上条当麻「レンタル･チルドレン･･･？」 - 製作速報VIP（クリエイター） 過去ログ倉庫

Check Tweet

1 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]：2010/09/30(木) 22:48:28.47 ID:TmzM5wUo

この物語は山田悠介氏の書いた「レンタル・チルドレン」と「とある魔術の禁書目録」をクロスさせたSSです。
舞台はアニメ1期の10年後前後。
設定としてはミサカクローンズは存在しなかった事とします。
いろいろ可笑しなところもあるとおもいますが、もしよろしければどしどし指摘してください。

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

【 このスレッドはHTML化（過去ログ化）されています 】

ごめんなさい、この製作速報VIP（クリエイター）板のスレッドは１０００に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

少し暑くて少し寒くて ＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする（´；ω；｀）part56 ばばあ化気味 ＠ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 22:48:47.00 ID:TmzM5wUo

――　とある公園　――
当麻「息子ー！　あんまり遠くまでいくなよー！」

美琴「まったく･･････あの子は当麻に似て元気なんだから･･････」

息子「大丈夫だよおー！　パパとママもこっちに来て遊ぼうー！！」

当麻「あんまりはしゃぐとあｂ


　　　　　　　　　　　　　ドサッ

当麻「ほらなー！　やっぱり転んだー」ﾊﾊﾊ

美琴「ったくー･･････洋服よごれちゃうでしょー！」ﾊﾊﾊ


当麻は何も考えず転んだままの自分の息子の元へ近づき手を指し伸ばした。
だが息子がその手を掴み起き上がることはなかった･･･。

当麻「おい！？　どうしたんだ！！」

美琴「どうしたの！？えっ！？」

　　――　科学と夢物語が交差するとき　――
　　　　――　物語は動き出す････　――

3 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします ：2010/09/30(木) 22:59:49.16 ID:TmzM5wUo

――　とある病院　――

当麻「ゲコ太先生！！息子は･･･息子は大丈夫なのか！？」

当麻と美琴は子供に駆けつけすぐに異常だと感じ取った。そしてすぐに救急車を手配し、いつもの病院へ来ていた。
救急車の中での息子は喚き声や呻き声を一切上げることなく、文字通り眠っているようであった。

ゲコ太「今診察を終えたばかりだけど、正直なところ原因は僕にもちょっとわからないんだよね」

美琴「ゲコ太先生！！息子は病気に掛かっているんですか！？」

ゲコ太「さっきもいったけど今の段階では何も分かっていないんだよね。特に体や脳波に異常は見られないんだけど、なぜか眠ったままなんだよね」

ゲコ太「申し訳ないんだけど、さっき採取した血液をもう少し詳しく調べてみるから今日は念のため1日入院って事でいいかな？」

当麻「分かりました」

美琴「むすこ･･････」

当麻「大丈夫。ゲコ太先生はどんな怪我でも病気でも治すヘブンキャンセラーなんだから。きっと大丈夫」

美琴「うん･･････」

ゲコ太「申し訳ないね。僕なりに精一杯調べてみるから明日また来てよ」

4 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします ：2010/09/30(木) 23:00:39.22 ID:TmzM5wUo

翌日

当麻と美琴は朝一でカエル顔の医者から電話を受け、今すぐ着てほしいと伝えられ、病院まで来ていた。

当麻「しん･･･だ･･･？」

美琴「えっ･･･？何誰が？」

ゲコ太「本当に申し訳ないんだけど、いきなり昨夜苦しみだして僕達も最善を尽くしたんだけど残念ながら･･･」

美琴「いやっ･･･いやだっ･･･なんで？ねぇ？ねぇ！！ねぇえ！！！！！！」

美琴はいきなり、カエル顔の医者の胸倉に掴み掛かり、可愛いセミロングの髪が逆立つ程の電流が漏れている。

当麻「落ち着け美琴！」

当麻が美琴を掴み電流を止め、2人の間に入って美琴を静止させた。

5 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします ：2010/09/30(木) 23:01:43.64 ID:TmzM5wUo

──　いきなりのことだった。突然心臓が停止し手を尽くしたが手遅れだった　――

カエル医者の言った言葉が当麻と美琴の頭の中を何度も往復する。
美琴は、あれから言葉が極端に少なくなり。当麻も家には寝に帰っているような状態になった。


数週間後

朝6:30目覚ましが鳴り当麻が目を覚ます。ダブルベットの隣を見ると美琴の姿は既になかった。恐らく朝食をつくりに言っているのだろう。

当麻「おはよう美琴」

美琴「えぇ･･････おはよう」

美琴はあの日から、ずっと感情を無くしてしまった人形のようになってしまった。話しかければ返事をするし、朝食やお弁当も作ってくれる。
だが、その姿にはまるで生気を感じられない。そう、まさに人形のようになってしまったのだ。

当麻「いってきます」
美琴「いってらっしゃい」

当麻も勿論息子が亡くなった事は悔しかったし、悲しかった。
だが美琴があまりにも悲しんでいるので自分は弱い姿を出し切れずにいた。

6 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:01:47.00 ID:q0/c7YDO

麻琴君で良かったのに

7 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:04:26.50 ID:TmzM5wUo

>>6
それ頂き

8 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:12:03.47 ID:TmzM5wUo

とある日の残業中

当麻「麻琴が亡くなって今日で半年か･･････そろそろ美琴も乗り越えないとマズいよなぁ･･･」

ｐｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｐｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌ

当麻「誰だよ･･････今23時だぞ･･･」
　　　　　
　　　　　ｯﾋﾟ

当麻「はい。上条です。ただいま電話にでｒ」

一方「何ふざけてンですかァ？当麻くゥン」

当麻「なんだ一方通行か。なんだ？」

一方「今日ちょっとこれから飲みに行こォぜ？」

当麻は今の時刻が23時だと分かっていながらも腕時計を確認した。

当麻「もう結構夜遅いぞ？また今度がダメか？」

一方「今すぐ話したい事があるんですゥ！いいじゃねェか久しぶりによォ」

当麻「分かった。今どこにいるんだ？」

渋々当麻は了解し、24時に当麻の会社前にある居酒屋で飲む事になった。

9 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:19:05.29 ID:TmzM5wUo

とある居酒屋

2人共結構飲み、アルコールに弱い一方通行はベクルト操作で酔いを治し真剣な顔で当麻に話しかけた。

一方「ところでよォ。最近美琴はどォなンだァ？」

元々アルコールには強い当麻はシラフ同然の顔で答えた。

当麻「やっぱり麻琴のことスグには忘れられないようだ。俺だって忘れられないけど、いつまでも引きずってはいられない」

続けて当麻は言った。

当麻「あまり引きずっていると麻琴も俺らが心配で天国に行けないかもしれないからな」

一方「そうだよなァ。ところで、当麻はレンタルチルドレンって知ってるかァ？」

当麻「レンタルチルドレン？」

一方「あァ。なンでも名前の通り子供を貸し出ししているそうなンだよなァ」

極普通のサラリーマンをしている当麻は驚いた。

当麻「そんなことが許されるのか！？」

一方「施設の子供の里親探しという名目で行っている事業らしいンだけどよォ」

一方「どうだァ？麻琴の事を忘れるいいチャンスにもなると思うンだがよォ」

当麻は正直悩んでいた。子供をレンタルするということの罪悪感。
だが美琴が少しでも元気になってくれるのなら･･･　今度の日曜日美琴を連れて行ってみようと思った。

10 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:23:41.00 ID:Iz004LA0

期待

11 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:29:07.70 ID:MBkcgF2o

アノ山田悠介とのクロスかぁ (；ﾟдﾟ)

12 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:32:23.84 ID:TmzM5wUo

当麻と美琴は歩いて駅の近くにある、《とある会社》に向かった。


──　《P.I社っていう会社らしいンだけどよォ、もしよかったら美琴と一緒にいってみろよ》　――

当麻「(P.I社･･･P.I社)」

当麻「あっ」

当麻は、確かにP.I社と書かれている会社を見つけた。合法か非合法かも分からない事をしている会社だから
もっと小さい事務所を予想していたのだが、そこには堂々たる佇まいでP.I社と看板の立てられた会社が建っていた。
当麻と美琴は入り口を入り受付へ近づいた。

当麻「すいません。ここってP.I社で合ってますか？」

受付「はい。初めてのご利用ですか？」

当麻「はい」

受付「それでは担当の者が今参りますのでソチラのソファーに掛けて少々お待ちください」ﾆｺｯ

当麻「わかりました。」

美琴「ここはどこなの？」

当麻「子供をレンタｒ

担当「お待たせ致しました」

当麻「あっはい」

担当「上の階で詳しい説明を致しますのでコチラまでどうぞ」

13 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:39:36.46 ID:TmzM5wUo

とある会社の説明室？

当麻はもっと汚い事務所を想定していただけに、この会社の内装に驚いた。
白で統一された清潔感のある壁にガラスのテーブル。テーブルの奥にイスが1つ、手前に２つある。

担当「そちらへお座りください」

当麻「はい」

美琴「当麻･･･ここは何の会社?」

当麻「あっそうだ。担当さん、本当にコチラで子供をレンタルしているんですか？」

美琴「!?」

ここ半年無表情だった美琴が少しだけ驚いた顔をした。
だがすぐにまた無表情に戻り担当の話を聞いていた。

担当「はい。当社では施設で育った子供の里親探しとして子供をレンタルしております。期間は2週間で男の子が60万円。女の子が80万円です」

当麻「男の子と女の子の値段の違いは？」

担当「ただ単に、女の子の数が少ないためです」

担当「このパソコンでレンタルできる子供のリストを見ることが出来ますが、ご覧になりますか？」

当麻「はい」

美琴「こんなの必要ないよ。私達には麻琴だけなんだから。」

当麻「いいから見るだけ見てみようぜ。」

14 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:41:45.80 ID:TmzM5wUo

当麻はパソコンのマウスを操作し次々と子供を見ていった。
いつの間にか最後から2ページ目まで来ていた。

(99/100)

99番
年齢：4歳
性別：男
特徴：人懐っこく元気
身長：97cm
体重：24kg


その下に笑顔で笑っている子供の写真があった。


美琴「･･･」

美琴は何も言わずに画面を見ているが、まったく関心が無さそうだ。

当麻「(次で最後か･･･)」

　　　　ｶﾁｯ

15 ： ◆kagami.n5o [sage]：2010/09/30(木) 23:48:49.77 ID:TmzM5wUo

すいません書き溜は少しあるんですが、ペースによっては全て消化してしまいそうなので

本日の投下はここまでです。

もしご意見など有りましたら宜しくお願い致します。

後念の為酉を付けておきます。不愉快に感じましたら申し訳ありません。

16 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/09/30(木) 23:51:58.65 ID:sq9yaaso

オリでも良いからちゃんとした結末を書いてほしい
原作みたいな投げっぱなしの終わり方はやめてほしいぜ

17 ： ◆kagami.n5o [sage]：2010/10/01(金) 00:07:27.92 ID:jyJnk92o

(100/100)
100番
年齢：3歳
性別：男
特徴：耳が不自由
身長：90cm
体重：20kg

18 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 00:08:12.37 ID:jyJnk92o

3歳ってことは麻琴よりも2歳したかー。など当麻は少し集中力が途切れつつ見ていた。
だが写真を見て当麻と美琴は驚愕した。

当麻「！？これって・・・！！」

美琴「麻琴ッ！？」

そう。画面の中には麻琴そっくりの男の子が仏頂面で映っていた。

当麻「担当さん！この子って」

担当「どうかなさいましたか？」

当麻「いえ･･････なんでもないです。(俺は今何を言おうとしたんだ･･･馬鹿か･･･)」

美琴「麻琴だァ♪ねえ当麻！！麻琴がいるよお！」

当麻「(美琴･･･よしっ！)」

当麻「この子ってまだレンタルできますか？」

担当「えぇ勿論できますが、この子は生まれつき耳が不自由でして話をすることは勿論。捨てられた時のショックからなのか心も閉ざしてしまっています。」

当麻「それでも大丈夫です。この子をレンタルしたいのですが」

担当「わかりました。ありがとうございます。今契約書をお持ちいたしますので少々お待ちください」

19 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 00:08:54.81 ID:jyJnk92o

しばらくして契約書を担当が持ってきた。
内容は《2週間で50万円。もし購入したい場合は1000万円》その他怪我などの対応についてだった。

当麻「ここに判子を押すだけですか？」

担当「はい」

当麻「料金が先ほどの話より10万円程お安いんですが･･･？」

担当「耳が不自由なので2週間で50万円になります。ただ買い取りの場合は値段は変わらず1000万円になります」

当麻「わかりました。お支払いはいつすればよろしいですか？」

担当「子供が今は施設にいるので、明日子供を引き取りにきてください。その時に料金もお願い致します」

当麻「わかりました」

美琴「麻琴ォ♪」

当麻「美琴帰るぞ」

美琴「麻琴はあ？」

当麻「(今は麻琴だと思わせている方がいいよな･･･)」

当麻「麻琴は明日までお泊りだろ？明日迎えにきて一緒に帰ろう」

美琴「麻琴ォ♪」


その日、久しぶりに美琴は笑い話しながら当麻と家へ帰った。

20 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 00:09:49.42 ID:jyJnk92o

次の日の朝

当麻「うーん･･･麻琴!!」ﾊﾞｯ

当麻「なんだ夢か･･･」

当麻は時計を見る。時間は朝の5:30だが美琴は既に起きて朝食を作っているようだ。
当麻も何となく二度寝をする気分ではなかったので、起きた。


美琴「あれー？当麻もう起きたの？今日何時くらいに麻琴迎えにいくー？」

ここ半年の美琴とは違い。とても機嫌がいいように当麻は感じた。

当麻「(営業時間が09時から18時だから･･･)8:30時に家を出て迎えに行くか！」

美琴「麻琴ォ♪」

もう既に美琴には当麻の声が聞こえていなかった。

そして8時になり一緒に家を出た。

21 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 02:27:01.25 ID:wDj3U2DO

90cm、20kg

ぽっちゃりなんだね麻琴君
あるいは体内に機械でも入ってるのか

22 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 06:54:09.92 ID:jyJnk92o

>>21
すいません改めて調べてみたところ、たしかにぽっちゃりでした。
申し訳ありませんが設定を変更致します。

身長90cm→91.3cm
体重20kg→11.3kg


今後この身長体重でやっていきます。

23 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 13:45:00.74 ID:RGaiGiYo

なかなか面白い

24 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 19:01:54.23 ID:GT/OEzU0

女だったら当美か……

25 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 20:00:06.61 ID:jyJnk92o

昨日通った道をまた通り昨日見たP.Iの看板が見えてきた。
当麻と美琴は入り口を入り受付まできた。

当麻「すいません。担当さんはいらっしゃいますか？」

受付「担当ですね？少々お待ちください。」

受付「今参りますのでソチラのソファーに掛けて少々お待ちください」

美琴「麻琴ォ♪」

美琴はずっと上の空で麻琴の名前を呼び続けている。そんな美琴でも
元気な美琴を見ているのは当麻からすれば嬉しかった。

26 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 20:06:24.72 ID:jyJnk92o

担当「お待たせ致しました上条様。上までどうぞ」

上条「はい。ほらっ美琴いくぞ」

美琴「うん！」

その後上条は50万円入った封筒を担当へ渡し、担当は時間を掛けてゆっくりと枚数を確認した。
5分程過ぎた頃。

担当「確かに50万円頂きました。それでは今から100番をお連れ致しますので少々お待ちください」

当麻「はい」


10分15分が経過し、当麻たちのいる部屋のドアが開いた。
そこには･･･

当麻「！！」

美琴「麻琴〜！！｣ﾀﾞｷｯ

当麻は本当にそこに麻琴がいるような錯覚に陥った。
昔ケガをしたときに残ったヒザのキズがない以外は本当に麻琴そのものだった。

当麻「ありがとうございます。それでは2週間責任をもってお預かりします」

担当「はい」ﾆｺｯ

始めてみる担当の笑顔だったが、当麻には何故かそれが少し歪んで見えた。

27 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 20:12:25.38 ID:jyJnk92o

帰り道

美琴と当麻の間に麻琴が入り3人で手を繋いで帰っていた。

美琴「麻琴今日は晩御飯なにがいいー？」

麻琴「･･･」

美琴「うんうん。ハンバーグかぁ〜！お母さん、がんばっちゃうよー！」

当麻「(美琴がすごく楽しそうだし、美琴の目が覚めるまで100番の事は麻琴ということにしておこう)」

当麻「(そしてもう少し美琴が現実を受け止められるようになったら正直に話そう)」

美琴「お母さんねぇ〜新しい料理覚えたんだ〜！明日の晩御飯はそれ作ってあげるね〜！！」

麻琴「･･･あ〜う〜」

28 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 20:15:18.73 ID:jyJnk92o

当麻と美琴の家


当麻は悩んでいた。100番と呼ばれるレンタルチルドレンを麻琴として接していいのか。それで本当にいいのか。
だが悩んだ末に、美琴のリハビリを兼ねて"100番"を麻琴と呼ぶことにした。
後問題だった麻琴(100番)の部屋は生前麻琴が使っていた部屋が、当時のままの状態で残っていたので
その部屋を宛がうことにした。

当麻「よ〜し、麻琴ここがお前の新しい部屋だぞーっ！」

麻琴「あうう〜あう〜」ﾃｸﾃｸ

麻琴は部屋に落ちていた小さい銃を模した玩具を拾った

当麻「！？」

それは当時麻琴が1番気に入っていた電磁砲の玩具だった。
その部屋には麻琴が生前愛用していた微弱な電気の力で軽い弾を打ち出す電磁砲の玩具が
当時のまま部屋に置いてあった。

麻琴「あう〜あう〜」ﾎﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

当麻「(この子も電磁砲が好きなのか･･････？これは単なる偶然か？)」

29 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/01(金) 20:24:58.68 ID:jyJnk92o

その日の夜は家族でハンバーグを食べた。
当麻は麻琴と少しでも長くの時間一緒にいるために有給休暇を使い仕事を休んでいた。

当麻「(麻琴が来てから美琴は明るくなった。まるで麻琴の生前のように家に活気が満ちている･･･)」

当麻はこの日ある決意をしようとしていた。

当麻「(金で解決するのは気が進まない。だが美琴の為、そして何より家の為に麻琴を買おう・・・ッ！)」


美琴は既に学生ではない。以前はレベル５という理由だけで多額のお金が自動的に講座に入ってきた。
だが今は違う。当麻の家も決して裕福ではない。美琴が溜めていた貯金も一戸建てを購入し、生活に必要な
家具などを購入しているうちに底も見えてきた。

当麻「(今の預金は500万程度、これを前金として麻琴を家族として迎え入れよう･･･！」)

当麻は明日お金を持って再びP.I社へ行こうと決めた。

これが家族に更なる亀裂を入れることになるとは当麻は予想すらしていなかった。

30 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/03(日) 22:12:35.36 ID:/U1qoiw0

御坂はレベル５だから金持ちなのでは？

31 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/03(日) 22:31:55.59 ID:XF1.M0Eo

一つ前のレスくらいちゃんと読めよ
それらしい理由書いてあんだろ

32 ： ◆kagami.n5o [sage]：2010/10/04(月) 07:17:01.86 ID:us0Akyco

次の日


当麻はいつもの目覚ましで目が覚めた時間を見ると07:20
当麻は私宅をして8:40に家を出た。
いつも使う駅の近くに当たり前のようにP.I社の看板が見えた。
当麻は入り口へ入っていった。

受付「いらっしゃいませ」

当麻「担当さんはいらっしゃいますか？」

受付「担当ですね？ただいまお呼び致しますので少々お待ちください」

受付「5分程度お時間かかりそうなのでそちらのソファーにお掛けになってください」

当麻「わかりました」


――　5分後　――

担当「お待たせ致しました。本日はどうなさいましたか？」

当麻は迷う素振りすらせず言った。

当麻「先日レンタルした子供を買い取ります。」

33 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/04(月) 07:18:17.31 ID:us0Akyco

担当「先日レンタルされたばかりですがもう決定でよろしいのですか？」

当麻「はい。私達にはあの子が必要なので」

担当「先日申し上げました通り聴覚に障害を持っています。それでもよろしいですか？」

当麻「はい。私たちは支えあって生きていきます」

担当「わかりました。ありがとうございます。ただ今必要書類をお持ち致しますので、そのままで少々お待ち下さい」

当麻「はい」

――　20分後　――

手続きが終わり、当麻は担当に500万円の入った封筒を渡した。
当たり前だが金額の確認に以前よりも時間が掛かっていた。
10分ほどたった。

担当「たしかに500万円前金を頂きました。100番を宜しくお願い致します」

当麻「はい。ありがとうございました」

34 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/04(月) 07:19:18.07 ID:us0Akyco

当麻は軽い足取りで家へ帰りドアをくぐった。

美琴「当麻おかえり〜！麻琴がね、麻琴がね〜！！」

当麻「(以前よりちょっとアレだが、美琴も明るくなってよかった)」

当麻「よーし！麻琴一緒にお風呂はいるかー！」

当たり前だがその声は麻琴には届かない。麻琴は「？」という顔をしている
当麻は麻琴を連れてお風呂場へ行き、麻琴の服を脱がせた

当麻「(やっぱり本当に麻琴そのものだな･･････まるで生き返ったようだ)」

麻琴「あうーあうーーーあうううあー」

その日から当麻は麻琴に文字を教え始めた。
リンゴの絵を書いて、その横に「林檎」と書いた。
やはり理解が出来ていないようだ。
少しずつでいい。少しずつ教えていこう。当麻は心の底から幸せだった。


幸せな生活を送っていた。

35 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/04(月) 07:20:53.91 ID:us0Akyco

ｐｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｐｌｌｌｌｌｌｌ

当麻「はい」

一方『おうっ今どこにいるンだァ？』

当麻「日曜の朝だぞ？家に居るに決まってるだろ」

一方『P.I社には行ってみたかァ？』

当麻『あぁ･･･お前にみて貰いたいんだ。いまから来れないか？』


3.4分程度の電話で一方通行がこれから来る事になった。

――　1時間後　――

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝｯ!!!

美琴「は〜い！」
　　　ｶﾞﾁｬｯ
一方「？！」

当麻「おう一方通行」

一方「これは、どういうことだァ？なンですか、なンですか、なンですかァ！？」

当麻「ちょっときてくれ」

当麻は一方通行をリビングにいる麻琴の元へ連れて行った。

一歩「！？･･･これは、どういうことなンだァ？」

当麻「P.I社は本当に子供をレンタルしていた。その中に麻琴にそっくりな子が居たんだ！！それでレンタルした」

一方「そうか･･････よかったじゃねェか」

当麻「それで金で解決するのは気に食わなかったが1000万で麻琴を買った」

一方「たった1000万ぽっちかァ･･････」

一方通行はまだ金銭感覚が狂ったままで、一方通行は働かなくてもいいほどの金をまだ持っている。
就職しているのは趣味のようなもの。

36 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/06(水) 01:36:54.83 ID:kbmIdsk0

支援

37 ：kagami.mode ◆kagami.n5o [sage]：2010/10/06(水) 18:18:22.19 ID:DF/Wyroo

大変申し訳ないですが
書いてて思いました。
これは禁書目録でやる必要がないですよね
能力も出てこず、独特のキャラ性も生かされていない

今回は中止とさせていただきます。
後日削除依頼も出しておきます。

大変申し訳ありませんでした。

38 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/06(水) 20:12:16.24 ID:QV71vYco

なんだと……！

続けてもいいと思うんだけどなぁ…

39 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/06(水) 20:34:48.44 ID:T6xOfhYo

そもそも原作が糞みたいな終わり方だしオリ展開入れて最後をちゃんとするにしても限界はあるわな

40 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/07(木) 13:17:23.27 ID:8mrDPPoo

まあ>>1が無理ってんなら仕方ない
またなんか面白いスレたててくれ乙

41 ： ◆kagami.n5o [sage]：2010/10/08(金) 00:04:46.11 ID:K4eQ9AIo

すいません最後にお手を貸して頂けませんでしょうか？

スレッドの削除依頼をどこでするのが分かりません。
もしよろしければ教えていただけませんか？

42 ：VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]：2010/10/08(金) 00:07:56.94 ID:/Pw8y2co

削除とはちと違うかもしれないけど
HTML化依頼スレはここ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

43 ： ◆kagami.n5o [sage]：2010/10/08(金) 01:05:27.30 ID:K4eQ9AIo

>>42
ありがとうございます

今回初めてSSを書いてみて難しさを実感しました
近い将来必ず他の作品を完結させて見せます
またどこかで出会った時は宜しくお願いします