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新川アンダーザブリッジ - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/09(木) 23:59:26.75 ID:cxPFxx20
ハルヒで荒川。
一回こういうのやってみたかった。

―注意事項―

書くのはキャラの登場シーンとやりたいとこだけ。
話数は原作に準拠。タイトルは変えたり変えなかったり。
投下は多分遅め。週一とか週二とか。
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:03:06.80 ID:1HQ8Bt.0
長門「地球人は贅沢」

長門「こんなに大勢の人間と一緒にいるのに」

長門「たった一人の人間を独占したくなるのは」

長門「何故?」
3 :第一話 借りを作れない男 :2010/09/10(金) 00:05:12.77 ID:1HQ8Bt.0
僕の名前は古泉一樹
あの世界トップ企業である『機関』の御曹司……つまりは
生まれながらの勝ち組と言うやつです。
今はT大にストレートで合格し学費からマンション代まで全て機関に頼らず自分で稼いで生きています。
これは機関を継ぐための第一訓練といって、理由は機関の機関の社訓が語っています。


他人に借りを作るべからず


そしてネクタイもそれを語る機関次期社長が代々締め続けるネクタイです。
とにかく僕は今までそれを守ってきました……誇りです。
そしてこれからも、僕は誰にも頼らず生きていく……
そう、たとえ
橋の欄干でパンツ一枚になった時でも、です。
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:07:33.77 ID:1HQ8Bt.0
最近の子供は本当にエキセントリックですね……
嵐のごとく突然に僕のズボンを集団で奪い
あんな高い所に引っかけて去って行ってしまいました……
おっと!悔しくなんてありませんよ?
むしろ彼らは『怒らなかった僕』に借りを作ったことになるんですからね!!
幸いこの時間、ここは人通りが少ないので、誰もいなければパンツの一枚や二枚披露したところで……

長門「……」

古泉「」ビクッ

長門「……それでは下腹部が冷えてしまう」

古泉「……」

長門「……」

いた……

古泉「……いえ、僕暑がりなものでして……」

長門「そう」

少し、落ち着きましょうか。
今は一刻も早くズボンを回収することが優先です……!!
この女性が勘違いしてキャーとか言ったら終わ……プリン

長門「……日本の法律上……あと3cmで公然わいせつ物陳列罪」

古泉「いやぁまさか、気のせいですよ」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:09:29.54 ID:1HQ8Bt.0
長門「直す?」釣リ竿デ

古泉「ええっ本……いいえっ!!」

古泉「結構です!なんとかなります!!」

こんな所で……こんな所で借りを作るわけにはいきません……!!
もう少し……もう少しなんです。
もう少しで下腹部も出ますが手も届きます!!
例え裁判沙汰になったとしても……

「見たくなければ目を背ければいい話です!!」

いけますね!!
他人に借りを作るべからず……!!機関を継ぐために
僕一人だけの力で……!!

ガッ!

長門「それ以上は危険」

古泉「もういいんです、放っておいて下さい!!」

古泉「僕は誰にも借りを作る訳にはいかないんです!!」

古泉「そういう風に……育てられて来たんです……」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:11:41.30 ID:1HQ8Bt.0
一歳の時から――……
身の回りの事は自分でやるようにと教育され、三歳になる頃には――……

会長『古泉、ちょっと来い』

会長『一歳の頃の借り……今、俺に返しておけ』

古泉『』ブルブル

会長『さぁ、早くしないと玩具を口に入れて遊んじまうぞ?泣くぞ?』

古泉「ゲップをさせるのが大変だった……」

長門「そう」

古泉「ふふっ……懐かしい話をしてしまいました」

古泉「とにかくこれで分かって頂けましたか?」

長門「了解した……そこまで言うなら、もう何も言わない」

古泉「ありが……」ガコッ

グラ

古泉「え」

長門「がんばって」

古泉「ぎゃああああああぁぁぁあぁあああぁぁぁっ!!」ザバーン
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:13:28.13 ID:1HQ8Bt.0
ゴポポポポ……

古泉(僕とした事が……!!)

古泉(一緒に落ちた鉄柱が重石に……どけなくては一人で……)

古泉(そんなこと出来ません!!)

古泉(僕は死ぬんですか!?)

古泉(こんな所で!?)

古泉(嫌だ――)

古泉(誰か……!!)

キュッ

古泉(ネクタイ……!)ガボァ

長門「……」

古泉(死ぬ……)
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:15:26.19 ID:1HQ8Bt.0
長門「起きて……」ペチ

長門「起きて……」ペチペチ

長門「……」ピチピチ

グッ

古泉「生臭――――――!!?」

長門「生きてた」

古泉「なぜ鮮魚が口に!?」

長門「申し訳ない」

長門「先に謝罪しておく……」

古泉「はっ!?」

長門「借り、作らしてしまった」

古泉「な、何ですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ゲーホゲホゲホゲホ

長門「大丈夫?」

僕が生まれて初めて作った借りは
『命の恩人』というヘビーウェイトなものでした
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:18:12.78 ID:7Zn9nEAO
やるならオリジナルで作れ
10 :第二話 大きな星の橋の下 :2010/09/10(金) 00:18:14.86 ID:1HQ8Bt.0
僕は古泉一樹
人に借りを作らない事を信条に生きてきた十五歳です。
なぜなら僕は次期機関の社長、会社を継ぐにふさわしい男になる
それだけを考えて、ささいな借りも作らずに生きてきたのに……

古泉「それが……どうして!!今になって……」

古泉(こんな女の子に命を救われてしまったんでしょう!!)

命の恩人って言うのはつまり……これから先、僕がケーキを食べて美味しいと感じても彼女のおかげ
機関を継いで社長椅子に座っても彼女のおかげ
僕のこれからの人生全部、彼女のおかげ

古泉(重い!!重いです命の恩人ー!!!)

古泉(一体どうすれば返せる恩なんですか!!?)

長門「濡れている……」

古泉「え?」

長門「家からタオルを持ってくる。待ってて」

ハッ
古泉「やめてください!そんなわざわざ家まで……!!」

長門「……」ゴソゴソ

古泉(……家…?)

長門「うかつ」

長門「タオルを床に敷いた事を忘れていた……」

長門「……床、使う?」

古泉「結構です」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:21:09.79 ID:1HQ8Bt.0
そうか……貧しいんですね……
大変じゃないですか、女の子がこんな所で一人で……これは正に
借りを返すチャンスですね……

古泉「大変ではありませんか?こういう家は……」

長門「?」

古泉「立地的にも湿気とか騒音とか酷そうですし」

長門「そう?」

古泉「あっそういえば僕、先日少々株で黒字を出しまして……」

古泉「八億程自由に使えるんですよ」

古泉「よろしければあなたのために『家』をプレゼントさせて頂けませんか?」

古泉(これで、終わりです……!)

古泉(のどから手が出るほど欲しい物のはず……これで僕の借りは……!!!)

長門「いらない」

古泉「えっ」

古泉「さ、寒くありませんか!?」

長門「問題ない」

古泉「いや寒いですよ!?現に僕……せめて服とか」

長門「それはアレだから」

長門「あなたが地球人で、私は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースだから」

古泉「……お食事は?」

長門「川」

長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースだから」

古泉(ウア――イタタタタ――――――デンパさんでした――――――――!!!!!!)
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:23:32.10 ID:1HQ8Bt.0
古泉(どうしましょう!?デンパさんなら本気でいらないと言ってますね……!!)

古泉「な、なら何か困っている事などないですか!?」

長門「あなたの言っている意味が分からない」

古泉「お礼ですよ!助けて頂いた……」

長門「この星では……欲しいものがあると人を助ける?」

古泉「や、やめてくださいよ…」ヒュ

古泉「何も要らないなんて言わないでください!!」ヒューヒュー

長門「……?声が……」

古泉「じゃないと僕が……!!喘息に!!!」ヒューヒューヒュー

古泉「ストレス性のものでして……」ヒューヒュー

古泉「助けさせてください……僕を助けると思って!!頼みますコラァ!!!」

長門「あなたはもっと楽に生きるべき……」

古泉「ゲホッゲーッホゲホゲホ!!」

長門「……一つ、無い事もない」

古泉「ほ、ホントですか!?」

長門「私に、恋をさせて欲しい」

古泉「はっ、はぁ!?」ゲホゲホゲホ!!

長門「水、飲む?」

大きな星の橋の下
ここから僕らの恋が始まる
13 :第四話 グリーンパンジー :2010/09/10(金) 00:26:10.85 ID:1HQ8Bt.0
僕は古泉一樹
命の恩人である彼女と色々あって今日から橋の下に住むことになりました。
去年買ったばかりのマンションが懐かしい

長門「ここに住むとなったらアレをしないといけない」

古泉「アレ…ですか?」

長門「村長への挨拶、この河川敷を仕切っている人」





古泉「……」

古泉「はい、村長ですね!!任せてください、挨拶は得意なんです!!」

長門「なら、行く」

古泉(こんなことで考え込んでどうする……)

この河川敷にいるのが彼女だけではないという事は救いですね!
ホームレスの方々とはまだ接した事はありませんが……彼女よりは話しやすいはず……!!

古泉「あの、どういう方なんですかね……?特徴といいますか……」

長門「……肌の色」

古泉(外国の方…?)

長門「そのことで……周りから色々言われるらしい」

長門「私には理解できない」

長門「あなたも気にする?」

古泉「まさか!!」

古泉「僕は……自分の事は特別で……」

古泉「生まれもいいし頭もいい、かと思えば顔もスタイルもいい。いわば選ばれし人間です」

古泉「そう思ってますが、肌の色で差別したりはしません!!!」

長門「基本的に自分が一番……」

長門「しかし、それなら呼びやすい。少し待ってて」

古泉「あ、はい」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:27:57.55 ID:1HQ8Bt.0
パシャ

パシャパシャ

古泉「あの…何をしているんですか?」

長門「呼んでいる」

古泉「いや、そんな呼び方じゃ誰も……コイじゃないんですから」

長門「おでまし」

古泉「うそっ!!」

古泉(やばいまだ心の準備が……)

藤原「呼んだか?」

長門「村長」

藤原「何だ」

長門「今日からここに……」

古泉「……み…」

古泉「緑色だ―――!!!」

言わずにはいられませんでした
15 :第五話 中身 :2010/09/10(金) 00:29:43.67 ID:1HQ8Bt.0
例えば、893の様なお顔の人が小鳥とチューリップが大好きで、週一回の公園のゴミ拾いが習慣の好青年である
可能性はありますし。
ヨン様のように笑顔の素敵な青年の、趣味が辻斬り、なんてことが無いとは言い切れません。
なので人を見た目で判断することはいけない事……
ですが――……

古泉「緑色だ―――!!!」

今回ばかりは我慢出来ませんでした――

人種差別はしない……
橋の下を仕切る『村長』の肌の色が違うと聞き、そういい切りはしましたが……

藤原「おいお前、今何つった?」

緑ですもの!!緑なものは緑ですもの――――!!!

古泉「外国人じゃないです……人外の者じゃないですか!!」

長門「その辺にして置くべき」

長門「あなたは肌の色で人を区別したりしないと言った」

古泉「だって肌といいますか……」

藤原「もうやめろ!!」

藤原「いいんだ、慣れてる」

藤原「……そうだ、どんなにつくろった所で僕は河童だ」

古泉「……やっぱり!?マジですか!?凄いです!!」

藤原「ああ、未来から来たな、認めてやる」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 00:30:00.18 ID:d86ujC20
>古泉「緑色だ―――!!!」

ナニが!?
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:31:13.96 ID:1HQ8Bt.0
藤原「今の時間軸じゃ珍しいからな……現地人が驚くのも無理のない話だ」

古泉「ですよねぇ、僕も初めて見ましたもん……」

藤原「ああ、仕方ない……が、お前に一つ頼みがある」

藤原「次……僕の仲間を見た時は……あまり驚かないでくれないか?」

藤原「少し、寂しいものなんだよ」

古泉「うっ、す……すいません」

そうですよね……どんな生き物でも拒絶されるということは……
寂……

古泉「すみません」

古泉「肌色見えてますよ」

敵を作らぬようめったに怒らない僕ですが、この時ばかりは無理でした
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:32:39.38 ID:1HQ8Bt.0
>>16
藤原が。です
19 :第六話 真実 :2010/09/10(金) 00:34:34.20 ID:1HQ8Bt.0
古泉「肌色って言うかチャック見えてます」

古泉「着てますね?それ」

藤原「……ちがうぞ」

藤原「河童だからこうなっているんだ……身体的欠点を持ち出す奴は嫌われるぞ」

古泉「ふざけないでください!騙されてますよあなたも!!彼は河童では……」

長門「村長は河童」

長門「私が対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースなのと同じぐらい確実に、村長は河童」

古泉(ここの人たち……皆電波だー!!!!!)

藤原「なるべく穏便にしたかったのだが……仕方ないな」

古泉「な……なんですか」

藤原「売られたケンカは買う主義だ……」

藤原「カーチェイスするか?コラ…」タプン

古泉「」

長門「……」

藤原「……」タプンタプン
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:36:20.47 ID:1HQ8Bt.0
古泉「『中』に水溜まってるじゃないですか!!」

藤原「……違うぞ、こういう体のメカニズムなんだ」

古泉「上とかぴったりしちゃってるじゃないですか!!無茶しないでください!!」

古泉「何が『驚かれるのは寂しい』ですか!!自分で好きで河童の着ぐるみ着てるんじゃないですか!!」

藤原「……」

藤原「お前だって人間の皮をかぶった神人のくせに……」

古泉「はっ!?何を言って……」

藤原「お前こう言われて……完全に否定できるか?現地人」

古泉「できますよ!!僕はどう見たってストレスの塊なんかじゃないです!!」

藤原「ああ……その通りだ」

藤原「誰にも、真実なんて分からないんだ……」

藤原「悲しいがな……」

古泉「全然そんな流れじゃなかったじゃないですか!!!」

藤原「もういいだろ……流せよ」

藤原「オチただろ、今ので!」シツコイ キモイ ウザイ

古泉「オチてませんよ!!」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:38:09.29 ID:1HQ8Bt.0
古泉「ちょっとそこ座ってください!ちゃんと納得いく説明を…」

藤原「あーはいはい、ちょっと待ってろ」

藤原「ったくしつこいな……」ジー

ザッパァ

藤原「ふぅ」ジー

藤原「あっ!!」

藤原「チッ……布噛んだ」

藤原「何だよこれどうしたらいいんだ……?」

長門「まかせて」

藤原「これだから現地の物は……」メンドクサイ

古泉「あなた隠す気無いでしょう!!!?」
22 :第七話 橋の下の古泉 :2010/09/10(金) 00:40:07.20 ID:1HQ8Bt.0
古泉「いいですよ、もういいです」

古泉「もう挨拶は済みましたよね?ちょっと横に……」

長門「まだ」

長門「あなたはまだ、名前が無い」

古泉「いや、名乗りませんでしたか?僕、古泉一樹です」

長門「それはもう使えない」

古泉「は!?」

藤原「僕が付けるからな」

古泉「……」

藤原「僕が付け直さないと、ここでは暮らせない決まりになってるんだ」

長門「長門有希、ユキリンでも可」

古泉「え!?」

長門「私の名前」

古泉「よ、よろしくお願いします」

長門「よろしく」

古泉(なんだ……河童の奴意外と普通の名前付けるんですね)

古泉(これなら大丈夫そうです)
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:41:46.20 ID:1HQ8Bt.0
古泉「分かりました……名前を付けて頂きましょう」

古泉「どんな名前でも文句は言いません!!」

藤原「……よく言ったな」

藤原「ここで暮らす覚悟は出来ているようだ」

古泉「……」コク

藤原「そうだな……お前は……」


命名『田中太郎』


藤原「で、決まりだ」

長門「良い名前」

古泉「ちょっと待って下さい、適当過ぎませんか!?」

長門「文句は言わないはず」

古泉「ですがありきたりすぎますよ!もっと長門有希のようにちゃんと考えて欲しいです!!」

藤原「仕方ないな……もう一個だけだぞ」

古泉「ありがとうございます」

古泉(カッコイイとはまでは言いません……)

古泉(ですがせめてもうちょっと考えた感のある名前を――!)

藤原「そうだな……お前は……」

藤原「『ガチ・ホモ』!!」

藤原「っていうのはどうだ?よくないか?」

長門「ちゃんと考えた感が滲みでている」

長門「それに呼びやすい」

藤原「じゃ、『ガチホモ』で……古泉「古泉でお願いします」

押し通した
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 00:44:48.77 ID:1HQ8Bt.0
書き溜めってすぐ尽きるね…
また溜めてきます。お休み
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 00:50:59.52 ID:.ynxNt60

で、新川さんはいつ出るの?
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 00:53:16.81 ID:bqdZRMAO
キャラ代えただけで展開全く同じかよ
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 01:09:55.38 ID:qOMPveoo
脳内でやれ
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 01:23:55.65 ID:tzv0JQSO
藤原のナニが緑色なら支援したい
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 09:14:50.65 ID:TgrYWeU0
ー注意事項・追加ー
今書き溜めしてる長編?中編?の息抜き的な感じなので
多分、展開はずっとそのままです
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 13:58:58.39 ID:lfbvNIAO
新川さんが橋の下で生活してる話かと思ったのに
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/10(金) 17:36:53.66 ID:lWP3IEAO
キャラ変えて口調変えただけ
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/10(金) 22:24:04.28 ID:5GIsgro0
それが何か問題なのか?
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/11(土) 14:03:37.18 ID:SZeRcESO
古泉なら最初のガキを超能力でぶち[ピー-]してる
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 03:54:55.44 ID:Mxx8KRg0
>>32 展開が同じならハルヒでやる意味が無いってことだろ
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 18:27:51.51 ID:hehc3Is0
>>34
オレ原作しらねーし
つーか、前半同じで途中から展開してくSSだってあるのに何頭ごなしに否定してんの?
正直読みたく無い奴は読まなきゃいいじゃん
楽しみに読んでる奴の邪魔すんなよ
36 :第十二話 湯上り :2010/09/17(金) 17:59:48.54 ID:fb6twLg0
古泉「あー、お風呂に入りたいですね」

古泉「ハックション!!……寒いですし、頭かゆいですし……」

古泉「銭湯も遠いですしね――」

ハァ〜

古泉「ん?」

ビバノンノン

古泉「……」ピク

古泉「誰ですか……」

古泉「さらに風呂に入りたくなるような歌を唄っている方は!!」

長門「ビバノン」

古泉「はい!?」ビクッ

ドラム缶風呂入浴中の長門に遭遇した古泉だった
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:06:36.18 ID:fb6twLg0
長門「我慢して……村長に教わった事だから」

長門「入浴中はこの呪文を唱えないといけない」

この時古泉は『騙されてますよ!』と突っ込む事も忘れ、思考を一つに絞り込んだ

古泉(問題は一つ)

古泉(見ていいのかダメなのか、それだけです!!)

古泉(普通こう言う時の女性の反応は)

キャ――ノビ夫さんのH――!!

古泉(ですがそれが無いんですから、大丈夫なんじゃないですか?)

古泉(大体恋人同士ですし、長門さんがこういう事を気にする人とは思えませんし)

古泉(だったら――……)

古泉(いや……長門さんがそう言う人だからこそ、僕は目をつぶるべきなのではないでしょうか……?)

長門「♪」

古泉(そうです……長門さんに常識が無い分、僕がきっちりしないと……!)

長門「あがる」

古泉「はいっ!?」

ザパッ

古泉「い、いけません長門さん!僕たちまだ手もつないでな……」

長門「なに?」

古泉「そういう常識はいらないのに!!」

裏切られた気分でした
38 :第十三話 うに :2010/09/17(金) 18:11:04.75 ID:fb6twLg0
絶対マッパだと思っていたのに普通に配慮して風呂に入っていた長門だった

長門「……」モソモソ

長門「……」モソモソ

長門「ミッションコンプリート」

古泉「意外と鉄壁なんですね」シクシク

古泉「こういう常識は一切ない方だと思ってたのに……!」

長門「私は気にしないが……」

長門「昔、普通に入っていたらパトカーが来た」

古泉「ああ、だから公然わいせつ物陳列罪なんて言葉知ってたんですね」

古泉(一応この人もそうやって覚えていくんですね……)

長門「あなたも入る?」

古泉「いいんですか!」

長門「捕まらないように、タオル……」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:16:11.50 ID:fb6twLg0
ザバー

古泉「は――!良いものですねー」

古泉「実はすこし憧れていたんですよ、ドラム缶風呂」

長門「そう、よかった」

古泉「ええ、一度でいいですけどね!」

長門「……」サラサラ

古泉「……は?」

長門「……」ガシ

古泉「な、何を……!!」

長門「すぐ終わる」ワシャワシャ

古泉「あ……」

この匂いは
学校の水道に置いてあったクレンザーの匂いですね
キシキシいう音は僕の髪のキューティクルが死んでいく音に違いない
だからでしょうか


泣けてくるんでしょうか……
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:19:59.37 ID:fb6twLg0
古泉(困りましたね……)

古泉(大体これは借りに入るんじゃないかとか言いたいのですが……)

古泉(今しゃべったら涙声になりそうですね……ていうか)

古泉(湯面に移って泣いてるのばれたらすごく恥ずかし……)

長門「……」セッセッ

古泉(うに……)

古泉「長門さん」

古泉「遊んでますね?」

長門「真剣」セッセッ
41 :第十四話 古泉の思い出 :2010/09/17(金) 18:27:18.21 ID:fb6twLg0
すごく小さい時一度だけ、会長に頭を洗ってもらったことがある。
その次の日

会長「古泉、今までの借りを返しておけ」

古泉「……」

ジャ――

会長「これで俺とお前との間に貸し借りは無しだ」

会長「これからは一人で生きていけ」

突然突きつけられた厳しい現実よりも

ザ――

会長「返事」

古泉「……はい」

髪についた泡と一緒に昨日の会長の
手の温かさまで流れていってしまうようで
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:30:20.63 ID:fb6twLg0
長門「湯冷めする」

古泉「長門さん」

長門「あなたの頭、ごわごわ……」ワシワシ

古泉「この借りも必ず――」

長門「私が洗いたかったから洗った」

長門「洗わせてくれて、ありがとう」

古泉「――」

長門「?」

古泉「……ケホッ」

喘息が出たふりをして下を向いて泣いた
43 :第十五話 歓迎会 :2010/09/17(金) 18:34:50.64 ID:fb6twLg0
今日の橋の下は暖かい
暖かければこの河川敷もなかなか綺麗だと、一人で散策しているんですが……
ダンボールハウスにトレーラー……
着ぐるみのやつがこの河川敷を“仕切ってる”なんて大袈裟な……と思っていましたが

古泉「結構人が住んでるみたいですね……」

古泉「あまり近くには寄りたくありませんが……」

古泉「ん?何でしょうかこの白いの……」

古泉「草木も倒されてまるでミステリーサー……」

古泉「……」

古泉「バカですね……何を考えているんでしょう」

古泉「宇宙人なんているわけ」

ポン

古泉「」ビク

部長「捜したぞ。新入りの古泉君だろ?」

古泉「どちら様でしょうか――――!!?」地球の方ですか!?

部長「自己紹介は後だ……」ええ、もちろん

部長「ついてきてくれ。君の歓迎会だ」ニコ

古泉「え」
44 :第十五話 歓迎会 :2010/09/17(金) 18:35:42.86 ID:fb6twLg0
今日の橋の下は暖かい
暖かければこの河川敷もなかなか綺麗だと、一人で散策しているんですが……
ダンボールハウスにトレーラー……
着ぐるみのやつがこの河川敷を“仕切ってる”なんて大袈裟な……と思っていましたが

古泉「結構人が住んでるみたいですね……」

古泉「あまり近くには寄りたくありませんが……」

古泉「ん?何でしょうかこの白いの……」

古泉「草木も倒されてまるでミステリーサー……」

古泉「……」

古泉「バカですね……何を考えているんでしょう」

古泉「宇宙人なんているわけ」

ポン

古泉「」ビク

部長「捜したぞ。新入りの古泉君だろ?」

古泉「どちら様でしょうか――――!!?」地球の方ですか!?

部長「自己紹介は後だ……」ええ、もちろん

部長「ついてきてくれ。君の歓迎会だ」ニコ

古泉「え」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:38:24.43 ID:fb6twLg0
ワイワイ

古泉「うわ……あれ皆この河川敷の……?」

部長「ああ。気の良い奴らだよ。仲良くやっていこう」

古泉「あっはい……」

良い人みたいですね……
取り敢えず上手くやっていけそ……

キョン「ハハハハ、さー一気に焼くぞ」

みくる「フフ、男の料理ですぅ」

多丸兄「楽しみだねー」

古泉(星に蜂に鉄仮面……)

古泉(あの辺とはあまり深い仲にはなりたくないですね……河童と同じ匂いが……)

藤原「古泉か」

長門「……」

古泉「河童に長門さん!」

藤原「シロとは会えたんだな」

古泉「シロ?」

部長「あぁ、僕の事だよ」

古泉「そんな!なぜあなたがシロなんですか!!」

古泉「自分勝手な名前付けないでください!!失礼じゃないですか!」

藤原「胸倉をつかむんじゃない。伸びるだろうが」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:42:55.48 ID:fb6twLg0
藤原「それにシロは愛称だ。ゆきりんみたいなな。本当の名前はコンピ研部長だ」

古泉「それもおかしいですよ!っていうかなんでそこからシロになるんですか!」

部長「あぁそれは……」

部長「僕が白線の上しか歩かないからなんだよ」

古泉「白線?」

部長「やらなかったかい?『家に帰るまで白線から出ちゃダメ』っていうゲーム」

部長「僕アレを『白線から出たら二次元嫁が白色コーニッシュになる』ってルールで始めちゃって……」

部長「白線引きながら歩く方法を4年前に編み出したんだけど、親に怒られるから家の中で石灰ぶちまけるわけにもいかないし」

部長「もう6年帰ってないんだよ」パソコンが恋しいです

古泉「じゃあ僕がさっき見た白いのは……」

部長「ああ、僕の通った後だよ。きっとね」

古泉「」

部長「どうした?」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:46:04.68 ID:fb6twLg0
藤原「よし、主役も来たから自己紹介してもらうぞ。できるな古泉」

古泉「もちろんですよ……」

古泉(僕はここの変人共とは違うってことをハッキリ教えて差し上げましょう!!)

古泉「みなさん初めまして……」

古泉「機関の御曹司で且つ次期社長の古泉一樹です」

古泉「皆様ご承知の通り機関は世界的大企ぎょ……」ゴキィ!

古泉「……何すんですかこの野郎……」飛び蹴りて……

藤原「それはこっちのセリフだ」

藤原「お前名前を変える意味を全然わかってないだろう。お前は変えてないが」

長門「古泉一樹、あなた自身の話を聞かせて欲しい」

長門「何を持っているかは問題じゃない」

古泉「長門さん……」

僕はまた……つい彼らを悔しがらせたいなんて……

多丸兄「長門さんはかーいいね」

キョン「あぁ……今日も激キュートだな。俺達の天使だ」

古泉「……反省します。言い直させて下さい」

古泉「僕は古泉……」

古泉「長門さんの、恋人です」

キョン「」

多丸兄「」

多丸弟「」

キョン「ああ……?」
48 :第十六話 変身 :2010/09/17(金) 18:49:03.21 ID:fb6twLg0
キョン「長門……」

多丸兄「その人と付き合ってるって本当かい……?」

長門「本当」

キョン「なんでだ――!!!」

多丸兄弟「「なんで急にそんな事に!?!」」

キョン「お前一体長門に何をしたー!!」

古泉「いやだなぁ、何もしてませんよ」

キョン「アホか!!してたら殺してるわ!!」

長門「言うのが遅れて申し訳ない。それが彼がここに住む理由」

長門「ずっと一緒にいたい」

キョン「」

多丸兄「」

多丸弟「」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:51:19.09 ID:fb6twLg0
キョン「……フ…」

キョン「長門がそう言うなら仕方ないな……」

多丸兄「うん……分かったよ長門さん……」

古泉(随分大人しく引き下がってくれましたね……大人げなさすぎましたか……)

キョン「古泉……お前なんかやれ」

古泉「……何かって何でしょう………?」

キョン「一発芸だ」

キョン「尻バットとか腹踊りとか色々あるだろ……?」

古泉「いや、そんなこと急に……こういう事は義務じゃないはずですし……」

藤原「僕も見てみたいな」

古泉「やりませんよ」

長門「私も」

部長「僕も」

古泉「こればっかりはやりませんよ!!!」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 18:56:15.09 ID:fb6twLg0
藤原「いいじゃないか。減るもんでもないだろう?」

古泉「減る以前に持ってないんですよ!」

古泉「村長だってそんなの持ってるんですか!?」

藤原「あるぞ。僕はアレだ……アレ……」

藤原「ザ・変身」

古泉「……?」

キョン「あれはホントに凄いからな」

多丸兄「初めて見た時は心臓止まるかと思ったからね」

古泉「……え…?そんなに凄いんですか?」

部長「ああ、まずね村長が段ボールの中に入るんだけどふたを閉めてから10秒後……」

部長「ふたを開けて出てくるのはパンジーの似合う好青年という大イリュージョンだよ」

キョン「マジで凄かったからなぁ」

多丸兄「またやってくれないかい?」

藤原「アレはとっておきだからな」

古泉「脱いだだけですよそれ!!」
51 :第十七話 バトルシスター :2010/09/17(金) 18:58:39.46 ID:fb6twLg0
長門「……日曜日、起きて。」ユサユサ

古泉「うぅ……なんですか日曜日でしょう?」

古泉「長門さんこそ寝ぼけてるんじゃ有りませんか……日曜日こそ遅くまで寝てていい日なんですよ……」

長門「日曜日はミサに行かなくてはいけない」

古泉「……ミ……ミサァ?」ムク

日曜の朝早く「ミサがある」と長門さんに起こされました

古泉「こ……こんな立派な教会がこの橋の下にあったなんて……」

長門「何年か前に皆で作った。この橋にはいろんな職業の人間がいて」

長門「『大工』からいろいろ教わった」

古泉「……いろいろな職業と言いますと、司祭様も居らっしゃるんですか?」

長門「司祭?」

古泉「何といいますか、ミサを執り行う……」

長門「シスター?」

古泉「そんなかんじです」

長門「なら居る」

古泉「へぇ……!」
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 19:00:23.08 ID:fb6twLg0
橋の下のシスターですか……やはりマリア様のように優しい方なんでしょうね……

長門「シスターなら、あそこ」

古泉「えっ!」

古泉「……あの人ですか」

古泉(河童が邪魔でよく見えませんね……)

新川「……」ムク

古泉「」ビクッ

新川「シスターより命じます……」

新川「全員、整列――――!!!!」パラララララララララ!!

古泉(銃!!!!!!!!!!?)

取り敢えずシスターよりはブラザー寄りだと思いました。
53 :第十八話 ミサ :2010/09/17(金) 19:02:26.78 ID:fb6twLg0
古泉「な、な、長門さん何なんですかあの人!!?」

長門「黙って」

古泉「あの銃はニセモノですよね!?」

チュイ−ン

新川「静かにしていろ?ミサを始めるぞ」

古泉「」

新川「では……」

新川「悪い事した人お手あげー、はいナーシ!」

新川「撤収!!」

古泉「嘘マジ!!終わりですか!?」
54 :第十九話 イエスの教え :2010/09/17(金) 19:05:31.81 ID:fb6twLg0
ミサは本当に五秒で終わってしまった

古泉「いいですか長門さん……」

古泉「あれは絶対シスターではありませんし、これはミサではありません!」

古泉「何故か銃を持ってますし……一体どんな怪しい教えで人を集めたのか知りませんが……」

長門「銃は関係ない」

古泉「あ、いえ……すみません」

古泉(関係ない事ないですよ!)

長門「……謝るこほははい」モフモフ

古泉「……」

新川「他にクッキー貰ってない方は居ますかな?」

キョン「あ、オレオレ」

古泉(餌付けされてる!!!)

古泉「長門さん騙されてますよ!」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 19:08:05.63 ID:fb6twLg0
新川「おい、お前ださっき騒いでたガキ」

新川「あなたが古泉……長門さんの伴侶か」チャキ

古泉「……あの……この銃は本物ですか……?」

新川「お前の愛は本物か?」

古泉「ええ!?」

新川「答えろ。でなければこの銃……」

新川「貴様の頭で試してやろうか」

古泉「あ、愛は分かりませんが決心は本物です!!」

パンッ

古泉「」

古泉(……国旗?)

新川「噂には聞いている」

新川「長門さんを幸せにするように」

古泉「が、がんばります」

新川「うむ」

古泉(火薬臭い!)
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 19:10:13.30 ID:fb6twLg0
古泉「えぇっと……噂って何を聞かれたんですか……?」

新川「いや、噂というかな……お前が来てから懺悔室を利用する人が増えてな」

古泉「へ?」

新川「皆が口をそろえてこういうんだ……」

新川「古泉をとにかくブン殴りたい」

新川「皆目がすわっていてな」

古泉「あ、そうですか……」ゾー

古泉(彼らそんなに根に持ってたんですね……)

新川「古泉、私は大抵教会にいる。何かあったら遠慮せず来ていい」

新川「まぁ長門さんが選んだ人間だ。ここにもすぐなれるさ」

古泉「はぁ……」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 19:14:31.21 ID:fb6twLg0
新川「……よし、古泉」

新川「迷えるお前にイエス様の言葉を一つくれてやろう」

古泉「えっ」

新川「右の頬を殴られたら、左の頬を差し出しなさい……」

新川「歯を食いしばっていれば、大丈V」

古泉「……」

古泉「僕が殴られる事前提ですか!!」
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 19:30:44.46 ID:fb6twLg0
今日はここまで
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/18(土) 16:42:15.95 ID:MqgcFVk0
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/20(水) 19:48:01.42 ID:h6h4wx20
支援
61 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 17:54:54.84 ID:DUGzXcAO
よいしょ
62 :lain. [sage]:2011/02/19(土) 00:42:45.69 ID:???
SSスレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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