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佐天「きまぐれ」 初春「れぐまき」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 03:10:47.33 ID:pYhfGQk0
佐天「暇だね」

初春「そうですね」

佐天「何か無いかな?」

初春「そうですね」

佐天「明日もいい天気かな?」

初春「そうですね」

佐天「花ちぎっていい?」

初春「おま馬鹿止めろ!!!」
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:12:48.56 ID:pYhfGQk0
佐天「そうですね」

初春「お前次言ったらはったおすぞ!」

佐天「そうですね」

初春「どつきまわすぞ」

佐天「どついた上にまだまわすとかひどくない?」

初春「やだ佐天さんったらエロい」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:16:05.46 ID:pYhfGQk0
佐天「エロい?」

初春「エロい……」

佐天「エロ……エロいといったら白井さん!」

初春「白井さんといったらでーすーの!」

佐天「ですのといったらガーモーウ!」

初春「ガモウといったら……ガモウ?」

佐天「ガモウ」

初春「鴨羽?」

佐天「!」

初春「空飛びたいですねー」

佐天「飛びたいねー」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 03:16:48.83 ID:fWz1Ks.o
続けろ
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:20:35.05 ID:pYhfGQk0
佐天「空飛べる能力とか欲しいねー」

初春「私の能力の応用で何とかならないかなー……」

佐天「初春の能力ってなんだっけ?」

初春「秘密です」

佐天「飛び方考えるからさ」

初春「トップシークレットです」

佐天「もうパンツ捲らないからさ」

初春「うーん……」

佐天「そこで揺らぐんだ」

初春「私ってパンツまで捲られたことありましたっけ?」

佐天「あ、そっちなんだ。ただの言い間違いに反応しないでよ」

初春「言いまつがい?」

佐天「タモリの番組であったね」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:23:21.47 ID:pYhfGQk0
佐天「あれって全国番組? ローカル?」

初春「知りません」

佐天「得意のパソコンでチャチャっと調べてよ」

初春「あいにく今パソコンを持ってないんです」

佐天「えー。なんでー?」

初春「そりゃここが刑務所の中だからですよ」

佐天「あ、そういえばそうだったね!」

初春「私達一年前に逮捕されたじゃないですかー。しっかりして下さいよ佐天さーん」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 03:23:47.94 ID:OFYgX.Qo
どういう事なの・・・
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 03:25:06.62 ID:uib69.AO
何したんだ2人はwwww
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:26:43.93 ID:pYhfGQk0
佐天「いやー。すっかり忘れてたよー」

初春「ほら見てください佐天さん。木山先生ですよ」

佐天「おー。木山先生痩せたねー」

初春「もう殆ど枯れ木みたいになってますねー」

佐天「幻想御手事件で服役してからずっと強制労働させられてたからねー」

初春「え? でも木山先生ってたしか外に……」

佐天「それは夢だよ」

初春「2クール目なんてなかったんですね」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:31:42.61 ID:pYhfGQk0
佐天「っていうことは個法先輩は元ヤンじゃないんだね」

初春「それは本当です」

佐天「寮監はいつものクールビューティーなんだね」

初春「結婚しました。でもすぐ離婚しました」

佐天「テレスティーナは顔芸なんてしないんだね」

初春「雛見沢に行きました」

佐天「私は御坂さんの友達なんだね」

初春「あの人レベル0とか超見下してますよ?」

佐天「ひょっとして初春って原作版?」

初春「果たしてそれはどうかな!!」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:35:19.60 ID:pYhfGQk0
佐天「まあどうでもいいや」

初春「そうですね。問題はあの死体が見つかっていないかどうかです」

佐天「え? 死体見つかってないのに私達捕まったの? 一年も?」

初春「私達の鞄から犯行に使われた新明解国語辞典が見つかりましたから」

佐天「そういえばそうだったね」

初春「まさか白井さんの髪の毛が挟まっているなんて思いませんでした」

佐天「ページ数多いからね。一本ぐらい挟まってても気付かないよ」

初春「警察ってすごいですね」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 03:39:56.73 ID:OFYgX.Qo
なぜ殺たしwwwwwwwwwwwwwwwwww
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:40:21.52 ID:pYhfGQk0
佐天「でももっとすごいのは個法先輩だよね」

初春「ええ。まさかあの眼鏡にあんな秘密があるなんて思いませんでした」

佐天「流石にアレには美坂さんも顔面蒼白だったね」

初春「驚きのあまり20000人ぐらいに増えてましたからね」

佐天「ビルから次々に現れる御坂さんを個法先輩の眼鏡がね」

初春「アレをあーしてコレをこうこうこうしてましたね」

佐天「まあ全部嘘なんだけどね」

初春「そうですね」

佐天「じゃあそろそろ学校行こうか」

初春「もう7時半ですか?」

佐天「早く服着ないと風邪引くよ初春」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:45:11.55 ID:pYhfGQk0
黒子「あら初春。どこに行きますの?」

初春「あ、おはようございます白井さん。生きてて良かったですね」

黒子「何のことですの?」

佐天「きまぐれで殺されちゃ敵いませんよね」

黒子「私はいつの間にか殺されてましたの?」

初春「気にすんなっつってんだろ。何度も言わせんじゃねーよ」

黒子「今始めて言われましたの」

佐天「気にしないでください白井さん。いつものことですから」

黒子「そうですわね。ところで初春」

初春「はい、なんですか?」

黒子「そろそろ服を着ないと風邪を引きますわよ」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:48:07.17 ID:pYhfGQk0
黒子「それでお二人はどこに行きますの?」

佐天「そりゃ決まってるじゃないですか。学校ですよ」

初春「え? 遊園地ですよ?」

佐天「そうだっけ?」

黒子「今日は日曜日ですわよ」

佐天「さっき学校って言わなかった初春?」

初春「私は言ってませんよ」

佐天「じゃあ誰が言ったの?」

初春「御坂さんじゃないですか?」

佐天「ああ言いそうだね」

黒子「お姉さまならしかたありませんわ」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:51:13.46 ID:pYhfGQk0
美琴「呼ばれて飛び出て」

黒子「じゃ」

佐天「じゃ」

初春「じゃ」

美琴「じゃ〜ん!」

佐天「はい御坂さんの負け」

美琴「え? どういうルール?」

初春「御坂さんが何をやっても御坂さんが負けというルールです」

美琴「く……なかなかハードね……!」

黒子「はい。お姉さまの負けですの」

初春「御坂さん弱っ」

美琴「卑怯な……!」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:54:32.36 ID:pYhfGQk0
一方その頃

芳川「一方通行はロリコンなのよ」

一方通行「おいコラ」

打ち止め「ろりこん?」

一方通行「聞くな。聞き返すな」

芳川「そうよ。ロリコンなのよ。下種なのよ。人類の敵よ」

一方通行「話を進めるな」

打ち止め「それは知ってるよってミサカはミサカは博識っぷりを披露してみたり!」

一方通行「どの部分だ? それってのはどの部分だ?」

芳川「一方通行うるさい」

一方通行「なら俺の話すんじゃねえよ」
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 03:55:14.34 ID:OFYgX.Qo
気がくるっとるwwwwwwwwww
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 03:59:12.35 ID:pYhfGQk0
芳川「何一方通行? そんなにこの話は嫌なの?」

打ち止め「ぇをェに変換するのを忘れるぐらい嫌なの? ってミサカはミサカは心配してみる」

一方通行「細かいことを突っ込ンでンじゃねェよ。他の話にしろ」

芳川「じゃあペドフィリアの話にしましょう」

打ち止め「ペド?」

一方通行「おいコラ」

芳川「ペドフィリアっていうのはね、つまり一方通行のことよ」

一方通行「待てやコラ」

打ち止め「それは知ってるってミサ(ry」

一方通行「それってどれだ」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 04:03:14.37 ID:pYhfGQk0
一方通行「俺は決してペドでもロリコンでもねェ」

芳川「え? じゃあ何? 小児性愛者?」

一方通行「どちらかというと年上好きだ」

芳川「何ですって!?」

一方通行「その上白衣とか好きだ」

芳川「イエスッイエスッ」

一方通行「でも象さんはもっと好きです」

芳川「そうだ動物園に行こう」

打ち止め「パオーン」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 04:07:05.33 ID:pYhfGQk0
初春「そういうわけで動物園に来ました」

佐天「あれ? 遊園地は?」

初春「何のことですか?」

美琴「中学生四人」

チケット売り場の人「はい。お客様の負け」

美琴「まだ続いてたのねそれ」

黒子「テレポートで入ってしまえばタダですの」


こうして白井さんは警察のお世話になりました
                        ……第一部・完


佐天「じゃあ入ろうか」

初春「よーし! キリンをへし折るぞー!」

美琴「おー!」
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 04:11:57.42 ID:pYhfGQk0
佐天「見て初春。カップルだらけだよ」

初春「けしからんですね」

佐天「見て初春。動物まで盛ってるよ」

初春「けしからんですたい」

佐天「見て初春。トイレだよ」

初春「それは報告しなくていいです」

美琴「見て二人とも。変わった生き物が居るわ」

佐天「それは白井さんです」

初春「いいえ、それはトムです」

美琴「ミスターブラウンかも知れないわ」

佐天「御坂さん負けです」

美琴「畜生……どうすれば勝てる……っ!?」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 04:15:18.34 ID:pYhfGQk0
上条「たまにで良いから、僕のことも思い出してください」


美琴「今頃黒子はどうしてるかしら」

佐天「取調べ中でしょうね」

初春「余罪がいっぱい出てくると思います」

佐天「たとえば?」

初春「近所の公園で自販機がボコボコに蹴られてジュースが盗まれてたそうです」

佐天「それは白井さんが犯人なの?」

美琴「え? それは私よ?」

初春「……」

佐天「……」

美琴「な……何?」

初春「ふ……ふふふふふふ!」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 04:20:30.18 ID:fWz1Ks.o
がんばれ
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 04:20:55.95 ID:pYhfGQk0
初春「ついに尻尾を見せましたね!」

佐天「実は私達は自販機荒らしを追っていたのです!」

美琴「そ、そんな馬鹿な!」

初春「このときを待っていましたよ御坂さん……いや!」

佐天「正体を現しなさい!」

美琴?「……」

初春「しらを切るつもりですか……?」

美琴?「ふふふ……私が御坂美琴でないという証拠はあるのかしら?」

佐天「ありませんよ」

美琴?「ならもう私が御坂美琴でいいんじゃないかしら」

初春「一理ある!」

佐天「そんなことより気になってることがあるんだけどいいかな?」

美琴「何? 佐天さん?」

佐天「初春いいかげん服着なよ。風邪引くよ?」

初春「きゃー!? 佐天さんのエッチー!!!」

美琴「スケッチー」

佐天「はい。また御坂さんの負けですよ」

美琴「何故だ……ッ! 何故勝てない!!!」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 04:23:51.14 ID:uib69.AO
これはアレだ心理掌握の攻撃を受けてるんだ、そうに違いない
27 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/13(水) 04:24:05.36 ID:pYhfGQk0
>>24
やだ。もう頑張らない。寝る。

おやすみ。多分また明日来る。
来なかったらそのうち来る。
俺の脳が負けるかこのスレが消費しきるかの男と漢とときどきオトンの勝負。
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 05:10:36.14 ID:iDE/FoSO
カオスなんて生易しいもんじゃなかった
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 06:21:10.22 ID:PWVjLN2o
なんだこれは
全部読み終わってから30分くらい口ポカンと開けてぼーっとしちまった
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 07:03:44.69 ID:xgw7r7w0
こういう頭のおかしい作品は何も考えずに読むことが出来る。
つまり頭の箸休めなんだよ!
そういう作品は意外と貴重なのでどんどんやってください。
まぁ発狂しない程度に。
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 11:56:11.75 ID:Bq/Xd.AO
たまにはカオスもいいなぁww
続き待っているような気がしなくもない
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 15:29:04.12 ID:PEF8lYc0
御坂で吹くwwwwwwww
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 16:16:04.69 ID:mQX.jISO
なんだこれは…
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 16:51:17.40 ID:1kN1lkDO
佐天「こんま!」初春「まんこ!」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 18:45:07.38 ID:EYzPTWso
佐天「まんこ?」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/13(水) 19:02:23.62 ID:N.4LYb60
>>1の頭が心配だ
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 19:20:53.36 ID:W1uJTnEo
いやもう手遅れだ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 20:29:10.44 ID:3zfWFu.o
おい、誰か林先生呼んで来い
39 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/13(水) 21:01:22.35 ID:pYhfGQk0
 ★ 前回までのあらすじ ★

木山春生は名前が変換しにくいことを気にする魔法少女である
その日も世界の平和と調和を祈って日課の掲示板荒らしに精を出していた

 しかし――!

木山「こ、これは……! まさか!?」

そこで彼女が見た者とは?
果たして、土御門と青ピに出番はあるのか?
何故黒妻先輩からは二次創作に登場するオリキャラの臭いがするのか?

次回、リリカルストロベリー木山・第三話『登場ゲッタードラゴン!!』

あなたのハートにマジカルチェックイン!
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:05:35.61 ID:pYhfGQk0
佐天「さてと……じゃあ気を取り直して動物園を見て回りましょうか」

初春「そうですね」

美琴「ところであの檻に入れられてる黒子は放っといていいの?」

初春「いいんじゃないでしょうか。幸せそうだし」

佐天「本人が望む幸せが一番ですよ」

初春「そうです。他の誰かが押し付ける幸せなんて、そんなものは偽者です!」

美琴「う、うう……」ガクッ

佐天「御坂さん……」

美琴「私が……私が間違っていたわ!」

初春「分かってくれれば良いんですよ……御坂さん……」

佐天「そうです! 誰にだって間違いはありますよ!」

美琴「二人とも……!」

上条「いい話だなー」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:10:25.52 ID:pYhfGQk0
佐天「わー! 見て見て初春ー! ライオンだよー!」

初春「どうして動物園のライオンっていつも寝てるんでしょう?」

美琴「牙を抜かれた獣だからよ」

佐天「牙を? 歯医者さんが?」

美琴「そうよ。よく見なさい」

初春「ほ、本当だ! ライオンの口から牙がダラダラこぼれてます!!」

佐天「そっか……ライオンは人間の犠牲になったんだね」

美琴「そうよ。人間はいつだって勝手なの……でも――」

黄泉川「そう! 人間は勝手じゃん!!」

初春「!? あなたは警備員の!」

美琴「一体何故警備員がここに!?」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:16:09.18 ID:pYhfGQk0
黄泉川「私をただの警備員と侮ったのが運のつきじゃん! 見よ! 『黄泉』川だけにな!」

初春「あ、あれはランクSSの警備員にのみ与えられるというバッジ……!」

 『ランクSSの警備員にのみ与えられるバッジ』!!

美琴「何て中二病な展開なの!? 正直好みだわ!」

黄泉川「これを持つ警備員は学園都市のどこでも警備する権利が与えられるじゃん!!」

初春「そんな! じゃあ学園都市のどこでも警備することができるっていうんですか!?」

佐天「ど、どういうことなの初春!? 何がまずいの!?」

初春「……何がまずいんですか御坂さん!?」

御坂「え? あ、私?」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:21:36.43 ID:pYhfGQk0
御坂「何もまずくは無いんじゃないかしら。実は」

佐天「何ですって!?」

黄泉川「く……! 流石はレベル5! 見抜いたか!」

御坂「伊達に超電磁砲なんて名乗ってないわ!」

佐天「でもじゃあ何がしたいんですかこの警備員の人」

黄泉川「久しぶりに昔の熱が戻ってきてしまっただけじゃん……」

 そう――

黄泉川「お前達の気(オーラ)に当てられてな……じゃん!」

芳川「あ、いたいた。なにやってるのよ」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:25:47.75 ID:pYhfGQk0
黄泉川「ありゃ。見つかっちゃったじゃん!」

芳川「駄目でしょ一人で勝手に歩き回っちゃ……あなた保護者なんだから」

佐天「お知り合いの方ですか?」

芳川「そうね。知らないといえなくも無いわ」

初春「知らないんですか?」

芳川「そうね。知らないわ」

黄泉川「じゃあお前は一体誰なんじゃん!?」

芳川「私……そう。私は一体誰なんでしょうね……」

御坂「……聞いてください白衣の人」

芳川「何故私が白衣だと……? いえ、一体何だというの?」

御坂「人間は確かに勝手です……でも――」

一方通行「そう――人間って奴は勝手なモンなンだ……!」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:32:10.22 ID:pYhfGQk0
御坂「アンタは一方通行!!」

一方通行「おう……超電磁砲か……」

御坂「くっ……今度は一体何を狙っているの!?」

一方通行「名前の表示が苗字になってるぞ」

美琴「あ。本当だありがとう」

一方通行「何を狙っているか……だと? クックックキケカクッコココッ!!!」

美琴「……一方通行。アンタが何を企んでいてとしても……私が止めてみせる! 今度こそ!」

一方通行「ほォォう……! やってみろよ三下がァァァァ!!!」

美琴「……! 一方通行……一つだけ教えてあげるわ……」

美琴「たしかに人間は勝手な生き物よ……でも――」

                            To be continued……
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:37:30.90 ID:pYhfGQk0
佐天「っていうことがあったんです」

個法「そう……それは大変だったわね」

初春「そうですねー。あのときばかりは寿命が百年は延びましたよ」

佐天「延びちゃった! 寿命延びちゃった!!」

初春「あははー。佐天さんったらツッコミ下手糞ー」

佐天「言ったなこのー」

 アハハーウフフー

個法(このキラキラした何となく甘いような気がする空気……)

個法(初春さん……佐天さん……あなたたち、今間違いなく青春ど真ん中よ……!)
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:40:27.59 ID:pYhfGQk0
個法「ところで御坂さんはどうなったの?」

佐天「え? さあ?」

個法「見てたんじゃないの?」

佐天「私は途中で帰っちゃったから……初春は?」

初春「はい? あ、ごめんなさい。今スコーンのこと考えてました」

佐天「スコーンってどんな食べ物だっけ?」

初春「それを考えてました」

佐天「得意のパソコンでチャチャっと調べてよ」

初春「あいにく今パソコンを持ってないんです」

佐天「えー。なんでー?」

初春「そりゃここが刑務所の中だからですよ」

佐天「あ、そういえばそうだったね!」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/13(水) 21:45:37.73 ID:pYhfGQk0
 一方その頃

美琴「だから私は言ってやったわけよ」

御坂妹「ほうほう」

美琴「『お前ごときにゲコ太の痛みが分かるものか!』ってね!」

御坂妹「それはそれは」

美琴「でさ? あいつ何て言ったと思う?」

御坂妹「そうですね。おそらく――」

美琴「あんたの意見なんか聞いてないのよ」

御坂妹「」

美琴「とにかく。私の活躍でこの学園都市は今日も平和なわけよ」

御坂妹「素晴らしいですね。とミサカはお姉さまに心の中で罵声を浴びせながら表面上は褒め称えます」パチパチ

美琴「うふふー。そこまで褒められると照れちゃううわねー///」
49 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/13(水) 21:47:38.40 ID:pYhfGQk0
何かあんまり今日は乗らないから止めとくわ
何か冷たいもの飲みたい
そげぶ
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 21:49:57.55 ID:xgw7r7w0
巨乳眼鏡先輩の表記が個法なのにはなにか理由があるのではと思ってしまう。
ところであの人本当は骨法だったよな確か。
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 22:19:00.17 ID:Qx5phsoo
なんなんだこれは・・・
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 22:32:40.96 ID:uib69.AO
別の人含めて鬼才現る
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 22:33:33.86 ID:1kN1lkDO
>>50
佐天「○固法」 初春「×骨法」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 22:39:26.03 ID:nqHbEIAO

おもしろい
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 23:39:50.49 ID:zh47TeE0
>>47
む、無限ループだと......!?

良いなこういうの。面白いよ、応援してる!
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 23:48:40.62 ID:xgw7r7w0
>>53
あれ? 違ったか。とあるの人名は読みにくいな、こっぽう先輩だと思ってたから間違えたようだ。
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/14(木) 00:11:11.23 ID:SjpIMMAO
固法で このり と読み
58 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/14(木) 01:10:18.56 ID:dXNnvzo0
木山「そこまでだテレスティーナ……いや――」

 暗黒マジカル少女てれすたんッ!!

テレス「くっくっく……待っていたぞリリカルストロベリー木山!」

木山「てれすたん! 子ども達を返すんだ!」

テレス「そんなわけにはいかねぇなぁ……」

絆理「助けて! 木山せんせー!!」

木山「くっ……! 安心しろ! 今助ける!」

テレス「そんなわけには行かねぇんだよぉ!!」バッ!

木山「――!?」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 01:13:51.61 ID:dXNnvzo0
木山「こ、これは……! 黒い蛇が手足に!?」

テレス「くっくっく……! このガキはレベル6を作る礎になってもらう!」

絆理「ひっ!?」

木山「や、やめろぉぉぉぉ!!」

テレス「そこで黙って見てるんだなぁ! リリカル……ああもうめんどくせぇ木山!」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 01:19:08.15 ID:dXNnvzo0
木山(また……か? また私は子ども達を守れないのか?)

 諦めないで……

木山(誰だ……? この声は……)

 諦めないで……リリカル……ああもうめんどくさい木山

木山(別に私が名乗ったわけじゃない……)

 貴女に力を貸すわ……

木山(力……? 君は……)
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 01:27:55.09 ID:dXNnvzo0
テレス「覚悟しなぁクソガキ!」

絆理「嫌あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 ピカァァァァァ――

テレス「な、何だ!?」

???「残念だったわね、てれすたん。彼女はこの程度じゃ倒せないわ!」

テレス「何だ……木山が……!?」

木山「――木山? 今の私をそう呼ぶな……!」

絆理「先生!!」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 01:32:58.31 ID:dXNnvzo0
木山「今の私は……いうなれば龍……!」

テレス「龍……だと?」

???「そう! 今の彼女は龍! 怒りに燃える龍よ!」

木山「私のことはこう呼べ……そう――」

 ゲッタードラゴンはるみん!!

絆理「無いわー」
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 01:47:11.64 ID:dXNnvzo0
婚后「一体どういうことですの?」

婚后「この私が登校して来たと言うのに……」

婚后「どうして校門がしまってますの?」

婚后「……」

婚后「あ」

婚后「そういえば昨日時間割を見なかったような……」

婚后「……日曜日?」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 02:00:23.49 ID:dXNnvzo0
泡浮「あら? あの校門の前にいるのって……」

湾内「婚后さん?」

泡浮「どうしたんでしょう……今日は日曜日なのに……」

婚后「……む?」

泡浮「おはようございます婚后さん」

婚后「あら! あらあらあら! おはようお二人とも!」

湾内「あの婚后さん? どうして――」

 トントン

泡浮「しっ……湾内さん……」
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 02:11:54.88 ID:dXNnvzo0
湾内「? ……あ、鞄……」

婚后「どうしましたの?」

泡浮「いえ。どうして学校に入らないんですか?」

湾内「あら? 校門が閉まってますね?」

婚后「……! ふ、うふ、おーほっほっほっほ!」

婚后「何を仰ってますのお二人とも? 今日は学校は日曜でお休みですわ!」

湾内「まあ! そういえばそうでしたわね!」

泡浮「私達いつもどおり来てしまいました!」

婚后「まあ! おっちょこちょいですわねお二人とも!」

湾内「それじゃあ……どうしましょうかこれから?」

泡浮「そうだわ! 映画でも見に行きません?」

婚后「あらいいんじゃなくって?」

湾内「じゃあこれにしましょう。偶然チケットが二枚ありますから」

泡浮「まあすごい偶然」

婚后「ではそれに……行きますわよ湾内さん! 泡浮さん!」

 ホーホッホッホッホ……

泡浮「……湾内さんナイス」

湾内「泡浮さんも」
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 03:09:40.11 ID:dXNnvzo0
個法「油断したな婚后光子ぉぉ!!」

 ドガアァァァァァッァァァン!!!

婚后「ぐはっ!?」

泡浮「こ、婚后さん!?」

初春「こ、個法先輩一体何を!?」

個法「何を……? 何をですって?」

左天「きまってるじゃない初春……悪人を退治するのが風紀委員の仕事……」

初春「左天さん!? そんな……悪人って!」

湾内「こ、婚后さんが一体何をしたっていうんですか!?」

個法「うふふ……婚后光子は日曜日だというのに登校したわ……」

泡浮「それは……ちょっと間抜けなだけでそこそこ可愛いだけじゃないですか!」
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/14(木) 03:15:28.97 ID:dXNnvzo0
個法「可愛いですって? とんでもないわ……」

湾内「うっ……!」

泡浮(何!? この俺が殺気だけで後ずさるだと!?)

左天「分かってませんね……日曜日はお休みですよ?」

個法「そう……日曜日は休み……そのルールを破った罪は重い……!」

初春「そ、そうか! 誰かが日曜日に学校で勉強してしまったら、ただ規則どおり休んだだけなのにサボってるっぽく見える!」

湾内「誰かが平均レベルを上げると他のみんなが迷惑する!」

個法「そう! 学園都市全体のモラルハザードへと繋がるその行為!」

左天「許すわけにはいかない!」

初春「そうだったのかー!!!」
68 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/14(木) 03:20:22.31 ID:dXNnvzo0
今度こそ寝る
ちなみにリリカル(ry木山はピンクのロリータ服にハートの横に羽がはえたデザインのステッキを装備
てれすたんは黒のボンテージと茨の鞭とたまにロウソク

おやすみ
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/14(木) 04:12:30.63 ID:oV/BBcSO
おつ
左天さんの活躍を楽しみにしてるよ
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/14(木) 08:00:17.94 ID:SjpIMMAO
婚后さんや湾内さんはあんま違和感ないな
固法先輩言ってることは正論だが極論すぎるww
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/14(木) 10:50:01.35 ID:KN0YV.AO
めんどくせぇ木山wwwwwwww
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/20(水) 18:59:54.93 ID:3IQq/vIo
ふっかぁぁつつつ
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/20(水) 19:06:20.42 ID:p7g/CJso
リリカル……ああもうめんどくせぇ木山さんかっこいいな
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/20(水) 22:07:07.23 ID:vS/bvLs0
ピンクのロリータがピンクローターに見えた俺はドンキの玩具担当
75 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/21(木) 00:39:21.96 ID:dVGz0NE0
おー復活してるじゃん
気分転換とストレス解消かねて始めたのにしょっぱなから来れなくなっちゃってワロタ
まぁ脳みそ休めたしこの前みたいに意味不明なだけの文章は書かんだろ
ぼちぼち>>1で宣言したとおりラブストーリーに入るかな?
んじゃ再開
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 00:46:08.03 ID:dVGz0NE0
こうして婚后さんは正義の制裁によって土に返りました

死体が見つかるとやばいので常盤台中学のグラウンドの隅に埋めることにしました

そのとき一緒に泡浮さんも埋めました

あの二人は地面の下で幸せに暮らしていることでしょう

湾内さんはワンワン泣いてました

湾内だけに(笑)

埋めました

そのときの左天さんのやり遂げた顔は今までに見たことが無いほど清々しいものでした

右手に掲げたスコップが金属バット以上に似合っていて

ああ、この人はきっとこのために生まれてきたんだなぁ、と

そんなことを考えて、知らない間に哀れみの視線を向けていました

スコップで殴られました
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 00:51:37.49 ID:dVGz0NE0
春が過ぎて、夏が来ました

私達が死体のこともすっかり忘れ去り、いつものように御坂さんを弄って遊んでいたときの事です

ベネズエラにいる個法先輩から、一通のメールが届きました

 「死体ノ ニオイ カクセ」

それが、事件の始まりでした……

私達の日常は崩れ去り、学園都市全体を巻き込んだ、忘れようも無いあの事件の……
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 00:52:53.99 ID:mrdZpoAO
>>75で楽しみ奪われた気分だが
やはりこのSSは規格外だったww
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 00:57:37.63 ID:dVGz0NE0
左天「そっかー。死体は夏になると臭うもんねー」

初春「うっかりしてましたよ」

美琴「ねーねー初春さーん?」

左天「でも流石個法先輩だね。ベネズエラに居ながらそんなことに気付くなんて」

初春「本当ですね。巨乳のクセに頭がいいなんて卑怯ですよね」

美琴「ねーねー何の話ー?」

左天「眼鏡だからね。実はあの眼鏡が本体なんだよ」

初春「いえ。本体はおっぱいですから。だって先パイですから(笑)」

美琴「きーいーてーよー」

左天「でもやっかいだね。臭いかー……」

初春「ためしに消臭元使ってみたんですけど駄目でした。ちょっとフローラルになっただけで」

美琴「無視しないでよー」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 01:02:50.26 ID:dVGz0NE0
左天「備長炭とかどうかな?」

初春「備長炭ですか?」

美琴「お米が美味しく炊けそうね」

左天「何か炭って臭い取るとか聞いた気がするんだよ」

初春「でも死体の臭いって結構きついですよ」

美琴「初春さん死体の臭い嗅いだ事あるの?」

左天「三人分だからねー……生半可じゃ駄目かー」

初春「いっそ燃やしちゃいましょうかアレ」

美琴「火遊びは駄目よ初春さん」
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 01:11:08.77 ID:dVGz0NE0
左天「ていうか最初からそうすれば良かったんじゃない?」

初春「それもそうですね」

美琴「そろそろ返事してくれてもいいと思うんだ」

左天「誰? 埋めるとか言ったの」

初春「御坂さんじゃありませんでした?」

美琴「え? やった! 私に話が回ってきた! あのね――

左天「あー。御坂さんかー。言いそうだなー」

初春「空気読めませんからねあの人。その辺までレベル5じゃなくてもっていう」

美琴「あれ? 聞いて? ねぇねぇ? あの――

左天「御坂さんじゃしょうがないね。逆らったら電撃だもん」

初春「ほとんど暴君ですよね。ああいうのをジャイアニズムっていうんでしょうか」

美琴「そんなことしないよ? ねぇ話を聞いて? あ――

左天「じゃあどうしよっか。真剣に」

初春「いっそ逆に見つけちゃいません?」

美琴「私この前学校でね? 先生に――

左天「あー。逆に私達犯人じゃないから死体見つけましたよーっていう?」

初春「あ。駄目ですね。第一発見者ってまず犯人扱いですから」

美琴「だから私は言ってやったのよ……『アンタにゲコ太の――
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 01:17:06.99 ID:dVGz0NE0
左天「あ。思いついたかも」

初春「マジですか? パネェ」

美琴「うん……もういいや……」

左天「あのね……」ゴニョゴニョ

初春「ほうほう……おお!」

美琴「いいもーん……」プクー

左天「どう?」

初春「いい! いいですよそれで行きましょう!」

美琴「返事が無い。ただの御坂のようだ」

左天「じゃあさっそく行こ!」

初春「はい! あ、御坂さんこの喫茶店の支払いお願いします」

美琴「え? 私!? 今私に話しかけた!?」

左天「ゴチでーす」

初春「ゴチになりまーす」

美琴「うん!」
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 01:23:01.07 ID:dVGz0NE0
 常盤台中学グラウンド

初春「じゃあ始めましょう」

左天「そうだね。じゃあ初春はこのニンニクをお願い」

初春「はい。左天さんはニラをお願いします」

美琴「私は?」

左天「あ。買出しご苦労様です」

初春「あとは私達がやっと来ますから帰っていいですよ?」

美琴「そう? じゃあ私帰るね? バイバーイ!」

左天「……」

初春「……」

左天「帰ったね」

初春「ええ……これ以上御坂さんを巻き込むわけには行きません……」

個法「そうよ。これは私たちの問題だもの」

初春「個法先輩!」
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 01:28:49.11 ID:dVGz0NE0
左天「いつベネズエラから?」

個法「実は最初から学園都市にいたわ」

初春「何ですって!? どうしてそんな嘘を!?」

個法「ええ、私も最初は一人で助かるためにベネズエラまで逃げようと思ったわ……」

左天「今のは聞き流します」

個法「ふふ、大人ね佐天さん! でもね……行けなかったの」

初春「どうして……?」

個法「だって外出許可下りなかったんだもの」

左天「そんな理由が……」

個法「でもベネズエラに行くと宣言した手前ここに戻ってくることも出来ず、仕方なく居ないフリをしていたのよ」

初春「道理で……メールで送られてくる写真が顔だけ個法先輩で体が黒人だからおかしいと思ったら!」
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 01:33:21.09 ID:dVGz0NE0
個法「それで……これはどういう作戦かしら?」

左天「や。もっと臭いのきついもので誤魔化そうかと」

個法「なんですって!?」

初春「やっぱり駄目でしょうか」

個法「最高だわ貴方達! 流石私の後輩とその友達ね!」

左天「そうですね。じゃあ始めましょう。さっさと」

初春「うい」

個法「はる」

初春「うい?」

個法「はる」

初春「うい?」

個法「はる?」

初春「うい!」

個法「はる!」

左天「始めましょう。さっさと」

初春「うい」

個法「はる」
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 01:41:23.51 ID:dVGz0NE0
こうして、三人の死体が埋められた場所にニンニクとニラが埋められました

その臭いは強烈で、すっかり死体の臭いは分からなくなりました

さらに、その臭いはその場所へ人が近づくことさえ防ぎました

死体が見つかることは未来永劫無いでしょう

私もこの事件をきっかけに成長できたように思います

ところで、そのニンニクとニラは何かの栄養を吸ってどんどん成長しているようです

邪魔になるから持って行ってくれと頼まれて、私は大量のニンニクとニラを貰って帰りました

冷蔵庫に入りきらず困っています

初夏「はぁ……どうしようこれ……」
87 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/21(木) 01:47:07.38 ID:dVGz0NE0
おめでとう! 初春は初夏に成長したよ!
長かった婚后編が終了したということでストーリーも一段落。
今日はここまでにしようかな。

このスレはタイトル通り>>1の気まぐれなんで書き込むペースも時間帯も統一性がないよ。
だから暇つぶしというか、それこそ気まぐれに読んでもらえると嬉しい。
んじゃあ気分が乗ったらまた明日。

美琴「バイバーイ!」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 03:24:41.92 ID:vcdndMIo
駄目だこのSSwwwwwwwwwwwwww頭おかしくなりそうwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そして美琴が可愛すぎる・・・!
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 08:35:42.80 ID:DM3/sLQo
なんとなく中二のあれと共通する可愛さがあるな

90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 11:33:45.72 ID:dXEVgII0
なんなのこれwwww
おもしろいわ
>>1乙!
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 12:22:33.32 ID:QXNMXiQo
新ジャンル・素直美琴
92 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/21(木) 19:55:50.14 ID:dVGz0NE0
初夏「来る日も来る日もニンニクニラニンニクニラ……」

初夏「昨日も一昨日もニンニクニラニンニクニラ……」

初夏「明日も明後日もニンニクニラニンニクニラ……」

初夏「きっと来年の今頃もニンニクニラニンニクニラ……」

初夏「毎日毎日ニンニクとニラばかりで……」

初夏「生きてる気がしないんだよー!!!」

左天「初夏!」

初夏「あ! 左天さん! 私なんだか生きてる気がしないんです!」

左天「生きてる気がしない? ……分かったわ初夏。目をつぶりなさい」

初夏「目を? それとも芽を?」

左天「両方」

初夏「うい」ギュッ

左天「いいからいいから〜左天を信じて〜」

初夏「左天を?」

左天「いいからいいから〜左天を信じて〜」

 バキッ

初夏「痛い! 普通に殴った! 痛いです左天さん!」

左天「痛いってことは生きてるじゃん初夏!」

初夏「あ! 本当だ! 私生きてます!!」

 生きてるってーなーんだーろー 生きてるってなーあーにー


 『第二章・誰が為に金のなる木、気になる木。』
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 19:59:13.88 ID:QXNMXiQo
意味が分からない
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:01:39.16 ID:dVGz0NE0
個法「二人とも。ネタが微妙に古いわ」

初夏「あ。個法先輩。おはようございます」

左天「おはようございます。今日も素敵な眼鏡ですね」

個法「ありがとう左天さん。ちょっと窓から失礼するわね初夏さん」

左天「どうして玄関から入らないんですか?」

個法「面白くないからよ」

初夏「それで何か用でしょうか?」

個法「ええ。その前に服を着なさい初夏さん」

左天「ひょっとして私と同じ用ですか?」

個法「そうかもね」

初夏「あ。そういえば左天さんいつの間に来たんですか?」

左天「二回目のニンニクニラニンニクニラのあたりかな。窓から」

初夏「どうして窓から?」

左天「面白いからだよ」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:05:19.20 ID:dVGz0NE0
初夏「それで用って?」

左天「これだよ」ドサッ

個法「これよ」ドサッ

初夏「ニンニクとニラですね」

左天「初夏と同じように押し付けられちゃったんだよ」

個法「実はわたしもなの。引き取ってくれない初夏さん?」

初夏「え〜。困りますよ〜。私だって大変なんですから〜」

個法「まさか一発ネタのつもりがこんなことになるなんてね」

初夏「誰ですかこんな案出したの」

左天「御坂さんじゃない?」

個法「左天さんよ」

初夏「左天さんですね」

左天「ごめんなさい」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:09:27.32 ID:dVGz0NE0
初夏「で。どうしますこれ?」

個法「三人分集まって大変な臭いになってるわね」

左天「あ」

初夏「何か案でも? 元凶の左天さん」

左天「白井さんって覚えてる?」

初夏「かろうじて」

左天「実はこの前――」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:13:19.62 ID:dVGz0NE0
 とある学区のとある場所

初夏「おじゃましまーす」ガラガラッ

黒子「いらっしゃいませですのー!」

初夏「あーこんな顔だった」

黒子「まあ初春に佐天さんじゃありませんの! お久しぶりですの!」

初夏「あ。ごめんなさい私もう初夏なんで」

佐天「わたしはもう佐天でいいや。飽きた」

初夏「あ。ズルイ」

固法「私も固法でいいや」

初夏「いたんだ」

黒子「まあまあ三人おそろいで。今お冷お持ちしますの」
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:19:15.30 ID:dVGz0NE0
ここは今学園都市で話題の中華料理店。麺処ジャッジ麺ト。

警察のお世話になった白井さんが第二の人生を歩むため始めたお店です。

佐天「この前クラスメイトにこのお店の話を聞いて……」

黒子「あらあら。ありがたいお話ですの」

初夏「どうしてこんなお店を?」

黒子「うふふ……一度でも風紀を乱したものが風紀委員に戻るわけには行きませんもの……」

初夏(普通に学生に戻ればいいのに……あ。退学か)

黒子「路頭に迷っていた私を拾って下さった方がいらっしゃいましたの」

固法「私のラーメンまだ?」

黒子「少々お待ちを。……そしてその方の意思をついでラーメンの修行を始めましたのよ」

佐天「どうでもいい」(そうなんですかー)
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:23:20.50 ID:dVGz0NE0
黒子「それで……今日はどういったご用件で?」

固法「ラーメンまだ?」

黒子「今やってますの。初夏?」

初夏「うい。これです」ドサッ

黒子「これは……ニンニクとニラですの?」

初夏「うい。中華料理店といえばニンニクとニラですから」

佐天「私たちの家に何故か大量に余っちゃってるから引き取ってもらおうと思って」

黒子「まあまあ。どうしてまたそんなに大量のニンニクとニラが?」

初夏「禁則事項です」

黒子「はあ……?」

固法「ラーメン」

黒子「まだですの」
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:27:12.88 ID:dVGz0NE0
黒子「でもまあ確かにニンニクとニラは良く使いますし……頂いておきますわ」

佐天「思いのほかすんなりいったね」

初夏「うい」

佐天「それ気に入ってるの?」

初夏「うい」

佐天「はる?」

初夏「うい?」

佐天「はる」

初夏「うい!」

佐天「はる!」

初夏「うい!!!」

佐天「……なつ?」

初春「うい」

固法「ラーメンまだ?」

黒子「まだですの」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:33:31.24 ID:dVGz0NE0
固法「おかしくない? 何でラーメンがそんなに遅いの?」

黒子「う……! そ、それは……」

固法「私がラーメンを注文してからすでに一時間が過ぎているわ……」

黒子「……」

固法「例えば、これがスパゲティだったとしましょう」

佐天「今の若い子はパスタです」

固法「……例えば、これがパスタだったとしましょう」

固法「この時間パスタをゆで続けていたらどうなると思う?」

初夏「どうなるんですか?」

固法「どろどろよ……」

固法「アルデンテどころかどろどろよ!」

固法「さあ! 何故ラーメンがまだ出来ないのか! 白状しなさい白井黒子!!」

黒子「……っく……!」

美琴「もういいわ黒子……」

黒子「お姉さま!」
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:38:00.23 ID:dVGz0NE0
初夏「御坂さん! 一体これはどういう……!」

美琴「白状するわ……真犯人は私よ!」

黒子「お姉さま! いいえ! 犯人は私ですの!」

美琴「いいのよ黒子……もうこれ以上かばわなくて……」

固法「……話して、くれるわね?」

美琴「ええ。固法先輩……」

 あれは今から二ヶ月ほど前のこと――
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:44:39.79 ID:dVGz0NE0
黒子『くっ……もう腕が上がりませんわ……!』

上条『その程度なのか白井……』

黒子『師匠! うう……料理の修業がこんなに辛いだなんて……』

 出所した黒子を待っていたのは辛い現実だった……

 風紀委員に居場所は無く。常盤台は退学処分。

 学生で無くなったものに学園都市で生きることはあまりに辛かった……

 着の身着のままで放り出された黒子はゴミ箱を漁り生ゴミを食べて生活していた。

黒子『このままでは……死んでしまいますわ……』

 絶望のあまり自殺も考えた……しかし、尊敬する御坂美琴の言葉が脳裏に蘇る――

美琴『黒子ってお線香の臭いがするよね』

 それだけでご飯三杯いけた。
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:48:08.23 ID:dVGz0NE0
 ここで死ぬわけにはいかない。だが、現実は厳しい。

 タバコ税の増税である。

 これによって禁煙を余儀なくされた黒子にもはや生きる術は残されていなかった。

黒子『ここまで……ですわね……』

 そこに、救いの手が差し伸べられた……

上条『お前が死ぬというのなら……まずはそげぶ!』

 黒子。13歳にして初めてのそげぶ。

 上条当麻によって救われた黒子は、彼の元で料理の修業を始めた。
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:51:16.80 ID:dVGz0NE0
 修行は過酷なものだった。

 しかし、生きるためには食わねばならない!

 自然の摂理ともいえるその不文律にのっとり、黒子は次々と修行をこなしていった……

上条『よく耐えたな白井……これでお前も一人前だ!』

黒子『師匠……師匠!』

 師匠の言葉に感動した黒子は思わず上条を抱きしめていた。

 そこヘ――

美琴『何をしているの――』

 御坂、襲来。
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 20:56:10.74 ID:dVGz0NE0
デン デン デン デン デーデー
デン デン デン デン デーデー
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パーパー
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パラリラ
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パーパー
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パラリラ
チャーラーチャラチャーラチャッチャッチャーラーチャーチャラチャーラチャッチャッチャ−
チャーラーチャラチャーラチャッチャッチャーラーチャーチャラチャララララララ……
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 21:00:26.06 ID:dVGz0NE0
美琴「そのときの戦いの結果……黒子はラーメンが作れなくなってしまったのよ……」

佐天「そんな理由が……」

初夏「じゃあ何でラーメン屋やってるんですか?」

美琴「ジャッジ麺トですの! ……って言いたかったからよ……」

固法「そう……そういうことだったのね……」

黒子「うう……皆さん! 悪いのは黒子ですの! ですから……責めるのなら私一人を!」

美琴「いいえ……黒子……悪いのは私よ」

黒子「いいえ……黒子ですの……」

美琴「いいえ……私よ……」

黒子「黒子ですの……」

美琴「私よ……」

佐天「めんどくさい」(じゃあこうしましょう)
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 21:05:08.11 ID:dVGz0NE0
初夏「佐天さん。またいらん案で場をかき乱す気ですか?」

佐天「そうよ……あ、いや。そうじゃないわ初夏」

固法「じゃあ。何かいい案があるのね?」

佐天「ここは中国に伝統的に伝わるあの方法を使いましょう」

美琴「中国に……?」

黒子「なるほど……ここは中華料理店! まさにぴったりの方法ですの!」

初夏「……それで?その方法とは?」

佐天「……何かしらの勝負をして……負けたほうが――悪いってことに……!」

固法「!」

美琴「!」

黒子「!」

初夏「そ、そんな方法が!!?」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 21:08:35.25 ID:dVGz0NE0
黒子「あ、あら? でもそれって――」

美琴「ふふふ……良いわね。分かりやすいわ!」

黒子「お姉さま……では……」


固法「……御坂さん。覚悟を決めたわね……!」

初夏「え?」

佐天「忘れたの初夏? 御坂さんは――」

 何をやっても負けなのよ――!!!

初夏「そ、そうだったーーーーーー!!!!!!」


黒子(お姉さま……黒子の為に負けるつもりですのね……)

黒子(そこまで黒子のことを……お姉さま……)

黒子(……覚悟を決めしたわ……)

 ――いざッ!!! 尋常に勝負!!!!!
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 21:17:22.97 ID:dVGz0NE0
美琴「はい。黒子の負けー」

初夏「」

佐天「」

固法「」

黒子「」

美琴「私の勝ちだから。黒子は何やっても負けってルールに今決まったから」

黒子「」

佐天「……あー。じゃあそれで」

黄泉川「SS級警備員参上。通報があったのはここじゃん?」

固法「あ。お疲れ様です。犯人はあの子なのでお願いします」

黄泉川「よし! 来るじゃん!」

 オーネーエーサーマー……

美琴「あースッキリした! ねえ、ラーメン食べに行かない?」

初夏「あ、そうですね。私は何も見ませんでした」

佐天「うん、そうだね。何の問題も無いね」

固法「あーお腹すいたー」

 こうして、白井さんは再び警察のお世話になりました。


初夏「そろそろ私も初春に戻って良いですか?」

佐天「その前に服着ようよ。風邪引くよ?」
111 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/21(木) 21:18:03.51 ID:dVGz0NE0
なんかごめん
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 21:29:28.35 ID:mrdZpoAO
少し支離滅裂さが足りないな
後木山ネタも読みたいわ
113 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/21(木) 21:42:40.57 ID:dVGz0NE0
下手に受け狙ったのが不味かった。反省。
心を無にしないと初回並みのラリった文章は書けないわ。
今日は勉強になった。反省。
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/22(金) 00:35:01.90 ID:ZZWkOxc0
ストーリー性は程々にということか
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 08:44:05.56 ID:e/CfRuwo
なんだろう、癖になる
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 13:07:50.15 ID:q0ZIoMYo
考えるな、感じろって事なんだろうか
117 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/22(金) 21:15:51.68 ID:Ju4nMUs0
初夏「はぁ……」

初夏「白井さんもまた逮捕されてしまったし……」

初夏「私以外は元の名前に戻っちゃうし……」

初夏「……」

初夏「私もそろそろ潮時かな……」

初夏「……御坂さんも……ちょっと元気なかったし……」

美琴『私って電気アンマの才能あると思うの』

初夏「あ、違う。この記憶じゃない」

初夏「……」

初夏「服を……そろそろ着ようかなぁ……」

???「それは良くないよ飾利ちゃん」

初夏「誰だ! NHKの集金か!?」
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:20:36.03 ID:Ju4nMUs0
???「少なくともNHKでは無いわ」

初夏「その声は……まさか!」

テレス「そうさ! 暗黒マジカル少女てれすたん参上!!」

初夏「テレスティーナさん! まさか貴女がNHKの集金の人だったなんて!」

テレス「NHKじゃねぇっつってんだろ! 頭に花でも咲いてんのかぁ!!」

初夏「咲いてて何が悪い!!!!」

テレス「あ……ごめん……」

初夏「いいですよ」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:24:06.63 ID:Ju4nMUs0
テレス「ホントごめん」

初夏「いいですって」

テレス「いや。マジ謝るから」

初夏「いいですよもう。怒ってないですから」

テレス「……」

初夏「……」

テレス「あ、チロル食う?」

初夏「うい」

テレス「もぐもぐ」

初夏「もぐもぐ」

テレス「甘いな」

初夏「暗黒マジカル少女はチロルなんですね」

テレス「うん。特にきなこもち」

初夏「女子高生みたいですね」
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:29:43.63 ID:Ju4nMUs0
テレス「かざりんは?」

初夏「かざりん?」

テレス「あ。あだ名」

初夏「……きなこもち」

テレス「きなこもちおいしいよな」

初夏「うい」

テレス「……機嫌直った?」

初夏「うい」

テレス「よっしゃぁ! 謝罪タイム終了!! 覚悟しろや初春飾利ぃぃ!!!」

初夏「何事ですか?」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:36:44.70 ID:Ju4nMUs0
テレス「何事ですか? じゃねぇんだよテメェらコラ調子に乗りやがってよぉぉぉ!!!」

佐天「やっほー初夏ー」

固法「どうしたの初夏さん。この人なに?」

初夏「いらっしゃい二人とも」

テレス「おらぁぁぁ無視すんじゃねぇぇぇぇ!!! この私が誰だか分かってんのかぁぁぁl!?」

佐天「誰ですか?」

固法「初夏さん知り合い?」

初夏「NHKの集金の人です」

固法「滞納してるの?」

初夏「そもそもウチはテレビ無いです」

テレス「暗黒マジカル少女!!!」バッ! バッ!

佐天「マジで? じゃあ払わなくていいよ初夏。帰ってもらいな」

テレス「てれすたん!!! 参………………上!!!!!」どかーーーん!!!!

初夏「あのすみません。五月蝿いんですけど」

テレス「あ……ごめん……」
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:40:50.82 ID:Ju4nMUs0
テレス「チロルいる?」

固法「何味?」

テレス「きなこもち」

佐天「これ……きなこもちじゃないですよ?」

テレス「え? 嘘マジで? じゃあこれ何?」

佐天「そもそもこれチロルじゃないですよ?」

テレス「うわ……ショックだわー……」

固法「で。これ何なの?」

佐天「ニンニクですね」

初夏「ああ。どうりで懐かしい臭いがすると思ったら」
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:45:21.14 ID:Ju4nMUs0
佐天「何かとニンニクに縁があるね初夏は」

初夏「前世になんかあったんでしょうか?」

固法「行ってみる? 前世」

テレス「え? そんなんできるの?」

固法「おっぱいには夢と希望が詰まっているからね」

美琴「呼ばれた気がした」ガラガラッ

初夏「気のせいです」

美琴「しゅん……」トボトボ……

テレス「じゃあ夢と希望でちょっくら前世に戻してくれ」

固法「いいわよ。でもそのためには協力者が必要だわ」

佐天「協力者?」

固法「ええ。その人は――」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:51:17.31 ID:Ju4nMUs0
木山「ああ……今日はいい天気だ……」

絆理「そうだね先生」

木山「こんなにいい天気は何年ぶりだろう……」

絆理「私の記憶が確かなら前に阪神が優勝したとき以来だよ」

木山「……それは、具体的にはどの位前だ?」

絆理「三十年は前じゃないと思う」

木山「だろうな……それだと私が生まれる前だ」

絆理「……先生って何歳?」

木山「十七歳」

絆理「……それでもギリギリの気がするよ。その格好」

 リリカルめんどくさい木山は絆理ちゃんのおでこパワーによって変身した木山春生の姿である!

 具体的に言うとピンクのロリータファッション(ブワァって広がってるフリフリのミニスカート)である!
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 21:52:38.15 ID:XywrUsAO
このりん可愛い
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 21:58:49.50 ID:Ju4nMUs0
木山「そんなに無理があるだろうか……?」

絆理「うん……正直引くよ」

木山「だが私をこんな姿にしたのは君だ」

絆理「だからカチューシャつけてないよもう……」

木山「そんなこともあろうかと予備を用意しておいた」スチャッ

絆理「うわゲコ太だ。ださっ」

木山「問題あるまい……さぁ、おでこを出すんだ……さぁ!」

絆理「いやー! 誰か助けてー!!!」

木山「は! 誰かが助けを呼んでいる!!」

絆理「え?」

木山「行かなければ! とう!」

 木山は真上に飛んでいった! 当然サービスシーンだよ!

 そしてそのまま降りてきた!

木山「大丈夫か!? 絆理ちゃん!」

絆理「先生! 助けに来てくれたんですね!!」
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 22:05:27.05 ID:Ju4nMUs0
木山「悪人はどこだ!? 私の子ども達には指一本触れさせない!!!」

絆理「あれ? さっきまで確かに私におでこを出させようとする変態が……」

木山「む……姿を隠す能力者か……!?」

一方「ふンふーン……プリッキュア、プリッキュアー……っと」

木山「おお! 見るからに小児性愛者!!」

一方「あン? 何だ?」

木山「貴様! よくも私の絆理ちゃんに手を出したな!!」

一方「」

木山「とぼけても無駄だ……あの地球人と同じ目にあわせて――

一方「好きです結婚してください」

木山「」

絆理「なん……だと……?」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 22:10:06.13 ID:Ju4nMUs0
一方「まさかこンなにピンクのロリータ服が似合う魔法少女がリアルに居るなンて……」

木山「」

絆理「」

一方「しかも年上……オゥイエス」


佐天「あ。居た居た」

初秋「何かもめてますね」

テレス「くんくん。ラブコメの匂いがする」

固法「……? !! 大変だわ!!!」

初秋「え?」

固法「あの人……何かとんでもないショックを受けて立ったまま死んでいる!!!」

テレス「なんだってーーー!!!!?」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 22:16:03.50 ID:Ju4nMUs0
こうして、なんかえらい目にあった木山先生は死にました。

見つかるとヤバイので死体は常盤台中学のグラウンドの隅に埋めました。

木山先生にくっついていた子どもも放心状態だったので一緒に埋めました。

地面の下で幸せに暮らしていくことでしょう。

白い人が何か後ろからギャーギャー言ってきました。

埋めました。

佐天さんは言いました。

 「繰り返しはギャグの基本だよ」

勉強になります。

そういえば、以前ニンニクとニラを埋めた場所を見に行きました。

見事なスイカ畑になっていました。

きっと園芸部の人がやったのでしょう。

埋めました。
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/22(金) 22:20:35.98 ID:Ju4nMUs0
初秋「はー。いい仕事をしました」

佐天「体を動かすのは気持ちがいいね」

固法「まったくね」

テレス「ところで何で木山を探してたんだっけ?」

初秋「え? 誰ですか?」

固法「あの人でしょ? ほら、NHKの集金の人」

テレス「それは私だ」

佐天「え? テレスさんってNHKの人なんですか?」

テレス「いや違うよ」

佐天「え?」

テレス「え?」

初秋「それよりお腹すきません?」

固法「ラーメン食べたい」
131 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/22(金) 22:34:16.51 ID:Ju4nMUs0
ちょっと少ないけど今日はここまでで
思い付くままに書いてるから、調子が悪くなってきたら書かないってのが正解だと思う

次回はもっと美琴の出番を増やそうか
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 22:37:01.73 ID:q0ZIoMYo
出番が増えても扱いは酷いままだからなぁ美琴は・・・
だから可愛いんだけどwwww
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 23:08:44.08 ID:XywrUsAO
超乙
134 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/23(土) 02:12:55.37 ID:pyTjLiE0
寝付けない夜にこそSSを書くべきだ
そして気付いたんだ
別に毎回オチをつけなくていいんだということに
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 02:14:38.05 ID:AoBJS3I0
思う存分やってくれ
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:15:17.21 ID:pyTjLiE0
初秋「……」

初秋「……」

初秋「……」

初秋「ピクルス」

初秋「……」

初秋「……」

初秋「ピクルス」

初秋「……」

初秋「……」

初秋「……」

初秋「ピク――

テレス「夜中にうるせえよ」

初秋「おはようございますテレスティーナさん」

テレス「夜中だよ」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:19:35.69 ID:pyTjLiE0
テレス「なんだよピクルスって。何でちょいちょい間に挟むんだよ」

初秋「ごめんなさい。間に挟むものってピクルスしか思いつかなくって」

テレス「他にも色々あるだろうが。キャベツとかレタスとかトマトとか」

初秋「ベジタリアンですか?」

テレス「ピクルスとかピクルスとかピクルスとか」

初秋「ピクルスとか?」

テレス「そうだな。あとピクルスだな」

初秋「ハンバーガーが食べたくなってきました」

テレス「寝ろよ」

初秋「寝る前に食べると太りますよ?」

テレス「もう食うことは決定してるのか。ロックだな」

初秋「イギリス出身ですから」
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:23:51.22 ID:pyTjLiE0
初秋「寝れないんです」

テレス「何でだよ」

初秋「あなたが私の布団にもぐりこんできてるからです」

テレス「それはしょうがねえな」

初秋「どうしようもないんでしょうか?」

テレス「そればっかりはどうしようもねえなぁ」

初秋「例えばテレスティーナさんが布団から出るとかどうでしょう?」

テレス「ん? 片足だけ?」

初秋「できれば右肩もおねがいします」

テレス「左なら」

初秋「しょうがないですね……」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:26:22.53 ID:pyTjLiE0
初秋「……」

テレス「……」

初秋「……」

テレス「……」

初秋「ピクルス」

テレス「寝れないかやっぱり」

初秋「無理ですね」

テレス「あー……じゃあ、アレだ。羊」

初秋「羊ですか?」

テレス「数えよう」

初秋「毛の数を?」

テレス「……それは逆に眠れねえなぁ……」

初秋「駄目ですよそれ……」

テレス「じゃあこうしよう。御坂の数を数えよう」
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:30:05.31 ID:pyTjLiE0
初秋「ポワン ポワン ポワン ポワワ〜ン……」

テレス「そういうのいいから」

初秋「うい」

 …………………………………………

美琴A「ミサカが一匹」

美琴B「ミサカが二匹」

美琴C「ミサカが三匹」

美琴D「ミサカが四匹」

美琴E「ミサカが五匹」

美琴F「ミサカが――

美琴G「ストップ! ちょっと待って!」

美琴A「どうしたの?」
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:33:29.82 ID:pyTjLiE0
美琴G「単位は"匹"でいいのかな?」

美琴B「!?」

美琴D「た、たしかに……」

美琴E「迂闊だったわ……!」

美琴C「じゃあどうするの?」

美琴A「ミサカの単位って……何かしら?」

美琴D「……何だろう……丁?」

美琴E「超電磁法だから?」

美琴D「駄目かな?」

美琴F「ちょっと違う気がする」

美琴A「う〜ん……」
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 02:36:22.31 ID:xgQ32y2o
駄目だ気が狂いそうwwwwwwwwwwwwwwww
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:36:51.82 ID:pyTjLiE0
美琴B「あ、思いついた」

美琴C「おお! 流石ミサカ! で? 何?」

美琴B「一ミサカ、二ミサカ……って数えるのはどう?」

美琴A「……いいかもしれない」

美琴D「でもちょっと自己顕示欲強そうじゃない?」

美琴F「自分の名前っていうのは……ねぇ?」

美琴E「…………じゃあさ……?」

美琴A「うん?」

美琴E「一カミジョー、二カミジョーは?」

美琴A〜D、F、G「!!!!!!!!!!!」
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:41:35.38 ID:pyTjLiE0
美琴A「い、いやそれは流石に……!」

美琴G「ねぇ……?」

美琴D「ほら! お互い心の準備というか……!」

美琴E「そ、そうだね! ごめんね変なこと言って!」

美琴A〜G「…………………………」

美琴A「………………ミサカが一カミジョー……」ボソッ

美琴B「!? …………み、ミサカが……二、二カミ…………」

美琴C「……………………」ゴクリ

美琴B「うわあああああああああ!! ゴメン! やっぱり無理ぃぃぃぃぃ!!!」

美琴D「だ、だよねー!」

美琴F「うんうん!」

美琴A「ご、ごめんね! 数え出しちゃって!」

美琴E「わ、私も変なこと言い出して……!」

美琴D「ま、まあいいじゃんもう! ね? ね?」
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:43:59.99 ID:pyTjLiE0
初秋「うぜえ」

テレス「うぜえ」

佐天「うぜえ」

初秋「あ、いたんですか佐天さん」

佐天「うん。テレスさんの反対側に」

テレス「どうりで狭いと思ったら」

佐天「御坂さんを数えるのは止した方がいいよ。うざいから」

初秋「ですね。いまよく分かりました」

テレス「じゃあ何を数えるんだよ」
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:47:57.10 ID:pyTjLiE0
佐天「そうだね。……君の夢の数を数えるってのはどうかな?」

初秋「やだ素敵」

テレス「正直濡れたわ」

佐天「じゃあ数えてみようか初秋」

初秋「うい」

初秋「……」

初秋「……」

初秋「……」

初秋「ピクルス」

佐天「初秋は夢の無い人なんだね」

初秋「すみません。現実主義者なもので……」

テレス「将来の夢か……」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:52:29.47 ID:pyTjLiE0
テレス『おじいちゃーん!』

じじい『おお! テレスティーナ!』

テレス『私おじいちゃんのお嫁さんになるー』

じじい『そんなことよりレベル6になるんだ』

テレス『え?』

じじい『お嫁さんとか。そういうのはいいから。レベル6になりなさい』

テレス『で、でも――

じじい『それが駄目だったらそのときは……』

テレス『そのときは……?』

じじい『ワシがお嫁さんになるー』

初秋『じゃあ僕は警察官だ』

佐天『私はウェブデザイナー』

テレス『キーハラ、キーハラ』

初秋『本気になったら』

佐天『キーハラ』
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 02:54:05.71 ID:K2S5G7oo
頭痛くなってきた
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 02:55:34.63 ID:pyTjLiE0
初秋「そこで目が覚めたんです」

美琴「変な夢ね」

初秋「はい。なんでこんな夢みたんでしょう」

美琴「あれじゃない? 最近疲れてるんじゃない?」

初秋「肉体労働が多いですからね。私デスク派なのに」

美琴「ところでうちの学校にスイカ畑があるんだけどね?」

初秋「うい」

美琴「何か夜になるとスイカに人の顔が浮かび上がるんだって」

初秋「不思議なことがあるものですね」

美琴「誰か埋まってるんじゃないかって噂」

初秋「ははは。まさか」
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:06:59.75 ID:pyTjLiE0
固法「大変よ初秋さん!」

初秋「固法先輩!? どうしたんですか!?」

固法「スイカが……常盤台のスイカが動き出したわ!!!」

美琴「な……なんですって!?」

初秋「馬鹿な……完全にしとめたはずなのに……!」

固法「スイカは今こちらに向かって北上中……狙いはただ一人……」

初秋「そ、それは一体!?」

固法「御坂さんよ!!!」

美琴「え? なんで私?」
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:11:33.62 ID:pyTjLiE0
スイカA「ミ〜サ〜カ〜……」

スイカB「ヨ〜ク〜モ〜……」

スイカC「ミ〜サ〜カ〜……」


初秋「うわ。本当に御坂さんを狙ってる」

美琴「ど、どどどどうしよう初秋さん!?」

固法「御坂さん……あなた一体スイカに何をしたの?」

初秋「おしっこですか? スイカにおしっこかけちゃったんですか?」

固法「ああ。『肥料よ〜』とか言って?」

美琴「え? それって駄目なの?」

初秋「うわ……マジかよ」

固法「こうなったら御坂さんを救うにはもうこれしか手立ては無いわ! 最後の手段よ!」

初秋「ああ! 固法先輩なにを――!?」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:14:28.19 ID:pyTjLiE0
固法「エロイムエッサイムエロイムエッサイム……我は求め訴えたり〜!」

固法「ゲフゥッ!!!」

 魔術を使った反動で固法先輩は内臓に大ダメージを受け倒れた。

初秋「ああ! あれは!?」

木山「………………」

美琴「き、木山春生だわ……! 死んだはずの木山が!!」

スイカA「キー!!」

初秋「ああ! 危ない木山先生!!」

木山「…………」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:20:07.09 ID:pyTjLiE0
スイカA「キ、キキー!?」

木山「何だこれは……?」

美琴「う、受け止めた……?」

初秋「スイカの卑猥な攻撃を受け止めた!」

美琴「え? 卑猥なの?」

初秋「植物系ですから」

木山「こんなものが……攻撃のつもりか!! 絆理ちゃん!!!」

絆理「はい! 木山先生!!」

 ピカーーーーーーッ!!!

 絆理ちゃんのおでこが輝くとき! 木山春生はリリカルめんどくさい木山に変身するのだ!

 もちろん一瞬裸になって、キュピンとかポワワーンとか効果音がなってコスチュームが現れるぞ!

木山「リリカル! ストロベリー! 木山! 参………………上!!!」

木山「三度の飯より……でこが好き!!」(←決め台詞)

美琴・初秋「おおーーーーーー!!!」パチパチパチ
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:26:20.99 ID:pyTjLiE0
木山「いくぞ! リリカル・レベルアッパー・メイクアーップ!!」

初秋「ああ! 木山先生のドレスが燃えていく!?」

 木山春生は謎の妖精さんの力により、更に進化を遂げたのだ!

木山「ゲッタードラゴンはるみんフォーム!!!」

木山「喰らえ! はるみんシャーインスパーーック!!!」

 ドカーーーーン!!!

スイカA〜C「キキーーーーーーー!?!?」

初秋「すごい……あれがリリカル……ああなんだっけ? 木山……!」

初秋「すごい! すごいですよ! ねえ御坂さ――――」

美琴「」

初秋「し、死んでる……!?」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:28:40.29 ID:pyTjLiE0
初秋「これは……スイカの種!!!」

初秋「そ、そうか……無駄に長い変身シーンと必殺技の隙をついて……!!」

初秋「み、御坂さん……」

初秋「御坂さーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!」

???「安心して初春……」

初秋「こ、この声は……!?」
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:33:33.10 ID:pyTjLiE0
美琴?「ふふ……心配かけてしまったわね初春さん……」

初秋「み、御坂さん!? でも……その体の大きさはまるで!」

木山「そう。彼女は私とともに戦ってくれている妖精さんだ……」

初秋「何ですって!?」

美琴「朝目が覚めたらこんなことになっていたの……」

木山「彼女が居なければ今頃わたしや絆理ちゃんはてれすたんに殺されていただろう……」

初秋「そういえば……」

美琴?『私が御坂美琴でない証拠はあるのかしら?』

初秋「何か最初の方でこんな話があったような……」

美琴「そう。そこで死んでいる私は偽者なのよ……英語でいうとnisemonoよ……」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:37:32.91 ID:pyTjLiE0
美琴「初春……いいえ初秋。その様子だと、こっちでも色々あったみたいね……」

初秋「御坂さん……もう、人間には戻れないんですか?」

美琴「そうね……私が妖精である以上、妖精として戦わなければならないわ……」

美琴「例えば確定申告……とか」

初秋「必要経費を水増しして税金対策をするんですね……?」

美琴「そういうことよ……悲しいけど。これ戦争なのよね」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:41:06.59 ID:pyTjLiE0
木山「さあ、もう行こう妖精さん、絆理ちゃん」

絆理「はい! 先生!」

美琴「……じゃあね? 黒子によろしく伝えておいて……」

初秋「はい……」

美琴「それから……服を着なさい」

初秋「嫌です」

美琴「じゃあね……」

 こうして、御坂さんは木山先生たちと共に去っていった……

 背中にはえている羽が明らかに黒いあの虫のもので気持ち悪かったけどそこは黙っておいた……
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:47:10.75 ID:pyTjLiE0
初秋「……」

初秋「……」

初秋「……?」

美琴?「あ、どうも」

初秋「あ、はい。こんにちわ」

美琴?「あ、この美琴は回収しちゃっていいですか?」

初秋「あ、はい。どうぞどうぞ」

美琴?「やっぱり数が多いとねー。量産品は一個一個の品質が……」

美琴?「はい……はい……はーい。処理完了ー」

美琴?「じゃああとは業者が引き取りにきますので」

初秋「うい」

美琴?「失礼しまーす」ブロロロロロ……

初秋「……さて。帰ろう」
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/23(土) 03:51:19.04 ID:pyTjLiE0
初秋「そうして新しく来たのがあの御坂さんなんですよ」

佐天「へー。不思議なことがあるもんだねー」

テレス「まー、世の中人間の知らない世界ってもんがあるもんだわ」

美琴「ねーねー?」

佐天「テレスさんってばオットナー!」

テレス「ふっ……まあな……」

初秋「あはは! もうテレスティーナさんったらー!」

美琴「ねーねー何の話ー?」

初秋「御坂さんは知らなくていい話ですよ」

美琴「えーズルーい! 私にも教えてよー!」

初秋「あはは。やめとけ」

美琴「むー……」プクー
161 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/23(土) 03:52:35.67 ID:pyTjLiE0
切りもいいし今回はこの辺で
伏線が大分回収されたね
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 09:47:50.35 ID:kieyOAAO
乙、良かったわ
一発ネタなら書けそうだが続けてるあんたは凄い
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 11:14:26.03 ID:eQC.OGI0
相変わらずカオス
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 13:01:04.41 ID:pSq4RYDO
ゲシュタルト崩壊しそうwwwwwwwwwwww
でもそれがイイwwwwwwwwww
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 14:01:14.18 ID:xgQ32y2o
伏線とかwwwwwwwwwwうそつけよwwwwwwwwwwwwwwww
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 15:15:31.38 ID:9JJqnIU0
漢字ミスってると思ったら意図的な工作だったとは…
ギャグ補正おそるべし
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 19:40:55.27 ID:kITMw2AO
ていとくん喉乾の人か?ww
168 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/24(日) 23:24:03.49 ID:CTx0o2s0
 カランカラーン

固法「やっほー皆」

初秋「あ、ラーメン大好き固法先輩だ」

佐天「こんにちわー。今日もいいおっぱいですね」

テレス「キャラが被るから帰れ」

美琴「えーっと……えー……あ、そうだ眼鏡が――

固法「眼鏡をかけてラーメンを食べると油が跳ねたり湯気で曇ったりしてすぐに痛んじゃうのよ」

佐天「じゃあ嫌いなんですか?」

固法「ううん。大好き」

初秋「ワンモア」

固法「ううん。大好き」

初秋「ううん無しで。ワンモアセッ」

固法「大好き」

初秋「私そっちの気ないんでお断ります」

固法「そうなんだ。で、何だって御坂さん?」

美琴「……いえ」
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/24(日) 23:29:52.96 ID:CTx0o2s0
初秋「じゃあ固法先輩も来たしそろそろ始めましょうか」

佐天「そうだね。四人そろったし」

テレス「四人でやることっつったらあれだな」

固法「そうね」

美琴「うん……うん?」

初秋「ババ抜きしましょう。全力で」

佐天「私今日の為に昨日からご飯抜いてきたんですよ」

テレス「ほーう。張り切ってるじゃねえか」

固法「それじゃあカード配るわね」シャッシャッ

美琴「ねえ五人いるわよ?」

初秋「あれ? 固法先輩それトランプですか?」

固法「うふふ。良く気付いたわね。これはタロットカードよ」

佐天「へー。本格的だねー」

テレス「フランス式だな」

美琴「あれ? 固法先輩それ私のイスですよ? あれ?」
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/24(日) 23:33:56.72 ID:CTx0o2s0
固法「じゃあ配るわね」

美琴「ねえ佐天さん?」

佐天「何ですか御坂さん」

美琴「なんで四人でやるの?」

佐天「え? 負け抜けで交代でしょ?」

美琴「あ、なるほど! …………ババ抜きなら五人でも出来るよね?」

佐天「はぁ!!?」

初秋「どうしました?」

佐天「御坂さんがババ抜きは五人でもできるよねって……」

テレス「あ? 何いってんだ超電磁砲?」

固法「あはは。どうやってやるの?」

美琴「え? あれ? ……でき……ま…………せんよね?」

初秋「はい」

美琴「あはは! そうだよね私何言ってんだろ! あはは!」

初秋「あはは」
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/24(日) 23:42:48.77 ID:CTx0o2s0
固法「はい。配り終わったわよ」

初秋「よーし……」

テレス「ふんふん……」

佐天「おー」

美琴「……ねぇ佐天さん?」

佐天「はい。今度は何ですか? トイレは外に出て左ですよ?」

美琴「あ、そうなんだ。店内じゃないんだ」

佐天「店内ですよ?」

美琴「店内なの?」

佐天「外に出て、左。で店内」

美琴「わざわざ一旦外から入るの?」

佐天「外以外からどうやって店内に入るんですか?」

美琴「ん? んー。そうだね」

佐天「変ですよ御坂さん……大丈夫ですか? 体調悪い?」

美琴「うん……そうだね。ちょっと外で深呼吸してくる……」

美琴「……」トコトコ……クルッ

初秋「やったー! 逆位置の死神だー!」

佐天「わー初秋すごーい!」

 アハハハハハ……

美琴「……」

 カランカラーン

美琴「………………あれ?」
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 23:43:39.47 ID:fR9olMAO
何で寝る前に見ちまったんだろ俺
観てたいが寝る
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/24(日) 23:46:23.12 ID:CTx0o2s0
美琴「スー……ハー……」

美琴「スー……ハー……」

美琴「……」

美琴「よし」

 カランカラーン

美琴「みんなーどうなった? まだ勝負中?」

佐天「はい? タロットですよ?」

初秋「どうやって勝負するんですか?」

固法「レベル5的にはタロット=勝負事なのね。不潔だわ」

テレス「あれか? 脳みそに電極ぶちこんだからか?」

美琴「……ん。うん。うん分かった」

初秋「何がですか?」

美琴「私イジメられてるよね?」
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 23:47:26.45 ID:J6U.ujgo
さすがに笑えない
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/24(日) 23:49:55.05 ID:CTx0o2s0
初秋「ぇ……」

佐天「御坂……さん?」

美琴「イジメられてるよね? 私」

テレス「……フゥー……」

固法「すいません。ラーメン一人前」

上条「はい毎度! ラーメン一丁!」

美琴「……」

初秋「御坂さん……」ガタッ

美琴「……何よ?」

初秋「どうして……どうして今まで何も言ってくれなかったんですか!!?」
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/24(日) 23:55:32.13 ID:CTx0o2s0
初秋「相談してくれれば……私達……私達……!」

佐天「初秋……」

美琴「……うん?」

初秋「一体……一体誰が御坂さんを虐めたんですか!!?」

美琴「いや――

固法「こうしちゃいられないわね……フーフー……ズルルルルル!」

初秋「埋めましょう! そんな奴は埋めちゃいましょう!!」

佐天「そうだね初秋!!! 私の友達を傷つけるなんて許せないよ!!!」

美琴「……」

テレス「ふふ……!」

美琴「テレスティーナ……?」

テレス「私もヤキが回っちまったな……協力するぜ!」

初秋「御坂さん!」

佐天「御坂さん!!」

テレス「超電磁砲!!!」

美琴「……みんな……」

固法「あ、えー……御坂さん!!!!」

美琴「と、固法先輩……!」

佐天「御坂さん……貴女の目に、今何が映っていますか……?」

美琴「いや流石に誤魔化されないよ?」
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 00:00:33.85 ID:DZSLqCE0
初秋「はい?」

美琴「いや。そういうのいいから。あんたらだから」

佐天「えーっと……」

美琴「だから。あんたらだから。イジメてるの」

初秋「あー……ああ。つまり私達に埋まれと?」

美琴「いや別に埋まらなくていいよ」

佐天「え? じゃあ何が言いたいんですか?」

美琴「だから。イジメを止めようよ! それを!」

テレス「どれ?」

固法「え? ラーメン?」

美琴「いやラーメンはいいですよ」

初秋「え、ラーメンだけいいんですか?」

佐天「贔屓」

美琴「あ、いや。ゴメン」
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 00:05:45.15 ID:DZSLqCE0
佐天「あー……一つずついきましょう」

美琴「うん」

初秋「まず美琴さんは何時に起きたんですか?」

美琴「7時」

佐天「朝の?」

美琴「うん」

テレス「真面目だな」

美琴「ありがとう」

固法「で、ラーメンはいいのね?」

美琴「はい。それは良いです」

佐天「え、贔屓ですよねそれ?」

美琴「別に贔屓はしてないよ。ラーメンはいいんだよ関係ないから」

固法「仮に味噌ラーメンだとしたら?」

美琴「味噌でもいいですよ」

固法「味噌バターは?」

美琴「バター? んっと……」

初秋「そこははっきりさせないと」

美琴「うん……ん……ゴメン。一日頂戴」

初秋「うい」
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 00:10:56.66 ID:DZSLqCE0
 翌日……

美琴「みんな居る?」

初秋「うい」

固法「テレスさん呼び出しで休むって」

美琴「呼び出し?」

固法「ほら。あの人魔法少女だから」

美琴「そっか……じゃあしょうがないですね」

佐天「で、えー……どっからだっけ?」

初秋「バターとマーガリンの違いでしたっけ?」

美琴「うん。その話について……いや違う。マーガリンじゃない」

固法「味噌バターよ」

初秋「ああそうでした。味噌バターの話でしたね」

美琴「うん。もうそれでいいや。でね? 一晩考えたの」

初秋「うい」

美琴「でね? 思ったんだけどさ?」

佐天「もったいぶらないでくださいよ」

美琴「味噌バターって北海道?」

初秋「はい?」
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 00:15:22.12 ID:DZSLqCE0
美琴「そこが気になっちゃってさ。考えがまとまらないの」

初秋「あー……たしかに北海道っぽいですね……」

佐天「逆に北海道じゃなかったらどこ?」

美琴「名古屋とか……」

初秋「ああ。味噌」

固法「でもバターの問題があるわね」

美琴「となると北海道ですか?」

佐天「どちらにしてもさ。関係ないよ」

美琴「どうして?」

佐天「ここ学園都市だもん」

美琴「あ、そっか」

固法「じゃあそこは置いておいて、どうなの御坂さん?」

美琴「え? 何がですか?」

固法「味噌バターはいいの?」

美琴「はあ……いいんじゃないですか? 個人の好みで」

固法「そう……一安心ね……」
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 00:18:26.79 ID:DZSLqCE0
初秋「あはは。安心したらお腹すきませんか?」

美琴「そうね。私も肩の荷が下りたし……」

佐天「じゃあ何か食べに行きましょうか」

固法「そうね。行きましょう」

 ワイワイ

上条「ありあとっしたー」
182 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/25(月) 00:22:51.75 ID:DZSLqCE0
良かった、虐められてる御坂はいないんだね……
しかしよく物を食うSSだ。深夜だからか

明日早いから今日はもう寝よう
みんなも夜更かしすると体に悪いよ?
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 00:26:14.92 ID:vqqz2KEo
もういいや、なんか面白いし
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/10/25(月) 00:27:06.35 ID:4g0H1e20
上条さんが普通にバイトできてるのが一番異常なんだろうな
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 00:28:42.61 ID:TlZtPaQ0
いやもしかしたら上条さん店主かもよ。
前科者の白黒でもラーメン屋作れるんだから上条さん店主でもおかしくない。
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/25(月) 17:40:46.47 ID:BFHw3Bc0
※月一で火災が発生します
※週一で売り上げが盗まれます
※二日に一回寸胴のスープをこぼします
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 18:45:39.22 ID:d3VbpD60
リリカルストロベリー木山を翻訳すると
叙情的な林檎の木の山?
188 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/25(月) 19:18:18.28 ID:DZSLqCE0
精神的に疲れたらやっぱりSSだよね!

元々一方通行さんが主人公の予定だったのは内緒だよ!
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:25:23.95 ID:DZSLqCE0
美琴「あーあ。こういうとき黒子が居たら便利なのになー」

初秋「テレポートで目的の場所までぱぱーっと行けますもんね」

佐天「白井さんのせいでよけいな出費だね」

固法「まあ無いものねだりしてもしょうがないわよ」

美琴「まあ私はレベル5だからお金持ってるしバス代くらいどってことないんだけどね」

初秋「うぜえ。でもまぁ私達も別にバス代くらいなら……」

佐天「うぜえ。そうだね。でもちょっと損した気分かも」

固法「うぜえ。じゃあここは白井さんに払ってもらいましょう」

初秋「そうですね。いいですよね白井さん?」

黒子「しょうがありませんわね……はい、どうぞ」

佐天「すみません白井さん。何かこれじゃカツアゲみたいですね」

固法「あはは。風紀委員がカツアゲなんてシャレにならないわね」

美琴「じゃあ行きましょうか」

佐天「はい。白井さん早く出所できるといいですね」

初秋「今頃元気でしょうか……」
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:29:54.18 ID:DZSLqCE0
美琴「どこまで行きます?」

固法「そうねぇ……新婚旅行は伊勢がいいわねぇ」

佐天「へぇ〜。意外と古風なんですね」

固法「あら。以外ってどういう意味かしら」

佐天「固法先輩みたいに一見地味なタイプほど実は……みたいな」

初秋「え〜なんですかそれ〜」

固法「人は見かけじゃ分からないものよ佐天さん!」

美琴「そうよ。初秋さんだって全裸だけどいい人じゃない」

佐天「まあそうですねぇ……でも初秋はそろそろ服着たほうがいいよ?」

初秋「断る」
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:34:21.26 ID:DZSLqCE0
上条「バス発射しま〜す」

 プシュー……ブロロロロロロ

美琴「新婚旅行かぁ……私はハワイがいいですね」

初秋「芸能人か!」 バシッ

美琴「痛い」

佐天「ブルーハワイですか? レッドハワイですか?」

美琴「え?」

佐天「え?」

初秋「芸能人か!」 バシッ

美琴「痛い」

固法「佐天さん。レッドハワイって何?」

佐天「え? 無いんですかレッドハワイ? ブルーはあるのに?」

美琴「ブルーハワイはカキ氷よ」

初秋「芸能人か」 バシッ

美琴「痛い」
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:41:40.02 ID:DZSLqCE0
佐天「え〜! ブルーハワイって地名じゃないんですか〜!」

美琴「そんな勘違いしてるの佐天さんだけよ」

固法「うふふ。恥ずかしいわね佐天さん」

佐天「うぅ〜……」

初秋「所詮レベル0」

美琴「我々四天王の面汚しか……」

固法「でもそもそもブルーハワイって何かしら」

美琴「ブルーハワイ味でしょ?」

固法「え?」

美琴「え?」

初秋「芸能人か」 バシッ

美琴「痛い」
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:45:46.23 ID:DZSLqCE0
佐天「レッドハイビスカス!」

美琴「何が?」

佐天「いや……何か思いついて……」

初秋「レッドハワイで思い切り滑ったのに懲りませんね」

佐天「うん。私後悔はしても反省はしないの」

固法「やだかっこいい……///」

美琴「それで佐天さん。そのレッド何ちゃらはどういうものなの?」

佐天「いえ。響きが良かったので」

美琴「意味は無いのね」

初秋「じゃあ私達で意味を考えましょうか」

美琴「ハイビスカスってことは沖縄ね」

初秋「芸能人か」 バシッ

美琴「痛い」
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:48:56.74 ID:DZSLqCE0
固法「見てみんな。そうこうしてる間にバスがコロニーの外壁に出たわ」

初秋「わー。今日も宇宙は綺麗ですねー」

佐天「こういうのを見ると人類は革新できるって信じられるよね」

美琴「……!? みんな! アレ!!!」

 ……キラン

初秋「あれは……?」

佐天「ひ、人だ! 人が飛んでるよ!!」

固法「宇宙空間に人ですって!?」

 ……ゴゴゴオオオオォォォォ

美琴「ち、近づいてくるわ!!!」
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:54:03.99 ID:DZSLqCE0
美琴「……」

美琴「!?」

 ……ゴゴゴオオオオオオォォォォ!!!

美琴「あ、あれは――!!?」

垣根「はーはっはっはー!!!!!!」

美琴「垣根帝督!!!」

垣根「俺の未元物質に不可能はねぇ!」

美琴「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

初秋「ち、近づいて……! こっちに!!!」

垣根「ははははっははははははは!!!!!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

佐天「こっちを……!」

固法「通り越して……!!!」

 べチャッ

美琴「潰れた」

初秋「きたねぇ花火だ」

上条「間もなく到着しまーす」

固法「あ。もう駅だって」

美琴「ちょっと酔っちゃった」

初秋「芸能人か」 バシッ

美琴「痛い」
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 19:58:10.20 ID:DZSLqCE0
美琴「ごめんねみんなー。ちょっとトイレいってくるねー」

初秋「大きいほうですか? 大きいほうですか?」

美琴「いや……バスに酔ったからちょっとうがいでもしてこようかと……」

初秋「ていうことは大きいほうでですよね?」

美琴「しないよ」

初秋「……」

佐天「……」

固法「……」

美琴「え? 全員?」

初秋「大きいほうですか?」

佐天「大きいほうもですか?」

固法「大きいほうかもしれない?」

美琴「しないよ?」

初秋「…………解散」

佐天「ちぇっ……」

固法「何よもう……」

美琴「……行っていい?」
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 20:04:07.65 ID:DZSLqCE0
 ここで時間は遡る……

 美琴たちがバターについて話していた頃のことである。

 〜とある公園

 シュボッ!

 すー……はぁぁー……

テレス「ふぅ……」

テレス「私何やってんだろう……?」

テレス「確か私はレベル6を作るために……」

テレス「いやまぁ。それは失敗したからいいけどさ……」

テレス「それにしたって、なぁ?」

テレス「何が悲しくて今更魔法少女とかやってんのよ?」

テレス「なあ?」

絆理「はぁ……そう、ですね?」
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 20:07:16.62 ID:DZSLqCE0
テレス「でよ? お前んとこの……えー……リリカルぅー……あー、何だ?」

絆理「リリカルストロベリー木山です」

テレス「ああそうだ。その木山だがよ?」

絆理「はい」

テレス「あいつは何て言ってんだよ?」

絆理「何をですか?」

テレス「今後のこととか」

絆理「……」

テレス「いや。いつまでも魔法少女とか言ってられないしさ」

絆理「――そのことなんですけど」
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 20:10:50.79 ID:DZSLqCE0
絆理「なんか……先生もそろそろ引退かなー……って」

テレス「はぁ!!?」

絆理「!!」ビクッ

テレス「何だよ!? あいつ私一人残して辞める気なの?」

絆理「そもそもテレスさんが私を攫ったりしなかったら魔法少女になる必要ないって……」

テレス「……」

絆理「そういうわけですので、もう帰っていいですか?」 スクッ

テレス「いやそれは困る」

絆理「まだ何か? レベル6は諦めたんでしょう?」

テレス「いや……いや…………そうか……」

絆理「……」 ストン
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 20:16:22.69 ID:DZSLqCE0
テレス「最近さ。近所のガキどもとよく一緒にいるのよ」

絆理「近所のですか」

テレス「うん。そんでさ。何かこう……子どもっていいなぁ……って」

絆理(嫌な予感がする……)

テレス「お前うちに養子にこない?」

絆理(嫌な予感あたった……)

木山「そこまでだ!!!」

絆理「先生!」

テレス「木山ぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 ボヒュンッ!

 ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! ガキンガキン! ガィン!!

絆理「……」

妖精美琴「絆理ちゃん! 助けに来たわ!」

絆理「あ。どうも」

妖精美琴「木山がてれすたんを引き付けている隙に! 早く!!」

絆理「うん………………」

 ウオオオオオオオ……

絆理(ああはなるまい……)
201 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/25(月) 20:19:26.25 ID:DZSLqCE0
何か美琴たちの話と木山たちの話は別のテンションになるな
なんかテレスさんサンレッドの怪人みたいになっちゃったよ
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 03:40:13.26 ID:BT42duE0
サンレッドの人が前にやってたぷりん帝国だっけ? アレも似たような話だったけど結局落ちはどうなったんだ? ぜんぜん覚えてないぞ。
203 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/26(火) 18:17:16.22 ID:fhhG24U0
今日は報告だけ
どうも何回か書いてるうちに分かったんだけど、やっぱり深夜のテンションじゃないと上手く行かない模様
それから今後こちらの都合で書き込み頻度や文章量が減るかもしれない
二、三日に一回ぐらいは覗きに来れると思うけど辞める気はそうそうないので
まぁきまぐれだから何がどうなるかは分からんけどね
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 19:48:55.94 ID:0SS/39wo
はーい
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:14:31.24 ID:PaiBaIAO
あいよ
206 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/29(金) 01:11:50.19 ID:xtcperY0
絆理「はぁ……」

美琴「あースッキリした」フキフキ

絆理「あ」

美琴「お?」

絆理「何か妖精さんがデカイ!!!」

美琴「妖精さん?」

絆理「あ! 違った! 偽者の方だ!!」

美琴「偽者!?」

絆理「どうしてこんな所にいるんですか?」

美琴「え? どうしてってバス酔いしたからトイレに……いや偽者?」

絆理「どうして偽者なのに大きいんですか?」

美琴「いやいや! 大きいほうじゃないわよ!?」

絆理「え!? もっと大きいのが!? あなた"中"くらい!?」

美琴「中くらい!!?」
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:19:12.22 ID:xtcperY0
御坂妹「おや、そこにいるのはお姉さまではありませんか。とミサカは気さくに挨拶します」

絆理「うわ! 増えた! 中くらい増えた!!」

美琴「え!? あんたも中くらいなの!?」

御坂妹「日本語でおk。とミサカは覚えたてのスラングを使ってみます」

絆理「もうやだこの街。外に出たい」

美琴「落ち着いて! 外は真空よ!」

御坂妹「お前こそ落ち着け。とミサカは落ち着きの無い姉にチョップ」スビシッ

美琴「痛い」

御坂妹「まずは落ち着いてこの状況を整理しましょう。とミサカは提案します」

美琴「そ、そうね!」

絆理「わ、分かりました……」

初冬「うい」
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:24:49.61 ID:xtcperY0
御坂妹「じゃあまずはそちらのお花さんから。とミサカは司会進行します」

初冬「そうですね。大体の混乱は御坂さんが謝れば解決します」

御坂妹「それは見事な提案です。とミサカは賛辞を送ります」

絆理「じゃあ謝ってください」

美琴「うん。ごめんなさい」ペコリ

初冬「良かった良かった」

美琴「いや。一時はどうなるかと……」

絆理「え? どうなったの?」

初冬「何にも解決して無いやないかーい」ズビシッ

美琴「痛い」

絆理「ていうか何で全裸なんですか」

初冬「え?」

美琴「初冬さんだからでしょ?」

絆理「そうですか。わかりました」
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:28:58.34 ID:xtcperY0
美琴「ところでどうして初冬さんになったの?」

初冬「突然寒くなったので」

絆理「理にかなってる」

御坂妹「それで結局何がどうなってるんですか? とミサカは説明を要求します」

絆理「突然増えたので」

美琴「ワカメが?」

初冬「お湯は? お湯はちゃんと量って沸かしましたか?」

絆理「いえ。だいたい料理するときは目分量です……」

初冬「それが原因ですね……」

御坂妹「はい。ほぼ確定ですね。とミサカは初冬飾利の推理力に驚愕します」
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:34:38.38 ID:xtcperY0
美琴「いい? お料理するときに目分量でこなすのはプロか主婦だけよ?」

初冬「主夫は逆に凝り性なのできっちり量ったりします」

絆理「へー。そうだったんですかー」

初冬「嘘だ! 全部想像だ!!」

絆理「う、裏切られた!!?」

初冬「騙されるほうが悪いのさ! 所詮この学園都市は弱肉強食……!」

絆理「お、大人のすることかー!」

美琴「それで偽者の件なんだけど……」

絆理「はい?」

美琴「私が偽者ってどういう――」

御坂妹「あ。その件はすでに解決済みです。とミサカは情弱なお姉さまを内心罵倒します」

美琴「そうなの? 何で?」

御坂妹「はい。先ほどからあそこに――」

妖精美琴「ヘロー」

美琴「」

絆理「あ。妖精さん。いつの間に?」
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:39:22.99 ID:xtcperY0
妖精美琴「そういうわけで私が本物なのよ」

美琴「そ、そんな……私が偽者だったなんて……」ガクリ

御坂妹「お姉さま落ち着いてください。ミサカとそんなに大差ありません。とミサカはナイスフォロー」

絆理「そういうわけですので。偽者さんは諦めて偽者として生きてください」

美琴「う……うわーーーん!!!」ダッ

御坂妹「あ。逃げた」

絆理「打たれ弱い人なんですね」

初冬「うい」


美琴(そんな……私が。私が偽者!?)

美琴(つまりフェイク!? フェイカー!?)

美琴(……)

美琴(何か型月の臭いがする……)

美琴(正直好みだわ!!!)
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:44:43.71 ID:xtcperY0
美琴「ただいまー」

佐天「あ。おかえりなさい」

美琴「あれ? みんな来てたの?」

固法「事件ある所に風紀委員ありよ」

美琴「そのセリフめっちゃかっこいいですね。下さい」

固法「やだ」

絆理「立ち直ったんですか?」

美琴「うん。何か冷静に考えたら意外と嫌じゃなかった」

御坂妹「むしろカッコ良くね? とか思ってるでしょう? とミサカはお姉さまの中二心を理解します」

美琴「うふふ。まあね……で? 私の本物は?」

初冬「あ。さっき蚊と間違えて潰しました」

美琴「ちょっと初冬さーん!」

佐天「もー。初冬ったらー!」

固法「しょうがないわねー」

絆理「あはは」
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:54:01.83 ID:xtcperY0
初冬「じゃあそろそろ帰りましょうか」

美琴「あれ? 何しに来たんだっけ?」

佐天「トイレでしょ?」

美琴「そうだった! 私バス酔いしてトイレに行ったんだ!」

初冬「それで大きい方は出たんですか? 出たんですね?」

美琴「どうしてそんなに拘るの? お花だから? 肥料なの?」

固法「スイカの件で懲りなさい」

美琴「ごめんなさい」

絆理「や、やっぱり……」

佐天「どうしたの?」

絆理「やっぱり大きい方がいるんだー!!!!」

 イーヤーーーー…… タッタッタッタ……

佐天「……行っちゃったね……」

固法「ええ。新しいパンツをはいた元旦の朝のような爽やかな子だったわ……」

美琴「また……会えますよね……」 グスッ

初冬「もう無理じゃね? ネタ切れ的な意味で」

固法「メタ発言禁止」 スビシッ

美琴「痛い」
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 01:58:44.37 ID:xtcperY0
 一方その頃……

黒子「……」

 ガシャンッ……

上条「出ろ。965461番」

黒子「はいですの」

 ………………

黒子「お世話になりましたの」

上条「ああ。もう戻ってくるなよ」

黒子「ええ。もう二度と……」

黒子(お姉さま……もう黒子のことをお忘れでしょうか?)

黒子(いいえ……忘れられても当然ですわね)

黒子(一度ならず二度までも……)

黒子「今戻りますわ……お姉さま」

 テ レ ポ ー ト … … !!!
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 02:04:05.93 ID:xtcperY0
美琴「それで結局12モンキーズのラストってどういうことだったの?」

佐天「あれはですね。結局主人公は死んじゃったんですよ」

美琴「うん。そこは分かった」

初冬「うい」

美琴「うい、じゃなくて。結局未来はどうなったのアレ?」

佐天「あれはですね。変装した主人公だったんですよ」

美琴「うん。それは分かってる。」

初冬「うい」

美琴「いや、うい、じゃなくて。」

固法「このりん」

美琴「うん。うん?」

固法「このりん」

美琴「……」

佐天「……」

初冬「……」

固法「ごめん」
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 02:07:52.47 ID:xtcperY0
 ヒュンッ!!!

美琴「え?」

黒子「お姉さま!!」

美琴「白子!!」

佐天「へいお待ち!」

美琴「わー。新鮮な白子だー」

初冬「白子ってどの部分でしたっけ?」

固法「精巣よ」

佐天「やだ御坂さんったらエロイ!!!」

美琴「エロイ?」

初冬「エロイ……」

固法「エロイといったら……白井さん?」

美琴「黒子!!!」

黒子「お姉さま!!!」

 ヒシッ!

初冬「いい話だなー」
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 02:12:45.37 ID:xtcperY0
黒子「お姉さま……黒子を、黒子を覚えておいででしたのね……!」

美琴「当たり前じゃない……あんたのことを忘れるわけ無いでしょ!」

初冬「私も覚えてますよ」

黒子「初春!」

初冬「誰ですか?」

黒子「あ、えーと……」

佐天「今は冬です」ボソッ

黒子「冬春!!!」

初冬「誰ですか?」

佐天「後ろです」ボソッ

黒子「初冬!!!」

初春「誰ですか?」

佐天「何言ってるんですか?」

美琴「ウイフユ?」

固法「頭がおかしいの? それとも頭がおかしいの? 牛乳飲む?」

黒子「やっぱりこういう扱いですのね」

初春「うい」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 02:19:46.50 ID:xtcperY0
美琴「それで黒子……あんたどうしてここに? 脱獄?」

黒子「ちゃんと罪を償って来ましたの」

初春「すごいですね。私達なんて普通に気付いたら外にいましたよ」

佐天「え? 何のこと?」

初春「いえ。嘘なんですけどね」

固法「それで白井さん。ラーメンまだ?」

黒子「まだ待ってましたの!?」

固法「そりゃ一度注文したらきっちり出してもらうわよ」

佐天「眼鏡キャラですもんね」

黒子「眼鏡キャラならしかたありませんの……分かりましたわ! 私の修行の成果……とくとごらんあれ!!!」 シュバッ

美琴「ああ! く、黒子がものすごいスピードでお湯を沸かせているわ!!!」

初春「そ、そしてそのお湯を……!!!」

佐天「カップヌードルに……!!!」

 注いだーーーー!!!!!?

固法「そ、そして三分待って……」プルプル

黒子「完成……ですの」

 ズルルルルルルー

固法「美味い!」

美琴「普通のが一番美味しいよね」

佐天「私シーフード派です」

初春「私はカレー派です」

黒子「私はチキンラーメン派ですの」
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 02:23:37.51 ID:xtcperY0
初春「それじゃあみんな揃ったし行きましょか」

佐天「どこに?」

初春「学校ですよ?」

美琴「今日は月曜日だもんね」

佐天「あ。そっか。そういえばそうだったね」

固法「昨日婚后さんを退治したところじゃない」

初春「しっかりして下さいよ佐天さーん」

佐天「あはは」

美琴「今日も学園都市は平和ね」

黒子「そうですわねお姉さま」

上条「ああ。まったくだな」

佐天「そんなことより初春? そろそろ服着なよ。風邪引くよ?」

初春「お断りだな」
220 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/29(金) 02:26:09.44 ID:xtcperY0
何か最終回っぽいけど終わらないよ?
絆理ちゃんがツッコミ役になっちゃいそうだから強制排除しただけだよ?
このSSにツッコミ役は要らないんだよ?
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 02:34:29.64 ID:BxfB7HEo
何かこう・・・いや何でもない
222 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/29(金) 03:04:02.45 ID:xtcperY0
言いたいことは言ってくれて良いんだよ?
こちとらむしろ批判上等なんだよ?

いやむしろマジで忠告くれ。
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 03:07:14.45 ID:1X03j0Io
このSSをどう批判すればいいんだよwwwwww
脳味噌が痛くなりそうだどうしてくれる!とかの文句なら付けられるけどさ・・・
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 03:41:34.16 ID:BIdzPkg0
この頭のおかしいノリにもう慣れたから逆にどこがどうとか言えない。
だってどこをどうすれば良いかなんてわかんないから。
だからこれからも深遠の誘いに従って心の赴くままに掘っては埋めれば良いと思う。
端的に言うなら好きにやれ
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 07:54:58.41 ID:YNbA4fco
批判しに来ました
ごめんなさい帰ります
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/29(金) 13:50:29.49 ID:QL7ltFY0
>>217でクソワロタ
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 13:56:07.93 ID:YNbA4fco
一年経ったねー
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 15:39:40.49 ID:agWFE6E0
煮えきらんww、頭の中でシチュエーションを描けないだと!?
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 19:02:37.82 ID:hWd/SoAO
乙、基本的に整合性の無い作品だから批判は難しいね
しりあがり寿さんの漫画読んでみたらいいかも参考になるから
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 20:02:48.92 ID:DBsm1gAO
キャラがいちいち可愛いお
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 20:16:25.58 ID:uDzAi4so
一方さんが死んだのが惜しいな
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:39:28.35 ID:ysB2ibM0
垣根「このSSに常識は通用しねえ」
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:17:03.16 ID:GQgsi1so
何だったっけかな
なんかのノリに似てるな

……あ、マサルさんだ!
しかも、後半の
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 11:20:34.77 ID:tNaQKgYo
どこにでも湧いてでる上条さん
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 17:57:38.48 ID:VxzE1Pgo
上条さんは食費に押し潰されてバイトの複数掛け持ちを始めたようです
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 19:18:31.66 ID:GQgsi1so
>>上条「出ろ。965461番」

芸が細かいところは評価する
俺はこういうの好きだ
237 : ◆81V5xC6iVY :2010/10/31(日) 02:51:47.28 ID:RNI8V460
わーい、いっぱいレスもらえたよー

貴重なご意見は全部頭の片隅に大切に保存させていただきます

んじゃ感想乞食はこの辺にして自分との戦いを再開しようか
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 02:58:24.42 ID:RNI8V460
美琴「わー。久しぶりの学校だー」

初春「実に三日ぶりですね」

佐天「そうだねー」

黒子「あら? 何故お二人も常盤台に?」

固法「私もいるわよ!」

初春「固法先輩!」

佐天「来て……くれたんですね……?」

固法「待たせたわね……ヒーローは遅れてやってくるのよ!」

美琴「普通に遅刻ですね」

黒子「いや。そんなことより何故常盤台に……」

初春「私達学生ですから学校に行かないと」

佐天「ここ学校ですから」

美琴「そうね。ここは学校ね」

固法「なら問題ないわね」
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:01:29.94 ID:RNI8V460
初春「あ。今気付いたんですけど」

佐天「何々初春?」

美琴「まさかそこに気付くなんてね……!」

初春「まだ何も言ってないです」

固法「ベタだわ」

佐天「そんなのじゃ誰も納得しませんよ?」

美琴「はい」

黒子「それで何に気付きましたの?」

初春「ここのグラウンドって何かありませんでしたっけ?」
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:04:46.74 ID:RNI8V460
美琴「というわけでグラウンドに来てみました」

初春「何だったかなー?」

佐天「忘れるってことはどうでもいいことなんだよ」

黒子「どうでもよくないから思い出そうとしているのでわ?」

美琴「ということは一旦忘れたからどうでもいいことなのね?」

固法「一旦忘れたからといってどうでもいいとは言い切れないわ」

佐天「そうですね。どうでもよくない場合思い出しますね」

初春「でも思い出せないんですよ?」

黒子「ということはどうでもいいんですわね」

美琴「どうでもいいのかしら?」

固法「どうでもいいかもね」

佐天「どうでもいいの?」

初春「どうでもいいですね」
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:10:00.22 ID:RNI8V460
初春「でもどうでもいいと一概に言えないかもしれない」

佐天「ということは?」

美琴「どうでもよくないということね」

固法「どうでもよくないかもしれないということかもしれないということ?」

黒子「どうでもよくないということはどうでもいいわけじゃないということですから〜」

美琴「読みづらい」

佐天「もうどうでもよくない?」

初春「どうでもいいですね」

美琴「じゃあ帰るの? グラウンドそのまま?」

初春「いやそっちはよくないんですよ?」

佐天「どうでもいいかもしれないかもしれないのがどうでもいいんです」

固法「どうでもよくない場合どうでもよくないかもしれないというのがどうでもいいのね」

黒子「どうでもいいかもしれないのはどうでもよくないのではなくどうでもいいんですの」

美琴「私レベル5なのに演算が追いつかない」

黒子「十一次元で考えるのがコツですの」

固法「とりあえずグラウンド掘ったら?」

初春「うい」
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:16:08.05 ID:RNI8V460
佐天「で。どこ掘ります?」

初春「端からでいいんじゃないですか?」

美琴「その前に学校に許可とったの?」

固法「そんなものはいらないわ」

美琴「どうしてですか?」

固法「ここは私の学校だからよ」

美琴「え!? そうなんですか!?」

固法「そうね。少なくともそう信じるものにとってはそうよ」

初春「じゃあ私は固法先輩を信じます」

佐天「じゃあ私も信じます」

黒子「黒子も信じますの」

美琴「えーっと……じゃあ私も信じてみる」

固法「どうぞどうぞ」

初春「じゃあ何かあったら御坂さんが責任とってくれるわけですね」

佐天「良かった良かった」

美琴「え? 何で?」
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:21:09.45 ID:RNI8V460
初春「じゃあとりあえず……あの明らかに何かありそうな場所は後回しにしましょうか」

佐天「賛成」

美琴「どうして?」

初春「いきなり当たりだったらつまらないじゃないですか」

佐天「一種のロマンですよ御坂さん」

美琴「よく分からない」

黒子「つまりRPGのダンジョンの分かれ道で最初にボスのいる道を選んだら引き返してもう一つの道を探すのダルいという理屈ですの」

美琴「つまりグラウンド全部掘り返す気なのね」

固法「そのくらいやらなくて何が人生よ」

黒子「クラナドはエロゲーじゃありませんわよね」

佐天「やだ白井さんエロイ」

黒子「畜生」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:25:51.95 ID:RNI8V460
初春「さて……じゃあ掘りますか」 ジャキン

佐天「そうね」 ジャキン

黒子「やりますわ」 ジャキン

固法「休憩用のお茶は任せて!」 カテキン

美琴「私のスコップは?」

初春「御坂さんにはアレがあるじゃないですか?」

美琴「なに? コンビニのお弁当についてくる先っぽの割れたスプーン?」

黒子「あれはカップラーメンを食べるときに使って流しに置いたままですの」

佐天「便利だよね」

初春「もー違いますよー。御坂さんの能力は何ですか?」

美琴「あ! そっか!」

佐天「砂鉄ですね」

美琴「砂鉄ね!」
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:32:00.08 ID:RNI8V460
初春「よーしやりますよー!」

佐天「おー!」

美琴「おー!」

 ザクッ ザクッ

初春「出ませんねー」

佐天「あはは。そんな簡単に出たらつまらないってさっき言ってたじゃーん」

 ザクッ ザクッ

黒子「意外とグラウンドの土って硬いんですのね」

固法「そうね。茶柱って中々立たないのよね」

 ズババババー

御坂「よーしいっぱい砂鉄集めるぞー!」

 ザクッ ザクッ

初春「あ。佐天さんそこ私が掘ろうと思ったのに!」

佐天「ふふーん。早い者勝ちだよーだ」

 ザクッ ギクッ

黒子「あう! 持病のぎっくり腰が!」

固法「でも中々立たないからこそラッキーなのよね。茶柱」

 ズゾゾゾゾゾー

美琴「やったー! グラウンドで砂ばっかりだからいっぱい砂鉄が集まったー!」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:35:31.49 ID:RNI8V460
美琴「す、すごいわ! いまだかつてこんなに砂鉄を集めた人間がいたかしら!?」

 ズゾゾゾゾゾゾー

美琴「これは……ギネス! 取れる! 世界取れる!!」

 ゾゴゴゴオッゴオゴー

美琴「………………」

美琴「ねぇ皆ー?」

初春「はい?」

美琴「私たち何やってるんだっけー?」

佐天「穴掘ってるんですよ?」

美琴「何で私砂鉄集めてるのー?」

固法「知らないわよそんなこと」

美琴「じゃあこれ何ー?」

黒子「砂鉄ですの」

美琴「だよねー?」

初春「うい」

美琴「あれー?」
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:45:10.73 ID:RNI8V460
 一時間後……

佐天「やったー!見つけたよー!!」

初春「え!? 本当ですか!?」

固法「嘘マジで見つけちゃったの? 私お茶入れてただけなんだけど」

佐天「玉露ですか?」

固法「ごめんね。残念ながらパックの紅茶よ」

美琴「え? 茶柱は?」

固法「立ててみました」

黒子「それでなんですの? 結局……」

佐天「なんかタイムカプセルみたいです」

初春「五年三組って書いてありますね」

黒子「なぜ五年生でタイムカプセルを……?」

佐天「その辺が最大の謎ですね」

固法「開ければ全部わかるわよ」

初春「うい。開けまてみましょう佐天さん!」

佐天「よーっし! 開け! 夢の扉ー!」

 もわわわわーん

初春「うわわ! 煙が!!!」
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:51:12.29 ID:RNI8V460
上条「上条さんでした」

初春「何だ上条さんか」

佐天「閉めろ閉めろ」

 ぎゅーーーーーー……

固法「がっかりね」

黒子「がっかりですの」

美琴「ね、ねぇその箱貰っていい?」

佐天「あ。もう埋めました」

美琴「やだ仕事が早い」

固法「出来る女ね」

佐天「さて……じゃあ用は済んだね」

黒子「結局ただのくたびれ儲けでしたわね」

初春「……! 待ってください!!」 バッ バッ シュバッ

佐天「ど、どうしたの初春!? そんなキレのいい動きで!」

初春「! !! か、感じます! あの辺りです! あの辺りに何か……!!」 ババッ シュバッ

美琴「あ、あの明らかに何かありそうなところ!?」
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 03:57:47.51 ID:RNI8V460
初春「はい! あの『ここに埋めたぞ』って看板に書いてある所です!」

佐天「で、でも初春!!」

初春「何ですか!? ……う、うおお……!」 ブルブルッ

美琴「どうしたの初春さん!?」

初春「や、やばばばいですよよよ……! う、初春レーダダダーががが……!!」ガクブルガクブル

美琴「う、初春レーダー!!? 欲しい! それいくら!?」

佐天「御坂さんの馬鹿ー!!!」 バキッ

美琴「ゲブフゥ!? な、何を!?」

佐天「お金で何でも手に入ると思ったら大間違いですよ!!!」

美琴「!?」 ガーン!!!

黒子「お姉さま……」

美琴「ふふ……やっぱり私ってば全然じゃん……」

佐天「……」

美琴「まだ……自分がレベル5だってことを驕っていたなんて……」

佐天「御坂さん……」

固法「ふふ! それに気付いただけでも大したものよ!」

美琴「固法先輩……」
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 04:05:47.57 ID:RNI8V460
初春「「うううおおおおおおおおおおお……!!!」」 ガクガクブルブルガクガクブルブル

佐天「!? ああ! 初春ぅー!!!」

美琴「しまった! すっかり忘れてた!」

黒子「こ、これは! 初春が膨れていきますの!!!」

固法「このままじゃ初春さんが爆発してしまうわ!!!」

美琴「……どうすれば……!」

黒子「……」

佐天「白井さん……」

黒子「ええ……分かっていますわ」

美琴「ま、まさかアンタ!」

黒子「初春を連れて……ここから瞬間移d……テレポートで離れますの!!!」

初春「「「ぶるぶるbるるあうっぶるうるるるああああああああぁぁぁぁああ」」」 gkbrgkbrgkbegkbegkbr

美琴「黒子! 待って!!」

黒子「もう待てませんの! お姉さま……お元気で……」 ヒュンッ

初春「「「「しし一しい一ららいららららいいいいさsっささあsんんんn!!!!!」」」」 g(ry

黒子「行きましょう初春……」

 ヒュンッ……
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 04:13:55.04 ID:RNI8V460
テレス「……」

木山「おーい! 絆理ちゃーん!」

テレス「……」

木山「おーい! 返事してくれー! オンリーマイオデコチャーーン!!」

テレス「なあ? 諦めろって……」

木山「……」

テレス「一旦フェードアウトしたキャラクターは復活しないんだよ……」

木山「だが! 一度は!!」

テレス「そりゃあ……まぁ……」

木山「私は……私はあの子たちを守ると決めたんだ!!」

テレス「……」

木山「絆理ちゃーーーーん!!!」

 ヒュンッ

黒子「すみませんの先生! ここしか思いつかなくて……」

 ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 04:18:11.04 ID:RNI8V460
美琴「……」

固法「御坂さん……」

美琴「……」

佐天「仕方なかったんですよ……」

美琴「!? 佐天さん……あなた!!!」

佐天「じゃあ! 御坂さんはあの状況を何とかできたんですか!?」

美琴「……砂鉄とかで……こう……」

固法「え? どう?」

美琴「いや、だから。ほら……図にするとこう――」 ガリガリ

佐天「それよりこうした方が……」 ゴリゴリ

美琴「おお!」

固法「あら。意外と何とかなるものね」

美琴「黒子……」

佐天「完全に無駄死にですね……」

初春「ですね……」
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 04:25:57.55 ID:RNI8V460
 ピーーーッ

固法「あら。ちょうどお湯が沸いたわ。お茶にしましょう」

初春「そうですね」

美琴「……ゴクゴク……ふぅ。舌火傷した」

佐天「さて。じゃあどうしましょう? まだ続けます?」

初春「もう殆ど掘り返しましたね」

固法「そうね……象で言うと10匹分ぐらい掘ったわ」

美琴「まだあの場所掘ってないじゃない。看板の。初春レーダーの」

初春「御坂さんのクセに良いこと言いますね」

美琴「そりゃ私だってたまには頑張ってみたりするわよ」

佐天「普段から頑張ればいいのに」

美琴「はい。まったく持ってその通りです」

固法「それじゃあ今後の方針は決まったわね」

佐天「はい。それじゃあ――!?」

固法「あ、あの、こっちに向かってくる影は!」

美琴「……あれって……?」

初春「まさか!」
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 04:31:57.52 ID:RNI8V460
絆理「ここ……どこ……?」

美琴「絆理ちゃん!!!」

初春「よかった……本当に……」

固法「皆貴女を探していたのよ……!」

絆理「え? 本当ですか?」

初春「そのためにグラウンド中掘り返してたんですから!」

絆理「え? 何でグラウンドを?」

美琴「理屈じゃないのよ……そういうのって」

固法「ふふ。いつか大人になればわかるわ」

絆理「はあ。そういうものですか」

佐天「あはは」

美琴「…………黒子……アンタの犠牲は無駄じゃなかったわ……」

初春「ええ……」

固法「白井さん……あとは私たちに任せて、ゆっくりしていってね!」

絆理「ええ!? だ、誰か死んだんですか!!?」

佐天「学園都市じゃよくあること」

絆理「学園都市マジこええ」
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 04:36:37.35 ID:RNI8V460
固法「さて。じゃあ今度こそ帰りましょうか」

佐天「はい」

初春「絆理ちゃん一緒に来ますか? 春上さんも待ってますよ」

絆理「はい! そういえばそんな人もいましたね!」

美琴「……」

初春「どうしました?」

美琴「いや。何か忘れてる気がするの」

固法「忘れるってことはどうでもいいことなのよ」

美琴「どうでもいいんでしょうか?」

初春「うい!」

美琴「……そうね! ところで初春さん。そろそろ服着たら? 風邪引くわよ」

初春「そうですね」

美琴「え!? 嘘マジで?」

初春「騙されたな! そっちは上条さんだ!!」

上条「上条さんでした」

佐天「なんだ上条さんか」
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 04:37:28.54 ID:RNI8V460



   埋めた



257 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/10/31(日) 04:40:39.60 ID:RNI8V460
絆理ちゃんが見つかって良かったね!
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 09:08:37.88 ID:.rttmwUo
なんだこれ

なんだこれ
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 09:12:43.41 ID:RcC4a.DO
この疾走感はいったい
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 10:08:50.10 ID:kAyMMOYo
DVD特典に似たふいんき(ryを感じる
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 11:11:33.03 ID:aykcfQAO
常盤台のグラウンドって光ファイバーで埋めつくされてたような
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 11:37:33.85 ID:PMGB6oAO
乙、オモロかったよ思い出し笑いするなこりゃ
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 12:25:19.87 ID:ucoalnQ0
常盤台のグラウンドは大理石でしt(ry
264 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/11/03(水) 01:54:25.16 ID:qTqpbgk0
ちょいと忙しくなりそう
定期的に来れないかも分かりません
いちおう書けるときに書く形で継続予定
長い目でよろしくおねがいします
今日は報告のみです
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 21:35:45.90 ID:YtW8LYAO
忙しいんじゃしゃーないな
まあストレス任せで滅茶苦茶なの期待
266 : ◆81V5xC6iVY :2010/11/07(日) 21:58:57.85 ID:Abarqy20
春上「暇なの」

春上「……」

春上「初春さんのゲームでもやるの」

春上「どれにしよう……」

春上「いっぱいあって迷うの」

春上「……」

春上「とりあえず時間の掛かりそうなものをはぶくの」

春上「ということは桃太郎伝説とネクロマンサーは却下なの」

春上「ポピュラスも惜しいけどOUTなの」

春上「そうすると何故か自動的にRーTYPEになったの」

春上「不思議な話なの」
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 22:03:27.12 ID:Abarqy20
初春「ただいまー」

春上「あ。初春さんなの」

佐天「おじゃましまーす」

春上「佐天さんなの」

固法「邪魔するわ」

春上「おっぱい先輩なの」

絆理「衿衣ちゃんひさしぶりー」

春上「絆理ちゃんなの」

美琴「おじゃましまーす」

春上「帰れ」

美琴「え?」

春上「御坂さんなの」

美琴「いや今――

黒子「お邪魔しますの」

春上「白井さんなの」

美琴「いや――

初春「部屋狭い」
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 22:09:38.25 ID:Abarqy20
佐天「しょうがないよ。二人部屋だもん」

固法「二人部屋に8人もいるんだからそりゃ狭いわよー」

初春「え〜っと……私と、佐天さんと、固法先輩と、春上さんと……」

固法「初春さんと、御坂さんと、白井さんと、枝先さんね」

絆理「そっかー。それは狭…………?」

春上「どうしたの絆理ちゃん?」

絆理「今おかしくなかった?」

初春「おかしい?」

佐天「おかしかったら笑えばいいじゃないか」

初春「やだ素敵」

美琴「はっはっはっはっは」

黒子「お姉さまお気を確かに」
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 22:15:09.76 ID:Abarqy20
佐天「そんなことよりゲームやろうぜ」

初春「うい」

絆理「なにやってるの?」

春上「ポピュラスなの」

美琴「何で今更ポピュラス……」

春上「時間の掛かるゲームを除外していったら最後にR-TYPEが残ったの」

春上「でも気が付いたらポピュラスを二時間もやってたの」

春上「不思議な話なの」

固法「それは不思議ね」

黒子「十一次元で考えるのがコツですの」

春上「今ステージ5なの。沼地でリーダーが即死してうざいの」

初春「どの位うざいんですか?」

春上「私の語尾くらいうざいの」

美琴「すごく分かりやすいわ」
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 22:21:33.30 ID:Abarqy20
絆理「ところで先生はどこに行ったか知りませんか?」

初春「いざとなったら出てきますよ。どうせ」

佐天「そうだね。気付いたら白井さんも居たもんね」

黒子「そういえば私死んだんでしたわね」

美琴「うわ。本当だ。久しぶりだから気付かなかった」

初春「何のことですか?」

固法「ところでこの家はお客にお茶も出さないのかしら」

初春「うぜぇ」

春上「どのくらいうざいの?」

佐天「御坂さんのお説教くらいうざいよ」

春上「すごく分かりやすいの」

美琴「え? そんなにうざいの私?」

絆理「テレスティーナさんの顔芸くらいうざいです」

美琴「すごく分かりやすいわゴメンナサイ」
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 22:29:45.68 ID:Abarqy20
固法「で? お茶は?」

初春「マジでうぜぇ」

佐天「もうこの際だから誰が一番うざいか決めようか」

絆理「何ですかその遺恨の残りそうな提案」

初春「一番初春飾利。発表しまーす」

固法「おー」 パチパチパチ

初春「御坂さんって言おうと思ったけど今は先輩が一番です」

固法「止めてよ……照れるじゃない……!」

佐天「うわうぜぇ」

美琴「もう満場一致でよくない?」

初春「そうですね」

黒子「異議なし」

佐天「じゃあ二番佐天涙子ー」

美琴「うわ話聞いてねぇこいつ」

佐天「歌います。LEVEL0-judgelight-」

固法「おー」 パチパチパチ

美琴「カラオケ行きたい」
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 22:39:55.95 ID:Abarqy20
初春「じゃあ行きましょうか」

固法「私の車で行く?」

美琴「全員乗れるんですか?」

固法「50人乗れるわ」

絆理「バスじゃん」

固法「いいえ上条さんよ」

上条「上条さんでした」

佐天「なんだ上条さんか」

美琴「その車ください」

固法「残念ながらもう出発したわ」

美琴「畜生」

黒子「じゃあ私は一足先にテレポートで向かいますの」

初春「行ってらっしゃい」

 ヒュン

佐天「行ったね。白井さん……」

初春「さよならも言わないで行っちゃいましたね……」

美琴「あの子……振り返らなかったわ……」

固法「強い子だからね……!」

春上「大丈夫なの」

初春「春上さん?」

春上「きっとまた会えるの!」

初春「…………! はい!」

 Dear My Friend
 Every day & night Always be with you……
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 22:50:35.98 ID:Abarqy20
 
 ヒュン

黒子「着きましたの」

黒子「はて? ここは……?」

黒子「私としたことが座標を間違えましたの……」

芳川「あなたは……いったいどこから?」

黒子「あら。ちょうどいいところに」

芳川「突然現れた……ということはテレポーターかしら。それとも上条さんかしら?」

黒子「テレポーターですの。それよりも一体ここは何処でしょう?」

芳川「南極よ」

黒子「それは……どうりでペンギンが居ると思いましたの」

芳川「大丈夫よ。ペンギンは熊が食べてくれるわ」

黒子「まぁ。日本では食料不足で人里に下りてくるというのに……」

芳川「日本か……何もかも皆懐かしい……」 ガクッ

黒子「沖田艦長?」

芳川「若いのによく知ってるわね」 ムクッ

黒子「風紀委員ですから」
274 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/11/07(日) 23:09:25.69 ID:Abarqy20
芳川「そうね。ここで会ったのも何かの縁。しばらく一緒に旅しようぜ」 ビシッ

黒子「いいですわね。実は私もそういう気分でしたの」

芳川「あら。何かあったのかしら」

黒子「実は私最近死んだのですけど……いつの間にか生き返ってましたの」

芳川「そうなの……まぁ若い頃には良くある事よ」

黒子「ええ……ですが何だか、何のために生きているのか分からなくなりましたの」

芳川「中二病ってやつね」

黒子「まだ中一ですの」

芳川「ふふ! おまーせさん!」 ツンツン

黒子「よつばと?」

芳川「素よ」

黒子「…………中二病……か」

黒子(お姉さま……今頃どうしているのでしょう)
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 23:14:15.22 ID:Abarqy20
芳川「それじゃあそろそろ行きましょう」

黒子「もうここはいいんですの?」

芳川「ええ。どうやらここにはペンギンと熊しかいないみたい……」

芳川「本当の私はどこにいるのかしら……」

黒子「では行きましょう。次はどこに?」

芳川「カラオケに行きたいわ」

黒子「そういえば私もカラオケに行く途中でしたの」

芳川「あらちょうど良いわね」

黒子「では行きましょう」

 ヒュン

上条「ブロロロローキキィ」

固法「着いたわ」

初春「白井さんいませんね」 キョロキョロ

 ヒュン

美琴「あら黒子。遅かったじゃない」

黒子「遅れてすみませんの」

芳川「待たせたみたいね」

絆理「何か増えた」
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 23:26:29.84 ID:Abarqy20
美琴「ここがカラオケかぁ……」

黒子「初めてきましたの」

初春「え、初めてなんですか?」

黒子「ええ。何せ常盤台ですから」

佐天「自慢ですか? 自慢ですよね?」

美琴「で? カラオケって何するところなの?」

芳川「カラオBOXっていうくらいだからは箱に関することでしょうね」

美琴「箱ですか……」

絆理「手品で使いますよね。箱」

佐天「白井さん手品できましたよね」

黒子「箱に入って件で串刺しにする奴なら得意ですの」

絆理「わー。見たーい!」

固法「そう言うと思って用意しておいたわ」

初春「じゃあ白井さんお願いします」
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 23:32:16.44 ID:Abarqy20
黒子「ではまず手足を縛って箱に入りますの」

絆理「わくわく」

春上「わくわく」

美琴「わくわく」

黒子「蓋をお願いしますの」

初春「うい」 ガチャ

佐天「おっとこんな所にキャパシティダウンが」 ガチャ

絆理「わくわく」

春上「わくわく」

美琴「ピクピク……」

初春「じゃあ剣で刺しましょう」

 ザク ザク ザク

佐天「デデデデデデデデデデ……ジャーーーン!」

黒子「」

初春「白井さーーーーーーーーーーーーん!!!!!」

 Dear My Friend
 Every day & night Always be with you……
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/08(月) 16:30:58.43 ID:CEe4Ipo0
なんだこれ面白すぎる
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 17:35:23.41 ID:lh.kOgAO
なんじゃこれ
でも超乙

「件」で串刺し…ってなってる
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 22:57:01.41 ID:IIhHEXgo
クロコおおおおおおお
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 23:48:28.86 ID:CEe4Ipo0
インゲンマメさんの出番が来ることを期待してる
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 10:46:36.55 ID:vwYMQoAO
これ好きだわー
良い意味でライトww
283 : ◆81V5xC6iVY :2010/11/10(水) 21:43:37.02 ID:vBc1PwU0
初春「ど、どうしましょう……佐天さん!」

佐天「え? え〜っと……固法先輩!」

固法「う〜ん……白衣の人!」

芳川「はいはい。君」

絆理「え? え? え〜っと……襟衣ちゃん?」

春上「じゃあ御坂さん」

御坂「だと思ったよ」

初春「じゃあいつもの行きますか」

固法「そういうと思って用意しておいたわ」

佐天「流石先輩」

美琴「ナイスおっぱい」

固法「あなたとは違うんです」

美琴「畜生」
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 21:48:16.48 ID:vBc1PwU0
初春「というわけでやってきました常盤台」

佐天「そうだね。グラウンドだね」

固法「そういえばこの間の質問です」

初春「うい」

固法「『常盤台の校庭って光ファイバーじゃねーの? プゲラ』だそうです」

佐天「なるほどなるほど。で、どうなんですか御坂さん」

美琴「うん。そうだよ」

固法「そうだって」

佐天「そうなんだ」

初春「良かった良かった」

佐天「じゃあ掘ろうか」

初春「うい」
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 21:51:51.09 ID:vBc1PwU0
美琴「あ、そういえばさ」

初春「何ですか? トイレですか?」

美琴「何で私をトイレキャラにしたいの?」

佐天「ブリブリ中学生だからじゃないですか?」

美琴「パロディは許すけどパクリは許さないよ?」

佐天「違いますー。インスパイヤですー」

インスパイヤさん「呼んだかな?」

初春「帰れ」

固法「そういうのはオマージュっていうのよ」

美琴「もう何でもいいや」

固法「で、何?」

美琴「あそこ掘らないの? ほら。初春レーダーの。看板の」

初春「忘れてた」
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 21:55:41.88 ID:vBc1PwU0
初春「じゃあ掘ってみましょう」

佐天「佐天ビーム」 ビビビビビビビビビ

固法「眼鏡ビーム」 ビビビビビビビビビ

美琴「ナニソレ怖い」

初春「おお! 穴が開きましたよ!」

美琴「こ、これは……!!」

一方通行「」

芳川「一方通行じゃない」

初春「そういえばこんな人も居ましたね」

美琴「何かどっかで見たことある顔ね」

一方通行「うらあああァァァァァァァァァァあァ!!!」 ガバァ!!!

佐天「うわ。起きた」

一方通行「死ぬかと思ったわ」

初春「死んだと思ってました」
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 22:01:17.30 ID:vBc1PwU0
芳川「あら。一方通行じゃない。何してたの? 覗き?」

一方通行「あン? なンだよお前こそ何やってやがる」

芳川「私は本当の自分を探しているの」

一方通行「自分だァ?」

芳川「ええ、北は札幌から南は南極まで行ったわ」

絆理「何で北そこでやめちゃったの?」

一方通行「馬鹿ですかァァお前はァァ?」

芳川「どういう意味かしら」

一方通行「本当のお前なら、部屋のタンスの上から二番目だって何度も言ってンだろォがァ!」

芳川「ああ。あそこか」

一方通行「たく……何言ってやがンだか……」

美琴「用すんだ?」

一方通行「おゥ」

芳川「OKよ」

佐天「じゃあ埋めますね」

初春「また会いましょう」

一方通行「おいこら待――

 ゴスン
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 18:06:19.44 ID:6SZXlbwo
warota
289 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 23:49:17.43 ID:9XBXcLQ0
追い付いた
290 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 21:34:16.36 ID:VIli0Vk0
続きマダー?
291 : ◆81V5xC6iVY :2010/12/05(日) 01:35:13.38 ID:hcU14dYo
ただいま

まいだた
292 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/05(日) 01:38:13.26 ID:hcU14dYo
初春「初春復活!」

佐天「初春復活!」

固法「初春復活!」

黒子「初春復活!」

美琴「初春復活!」

一方「初春復活!」

芳川「初春復活!」

春上「初春復活!」

木山「初春復活!」

絆理「初春復活!」

初春「照れちゃうんだぜ」
293 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/05(日) 01:41:03.09 ID:hcU14dYo
初春「久しぶりですねー」

佐天「そうですねー」

初春「気付いたらもう12月ですよ12月」

佐天「こないだまで夏だったのにねー」

初春「でも知ってますか佐天さん?」

佐天「はいはいなんですか初春さん?」

初春「実は私……初『春』なんですよ」

佐天「な、なんだってー!?」

美琴「じゃあ初冬になるの?」

冬上「流石にそれは無いの」
294 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/05(日) 01:46:34.32 ID:hcU14dYo
初春「ところで佐天さん」

佐天「はいはい何ですか初春さん」

初春「実はあまりに久しぶりなのでこれまでのストーリーを忘れてしまいました」

佐天「あー……駄目だよ初春。そういう楽屋ネタは好き嫌いが分かれるからね」

美琴「私ドラクエの4コマ劇場の楽屋裏が大好きだったわ」

固法「それはつまり私にエッチな下着を付けろということかしら?」

美琴「固法先輩……やって、くれるんですか……?」

固法「ふふ……仕方が無いわね……」 バッ!

黒子「こ、これは……!?」

固法「うふ〜ん」

初春「うわ〜、これは大胆ですよ〜?」

佐天「これはけしからんね〜」

美琴「映像でお見せできないのが残念だわ」

冬上「まさか脱ぎすぎて骨だけになるなんて……」

絆理「カートゥーン!?」
295 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/05(日) 01:50:40.92 ID:hcU14dYo
一方「おい。お前ら」

初春「あ、居たんですか?」

一方「居たよ。ずっと居たよ」

佐天「何か?」

一方「何か? じゃねェよ。ちょっとレス読み返してみろや」

美琴「え〜っと……何?」

一方「何? じゃねェよ。俺が殴られたり殴られなかったりしてるシーンだったんじゃありませンかねェェ?」

初春「引くわー」

一方「何で!?」

佐天「もうそんなんどうだっていいから夏の所為にして暖めあいましょうよ」

美琴「なにそれエロス」
296 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/05(日) 01:52:12.92 ID:K1MLFkAO
今更整合性を気にすんのかいww
297 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/05(日) 01:56:30.22 ID:hcU14dYo
初春「あれですか? 殴られたいんですか?」

一方「いや殴られたくはねェよ! もうどうしたらいいンだよ!?」

木山「これはアレだな。一旦みんな爆発したらいい」

佐天「なにそれ怖い」

美琴「とりあえず爆弾持って来ました」

初春「え〜。爆発オチでお茶をにごしちゃうんですか?」

固法「でもそれ以外に一体どうしたらいいの?」

佐天「今は不況ですからどこも辛いんですよ?」

テレス「そうだな。やっぱり朝青龍が引退したのが痛かった」

初春「いたんですか」

テレス「ずっといたよ。たぶん」

固法「レス読み返すのめんどくさいもんね」

木山「そうだ。だからこそ爆発して皆死んだらええ」

佐天「なにそれ怖い」
298 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/05(日) 02:00:56.91 ID:hcU14dYo
美琴「ごめん。もう点火しちゃった」

黒子「いつのまに」

初春「御坂さんじゃあしょうがないですね」

美琴「ごめんね。私ゆとり世代だから」

一方「おいこら。もう導火線殆ど残ってねェじゃねェか」

木山「燃えろ燃えろー! 皆燃え尽きたらええ!」

固法「あ。禁書U始まった」

初春「うい」

佐天「ちょっと爆弾は置いといてみんなで見よう!!」

美琴「私も出てるよ!」

佐天「おいこら調子のんな」

美琴「ごめん。私褒められて伸びるタイプだから」
299 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/05(日) 02:26:16.54 ID:hcU14dYo
初春「」

佐天「」

固法「」

美琴「」

木山「」

テレス「」

絆理「」

冬上「」


爆発した


一方「だろうよ」
300 : ◆81V5xC6iVY [sage saga]:2010/12/05(日) 02:28:25.95 ID:hcU14dYo
全然書けんですまんこってすたい

たまに来るよ

たぶん
301 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/05(日) 02:35:29.38 ID:TAbloSM0
つづけてくdさい
302 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/05(日) 12:47:38.50 ID:9P2ovzoo
相変わらず毒の抜けない文章で安心した
303 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/05(日) 13:58:13.52 ID:.l0JLYgo
これがアルカイザー書いてる人と同じとか信じられん・・・ww
304 : ◆81V5xC6iVY [sage]:2010/12/07(火) 00:16:57.09 ID:yz5FM/Io
>>303
はっはっは、何を言ってるのかさっぱりですな、とミサカはこっち用に作ったトリと一回間違えただけでバレるとか怖いわーと動揺を隠します
305 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/07(火) 01:58:01.56 ID:rBv7JS6o
だって両方大好きでお気に入りに入れて毎日更新チェックしてるんだもーん
ってミサカはミサカは告白してみたり! キャッ///

どちらもゆるりと待っておりますので無理せず頑張ってくだされ
306 : ◆81V5xC6iVY [saga]:2010/12/08(水) 02:15:25.00 ID:UOdUykAo
初春「ひゃっはー! 自由だぜー!!」

佐天「そうだね初春」

固法「一回死んじゃったらもう何でもアりよね」

美琴「自由になったところでなにやろうか?」

初春「フリーダムといえばガンダムですよ」

佐天「平成ガンダムとかプゲラ」

初春「アレはいいものですよ?」

固法「アレはいいものよね」

美琴「アレはいいものだわ」

佐天「ジェットストリームアタックとは……」

上条「踏み台にされたい」
307 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/08(水) 02:17:38.66 ID:UOdUykAo
初春「ところでサザエさんってあるじゃないですか」

佐天「あるね」

美琴「あれ? もうガンダム終わり?」

初春「ガンダムはもうとっくの昔に放送終了してますよ」

美琴「私はWが好き」

初春「それは私のセリフだ!!」

固法「二人とも腐ってるの? それとも腐りかけ?」

佐天「腐りかけの肉が美味しいってホントかな?」

美琴「食べてみる?」

初春「うい」
308 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/08(水) 02:20:41.22 ID:UOdUykAo
黒子「呼びましたの?」

初春「気のせいです」

黒子「ショボーン」

美琴「黒子ー」

黒子「呼びましたの?」

初春「気のせいです」

佐天「いいえ、呼びました」

固法「さあ、本当のことを言っているのはどっち!?」

美琴「呼んだわよ」

黒子「ファイナルアンサー?」

美琴「ふぁ、ファイナルアンサー!!」

固法「ドドドドドドドドドド……」

初春「ちゃちゃーん!!」

佐天「残念!! 不正解です!!」

美琴「あっちゃー……」

黒子「え? あれ? マジですの?」

初春「帰れ」

黒子「ショボーン」
309 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/08(水) 02:23:26.88 ID:UOdUykAo
初春「やっぱり来い」

黒子「呼びましたの?」

初春「うい」

美琴「さっきから呼んでるじゃない」

黒子「ですわよねー」

固法「じゃあさっさと行って頂戴」

美琴「腐りかけのお肉を食べに行くのよ」

黒子「分かりましたの」

佐天「あれ? でも白井さんって定員ありましたよね?」

黒子「だいたい二人ですの」

美琴「じゃあ駄目じゃん」

初春「どうしましょう?」

固法「私の車で行く?」

美琴「そういえば車持ってましたね。ものすごく羨ましい」
310 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/08(水) 02:26:39.76 ID:UOdUykAo
上条「どうも、上条さんです」

初春「なんだ上条さんか」

佐天「さて」 チャキ……

美琴「埋めないでね?」

佐天「え……!?」


 そして、佐天さんはこのSSでの存在価値を失った。


固法「はい、じゃあ皆上条さんにしっかり乗ってね」

美琴「前に乗ってもいいですか? いいですね?」

固法「残念。もう満席よ」

美琴「畜生」

上条「ブロロロロー」

初春「あれ? 佐天さんは?」

佐天「そんなことより白井さんは?」

黒子「呼びましたの?」

初春「ファイナルアンサー?」

佐天「もういいよそれ」

初春「拗ねるなよ佐天」
311 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/08(水) 02:29:48.52 ID:UOdUykAo
そして、大冒険が始まった。


初春「初春カッター!!」

佐天「ああ! 初春がカッターシャツを着ようとしてやっぱり着なかった!?」

美琴「服着なよ。風邪引くよ?」

初春「それは世界が亡んでも無理な相談だ」


冒険は熾烈を極め……


黒子「私は黒子」

白子「そして私は白子」

初春「うめぇ」

佐天「白子うめぇ」

美琴「当麻の白子が欲しい」

固法「なにそれ怖い」

上条「カニバリズム反対」


ついに、初春たちは辿りつく……!
312 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/08(水) 02:34:07.97 ID:UOdUykAo
佐天「こ、ここは!?」

初春「木山先生のマンションですね」

固法「あの残念美人なら、冷蔵庫の中に腐りかけの肉が入っているはず」

美琴「おお……!」

黒子「ついにここまで来ましたのね……!」

初春「では行きましょう皆さん!!」


ピンポーン……!


一方「あン? 何か用かよお前ら……」

初春「何故いる……」

一方「そりゃ俺ン家だからに決まってンじゃねェか……」

佐天「ついに結婚ですか。おめでとう」

美琴「おめでとう」

固法「おめでとう」

土御門「おめっとさん」


すべてのチルドレンにおめでとう……


一方「ありがとう」


佐天「で、実際は?」

一方「だから俺ン家だよ。元から」

美琴「先輩」

固法「ごめん。道間違えてたわ」
313 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/08(水) 02:38:14.33 ID:UOdUykAo
固法「まぁいいや。ちょっと入るわね」

一方「よくねェよ」

美琴「いいじゃない、ってミサカはミサカはお願いしてみる」

一方「黙れ小僧」

美琴「小僧っていうな! せめてビリビリっていえ!!」

初春「黙れビリビリ」

美琴「はい」

黒子「冷蔵庫発見しましたの」

佐天「オープン」

一方「勝手に開いてンじゃねェよ」

美琴「これは……コーヒー……じゃない!!?」

初春「なん……だと……?」

佐天「あ、一方通行が……?」

固法「コーヒー以外を……?」

一方「買っていた……だと?」

美琴「お前やないかーい」

初春・佐天「ルネッサーンス」

固法「で、これなに?」

一方「こんにゃく」

黒子「あらやだエロス」
314 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/08(水) 08:59:31.98 ID:3iheqd6o
いいなこのスレw
315 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/08(水) 10:26:49.21 ID:4ZaXnQAO
アルカイザーの大将だったのか
316 : ◆81V5xC6iVY [saga]:2010/12/23(木) 23:57:47.98 ID:RTuQHwgo
初春「クリスマスがなんだー!!!」

佐天「独り身で悪いかー!!!」

固法「落ち着きなさいアナタたち」(キリッ)

黒子「SHUT UP BICCH!!!」

美琴「聖夜に揉みしだかれるんでしょ!? その乳揉みしだかれるんでしょぉぉぉ!!?」

一方「女の子が乳とか言うンじゃありませン!」

美琴「だったら何て言えばいいと言うのよこの胸のポヨンポヨンをぉぉぉ!!?」

佐天「今問題なのはそこじゃない」(キリッ)

黒子「SUN OF A BICCH!!!」

上条「落ち着けよお前ら」(キリッ)

美琴「はーい」
317 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/24(金) 00:03:01.89 ID:nHtHxoQo
一方「突然人の家に来たと思ったら今度は何を騒いでやがる」

初春「クリスマスですよクリスマス!!」

佐天「この科学の街で! 科学サイドで!!」

美琴「逆から読んだらスマスリクよ! スマスリク!!」

固法「意外と言いづらいわね」

一方「だから何だってンですかァァァ!? 人の家で騒いでいいと思ってンですかァァァ!!?」

初春「いいんじゃね?」

佐天「むしろクリスマスは人の家で騒ぐもの!!」

固法「レッツパーリィターイム!!」

一方「なるほど……理に敵ってやがる!!!」

固法「実は初めからこのためにここに来たのよ」

初春「マジでパネェっス固法先輩……」

佐天「眼鏡キャラは伊達じゃないね!」
318 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/24(金) 00:07:53.25 ID:nHtHxoQo
初春「じゃあパーリィの用意をしましょう」

佐天「そうだね。パーリィの用意をしよう」

美琴「で、一方通行? パーリィの御馳走は?」

一方「実はそう来ると思ってすでに連絡しておいたぜ」

固法「あらやだ出来る男。私と浮気しない?」

一方「あ……眼鏡属性の人はちょっと……」

固法「シィット!」

黒子「ほらほらそんなことで怒ってはいけませんの。せっかくのパーリィですのよ?」

固法「そうね。せっかくのパーリィだものね」

一方「お前らパーリィって言いてェだけだろ」

初春「自分も言ってますよ」

一方「意外とクセになる!」
319 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/24(金) 00:11:45.42 ID:nHtHxoQo
ピンポーン

一方「おお、来やがったなァ……!」

ガチャ

上条「ピッツァの宅配でーす」

初春「わお! パーリィの定番ですね!」

佐天「よ! ひねりが無いぞ!」

一方「止めろ……褒められるのは俺のキャラじゃねェからよォ……」(フッ……)

初春「うわうぜぇ」
320 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/24(金) 00:15:38.58 ID:nHtHxoQo
佐天「ところで初春」モグモグ

初春「うい」モグモグ

佐天「パーリィといえばアレだね」モグモグ

初春「アレですか」モグモグ

美琴「何何?」モグモグ

固法「分かったわ! ツイスターゲームね!!」ズルズル

黒子「引きますわぁ……」モシャモシャ

一方「ビンゴ大会だな」ハモハモ

佐天「よ! ひねりが無い!!」

一方「止めろ……褒めr(ry

初春「というわけで用意してみました」テッテレッテッテー

美琴「もらったぁ!!!」 バッ!!

初春「ああ! 御坂さんなにを!!?」
321 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/24(金) 00:19:56.17 ID:nHtHxoQo
美琴「どうせ……どうせ……!」



美琴「このビンゴゲームも『上条さん』なんでしょう!!?」ズババーン!!!



初春「な」

佐天「何だってー!!?」

黒子「ですの!」

固法「ズルズル」


上条「残念。上条さんじゃありませんでした」

美琴「何だ上条さんじゃないのか」

一方「じゃあお前は誰だァァァァァァァァァァ!!?」
322 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/24(金) 00:22:49.42 ID:nHtHxoQo
上条「見て分からないのか!? 上条さんに決まってるだろう!!?」

一方「え!! いや……えェ!!?」

上条「そんなことも分からない奴には……これでもくらえ!!」ビシィ!

一方「ぐわァァ!? こ、これはァァァ!!!」



一方「『こんにゃく』だ!!!」

黒子「あらやだエロス」

美琴「聖夜だからね!!!」フンスッ



佐天「あ」

初春「どうしました?」

佐天「今すごいことに気付いた」

初春「うい」
323 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/24(金) 00:25:55.19 ID:nHtHxoQo
佐天「今日まだ……23日の夜だった……!」

美琴「」

黒子「」

一方「」

初春「うい」

固法「年越しソバうめえ」ズルズル

美琴「ラーメンじゃなかったの!!?」



迎春「来年もよろしくおねがいします」

佐天「よろすこ」

黒子「あらやだエロス」

美琴「佐天さんだからね」



 第二部・完
324 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 12:12:02.28 ID:eqs6GF.0
シュールwwwwww
>固法「はい、じゃあ皆上条さんにしっかり乗ってね」
構図妄想したら…
325 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 13:29:40.43 ID:Aw02ZIAO
佐天の中の人「トナカイって居るんですか?」
326 :Are you enjoying the time of eve? [sage saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 14:24:58.68 ID:2c01od.0
日付欄・・・
327 : ◆81V5xC6iVY :2011/01/01(正月) 00:47:17.53 ID:rvoyAFoo
迎春「明けた」

佐天「めでたいねー」

迎春「うい」

固法「ちょっと待ちなさい二人とも」

佐天「固法先輩」

迎春「明けましておめでとうございます」

固法「はい、おめで……おおーっと! その手には乗らないわ!!」

佐天「何ですか一体」

固法「私が言いたいのは! 明けたからと言ってめでたくはないということよ!!」

佐天「まためんどくさいことを……」

迎春「絶対クラスに一人はいますよね。こういうこと言い出す子」

佐天「七夕に『ここに書いてある願いが全部叶いませんように』って書くタイプだね」

固法「何故それを?」

迎春「めんどくせぇ」
328 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/01(正月) 00:53:00.42 ID:rvoyAFoo
美琴「黒子黒子ー」

黒子「あらお姉さま。明けましておめでとうございますの」

美琴「言った!」

黒子「はい?」

美琴「やっぱり黒子の挨拶は『ございますの』だった!」

黒子「……」

美琴「勝った! あはははははは!!」

 デデーン

美琴「え? 何?」

黒子「お姉さまアウトー」

上条「その迎春をぶち[ピーーー]」バシーンッ

美琴「初そげぶ!? グハァッ!!!」

寮監「おめでとうお前ら。早く寝ろ」

黒子「御意」

美琴「イエスマム」
329 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/01(正月) 00:59:36.07 ID:rvoyAFoo
一月一日「正月か……」

書き初め「お正月だね、てミサカはミサカは……ぐー……」

一月一日「無理して年明けまで起きてンじゃねェよ……ったく」

黄泉川「おいお前ら」

一月一日「あン? 年玉ならいらねェぞォ?」

黄泉川「いくらなんでも変えすぎじゃん。それは」

一月一日「……やっぱり駄目か?」


芳川「あけおめ」
330 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [saga]:2011/01/01(正月) 01:05:45.44 ID:rvoyAFoo

 こうして、学園都市も無事に年を越すことが出来ました。

 来年も色々なことがあるでしょう。

 御坂さんも何回か死ぬでしょう。

 落ち込んだりもするけど、私は元気です。

 時々でいいから、姉御さんの能力名も思い出してあげてください。

 私は忘れました。

 どうでもいいです。

 眼鏡の先輩が何を言おうとめでたいものはめでたいのです。

 そういうものなのです。

 それが自然の摂理なのです。

 自然といえば、最近色々なメディアで自然を大切にしましょうというメッセージの作品を目にします。

 あれウザイと思うのは私だけでしょうか?

 地球滅びろ。

 2012年に滅びろ。

                         初春飾利
331 : ◆81V5xC6iVY [sage]:2011/01/01(正月) 01:07:43.30 ID:rvoyAFoo
あけましておめでとう
生まれて初めて酒を一杯だけ飲んだ
虫歯にしみて痛かった
二度と飲まねぇ
332 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 01:16:03.48 ID:WLKwrxoo
乙あけおめ
げ…げいはる?
333 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 05:58:46.72 ID:.J7.Cqko
ウホッ
いやこの場合は百合か
334 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 12:30:49.59 ID:eZesy5Mo
ウフッ
335 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 22:46:54.35 ID:tlT1jIAO
乙!相変わらずのシニカル加減が心地良い
今年もよろしくお願いします
336 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/02(日) 03:12:24.43 ID:gRkUw2AO
百合の場合は「アハッー」 厨二病の場合は「嗚呼」
337 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 03:56:35.42 ID:7phlPkAO
>>336 つまり

阿部さん「言ったろ。俺はノンケでもホイホイ喰っちまうって」

厨二病「やめろ! 貴様…まさかその聖剣グランドリオンを…我が祕穴・ブラッドブォルスに…!! やめろ!やめるんだ!!」

厨二病「…嗚呼」
338 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 05:08:04.11 ID:A3xQ7Yso
……嗚呼
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