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ライドウ「学園都市・・・」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:03:29.22 ID:wkYzXPk0
立ったらかく

いろいろ不備があると思いますががんばるます
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:04:39.16 ID:wkYzXPk0
〜名も無き神社〜

とある神社に青年と猫が訪れていた。

青年の名は葛葉ライドウ。

誉れ高き葛葉四天王が一柱ライドウ″の名を継いだ青年である。
普段は鳴海探偵社にて探偵見習をしている。学ランに学帽黒マントという学生そのものの格好だが、マントの中には刀が隠されている。

猫の名は業斗童子。
初代ライドウの魂を持つ黒猫である。
赤い首輪には小さなメモ帳が挟んであり、重要な語句や人物が現れればすぐにメモが取れる装備だ。

神社には底なしに光を飲み込む井戸、龍穴と呼ばれる力"の泉

そして二体のお稲荷様があり間を走るように階段が通っている

奥には小さな社が在るだけだ
3 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:05:17.82 ID:wkYzXPk0
ライドウが二体のお稲荷様が見張る階段を登ろうとすると

お稲荷「おや、ライドウお久しぶりですね。帝都の週後は順調ですか?」

ゴウト「当然だ、何せ我が指南役なのだからな」

ライドウ「…」

お稲荷「ふふ、そうですか。それは何よりです、ところで今日はどのようなご用件です?」

ゴウト「ヤタガラスより火急呼び出しだ。」

お稲荷「おっと、これは申し訳ない。」

ゴウト「ふむ、では通らせてもらおう」

お稲荷「はい、では。ライドウまた油揚げを貰える日を楽しみに待っていますよ」

ゴウト「やれやれ・・・ならば鳴海探偵社に依頼を出しておくのだな・・・ では」

ライドウ「・・・」コクッ
4 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:07:53.41 ID:wkYzXPk0
階段を上り、ライドウが鐘をならすと煙のように気配を感じさせず女が現れた。

女は全身黒装束の格好で、ローブから口元だけを覗かせている。艶やかな唇から怪しげな色気が漂っている。

ヤタガラスの使者「よく来てくれましたライドウ」

ゴウト「労いの言葉ありがたく頂戴する。」

ヤタガラスの使者「早速ですが、本題に入らせて頂きます。」

ライドウ「・・・」コクッ

ヤタガラスの使者「異なる次元の都市に強力な悪魔が集結しつつあるとの情報を手に入れました。」

ヤタガラスの使者「悪魔の中には国津神も多々含まれ、帝都にとってよからぬことを考えているやもしれません。」

ライドウ「・・・」

ヤタガラスの使者「目的は不明、しかしこのまま捨て置けば帝都に危険が及ぶやもしれません。」

ゴウト「ふむ・・・」

ヤタガラスの使者「都市の名は学園都市。特殊な能力を持つものが集う都市との情報です。」

ゴウト「悪魔はその能力を狙っていると?」

ヤタガラスの使者「わかりません。しかし力を手に入れればライドウに、そして帝都に牙をむく者も現れるかもしれません。」

ヤタガラスの使者「そして未確認ではありますが・・・」

ゴウト「何だ?らしくもない、はっきりと言え」

ヤタガラスの使者「人修羅・・・彼のものが現れたとの情報もあります」

ライドウ・ゴウト「「!!」」

ヤタガラスの使者「依頼・・・引き受けてくれますね?」

ライドウ「・・・」コクッ

ゴウト「ふふ・・・是非もなし」

ヤタガラスの使者「・・・では、ヤタガラスの名において天津金木を使い、アラカナ回廊を通り学園都市に向かうことを許可します」

ライドウ「・・・」コクッ

ゴウト「ではライドウ早速向かおうではないか、その学園都市とやらに」

ライドウ「・・・あぁ、そうだなゴウト。」
5 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:10:08.67 ID:wkYzXPk0
〜学園都市第7学区〜
デケッデデーデケッデデーデケッデデーデケッデーケデケ

シュヴァン

高層ビルが建ちなび、きらびやかな街の明かりが夜を照らす。

人は星を見上げることを忘れ夜を恐れることはない。

月のない夜、科学の粋を集めた学園都市にライドウとゴウトは足を踏み入れた

ライドウ「・・・」スチャ

ゴウト「おっと」スチャ

ゴウト「どうやら着いたようだな、ふむ・・・なんと・・・学園都市とやらは帝都の何倍も発達しているようだな」

ゴウト「道行く人々の格好も我らが住む世界とはだいぶ違うようだな・・・」

ライドウ達がアラカナ回廊から出た先は、学園都市第7学区の薄暗い裏路地だった。

ゴウト「とりあえずは、道を探そう。」

ライドウ「・・・」

ゴウト「あれは・・・」

スキルアウト「だべー?まじでよーww」

ゴウト「ガラの悪い連中だな、なるべく目立ちたくは無い。ここは表通りには避け裏を回ろう。」

ゴウト「まだここがどんな地形かもわからん、まずは地図を探しヤタガラスの用意した協力者を探すことにしよう。」

ライドウ「・・・」コクッ

ゴウト「やれやれ・・・だな」

タッタッタッタッタ・・・

タッタッタ・・・

−−−−−

−−−

6 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:13:37.30 ID:wkYzXPk0
〜学園都市第7学区〜

同時刻

街の明かりで照らされた道を一人の青年と一人の少女が行く


少年の名前は一方通行。
学園都市第一位の能力者であり、神に最も近いとされていた青年である。
不健康そうな白い肌に、色の抜けた白い髪。そしてぎらついた目が特徴的な青年だ。



一方通行はこの日苛立っていた、肌にまとわりつくような嫌な予感。

何かがあったわけではない、しかしこれから何かが起こりそうな・・・確信に近い予感に。

一方通行「おいクソガキ!さっさとしねェか!」


少女の名は打ち止め。
とある計画により作られた二万体のクローンの一体であり二万体を統べる者でもある。
まだ小さな子供だが、電気を操る能力を持ち冷静な一面も持ち合わせる。
毛布をマントのように使っているのは一人だった時の名残だろうか?


打ち止め「あぁーん!待って待ってってミサカはミサカは結構必死で呼びとめてみる!!」

一方通行(っち、なンなンですかァこの感覚はよォ!!)

打ち止め「わー!速いよー!ってミサカはミサカは…」

わーわーワーワー・・・
7 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:18:07.91 ID:wkYzXPk0

−−
−−−
タッタッタッタッタ・・・

タッタッタ・・・

ピタッ

ゴウト(!!)

ライドウ「・・・」ピタッ

ゴウト「あれは・・・先の輩と同じ様な格好をしているな」

ライドウ「・・・」

ライドウ達が裏路上を抜けようとすると、そこにはスキルアウト達に絡まれる女学生がいた。

道行く人は遠巻きに女学生を見るだけ、気の毒そうに見るだけで誰も助けようとはしない。

女学生の名は御坂美琴。
学園都市第三位の能力者であり、電気を操る能力者であり
とある計画により二万人のクローンを作られた経緯を持つ。
また超電磁砲と呼ばれる必殺技を持ち攻守共に隙のない能力者でもある。

美琴(全く、ホントにしつこい。いくら断っても無駄ってわけね。あ、あいつ今目があった・・・けど無視か)

スキルアウト「なあいいだろ?ちょっと遊ぼうぜ?なあ?」

美琴「・・・だから嫌だっての、しつこいな。」

美琴(あーもう限界・・・)
8 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:19:48.94 ID:wkYzXPk0
スキルアウト「おいおい、いい加減にしろよ?人が優しくしてれば付け上がりやがって!」

美琴「何が優しく?束にならなきゃ何も出来ないじゃない」

スキルアウト「だとお!?」

ゴウト「・・・なんと気の強い女だ、ライドウどうする?」

ライドウ「・・・助けよう。」

ゴウト「そうだな、目立つ行動は避けたい。しかし我等は民を守る葛葉のデビルサマナーだ。」

ゴウト「ライドウお前もなかなか成長したな!そうだ、今度あんみつでも奢っt」

ライドウ「ゴウト」クイッ

スキルアウト「もう許さねえ!やっちまえ!」

ゴウト「まずい!行くぞ!ボサッとするな!!」

ライドウ「・・・」ダッ

今にも襲い掛かりそうなスキルアウト

飽き飽きしたような顔の美琴

両者が動こうとしたその瞬間

ライドウ「待て、複数の男が女の子を襲う・・・感心しないな。」

その間に黒服の書生が黒猫を連れ割り込む
9 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:22:31.08 ID:wkYzXPk0
ゴウト「にゃー」

スキルアウト「あぁん?んだてめぇ!邪魔する気ならてめぇごと叩き潰すぞ!」

美琴は驚いていた、彼女を助けようとしてくれたのはツンツン頭の少年以外では初めてだから

美琴「ふえ!?」

美琴(へぇ・・・驚いた・・・)

ライドウ「下がってろ」

美琴(カ、カッコイイかも・・・でも変な格好だな〜・・・っつか)

美琴「ちょっと、別に助けてなんてたのんd」

美琴「ってもう始まってるし!!」


ライドウ「フッ!!」

勝負は一瞬だった 


複数居たスキルアウトはライドウの前になすすべもなく蹴散らされていた。

一人目は掌底。まるで剣道の突きのような掌底、腕が大蛇のように伸び的確に顎をとらえた。

二人目は手刀。右に大きく払うように放たれた手刀は首筋にめり込むように命中した。

三人目は回し蹴り。二人目を倒した勢いそのままに鳩尾に蹴りを叩きこんだのである。



この間僅か4秒。



流れるように隙のない動き、圧倒的な力量差を見せつけられたスキルアウト達は完全に戦意を喪失した。

スキルアウトの目には黒い疾風が巻き起こったようにしか見えなかったであろう
10 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:23:54.04 ID:wkYzXPk0
スキルアウト「な・・・何が・・・何が起きたんだ」

ライドウ「・・・去れ、倒れている仲間を連れてな」

スキルアウト「ひ・・・ば・・・化け物だああああああああぁぁぁぁ・・・・・・」ダッダッダッダッダ

美琴(何今の・・・私にも見えなかった・・・コイツ・・・何者!?)

ライドウ「怪我はないか?」

美琴(学ランに学帽・・・明らかに学園都市の生徒の格好じゃない)

ライドウ「おい?聞こえないのか?」

美琴(コイツ・・・悪いやつじゃなさそうだけど、一応アンチs)

ゴウト「にゃーん」

美琴「ハッ!あ、あの聞いてます!聞こえてます!」

ライドウ「そうか、無事で何よりだ」

美琴「あ、あの!助けてくれてありがとうございます、失礼だと思いますがあなたは学園都市の人じゃないですよね?」

美琴「身分証明用IDカードとか持ってますか?あの・・・持っていたら見せてくれませんか・・・?」
11 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:24:35.35 ID:wkYzXPk0
ゴウト「にゃーん 訳:まずいぞライドウ、身分証とやらは件の協力者が持ってくる手筈だ」

ゴウト「にゃー 訳:こは仲魔を使ってやり過ごすぞ」

ライドウ「・・・」コクッ

ライドウはマントの裏に隠されていた“管”から仲魔を呼び出した。

デビルサマナーは悪魔を召喚し、使役するものの名称である。
悪魔は様々な能力を所持しており、戦闘から生活に役立つものまであらゆる能力がある。

シュバ

ピクシー「サマナー!いっしょにあそぼ!」

ピクシー:イギリス南西部に住む小型の妖精。いたずら好きだが、貧しい者の仕事を手伝うなどする善良な存在である。
     旅人を道に迷わせるいたずらや、怠け物を物音で驚かせたりするのは彼らの仕業だという。
     またライドウのピクシーは以前知り合いから記念にと譲り受けた仲魔である。

ライドウ「ピクシー、ドルミナーだ」

美琴「は?なに訳の分かんないこと言ってんのよ!」

ピクシー「えー!後で遊んでね!」

美琴「どうやら身分証を持ってないみたいね・・・悪いけど私といっしょn」

ピクシー「えーい!ドルミナー!」

美琴「きて・・・あ・・・あれ・・・?急に・・・ねむk・・・zzz」

ピクシー「いえーーーーい!やったよーサマナー!」

−−−−−−−

−−−−

−−


12 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:25:42.32 ID:wkYzXPk0
訂正 ゴウト「にゃー 訳:ここは仲魔を使ってやり過ごすぞ」

他にもミスありましたら脳内補完していただけると幸いです
13 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:26:45.44 ID:wkYzXPk0
ゴウト「やれやれ・・・なんとかなったか。しかしどうするライドウ、眠らせたはいいがこのまま放っておくわけにもいくまい。」

ゴウト「先の輩のような者共がまたこの娘を襲わないとも限らんしな。」

ライドウ「・・・」コクッ

ゴウト「ッ!離れるぞライドウ誰かが来る!」ヒュッ

ライドウ「・・・」ヒュッ

ピクシー「わわっ!待ってよサマナー!」


???「ってあれ!?おいビリビリ!!どうしたんだ!!」

???「おい!無事かビリビリ!おい!」

ゴウト「どうやらあの娘の知り合いのようだな、ライドウあの少年に娘は任せよう。」

ライドウ「・・・」コクッ

ピクシー「って別に私は隠れなくてもよかったんじゃ?」

ライドウ「・・・」シーン

???「おいビリビリ!!おいってば!」

美琴「zzz・・・う〜ん・・・これカワイイ・・・ムニュzzz・・・」

???「・・・え?」

美琴「zzz・・・すやすや・・・zzz・・・」

???「まさか・・・こんな所で寝てる・・・?」
14 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:27:57.12 ID:wkYzXPk0
ゴウト「ふむ、娘のほうも無事のようだ。」

ゴウト「今回のようなことが続くと厄介だ、ライドウ一応あの娘と少年の頭髪をもらっておこう」

ライドウ「・・・」コクッ

ライドウ「ピクシー、髪を取ってきてくれ」

ピクシー「相変わらず悪魔使いがあらいな〜!」プンプン

ライドウ「頼む」

ピクシー「もー!今度あんみつ食べさせてよね!」ヒューン

???「お〜い御坂さ〜ん!起きろー!こんなとこで寝てんじゃねーよー!」

美琴「ん・・・んー、あ、あれ?ここは?あれ?」

???「おーやっと起きたか、こんなとこでなにしてたんだよ」

美琴「!!!っと、とうま!?え!?なんで!?えーーーー!?」カァァ

少年の名は上条当麻。
ツンツン頭が特徴的であり右手にはすべての魔法・超能力を打ち消す幻想殺しを持つ。
美琴の想い人。

上条「なんでって、たまたま通りかかったらお前が倒れてたから」

美琴「倒れてた?・・・ッ!!そうだ!ちょっとあんた!この辺で怪しいかっこうしたやつを見なかった!?」

ピクシー(よーっし髪の毛ゲットー!)

ピクシー(それにしてもあの右手なんだろ?すっごい変な感じがする)

ピクシー(ま、いっか!じゃーねー人間!)
15 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:32:04.64 ID:wkYzXPk0
上条「いやぁ見なかったけどな、お前だけだったぜ」

美琴「・・・そう」

美琴(何だったんだろう、急に意識がなくなるなんて・・・)

上条「まぁビリビリが無事のようで安心したぜ!」

美琴(今度見かけたら必ず・・・)

美琴「うん・・・そうだね・・・」

上条 「なんだー?ビリビリらしくもない、珍しく萎れてるじゃないか」

美琴「うっさいわね!っつかビリビリいうなっての!」

上条「げ!急にビリビリしだすんじゃねー!!」ダッタッタッタ・・・

美琴「だからビリビrって、ちょ!待ちなさいっての!」ダッタッタッタッタ・・・

ギャーギャーギャー・・・
16 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:32:44.70 ID:wkYzXPk0
ライドウ「よくやった、ピクシー」

ピクシー「えっへっへ!」

ライドウ「戻れ」

ピクシー「はーい!じゃ、まったねーサマナー!」

ヒュバ!

ゴウト「やれやれ、一件落着といったところか。」

ゴウト「さて、我等も協力者をさがすとs」

その時一陣の風が巻き起こる

ゴォオ

ライドウ・ゴウト「「!!!!」」

ゴウト「こ・・・この気配!!まさか・・・!!!ライドウ!」

ライドウ「これは・・・!死兆石が輝いている・・・!」

ライドウ「まさか・・・!」


−−−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−−−−−−

−−−−−−−−

‐‐‐

17 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:36:56.18 ID:wkYzXPk0
一方通行(この広場を抜ければもォすぐ家だ、気のせいだったかァ)

打ち止め「わー!あっちに屋台があるー!ってミサカはミサカは物欲しそうに報告してみる!!」

一方通行「クソガキ!ちょろちょろしてンな!」

一方通行「今日はどこにもよる余裕なンざねェぞ!」

打ち止め「えーでもでも!スッゴく美味しそうな臭いだよっt」

ゴォオ

打ち止めを無視し、一方通行が空地に入った瞬間の事だった。

一陣の風が巻き起こり、一方通行は確実なる死の予感を感じた。

一方通行「なンだ・・・こりゃ・・・なンの冗談ですかこりゃ」

脳髄を痺れさせる死の予感

打ち止め「どうしたの?ってミサカはミサカは心配してみる!」

突然に訪れた魂を凍てつかせる恐怖

一方通行「くるな!くンじゃねぇ!」

血が凍る

打ち止め「ふぇ?」

それでも一方通行は

一方通行「クソガキ!今すぐ逃げろォ!」

守るべき者を逃がそうとした
18 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:38:51.75 ID:wkYzXPk0
グォン!

???「若人よ、その気概や見事」

打ち止め「なに・・・あ、あれ」

一方通行「・・・」

??? 「安寧とした平和の中に居ながら研ぎ澄まされた感性・・・これも見事」

黒いローブを羽織り顔は見えない、頭には王冠、手には弓を持ち白い馬に乗っている

???「だが・・・この新月の夜に魔人と出逢ってしまった不運、いや・・・その幸運を呪うがいい」

一方通行「クソガキ、ぜってェ近寄るンじゃねェぞ!」

打ち止め「で、でも!あなたがってミサカはミサカは心配してみる!」ガタガタ

打ち止め「え?あ、あれ・・・?何これ?」

???「案ずるな若人よ、我と出逢いしは貴公だ。その幼子はこちら″に来ることは出来ん。」

???「もっとも、あちら″側に戻ることも出来ぬがな」

一方通行「てめェ・・・いったい何もんだァ!どッから現れたァ!」

???「我は死神・・・若人よ、貴様にとっての死神だ」

一方通行「まともに答える気はねェッてか」

一方通行は理解していた。

あの白い馬に乗った騎士を見たときにすべてを理解したのだ。あの騎士の言うことは本当の事だと。

???「我が名はホワイトライダー」


ホワイトライダー:ヨハネの黙示録に記述されている四騎士の一人。
         白い馬に跨がり、頭には王冠手には弓を持ち世界の四分の一を支配する。
世界の終末の日。第一の封印が解かれると現れ、勝利の上の勝利(支配)により人々を苦しめるとされる。
最後はイエス・キリストにより討ち滅ぼされる。

19 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:42:23.11 ID:wkYzXPk0
本能が理解していた

打ち止めは生贄だ。

もし逃げれば打ち止めの命の引き換えに自分は助かる・・・

道は二つ

戦うか逃げるか

恐らく戦えば自分の命は無い


打ち止め「逃げて!はやく逃げて!」

魂が凍てつく・・・

一方通行(なーにパクパクいッてやがる)

血が凍る・・・

一方通行(はッ、最初からきまッてらァ!)

ホワイトライダー「覚悟は決まったようだな。」

ホワイトライダー「愚かな選択だ。」

一方通行「はッぶつくさいッてンじゃねェ!三下ァ!!」

ホワイトライダー「ふはは!よかろう、攻めて来いっ!!臆病風な守りなど、我が許さんっ!!」

一方通行「上等だぜェ、その王冠吹っ飛ばしてやンよォ!」

一方通行は言うと同時に弾かれたように飛び出す

狙いは一つ、頭である。

生物の絶対的な弱点であり、目障りな王冠も乗っている。
20 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:44:30.76 ID:wkYzXPk0
一方通行「らァ!」ズガァ

踏み込みのベクトルを操り音速に近い速度でホワイトライダーに向かう。

ホワイトライダー「!」

一方通行(勝ッた!この距離でかわせるはずがねェ!)

加速する拳

ベクトルを操り一撃必殺の拳が命中する



一方通行(なンだァ!?この感触はァ!)

ドッガァ!

交通事故がおきたかのような音が響く。

一方通行の放った拳は一撃必殺のはずだった

そう、少なくとも人間に対しては

ホワイトライダーの被っていたローブがずれる

ホワイトライダー「ふはは!なかなかやりおる!だが、力足りねばこのホワイトライダーの神矢に倒れるまでよ!!」

ずれたローブの奥には

底無しの闇を両目に携えた白骨があった
21 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:45:22.05 ID:wkYzXPk0
一方通行(!!)

一方通行(あいつァなにもンだァ!!)

一方通行(・・・死神どうやらそこまでマジみてェだなァ!)

ホワイトライダー「人の身でありながら我を驚かせたものは帝都の葛葉以来か・・・」

ホワイトライダー「よかろう・・・」

ホワイトライダー「見せてみよ、貴様の力を!!」

一方通行(くるッ!)

ホワイトライダー「ハッ!」ブォ

白馬を走らせ突進するホワイトライダー 

一方通行(はえェ!!クソがァ!かわしきれねェ!)

一方通行「ッち!」

ベクトルを操作し回避と同時に反射を使う

一方通行(なンつー威力だ、だがこれならいけンぞ)

一方通行の能力に物理攻撃は効かない、反射によりダメージを受けないどころか相手にダメージを返すことができる。

ホワイトライダー「ぐぅ!貴様テトラを使うか・・・ではこれではどうだ!」

ホワイトライダー「マハラギダイン!!」ゾォオ

すべてを焼き尽くすかのような炎が一方通行を襲う

一方通行(ハン!これくらいどォッってこたァねェンだよ!)

ベクトルの向きを変えまたもや炎を打ち消す

ホワイトライダー(!!)

ホワイトライダー「ふはは、ふははははは!!面白い、面白いぞ!!よかろう、ならば貴様の力が尽きるまで攻め抜くのみよ!!」

一方通行「上等だァ!」

一方通行(弾いて弾いて、てめェの力!吹ッ飛ばしてやらァ!!)

−−−
−−

22 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:46:58.12 ID:wkYzXPk0
ホワイトライダーの猛攻は熾烈を極めた。

要所要所での反撃は確実にホワイトライダーの力を削っていたが魔人″と人″

ホワイトライダー「封印が解かれる・・・急ぐのだ若人よ大規模な支配が始まろうとしているぞ」

一方通行「わけのわかんねェこといってんじゃねェ!!」

ホワイトライダー「ふはは!プロミネンス!」

一方通行(こいツァ炎じゃねェ!!)

一方通行「だらァ!!」ズガァ

地面を蹴り回避、それと同時に蹴り砕いた地面の破片を飛ばす

しかし

ホワイトライダー「ハッ!」ヒュン

一方通行(!!きえt)

ホワイトライダー ヒュン「雄渾撃!」

一方通行「ぐッ!」キィイン

一方通行(いまのはワープか!クソッたれ!)

一方通行のタイムリミットは近い。

ホワイトライダー「ふははは!これでどうか?テトラジャ!」

一方通行(グ!なんだ!力が、はいんねぇ・・・)

打ち止め「やめてえ!!もう逃げて!!」

一方通行(だが・・・負けるわけには・・・)

一方通行「ッかねェンだよォ!!」
23 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:49:42.88 ID:wkYzXPk0
打ち止めを守る・・・

一方通行の強い想いは限界を超え背中に黒翼が現れる

一方通行「くらいやがれェェェ!!」ブォオ

黒翼が唸りをあげ、一方通行の体は遂に音をも凌駕するスピードでホワイライダーを襲う

ホワイトライダー(っ!!翼の担い手!!人間の身でありながらここまでの力・・・!)

ホワイトライダー「面白い、貴様の翼と我が神矢!決着をつけようではないか!」

ホワイトライダーが周囲のマグネタイトを取りこむ

そして、ホワイトライダーの神矢に力が注ぎ込まれていく

ホワイトライダー「ゴッドアロー!!」

ホワイトライダーの持つ弓から因果律すら歪める光の矢が雨霰と降り注ぐ

ズバァーーーーーー

黒翼と光の矢、二つの力がぶつかり合い周囲に力の嵐が巻き起こる

ズシャ


決着の静寂

しばしの静寂の後倒れたのは・・・


一方通行だった


24 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:53:01.77 ID:wkYzXPk0
一方通行「ハァハァ・・・クソ・・・がァ・・・」

ホワイトライダー「翼の担い手よ・・・その力肝を冷やしたぞ」

打ち止め「だめぇー!お願い、誰か誰かあの人を助けてー!」

一方通行(ハッ・・・あッけねェ終わりだ・・・だが・・・クソガキは守れた・・・だろォ・・・)

ホワイトライダー「翼の担い手よ、貴様・・・名は?」

一方通行「ッハ!名前なんざ・・・とうに無くした・・・」

ホワイトライダー「そうか・・・兵よ・・・貴様と戦えたことを幸運に思うぞ」

ホワイトライダー「神世の時代ぶりに今は無き血肉が沸き起こるようであった・・・さらばだ・・・ゴッドアr」

刹那

パキィィィイイィイィイイン!!

結界を打ち破り

???「絶対零度だホォ〜」

青白い一筋のブレスがホワイトライダーを襲う

ホワイトライダー「!!ぐぅうううおおおおおおおおおお!!!
25 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:54:19.75 ID:wkYzXPk0
ホワイトライダーの動きが一瞬止まる

その一瞬の隙を逃さずに

ライドウ「修羅虎突き!」

黒き疾風が襲いかかる

ガギイイイイイイン

先ほどのスキルアウトとの戦いとは違う

ホワイトライダー「ぐぅううおおおおお!!」

その手には刀‐赤口葛葉が握られている

ホワイトライダーの体から大量のマグネタイトあふれる

ホワイトライダー「葛葉ぁぁああ!貴様!!なぜここに!!」

ライドウ「・・・」

ホワイトライダー「いや!理由などどうでもいい!ここで・・・貴様とのケリをつけてくれる!!ゴッドアロー!」

しかしホワイトライダーは明らかに弱っていた。

ライドウ「遅い」

迫りくる光の矢を次々とかわしていくライドウ

ライドウ「ライホー、もう一度絶対零度だ」


ライホー:雪の精霊であるジャックフロストと帝都の刑事である風間から譲り受けた無頼漢の証が合体して誕生した突然変異態。
     クールなボディにホットなハートを兼ね備えた彼?の野望は十五代目葛葉ライホー襲名・・・らしい。
26 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:54:46.25 ID:wkYzXPk0
ライホー「ヒホ〜!おいらの絶対零度でカチンコチンだほぉ〜!」シャアアアン

ホワイトライダー「同じ手は食わぬわ!!」ヒュン

ホワイトライダー ヒュン「雄渾撃!」

しかし、ライドウの手には先ほどの刀‐赤口葛葉とは別の・・・

光る刀が握られていた

ライドウ ブォン「いかに魔人が堅かろうとも・・・」

光る刀の名はプラズマソード

ライドウ「我ら葛葉のデビルサマナーの強き信念には及ばぬと知れ」ズバァ

かつて、帝都を脅かした者の置き土産である

白き馬ごとプラズマソードで斬り付ける

ホワイトライダー「がはぁ!!く・・・葛葉・・・あの時よりも数段腕を上げおったな・・・」

ホワイトライダーの体からさらに大量のマグネタイトが飛び散る

ホワイトライダー「はぁはぁ・・・もはやこれまでか、ならばせめて・・・我が力のすべてを賭け・・・」

ホワイトライダー「葛葉!貴様だけはぁぁぁ!!勝利の戦火!!」ゴォォォオ

灼熱の戦火がライドウ達を襲う
27 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:55:53.79 ID:wkYzXPk0
ライホー「ヒ!ヒホー!これはヤバいホーーー!!」

ライドウ「ライホー!」

すぐさま仲間を召し寄せ″身を固め耐える

だがライドウの持つプラズマソードは刀″の属性、防御には向かない

マントを翻し、マグネタイトを滾らせ耐える

ライドウ「っ!!」

戦火を耐えきると既にホワイトライダーは次の攻撃の態勢に移っていた

燃え尽きる前の流星の如くホワイトライダーが最後の猛攻に出る

ホワイトライダー「はっ!!」ダッ

白き馬を走らせ猛突進するホワイトライダー

ライドウ「くっ!」ズザ

体ごと投げだすように転がり回避するライドウ

振り向き様、既にホワイトライダーの弓には力が注がれている、今までにないほどの大きな力

まさに魔人の全てをかけた攻撃になる、ライドウでなくとも分かる。それほどの力が
28 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 01:57:36.39 ID:wkYzXPk0
ホワイトライダー「終わりだ!!」

ライドウも素早く起き上がる、その手には既に管″が握られている

ライドウ「ピクシー!」シュバ

ピクシー「わわっ!いきなり修羅場ーーー!?」

ピクシー「うわーん!前のサマナーは優しかったのにぃー!」

そう、彼のピクシーは貰い受けた仲魔なのだ

ライドウ「いくぞ!!」

ピクシー「わー!わかりましたーん!!」

ホワイトライダー(ここで妖精が出てきた所で我が神矢は止められん!!)

ホワイトライダー「ゴッドアロー!!」シュバババ

アラカナの果てで出会った





葛葉キョウジ″に





ライドウ「メギドラオンだ!!」

辺りに溢れていたマグネタイトがピクシーに吸収されていく

ピクシー「えーーーーーーーーーーい!」

ピクシーからライドウに強力な魔翌力が注ぎ込まれ

ライドウは内に猛り狂う力を陣として地面に打ち込む

陣から迸る眩い光が辺りを包み込み

無数の神矢が光に打ち消されてゆく、そして

シュバァァァァアァア!!!

ホワイトライダー「ふ・・・ふはは・・・グフッ、なるほど翼の担い手の選択・・・それすらも・・・きっかけ"だったと・・・いうことか・・・」

ホワイトライダーを光と力の奔流の中に消し去った。
29 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 02:00:23.45 ID:wkYzXPk0
ビュ

チャキ

ライドウが刀を納める音がすると同時に・・・

ライドウの仲魔が騒ぎ出した

ライホー「ヒホ〜!やったホ〜!!おいら魔人を倒したほ〜!これで十五代目はいただきだホ〜!!」

ピクシー「わ、わ!!危なかったーーー!っていうか倒したのは私とサマナーなの!」

ライホー「ヒホ〜!そんなことはないホ〜!」

ピクシー「あるの!最後のメギドラオン見てなかったわけ!?」

ライホー「その為に使うマグネタイトはどこから出てきたと思ってるんだホ〜!!」

ゴウト「にゃーん 訳:全くやれやれだな、ライドウうるさくて敵わん早く管に戻せ」ヤレヤレ

ピクシー・ライホー「「えー!酷いよ(ホ)ー!」」

ライドウ「ライホー、ピクシーよくやった」

ライドウ「戻れ」シュバ

打ち止め「え…え…誰?ってミサカはミサカは訪ねてみる」

打ち止め「っ!?きゃー!!かわいいねこちゃんだー!!」

ゴウト「!?」

打ち止めは目にもとまらぬ速さでゴウトを抱きかかえた!

打ち止め「わ〜〜んカワイイカワイイってミサカはミサカは頬ずりしてみる〜〜〜!」

ゴウト「にゃーにゃーん 訳:ラ・・・ライドウ!!何を見ている!!早くたすkうわっぷ!!やめろ!尻尾を引っ張るでない!」

打ち止め「きゃー!喜んでるー!ってミサカはミサカは体中をなででみるー!!」

ゴウト「にゃーん! 訳:ライドウ!!早く!!助けんか!!」

ライドウ「・・・」

ライドウ(この違和感・・・きっかけ・・・なんだ・・・)

ゴウト「にゃーにゃー! 訳:ライドウ!!見捨てる気かライドウ!!ライドォォォォォォ!」

一方通行「クソガキィ・・・誰か忘れてねェかよォ・・・」

こうして・・・ライドウ達の新月は幕を下ろしたかのように見えた・・・
30 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 02:02:10.36 ID:wkYzXPk0
この時、違和感を感じたのはライドウ一人・・・

ライドウがこの時死兆石を見ていれば気が付いていたはずだった・・・

しかし、運命の悪戯か・・・死兆石の輝きがより一層増していることに気がついたものはいない・・・

学園都市にもう一人の魔人

人の心に悪魔の体を持ち、神をも[ピーーー]力を奮う

東京受胎"により生まれたイレギュラー

そう人修羅″が降り立とうとしていた・・・
31 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 02:03:27.08 ID:wkYzXPk0
ためてたぶんは終わりです

ありざした
32 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 10:11:23.41 ID:1nM3M9Yo
ライドウ&ゴウトにライホーとメギ子、おまけに人修羅までとは超豪華!!
期待age
33 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 12:34:25.43 ID:LlzZHYDO
これは俺も前考えたネタだけどきちんとやるのは難しい。
特に人修羅まで来たらパワーバランスがな……。早速一方通行がかませ犬になっちゃってるしね。
アトラスでやれと言われる展開になったり、禁書キャラが魔改造されたりしなければいいんだけどなあ……。
34 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 14:47:24.12 ID:C7ReWtY0
ライドウと人修羅とかなにこの超俺得スレ
ところで人修羅はアマラENDの後って設定なのか?
35 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 16:22:33.21 ID:y7XItIDO
>>1

死蠅の葬列を一方さんに食らわすとどうなるのっと
36 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 16:35:09.79 ID:x2eZqUDO
>33
正直魔人級の設定が凄すぎる
貧乏神でさえ天災クラスだし
>34
明確にエンドは決めてません、ただ閣下は倒している設定です
37 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 20:19:07.45 ID:ERdJWsAO
一方通行がモーショボーに脳味噌チューチュー吸われるわけか
38 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 19:28:18.05 ID:drRBH9so
しえ
39 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 00:29:45.80 ID:0MKOd0wo
人修羅「ジャッ!!(乙)」
40 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 02:20:35.15 ID:qTUfsdAo
やべえwktkとまらねえよ
人修羅とライドウとかせめて人修羅が登場するまでは続けて欲しい頑張ってくれ
41 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 01:38:16.84 ID:iPAtaMDO
支援ありがとうございます、今日の午前10時ころから投下させて頂きます。
42 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 01:45:30.45 ID:GDO/uhYo
退学のリスクに合わねぇ
43 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 03:41:40.08 ID:iPAtaMDO
>42
それは学校いけしwwwwww

というのもルート分岐に迷っていまして皆さんの力を借りたいんですよね

暇だったらでいいのでチラ見してください
44 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 10:41:29.52 ID:r8KeLFgo
まだぁ〜?
投下がないと人も来ないよ?
45 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 10:51:41.14 ID:iPAtaMDO
すいません、ネット料金未払いでちょっとばたついてます

支払いの後1時間で使えるとの事なので申し訳ないのですが暫しお待ち下さい
46 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 11:28:18.03 ID:w6O0Kcso
ライドウと人修羅とか、とある勢全く勝ち目無いなww
47 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:39:55.93 ID:eYVejjQ0
約束の時間よりだいぶ遅れてしまいました

ホントすいません

・いろいろ不備がありますが脳内補完にてご協力お願いします
・人修羅の性格が大分いじってあります


人修羅「ここは・・・」

どうやら公園の様だ、だが何故?
俺はあの時第三カルパで黒服の男と追いかけっこをしていたはず・・・

徐々に思い出される光景

そして・・・

空間がゆがみ人修羅に牙をむく瞬間

人修羅(そうだ、いきなりマガツヒが集まって・・・俺は突然空に喰われたんだ。)

人修羅「っち、面倒な事になった・・・こいつぁ違う世界に来ちまったか」

幾度となく経験した修羅場

人修羅(こりゃぁ・・・恐らく戻るには大量の力が必要になるな・・・)

それによって鍛えられた勘が囁く

人修羅(それこそ奴並"の悪魔を喰わなくっちゃな・・・)

この街で

今までにない程の闘いをしなければならないであろう事を
48 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:40:29.94 ID:eYVejjQ0
人修羅は思わずもう一度呟いた

人修羅「っち・・・面倒な事になったぜ・・・」

人修羅(まあ歎いててもしゃーねー)

人修羅(とりあえず、コイツ(紋様)は見えない様にしておくか)

人修羅の体から修羅の紋様が薄れ、やがて見えなくなった

人修羅(どうやら東京に似てる様だし、こーいうのを不幸中の幸いってのか?)

人修羅は三度呟いた

人修羅「くっそ、面倒なことになりやがった!」

しばし考えを巡らせる人修羅

やがて一つの結論に行きつく

考えていても仕方がない、と

人修羅(ま、適当に寝て服でも買いに行くか・・・今日は新月にうろうろするとおっかねぇ魔人様が出るかもだしな。)

人修羅(おっ?いいベンチがあるじゃねーか、あーあ眠くなってきた。とりあえず寝よう・・・)



その夜、学園都市では様々な出来事があった

美琴と当麻の追いかけっこは深夜まで続き、当麻の土下座により幕を閉じ

ライドウ達はゴットアローによりボロボロになった一方通行を手当てし、一夜の宿を得た

そして・・・夜が明ける、新月の夜、激動の夜が終わった・・・
49 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:41:32.93 ID:eYVejjQ0
〜学園都市第七学区〜
デケッデデーデケッデデーデケッデデーデケッデーデデー


朝・月齢一

当麻「ふーったく、昨日はビリビリのせいでとんでもない目にあったぜ」

当麻(はぁ・・・不幸だ・・・しかーーーっし!!!)

当麻「今日は学校も休みだし、絶対に激安の卵を手に入れなければ!!」

当麻(今日の上条さんは燃えているのですよ!)

時間は朝8時、安売りに並ぶとは言え学園都市には熟達した兵(主婦)は少なく

開店時間に店につけば十二分に間に合うのである

当麻「とは言え、ちょっと早く出過ぎたし公園で休んでいこう」

〜学園都市第7学区とある公園〜

ズガァアアアン!

一瞬の雷光、辺りには砂埃が巻き起こる

美琴「だからよけんじゃねっつーの!」

光の速さで迫るそれをよけつつ人修羅が返す

人修羅「なに言ってやがる!今のを避けなきゃ死ぬだろうが!発育不良が頭にまで回ってんじゃねーのか!?」

美琴「私の!どこが!発育不良だ!」ズギャー

さらに怒る美琴、人修羅は完全に楽しんでるように見える

人修羅「ははっ!胸!尻!だっせぇかえるのパンツ!」

美琴「ゲコ太は関係無いでしょうがあああ!」ズギャー

公園の入り口でぼうぜんと立ち尽くす上条当麻

当麻「え?・・・なにこれ」
50 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:42:12.06 ID:eYVejjQ0
数分後、

美琴「大体上半身裸の癖に人の格好に文句付けんな!」

痛いところを突かれ若干赤面する人修羅

人修羅「あぁぁん!?てめぇが邪魔してなきゃ今頃服を買ってたんだよ!」

わーきゃーわーきゃー

ずがー

美琴「もう許さない!」

美琴がコインを取り出す

美琴「これで!終わりよ!!」

美琴は必殺技である超電磁砲の態勢を取っている

当麻(は!?あいつこんなとこで!?)

力の気配を敏感に感じ取り表情が強張る人修羅

人修羅(おいおい!!)

しかし思考を素早く切り替え最小限の力‐といっても魔人の力ではあるが‐での迎撃態勢に入る

人修羅「くそ!マジかよ!」

力には力、腕を振り上げ攻撃を待つ人修羅



人修羅「ヤマオろ」

二人の喧嘩は当麻の怒鳴り声で終わりを迎える

当麻「こらあああああああああああ!!いい加減にしろー!!」

−−−

−−

51 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:42:45.47 ID:eYVejjQ0
数分後

そこにはばつが悪そうに目を伏せる美琴と

正座をしながら、不貞腐れたように欠伸をする人修羅の姿があった

時間は朝9時、道行く人々の目は明らかに冷たい

当麻「さて・・・何か言い訳があれば聞きませう」

美琴「あの・・・その・・・ちょっと色々あって・・・」

珍しく言い淀む美琴

どうやら罪の意識はあるようだ

美琴「それで・・・つい・・・」

地面に指の腹をこすりつけ言い訳する姿は実に可愛らしい

人修羅(なんで俺まで正座・・・でも、人と話すのはほんとに久しぶりだったな)

人修羅は既に怒鳴り声などこ吹く風だ

当麻「ついでなんて理由で超電磁砲まで撃つ気だったんかい!」

だが当麻の説教はまだまだ終わる気配はない

美琴「うぅ・・・だって・・・」

既に美琴は涙目、叱られている子供のような愛らしさに年相応の色気が自然に滲み出ている

もし美琴を崇拝する、とある後輩がこの場に居ればとっくに飛び付いているところである

当麻 「だってじゃなーーーーーい!!!」

美琴 「ふえーーーーん!!もう許してーーーー!!!」

朝の公園に学園都市第3位の悲痛な叫びが木霊した・・・・・
52 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:44:51.72 ID:eYVejjQ0
数分後

当麻「全く・・・で、そちらはどなたなんだ?」

長い長い説教が終わり、素朴な疑問をぶつける当麻

まるで予想していなかったというような返事を返す第三位

美琴「え?」

まさか初対面からケンカをするはずがない、ある意味では常識にとらわれた考えでもう一度質問する当麻

当麻「だから、その人は誰なんだ?」

説教が終わったことを知り、微妙な顔を浮かべる人修羅

二人はまだお互いの名前すら知らない

人修羅「・・・」

そのことを思い出し、またしても涙目の美琴

美琴「ふぇええ・・・」

ここにきて“まさか”の可能性に気がつく当麻

当麻「・・・」

こうなったら手段は一つ

美琴「えっと・・・だれ?」

直球勝負である

当麻「・・・」ガクッ

予想が当たり頭を抱え、唸りだす当麻

美琴「だって仕方ないんだもん!公園で飲み物でも飲もうとしたらいきなり半裸で!」

美琴「それにIDカードもないからジャッジメントに連れていこうとしたら!」

今までの反動か、怒涛のいい訳と逆切れにより逆に当麻を捲し立てる美琴

当麻「お、落ち着け!落ち着けって!」

今度は当麻がたじたじだ

ガミガミ・・・ペチャクチャ・・・
53 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:45:20.59 ID:eYVejjQ0
あらかたの説明を終えるころには既に朝10時

上条当麻の早起きは無駄骨に終わった

美琴「はぁはぁ・・・」

美琴 「だから・・・仕方ないのよ・・・」

当麻は既に涙目である

当麻 「うぅ・・・不幸だぁあああああ!!」

今までの経緯、さすがの人修羅も罪悪感を感じてしまう

人修羅(なんか悪いことしたかも)

しかしそこは不幸に慣れている上条当麻

当麻「はぁ、まぁいい一つ一つ行こうぜ」

一瞬にして流れを打ち切り、新たな気持ちで人修羅に話しかけた

当麻「えっと。じゃあまずは君の名前聞いてもいいかな?」

久しぶりに人と話す、人修羅はウキウキだ

人修羅「おう!俺の名は人修羅、たぶん君と同じくらいだと思うぜ!」

当麻「人修羅?変わった名前だな」

当麻のストレートな答えにさらにウキウキになる人修羅

人修羅「おいおい、そっちの名前聞いて無いぞ」

人修羅(まぁ、変に気を使われるよりもこっちのほうが楽だけどな)

人修羅「そんなうちから人の名前に文句かい?」

そう言ってケラケラ笑う人修羅

当麻「おっと、すまんけなした訳じゃ無いんだ」

人修羅「ははっ」
54 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:45:56.85 ID:eYVejjQ0
当麻「俺の名前は上条当麻、でこっちが」

当麻に怒られた、馬鹿にされた、攻撃も当たらない

美琴「・・・」

人修羅とは対照的に、むっとした表情の美琴

当麻「ほら!」

だが想い人に促され自己紹介を始める

美琴「う・・・御坂美琴よ・・・不審者さん」

棘のある自己紹介、しかし人修羅は

人修羅「ははっ、さっきは悪かったな。まあ今度ともヨロシク」

満面の笑顔で挨拶を返した

美琴「え?う、うん・・・こっちこそゴメンなさい」

素直に謝罪され毒気を抜かれた美琴

人修羅「いいよ、気にすんな!おあいこな!」

人の感情とは時としてコロッと変化する

美琴(なんだ・・・結構いいやつじゃん)

三十秒前とは百八十度逆

美琴は人修羅に対して好意を抱き始めていた

そこで最近の事件、なぜIDカードが無いのか、上半身裸なのはなぜか尋ねようとした

美琴「ねぇ、聞いていい?」
55 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:50:36.19 ID:eYVejjQ0
その瞬間

美琴「なんで・・・」

人修羅(これはっ!!)

???「キャー!」

突如破られた平穏、響き渡る悲鳴

声に反応し弾かれるようにして飛び出す当麻と人修羅

二人を見て若干遅れ反応する美琴

タッタッタッタ・・・

そして

当麻・人修羅「!!」

当麻と人修羅が悲鳴のもとに駆け付けると

そこには

魂を抜かれた少女が倒れていた

少女の名は佐天涙子。
レベル0ではあるものの明るく、砕けた性格で優しい御坂美琴の友人。
長い髪が特徴的である。

少し遅れて追いつく美琴

美琴「佐天さん!!

強張る表情

すぐにそばに駆け寄ろうとする

しかし

人修羅「近寄るな!!!」

抱き抱えるようにして美琴を止める人修羅

美琴「なんで!!離しなさい!佐天さんが!」

人修羅は感じているのだ

人修羅「ちっ!ペトラ!」

周囲に充満するマグネタイト、そして強力な悪魔の存在を
56 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:51:06.10 ID:eYVejjQ0
美琴「ぐぁ・・・か、体」

足の先からまるで色が抜け落ちるようにして石になってゆく美琴

美琴「動け・・・ない・・・」

当麻 「美琴!!」

徐々に体が石になっていく美琴を見て当麻は鬼のような形相で詰め寄る

当麻「おい!人修羅!お前美琴に何をしたんだ!」

凄まじい形相のままで人修羅に詰め寄る当麻

人修羅「おい・・・くるぜ」

しかし人修羅は全く別の方向を見つめ、当麻の問いには答えない

当麻「てめぇ!美琴を元に戻しやがれ!!」

上条当麻の右手、ペトラは魔術である

したがって右手で触れば効果はとけるのだが、錯乱している当麻にそこまで考えは及ばない

人修羅は、答えた

冷静に、一言ずつに言霊を込め

当麻の心に届くように

人修羅「いいか?当麻、てめぇを動けるままにしてるのはてめぇが美琴を守らなきゃいけねえからだ。」

とてつもない凄みを含む人修羅の言葉に平静を取り戻す当麻

人修羅「それに美琴は無事だ、安心しろ」

当麻「無事って・・・石になって・・・」

今や完全に石となった美琴を見つめる当麻

当麻「・・・」

頭では人修羅は嘘をついていると思う

当麻「不思議だ、美琴は石になってるのに人修羅の言ってる事が本当だってわかる・・・」

だが、魂が感じる人修羅の優しさは

訳もなく他者を傷つけるとは決して思えない温もりを放っていた
57 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 11:59:33.96 ID:eYVejjQ0
???「ほぅ・・・私に気がつくとはね」

当麻「なんだ・・・あいつ」

姿を見せたそれは、白黒の人の姿をした

???「さすがは人修羅殿」

その色の抜け落ちた姿は見るもの全てに畏怖を与える

当麻(急に現れた!?魔術関係、いや違う!そんなものじゃ・・・もっと、もっととんでもない・・・)

人修羅「御託はいい、魂を返しな」

強大なる魔王の一人アスタロトだった

当麻(こんなに強大な存在がありえるのか!?)

人修羅「アスタロト」

アスタロト・兄弟達を告発するもの、中傷者などあらゆる名を持つ魔王
      悪魔達の支配階級にいるとされ、あらゆる未来過去を見通す      

アスタロト「ふはは!人修羅殿、いくら貴方の頼みとは言え聞けませんなぁ!」

隙の無い構えのままにアスタロトが笑いとばす

当麻「素敵な友達だな・・・」

軽口を叩かねば魂が押し潰されそうな、それ程の圧力を振り撒く

だが、人修羅には威圧など通じない

人修羅「だったら、奪うぜ。」

当麻は恐怖で動けずにいた

アスタロト「はははは!貴方を討ち取り、名を上げさせて頂きます!」

人修羅「はっ!」

人修羅が気合いを入れる

すると一陣の風巻き起こり

悪魔にさえ死を覚悟させる予感が撒き散らされた
58 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:00:54.19 ID:eYVejjQ0
すません56,57の間に

当麻「魂で感じるんだ」

当麻「美琴に電撃を浴びせられても反撃する気配すらなかった」

当麻の言葉を聞き終えた人修羅の口元は微かに笑んでいる

人修羅「ははっ」

人修羅(ヤマオロシ撃ちそうだった事は黙っておくか・・・)

人修羅 「さて・・・そろそろ出て来いよ」

姿を消している悪魔に対して語りかける人修羅

当麻「・・・くる!!俺も感じた・・・!!くる!!」

徐々に力を集約させ、その姿を表す悪魔

を挟んでください
59 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:09:17.21 ID:eYVejjQ0
当麻「く・・・」

当麻は既に気を保つ事が精一杯、いや守るべき者が無ければとうに気を失っている程の圧力の嵐が巻き起こる

人修羅の身体に緑色の紋様が浮かぶ

当麻(なんだ、あの紋様は!)

当麻「人修羅!」

何か言いたかった訳じゃない

当麻「頑張れ!」

だが自然とそんな言葉が出ていた

闘いに望む人修羅の顔が余りに寂しそうだったから

驚いた様な表情の人修羅

人修羅「へっ、そっちこそヘマすんなよな」

アスタロト「茶番劇は終ったかな?」

飽き飽き、といった感じで首を鳴らすアスタロト

人修羅「行くぜ、俺の名は人修羅」

人修羅「魔人、人修羅だ」

人修羅:「トウキョウが死んで、僕が生まれた」
    人の身でありながら東京受胎を生き抜き、後にマガタマにより魔人となる。
    悪魔の身体に人の心という魔人としてはイレギュラーな存在であり、他の魔人が死を司るのに対して、変革を司る魔人である。


一瞬の間の後

先に動いたのはアスタロトだった

両腕を天に掲げると次の瞬間空から神の怒りを想わせる雷が落ちた

アスタロト「ジオダイン!」

一瞬のモーションから美琴並の雷を落とすアスタロト

しかし、雷は人修羅に当たる直前で消えていく
60 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:22:03.75 ID:eYVejjQ0
人修羅「そうくると思ったぜ!」

人修羅の体内には既にマガタマ・ナルカミが取り込まれていた

人修羅「はっ!どうする?お得意の魔術は使えねーぜ!?」

アスタロト「成る程、そちらの人間を守る気か」

大規模な呪文を使われれば当麻や美琴にも危害が及ぶ

人修羅は魔王相手に殴り合いを挑んだのだ

アスタロト「面白い!その傲慢、打ち砕いてくれる!」

人修羅「へ!」

まさに火の出るような打ち合いだった

人修羅が一つ殴ればアスタロトが二つ返す

アスタロトが二つ殴れば人修羅は渾身の力で殴る

お互い一歩も譲らぬ殴り合い

魔人と魔王、二人の顔は笑んでいる

人修羅「ギラギラしてきたな!わかるぜ、楽しいんだろ!?」

アスタロト「ふん!」

電光石火、アスタロトが同時に二発の拳をくりだす

人修羅「あめぇ!見切ったぜ」

恐るべき勘と学習能力にてアスタロトの攻撃をかわす人修羅

打ち終わりの微かな隙を逃さず人修羅が決めに出る

人修羅「ちょっと強めに行くぜ!魔王様よぉ!」

人修羅 「ジャベリンレイン!!」

無数の力の塊がアスタロトを襲い

アスタロト「うぐぁああ!」

アスタロトが大きく態勢を崩す

人修羅「終わりだ」

61 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:40:58.52 ID:eYVejjQ0
人修羅「死亡遊戯」

幾重にも重なる強大な力の波に飲み込まれるアスタロト

人修羅の渾身の一撃、その威力は魔王であっても防ぎきることなどできない

流石の魔王もこれには耐えられずに大量のマグネタイトを吐き出した

アスタロト「ぐううぅうおおぉおおぉお!かっっは、はぁ、はぁ!!」

アスタロト「はぁはぁ、成る程、噂は伊達では無いようだな、この私が遊ばれるとは・・・」

アスタロト「今日はここで引かせて貰うよ」

人修羅「させると思うか?」

アスタロト「私がそう仕向けるのだ、私はあのお方の元に戻らねばならぬ」

アスタロト 「次に会うときは本当の姿にてお相手致す・・・」

言うと同時にアスタロトは魂を吐き出す

人修羅「ちっ!」

人修羅(まずい!)

人の魂とは非常に脆い

外に出ていればあっという間に消滅してしまう

ナルカミを吐き出し魂を一時的に取り込む人修羅

人修羅「・・・」

振り向けば既にアスタロトは消えていた

人修羅「逃がしたか・・・」

当麻「・・・」

ドサッ

気が抜けたのか、当麻はその場で気を失ってしまう

62 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:42:42.17 ID:eYVejjQ0
人修羅「は、自分の魂は削り取られても」

傷一つない美琴を見ながら

人修羅「守るべき者を守る」

人修羅は倒れた当麻に語りかける

人修羅「当麻、お前カッコイイじゃん」

人修羅「美琴が惚れる訳だな」

人修羅の心には久しく感じていなかった涼やかな風が吹いていた。

人修羅「しかし、はぁ」

倒れた当麻、美琴、涙子を見てため息をつく

〜学園都市第七学区とある公園〜
それは奇妙な光景であった

人修羅「ぐーぐーzzz・・・zzz・・・」
ベンチにかけて眠る二人の少女と地べたに寝そべる少年

そして木の根元で鼾をかきながら眠る青年

少し前まで神々と互角以上の戦いをしていたとは思えない寝顔をしている


美琴「ん・・・あれ?私・・・」

石化を解かれ、記憶が徐々に戻る美琴

悲鳴がして

それが・・・佐天さん

そうだ!

美琴「佐天さん!」
63 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:44:03.27 ID:eYVejjQ0
美琴が周囲を見回すと隣に死んだ様に眠る佐天涙子の姿がある

美琴「佐天さん!ねえ起きて!佐天さん!!」

涙子を揺さぶる美琴

人修羅「んん・・・」

呑気に寝返りを打つ人修羅

美琴「ちょっとあんた!!」

人修羅に駆け寄り揺さぶる

石化していた時の記憶が蘇る

とてつもない何かと戦う人修羅

美琴「起きなさい!人修羅!!」

人修羅「んー・・・zzz・・・」

雷を耐え

美琴「ねえ!起きなさい!起きなさいよ!」

人修羅「んだよ・・・うっせえな」

最後に魂が飲み込まれた

人修羅「お、無事だったかよかったぜ」

美琴「あんた!ちゃんと説明しなさい!」

食ってかかる美琴に

人修羅「おいおい落ち着け」

当麻 「やめろ!美琴!」

目を覚ました当麻が慌てて止めに入る
64 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:45:04.41 ID:eYVejjQ0
当麻「落ち着け美琴!」

羽交い締めにされてもなお人修羅へと飛び掛かろうとする美琴

美琴「落ち着ける訳が無いでしょ!」

美琴「佐天さんになにがおきたの!?」

沸き上がる疑問を次々とぶつける

美琴「あんたは何者!?あれは何だったの!?」

人修羅「落ち着けって」

美琴「説明して!!」

人修羅「落ち着けよ」

人修羅から凄まじい怒気を当てられ怯む美琴

人修羅「これから説明する」

美琴「っ!わかったわ」

当麻「人修羅、俺達にも分かるように話してくれ」

小さく頷き話しはじめる人修羅

人修羅「あぁ、先ずは彼女だが」

美琴「うん・・・」

人修羅「今は身体から魂を抜き取られ眠っている状態だ」
65 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:46:34.22 ID:eYVejjQ0
美琴「魂ってそんなの」

無い、そう言おうとして妹達を思い出す美琴

彼女らは自分と同じ遺伝子にも関わらず性格も能力にも差がある

いったいそれはなぜなのか、美琴は説明するすべを持たない

美琴「・・・」

人修羅「心当たりがあるようだな、話しが早くて助かるぜ」

説明を再開する人修羅

人修羅「まぁ簡単に言えばそいつを戻してやればいいんだが」

美琴「だったら!あんたが!」

人修羅「悪いがそれはできない」

またしても興奮し食ってかかる美琴

美琴「どうして!?なんでもする、だからお願い!」

人修羅「おいおい別に俺も意地悪で言ってる訳じゃない」

人修羅「単に俺には出来ないだけだ」

美琴「っ」

唇を噛み締め俯く美琴

当麻「だったらどうすればいいんだ?方法はないのか?」

人修羅「なくはない、まぁ最後まで聞けよ」

人修羅「俺は悪魔だ」

当麻「悪魔?」

人修羅「そうだそれにあの子の魂を奪ったあいつもだ」

美琴「でも」

そんな話し信じられない

人修羅「信じられない、か?」

そう言おうとした美琴は人修羅の目を見て言うのをやめた
66 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:50:08.98 ID:eYVejjQ0
美琴「ううん、信じる、だってあんたの目は嘘を言ってないから」

当麻「そうだな、俺も同じ意見だ」

人修羅「そうか」

人修羅「さらに言えば俺は魔人だ、悪魔の身体を持ちながら心は人のまま」

自分を卑下する人修羅

人修羅 「ろくでもない存在だよ」

当麻「魔人・・・」

当麻は何も言えなかった、かける言葉が見つからなかったのだ

淀んだ空気を払うようにして少し大きめの声で人修羅が説明を再開する

人修羅「さて本題だが、今この街には大量の悪魔がなだれ込んでいるようだ」

美琴「そんな・・・」

それはつまり彼女の大切な人達が涙子と同じ目に遇うかもしれないことを意味していた

人修羅「悪魔ってのは人の魂が大好物なんだ、純粋な力を狙い魂を抜き出し自らの力にする」

人修羅「特にこの街には特殊な力を持つ魂が多い」

当麻「能力者か・・・」

人修羅「そのうち美琴も狙われるだろうな」

美琴「・・・」

人修羅「まぁ、美琴くらいの力があれば大抵の悪魔は退けることができると思うがね」

美琴「それであいつは反撃が出来ない佐天さんを狙ったって事?」
67 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:51:25.00 ID:eYVejjQ0
人修羅の頭には別の可能性が浮かんでいた

人修羅「かもしれないな」

未来を見通すアスタロトが自分に会うため彼女を襲ったのではないかと

人修羅「話しを戻すが魂ってのは抜くのは簡単だが、戻すとなると難しい」

当麻「・・・」

自分の右手を見つめる当麻

消すことは出来ても、自分の右手は何も生まない

人修羅「定着させなきゃいけないからな」

美琴「定着・・・」

人修羅「そうだ、定着させなきゃ何時魂が抜けてしまうかわかったもんじゃない」

人修羅「それをするにはどうするか、魂に詳しい誰かを頼るか」

人修羅「なにかそういった方法の書いてある書物があれば、俺にも可能かもしれない」

当麻「・・・」

もしかして

もしかして分かるかも・・・

人修羅「そのどちらかを探すのが当面の目的って奴だな」

当麻の脳裏にある少女が思い浮かぶ

当麻「なぁ、その書物ってのはもしかしてそれは魔術書とかそういうものなのか?」

人修羅「あぁ、可能性はあるな」

昨日あった不審な黒マントの書生が美琴の脳裏に浮かぶ

美琴「ねぇ、魂に詳しいってもしかしてあんたの知り合いにいたりする?」

人修羅「・・・一人心当たりはある」

68 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 12:53:41.54 ID:eYVejjQ0
ルート選択です

このレスの1つ下で選択願います
1・当麻「知り合いに、一人魔術に詳しいやつがいるんだ」禁書目録ルート
2・美琴「昨日・・・変な奴を見たの、黒マントの書生何なんだけど」ライドウルート
69 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/02(木) 13:00:05.99 ID:uwoRTl20
2
70 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 13:07:23.35 ID:eYVejjQ0
把握っす

貯めてたぶんは終了しました

またたまりしだい投下します
71 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 13:07:29.05 ID:r8KeLFgo
2
72 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 14:17:35.32 ID:mhUSqsDO
何という俺得スレ
後はカオスヒーローだけだな
73 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 22:02:54.11 ID:OB0S.Dso

>>72
ついでにザ・ヒーローもいれたら俺得すぎる
74 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 22:10:49.36 ID:6.rtKUwo
以前インデックスがヒジリの後継という妄想をしたことがあったなぁ
75 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 09:56:17.85 ID:ruE0kkDO
この人修羅はないわ……。
76 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/03(金) 10:51:30.50 ID:YHxfp8g0
真3やり直してトランペッターまで来た、楽しい
77 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 11:28:10.57 ID:O66pv3.o
面白い……けど、人修羅ってこんなんだったっけ?

ライドウと二人して無言じゃキャラ被るうえに話が進まないのはわかるけど
アトラス主人公がベラベラ喋るとちょっと違和感
78 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 11:33:20.39 ID:OgVsYywo
こんなテンション高いキャラじゃないわな
79 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 12:08:11.91 ID:O66pv3.o
個人的にはぼそりと一言呟くぐらいのがしっくりするんだが
これが>>1の設定ならばそういうものなんだろう
80 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 13:03:23.57 ID:d6WIDz.0
生きてる人間が片手で数えられる程度しかいない東京でしばらく過ごした後で、人間が一杯いる世界に来てまともに会話とか出来たりしたら、どんなクールな性格でもテンション上がるだろって思うけど。
81 :1です :2010/12/03(金) 16:54:23.15 ID:kH5Yp6DO
今真3やり直したけど人修羅全然はなしませんねww
話さない人修羅も書いてあるには書いてあるんですがそっちのがいいですかね?
82 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 18:58:59.51 ID:SX9dlAU0
>>81
乙カジャ
お前の書きたいように書けばいい
83 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 19:06:47.41 ID:YmO3z.DO
>>81
好きな風に書いてくれ
どっちの人修羅でも大歓迎だ


それよりもベルゼブブさんの出番の方が……
SJにも出ないしデビサバでは仲間にならなくてベルゼブブ成分が足りないんだ
84 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 19:15:13.15 ID:O66pv3.o
色々書いたけど楽しみにしてるからなんだぜ
>>1のスレなんだから好きな方でいいよ

後はヒメネ…なんでもないwwww
85 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/03(金) 20:01:37.18 ID:kH5Yp6DO
じゃーもう投下しちゃってるほうでいきます

マザーハーロットかっけーまじいいよマザーハーロット最高だよ

明日11時頃から投下します
86 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 22:03:57.33 ID:6JsDOhso
把握
まあ基本メガテン主人公はいわゆるプレイヤーが自分の好きな感じに投影する形だから
どんなのでもいいと思うがな
むしろ真の悪魔化してハイテンションになったとおもえば(ry


そういえばマザーのドクロあれ仮面なんだよな
87 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 01:50:57.47 ID:NpxazBAo
禁書みたことないが、まぁ許す
いや、寧ろアトラスだけで、いやいや無粋でしえん
88 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 01:51:56.93 ID:NpxazBAo
禁書みたことないが、まぁ許す
いや、寧ろアトラスだけで、いやいや無粋でしえんた
89 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 06:56:33.26 ID:g5UlrH6o
ピクシーくれたキョウジってデビルサマナーの?
依頼の奴だとおかしいし
90 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 08:19:21.62 ID:kkYkQADO
>89
その辺は後で余裕があればやろうと思ってたんですが、今のところ中が岡田のキョウジから貰った設定で行こうと思ってます
91 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 11:23:24.43 ID:Wb7mWkAO
ああ、あいつらか… 素晴らしい
92 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 12:27:05.58 ID:Xl8FBEDO
今のところレベルの高い悪魔しかでていないけど
ガキとか弱い悪魔はきていないのかな?
93 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 14:27:08.10 ID:3VmNGsM0
すいません大寝坊かましました

始めます

美琴「聞いて!私昨日怪しい黒マントの書生を見たの!」

人修羅「黒マントの書生だと?」

人修羅の脳裏に一人の青年が思い浮かぶ

人修羅「黒マントだと?」

人修羅「聞かせてくれ、そいつはまさか黒猫を連れていたか?」

美琴「やっぱりあんたの知り合いなのね!!」

人修羅「腐れ縁ってやつだがね・・・」

人修羅「当麻、さっき何か言いかけたようだが?」

当麻「あぁ、俺の知り合いに詳しい奴がいてな」

何気ない当麻の一言

人修羅「!!!」

それを聞いた瞬間に人修羅の中で点と点が結ばれた

人修羅「詳しい奴ね・・・当麻、そいつぁもしかして」

美琴「?」

人修羅「色々とそういった物を持ってたりするのかね?」

人修羅の空気が変わったことに気がつきそれとなく答える当麻

当麻「そうだな、沢山持ってるよ」
94 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 14:29:33.38 ID:3VmNGsM0
>92
来てます、ただ魂を丸ごと持っていくのは上位の悪魔かなーと

ガキとかならレベル1、2あれば勝てそうですし
95 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 14:30:20.73 ID:3VmNGsM0
暫しの沈黙

人修羅「そうか」

人修羅(成る程・・・ね)

ここで美琴が耐え切れなくなり騒ぎ出す

美琴「だぁぁ!!私にも分かるようにはなせーーー!!」

人修羅「おいおい落ち着けよ美琴」

今日何度目になるか人修羅のなだめの言葉である

美琴「で?どうするわけ!?」

強引に話題を戻す美琴

当麻「どうするも」

人修羅「こうするも」

当麻「探すしか無いだろうよ」

人修羅「だな…気乗りはしないが…」

美琴「だったらさっさと探しに行かないと!」

人修羅の脳裏に苦い思い出が蘇る

人修羅(また撃たれたりしねぇだろうな・・・)

当麻「その前にこの子はどうするんだ?」

それと同時に、楽しみでもあった

美琴「そうね・・・黒子にお願いするしか無いわね」

美琴「あの娘に頼んで初春さんの家で安静にしててもらいましょ」

人修羅の意識は過去に向かって行く

当麻「そうだなじゃあさっそく・・・」

美琴「…もしもし…そう…すぐ・・・・・・」

あの底無しの力

・・・彼の悪魔よりも強い彼にまた出逢う事ができる
96 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 14:30:50.86 ID:3VmNGsM0
また来るかもしれない

自分が自分のまま

純粋に闘える瞬間が

熱く、激しく、闘える瞬間がっ!

人修羅「へっ、腕を上げてそうだな」

美琴「は?」

人修羅「え?」

当麻「話しを聞いてなかったのか?」

人修羅が飛んでいるあいだに話しは終わっていたようだ

人修羅「わり、聞いてなかった」

美琴「だから、しばらくは私が佐天さんを見てるから」

上半身裸の人修羅を指差しつつ

美琴「先に服」

買うんでしょ?

そう目で訴えかけて来る美琴

人修羅(くっ…悔しいがかわいい)

動揺を表に出すまいと隠す人修羅

人修羅「そうだな、それで?当麻は案内してくれるって訳かい?」

当麻「そーいう事だな」

人修羅が言い終わると同時にテレポートを駆使し

美琴の後輩の少女が飛んできた
97 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/04(土) 14:31:27.08 ID:3VmNGsM0
少女の名は白井黒子

美琴の後輩であり、学園都市の強力な能力者でもある。
ツインテールが特徴的なレズ


黒子「おねぇ様!!」

瞬間上半身裸の少年

自分の嫌ってる類人猿

ベンチでぐったりしている友達を一気に見つけてしまう

黒子「!??!!??!」

美琴「あー色々長くなりそうだから早く行って…」

手をプラプラさせ早く行けとアピールする

当麻「人修羅!早く行くぞ!」

逃げるように走り出す当麻

人修羅「お、おうまたな」

その後を追う人修羅

黒子「これはどういうことですの!?あの殿方たちはいt・・・」ガミガミギャーギャー

美琴(不思議…きっとこんな状況でも私達が冷静なのは)

あいつのお陰ね

そう思い

何となく恥ずかしくなる美琴であった
98 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 00:36:41.37 ID:JyCCLIDO
人修羅無双がはじまるな
99 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:13:11.63 ID:dIxM7oM0
〜学園都市とあるマンション前〜

打ち止め「ねぇ!ホントにホントに行っちゃうのってミサカはミサカは問いただしてみる!!」

一方通行を介抱し、一夜の宿を得たライドウ達は翌朝日も昇らぬうちから捜査に出ようとしていた

一方通行「おィくそガキ困らせてんじゃねェぞ」

一方通行「ライドウ、また何かあれば来い」

ライドウ「あぁ、恩に着る」

打ち止め「ぐすん、バイバイゴウトちゃんってミサカはミサカは手を振ってみる」

ゴウト「にゃー・・・ 訳:つ、疲れたぞ・・・」

ライドウ「では」

一方通行「あァ、またな」

ゴウト「にゃおー 訳:行こう、ライドウ」

ライドウ「・・・」スタスタ
100 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:14:14.78 ID:dIxM7oM0
〜学園都市第七学区とある広場〜

デケッデデーデケッデデーデケッデデーデケッデーデデデー

昼-月齢一

ショウテン「ぱおーーーーーん!!」ゾバァ

チャキ


何の変哲も無い昼下がり

とある広場には特殊な決界が張られていた

巨大象のような悪魔ショウテンを葬るためにライドウが結界を張ったのだ

ライドウ「やれやれ・・・」

無事に成敗を終え

赤口葛葉を鞘に仕舞い、帽子を深く被り直すライドウ

ゴウト「流石のライドウもこれだけの結界を張るとなると一苦労だな」

屋台の並ぶ広場には休日ということもあり大量の学生が訪れていた

そのすべての人の時空相をずらし、攻撃が当たらず尚且つ

不自然だという感覚を与えない様にする

非常に高度な結界を張っていたのだ

ゴウト「今度簡単な結界を覚えてみてはどうだ?」

ゴウト「封絶というなかなか使い勝手のいい結界があるらしいぞ?」

ライドウを気遣うゴウト

ライドウ「・・・」フルフル

ゴウト「そうか、そうだな全ての人の命だけではなく生活を守ってこそのデビルサマナー」

ゴウト「また一つ成長したな、どうだ?そこの屋台でクレープとやらを御馳走してやろうではないか」
101 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:15:48.83 ID:dIxM7oM0
幾度も二人で困難を乗り越え、その度に成長していくライドウ

ゴウトはそんなライドウがかわいくて仕方が無い

二人がクレープを食べようとした時

ゴウト「ほれ遠慮するでn」

どこからか泣き声が聞こえてきた

少女「えーんえーん!!」

泣き声はどうやら正面の巨大な建物の入口から出てきたあの少女から聞こえているらしい

迷子と思われる子供は泣きながら道を歩いている

少女「おねーちゃーん!びえーん!」

ゴウト「ふむ、放って置くわけには行くまい」

ゴウト「行くぞライドウ!」

ライドウ「・・・」コクッ

ゴウト「にゃーん 訳:どうした?迷子か?」

少女「あ、ねこちゃん」

よくみると少女は猫のぬいぐるみを抱えている

ライドウ「ん、どうした?迷子か?」

それを見た後にライドウが近寄って行く

迷子の扱いは得意な二人だ
102 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:16:29.91 ID:dIxM7oM0
少女「う・・・うんおねぇちゃんがいなくなっちゃったの」

まだ若干の警戒心がある少女

ライドウは優しく微笑みかけつつ問い掛ける

ライドウ「そうか、どこで逸れたんだい?一緒に探そう」

ゴウト「にゃーん」

少女「うん!」

少女の顔には笑顔があった

少女「あのね、あそこではぐれちゃったの」

ライドウ「あの建物か、わかった行こう」

歩きながら話すゴウト

ゴウト「にゃー 訳:ふふ、迷子の相手もうまくなったな。」

ゴウト「にゃーにゃー 訳:しっかりと手も繋いであげるんだぞ」

ゴウトに促され少女の手を握るライドウ

ライドウ「君の姉上はどんな人なんだい?」

少女「あのね!かわいいかみかざりをしてるよ!」

少女「あとねあとね・・・・・・」

ワイワイワイワイ

談笑しながら巧に情報を聞き出すライドウ

ライドウ「そうか、わかったよ」

ライドウ「偉いぞ」ナデナデ
103 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:18:59.09 ID:dIxM7oM0
店の中を探し歩くライドウと少女

ゴウトは店員に止められ外でお留守番である

あるきつつ少女の頭を撫でながら褒めてあげるライドウ

少女「えへへー」

満面の笑みを浮かべる少女を見て

ライドウの口元にも自然と笑みがこぼれていた

国の為、引いては人々の為に働くデビルサマナーはやはりやり甲斐がある

もし、もし自分が世界を創るなら・・・

ライドウがそんなことを考えていると

少女「あ!おねぇちゃん!」

姉「あ!少女!全く心配ばっかりかけて!」

少女「あのねこのお兄ちゃんが一緒に」

少女「探してくれたの!」

ライドウを指差し、姉に説明する少女

ライドウ「・・・」

姉「ありがとうございました、ホントに心配していたので・・・」

深々と頭を下げライドウに繰り返しお礼を言う姉

ライドウ「・・・」

姉「さぁ、今度は迷子にならないようにね」

少女「バイバイ!!」

大きく手を振りながら去っていく姉妹

ライドウ「・・・」バイバイ
104 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:21:17.64 ID:dIxM7oM0
少女を見送ると

ライドウ(さて、ゴウトのもとに戻ろう)

ライドウ(早く協力者を探さなければ)

巨大なショッピングセンターを迷いつつ歩くライドウ

ちょうど外食コーナーに差し掛かったようで

規模は桁違い

安価なタコ焼き屋から一般人にはちょっと手が出しにくい日本料理店まで様々な店が並んでいる

ライドウ(帝都もゆくゆくはこれ程の発展を遂げることができるだろうか)

よそ事を考えながら歩くライドウ

ライドウ(今度ゴウトにあのネコジャラアイスとやらを御馳走してやろう)

そして

ドン!!

ライドウ「おっとすまn」

???「こちらこそすいまs」

ライドウ・???((!?))

ライドウはぶつかった瞬間に察した

自分がぶつかった相手は

とてつもない実力者であることを

一瞬にして距離を離した両者

ライドウの片手はすでに管へと伸び、マントに隠してある赤口葛葉も何時でも抜ける状態だ

向こうも既になんらなの攻撃をする直前の体勢に見える

しかしお互いに殺気が無いことに気がつき冷静さを取り戻す
105 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:21:48.48 ID:dIxM7oM0
敵意が無いことを示す為自ら話しかけるライドウ

ライドウ「すまない、よそ事を考えていたんだ」

管から手を離しつつ謝罪する

???「いえ・・・こちらこそよそ見をしていましたので・・・」

お互いの警戒が解ける

ライドウのぶつかったあいては黒い髪の女だった

髪は地面にまで届きそうな長髪で服装は奇天烈な恰好をしている

ライドウ「・・・」

長髪の女「・・・」

ライドウ「では・・・」

ライドウが立ち去ろうとすると後ろから長髪の女が声をかけた

長髪の女「あ、あの!」

ライドウ「・・・?」

続きを目で促すライドウ

長髪の女「失礼かと思いますが、お名前はなんと?」

ライドウ「・・・」

再び目で促すライドウ

長髪の女「失礼しました、私の名は神裂火織と申します。」

長髪の女の名は神裂火織。
世界に数十人しかいないとされる聖人の一人で、非常に高い身体能力を持つ。
106 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:23:01.49 ID:dIxM7oM0
神裂「もしやと思いますが、葛葉殿では?」

ライドウ「!・・・あぁ、葛葉」

ライドウ「葛葉ライドウだ」

ライドウは少し驚きつつも名乗り返す

神裂「やはり!よかった、もしや既に悪魔により倒れてしまったかと」

ライドウ「では協力者というのは神裂殿の事か?」

まさかフードコート内で協力者が見つかるとは

神裂「はい、イギリス聖教から参り葛葉殿と協力し悪魔を討ち滅ぼすようにと」

ライドウ(天使もいるがな・・・)

ライドウ「そうか、ヤタガラスより学園都市内の悪魔達の目論見を破る任を受けこの地に来たが」

ライドウ「土地勘の無さに振り回され今に至る、誠に申し訳ない」

ライドウはあえてホワイトライダーのことは伏せた

神の敵対者の存在を教えるのはまだ早いと判断したのだ

もし敵対者の存在を知れば全てを投げ打ってでも敵対者を倒そうとする。

例え民を犠牲にしてでも

神裂「いえ、実は私も少し迷っていましたし」

そう言って微笑む神裂

ライドウ「・・・」クイッ

帽子を深く被り直すライドウ

ライドウ「では、外にでy」

ぎゅーぐるるるるるるる
107 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:25:49.30 ID:dIxM7oM0
腹の虫が鳴く音が響く

ライドウ「・・・」

ボッっと顔が朱に染まる神裂

神裂「あ、あの」

ライドウ「・・・」

どんどん顔が赤くなって行く神裂

ライドウ「・・・食事でもしていこうか」

神裂「い、いえ!そんな!私は大丈夫です!」

ぐぎゃるるるー

ライドウ「・・・」

神裂「すいません・・・」

−−−−−
−−−



ゴウト「にゃーん! 訳:遅いぞライドウ!!」

ライドウ「・・・」

神裂「その黒猫は葛葉殿のお連れですか?」

ライドウ「そうだ」

ゴウト「にゃおー 訳:む?その女もしや例の協力者か」

ライドウ「・・・」コクッ

神裂「そうですか、実イギリス聖教からはもう一名来ているはずなのですが」

ライドウ「逸れたと?」

神裂「はい・・・」
108 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:27:06.68 ID:dIxM7oM0
申し訳なさそうに顔を伏せる神裂

ライドウ「その者の特徴を教えてくれ」

神裂「はい、金髪のツンツン頭にサングラスをかけています」

ライドウ「・・・」

ゴウト「にゃおーん 訳:やれやれまた迷子か・・・」

神裂「それで探していたら偶然葛葉殿を・・・」

ライドウ「悪魔を召喚し探させよう。」

管を手に言うライドウを前に

神裂「は?悪魔・・・ですか?」

キョトンとした顔をする神裂

ライドウ「あぁ、俺はデビルサマナー」

ライドウ「悪魔召喚師だ」

そういって悪魔を召喚するライドウ

神裂「これは!」

ライドウ「こいヒトコトヌシ」

シュバ

ヒトコトヌシ「男は度胸悪魔は酔狂ぉぉお!」

神裂「一言主!?」

日本人であり、神に使える神裂はその存在感に畏怖を感じざるを得ない

神裂(悪魔だけではなく神まで使役するとは・・・!)
109 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:30:29.75 ID:dIxM7oM0
ライドウ「ヒトコトヌシ、偵察だ」

ヒトコトヌシ「うぉれの捜査で一発解決ぅぅ!」

ライドウ「金髪にサングラスの男だ」

ヒトコトヌシ「了解いぃぃいいぃい!!」

ヒュオ

神裂「葛葉殿、葛葉殿は悪魔召喚以外にもかなりの腕前と見えます」

神裂「それにマントに隠している刀もかなりの業物とお見受けしました」

ライドウ「・・・」

神裂はライドウの目を見ながらはっきりと言い放った

神裂「葛葉殿を見込み、一つお願いがあります。」

ライドウ「・・・」

神裂「是非私と一度手合わせして頂きたいのです。」

ライドウ「・・・」

ゴウト「にゃおー 訳:やれやれ、面倒なことになりそうだ・・・」

困り顔でボヤクゴウト

ライドウ「・・・」

ゴウト「にゃーん 訳:どうするんだライドウ?そんなヒマはないぞ?」

ライドウ「・・・」

真っ直ぐで強い視線、帝都にいた彼女を思い出させる視線だった
110 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:31:29.13 ID:dIxM7oM0
ライドウ「今はそれどころではない」

神裂「・・・そうですね、今はそれどころではありませんね」

ゴウト「にゃー・・・ 訳:今それとなく今の部分を強調していたな」

苦笑いのゴウト

するとそこに

ヒトコトヌシ「サマナー!完璧なる調査だったぞぉお!」

調査を終えたヒトコトヌシが帰還した

ヒトコトヌシ「南の商店に奇天烈な金髪野郎は一人いたぞおぉ!」

ライドウ「御苦労」

調査の結果といきさつを聞き管悪魔を戻す

ライドウ「というわけだ、すぐに南方面を捜索する」

神裂「そうですね、行きましょう」
111 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:34:56.88 ID:dIxM7oM0
〜学園都市第七学区フリーマーケット〜

夕方・月齢一

休日、様々な個人店が開かれ

安く良いものを求めて人々が集まる

ここ学園都市でも何週かに一度フリーマーケットが開かれていた

そしてその中の一組に彼ら

人修羅・当麻ペアの姿もあった

人修羅「いやー、買ったなー!」

両手に一杯に荷物を持ちホクホクの人修羅

当麻「うぅ・・・不幸だ・・・」

すっからかんになった財布を見て嘆く当麻

人修羅「いやー悪かったよ、まさかマッカが使えないとは思ってなくってさ」

当麻「だからといってそんなにしこたま買い込むことねぇだろうが!!」

悲しみが怒りに変わりまくし立てる当麻

人修羅「悪かったって!反省してるよ」

そういって笑う人修羅、どうやら反省はしていないようだ

当麻「反省してないだろ!!」

わーぎゃーわーぎゃー
112 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:36:38.48 ID:dIxM7oM0
しばらく騒いでいると

???「おんやーかみやん?」

金髪にサングラスをかけた男が現れた

当麻「だからかいsんぁ?土御門?どうした?おまえがフリーマーケットとは珍しいな」

土御門元春
金髪頭に常にサングラスを付けている上条当麻の同級生

魔術側より科学側に遣わされているスパイでもある

土御門「いやー色々あってにゃー」

土御門「それより、その隣の奴はだれぜよ?」

サングラス奥から注意深く人修羅を観察する土御門

土御門(この男、この感じ普通じゃないぜ・・・一体なんだ?例のデビルサマナーってやつか?)

当麻「あぁ、こいつは人修羅」

当麻「でもってこいつは土御門」

両者に紹介する当麻

当麻「仲良くしてくれ」

土御門「俺は土御門だ、よろしくにゃー」

そういって手を差し出す土御門

人修羅「俺の名は人修羅、今後ともヨロシク」

それを受け握手する人修羅

当麻「ところで土御門、何を買いにきたんだ?」

当麻「お前が好みそうなものはなかったぜ?」

好みそうなものが何を指すかを言わないのは当麻の優しさといった所か
113 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:38:52.63 ID:dIxM7oM0
土御門「いやー、今日は買い物できた訳じゃ無いんぜよ」

土御門「ちょっと人を探してるんだにゃー」

当麻「人?誰だ?」

土御門「姉やんなんだがみなかったかにゃー?」

人修羅「その姉やんってのとは連絡は取れないのか?」

当然の疑問をぶつける人修羅、トウキョウでさえ携帯が普及していたのだ

学園都市に無いとは思えない

土御門「んー、落としたか使えないか」

土御門「連絡がとれないんだにゃー」

〜とあるショッピングモール〜

ピピピピピ

鳴りつづける携帯

ピピピピピ
114 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 00:40:30.73 ID:dIxM7oM0
人修羅「ふむ、じゃあ特徴教えてくれ」

当麻「そうだな、一緒に探すぜ?」

一瞬の逡巡

土御門「・・・そうだにゃーおねがいするにゃー」

上条ならば大丈夫だろう、こうして人修羅と当麻も神裂捜索に加わった


115 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 02:11:35.95 ID:dIxM7oM0
とりあえず終わりです
ありざした
116 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 13:54:47.56 ID:/zLLV1.o
期待
117 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 22:15:13.14 ID:bDarcsAo
う〜ん
最初に比べて少し文が荒れた?
「○○する人物名」とかばっかりだと、ちと読みにくい
118 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 23:13:03.19 ID:dIxM7oM0
>117
ご指摘の通りですね、もうちょい練ってから投稿します
いや、もともとそんな上等なもんじゃねえじゃんっていわれるとそうなんですけど・・・

あと大分戦闘するキャラが揃ったのでステータス乗せときます
葛葉ライドウ(デビルサマナー)力30
魔35
耐25
速40
運40(運喰い虫所持)
貫通

所持武器
赤口葛葉
プラズマソード
???
???
???
???

所持管
ピクシー
ライホー
ヒトコトヌシ
他多数

所持アイテム
死兆石
他多数
119 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 23:14:47.26 ID:dIxM7oM0
人修羅(魔人)
力40
魔40
耐40
速30
運20
即死無効


ベノンザッパー
ヤマオロシ
死亡遊戯
シューティングレイ
気合い
他多数

仲魔
???

マガタマ
マロガレ
ナルカミ
サタン
他多数

上条当麻
力15
魔0
耐15
速7
運1
魔法無効(右手)
物理に強い
食いしばり


気合い
120 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 23:16:39.79 ID:dIxM7oM0
ライドウの力ずれたorz

シューティング×
ジャベリンレイ○

御坂美琴
力5
魔20
耐10
速10
運10
電撃吸収
物理弱点
精神弱点
魔弾の射手
レーダー


超電磁砲
放電
大放電
ショックウェーブ

一方通行
力3
魔30
耐3
速30
運9
物理反射(制限時間あり)
火炎無効(制限時間あり)
氷結無効(制限時間あり)
電撃無効(制限時間あり)
衝撃無効(制限時間あり)
精神弱点(制限時間あり)


黒翼
???
121 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 23:17:41.25 ID:dIxM7oM0
神裂火織(聖人)
力30
魔25
耐35
速30
運20
物理に強い


気合
勝利のチャクラ
122 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 00:12:11.36 ID:1w5sJooo
チャクラもちかー。  継戦能力のある仲間はいいな
123 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 01:24:33.61 ID:/avpeRE0
精神弱点(制限時間あり)×
精神弱点○

さーせん・・・後は脳内にてどうか・・・
124 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 01:38:24.36 ID:gEhuWT20
おもしろいし期待
上条は運マイナスで神裂は運マックスと勝手に脳内変換しとくぜい
125 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:34:05.65 ID:oFIttLw0
おはこんばんわー、突然ですが透過させて頂きますー
誤字脱字あると思いますが、よろしくお願いします。

〜学園都市第7学区とある銀行前〜

夕方・月齢一

広く巨大な都市、名を学園都市

その学園都市内最大と言ってもいい銀行、八十八銀行前は黒山の人だかりができていた。

銀行の前には大通り、片側三車線道路が通っており大通りを挟んだ銀行正面には大きな広場がある。

例に漏れず広場では出店、大道芸(学生によるもの)等々普段学生たちが見ることのできない催し物を行っていた。

学園都市としては珍しい光景ではあるが、特に問題があるわけでもない何ヶ月かに一度のお楽しみである。

しかしそんな時間を打ち破り異変は現われた。

見学に来ていた一人の生徒が寒気を訴えた、生徒は医務室に運ばれる途中意識を失い
まるで伝染するかのように大道芸や出店を見に来ていた学生たちが次々に気を失い始める。

すぐに異変に気がついたフランクフルト屋の店主がアンチスキルに通報、すぐさまアンチスキルが出動するが

アンチスキルの到着するころにはフランクフルト屋店主も含め、広場には倒れた人で山が築かれるほどだった。

すぐさま広場はアンチスキルにより封鎖、噂を聞きつけた野次馬は自然と八十八銀行の前から眺める形となったわけである。

平穏で楽しい日常は見る影もない
126 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:34:56.40 ID:oFIttLw0
アンチスキル1「下がって下がって!!これ以上前に出ないでください!危険です!!」

野次馬1「おいおい何だこりゃ・・・」

野次馬2「なんかのガスらしいぜ・・・おっかねー」

無責任な野次馬の噂話に若干いらついたようにアンチスキルが声を張り上げる

アンチスキル2「おい!まだ原因がわかってないんだ!!下がって下がって!」

ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・

そんな喧騒の中にデビルサマナーと聖人そして人の魂を持つ黒猫という一際異彩を放つパーティーがあった
人ごみに揉まれ、ずれた帽子を深くかぶり直す
その瞳には先ほどの少女と接していた時のような柔らかな光はない

ライドウ「・・・」クイッ

その双眸に強い意志と、冷たい決意の炎を宿す。
帝都の、民の守護者デビルサマナー葛葉ライドウが在った

神裂「これは・・・人外の者の仕業ですね・・・」

同じく峻厳な態度にて任務に臨もうとする聖人、神裂火織

ゴウト「にゃおー 訳:ライドウ、いかに強大な悪魔といえど一度にあれだけの人の魂を集める意味はない」

ゴウト「にゃーん 訳:これは大量の悪魔がこの学園都市の異界に潜んでいると睨んで間違いなかろう」

ライドウ「異界・・・か」

神裂「異界、ですか?」

神裂「葛葉殿、何か心当たりが御有りで?」
127 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:37:07.69 ID:oFIttLw0
ライドウ「あぁ、異界・・・」

ゴニョゴニョ ライドウは異界について説明した!!

異界・・・通常とは異なる次元、悪魔がはびこり人が迷い込むと自力で戻ることはできず
    悪魔に喰われるのを待つ運命となる場合がほとんどである。
    

神裂「なるほど・・・その異界とやらに彼等は引きずり込まれた・・・と?」

幾分訝しみながらも話を進めるように促す

ライドウ「あぁ、だが・・・今回は少し特殊なようだ・・・」

通常異界に引き込まれる場合体ごと異界に引き込まれ、神隠しのような状態になる
しかし今回の場合魂だけが奪われ体自体は現世に残っている

ゴウト「にゃおぉー 訳:ふむ・・・何やら思っている以上に厄介な事になりそうだな」 

魂だけを奪う、というやり方は低級な悪魔には難しい
その場で貪り食い散らかし魂が無くなると同時に体も死に絶えるからだ

つまり魂を抜きとるというこのやり口、何らかの上位悪魔
もしくは魔人の類が絡んでいると考えるのが自然だ

128 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:37:51.52 ID:oFIttLw0
ゴウト「にゃーん 訳:ライドウ、死兆石はどうだ?」

ライドウ「・・・」フルフル

昨日、新月の魔人の兆候をとらえて以来死兆石の輝きが一定ではなくなった
輝いたかと思えば消え、かと思えばまた輝く

ゴウト「にゃー 訳:そうか・・・変わらず・・・といったところか」

ライドウ「・・・」コクッ

神裂「・・・?」

頷くライドウに対し神裂が質問をぶつける

神裂「葛葉殿、もしやその黒猫と会話をしているのですか?」

ライドウ(!!)

ゴウト「にゃー 訳:驚いた・・・この女、我等の会話に気づきおったか」

ライドウ「・・・」

神裂「い、いえ私の勘違いでしたらいいのです」


ライドウの憮然とした表情を見て何か触れてはいけない事に触れたと思ったらしい

神裂「ただなんとなくそう思っただけですので」ゴニョゴニョ

尻窄みに言葉が小さくなっていく凄腕の剣士を憐れと思いゴウトが助け船を出す

ゴウト「にゃーご 訳:ライドウ、これ以上隠し立てしても仕方が在るまい」

ライドウ「・・・」コクッ

ゴウト「にゃごー 訳:まぁ、会話を聞かれるわけでもない問題はあるまい」

ライドウ「あぁ、神裂殿の推測の通りだ」

ライドウ「ゴウトはただの黒猫ではない初代ライドウの魂を持つ我が先達だ」

神裂(やはり・・・)

ライドウ「我らの会話を聞く事は叶わぬが、重要な情報を隠し立てする様な真似は断じてしない」
129 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:41:10.07 ID:oFIttLw0
ライドウ「その点においては確約しよう」

神裂(・・・まっすぐな目、強靭な肉体には洗礼された魂が宿るというわけですね)

神裂「はい、こちらこそ詮索する様な真似をしてしまい申し訳ありません」

それた話を元に戻そうと再び話を振る

神裂「して、現状をどのようにみているのですか?」

これから悪魔の巣食う異界に旅立つ彼等にとって、少しずつでも信頼関係を築いていくことは非常に重要なことだ

お互いそれを意図せず達成できている、これはおそらく幸運な事なのであろう

ゴウト「にゃーお 訳:話せることは全て話しておけ、我等はこれより死地に出向くのだ、いらぬ疑いをかけられては困る」

ゴウト「にゃーん・・・ 訳:出来るなら、強固な信頼を築いておきたいところだったがな・・・」

一瞬、ライドウとゴウトが間を置き

その一瞬の間を突くようにして自体は進む

アンチスキル1「そこ!さがってt・・・あ、あがぁ・・・!!」ドサッ

今まで野次馬を押し返し、声を張り上げていたアンチスキルがプツリと糸を切られた操り人形のように倒れる

訪れる静寂

弾かれたかのように巻き起こる混乱

野次馬’s「うわぁぁぁああああああああああああぁぁぁ!!」

130 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:41:38.25 ID:oFIttLw0
アンチスキルが倒れた、それは即ち野次馬の中からも被害者が出る可能性があるという事を示していた

逃げ惑う野次馬の中からも倒れる者が続出し

アンチスキルも封鎖領域を拡大するために大通りの端まで後退する

ライドウ「好機だ、事情は後で話す。この隙にあの出店が集まっている所まで行くぞ」

神裂「っ・・・!はい、ではあの物陰で!」

事情はわからないがライドウが意味なく行動する人間ではないと判断し瞬時に駆け出す

アンチスキル3「あ!ちょっとそこの君!そっちに行っちゃだm」

ライドウ「ミジャクジさま」

ズバァ

ミジャクジさま「ほっほっほ、何やら急用かの?」

ライドウ「あの男に向け発光だ」

ミジャクジさま「やれやれ、せっかちじゃのうサマナー」
ピカァ

アンチスキル3「くっ、何だ今の光は?あの子は・・・いない」

野次馬4「どけぇ!そこをどけよぉ!」

人ごみを押しのけ進もうとする野次馬、彼に押し倒されてしまい動けずにいる人も多い

アンチスキル3「おい!冷静に!落ち着いて避難するんだ!」

野次馬4「ふざけんな!落ち着いていられるかぁぁ!」
131 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:42:10.47 ID:oFIttLw0
野次馬はの対応に気を取られ、ライドウを気にかけていられなくなったアンチスキルは
ライドウを忘れ対応に向かう

ライドウ「・・・」

ゴウト「にゃー 訳:どうやらうまくいったようだな」

出店の物陰に隠れつつ神裂と落ち合うことに成功する

神裂「ふぅ、よかった上手くいったようですね」

神裂「葛葉殿、ここからどうするつもりですか?」

額に光る汗もぬぐわずにライドウに説明をもとめる、必死に冷静になろうと努めているがやはり若干の焦りは隠せないようだ

ライドウ「まずは神器を使い異界への扉を開く」

通常異界へ扉を開く場合ライドウ達は名も無き神社にてヤタガラスの使者に異界開き″を依頼し、名も無き神社より各地の異界に向かう

しかし当然学園都市にヤタガラスの使者は居らず(当然だが)
ライドウが自ら異界開きを行うしかない

しかしライドウ達にはヤタガラスの使者のように、遠くの地に扉を開くことはできないため、その地に点在する時空の歪みを見つけなければならない
歪みを見つけその後に天津金木にて歪みを安定させ異界へ旅立つのだ

神裂「異界への扉・・・」

ライドウ「その後に異界へと向かい、原因となっている悪魔を成敗する」

ライドウ「流れとしてこんなものだが、やるとなれば簡単なことではない失敗もありうる」

神裂「・・・」コクッ
132 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:42:46.70 ID:oFIttLw0
ライドウ「それでも来るか?神裂火織」

最終確認、協力者と言えども悪魔に関しては素人(実際は素人ではないが)の神裂を連れていくことに躊躇がないといえば嘘となる

神裂「行きます、始めてください葛葉ライドウ」

本当の意味で、初めてお互いの名を呼び合う。
その行為に対して神裂の覚悟を感じ取る。

ライドウ「わかった、始める」

ライドウ「ミジャクジさま、現場検証だ」

ミジャクジさま「ほっほっほ、任せておきなさい」

ビリリ!

キラン

ミジャクジさま「ぱーふぇくとじゃ、さまなー!」

ライドウ「あぁ、ミジャクジさま御苦労」

ミジャクジ「忙しないのぅ、ではまたの」

ミジャクジを管に戻しつつ、時空の歪みを睨む
ライドウの手には既に天津金木が握られていた。

神裂(あれが・・・確かに、並々ならぬ力を感じます・・・)

ライドウが地面に胡坐をかき印を結ぶ

すると天津金木が輝き、次元の歪みが安定し始め辺りの空気が収縮される
その中心から黒い穴が顔を覗かせ、徐々に大きく安定して行く
133 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:43:17.69 ID:oFIttLw0
遠巻きに聞こえる喧騒、大通りの封鎖が終了したようだ
野次馬からは異界開きどころか出店すら見ることができないだろう

ライドウ「はっ!!」

一際に天津金木が輝いた瞬間、異界への扉は完全なる安定を見せていた

神裂「これが、異界への扉・・・なるほど禍々しい気配が漂っていますね」

神裂の瞳には一片の揺らぎもない

ライドウ(・・・信頼、か)

一瞬ライドウの脳裏に友の姿がよぎる、その目に揺らぐことのない決意を宿らせた友の姿が

ライドウ「さぁ、行こう向こうにつく時体が浮いたような感覚になる」

ライドウ「それが合図だ、火織」

ライドウの口元には笑み、神裂の顔には驚きが
だがそれも一瞬

神裂「招致しましたライドウ、行きましょう」

最期のきらめきを振り撒く太陽を背に、二人の剣士は異界へと旅立った
134 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 05:50:31.35 ID:oFIttLw0
短いですが以上です
なにかリクエストやら質問ありましたら答えられる範囲で答えていきます。
ではあざした
135 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 19:56:17.04 ID:RtsTHaUo
期待
前VIPにもライドウ×禁書があったな
136 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 10:30:19.63 ID:ZP6iEQ20
さっき読み始めたが面白い
応援してるよ
137 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 07:51:09.39 ID:eI8e4MQ0
アレフやふつおはいるの?
よくある人修羅最強ものとかは勘弁な
138 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 11:52:30.75 ID:mLXSocIo
ライドウが来てる時点で人修羅最強とかは心配ないだろ。
アマラでライドウに追い回された挙句、蜂の巣にされた恐怖を俺は忘れてないww
139 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 01:34:05.76 ID:gz/AkkSO
リクエストっていうか要望っていうか今更っていうか
人修羅の性格でなんか言ってたから助言らしきものを一つ
こういう無口系の主人公使うなら商業系のアンソロ本参考にするといいよ
俺だけかもしれんがプロが書いてるヤツは(ギャグ・シリアス問わず)性格やキャラに違和感感じずに読めた
140 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 01:45:21.95 ID:WdnUv6Uo
ライドウは公式の漫画があるから大丈夫か
141 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 10:23:42.81 ID:rXB0yMDO
>137
今のところ予定無しです

>139
なるほど、参考にしてみます
142 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 21:21:48.86 ID:0RKPVAgo
ライドウって依頼がらみでアレイスター知ってるんじゃね?
別の存在になるだろうけど
143 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 23:43:32.01 ID:WdnUv6Uo
そういえばトートを渡す依頼の依頼主はアレイスターだったな
144 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 13:44:47.04 ID:enk5f8E0
アマラ宇宙で大抵の矛盾は解決する
145 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 18:01:58.17 ID:lv76mgDO
この人修羅さんはマサカドゥス無しみたいだし無双する心配はないだろ…
146 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 07:36:25.63 ID:RKqJtJc0
でも>>137がそういう心配する位 人修羅最強もの多いからね…
人修羅ってせいぜい 閣下の右腕だろ…なのに神殺しをやってる人修羅の多いこと多いこと
147 :1です [sage]:2010/12/22(水) 11:17:00.05 ID:TmeaAwDO
遅筆で申し訳ないです

皆さんの見解をお聞かせ願いたいのですが、人修羅の変革を司るというのは変革を使い死を与えるって意味ですかね?

ホワイトライダーで言うところの支配により死を与える、というの支配が人修羅の場合は変革って事でしょうか?

各エンドを見たらよくわからなくなってきた
148 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 17:28:50.25 ID:ms0lGwAO
押し付けがましいやつらばかりだね
ルシファーもYHVHも出てきてないのにさ
149 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/23(木) 03:38:15.19 ID:NtysQcDO
人修羅最強もの多いって言っても
メガテンのSSなんて殆どみかけないぞ
150 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/23(木) 09:32:13.68 ID:U6fJWa20
下手したらダンテさんもでてくる可能性もあるのか
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:25:35.71 ID:8TBJMpio
続きはまだか
152 :lain. [sage]:2011/02/19(土) 22:43:56.82 ID:???
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