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真・イカ娘 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:08:26.97 ID:jVLR8.Uo
第一話 『俺を殺ってみろ 言っておくがなぁ、最初から俺はクライマックスだゲソ』

レジ「いらっしゃいませー」

がやがや

きゃー きゃー

店「な、なんだ?! う、海の方だ!」

イカ娘「ざっぱ〜ん。てめぇらか海を汚してんのは
    ・・・ドイツもコイツも穢ねぇ面みせやがって・・・・・全員みうみう

しゅるるる イカ触手がのびる! サーファー男つかまる!

サーファー「アイム サファリン!(サーファーだけに)」

イカ娘「がしがし げぷ オラ、つぎもってこいや」
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:09:02.90 ID:jVLR8.Uo
イカ娘「ゆるさん・・・ゆるさんでゲソ 絶対にゆるさんでゲソ!」

人間ども「うわー!! に、逃げろ〜! 巨大イカがでたぞ〜!!」

店の人「この店は! この店だけは!」

しゅるるる ぎゅびび

イカ娘「オイゲスども、なんだこの皿の上にのっかってんのはよぉ」

店の人「い、イカです でも人間ならだれだってヤキソバにイカのぶつぎりを入れますよ!」

イカ娘「そうか。じゃあ同じようにみうみう

店の人「きゃ〜」

ごきごき ばきき ぶしゅ〜

イカ娘「なかなか生きが良かったなぁオイ ゲッゲッゲ」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:10:05.83 ID:jVLR8.Uo
店の人B「あんた、一体何が目的?!」

イカ娘「人類の粛清 そして海の・・・いや、こいつぁー地球の浄化になっちまうかな」

店の人B「あんた・・・ちょっとくらい人を殺しても意味が無いわよ
      軍隊に勝てるとでも思ってんの?」

イカ娘「何をいうかと思ったら・・・ゲッゲッゲ
    この調子で始末してやるさぁ・・・人類そのものを 一人のこーらず」

しゅるるるるるる

店の人B「わ、私を殺しても意味がないわよ!」

イカ娘「・・・はぁ? 毎日ヤキソバの具にイカのぶつ切りいれといてよく言えるな
    お前ひょっとして頭悪いだろ。あの世で会おう。あばよ」

ごきごき ぶしゅ〜 ばぎり! ばぎり!

イカ娘「ゲッゲッゲ・・・ なかなか美味かったぜ」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:14:45.37 ID:jVLR8.Uo
イカ娘「・・・軍隊がどうしたでゲソ バカにして・・・海底にだって軍隊くらいある」

ファンファンファンファン キキー!

警察「うわぁ あちこちに人の死体が!!」

イカ娘「そしてアレは人間の警察か。ふん。」

警察「お嬢ちゃん、ココは危険だよ。イカのバケモノが暴れてるって通報があったんだ
    早く逃げなさい!」

イカ娘「ほほ〜。うむ、悪くない。アシとして使ってやろうか」

警官「はやく逃げなさい!」

イカ娘「ところでお主、ヤキソバにイカのぶつ切りはいれるのか?」

警官「・・・なぜ今そんなコトを?」
   (ショックで頭が小傾くなっているのかも知れない。ココは答えてやろう)
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:18:02.67 ID:jVLR8.Uo
警官「あ、あぁ、イカが入ってないヤキソバなんてヤキソバじゃないよ」

イカ娘「・・・残念だな」

警官「な、何がだい?」

しゅるるるる ぎゅびび!

警官「う、うわああああああ」

イカ娘「私がその、イカのバケモノだ」

警官「ひいいいい 命だけはお助けをおおお!!」

イカ娘「・・・お前はそういって何度イカをサバいてきたんだ 絶対に、絶対にゆるさないから」

ごきゅごきゅ ずばしあえ! ずぴゅぴゅ〜

警官「がくがくがく」 だっぷんだ!

イカ娘「弱すぎる。誰か強いヤツでもいないモノか・・・」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:23:35.79 ID:jVLR8.Uo
イカ娘「殺してやる殺してやる 全員ころしてやるッ!」

ふぁんふぁんふぁんふぁん

ぴーぽー ぴーぽー

イカ娘が海岸沿いの国道を歩く。
そのソバを緊急車両が通過していく。何台も、何台も。

イカ娘「ふん。無様なモノだな。獲物がみつかるまでの時間というのは
    強者にとって、まるで弱者のように感じるではないか」

イカ娘は弱いイカだった。だがある日、家族で海底を散歩していた日のコト、

――人間に遭った
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:26:41.70 ID:jVLR8.Uo
おかあさん「何か夜なのに明るいわね。とても愉しそう。いってみましょう!」
おとうさん「おいおい急ぐな。まったくかーさんはノンキだから困るww」

イカ娘「いいんじゃなイカ? とても暖かい光を感じるでゲソ!」

――――▼船上▼――――

娘「おとうさんおとうさん! イカが沢山あつかってきてるよ!」
父「おっそうか。今とらえるからな! まってろ!」

ギゴゴゴゴゴ ざっぱ〜ん

船上に大量のイカが打ちあけられる。
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:31:39.60 ID:jVLR8.Uo
イカ娘「おとー さ〜〜〜ん! おかー さ〜〜〜ん!」
おとうさんイカ「うっぷ ドコだイカ娘ぇええええ」
おかあさんイカ「イカ娘ちゃああああん ドコなの〜?!!!」

――――
娘「わ〜 イカが沢山! おいしそうだね〜」
父「まってろよ、今適当なのみつくろってサバいてやるからな。とりたては格別だぞww」
娘「わ〜い! お父さん大好き!」
――――

イカ娘「おとー さ〜〜〜ん! おかー さ〜〜〜ん!」
おとうさんイカ「うっぷ ドコだイカ娘ぇええええ」
おかあさんイカ「イカ娘ちゃああああん ドコなの〜?!!!」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:34:01.91 ID:mxezCAAO
スレタイに真ってついてるのに一話のタイトルが電王とは
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:36:12.74 ID:jVLR8.Uo
娘「あ、このイカかわい〜」
イカ娘「ゲソ? 照れるでゲソ///」
    (コレが人間というモノでゲソか。怖い怖いと聞いていたけど、
     わかりあえるかも知れんでゲソ!)
    「あ、ともだちになってくれなイry」
父「ん? そのイカが食べたいのか? まってろよもっと大っきいヤツがイイ
  ほら、コイツだ」
イカ娘「あ、パパだ。 パパ〜」
おとうさんイカ「に、逃げろ! 逃げるんだイカ娘! お前だけでもイイから逃げてくれぇ!!」

イカ娘「? 何いってるんでゲソ? こんなに愉しい夜に。みんなちょっと小傾いでゲソ」

父につかまれたおとうさんイカが、ありとあらゆる血で汚く染まった台にぎゅっと固定される。

そして――
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:43:46.51 ID:jVLR8.Uo
おとうさんイカ「ぐ、ぐあああああああああああああああああ」

イカ娘「え・・・?」

おとうさんイカの胴体が・・・まるで超常現象のように ひきぬかれた

イカ娘が初めて目にするソレは、厳しい自然界でみてきたソレを遥かに上回っていた。

おとうさんイカ「に、にげ・・・ろ」 がく

イカ娘「なに、コレ・・・なんの・・・・・冗談なの? え、おとうさんは?
    おとうさん何まっぷたつになってんの? え、なんで、なんで鋭い包丁で
    切り刻まれてお皿にならべられてるの? ねぇ、なんで?
    ついさっきまで、楽しく会話して、お散歩して、抱きついたりして、
    楽しく・・・生きてて・・・おとうさんは、生きてて・・・・・」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 02:48:26.98 ID:jVLR8.Uo
――――
海岸を歩くイカ娘の頬に、いつのまにか一筋の涙がつたっていた

イカ娘「・・・何思い出してるんでゲソ。初めからフルパワーでコトにあたる。
    こんな感傷にひたってる余裕なんて、今の私には無いんでゲソよ」

ソレから数時間、結局一人も殺せなかった。
いつのまにか、防波堤に一人こしかけて海を見ていた。

憎しみが薄れたのではない。
少しでも早く人間を、一人でも多く殺さなくては

・・・でも、今は――

少しだけ時間が欲しかった。
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 02:50:43.72 ID:uMEAUGQo
なんだこのスレ
不思議な魅力が
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 04:01:44.88 ID:XzWLfoSO
VIP向きじゃぬ?
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/06(水) 04:15:34.99 ID:jVLR8.Uo
イカの二胚虫は寄生虫


次回イカ娘 『超出力:イカスミバスター VS レールガン』
イカのバケモノと対峙する学園都市は憎しみの炎に飲み込まれる・・・

絶対みるんでゲソ!
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 14:29:09.30 ID:uYKgREDO
期待wwwwwwww
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 18:35:39.96 ID:INFTJaE0
イカ娘ちゃんが再現できねえ…どんな絵になるんだよ…
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 03:38:02.52 ID:hC3Ysaso
黒子「はぁ? イカのバケモノが暴れている?」
ジャッジメントの人「そうなのよ、誤報の可能性が高いけど、急いで観に行ってくれるかしら?」
黒子「わかりました」

   「ポチっとな」

黒子は通話をOFFにした。

黒子「イカの・・・バケモノ ・・・そんなのがいたら愉快ですわね」

▼事故発生海岸▼

黒子「コレは・・・ なんとまぁ惨たらしい・・・・・」

サーファー「イカの・・・イカのバケモンにやられた・・・・・」

サーファーの半身は引き裂かれ、腸がふとめんスパゲッティのように溢れている。

黒子「ちょ、ちょっとしっかり! 救護班の方! こちらにまだ息のある方が」

サーファー「うっ」 ガクッ

黒子「あぁ・・・」 ――黙祷
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 03:46:05.76 ID:hC3Ysaso
イカ娘「ん・・・ ココは・・・ 我が家じゃなイカ
    イツのまにか戻ってきてしまったのか・・・

    でも、ココに戻っても、もうおとうさんもおかあんも居ないのに」

おとうさんイカ「何いってるんだ? イカ娘。はやく食べなさい」
おかあさんイカ「そうよ、お食事時に。何か困ったことでもあったの?」

イカ娘「あ、おとうさん おかあさん。無事だったんだ」

おとうさんイカ「・・・」
おかあさんイカ「・・・」

皿の上には、先程の初侵略で引きちぎり食べ散らかした人間がのっていた。

イカ娘「・・・はは、夢じゃないか」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 03:51:03.50 ID:hC3Ysaso
イカ娘「ん・・・寝てた 初侵略で少し疲れてしまったのか」

とーま「ん! お、起きた起きた。お〜いインデックス! 弐号機が起きたぞ!!」

イカ娘(ココはドコ? しょぼくれた民家かアパートといった所か)

インデックス「おはようなんだよ!」

とーま「インデックスに感謝しろよな。海岸で行き倒れてるお前を見つけて俺に電話して
    俺が駆けつけて
    俺が背中で担いで
    ココまで連れてきたんだからな ・・・感謝しろよな、おれny」

インデックスはとーまをじっとみている!

とーま「・・・インデックスに。」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 04:00:08.71 ID:hC3Ysaso
イカ娘(うるさい・・・)

しゅるるる ぎゅびび!

とーま「オイちょっとインデックス横にならんでくれ!」
インデックス「こ、こうかな」

とーま「う〜ん、似てるぞ
    というかAAでみた時はちょっと似てるかなと思ったけど、
    実際に見てみると意外に違いがあるな。大きさが違うからかな やっぱ似てねぇわ
    どっちが背が高いか興味があるんで、今度子萌先生と背ー比べをして貰おう」
インデックス「なんだか妹ができたみたいで嬉しいんだよ!」

しゅるしゅるん・・・ ぎゅびび・・・

イカ娘(なんなんだコイツら、次から次へと矢継ぎ早に動いたり喋ったり忙しい・・・
    [ピーーー]タイミングが掴めないじゃないか ・・・ウザさ有頂天)
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 04:15:38.80 ID:hC3Ysaso
とーま「で、名前はなんていうんだ?」
イカ娘「・・・人間に話す名前はない」
とーま「オイちょっと待てよ、俺は確かに見知らぬ少女を家に連れ込んだかも知れない!
    だが、断じてロリコンではないし、やましい目的があったワケではない!
    第一、インデックスがいるのになにかできると思うか?」

とーまは親指で後ろにいるインデックスを指す

イカ娘「・・・じゃあ一つだけ質問に答えてくれないか?」
とーま「おう、どんと来いってんだ!」
イカ娘「Q1 あなたはヤキソバにイカのブツ切りを入れますか」
とーま「こいつぁー いきなり難しい問題できたな」
イカ娘「話を愚弄するな! 即答しろ! 気持ちが悪い!!」

とーま(恐らくこいつぁーインデックスの仲間だ。
    となると、大食いでおなかが減っているのだと推測できる
    まぁ、そうでもなきゃあいきなりこんな質問はしてこないわな
    
    さて、どう答えるか・・・ウチはインデックスがきてからというモノ、
    イカどころかまともな食事すらありつけていないワケだが。

    この大食い?を安心させるタメに、ココは出費するしかないのか〜?!
    考えろ、考えるんだ上条当麻!)

イカ娘(なげぇ・・・)
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 04:23:08.38 ID:hC3Ysaso
イカ娘(この男が長考してる間に、妙に浮いてる変な娘から始末するか)

チラッ

イカ娘(寝てるじゃないか・・・)

チラッ

とーま「う〜ん、タイムセールがどうたらこうたら雑誌がお小遣いがう〜ん」

イカ娘「イライライライラ」 カチカチカチカチ

イライラして、勝手に歯が鳴り出した

とーま(やべぇ、そんなに食べたいのかイカがはいった大盛りヤキソバが)
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 04:35:14.67 ID:hC3Ysaso
とーま「ヨシ、決めた。イカが山ほど入ったヤキソバくいにいこう!」
イカ娘「・・・」

しゅるるる ぎゅびび

イカ娘の殺人、絶対の触手がとーまに向かって伸びる!

――が、

スカッ!

とーま「おいインデックス! 何寝てるんだ! 晩飯食いに行くぞ」

イカ娘「・・・」

触手が勢い余って、とーまの後ろにおいてあったペットボトルがぶち潰れる
そして中身のコーラが噴水のようにはっちゃけ、部屋を濡らす

とーま「どわ〜!! 不幸だ〜〜〜!!!」

イカ娘「・・・幸運じゃないか」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/07(木) 14:10:52.25 ID:2YaIowDO
Coolなスレだな
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 02:35:28.15 ID:L3gGYBIo
とーま「ごめんな弐号・・・服、汚れちまっただろ。俺の服で良ければきてくれ。
    あ、風呂はあっちな」
イカ娘「・・・」
とーま「うわっ なんだコレ・・・お前すごい服きてるなぁ」

とーまが触れたイカ娘のワンピースは、血で完全に黒に染まり、
表面は人間のあらゆる体液でごわごわのかぴかぴになっていた。

とーま「・・・」
イカ娘「・・・」

とーま「と、とにかく着替えてけよ。このままじゃレストランに入れないだろ」
イカ娘「今、気付いたんだろう・・・なぜ何も聞かない」

とーま「こちとら幾千もの死線くぐってきてんだ。お前の事情なんて関係ないだろ。
    子供が余計な心配するんじゃない。お前、ちょっと顔暗いぞww」
イカ娘「・・・」

とーまは、イカ娘の頭を強引になでる。

イカ娘「ちょっ おまっ 触るな!!」

とーまの手が申し訳なさそうに離れる。

とーま「・・・悪かったよ。今からお前の大好物くわせてやっから、ソレで許してくれよな」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 02:48:06.79 ID:L3gGYBIo
イカ娘(このままで最後まで通したかった。血に塗れたママで地上の掃除を済ませたかった
    だが・・・)

ちらっ

イカ娘はとーまを見やる。

イカ娘(・・・だが・・・・・くそっ。私は初めからフルパワーで無慈悲な鉄槌を下すと決めていた
     だから単なる人間には哀れみなど抱かなかった!

     だけど・・・だけど――ッ! この人間は、私の攻撃を何度も躱した!
     ソレも、単純な力ではなく、知恵の力でもなく、タダの運勢によって――ッ!!

     いわば単なる出目の連続・・・ゾロ目に過ぎない!
     いままでは6が連続して出続けたというだけのコト!

     ――だからだ。私は人間には耳を貸さないが、運勢には、何の恨みもないんだ
     出続けた6という偶然を、崩れてほしくないレベルまで続いた奇跡を、
     私はもうこの手で――消せないんだ

     単純な敗北でもない、自分が敵になったんでもない、もっと厄介な状態に
     私はなってしまったんじゃないか?)
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 02:57:34.25 ID:L3gGYBIo
イカ娘(ふん。考えすぎか。
     ま、まぁ、別に初めから同じ服で通すコトもあるまい。
     そ、ソレに、重くて動きにくい血の鎧より、作業も捗る
     →人間を効率的に殺し易いのは間違いない)

長考の末、結局イカ娘は風呂に入った

――
と−ま「よし、ようやく風呂に入ったな。」

とーまは某所に電話をかけた。
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 03:03:35.51 ID:L3gGYBIo
とーま「おうおう俺だぁ俺! ははww元気にしてたか?」
御坂「ん? 誰よあんた」
とーま「コレはコレはイイご挨拶でww へへwwww」
御坂「――で、何よ。要件をいいなさいよ」
とーま「いや〜 お嬢様ともなればお夜食も素晴らしいんでしょうね!」
御坂「はぁ? 別にフツーよ。大体寮なんだから大層なモノはでないし」
とーま「いや〜 ははww、ご謙遜をwwww」
御坂「・・・」
とーま「ソレでですね、今ヤキソバをフルコースで食える店を探してましてですね、、」
御坂「・・・ヤキソバ? っていうかフルコースなんてあるワケないじゃん。」
とーま「え?! そうなんですか?! この不肖上条当麻!
    社会勉強になりましたよ!」
御坂「・・・ そ、そう/// なんか照れるわね///」

とーま(ふっ。半落ちだな。あと一歩だ)
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/08(金) 03:12:52.32 ID:L3gGYBIo
とーま「ああー!」
御坂「な、何よ突然大声だしちゃって」
とーま「突然イカが入った大盛りヤキソバくいたい病が発症してしまったのです!
    あぁ、こんな時になんで店がわからないんだろうと、己の不甲斐なさに涙が
    一緒にヤキソバをくってくれる天使のような人がいないのだろうか?!」
御坂「・・・はぁ。もうイイわ大体わかったから。」
とーま「御坂さまぁん♪」
御坂「黒子も一緒に連れてく。イイわね」
とーま「あぁ、あとこっちは三人。俺と知り合いのチンチクリンと小さい子供だ。宜しくな」

――
黒子「おねぇさまともあろうモノが、ヤキソバに釣られて殿方とデートだなんて・・・
    黒子は、黒子はもう・・・涙がとまりませんわ・・・・・」
御坂「なんか最近わたし、アイツのサイフとして使われてる気がする・・・」
黒子「心の友は黒子だけ・・・///」
御坂「えぇい離れなさい女同士でうっとおしい!」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 04:05:04.04 ID:XpKsxP2o
    *  /\    *
  * </-―-ヘ> ゲソです
     n ノイ从从カ n
 + (ヨノリ*゚ ヮ゚ ルE)
     Y↓ilVli↓Y   *
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 07:59:46.76 ID:GlP2QMAO
乙でゲソ
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 16:17:05.09 ID:143dTQAO
とうまのばか…
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 19:23:40.67 ID:9p4hrTw0
こいつァ…ゲソ上ノ香りがするぜぇ……
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 04:38:07.75 ID:82wti32o
御坂「ねーアンタも超速でイカのぶつぎりが入ってる大盛りヤキソバの専門店ググってよ」
黒子「はいはい・・・黒子はおねぇさまの奴隷・・・・・」
御坂「人聞きの悪いコトを言わないでよね・・・いつか埋め合わせはするからさ」
黒子「ふふ、黒子の思いが叶う日は来るのやら・・・」
御坂「・・・(こんな切なそうな顔した黒子に、一体なんて応えればイイのよ・・・)」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 04:39:24.34 ID:82wti32o
とーま「お〜いドコいった弐号〜〜
    おっかしいな〜 ついさっきまでは一緒に歩いてたのに なぁインデックス」

・・・

とーま「二人共迷子ですかそうですか はぁ、不幸だ」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 04:43:26.48 ID:82wti32o
イカ娘「ちっ こんなヤツらと一緒にいれるかよ コイツらが私にむける笑顔が怖い」

・・・

イカ娘「かなり離れたな。もう大丈夫だろう。ココらで人を[ピーーー]か」

・・・

イカ娘「さ、騒ぎになると後々まずいからな。路地裏とかに入って、と」

一通「ボラボラボラボラ! ボラーレビーアー!!」
ミサカ「がはああああああああああ きのうていし・・・ 2100体目、おめでとうございます」

イカ娘「え?」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 04:50:16.54 ID:82wti32o
一通「ふぅ。今日も結構殺せたな。ンあ? なンだお前 ココで見たコトは忘れるんだな」

イカ娘「待て! 私は同士だ!」

一通「同士?」

イカ娘「私も、とある理由から人間を殺して回っている」

一通「ふ〜ン? だがお前の能力はなンだ? 見た所よわそうに見えるンだが」

イカ娘「は? 能力?」
一通「能力があるだろ。レベルは?」
イカ娘「なんだソレは・・・」
一通「・・・お前何も知らないのか? 悪いコトはいわねー。さっさとこの街から去るんだな」
イカ娘「!? はは・・・いかんいかん 私は少し小傾くなっていたようだね」

一通「ンあ?」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 04:58:19.65 ID:82wti32o
イカ娘は髪を掻き上げる

イカ娘「ハハww いかんじゃないかww 同士? 仲間? 私は何を考えていた
    お前はどう見てもヒトガタをした人間じゃないか――ッ!」

しゅるるるん ぎゅびびび!!

イカ娘の触手が超速で伸びる!
あまりの速さに、地面がえぐれていく!

ずがずがずが!

一通「?!」

ぎゅむっ!!

イカ娘「とら〜えたww ゲッゲッゲwwww さて、お前に質問だ。
    お前はイカを食べたコトはあるか? イエスかノーで答えろ」
一通「・・・残念だったな」
イカ娘「・・・は?」
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 05:04:16.31 ID:82wti32o
一通「俺が相手で、残念だったなって言ったンだよ」
イカ娘「また会話か。もう人間のゲロカスとのやりとりはうんざりだ。じゃあな」

イカ娘は触手に力をこめる。
サーファーや他の人間たちをひきちぎってきた強力無比な力。

ソレが、――爆散するッ!!

ずがあああああああああああんんん!!!!!!!!!!!!!!
ずぶちゅ〜 ぷちぷちぷち・・・ ぱらららら

爆散した触手の一部の焦げカスが地面に落ちてくる

イカ娘「ぐっ!? ぐあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
一通「へへっ なんだよお前なかなか面白いリアクションしてくれるじゃねぇかww」

イカ娘「はがはあああああああ ひぎいいいいいいいい うげが!うげがぐげもげふげはげあがっ!」
一通「ミサカシリーズよりよっぽど遊べるぜww」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 06:40:55.26 ID:82wti32o
イカ娘(いてぇ・・・いてぇけど、なんだか嬉しいじゃないか コレが私だ! 血まみれが私だ!)

人間とは違う血。銅を仲立ちとする蒼い血が流れる。
痛みを打ち消すかのように額を抑える。一通を睨む。

一通「笑ってやがるww オラ、来いや 正か、ソレでお終いってワケじゃねぇンだろ?」
イカ娘「へ、へへ・・・すくゐどおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」

ずがががががが!!!!

疾走する残された触手

一通「くくく、今夜は退屈しそうにないなァ オラ久しぶりだよ、こんなわくわくしたのは・・・ヨッ!」

どがーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 02:35:17.33 ID:M/8Ntzwo
イカ娘(この感情・・・この感情でゲスォ
    この感情さえアレば、あの平和ボケした家族も殺せる
    人間としては優しそうな少年と、私によく似てるらしい少女も――今なら殺せる!)

一通「オイこら、よそ見してンじゃねェぞ」

空飛ぶ鉄筋とイカの剛筋――触手が空中で火花を散らす

がきんがきんがきん!

ズガガガガガガ!!

イカ娘(想像以上でゲスォ・・・私の師匠より強いのではなイカ?!)
    「おい・・・お前は人間で何番目に強い」
一通「あン? 一番だとよ。そうだな、俺さえ殺せば地上の掃除は楽に進むだろうなww
    どうだ、倒したくなってきただろ?」
イカ娘「イイじゃないクァ・・・ お前との出会いは必然だったというワケだ
    そしてお前を倒した時、人間を滅ぼして私も死ぬ――ッ!!」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 03:30:41.02 ID:M/8Ntzwo
イカ娘(思った通りだ。コイツは油断している。おそらくは圧倒的に弱い“私”に
     遊んでいるといいかえてもイイか・・・

     悪いな、――私は精神的にも強者だ。バカみたいに力を揮うだけの
     単細胞な男には負けんよ)

イカ娘「カァァァァァァァァ・・・」

ちっ 一通は空気の異常を感知し、弾かれるように“何か”を避ける
一通「ッ?!」

イカ娘「イカスミバスタァァァあああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

イカ娘(バカな・・・外しただと ドラゴンボールの登場人物くらいしか予測できん技だぞ?!)

一通「ひゅ〜 飛び道具までもってるとァー やるじゃねぇか ちょっと待ってろよ」

イカ娘「・・・?」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 03:37:43.01 ID:M/8Ntzwo
一通「待たせたな」
イカ娘「・・・遅いじゃないか」
一通「ちょっと自販機で買ってきた」
イカ娘「・・・缶ジュース? 喉でも乾いたのか。戦いの最中に暢気なヤツだな」
一通「お前こそ暢気だろ。なぜ逃げなかった 俺の方が強いコトには気づいてるだろう」
イカ娘「・・・人間を滅ぼしていくなら、どっちにしろお前との衝突はさけられない」
一通「ソレだよ、ソレが小傾い。
    今勝てなくても、寝込みを襲うとか、色々やり方があンだろが
    なぜ今たたかうコトに拘る」
イカ娘「・・・」
一通「俺にも覚えがあるンだがよォ・・・お前、本当は死にてぇンじゃねェのか?」
イカ娘「?! ば、バカも休み休み言え! 私は滅びの使い手!
    人を[ピーーー]コトはあっても、自分を[ピーーー]コトなどしない!!」
一通「・・・不思議だよなァ・・・人間をよ、どんどん殺してくとよ、、
    初めは愉しかったのに、なぜか急に死にたくなって来るンだよなァ・・・」
イカ娘「・・・」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 03:55:23.42 ID:M/8Ntzwo
イカ娘「違う・・・私は、そんな感情は知らない・・・ハズだ」
一通「・・・自分でも気付いてないだけかも知ンねぇぞ。ついさっきまで人殺してたんだろ」
イカ娘「・・・」

(言ってもイイかな? この人なら、同じような悪魔のこの悪魔になら・・・打ち明けても)

イカ娘「・・・私は初め、沢山ころした。地上を掃除するつもりだった。
     イカを残酷な方法で殺して食べ、海を[ピーーー]人間が許せなかった
     でも今は――」
一通「・・・」

(言っちゃっても、イイのかな?)

イカ娘「でも、今は――殺したくない人間ができた。」
一通「・・・そうか。」
イカ娘「・・・」
一通「お前、顔赤いぞww」
イカ娘「///」
一通「大体わかった だがコレ以上俺に相談するな。お前ひとりで答えを見つけるんだ
    問題と答えは1set ――当人の中にしかないんだからな」

そして次の瞬間、一通の体がふきとんだ。
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 12:05:52.40 ID:Kx0uBsAO
イイ展開じゃなイカ?
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 06:39:55.36 ID:NFgaYd2o
イカ娘「は・・・?」

ずがあああああああああああああああん!!!

衝撃は遅れて来た。

一通「レールガン・・・か」

御坂「ちょっとソコの性犯罪者、誰だか知らないけど、とりあえず撃たせてもらったわ」

一通「おい、お前・・・近くにこい」

御坂「ちょっとイツまで倒れてるつもり?」

イカ娘「・・・」

イカ娘は進み出た。

一通「人を殺してるとな、恨みを買う。そして、常時警戒してないといけなくなるンだ

    若い頃イキがってたガキがよ、リーマンになると駅のホームに立てなくなるだろ
    喧嘩の相手やイジメた対象に ドン! ってやられる幻覚がつきまとうんだ。

    常に緊張して寝るときさえママならない――だから、死にたくなるんじゃねェのかな
    ほら――死んだ方が楽だからよっ
    睡眠の誘惑って、日に日にデカくなって、バケモノみたいに巨大になるンだな・・・」
イカ娘「・・・もうイイ喋るな。死ぬぞ」
一通「イイんだヨ・・・ ごふっ
    俺は・・・ちょっと本気で睡眠――脱力してみてェだけなンだから ほっとけww」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 06:49:32.73 ID:NFgaYd2o
御坂「イツまで死んだごっこしてるワケ? ったく学園一位の一方通行が
    あんたそういうの似合わないわよ」

さすがに不審に思ったのか、御坂が近づく。

一通の体は、完全に撃ちぬかれていた。そして、暗い地面に血が広がりつつあった。

御坂「え・・・? なんで・・・・・?」

一通「よぉ、ミサカじゃねぇかww はは、仕留め損なったな
    一度いってみたかったんだww

    “ぐあああ 機能停止、一体目、オメデトウゴザイマスww” ってなwwww ごふっ(吐血)」

御坂「あんたなんで弾かなかったのよ あの子たちから命を狙われて、
    ソレをやっつけてレベルアップするのがあんたの仕事でしょ・・・
    どの角度から狙撃されたってまともに食らうワケがない・・・ひょっとしてワザと・・・」
一通「バカいうな・・・本当に一瞬、気が抜けてたんだ。ちょっと考え事をしててなァ・・・
    つまり、完全にお前の勝ちってワケだww」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 07:04:00.85 ID:NFgaYd2o
一通「ははwwこりゃあ研究所のお偉いさんどもにも言ってやらないとなァwwww
    俺よりミサカの方が強かったですってww」
御坂「あんた・・・ ひょっとして私をあの子たちと勘違いしてない?
    私はオリジナルの方の御坂美琴よ。」
一通「ごめんな・・・今まで殺しちまって」
御坂「ちょっと聞きなさいよ! 私は違う! 言いたいコトがあるんならあの子たちに直接」

一通「ごめんなぁミサカ・・・ ごめんなァ・・・ もう目も霞んで来やがった」

御坂「・・・」

一通「最後に・・・お願いがあるんだが・・・」

御坂「何よ・・・伝言なら頼まれてやるわよ」

一通「顔を・・・近くに・・・」

御坂「?」

ちゅ
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 07:16:32.96 ID:NFgaYd2o
御坂の目から涙がこぼれる
そして、一方通行の頬に落ちた

一通「・・・ やっぱりミサカじゃねェか」
御坂「私は・・・ ちが・・・」
一通「よかったな、悪のボスが倒せて・・・ゲームクリア。ハイ終了だ
    “任務完了、オメデトウゴザイマス” wwwwww

    他のナンバーにも伝えてやってくンねーか・・・もう戦う必要はないってな。
    あぁ、つか・・・れた・・・・・」
御坂「・・・」

ベクトル操作の力が抜け、留められていた血液がどぱっと溢れ出る。

御坂は一方通行の亡骸を無言で抱きしめた。
きっとあの子たちなら、口うるさい自分と違って、何も言わずにこうするだろうと思ったから。
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/11(月) 09:47:25.54 ID:NFgaYd2o
ようやく二話目が放映か・・・ドコまでついてこれるかな
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/11(月) 10:39:56.91 ID:LGTO4QAO
ヤベェ死ぬ一方さんは初めてだわ
来る物がある
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/12(火) 02:23:55.25 ID:elGJVzko
御坂「うっ うっ えぐっ;; こんなのって・・・ こんなのって、無いよっ!!」 ドン!
   「あんた・・・生きてる時に謝りなさいよね・・・・・
    死ぬつもりなら、私と一緒にこの学園都市を敵に回したって良かったじゃないの!
    絶対に、絶対に負けるワケがないんだからッ――!!」

イカ娘はあまりにも哀れなその光景をずっとみていたが、我に帰り、
二人だけの時間を持たせてやろうと背を向け、その場から歩き去る

イカ娘(また殺しづらい人間が増えた。
     そして、あの男の言った通り、わずかに抱いていた――私の希望
     ――私の死が死んだ)
ドン!

イカ娘もまた、地面を殴りつけた。ワケのわからない感情が心の中に沢山いた。

どうすればイイ? どうすればイイ? どうすればイイ?
イカたちと同じように傷つき苦しんでいる人間たちをこの眼で見て、同情した。

だけど――
私の決意。イカとしての総意。背負った覚悟。人間の掃滅。
               ――ソレは決して絶たれるコトなく。
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/12(火) 05:34:12.21 ID:elGJVzko
黒子「この辺りで迷子になっている少女・・・」
イカ娘「・・・」

黒子「あの子のハズだと思うのですが・・・今朝のイカのバケモノの映像に酷似しているような」
イカ娘「・・・」

黒子(とりあえず声をかけてみましょうか)
   「もし! そこの方!」
イカ娘 ギン!

まるでコレ以上ちかづいたら[ピーーー]ぞといわんばかりに、鋭く睨む 

黒子(幼子の割になんという凄まじい眼力・・・)

黒子「もし・・・? この辺りで迷子になってる少女というのはあなたのコトでは?」
イカ娘「・・・あぁそうでゲスォゥ」

どしゅっ!
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/12(火) 05:46:48.18 ID:elGJVzko
残された傷だらけの三本の触手が、黒子に向かって伸びる。
そして、黒子の“居た”場所を貫いた――空気を貫いた。

イカ娘「はぁ・・・ 海底で勉強してきた情報と全然ちがうではないか。
     私は地上で売られているイカ娘という漫画を参考にし、
     主に敵対するであろう、軍隊や人間を超越する力を得てきた。 ――しかし、

     なんだコレは」

黒子は、すぐ近くに転移していた。顔面は蒼白。
すぐヨコの中空に蒼い鋭い触手が三本、ピンと静止している。
もし、ミリセコンドでも判断が遅ければ、確実に貫かれていたであろう。

イカ娘「もういちいち捕まえて吐かせて引きちぎる余力がなくなった。
     だから剣先で貫こうと思った。だが決して弱いワケではない。むしろ速い。
     今までが配慮していたのだ。私が本気を出したのは、
     イカ師匠の前と、先程の男の前だけだった」
黒子「? 一体何をおっしゃっているのかしら あなたが、イカのバケモノ?
    今朝の海岸で暴れていたという・・・」

イカ娘は、腕を組んで暗い空を見上げ加減に、言う

「あぁ」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 05:11:15.15 ID:uq.IVrYo
イカ娘「私が、イカ娘でゲスォゥ」

黒子「ではこちらも名乗りませんと ジャッジメントの白井黒子ですの。
    見逃すワケにはいきません。お縄について貰いますの」

イカ娘「イイのか?」

黒子「え?」

イカ娘「私は、先程人類最強を名乗る男を打ち倒したばかりだぞ」
黒子「はぁ? 人類最強・・・? そのような大層な方が学園都市に・・・
    ・・・・・正か」
イカ娘「そう、その正かでゲスォゥ・・・ 銀髪のなよったカマ男だったでゲスォゥ
    ま、その代償に10本あった海底用鉄筋コンクリートより硬い触手の
    7本はやられてしまったでゲソがね・・・」
黒子「そんなバカな・・・あの学園第一位の方がヤられるなど・・・・・」
イカ娘「気になるんなら見に行くがイイさ・・・ちょっと歩いた先に死んでる」

黒子「ハッタリを・・・」
イカ娘「・・・突然わいた事実に人間は混乱するモノでゲソォゥ
     だが、私がココで嘘をいう必要は無いのではないクァァ?」
黒子「・・・そんな・・・バカな・・・・・」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 05:25:42.97 ID:uq.IVrYo
黒子「?! ひょっとして少し前にニュースになった謎の瀬戸大橋沈没事件はあなたが・・・」
イカ娘「修行の一環・・・いや、一貫でな。貫かせて頂いたでゲスォゥ
    いやぁ、人間の関係各社には悪いコトをしたかな。 ゲッゲッゲww」
黒子「あなたの目的は?」
イカ娘「地上の掃除。人類の掃滅」
黒子「はは〜ん また大層な・・・ソレは苦労されるでしょうね?」
イカ娘「ん? 説得か。アホか。親族を人間に目の前で殺されてるんだ。
    苦労するとかそういう暢気で平和ボケした日本人にしか利きそうのない
    説得はムダだ」
黒子「どうしても?」

イカ娘「あぁ――そろそろ行こうか。イカス御剣龍奥義・百花繚乱」

三本しかない触手がぶわっと花のように広がる。
――黒子のレベルじゃどの触手がドコから攻撃してくるのか、とても見切れない!!

イカ娘「クァァァァ!!!!!!」
黒子「くっ」

イカ娘「そこじゃないかあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

ズバシュッ!
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 22:06:41.64 ID:5QQxgNAo
イカ娘100000回読み直してこい
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 23:18:28.85 ID:aTtUVcSO
イカちゃんを汚すな
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/14(木) 06:24:32.57 ID:rAeHH7ko
黒子「こっちですの」

黒子の額には汗が
一方、イカ娘は不敵な笑みを浮かべている。

イカ娘「裏・イカ剣」

黒子「な、なんとーーー!!!」

黒子は更に転移する。

イカ娘「ちょこまかと・・・
    落ちろーーーーー!! 蚊トンボおおおおおおおお!!!!!!!」

ズバシズバシズバシズバシ いくつもの触手が黒子目がけて伸びた。
61 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/11(土) 04:43:44.04 ID:WCHpepIo
エビ蔵とイカ娘のSSよろしく
62 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 02:15:12.60 ID:bldWPO.0
あけおめええええええ!!!
63 :lain. [sage]:2011/02/19(土) 00:44:24.10 ID:???
SSスレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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