュ

ボス「さつきが良い子に育って本当に良かった」ギュ
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 01:17:31.09 ID:1oZ8RIDO
(衛星軌道上)
ボス「あれがサテライトランチャーか・・・」

右腕「デカいな・・・」

ボス「残り時間は?」

左腕「35分」

ボス「つまり、35分以内には砲口に接近し」

ボス「砲口部のバリアが開く瞬間にさつきを中に入れれば良いんだな」

左腕「でもバリアが張ってある以上、相手も手出し出来ないんじゃないか?」

右腕「対空防衛をしてるのはサテライトランチャーだけじゃない」

ボス「周囲に飛んでいる無人偵察機が良い例だ。バリアと合わせてまさに難攻不落だな」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 01:25:23.06 ID:1oZ8RIDO
(地上)
部下「・・・」

部下「ボス・・・死ぬつもりなんでしょう」

部下「ずるいですよ」

部下「こんな時にカッコつけるなんて」

部下「新日本ロリ党はどうするんですか・・・」

部下「ボス・・・」

部下「ありがとうございました・・・」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/17(火) 01:59:42.19 ID:qwsOA2.o
今日はこれで終わり?
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 03:14:26.26 ID:1oZ8RIDO
うむ寝ます
さっちゃんをどう殺すかが決まらん
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/17(火) 03:16:30.50 ID:SpViHvQo
[ピーーー]の確定なのか…それはそれで寂しいが続き楽しみにしてます
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 03:19:04.00 ID:SpViHvQo
そうだここはこれがあったんだったw
sagaで大丈夫だったかな?
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/17(火) 03:37:22.72 ID:lPXffWoo
ボスかっけー
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 11:32:38.76 ID:1oZ8RIDO
(衛星軌道上)
ズガガガガ!
右腕「すごい歓迎じゃないか!」

左腕「左腰部に被弾!損傷軽微!」

ボス「時間がないぞ!突っ込め!」

ズバシュー!

右腕「どわっ!武器は積んでないのか!?」

左腕「コードTSURUPETAを入力しろ!」

右腕「TSURUPETA!?・・・入力したぞ!」

バシュウー!!・・・ズウゥン!

ボス「落とした!」

右腕「何だ今の!?」

左腕「高圧水流、名付けて乳首ダイヤモンドカッターだ!」

さつき「・・・」

左腕「さつきが引いてる!」
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 12:02:18.07 ID:1oZ8RIDO
ボス「残り時間は!?」

左腕「10分を切ったぞ!」

右腕「さつき!準備はいいな!」

ズドォン!

ビ―――ビ―――ビ―――

左腕「脚部破損!バーニアがやられた!」

右腕「バーニアがやられたらどうする!?」

ボス「大丈夫だ!このまま慣性に任せていけば砲口に着く」

さつき「・・・」オロオロ

ボス「さつきは射出口に行ってなさい!」

さつき「は、はい!」
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 12:11:20.23 ID:1oZ8RIDO
さつき「で、でもボスたちは?」

左腕「くくく!こんなこともあろうかと脱出装置を用意しておいた!」

右腕「準備良いな!」

ボス「わしらは大丈夫じゃ!」

さつき「はい!・・・いってきます!」

ボス「おう!」

・・・

右腕「うそつき」

左腕「ガハハ!脱出装置なんてあるわけないじゃん!」

ボス「さつき1人では逝かせないさ」
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 16:16:43.20 ID:1oZ8RIDO
(サテライトランチャー砲口)

ボス『よし、さつき!行け!』

さつき「はい!」

右腕『気をつけるんだよ』

左腕『頑張れ!』

さつき「はい!・・・行きます!」タンッ!

さつき「・・・ありがとう」


さつき「みんなだいすきです・・・」
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 16:29:14.25 ID:1oZ8RIDO
(サテライトランチャー砲口内部)

さつき「ここね」

さつき「・・・」ガンッガンッ!

さつき「あと40びょう・・・」

男「君の装備では決定的なダメージは与えられないだろう」

さつき「!?」

男「アンドロイドさつき・・・危険度はAAA」ガシッ

さつき「がっ・・・」

男「ここまで良く頑張ったと思いますよ」メキメキ

さつき「ジョン・・・さ・・・ん」チャキ!

男「ビームサーベルは使わせない・・・」ブチッ

さつき「がぁ・・・はぁ!」

男「終わりです。レーザーに焼かれて・・・何を笑っている」

さつき「うふ、うふふふ」

男「笑うな」

さつき「アハハハハ!あんどろいどをなめるなよぉぉぉ!」

男「自爆!?」

さつき「・・・さよなら」

ピカッ!
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 16:31:21.11 ID:1oZ8RIDO
右腕「行っちまったな」

左腕「ああ」

ボス「ロリコニアスは・・・まともに動く部分の方が少ないな」

左腕「良い頃合だ。我々も引退時だよ」

右腕「そうだな。ボス、新日本ロリ党は」

ボス「永久に不滅だ!ロリコンに、栄光あ・・・」

ビ――――

右腕「熱源?」

バシュウー!!!
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 16:38:58.58 ID:1oZ8RIDO
(地上:あやこ宅)
みき「レーザーが発射された!」

こゆき「ダメだったのか・・・?」

みき「いや、地上には届いてない!」

こゆき「出力が低かったから大気で消えたんだ・・・サテライトランチャーは?」

みき「・・・破壊に成功!」

ちさと「やった!」

こゆき「・・・ロリコニアスとさつきは?」

みき「・・・」

ちさと「そんな・・・」

こゆき「泣くな!無駄にするわけにはいかない!」

ちさと「はい!行きましょう!」
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 16:44:57.74 ID:1oZ8RIDO
こゆき「現在、大小様々な2455個の破片は関東地方に落下している」

ちさと「2455・・・」

みき「その内で、兄さんが隠れられそうな破片は?」

こゆき「安心しろ。1つだ」

ちさと「・・・」ゴクリ

みき「落下予測地点は?」

こゆき「新宿、と言っても廃虚だがな」

ちさと「行きましょう・・・!」

こゆき「ああ!」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 16:49:04.18 ID:1oZ8RIDO
あやこ「みんな行ってしまったわ・・・」

あやこ「あんなに大好きだったお兄ちゃんを殺すことになるなんて・・・」

あやこ「悲しいわ・・・」

あやこ「くろまちゃんもいつか元通りになったら」

あやこ「寂しくて泣いちゃうのかしら」

くろま「・・・」

あやこ「ごめんなさい。あたし何も出来なくて・・・」
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 16:52:46.76 ID:1oZ8RIDO
あやこ「すごい・・・」

あやこ「衛星の破片が流れ星みたい・・・」

あやこ「綺麗・・・」

くろま「・・・」ピクッ

あやこ「?」

あやこ「あら?あの破片・・・こっちに来る?」

ひゅるるるるる

あやこ「あわわわわ」

ずぅんんん
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 17:03:19.50 ID:1oZ8RIDO
(新宿廃虚)
ずぅんんん

こゆき「おかえり」

男「大事なサテライトランチャーをあんな小娘に・・・」

ちさと「小娘・・・」ギリ

みき「その小娘に今から倒されるんだ」

男「君たちが?冗談でしょう」

こゆき「ウラジオストクでは経理部が圧倒的だったからね」

ちさと「私たち3人でかかれば・・・」

みき「たとえお兄様でも倒すことはできる!」

男「くくく・・・」

こゆき「動物耳装着!」

一同「ジュワッチ!」

ぴしゅしゅしゅしゅーん

男「!?」

こゆき「聞いて驚け!」

みき「見て驚け!」

ちさと「我ら悪を許さぬ4人の乙女わん!」

一同「幼女戦隊ロリデスペラーズ!」

ちさと「幼女のちか・・・」

みき「悲しみを力に変えて、あなたを正義の名の下に裁きます!」

ちさと「・・・」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/17(火) 18:51:41.47 ID:xBXaqNco
何故だろう…ロリデスペラーズがとてもかっこよく見える…
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 22:07:21.21 ID:1oZ8RIDO
(あやこ宅)
あやこ「・・・」

あやこ「・・・っ」

あやこ「いったぁい・・・」

あやこ「いったい何が・・・」

あやこ「こ、これは!?」

あやこ「くろまちゃんが下敷きに!」

あやこ「ど、どうしよう・・・」

あやこ「動かない・・・」
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 22:16:37.01 ID:1oZ8RIDO
あやこ「くろまちゃん・・・今助けるからね」グッ

グラッ

あやこ「きゃっ・・・」

ずぅんんん!

あやこ「痛い・・・足が挟まっちゃった・・・」

あやこ「くろまちゃんごめんね」

あやこ「あたし先生なのに何も出来ないや・・・」

あやこ「くやしいな・・・」

あやこ「・・・ん?これは・・・」

あやこ「さつきちゃんの・・・手?」

あやこ「じゃあこの破片は・・・」
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 22:24:13.89 ID:1oZ8RIDO
???(・・・さま)

くろま「・・・?」

???(・・・お姉様)

くろま「だぁれ?」

???(めをさましてください)

くろま「あと5ふん・・・」

???(おーきーろー!)

くろま「うるさいなぁ。なつやすみなんだからいいじゃない」

???(しゅくだいは?)

くろま「はっ、やべぇ!」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 22:36:14.13 ID:1oZ8RIDO
くろま「うーん。でもからだがうまくうごかないや」

???(からだのはんぶんがないからあたりまえです)

くろま「はんぶん!?」

???(はい)

くろま「BかっぷがAかっぷに・・・」

???(うそをつかない)

くろま「ぶぅ」

???(ったく・・・)

くろま「どうやっておきんの?」

???(あたしのからだをかします・・・)

くろま「うん・・・そういえば、あんただれ?」

???(あたしは・・・)
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 22:52:14.52 ID:1oZ8RIDO
(新宿廃墟)
みき「でりゃぁぁ!」

男「・・・」スッ

ちさと「甘いです!」ダンッ!

男「ぐっ!」チュイン

ちさと「弾いた!?」

こゆき「戦車の装甲をぶち抜く徹甲弾だぞ・・・」

男「おのれ・・・」キュイィィン

こゆき「ちさと!」

ちさと「!?」

バシュウ!

男「まず1人。・・・!?」

ちさと「あちちっ」

こゆき「よし!メイド服舐めんなよ!」

みき(やっぱメイド服じゃん)
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/17(火) 23:25:19.12 ID:1oZ8RIDO
男「重粒子砲が効かない・・・?」

みき「すきあり!」ドギャ

男「ぐぅ!」

ちさと「今こそ練習の成果を見せる時です!」

こゆき「よし!行くぞ」

みき「三位一体!」

一同「ロリデスペラードフォーメーション!!!!」

ドギャギャギャギャ!

男「ぐぁぁぁあ!」

こゆき「みたか!」

男「・・・くっくっくっ」

みき「・・・!?」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 00:20:33.94 ID:Xq82z2DO
(あやこ宅)
あやこ「くろまちゃん・・・」

ゴゴッ

あやこ「?」

ゴゴッゴゴゴゴゴッ!

あやこ「え、ええええ!?」

ちゅどーん!

くろま「ふっ・・・かぁぁぁぁぁぁつ」

あやこ「・・・く、くろまちゃん」

くろま「いってきます!」

あやこ「い、いってらっしゃい・・・」
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/18(水) 00:34:52.82 ID:5/25Amwo
いいねいいね
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 01:06:52.42 ID:Xq82z2DO
(新宿廃墟)
みき「ぐぁ・・・」ジタバタ

男「実におしい」メキメキ

こゆき「ちくしょう・・・」

ちさと「みきお姉様!」ダンッダンッ!

男「・・・」チュインチュイン

こゆき「おかしい・・・ウラジオストクの時より強くなってる」

男「当たり前です。僕の中には三日月殺しがいますからね」

こゆき「経理部・・・」

男「まずはネコ耳の君から」グッ

みき「う・・・ぁ」

バシュウ!

ズドン!

男「ぐぁ!」

???「11さいいかにてをだすとは・・・みそこなったわ!」

男「貴様は!?」

こゆき「!?」

くろま「またせたね!」
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 01:23:50.81 ID:Xq82z2DO
>>121訂正
みきちゃんはネズミ耳でした
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 01:24:23.06 ID:Xq82z2DO
こゆき「くろま・・・お前」

くろま「たらいま」

ちさと「くろまおねえ゛ざまぁぁぁ」ガバッ

くろま「うわっ、きたねぇ」

男「お前は・・・確かにあの時」

くろま「ざんねんでした」

こゆき「どうやって・・・」

くろま「さっちゃんがね・・・たすけてくれたの」

ちさと「さっちゃんが・・・」

みき「じゃあそのメイド服とネコ耳は・・・」

くろま「うん・・・さっちゃんのだよ」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 01:32:10.19 ID:Xq82z2DO
ネルス

もう少しでこの話は終わるかな
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/18(水) 01:37:05.80 ID:5/25Amwo
おっつー
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/18(水) 02:01:31.99 ID:oLGfFpoo
乙一
これで完結なのかそうでないのか

あと経理部さんのスペックうp
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 02:50:36.98 ID:usrzc86o
乙 萌えるSSなのに燃える展開っていいなw

>もう少しで“この話は”終わるかな
続く可能性が!!

個人的に経理部さんはスーツで戦うイメージだなw
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 16:21:01.38 ID:Xq82z2DO
経理部さん(三日月殺し)スペック

【概要】
身長:186
体重:67
性別:男
生年月日:1963年9月2日

【戦闘能力】
・サテライトランチャーを人類で唯一使用できる権限と技術を持つ
・亜光速まで加速することができる。その速度のまま戦闘が可能
・風邪気味で迎えた太平洋艦隊との演習で巡洋艦28隻、空母4隻、戦闘機128機撃墜(ロックオン)
・社内マラソンではあまりの速さに審判が知覚できず失格に。翌年は歩いて余裕の1着
・あまりの速さに攻撃する前から敵が失神する
・むしろ名前を聞いただけで失神する
・敵が攻撃を繰り出している最中に、鍵を占めたか心配になり一時帰宅したことがある
・一度に違う場所で9000人の敵を相手にしたことがある。
 その結果は8999勝1敗。やはり奥さんには勝てなかった
・ちなみにこれらは10年前のスペック
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/18(水) 20:56:36.38 ID:cnNvNSYo
奥さん強し。
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/18(水) 21:43:44.32 ID:ZT0HeH6o
アンサイクロペディア引用か
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 23:15:49.69 ID:Xq82z2DO
こゆき「ふ・・・ふふふ、このタイミングでロリデスペラーズが元に戻った・・・」

くろま「ううん、もとにじゃないよ」

ちさと「そうです。さっちゃんもお姉様と一緒にいます」

みき「人呼んで、幼女戦隊・・・真・ロリデスペラーズッッッッ!!!」

くろま「5人のびようじょにたおされてみる?」

男「・・・なめるなよ!」グゴゴゴゴ

みき「これこそまさに・・・」

こゆき「ア ツ い 展 開 だ ッ !」
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 23:41:01.02 ID:Xq82z2DO
こゆき「4人いるならこれが使える!」

ガチャぁン!

みき「大きい・・・」

ちさと「太い・・・」

くろま「なにこれ?」

こゆき「次元連結式超ロリコニウム還元砲だ」

くろま「かんじがおおい・・・」

男「ふむ、どれくらい威力があるんですか?」

こゆき「5分間、くろまのエネルギー炉からエネルギーを充填すれば」

男「ふむふむ」

こゆき「照射面積は小さいけど、最大出力のサテライトランチャーの10倍は出る!」

男「すごいですね」

こゆき「でしょ!」

くろま「・・・」

こゆき「あっ・・・」

男「ハハハ!バカですね!わざわざ5分間も時間はあげませんよ!」

こゆき「しまったぁぁ!」
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 23:52:37.72 ID:Xq82z2DO
こゆき「ちくしょう・・・!」

男「くくく、行きますよ!」ヒュン

ちさと「消えた!?」

みき「違う!これは・・・経理部の」

男「そう!亜光速戦闘です!」

くろま「みえない・・・!?」

男「見えないだけじゃないです!亜光速で殴られたものは・・・」

ザンッ

こゆき「ぎ、・・・ぁ」

男「楽に抉れる」

みき「こゆき姉さん!」
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/18(水) 23:58:38.24 ID:Xq82z2DO
男「これで4人の連携技も使えませんね」

ちさと「こゆきお姉様!」

こゆき「だ・・・大丈夫だ。擬体の脇腹がなくなっただけだ」

みき「くそっ!」

男「そんな顔しても勝てませんよ!」

バキッ!

みき「ごはっ・・・」ドサッ

くろま「みきちゃん!」

ちさと「ぐぇ・・・」ドサッ

こゆき「こんな・・・一方的に・・・」

男「だから勝てないと言ったのです」
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 00:06:45.20 ID:iDx8h2DO
くろま「ひどい・・・ひどいよ。お兄ちゃん」

男「あなたは一番危険ですからね。本気で殺してあげます」

くろま「いつものろりこんお兄ちゃんにもどってよ・・・」

男「行きますよ!」ガンッ

くろま「ぐぅ!」

男「堅い!抉れない!流石です!」ガンッドカッバキッ

くろま「ぐっ、うっ、うっ・・・」

男「・・・張り合いがないですね」

くろま「・・・お兄ちゃん」

男「トドメです・・・」グッ

???「立ちなさい!くろまちゃん!」

男「誰ですか!?」

くろま「・・・あやこせんせい」

あやこ「・・・見損なったわ!」
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 00:17:11.77 ID:iDx8h2DO
こゆき「あやこ先生!・・・なぜにメイド服」

あやこ「よりによって幼女に手を出すなんて・・・」

男「・・・危険度E-・・・一般市民・・・防衛対象」

あやこ「E-?なんだかわからないけどなめられたものね」チャッ

男「それは・・・」

くろま「うし?」

あやこ「ジュワッチ」

ぴしゅしゅしゅーん!

あやこ「巨乳ヒロインが相手してあげるわ・・・」

こゆき「巨乳が牛耳・・・」

男「ホルスタイン・・・」

あやこ「ししし、失礼ね!!まだ母乳は出ないわよ!」ズバキッ

男「んな・・・」

ズドドドドド!!!!

くろま「ふっとんだ!?」

こゆき「・・・これは、もしや」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 00:25:13.05 ID:iDx8h2DO
くろま「あやこせんせいすごい!」

あやこ「て、照れるわ」

こゆき「違う!あいつは一般市民には直接手が出せないんだ!」

あやこ「!?」

こゆき「なんか変だと思ったんだ!正義の味方を狙うのに、各国の軍隊を狙わないのがさ!」
あやこ「・・・なんで?」

こゆき「あいつは個体の戦闘力を基準にしてるんだ。だから・・・」

あやこ「武装による戦闘力の上昇は含まれてないってこと?」
こゆき「そう、だから先生は一方的に攻撃できるはず!」

あやこ「・・・なるほどね。腕が鳴るわ!」パシッ
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 00:30:22.77 ID:iDx8h2DO
男「ぐっ・・・」ガラッ

あやこ「どうも」

男「!?」

あやこ「おしおきよ!」ズグシャッ

男「ぐあぁぁあ!」

あやこ「もう一発!」ズッ

男「加速装置!」シュン

あやこ「消えた!?」

男「やめてください!一般市民の方に手は出せません!」

あやこ「なめるな!」ブンッブンッ!

男「ぐっ・・・」シュンシュン
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 00:32:08.17 ID:iDx8h2DO
すまない。今日は寝る
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 00:40:58.76 ID:DEG9qXso
おちゃ
裏切りのロリコン編がどう着地するかwwktkしてます
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 01:37:33.22 ID:ChRz.Oco

あやこ先生の牛耳牛乳ww
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 12:56:34.30 ID:iDx8h2DO
あやこ「でりゃぁぁ!」

男「・・・くっ」



みき「いでで・・・」

ちさと「いだい・・・」

こゆき「みき!ちさと!生きてたのか!?」

みき「なんとか・・・」

ちさと「アバラが何本かイってます・・・」

こゆき「くろまは!」

くろま「・・・う、大丈夫だよ」

こゆき「そうか・・・しかし、あやこ先生もそう長くは保たない」



あやこ「なにこれ・・・めっちゃ疲れる」プルン

男「困りましたね・・・」
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 13:25:00.18 ID:iDx8h2DO
あやこ「・・・」ハァハァ

男「おやっ?」

あやこ「・・・疲れた」ハァハァ

男「むむ、労せずして武装解除ですね」

あやこ「・・・」

男「とりあえずその牛耳は外して置きますか」ギュッ

あやこ「・・・るな」

男「?」

あやこ「元バレー部兼アニメ研究会をなめるなぁぁぁぁ!」ガシッ

男「!?」

あやこ「今よ!」

こゆき「4分51秒・・・充分だったよ!」

男「しまっ・・・」

ちさと「痴漢連結式超ロリペド野郎砲・・・」

こゆき「次元連結式超ロリコニウム砲な」

ちさと「・・・発射ぁ!」カチッ!

ズゥオッ!
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 13:52:47.88 ID:iDx8h2DO
男「・・・ぐふっ」コパパ

みき「やった」

こゆき「胸に穴あけてやったんだ・・・これで終わりだろう」

くろま「・・・まだだよ」

男「くくく・・・そう、まだまだ」ギョギョ

あやこ「再生していく!?」

男「あなたから少し頂いたナノマシンです」ギョギョギョ

くろま「・・・しってるよ」
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 14:24:52.96 ID:iDx8h2DO
男「・・・知っている?」

くろま「うん」

男「それがどうしたと言うのですか・・・」

くろま「あんたのころしかたもしってる」ズンッ

男「ぐっあ・・・何を!?」

くろま「あたしのおもいでをあげるね・・・」ズズッ

男「ぐぁぁ!」

あやこ「!?」
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 14:35:34.31 ID:iDx8h2DO
みき「くろまのナノマシンを逆流させているのか!」

こゆき「内側から破壊するつもりか!?」

ちさと「やめてください!そんなことしたらお姉様も死んでしまいます!」

くろま「だ・・・いじょ・・・うぶ」

男「中に入ってくるな・・・」

くろま「おもいだして・・・お兄ちゃん」

男「あ・・・あ・・・」

くろま「だいすきだよ・・・」

男「・・・くろま」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 14:53:54.00 ID:iDx8h2DO
くろま「げんざいのじんかくぷろぐらむをしょうきょ・・・」

男「・・・」

くろま「ほぞんされたじんかくをさいげん」

男「みんな・・・」

こゆき「そんな・・・」

くろま「ばっくあっぷけいせい・・・もうだいじょうぶ」

あやこ「あなた・・・元に戻ったのね・・・」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 15:03:59.83 ID:iDx8h2DO
男「俺はなんてことを・・・」

ちさと「ほんとに・・・お兄様なんですか?」ボロボロ

男「・・・ああ、ちーちゃん。すまない」

みき「にいざあぁぁん」ギュッ

男「みきちゃん・・・ごめんな」

こゆき「・・・」プイッ

男「こゆきちゃん・・・」

あやこ「ひっぐ・・・」ギュッ

男「あやこ先生も、本当に・・・」

くろま「うふふ」

男「くろま・・・」

くろま「あいのちからだよ・・・」ドサッ

男「くろま!」
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 16:22:16.68 ID:iDx8h2DO
男「くろま・・・大丈夫か」

くろま「・・・うん」

男「ごめんな・・・ごめんな・・・」ボロボロ

くろま「うん、うん・・・」

あやこ「さぁ、帰りましょう」

くろま「まだ・・・だめ」

みき「どうしたんだ?」

くろま「まちをなおさなきゃ・・・」

男「・・・くろま」

くろま「・・・おっとのふしまつはつまがなんとかするのよ」ニコッ

あやこ「くろまちゃん・・・」

くろま「じゃあ・・・またね」サラサラ

男「くろま!」

みき「くろまが・・・消える」

こゆき「違う・・・くろまは街を直すために土に還るんだ」

ちさと「また、離れ離れになってしまうのですか・・・」

男「くろまぁぁぁぁ!!」
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 16:29:24.66 ID:iDx8h2DO
(8月31日:あやこ宅)
あやこ「ほら!宿題終わらすわよ!」

みき「ぶぅ・・・」

ちさと「私たちは小学生じゃないから遊んでますね」

みき「おいさつき、手伝え」

ちさと「シット!」

こゆき「・・・///」モジモジ

部下「ほら、ここの漢字違いますよ」

こゆき「・・・なんでいるのよ///」モジモジ

あやこ「お手伝いよ」

部下「そういうことです」

こゆき「・・・///」

ちさと「・・・」
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 16:41:14.21 ID:OS6L4Dwo
俺「くろまぁぁぁぁ!!」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 16:41:16.03 ID:iDx8h2DO
あやこ「まだ凹んでるの?」

男「いや・・・もう大丈夫です」

あやこ「涙くらい拭きなさいよ・・・」

男「ティッシュ・・・」ガサゴソ

あやこ「くろまちゃんが直してくれたから・・・すっかり元通りね」

男「・・・はい」ズビー!

あやこ「明日から新学期だけど・・・間に合うかしら」

男「分かりません。でも・・・」

あやこ「でも?」

男「お腹が空いたら帰ってくると思います」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 16:59:01.26 ID:iDx8h2DO
(8月31日 天気 晴れ)
今日は夏休み最後の日でした。

宿題をやってないボンクラどもが、涙目でヒーヒー言いながら宿題をやっていました。

私は、それを見て「ははは、ざまぁないぜ」と思いました。

でも、結局手伝うハメになりました。悔しかったです。

くろまお姉様はまだ帰ってきません。

どこで油を売っているのか、すごく心配です。

お兄様も帰ってきたので、また5人で楽しく暮らしたいです。

訂正します。さっちゃんも入れて6人で楽しく暮らしたいです。

だから、お姉様、早く帰って・・・(この先は涙で滲んで読めない)




   ―夏、裏切りのロリコン編―完
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 17:20:14.86 ID:FH560lko
乙!
続きを待ってるぜ!
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 17:20:23.97 ID:ChRz.Oco
乙!!
男戻って来れたんだ…くろまも戻ってくるよな?よな?!
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 17:42:58.19 ID:iDx8h2DO
(「正義の味方」本部)
代表「結局、ジョンは人格を復元し、元の鞘に収まったか」

人事部「はい。残念なことに、超機械生命体の少女は行方不明ですが・・・」

代表「ふむ・・・」

企画部「で、経理部の敵討ちはしないのかね?」

代表「・・・しない」

企画部「本気か!?復讐こそ熱い展開だろう!」

代表「いや、今回のはこれはこれでなかなか熱い。経理部もそう考えるだろう」

企画部「信じられん!ではヤツを野放しにしておくのか!?」

代表「その話は終わりだ。まずはジョンを駆り立てたバックボーンの調査だ」

人事部「そうですね」

企画部「我々は勝手にやらせてもらうからな!」ガタッ

バタン!

代表「・・・たく。昔から頭が固い」

人事部「では、現段階までで分かっていることをまとめます」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 18:50:15.29 ID:iDx8h2DO
(「正義の味方」本部:廊下)
企画部「くそ!復讐を果たさずして何が「正義の味方」か!」

施設課「おっしゃる通りです」

企画部「早急に情報を収集しろ!せめてジョンの背後関係は我々が突き止めねば!」

備品課「はい」

総務課「部長。これを」スッ

企画部「これは・・・?」

総務課「現在の「正義の味方」が設立される前に存在した「正義の味方」についての資料です」

企画部「ふむ・・・こ、これは」ペラペラ

総務課「地下書庫に封印されていました」

企画部「これは大事だぞ!まさに獅子身中の虫だな!」

総務課「はい」

企画部(これがあれば私が代表の座に・・・)
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 18:51:52.02 ID:iDx8h2DO
(新宿駅)
山田ママ「じゃあ西武新宿はまだ復興途中なのね」

秘書「はい。新宿駅、新宿御苑は何故か無傷ですが・・・」

山田ママ「無事なものは無事で良いわ。壊れたものは山田財閥の威信にかけて全力で直しなさい」

秘書「はい。それと、次のスケジュールですが」

作業員「社長!しゃちょー!」

山田ママ「どうしたの?」

作業員「倒壊したビルの下から・・・!」

山田ママ「なんですって!?」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 18:54:48.95 ID:iDx8h2DO
後日談終わり
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/19(木) 18:58:01.96 ID:iDx8h2DO
>>150でみきちゃんが「さつき」って言ってますが、「ちさと」の間違いです


みきちゃんは本当にダメな娘だなぁ
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 19:51:29.52 ID:vZIv8YUo
ちょっとうるってきてしまったじゃないか!!
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 20:39:49.52 ID:dJfHKlko
なんですって!
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/19(木) 22:50:54.94 ID:u2jFuBgo
さつきが戻ってきたんじゃないのか…
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/20(金) 00:09:59.37 ID:A0k4O2DO
>>163
さっちゃんは犠牲になったのだ・・・
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/20(金) 00:14:36.59 ID:JV5PuXEo
え゛!?まじですか…ひょっこり「ただいまですぅ」とかは無いのね…ブワッ
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/20(金) 00:31:56.87 ID:fCum8JIo
てっきり全員復活してくろまだけが戻ってきてない展開になるのかと思っていたなんて言えない
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/20(金) 00:41:20.32 ID:A0k4O2DO
男「ふふっ、かわいいなぁ」

くろま「あなたに似たのよ」チュ

男「はっはっは///」

くろま「ねぇ、あなた。名前はどうする?」

男「そうだなぁ・・・」

くろま「あのね。「さつき」なんてどうかしら」

男「いいな。決めた、この子の名前はさつきだ・・・」



 o
  o

男「これでさっちゃん復活みたいな」

ちさと「・・・」

みき「頭痛くなってきた」

こゆき「ちなみに・・・そのくろまは何歳なんだ?」

男「12歳」

こゆき「犯罪じゃねぇか・・・」
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/20(金) 01:23:23.11 ID:mdmlJn2o
>>167見てるとジョンはそのまま死んどいた方が良かったんじゃないかと思えてくる
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/20(金) 02:04:32.90 ID:OjE8xiIo
また>>167みたいなくだらな〜いのも読みたいなww
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/20(金) 11:50:13.70 ID:A0k4O2DO
じゃあ次はそんな感じで


まだくろま復活してないが
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 01:21:33.61 ID:MlL7HPoo
経緯が経緯だけに笑うに笑えないものがあるっていう
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/21(土) 02:33:01.79 ID:aJSDVMDO
>>167はまぁギャグだけど、ナノマシン使えるようになったジョンとくろまが
力を合わせてさっちゃんを復活させるってのは考えてた
しかし、ドラゴンボールじゃないんだからそんなポンポン復活しちゃダメだろう
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 05:40:07.79 ID:MlL7HPoo
SSなんだからそんな深く考えなくたって(ry

まあどっちにしろロリ党と経理部はどうしようもないわけだから
彼女だけ復活して部分的な後味の悪さが残るのもアレだし…
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/21(土) 20:21:26.68 ID:S5ozAaIo
ハァハァハァハァ
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 19:11:04.61 ID:g.tCdADO
書いて良いかな!?
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/22(日) 19:13:26.22 ID:0WbtxWYo
はやくしろーまにあわなくなってもしらんぞー
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 20:20:32.88 ID:g.tCdADO
この話は登場人物減らす代わりに文章を挟むよ!拙いけど頑張るよ!

つうかまた規制だよ!
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 20:56:24.01 ID:g.tCdADO
―少女C編―
(9月29日)
季節はずれの暑さであった。

???「暑い・・・」

少女の頬には汗が伝い、おさがりのワンピースの襟元を湿らせている。

???「人がいっぱい・・・」

新宿という街は大きい。少女はそう感じたのか、上を見上げたまま、一度だけ身震いをした。

???「さて、どこから探しましょう」

そう言うと少女は、その小さな目を大きく開き、周りを見渡した。
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 21:46:18.59 ID:g.tCdADO
???「人が邪魔で全然見えませんね・・・」

少女の目の前には、波打つような人の壁が広がり、視界を遮っている。

???「むぅ・・・どうしましょう」

やはり新宿は、身長110センチ程度の少女にとって大きすぎるのだ。

???「困りました・・・」

少女は自分の存在など歯牙にかけない人の群れに強い孤独を感じているのだろう。
無理もない話だ。彼女はまだ幼い。

???「はぁ・・・」

何度目のため息であろうか。
吐き出された不安が排気ガスでかき消えたところで、突然声をかけられる。

「キミ!こんなところで何やってんの?」

???「!?」

慌てて顔を上げると、そこには大柄な警察官が立っている。
威圧的な印象で、少女の好みではない。

警察官「名前は?」

ちさと「す、墨州ちさとです。」
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 22:05:48.29 ID:g.tCdADO
警察官「お父さんやお母さんは?」

ちさと「・・・いません」

少女は唇を尖らせて、寂しそうに俯いた。

警察官「1人かい?」

ちさと「はい」

警察官「保護者の方もいないのか・・・」

ちさと「・・・」

この警察官は勘違いをしている。少女の両親はずっと昔からいないのだ。

警察官「とりあえず交番まで行こうか」

ちさと「い、いえ!大丈夫です!」

腕を引く警察官に対して、少女は首を大きく横に振った。

警察官「?」

ちさと「み、道だけ教えてください」
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 22:13:51.11 ID:g.tCdADO
警察官「どこに行きたいんだい?」

ちさと「復興中の歌舞伎町に・・・」

警察官「歌舞伎町!?子供の行くところじゃないよ」

ちさと「知り合いがいるんです」

警察官「そう・・・じゃあ入り口までお兄ちゃんが連れて行ってあげよう」

ちさと「あ、ありがとうございます!」

新宿に来てから初めて少女の顔に笑みが浮かんだ。

警察官「じゃあ、行こうか」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 22:32:29.07 ID:g.tCdADO
現在の新宿は多くの建築物が崩壊し、過去の栄華を感じさせることはない。
むき出しの鉄骨や崩れ落ちた看板から哀愁が漂ってくるだけだ。

警察官「ここだよ。」

ちさと「え?」

少女は足を止めた警察官と目の前の光景を交互に見やり、唖然とした。

警察官「驚くのも無理はない。歌舞伎町で残ったのはこのゲートと崩壊したビルだけだ。」

悲しそうな表情を浮かべた警察官は、ゲートにそっと手を触れた。

ちさと「そんな・・・」

警察官「残念だけど、ここには君の知り合いはいないと思うよ。」
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 22:58:16.16 ID:g.tCdADO
ちさと「・・・」

ただ無表情で歌舞伎町を見やる少女に、警察官は覗き込むように尋ねた。

警察官「これからどうする?」

ちさと「探します」

警察官「・・・そうか。なら気を付けるんだよ」

ちさと「はい。ありがとうございます。おじ様」

すでに帰る方向に体を向けていた彼は立ち止まり、
顔だけを少女にむき直して一語一語を区切るように言葉を吐いた。

「お・に・い・さ・んだ!」

そんな彼は24歳、独り身である。
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/22(日) 23:30:49.75 ID:g.tCdADO
崩壊した歌舞伎町はとても人が住んでいたとは思えない有り様であった。
そこにあるべき道は無く、瓦礫が折り重なるようにして山を形作っている。

少女はその山に足をかけ、一歩一歩確かめるように登りだした。

ちさと「案外急ですね・・・」

高いところが苦手なわけではない。
しかし、その高さと不安定な足場は彼女に恐れを抱かせるには十分であった。

ちさと「あ、あと少し・・・」

照りつける日差しは容赦なく少女を襲った。
吹き出た汗が粒となり、髪を濡す。

ようやく、少女は瓦礫の山の頂上に手をかけた。

ちさと「ついたぁ!」
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 00:13:43.09 ID:2zvC86DO
少女は頂上に腰をおろし、ゆっくりと辺りを見渡した。
瓦礫の山はゲート程の高さではあったが、崩壊した新宿を一望するには十分だった。

ちさと「すごい・・・」

少女は感嘆の声を漏らした。
それは彼女の正直な気持ちであった。

少女は少し疲れたので仰向けになった。
すると、今度は崩壊した歌舞伎町が逆さまになって見える。
少女は、そのままの体制で辺りを見回した。

ちさと「?」

歌舞伎町側から瓦礫の山を登ってくる人影が見える。
少女はそれを確認すると起き上がった。

ちさと「こんにちは」

ホームレス「こんにちは」
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 00:38:33.94 ID:2zvC86DO
ホームレス「どうだい。新宿の眺めは」

ちさと「広いです」

ホームレスは、大きく笑う。

ホームレス「ハッハッハ、そうだろう。わしもビルがなくなって初めて気付いた。」

少女もつられるようにして微笑んだ。

ホームレス「何をしに来たんだい?」

ちさと「探してる人がいるんです」

ホームレス「探し人か・・・」

ちさと「小さな女の子なんですが・・・」

ホームレスは考え込むような仕草をしてみせた。

ホームレス「・・・それなら見かけたよ」

ちさと「本当ですか!?」

少女が驚いて聞き返した。

ホームレス「ああ、君だ」

呆気に取られた少女はホームレスを見返す。

ホームレス「・・・冗談だよ」

そう言うと、後味が悪そうな表情を歌舞伎町に向けて逃がした。
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 00:54:33.38 ID:2zvC86DO
ホームレス「真面目な話をしよう」

ホームレスは場を取りなすために、顔いっぱいに一生懸命真面目な表情を作った。
しかし、少女は作り物の誠実さに騙されるほど幼くはない。

ちさと「私ははじめから真面目です」

ホームレス「まぁそう言わないで話を聞いて頂戴」

ちさと「なんですか?」

ホームレス「探してるモノがあるなら良い人を紹介しよう」

ちさと「はぁ」

少女は疑惑の視線をホームレスに浴びせた。

ホームレス「今度はホント。付いておいで」

そう言うと、ホームレスは勢いよく歌舞伎町側へと瓦礫の山を滑り落ちて行った。
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 01:07:55.73 ID:2zvC86DO
山の頂きから眺めた時はよくわからなかったが、歌舞伎町の廃墟にはまだ人が多く住んでいる。
この地を離れられない理由でもあるのだろうか。
ホームレスの後に続きながら、少女はそんなことを考えたりした。

ホームレス「この映画館の跡に探しモノの達人がいるよ」

映画館らしき廃墟の入口でホームレスが言った。
しかし、少女の表情は変わらない。

ちさと「はぁ」

ホームレス「とりあえず入れば分かるよ」

半ば強引に背中を押され、少女は映画館に足を入れた。

ホームレス「じゃあ頑張ってね」

ホームレスは一歩身を引いて少女に笑みを投げかけた。

ちさと「ありがとうございます。お兄様」

ホームレス「よせやい!もう死んでもおかしくない歳だぜ!」

照れるホームレスに手を振りながら、少女は廃墟となった映画館の奥へと進んでいった。
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 01:30:21.92 ID:2zvC86DO
映画館の中は、外の日差しが少し届く程度で薄暗い。
さらに、時折、奥の方から喋り声が聞こえる。
それが少女には非常に恐ろしく感じられた。

ちさと「トイレ行っとけば良かった・・・」

少女は1人でトイレに行けない。
おばけや幽霊の類いが怖いからだ。
しかし、4歳の女の子なら誰でも1人の排便に恐怖を持つものである。
問題なのはタイミングだ。

ちさと「なんでこんな時に・・・」

少女の膀胱は、このようなバイオハザードの洋館めいた建築物の中で、
無防備に排便にいそしむように出来ていない。

ちさと「漏れる・・・」

少女は追いつめられていた。
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 02:08:38.45 ID:2zvC86DO
内股になりながらも、壁づたいにゆっくりと前進した。
すると、段々と喋り声が大きくなっていることに気付く。
日本語ではないことに少女は違和感を覚えた。

ちさと「もしかしたらガイジンさんがいるのかしら」

もし外国人がいたらどうやってトイレの場所聞けばいいのか。
そう考えると少女の不安も大きくなる。

しばらくすると、一筋の光が見えた。
どうやら、劇場のドアから漏れた光のようである。

ちさと「このドアからですわ・・・」

少女は恐る恐るそのドアに手をかけて、ゆっくりと引いた。
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 02:29:09.14 ID:2zvC86DO
『いやよ!別れたくない!』

『でも僕は戦争に行かなきゃならない!』

白人のカップルが言い争っている。

『戦争と私、どっちが大事なの!』

パシン!
男が女の頬を強く叩いた。
そして、女を抱きしめた。

『マリー!』

『おお!ジェイク!』

少女は、殴られた女性が男に抱かれて嬉しそうにしているのが理解できなかった。
ただ1つ理解出来たのは、その白人カップルがスクリーンに投影された映像であるということだけであった。

ちさと「ここは・・・」

辺りを見渡す少女に声がかけられた。

「いいところなんだからこっちにきて座って見な!」

枯れ葉がこすれるようなその声は、少女に恐ろしい気持ちにさせた。
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 02:48:24.82 ID:2zvC86DO
どうやら、上の方の席から聞こえたらしい。
少女はゆっくりと振り向いた。

「早くしんさい!」

また聞こえた。
今度は確かに声の出所が分かった。

ちさと「あ、あのう」

「うるさい!静かにこっちこい!」

ちさと「は、はい!」

言われるがままに少女は上の段へと登っていった。

「こっちよ。ここに座んなさい」

導かれるままにおずおずと声のもとへたどり着いた。
下からでは暗いため分からなかったが、
声の主は少女の何倍もある巨体の老婆である。

少女はその老婆に恐る恐る声をかけた。

ちさと「こ、こんにちは。・・・あなたは?」

「こんにちは。あたしは「スカーレット」占い師よ。」

老婆は巨体を揺らしながら答えた。

スカーレット「そして「死音間」へようこそ」

老婆はポップコーンを口に運びながらそう言った。
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 02:52:52.70 ID:2zvC86DO
ははー!寝るぜー!
読者さんがいなくても俺は書くぜー!
なぜならちょっとこういうの書いてみたかったんだぜー!
一番好きなのはくろまだけどちーちゃんも好きなんだぜー!
だから今回はちーちゃんをアリスっぽく書くぜー!
寝るぜー!
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 02:53:44.57 ID:wIRoUeko
お休みー
俺も寝るか
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 03:00:08.92 ID:DaXNSWso
それもまた人生
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 07:08:34.03 ID:I/luuLso
お漏らし要員からの大出世
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 13:01:13.41 ID:2zvC86DO
ちさと「・・・」

スカーレット「・・・」

スクリーンには先ほどの白人カップルが情交を繰り広げていた。
男が女の胸や股ぐらを丹念に愛撫すると、女は顔を紅潮させて身をよじる。
そして、男は女に覆い被さるようにのしかかるのであった。

ちさと「・・・///」

少女はこの行為の意味を理解することはできなかった。
しかし、裸の男女が抱き合う姿はどこか背徳的で、
少女は目をそらしてしまうのであった。

老婆がスクリーンを見ながら、うつむく少女に尋ねた。

スカーレット「探し物かい?」
少女は驚いて、老婆を見返す。

ちさと「ひ、人捜しです!」
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 13:05:50.26 ID:HHDJI/.o
もっそい初期にお風呂でイチャイチャしたのは言葉だけだったんですか!?
「妹さんの手前ほんとはあったけど説明だけ」なのかと思ってた
あれ?俺なんか違うスレと混同してる?
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 13:31:27.58 ID:2zvC86DO
スカーレット「誰だい?」

老婆は以前としてスクリーンの方を向いている。

ちさと「小さな女の子なんですけど・・・」

口にポップコーンを運びながら、少女の方に顔を向けた。

スカーレット「見たよ」

ちさと「ホントですか!?」

スカーレット「ああ、あんただ。」

少女はポカンと口を開けたまま、老婆を見つめ返した。

スカーレット「・・・冗談だよ」

老婆は空になったポップコーンのバスケットをわきに置くと、コホンと小さく咳払いした。
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 13:35:38.02 ID:2zvC86DO
>>198
ふふふ
実は一番始めの話とこれまでの話は繋がってないんだぜ
だって一番始めの話ではくろまとみきちゃん死んでるもん
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 14:38:02.55 ID:2zvC86DO
スカーレット「名前は?」

ちさと「墨州くろまです」

スカーレット「ふむ・・・何で探してるんだい?」

ちさと「私のお姉様だからです」

スカーレット「それだけ?」

ちさと「はい、それだけです」
老婆はポケットから煙管を取り出し、慣れた手つきで草を詰め込んだ。

スカーレット「本当に探しているのかい?」

ちさと「え?」

少女は老婆の言葉の意味が分からず、聞き返した。

スカーレット「本当に探しているのはお姉様んじゃないだろう」

老婆は草に火を付け、二三回程軽く煙を吸った。
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 14:48:40.80 ID:DaXNSWso
>>200
ああやっぱりそうだったのか
深く考えずにそのまま読んでしまってたが
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/23(月) 14:53:02.90 ID:Dy3rqIko
みきちゃん死んでたっけ
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 15:03:41.45 ID:2zvC86DO
ちさと「わ、私は本気でくろまお姉様を探しています!」

少女は声を震わせて反論した。

スカーレット「違うね。あんたが探しているのは・・・」

老婆は宙に煙を吐きながら、煙管を少女に向けた。

スカーレット「「お姉様」が消えたという確証だ」

ちさと「・・・!?」

少女の体が瞬間的に強張った。

スカーレット「・・・そういうのを図星って言うんだよ」

スクリーンには、木立の中を手を繋いで歩く男女が映し出されている。
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 15:04:41.20 ID:2zvC86DO
>>203
すごく簡単に言うと、くろまに不意打ちで殺された
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 15:23:26.51 ID:2zvC86DO
スカーレット「大好きな「お兄ちゃん」を独り占めするお姉様が憎かったんだろう?」

老婆は煙管を少女の顔に沿うよいに動かしながら、少女に言った。

スカーレット「あんたは心のどこかで歓喜を感じたはずだ」

ちさと「・・・」

少女の瞳孔が大きく開かれ、奥歯がしきりに鳴っている。
少女は、その音が劇場全体に響いているように感じた。

スカーレット「「お姉様が死んでくれた!」そう喜んだはずだ」

そう言うと、老婆は煙管を少女の胸に突き立てた。
突然走った胸の衝撃に、少女は驚いたように体を反らせた。

スカーレット「不安なんだろう?」

スクリーンには、先ほどの男女の姿は無く、ただ木立が映し出されていた。
少女が見ていれば、きっと寂しい風景だと思ったことだろう。
しかし、少女にその余裕はない。
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 18:32:48.07 ID:2zvC86DO
ちさと「も・・・」

スカーレット「?」

ちさと「もう良いです・・・」
少女は声を絞り出すように、そう呟いた。

スカーレット「そうかい」

老婆の巨大が小さく震える。

ちさと「・・・帰ります」

少女はゆったりと腰を上げた。
スカーレット「トイレは出てから左に少し行った所だよ」

老婆は煙管を出入り口の方に向けた。

スカーレット「それともう1つ、この映画館の地下に行ってごらん」

ちさと「・・・ありがとうございます。お婆様」

スカーレット「・・・あたしはまだ82歳だよ!」

スクリーンには、ベンチに腰掛けて肩を寄せ合うカップルと、The endの文字が映し出されていた。
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 21:29:27.26 ID:2zvC86DO
先ほどの劇場にも言えることだが、建物の内部はそれほど壊れていないようだ。
トイレの状態も蛍光灯が1つ切れている程度で、比較的綺麗だった。
壁は白と黒のタイルが交互に貼られた市松模様だった。
少女は自分の着ている服がチェックであることに気付き、苦笑した。

ちさと「んしょ」

用を足している間、少女は考えた。
本当に私は無意識の内に姉の死を喜んだのかと。
しかし、短い時間では答えを導き出すことはできなかった。
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 22:49:15.00 ID:2zvC86DO
ちさと「ふぅ・・・」

トイレットペーパーが流れるのを確認してから、少女はトイレを後にした。

トイレから出ると、少女は地下に向かった。
老婆の言葉に従うのはしゃくだったが、
少女は地下にあるものに興味があったからだ。

ちさと「ここですね・・・」

地下へ続く階段は、トイレの前の通路を奥に進んだところにあった。
一段ごとに暗さの増すその階段は、少女に十分な恐怖を与えた。
何度引き返そうと考えただろうか。
少女は震えながらも、着実に地の底へと歩を進めた。
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 23:08:06.56 ID:2zvC86DO
地下には光源と呼べるものが何1つなく、
目の前に広がるのは完全なる闇であった。
接触すること以外に周囲を知覚するすべは無かった。
少女は階段を降りきると、壁づたいに進んでいった。

ちさと「暗い・・・恐い・・・怖くない・・・」

呪文のような言葉を呟かないと、気がもたなかった。

おそらく10分ほど歩いただろうか。
もはや引き返すこともままならない。
少女の脳裏に後悔がよぎる。

すると、少女の手に壁のようなものが触れた。
どうやら行き止まりらしい。
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 23:21:07.97 ID:2zvC86DO
ちさと「そんな・・・ここまで来て・・・」

無慈悲に立ちはだかる壁のようなものを、少女は一生懸命にまさぐった。
すると、指先に突起物が当たった。

ちさと「これは・・・?」

見に覚えのある形であった。

ちさと「ドアノブ?」

少女はそのドアノブらしきものを回した。
と、同時に光が少女を包むかのように広がった。
あまりの明るさに、少女は目を強く閉じるほかなかった。
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 23:40:50.11 ID:2zvC86DO
ちさと「・・・?」

少女がようやく目を開けると、そこには本棚があった。
木製の本棚で、隙間が見あたらないほどギッシリと本が詰め込まれていた。

ちさと「これは・・・?」

不思議に思った少女は、躊躇いながらも一冊の本を手にとってタイトルを読んだ。

ちさと「「さらばくろま!アンドロイド、暁に死す編」?」

少女はその本を開き、内容に目を通した。

ちさと「・・・」

その本の内容は少女の知らないものであったが、登場人物は明らかに姉であった。

ちさと「そんな・・・」

少女は言い知れぬ畏れを感じて、次の本を手に取り荒々しく開いた。
そこには、愛しき兄によりそうくろまの姿が克明に記してあった。
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/23(月) 23:59:12.25 ID:2zvC86DO
ちさと「お兄様の隣にいるのはいつもお姉様・・・」

小さな手から本がこぼれ落ちた。
そして、その本が地面に届くやいなや、少女の後ろから声が響いた。

???「そう、メインヒロインはあたし」

聞き覚えのある声にハッとした少女は、勢いよく振り向いた。

ちさと「・・・!?」

くろま「久しぶりだね。ちーちゃん」

突然の邂逅に、少女は言葉を出すことが出来なかった。
喜びと驚き、そしてほのかな失望が胸によぎる。
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 00:08:30.45 ID:E3E4KcDO
くろま「どうしたの?」

ちさと「お、お姉様・・・」

本来なら喜んで抱きつくくらいがベストなのだろう。
しかし少女にはそれが出来なかった。
くろまと会ってはじめて、老婆の言葉が核心を突いていたことに気付いたからである。

くろま「まるであたしが戻らなきゃ良かったような顔してるね」

まさに図星であった。
少女は取り繕うことも忘れて、その場に立ち尽くした。

くろまがゆっくり近づきながら言った。

くろま「この本棚はね。あたしたちの物語よ」

ちさと「・・・」

くろま「そして、主人公はあたし」
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 00:20:23.17 ID:E3E4KcDO
くろま「お兄ちゃんの隣にいていいのも・・・」

ちさと「やめてくださいっ!」
耐えきれなくなった少女は精一杯声を張り上げた。
それに対して、くろまは本棚に腰をかけながら聞き返す。

くろま「・・・なんで?」

ちさと「わ、私だって、お兄様のことが・・・」

くろま「お兄ちゃんのことが?」

少女の顔が紅潮する。

ちさと「す、好きなんです!」

静寂が辺りを包み、少女の心臓の音だけが強く響いた。
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 00:33:23.56 ID:E3E4KcDO
くろま「はじめていえたね」

本棚から飛び降りたくろまは、微笑みを少女に向けた。
少女は紅くなった顔を隠すように俯いている。

ちさと「私だって、お兄様と、木立の中を、手をつないで、歩きたいでずっ」

涙が頬から顎に滑り、地面に落ちる。

くろま「うんうん」

くろまは少女に歩み寄り、後ろから優しく抱きしめた。

ちさと「うぅ・・・ひっぐ」

くろま「ちーちゃんのしょうじきなきもちがきけてよかったよ」

そう少女の耳元で囁いた。
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 00:55:18.93 ID:E3E4KcDO
ちさと「わだぐしは、おねえざまのことも大好きですっ!」

鼻水が垂れる。

くろま「うんうん」

くろまは鼻水を避けるように手を動かす。

ちさと「だから、早く帰ってきてください・・・!」

くろま「うん、もうすぐ帰るよ」

ちさと「・・・はい!」

少女はくろまと向き合うように体をよじった。

くろま「つぎにあうときは、らいばるだね」

ちさと「くろまお姉様・・・ありがとうございます。」

くろま「そう、あたしはくろま。ちーちゃんのお姉ちゃんだよ」

くろまは再度微笑みを少女に向ける。

ちさと「お姉様ぁぁ・・・」

安堵の表情を浮かべた少女は、くろまの胸に顔をうずめようとした。

くろま「うわきたねぇ!」

一瞬であった。少女から体を離したくろまは、
マイク・タイソンばりのハイキックを、少女のこめかみにクリーンヒットさせた。

そして、少女の意識はここで途切れた。
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:02:01.72 ID:E3E4KcDO
???「・・・ちゃん!ちーちゃん!」

ちさと「!?」ガバッ

???「すごいうなされてたけど・・・」

ちさと「お、お兄様?」

男「大丈夫?」

ちさと「く、くろまお姉様は?」

男「ははは、夢でくろまに会ってたのか」

ちさと「夢?」

男「今、夜中の2時だよ」

ちさと「わ、私は新宿に」

男「なに言ってんの」
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:11:27.08 ID:E3E4KcDO
男「ん?・・・また漏らしたね」

ちさと「あ゛!」

男「着替え取ってくるから、お風呂で洗っちゃいな」

(風呂場)

ちさと「・・・はい」

ちさと「夢?ゆめだったんですか・・・」

ちさと「でも、あのお婆様の言ってたことは・・・」

スカーレット『不安なんだろう』

ちさと「その通りです。不安です。でも・・・」

ちさと「大好きなお姉様には負けません!」

くろま『らいばるだね』

ちさと「そうです。今日からお姉様は恋のライバルです!」

男「着替え置いとくね」

ちさと「覗いてんじゃねぇですわ!」ズビシッ

男「目が!」
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:15:53.07 ID:E3E4KcDO
(寝室)
男「じゃあおやすみ」

ちさと「あの・・・」

男「ん?」

ちさと「・・・今日は一緒に寝て良いですか?」モジモジ

男「ははぁ。怖い夢だったんだな」

ちさと「そ、そんなところですわ」

男「じゃあおいで」

ちさと「♪」ギュッ

男「?」



   ―少女C編―完
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:27:22.99 ID:E3E4KcDO
終わり

完璧に自己満文章だけど楽しく書けたwww


まぁ解説すると

今までくろまに遠慮して、ちさとはお兄ちゃんに対する気持ちを我慢してた。
だから、くろまの死を境に我慢をやめようと考えたが、
死んだくろまに対する後ろめたさを拭うことができなかった。

そのため、夢の世界で葛藤してたって話

つまり、ちーちゃんはお兄ちゃん争奪戦線に参入したって話
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/24(火) 01:30:35.82 ID:t24BmSUo
乙乙!
2ndGIGの草迷宮を思い出したわ
夢だったのか夢じゃなかったのか…っていいねww

やっぱちーちゃんが1番可愛い!
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/24(火) 01:37:59.47 ID:5I6jd46o
この作品はセリフと効果音だけの方が向いてるようにオモタ
でも単に私の負けだスレはそういう作風だって
固定概念に慣れてしまっただけかなぁ
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/24(火) 01:39:40.19 ID:.2scz3oo
俺は普通に読めたけどなあ
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:46:04.09 ID:E3E4KcDO
(寝室)
みき「・・・」

こゆき「今回全然出番なかったな」ボソッ

みき「言うなよ。姉者」

こゆき「それも、ちさとはソロで主役張ったんだろ?お前ヤバくね?」

みき「私だけ!?」

こゆき「私は夏休み編で初ちゅーしたもん」

みき「Oh,ジーザス・・・」

こゆき「お前もなんかキャラ活かせよ」

みき「貧乳メガネ?」

こゆき「弱い」

みき「マジ?」

こゆき「ドラゴンボールで言ったらラディッツの位置だな」

みき「せめてナッパくらいは・・・」

こゆき「じゃあナッパな」

みき「・・・」

こゆき「これでちさとはセル編のトランクスくらい強いキャラになった」

みき「・・・」ショボン
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:47:19.17 ID:E3E4KcDO
後日談終わり
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:50:23.65 ID:E3E4KcDO
>>223
これはちょっと息抜きという感じでやったから、今後はやらんと思う

見返してみるとボキャブラリーの無さを痛感するね
「すると、」ばっかつかってる
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/24(火) 01:53:59.64 ID:lFqm6zMo
いまさらで恐縮ですがアリスってなんですか?
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 01:58:55.17 ID:E3E4KcDO
不思議の国のアリス


のアリスっぽくちーちゃんを冒険させたかった
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/24(火) 02:42:33.63 ID:5I6jd46o
この話中の現実世界でも新宿はレーザーで壊滅してるんだろうか
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/24(火) 02:48:53.54 ID:E3E4KcDO
>>230
夏、裏切りのロリコン編以後の話なので
新宿はレーザーで崩壊してます
で、くろまは体張って街を復興してるのでまだ帰ってません

ちーちゃんの夢の中でも崩壊してました
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 14:52:30.47 ID:TYo2x.DO
誰も見てなくても書く!
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 14:59:32.80 ID:TYo2x.DO
―みきちゃん!運動会ですよ!編―
(10月1日:早朝:自宅)
ジリリリリ!

みきちゃんの朝は早い。

こゆき「・・・」スヤスヤ

みき「・・・」ムクリ

ブロロロロ!カタン!ブロロロロ!

日課は新聞配達の音を聞くことだ。

みき「・・・今日も良い音だ!」

もう1つの日課は・・・

みき「よし!ランニングに行くか!」
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/25(水) 15:08:52.68 ID:y1Ub7RcP
みてるよ
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 15:09:38.67 ID:TYo2x.DO
タッタッタ

爺ちゃん「みきちゃぁん。こんばんわぁ」

みき「おはよー。また深夜徘徊?」

爺ちゃん「満州は西じゃよ」

みき「?」

タッタッタ

朝日にタンクトップとスパッツが映える。

みき「んふふ・・・」

陽光が反射して汗がキラキラ輝く横顔はいつもの7割増しかわいい。

それもそのはず、みきちゃんは体力トレーニングが目的で走っているのではないのだ。

みき「・・・今日も来てるかな」
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 15:16:15.01 ID:TYo2x.DO
(小金井公園)
みき「・・・」キョロキョロ

???「お〜い墨州!」

みき「!」パァァ

自宅では絶対にお目にかかれない笑顔だ。

???「きょ、今日も走ってるのか?」

みき「う、うん。運動オンチだからさ」

まっかなウソである。どの口がいうのか

???「その方が教えがいがあるよ!」

みき「じゃあ行こう!」

???「あ、あぁ!」
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 15:26:31.23 ID:TYo2x.DO
なるほど。みきちゃん好みの筋肉質なスポーツマンタイプの男だ。

???「ほらっ、太ももをもっと上げれば足が自然に出るよ」

みき「こ、こうかな?分かんないや」

ダウト。50メートル4秒で走る人間の発言じゃない。

???「ももをここまで上げるんだっ」サワッ

みき「きゃっ!?///」

???「ごっ、ごめん///」サッ

なんとうらやま、いや、卑劣な男だ!
おのれ、いつまでもこの俺がナレーションに甘んじてると思うなよ。

男「・・・くくく、俺の幼女に手を出した罪は重い」
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 15:34:35.84 ID:TYo2x.DO
みき「ほっ、ほっ」

???「おっ、いい感じいい感じ!」

みき「ホントに!?やったぁ!」にぱぁ

男(良い笑顔だなぁ・・・)

???「・・・///」

みき「・・・どうしたの?」

???「いや・・・墨州いつも無表情だからさ。笑うとかわいいなぁって」

男(んな・・・!?)

みき「・・・///」

男(そんなエロゲの選択肢みたいな発言をさらりと言えるなんて・・・)

???「どうした?」

みき「なんでもない・・・///」プイッ

男(コイツただものじゃない)
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 15:44:00.53 ID:TYo2x.DO
男(おのれ・・・どうしてくれよう)

みき「う、腕はこんな感じかな?」

???「そうだね。あまり上げすぎないように」

男(よし、作戦Uプランだ)

・・・

???「じゃあ俺があっちで待ってるから全力疾走してきてくれ」タッタッタ

みき「うん」

男(よし!踏め!)

みき「あ!足元気をつけて!」

???「うわっ、あぶね!」ヒョイ

男(な・・・有機地雷(ウンコ)がよけられただと)
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 16:14:58.52 ID:TYo2x.DO
???「うん、だいぶ速くなったね!」

みき「えへへ、不動くんのおかげだよ」

不動「そ、そうかなぁ///」

男(不動なんてかっこいい名前しやがって)ギリギリ

みき「ねぇ、次はハードルの跳び方教えて」

不動「いいよ!じゃあ向こうの広場に行こう!」

男(向こうの広場ならプランBMN作戦だな・・・)
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 16:44:02.29 ID:TYo2x.DO
(向こうの広場)
みき「こう?」

不動「そうそう」

男(もう少し左に・・・)

みき「ハードルを跨ぐ時は・・・」

不動「うん、そんな感じ」

男(今だ!)ピッ

カション!パシャーパシャーパシャー!

みき「どわっ!」

不動「スプリンクラーが!?」

男(これぞ、Bびしょ濡れでMマジN萎えるわ〜作戦!)

みき「もう・・・びしょびしょ」

不動「最悪だよ・・・ん?」

男(は!?あれは!)スッ

みき「・・・きゃ!?///」

不動「み、見てないよ///」

みき「も、もう帰る!///」ダッ

不動「あ!墨州!」

男(ふふふ、ざまぁみろ!)パシャパシャ!

警察官「何やってんの?」

男「あっ・・・、これは・・・バードウォッチングです」

警察官「没収。話は署で聞くから」パシッ

男「ジョゼフィーヌ(26000円)がぁ!」
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/25(水) 19:52:01.97 ID:X8tonrwo
警察新パターンwww
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 22:48:17.00 ID:TYo2x.DO
(10月3日:新宿地下:エレベーター)
ゴウンゴウン

山田ママ「「アマテラス」は?」

研究員「依然、沈黙したままです」

山田ママ「発見から2ヶ月よ。情報操作もタダじゃないの」

研究員「・・・も、申し訳ありません」

山田ママ「とりあえず、現状で明らかになっていることを簡潔に報告なさい」

研究員「はい。アマテラスは・・・」

ゴウンゴウン・・・
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/25(水) 22:55:49.21 ID:Er91ybEo
K.O.Gだと…!?
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 23:06:41.63 ID:TYo2x.DO
山田ママ「なるほど、つまりあれは人間の形をしてるけどそうではないと」

研究員「はい。物体を構成しているのは液体形状記憶合金とそれを操作するナノマシンです」

山田ママ「以前、米軍に似たものがあったでしょ?」

研究員「デビルガンダム・・・一時沖縄に持ち込まれたという話を聞きますが」

山田ママ「もし、同一ないし似たものだとして、使えそうなの?」

研究員「未知数、としか言いようがありませんな」

山田ママ「ふぅん」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 23:08:55.76 ID:TYo2x.DO
>>244
なんやねん
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/25(水) 23:18:08.49 ID:UdWoLywo
>>246
なんもないですすいません
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/25(水) 23:27:32.75 ID:TYo2x.DO
気になって就活できへん
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 00:06:53.41 ID:FH4bMIDO
山田ママ「まぁいいわ。兵器として運用出来なくても使い道はある」

秘書「社長。官房長官との食事が1時間後に迫っています」

山田ママ「キャンセルよ」

秘書「了解しました」

研究員「もう着きますよ」

ゴウンゴウン・・・ゴ

プシュー

(新宿地下:地下発掘基地)

教授「おお・・・みさきちゃん」

山田ママ「その名前で呼ばないの」

教授「すまんすまん。コッチじゃ」

山田ママ「2ヶ月ぶりね・・・くろまちゃん」
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 00:20:17.22 ID:9ur5SaQo
くろま!
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 00:43:50.20 ID:FH4bMIDO
山田ママ「培養液に浸して本当に大丈夫なの?」

教授「まぁ空気吸って生きてるわけじゃないし」

山田ママ「ふぅん」

研究員「正確に言うと、口腔部より摂取された有機物を超効率炉心で分解して・・・」

山田ママ「うっさい」

研究員「・・・」ショボンヌ

教授「どうやら徐々に再生してるみたいなんだけどねぇ」

山田ママ「なにが足りないの?いくらでも出すわよ」

教授「うーん・・・「愛」かなぁ」

山田ママ「ふざけてんの?」

教授「だって、与えられるもんはヘリウムから放射能まで与えもん」

山田ママ「・・・」
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 01:23:33.33 ID:FH4bMIDO
山田ママ「愛ねぇ・・・」

教授「そうそう」

研究員「生殖行為を効率よく行うためにある感情ですね」

山田ママ「あら・・・ただエッチするだけが愛じゃないわよ」チラ

研究員「!」ドキン

教授「一説では、愛はコンビニで買えるらしいけど」

秘書「ありえません」
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 01:28:53.93 ID:FH4bMIDO
山田ママ「そういえば・・・昔、この子にクッキーの作り方を教えてあげたの」

教授「ほう」

山田ママ「誰にあげたのかしらねぇ」

秘書「調べます」

研究員「アマテラスだけに、岩戸の前で宴会でも開いてみますか?」

教授「それで起きるならなぁ」

秘書「分かりました。・・・この男性です」

山田ママ「この人は確か・・・」

教授「知り合い?」

山田ママ「直接会ったことは無いけど・・・くろまちゃんの保護者よ」

教授「眠り姫に必要なのは、そういう男のキスだったりしてな」

山田ママ「・・・なるほど、案外的を得てるかもね。秘書ちゃん」

秘書「至急確保します」
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 01:49:34.04 ID:FH4bMIDO
(8月5日:留置場)
ちさと「差し入れです」

男「・・・ありがとう」ゲソ

ちさと「見る影もないくらい痩せこけてますね」

男「ふふふ、ダンディだろ」ニヤリ

ちさと「・・・心配です」ショボンヌ

男(あら?ツッコミがない)

ちさと「早く出てきてくださいね」ウルウル

男「う、うん」

看守「面会時間は終わりだ」
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 02:01:30.97 ID:FH4bMIDO
(学校)
みき「組体操かぁ」

不動「す、墨州」

みき「ふ、不動くん」

不動「よ、よう」

みき「・・・」

不動「・・・」

みき・不動「あ、あの」

みき・不動「あ・・・」

みき「ピッ、ピラミッド頑張ろうね!」

不動「うん!」


こゆき(青春してるなぁ)


(留置場)
男「あぁ!みきちゃんの炉気が乱れとるぅぅ」

看守「うるさい」
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 02:33:20.15 ID:FH4bMIDO
NERUPO
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 02:40:32.82 ID:2yHFa5.o
Oui.
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 03:10:53.89 ID:9ur5SaQo

>>254って過去に戻ってんのか?
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 03:20:51.66 ID:6RZb9Ugo
>>241でまた捕まったんだ多分
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 03:28:24.37 ID:9ur5SaQo
うん、それはわかるんだが>>233では10月になってるのにそっちじゃ8月になってるのがね
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 12:22:56.28 ID:FH4bMIDO
申し訳ない。素で間違えた。
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 14:44:43.92 ID:FH4bMIDO
ピッピッピー!
担任「はい、ピラミッド!」

不動「じゃあ・・・乗るよ」

みき「いいよ・・・来て」

不動「よいしょ」

ズン

みき「ふんぬ!」

不動(ふんぬ!?)

不動「だっ、大丈夫?」

みき「だ、だいじょぶじゃい!」

グラッ

みき「きゃっ!」

不動「うわっ」

ズシーン

こゆき(おおっ!)
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 15:08:46.58 ID:FH4bMIDO
・・・

不動「いてて・・・ん、やわらかい」プニ

みき「不動くん・・・」

不動「え?」

みき「あの・・・手が」

不動「はぁぁ!ゴメン!」

みき「・・・///」

みき(これは、キテる)

みき(私の時代がキテる!)

こゆき(みきが確変しとる・・・)
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 15:13:09.27 ID:FH4bMIDO
不動(墨州のおっぱい・・・)ボー

みき(わたしの時代・・・)
ボー

こゆき「おい、みき」

みき「ほわっ!?姉さん!?」

こゆき「こっちこい」

みき「に、2年は向こうでリレー練習でしょ!?」

こゆき「いいから、みきを借りるよ」

不動「は、はい!」
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 15:23:06.66 ID:FH4bMIDO
(体育館裏)
こゆき「・・・来たんじゃないか?」

みき「ああ、ついに来た」

こゆき「焦るんじゃないぞ。じっくり行くんだ」

みき「まかせろ。りぼんで掲載できるくらいのラブロマンスを見せてやるわ」

こゆき「すげぇ・・・みき、お前輝いてるよ」

みき「ふふふ、くろまには悪いが主役の座は私のものだ」

こゆき「しかし、ライバルがいないと恋も盛り上がらんな」

みき「ライバルねぇ」

???「ちょっと!あなた!」

みき「む?」
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 16:05:47.26 ID:FH4bMIDO
みき「だれ?」

???「お、おなじクラスなんだから名前くらい覚えて欲しいですわ!」

こゆき(黒髪ツインドリルなんて始めて見たわ・・・)

みき「ああ、平等院さんだっけ?」

???「水前寺鏡子!すいぜんじ!きょうこ!ですわ!」

子分1「1文字もあってないじゃん!」

子分2「そーよそーよ!」

みき「で?水前寺さんが何かよう?」

きょうこ「忠告しにきましたの」

こゆき「ほう」

きょうこ「もう不動くんに近づかないでいただけますか?」

みき「・・・姉さん」

こゆき「りぼんどころかちゃおにも載るぞ」
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 16:10:15.98 ID:2yHFa5.o
なんでこの小学校には度を超した金持ちばっかり集まるんだ
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 16:12:22.19 ID:1e4dNgMo
おっかねー
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 16:20:09.74 ID:FH4bMIDO
きょうこ「なんの話かしら?」

みき「こっちの話だ。気にしないで」

こゆき「慎重にいけよ・・・」

みき「・・・」bグッ

きょうこ「?」

みき「話を戻しましょう。なんで不動くんに近づいちゃダメなの?」

きょうこ「そ、それは・・・」モジモジ

こゆき(かわいいなコイツ)

部下1「好きってことだよ!」

部下2「言わせんな!恥ずかしい!」

きょうこ「ひぇぇ///」
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 16:31:08.19 ID:olctazEo
   ∩  ∩
   | | | |
   | |__| |        人人人人人人人人人人人人人人人人人
  /一 ー \    < なんで不動くんに近づいちゃダメなの? >
 /  (・) (・)  |      YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
 |    ○     |
 \__  ─  __ノ
                                 ___
   ∩_∩   人人人人人人人人人    / ̄ヽ/ \ / \/ ̄ヽ
  / \ /\ <好きってことだよ     .> |   /  (^) (^)  |    |
 |  (^)=(^) | <言わせんな恥ずかしい> |    |////三 /// |    |
 |  ●_●  |  YYYYYYYYYYYYYY    \_ノ\_   __ノ\_ノ
/ //   ///ヽ                        |  |
| 〃 ------ ヾ |                        |  |
\__二__ノ                           (_,、_)
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 17:37:16.49 ID:FH4bMIDO
みき「嫌だと言ったら?」

きょうこ「・・・」パチン

子分1「ふっふっふ」パキパキ

子分2「泣いても許さないよ」ゴキッ

こゆき「きゃあこわーい」

きょうこ「どう?」

こゆき「はい、鉄パイプ」

みき「でりゃ」ぐにゃりッ

子分1・2「!?」

みき「・・・これが10秒後のてめぇらの姿だ」ゴゴゴゴゴ

子分1・2「ひぃぃ!」タタタッ

きょうこ「あっ、待ちなさい!」

みき「きょうこちゃん」

きょうこ「お、覚えてらっしゃい!」
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 19:14:28.38 ID:FH4bMIDO
こゆき「強敵襲来だな」

みき「ふん!楽勝よ!」

こゆき「・・・ところで、不動くんのどこが良いんだ」

みき「・・・・・・く」モジモジ

こゆき「は?」

みき「優しい筋肉・・・きゃっ///」

こゆき「・・・」

みき「ほら、戻ろ」

こゆき「・・・」
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 19:40:30.72 ID:9gdhS0.o
確かに力差で勝てるわけない。
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 21:26:58.57 ID:FH4bMIDO
(女子トイレ)
きょうこ「くそぅ・・・手強い」

子分1「なんすかアレ!」

子分2「鉄パイプ曲げてましたよ!」

きょうこ「おかしいわね・・・普段は超運動音痴なのに」

子分1「あれが運動音痴!?」

子分2「悪魔超人じゃないですか!」

きょうこ「とりあえず力ずくは無理ね・・・」
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 22:01:09.90 ID:FH4bMIDO
(運動場)
不動「おかえり」

みき「ただいまぁ」キャピ

きょうこ(くそぅ・・・)

不動「次は女子の騎馬戦練習だね」

みき「うん!頑張るから見・・・」

きょうこ「ふ・ど・うくぅ〜ん☆」キラキラ

不動「水前寺も頑張れよ!」

きょうこ「うん!」キラキラ

みき「・・・ケッ!」

きょうこ「はん!」

不動「?」
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 22:12:14.31 ID:FH4bMIDO
こゆき「・・・」

こゆき「一年生の次の練習は騎馬戦か・・・」

女子「こゆきちゃーん!大縄跳び始まるよー!」

こゆき「あいよー」

こゆき「あのツインドリルじゃ運動も勉強も、みき相手に万に一つの勝ち目もないからな・・・」

こゆき「うーん」
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 22:39:31.56 ID:FH4bMIDO
きょうこ「模擬戦と言えど手は抜きませんわよ!」

子分1「でもどうするんすか?」

子分2「あんなん勝てるわけないっすよ」

きょうこ「確かにまともにやったら負けるでしょう」

子分1「何か秘策でもあるんですか?」

きょうこ「不動くんはちゃんと見てるかしら?」

子分2「ええ、見てますよ」

きょうこ「もしあたくしの考えが正しければ・・・」
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 22:46:07.28 ID:FH4bMIDO
女子「みきちゃんホントに上で大丈夫なの?」

みき「うん!」

女子「なんかきょうこちゃんも張り切ってるなぁ」

みき「負けらんないね」

女子「そうだね!」

女子「よし!頑張ろう!」

女子「おー!」

みき(くくく、痛い目みせたる)
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 23:07:20.64 ID:FH4bMIDO
(留置場)
看守「おい!名無し!起きろ!」

男「・・・あい?」ゴシゴシ

看守「客だ」

秘書「どうも」

男「誰?」

秘書「失礼。私はこういう者です」スッ

男「(株)山田科学の・・・社長秘書さん?」

秘書「はい」

男「で、秘書さんが何の用?」

秘書「ちょっと会っていただきたい方がいまして」

男「はぁ、いつ来るの?」

秘書「いえ、今からあなたをお連れします」

男「え?」
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 23:10:00.05 ID:2yHFa5.o
留置場にも面会室あると思うんだけど歩いた過程を省略したと脳内補完
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/26(木) 23:38:22.72 ID:9ur5SaQo
>>261
d訂正無かっただけに伏線か何かかなと思っちゃってww

6歳でみきちゃん好みの筋肉小学生不動くんすげぇ…
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 23:42:41.74 ID:FH4bMIDO
男「なに言ってるんですか。勾留中ですよ」

秘書「大丈夫です。手続きは済ませました。」

男「手続き?」

看守「上からのお達しでな、釈放だよ」

ガチャン

男「・・・何者なんですか?」

秘書「秘書です」

男「・・・」

秘書「また脱獄するよりかはスマートでしょ?」

男「なぜそれを・・・」

秘書「ヒ・ミ・ツ☆」
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/26(木) 23:51:35.16 ID:FH4bMIDO
>>280
ちーちゃんと面会した時は面会室
秘書ちゃんと面会した時は釈放前提だから牢屋前

ってな感じで頼む
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 02:16:44.45 ID:/o86l6DO
(警察署前)
男「ちーちゃん!」

ちさと「お兄様ぁ!」ギュ

男「なんでここに・・・」

秘書「先程、自宅をお訪ねした際にお会いしました」

ちさと「心配で来ちゃいました」

秘書「ではこちらへどうぞ」ガチャ

男「すげぇ、リムジンだ・・・」

ちさと「・・・どこに行くんですか?」

秘書「新宿の真下です」

男「んな・・・」

秘書「出して」

運転手「はい」
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 02:17:03.69 ID:/o86l6DO
ネルス
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/27(金) 02:21:23.40 ID:HgW2bpIo
おちゃ
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/27(金) 02:23:00.96 ID:yUevcVgo
モツカレー
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/27(金) 02:23:08.00 ID:SYQwwUco
乙ぅぅぅぅ
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/27(金) 03:26:01.59 ID:piQl.TUo

>>285ネルフに見えた(新宿の真下とかセントラルドグマな意味で
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 14:27:30.03 ID:/o86l6DO
(学校)
みき「くくく、不動くんの前で恥かかせたる」

きょうこ「そう簡単にやられてたまるもんですか!」

子分1「ガッテン!」

子分2「ショウチのスケ!」

みき「いい度胸だ!」ビシッ

きょうこ「ぐっ・・・」

みき「ふはははは」

きょうこ「・・・不動くんのタイプは」

みき「?」

きょうこ「おしとやかな女の子ですわよ」ボソッ

みき「〜ッッ!!?」
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 14:34:43.30 ID:/o86l6DO
みき(・・・)チラ

不動「がんばりぇ〜」

みき(不動くん・・・)

きょうこ「鉄パイプ曲げるような激しい子は・・・」

みき「・・・」

きょうこ「嫌われちゃうわよ〜」

みき「ぐぅ・・・」

子分1(きょうこさんも大概だと思うが)

子分2(まったくだ)
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 14:39:27.31 ID:/o86l6DO
みき「卑怯者!」

きょうこ「ああら!あたくしは親切に教えただけですわ!」

みき「なめるなよ!」ガシッ

きょうこ「ちょっ・・・服を掴まないでくださる!」ジタバタ

子分1「あっ!きょうこさん!」

子分2「暴れないで!」

グラッ

みき「あっ・・・」

きょうこ「きゃっ」

ズシーン

不動「きょうこちゃん!」
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 15:16:05.55 ID:/o86l6DO
(リムジン車内)
秘書「何か飲みますか?」

男「ドクターペッパー」

ちさと「ドクターペッパー」

運転手「・・・」

秘書「どうぞ」

男「なぜ新宿の地下に?」

秘書「それは着いてから詳しく説明します」

男「はぁ」

秘書「納得いきませんか?」

男「犯罪をもみ消せるような組織に良いイメージは無いですからね」

秘書「・・・なるほど」

男「端っこくらい説明してくれてもいいんじゃないですか?」

秘書「2ヶ月前の新宿大崩壊はご存知ですね?」

ちさと「・・・」

秘書「その復興に我々山田財閥が巨額の投資をしています」

男「・・・」

秘書「その復興が始まってすぐに、ある物体が発見されました」

男「新宿の地下から?」

秘書「正確に言うと、歌舞伎町の映画館の地下100メートルからです」

ちさと「!?」
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 15:22:59.36 ID:/o86l6DO
ちさと「な、何が発見されたんですか!?」

秘書「それは現在調査中です」

ちさと「も、もしかして女の子じゃ・・・」

秘書「・・・やはり新宿大崩壊にはあなた方が関わっているみたいですね」

男「じゃあ・・・見つかったのは」

秘書「墨州くろま・・・。らしき物体ですけど」

男「くろまが・・・」フルフル

ちさと(お兄様・・・嬉しそう)

運転手「・・・」

ちさと(しっ、嫉妬なんてしないですわ!)
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 20:59:53.48 ID:/o86l6DO
うわミスった・・・不動くんがきょうこちゃんって言ってる
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 21:04:50.92 ID:/o86l6DO
(学校:保健室)
きょうこ「いたた・・・」

保険医「大丈夫。ひねっただけだよ」

不動「良かった・・・心配したんだよ」

みき「・・・」ショボンヌ

きょうこ「・・・」

保険医「じゃああたしは職員室に用事があるから」

不動「僕は先生に言ってくるよ」

きょうこ「ありがとう不動きゅん☆はぁと」キラキラ

ガラッ

みき「・・・ごめん」

きょうこ「これであたくしが一歩リードですわね」

みき「・・・」

きょうこ「ライバルにそんな顔されたら張り合いが無いですわ」

みき「水前寺さん・・・」

きょうこ「きょうこ、でいいですわ。みきさん」

みき「うん・・・ありがとう」
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/27(金) 21:13:35.54 ID:38vhsj6o
ドクペはやめられない味
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/27(金) 22:43:36.87 ID:/o86l6DO
(リムジン車内)
秘書「おかわりいかが?」

ちさと「・・・ください」

男「また漏らすからもうやめなさい」

ちさと「・・・はい」

運転手「・・・」

秘書「そろそろ着きます」

男「新宿も大分復興しましたね」

秘書「ええ」

ちさと「やっぱり・・・あの映画館だ」

運転手「・・・」
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 00:39:52.15 ID:zQsfd6DO
(映画館)
運転手「・・・」

ガチャ

男「どうも」

秘書「この映画館の地下です」

ちさと「あれは夢じゃないの?・・・お姉様」

秘書「では行きましょう」

男「・・・ちーちゃん行くよ」

ちさと「・・・はい」

運転手「問題なのは夢かどうかじゃない」

ちさと「・・・?」

運転手「自分の気持ちに正直になることだ」

ちさと「・・・夢の警察官さん?」

運転手「運転手だよ」
300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 00:47:44.24 ID:zQsfd6DO
(エレベーター)
ゴウンゴウン
男「くろまの体は大丈夫なんですか?」

秘書「人間で言えば五体満足よ」

男「そうですか!」

秘書「残念ながら服は着てないけど」

男「・・・!」ププッ

ちさと「お兄様、鼻血」

秘書「・・・」

男「カメラもってくりゃ良かった・・・」
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 00:53:57.69 ID:zQsfd6DO
(地下発掘基地)
秘書「社長、お連れしました」

山田ママ「案外時間がかかったわね」

研究員「例の男性ですか」

男「どうも」

教授「む?むむむ?鼻血かい?」

ちさと(あれ?)

男「大丈夫です」

教授「ならいいや。コッチじゃ」
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 01:04:35.41 ID:zQsfd6DO
教授「状況は変わらんよ」

くろま「・・・」ゴポッ

ちさと「お姉様!」

男「く、くろ・・・」ププッ

教授「ロリコンか。いい趣味しとる」

ちさと「お兄様は見ちゃだめですー!」ガバッ

男「ま、前が見えん」

研究員「現在、高濃度の培養液に浸しています」

山田ママ「発掘から2ヵ月・・・ずっと目を覚まさないの」

男「くろま・・・新宿はお前のおかげで以前の姿を取り戻しつつあるんだ」

ちさと「お兄様・・・」

男「・・・もう帰っておいで」

くろま「・・・」

山田ママ「ダメか・・・」
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 01:15:17.46 ID:zQsfd6DO
教授「まぁ、来たばっかりだからまだ分からん」

山田ママ「それもそうね」

男「とりあえず、このカプセルから出してあげられませんか?」

教授「直に触れてみたいのかい?至急取りかかろう」

研究員「今からですか?」

山田ママ「もちろん」

研究員「培養液の処理や物体の抗菌処理を考えたら42時間はかかりますよ」

山田ママ「30時間で済ませなさい」

研究員「はぁ、分かりましたよ」
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 01:20:43.04 ID:zQsfd6DO
秘書「社長は明日の14時までにベルギーの支社に行く予定があります」

山田ママ「キャンセルは?」

秘書「もうこれ以上繰り上げられません」

山田ママ「・・・運動会までに戻ってこれるかしら」

秘書「今から行けば当日の午前中に帰国できます」

山田ママ「そう・・・じゃあ行くわ」

男「俺たちはどうすれば・・・」

山田ママ「せっかくだからくろまちゃんのそばにいてあげて」

男「・・・はい」

ちさと「帰らないんですか?」

男「くろまを放っておけないよ」

ちさと「・・・分かりました。私も残ります」

山田ママ「安心して、運動会の日には帰すわ」

男「はぁ?」

山田ママ「お互い、子供には甘いわね。・・・じゃあまたね」
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 01:26:03.27 ID:zQsfd6DO
(自宅:夜)
みき「まだ兄さん帰らないの?」

こゆき「ちさとも警察署に面会しに行ったきり帰ってこない」

みき「運動会までに帰ってこれんのかなぁ?」

こゆき「今回も現行犯逮捕だからな。言い逃れはできんて」

部下「ごはんできましたよ〜」

こゆき「きゃあ、ありがとぉ〜☆」ニャンニャン

部下「ははは、愛を込めましたよぉ」ニャンニャン

みき「まぶしい・・・」
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 01:31:52.30 ID:zQsfd6DO
(地下発掘基地)
教授「じゃあ培養液抜くぞ」

研究員「はい、ゲート解放します」

教授「漏らすなよ〜。触れたら溶けるぞ」

ちさと「・・・あのぅ」

教授「家があるのはありがたいな」

ちさと「これは夢なんですか?」

教授「君は夢と現実を区別する方法を知ってるか?」

ちさと「いえ」

教授「わしにも分からん。ただ与えられた役割を演じるだけじゃ」

ちさと「夢のホームレスさん・・・」

教授「教授じゃよ」

研究員「培養液を保存層へ移動します」
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 01:42:56.64 ID:zQsfd6DO
寝留守
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 01:44:09.41 ID:BflwKCwo
>>1さんお疲れっす
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 01:47:09.90 ID:BF8undQo
乙守
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 01:49:52.45 ID:UxW6U/.o
乙 夢の世界…?
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/28(土) 02:41:54.25 ID:Y29NRADO

運転手と教授は夢渡りの能力があるのか(゚Д゚)
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 18:16:11.65 ID:zQsfd6DO
(10月6日:学校)
あやこ「じゃあくろまちゃんが見つかったのね!」

こゆき「今朝あれから連絡があったわ」

みき「くろまの意識はまだ戻ってないみたいだけどね」

あやこ「まずは見つかったことを喜びましょう!」

こゆき「そうだね。・・・それにくろまが見つかったってことは」

みき「さっちゃんが見つかったみたいなもんだからね」

あやこ「一石二鳥ね」
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 18:32:30.05 ID:zQsfd6DO
あやこ「運動会には間に合うかしら・・・?」

みき「それは・・・」

こゆき「まだ分かんないな」

あやこ「そう・・・」

みき「先生、元気だして」

あやこ「大丈夫よ!くろまちゃんはとりあえずリレーのアンカーになってもらいましょ」

こゆき「そうしてくれると助かる」
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 18:40:47.95 ID:zQsfd6DO
あやこ「あなたたちはくろまちゃんに会いに行かないの?」

みき「明日学校休んで行くよ」

こゆき「先生も休んで行こうよ」

あやこ「あら、そんなの許さないわよ」

みき「え〜」

こゆき「一緒にサボろうよ〜」

あやこ「だーめ!その代わり学校終わったらすぐに新宿まで車でつれてってあげるわ」

みき「いやぁぁぁぁ!」

こゆき「ここここここ断る!」

あやこ「・・・」
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 23:15:21.68 ID:zQsfd6DO
(新宿:高級フランス料理店)
山田ママ「じゃんじゃん食べてね」

ちさと「・・・」ハグッハグハグハグ!!

男「高そうな店ですね」

山田ママ「そう?私もたまにしかこないんだけどね」

ちさと「・・・」ギバタラ!チャヌルイチョ

男「ところで、お聞きしたいことがあるのですが・・・」

山田ママ「我々がくろまちゃんをどうするつもりか、でしょ?」

ちさと「・・・」ヌン!ヌン!ブチャラッサ!

男「はい」

山田ママ「あなたが考えていることは分かるわ」

ちさと「おかわり!」ダンッ

シェフ「前菜なんですけど・・・」

山田ママ「いいから出してあげて」
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 23:25:04.17 ID:zQsfd6DO
山田ママ「安心して。悪いようにはしないわ」

男「あまりくろまを悲しませるようなことは・・・」

ちさと「・・・」ガガガガガ!!

山田ママ「それはあなた次第よ」

男「・・・」

ちさと「・・・」グン!ズゾゾゾゾ!!

シェフ「あああ、キャビアをそんな風に食べたらもったいない・・・」

ちさと「おかわり!」

山田ママ「いい食べっぷりね」

男「ちーちゃん。そろそろ代金だけで中古の外車が買えちゃうから」ヒソヒソ

ちさと「あだはへへまふ!」ブボッ

山田ママ「うふふ」
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/28(土) 23:28:47.59 ID:zQsfd6DO
男「信用して良いんですね」

山田ママ「ええ、口約束だけど」

男「まぁ、いざとなったら・・・」

山田ママ「いざとなったら?」

ちさと「力ずくで・・・」

シェフ「メインディッシュです」

ちさと「うひょー!」

男「・・・力ずくで奪い返します」
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/29(日) 00:06:27.52 ID:txxwskDO
(自宅)
みき「はぁ」

こゆき「どうした?テレビ見ながらため息なんかついて」

みき「フランス料理とか食べたいなぁ」

こゆき「何見てんの?」

みき「「超高級料理店に潜入!」」

こゆき「生放送か」

部下「わぁ、おいしそうですね」

こゆき「ダーリンの作る料理の方が美味しいよ〜」ニャンニャン

部下「でへー!」ニャンニャン

みき「・・・」
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/29(日) 00:29:19.98 ID:txxwskDO
みき「マジうまそう・・・」

ナレーション『あらあら、美味しそうですね』

みき「ん?」

ナレーション『ちょっ、スッゴい量食べてるお客さんがいますよ』

こゆき「どったの?」

みき「いや・・・」

ナレーション『ちょっとインタビューしてみましょう』

部下「あれ?ジョンさんに似てますね」

ナレーション『たくさん食べてますね!』

ちさと『はい!スッゴく美味しいです』

みき「・・・」

こゆき「・・・」

ナレーション『かわいい子ですね。ご家族ですか?』

山田ママ『いえ、お友達です』

ナレーション『へぇ〜』

ちさと『お姉様には秘密なんですよ〜。今頃、カップ麺でも食べてるんじゃないですか?』ニヤニヤ

みき「・・・」

こゆき「・・・」ベキン

プツン

部下「ああ!テレビが!」
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/29(日) 00:31:03.10 ID:txxwskDO
ネルソン・マンデラ
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 00:36:30.16 ID:ELunxx.o
乙一
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 01:02:27.97 ID:X7xGIZAo

部下イチャイチャし過ぎだろwwwwww
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 01:14:58.86 ID:SxM3yWYo
たまにこいつらが幼女ってのを忘れそうになる
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 17:11:23.98 ID:ELunxx.o
71歳ババアを触手責め
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 17:12:13.59 ID:JO6qdqgo
>>324
えっ?
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 17:12:25.06 ID:ELunxx.o
誤爆
超誤爆
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 17:14:04.68 ID:ELunxx.o
一応何の話かっていうと
エロゲにそういうシーンがあったって話題でした
そんだけ
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 17:16:40.79 ID:1YtkAEEo
なんのエロゲかkwwsk
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 17:26:33.80 ID:ELunxx.o
ク・リトル・リトルだって
スレとは関係ない話題からここまでな
330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/29(日) 18:08:29.09 ID:txxwskDO
触手は腹ボテまで含めないと認めない
331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 18:19:47.57 ID:X7xGIZAo
このスレと逆な話してるなww
メインキャラの歳が一桁ってのもすごいが71ってのもすごいwwww
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 00:09:50.77 ID:TJhtFEDO
お前ら触手が大好きなんだな

俺も大好きだよ
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 00:18:15.94 ID:TJhtFEDO
(新宿:高級フランス料理店)

店員「お代は122万です」

山田ママ「カードで」スッ

店員「こ、これはファンタスティックゴールドブラックカード!」

山田ママ「一括ね」

店員「は、はいぃ!」

ちさと「なんですか?ファンタスティックゴールドブラックカードって」

男「・・・国家予算レベルの資産家だけがもてるクレジットカードだよ」

ちさと「国家予算っていくらくらいなんですか?」

男「・・・さぁ」

山田ママ「味はまぁまぁでしょ」
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 00:35:53.49 ID:TJhtFEDO
(新宿:地下発掘基地)
くろま「・・・」

ぐぅ〜

教授「あん?」

研究員「はい?」

教授「お前だろ?」

研究員「違いますよ」

教授「腹減ってんなら食ってきていいぞ」

研究員「違いますって」

教授「強情なやつだな!」

研究員「教授こそ」

教授「お前は昔からそうだな!」

研究員「はぁ!?この際言わせてもらいますけどね」

ぐぅ〜

教授「・・・?」

研究員「・・・?」
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 00:48:47.82 ID:TJhtFEDO
(10月7日:地下発掘基地)
山田ママ「あら、先生じゃない」

先生「山田くんのお母さん!?なぜここに!?」

男「知り合いですか?」

先生「あたしの担当するクラスの生徒さんのお母さんです」

男「へぇ・・・え?」

山田ママ「いつも息子がお世話になってます」

男「あぁ、いえいえそんな・・・え?」

先生「くろまちゃんの同級生ですよ!」

男「えぇ!?」

山田ママ「そういうこと」
336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 00:53:13.25 ID:TJhtFEDO
こゆき「よう、ちさと」

ちさと「こゆきお姉様」

みき「ちょっと話があるんだが・・・」

ちさと「はい?」



教授「さぁ、直に触れるようにしたぞ」

男「前が見えない・・・」

あやこ「ロリコンは見ちゃだめ」

山田ママ「今服を着せてるから待ってなさい」

男「見たい・・・」

あやこ「やかましい」
337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 01:01:27.83 ID:TJhtFEDO
くろま「・・・」

男「死んでるわけじゃないんですよね」

教授「この子は滅多なことでは死なん」

男「というと?」

教授「朽ちてもナノマシンが元通りにしちまうからな。太陽につっこまん限り死なん」

男「じゃあ今のこの状態は・・・」

教授「人間で言うところの仮死状態じゃな」

男「じゃあ何かきっかけがあれば起きるんですね?」

教授「そのきっかけが分かれば苦労せんがな」
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 01:07:01.22 ID:TJhtFEDO
男「今日は家族全員いるんだ。きっと起きてくれるはずです」

教授「非科学的だがなぁ」

男「おーい、こゆきちゃん、みきちゃん、ちーちゃん!」

みき「あいよ」

こゆき「おぉ、くろまだ」

ちさと「・・・」グスングスン

男「おい、ちーちゃん泣かしたらダメだろう」

こゆき「殴ってないよ」

みき「フランス料理分の罰ゲームだけ」

男「?」

ちさと「三食おからはイヤですぅぅぅ!」ボロボロ

山田ママ「・・・」

あやこ「・・・」

教授「もういいかな」

男「・・・はい」
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 01:12:49.94 ID:TJhtFEDO
くろま「・・・」

ちさと「・・・お姉様」

こゆき「くろま・・・」

みき「こんなに冷たくなって・・・」

男「くろま、起きろ。朝だぞ」

あやこ「くろまちゃん・・・」



山田ママ「あれで起きると思う?」

教授「・・・」

研究員「愛の力なんて言い出したのは教授ですよ」

教授「うぅむ。どうすれば良いのやら」
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 01:14:14.78 ID:TJhtFEDO
すまん、体調不良で今日はネルス
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/30(月) 01:21:32.52 ID:l4MBE4ko
佳境で次回持ち越しか。オツトー。
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/30(月) 01:46:17.98 ID:pcyDZM6o
乙乙 いい所だねww
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/30(月) 01:56:32.02 ID:1MWI8eQo
ゴールドブラックにワロタ
乙ー
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 14:44:38.98 ID:TJhtFEDO
やべぇwww
とんでもない間違い見つけたwww
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 15:06:01.93 ID:TJhtFEDO
教授「やっぱキスかなぁ」

男「きっ、きすぅぅぅ!?」

研究員「きゃっ///」

山田ママ「なんであんたが照れんのよ」

こゆき「非科学的ねぇ」

みき「でも、案外くろまには有効な気がする」

ちさと「・・・」

山田ママ「そうね。じゃあキスしなさい」

あやこ(相手は6歳だし、嫉妬しない。嫉妬しない)

男「・・・」プププッ

あやこ(そうだ・・・こいつロリコンだった)ギリ
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/30(月) 15:11:15.91 ID:ysJ0csUo
ふぅ
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 15:32:23.20 ID:TJhtFEDO
教授「それきーす!きーす!きーす!」

研究員「きーす!きーす!」

山田ママ「下品ねぇ。雰囲気が大事でしょ!」

研究員「ス、スワセン・・・」

あやこ「・・・」ゴクリ

山田ママ「さあ!これ見よがしにキスなさい!」

男「こ、これ見よがしに・・・」

こゆき「・・・」ドキドキ

みき「・・・」ワクワク

男「では、僭越ながら・・・」ンチュー

ちさと「・・・ダメ」

あやこ「?」

ちさと「ダメです―――――!!!」

男「!?」
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 15:54:43.23 ID:TJhtFEDO
みき「ど、どうした?」

ちさと「ダメです!」

山田ママ「・・・?」

こゆき「ただキスするだけじゃん」

ちさと「でも・・・」

あやこ「どうしたの?」

ちさと「でも、キスはイヤです・・・」ボロボロ

男「ち、ちーちゃん・・・」

ちさと「イヤなんです・・・」グスン
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 16:46:18.61 ID:TJhtFEDO
男「ち、ちーちゃん落ち着いて!」

ちさと「ひっぐ、・・・」グスン

みき「これはまた・・・」

こゆき「まさかちさとがねぇ」

男「・・・?」

あやこ(鈍いなあ)

山田ママ「何か複雑みたいだけど・・・どうすんの?」

男「と、とりあえず日を改めて!」

ちさと「ダメです―――!!!」

男「わ、分かったよ」

教授(ふむ、自分に正直になれてきたみたいじゃな)

研究員「困りましたね・・・」
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 23:38:42.13 ID:TJhtFEDO
山田ママ「何かキスの代わりになるようなものは・・・」

研究員「せっ、せっく、せくろ」ハアハア

あやこ「だまれ」ズビッシッ

研究員「ほぎゃ」

教授「わしに考えがある」

ちさと「・・・?」

男「どんな?」

教授「ズバリ、包容じゃ!」

山田ママ「なるほど。それくらいなら、あなたも問題はないでしょ?」

ちさと「・・・!」

男「ちーちゃん?」
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/30(月) 23:42:46.68 ID:TJhtFEDO
ちさと「・・・分かりました」

男「・・・」ホッ

ちさと「その代わり!」

みき「?」

男「?」

ちさと「・・・私もギュッてしてください」モジモジ

男「あ、あぁ。いいよ」

ちさと「・・・お兄様///」


ギュッ


あやこ「・・・」ピキ

教授「・・・」ニコッ
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 00:07:34.96 ID:zwuTcMDO
男「では、改めまして・・・」

ギュッ

くろま「・・・」

男(くろま、起きろ)

ちさと「・・・お兄様」

山田ママ「これで起きたらファンタジーね」

教授「夢かも知れんよ・・・」ニヤ

男(不甲斐ないお兄ちゃんでごめんな・・・)

くろま(まったくだ)

男(!?)

くろま(お兄ちゃんはあたしがいないとダメなんだから)

男「!?」ガバッ

山田ママ「どうしたの?」

男「くろまの声が・・・」
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 00:19:06.29 ID:zwuTcMDO
男「くろま・・・なぜ、なぜ起きないんだ」

くろま「・・・」

男「くそう、愛が足りないのか・・・」

ぐぅ〜

みき「・・・」

こゆき「・・・ん?」

教授「やはりキスか・・・」

山田ママ「でもキスはNGなんでしょ?」

ちさと「・・・」ブスッ

ぐぅ〜

こゆき「おい、みき」

みき「うん」

研究員「わたくしめに考えがございます!」

山田ママ「申してみよ」

研究員「はい!名付けて!「ギョギョ!キスはキスでもキスだよ作戦!」」

あやこ(言ってて恥ずかしくないのかしら・・・)
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 00:40:57.66 ID:zwuTcMDO
山田ママ「内容は?」

研究員「はい!第一フェイズで鱚(きす)を用意します」

あやこ「おい」

山田ママ「続けて」

研究員「第二フェイズで鱚を溶き卵と小麦粉を混ぜた物質に通します」

教授「ふむ」

あやこ「ふ、「ふむ」ちゃうわ」ビシッ

こゆき(ツッコんだ・・・)

研究員「そして、第三フェイズで物質に通した鱚を200℃の油に投げ入れます」

男「・・・なるほど」

あやこ「え?え?今の説明で何を理解したの?」

研究員「第四フェイズで油から取り出した鱚を、キッチンペーバーに並べます」

山田ママ「油を切るためね」

研究員「YES。新聞のチラシでもかまいません」

あやこ「かまえ!色々かまう部分があるよ!」

研究員「第五フェイズでお皿に盛って完成です」

ちさと「うまそう・・・」ジュルリ

あやこ「ああ美味しい鱚の天ぷらですねってやかましいわ!」

みき(今日のあやこ先生はキレがあるな・・・)
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 00:47:33.95 ID:zwuTcMDO
研究員「と、言うわけで先程作ったものを用意しました」

みき「おお・・・ふっくらしとる」

ちさと「ご飯は?」

教授「あるぞ」

くろま「しおとこしょうは?」

教授「塩はあるけどコショウはないなぁ」

研究員「あ、僕買ってきます」

みき「・・・って、おい」
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 00:52:28.74 ID:zwuTcMDO
くろま「・・・?」ハグハグ

男「く、く、くろまー!!!」ダキッ

くろま「ぎゃー!てんぷらがぁぁ!」ズビシッ

男「へばぁ!」

ちさと「お、お姉様・・・」フルフル

くろま「ひさしぶりね。ちーちゃん」

ちさと「お姉様ぁぁぁぁ!!!」ガバッ

くろま「だからてんぷらくってるから、だきつくなっての!」ズビシッ

ちさと「げふぅっ!」
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 01:00:05.48 ID:zwuTcMDO
みき「やっぱりおなか減ってたのか」

くろま「えねるぎーぜろだもん」

こゆき「心配かけさせやがって・・・」グスン

くろま「えへへ」

男「くろま、ごめんな、俺のせいで・・・」

くろま「あたしはお兄ちゃんのためならなんでもするよ」ハグハグ

男「くろま・・・」

くろま「おかわり!」



教授「奇跡だ・・・」

研究員「まさに眠り姫はキスで目を覚ましたわけですね」

山田ママ「ロマンチックね・・・」

あやこ「ロマンチックって、落語のオチみた・・・ゲホゲホ」

男「ああ、そんなに急いで食べるから」

あやこ「・・・」ゴックン

あやこ「てんぷらおかわり!」
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 01:18:46.30 ID:jA2LkaMo
何気なくwww
この物語らしいwwww
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 01:50:43.58 ID:zwuTcMDO
(10月10日:運動会当日:学校)
(赤組陣営)
あやこ「くろまちゃんはリレーのアンカーよ」

くろま「まかせなさい!」

山田「くろまちゃん・・・かわいい」

くろま「うふふ、ひさしぶりにほんきだしちゃうよ!」


(白組陣営)
きょうこ「みきさん!今日こそあなたと決着をつけますわ!」

みき「望むところよ!」

不動「あの、同じ組なんだから力を合わせなきゃ・・・」

きょうこ・みき「だまらっしゃい!」

不動「ひぃ」
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 01:59:02.15 ID:zwuTcMDO
きょうこ「勝負方法は、次の騎馬戦での貢献度ですわ!」

みき「あら、私に勝てるとでも?」

きょうこ「ふっふっふ。いつものあたくしだと思ったら大間違いよ!」

みき「?」

きょうこ「ジュワッチ!」

びしゅしゅしゅーん

みき「な、・・・それは!」

こゆき「そう!ネコ耳だ!」

きょうこ「これで互角にゃ!」

こゆき(か、かわいい)ゾクゾクッ

みき「裏切るの?」

こゆき「勘違いするな。一方的にお前が有利だと、熱くない」

みき「上等!」
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 02:06:40.64 ID:zwuTcMDO
あやこ『はじめ!』

みき「本気で行くぞぉぉぉ!」

きょうこ「でにゃぁぁぁ!」

不動「す、すごい!」

男子「墨州って運動音痴じゃなかったのかよ!」

男子「水前寺の動きもハンパないぞ!」

みき「17、18、19!」

きょうこ「17、18、19!」

みき・きょうこ「てめぇでラストだ!」

ズガァ!

???「くくく・・・」

みき・きょうこ「・・・防がれた!?」

くろま「・・・あまい」

みき「・・・くろまか!」
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 02:12:03.78 ID:zwuTcMDO
くろま「あまい。あますぎるよ・・・」

みき「くっ・・・」

きょうこ「みきさん!あの方から紅白帽を取った方が勝ちですにゃ!」

みき「いいわよ!」

くろま「・・・まわりをみてごらん」

みき・きょうこ「!?」

みき「んな、みんなやられてる・・・」

きょうこ「いつの間に・・・」

くろま「のこりはおまえらだけだ・・・」ニヤリ

みき「ぐっ!気を引き締めなよきょうこちゃん」

きょうこ「そっちこそ!」
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 02:18:56.67 ID:zwuTcMDO
ズガガガガガ!

きょうこ「速い・・・!」

みき「くそ!」

くろま「ふははははは!」

びしゅぅ!

みき「重粒子砲!?」

ズゥゥン!

きょうこ「学校が溶けた!?」

くろま「すきあり!」

びしゅぅ!

みき「チッ!」ダッ!

くろま「よけるのも、よそうどおり」

みき「な!?」

くろま「せい!」

バキッ!

みき「がっは!」

きょうこ「みきさん!」
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 02:20:09.13 ID:TwfTZ.so
き・・・騎馬戦だよな・・・?
馬の子達がすげぇwwwwww
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 02:25:53.31 ID:zwuTcMDO
みき「ち、くしょ・・・」ガクガク

くろま「ぼうしはもらうね」

みき「・・・くろま、焼き肉が落ちてるぞ」

くろま「え!?」キョロキョロ

きょうこ「すきありぃぃぃ!」

バシッ

くろま「あ゛っ!」

あやこ『赤組全滅!白組の勝ちぃぃ!』

くろま「あああ!みすったぁぁ!」

みき「・・・やるじゃん」スッ

きょうこ「あなたもね」ガシッ

こゆき「おぉ・・・美しき友情」
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 02:31:27.30 ID:zwuTcMDO
(大会本部)
あやこ「くろまちゃん元気そうね」

男「ええ・・・」パシャパシャ

あやこ「あなたはくろまちゃんのことどう思ってるの?」

男「大事に思ってますよ・・・」パシャパシャ

あやこ「あたしは?」

男「大事に思ってますよ・・・」パシャパシャ

あやこ「・・・」ズベキッ!

男「ほぁぁ!マリオン(14000円)が!」

あやこ「ばぁか!」プイッ

男「何なんですか・・・」
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 02:58:09.60 ID:zwuTcMDO
(お昼)
男「生け簀を持ってきたんですか!?」

秘書「ええ、山田家専用です」

山田ママ「はい。アワビ」

ちさと「わぁい!」

みき「うまそー!」

男「すごい・・・運動会のお弁当のレベルを遥かに凌駕してる」

山田「く、くろまちゃんはなに食べる?」

くろま「ほたてとたこといかとかにとねぇ」

山田「・・・」

くろま「たい!」

山田(かわいい・・・)

山田ママ(頑張れ、息子)

くろま「はい。お兄ちゃん。あーん」

男「あーん」

ちさと「お、お兄様。こっちもあーん」

男「あ、あーん」

くろま「・・・」ジロリ

ちさと「・・・」バチバチ

男「?」

あやこ(ホントに・・・バカね)

   ―みきちゃん!運動会ですよ!編―完
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 03:01:37.22 ID:zwuTcMDO
(お隣)
こゆき「はいあーん」ニャンニャン

部下「あーん///」ニャンニャン

こゆき「美味しい?」ニャンニャン

部下「美味しいですよ」ニャンニャン

こゆき「うふふ」ニャンニャン

部下「作ったのは僕ですけどね」ニャンニャン

こゆき「うふー」ニャンニャン



みき「・・・」
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 03:03:37.61 ID:TwfTZ.so
乙!くろま復活ばんざーい
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 03:05:47.59 ID:HJfRMjUo
>>368
もうこいつらには一片の付け入る隙もありゃしない
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 03:09:56.73 ID:zwuTcMDO
(午後)
あやこ『午後の部最初の種目は、先生と親御さんによる二人三脚でーす』

男「俺が出るっていってもなぁ」

ちさと「ファイト!」

男「誰と組めば良いのやら」

???「もし、そこの若いの」

男「あい?」

???「わしと組まんか?」

男「ああ、良いですよ」

???「じゃあ紐を結んで・・・」

ギュッ

男「なんで固結びなんですか?」

???「もちろん逃げられなくするためじゃ・・・」

男「え?」

???「久しぶりじゃのう。きっと帰って来てくれると信じとった」

男「あ、あ、あわわわわ」

校長先生「君もケツの穴がキュッと疼くんじゃろう?」

男「ぎゃ、ぎゃぁぁぁぁ!」

校長先生「ふはははは!」
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 03:14:47.65 ID:TwfTZ.so
校長あああああああああwwwwww
この時の記憶だけは消しといてやれよwwwwww
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 03:21:48.55 ID:zwuTcMDO
(運動会後)
不動「話ってなに?」

みき「あのね・・・」モジモジ

きょうこ「不動くんって好きな人とかいるのかなぁって・・・」モジモジ

不動「え・・・///」

みき「いるの・・・?」

きょうこ「教えてほしいなぁ・・・」

不動「じ、実は俺・・・」

みき「・・・」ドキドキ

きょうこ「・・・」ドキドキ

不動「担任の愛染先生が好きなんだ・・・」

きょうこ「・・・え゛?」

みき「愛染先生はマッチョな男性ですけど・・・」

不動「うん・・・」

きょうこ「・・・」

みき「・・・」

愛染先生「おぉい!不動!帰るぞ!」

不動「先生///。じゃあまたね」

愛染先生「今日もウチにくるか?」

不動「はい!着替えを取りに一度帰っていいですか?」

愛染先生「・・・汗の染みた体育着でも良いんじゃないかな」

不動「先生の・・・スケベ///」



みき「・・・」

きょうこ「・・・」

みき・きょうこ「ちくしょぉぉぉぉぉ!」
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 03:22:46.90 ID:zwuTcMDO
後日談含め終わり
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 03:23:40.05 ID:HJfRMjUo
>>373
これは…ひどい…

376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 03:26:36.33 ID:qSQ5Hl2o
相変わらず部下以外の男性陣が酷いなww
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/08/31(火) 03:27:43.99 ID:zwuTcMDO
ちなみに山田ママは運動会当日までベルギーにいるはずなのに
なぜか、フランス料理を奢って、そのまま日本にいます
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 03:39:09.80 ID:TwfTZ.so
今度こそ乙ww
不動くんwwwwwwwwwwww
>>377
影武者、秘書、山田パパが代わりに…まぁ乙wwww
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/31(火) 08:48:48.97 ID:uPOD.p6o
校長はまた変なもんを呼び起こさないでほすぃぜ
おちゅ
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/01(水) 02:36:43.41 ID:3qtCOgAO
1から読み始めてようやく追いついたぜ!素直になったちーちゃんもかわいい!ちゅっちゅ!
語尾のせいでコッポラさんですげー再生されてしまう。髪の色も目の色も違うのに。
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/01(水) 02:55:22.56 ID:bk4sR/co
それは報告しなくていいです
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/01(水) 09:39:53.03 ID:MInWYWYo
はい
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/01(水) 10:29:02.76 ID:3qtCOgAO
ごめんなさい
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/01(水) 11:15:06.88 ID:rSTtYUDO
新規の読者さんだろうか
このスレは後編から始まってるから中途半端で申し訳ない
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/01(水) 19:35:24.92 ID:b/GI8FIo
製作速報はURLから過去ログ辿れるのでご新規にもやさしい
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 11:09:55.51 ID:YUxSfADO
かーくーよー
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/02(木) 12:13:40.63 ID:eCoXxEgo
みーてーるーよー
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 12:51:57.95 ID:YUxSfADO
―まだ見ぬ母より編―

(墓地)
部下「・・・」

部下「・・・5分の遅刻ですね」

男「この墓は・・・」

部下「ボスと、右腕さんと左腕さんのです」

男「・・・」

部下「線香をあげていただけますか?」

男「は、はい」

部下「・・・」
389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 13:09:49.95 ID:YUxSfADO
男「・・・」

部下「・・・もう3ヵ月ですね」

男「・・・はい」

部下「新日本ロリ党も僕1人になってしまいました」

男「・・・本当にすみません」

部下「謝っても何も変わりませんよ・・・」

男「・・・」

部下「だから、これからのこと考えましょう」

男「・・・ええ」

部下「どうやって合法的に幼女と結婚するか・・・」

男「・・・」

部下「・・・」

男「え?そっち!?」

部下「え!?違うんですか!?」

男「もう1つの人格のバックボーンの調査でしょ?」

部下「そ、そうです!それも大事てす!」

男(こいつ・・・)
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 14:20:58.77 ID:YUxSfADO
(「正義の味方」本部)
企画部「戦前より存在した「正義ノ味方」・・・」

総務課「はい」

企画部「それが戦後GHQに解体され、現在の「正義の味方」になったと」

総務課「はい」

企画部「では、なぜ解体されたはずの組織からジョンが生み出されたのだ」

総務課「それは不明ですが、地下で依然活動しているものと思われます」

企画部「ふむ・・・。代表はすでにこの事実を?」

総務課「知っていると思われます。この資料は地下書庫にありましたからね」
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 14:45:07.40 ID:YUxSfADO
企画部「資料の中には、ジョンに関するものは無かったのか?」

総務課「ジョン自身については何もありませんでした。しかし」

企画部「しかし?」

総務課「「戦力均衡ヲ目的トシタ自律兵器ノ育成計画」というものの存在が確認されています」

企画部「・・・内容は?」

総務課「優秀な児童を幼い頃より教育し、思考制御を施して戦線に投入するものだと」

企画部「もちろん成功しなかったのだろう?」

総務課「計画が立案されたのは終戦間近です。組織解体と同時に破棄されたと思われます」

企画部「その計画が、実は今まで継続されていたと言うんだな」

総務課「ジョンはまさに成功例ということでしょう」
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 14:51:22.50 ID:YUxSfADO
企画部「では、どこでその計画が続けられていたのかな?」

総務課「不明です。ただ、現在も計画は進行中であると思われます」

企画部「今後、またジョンのような兵器が出てくる可能性があるということか」

総務課「はい」

企画部「「正義ノ味方」に関連する施設は?」

総務課「一部を除いて全て差し押さえられています」

企画部「一部?」

総務課「はい」

企画部「どこだね?」

総務課「旧「正義ノ味方」本部、現在の「正義の味方」本部です。つまり、」

企画部「ここか!?」
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 23:08:10.68 ID:YUxSfADO
(幼稚園)
部下「なるほど、ではあなたの記憶は完璧に戻ったわけではないのですね」

男「肝心な部分はくろまが消しちゃいましたからね・・・」

部下「残ってる記憶で分かっていることは?」

男「母さんのこと・・・」

部下「母親・・・?」

男「甘いカレー・・・肉じゃが、エプロン・・・」

部下「・・・」

男「くろまに似てるんだよなぁ」
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/02(木) 23:29:21.45 ID:YUxSfADO
部下「例えば、あなたを狂わせた組織の所在地は?」

男「分からん」

部下「目的は?」

男「それは、世界中のパワーバランスを守ること」

部下「なぜ?」

男「さあ?」

部下「母親と暮らしたのは?」

男「・・・白いマンション」

部下「・・・そんなの腐るほどありますよ」

男「銀杏の匂いがすごいんだ」
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 00:13:15.76 ID:WvYL9EDO
部下「銀杏ねぇ」

男「あの臭い中を母さんと歩くのが好きでさ」

部下「・・・」

男「母さんが「臭いねぇ」って笑いかけてくれるんだ」

部下「優しい母親なんですね」

男「ああ」

部下「その銀杏並木も思い出せませんか?」

男「・・・どこなんだろうなぁ」

部下「はぁ」
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 00:27:42.87 ID:WvYL9EDO
男「とりあえず、今分かるのはそれくらいです」

部下「ふむふむ」

男「ところでなんで幼稚園の前でなんですか?」

部下「墓地の方が良かったですか?」

女子児童「キャーキャー」

男「・・・」パシャパシャ

部下「・・・」パシャパシャ

先生「・・・あのー」

男「・・・はい?」

先生「なにやってるんですか?」

部下「ばっ、バードウォッチングです!」

先生「あっ、もしもし警察の方ですか?」

男「逃げろ!」

部下「ガッテン!」
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 01:07:33.89 ID:WvYL9EDO
ぬるす
398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/03(金) 01:11:56.49 ID:RpmbmJgo
おつガッれ
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/03(金) 01:19:24.67 ID:xDGglLko
部下!お前にはこゆきちゃんが居るだろ!乙
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/03(金) 09:45:35.72 ID:ekdZnm2o
珍しくカメラが生き残った…のかな?
おちゅ
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 14:49:51.49 ID:WvYL9EDO
(「正義の味方」本部)
企画部「ここ研究できるスペースなどあるのか?」

総務課「これをごらんください」ピラ

企画部「これは?」

総務課「現本部の見取り図です」

企画部「ふむ」

総務課「そして、これが「正義ノ味方」時代の本部の見取り図です」

企画部「・・・!?」

総務課「はい。地下に大規模な研究施設があります」

企画部「なるほど。まさに灯台下暗しだな」
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 15:19:15.56 ID:WvYL9EDO
企画部「しかし、この区間はどうやって行き来するんだ?」

総務課「専用の直通エレベーターが代表の部屋にあります」

企画部「・・・やはり計画には代表が関与してるな」

総務課「その可能性は12分にあります」

企画部「備品課と施設課を呼べ!」

総務課「はい」

企画部「強行操作だ!代表をこき下ろすぞ」

総務課「はい」
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 16:22:43.53 ID:WvYL9EDO
(市営プール)
部下「父親のことは覚えて無いんですか?」

男「そういえば・・・親父の記憶はないな」

部下「やはり、鍵は母親の記憶ですね」

男「銀杏、甘いカレー・・・役に立ちますかね?」

部下「役に立たせなきゃ、もうあんなことはごめんです」

男「そうですね・・・あっ」

部下「どうしたんですか?」

男「あの子ビキニですよ」

部下「・・・」パシャパシャ

男「・・・」パシャパシャ

監視員「おい」

部下「ばっ」

男「バードウォッチングです」

監視員「やかましい」

部下「逃げろ!」

男「ガッテン!」
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 16:27:38.20 ID:WvYL9EDO
(「正義の味方」本部)
代表「なんだね。急に」

企画部「この部屋をあらためさせてもらう」

代表「・・・」

企画部「やれ」パチン

総務課「はい」

代表「待ちたまえ。荒らされるくらいなら見せるよ」

企画部「案外素直だな」

代表「減るもんじゃないからな・・・こっちだ」

企画部(くくく、これからは俺の時代だ)

総務課「・・・」
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 16:55:43.56 ID:WvYL9EDO
(直通エレベーター)
代表「この研究は戦中に劣勢にたたされた日本軍が起死回生の策として考案されたものだ」

企画部「あからさまに人権を無視した最低の作戦だな」

代表「・・・連合国側から見ればな」

企画部「その作戦により生み出されたジョンに我々は翻弄されたと言うのか」

代表「そうだ」

企画部「自業自得じゃないか」

代表「その通りだ。しかし、ジョンはすでに我々の手を離れている」

企画部「なんだと?」

代表「あの事件は我々の意志ではない」
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 19:44:51.15 ID:WvYL9EDO
企画部「では、ジョンは誰の命令で・・・」

代表「それは今から説明する」

企画部「・・・」

代表「ジョンの出生について調べはついたか?」

企画部「・・・いや」

代表「ジョンはここで生まれた」

企画部「なんだと!?」

代表「母親である研究員とある男性の遺伝子を試験管の中で育んだのだ」

企画部「試験管ベビー・・・」

代表「そして、14歳になるまでここから一歩も出ずに母親と過ごした」

企画部「なんと・・・」
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 19:52:25.94 ID:WvYL9EDO
代表「14歳になるまでの間、ジョンには高度な戦闘訓練と思考制御が施された」

企画部「・・・」

代表「そして14歳のある日、ジョンは「剪定」のために野に放たれたのだ」

企画部「なぜ、終戦から50年も経ってから「剪定」する必要があったのだ?」

代表「それは直接聞いてみるといい」

企画部「?」

ゴウンゴウン・・・ゴ

プシュー

企画部「・・・ここは?」

代表「紹介しよう」

企画部「!?」

代表「ジョンの母親である「マザー」だ」

企画部「なっ・・・」

マザー「・・・」ピピピ
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 20:00:17.11 ID:WvYL9EDO
企画部「私にはコンピューターにしか見えないが」

代表「彼女は人工知能なんだ」

マザー「はじめまして」

企画部「!?」

代表「起こしてすまない。マザー」

マザー「いえ、大丈夫です」

企画部「あ、あなたがジョンの母親なのか・・・」

マザー「はい。正確に言うと私の人工知能の基礎となった女性がジョンの母親です」

企画部「さっき貴様はジョンが試験管ベビーだと言ったな」

代表「ああ」

企画部「つまり、卵子が残っていれば機械でも子供を育てられるということか・・・」

代表「ものわかりが良いな。そう、彼女の肉体はすでに存在しない」
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 20:20:29.86 ID:WvYL9EDO
企画部「聞かせてもらえるだろうか」

マザー「はい」

企画部「なぜ、今更計画を実行したのか」

マザー「「正義ノ味方」としての役目を遂行するためです」

企画部「日本はすでに終戦を迎えたぞ」

マザー「しかし、戦力均衡の目的は果たされていません」

企画部「そのせいで、多くの犠牲が出たのだ!」

マザー「しかし、戦力均衡の目的は果たされていません」

企画部「・・・!?」

代表「話にならないだろう?我々で制御できないわけが分かってくれたかな」

企画部「・・・」
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/03(金) 23:24:48.89 ID:WvYL9EDO
企画部「破壊することは出来ないのか?」

代表「ダメだ」

企画部「何故!?」

代表「マザーは「正義の味方」のメインデータバンクでもあるんだ」

企画部「なんだと!?」

代表「これの破壊は「正義の味方」の崩壊と同義だ」

企画部「Shit!」パシン

代表「気は済んだか?」

企画部「済むわけがないだろう!早急に対策を講じてこの計画を潰さねば!」

代表「そうだな。しかし、大事な妻をみすみす殺すわけにはいかないんだ」パチン

総務課「・・・」チャキ

企画部「なっ」

パンッ
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 01:09:43.68 ID:80sn9ADO
ねへる
412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 01:27:23.97 ID:80sn9ADO
ねへるってなんじゃい
寝ます

この話はジョンがらみなんで幼女は微妙だな
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 01:27:44.48 ID:J7Ed7w.o

企画部南無
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 01:28:28.87 ID:UUGnIMco
乙乙

だが企画部も元正義の味方なら銃弾程度避ける事も……できたらなぁ……
415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 01:45:32.38 ID:XRIE8l6o

死体描写が無いとかよくある復活ふらg・・・
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 17:39:47.28 ID:80sn9ADO
総務課「・・・」

代表「ごくろう」

総務課「父さんのためならなんでもするよ」

代表「ああ、私もお母さんのためならなんでもするよ」

マザー「あなた・・・///」

総務課「あっ、照れてる」

マザー「こら!まさひこったら!大人をからかっちゃダメよ」

総務課「えへへ」

企画部「ぐ・・・」ズズズッ

代表「家族の団欒を邪魔しないでもらおう」チャキ

パンッ

企画部「ぐぁ・・・」バタリ

総務課「これで邪魔ものはいなくなったね」

代表「ああ・・・あとは、やつを迎え入れるだけだ」
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 17:49:55.66 ID:80sn9ADO
部下「そういえば、あなたは母親になんて呼ばれてたんですか?」

男「名前・・・?そういえば、なんて呼ばれてたっけ」

部下「それも覚えてないんですか?」

男「うーん」

部下「戦闘訓練も覚えてないんでしょう?」

男「うん」

部下「はぁ、まったく」

男「すまんね」

ガチャ

男・部下「ただいま」

こゆき「おかえりダーリン!」ニャンニャン

男「・・・」
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 18:00:15.90 ID:80sn9ADO
(自宅)
男「ただいま」

くろま「おかえりなさい」スッ

男「なに、その手は?」

くろま「カメラ」

男「!?」

部下(うわ〜)

こゆき「ダーリンも」

部下「ひょ!?」

男・部下「いや、その」

くろま・こゆき「だせ」

男・部下「Oui・・・」
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 18:15:39.00 ID:80sn9ADO
くろま「ふむふむ」ピッピッ

こゆき「これは近所の幼稚園だな」

くろま「これはしえいぷーる」

こゆき「おい!」

男・部下「は、はい!」

こゆき「没収な」

男・部下「そ、そんな!」

くろま「・・・」ポチャンポチャン

男「アンネ(45800円)ぇぇぇ!」

部下「お鶴(183000円)ぅぅぅぅ!」

   ―まだ見ぬ母より編―完
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 18:20:09.29 ID:80sn9ADO
終わり
今回は淡白にフラグだけ立てました
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 18:22:33.21 ID:XRIE8l6o
乙る
18万て望遠かww
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 19:29:12.19 ID:RAxRMaso
うわぁぁぁぁぁやっぱりカメラ死んだぁぁぁぁぁぁ

何人殺しているんだ…罪な幼女よ…
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 21:12:10.30 ID:g5pNM3Ao
ダミーSDカードを用意だwwwwww
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 23:38:24.31 ID:80sn9ADO
かくよ
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/04(土) 23:50:45.77 ID:80sn9ADO
―あたしね、その時背中にいやーな感じがしたんですよ。でもね、振り向けない。振り向きたいけど振り向けない。金縛りって言うんですかね編―

(自宅)
ちさと「おるすばん♪おるすばん」

ちさと「ひーとりでおるすばん♪」

ちさと「あたしはこの小さな借家のお姫様ぁ♪」

ちさと「ふんふーん♪」モジモジ

ちさと「怖くてトイレに行けないわけじゃないの〜♪」

ちさと「行けないわけじゃないの〜♪」モジモジ

ちさと「・・・」

ちさと「何か面白い番組はやってないのかしら・・・」ピッピッ

ちさと「あら?」
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 23:56:50.75 ID:J7Ed7w.o
乙と言う前に始まっていた
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 23:59:25.11 ID:XRIE8l6o
タイトルどこの稲川淳二や!ww
おっ!俺のちーちゃん回だな
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 00:08:02.96 ID:bhmrYEDO
ちさと「チャンネルが変わらない・・・?」ピッピッ

ちさと「・・・?」

テレビ『・・・』ザー

ちさとあ、あれ?」

テレビ『・・・』ザッザザザ・・・

ちさと「なに?」

テレビ『も、もし・・・もし・・・』

ちさと「?」

テレビ『もしもし・・・』ズルリ

ちさと「ひえぇ!!」
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 00:21:51.41 ID:bhmrYEDO
ちさと「ギャー!!!」

???「ちょっ、落ち着いて」

ちさと「テレビから出てきたぁぁぁぁ!!!」ズビシッズビシッ!!

???「うぎゃあ」

ちさと「・・・?」

???「いでで」

ちさと「・・・誰?」

???「あ、あたしはこういうものです」スッ

ちさと「稲○・・・淳二?」

稲○「はい」
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 00:42:07.11 ID:bhmrYEDO
ちさと「その・・・稲○淳二さんがなんのご用でしょうか?」

稲○淳二「いやね、あたしも何でこんな場所にいるか分からないんですけどもね」

ちさと「はぁ」

稲○淳二「どうもこの部屋に来てからいやーな感じがするんですよ」

ちさと「・・・!?」ビクッ

稲○淳二「空気が滞って濁って臭う。すごく重いんですね。」

ちさと「そ、そうですか?」
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 01:09:19.71 ID:bhmrYEDO
ねりゅ
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/05(日) 01:10:29.17 ID:vDUFOkAo
本当に稲○淳二が出てくるとは思わなかったすまんww乙
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/05(日) 01:10:44.11 ID:bO7kt6go
おちゅ
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/05(日) 08:05:26.17 ID:F33.Q26o
ちーちゃんのお漏らしを見られるたぁ淳二うらやm…ゲフンゲフン
おっつん
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 18:06:11.63 ID:bhmrYEDO
稲○淳二「まだ、お昼前だというのにジメジメしてるでしょ?」

ちさと「はぁ」

稲○淳二「あたしね。気付いちゃったんですよ」

ちさと「・・・」ゴクリ

稲○淳二「どうやらこの家には西向きの窓が無い」

ちさと「・・・」

稲○淳二「最低の間取りなんですねぇ」

ちさと「安普請で悪かったですね・・・」
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 18:27:47.28 ID:bhmrYEDO
稲○淳二「それにこの扉、たまに開かなくなるでしょ?」

ちさと「はぁ、そうですけど」

稲○淳二「あたしの知り合いにね、似たような経験がある人がいるんですよ」

ちさと「・・・」

稲○淳二「この方をね、仮にAさんとしましょう」

稲○淳二「Aさんが独りで家にいたときに、突然扉が開かなくなった」

稲○淳二「Aさんもね。「あれ?」と思ったんでしょうね」

ちさと「・・・」ドキドキ

稲○淳二「急いでタウンワークで修理業者の方を呼んだんです」

稲○淳二「そしたら、扉がすごい開きやすくなってね。よろこんでましたよ」

ちさと「・・・」

稲○淳二「・・・」

ちさと「え!?終わり!?」
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 23:19:05.41 ID:bhmrYEDO
稲○淳二「じゃあ次はキッチンを見てみましょう」

ちさと「ちょっと、勝手に開けないで・・・」

ガチャ

稲○淳二「・・・」キョロキョロ

ちさと「もー」

稲○淳二「・・・あ!」

ちさと「え?」

バタン!

稲○淳二「・・・ふぅ」

ちさと「ど、どうしたんですか?」

稲○淳二「いやぁ、見えちゃったんですねぇ」
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 23:27:04.42 ID:bhmrYEDO
稲○淳二「あたしもね、たま〜に見えちゃうんですよ」

ちさと「なっ、何が・・・?」

稲○淳二「キッチンみたいな水場にはよくいるって話は聞きますからねぇ」

ちさと「ま、まさか・・・」

稲○淳二「いつも見る時は覚悟するようにしてるんですが・・・」

ちさと「ゆ、幽れ・・・」

稲○淳二「いや、ゴキブリですけど」

ちさと「・・・」
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 23:34:40.52 ID:bhmrYEDO
ちさと「・・・」タッタッタッ

稲○淳二「あっ、むやみに開けちゃダメですよ」

ガチャ

ちさと「・・・」キョロキョロ

稲○淳二「あそこですよ。いやぁ怖いですねぇ」

ゴキブリ「・・・」

ちさと「・・・」キッ

ゴキブリ「・・・!」

ちさと「そこだぁ!」

ムンズ

ゴキブリ「・・・ヤベェ!」ジタバタ

ちさと「ヒィィト!」

ゴキブリ「!」

ちさと「エンド!」ぐちゃり

稲○淳二「・・・いやぁ、恐ろしい」
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/05(日) 23:58:47.15 ID:bhmrYEDO
稲○淳二「じゃあ気を取り直して・・・」

ボーンボーン

稲○淳二「おや、ちょうどお昼ですね」

ちさと(あんな柱時計あったっけ・・・?)

稲○淳二「お腹も空きましたし、ご飯を食べに行きましょう」

ちさと「はぁ!?」

稲○淳二「ごちそうしますよ」

ちさと「行きましゅ!」ジュルリ

稲○淳二「すごい涎ですねぇ」
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 00:13:15.83 ID:Ynn2a2DO
(定食屋)
稲○淳二「やや、何か怪しい定食屋さんですよ」

ちさと「古〜い」

稲○淳二「こういう所のご飯が美味しいんですよ」

ちさと「へぇ〜」

ガラガラ

稲○淳二「どうも」

ちさと「おぢゃまします」

婆さん「いらっしゃぁい」

稲○淳二「2人で」

婆さん「おひとり様かぇ?」

ちさと「2人ですよ」

婆さん「はぁ、あたしはシカゴに孫はおりませんが」

稲○淳二「はははは」
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 00:28:31.90 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「これは美味しそうなチャーハンですねぇ」

ちさと「なんでスプーンをご飯に立てるんですか?」

稲○淳二「なんとなく」

ちさと「はぁ、じゃあ私もいただきます」

稲○淳二「お、そっちも美味しそうなラーメンですね」

ちさと「あげませんよ」ズルズル

稲○淳二「イジワル」
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 00:36:53.82 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「ごちそうさま」

ちさと「ごちそうさま!」

稲○淳二「おいしかったですねぇ」

ちさと「はい!」

稲○淳二「じゃあお代はここに置いておきますから」

ちさと「ごちそうさまです」

婆さん「あいよ」

稲○淳二「お腹いっぱいになったら疲れちゃいましたね」

ちさと(まだお腹空いてるなんて言えない・・・)

稲○淳二「ちょっと公園で休みませんか」

ちさと「はっ、はい」
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 00:43:04.24 ID:Ynn2a2DO
(河川敷公園)
稲○淳二「はい、ビックル」

ちさと「ありがとうございます」

稲○淳二「ちょっと話をしていいですか?」

ちさと「・・・怖いのは嫌です」

稲○淳二「いやいや・・・臨死体験ってのをしってますか?」

ちさと「りんしたいけん?」

稲○淳二「自分が死ぬときにねぇ、川が見えたりするんですよ」

ちさと「・・・やっぱり怖い話」ブスッ

稲○淳二「まぁまぁ、話はゆっくり聞いてください」

ちさと「・・・」
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 00:54:30.17 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「これもあたしの友達の話なんですがね。仮にこの友達をBさんとしましょうか」

稲○淳二「このBさんもね、臨死体験をしたって言うんですよ」

稲○淳二「ただ、よく聞く臨死体験とは違う。花畑や綺麗な川の話とはね」

稲○淳二「Bさんが見たのは、よくある普通の街だって言うんです」

稲○淳二「ただ、自分が知らない街でね。いつの間にか迷ってしまった」

稲○淳二「そしたらね、Bさん大きな川にかかってる橋を見つけた」

稲○淳二「目を凝らしてみると橋の向こうに知り合いがいて手を振ってる」

稲○淳二「Bさんも安心したんでしょうね。駆け足で橋を渡ろうとしたんです」
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:06:39.09 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「橋の中腹まで差しかかったころですかね」

稲○淳二「突然、後ろから「おい!おじさん!行っちゃダメだ!」って声をかけられた」

稲○淳二「無我夢中だったBさんもこれには驚いて立ち止まった」

稲○淳二「後ろを振り向くと、声をかけたらしい地元の方が立っている」

稲○淳二「Bさんもね、聞き返したんですよ。「何で行ったらダメなんだ?」ってね」

稲○淳二「そしたら地元の方がね「そっちは地獄だ」って言うんですよ」

稲○淳二「恐ろしくなったBさんが知り合いの方を向いて顔を見るとね」

稲○淳二「その知り合いが悔しそうな、悲しそうな顔して消えたそうです」

ちさと「・・・」

稲○淳二「次の瞬間、目を覚ましたら、Bさんは集中治療室にいたそうです」

ちさと「・・・」ゾゾゾ
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:16:13.51 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「この話には続きがありましてね」

稲○淳二「退院したBさんがお祝いに奥さんと旅行に行ったんです」

稲○淳二「大きな川のある宿場町でね。Bさんも行くのははじめてだった」

稲○淳二「でも、Bさんはふと既視感を感じた。「あれ?おかしいな。ここに来たことあったかなぁ?」」

稲○淳二「Bさん街を歩いてるうちにね。その疑問が確信に変わっていく」

稲○淳二「「これは、あの死に際で見た街だ」。そう考えたBさんは恐ろしくなった」

稲○淳二「それでもこらえて夢の通りに歩いて行くとね、やっぱり大きな川にかかってる橋があったんです」
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:22:01.26 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「「これはヤバい」。Bさんの体中から脂汗がぶわーっと出てきてね」

稲○淳二「その場から立ち去ろうとした瞬間、声をかけられた」

稲○淳二「恐る恐る後ろを向くと、夢に出てきた地元の方がいてね、こう言ったんです」

稲○淳二「「やっぱり死にに来たか」ってね」

ちさと「・・・」ガクガク

稲○淳二「終わりです」

ちさと「ぎゃぁぁぁぁ」
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:27:11.11 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「なんでこの話をしたかって言うとね」

稲○淳二「Bさんがいたのは夢の中か現実かが分からないからなんですよ」

ちさと「本当の話なんですか?」

稲○淳二「ええ、聞いた話ですけどもね」

ちさと「・・・」ギュ

稲○淳二「ははは、こわがらしちゃったかね」ニコニコ

ちさと「・・・怖い話はやめてください」
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:35:01.01 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「うんうん。でもねぇ、現実の世界が本当に現実なのかって証明ができないんですよ」

ちさと「・・・」

稲○淳二「もしかしたら、今見てる世界もリアリティのある夢かもしれない」

ちさと「夢?」

稲○淳二「はい。Bさんの臨死体験でもう面白いのは、普通の臨死体験よりもリアリティがあるんです」

ちさと「?」

稲○淳二「つまり、今見てる「現実」も夢の一部であるかもしれないということです」

ちさと「・・・」

稲○淳二「逆も然りでね。」

ちさと「淳二さんは現実じゃないんですか?」

稲○淳二「どうでしょう?あたしはね、今からそれを確かめて見ようと思います」

ちさと「え?」
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:42:04.46 ID:Ynn2a2DO
稲○淳二「川の向こうにさっきから手を振ってる人がいるでしょう」

ちさと「・・・ほんとだ」

稲○淳二「あたしね、行ってみようと思うんです」

ちさと「だ、ダメですよ」

稲○淳二「試してみたいんです」

ちさと「危ないですよ」

稲○淳二「大丈夫。試しですよ」

ジャブン!
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:44:03.70 ID:Ynn2a2DO
ジャバジャバ

ちさと「ダメですったら」

稲○淳二「お嬢ちゃんは戻りなさい」

ジャバジャバ

ちさと「そ、それ以上行ったら!」

稲○淳二「もう少し・・・」

ジャバジャバ

ちさと「ダメ――――!」

稲○淳二「!」

みき「ちさと!」
453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:47:22.04 ID:Ynn2a2DO
ちさと「お、お姉様!?」

みき「なにやってんだバカ!」

ちさと「じゅ、淳二さんが!」

みき「はぁ!?独りで川に浸かって何やってんだ!」

ちさと「じゅ、淳二さん!淳二さん!」

みき「いいから上がれ!風邪引くぞ!」

ちさと「淳二さん・・・」
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:50:34.96 ID:Ynn2a2DO
みき「おバカ・・・心配かけんな」ギュ

ちさと「・・・お姉様」

みき「帰るぞ」

ちさと「・・・」

みき「どうした?」

ちさと「腰が抜けました」

みき「はぁ?・・・仕方ないなぁ」スッ

ちさと「?」

みき「おんぶだよ」
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 01:55:35.11 ID:Ynn2a2DO
(帰路)
みき「お前本当に何やってんだ?」

ちさと「淳二さんとお話してたんです」

みき「誰だよ」

ちさと「テレビから出てきた・・・」

みき「寝ぼけてたんじゃねぇの?」

ちさと「そうなんでしょうか?」

みき「ん?何持ってんの?」

ちさと「これは・・・」

ちさと「ビックルの・・・ビン」

ちさと「淳二さん・・・」




―あたしね、その時背中にいやーな感じがしたんですよ。でもね、振り向けない。振り向きたいけど振り向けない。金縛りって言うんですかね編―
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 01:59:15.21 ID:eFDOSigo
乙乙
夢の世界といい・・・ちーちゃんはそう言う体質なんですかねww
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 02:01:14.80 ID:Ynn2a2DO
(自宅)
ニュース『稲○淳二さんが搬送された病院で意識を回復されたようです』

男「へぇ、稲○淳二って事故ってたんだ」

部下「いやぁ、生きてて良かったですね」

男「まったくまったく」

こゆき「稲○淳二ってだれ?」

男「芸能人だよ。怪談話がうまいんだ」

こゆき「やだ!怖いわダーリン!」ニャンニャン

部下「でへー」ニャンニャン

男「・・・いいなぁ」

ニュース『次のニュースです』

ガチャ

みき「たらいま」

ちさと「たらいまですぅ」
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 02:14:41.43 ID:Ynn2a2DO
(定食屋)
婆さん「おお、あやこじゃないか。どうしたんだい」

あやこ「近くを通ったから寄ったのよ」

婆さん「そうかいそうかい」

あやこ「元気?」

婆さん「元気だよぉ。今日ねぇ、変な子が来たんよ」

あやこ「どんな?」

婆さん「独りなのに2人って言ってね。炒飯とラーメン頼んだのよ」

あやこ「へぇ」

婆さん「したらねぇ、その子ったら炒飯にスプーン突き立てて」

婆さん「独り言を呟きながらニコニコしてんの」

あやこ「・・・」

婆さん「怖かったわよぉ」

あやこ「・・・やめてよ。夜トイレにいけなくなっちゃうわ」

婆さん「あんたまだ、日が暮れると独りでトイレに行けないのかい!?」

あやこ「・・・そうよ」
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/06(月) 02:16:03.21 ID:Ynn2a2DO
後日談含め終わり
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 02:16:41.53 ID:eFDOSigo
今度こそ乙
あやこ先生に新たな一面ww
461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 02:18:59.53 ID:5B0IoLgo
乙乙
珍しく世にも奇妙な物語的なお話だったな。こういうのもいいね!
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 06:56:10.69 ID:O7Lwgwco
なんなんだ、これ?
素晴らしく面白い
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 08:23:06.47 ID:6HX.Ry.o
gdgdなままかと思ってたらまさかこうなるとはね…
乙でした
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/06(月) 09:13:09.09 ID:cpGwg02o
ちーちゃんの存在感がえらいこっちゃ
おっつん
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/07(火) 01:09:25.19 ID:LiJGzV6o
なんかいいふいんきの話だった
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 02:02:57.28 ID:SkufR.DO
どうやら新規の読者さんがいらっしゃるようなので
一番はじめの話だけリメイクして良いかしら
辻褄合わせにちょっと改変するけど

んなもん必要ねぇ!って言うなら別の話書く
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/07(火) 02:05:54.32 ID:OB03YHko
>>1の書きたいものを書けばいいよ!俺らはそれを読んで楽しむだけさ!
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/07(火) 02:13:07.21 ID:K/cGB9ko
いいな!それ!
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 02:19:48.28 ID:SkufR.DO
あ、今日は寝るから書くのは明日よ
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/07(火) 02:22:25.27 ID:OB03YHko
じゃあ今から明日に向けてわくわくしてるわ……
471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/07(火) 09:28:55.63 ID:s/3Vdoko
舞ってる
472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 21:24:54.84 ID:SkufR.DO
―幼女「私の負けだ・・・殺せ」編―

幼女「私の負けだ・・・殺せ」

男「・・・」

幼女「しかし、私を倒しても第2第3の幼女がお前を倒しに・・・」

男「くるのか!?」

幼女「へ?」

男「来るのかと聞いている!」

幼女「ひぃ」
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 21:42:50.10 ID:SkufR.DO
幼女「く、くるよ」

男「いつ!?」

幼女「ひぃ」

男「いつだと聞いてるんだ!」

幼女「れ、れんらくがないとあさってにはきます・・・」

男「よしっ!よしっ!」グッ

幼女(なんだこいつ)
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 21:51:42.33 ID:SkufR.DO
男「その・・・明後日くるのは、どんなやつなんだ?」

幼女「えーとね、ちーちゃんとみきちゃん!」

男「何歳?」

幼女「ちーちゃんが4つで、みきちゃんが6つ!」

男「ほう・・・」タラリ

幼女「はなぢ!」

男「おっと」

幼女「きたない」

男「やかましい」
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 22:08:20.48 ID:SkufR.DO
男「ちーちゃんとみきちゃんはどんな娘なんだ?」

幼女「ちーちゃんはねー、いぎりすとにほんのはーふなの」

男「・・・」

幼女「だからきんぱつでおめめがあおいの!」

男「いいな!それ!」

幼女「ひぃ」

男「みきちゃんは!?」

幼女「み、みきちゃんはね、わからないの」

男「はぁ?」

幼女「おとなしいこだから・・・わからないの」

男「ふーん」
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 22:24:57.41 ID:SkufR.DO
男「まぁいいや、今日は帰っていいよ」

幼女「・・・」ショボン

男「どったの?」

幼女「まけたからかえれない・・・」

男「なんで?」

幼女「おこられる・・・」

男「しかたねぇなぁ」

幼女「・・・?」

男「とりあえず今日はうちに泊まれ」

幼女「いいの!?」

男「ああ、捕虜な」

幼女「えへへ」

男「じゃあアイス買って帰ろっか」

幼女「うん!」
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 22:50:06.40 ID:SkufR.DO
(自宅)
男「さぁ入った入った」

幼女「おじゃまします」

男「お風呂にする?ご飯にする?それとも・・・」

幼女「ごはん!」

男「それとも」

幼女「ごはん!」

男「醤油と味噌ならどっちがいい?」

幼女「とんこつ!」

男「とんこつは俺の!」

幼女「とーんーこーつー!」
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 22:58:37.87 ID:SkufR.DO
男「・・・」メソメソ

幼女「〜♪」ズルズル

男「俺の・・・とんこつ・・・」

幼女「おかわり!」

男「ない!」

幼女「ぶぅ」

男「ほら、食べたなら風呂入って寝るぞ」

幼女「うん」

男「・・・」ニヤリ

幼女「?」
479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 23:12:05.49 ID:SkufR.DO
幼女「おふろ〜♪」ヌギヌギ

男「・・・」カチャカチャ

幼女「・・・」

男「・・・よし」

幼女「「よし」じゃない」

男「さぁ、入ろう」ヌギヌギ

幼女「こらこら」

男「・・・何?」

幼女「そのかめらはなに?」

男「こ、これは・・・」

幼女「ぼっしゅう」ベキンッ

男「アンナ(14000円)ぁぁ!」
480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 23:34:15.62 ID:SkufR.DO
男「・・・」モガモガ

幼女「そこでおとなしくねてなさい」

男「・・・!!」ジタバタ

幼女「おふろ〜♪」

ガチャ・・・バタン

男(ぐぅ・・・ロリコンがここで負けてたまるか)

男「・・・ふ、ふぉぉぉ!」ブチブチ

幼女「・・・フンフーン」ザー

ガチャ!

幼女「!?」

男「ふはははは!お兄ちゃんも一緒に入るぞ!」プラーン

幼女「・・・きゃ」

男「・・・」プラーン

幼女「・・・はん!」ビシッ

男「・・・ほぎゃぁぁ!」
481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 23:49:53.45 ID:SkufR.DO
幼女「いいおゆでした」

男「・・・」ビクンビクン

幼女「あいすはどこかしら」

男「お、おにんにんがこわれちゃったよう」

幼女「あいすどこー?」

男「れ、冷凍庫です」

幼女「やっぱあいすはまっちゃだよね」

男「・・・そうですか」

幼女「あしたはどうするの?」

男「明日は2人の幼女の対策を立てる」

幼女「ふーん」
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/07(火) 23:58:49.38 ID:SkufR.DO
男「だからちーちゃんとみきちゃんの情報を教えて欲しい」

幼女「しゃべらないよ?」

男「明日のアイスはバニラ味な」

幼女「そ、それだけはかんべんしておくれ」

男「じゃあ喋れ」

幼女「ぐぅ、すまない。ちーちゃんとみきちゃん」

男「まず、ちーちゃんからだ」

幼女「うん。ちーちゃんはね・・・」
483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 00:16:29.28 ID:/kBQc6DO
男「なるほど、ちーちゃんはスナイパーでみきちゃんはナイフファイターね」

幼女「うん」

男「なるほど、これでいくつか対策を立てられる」

幼女「ふたりともつよいよ〜」

男「なぁに、俺の空間で戦えば勝てるさ」

幼女「・・・ころすの?」

男「・・・」

幼女「・・・」

男「安心しろ。できるだけ、殺さない」

幼女「・・・うん」

男「今日は寝よう」

幼女「うん」
484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 00:34:14.06 ID:/kBQc6DO
(翌日)
男「さぁ、おきろ!罠を張りに行くぞ!」

幼女「うにゅ」ゴシゴシ

男「今日はいそがしいぞ〜」

幼女「なんでうれしそうなの?」

男「明日には俺を求めて幼女が訪れる・・・」

幼女「・・・」

男「3人の幼き少女に囲まれるなんて、俺は幸せだ・・・」

幼女「あかん。こいつほんものや」

男「ほら、スーパーに行くよ」
485 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 00:56:33.54 ID:/kBQc6DO
(スーパー)
男「え〜と、小麦粉に醤油・・・」

幼女「・・・」

男「あっ、味噌も切らしてたんだっけ・・・」

幼女「・・・あのー」

男「うん?」

幼女「たいさくは?」

男「だからこうやって罠の材料を買ってるんだろうが」

幼女「はぁ」
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 01:05:49.53 ID:/kBQc6DO
男「よし!材料は準備完了だ」

幼女「なんでがんぷら?」

男「囮だよ」

幼女「おとりになるかなぁ・・・」

男「アッシマーじゃだめかな?」

幼女「そういうもんだいじゃ・・・」

男「さて、次はスナイプポイントに罠をしかけるぞ!」

ぐぅ〜

幼女「・・・おなかへった」

男「お昼食べてからにするか」

幼女「うん!」
487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 01:30:41.69 ID:/kBQc6DO
ねるす
488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/08(水) 01:45:03.39 ID:zfbS0yEo
489 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/08(水) 01:46:40.32 ID:mdrHy8oo
おつ
懐かしいと思ったらもう三カ月も前になるのか…
早いなあ
490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/08(水) 02:38:57.62 ID:.kDgmf6o
乙 アッシマー懐かしいwwww
491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/08(水) 10:18:09.52 ID:G7hz712o
おつーん
492 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 18:50:08.85 ID:/kBQc6DO
(マク○ナルド)
幼女「なぁにここ?」

男「マクド○ルドだよ」

幼女「あれは?」

男「ハンバーガーだよ」

幼女「うまそう」ジュルリ

男「何食べたい?」

幼女「えーとね!てりやきば」

男「却下」

幼女「・・・べーこんれた」

男「却下」

幼女「・・・まっくぽーく」

男「マックポーク2つで」

店員「かしこまりましたぁ」
493 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 19:02:12.06 ID:/kBQc6DO
男「・・・で、何故俺を狙ったんだ?」

幼女「・・・」ハグハグ!!

男「・・・」

幼女「・・・」ハグッハグッ!!

男「おい」

幼女「うまーい!」

男「そうかい」

幼女「おかわり!」

男「ないよ」

幼女「お兄ちゃんの・・・」キラキラ

男「ぐ、しかたねぇな・・・」スッ

幼女「わぁい!いただきま・・・?」

男「・・・」ジー

幼女「なにみてんの?」

男「いや、関節キスだなぁって」

幼女「・・・かえす」

男「そ、そんな!」
494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 19:32:52.98 ID:/kBQc6DO
男「で、あらためて聞くが、俺を狙った理由はなんだ?」

幼女「めーれー」

男「命令?誰の?」

幼女「せんせー」

男「先生?」

幼女「うん」

男「どんな人なんだ?」

幼女「わかんない・・・あったことないから」

男「ふむ・・・」
495 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/08(水) 19:41:18.57 ID:/kBQc6DO
男「じゃあ・・・お前は組織のことはなにも分からないんだな」

幼女「うーん、うん」

男「そうか・・・」

幼女「ごめんね」

男「いやいいよ。末端の構成員に情報が行き届かないことはままある」

幼女「ふーん」ゴクゴク

男「水飲んだら行くぞ」

幼女「うん!」
496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 00:00:13.97 ID:cAnB4EDO
(スナイプポイント)
男「このヒモをここに結べば・・・」

幼女「・・・」

男「できあがり!」

幼女「ねずみとり?」

男「ち、チガウ!全方位対応対人自動捕獲機だ!」

幼女「びみょー」

男「これでいいの!」

幼女「ふーん」
497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 00:08:58.87 ID:cAnB4EDO
幼女「ちーちゃんもこれにひっかかるほどばかじゃないよ」

男「大丈夫さ」

幼女「なんで?」

男「アッシマーだからさ」

幼女「ちーちゃんはあっしまーよりぎゃぷらんのほうがすきだよ」

男「ギャプラン!?聞いてないぞ!」

幼女「きかれてないもん」

男「しまったなぁ・・・」

幼女「ざまぁ」

男「バニラ」

幼女「ほんとうにもうしわけありませんでした」

男「しかたない・・・今回はアッシマーで代用しよう」
498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 00:18:40.99 ID:cAnB4EDO
幼女「みきちゃんはどうするの?」

男「ナイフファイターってのは神出鬼没だからな、戦いづらい」

幼女「うん」

男「だから何か情報をよこせ」

幼女「やだ」

男「ハーゲンダッツ」

幼女「みきちゃんはおかっぱぱっつんめがねのこだよ!」

幼女「それにね!よるのうちにくるよ!」

男(ハーゲンダッツで仲間を売りやがった・・・)

幼女「ごめんねみきちゃぁぁぁぁん!!!」ジュルリ
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 00:31:07.59 ID:cAnB4EDO
男「じゃあ帰りに買おうな」

幼女「ふひ、はーげんだっちゅ・・・」ニヤニヤ

男(かわいい・・・)

幼女「さぁ!はやくかえろ!」グイグイ

男「おっ、おい!引っ張るなよ」

幼女「うーふーふー♪」

男(夜中のうちに攻めてくるなら自宅で迎え撃つ必要があるな・・・)

男(あれを使うか・・・)
500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 01:32:50.43 ID:cAnB4EDO
ねゆ
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/09(木) 02:10:05.39 ID:F1CDz/Io
懐かさの中に設定が変わってる新鮮さがいい乙
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/09(木) 10:24:34.66 ID:N7Mef.Uo
おっつん
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 20:03:26.75 ID:cAnB4EDO
(自宅)
幼女「なにやってんの?」

男「罠」

幼女「おうちのなかで?」

男「狭い室内の方が効果があるからね・・・」カチャカチャ

幼女「ふぅん」

男「・・・できた!」

幼女「おぉ!・・・なにこれ」

男「それは見てのお楽しみ・・・一緒にお風呂入ろっか」

幼女「ことわる」

男「・・・」
504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 20:15:32.07 ID:cAnB4EDO
(お風呂)
幼女「〜♪」

幼女「・・・?」

幼女「くる」

男「何が?」プカリ

幼女「・・・みきちゃん」ザバッ

男「ほぁ!ツルペタ!」ブプッ

幼女「なにかってにはいっとんじゃぁぁぁ!」ズブリ

男「め、目がぁぁぁ!」

ビー!ビー!ビー!

幼女「!?」

男「かかった!」
505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 20:56:50.64 ID:cAnB4EDO
(玄関)
ビー!ビー!ビー!

みき「しまった・・・気付かれた!?」

男『ふはははは!かかったな!』

みき「!?」

男『貴様がくることは分かっていたのだ』

みき「なんだと!どこだ!」

男『今、私は外にいる』

男『捕虜から得た情報で君のことは・・・イタッ!何すんだよ!』ピーガー

みき「?」

幼女『あー、みきちゃん?あたし、いってないからね』

男『ハーゲンダッツ買ってあげたじゃん!』

幼女『やかましい!』ズビシッ

みき「あのバカ・・・アイスで情報を売ったのか」ビキビキ
506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 21:21:32.54 ID:cAnB4EDO
男『気を取り直して・・・投降する気はないか!』ピーガー

みき「・・・ない!」

男『なら、力ずくで従ってもらおう!』ピッ

みき「・・・!」

男『・・・あれ?』ピッピッ

みき「・・・?」

幼女『お兄ちゃん、それテレビのリモコン』

男『あ、すまんね』ピッ

みき「あのバカ・・・」

バフン・・・

みき「ゴホッ・・・小麦粉!?」

男『昼間に買った小麦粉だ。空気中に一定濃度の粉末が飛散した状態で着火すると・・・』

みき「粉塵爆発・・・!」

男『YES!』

チッ
507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 21:36:59.11 ID:cAnB4EDO
ズドン!!

男「ふはははは!」

幼女「ああ・・・みきちゃん」

男「まさに読み勝ち!」

幼女「おうちどうすんの?」

男「あっ!」

幼女「・・・」

ガラララッ

みき「ぐっ・・・」

男「よしよし、予想通り丈夫だな」

みき「く、くそ・・・」バタリ
508 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 21:47:08.47 ID:cAnB4EDO
(スナイプポイント:明け方)
???「・・・」コソコソ

???「みきお姉様が失敗するとは思えませんが・・・」コソコソ

???「私も準備しておかなければ・・・」コソコソ

???「・・・?」コソコソ

???「こっ、これは!PGアッシマー!」

???「そんな・・・なんでこんなところに」
509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 22:00:00.22 ID:cAnB4EDO
???「もしかして、これは常日頃から可愛い私へ神様からの贈り物・・・?」

???「やだ、神様ったら・・・///」

???「ギャプランの方が好きなのを知っててアッシマーを・・・」

???「仕方ありません。とりあえずいただきますわ」ジュルリ

???「ハァハァ」スッ

バチン!

???「ぎゃぁ!」

???「いだだだだ!」

ビシュルルル!

???「ほぁ!?」
510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 22:08:53.51 ID:cAnB4EDO
(自宅跡)
みき「・・・」

男「・・・」モミモミ

みき「・・・?」ビク

男「やらかい・・・」

みき「・・・!」ガバッ

男「おはよう」

みき「なにをしている」

男「マッサージを・・・」

みき「やめっ、いででで!」

男「ケガしてるから動かない方がいいよ」
511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 22:14:33.15 ID:cAnB4EDO
みき「手当てしてくれたのか・・・」

男「ああ、命に別状はない」

みき「そうか・・・」

幼女「はい」スッ

みき「これは・・・?」

男「ハンバーガーだ」

みき「くれるのか・・・?」

男「あぁ。食べたことないんだろう?」

みき「・・・」パクッ

幼女「おいしいでしょ」

みき「ああ・・・うまい」ホロリ
512 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/09(木) 22:33:19.72 ID:cAnB4EDO
男「さて、次はしかけた罠を見に行こう」

幼女「かぶとむしとりにいくみたい」

男「さて、かわいい幼女が採れてるといいが・・・」

幼女「ちーちゃんかわいいよ」

男「うひょー!」

みき「どこに行く?」

男「ああ、ちーちゃんを捕まえに行く」

みき「罠を張っていたのか!?」

男「うん」

みき「お前・・・何者だ?」

男「「正義の味方」さ」
513 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/09(木) 23:13:10.82 ID:Llw5XmYo
うっひょー
514 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 00:11:41.21 ID:.MnN672o
いいな!それ!
515 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 00:15:41.53 ID:TlPcV5Eo
いいな!それ!
516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/10(金) 00:34:11.20 ID:0QnryMDO
(スナイプポイント)
男「な」

幼女「・・・」

ちさと「えっぐ、ひっぐ」ボロボロ

男「かかっただろ」

幼女(ちーちゃんってバカだったのか)

ちさと「お゛ね゛え゛さ゛まぁぁぁ」ボロボロ

幼女「ねずみとりにもかかってる・・・」

ちさと「痛いれすぅぅぅ」ボロボロ

男「おっ、パンツ丸見え」パシャシャ!!

幼女「ぼっしゅー」ベキン

男「ナナリー(5900円)が!」
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/10(金) 00:40:37.67 ID:0QnryMDO
男「さて、これで次の幼女を釣る餌ができた」

幼女「もうこないよ」

男「マジで!?」

幼女「まじで」

みき「私たちはこれで「廃棄処分」だ」

男「そんな・・・」

みき「もう帰る場所もない・・・殺せ」

幼女「・・・」

男「残念だが、それはできない」

みき・幼女「!?」

男「11歳以下は殺さない主義なんだ」

幼女「お兄ちゃん・・・」
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/10(金) 00:44:51.99 ID:0QnryMDO
みき「今殺さないと後悔するぞ」

男「殺したら今後悔することになる」

幼女「・・・」

男「だから、俺は殺さない」

みき「じゃあ、私たちはどうすれば良いんだ・・・」

男「困ってる幼女を助けるのも、「正義の味方」の務めさ」

幼女「あたしたちを・・・たすける?」

男「ああ」
519 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/10(金) 00:50:39.23 ID:0QnryMDO
みき「信じていいのか?」

男「もちろん」

幼女「お兄ちゃん!」ギュ

男「だから、うちにおいで」

みき「・・・」ボロボロ

男「さぁ」

みき「こんなに人に優しくされたのははじめてだ・・・」ギュ

男「大丈夫。ずっと守るから・・・そのかわり」

みき「・・・?」

幼女「そのかわり?」

男「一緒にお風呂入ろ」

みき「おい、何なんだコイツ」

幼女「ろりこん」




   ―幼女「私の負けだ・・・殺せ」編―完
520 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/10(金) 00:55:08.54 ID:0QnryMDO
(スナイプポイント)
ちさと「なんで私だけほっとかれてるんでしょう・・・」

ちさと「ねずみとりで指も痛いし・・・」

ちさと「それに・・・」モジモジ

ちさと「おじっご・・・」ウルウル

ちさと「う、ううう」

しょわぁぁぁ

ちさと「う・・・」グスン



みき「おーいちさとー」

幼女「うわっ、きたねぇ!」

男「幼女のお漏らし・・・」ププッ

幼女「うわっ、はなぢきたねぇ」
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/10(金) 00:56:28.18 ID:0QnryMDO
スッキリまとめてみました
終わり
522 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 01:00:05.92 ID:FhSK.Hwo
ふぅ・・・
523 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 01:02:32.92 ID:5gNa2koo
いいな!乙!

どこが変わってるのか全然覚えてなかったけど
524 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 02:24:21.88 ID:xz/wJC2o

リメイク聞いた時に読み返したがやっぱり面白かったww
てかカメラが最近のより安物ww
質の良い画がどんどん欲しくなったんだなwwww
525 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/11(土) 21:35:35.32 ID:jryIR6DO
ちさと「かくよ」
526 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/11(土) 21:43:29.89 ID:jryIR6DO
―しゃっくり編―
みき「ひっく」

みき「?」

みき「ひっく」

男「しゃっくり?」

みき「しゃっくりって何?」

男「しゃっくりだよ」

みき「・・・?」

男「100回したら死ぬんだよ」

みき「マジで!?」

男「うん」

みき「そんなバカな・・・ひっく」

男「三回」

みき「ちょっ、ふざけんな」
527 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/11(土) 21:55:59.56 ID:jryIR6DO
みき「なんでそんな落ち着いてんのさ!」

男「まぁ、大概は100行く前に止まるし」

みき「な、なんだぁ」ホッ

男「さぁ、学校に行っておいで」

みき「ひっく(4)」

みき「なんかカウンターが出た!」

男「よくあるよくある」

みき「不安・・・」
528 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/11(土) 22:04:53.07 ID:jryIR6DO
(学校)
みき「ひっく(7)」

きょうこ「おほほ!しゃっくりなんて子供っぽい」

みき「・・・子供です」

きょうこ「今日こそぎゃふんと言わせてやりますわ!」

みき「ぎゃふん」

きょうこ「ムキー!バカにして!」

みき「ひっく(8)」

きょうこ「しゃっくりは100回やったら死ぬんですわよ!」

みき「・・・うるさいなぁ」

きょうこ「ほほほ!しゃっくりで死ぬなんて恥ずかしい!・・・ひっく(1)」

みき「・・・」ポカン

きょうこ「・・・」
529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/11(土) 22:20:07.09 ID:jryIR6DO
きょうこ「ほぎゃぁぁぁ!」

みき「ぶひゃひゃ!ざまぁみろ!」

きょうこ「ひっく(2)」

みき「ひっく(9)」

きょうこ「・・・」

みき「・・・」

きょうこ「ちょっ!どうするんですの!責任とりなさい!」

みき「まぁ、落ちついて。話によると100行く前に止まるそうよ」

きょうこ「そ、そうなんですのね」ホッ

きょうこ「ひっく(3)」

みき「ひっく(10)」

きょうこ「はわわわわわ」

みき「ヤバい・・・あと90か」
530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/11(土) 22:40:08.88 ID:jryIR6DO
(授業中:体育)
あやこ「今日はうちのクラスと合同授業です」

みき「ひっく(22)」

きょうこ「みきさん、止まる気配が無いんですけど」

あやこ「さて、何やります?」
愛染先生「そうですなぁ」

くろま「どっじぼーる!」

あやこ「死人が出るわ」

くろま「ぶぅ」

きょうこ「ひっく(17)」

みき「これはマズいな・・・」
531 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/12(日) 00:11:01.96 ID:H3TDC6DO
きょうこ「ところでみきさん」

みき「ん?」

きょうこ「どこまで数えたら100なのかしら?」

みき「はぁ?」

きょうこ「・・・あ、あたくしは20までしか分からないんですの!」

みき「99の次だよ」

きょうこ「???」

みき「ああら、きょうこさんともあろうお方が分からないのかしら!」

きょうこ「ムキー!ひっく(18)」

みき「・・・」ニヤニヤ
532 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/12(日) 00:17:50.64 ID:H3TDC6DO
きょうこ「いやですわ・・・。こんな見え透いたメガネ萌キャラと同じ死に方するなんて」

みき「あぁん!?」カチン

きょうこ「あら、聞こえてしまいまして?」

みき「やんのかコラ」ビキビキ

きょうこ「きゃっ、汚い言葉づかい!」

みき「ぐ、ケンカで勝てないからって・・・」

きょうこ「・・・ケンカで勝てない?」

みき「ひっく(24)」

きょうこ「それはこれをみてから言ってもらいましょうか!・・・ジュワッチ」

シュビビビーン!!!
533 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/12(日) 00:23:57.45 ID:H3TDC6DO
ねる
534 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 00:26:33.37 ID:5r1JsqYo
おいっ!ナニに変身したんだおいっ!乙
しゃっくりにちゃんとカウント入ってる所が好きww
535 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 04:39:43.29 ID:Yaxm/0wo
キリ悪すぎだろwwwwww乙
536 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/13(月) 12:06:44.50 ID:WQvGGgDO
あっはっは
岐阜まで来たのに面接ではどもるわ作文は半分しか書けないわ
もうやだ死ぬ
537 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 16:41:33.28 ID:OvWgIz6o
PGアッシマーが出るまでは死なないで!
538 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/14(火) 00:36:54.28 ID:5zA.doDO
よし、かく
539 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/14(火) 00:39:21.66 ID:uMiR26SO
読む
540 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/14(火) 00:48:24.32 ID:n1FMcBUo
よし
541 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/14(火) 01:06:44.42 ID:5zA.doDO
シュビビビーン!

みき「こ、これは!?」

きょうこ「おほほほほ!」

ぼいんっ

みき「巨乳!?」

きょうこ「そうですわ!」

みき「なっ・・・!?」

きょうこ「これぞ!より強く、美しいあたくし!」

みき「デカい!」

きょうこ「きょうこちゃん17歳ヴァージョン!」ババーン
542 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/14(火) 04:41:05.60 ID:5zA.doDO
みき「なんでネコ耳つけたら大人になんのさ!」

こゆき「説明しよう!」

みき「姉さん!?」

こゆき「あのネコ耳は私が開発した新兵器だ」

こゆき「名付けて、「オトナ耳!」

みき「オトナ耳・・・」

こゆき「カタカナがエロティックだろ」

みき「はぁ・・・。よくわかんない」

こゆき「オトナ耳を着けると・・・オトナになる!」

きょうこ「ひっく(19)」

こゆき「ひっく(25)」
543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/14(火) 20:24:06.85 ID:5zA.doDO
こゆき「正確に言うとだな、オトナ耳が装備者の細胞をナノセンサーでスキャンして」

こゆき「オトナ耳に圧縮内臓されている人工細胞素にペーストする」

こゆき「そして、ペーストした細胞を定着させて」

こゆき「オトナのボディを手に入れられるのだ!」

みき「なるほど・・・じゃあ粘土で大人のカラダを作っただけなのね」

きょうこ「!」ギクッ

みき「そんなんで私に勝てると思うなよ!」
544 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/14(火) 21:44:11.99 ID:5zA.doDO
みき「おっぱいばっか成長しても・・・」

きょうこ「ひぃぃ」ガタガタ

みき「私にゃ勝てないよ!」ボキッボキッ

きょうこ「こっ、こっちにくるなぁぁ!」ジタバタ

こゆき「・・・1つ言い忘れたことがある」

バキッ!

みき「!?」

ズガガガガ!

くろま「ふっとんだ!」

こゆき「細胞素に筋力を強化する情報付加すれば・・・」

こゆき「最強の戦士が作れる」

きょうこ「ひっく(20)」
545 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/14(火) 21:56:36.91 ID:5zA.doDO
ガララッ

みき「いでで・・・」

こゆき「実験成功だな」

みき「余計なことを・・・」

きょうこ「ほほほ!見たことか!」

みき「ひっく(26)・・・くそ!」

きょうこ「さぁかかってらっしゃい!」

みき「なめるなよぉ!」グッ

ガンッ!ガンッ!

きょうこ「いだい!」

みき「いだ!」

あやこ「こら」
546 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/14(火) 22:51:05.93 ID:ab4I7UAO
心の支援
547 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 00:37:36.19 ID:5sgqCsDO
あやこ「ケンカすんな」

きょうこ「だって・・・」

みき「こいつが・・・」

あやこ「あれを見なさい」

きょうこ「?」

あやこ「あなたたちが壊した学校よ」

みき「・・・」

あやこ「それと愛染先生もケガしたわ」



愛染先生「いてて」

不動「大丈夫ですか!」オロオロ

愛染先生「ああ、大丈夫だよ」

不動「良かった・・・先生にもしものことがあったら」ボロボロ
愛染先生「不動・・・///」ビビン

不動「先生・・・///」



きょうこ「・・・」ガビーン
548 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 00:43:32.49 ID:5sgqCsDO
あやこ「あやまりなさい」

みき「ごめんなさい・・・」ショボン

きょうこ「ごめんなさい」ショボン

あやこ「まったく・・・なんでケンカしたの?」

みき「こいつが・・・バカにするから」

きょうこ「・・・ひっく(21)」

あやこ「なんでそんなにイライラしてるの?」

きょうこ「・・・しゃっくりが止まりませんの」

みき「ひっく(27)」

あやこ「それくらいのことで・・・」

みき「だって、100回したら死ぬんでしょ!」

きょうこ「あたくし、まだひっく(22)死にたくないですわ!」

あやこ「・・・ぷっ」

あやこ「あっはっはっは!」
549 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 00:48:07.57 ID:5sgqCsDO
みき「なんで笑うのさ!」

きょうこ「ひっく(23)ヒドいですわ!」

あやこ「そんなの迷信よ!100回もしゃっくりした人なんて見たことないわ!」

みき「そ、そうなの?」

あやこ「そうよ、そんな嘘を教えたのは誰かしら?」

みき「・・・兄さん」

あやこ(あのバカたれ・・・)

きょうこ「でも、もし100回しゃっくりしちゃったら・・・」

あやこ「大丈夫よ。今止めてあげるわ」
550 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 00:53:08.13 ID:5sgqCsDO
あやこ「しゃっくりはね、驚いたりすると止まるのよ」

みき「・・・そうなの?」

あやこ「ええ」

きょうこ「でも・・・さっき散々驚きましたわ」

あやこ「あんたたちは並大抵のことじゃ驚かないからね・・・」

みき「じゃあどうやって・・・ひっく(28)」

あやこ「ちょうど、かなりビックリするイベントがあるわ」

きょうこ「イベント?」

あやこ「そう、校長室でね」
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 01:01:01.27 ID:5sgqCsDO
(校長室前)
あやこ「今日の朝早くにね。不審者が見つかったの」

みき「へ〜」

きょうこ「怖いですわ」

あやこ「それを愛染先生と校長先生が捕まえてね。今、尋問してるのよ」

みき(なんちゅう学校だ・・・)

あやこ「その尋問が凄まじくてね。あなたたちでもかなりビックリするはずよ」

きょうこ「そんなのへっちゃらですわ・・・ひっく(24)」

あやこ「ふふふ、じゃあドアに耳を当てて・・・」

きょうこ「・・・」ピタ

みき「・・・ひっく(29)」ピタ
552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 01:10:58.40 ID:5sgqCsDO
(校長室)
校長室「君の持ってきたカメラには我が校の生徒が写ってるのだが・・・」

???「し、知りません!」

みき(?)

校長先生「知らない?ふむ、まあよかろう」

校長先生「君は洗濯バサミと電極だったらどっちがいいかね?」

みき(なんか聞いたことのある声だな)

きょうこ(・・・)ドキドキ

???「へ?」

校長室「じゃあ洗濯バサミね」パチン

???「ぎゃ、ぎゃぁぁ!」

校長室「我が校の生徒を許可なく撮影するのは・・・」ブブブブブ

???「まっ、待ってください!そんな大きいものは入りませんって!」

校長室「いけないことだ・・・」ニヤリ

ズブリ

???「ふ、ふぎゃぁぁあぁぁぁあ!!!!」



みき(!!?)ビクッ

きょうこ(!!?)ビクッ
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 01:11:42.08 ID:5sgqCsDO
校長室ってなんじゃい
校長先生ね
554 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 01:15:10.89 ID:MDNLogso
なんて事だ…またしてもジュンのおしりが…
555 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 01:16:47.08 ID:5sgqCsDO
(校長室前)
あやこ「はいそこまで」

みき「いっ、今!中で誰かが」

きょうこ「大変なことに!」

あやこ「大丈夫よ。多分死んでないわ」

みき「そういう問題なんか・・・」

きょうこ「・・・あれ?」

あやこ「止まったでしょ?」

みき「ほ、ほんとだ!」

きょうこ「良かったぁ!」ホッ

あやこ「さぁ!授業に戻りましょう!」

みき・きょうこ「うん!」



   ―しゃっくり編―完
556 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 01:22:04.41 ID:5sgqCsDO
(自宅)
こゆき「ダーリン!みてみて!実験が成功したの!・・・ってあれ?」

男「こ、こゆきちゃんか?」

こゆき「そうよ。17歳ヴァージョン」

男「へ〜」

こゆき「ダーリンは?」

男「さあ?朝から見てないけど」

こゆき「どこ行ったのかしら・・・」

男「ところで・・・なんで17歳?」

こゆき「オトナの魅力でダーリンをメロメロに・・・」

男「いや、あの人もロリコンだし」

こゆき「し、しまった!」
557 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 01:26:50.18 ID:5sgqCsDO
(校門前)
部下「・・・」ビクッ!ビクンビクン!!

くろま「・・・」

部下「・・・」ビビクン!!

くろま「・・・なにやってんの?」

部下「・・・だ」

くろま「?」

部下「いやだぁぁぁぁ!」ダキッ!!

くろま「!?」

部下「いやだいやだいやだ」

くろま「やかましい!」ズビシッ

部下「ぐはっ・・・」バタリ

くろま「あんしんせい。みねうちじゃ」
558 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/15(水) 01:27:54.12 ID:5sgqCsDO
後日談含め終わり

あかん、完璧にグダグダ
559 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 01:42:48.99 ID:JzpmEcDO
>>557
部下だったのか…ジョンだと思ってたww
560 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 02:46:40.64 ID:RFxzKtco
校長は相変わらずだ…
つーかあやこ先生はなんてものを聞かせてるんだwwwwww
561 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 08:30:20.91 ID:azdRcIAo
おっつん
実は学校が黒m…おっと誰か来たようだ
562 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 02:40:26.07 ID:9axYVago
部下がロリコンだったて事を忘れてた
と言うかこゆきっちゃんがいるのに他の子の写真とったら浮気なんじゃ…
563 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 02:48:47.27 ID:wPF20poo
>>562
浮気だよなww
校長にはもっと痛めつけてもらわないとww
564 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 10:46:35.00 ID:admWiEDO
核よ
565 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 12:28:48.70 ID:admWiEDO
―ワクワク!多摩動物公園編―
男「と、いうわけで多摩動物公園に来ましたー!!」

ちさと「わーい!」

くろま「くさいー!」

みき「ねむいー!」

あやこ「テンション高っ」

男「ふふふ、実は動物園にくるのはじめてなんです」

あやこ「へぇ」

男「まさに動物園デビュー!ロストヴァージン!」

あやこ「やかましい」
566 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 12:40:43.48 ID:admWiEDO
こゆき「はぁ・・・ダルい」

男「こゆきちゃーん!行くよー!」

こゆき「テンション高いし・・・」

こゆき「ダーリンは痔で来ないし・・・」

あやこ「どうしたの?」

こゆき「んーなんでもない」

あやこ「そう?1人でいるときは迷わないようにね」

こゆき「はぁい」
567 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 12:44:45.35 ID:admWiEDO
くろま「ぞうー!」

男「違うぞー!それはサイだー!」

ちさと「もー!お姉様ったらー!」

くろま「でへー!」

みき「ぞうはあれだろー!」

あやこ「あれはゴリラよ」

みき「てへー!」

あやこ(今日1日このテンションで過ごすのかしら・・・)
568 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 13:52:38.78 ID:admWiEDO
こゆき「ふぁ・・・ねむ・・・」

こゆき「どっかに人がいなくてゆっくりできるところは・・・」

こゆき「臭いところもいやね・・・」

看板【クマ→】

こゆき「クマか・・・」

こゆき「人もいなさそうだし・・・」

こゆき「行ってみるかな」
569 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 13:56:16.80 ID:admWiEDO
くろま「ぱんだー!」

男「残念!それはシマウマだ!」

くろま「でへー!」

ちさと「うんちしてるー!」

みき「ぎゃはははは!」

客「・・・」ジロジロ

あやこ「み、みんな少し落ち着きましょう」

客「・・・」ジロジロ

あやこ(は、恥ずかしい)
570 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 14:05:20.94 ID:admWiEDO
看板【ここからクマゾーン】

こゆき「誰もいない・・・」

こゆき「人気ないんかな?」

看板【パンダ来日!】

こゆき「ああ、なるほど」

こゆき「パンダに人気を取られちゃったわけね」

看板【もとからあまり人気がないよ】

こゆき「へぇ」

こゆき「ってなんだこの看板」
571 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 14:09:16.09 ID:admWiEDO
看板【ヒグマ(しげる)】

熊「・・・」

こゆき「しげるねぇ」

熊「・・・」

こゆき「全然動かないなぁ」

熊「・・・」ゴロン

こゆき「動いたけどさ・・・」

熊「・・・」ポリポリ

こゆき「もっと可愛くうごけよ」

熊「なんやねん。うるさいなぁ」

こゆき「・・・はい?」
572 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 14:13:57.82 ID:LeyCzKco
俺の知ってる多摩動と違う
573 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 14:14:30.64 ID:admWiEDO
熊「お前さっきから勝手なことばかり言うなぁ」

こゆき「しゃ、しゃべった・・・」

熊「なんやねん。喋ったらあかんのか?」

熊「大体な、なんで熊が可愛い動きせなあかんねん」

熊「お前ら人間は熊を誤解しとる」

熊「肉食獣やで?ほんまやったら恐怖の象徴でもおかしないはずや」

こゆき「それも饒舌・・・」
574 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 14:19:12.05 ID:admWiEDO
熊「まぁええわ。存分に見ていってくれや」

こゆき「は、はぁ」

熊「あ、エサくれるんやったらそこの自販で売ってるから」

こゆき「自販?」チラッ

自販【リンゴ300円】

こゆき(高っ)

熊「なんや300円も払えんのかいな?シケてんなぁ」

こゆき「か、買えるわよ」
575 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 14:23:46.92 ID:admWiEDO
熊「・・・」シャクシャク

こゆき(なけなしの300円が・・・)

熊「ごちそうさん」

こゆき「・・・おそまつさま」

熊「やっぱリンゴは時期やないな。今は梨や」

こゆき「なんだと・・・」ギリリ

熊「さて、囚人(囚熊?)らしく働くとするかな」

こゆき「囚人?」

熊「こないな檻に入れられてるんや。囚人やろ?」
576 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 14:36:51.08 ID:admWiEDO
こゆき「どこかで捕まったの?」

熊「そうよ。まずワシの生い立ちから説明せんとな」

こゆき「いや結構で、」

熊「ワシが産声をあげたのは兵庫県の山奥やった」

こゆき(なんかはじまった・・・)

熊「生まれた時からチカラが強くてな、「六甲の荒熊」なんて呼ばれてた」

熊「そのころはワシも若かったからな。調子に乗ってあちこちでブイブイ言わせとった」

熊「ある日、縄張りのピチピチギャルにカッコいいとこ見せたろ思ってな」

熊「人間の畑に野菜をパクリに行ったのよ」
577 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 17:50:10.46 ID:admWiEDO
熊「したら罠に引っかかっちゃってあえなく御用よ」

こゆき「しょぼっ」

熊「しょっ、しょぼいとはなんや!」

こゆき「だって万引きで捕まったんでしょ?」

熊「ぐぅ・・・」

こゆき「それでどうなったの?」

熊「兵庫の動物園に収監されたんや。ケガしとったしな」

こゆき「・・・?なんで東京にいるの?」

熊「それは聞くも涙、語るも涙!」

こゆき(しまった・・・まだ続くのか)
578 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:02:05.83 ID:admWiEDO
熊「動物園に収監されたワシは荒れに荒れとった」

熊「ケガも治らんうちから暴れてな」

熊「「しいくいん」とかいう看守も手を焼きっぱなしやった」
熊「そんなワシの前に一匹の熊が現れよった」

熊「名を「みちこ」と言う、それはもうべっぴんさんでな」

熊「ワシゃもうヒトメボレよ」

こゆき「へ〜、それで大人しくなったんだ」

熊「そうや。まさに骨抜きやな」
579 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:15:58.60 ID:admWiEDO
熊「おとなしゅうなったワシはみちこと恋に落ちて子を授かった」

こゆき「あら///」

熊「栗毛の双子で、みちこに似て可愛かった」

熊「ワシは嬉しくてな、一生懸命仕事に精を出した」

こゆき「その・・・仕事って何?」

熊「人間が喜ぶ仕草をするんや」

こゆき(あれって仕事だったんだ・・・)ガビーン

熊「するとある日、園内でもかなりの人気者になったワシのところに「しいくいん」のボスが来よった」
580 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:24:17.54 ID:admWiEDO
熊「名前を「園長」つったかな?」

熊「そいつが東京の動物園に熊が足らんから渡す言いよんねん」

熊「どうやらワシら家族の中から一匹だけ連れて行くらしくてな」

熊「みちこと幼い子らを離れ離れにしたくなかったから、ワシが東京に来たんや」

こゆき「く、熊さんに・・・そんな過去が」ウルウル

熊「すまんな、こんな湿っぽい話をしてもうて」

こゆき「ううん、いいの。熊さんも独りぼっちじゃ寂しいよね」ボロボロ

熊「あ、みちことはメールでやりとりしてるから寂しくはないで」

こゆき「え゛?」
581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:29:16.65 ID:admWiEDO
熊「ほら、携帯電話」

こゆき「・・・」

熊「最近はみちこも調子悪いみたいでメールもあんましないんやけどな」

こゆき「・・・」

熊「これ見てみ。息子の写メ。可愛いやろ」

こゆき「・・・可愛いですね」

熊「右がまさるで左がけんじや」
582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:35:46.59 ID:admWiEDO
こゆき「私の涙は・・・一体なんの意味があったのか」

着メロ「ダンダンダン ダンダダン ダンダダン」

熊「あっ、ちょっと待って電話や」

こゆき(ダースベーダーのテーマかよ)

熊「なんやろ・・・珍しいな」

ピッ

熊「はい、どないしたん?」

熊「え?話がある?なんやねん。改まって」
583 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:41:25.91 ID:admWiEDO
(爬虫類館)
くろま「・・・」ジー

男「おいくろま。飯に行くぞ」

くろま「いらない」ジー

みき「お前まだカメレオン見てんの!?」

くろま「うん」

ちさと「かれこれ一時間眺めてますけど」

あやこ「飽きないものねぇ」
584 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:55:45.01 ID:admWiEDO
熊「うん、うん。えっ?子供が産まれた!?」

熊「ちょっ、ちょっと待って、おかしいやん」

熊「・・・ワシの子やないって?」

熊「ほ、本気で言うとるんか?相手は誰や?」

熊「しんたろう?なんで寄りによってアイツやねん!」

熊「あ・・・すまん。怒鳴るつもりはなかったんや、すまん」

熊「最近メールくれんかったのはそういうことか・・・」

熊「そうや、まさるとけんじは?」

熊「うん、うん。元気ならええんや!」

熊「安心せい!東京にも女はいるさかい!なんとかなるわ!」

熊「ハハハ!・・・じゃあ達者でな!うん、じゃあな!」

ピッ

熊「・・・」

こゆき「ど、どんまい」
585 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 18:59:33.73 ID:admWiEDO
熊「世知辛い・・・」

熊「世知辛い世の中や・・・」

こゆき「と、東京には女がいっぱい」

熊「おらん。少なくともみちこを超える女はおらん」

こゆき「熊さん・・・」

熊「くまだけに・・・」

こゆき「?」

熊「くまった(困った)」

こゆき「・・・」
586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:12:09.59 ID:admWiEDO
(ふれあいコーナー)
ちさと「お兄様!ほらほら!ウサギさんです!」

男「お〜触っていいんかな」

飼育員「いいですよ。どうぞ」ヒョイ

ちさと「きゃあ、ふわふわしてます!」

男「ちーちゃんこっち向いて」

ちさと「はい?」

パシャ

男「うむ、いい笑顔だ」

ちさと「きゅ、急に撮らないでください///」

あやこ「きゃーウサギかわいーモフモフしてるー(棒読み)」チラチラ

男「・・・なにしてるんですか?」

あやこ「・・・なんでもないわよ」
587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:21:39.14 ID:admWiEDO
熊「・・・」ショボン

こゆき「はい、梨よ」

熊「おおきに」

こゆき「しんたろうってのはそんなに嫌な熊なの?」

熊「前の動物園でNo.2の熊や。No.1はワシでな」

熊「いけ好かんやつや・・・でも、実力はある。心配なのはまさるとけんじや」

こゆき「なんで?」

熊「自分の遺伝子を受け継いでない子をしんたろうが大事にするとは思えん・・・」

こゆき「まぁ、動物だから仕方ないわよね」

熊「なんとか釘を刺しておきたいが・・・こんな檻の中じゃなんもできん」

こゆき「・・・仕方ないわね」
588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:26:06.54 ID:admWiEDO
熊「なんや?嬢ちゃんに考えでもあるんか?」

こゆき「まぁね」

熊「ははは、兵庫まで行ってしんたろうに話つけて来てくれるんか?」

こゆき「いや、話をつけるのは熊さんよ」

熊「へ?」

こゆき「まぁ、少し待ってて」タッタッタ

熊「じょ、嬢ちゃん・・・行ってもうた」
589 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:33:11.94 ID:admWiEDO
(爬虫類館)
くろま「・・・」ジー

こゆき「おい」

くろま「んー?」

こゆき「ちょっと来い」グイ

くろま「おわっ、な、なにさ」

こゆき「すぐ終わる」

くろま「カメレオンちゃんが!」ズリズリ

こゆき「あんな動かないやつ見て何が楽しいんだか」

くろま「カメレオンちゃぁぁん!」ズリズリ
590 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:40:22.56 ID:admWiEDO
(ふれあいコーナー)
ちさと「キャッキャッ」

男「ウフフ」

あやこ「(#^ω^)」ビキビキ

みき「最近、ちさとがやけに積極的だと思わないですか?」

あやこ「そ、そうね」

みき「くろまもウカウカしてると取られちゃうのにねぇ」

あやこ「・・・」

ぐごごごご

みき「!?」ビクッ

あやこ(あたしだって・・・負けへんで)
591 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:46:33.06 ID:admWiEDO
(クマゾーン)
くろま「なに?くまさん?」

熊「どうも」

くろま「ああ、どうも」

こゆき「話はあと、まずはこの檻をこじ開けなさい」

くろま「えー、いいの?」

こゆき「あとで直せば大丈夫」

熊「金属で出来てるんやで?無理やって」

くろま「ふんっ」

ぐにゃり

熊「・・・!?」ポカーン

こゆき「さぁ出て」
592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:50:58.12 ID:admWiEDO
こゆき「じゃあ私と熊さんを担いで飛んで」

くろま「まぁ、いいけどさ」

ヒョイ

熊「!?」

こゆき「目的地は・・・あんたの頭ん中にデータ送信したわ」

くろま「あいよ」

フワリ

熊「う、浮いとる!」

くろま「しっかりつかまっててよ!」

ドン!

熊「!!?」
593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 19:57:45.76 ID:admWiEDO
(兵庫県の動物園)
熊「し、死ぬかと思た」

こゆき「ここでしょう?」

熊「そ、そうや。まさにここや」

くろま「ちかれた」

こゆき「お疲れ様。この梨食べて良いわよ」

くろま「わぁい」

熊「まさか・・・生きてこの動物園に帰って来る日がくるとは」

こゆき「さぁ!釘を刺しに行くわよ!」
594 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 19:58:53.86 ID:ZkQ7QRIo
ヒグマは本州には生息してないんだぜ!
2万年前はいたらしいけど
595 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 20:03:22.15 ID:admWiEDO
(ふれあいコーナー)
あやこ「ねぇ、ちょっと」

男「はい?」

ちさと「?」

みき「ちさと!ゴリラ見に行くぞ!」ガシッ

ちさと「へ?」ズザザザザ

男「どうしました?」

あやこ「あのね・・・一緒に昆虫博物館見に行かない?」

男「はあ?良いですけど」

みき(せっかく気を利かせてやったんだから、もっとロマンチックなとこ行けよ・・・)

みき(乗馬とかさ・・・)
596 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 20:05:36.38 ID:admWiEDO
>>594
Oh shit…
まぁ彼は人語を解してるからヒグマじゃない可能性も・・・
ごめんなさい
597 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 20:10:19.44 ID:admWiEDO
(兵庫県の動物園:クマゾーン)

熊「ここや」

こゆき「しんたろうの檻ね」

熊「みちこの匂いがするから、近くにおるんやろ」

こゆき「・・・どうするの?」

熊「・・・みちこや息子には会わん」

こゆき「そう」

熊「しんたろうにだけ会おう」

こゆき「うん!」
598 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 20:11:15.09 ID:.Q6CWv.o
ガンダムさんのハロ思い出した…
;ω; ウッ
599 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 20:17:11.92 ID:admWiEDO
(しんたろうの檻)
しんたろう「・・・」シャリシャリ

熊「・・・よう」

しんたろう「匂いがしとったからな、来てると思うた」

熊「なら、話は早いやろ」

しんたろう「ああ、みちこは返さんで」

熊「・・・みちこはええねん。幸せにしたってくれ」

しんたろう「なんやて?じゃあ何しに来たんや」

熊「息子を・・・頼んます」スッ

しんたろう「!?」

熊「この通りや」

しんたろう「か、勘弁してくれ!」

しんたろう「仮にも「六甲の荒熊」って呼ばれてたしげる兄さんが頭下げるなんて・・・」

熊「息子の未来には代えられん」
600 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 20:24:50.63 ID:admWiEDO
しんたろう「分かった!だから頭上げてくれ!」

熊「・・・すまん」

しんたろう「ええがな。それにみちこに厳しく言われてるからまさるとけんじは大丈夫や」

熊「みちこが・・・?」

しんたろう「しげる兄さんのように立派に育てるって聞かんねん」

熊「・・・」

しんたろう「不貞した償いらしいで。律儀な女や」

熊「・・・」

しんたろう「でもな、みちこも寂しかったんや。許したってぇな」

熊「・・・ああ」
601 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 20:29:17.67 ID:admWiEDO
しんたろう「まさるもけんじも生まれた子も、俺がちゃんと面倒見るさかい」

熊「・・・うん、うん」ポロポロ

しんたろう「安心しとくれ」

熊「・・・うん」

しんたろう「・・・で、東京の女はどうや?」

熊「スゴいで、ホンマ!腰使いが違うねん!」

しんたろう「かー!うらやましいのう!」

こゆき「こいつら・・・」
602 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 20:53:18.66 ID:admWiEDO
しんたろう「会わんのか?」

熊「うん、もうお前の家庭や。ワシは余計な手出しせん方がええ」

しんたろう「そうか」

熊「じゃあな」

しんたろう「ああ」

こゆき「じゃあ・・・帰ろうか」

熊「うん」

くろま「よし、いくよ!」

フワリ

???・???「とうちゃん!」

熊「!?」
603 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 21:07:50.63 ID:admWiEDO
熊「まさる、けんじ・・・」

まさる「とうちゃん・・・」

けんじ「とうちゃんなんやろ」

熊「・・・違う」

こゆき「・・・?」

熊「お前らのとうちゃんはしんたろうや」

しんたろう「そうや!お前らのとうちゃんは俺や!」

こゆき「な・・・」

しんたろう「だから、今日はこのおっちゃんを親父だと思って甘えることを許す!」

熊「!?」
604 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 21:15:58.72 ID:admWiEDO
けんじ「とうちゃぁぁぁん!」

まさる「とうちゃぁぁぁん!」

熊「けんじ、まさる!」ギュッ

しんたろう「うんうん」

こゆき「・・・」ポロポロ

くろま「ないてんの?」

こゆき「泣いてないやい!」

熊「大きくなったなぁ」

けんじ「俺のが大きいんだよ!」

まさる「俺だよ!」

熊「はっはっは」ニッコリ
605 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 21:32:13.28 ID:admWiEDO
(上空)
熊「・・・」

くろま「よかったね」

熊「・・・うん」

くろま「どうするの?」

熊「?」

くろま「どうぶつえんにかえるの?」

熊「ああ、お客さんが待っとる」

こゆき「熊さん・・・」

熊「今度来たときは、可愛い熊さん見せたる」

こゆき「普通でいいよ。普通で」
606 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 21:41:13.85 ID:admWiEDO
(乗馬コーナー)
男「・・・あの」

あやこ「なぁに?」

男「当たってますが」

あやこ「はぁん?」スリスリ

馬「・・・」パッカパッカ

男「ちょっ、ホントに当たってますって」

あやこ「そう・・・」スリスリ

馬「おい」

男「!?」

馬「上に乗ってイチャつくな」
あやこ「す、すんません」
607 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 21:53:30.69 ID:admWiEDO
(クマゾーン)
ぐにゃり

くろま「これでよし」

こゆき「おつかれ」

熊「ほんまに・・・なんとお礼をいっていいやら」

こゆき「良いってことよ」

熊「お嬢さん・・・名前を聞いへんかったわ」

こゆき「こゆきよ」

くろま「くろまだよ」

熊「こゆきちゃんにくろまちゃん・・・良い名前や」

こゆき「えへへ」
608 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 22:04:28.97 ID:admWiEDO
(正門)
男「まさか馬に説教されるとは・・・」

あやこ「はぁぁ・・・チャンスだったのに」

くろま「お兄ちゃぁん」

こゆき「さぁて帰ろうか」

男「こゆきちゃんも満足できた?」

こゆき「うん!」

男「じゃあまた来ようね」

こゆき「うん!」ニッコリ



   ―ワクワク!多摩動物公園編―完
609 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 22:07:12.90 ID:admWiEDO
(自宅)
部下「ふぐっ・・・」

部下「・・・」

部下「ひ、ひぎぃ」

部下「まだ異物感がある・・・」

部下「まっすぐ歩けない・・・」ヨロヨロ

部下「こゆきさぁん」

部下「ごめんなさい」

部下「こゆきさぁぁぁん」
610 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 22:28:58.29 ID:admWiEDO
ニュース『今日の特集は動物園です』

ニュース『東京の多摩動物公園では、エレキギターを弾く熊さんが人気を集めています』

リポーター『えー多摩動物公園からお伝えしております』

リポーター『動物園のクマゾーンは連日超満員』

リポーター『その誰もがギター熊「SHIGERU」を一目見るために来園しています』

『ギュィィィン』

リポーター『聞こえましたか?今の音・・・』



こゆき「なんだかなぁ」クスッ
611 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/16(木) 22:30:04.55 ID:admWiEDO
後日談含め終わり
612 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:32:31.57 ID:LeyCzKco
よっしゃ今度ちょっくら多摩動行ってくるww
613 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:33:50.60 ID:kwKr4JEo
乙乙

ちーちゃん……みきちゃん……置き去りか……って勘違いしそうになったのは俺だけじゃないと信じてる
614 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 22:36:18.50 ID:wPF20poo

>>613同じく思ったww
615 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 23:50:23.44 ID:9TVb4ZIo
おつーん
616 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 01:58:38.12 ID:rixaFQDO
いい話すぎて目から汗がでそうになったじゃないか
617 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 17:07:28.19 ID:wIH6SU.0
乙です。
618 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 23:57:48.59 ID:ZIe87kSO
さい
619 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/18(土) 19:51:15.21 ID:z6e5X.AO
乙乙!
続き期待
620 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/18(土) 21:19:31.05 ID:3jd6NsDO
じゃあ次はあやこ先生とジョンがオトナの階段を一段登る話を
621 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/18(土) 22:53:38.45 ID:G5AGQcMo
ヲトナの階段のーぼるー
君はまだー死んでれらっさー
622 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:15:39.09 ID:Oie1ZkDO
―秋の夜長のシンデレラ編―
あやこ「あ・・・ん///」

男「・・・」

チュゥ

あやこ「ひゃっ・・・ん」

男「感じてるんですか?」

あやこ「か、感じてなんかないもん・・・」プイッ

男「またまたぁ」

あやこ「ふん、だ」

コリッ

あやこ「にゃっ///」

男「ほら感じてる」
623 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:19:24.86 ID:Oie1ZkDO
あやこ「噛むなぁ///」

男「気持ちいいくせにぃ」ペロ

あやこ「・・・///」

男「気持ちいいんでしょ?」

あやこ「・・・ぅん」

男「聞こえない」

コリリッ

あやこ「うゃっ!?き、気持ちいいですぅ!もう!ストップ!ストップ!」

男「正直でよろしい」
624 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:25:16.09 ID:Oie1ZkDO
男「乳首もいい感じに固くなってきてますね」チュゥ

あやこ「恥ずかしいから吸うなぁ///」

男「こんなに乳首ピンピンに勃たせておいて・・・」

あやこ「ばか・・・///」

男「にしても、すごいおっぱいですね。G?」グニュ

あやこ「・・・Hカップょ」

男「聞こえなーい」ギニュ!!

あやこ「!?///」ビクン
625 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:29:24.95 ID:Oie1ZkDO
あやこ「ひゃぁぁっ」ビクン

男「おっぱいでイッちゃったんですか?」

あやこ「イッ、イッてないもん」

グッニュ

あやこ「ひぁ!」ビクン

男「ウソツキ」

あやこ「はー、はー」フルフル

男「じゃあ一旦休憩します?」

あやこ「・・・もっと」

男「はぃぃ?」

あやこ「・・・もっとしてください///」
626 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:33:20.74 ID:Oie1ZkDO
男「パンツ下ろしますよ」

あやこ「待って」

男「?」

あやこ「心のじゅんび(はあと)」チュー

男「仕方ないっすね」チュ

あやこ「ん・・・はん・・・」ペチャ

男「・・・んん」ピチャ

あやこ「・・・ぷはぁ。・・・いいよ」

男「・・・」スッ
627 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:36:43.79 ID:Oie1ZkDO
あやこ「まじではずかしい・・・///」

男「きれいですよ」チュ

あやこ「きゃっ・・・」

男「毛は剃ってるんですか?」

あやこ「生えてこなかったのよ」

男「天然ってわけですね」

あやこ「・・・それも一番モノなんだからね」

男「え?処女?」

あやこ「・・・///」コクリ
628 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:40:43.73 ID:Oie1ZkDO
男「じゃあ、大事にいただきます」

あやこ「めしあがれ///」

男「指、入れますよ?」

あやこ「ほ、ほんとに入るの?」

ツプッ

あやこ「やん・・・///なんかきた」

男「ゆっくり優しくしましょう」

ニュルー

あやこ「ふぇっぇっ」ビクンビクン
629 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 00:44:10.58 ID:Jzvk/gAo
なんぞ!!
630 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:45:06.23 ID:Oie1ZkDO
あやこ「ふっ、やん、」

チュポチュポ

男「さっきおっぱいでイッてるから、大分濡れてますね」ニカッ

あやこ「う、うるひゃ!」ビクン

男「膜を傷つけない程度にちょっと激しくしますよ」

ヂュッヂュッヂュ

あやこ「へ、へゃっ!ひゅごい!」ビビビビクン
631 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:49:50.80 ID:Oie1ZkDO
男「よっ」

ヂュッヂュッヂュ!

あやこ「ひゅ、ひゅとっぷ!ひゅとっぷ!」

男「え?」

あやこ「これひゃばい、何か出ひゃう!」

男「出していいですよ」

ヂュヂュヂュヂュヂュヂュ

あやこ「はゃぁぁ」ビクン

ぷしゃぁぁぁぁ
632 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 00:50:44.36 ID:Oie1ZkDO
今日はネルソン・マンデラ
633 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 00:52:48.08 ID:QhkjYxIo
わっふるわっふる

634 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 01:08:47.35 ID:WrgYrC.o
なにやってんすかジョンさんんんんんん!!!!!!
635 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 04:48:09.06 ID:LtACbNwo
これがおあずけプレイと言うやつなのか!
636 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 12:01:45.49 ID:DqKf3F6o
なにがあった・・・
637 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 19:50:10.07 ID:UbC3ZQAO
ま、まだか……!!!
638 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 21:08:43.64 ID:iIfaJ.DO
>>637
とりあえず落ち着け
ふぅ…
639 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 21:36:46.34 ID:UbC3ZQAO
>>638
そうだな……!!!
……ふぅ

ちーちゃんが恋の呪縛のときの菅谷梨沙子で再生されてしまう。
640 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 21:42:52.25 ID:Oie1ZkDO
男「おわっ」

ぷしゃ、ぷしゃしゃ

あやこ「ひ、ひあ」ビクンビクンビクン

ぷしゃ

男「・・・はじめてなのにスゴい潮吹き」

あやこ「う、うるひゃい!」

ぷしゅ

男「もったいね・・・」

ジュル

あやこ「ちょ!汚いから飲むな」

男「汚くないですよ」

チュー

あやこ「しゅ、吸うな」

男「おいしいですよ」
641 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 21:59:48.30 ID:Oie1ZkDO
男「はい、じゃああやこさんの番」

ボロン

あやこ「うわっ・・・」

男「なーめーてー」

あやこ「マジで?」

男「うん」

あやこ「・・・仕方ないなぁ」

カプ

男「うっ、歯は立てないの」

あやこ「ぎょっ、ぎょめん」
642 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 22:13:12.82 ID:Oie1ZkDO
男「・・・」

あやこ「んっ・・・はむんっ」

男(ぎこちないけど・・・)

あやこ「・・・ん」

男(そこがかわいい)

あやこ「ひもちひい?」

男「はい?」

スポン

あやこ「きもちいーい?」

男「は、はい、気持ちいいですよ」

あやこ「よかった」

かぷ
643 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 22:25:02.29 ID:Oie1ZkDO
男「あ、そ、そこヤバいです」ビク

あやこ「?」チュパ

男「う、こらこら」

あやこ「んふ」ニヤ

男「しゅ、集中して狙わないの!」ナデナデ

あやこ「〜♪」チュルチュル

男「ちょいちょい!」

あやこ「ん〜?」

男「ヤバ、出る」

あやこ「!?」

ビュッ
644 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 23:04:58.06 ID:UbC3ZQAO
舞ってた
645 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 23:39:53.56 ID:Oie1ZkDO
あやこ「!?!?」

びるるるる

男「うっ、うっ」

びゅるっ

あやこ「〜ッ」

男「・・・ふぅ」

あやこ「んん」

男「飲んで♪」

あやこ「ん・・・」ゴクン

男「・・・よくできました」

あやこ「にぎゃい」ベー
646 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 23:51:44.92 ID:Oie1ZkDO
あやこ「うぇぇ」

男「うふふふふ」

あやこ「もうのまないもん!」

男「え〜」

あやこ「・・・まぁ、たまにだけね」

男「やった」

あやこ「でも、これ面白い形してるね」ナデナデ

男「あんま乱暴に触らないのっ」

あやこ「んふ、かわいい」チュ
647 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 00:08:11.67 ID:IQI5zQAO
心の支援
648 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 00:14:00.73 ID:6eV47gDO
男「さぁて、ホンバンにまいりますか」

あやこ「ほんとに・・・やるの?」

男「うん?やめる?」

あやこ「・・・ううん、やる」

男「優しくしますから」チュ

あやこ「ん・・・大好き」チュ

男「じゃあ、挿れるよ」

あやこ「うん・・・」フゥ・・・フゥ・・・

男「・・・」

ズッ

あやこ「い゛っ!?」
649 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 00:22:19.05 ID:6eV47gDO
あのう、今日は寝るんですが
もしかしてこのままエッチしてた方が需要的に良いですか?
650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 00:31:14.81 ID:YnK8xAIo
あたいはどっちでも構わないわ!
651 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 00:37:42.12 ID:nbHwI1Yo
どうオチ付けるのか分からないけど
筆の動くままでよろし
652 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 02:06:03.42 ID:Fmfy4J6o
オチが重要!
オチさえあれば何でも好きなようにしてくださいww       オチるよね?
653 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 17:30:13.06 ID:6eV47gDO
じゃあすまない
あやこさんには起きてもらおう
654 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 17:38:30.38 ID:6aAPNJoo
あやこさん溜まってますなぁ
655 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 17:47:16.99 ID:6eV47gDO
(あやこ宅)
チュン・・・チュン・・・

あやこ「・・・う・・・ん」ゴロン

あやこ「や、」

ピピピピピピピピピピピピ

あやこ「!?」

あやこ「へ、へばぁ!」ガバッ

あやこ「なんじゃい・・・夢か」

あやこ「なんちゅう夢じゃ・・・」

あやこ「げっ・・・びっしょびしょ」
656 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 17:57:51.62 ID:6eV47gDO
あやこ「スゴい夢だったわ・・・」クチュ

あやこ「・・・///」

あやこ「シャワー浴びてから学校行こう」

あやこ「そう言えば・・・あいつなんて名前なのかしら」

あやこ「「ジョン」はあだ名みたいだし・・・」

あやこ「まさかたかしじゃないだろうし」

あやこ「今度聞いてみよう」
657 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 21:07:39.32 ID:nbHwI1Yo
結局夢かよwwwwwwww
658 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 21:09:57.60 ID:MCUp6Moo
夢じゃなかったら俺が発狂してる
659 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 21:32:57.28 ID:6eV47gDO
(通学路)
あやこ「はぁ、あんな夢観た後だと休んだ気がしないわ」

あやこ「体も凝ってるし・・・」

あやこ「本当に夢だったのかしら」

???「・・・し」

あやこ「夢じゃなかったら・・・///」

???「・・・もし!」

あやこ「はい!?」

???「ちょっとよってかないかい?」

あやこ「はぁ?占い?」
660 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 21:47:04.89 ID:6eV47gDO
あやこ「どうやって占ってくれるのかしら」

???「夢占い」

あやこ(げ)

???「さぁ、昨日観た夢をお話し」

あやこ「え・・・いや・・・その」

???「淫夢だね」

あやこ「!?」

???「それも意中の相手と濃厚な・・・」

あやこ「・・・そ、そうですけど」

???「ふむ・・・」ジャラジャラ

あやこ「・・・何やってるんです?」

???「うるしゃい!」ジャラジャラ

あやこ「ひいっ、すません!」
661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 23:06:05.34 ID:6eV47gDO
???「でんでろでんでろ・・・」

あやこ「・・・」ドキドキ

???「びゃー!」

あやこ「ぎゃ!」

???「出た」

あやこ「・・・何が」

???「凶事を暗示しておる」

あやこ「凶事?」

???「ああ、何かよくないことが起きる」

あやこ「そんな・・・」

???「これはかなり危ないわ」

あやこ「ど、どうすれば」
662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 23:27:53.32 ID:6eV47gDO
???「方法はある。それは・・・」

あやこ「そ、それは」

???「この万能薬、「何でも治るくんギガンティックΩ」を買うんじゃ」

あやこ「・・・はい?」

???「3700円なり」

あやこ「高っ」

???「これがあれば何でも治るんじゃぞ!」

あやこ「例えば?」

???「か、風邪とか!」

あやこ「真コンタックがあるわ」

???「コンプレックスとか!」

あやこ「・・・コンプレックス?」
663 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 23:46:23.62 ID:6eV47gDO
あやこ(コンプレックスが治るなら・・・)

あやこ「買うわ」

???「まいど!」

あやこ「はい4000円」

???「一本でいいのかえ?」

あやこ「ええ、直したい病気は1つしかないの」

???「はい、おつり」

あやこ「・・・そう言えば、名前を伺ってなかったわ」

スカーレット「新宿では・・・スカーレットと呼ばれてるわ」

あやこ「そう、ありがとうスカーレットさん」

スカーレット「まいど」
664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/20(月) 23:59:17.11 ID:6eV47gDO
(学校)
あやこ(本当に効くのかしら・・・)

愛染先生「おはようございます」

あやこ「おはようございます」

愛染先生「コーヒー飲みます?」

あやこ「あ、あたし淹れますよ」

愛染先生「じゃあ砂糖8つで」

あやこ「はぁい」カチャカチャ

あやこ(どれ、ちょっと入れて試してみよう)ピチョン
665 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 00:15:38.25 ID:dBr3McDO
愛染先生「ん〜、甘い」

あやこ「・・・」ジー

愛染先生「・・・なんです?」

あやこ「なんか変わったところはありません?」

愛染先生「いえ、べつに」

あやこ(やっぱ効果は無いか)

愛染先生「・・・」ピクッ

あやこ「?」

愛染先生「・・・では、私は授業があるので」ガタン

あやこ「あたしも行きます」
666 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 00:25:01.88 ID:dBr3McDO
(教室)
愛染先生「おはよう」ガラッ

不動「あ、先生」

みき「おはようございます」

きょうこ「王手!みきさんの番ですよ!」

みき「先生来たから終わり」

きょうこ「はああ?負けるのが怖いんですの?」

みき「ああ、言い忘れてたけどあんた48手前から詰んでるから」

きょうこ「んな!?」
667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 00:26:20.10 ID:aFEOGQAO
支援オブ心
668 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 00:38:17.44 ID:dBr3McDO
不動「あの・・・先生」

愛染先生「なんだ?」

不動「昨日、先生の家にパンツ忘れちゃって・・・」

愛染先生「・・・」

不動「今日、取りに行って良いですか?」

愛染先生「ダメだ!何を考えているんだ!」

不動「!?」

愛染先生「俺とお前は教師と生徒だ!それ以上でも、それ以下でもない!」

不動「せ、先生」

愛染先生「座れ!」

不動「・・・はい」ショボン


あやこ(あのガチホモ野郎の性癖が治った・・・)

あやこ(・・・効いてる)コソコソ
669 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 00:58:16.26 ID:dBr3McDO
(自宅)
男「なんですか?」

あやこ「これ、飲みなさい」

男「え?」

あやこ「ジュースよ」

男「なんで?」

あやこ「のど乾いてるでしょ?」

男「いえ、別に」

あやこ「明日、学校で尿検査があるの」

男「・・・」ピク

あやこ「それでね、余った尿は捨てなきゃいけないの」

男「・・・」

あやこ「このジュースを飲んだ人には、尿を捨てる場所を教えてあげ」

男「飲みます」
670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 01:09:22.01 ID:dBr3McDO
あやこ「・・・」

男「・・・」ゴックゴック

あやこ「・・・どう?」

男「・・・特に何も」

あやこ「あれぇ?」

男「・・・」ピク

あやこ「?」

ちさと「お兄様ぁ」

男「ん?」

ちさと「一緒に、お買いものにいきません」モジモジ

男「いかない。ちーちゃん行ってきて」

ちさと「っ!」ガーン
671 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 01:24:09.32 ID:dBr3McDO
ちさと「ひどい・・・」ウルウル

男「じゃあ頼んだよ」

ちさと「・・・はい」ショボンヌ

ガチャ

あやこ「なんとまぁ・・・」

男「あやこさん・・・」ジー

あやこ「な、なによ」

男「なんで気付かなかったんだろう・・・」

あやこ「はい?」

男「すごいおっぱいだ」

あやこ「ど、どこ見てんのよ!」
672 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 01:38:30.65 ID:uKFwJXoo
なんと・・・まぁ・・・(゚д゚)
673 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 01:42:07.60 ID:dBr3McDO
男「あやこさん・・・」ズイッ

あやこ「ちょっ、ちょっと」

男「好きです・・・」

あやこ「へぇぇ!?」

男「結婚してください」

あやこ「はいぃぃ!?」

男「・・・ダメですか?」

あやこ「ちょ、ちょっと待って!落ち着け」

男「・・・イヤなんですか?」

あやこ「・・・イヤじゃないけどさ」

男「じゃあ、明日で良いですね?」

あやこ「はい?」

男「挙式ですよ」

あやこ「は、はいぃぃ!?」
674 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 01:47:35.30 ID:dBr3McDO
今日はネルス
675 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 01:52:27.30 ID:4hZIalIo

どうなることやら…
676 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 01:53:23.43 ID:k1daa7wo
わっふるわっふる乙
正夢になるのか?!
677 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 09:47:24.43 ID:TMshMoUo
おっつん
678 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 22:08:26.46 ID:dBr3McDO
あやこ「ちょ、ちょっと落ち着きなさい」

男「はい?」

あやこ「物事には順序があるわ」

男「こ、子作りですか」

あやこ「やかましい」

男「じゃ、じゃあ・・・」

あやこ「まずは、お付き合いからよ」

男「よろこんで」
679 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 22:17:01.89 ID:dBr3McDO
(翌日:東京デストロイランド)

あやこ「まさか、あいつと2人っきりでデートすることになるとは・・・」

あやこ「・・・」ソワソワ

あやこ「早く来すぎたかしら」

あやこ「うふふふふ」ニヤニヤ

客(独りで笑ってる)

客(怖っ)

男「あやこさぁん」

あやこ「はぁい」ニャンニャン
680 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 22:29:02.04 ID:dBr3McDO
男「待たせちゃいましたか?」

あやこ「大丈夫よ。まだ来てから130分しか経ってないわ」

男「そんな朝っぱらから・・・」

あやこ「だって、楽しみだったんだもん」

男「あやこさん・・・」

あやこ「今日はチビッコにも邪魔されないしね」

男「じゃあ、行きましょうか!」

あやこ「うん」



(物陰)
こゆき「・・・ふむ」

くろま「おのれ、あやこ」ググッ・・・ベキン

ちさと「私のお兄様を・・・」バキンッ

みき「お、おい!デストロイマウスの銅像を壊すな」
681 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 22:41:28.39 ID:dBr3McDO
(大雷山)
あやこ「ほら!あれ乗ろう!」

男「ははは、引っ張らないでくださいよ」



こゆき「あれはもうカップルだなぁ」

みき「ねぇ」

くろま「びーむうっていい?」

ちさと「許可します」

みき「よせ、死人が出る」
682 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 23:13:25.56 ID:dBr3McDO
(ホーンテッド長屋)
男「ぎゃぁぁ!」ギュッ

あやこ「・・・」

男「でたぁぁぁ!」ギュッ

あやこ「それはあたしの役目だよね」

男「はい?」




くろま「ぎゃぁぁぁ!」

ちさと「ひえぇぇ!」

みき「落ち着けよ」
683 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 23:23:09.97 ID:dBr3McDO
(休憩所)
あやこ「はぁ!楽しい!」

男「あやこさん・・・」ムチュー

あやこ「・・・///」チュー



こゆき「おいキスすんぞ!」

みき「おおお///」

くろま「ぎゃぁぁぁ!」

ちさと「グレネードはどこだったかしらぁ♪」ゴソゴソ

みき「ば、バカやめろ」

ちさと「えい!」ヒョイ
684 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 23:47:23.37 ID:dBr3McDO
ズドン!

あやこ「!?」

男「!?」

あやこ「なにかしら」

男「大丈夫。爆発音から推察するに火薬は加減してあるようです」

あやこ「・・・」

男「距離的に俺らを狙ったわけでは無いようですし、安心してください」

あやこ「む、無茶言うな」

男「守りますから」

あやこ「・・・///」




ちさと「いだい・・・」

みき「園内でグレネード放るバカが悪い」

くろま「まったく」キュイィン

こゆき「お前も重粒子砲をチャージするな」
685 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/21(火) 23:57:44.37 ID:dBr3McDO
(トイレ)
男「すません。トイレ行ってきます」

あやこ「はぁい」



あやこ「・・・」

あやこ「さてと・・・出てきなさい」

くろま「げっ、ばれてる」

こゆき「あれだけ騒いだからなぁ」

あやこ「何か用かしら?」

ちさと「ぬけがけはズルいですわ!」
686 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 00:10:00.87 ID:RhprtADO
あやこ「ぬけがけじゃないわ」

くろま「お兄ちゃんはあたしのだよ!」

あやこ「今日のデートに誘ってくれたのはそのお兄ちゃんよ」

くろま「・・・んな」ガーン

ちさと「そんな・・・」

みき「ロリコンのあいつが・・・」

こゆき「・・・いったいどうやって」

あやこ「ヒミツ」
687 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 00:18:49.40 ID:RhprtADO
あやこ「1つ言っておくわ」

あやこ「お兄ちゃんのロリコンはもう治ったわ」

こゆき「なにぃ!」

みき(こゆき姉さんが食いついた!?)

こゆき「頼む!教えてくれ!」

あやこ「ヒ・ミ・ツ」

こゆき「ちくしょぉぉぉ」

みき「・・・」

ちさと「・・・お兄様」

あやこ「今日は帰りなさい。もうトイレから戻ってくるはずよ」

くろま「ぐっ・・・」
688 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 00:27:41.07 ID:RhprtADO
男「遅くなってすみませんね」

あやこ「大丈夫よ」

男「誰かと話してたんですか?」

あやこ「いーえ、独りよ」ニコッ

男「そうですか」

あやこ「パレードまで少し時間があるわ。売店でも見に行かない?」

男「良いですね。行きましょう」
689 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 00:41:20.80 ID:RhprtADO
(デストロイ市場)
あやこ「ほら、このストラップ可愛いわ」

男「欲しいんですか?」

あやこ「え?」

男「買ってあげますよ」

あやこ「ホント!?」

男「色違いも買いますからお揃いですね」

あやこ「やった///」

男「じゃあ、会計済ませてきますから」スッ



あやこ「んふ〜♪・・・ん?」

あやこ「あ、あれはまさか」

愛染先生「ほら不動、このパンツなんてどうだ?」

不動「お揃いなら・・・欲しいです///」

あやこ「な、なぜ!?」
690 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 00:42:10.07 ID:jT3AjZMo
世の中そんなにあまくなぁ〜い(・∀・)
691 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 00:43:36.63 ID:i57l0gIo
汚いさすが教師きたない
692 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 00:57:05.62 ID:d9DV3BMo
というか愛染不動は一体ナニやってんだwwwwww
693 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:01:03.65 ID:RhprtADO
あやこ「ちょ、ちょっと先生!」

愛染先生「あやこさん!?」

あやこ「先生なにしてるんですか!?」

愛染先生「ちょ、プライベートで先生って呼ばないでください」

不動「?」

愛染先生「ただでさえホモショタは風当たり強いんだから」

あやこ「不動くんには興味なくなったんじゃ・・・」

愛染先生「いやぁ、喧嘩した次の日に急に恋しくなりましてね」

愛染先生「仲直りしたんです。ね〜」

不動「ね〜///」

あやこ「・・・」

あやこ「完治するわけじゃないのかよ・・・」orz
694 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:18:36.66 ID:RhprtADO
あやこ「・・・」

愛染先生「そろそろパレードがはじまるみたいですね」

不動「早くいこー」

愛染先生「ではこれで」

あやこ「・・・」

あやこ「なんでこう上手くいかないかな・・・」グスン

男「お待たせしました」

あやこ「・・・」

男「ど、どうしたんですか?」

あやこ「な、なんでもないわ!」ゴシゴシ

男「はぁ」

あやこ「ほら!パレードがはじまっちゃうわ」グイッ

男「まっ待ってくださいよぉ」
695 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:25:39.54 ID:RhprtADO
(真デレ裸城)
あやこ「キレイね・・・」

男「ホントですね」

あやこ「・・・」

男「・・・はい、これ」

あやこ「ストラップ?」

男「指輪ですよ。オモチャですけど」

あやこ「ー!?」

男「指、出してください」

あやこ「そんな、受け取れないわ」

男「良いから良いから」スッ

あやこ「・・・」

男「・・・似合うじゃないですか」

あやこ「・・・」ボロボロ

男「わ、泣くこと無いじゃないですか」

あやこ「だって・・・」ボロボロ

男「・・・薬ならもう切れてますよ」

あやこ「!?」
696 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:34:30.98 ID:RhprtADO
あやこ「そんな、いつから・・・」

男「トイレに行ったときにはもう」

あやこ「・・・」ブワッ

男「泣かないでください」

あやこ「あたしは、バカね」

男「そんなことはないですよ」

あやこ「全部、独りよがり・・・」

男「僕ね、デストロイランド来たのはじめてなんですよ」
697 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:42:45.33 ID:RhprtADO
男「いや、記憶がないだけだから、もしかしたら来たことあるかもしれないですけど」

あやこ「・・・」

男「とにかく、今日はすごく楽しかった」

あやこ「・・・」

男「あやこさんのおかげです」

あやこ「そんな・・・」ゴシゴシ

男「僕は、そんな優しいあやこさんが大好きです」

あやこ「・・・」ギュッ

男「そして、家にいるあの子たちのことも大好きです」

男「ロリコンだからとかそういうんじゃなくて」

男「記憶のない僕を大事にしてくれるみんなが好きです」

あやこ「・・・うん」
698 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 01:49:51.11 ID:tqi8l.AO
支援オブこころ
699 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:50:06.06 ID:RhprtADO
男「だから、僕はみんなを大事に思ってます」

あやこ「ズルい言い方ね」

男「すんません」

あやこ「でもね・・・」

男「?」

あやこ「あなたのそういうところ、大好きよ」

男「・・・は、恥ずかしいですね」

あやこ「あの子たちに謝らなきゃね」

男「別に大丈夫ですよ」

あやこ「だって・・・今日はあなたを独り占めしちゃったわ」

男「僕は誰のものでもないですよ」

あやこ「それも・・・そうね」ニコッ

男「そう、あやこさんは笑ってた方がずっと良い」
700 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:56:01.03 ID:RhprtADO
あやこ「もう12時になるわね」

男「そうですね」

あやこ「知ってる?シンデレラの魔法は12時で解けちゃうのよ」

男「へぇ、知らなかったなぁ」

あやこ「あなたにかけた魔法はもう切れちゃったけど」

あやこ「最後に2つだけお願い聞いてくれる?」

男「?・・・良いですよ」
701 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 01:59:45.64 ID:RhprtADO
あやこ「本当の名前を教えて」

男「・・・すんません。まだ分からないんです」

あやこ「じゃあなんて呼べば良いのよ」

男「昔から、ジョン・スミスって呼ばれてますけど」

あやこ「日本人なのに、変な名前ね」

男「すんません」

あやこ「良いわ。これから「ジョン」って呼ぶことにする」

男「なんかあやこさんにそう呼ばれるとくすぐったいですね」

あやこ「・・・」
702 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 02:05:46.02 ID:RhprtADO
男「で、最後のお願いは?」

あやこ「・・・」タッ

ギュッ

男「おわっ、なんですか」

あやこ「最後のお願いはね」

男「?」

あやこ「12時までは私の王子様でいてね」

男「・・・」ニコッ

あやこ「」チュッ

男「!?」

男「・・・・・・・・・」




―秋の夜長のシンデレラ編―完
703 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 02:12:00.79 ID:d9DV3BMo
ええ話やった…
ジョンが珍しくカッコよく見えた
704 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 02:12:25.64 ID:RhprtADO
(自宅)
男「ただいま」

くろま「・・・」

男「お、起きてたのか」

くろま「・・・」

ちさと「・・・」

部下「お、帰ってきましたね。この浮気者〜」ツンツン

くろま「・・・」ボロボロ

ちさと「・・・」ボロボロ

男「わっ、泣くなよ。ほら、おみやげだよ」

くろま「ろりこんお兄ちゃんはどこいったのさ」グスン

ちさと「ひっぐ・・・」グスン

男「ここにいるよ」ギュ

くろま「・・・っ!・・・お兄ちゃぁぁぁぁん」ボロボロ

ちさと「あぁぁん!」ボロボロ

男「よしよし」
705 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 02:17:24.55 ID:RhprtADO
(翌日:学校)
愛染先生「おはようございます」

あやこ「おはようございます」

キラッ

愛染先生「あっ、それデストロイ指輪じゃないですか」

あやこ「デストロイ・・・指輪?」

愛染先生「主人公が悪魔超人に変身するときに装着するんですよ」

あやこ「・・・」ガビーン

愛染先生「なんでまたそんなものを・・・」

あやこ「こ、これはあたしの宝物だから良いんです!」

あやこ(・・・左手の薬指にはめたことを後悔させてやるわ)
706 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 02:21:41.95 ID:RhprtADO
後日談含め終わり
普段スポットの当たらないあやこ先生を主役にしてみました
少しほろ苦いラブストーリーにしようと思ったら
前半のHシーンでちょっと調子に乗りすぎました

ちなみに、占い師のスカーレットはちーちゃんの夢に出てきたスカーレットと同一人物です
707 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/22(水) 02:23:46.21 ID:1pAWZ2DO
おつ!
前半は前フリとは思えないくらいの力の入れようだったなwwwwwwwwww
708 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 02:33:53.99 ID:1R5BN.go
只の夢オチかと思ったら…乙!
パレードに夢中な幼女に夢中とかあると思ったがそこは男空気読んだかww
709 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 02:46:03.95 ID:RhprtADO
こゆき「ダーリン、これ飲んで」

部下「はい?」

こゆき「早く」

部下「はぁ」ゴクゴク

こゆき(万能薬「こゆきスペシャル改」・・・これならダーリンのロリコンも)

部下「ぷはぁ」

こゆき「・・・どう?」

部下「どうって・・・」ピクッ

こゆき(来た)

部下「ふ、ふぁぁ!卵子ちゃん可愛いよぅ!受精卵ちゃんもスリスリしたい!」

こゆき「しまった・・・悪化した」
710 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 02:52:09.03 ID:GGFxfwEo
これはひどい
711 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 03:11:24.29 ID:d9DV3BMo
戻り過ぎだろwwwwwwwwwwwwwwwwww
712 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 03:12:28.41 ID:d9DV3BMo
戻り過ぎだろwwwwwwwwwwww
713 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 03:13:43.02 ID:d9DV3BMo
あれ、書き込み失敗したと思ったらダブってしまった
714 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 03:48:15.07 ID:rXoebCUo
イイハナシダナーとなってからひどいオチを付けるお約束展開が毎度楽しすぎる乙
715 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 06:24:44.14 ID:vQoYad2o
うん、素晴らしい
乙!
716 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 09:59:49.21 ID:1FDqKdMo
まさかイイハナシになるなんて夢想だにしなかったおちゅ
717 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/22(水) 20:38:12.73 ID:alXp2UAO
あやこ先生にもっとスポット当てても良いぜ
718 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 23:04:02.82 ID:RhprtADO
じゃあ書くよん
719 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 23:13:39.95 ID:vQoYad2o
wktk!
がんばれ!
720 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 23:18:11.41 ID:RhprtADO
―第一次学内戦争編―
男子生徒A「おい、分かってるな」

男子生徒B「ああ、いよいよだな」

男子生徒C「ついにこの日がくるとは」

男子生徒A「各員に通達。本日ヒトフタマルマルより作戦開始」

男子生徒B「イエッ・サー」

男子生徒C「イエッ・サー」

男子生徒A「くくく」


あやこ「なにやってんのかしら・・・」コソコソ
721 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 23:22:19.03 ID:RhprtADO
(自宅)
くろま「んふふ〜♪」

男「上機嫌じゃないか」

くろま「えへへ〜」ニヤー

男「何か良いことでもあったのか?」

くろま「ううん、これからはじまるの!」

男「そうか、気をつけて行ってらっしゃい」

くろま「うん!」

男「浮かれすぎて事故るなよ!」

くろま「はいはぁい!」

ガチャ

男「・・・お前が車を轢かないようになー」
722 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 23:33:31.21 ID:RhprtADO
(通学路)
みき「んふふ〜」

きょうこ「あぁら、みきさん!朝からだらしない顔ね!」

みき「んふ〜」ニヤ

きょうこ「!?」ギョッ

みき「今日は怒らないわ」

きょうこ「ど、どうしたんですの?」

みき「今日は大切な日だから怒らない〜」

きょうこ「?」

みき「んふ〜」
723 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 23:41:12.10 ID:RhprtADO
(学校)
あやこ「はいおはよー」

ガヤガヤ

あやこ「なんか騒がしいわね」

くろま「あとさんじかん・・・あとさんじかん」

あやこ「くろまちゃん」

くろま「おはよーせんせー」

あやこ「みんな浮かれて・・・どうしたの?」

くろま「んふふー♪きょうはね・・・」

あやこ「?」

くろま「きゅうしょくがやきにくなの!」

あやこ「焼き肉?ああ!そうだったわね!」
724 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/22(水) 23:48:20.14 ID:RhprtADO
あやこ「確か一年生は特別給食で焼き肉だったわね」

くろま「うん!」

あやこ「だからみんなウキウキしてるのね」

くろま「そうなの!」

女子生徒1「くろまちゃん!作戦開始時間がヒトフタマルマルに変わったから!」

くろま「わかった!」

あやこ(たかが焼き肉でかわいいなぁ)
725 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 00:08:14.18 ID:x/uZlIDO
(そして時は過ぎ・・・)
キーンコーンカーンコーン

あやこ「はい、授業終わり。給食の準備してー」

男子生徒A「各員に通達!作戦開始!」

男子生徒B「了解!第一種戦闘配置!」

男子生徒C「KSG(給食係)態勢整いました!」

くろま「いつでもいけます!」

男子生徒A「よし!健闘を祈る」ビッ!!

くろま「はっ!」

男子生徒B「よし行け!ムーブ!ムーブ!ムーブ!ムーブ!」

ダダダッ!

あやこ(・・・か、かわいい?うん、かわいいことにしておこう)
726 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 00:15:59.39 ID:x/uZlIDO
(給食室)
男子生徒C「給食室前廊下制圧!」

男子生徒B「よし!台車を入れろ!」

ガチャ

くろま「きゅうしょくもらいにきました」

給食のおばちゃん「あいよ」

くろま「もくひょうをかくほー!」

男子生徒C「よし!給食の安全を最優先で退避!」

男子生徒「イエッサー!」
727 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 00:22:37.23 ID:x/uZlIDO
(教室)
男子生徒C「報告します!目標の教室への移送を完了しました!」

男子生徒A「ごくろう!その栄誉を称え、十字勲章を贈る!」

男子生徒C「サンキュー・サー!」

くろま「ついに・・・やきにくが・・・」ジュルリ

男子生徒B「落ち着くんだ、くろま二等兵」

男子生徒C「中身を確認します!」

カチャ・・・

くろま「うへぇぇ」ニマァァァ
728 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 00:29:25.76 ID:x/uZlIDO
くろま「うひょー!やきに・・・・・・く?」

男子生徒A「・・・」

男子生徒C「大佐殿!質問させていただいてもよろしいでしょうか!」

男子生徒A「・・・許可する。少尉」

男子生徒C「サンキューサー!」

男子生徒C「質問は、この鍋の中身について、であります!」

男子生徒A「・・・」

男子生徒C「私には、この鍋の中身が、きりぼ、」

男子生徒A「言うな!」

男子生徒C「申し訳ありません!」

あやこ「あら?切り干し大根じゃない」

男子生徒A「言うなぁぁぁ!」
729 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 00:34:20.88 ID:x/uZlIDO
男子生徒A「焼き肉はどうしたのだ!」

男子生徒B「わ、分かりません!」

男子生徒A「早急に調べろ!」

男子生徒C「イエッサー!」

くろま「や、やきにく・・・」ガックシ

男子生徒C「顔を上げろ!くろま二等兵!」

愛染先生「あ、あやこ先生」

あやこ「はい?」

愛染先生「なんかねぇ、手違いで焼き肉が切り干し大根になったみたいですよ」

男子生徒A「なん・・・だと」
730 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 00:56:34.07 ID:x/uZlIDO
愛染先生「今、詳しい説明が校内放送で流されるみたいです」

あやこ「分かりました」

ピンポンパンポン

校長先生『あー、あー、マイクテスト、マイクテスト』

校長先生『えー、本日の一年生特別給食で供されるはずだった焼き肉について説明します』

校長先生『どうやら、発注の段階で、誤って切り干し大根を選択してしまったことが原因のようです』

校長先生『楽しみにしていた一年生諸君には、大変申し訳なく思います』

男子生徒A「謝罪はいい!お、俺たちの焼き肉は・・・!」

校長先生『しかし、切り干し大根は体にもよく』

校長先生『成長途上の君たちには、大変有益なものです』

校長先生『よって、本日の特別給食は、切り干し大根で代用します』

くろま「・・・!」ガーン
731 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 01:10:38.07 ID:x/uZlIDO
大佐「そんな・・・俺たちの焼き肉が・・・」フラッ

少尉「た、大佐!お気を確かに!」

くろま「・・・」ワナワナ

あやこ「く、くろまちゃん?」

男子生徒B「くそ!大人は汚い!」ガンッ

少尉「中尉殿・・・」

校長先生『では、特別給食を存分に楽しんでくれたまえ』プツン

みき「くろま・・・」フラフラ

くろま「みきちゃん・・・」

みき「わ、私たちが1ヶ月前から楽しみにしてた焼き肉が・・・」

くろま「うん、ゆるせないね」

みき「う・・・ひっぐ」ボロボロ

くろま「・・・たいさ!これからはあたしがしきをとるよ!」

大佐「くろま二等兵・・・」

くろま「これからは「そうしれい」ってよんで」

大佐「そ、総司令・・・。総司令!」

くろま「いまここに」

くろま「せ ん せ ん ふ こ くをせんげんする!」

あやこ「宣戦布告ぅ!?」
732 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 01:17:11.62 ID:x/uZlIDO
くろま「しきゅう、いちねんせいぜんいんをたいいくかんにしゅうごうさせて」

中尉「了解!」

みき「くろま・・・」

くろま「みきちゃんはさんぽうね」

みき「参謀・・・まかせろ!」

あやこ「ちょ、ちょっと待ちなさい!穏やかじゃないわ!」

くろま「せんせいは・・・てき?みかた?」

あやこ「え?え?」

くろま「うたがわしきは、みんなてき・・・」パチン

みき「あやこ先生をロッカーに拘束しろ!」

一等兵「アイサー!」ドン!

あやこ「きゃ、ちょっと、待って、きゃぁぁ」

バタン!
733 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 01:21:22.05 ID:hBA9wjEo
くろまは名前の由来的に「少佐」がよくね?w
734 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 01:24:07.43 ID:x/uZlIDO
(体育館)
ガヤガヤガヤガヤ

男子生徒「チクショウ・・・」

女子生徒「ワタシタチノ焼き肉ガ・・・」

大佐「一年生は全員集合しました」

みき「くろま、演説の草案だ。これを読んでみんなの士気を高めろ」

くろま「・・・かんじよめない」

みき「マジかよ・・・。しかたない私が読むから、呼んだら壇上に上がれ」

くろま「わかった」
735 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 01:26:17.64 ID:x/uZlIDO
>>733
大佐出した手前、階級が下の少佐が指揮を執るのはへんかな〜って
736 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 01:40:34.26 ID:x/uZlIDO
みき「静粛に!」

一年生「・・・?」

みき「諸君!我々は一年に一度の焼き肉を失った!」

みき「これは敗北なのか?否!はじまりである!」

みき「思い返せば、我々は常に大人の横暴に晒されてきた!」

みき「しかし、我々は今日まで戦い抜いてきた!それは焼き肉があったからだ!」

みき「本日、ついに大人たちは我々から焼き肉を奪った!」

みき「諸君らが愛した焼き肉は死んだ!」

みき「何故だ!」

???「ベジタリアンだからさ」ボソ

みき「我ら子供の手で焼き肉を取り返そう!」

みき「焼き肉は、選ばれた民である一年生のものなのだ!」

みき「大人たちに正義の鉄槌を振り下ろす時が来たのだ!」

みき「立ち上がれ少年、少女よ!」

みき「我々は大人たちに、宣戦布告する!」

一年生「ワァァァァ!」
737 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 01:51:17.44 ID:x/uZlIDO
みき「紹介しよう!我々を導く女神!総司令くろまだ!」

くろま「・・・」バッ

少尉(いつの間にマントを・・・)

男子生徒「総司令ー!」

女子生徒「大人に正義の鉄槌をー!」

男子生徒「焼き肉を取り返せー!」

山田「くろまちゃーん!」

くろま「やきにくをわれらに!」グッ

一年生「ワァァァァ!」

くろま「えいこうをきみたちに!」

一年生「ハイルくろま!」

一年生「ハイルくろま!」

一年生「ハイルくろま!」

一年生「ハイルくろま!」


(物陰)
愛染先生「え、えらいこっちゃ」コソコソ

???「愛染先生」

愛染先生「き、きみは!」

???「至急、職員室に教員を集めてください。私に考えがあります」

愛染先生「わ、わかった!」
738 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 01:52:32.06 ID:x/uZlIDO
ネル
739 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 01:57:58.03 ID:hBA9wjEo
乙!
740 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 02:00:43.81 ID:Dc.dD3Uo

えらい大ごとになりやがったwwww
741 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 02:35:22.84 ID:lOVzhJAo
これまたタイムリーなネタをwwww
742 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 08:28:33.31 ID:u0FXmfIo
お、おい!あやこ先生暗い所に閉じ込めたら泣いちゃうだろ!トイレいけなくなるくらいなんだから!
あやこ先生可愛いよ乙
743 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 16:22:37.96 ID:x/uZlIDO
>>742
ああ・・・オチの1つが消えた・・・

書くよ
744 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 16:23:09.77 ID:Dc.dD3Uo
>>742
おのれ…
745 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 16:41:16.28 ID:x/uZlIDO
かくして、第一次学内戦争、通称「焼き肉戦争」が勃発した

開戦間もなく、教師たちは三年生二個小隊引き連れ、体育館を強襲

しかし、くろまとみき(とネコ耳きょうこ)の圧倒的な力の前に為すすべなく敗北した

開戦当初から一年生をナメきってていた教師たちの意識を一変させた戦いであった

この戦いを、後の歴史学者は「体育館戦役」と呼ぶこととなる

この戦いに勝利したみき参謀は「毛の生えてないガキには負けない」と語ったという
746 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 16:58:13.72 ID:x/uZlIDO
先の体育館戦役で勢いのついた一年生軍は、そのまま保健室を制圧

これにより、校内における戦闘の足掛かりとなる拠点を獲得した

さらに、捕虜にした保険の先生の協力により、「救護隊」を設立した

これらの戦果は、戦力的に劣勢だった一年生軍において、非常に大きな意味を持つこととなる

「救護隊」設立にあたり、保険の先生はこう語った



保険の先生「ケガしたら保護者がうるさいし」
747 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 17:07:35.70 ID:x/uZlIDO
くろま「はいる!」

一年生「ハイルくろま!」

くろま「じょーきょーは?」

一年生「二階の理科室で四年生と交戦中です」

くろま「かてそう?」

一年生「かなりの劣勢です」

みき「私が援護に回る」

くろま「おねがい」

大佐「くろま総司令とみき参謀がいれば勝利は確実ですね」

くろま「・・・」

大佐「何か不満な点でも?」

くろま「うーん、あたしとみきちゃんだけじゃかてない」

中尉「確かに、総司令と参謀のいない戦線は維持で精一杯です」
748 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 17:20:48.18 ID:x/uZlIDO
くろま「もしも、そうりょくせんになったらかてない」

中尉「確かに・・・」

くろま「それに、あっちにはまだ・・・」

大佐「まだ?」

一年生「大変です!理科室戦線でみき参謀が負傷されました!」

中尉「なんだと!」

くろま「きた・・・」

一年生「敵はみなネコ耳をつけています!」

くろま「・・・こゆきお姉ちゃん!」
749 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 17:37:38.98 ID:x/uZlIDO
(保健室)
みき「ぐ、イタタ」

保険の先生「はい、ガマンして」

みき「ちくしょう・・・」

保険の先生「ネンザね」

くろま「みきちゃん!」

みき「すまないくろま・・・しくじった」

くろま「ううん、みきちゃんがぶじならそれでいいの」

みき「くろま・・・。しかし、どうするんだ?」

くろま「うーん、あたしひとりじゃねぇ」

みき「とにかく、ネコ耳の相手は私たち以外にできない」
750 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 17:57:02.03 ID:x/uZlIDO
(職員室)
四年生「理科室の制圧に成功!一年生は敗走しています!」

教師「よくやった!」

四年生「多数の生徒を捕虜にしましたが、どうなさいますか?」

教師「校長先生が直々に教育指導なさるから、連れてきなさい」

教師「にしても、すごい威力ですな!あのネコ耳は」

こゆき「ふふふ、数には限りがあるけどね」

教師「さすがはこゆき将軍!」

こゆき「まかせなさい・・・」ニヤリ
751 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 21:57:16.84 ID:x/uZlIDO
こゆきの協力により、息を吹き返した大人軍

一方で、当初の勢いを失い、くろまによる防衛で手一杯の一年生軍

両者の争いは膠着状態に陥り、消耗戦となっていった

そうなると、物量で劣る一年生軍はジリ貧となり

一年生軍の間で嫌戦気分が蔓延っていた

一年生(ああ、もう5時だ。ダルい・・・)

一年生(忍たま乱太郎始まっちゃうよ・・・)
752 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 22:04:35.94 ID:x/uZlIDO
そして、この戦争は山田軍曹の発言により新たな局面を迎えることとなる

山田「ねぇ・・・この戦争の目的ってなんだっけ?」

男子生徒「学校を征服することだろ?」

山田「違うよ。焼き肉を食べることだよ」

男子生徒「そう言えばそうだったな」

山田「ならさ、焼き肉食べれればこの戦争も終わりなんだよね?」

男子生徒「・・・そういうことになるな」
753 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 22:10:51.50 ID:x/uZlIDO
山田「焼き肉なんていつでも食べられるのにねぇ」

男子生徒「はい?」

山田「みんなの家もそうだろ?」

男子生徒「・・・いや」

山田「えーみんなのパパだって駅前に焼き肉店の2つや3つ持ってるだろ?」

男子生徒「・・・いや」

山田「大体さ、焼き肉が食べれなかったら」

男子生徒「・・・」

山田「お寿司を食べればいいじゃない」

男子生徒「・・・」ブチン
754 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 22:25:08.28 ID:x/uZlIDO
軍曹の発言は瞬く間に一年生軍に広まり、嫌戦に拍車をかけた

それに対応するために、上層部は様々な策を講じたが、かえって嫌戦を煽る形となり

内部分裂へと発展したのである

一年生「お母さんが心配してると思うから帰るね」

一年生「あっ、俺も帰るよ」

一年生軍からまた1人、また1人と下校していき(大人軍に所属する生徒はすでに帰宅していた)

ついには、上層部の面々のみが、保健室に立てこもる形となった
755 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 22:34:27.34 ID:x/uZlIDO
(保健室)
保健の先生「ほら、もう帰りなさい」

くろま「やだ!」

大佐「我々は死ぬまで戦う!」

みき「・・・」ぐぅ〜

保健の先生「ほら、おなか減ってるんでしょ?」

みき「くろまぁ、もう帰ろうぜ」

くろま「うー」ぐぅ〜

みき「考えてみれば昼飯食べてないんだし」

中尉「確かに・・・」ぐぅ〜

ぷるるるる

保健の先生「はい、保健室です」
756 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 22:50:41.86 ID:x/uZlIDO
保健の先生「はい、はい」

保健の先生「くろまちゃん、みきちゃん、お兄さん来てらっしゃるわ」

くろま「え!?」

保健の先生「はい」

くろま「・・・もしもし」

男『こらぁ!先生に迷惑かけちゃダメだろぉ!』

くろま「だって・・・やきにく」

男『そんなの関係ない!帰るぞ!』

くろま「ぶぅ」

男『ハーゲンダッツの新味買ったぞ』

くろま「帰る!」
757 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 22:54:17.24 ID:x/uZlIDO
くろま「みきちゃんかえろ!」

みき「ん?ああ」

大佐「え?総司令?」

くろま「あとはまかせた!」

ガラッ

中尉「ちょっ、ちょっと!」

みき「じゃあね」

ピシャン!

少尉「・・・」

保健の先生「どうすんの?」

大佐「・・・」
758 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 23:08:01.23 ID:x/uZlIDO
大佐「・・・」

中尉「ど、どうするんですか?大佐」

少尉「まだ戦うんですか?」

大佐「いや、自決しよう。死んで虜囚の辱めを受けず、だ」

中尉「大佐ぁ!」

少尉「お供しますぞ!」

ガラッ

大佐の母ちゃん「こらぁ!だいすけ!また悪さして!」ポカッ

大佐「か、母ちゃん!?」
759 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 23:10:51.95 ID:x/uZlIDO
大佐の母ちゃん「帰るよ!」バシン!!

大佐「ひぃ!」

大佐の母ちゃん「ほんとにすみませんねぇ」

保健の先生「いえいえ」

大佐の母ちゃん「ほら!キリキリ歩きな!」バシン

大佐「痛い!痛いって!」

少尉「・・・」

中尉「・・・」

保健の先生「どうすんの?」

少尉「投降します」

中尉「同じく」
760 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sega]:2010/09/23(木) 23:27:17.33 ID:/M69u2AO
心の支援
761 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 23:27:57.83 ID:x/uZlIDO
こうして、第一次学内戦争は一年生軍の全滅により幕を閉じた

学校に、新たな平和の時代が到来したのだ

しかし、我々は忘れてはならない

焼き肉が切り干し大根で代用されるという悪を

幼き少年、少女が焼き肉を守るために戦ったことを

そして、いつしか全ての人間が、朝昼晩三食焼き肉を食べられる時代がくるまで

この戦争を伝え続けなければならないのだ

(アラン・マクドナルド 歴史学者 1946〜)



   ―第一次学内戦争編―完
762 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 23:32:39.91 ID:x/uZlIDO
(自宅)
くろま「ご飯は?」

男「ああ、今日は学校で切り干し大根もらったんだ」

くろま「え゛?」

男「8キロあるからたくさん食べろよ」

カチャン

みき「・・・」

くろま「もうやだぁぁぁ!」



ちさと「・・・これおいしいですわ!」モグモグ
763 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 23:41:11.78 ID:x/uZlIDO
(教室)
ガタガタ!ガタン!

バタンッ!

あやこ「ぷはぁ!出れた!」

あやこ「あれ?誰もいない」

あやこ「く、9時ぃ!?」

あやこ「マジかよ・・・」

あやこ「ん・・・縄がきつくてほどけない」

・・・キャッキャッ

あやこ「え?」

・・・キャッキャッ

あやこ「笑い声・・・?誰かいるの?」

・・・ズルリ

女の子「・・・」

あやこ「?・・・ちょっと手伝ってくれないかしら」

女の子「・・・だい」

あやこ「え?」

女の子「おめめちょうだい」ヌッ

あやこ「ぎゃ、ぎゃぁぁぁ!」プシャァァァ

バタリ

・・・キャッキャッ

・・・キャッキャッ

・・・
764 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/23(木) 23:44:45.33 ID:x/uZlIDO
後日談含め終わり

はい、明らかにやっつけです。すみません
保健の先生が「保険」の先生になってたり
くろまが漢字しゃべってたり、グダグダです

次はもう少しマジメに書きます
765 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 23:46:54.94 ID:6mIvBx6o
あやこ先生ががが
766 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 23:56:28.67 ID:Dc.dD3Uo
どうしてこうなった
767 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 01:02:16.55 ID:ILre7Foo
乙乙!

おもらしって素晴らしい
768 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 01:03:19.80 ID:iVZnaWYo
>プシャァァァ
目が?血が?         おもら(ry乙!
769 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 12:12:46.81 ID:N1JiIMso
すみませんでした!ごめんなさい!乙です!
770 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/24(金) 22:43:58.93 ID:gtEUuMAO
今日はこないのか……。
771 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/24(金) 22:52:19.50 ID:SaLk32DO
ううむ、何書こう
ジョンの家族編か
保健の先生とみきちゃんイチャイチャ編か
772 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 23:56:00.68 ID:iVZnaWYo
保険の先生て女性だよね・・・?
わっふるわっふる!
773 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 02:25:35.03 ID:sOj2tkSO
ジョンの家族編は是非やってほしい
774 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/25(土) 16:50:01.02 ID:71CnUsDO
ひゃほぉい!自衛隊の試験オワタwww
書くよ!
775 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 17:18:39.65 ID:kN1ml7go
乙がんばって

89式ちょうだい
776 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/25(土) 17:18:42.15 ID:71CnUsDO
―マザー編―
(「正義の味方」本部)
企画部の謎の失踪から3ヶ月、正義の味方では代表に権力が集中していた

代表「ポテチはプリングルス以外認めんと言っただろう!」

人事部「も、申し訳ありません!」

もはや、正義の味方は代表(ジョンの父親)の私物と化した

それは、正義の味方がマザー(ジョンの母親)の支配下にあることを意味した

人事部(・・・最近の代表はあまりにも横暴過ぎる)

人事部(いったい何が・・・)

総務課(まさひこ)(ジョンの弟)「・・・」
777 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/25(土) 17:31:44.15 ID:71CnUsDO
(「正義の味方」本部:地下)
ピコーンピコーン

マザー「・・・」

総務課「母さん、トランジスタの交換すんだよ」

マザー「ありがとう、まさひこ」

総務課「やだなぁ、気にしないでよ!」

マザー「最近、カラダの調子が悪くてねぇ」

総務課「母さんの純正パーツはもう生産できないから・・・」

マザー「長くは保たないかもね」

ゴウンゴウンプシュー

総務課「あ、父さんが来たみたい」
778 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:07:57.10 ID:71CnUsDO
マザー「あなた・・・」

代表「ただいま」

マザー「今日ね、まさひこがトランジスタを変えてくれたの」

代表「ほう」

総務課「えへへ」

マザー「だからカラダの調子が良くって」

代表「そりゃ良かった!」

マザー「さぁ!ご飯にしましょう!」

代表「おう!」
779 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:19:09.62 ID:71CnUsDO
代表「コレうまいなぁ!母さんの手作りか?」

マザー「あら!あたし手は無いわよ!」

総務課「もー父さんったら!」

代表「母さん、実は今な、正義の味方の連中にあるものを捜させてるんだ」

マザー「あら、何かしら?」

総務課「・・・」

代表「母さんが自由に動けるようになるためのカラダさ」

マザー「まぁ!じゃあそのからだがあれば・・・」

代表「そう、あいつに会いに行ける」
780 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:43:24.17 ID:71CnUsDO
(学校)
あやこ「あなたも懲りないわね」

男「危うくまたお尻の穴に目覚めるところでした」

あやこ「ロリコン」

男「ええロリコンですよ」

あやこ「開き直るなよ」

男「ふーんだ」

あやこ「とりあえずカメラは没収ね」ベキンッ!!

男「ほ、ほわぁぁ!ライラ(24000円)!」

あやこ「反省なさい」
781 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:48:50.79 ID:71CnUsDO
男「ま、前から言おうと思ってたんですけどね!」

あやこ「なによ」

男「没収って壊すことじゃないでしょ!」

あやこ「あら、じゃあ次回から気をつけるわ」

男「そうじゃなく・・・て」キョロキョロ

あやこ「・・・どうしたの?」

男「シッ!・・・囲まれました」
782 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:02:16.30 ID:w.e30kDO
あやこ「だっ、誰に?」

男「分かりません。ただ、これはかなりの手練れです」

あやこ「守ってよね!」

男「努力します」

あやこ「・・・」

男「・・・」

あやこ「ねぇ・・・誰も来」

ガチャン・・・コロコロ

プシュー

あやこ「きゃぁ!」
783 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:14:20.89 ID:w.e30kDO
プシュー

あやこ「ゲホッ・・・ゲホッ・・・死ぬ」

男「安心してください。ただの催涙弾です」

あやこ「なんで・・・ゲホッ・・・平気なのよ」

男「鍛えてますから。とりあえず息を止めて姿勢を低くしてください」

あやこ「・・・ん」

男(どうやら殺すつもりはないと見た)

タタタッ

???「・・・」
784 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:23:33.39 ID:w.e30kDO
???「煙で確認できませんが、どうやら目標は沈黙したようです」

???「よし、突入しろ」

???「はッ!」

タタタッ!

???「・・・いない?」

ドスッ!

???「ガハッ!」

???「どうした?」

タンッタンッ!

???「ぎゃあ!」

???「何事だ!」

???「ふ、不明です!何者かの攻撃が・・・ぐぁ!」

???「ま、窓を打ち抜け!視界を確保しろ!」
785 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:29:17.42 ID:w.e30kDO
パリン!パリン!

???「や、やつはどこに・・・」キョロキョロ

男「窓を割ったのは失敗でしたね・・・」チャキ

???「・・・!!?」

男「あと10秒我慢すれば、あなた方の勝ちでした」

???「き、貴様は、最凶の水死体・・・」

男「目的は?」

???「口を割るとでも思ったか?」

男「じゃあ死んでください」グリッ

あやこ「きゃぁ!」
786 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:33:44.45 ID:w.e30kDO
男「あやこさん!?」

あやこ「・・・」ガクッ

???「よし!被験者を連れて撤収しろ!」バッ

男「ま、待て!」タンッ!タンッ!

???「ゴム弾で殺されるわけが無いだろう!」タタタッ!

男「ぐっ!」

???「お返しだ!」ピンッ

男「ぐっ、グレネード!?」

???「じゃあな」

ズドンッ!
787 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:39:59.81 ID:w.e30kDO
(保健室)
「・・・ちゃん」

男「・・・?」

「・・・お兄ちゃん!」

男「!?」ガバッ

くろま「おきた!」

男「こ、ここは」

くろま「ほけんしつだよ」

男「・・・あやこさんは!?」

くろま「・・・」

男「・・・ちくしょう!」ガンッ

くろま「お兄ちゃん・・・」
788 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:48:19.56 ID:w.e30kDO
保健の先生「とりあえず、軽い火傷と脳震盪ね」

男「・・・」

保健の先生「家に帰って安静にしてなさい」

男「ありがとうございます」

保健の先生「何があったの?」

男「・・・」

保健の先生「教室が1つ消し飛んだのよ」

男「・・・」

保健の先生「だんまりね・・・いいわ。帰りなさい」

男「失礼します。いくよ、くろま」

くろま「う、うん」

ガラッ・・・ピシャン

保健の先生「・・・」

保健の先生(あの規模の爆発で軽い火傷、か)
789 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:07:03.26 ID:w.e30kDO
(「正義の味方」本部)
???「これが、条件に合致した被験者です」

あやこ「・・・」

代表「おお・・・瓜二つだ」

???「ややおっぱいが大きいのですが・・・」

代表「それは構わん。むしろいい」

???「はあ」

代表「さすが正義の味方特殊部隊「しらすぼし」だな」

???「ジョンが相手とは聞いてませんがね」

代表「それはアクシデントだ」

???「・・・」

代表「また何か頼むことがあるだろう。待機していてくれ」

???「了解」
790 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:23:15.63 ID:w.e30kDO
(「正義の味方」本部:地下)
マザー「・・・」ザザザッ

総務課「またノイズが・・・」

マザー「・・・」

総務課「母さん、もう少しで父さんが代わりのカラダを持ってくるから」

マザー「・・・あらあら、またいたずらして」

総務課「昔を思い出してるの・・・?」

ゴウンゴウン・・・プシュゥ

代表「まさひろ!ついに見つけたぞ!」

あやこ「・・・」
791 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/26(日) 01:30:41.43 ID:V0ok/QAO
わっふるわっふる
792 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:41:52.15 ID:w.e30kDO
総務課「・・・なんか写真で見た母さんよりおっぱいが大きすぎる気がする」

代表「気にするな」

マザー「あ・・・なた・・・」

代表「ただいま。さぁ、今すぐ母さんの意識をこの娘に上書きしよう」

マザー「・・・」

総務課「早く始めよう!」

代表「よし準備しろ!」

あやこ「・・・」
793 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:42:46.26 ID:rKfGQiUo
いきなり名前呼ばれてびっくりした
794 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:04:52.44 ID:w.e30kDO
(数日後)
ガチャ

男「・・・ただいま」

くろま「み、みつかった?」

男「・・・いや」

こゆき「話によると、敵はあやこ先生を「被験者」って呼んでたんでしょ?」

みき「何かの実験の対象になってるなら・・・急がないと」

男「・・・分かってる」

ちさと「あのぅ、お兄様が出かけてる間にお手紙が来てますけど」
795 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:07:20.55 ID:w.e30kDO
あ、やべえ
名前ミスった
まさひこ統一で
796 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:33:12.87 ID:w.e30kDO
ちさと「これです」

男「・・・?」

ちさと「なんか、書いてあることの意味が分からないんです」

男「・・・「母より」?母さんからの手紙だとでも言うのか?」

こゆき「読ませて」

こゆき「・・・「いきなりの手紙に大変驚いていると思います」」

こゆき「「久しぶりにあなたに会いたくなったので手紙を書きました」」

こゆき「「あの頃のように、家族みんなでお鍋を囲みましょう」」

こゆき「「明日、午後6時に指定の場所に来てください」」

みき「指定の場所?」

こゆき「地図が同封してある」
797 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:40:05.75 ID:w.e30kDO
男「・・・なんだこれ」

くろま「わな?」

みき「可能性はある」

ちさと「でも・・・こんな方法で?」

こゆき「罠なんてそんなもんさ」

くろま「・・・どうするの?」

男「手がかりがない以上・・・あえて罠にかかるのも手だな」

こゆき「まあ、そう言うと思ったわ」
798 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:44:34.70 ID:w.e30kDO
ネルス
799 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 09:05:00.71 ID:kgZfjSYo
800 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 12:14:25.10 ID:n2eUFsQo

あやこ先生ェ…
801 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 01:50:48.13 ID:xKa7McDO
(指定の場所)
男「・・・」

男「・・・誰だ」

総務課「どうも」

男「あんたが手紙の差出人か?」

総務課「書いたのは僕じゃないけど、出したのは僕です」

男「で、どうすれば良いんだ?」

総務課「とりあえず付いてきてください」

男「・・・」
802 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 01:58:43.57 ID:xKa7McDO
(車内)
男(この車は・・・)

総務課「どうやら独りで来たみたいですね」

男「・・・どういう意味だ?」

総務課「いつも一緒にいる女の子たちは置いてきたんでしょう?」

男「調査済みってわけか」

総務課「まぁ、そんなところです」

男「・・・聞いて良いかな?」

総務課「はい?」

男「この車は「正義の味方」が所有する専用リムジンのはずだが」

総務課「よくご存知で」
803 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:06:04.50 ID:xKa7McDO
男(この道順からして・・・目的地は)

総務課「目的地は「正義の味方」本部ですよ」

男「・・・だろうな」

総務課「驚かないんですか?」

男「気が狂っていたとはいえ、組織の七割を壊滅させたからな」

総務課「狙われて当然だと」

男「まぁね」

総務課「まぁ、安心してください」

男「・・・」

総務課「殺したりはしませんから」
804 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:11:11.23 ID:xKa7McDO
男「信じられないね」

総務課「信じる信じないはあなたの勝手ですが」

男「あやこさんを狙ったのも、正義の味方か?」

総務課「あやこ・・・?ああ、あの被験者ですね」

男「・・・」

総務課「正直に答えましょう。あの被験者を誘拐したのは正義の味方です」

男「それもかなりの手練れ」

総務課「ええ、「しらすぼし」です」

男「なるほどね」
805 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:16:13.18 ID:xKa7McDO
男「あの特殊部隊が相手なら、頷ける」

総務課「はい」

男「で、被験者は無事なのか?」

総務課「・・・」

男「うん、あんたに答える義務はない。ただ、」

総務課「ただ?」

男「あやこさんに何かあったらお前等を殺す」

総務課「っ」ビクッ

男「何かあったらね」

総務課「つ、着きますよ」

ブロロロロ・・・キッ
806 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:21:09.87 ID:xKa7McDO
(自宅)
くろま「・・・」ソワソワ

ちさと「・・・」ソワソワ

こゆき「落ち着け」

みき「兄さんなら大丈夫だ。信じなよ」

くろま「で、でも・・・」

こゆき「・・・しっかたないなぁ!」

ちさと「?」

こゆき「ロリデスペラーズも出撃するよ」

くろま「こゆきお姉ちゃん!」

こゆき「あれは私にとって命の恩人だからね」
807 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:25:55.19 ID:xKa7McDO
(「正義の味方」本部)
男「・・・」

総務課「こちらです」

男「・・・このことは、「正義の味方」の幹部も知ってるのか?」

総務課「特殊部隊「しらすぼし」まで動いたんです」

男「・・・」

総務課「その意味が分からないあなたじゃないでしょ?」

男「真っ黒ってことか」

総務課「真っ白かもしれませんよ?」

男「どういう意味だ?」

総務課「それは行ってからのお楽しみです」
808 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:31:09.00 ID:xKa7McDO
(代表室:地下直通エレベーター)

男「代表室にこんなエレベーターがあるなんてな」

総務課「「正義の味方」の人間でここを降りるのはあなたで2人目です」

男「・・・」

総務課「1人は企画部部長」

男「行方不明と聞いたが」

総務課「表向きはね」

男「それに・・・お前と代表は「正義の味方」じゃないのか?」

総務課「ええ」

男「・・・」

総務課「着きますよ」

ゴウンゴウン・・・プシュー
809 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:34:34.46 ID:xKa7McDO
(自宅)
くろま「ところで、お兄ちゃんってどこいったの?」

みき「たしかに」

ちさと「分かりませんわ」

こゆき「安心しろ。こんなこともあろうかと、GPSをつけてある」

みき「いっ、いつの間に」

こゆき「お前らにもつけてある」

ちさと「え゛?」

こゆき「ダーリンにもつけてある」

部下「え゛?」
810 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:38:55.42 ID:xKa7McDO
(自宅:上空)
くろま「じゃあいくよ〜」

部下「気を付けて行ってらっしゃい」

みき「部下さんはこないの?」

部下「僕は行っても足手まといだし、それに・・・」

こゆき「ダーリンにはダーリンの仕事があるわ」

ちさと「ふーん」

こゆき「とにかく行くぞ!」

くろま「みんなしっかりつかまっててね!」フワリ

ドンッ!



部下「行っちゃいましたね」

部下「さて、ひと仕事しますか」
811 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:45:16.04 ID:xKa7McDO
ゴウンゴウン・・・プシュー

男「・・・」

???「ようこそ。いや、おかえりと言うべきかな」

男「代表」

代表「久しぶりだな」

総務課「ただいま、父さん」

代表「おかえり、まさひこ」

男「と、父さん!?」

まさひこ「そうだよ」

男「い、いや、それよりも「おかえり」って・・・」

代表「この場所に見覚えはないかね?」

男「・・・?」キョロキョロ

代表「こ、ここは!」
812 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:51:09.46 ID:xKa7McDO
代表「銀杏の香りもするだろう?」

男「そ、そうだ。俺はここで母さんと」

???「思い出したのね」

男「!?」

???「おかえり」

男「あ、あやこさん!?」

代表「違う。お前の母さんだ」

男「な・・・!?」

マザー「そう、私はあなたの産みの親よ」

男「ふ、ふざけるな!」チャキ

代表「ほう、親である私に銃を向けるか」
813 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:57:36.56 ID:xKa7McDO
男「お、親?・・・じゃああんたが父さんとでもいうのか?」

代表「そうだ」

男「勘弁してくれ・・・」カタカタ

代表「震えてるぞ。・・・本当は分かってるんだろう?」

男「う、うるさい!あやこさんを元に戻せ!」

代表「それはできんな!」

男「っ!」パンッ!パンッ!

代表「遅すぎる」ピシッ!ピシッ!

男「じゅ、銃弾を指一本で止めただと・・・!?」
814 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 03:06:05.18 ID:xKa7McDO
代表「そういえば叱ったことがなかったな」ヒュン

男「消えた!?」

代表「違う。異次元移動だ」

男「後ろ!?」

代表「親に銃を向けちゃだめだろう?」グギッ

男「がっ!」

代表「関節をひねっただけだ。わがまま言うなら折るぞ」

男「く、くそ!」

マザー「あなた、ほどほどにして、今日はそんなつもりで呼んだわけじゃないわ」

男「・・・?」

代表「そうだな」スッ

マザー「さぁ、久々の一家団欒なんだから準備しましょう」

男「・・・なんの話だ?」

代表「手紙に書いただろう?」

男「?」

代表「お鍋だよ」
815 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 03:07:40.57 ID:xKa7McDO
ネルソン
816 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 03:09:12.26 ID:5wXp.L.o

いよいよ終章か…
817 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 09:22:39.78 ID:8V9vWGMo
おつん
818 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 11:33:57.55 ID:xKa7McDO
グツグツ・・・

男「・・・おい」

代表「まぁまて、まだ豆腐は煮えてない」

男「いや、そういうことじゃ」

マザー「キムチ鍋はお嫌い?」

男「いや、好きですけど」

まさひこ「鶏肉はもう良いかな?」

代表「待ちなさい。焦らず、じっくり・・・」

男「・・・」
819 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 11:43:50.59 ID:xKa7McDO
男「煮える前に色々教えて欲しい」

マザー「何から話せばいいかしら?」

男「まずは、俺の出自・・・ルーツだ」

マザー「あなたは、あたしとこの人の子」

代表「君はこの部屋で生まれた」

まさひこ「僕より先にね」

男「じゃあ、あんたは俺の弟ってことか」

まさひこ「正真正銘のね。血統書があれば見せたいくらいだ」

男「しかし、それくらいはこの部屋に来たときから予想できた」

男「問題なのは、俺が生まれた理由だ」
820 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 12:14:07.69 ID:xKa7McDO
マザー「「正義ノ味方」、戦中に作られた特務機関よ」

代表「しかし、組織は戦後GHQに解体された」

マザー「でも、1つだけ解体されずに残った研究があった」

代表「それが「戦力均衡ヲ目的トシタ自律兵器ノ育成計画」」

マザー「私と、この人が第7期プロジェクトの研究員だった」

代表「その過程で、実験体として生まれたのがお前だ」

男「・・・」

代表「正確に言うなら、もう1つの人格の時のお前だ」
821 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 12:26:13.03 ID:xKa7McDO
男「つまり、本来の俺はその研究により生まれた兵器だということか」

代表「そうだ」

マザー「生まれてから、あなたはここで私に育てられた」

男「しかし、記憶にある銀杏並木や、母さんの笑顔は・・・」

代表「それは全て刷り込みだ。お前はこの研究所から一歩も出ていない」

マザー「私のカラダも無かったしね」

男「・・・では何故、俺は今の人格になったんだ?」
822 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 12:50:54.89 ID:xKa7McDO
代表「戦闘兵器において、最も重視されるのはなんだと思う?」

男「・・・?」

代表「威力?生産性?・・・どれも違う。大事なのは御しやすさだ」

男「使えなければ意味が無い、と」

代表「そう。お前のような圧倒的な威力を持つ兵器を、我々が思い通りに運用する必要がある」

マザー「そのために、あなたの性格にはある処理が施された」

男「ある処理?」

マザー「不安定な力に方向性を与える精神的支柱」

代表「つまり、コンプレックスの植え付けだ」
823 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 13:03:53.53 ID:xKa7McDO
男「コンプレックス?」

代表「その話は少し待て、煮えた」

マザー「まさひこは豆腐と鶏肉で良いかしら」

代表「わしは白菜がいいな」

マザー「はいはい」

男「・・・」

マザー「あなたは?」

男「俺も・・・白菜で」

マザー「自分の名前は聞かないのね」

男「それは、僕の名前じゃなくてもう1つの人格の名前ですから」

代表「そうか」
824 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 13:47:15.57 ID:xKa7McDO
男「コンプレックスの話をしてください」ハフハフ

代表「ん・・・。もう説明する必要ないと思うが、お前には戦闘用と生活用の2種類の人格がある」ハグハグ

男「今の人格は生活用か」

代表「うむ。そして、その人格ごとに、制御用のコンプレックスが植え付けられている」

マザー「戦闘用には、あたしに忠実な兵器になるようマザーコンプレックスを」


代表「生活用には、多くの弱き生命を愛すようにロリータコンプレックスをな」

男「・・・なるほど」

マザー「そして、なぜ今の人格になったか、っていう質問だったわね」
825 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:05:19.25 ID:xKa7McDO
マザー「あなたが14歳の頃、世界の戦力均衡のため、我々は秘密裏に中東にあなたを派遣した」

代表「結果は上々だった。敵部隊の戦力の八割がお前の手により壊滅した」

マザー「あたしの命令通りにね」

代表「全ての作戦は完璧に遂行された。・・・ただ1つのアクシデントを除けば」

男「アクシデント?」

マザー「現地人の少女の殺害」

男「・・・」

代表「コンプレックスの植え付けには成功したが、区別が不完全であったため」

代表「ロリコンである生活用の人格が、少女の死に拒否反応を示したのだ」

男「それが・・・人格が変わった原因」
826 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:12:24.85 ID:xKa7McDO
代表「それにより、戦闘用の性格はお前自身により厳重にロックされた」

マザー「そしてあなたは失踪した」

男「俺が当方不敗師匠に拾われたのもその時期か・・・」

代表「その通り。その後、我々「正義の味方」がお前を発見し、組織にスカウトしたのだ」

男「監視するために?」

代表「それもあるが、お前が見つかった時は純粋に嬉しかった」

マザー「あたしたちの大事な息子だもの」
827 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:22:36.85 ID:xKa7McDO
男「まさひこくんも戦力均衡を目的として作られたのか?」


まさひこ「呼び捨てで良いよ。兄さん」

代表「まさひこは、お前の失敗を活かして作った改良型だ」

マザー「戦闘能力を大幅に削減する代わりに、1つの人格で運用できるようにね」

男「今更そんなもの作る必要があったのか?」

代表「お前の失敗を通じて学んだことはもう1つある」

男「?」

代表「たとえ兵器として生み出したとしても、我が子は愛おしいと言うことだ」

マザー「まさひこにはあなたのように私たちの前から消えて欲しくなかったの」

男「・・・」
828 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:29:12.64 ID:xKa7McDO
男「その我が子を愛す心がありながら、何故あやこさんを実験体にしたんだ?」

代表「夢さ」

男「夢?」

マザー「研究員である私たちに一家団欒は許されなかった」

男「・・・」

代表「だから、お前を迎えて、こうして家族4人で鍋を囲みたかった」

男「・・・そんなことのために」

代表「私と、母さんには何よりも大切な願いだった」

マザー「そして今日、叶えることができた」

まさひこ「兄さんとあやこさんのおかげでね」
829 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:36:51.62 ID:xKa7McDO
男「・・・」グッ

マザー「さぁ、お鍋が冷めちゃうわ」

代表「わしはビールが飲みたい」

まさひこ「僕も飲むよ。兄さんは?」

男「・・・いただくよ」

代表「・・・」

男「どんなにヒドい人でも、あんたたちは家族だ」

マザー「・・・」

男「夢くらいは叶えさせてあげたい」

マザー「あなた・・・」

男「その代わり、この食事が終わったらあやこさんをもとに戻してもらう」

代表「・・・ああ」

マザー「そうと決まれば、たくさん食べてね」

男「じゃあ、白菜としいたけ」

マザー「はい」ニコッ
830 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:43:18.85 ID:xKa7McDO
ピリリリリ!

代表「ああ、すまん。電話だ」ピッ

代表「どうした」

しらすぼし『大変です!本部が襲撃されています!』

代表「敵は?」

しらすぼし『敵は4名、圧倒的火力で太刀打ちできません!』

代表「・・・敵は幼女じゃないか?」

男「!?」

しらすぼし『は、はい!照合中ですが、外見は幼女です!』

代表「そうか、分かった」

マザー「どうしたの?」

代表「お客さんだ」
831 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:47:25.51 ID:xKa7McDO
しらすぼし『とにかく増援を・・・ぎゃっ』ブツン

代表「特殊部隊の名折れだな」

男「その幼女って・・・」

代表「ああ、お察しの通り」

ずどぅぅぅぅん

シュタッ

くろま「お兄ちゃん!」

代表「幼女戦隊ロリデスペラーズだよ」

男「みんな・・・」
832 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:52:13.88 ID:xKa7McDO
くろま「きいておどろけ」

みき「見ておどろけ」

ちさと「我ら悪を許さぬ4人の乙女!」

一同「ロリデスペラーズ!」

こゆき「ただいま参上!」

男「来てくれたのか・・・」

くろま「だいじょうぶ!?」

みき「あやこ先生もいるぞ」

こゆき「つうか鍋を囲んでるぞ!」

ちさと「うらやましい!」

くろま「せつめいしろ!」

男「おっ、落ち着け」
833 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 14:59:44.47 ID:xKa7McDO
男「・・・とまぁ、こういうわけだ」

こゆき「じゃあ、この人がお父さんで」

代表「うん」

みき「あやこ先生の中身が今は兄さんのお母さんだと」

マザー「そうよ」

くろま「このひとは?」

まさひこ「あ、弟です」

ちさと「似てませんわ」

まさひこ「よく言われます」

こゆき「・・・で、どうすればいいんだ?」

男「ど、どうしようか?」

マザー「今から残ったお汁でおじやを作るけど・・・」

くろま「たべる!」
834 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 15:04:16.29 ID:xKa7McDO
くろま「・・・」ガッツガッツ

ちさと「・・・」ガッツガッツ

マザー「うふふ、たくさん食べてね」

代表「いい食べっぷりだなぁ」

マザー「まだたくさんあるからね」

くろま「うん!」

まさひこ「こんな騒がしい晩飯は初めてだ」

こゆき「ご、ごめんなさい」

マザー「良いのよ。すごく楽しい」

代表「ああ、全くだ!」
835 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 15:10:28.79 ID:xKa7McDO
くろま「・・・」ジー

マザー「なぁに?」

くろま「ほんとにお兄ちゃんのおかあさんなの?」

マザー「ええ、カラダはちがうけどね」

くろま「あたしね、お兄ちゃんのおよめさんになるの!」

ちさと「!?」ブッ

マザー「へぇ〜そうなの?」

くろま「だから、あたしのおかあさんだね」

ちさと「ちょ、お姉様!お兄様の許嫁は私ですわ!」

くろま「ふーんだ」

ちさと「ぐぬぬ」ムキー

マザー「モテモテね」ニコッ

男「はぁ」
836 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 15:20:13.90 ID:xKa7McDO
みき「ごちそうさま!」

こゆき「おいしいキムチ雑炊でした」

マザー「おそまつさまでした」

代表「素晴らしい時間だったな」

マザー「ええ、もう悔いはないわ」

男「・・・どういうことだ?」

マザー「もうお別れよ」

男「な、元に戻してくれとは言ったが、そんな急に・・・」

代表「はじめから私たちの目的はお前を交えて鍋を囲むことだった」

マザー「それ以上の時間は、はじめから確保できなかったの」

男「じゃ、じゃあ」

マザー「脅迫するような真似してごめんね。時間が過ぎればあやこさんは元通りになるわ」

男「ま、まだすこししか喋ってない」

マザー「ごめんね。もっと早く、正直な気持ちであなたを迎えていれば・・・」

男「い、嫌だ!」

代表「・・・」

男「母さん!」
837 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 15:25:27.46 ID:xKa7McDO
マザー「最期にやっと母さんってよんでく・・・れ・・・た」バタッ

男「母さん!」ガバッ

マザー「あの子たちとあやこさんを・・・大切にしなさい」

男「うん・・・うん」ボロボロ

代表「じゃあな、俺もすぐ逝く」

マザー「・・・うん」ガクッ

男「母さん・・・」ギュッ

あやこ「・・・痛いわ」

男「あやこさん・・・」

あやこ「あなたのおかあさんは笑って逝かれたわ。だから泣いちゃダメ」ギュッ

男「・・・はい」
838 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 15:33:27.05 ID:xKa7McDO
代表「さあ、最後の仕上げだ」

男「?」ゴシゴシ

代表「マザーを破壊して、機能を停止させる」

まさひこ「それは、つまり」

代表「「正義ノ味方」を「正義の味方」もろとも解体するということだ」

代表「今の「正義の味方」は「正義ノ味方」の傀儡でしかない」

代表「新しい正義の味方はお前たちの手で作り上げろ」

男「親父は!?」

代表「私はここで自爆し、マザーとともに逝く。母さんを独りで逝かせるわけにはいかない」

男「そんな!」

代表「10分で基地外に退去しろ!」
839 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 15:37:59.55 ID:xKa7McDO
男「親父!」

代表「さらばだ!あえてジョンと呼ぼう!」

男「やっと、話せたのに」

くろま「お兄ちゃん、いくよ!」

代表「さらばだ、ロリデスペラーズ、まさひこ」

まさひこ「・・・じゃあね」

こゆき「・・・行くよ」

くろま「ぜんいんしっかりつかまってね!」フワリ

ビュン!
840 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 18:57:07.32 ID:FFaHAkAO
続きが気になるぅぅぅぅぅ!
841 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 19:04:11.74 ID:2U.f602o
切ないなぁ・・・
842 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 21:26:28.63 ID:xKa7McDO
(「正義の味方」本部:上空)
くろま「・・・」

まさひこ「10分です」

ズゥゥゥン

あやこ「ああ・・・」

みき「正義の味方が・・・終わる」

男「・・・」

ちさと「お兄様・・・」

男「さよなら・・・親父」
843 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 21:41:28.04 ID:xKa7McDO
(「正義の味方」本部:地下)
ズゥゥゥン

ガラガラ・・・

代表「ふみちゃん・・・」

代表「これで良かったんかなぁ」

代表「きっとあいつは、私たちのせいで色んなものを失ったと思うんだ・・・」

代表「小さいころから研究ばっかしてたから」

代表「気付かないことが多すぎた・・・」

代表「ふみちゃん・・・」

代表「今度生まれ変わったら、」

ガラガラ!

ズンッ
844 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:01:11.35 ID:xKa7McDO
(後日)
男「行くのか?」

まさひこ「ええ、行きます」

男「ここにいても良いんだぞ」

まさひこ「ありがとうございます。だけど」

男「・・・」

まさひこ「新しい正義の味方を作らなくちゃ」

男「そうか」

まさひこ「あの子たちを大事にしてください」

男「ああ、まかせろ」

まさひこ「最後に1つ」
845 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:33:34.52 ID:xKa7McDO
まさひこ「先日説明した通り、あなたの改良型である私は能力的にかなりの差があります」

まさひこ「さらに、私が戦闘を好まない性格にするために」

まさひこ「僕の人格にも、あるコンプレックスが設定されています」

男「なに?」

まさひこ「それは、「兄との能力差」に対するコンプレックスです」

男「・・・」

まさひこ「「何をやっても兄に勝てないなら、いっそ何もせず生きよう」」

まさひこ「そう考えるよう教育されてきました」

まさひこ「そして、今も・・・」
846 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:40:53.14 ID:xKa7McDO
男「まさひこ・・・」

まさひこ「生んでくれたことには感謝しています」

まさひこ「それに、母さんも父さんも愛しています」

まさひこ「しかし・・・彼らが作り出した僕たちは、あまりにも歪んでいる」

まさひこ「これからの人生、それを抱えて生きていくんです」
まさひこ「母さんと父さんが残した「呪い」とともに・・・」

男「・・・いつか、乗り越えられるさ」

まさひこ「そういう発言にも劣等感を感じますよ」ニヤッ

男「また来い」

まさひこ「ええ、兄さん。またいつの日か」
847 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:49:59.12 ID:xKa7McDO
あやこ「まさひこくんは行っちゃったのね」

男「はい」

あやこ「あたしね。あなたのお母さんになってる時も意識があったの」

男「・・・」

あやこ「だから、色々お話ししたわ」

あやこ「あなたが生まれた時のこと、コンピューターにお母さんの意識がある理由」

あやこ「そして、あなたの本当の名前」

男「・・・」

あやこ「良い名前だわ」

男「・・・僕はこれから先も「ジョン・スミス」です」

あやこ「そうね。あなたはジョン・スミスだわ」



    ―マザー編―完
848 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:55:14.09 ID:2U.f602o
乙ー!
素晴らしい!
849 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 22:56:12.61 ID:7XTFNv20
乙です
850 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:56:47.00 ID:wgYyhOwo
うおおおおおつ
851 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:09:13.43 ID:5wXp.L.o
完結するんじゃないかと思ったが別にそんなことなかったぜ!
乙ですわ
852 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:22:09.25 ID:TF2QLIAO
バトル展開かと思ってたのに
思ってたのに


超乙
853 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:36:38.99 ID:EObbBVco
乙乙!
俺も終わっちゃうんじゃないかヒヤヒヤしながら読んでたわ…
いつもの話とのギャップがうまいな〜
854 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:28:41.70 ID:eGXCUiYo
毎回いい話で終わるのは卑怯だろおおおお乙乙
855 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:00:04.28 ID:D1bjVcDO
書く!
856 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:06:26.30 ID:tFAbJT6o
うむ
857 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:07:58.68 ID:D1bjVcDO
―C2シンドローム・感染拡大編―

みき「ゲホッ・・・ゲホッ」

男「36.4℃、平熱なんだけどなぁ」

みき「ゲーホッ!ゲホッ」チラッ

男「ノドかなぁ」

みき「わ゛か゛ん゛な゛い゛」

男「今日は学校休んだ方がいいかもね」

みき「・・・ゲホッ」ニヤッ

くろま「じゃあ、あたしはいくよ」

男「ああ、いっておいで。あ、そう言えば今日は・・・」

みき「・・・」ギクッ

男「予防接種だろ」
858 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:16:17.65 ID:D1bjVcDO
くろま「うん、まぁあたしはかんけいないけど」

男「お前には針刺さらないもんな」

くろま「まぁね。行ってきます」

ガチャ

みき「ゲホッ」

男「さて、じゃあ病院行くか」

みき「病院は・・・!結構でございます」

男「なんで敬語?」
859 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:23:16.35 ID:D1bjVcDO
みき「病院は〜イヤかにゃ〜」チラッ

男「・・・かわいい」

みき(チョロいもんよ)

男「とりあえず、お薬買ってくんね」

ガチャン・・・バタン

みき「ふふふ、知られるわけにはいかない」

みき「注射が怖いなんて、知られるわけには」

ちさと「・・・」

みき「きゃ、きゃあ!ちーちゃん!いたのね」ビクッ
860 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:30:35.00 ID:D1bjVcDO
ちさと「・・・」ジー

みき「なに、その蔑むような目は」

ちさと「・・・」ジー

みき「や、やめなさい」

ちさと「・・・」ジー

みき「そんな目で・・・見ないで!」

ちさと「・・・」

みき「す、スーパーカップのチョコミントでどうだ」

ちさと「チョコバナナ味も・・・」

みき「OK、まかせろ」

ちさと「うっし!」
861 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:38:50.97 ID:D1bjVcDO
(薬局)
店員「ノドでしたらこれですかね〜」

男「はあ」

店員「あと、これがあるとお子さんはお薬飲みやすくなりますよ」

男「なになに、服用ゼリー「お薬飲めたね」?」

店員「はい、水で押し込んだり口移しする必要がなくなるので便利ですよ」

男「口移しする必要がなくなる!?なら断る!」

店員「す、すいません」

男「まったく!」

店員(なんか変なのが来たよ・・・)
862 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:46:29.21 ID:D1bjVcDO
男「他に・・・例えば浣腸みたいなのはないのかね」

店員「ああ、座薬のことですか?ちょっとノドに効く座薬はないですね」

男「パンツを脱がせられればなんでも良いんだが」

店員「・・・」

男「体に塗るタイプの薬でも良いんだが」

店員「・・・少々お待ちください」

男「はいよ」

男「・・・」

男「・・・・・・」

???「もし」

男「はい?」

警察官「暑までご同行願えますか?」

男「・・・はい?」
863 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:54:58.98 ID:D1bjVcDO
(学校:教室)
あやこ「はい、じゃあ一年生は今から順番で予防接種に行きまーす」

一同「はーい」

あやこ「じゃあ名前の順でついてきてくださ〜い」

一同「はーい」

男子生徒「注射かー」

女子生徒「こわーい」

大佐「・・・」

中尉「大佐・・・もしかして」

大佐「ばっか注射なんて怖くねーよ!」

中尉「まだ何も言ってませんが」
864 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:14:54.43 ID:D1bjVcDO
(学校:臨時予防接種会場)
あやこ「はーい次はくろまちゃん」

くろま「・・・」

あやこ「どうしたの?」

くろま「なんでもないよ」

医者「はい、じゃあ痛くないからね〜」

グッ・・・ポキンッ

医者「お、折れた!?」

看護婦「そ、そんな注射道無為喝流7段の先生が針負けするなんて・・・」

くろま「・・・」

医者「しゃらくせぇ!こちとら30年注射打ってんだ!負けられるかよ!あれを出せ!」

看護婦「ま、まさかあの奥義を・・・!?」



あやこ「そー言えば、今日は何の病気を予防するんですか?」

愛染先生「なんでも、C2シンドロームを予防できるそうですよ」
865 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:26:13.70 ID:D1bjVcDO
あやこ「え?C2シンドローム?でも、あれって・・・」

愛染先生「そう、本来思春期の子どもたちに発症する病気です」

あやこ「なんで小学校一年生の子どもに予防接種を?」

愛染先生「どうやら近年、低年齢層にも発症する傾向があるそうなんです」

あやこ「怖いですね・・・」

愛染先生「誰でもインターネットが使える情報化時代ですからね」

愛染先生「我々の頃より低年齢層の成熟が早いんでしょう」

あやこ「なるほどねー」
866 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:30:26.29 ID:tFAbJT6o
C2…ああなるほど…ww
867 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:32:09.54 ID:D1bjVcDO
あやこ「都内での発症例ってあるんですか?」

愛染先生「世田谷区の市立小学校で三名の生徒が発症しています」

あやこ「へー」

愛染先生「とにかく、予防接種だけではなく、手洗いやうがいも徹底させた方がいいですね」

あやこ「分かりました。気をつけます」



医者「参りました・・・」

看護婦「先生・・・」ブワッ

くろま「まいられました」
868 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:41:05.93 ID:D1bjVcDO
あやこ「ところで、発症したらどう対処するんですか?」

愛染先生「現代医学をもってしても特効薬は未だに開発されてませんからねぇ」

あやこ「放置・・・ですか?」

愛染先生「感染の恐れがありますから、場合によっては隔離もあり得る」

あやこ「多感な時期の子どもに悪影響を及ぼしかねませんよ」

愛染先生「他の生徒を危険に晒すわけにもいきません」

あやこ「ですよねー」

くろま「おわったよ」

あやこ「あら、じゃあ次の人〜」
869 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:46:14.89 ID:D1bjVcDO
(自宅)
みき「暇だな〜」ゴロゴロ

みき「兄さんも帰ってこないし」

みき「おい、ちさと」

ちさと「はぁい?」

みき「暇なんだけど」

ちさと「知りません」

みき「冷たいな」

ちさと「私はみなさんが学校に行ってる間はいつも1人です〜」

みき「そうか、そうだよな。じゃあ何かして遊ぼ!」

ちさと「も〜甘えんぼさんなんだから」
870 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:54:41.10 ID:D1bjVcDO
(警察署)
警察官「お前、この座薬使って何するつもりやったん?」

男「・・・別に」

警察官「こっち見て話さんかい!」バンッ

男「ひっ」ビクッ

警察官「どうやら前にも盗撮容疑で捕まっとるみたいやのぉ」

男「・・・」

警察官「今度はあれか?幼女と浣腸プレイでもしようと思っとったんか!」

男「し、失礼な!僕は純粋にお尻の穴を弄ろうと思っただけで、スカトロに興味はない!」

警察官「・・・それは、自供したと考えても良いんか?」

男「あ゛」

警察官「10時11分、自供と。おい!記録したな!」

警察官「はい」

男「ぎゃふん・・・」
871 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 00:02:48.14 ID:OGl5y6DO
(自宅)
みき「王手」

ちさと「だめです。そこにはトラップを仕掛けました」

みき「・・・」

ちさと「じゃあ私は歩兵を三体生贄にして飛車をクイック召喚」

ちさと「さらにフォーメーション効果で攻撃力7億アップ」

ちさと「ターンエンドです」

みき「これ将棋だよね?」

ちさと「ええ、将棋です」

みき「・・・」

ちさと「さあ、お姉様の番です」

みき「・・・ぐっ、ぐぁあ」ビクッ

ちさと「ど、どうしたんですか!?」

みき「ぐ、収まれ!小宇宙の記憶(コスモメモリー)が目覚めるまで、まだ時があるはずだ!」ジタバタ

ちさと「・・・?」
872 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 00:08:15.67 ID:vN0MW4Eo
ワロタ
873 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 00:11:25.76 ID:OGl5y6DO
ちさと「ちょ、お姉様!」

みき「はぁぁ!霊子力(チャクラエネルゲン)が暴走してる!」ビクッビクッ

ちさと「はわわわわ」オロオロ

みき「ち、血の盟約(アポカリプス)により、一時的に冥王の封印(チェインオブヘル)を強化する」ジタバタ

ちさと「・・・!?」

みき「ふぅ・・・」

ちさと「だ、大丈夫ですか?」

みき「ああ、危うく「約束の瞬間(とき)」を迎えるところだった」

ちさと「はぁ」

みき「さて、私の番だったな」

ちさと(何だったのかしら・・・)
874 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 00:22:24.76 ID:OGl5y6DO
(その日はもう、みきの「発作」が現れることはなかった)

(自宅)

男「ひ、ひどい目にあった・・・」

みき「おかえり」

ちさと「遅いですわ」

くろま「おなかへった」

男「部下くんは作ってくれなかったの?」

ちさと「部下さんとこゆきお姉様はデートです」

男「俺がひどい目にあってるときに・・・うらやましい」

くろま「おーなーかーへーたー」

男「はいはい。あ、みきちゃん。のど飴買ってきたから」

みき「あ。ありがと」
875 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 00:30:27.55 ID:OGl5y6DO
(翌日:自宅)
みき「じゃあ行ってきます」

くろま「いっきます」

男「いってらっさい」

みき「一日ぶりの太陽の光(エターナルシャイニング)は眩しいな。現世(ザ・ワールド)に帰ってきた実感がわくよ」

男「はい?」

みき「え?」

男(聞き間違えか?)

みき「のど飴効いたよ。ありがとね」

男「ああ、気をつけて行っておいで」

みき「うん」


・・・バタンッ!
876 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 00:39:12.51 ID:OGl5y6DO
(学校:1年2組教室)
きょうこ「オホホ!臆病者のみきさん!今日は学校に来られたんですね!」

みき「・・・」

きょうこ「あら、まだ仮病が治ってないんですの?」

みき「・・・「隔虜に捕らわれし者」(プリズナー)の言いそうな言葉だ」

きょうこ「はい?」

みき「契約により力を得た私の前では、どんな言葉も虚空に消え失せる」

きょうこ「・・・?」

ガララッ

愛染先生「はい、おはよー。席につけー」

一同「おはようございまぁす」
877 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 00:54:43.03 ID:OGl5y6DO
愛染先生「お、墨州。今日はちゃんと来たんだな」

みき「はい・・・。いや、この学校の地獄の孔(ヘルズゲート)が私を呼び寄せたのかもしれません」

愛染先生「はい?」

みき「それよりも早く出席を、「超進化」(ギガエヴォルタ)の時は刻々と迫ってます」

愛染先生「ま、まさか・・・」

きょうこ「やっぱ変ですわ」

みき「私の霊子力(チャクラエネルゲン)でも、太極(スペリオルポイント)からみんなを守ることはできない」

愛染先生「み、みんな外に出ろ!」
878 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 01:01:24.63 ID:OGl5y6DO
不動「ど、どうしたんですか!?」

愛染先生「とにかくみんな教室を出るんだ!」

きょうこ「・・・!?」ガタンッ

愛染先生「不動!あやこ先生と保健の先生を呼んでこい!」

不動「な、なんで!?」

愛染先生「緊急事態だ!早く!」

不動「はい!」

愛染先生「・・・まさか、うちのクラスから出るとは」

みき「みんな恐れることはない。血の盟約(チェインオブヘル)は弱き者には感ずることもできまい」

愛染先生「C2シンドローム・・・」

みき「ククク・・・ぐっ、まだ「お前」の出番じゃない!」

愛染先生「通称・・・「厨二病」!」
879 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 01:03:02.24 ID:OGl5y6DO
ネルす
880 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 01:03:49.85 ID:mnRc4REo
なるほどwwww
881 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/29(水) 01:10:59.55 ID:9kRDyxE0
まさかこんな幼子まで血の盟約(チェインオブヘル)を結ぶようになっていたとはな
どうやら我々の計画(プラン)は思っていたよりも早く進みそうだよ……

・・・乙
882 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 01:26:05.50 ID:T/tqDTIo
乙wwwwww
883 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 04:32:26.63 ID:3XMcbXko
薬局のくだりでクスクスC2シンドローム発症で大爆笑wwwwww
ギャップ!前回の話とのギャップよwwww
884 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 09:54:44.60 ID:OGl5y6DO
大変なミスを発見した

血の盟約は(チェインオブヘル)じゃなくて(アポカリプス)で
冥王の封印が(チェインオブヘル)ですた

【用語集】※定期的に更新
・霊子力(チャクラエネルゲン)
・血の盟約(アポカリプス)
・冥王の封印(チェインオブヘル)
・太陽の光(エターナルシャイニング)
・現世(ザ・ワールド)
・隔虜に捕らわれし者(プリズナー)
・地獄の孔(ヘルズゲート)
・超進化(ギガエヴォルタ)
・太極(スペリオルポイント)
885 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 11:01:06.25 ID:.oY/3QEo
おつんwwwwwwwwwwww
886 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 13:33:16.20 ID:OGl5y6DO
あやこ「どうしたんですか?」

愛染先生「厨二病感染者です」

あやこ「え!?でも、昨日予防接種したばかりなのに・・・」

愛染先生「墨州は昨日休んだんです」

あやこ「みきちゃん!?」

みき「む、貴様は豊穣の乳房(アフロディアボイン)。なるほど、すでに現世(ザ・ワールド)に降りていたか」

あやこ「はい?」

みき「どうやらまだ覚醒(リベレーション)してないようだな」

あやこ「愛染先生、通訳を」

愛染先生「わ、分かりませんよ」

保健の先生「どうかしたの?」
887 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 13:41:43.78 ID:OGl5y6DO
保健の先生「なるほど、ついに感染者が出たのね」

愛染先生「とりあえず生徒は避難させました」

保健の先生「ナイスな判断だわ」

あやこ「で、どうするんですか?」

保健の先生「感染者を隔離したあと、この教室は消毒するのが妥当ね」

あやこ「でも、みきちゃんを取り押さえるのは無理だと思うんですけど」

愛染先生「確かに墨州は学校を半壊させる力の持ち主ですからね」

保健の先生「見た感じ初期症状だから、多分話は通じるわ」

保健の先生「なんとか保健室に誘導しましょう」
888 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 14:00:31.52 ID:OGl5y6DO
保健の先生「どうも」

みき「その白衣は・・・。まさか!「天使審査会」(エンジェリックドラフト)の者か!」

保健の先生「・・・そうよ。名前はヌル・コンスタンティン・ハクイエル。長いからハクイエルでいいわ」

みき「しかし、まだ超進化(ギガエヴォルタ)までの時間はあるはずだ!」

保健の先生「冥王(ヘル)が動き出したわ」

みき「なんだと・・・。どうりで冥王の封印(チェインオブヘル)が疼くはずだ」

保健の先生「その封印・・・。やはりあなたは烙印を押されしもの(リヴェンジャー)なのね」

みき「ああ、冥王(ヘル)には借りがある。ヤツを屠るまで私は死ねない」

保健の先生「分かったわ。天使審査会(エンジェリックドラフト)からの勅命を伝えます」

みき「・・・」

保健の先生「至急、この学校の地獄の孔を閉じなさい」

みき「な・・・!?しかし、あの孔は!」
889 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 14:23:15.38 ID:OGl5y6DO
保健の先生「どうしたの?」

みき「あの孔を閉じるわけにはいかない!」

保健の先生「1人で冥界(ヘルズ)に行くつもりなの?」

みき「かつて天使(エンジェリカ)だった私は、あの戦いで冥王(ヘル)に烙印を押され、冥界(ヘルズ)に堕ちた」

みき「そして堕天使(ディスエンジェリカ)となったのだ。その時から仲間などいない」

保健の先生「・・・!?じゃああなたは烙印を押されし者(リヴェンジャー)と堕天使(ディスエンジェリカ)を両立するもの」

みき「そう、幻光天使(ファントムエンジェリカ)だ」

保健の先生「まさか・・・あなただったのね」ガクガク

みき「ククク・・・そう、私だ」
890 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 14:38:37.13 ID:OGl5y6DO
保健の先生「そうね・・・。あなたなら冥王(ヘル)を倒すことができる」

みき「・・・分からない。この烙印がある限り、ヤツは私の命を握っているも同然だ」

保健の先生「・・・今のあなたなら使いこなせるかもしれない」

みき「なにをだ?」

保健の先生「神速剣(シンソニックセイバー)」

みき「!?」

保健の先生「ご存知のようね」

みき「と、当然だ!先の100年戦争で、冥王(ヘル)を封印した剣だ!」

保健の先生「来なさい。あなたに、もしも「剣聖」(ブレイブソード)としての素質があれば・・・」

みき「面白い・・・!案内しろ!ハクサイエル!」

保健の先生「・・・ハクイエルよ」
891 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 14:43:54.71 ID:OGl5y6DO
保健の先生「さぁ行くわよ」

みき「ああ」



あやこ「・・・」

愛染先生「・・・」

あやこ「何で話が通じてるんでしょうか?」

愛染先生「知りません」

あやこ「そうですか」

愛染先生「じゃあ僕は避難した生徒を見てきますんで」

あやこ「はい」
892 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 15:08:29.85 ID:OGl5y6DO
(保健室)
みき「おお・・・これが」

ジャキン

保健の先生「似合うじゃない」

みき「フッ、おだてるなよ」

あやこ「どうみても30cm定規なんですけど」

保健の先生「うるさい」ゴキンッ

あやこ「あいた!」

みき「ぐっ・・・。落ち着け!この剣の霊子力(チャクラエネルゲン)に反応したのか・・・!」ガクッ

あやこ「・・・?」


保健の先生「発作ね。初期症状によくある反応だわ」

あやこ「へぇ」
893 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 15:13:37.67 ID:OGl5y6DO
あやこ「で、どうするんですか?保健室に隔離するんですか?」

保健の先生「それはムリ。あくまで応急手段よ」

あやこ「救急車呼びますか?」

保健の先生「そうして頂戴。あたしは今後の治療用にみきちゃんのデータを集めるわ」


あやこ「はい、じゃあお願いします」

ガラッ

保健の先生「さてと、じゃあ色々聞いてみるかな」

みき「?」
894 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/29(水) 20:05:06.53 ID:V35dSwAO
わっふるわっふる
895 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 20:24:41.14 ID:OGl5y6DO
先に言っておくが

保健の先生「体に聞くわ」ニュポ

みき「ふ、ふにゃぁぁ///」

みたいな展開は今回無いです
896 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 20:26:15.08 ID:3sbViooo
チッ
897 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 20:27:41.52 ID:4uQxezso
え?
898 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 20:30:55.45 ID:OGl5y6DO
(´・ω・`)・・・



(`;ω;´)シャキーン
899 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 20:31:40.04 ID:YqDet9Io
おおおお思いつきもしなかったわ
900 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 20:39:19.16 ID:KOKmmFA0
乙です。
901 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 20:44:52.22 ID:OGl5y6DO
い、いやいやまだ終わらねえよ!

書くぜよ
902 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 21:00:33.11 ID:3XMcbXko
>>898
期待していいんだ?いいだよな?パンツ脱ぐぞ?いいんだな?
903 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 21:19:49.35 ID:OGl5y6DO
エロは次や、次
904 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 21:21:45.10 ID:OGl5y6DO
あやこ「救急車は10分後にくるそうです」

みき「・・・だから私は冥王(ヘル)との戦いを決意したのだ」

保健の先生「ふむふむ」

あやこ「何か分かりました?」

保健の先生「世界観や設定はだいたい分かったわ」

あやこ「へぇ、教えてください」

保健の先生「ここにまとめたから読んでちょうだい」スッ

あやこ「ん〜」
905 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 22:01:04.38 ID:OGl5y6DO
【みきちゃん脳内世界観】
みきちゃんの厨ニ世界は天界(エンジェリオス)、現世(ザ・ワールド)、冥界(ヘルズ)の3つの次元からなる
天界(エンジェリオス)は、主に天使が支配している光の世界。属性は善
現世(ザ・ワールド)は、主に人間が支配している世界。陰と陽の性質を持ち、善と悪の両方に属する
冥界(ヘルズ)は、冥王(ヘル)が支配する純粋な闇の世界。悪魔(デモス)が蠢き、一度入ると出られない

【みきちゃん脳内設定】
先の100年戦争、天使(エンジェリカ)であったみきちゃんは冥王(ヘル)により烙印を捺され、冥界に堕ちてしまう。

烙印を捺されし者(リヴェンジャー)と堕天使(ディスエンジェリカ)。2つの相反する力を
身に付けたみきちゃんは、いつしか幻光天使(ファントムアンジェリカ)として超進化(ギガエヴォルタ)することとなる

過去には戻れない。冥王への復讐を誓い、幻光天使みきちゃんは力を求めて現世に降り立つのであった
906 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 22:02:48.50 ID:OGl5y6DO
【用語集】※定期的に更新
・霊子力(チャクラエネルゲン)
・血の盟約(アポカリプス)
・冥王の封印(チェインオブヘル)
・太陽の光(エターナルシャイニング)
・現世(ザ・ワールド)
・隔虜に捕らわれし者(プリズナー)
・地獄の孔(ヘルズゲート)
・超進化(ギガエヴォルタ)
・太極(スペリオルポイント)
・豊穣の乳房(アフロディアボイン)
・覚醒(リベレーション)
・冥王(ヘル)
・烙印を押されし者(リヴェンジャー)
・天使審査会(エンジェリックドラフト)
・冥界(ヘルズ)
・天使(エンジェリカ)
・堕天使(ディスエンジェリカ)
・幻光天使(ファントムエンジェリカ)
・神速剣(シンソニックセイバー)
・剣聖(ブレイブソード)
・悪魔(デモス)
907 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 22:04:30.12 ID:mnRc4REo
        ____
        /     \    
     /   ⌒  ⌒ \   何言ってんだこいつ
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    |   、" ゙)(__人__)"  )    ___________
   \      。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | |             |
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 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_
908 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 22:14:33.43 ID:OGl5y6DO
あやこ「うわぁ・・・」^^;

保健の先生「痛々しいでしょ」

あやこ「私にもこういう時期ありましたけど・・・」

保健の先生「私はなかったけど」

あやこ「さすがに自分のことを天使とは言わなかったなぁ・・・」

保健の先生「あら、あなたはどんな厨ニ世界を持ってたの?」

あやこ「私は超能力を持ってしまったため、秘密結社に追われてました」

保健の先生「なるほど、よくある症例だわ」

あやこ「私たちの頃は病原菌が原因だなんて解明されてませんでしたからね」

保健の先生「そうね。科学が進歩してなかったからね」

あやこ「科学ってすげぇ」
909 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 22:15:40.74 ID:vVd98e2o
かがくのちからってすげー
910 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 22:28:47.10 ID:OGl5y6DO
みき「この神速剣(シンソニックセイバー)があれば・・・勝てる!」

ジャキン!ヒュンヒュン!

保健の先生(やだ・・・バカみたいにマジメにやってる。超かわいい)フルフル

パーポーパーポー

あやこ「あ、救急車来たみたいです」

保健の先生「暴れられたら困るから寝かしてから行くわ」

あやこ「でも・・・どうやって?」

保健の先生「幻光天使(ファントムエンジェリカ)みきよ。さらに力を得る方法がある」

みき「え?」

保健の先生「この注射を打つのよ」

みき「ちゅ、注射!?」
911 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 22:38:06.45 ID:OGl5y6DO
みき「注射は〜、いらないかな〜」

保健の先生「何故?このままでは冥王(ヘル)に勝てないわ」

みき「い、いや、注射の力に頼ったらダメかな〜って」

保健の先生「怖いのね」

みき「っ」ギクッ

保健の先生「注射が怖いから昨日も休んだんでしょ?」

みき「ち、違うもん!怖くないもん!」

保健の先生「じゃあ注射しましょ」スッ

みき「ひっ!ちゅ、注射なんていらない!」ダッ!

ガラッ!

あやこ「に、逃げた!」
912 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 22:46:30.65 ID:OGl5y6DO
保健の先生「・・・しまった」

あやこ「どーすんですか!学校中に病原菌が広まっちゃいますよ」

保健の先生「予防接種してあるから一年生は大丈夫だけど・・・」カリ

あやこ「5・6年の生徒はまだ予防接種してません・・・」

保健の先生「とにかく探しましょう。高学年の教室がある4階には近づけないように」

あやこ「はい!」

保健の先生「自衛隊の化学処理班を呼ばなきゃダメね・・・」
913 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 22:54:00.21 ID:OGl5y6DO
(廊下)
みき「怖くない、怖くない、怖くない」タッタッタ

みき「怖くないもん・・・!」タッタッタ

みき「!?」

ドンッ

みき「きゃっ!」

こゆき「うぎゃっ!」

みき「いてて・・・」

こゆき「いてーな・・・みきじゃん」

みき「姉さん!い、いや、貴様は冥王(ヘル)の手先!博学の悪魔(インテリジェルデモス)」

こゆき「いきなり悪魔呼ばわりとは失礼なヤツだ」ガンッ

みき「痛い!」
914 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 23:03:46.63 ID:OGl5y6DO
こゆき「まだ授業中だぞ。なにやってんだ?」

みき「地獄の孔(ヘルズゲート)より冥界(ヘルズ)へ向かい、冥王(ヘル)を倒そうと・・・」

こゆき「お前、まさかC2シンドロームにかかったんじゃ・・・」

みき「幻光天使(ファントムエンジェリカ)である私を愚弄する気か!」

こゆき(あかん。完璧に厨ニ病だ)ジー

みき「な、なんだその目は」

あやこ「こゆきちゃん!」

こゆき「お、あやこ先生」

みき「ひっ!」
915 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 23:14:44.36 ID:OGl5y6DO
みき「ちゅ、注射はいらない!」ササッ

こゆき「あーなるほど、だから逃げてたのか」

あやこ「安心して、注射はしないわ」

みき「ほ、ほんと?」

あやこ「ほんとよ」ニコッ

こゆき「先生、どうしたの?」

あやこ「みきちゃんを救急車に乗せようと思ったんだけどね」ヒソヒソ

あやこ「大人しく乗らないだろうから、麻酔で寝かせようとしたのよ」ヒソヒソ

こゆき「なるほどなるほど」
916 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 23:29:57.80 ID:OGl5y6DO
こゆき「私に考えがあるわ」

あやこ「え?ほんと?」

こゆき「ええ、これがあればね」スッ

あやこ「そ、それは!」

こゆき「そう、服用ゼリー「お薬飲めたね」!」

あやこ「何故それを・・・」

こゆき「おいしいからおやつに持ってきた」エッヘン

あやこ「威張ることじゃないわ・・・」

こゆき「これに睡眠薬を入れて飲ませる」

あやこ「なるほど」
917 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/29(水) 23:36:06.31 ID:OGl5y6DO
あやこ「そう簡単に食べてくれるかしら」

こゆき「ゼリーはみきの好物だから大丈夫」

あやこ「・・・」

こゆき「みき、おやつのゼリーだ」

みき「わぁぁ!食べる!」パクッ

こゆき「・・・」

みき「う・・・」フラッ

バタン

こゆき「な」

あやこ「案外単純に出来てるのね」
918 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 00:01:32.63 ID:wme./sDO
(後日、病院へ搬送されたみきには、厳しいリハビリが待っていた)

医者「はい、じゃあはじめるよ〜」

みき「・・・」ドキドキ

VTR『幻光天使(ファントムエンジェリカ)である私を愚弄する気か!』

VTR『フハハ!神速剣(シンソニックセイバー)を手にした私にかなう者などいない!ヒュンヒュン!』←口で効果音を出してる

みき「ぎゃぁぁあ!ヤメてくださいぃぃぃ/////恥ずかしいぃぃぃ////」

医者「ダメだ!目を背けちゃいけない!」ブフフッw

みき「ひぃぃぃ///」



かくして、一連の疾病劇は幕を閉じた
彼女は我々にうがいと手洗いの大事さを身を持って教えてくれたのだ
しかし、みきは心に深いトラウマを残すこととなった
この世界に、神はいるのであろうか・・・




   ―C2シンドローム・感染拡大編―完
919 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 00:04:53.53 ID:j7T0.nwo
治療法それかよwwww
乙!
920 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 00:06:33.50 ID:hNwc5kgo
自衛隊だの救急車だのって事態になるなら
病原菌って分からなかった時代はどうしてたんだよとwwwwww
乙wwwwwwww
921 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 00:06:45.92 ID:wme./sDO
(後日)
みき「ただいま」

こゆき「退院おめでとう」ブフフッw

ちさと「天使」

みき「っ」

くろま「はい。しんそにっくせいばー」スッ

みき「ちくしょぉぉぉ////」


※この後、自宅と学校で一週間ネタにされた



ちさと「・・・ぐっ、「組織」の連中が動きだしたか!」

くろま「?」

ちさと「あれ?」
922 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 00:09:25.08 ID:wme./sDO
>>920
自然に治るまで、みんなに生暖かい目で見守られる
そしてトラウマになる
923 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 00:17:24.85 ID:Y0NcKtQo
ヒュンヒュンワロタ
924 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 00:20:09.35 ID:KZ.KRJMo
>>920
自衛隊はみきちゃんだからだろうな
925 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 01:01:03.19 ID:wme./sDO
あっ、ちなみに後日談含め終わり
926 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 01:10:38.47 ID:hNwc5kgo
>>922
時代は進んだのだな…
ってちーちゃんwwww

再度乙
927 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 01:25:28.60 ID:hNwc5kgo
そういや900過ぎてるからそろそろ新スレか

日炉党とか正義の味方とか色々滅んじゃったなぁ…
寂しいけど少しずつ少しずつまとめに入ってるのかしらん
928 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 09:28:14.14 ID:wme./sDO
ラストの構想はできていますが、需要があるうちは何スレでも書かせていただきたい


このスレは、残りが中途半端なので指定されたキャラの話を40レス分くらい書きます

エロでも構わないので、焦点を当てて欲しいキャラをお書きください

+3レス分くらいの中から選びます。(エロ希望の方はキャラ名の頭にエロってつけてください)

時間が経ってもレスが無い場合はちーちゃんが生活費のため、ティッシュ配りの少女になります
929 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 10:44:21.63 ID:4QRt0.go
ちーちゃんで
930 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 11:03:11.71 ID:5HOLCQDO
ちーちゃんに再びガンプラを……
931 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 16:03:29.16 ID:l3l4E8co
ちーちゃんのティッシュ配りも見たいけど・・・
本当に見たいのはおもら(ry
932 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 17:04:55.63 ID:wme./sDO
じゃあ満場一致でちーちゃんで
933 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 17:35:05.13 ID:i4c7bWoo
さすが我らのちーちゃん
934 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 17:44:44.04 ID:NzJG4bUo
ちーちゃん人気高いな……やはりヒロインか……
935 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 17:59:42.28 ID:wme./sDO
―ちーちゃん、ママになる編―

こゆき「ちさと、今日はお前が買い物当番だぞ」

ちさと「あ、はい」

男「今日はカレーだから、この紙に書いてるものを買ってきてね」

くろま「あいすも!」

男「アイスは買わなくていいから」

くろま「ちっ」

ちさと「じゃあ、行ってきます」
936 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/30(木) 19:45:06.91 ID:h26sesAO
わっふるわっふる
937 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 19:54:10.64 ID:wme./sDO
(京王ストア)
ちさと「え〜と、ジャガイモとニンジンと・・・」

ちさと「魚肉ソーセージは・・・」

ちさと「あったあった」

ちさと「ああ、いつか鶏肉のカレーを食べれるのかしら」

ちさと「不幸な私・・・」

ちさと「いぢわるな姉たちに囲まれて、まるでシンデレラ」

店員「1380円だよ」

ちさと「・・・はい」
938 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 20:42:07.47 ID:wme./sDO
(帰路)
ちさと「んふ〜♪」

ちさと「魚肉カレー♪魚肉カレー♪」

ちさと「たまに魚肉すら無いの〜♪」

ちさと「んふ〜♪」

にゃー

ちさと「ん?」

にゃー

ちさと「んん?」

にゃー

ちさと「猫さん?」
939 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 20:54:42.73 ID:wme./sDO
ちさと「この茂みから・・・」ガサガサ

ちさと「あっ」

ネコ「にゃー」

ちさと「ネコさん!」

ネコ「にゃうー」

ちさと「ちっちゃぁい・・・」

ネコ「にゃー」

ちさと「子猫かしら・・・なんでダンボールに・・・」

ちさと「なになに、「拾ってあげてください」?」

ちさと「捨てネコちゃんですか・・・」ナデナデ

ネコ「にゃ」ゴロゴロ
940 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 21:03:43.01 ID:wme./sDO
ネコ「・・・」ペロペロ

ちさと「おなか減ってるの?」

ネコ「にゃん」

ちさと「何か食べるものは・・・」ゴソゴソ

ちさと「・・・魚肉ソーセージ」

ちさと「ダメ!これをあなたにあげたら、ただでさえ貧相なウチのカレーが益々・・・」

ネコ「にゃん」キラキラ

ちさと「ぐぅ・・・おのれ、卑怯な」

ネコ「にゃぁぁぁん」キラキラ

ちさと「負けましわた・・・」

ビリビリ
941 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 21:20:05.34 ID:wme./sDO
(自宅)
ちさと「ただいま帰りました」

男「おかえり。じゃあカレー作ろうか」

ちさと「・・・」ギクリ

男「お買い物ありがとうね。・・・あれ?」ガサガサ

ちさと「・・・」ヒューヒュー←口笛(のつもり)

男「魚肉ソーセージが・・・ない」

くろま「・・・なんだと!?」

みき「ちさとてめえ、道草どころか魚肉ソーセージまで食ってくるとは・・・」

ちさと「ちっ、ちが」

くろま「もんどうむよう!」

みき「魚肉ソーセージの恨み!」

メキメキッ(腕ひしぎ十字固め)

ちさと「う、うぎゃぁぁ!」



こゆき「やぁね。食べ物ごときでみにくい」

部下「こゆきさんは怒らないんですね」

こゆき「だってお肉嫌いだもん」

部下「へぇ」

こゆき「でも、ダーリンが作ってくれたら・・・何でも美味しいよ///」ニャンニャン

部下「でへー////」ニャンニャン

男「・・・」
942 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 21:27:20.36 ID:wme./sDO
(翌日:茂み)
ちさと「でね、ヒドいんですわよ!」

ちさと「あの横暴なメガネと漢字の喋れないおバカがね」

ちさと「・・・でね・・・だからね」

ネコ「にゃー」

ちさと「うふ、話を聞いてくれるのはネコさんだけです」

ネコ「にゃー」

ちさと「ウチに持って帰ったら怒られるだろうなぁ」

ちさと「魚肉ソーセージ一本で怒る人たちだもんなぁ」

ネコ「にゃー」

ちさと「・・・決めました!ネコさんが大きくなるまで」

ちさと「私がここで育てます!」

ちさと「今日から私がネコさんのママです!」

ネコ「にゃ?」
943 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 21:47:52.31 ID:wme./sDO
その日から、ちさとは毎日一生懸命猫の世話をした

同年代と関わりがないちさとには友達がいない

だから、建て前上は「親子関係」でも、初めて友人が出来たことが嬉しかったのだ


ちさと「ネコさん♪」ガサガサ

ネコさん「にゃん」

ちさと「うふふ、ご飯ですよ」

ネコ「うにゃん」ゴロゴロ

ちさと「今日はお魚屋さんにもらったマグロの余りですよ〜」

ネコ「にゃ」モグモグ

ちさと「いっぱい食べて大きくなるんですよ」ナデナデ
944 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 21:54:56.13 ID:wme./sDO
ちさと「あのね、ネコさん」

ネコ「にゃぁん?」

ちさと「ママね、好きな人がいるの」

ネコ「・・・ふにゃぁ」←アクビ

ちさと「変態でロリコンなんだけどね」

ちさと「真面目な時はすごくカッコよくてね」

ちさと「いつも守ってくれるの」

ネコ「・・・」zZZZ

ちさと「大好きなのに全然気付いてくれないの・・・」ナデナデ

ネコ「ぐぅぐぅ」

ちさと「んふ、かわいい」
945 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 22:39:24.72 ID:wme./sDO
(そして、その翌日)
ちさと「・・・いやなお天気」

TV『季節はずれの低気圧は影響で、関東地方は午後から天気が大きく崩れるでしょう』

男「ん〜、雨降りそうだからくろまたちを迎えに行ってやるかな」

ちさと(あ、ネコさん・・・!)

男「ちーちゃん、雨が強くなりそうだから外に出ちゃダメだよ」

ちさと「は、はい」

男「じゃあ、行ってくる」
946 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 23:01:42.80 ID:wme./sDO
ちさと(助けに行かなきゃ)

部下「あれ、どこに行くんですか?」

ちさと「す、すぐ戻ります!」

部下「んな、ダメですよ!」

ちさと「ネコさんが待ってるんです!」

部下「ちょ」

ガチャン!

ちさと「行ってきます!」

バタン!


ポツ・・・ポツポツ・・・
947 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 23:08:37.04 ID:wme./sDO
ちさと「待ってね・・・」

タッタッタ

ちさと「今、ママが行くからね」

ポツ・・・ポツポツ・・・ポッポッポッポッ

ちさと「降ってきた・・・」

ちさと「急がなきゃ!」

ちさと「ネコさん!」
948 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 23:23:19.80 ID:wme./sDO
(学校)
ザ――――――――

あやこ「あら、ジョンじゃない」

男「どうも」

男子生徒「さよなら!」

あやこ「はい、さよなら。あの子たちのお迎えに来たの?」

男「ええ・・・」プイ

あやこ「なんで顔を背けるのよ」

男「い、いや、考えてみればこの前あやこさんとちゅ、ちゅーを」

あやこ「や、やかましい///」

男「す、すません」

くろま「お兄ちゃん!」

みき「おー、傘持ってきてくれたんだ」

男「おう」
949 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/30(木) 23:39:22.36 ID:wme./sDO
(茂み)
ちさと「・・・!」ハァハァ

ちさと「ネコさん!」

ちさと「・・・」

ザ――――――――!

ちさと「・・・いない!?」

ちさと「ネコさーん!!」

にー

ちさと「!」

ちさと「ネーコーさーん!」

ネコ「にゃぁぁ」

ちさと「いた!」ホッ
950 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 23:55:33.87 ID:WuvgjQAO
マーオ
951 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 00:16:01.88 ID:WjxXzkDO
ネコ「ふにゃん・・・」

ちさと「ネコさん・・・ビショビショ!」

ネコ「ふにゃ」

ちさと「ごめんね・・・ごめんね、私がもっと早く気付いてれば」グスン

ネコ「・・・」クチュン

ちさと「帰らなきゃ・・・」

ザ―――――――!

ネコ「・・・」フルフル

ちさと「・・・ダメ、こんな雨の中じゃネコさんが」

ちさと「ど、どこかに雨宿りできるところは・・・」

ちさと「あの木の下しかないか・・・」
952 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 00:51:42.62 ID:WjxXzkDO
(木の下)
ちさと「さぶい・・・」カタカタ

ネコ「・・・」クチュン

ちさと「ほら、服の中に入って」

ネコ「・・・」モゾモゾ

ちさと「うー、全然止まない・・・」

ザ――――

ちさと「寒いし・・・眠い」

ちさと「はっ!だめだめ!寝たら死ぬ!」

ネコ「・・・」zZZZ

ちさと「寝るな、寝たら死ぬ」グリグリ

ネコ「うにゃん」
953 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 01:41:19.18 ID:WjxXzkDO
ちさと「ほら、ママがお話してあげる・・・」

ちさと「むかしむかしあるところに、荊に囲まれたお城がありました」

ネコ「うにゃぁ」ゴロゴロ

ちさと「そのお城の窓にかわいいお姫様がいました」

ちさと「お姫様は荊の棘でお城の外に出れないのです」

ちさと「ある日、旅の王子様が現れて、荊を切ってくれました」

ちさと「お城を出れたお姫様は王子様と幸せ暮らしましたとさ」ウトウト

ネコ「・・・?」

ちさと「・・・王子様」ガクン

ガサガサ

男「・・・ちーちゃん!」
954 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 01:46:15.27 ID:WjxXzkDO
・・・

・・・あったかい

ザ―――――

ちさと「・・・ほぇ?」

男「起きたかい?」

ちさと「お、お兄様!?」

男「・・・この猫を助けに来たの?」

ネコ「にゃぁ」

ちさと「な、なんでここに?」

男「帰ったらちーちゃんいないんだもん。探しに来たんだよ」

ちさと「・・・」

男「心配したんだよ」

ちさと「・・・ごめんなさい」
955 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 01:56:02.71 ID:WjxXzkDO
男「いや、無事ならそれでいいよ」

ネコ「ふにゃん」ゴロゴロ

男「最近、なんかアヤシいと思ったら・・・このネコが原因か」

ちさと「・・・はい。私の子供です」

男「じゃあ、ちーちゃんはお母さんか」

ちさと「・・・」

ポツ・・・ポツポツ・・・

男「雨はやみそうだね」

ちさと「お兄様は・・・この子のパパになってくれますか?」

男「俺で良ければ」ニコッ

ちさと「・・・」ギュ

男「帰らないの?」

ちさと「もう少し・・・このまま」ギュゥゥ

ネコ「にゃぁん」ゴロゴロ




   ―ちーちゃん、ママになる編―完
956 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 02:02:10.66 ID:JYMnMz2o
知人が拾ったか貰ったかした生後間もない子猫の兄弟の片割れが
突然死してしまったって話を聞いたばっかだったから若干ヒヤヒヤしながら読んでたww
生まれたばかりの猫って結構な率でお亡くなりになることが多いらしいからね…
957 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 02:04:12.74 ID:WjxXzkDO
(後日)
男「と、いうわけで今日から家族のネコさんだ」

ネコ「にゃん」

みき「そうか、貴様が魚肉ソーセージを・・・」ボキンボキン

くろま「・・・」

ネコ「にゃぁぁん」キラキラ

みき「ぐ、まぶしい・・・」

くろま「かわいいからゆるす」

こゆき「名前は?」

ちさと「はい、もう決めてます!」

こゆき「へぇ、何て言うの?」

ちさと「「高機動型ギャン」くんです!」

みき「却下」

くろま「ないわ」

こゆき「かわいそう」

男「ごめん、フォローできない」

ちさと「・・・」グスン
958 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 02:12:43.14 ID:WjxXzkDO
こゆき「本人(本猫?)に聞いてみればいいのよ」

ちさと「ネコ語はちょっと・・・」

こゆき「そんなこともあろうかと・・・」ゴソゴソ

こゆき「万能翻訳首輪「こゆきりんがる」〜」タータラ タタラタター タッタ(キテレツが発明品出した時のBGM)

こゆき「失礼」キュ

ネコ「にゃ?」

ちさと「これで喋れるんですか?」

こゆき「まぁ見てなって・・・」

ネコ「ん・・・。おお!人間語が喋れる!」

ちさと「!?」

くろま「げ・・・」

みき「・・・こ、声が渋い」
959 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 03:06:03.82 ID:WjxXzkDO
ネコ(CV.銀河万丈)「母さん」

ちさと「・・・」ガビーン

みき「すげぇ・・・」

ネコ(CV.銀河万丈)「ん、貴様か横暴なメガネとは」

みき「は?」ピキ

くろま「み、みきちゃん?」

ネコ(CV.銀河万丈)「貴様は漢字が分からないおバカ」

くろま「は?」ピキ

男「ふ、2人とも落ち着け」

ネコ(CV.銀河万丈)「父さん」

男「おお!?」

ネコ(CV.銀河万丈)「父さーん」ゴロゴロ

男「おわっ、ぶ、ブキミだ・・・」



こゆき「・・・名前はギレンで決まりね」

部下「あ、やっぱり銀河万丈はこゆきさんの趣味なんですね」
960 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 03:08:53.70 ID:WjxXzkDO
後日談含め終わり


次スレ行きます
いかせてください
寝て、起きたら立てます


残りはメモ帳にでもして埋めていただけるとありがたい
961 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 03:19:30.06 ID:JYMnMz2o
新ジャンル:ショタジジィ猫
962 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 11:22:22.62 ID:WjxXzkDO
もしかしてHTML化って埋める必要ない?
963 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 11:23:24.85 ID:JYMnMz2o
どうだろ
埋めちゃった方が色々と手っ取り早いような気する
964 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 11:25:55.78 ID:WjxXzkDO
じゃあスレ立ててくる
965 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 11:55:19.33 ID:WjxXzkDO
すまん、パソコンぶっ壊れてるから携帯から立てる

またいろいろ不都合があるかと思います
966 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 12:55:01.79 ID:WjxXzkDO
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4gep/1285905170/l20

立てました
本当にすみません多分URLが携帯用です

完結を視野に入れてやりますので是非来てください
967 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 13:58:22.69 ID:JYMnMz2o
PC用
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1285905170/l50


もう10年近く昔の話になるが
弟が冬の寒い日に生まれたばかりの捨て猫を拾ってきたことがあった
日曜朝の塾通いの道中で段ボールに入れられて道端に捨てられてたらしく
どうしても見捨てられずそのまま塾まで連れて行ってしまったというが
帰宅した時には首に巻きついて親がマフラーだと見違えたくらい懐いてた

家には入れられないから外でタオル詰めの段ボール箱に入れたはいいが
牛乳飲ませてもすぐ下痢するもんで果たしてどうなるか…と一晩様子を見てたんだが
翌日には持ち直したようで散歩に出て行ったところを母がついていったら
近所の猫好き婆さん家の庭に入ったきり戻って来なかったので放置してたら
数ヵ月後、我が家の庭には首輪を巻かれて散歩しに来た彼女の姿が!



…なんてこともあったりしたなあとか思い出しながら埋め
968 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/01(金) 14:39:46.82 ID:WjxXzkDO
わぁサンクス
969 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 20:50:21.54 ID:6m0E8xoo
>>967
そりゃ人間が飲む用の牛乳をあたえてりゃ下痢もするわな
970 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 20:57:32.45 ID:JYMnMz2o
>>969
それしか採らせるものがなかったんだよ…

まあ後日うちの庭に来た時には
やたらと毛並みのいい美猫に育ってたんで
最善の処置ではなかったにせよ結果オーライってことで
971 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 00:35:00.62 ID:S2txp0oo
ちょっとずつ埋め
972 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 00:45:06.20 ID:DS7zJKQo
うめようか
973 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 01:00:47.91 ID:S2txp0oo
Oui.
974 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 01:14:15.23 ID:Wfkebj.o
埋め星
975 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 01:19:32.85 ID:S2txp0oo
あやこ先生のおっぱおに埋もれ隊
976 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 02:16:44.73 ID:S2txp0oo
しかし完結に向けて書くって明言されると寂しいものがある
977 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/02(土) 02:21:37.40 ID:RaEy1IDO
まぁスレタイはかもしれないって言ってるけど

ここの>>1は発言が二転三転してるからね
978 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 05:49:05.98 ID:6HGkO96o
おもしろけりゃいいのさ!
979 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/02(土) 22:37:34.53 ID:.v2c0q6o
支援埋め
980 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 22:59:13.37 ID:nK67MPco
次スレに期待して梅
981 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:07:27.83 ID:S2txp0oo
どんどん埋め
982 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:16:28.89 ID:nK67MPco
しっかしまぁあれだな埋め
983 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:29:56.54 ID:Wfkebj.o
埋め
984 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:37:49.66 ID:3FyJSLoo
いやでもやっぱり埋め
985 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:38:28.16 ID:3FyJSLoo
なんていうかその埋め
986 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:39:39.07 ID:3FyJSLoo
埋めや増やせや
987 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:40:23.16 ID:YTbO/xgo
っそーい埋め
988 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 23:41:24.96 ID:YTbO/xgo
ちーちゃんかわいいよ埋め
989 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:19:40.72 ID:qeJ0Ftgo
先生かあいいよ先生埋め
990 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:33:58.33 ID:ICB1JRso
埋めるぜー
991 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:34:26.44 ID:ICB1JRso
うめーー
992 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:34:49.28 ID:ZTp3Lfso
埋めてしまえ
993 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:36:13.74 ID:qeJ0Ftgo
くろまのぺったんにうずもれ隊
994 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:36:58.72 ID:ICB1JRso
っしゃー埋め
995 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:38:58.29 ID:ICB1JRso
埋め立て工事中....
996 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:41:37.23 ID:ICB1JRso
最近くろまの影が薄いぞゴルァ!
997 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:46:39.24 ID:qeJ0Ftgo
やっぱりあやこ先生の豊満チェチェに抱かれて眠り隊
998 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:48:14.69 ID:ICB1JRso
1スレ目が立った時から見てるがよく続いてるな
999 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:49:24.79 ID:ICB1JRso
埋め
1000 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 00:49:54.37 ID:qeJ0Ftgo
1000なら負けスレはまだまだ終わらない
1001 :1001 :Over 1000 Thread
    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
   ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ      このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
    `ー─┬─ l´-、      完成させても死にます。
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      ヽ;;;>     \;;>

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朝倉由夢ちゃんかわいい @ 2010/10/03(日) 00:37:27.65
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ピザ「うに、俺にむかって十万ボルト」 @ 2010/10/03(日) 00:10:50.66 ID:4bJqHtoo
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【鳥になれば風になれば】能力者スレ【叶うのかな】 @ 2010/10/02(土) 23:47:42.27 ID:UPJgKI2o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1286030862/

三次に恋をした @ 2010/10/02(土) 23:33:02.53 ID:ZuXqQ6SO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1286029982/

やる夫たちはまだまだこどものようです 2スレ目 @ 2010/10/02(土) 23:30:18.73 ID:/fuYTlko
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1286029818/


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